JP3975137B2

JP3975137B2 - Structure of motorcycle entry prevention gate

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Publication number: JP3975137B2
Application number: JP2002250930A
Authority: JP
Inventors: 晴造大塚; 昭田村; 和広下山; 裕之野本; 和幸西分
Original assignee: 帝金株式会社
Priority date: 2002-08-29
Filing date: 2002-08-29
Publication date: 2007-09-12
Anticipated expiration: 2022-08-29
Also published as: JP2004092033A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、常時には管理人のいない公園の出入口等に設定される車椅子用ゲートの施工方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
近年、緑化促進等のための小規模な公園が市街地や住宅地に数多く設置されるようになった。これらの公園は常時には管理人のいないものであるが、そのために公園内へオートバイやスクータといった自動二輪車が侵入して、公園の利用者である子供やお年寄り等に危険が及ぶことがないように工夫が施されることがある。例えば公園の出入口に杭、柵などの車止めを設けて、歩行者は自由に公園内に入ることができるが、自動二輪車は入ることができないようにしている。
【０００３】
しかしながら、上記車止めを設けたのでは、自動二輪車とともに車椅子の公園内への乗り入れを阻害してしまい、その車椅子の利用者への配慮に欠けることとなる。
【０００４】
そこで、車椅子は利用者を乗車させたまま通過できるが、自動二輪車の通過は阻止するようなゲート間隔をあけてヘッド部が左右から向き合うように形成された支柱部材を設けている車椅子用ゲートが知られている。
【０００５】
この車椅子用ゲートの施工方法としては、通常、ヘッド部と一体化した支柱部材をコンクリート基礎に埋め込んで固定する方法が採用されている。
【０００６】
そして、自動二輪車が施工後のゲートを通り抜けようとすると、そのハンドルが左右のヘッド部に引っかかって、その侵入が困難となる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ゲート間隔が広すぎると車椅子とともに自動二輪車も通してしまい、その逆にゲート間隔が狭すぎると自動二輪車とともに車椅子も通さないこととなり、車椅子用ゲート本来の機能を発揮させることができないことがあった。すなわち、上記従来の施工方法では、基礎工事のできばえ如何によりこのゲート間隔の精度が大きく左右されており、しかも仕上がり後の調整が困難であった。
【０００８】
また、最近では、車椅子利用者の行動範囲をさらに広げる、ハンドル付の自走台車を備えたシニアカーが出回っているが、このシニアカーをも通すためにはゲート間隔の精度がさらに要求されることとなる。
【０００９】
本発明は、こうした従来技術の課題を解決するものであり、車椅子やハンドル付の自走台車を備えたシニアカーは通すが、自動二輪車は通さないといった機能を発揮することのできる自動二輪車侵入抑止ゲートの施工方法を提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
請求項１記載の発明は、車椅子は利用者を乗車させたまま通過できるが、自動二輪車の通過は阻止するようなゲート間隔をあけてヘッド部が左右から向き合うように形成された支柱部材が基礎上に立設された自動二輪車侵入抑止ゲートの構造であって、ヘッド部の高さが自動二輪車のハンドル高さに設定されるとともに支柱部材が基礎上に立設された状態で、ヘッド部の位置調整により上記ゲート間隔を調整し得るように、左右のヘッド部が互いに離接される方向に左右の支柱部材に対して位置変更可能に連結されていることを特徴とするものである。
【００１１】
上記構成によれば、ヘッド部の高さが自動二輪車のハンドル高さに設定されるとともに支柱部材が基礎上に立設された状態で、ヘッド部の位置調整により左右のヘッド部が互いに離接される方向に左右の支柱部材に対して位置変更可能に連結されているので、基礎工事のできばえ如何にかかわらず当該ゲート間隔の精度が確保されるようになる。したがって、自動二輪車が施工後のゲートを通り抜けようとすると、そのハンドルが左右のヘッド部に引っかかって、その侵入が困難となる。すなわち、この施工後のゲートでは、車椅子は通すが、自動二輪車は通さないといった、車椅子用ゲート本来の機能を発揮することが可能となる。
【００１２】
請求項２記載の発明のように、支柱部材間の車椅子の後輪高さよりも低い位置に当該車椅子の車幅に応じた隙間を形成するための左右張出部が設けられるとともに、支柱部材が基礎上に立設された状態で左右張出部同士が互いに離接される方向に位置変更可能に設けられるとすれば、左右張出部の調整により当該ゲート間隔の精度が確保されるようになる。したがって、この施工後のゲートに対し、たとえ自動二輪車のハンドルを左右のヘッド部に引っかからないように、その車体を傾斜させてむりにゲートを通り抜けようとしても、当該自動二輪車の車体が左右張出部に引っかかって、その侵入が困難となる。一方、ヘッド下のゲート間隔は広くしたままであるので、車椅子の利用者の身体がゲートに接触するおそれがなくなり、その利用者の通過は容易である。
【００１３】
請求項３記載の発明のように、支柱部材は、自動二輪車のハンドルと車輪とのずれ分よりも大きい間隔をあけて前後に並設されているとともに、左右張出部は、それぞれ前後の支柱部材間に掛け渡され、平面視コの字状に内側に突出された中間部材と、この中間部材の前後方向中央付近からさらに下向きに突出された補助部材とを有し、この中間部材の突出量が変更されることによって上記左右張出部同士が互いに離接されることとすれば、中間部材の調整だけでゲート間隔の精度が確保されるようになる。したがって、この施工後のゲートに対し、自動二輪車のハンドルを前後いずれかの支柱部材の左右ヘッド部に引っかからないように、その車体を傾斜させてむりにゲートを通り抜けようとしても、当該自動二輪車の車輪が上記支柱部材の左右張出部の中間部材又は補助部材に引っかかって、その侵入が困難となる。
【００１４】
請求項４記載の発明は、ハンドル付の自走台車を備えたシニアカー及び車椅子は利用者を乗せたまま通過できるが、自動二輪車の通過は阻止するようなゲート間隔をあけてヘッド部が左右から向き合うように形成された支柱部材が基礎上に立設された自動二輪車侵入抑止ゲート構造であって、上記ヘッド部の高さが、自動二輪車のハンドル上方に設定されるとともに支柱部材間に、シニアカーのハンドル高さに当該ハンドル幅に応じた隙間を形成するための第一の左右張出部が設けられ、支柱部材が基礎上に立設された状態で、上記第一の張出部の位置を調整することにより上記ゲート間隔を調整し得るように、左右張出部同士が互いに離接させる方向に位置変更可能に設けられていることを特徴とするものである。
【００１５】
上記構成によれば、ヘッド部の高さが、自動二輪車のハンドル上方に設定されるとともに支柱部材間に、シニアカーのハンドル高さに当該ハンドル幅に応じた隙間を形成するための第一の左右張出部が設けられ、支柱部材が基礎上に立設された状態で、上記第一の張出部の位置を調整することにより上記ゲート間隔を調整し得るように、左右張出部同士が互いに離接させる方向に位置変更可能に設けられているので、基礎工事のできばえ如何にかかわらず当該ゲート間隔の精度が確保されるようになる。したがって、自動二輪車が施工後のゲートを通り抜けようとすると、そのハンドルが第一の左右張出部に引っかかって、その侵入が困難となる。すなわち、この施工後のゲートでは、シニアカー及び車椅子は通すが、自動二輪車は通さないといった、自動二輪車侵入抑止ゲート本来の機能を発揮することが可能となる。
【００１６】
請求項５記載の発明のように、シニアカーの自走台車高さ及び車椅子の後輪高さよりも低い位置に、当該自走台車幅及び後輪車幅に応じた隙間を形成するための第二の左右張出部が設けられ、支柱部材が基礎上に立設された状態で、第二の張出部の位置調整により上記ゲート間隔が調整し得るように、第二の左右張出部同士を互いに離接させる方向に左右張出部同士が位置変更可能に設けられていることとすれば、第二の左右張出部の調整により当該ゲート間隔の精度が確保されるようになる。したがって、この施工後のゲートに対し、たとえ自動二輪車のハンドルを左右のヘッド部又は第一の左右張出部に引っかからないように、その車体を傾斜させてむりにゲートを通り抜けようとしても、当該自動二輪車の車体が第二の左右張出部に引っかかって、その侵入が困難となる。一方、第一の左右張出部下のゲート間隔は広くしたままであるので、シニアカー及び車椅子の利用者の身体がゲートに接触するおそれがなくなり、その利用者の通過は容易である。
【００１７】
請求項６記載の発明のように、支柱部材は、自動二輪車のハンドルと車輪とのずれ分よりも大きい間隔をあけて前後に並設されるとともに、左右張出部は、それぞれ前後の支柱部材間に掛け渡され、平面視コの字状に内側に突出させた中間部材と、この中間部材の前後方向中央付近からさらに下向きに突出させた補助部材とを有し、この中間部材の突出量が変更されることによって上記第二の左右張出部同士が互いに離接されることとすれば、中間部材の調整だけでゲート間隔の精度が確保されるようになる。したがって、この施工後のゲートに対し、自動二輪車のハンドルを前後いずれかの支柱部材の左右ヘッド部又は第一の左右張出部に引っかからないように、その車体を傾斜させてむりにゲートを通り抜けようとしても、当該自動二輪車の車輪が上記支柱部材の第二の左右張出部の中間部材又は補助部材に引っかかって、その侵入が困難となる。
【００１８】
【発明の実施の形態】
（実施形態１）
図１は本発明の実施形態１に係る車椅子用ゲートの全体構造を示すものであって、（ａ）は正面図、（ｂ）は側面図である。また、図２は各調整部の部分断面拡大図であって、（ａ）は第一の調整部の平面図、（ｂ）はその正面図、（ｃ）は第二の調整部の平面図、（ｄ）はその正面図である。さらに、図３は車椅子が本ゲートを通過しようとする状態を示す正面図、図４〜図６は自動二輪車が本ゲートを通過しようとする状態を示す正面図である。
【００１９】
車椅子の構造については、ＪＩＳ−Ｔ９２０１等に規定されている。例えば手動車椅子では、図３に示すように、車椅子１０の利用者Ａが座るシート部１１を図示しない前輪（キャスタ）と後輪（駆動輪）１２とで支えており、その後輪１２を車椅子利用者Ａが手で操作するためのハンドリム１３が備わっている。そして、このハンドリム１３を含む車幅（全幅）はＷ＝７００ｍｍ以下（推薦値で６５０ｍｍ以下）と規定されている。一方、図４〜図６に示す、オートバイやスクータのような自動二輪車Ｂについては、メーカごとに仕様が異なるものの、例えば排気量５０ｃｃ程度の小型の自動二輪車では、その車幅は上記車椅子１０の車幅Ｗ以下のものが多い。
【００２０】
本実施形態に係る自動二輪車侵入抑止ゲートとしての車椅子用ゲート１は、図１に示すように、上記車椅子１０は利用者Ａを乗車させたまま通過できるが、上記自動二輪車Ｂの通過は阻止するようなゲート間隔（Ｄ１〜Ｄ３）をあけてヘッド部２が左右から向き合うように形成された支柱部材３を前後に並設し、上記ヘッド部２の高さ（Ｈ１）を自動二輪車Ｂのハンドル高さに設定するとともに、前後の支柱部材３間に車椅子１０の後輪１２の高さよりも低い位置（Ｈ２）に、当該車椅子１０の車幅Ｗに応じた隙間を形成する左右張出部４を設けている。
【００２１】
ヘッド部２は、車椅子利用者Ａが通過できる第一のゲート間隔として左右にＤ１だけ隔てて設定されており、また前後にＬ１だけ隔てて設定されている。第一のゲート間隔Ｄ１は、車椅子利用者Ａがゲート通過時に、頭部が干渉しないように設定されている。また、ヘッド部２は、支柱部材３よりも前後に張り出して設けられているので、その前後の間隔Ｌ１は下記Ｌ２よりも若干広く設定されている。
【００２２】
このヘッド部２は、少なくとも内側に向く部分が円弧状をなすように、例えばステンレス鋼製の円板２ａで形成されるとともに、前後の円板２ａ同士は３本の横桟２ｂ，２ｃ，２ｄで互いに連結されている。これらの横桟２ｂ，２ｃは円板２ａの中心を含む水平線上、横桟２ｄはこの水平線に対して図中のθだけ傾斜させた位置にそれぞれ配置されている。
【００２３】
支柱部材３は、車椅子利用者Ａが通過できる第二のゲート間隔として左右にＤ２だけ隔てて設定されており、また前後にＬ２だけ隔てて設定されている。この第二のゲート間隔Ｄ２は車椅子利用者Ａが車椅子１０の後輪１２のハンドリム１３を手で操作したときに、その手が支柱部材３と干渉しないように設定されている。また、前後の間隔Ｌ２は、例えば自動二輪車のハンドルが前輪よりも大きく後退している場合を想定し、そのような自動二輪車におけるハンドルと車輪とのずれ分よりも大きく設定されている。
【００２４】
この支柱部材３は、例えばφ４８．６×ｔ２．０のステンレス鋼管製であり、その上端側３ａがゲート内側に向けて９０°程度屈曲されている。そして、この屈曲端が上記横桟２ｄに第一の調整部３ｃを介して連結されている。これにより、前後の支柱部材３同士は互いに連結されて、ヘッド部２を支持するようになっている。また、支柱部材３の下端側３ｂは基礎として例えば地中に埋設されたコンクリート基礎５によって固定されている。このため、下端側３ｂには、アンカーボルト６が溶接等されており、支柱部材３は外力が加わってもコンクリート基礎５から抜けないようになっている。なお、支柱部材３の材質、寸法形状等は適宜変更できる（以下に述べる中間部材等についても同様である）。
【００２５】
第一の調整部３ｃは、図２（ａ），（ｂ）に示すように、横桟２ｄから真横に突出した突出端側２ｄ１に支柱部材３の上端側３ａが挿脱自在に嵌め込まれており、上記突出端側２ｄ１の貫通孔２ｄ２と上端側３ａの長孔３ａ１とが重なるようになっている。これらの孔２ｄ２，３ａ１を挿通するネジ部品（ネジ３ｃ１、ナット３ｃ２及びスプリングワッシャ３ｃ３）で、突出端側２ｄ１を上端側３ａに対して相対的にスライドさせて任意の位置で固定できるようにしている。
【００２６】
左右張出部４は、車椅子利用者Ａが通過できる第三のゲート間隔として左右にＤ３だけ隔てて設定されている。この第三のゲート間隔Ｄ３は車椅子１０の車幅Ｗに対して後輪１２のハンドリム１３が左右張出部４と干渉しないように、幾分の隙間が形成されるように設定されている。
【００２７】
そして、左右張出部４は、例えば支柱部材３と同径のステンレス鋼管製であり、前後の支柱部材３間に第二の調整部４ｃを介して掛け渡されており、平面視でコの字状に内側に突出させた中間部材４ａと、この中間部材４ａの前後方向の中央付近からさらに下向きに突出させた補助部材４ｂとを有している。
【００２８】
第二の調整部４ｃは、図２（ｃ），（ｄ）に示すように、支柱部材３から真横に突出した突出端側３ｄ１に中間部材４ａが挿脱自在に嵌め込まれており、上記突出端側３ｄ１の貫通孔３ｄ２と中間部材４ａの長孔４ａ１とが重なるようになっている。これらの孔３ｄ２，４ａ１を挿通するネジ部品（ネジ４ｃ１、ナット４ｃ２及びスプリングワッシャ４ｃ３）で、中間部材４ａを突出端側３ｄ１に対して相対的にスライドさせて任意の位置で固定できるようにしている。
【００２９】
補助部材４ｂの下端側については、上記コンクリート基礎５上にあって、その基礎５との間に高さ調整ネジ４ｄが介設されている。
【００３０】
以下、本ゲートの施工方法について説明する。
【００３１】
本車椅子用ゲート１を公園の出入口に設置するものとする。まず、現地でヘッド部２を支柱部材３の上端側３ａにネジ３ｃ１等のネジ部品で仮付けすることにより、ヘッド部２の高さを自動二輪車のハンドル高さに設定し、また中間部材４ａを支柱部材３にネジ４ｃ１等のネジ部品で仮付けすることにより、中間部材４ａの高さを車椅子の車輪高さよりも低い位置に設定しておく。
【００３２】
ついで、地盤掘削し、その中にコンクリート打設してコンクリート基礎５を作り、支柱部材３を第二のゲート間隔Ｄ２に設定した状態でそのコンクリート基礎５に埋め込む。
【００３３】
そして、コンクリートが固まった後に、ヘッド部２同士を互いに離接させることにより、第一のゲート間隔Ｄ１を設定してからネジ３ｃ１等のネジ部品で固定するとともに、中間部材４ａ同士を互いに離接させることにより、第三のゲート間隔Ｄ３を設定してからネジ４ｃ１等のネジ部品で固定し、高さ調整ネジ４ｄを回して補助部材４ｂを基礎５上に固定する。
【００３４】
引き続き、施工後の本ゲートの作用について説明する。
【００３５】
いま、図３に示すように、このゲート１を車椅子利用者Ａが車椅子１０に乗った状態で通過しようとしたとする。このときには、ヘッド部２の上記第一のゲート間隔Ｄ１は当該車椅子利用者Ａの頭部が容易に通過できるものであるが、万一車椅子利用者Ａが目測を誤ってゲート１の通過時にヘッド部２に接触したとしても、そのヘッド部２にかかる外力が円板２ａの形状とその円板２ａを覆う弾性体とで分散・吸収される。したがって、車椅子利用者Ａの通過時にヘッド部２が接触して受傷するおそれがなくなり安全である。
【００３６】
また、支柱部材３の第二のゲート間隔Ｄ２は車椅子利用者Ａがその車椅子１０の後輪１２のハンドリム１３を手で容易に操作できるスペースを提供する。このスペース内で、車椅子利用者Ａは上記ハンドリム１３を掴んで手繰り寄せる動作を繰返すことによって、後輪１２に回転駆動力を与えることができる。
【００３７】
さらに、左右張出部４の第三のゲート間隔Ｄ３は当該車椅子１０の車幅Ｗよりも広く設定されているので、その車椅子の後輪１２のハンドリム１３が容易に通過できるスペースを提供する。このスペース内で、上記回転駆動力を与えられた後輪１２が回転し、車椅子１０を前進あるいは後退させることができる。
【００３８】
次に、図４に示すように、このゲート１を自動二輪車Ｂがその車体２０を直立姿勢としたまま通過しようとしたとする。このときには、ヘッド部２の第一のゲート間隔Ｄ１は当該自動二輪車Ｂのハンドル２１（又はミラー２２、以下同じである。）に引っかかるようになっている。したがって、自動二輪車Ｂがむりに通過しようとしてもヘッド部２はその通過を効果的に阻害することができる。なお、自動二輪車Ｂがヘッド部２にハンドル２１を引っかけても、そのヘッド部２にかかる外力が円板２ａの形状と弾性体とで分散・吸収されるので、ヘッド部２が傷むおそれは少ない。
【００３９】
一方、図５及び図６に示すように、自動二輪車Ｂのハンドル２１を前後いずれか（例えば前方である公園入口側）の支柱部材３の左右ヘッド部２に引っかからないように、その車体２０を紙面に向かって右側に傾斜させてむりにゲート１を通り抜けようとしたとしても、当該自動二輪車Ｂの車体は、左右張出部４の第三のゲート間隔Ｄ３に設定された中間部材４ａと補助部材４ｂとに引っかかって、その侵入が防止される。
【００４０】
すなわち、自動二輪車Ｂの車体２０は上記図４の直立状態から、図５のように大きく傾斜状態とされることで、ミラー２２がヘッド部２に干渉しているものの、ハンドル２１はヘッド部２をクリアすることができる。しかし、入口側で中間部材４ａに車輪２３が干渉し、さらに入口側から半分入ったところで補助部材４ｂにもその車輪２３が干渉するので、自動二輪車Ｂはゲート１内に侵入することができない。たとえ、一旦大きく傾斜させた車体を、図６のように再び起こしてみたところで、その場合にはハンドル２１が横桟２ｄあるいは後方の支柱部材３の左右ヘッド部２と干渉するので、やはり自動二輪車Ｂはゲート１内に侵入することができない。
【００４１】
なお、図５及び図６とは逆に、自動二輪車Ｂのハンドル２１を左右のヘッド部２に引っかからないように、その車体２０を紙面に向かって左側に傾斜させてむりにゲート１を通り抜けようとしても、上記と同様に、当該自動二輪車Ｂの車体２０は、左右張出部４の第三のゲート間隔Ｄ３に設定された中間部材４ａと補助部材４ｂとに引っかかって、その侵入が防止される。自動二輪車Ｂのハンドルが前輪よりも大きく後退している場合にも、同様にその侵入が防止される。
【００４２】
以上のように、本実施形態の車椅子用ゲート１の施工方法では、ヘッド部２の高さを自動二輪車Ｂのハンドル高さに設定し、また支柱部材３間に車椅子Ａの後輪高さよりも低い位置に、当該車椅子１０の車幅Ｗに応じた隙間を形成するための左右張出部４を設定した状態で、各支柱部材３を基礎５上に立設した後に、上記第一のゲート間隔Ｄ１と、上記左右張出部４の隙間である上記第三のゲート間隔Ｄ３とを調整して固定したので、基礎工事のできばえ如何にかかわらず当該ゲート間隔Ｄ１，Ｄ３の精度が確保されるようになる。したがって、施工後のゲート１に対し、自動二輪車Ｂがゲート１を通り抜けようとすると、そのハンドル２１が左右のヘッド部２に引っかかって、その侵入が困難となる。また、たとえ自動二輪車Ｂのハンドル２１を左右のヘッド部２に引っかからないように、その車体２０を傾斜させてむりにゲート１を通り抜けようとしても、当該自動二輪車Ｂの車体２０が左右張出部４に引っかかって、その侵入が困難となる。一方、ヘッド部２下の第二のゲート間隔Ｄ２は広くしたままであるので、車椅子利用者Ａの身体がゲート１に接触するおそれがなくなり、その利用者Ａの通過は容易である。
【００４３】
すなわち、この施工方法によるゲート１では、車椅子１０は通すが、自動二輪車Ｂは通さないといった、車椅子用ゲート１としての本来の機能を発揮することが可能となる。
【００４４】
（実施形態２）
図７は本発明の実施形態２に係る自動二輪車侵入抑止ゲートの全体構造を示すものであって、（ａ）は正面図、（ｂ）は側面図である。また，図８はシニアカーが本ゲートを通過しようとする状態を示す正面図、図９は車椅子が本ゲートを通過しようとする状態を示す正面図、図１０〜図１２は自動二輪車が本ゲートを通過しようとする状態を示す正面図である。
【００４５】
ハンドル付の自走台車を備えたシニアカーの構造については、図９に示すような車椅子１０と異なり、その規格が統一されておらず、電動三輪車や電動四輪車といったように様々なものがある。例えば電動四輪車では、図８に示すように、シニアカー１１０の利用者Ａ’が座るシート部１１１を４つの車輪１１２を有する自走台車１１３で支えており、その自走台車１１３をシニアカー利用者Ａ’が手で操作するためのミラー１１３ａ付ハンドル１１４が備わっている。このハンドル１１４を含む車幅（全幅）Ｗ’は、シニアカー１１０の行動範囲を狭めないようにとの配慮から上記車椅子１０の車幅Ｗと略等しくしているものが多い。一方、図１０〜図１２に示す、オートバイやスクータのような自動二輪車Ｂについては、メーカごとに仕様が異なるものの、例えば排気量５０ｃｃ程度の小型の自動二輪車では、その車幅は上記車椅子１０の車幅Ｗ以下のものが多い。
【００４６】
本実施形態に係る自動二輪車侵入抑止ゲートとしてのシニアカー及び車椅子用ゲート１００は、図７に示すように、上記シニアカー１１０及び上記車椅子１０はそれぞれ利用者Ａ’，Ａを乗せたまま通過できるが、上記自動二輪車Ｂの通過は阻止するようなゲート間隔（Ｄ１０１〜Ｄ１０４）をあけてヘッド部１０２が左右から向き合うように形成された支柱部材１０３を前後に並設し、上記ヘッド部１０２の高さ（Ｈ１０１）を、自動二輪車Ｂのハンドル上方に設定するとともに、支柱部材１０３間に、シニアカー１１０のハンドル１１４の高さ（Ｈ１０２）に当該ハンドル幅Ｗ”（<Ｗ’）に応じた隙間を形成する第一の左右張出部１０４１と、シニアカー１１０の自走台車１１３の高さ及び車椅子１０の後輪高さよりも低い位置（Ｈ１０３）に当該自走台車幅Ｗ’及び後輪車幅Ｗに応じた隙間を形成する第二の左右張出部１０４２を設けている。
【００４７】
ヘッド部１０２は、シニアカー利用者Ａ’及び車椅子利用者Ａが通過できる第四のゲート間隔として左右にＤ１０１だけ隔てて設定されており、また前後にＬ１０１だけ隔てて設定されている。第四のゲート間隔Ｄ１０１は、シニアカー利用者Ａ’及び車椅子利用者Ａがゲート通過時に、頭部が干渉しないように設定されている。また、ヘッド部１０２は、支柱部材１０３よりも前後に張り出して設けられているので、その前後の間隔Ｌ１０１は下記Ｌ１０２よりも若干広く設定されている。第四のゲート間隔Ｄ１０１は、シニアカー利用者Ａ’及び車椅子利用者Ａに対するヘッド部１０２の高さの関係から、上記実施形態１における第一のゲート間隔Ｄ１よりも若干狭く設定して、自動二輪車Ｂの通過をより困難にすることができる。
【００４８】
このヘッド部１０２は、少なくとも内側に向く部分が円弧状をなすように、例えばステンレス鋼製の円板１０２ａで形成されるとともに、前後の円板１０２ａ同士は３本の横桟１０２ｂ，１０２ｃ，１０２ｄで互いに連結されている。これらの横桟１０２ｂ，１０２ｃは円板１０２ａの中心を含む水平線上、横桟１０２ｄはこの水平線に対して図中のθ’だけ傾斜させた位置にそれぞれ配置されている。また、円板１０２ａはゴム等の弾性体で被覆されており、さらに、円板１０２ａの公園外に向かう側には、例えば自動二輪車Ｂの侵入禁止マーク等を表示してもよい。
【００４９】
支柱部材１０３は、シニアカー利用者Ａ’及び車椅子利用者Ａが通過できる第五のゲート間隔として左右にＤ１０２だけ隔てて設定されており、また前後にＬ１０２だけ隔てて設定されている。この第五のゲート間隔Ｄ１０２はシニアカー利用者Ａ’及び車椅子利用者の身体が支柱部材１０３と干渉しないように設定されている。また、前後の間隔Ｌ１０２は、例えば自動二輪車Ｂのハンドルが前輪よりも大きく後退している場合を想定し、そのような自動二輪車におけるハンドルと車輪とのずれ分よりも大きく設定されている。
【００５０】
この支柱部材１０３は、例えばφ４８．６×ｔ２．０のステンレス鋼管製であり、その上端側１０３ａがゲート内側に向けて４５°程度屈曲されている。そして、この屈曲端が上記横桟１０２ｄに連結されている。これにより、前後の支柱部材１０３同士は互いに連結されて、ヘッド部１０２を支持するようになっている。また、支柱部材１０３はその下端側１０３ｂがスライド鋼板１０３ｃ上に溶接等されることにより立設されている。スライド鋼板１０３ｃの高さは、ゲート間隔Ｄ１０４を狭めないように強度の許す限り低く設定され、その上面から下面にかけての貫通孔が適所にあけられている。一方、このスライド鋼板１０３ｃをスライド自在に支持する支持鋼板１０５ａが基礎として例えば地中に埋設されたコンクリート基礎１０５によって固定されている。このため、支持鋼板１０５ａはスライド鋼板１０３ｃよりも表面積が大きくとられ、その上面には上記スライド鋼板１０３ｃの貫通孔に対応させて同孔よりも小径でかつ同孔を余裕をもって貫通可能な高さの雄ネジが立てられている。また、支持鋼板１０５ａの下面の適所にはアンカーボルト１０６が溶接等されており、外力が加わってもコンクリート基礎１０５から抜けないようになっている。なお、支柱部材１０３の材質、寸法形状等は適宜変更できる（以下に述べる突出部材等についても同様である）。
【００５１】
第一の左右張出部１０４１は、シニアカー利用者Ａ’及び車椅子利用車Ａが通過できる第六のゲート間隔として左右にＤ１０３だけ隔てて設定されている。この第六のゲート間隔Ｄ１０３はシニアカー１１０のハンドル１１４が第一の左右張出部１０４１と干渉しないように、幾分の隙間が形成されるように設定されている。
【００５２】
そして、第一の左右張出部１０４１は、例えば支柱部材１０３と同径程度のステンレス鋼管製であり、前後左右のヘッド部１０２の直下の支柱部材１０３から正面視Ｌの字状に内側に突出させた突出部材１０４１ａと、それぞれ前後の突出部材１０４１ａ間に掛け渡された掛渡部材１０４１ｂとを有している。
【００５３】
第二の左右張出部１０４２は、シニアカー利用者Ａ’及び車椅子利用者Ａが通過できる第七のゲート間隔として左右にＤ１０４だけ隔てて設定されている。この第七のゲート間隔Ｄ１０４はシニアカー１１０の自走台車１１３及び車椅子１０の後輪１２のハンドリム１３が第二の左右張出部１０４２と干渉しないように、幾分の隙間が形成されるように設定されている。
【００５４】
そして、第二の左右張出部１０４２は、例えば支柱部材１０３と同径程度のステンレス鋼管製であり、前後の支柱部材１０３間に掛け渡されて、平面視でコの字状に内側に突出させた中間部材１０４２ａと、この中間部材１０４２ａの前後方向の中央付近からさらに下向きに突出させた補助部材１０４２ｂとを有している。
【００５５】
補助部材１０４２ｂは、その下端側が上記スライド鋼板１０３ｃ上に溶接等されることにより立設されている。そして、このスライド鋼板１０３ｃは支柱部材１０３と一体となって、支持鋼板１０５ａにより支持される。
【００５６】
以下、本ゲートの施工方法について説明する。
【００５７】
本ゲート１００を公園の出入口に設置するものとする。ここでは、支柱部材１０３は、その下端側１０３ｂが溶接等されることによりスライド鋼板１０３ｃの上面に立設されているが、そのヘッド部１０２は支柱部材１０３の上端側１０３ａに溶接等されることにより自動二輪車Ｂのハンドル上方になるように予め設定されており、また中間部材１０４ａは支柱部材１０３に溶接等されることにより車椅子１０の車輪高さ及びシニアカー１１０の自走台車高さよりも低い位置になるように予め設定されている。
【００５８】
ついで、地盤掘削し、その中にコンクリート打設してコンクリート基礎１０５を作り、支持鋼板１０５ａを所定間隔でそのコンクリート基礎１０５に埋め込む。
【００５９】
そして、コンクリートが固まった後に、支持鋼板１０５ａ上面の雄ネジにスライド鋼板１０３ｃの貫通孔を嵌め込んで両鋼板１０３ｃ，１０５ａをラップさせる。そして、スライド鋼板１０３ｃの上面に突出させた上記雄ネジにスプリングワッシャを介してナットを仮止めした状態で、支持鋼板１０５ａ上をスライド鋼板１０３ｃをスライドさせる。このようにして左右のスライド鋼板１０３ｃにそれぞれ固定された支柱部材１０３同士を互いに離接させることにより、第四〜第七のゲート間隔Ｄ１０１〜Ｄ１０４を同時に設定する。しかる後に、上記雄ネジを本締めすることにより、スライド鋼板１０３ｃと支持鋼板１０５ａとを互いに固定する。
【００６０】
引き続き、施工後の本ゲートの作用について説明する。
【００６１】
本ゲート１００を公園の出入口に設置したとする。いま、図８に示すように、このゲート１００をシニアカー利用者Ａ’がシニアカーに乗った状態で通過しようとしたとする。このときには、ヘッド部１０２の上記第四のゲート間隔Ｄ１０１は当該シニアカー利用者Ａ’の頭部が容易に通過できるものであるが、万一シニアカー利用者Ａ’が目測を誤ってゲート１００の通過時にヘッド部１０２に接触したとしても、そのヘッド部１０２にかかる外力が円板１０２ａの形状とその円板１０２ａを覆う弾性体とで分散・吸収される。したがって、シニアカー利用者Ａ’の通過時にヘッド部１０２が接触して受傷するおそれがなくなり安全である。
【００６２】
また、支柱部材１０３の第五のゲート間隔Ｄ１０２はシニアカー利用者Ａ’がゲート１００を容易に通過できるスペースを提供する。また、第一の左右張出部１０４１の第六のゲート間隔Ｄ１０３は当該シニアカー１１０のハンドル幅Ｗ”よりも広く設定されているので、そのシニアカー１１０のハンドル１１４が容易に通過できるスペースを提供する。さらに、第二の左右張出部１０４２の第七のゲート間隔Ｄ１０４は当該シニアカー１１０の車幅Ｗ’よりも広く設定されているので、そのシニアカー１１０の自走台車１１３が容易に通過できるスペースを提供する。これらのスペース内で、シニアカー利用者Ａ’はそのハンドル１１４を操作してシニアカー１１０を前進あるいは後退させることができる。
【００６３】
次に、図９に示すように、このゲート１００を車椅子利用者Ａが車椅子に乗った状態で通過しようとしたとする。このときにも、ヘッド部１０２の上記第四のゲート間隔Ｄ１０１は当該車椅子利用者Ａの頭部が容易に通過できるものであるが、万一車椅子利用者Ａが目測を誤ってゲート１００の通過時にヘッド部１０２に接触したとしても、そのヘッド部１０２にかかる外力が円板１０２ａの形状とその円板１０２ａを覆う弾性体とで分散・吸収される。したがって、車椅子利用者Ａの通過時にもヘッド部１０２が接触して受傷するおそれがなくなり安全である。
【００６４】
また、支柱部材１０３の第五のゲート間隔Ｄ１０２と、第一の左右張出部１０４１の第六のゲート間隔Ｄ１０３とは、いずれも車椅子１０の車幅Ｗよりも広く設定されているので、その車椅子０の後輪１２のハンドリム１３が容易に通過できるスペースを提供する。さらに、第二の左右張出部１０４２の第七のゲート間隔Ｄ１０４は当該車椅子１０の車幅Ｗよりも広く設定されているので、その車椅子１０の後輪１２のハンドリム１３が容易に通過できるスペースを提供する。これらのスペース内で、車椅子利用者Ａは、車椅子１０を前進あるいは後退させることができる。
【００６５】
次に、図１０に示すように、このゲート１００を自動二輪車Ｂがその車体２０を直立姿勢としたまま通過しようとしたとする。このときには、ヘッド部１０２又は支柱部材１０３の第一の左右張出部１０４１が、当該自動二輪車Ｂのハンドル２１（又はミラー２２、以下同じである。）に引っかかるか、たとえハンドル２１が引っかからない場合でも、自動二輪車Ｂの乗り手の身体がヘッド部１０２又は第一の左右張出部１０４１に干渉して容易に通過できない。このことは、その乗り手が自動二輪車Ｂから降りてそれを後押ししたとしても同様である。
【００６６】
一方、図１１及び図１２に示すように、自動二輪車Ｂのハンドル２１を前後いずれか（例えば前方である公園入口側）のヘッド部１０２又は支柱部材１０３の第一の左右張出部１０４１に引っかからないように、その車体２０を紙面に向かって右側に傾斜させてむりにゲート１００を通り抜けようとしたとしても、当該自動二輪車Ｂの車体は、第二の左右張出部１０４２の第七のゲート間隔Ｄ１０４に設定された中間部材１０４２ａと補助部材１０４２ｂとに引っかかって、その侵入が防止される。
【００６７】
すなわち、自動二輪車Ｂの車体２０は上記図１０の直立状態から、図１１のように大きく傾斜状態とされることで、ミラー２２がヘッド部２に干渉しているものの、ハンドル２１はヘッド部１０２及び第一の左右張出部１０４１をクリアすることができる。しかし、入口側で中間部材１０４２ａに車輪２３が干渉し、さらに入口側から半分入ったところで補助部材１０４２ｂにもその車輪２３が干渉するので、自動二輪車Ｂはゲート１００内に侵入することができない。たとえ、一旦大きく傾斜させた車体を、図１２のように再び起こしてみたところで、その場合にはハンドル２１が横桟１０２ｄあるいは後方の支柱部材１０３の第一の左右張出部１０４１と干渉するので、やはり自動二輪車Ｂはゲート１００内に侵入することができない。
【００６８】
なお、図１１及び図１２とは逆に、自動二輪車Ｂのハンドル２１を左右のヘッド部１０２及び第一の左右張出部１０４１に引っかからないように、その車体２０を紙面に向かって左側に傾斜させてむりにゲート１００を通り抜けようとしても、上記と同様に、当該自動二輪車Ｂの車体２０は、第二の左右張出部１０４２の第七のゲート間隔Ｄ１０４に設定された中間部材１０４２ａと補助部材１０４２ｂとに引っかかって、その侵入が防止される。自動二輪車Ｂのハンドルが前輪よりも大きく後退している場合にも、同様にその侵入が防止される。
【００６９】
以上のように、本実施形態２のシニアカー及び車椅子用ゲート１００の施工方法では、ヘッド部１０２の高さを、自動二輪車Ｂのハンドル上方に設定するとともに、支柱部材１０３間に、シニアカー１１０のハンドル高さに当該ハンドル幅に応じた隙間を形成する第一の左右張出部１０４１を設定し、またシニアカー１１０の自走台車高さ及び車椅子１０の後輪高さよりも低い位置に当該自走台車幅及び後輪車幅に応じた隙間を形成する第二の左右張出部１０４２を設定した状態で、支柱部材１０３を基礎５上に立設した後に、第一の左右張出部１０４１同士を互いに離接することによって上記ゲート間隔Ｄ１０３を調整し、同時に第二の左右張出部１０４２同士を互いに離接させることによって上記ゲート間隔Ｄ１０４を調整して固定可能としたので、基礎工事のできばえ如何にかかわらず当該ゲート間隔Ｄ１０３，Ｄ１０４の精度が確保されるようになる。したがって、自動二輪車Ｂが施工後のゲート１００を通り抜けようとすると、そのハンドル２１が左右のヘッド部１０２又は第一の左右張出部１０４１に引っかかって、その侵入が困難となる。また、この施工後のゲート１００に対し、たとえ自動二輪車Ｂのハンドル２１を左右のヘッド部１０２又は第一の左右張出部１０４１に引っかからないように、その車体２０を傾斜させてむりにゲート１００を通り抜けようとしても、当該自動二輪車Ｂの車体２０が第二の左右張出部１０４２に引っかかって、その侵入が困難となる。一方、第一の左右張出部下１０４１のゲート間隔Ｄ１０２は広くしたままであるので、シニアカー１１０及び車椅子１０の利用者Ａ’，Ａの身体がゲート１００に接触するおそれがなくなり、その利用者Ａ’，Ａの通過は容易である。
【００７０】
すなわち、この施工後のゲート１００では、シニアカー１１０及び車椅子１０は通すが、自動二輪車Ｂは通さないといった、シニアカー及び車椅子用ゲート本来の機能を発揮することが可能となる。
【００７１】
なお、上記実施形態１では、第一の調整部３ｃによりヘッド部２同士を互いに離接可能に支柱部材３に取り付けることによって、第一のゲート間隔Ｄ１を調整し、さらに第二の調整部４ｃにより中間部材４ａ同士を互いに離接可能に支柱部材３に取り付けることによって、第三のゲート間隔Ｄ３を調整しているが、第一のゲート間隔Ｄ１の調整のみであってもよく、その場合には、安価な構成で、自動二輪車Ｂに対する侵入阻止機能を持たせることができる。また、両調整部３ｃ，４ｃはともに嵌め込みスリーブ状のものとしているが、平板状や半筒状のスライド構造としてもよい。
【００７２】
また、上記実施形態１では、コンクリート基礎５に支柱部材３を埋め込んで固定した後に、ゲート間隔Ｄ１，Ｄ３を個々に調整しているのに対して、上記実施形態２では、支柱部材１０３をスライド鋼板１０３ｃに溶接等し、このスライド鋼板１０３ｃをコンクリート基礎１０５に埋め込んだ支持鋼板１０５ａ上にスライドさせて、ゲート間隔Ｄ１０１〜Ｄ１０４を同時に調整しているが、互いに逆の施工方法を採用することとしてもよいし、両者を組合せて適用することとしてもよい。さらに、上記実施形態２のゲート１００の場合には、施工後にゲート１００を適宜取り替えることもできる。基礎はコンクリート基礎５に限られず、例えば鋼材を直接地盤に埋め込んだ鋼杭基礎であってもよい。
【００７３】
また、上記実施形態１では、車椅子利用者Ａが自分で車椅子１０の後輪１２のハンドリム１３を操作する自走式の車椅子１０について説明したが、介助者が車椅子を操作する介助用の車椅子についても、上記と同様にして、ゲート１を容易に通過できるのはもちろんである。さらに、上記実施形態２では、シニアカー１１０及び車椅子１０がゲート１００を容易に通過できる例を説明したが、電動車椅子についても同様に同ゲート１００を容易に通過できる。
【００７４】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項１記載の発明によれば、基礎工事のできばえ如何にかかわらず当該ゲート間隔の精度が確保されるようになる。したがって、自動二輪車が施工後のゲートを通り抜けようとすると、そのハンドルが左右のヘッド部に引っかかって、その侵入が困難となる。すなわち、この施工後のゲートでは、車椅子は通すが、自動二輪車は通さないといった、車椅子用ゲート本来の機能を発揮することが可能となる。
【００７５】
請求項２記載の発明によれば、左右張出部の調整により当該ゲート間隔の精度が確保されるようになる。したがって、この施工後のゲートに対し、たとえ自動二輪車のハンドルを左右のヘッド部に引っかからないように、その車体を傾斜させてむりにゲートを通り抜けようとしても、当該自動二輪車の車体が左右張出部に引っかかって、その侵入が困難となる。一方、ヘッド下のゲート間隔は広くしたままであるので、車椅子の利用者の身体がゲートに接触するおそれがなくなり、その利用者の通過は容易である。
【００７６】
請求項３記載の発明によれば、中間部材の調整だけでゲート間隔の精度が確保されるようになる。したがって、この施工後のゲートに対し、自動二輪車のハンドルを前後いずれかの支柱部材の左右ヘッド部に引っかからないように、その車体を傾斜させてむりにゲートを通り抜けようとしても、当該自動二輪車の車輪が上記支柱部材の左右張出部の中間部材又は補助部材に引っかかって、その侵入が困難となる。
【００７７】
請求項４記載の発明によれば、基礎工事のできばえ如何にかかわらず当該ゲート間隔の精度が確保されるようになる。したがって、自動二輪車が施工後のゲートを通り抜けようとすると、そのハンドルが第一の左右張出部に引っかかって、その侵入が困難となる。すなわち、この施工後のゲートでは、シニアカー及び車椅子は通すが、自動二輪車は通さないといった、自動二輪車侵入抑止ゲート本来の機能を発揮することが可能となる。
【００７８】
請求項５記載の発明によれば、第二の左右張出部の調整により当該ゲート間隔の精度が確保されるようになる。したがって、この施工後のゲートに対し、たとえ自動二輪車のハンドルを左右のヘッド部又は第一の左右張出部に引っかからないように、その車体を傾斜させてむりにゲートを通り抜けようとしても、当該自動二輪車の車体が第二の左右張出部に引っかかって、その侵入が困難となる。一方、第一の左右張出部下のゲート間隔は広くしたままであるので、シニアカー及び車椅子の利用者の身体がゲートに接触するおそれがなくなり、その利用者の通過は容易である。
【００７９】
請求項６記載の発明によれば、中間部材の調整だけでゲート間隔の精度が確保されるようになる。したがって、この施工後のゲートに対し、自動二輪車のハンドルを前後いずれかの支柱部材の左右ヘッド部又は第一の左右張出部に引っかからないように、その車体を傾斜させてむりにゲートを通り抜けようとしても、当該自動二輪車の車輪が上記支柱部材の第二の左右張出部の中間部材又は補助部材に引っかかって、その侵入が困難となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態１に係る車椅子用ゲートの全体構造を示すものであって、（ａ）は正面図、（ｂ）は側面図である。
【図２】各調整部の部分断面拡大図であって、（ａ）は第一の調整部の平面図、（ｂ）はその正面図、（ｃ）は第二の調整部の平面図、（ｄ）はその正面図である。
【図３】車椅子が実施形態１に係るゲートを通過しようとする状態を示す正面図である。
【図４】自動二輪車が実施形態１に係るゲートを通過しようとする状態を示す正面図である。
【図５】自動二輪車が実施形態１に係るゲートを通過しようとする他の状態を示す正面図である。
【図６】自動二輪車が実施形態１に係るゲートを通過しようとするさらに他の状態を示す正面図である。
【図７】本発明の実施形態２に係るシニアカー及び車椅子用ゲートの全体構造を示すものであって、（ａ）は正面図、（ｂ）は側面図である。
【図８】シニアカーが実施形態２に係るゲートを通過しようとする状態を示す正面図である。
【図９】車椅子が実施形態２に係るゲートを通過しようとする状態を示す正面図である。
【図１０】自動二輪車が実施形態２に係るゲートを通過しようとする状態を示す正面図である。
【図１１】自動二輪車が実施形態２に係るゲートを通過しようとする他の状態を示す正面図である。
【図１２】自動二輪車が実施形態２に係るゲートを通過しようとするさらに他の状態を示す正面図である。
【符号の説明】
１車椅子用ゲート（自動二輪車侵入抑止ゲートに相当する。）
１００シニアカー及び車椅子用ゲート（自動二輪車侵入抑止ゲートに相当する。）
２，１０２ヘッド部
２ａ，１０２ａ円板
２ｂ，２ｃ，２ｄ，１０２ｂ，１０２ｃ，１０２ｄ横桟
３，１０３支柱部材
３ａ，１０３ａ上端側
３ｂ，１０３ｂ下端側
３ｃ第一の調整部
１０３ｃスライド鋼板
４，１０４１，１０４２左右張出部（第一，第二の左右張出部）
４ａ，１０４２ａ中間部材
４ｂ，１０４２ｂ補助部材
４ｃ第二の調整部
４ｄ高さ調整ネジ
１０４１ａ突出部材
１０４１ｂ掛渡部材
５，１０５コンクリート基礎（基礎）
１０５ａ支持鋼板
６，１０６アンカーボルト
Ａ車椅子利用者
１０車椅子
１１シート部
１２後輪
１３ハンドリム
Ａ’ シニアカー利用者
１１０シニアカー
１１１シート部
１１２車輪
１１３自走台車
１１３ａミラー
１１４ハンドル
Ｂ自動二輪車
２０車体
２１ハンドル
２２ミラー
２３車輪
Ｄ１〜Ｄ３第一から第三のゲート間隔（ゲート間隔）
Ｄ１０１〜Ｄ１０４第四から第七のゲート間隔（ゲート間隔）
Ｗ車椅子の車幅
Ｗ’ シニアカーの自走台車幅
Ｗ” シニアカーのハンドル幅[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for constructing a gate for a wheelchair that is set at an entrance / exit of a park without a manager at all times.
[0002]
[Prior art]
In recent years, many small-scale parks for promoting greening have been installed in urban areas and residential areas. Although these parks are not always maintained by managers, motorcycles such as motorcycles and scooters intrude into the park so that children and the elderly who are park users do not endanger the park. May be devised. For example, park stops such as stakes and fences are provided at the entrance of the park so that pedestrians can enter the park freely but motorcycles cannot enter.
[0003]
However, if the vehicle stop is provided, the entry of the wheelchair into the park together with the motorcycle is hindered and the consideration for the user of the wheelchair is lacking.
[0004]
Therefore, although the wheelchair can pass with the user on board, there is a wheelchair gate provided with a column member formed so that the head part faces from the left and right with a gate interval that prevents the motorcycle from passing. Are known.
[0005]
As a method for constructing the wheelchair gate, a method is generally employed in which a column member integrated with a head portion is embedded and fixed in a concrete foundation.
[0006]
When the motorcycle tries to pass through the gate after construction, the handle is caught by the left and right head portions, making it difficult to enter.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, if the gate distance is too wide, the motorcycle will pass along with the wheelchair, and conversely if the gate distance is too narrow, the wheelchair will not pass along with the motorcycle, and the original function of the wheelchair gate may not be achieved. there were. That is, in the conventional construction method, the accuracy of the gate interval is greatly influenced by the foundation work, and adjustment after finishing is difficult.
[0008]
Recently, there are more and more senior cars with self-propelled carts with handles that further expand the range of wheelchair users' actions. To pass these senior cars, the accuracy of the gate spacing is further required. Become.
[0009]
The present invention solves such problems of the prior art, and a motorcycle intrusion prevention gate capable of exhibiting a function of passing a senior car equipped with a wheelchair or a self-propelled carriage with a handle but not passing a motorcycle. The purpose is to provide a construction method.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
According to the first aspect of the present invention, the wheelchair can pass while the user is in the vehicle, but the column member is formed so that the head portion faces from the left and right with a gate interval that prevents the motorcycle from passing. But Standing on the foundation Was Motorcycle intrusion prevention gate Construction And the height of the head But Set to handle height of motorcycle As Prop member But Standing on the foundation In the state , Head position adjustment Adjust the gate interval with The left and right head portions are connected to the left and right strut members so that the positions of the left and right head portions can be changed. It is characterized by this.
[0011]
According to the above configuration, the height of the head portion is set to the handle height of the motorcycle. And A column member is erected on the foundation. In the state , Head position adjustment By The left and right head parts are connected to the left and right strut members so that the positions of the left and right head parts can be changed. Therefore, the accuracy of the gate interval is ensured regardless of the foundation work. Therefore, when the motorcycle tries to pass through the gate after construction, the handle is caught by the left and right head portions, making it difficult to enter. That is, it is possible to exhibit the original function of the wheelchair gate such that the wheelchair passes through the gate after the construction, but the motorcycle does not pass.
[0012]
As in the invention according to claim 2, between the strut members of Left and right overhanging part for forming a gap according to the width of the wheelchair at a position lower than the height of the rear wheel of the wheelchair Is provided, Prop member But Standing on the foundation In such a state, the left and right projecting portions are provided so that the position can be changed in a direction in which they are separated from each other Then, the accuracy of the gate interval is ensured by adjusting the left and right overhang portions. Therefore, even if the body of the motorcycle is tilted to pass through the gate so that the handle of the motorcycle is not caught by the left and right heads against the gate after this construction, It becomes difficult to enter the area. On the other hand, since the gate interval under the head remains large, there is no possibility that the body of the wheelchair user will come into contact with the gate, and the user can easily pass through.
[0013]
As in the third aspect of the invention, the column members are arranged in parallel at the front and back with a larger interval than the deviation between the handle and the wheel of the motorcycle. Have At the same time, the left and right overhangs are stretched between the front and rear strut members, and project inward in a U-shape in plan view. This Projecting further downward from the middle of the intermediate member This An auxiliary member, this Projection amount of intermediate member Is changed The left and right overhanging parts But Separated from each other This If so, the accuracy of the gate interval can be ensured only by adjusting the intermediate member. Therefore, even if an attempt is made to tilt the vehicle body and pass through the gate so that the handle of the motorcycle is not caught by the left and right head portions of either of the front and rear support members with respect to the gate after this construction, the wheel of the motorcycle Is caught by the intermediate member or auxiliary member of the left and right overhanging portion of the support member, making it difficult to enter.
[0014]
In the invention according to claim 4, a senior car and a wheelchair having a self-propelled carriage with a handle can pass with a user on, but the head part is left and right with a gate interval that prevents the motorcycle from passing. Strut members formed to face each other But Standing on the foundation Was Motorcycle entry prevention gate Construction The height of the head part But Set above the steering wheel of a motorcycle Is And a gap corresponding to the handle width of the senior car is formed between the strut members. for First left and right overhang Is provided, Prop member But Standing on the foundation By adjusting the position of the first overhanging part Above gate interval The Adjustment As can be done, the left and right overhanging portions are provided so that the positions can be changed in the direction in which they are separated from each other. It is characterized by this.
[0015]
According to the above configuration, the height of the head portion But Set above the steering wheel of a motorcycle Is And a gap corresponding to the handle width of the senior car is formed between the strut members. for First left and right overhang Is provided, Prop member But Standing on the foundation By adjusting the position of the first overhanging part Above gate interval The Adjustment As can be done, the left and right overhanging portions are provided so that the positions can be changed in the direction in which they are separated from each other. Therefore, the accuracy of the gate interval is ensured regardless of the foundation work. Therefore, when the motorcycle tries to pass through the gate after the construction, the handle is caught by the first left and right projecting portion, and it becomes difficult to enter. In other words, in the gate after the construction, it is possible to exhibit the original function of the motorcycle intrusion prevention gate, such as passing a senior car and a wheelchair but not a motorcycle.
[0016]
As in the invention described in claim 5, a gap corresponding to the width of the self-propelled carriage and the width of the rear wheel is formed at a position lower than the height of the self-propelled carriage of the senior car and the height of the rear wheel of the wheelchair. for Second left and right overhang Is provided, Prop member But Erected on the foundation In state , Adjusting the position of the second overhang By above gate spacing But Move the second left and right overhangs away from each other so that they can be adjusted Left and right overhanging parts are provided so that the position can be changed in the direction In this case, the accuracy of the gate interval is ensured by adjusting the second left and right overhang portions. Therefore, even if you try to pass through the gate by tilting the vehicle body so that the handle of the motorcycle will not be caught by the left and right heads or the first left and right overhanging parts, The body of the motorcycle is caught by the second left and right overhanging portion, making it difficult to enter. On the other hand, since the gate interval under the first left and right overhanging portion remains wide, there is no possibility that the body of the user of the senior car and the wheelchair will come into contact with the gate, and the user can pass easily.
[0017]
As in the invention described in claim 6, the strut members are arranged in parallel at the front and rear with a gap larger than the deviation between the handle and the wheel of the motorcycle, and the left and right projecting portions are respectively the front and rear strut members. An intermediate member that is stretched in between and protrudes inward in a U shape in plan view, and an auxiliary member that protrudes further downward from the vicinity of the center in the front-rear direction of the intermediate member. Changed The This The second left and right overhangs by But Separated from each other This If so, the accuracy of the gate interval can be ensured only by adjusting the intermediate member. Therefore, tilt the vehicle body and pass through the gate so that the handle of the motorcycle will not be caught by the left and right heads or the first left and right overhangs of either the front or rear strut members. Even so, the wheel of the motorcycle is caught by the intermediate member or the auxiliary member of the second left and right projecting portion of the column member, and the entry becomes difficult.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(Embodiment 1)
FIG. 1 shows the overall structure of a wheelchair gate according to Embodiment 1 of the present invention, in which (a) is a front view and (b) is a side view. 2 is an enlarged partial cross-sectional view of each adjustment unit, where (a) is a plan view of the first adjustment unit, (b) is a front view thereof, and (c) is a plan view of the second adjustment unit. , (D) is a front view thereof. 3 is a front view showing a state where the wheelchair is about to pass through the main gate, and FIGS. 4 to 6 are front views showing a state where the motorcycle is about to pass through the main gate.
[0019]
The structure of the wheelchair is defined in JIS-T9201 and the like. For example, in a manual wheelchair, as shown in FIG. 3, a seat 11 on which a user A of the wheelchair 10 sits is supported by a front wheel (caster) and a rear wheel (drive wheel) 12 (not shown), and the rear wheel 12 is used in the wheelchair. A hand rim 13 is provided for the person A to operate by hand. The vehicle width (full width) including the hand rim 13 is defined as W = 700 mm or less (recommended value is 650 mm or less). On the other hand, the motorcycle B such as a motorcycle or a scooter shown in FIGS. 4 to 6 has different specifications depending on the manufacturer. For example, in a small motorcycle having a displacement of about 50 cc, the vehicle width is the same as that of the wheelchair 10. There are many vehicles with width W or less.
[0020]
As shown in FIG. 1, the wheelchair gate 1 as a motorcycle intrusion prevention gate according to the present embodiment can pass while the wheelchair 10 is on the user A, but the passage of the motorcycle B is blocked. The column members 3 formed so that the head portion 2 faces from the left and right sides with such gate intervals (D1 to D3) are arranged side by side, and the height (H1) of the head portion 2 is set to the handle of the motorcycle B. The left and right overhanging portion 4 that sets the height and forms a gap corresponding to the vehicle width W of the wheelchair 10 at a position (H2) lower than the height of the rear wheel 12 of the wheelchair 10 between the front and rear support members 3 Is provided.
[0021]
The head portion 2 is set as a first gate interval through which the wheelchair user A can pass, separated by D1 on the left and right, and set by L1 on the front and rear. The first gate distance D1 is set so that the head does not interfere when the wheelchair user A passes through the gate. In addition, since the head portion 2 is provided so as to project forward and backward from the support member 3, the front-rear distance L1 is set slightly wider than the following L2.
[0022]
The head portion 2 is formed of, for example, a stainless steel disc 2a so that at least an inward-facing portion has an arc shape, and the front and rear discs 2a include three horizontal rails 2b, 2c, 2d. Are connected to each other. These horizontal rails 2b and 2c are arranged on a horizontal line including the center of the disc 2a, and the horizontal rail 2d is arranged at a position inclined with respect to this horizontal line by θ in the figure.
[0023]
The strut member 3 is set as a second gate interval through which the wheelchair user A can pass, separated by D2 on the left and right, and set by L2 on the front and rear. The second gate interval D2 is set so that the wheelchair user A does not interfere with the column member 3 when the wheelchair user A manually operates the hand rim 13 of the rear wheel 12 of the wheelchair 10. Further, the front-rear distance L2 is set to be larger than the difference between the handle and the wheel in such a motorcycle, for example, assuming that the handle of the motorcycle is moved backward more than the front wheel.
[0024]
This strut member 3 is made of, for example, a stainless steel pipe of φ48.6 × t2.0, and its upper end side 3a is bent about 90 ° toward the inside of the gate. The bent end is connected to the horizontal rail 2d via the first adjusting portion 3c. Accordingly, the front and rear support members 3 are connected to each other so as to support the head portion 2. Moreover, the lower end side 3b of the support | pillar member 3 is being fixed by the concrete foundation 5 embed | buried under the ground as a foundation, for example. For this reason, the anchor bolt 6 is welded to the lower end side 3b, and the column member 3 is prevented from coming out of the concrete foundation 5 even when an external force is applied. In addition, the material, dimension shape, etc. of the support | pillar member 3 can be changed suitably (the same applies to the intermediate member etc. described below).
[0025]
As shown in FIGS. 2 (a) and 2 (b), the first adjusting portion 3c has the upper end side 3a of the support column member 3 removably fitted into the protruding end side 2d1 protruding right side from the horizontal rail 2d. Thus, the through hole 2d2 on the protruding end side 2d1 and the long hole 3a1 on the upper end side 3a overlap each other. With the screw parts (screws 3c1, nuts 3c2, and spring washers 3c3) inserted through these holes 2d2 and 3a1, the protruding end side 2d1 can be slid relative to the upper end side 3a to be fixed at an arbitrary position. Yes.
[0026]
The left and right overhanging portion 4 is set as a third gate interval through which the wheelchair user A can pass, separated by D3 on the left and right. The third gate interval D3 is set so that a slight gap is formed with respect to the vehicle width W of the wheelchair 10 so that the hand rim 13 of the rear wheel 12 does not interfere with the left and right projecting portions 4.
[0027]
The left and right overhanging portion 4 is made of, for example, a stainless steel pipe having the same diameter as the column member 3 and is spanned between the front and rear column members 3 via the second adjustment unit 4c. It has an intermediate member 4a that protrudes inward in a letter shape, and an auxiliary member 4b that protrudes further downward from the vicinity of the center in the front-rear direction of the intermediate member 4a.
[0028]
As shown in FIGS. 2 (c) and 2 (d), the second adjusting portion 4c has an intermediate member 4a detachably fitted in a protruding end side 3d1 protruding rightward from the column member 3, and the protrusion The through hole 3d2 on the end side 3d1 and the long hole 4a1 of the intermediate member 4a overlap each other. With the screw parts (screws 4c1, nuts 4c2, and spring washers 4c3) inserted through the holes 3d2 and 4a1, the intermediate member 4a can be slid relative to the protruding end side 3d1 and fixed at an arbitrary position. Yes.
[0029]
About the lower end side of the auxiliary member 4b, it exists on the said concrete foundation 5, The height adjustment screw 4d is interposed between the foundations 5. As shown in FIG.
[0030]
Hereinafter, the construction method of this gate is demonstrated.
[0031]
This wheelchair gate 1 shall be installed at the entrance of the park. First, the head portion 2 is temporarily attached to the upper end side 3a of the column member 3 with a screw part such as a screw 3c1 to set the height of the head portion 2 to the handlebar height of the motorcycle, and the intermediate member 4a. Is temporarily attached to the column member 3 with a screw component such as a screw 4c1, so that the height of the intermediate member 4a is set at a position lower than the wheel height of the wheelchair.
[0032]
Next, the ground is excavated, and concrete foundation 5 is made by placing the concrete in the ground. The column member 3 is embedded in the concrete foundation 5 in a state where the second gate interval D2 is set.
[0033]
Then, after the concrete is solidified, the head portions 2 are separated from each other to set the first gate distance D1, and then fixed with screw parts such as screws 3c1, and the intermediate members 4a are separated from each other. Thus, the third gate interval D3 is set and then fixed with screw parts such as the screw 4c1, and the height adjusting screw 4d is turned to fix the auxiliary member 4b on the foundation 5.
[0034]
Next, the operation of the gate after construction will be described.
[0035]
Now, as shown in FIG. 3, it is assumed that the wheelchair user A tries to pass through the gate 1 while riding on the wheelchair 10. At this time, the first gate distance D1 of the head portion 2 is such that the head of the wheelchair user A can easily pass through. Even if it contacts the part 2, the external force applied to the head part 2 is dispersed and absorbed by the shape of the disk 2a and the elastic body covering the disk 2a. Therefore, there is no risk that the head unit 2 will come into contact with the wheelchair user A when passing, and it is safe.
[0036]
Further, the second gate interval D2 of the support member 3 provides a space where the wheelchair user A can easily operate the hand rim 13 of the rear wheel 12 of the wheelchair 10 by hand. Within this space, the wheelchair user A can apply a rotational driving force to the rear wheel 12 by repeating the operation of grasping the hand rim 13 and pulling it.
[0037]
Furthermore, since the third gate distance D3 of the left and right projecting portion 4 is set wider than the vehicle width W of the wheelchair 10, a space through which the hand rim 13 of the rear wheel 12 of the wheelchair can easily pass is provided. In this space, the rear wheel 12 to which the rotational driving force is applied rotates, and the wheelchair 10 can be moved forward or backward.
[0038]
Next, as shown in FIG. 4, it is assumed that the motorcycle B tries to pass through the gate 1 while keeping the vehicle body 20 in an upright posture. At this time, the first gate distance D1 of the head portion 2 is caught by the handle 21 (or the mirror 22, the same applies hereinafter) of the motorcycle B. Therefore, even if the motorcycle B tries to pass by, the head unit 2 can effectively block the passing. Even if the motorcycle B catches the handle 21 on the head portion 2, the external force applied to the head portion 2 is dispersed and absorbed by the shape of the disk 2a and the elastic body, so that the head portion 2 is less likely to be damaged. .
[0039]
On the other hand, as shown in FIG. 5 and FIG. 6, the vehicle body 20 is placed so that the handle 21 of the motorcycle B is not caught by the left and right head portions 2 of the strut member 3 on either the front or rear side (for example, the front side of the park entrance). Even if the vehicle body of the motorcycle B is inclined rightward toward the paper surface and tries to pass through the gate 1, the intermediate member 4a and the auxiliary member set at the third gate interval D3 of the left and right projecting portion 4 4b and the entry is prevented.
[0040]
That is, the vehicle body 20 of the motorcycle B is greatly inclined as shown in FIG. 5 from the upright state of FIG. 4, so that the mirror 22 interferes with the head unit 2, but the handle 21 has the head unit 2. Can be cleared. However, the wheel 23 interferes with the intermediate member 4a on the entrance side, and further, the wheel 23 interferes with the auxiliary member 4b when entering half from the entrance side, so that the motorcycle B cannot enter the gate 1. For example, when the vehicle body once inclined greatly is raised as shown in FIG. 6, in that case, the handle 21 interferes with the horizontal rail 2d or the left and right head portions 2 of the post member 3 at the rear. B cannot enter the gate 1.
[0041]
In contrast to FIGS. 5 and 6, the vehicle body 20 is inclined leftward toward the plane of the paper so as not to be caught by the left and right head portions 2 so as to pass through the gate 1 instead. In the same manner as described above, the vehicle body 20 of the motorcycle B is caught by the intermediate member 4a and the auxiliary member 4b set at the third gate interval D3 of the left and right projecting portion 4 to prevent the intrusion. . Similarly, when the handle of the motorcycle B is retracted more than the front wheels, the intrusion is similarly prevented.
[0042]
As described above, in the construction method of the wheelchair gate 1 of the present embodiment, the height of the head portion 2 is set to the handle height of the motorcycle B, and the height of the rear wheel of the wheelchair A is between the support members 3. In a state where the left and right projecting portions 4 for forming a gap corresponding to the vehicle width W of the wheelchair 10 are set at a low position, each column member 3 is erected on the foundation 5 and then the first gate Since the distance D1 and the third gate distance D3, which is the gap between the left and right overhang portions 4, are adjusted and fixed, the accuracy of the gate distances D1 and D3 is ensured regardless of the foundation work. Will come to be. Therefore, when the motorcycle B tries to pass through the gate 1 after the construction, the handle 21 is caught by the left and right head portions 2 and it becomes difficult to enter. Further, even if the vehicle body 20 is tilted and tries to pass through the gate 1 so that the handle 21 of the motorcycle B is not caught by the left and right head portions 2, the vehicle body 20 of the motorcycle B is left and right. It becomes difficult to enter the area. On the other hand, since the second gate distance D2 below the head portion 2 remains wide, there is no possibility that the body of the wheelchair user A will come into contact with the gate 1, and the user A can easily pass therethrough.
[0043]
That is, in the gate 1 by this construction method, it is possible to exhibit the original function as the wheelchair gate 1 such that the wheelchair 10 passes but the motorcycle B does not pass.
[0044]
(Embodiment 2)
FIG. 7 shows the entire structure of the motorcycle intrusion prevention gate according to the second embodiment of the present invention, in which (a) is a front view and (b) is a side view. 8 is a front view showing a state where a senior car is going to pass through the main gate, FIG. 9 is a front view showing a state where a wheelchair is going to pass through the main gate, and FIGS. It is a front view which shows the state which is going to pass.
[0045]
Regarding the structure of a senior car equipped with a self-propelled carriage with a handle, unlike the wheelchair 10 shown in FIG. 9, the standard is not unified, and there are various types such as an electric tricycle and an electric four-wheel vehicle. . For example, in an electric four-wheeled vehicle, as shown in FIG. 8, a seat portion 111 on which a user A ′ of a senior car 110 sits is supported by a self-propelled carriage 113 having four wheels 112, and the self-propelled carriage 113 is used by a senior car. A handle 114 with a mirror 113a is provided for the person A 'to operate by hand. In many cases, the vehicle width (full width) W ′ including the handle 114 is substantially equal to the vehicle width W of the wheelchair 10 in consideration of not narrowing the action range of the senior car 110. On the other hand, the motorcycle B such as a motorcycle or a scooter shown in FIGS. 10 to 12 has different specifications depending on the manufacturer. For example, in a small motorcycle having a displacement of about 50 cc, the vehicle width is the same as that of the wheelchair 10. There are many vehicles with width W or less.
[0046]
As shown in FIG. 7, the senior car 110 and the wheelchair gate 100 as the motorcycle intrusion prevention gate according to the present embodiment can pass through the senior car 110 and the wheelchair 10 with the users A ′ and A, respectively. A column member 103 formed so that the head portion 102 faces from the left and right sides with a gate interval (D101 to D104) that prevents the motorcycle B from passing therethrough is juxtaposed, and the height of the head portion 102 is increased. (H101) is set above the handle of the motorcycle B, and the handle width W ″ ( <W ′), the first left and right overhanging portion 1041 that forms a gap corresponding to the height of the self-propelled carriage 113 of the senior car 110 and the position (H103) lower than the rear wheel height of the wheelchair 10 A second left and right projecting portion 1042 that forms a gap according to the width W ′ and the rear wheel width W is provided.
[0047]
The head portion 102 is set as a fourth gate interval through which the senior car user A ′ and the wheelchair user A can pass by a distance of D101 left and right, and is set by a distance of L101 in the front and rear direction. The fourth gate interval D101 is set so that the senior car user A ′ and the wheelchair user A do not interfere with each other when the gate passes. Further, since the head portion 102 is provided so as to protrude forward and backward from the column member 103, the front and rear distance L101 is set slightly wider than the following L102. The fourth gate interval D101 is set slightly smaller than the first gate interval D1 in the first embodiment because of the height of the head portion 102 with respect to the senior car user A ′ and the wheelchair user A. The passage of B can be made more difficult.
[0048]
The head portion 102 is formed of, for example, a stainless steel disc 102a so that at least a portion facing inward forms an arc shape, and the front and rear discs 102a are formed of three horizontal bars 102b, 102c, and 102d. Are connected to each other. These horizontal bars 102b and 102c are arranged on a horizontal line including the center of the disk 102a, and the horizontal beam 102d is arranged at a position inclined with respect to the horizontal line by θ ′ in the drawing. Further, the disc 102a is covered with an elastic body such as rubber, and further, for example, an invasion prohibition mark of the motorcycle B may be displayed on the side of the disc 102a toward the outside of the park.
[0049]
The strut member 103 is set as a fifth gate interval through which the senior car user A ′ and the wheelchair user A can pass by being separated by D102 on the left and right, and is set by L102 on the front and back. The fifth gate distance D102 is set so that the bodies of the senior car user A ′ and the wheelchair user do not interfere with the support member 103. Further, the front-rear distance L102 is set to be larger than the difference between the handle and the wheel in such a motorcycle, assuming that the handle of the motorcycle B is retreated more than the front wheel, for example.
[0050]
This strut member 103 is made of, for example, a stainless steel pipe of φ48.6 × t2.0, and its upper end side 103a is bent about 45 ° toward the inside of the gate. The bent end is connected to the horizontal beam 102d. As a result, the front and rear support members 103 are connected to each other to support the head portion 102. Further, the column member 103 is erected by welding or the like at its lower end side 103b onto the slide steel plate 103c. The height of the slide steel plate 103c is set as low as the strength permits so as not to reduce the gate interval D104, and through holes from the upper surface to the lower surface are formed at appropriate positions. On the other hand, a support steel plate 105a that slidably supports the slide steel plate 103c is fixed as a foundation by, for example, a concrete foundation 105 buried in the ground. For this reason, the supporting steel plate 105a has a surface area larger than that of the slide steel plate 103c, and the upper surface thereof has a smaller diameter than the hole corresponding to the through hole of the slide steel plate 103c and a height that allows the hole to penetrate with sufficient margin. The male screw is set up. In addition, anchor bolts 106 are welded or the like at appropriate positions on the lower surface of the supporting steel plate 105a so that they do not come out of the concrete foundation 105 even when an external force is applied. In addition, the material, dimension shape, etc. of the support | pillar member 103 can be changed suitably (the same is true for the protruding members described below).
[0051]
The first left and right overhanging portion 1041 is set to be separated by D103 on the left and right as a sixth gate interval through which the senior car user A ′ and the wheelchair user vehicle A can pass. The sixth gate interval D103 is set so that a slight gap is formed so that the handle 114 of the senior car 110 does not interfere with the first left and right protruding portion 1041.
[0052]
The first left and right overhanging portion 1041 is made of, for example, a stainless steel pipe having the same diameter as that of the support member 103, and protrudes inward from the support member 103 directly below the front and rear, left and right head portions 102 in the shape of L in front view. And a projecting member 1041b spanned between the front and rear projecting members 1041a.
[0053]
The second left and right overhanging portion 1042 is set as a seventh gate interval through which the senior car user A ′ and the wheelchair user A can pass, separated by D104 on the left and right. The seventh gate distance D104 is such that a gap is formed so that the self-propelled carriage 113 of the senior car 110 and the hand rim 13 of the rear wheel 12 of the wheelchair 10 do not interfere with the second left and right protruding portion 1042. Is set.
[0054]
The second left and right projecting portion 1042 is made of, for example, a stainless steel pipe having the same diameter as that of the support member 103, and is stretched between the front and rear support members 103 and protrudes inward in a U shape in plan view. And an auxiliary member 1042b that protrudes further downward from the vicinity of the center in the front-rear direction of the intermediate member 1042a.
[0055]
The auxiliary member 1042b is erected by welding or the like at its lower end side onto the slide steel plate 103c. And this slide steel plate 103c is united with the support | pillar member 103, and is supported by the support steel plate 105a.
[0056]
Hereinafter, the construction method of this gate is demonstrated.
[0057]
This gate 100 shall be installed at the entrance of the park. Here, the column member 103 is erected on the upper surface of the slide steel plate 103c by welding or the like on the lower end side 103b, but the head portion 102 is welded or the like on the upper end side 103a of the column member 103. And the intermediate member 104a is welded to the column member 103 so as to be lower than the wheel height of the wheelchair 10 and the height of the self-propelled carriage of the senior car 110. Is set in advance so that
[0058]
Next, the ground is excavated and concrete is placed therein to form a concrete foundation 105, and a supporting steel plate 105a is embedded in the concrete foundation 105 at predetermined intervals.
[0059]
After the concrete has hardened, the through holes of the slide steel plate 103c are fitted into the male screw on the upper surface of the support steel plate 105a to wrap both the steel plates 103c and 105a. Then, the slide steel plate 103c is slid on the support steel plate 105a in a state where the nut is temporarily fixed to the male screw protruding from the upper surface of the slide steel plate 103c via a spring washer. Thus, the fourth to seventh gate intervals D101 to D104 are set simultaneously by bringing the column members 103 fixed to the left and right slide steel plates 103c apart from each other. After that, the slide steel plate 103c and the support steel plate 105a are fixed to each other by tightening the male screw.
[0060]
Next, the operation of the gate after construction will be described.
[0061]
Assume that the gate 100 is installed at the entrance of a park. Now, as shown in FIG. 8, it is assumed that the senior car user A ′ tries to pass through the gate 100 while riding in the senior car. At this time, the fourth gate interval D101 of the head portion 102 is such that the head of the senior car user A ′ can easily pass through, but should the senior car user A ′ accidentally pass the gate 100 by mistake. Even if the head part 102 is sometimes contacted, the external force applied to the head part 102 is dispersed and absorbed by the shape of the disk 102a and the elastic body covering the disk 102a. Therefore, there is no risk that the head unit 102 may come into contact with the senior car user A ′ when passing, and it is safe.
[0062]
Further, the fifth gate interval D102 of the support member 103 provides a space where the senior car user A ′ can easily pass through the gate 100. Further, since the sixth gate interval D103 of the first left and right overhanging portion 1041 is set wider than the handle width W ″ of the senior car 110, a space through which the handle 114 of the senior car 110 can easily pass is provided. Furthermore, since the seventh gate distance D104 of the second left and right projecting portion 1042 is set wider than the vehicle width W ′ of the senior car 110, a space through which the self-propelled carriage 113 of the senior car 110 can easily pass. Within these spaces, the senior car user A ′ can operate the handle 114 to move the senior car 110 forward or backward.
[0063]
Next, as shown in FIG. 9, it is assumed that the wheelchair user A tries to pass through the gate 100 in a state where the user is on the wheelchair. At this time, the fourth gate interval D101 of the head portion 102 is such that the head of the wheelchair user A can easily pass through. However, the wheelchair user A accidentally passes the gate 100 by mistake. Even if the head part 102 is sometimes contacted, the external force applied to the head part 102 is dispersed and absorbed by the shape of the disk 102a and the elastic body covering the disk 102a. Therefore, even when the wheelchair user A passes, there is no risk of the head unit 102 coming into contact and being injured.
[0064]
In addition, since the fifth gate interval D102 of the column member 103 and the sixth gate interval D103 of the first left and right projecting portion 1041 are both set wider than the vehicle width W of the wheelchair 10, A space where the hand rim 13 of the rear wheel 12 of the wheelchair 0 can easily pass is provided. Furthermore, since the seventh gate distance D104 of the second left and right overhanging portion 1042 is set wider than the vehicle width W of the wheelchair 10, a space through which the hand rim 13 of the rear wheel 12 of the wheelchair 10 can easily pass. I will provide a. Within these spaces, the wheelchair user A can move the wheelchair 10 forward or backward.
[0065]
Next, as shown in FIG. 10, it is assumed that the motorcycle B tries to pass through the gate 100 while keeping the vehicle body 20 in an upright posture. At this time, the first left and right overhanging portion 1041 of the head portion 102 or the column member 103 is caught by the handle 21 (or the mirror 22, hereinafter the same) of the motorcycle B, or even if the handle 21 is not caught. However, the rider's body of the motorcycle B cannot easily pass by interfering with the head portion 102 or the first left and right extending portion 1041. This is the same even if the rider gets off the motorcycle B and boosts it.
[0066]
On the other hand, as shown in FIGS. 11 and 12, the handle 21 of the motorcycle B is pulled by the head portion 102 of the front or rear (for example, the front side of the park entrance) or the first left and right protruding portion 1041 of the column member 103. Even if the vehicle body 20 is inclined to the right side toward the paper surface and tries to pass through the gate 100, the vehicle body of the motorcycle B remains in the seventh gate interval of the second left and right overhanging portion 1042. The intermediate member 1042a set to D104 and the auxiliary member 1042b are caught and prevented from entering.
[0067]
That is, the vehicle body 20 of the motorcycle B is greatly inclined as shown in FIG. 11 from the upright state in FIG. 10, so that the mirror 22 interferes with the head portion 2, but the handle 21 is in the head portion 102. And the 1st left-right overhang | projection part 1041 can be cleared. However, the wheel 23 interferes with the intermediate member 1042a on the entrance side and further interferes with the auxiliary member 1042b when entering the half from the entrance side, so that the motorcycle B cannot enter the gate 100. For example, when the vehicle body that has been largely inclined is re-raised as shown in FIG. 12, in this case, the handle 21 interferes with the horizontal rail 102d or the first left and right protruding portion 1041 of the rear column member 103. After all, the motorcycle B cannot enter the gate 100.
[0068]
In contrast to FIGS. 11 and 12, the vehicle body 20 is tilted leftward toward the plane of the paper so that the handle 21 of the motorcycle B is not caught by the left and right head portions 102 and the first left and right overhanging portion 1041. Even when trying to pass through the gate 100, the vehicle body 20 of the motorcycle B is similar to the above in that the intermediate member 1042a and the auxiliary member set at the seventh gate interval D104 of the second left and right projecting portion 1042 are used. 1042b and the entry is prevented. Similarly, when the handle of the motorcycle B is retracted more than the front wheels, the intrusion is similarly prevented.
[0069]
As described above, in the construction method of the senior car and the wheelchair gate 100 according to the second embodiment, the height of the head portion 102 is set above the handle of the motorcycle B, and the handle of the senior car 110 is interposed between the support members 103. The first left and right overhanging portion 1041 that forms a gap corresponding to the width of the handle is set in the height, and the self-propelled carriage is lower than the height of the senior car 110 and the height of the rear wheel of the wheelchair 10. After the column member 103 is erected on the foundation 5 in a state where the second left and right projecting portions 1042 that form a gap according to the width and the rear wheel width are set, the first left and right projecting portions 1041 are connected to each other. The gate interval D103 can be adjusted by moving away from each other, and at the same time, the gate interval D104 can be adjusted and fixed by moving the second left and right protruding portions 1042 away from each other. Since the, the gate interval D103, D104 accuracy regardless workmanship whether the foundation work is to be ensured. Therefore, when the motorcycle B tries to pass through the gate 100 after construction, the handle 21 is caught by the left and right head portions 102 or the first left and right overhang portions 1041, making it difficult to enter. Further, the gate 100 is tilted to the gate 100 after the construction so that the vehicle body 20 is inclined so that the handle 21 of the motorcycle B is not caught by the left and right head portions 102 or the first left and right overhang portions 1041. Even when trying to pass through, the vehicle body 20 of the motorcycle B is caught by the second left and right overhanging portion 1042, making it difficult to enter. On the other hand, since the gate distance D102 of the first left and right overhanging lower portion 1041 remains wide, there is no possibility that the bodies of the users A ′ and A of the senior car 110 and the wheelchair 10 will come into contact with the gate 100. ', A is easy to pass.
[0070]
That is, in the gate 100 after the construction, the senior car 110 and the wheelchair 10 can pass, but the motorcycle B cannot pass, but the original functions of the senior car and the wheelchair gate can be exhibited.
[0071]
In the first embodiment, the first gate gap D1 is adjusted by attaching the head parts 2 to the column member 3 so that they can be separated from each other by the first adjustment part 3c, and further the second adjustment part 4c. The third gate interval D3 is adjusted by attaching the intermediate members 4a to the column member 3 so that they can be separated from each other. However, only the adjustment of the first gate interval D1 may be performed. Can have an intrusion prevention function for the motorcycle B with an inexpensive configuration. Moreover, although both adjustment parts 3c and 4c are made into the shape of a fitting sleeve, it is good also as a flat plate shape or a semi-cylindrical slide structure.
[0072]
In the first embodiment, the support members 3 are embedded and fixed in the concrete foundation 5 and then the gate intervals D1 and D3 are individually adjusted. In the second embodiment, the support members 103 are slid. The steel plate 103c is welded and the like, and the slide steel plate 103c is slid onto the support steel plate 105a embedded in the concrete foundation 105 to adjust the gate intervals D101 to D104 at the same time. Alternatively, both may be applied in combination. Furthermore, in the case of the gate 100 of the second embodiment, the gate 100 can be appropriately replaced after the construction. The foundation is not limited to the concrete foundation 5, and may be a steel pile foundation in which steel is directly embedded in the ground.
[0073]
Moreover, in the said Embodiment 1, although the wheelchair user A demonstrated the self-propelled wheelchair 10 which operates the hand rim 13 of the rear wheel 12 of the wheelchair 10 by himself, About the wheelchair for assistance in which an assistant operates a wheelchair Of course, the gate 1 can be easily passed in the same manner as described above. Further, in the second embodiment, the example in which the senior car 110 and the wheelchair 10 can easily pass through the gate 100 has been described. However, the electric wheelchair can be easily passed through the gate 100 as well.
[0074]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, the accuracy of the gate interval is ensured regardless of whether the foundation work is completed. Therefore, when the motorcycle tries to pass through the gate after construction, the handle is caught by the left and right head portions, making it difficult to enter. That is, it is possible to exhibit the original function of the wheelchair gate such that the wheelchair passes through the gate after the construction, but the motorcycle does not pass.
[0075]
According to the second aspect of the invention, the accuracy of the gate interval is ensured by adjusting the left and right projecting portions. Therefore, even if the body of the motorcycle is tilted to pass through the gate so that the handle of the motorcycle is not caught by the left and right heads against the gate after this construction, It becomes difficult to enter the area. On the other hand, since the gate interval under the head remains large, there is no possibility that the body of the wheelchair user will come into contact with the gate, and the user can easily pass through.
[0076]
According to the third aspect of the invention, the accuracy of the gate interval can be ensured only by adjusting the intermediate member. Therefore, even if an attempt is made to tilt the vehicle body and pass through the gate so that the handle of the motorcycle is not caught by the left and right head portions of either of the front and rear support members with respect to the gate after this construction, the wheel of the motorcycle Is caught by the intermediate member or auxiliary member of the left and right overhanging portion of the support member, making it difficult to enter.
[0077]
According to the invention described in claim 4, the accuracy of the gate interval can be ensured regardless of the foundation work. Therefore, when the motorcycle tries to pass through the gate after the construction, the handle is caught by the first left and right projecting portion, and it becomes difficult to enter. In other words, in the gate after the construction, it is possible to exhibit the original function of the motorcycle intrusion prevention gate, such as passing a senior car and a wheelchair but not a motorcycle.
[0078]
According to the fifth aspect of the invention, the accuracy of the gate interval is ensured by adjusting the second left and right overhanging portions. Therefore, even if you try to pass through the gate by tilting the vehicle body so that the handle of the motorcycle will not be caught by the left and right heads or the first left and right overhanging parts, The body of the motorcycle is caught by the second left and right overhanging portion, making it difficult to enter. On the other hand, since the gate interval under the first left and right overhanging portion remains wide, there is no possibility that the body of the user of the senior car and the wheelchair will come into contact with the gate, and the user can pass easily.
[0079]
According to the sixth aspect of the invention, the accuracy of the gate interval can be ensured only by adjusting the intermediate member. Therefore, tilt the vehicle body and pass through the gate so that the handle of the motorcycle will not be caught by the left and right heads or the first left and right overhangs of either the front or rear strut members. Even so, the wheel of the motorcycle is caught by the intermediate member or the auxiliary member of the second left and right projecting portion of the column member, and the entry becomes difficult.
[Brief description of the drawings]
FIGS. 1A and 1B show an overall structure of a wheelchair gate according to a first embodiment of the present invention, where FIG. 1A is a front view and FIG. 1B is a side view.
FIG. 2 is an enlarged partial cross-sectional view of each adjustment unit, where (a) is a plan view of the first adjustment unit, (b) is a front view thereof, and (c) is a plan view of the second adjustment unit, (D) is the front view.
FIG. 3 is a front view showing a state in which the wheelchair is about to pass through the gate according to the first embodiment.
FIG. 4 is a front view showing a state in which the motorcycle is about to pass through the gate according to the first embodiment.
FIG. 5 is a front view showing another state in which the motorcycle is about to pass through the gate according to the first embodiment.
FIG. 6 is a front view showing still another state in which the motorcycle is about to pass through the gate according to the first embodiment.
FIGS. 7A and 7B show an entire structure of a senior car and a wheelchair gate according to Embodiment 2 of the present invention, in which FIG. 7A is a front view and FIG. 7B is a side view.
FIG. 8 is a front view showing a state where a senior car is about to pass through a gate according to the second embodiment.
FIG. 9 is a front view showing a state in which the wheelchair is about to pass through the gate according to the second embodiment.
FIG. 10 is a front view showing a state in which a motorcycle is about to pass through a gate according to the second embodiment.
FIG. 11 is a front view showing another state in which the motorcycle is about to pass through the gate according to the second embodiment.
FIG. 12 is a front view showing still another state in which the motorcycle is about to pass through the gate according to the second embodiment.
[Explanation of symbols]
1 Wheelchair gate (corresponds to motorcycle entry prevention gate)
100 Senior car and wheelchair gates (corresponding to motorcycle entry prevention gates)
2,102 head
2a, 102a disc
2b, 2c, 2d, 102b, 102c, 102d
3,103 Prop member
3a, 103a Upper end side
3b, 103b Lower end side
3c 1st adjustment part
103c Slide steel plate
4,1041,1042 Left and right overhangs (first and second left and right overhangs)
4a, 1042a Intermediate member
4b, 1042b Auxiliary member
4c Second adjustment part
4d height adjustment screw
1041a Protruding member
1041b Hanging member
5,105 Concrete foundation (foundation)
105a Support steel plate
6,106 Anchor bolt
A Wheelchair user
10 Wheelchair
11 Seat part
12 Rear wheel
13 Hand rim
A 'Senior car user
110 Senior Car
111 Seat part
112 wheels
113 Self-propelled cart
113a mirror
114 Handle
B motorcycle
20 body
21 Handle
22 Mirror
23 wheels
D1 to D3 First to third gate intervals (gate intervals)
D101 to D104 Fourth to seventh gate intervals (gate intervals)
W Wheelchair width
W 'Senior car self-propelled carriage width
W ”Senior car handle width

Claims

Motorcycle but wheelchairs can pass while keeping boarding the user, the passage of the motorcycle that strut members head portion is formed so as to face from the left and right at a gate interval that prevents was erected on a foundation An intrusion deterrent gate structure ,
In a state where the strut member erected on a foundation with the height of the head portion is set to the handle the height of the motorcycle,
A motorcycle characterized in that the left and right head portions are connected to the left and right support members in such a manner that the positions of the left and right head portions are separated from each other so that the gate interval can be adjusted by adjusting the position of the head portion. Intrusion prevention gate structure .

A left and right projecting portion for forming a gap according to the vehicle width of the wheelchair is provided at a position lower than the rear wheel height of the wheelchair between the support members ,
In the state where the column member is erected on the foundation , the left and right overhanging portions are provided so that the positions of the left and right overhanging portions can be changed from each other so that the gate interval can be adjusted by adjusting the position of the overhanging portion. structure of a motorcycle invasion suppressing gate according to claim 1, wherein the are.

Strut member is arranged back and forth at a distance larger than the shift amount of the motorcycle handle and wheels Tei Rutotomoni,
Right and left projecting portions is bridged between the front and rear struts respectively, and an intermediate member that protrudes inwardly shaped plan-viewed C, further protruding downward from the front and rear direction near the center of the intermediate member An auxiliary member,
Structure of a motorcycle invasion suppressing gate according to claim 2, wherein said right and left projecting portions by Rukoto protruding amount is changed, characterized in Rukoto the disjunction each other of the intermediate member.

A senior car and wheelchair equipped with a self-propelled carriage with a handle can pass with the user on, but a column member formed so that the head part faces from the left and right with a gate interval that prevents the motorcycle from passing Is a motorcycle intrusion deterrent gate structure erected on the foundation,
The height of the head portion, between which is set to the handle above the motorcycle Rutotomoni strut members, the first right and left projecting portions for forming a gap corresponding to the handle width on the handle height mobility scooter And
In a state where the strut member is erected on a base, so as to adjust the gate interval by adjusting the position of the first projecting portion, located in the direction of right and left projecting portions causes the disjunctive with each other A structure of a motorcycle intrusion prevention gate, which is provided so as to be changeable .

In a position lower than the height of the self-propelled bogie of the senior car and the height of the rear wheel of the wheelchair, a second left and right projecting portion for forming a gap according to the width of the self-propelled bogie and the width of the rear wheel is provided.
In a state where the strut member erected on a foundation, the second as the gate interval by adjusting the position of the projecting portion can be adjusted, right and left Zhang in a direction to the disjunction of the second right and left projecting portions to each other The structure of the motorcycle intrusion prevention gate according to claim 4, wherein the protruding portions are provided so that the positions thereof can be changed .

The strut members are arranged in parallel at the front and rear with a gap larger than the deviation between the handle and the wheel of the motorcycle, and the left and right overhanging portions are respectively spanned between the front and rear strut members, an intermediate member which projects inwardly into shape, and an auxiliary member, further protruding downward from the front and rear direction near the center of the intermediate member, the second by Rukoto amount of projection of the intermediate member is changed structure of a motorcycle invasion suppressing gate according to claim 5, wherein the right and left projecting portions is disjunctive from one another, characterized in Rukoto of.