JP3974872B2

JP3974872B2 - Caliper body for disc brakes for pin slide type vehicles

Info

Publication number: JP3974872B2
Application number: JP2003110506A
Authority: JP
Inventors: 竹徳土屋; 靖小林
Original assignee: Honda Motor Co Ltd; Nissin Kogyo Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd; Nissin Kogyo Co Ltd
Priority date: 2003-04-15
Filing date: 2003-04-15
Publication date: 2007-09-12
Anticipated expiration: 2023-04-15
Also published as: JP2004316758A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ピンスライド型車両用ディスクブレーキのキャリパボディに係り、詳しくは、作用部のディスクロータ半径方向外側壁にブリーダ孔を形成し、該ブリーダ孔にブリーダスクリュを螺合したキャリパボディに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、ピンスライド型車両用ディスクブレーキは、キャリパボディが、車体に固設されるキャリパブラケットに、一対のスライドピンを介してディスクロータ軸方向に移動可能に取り付けられている。キャリパボディの作用部には、ディスク回入側壁及びディスク回出側壁から、スライドピンの取り付け腕がそれぞれ延設され、該取り付け腕に、前記キャリパブラケットに形成されたピン挿通孔内を摺動するスライドピンが螺着されている。また、作用部のディスクロータ半径方向外側壁にブリーダボス部が突設され、該ブリーダボス部には作動液中の混入エアを排出するブリーダ孔が、シリンダ孔に連通させて開口形成されるとともに、該ブリーダ孔にはブリーダスクリュが螺着されている（例えば、特許文献１参照）。
【０００３】
【特許文献１】
特許第３２７１０３４号公報（第１頁−３頁図１）
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述のように形成されたキャリパボディをタイヤのホイールディスク内に配設すると、キャリパボディとホイールディスクとの間には、スペース上の制約から僅かなホイールクリアランスしか設定されていない。このため、例えば、ホイールディスク内に氷雪などが付着し、ホイールクリアランスが狭められた場合、車両発車時に車輪が回転すると、付着した氷雪がキャリパボディのディスクロータ半径方向外側壁から突出したブリーダスクリュに衝突し、ブリーダスクリュが損傷する虞があった。
【０００５】
そこで本発明は、簡単な構造で、ホイールディスク内に氷雪などが付着することがあっても、付着した氷雪などを効果的に除去することができ、ブリーダスクリュの損傷を防止することができるピンスライド型車両用ディスクブレーキのキャリパボディを提供することを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため本発明は、ディスクロータ一側部に配設される作用部にディスクロータ側に開口して設けられたシリンダ孔の底部と該シリンダ孔にピストンシールを介して液密且つ移動可能に内挿されたピストンとの間に画成される液圧室に連通して液圧マスタシリンダから液圧室までのブレーキ系統内の混入エアを排出するブリーダ孔を開口形成したブリーダボス部を、前記シリンダ孔の底部の外周壁にディスクロータ半径方向外側に突設し、前記ブリーダ孔にブリーダスクリュを螺合するとともに、前記シリンダ孔の底部の外周壁のディスクロータ回入側及びディスクロータ回出側に、先端にスライドピン挿通孔を有するスライドピン取り付け腕を、前記ディスクロータ一側部と平行にそれぞれ延設したピンスライド型車両用ディスクブレーキのキャリパボディにおいて、前記両取り付け腕の先端部分に、ディスクロータ半径方向外側に突出する突起をそれぞれ形成するとともに、これら突起と前記ブリーダスクリュとをディスクロータの軸線方向と直交する同一線上に配置し、前記ディスクロータの中心から前記突起の先端までの距離を、前記ディスクロータの中心から前記ブリーダスクリュの先端までの距離よりも大きく設定したことを特徴としている。
【０００７】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各形態例を図面に基づいて詳しく説明する。図１乃至図３は、本発明の第１形態例を示すもので、ディスクブレーキ１は、車両の走行時に矢印Ａ方向へ回転するディスクロータ２と、該ディスクロータ２の一側面側で車体に固設されるキャリパブラケット３と、該キャリパブラケット３に、一対のスライドピン４，４を介してディスクロータ軸方向へスライド可能に支持されるキャリパボディ５と、前記ディスクロータ２を挟んで対向配置される一対の摩擦パッド６，６とを有している。
【０００８】
キャリパブラケット３のディスクロータ回入側及びディスクロータ回出側には、一対のキャリパ支持腕３ａ，３ａが設けられ、該キャリパ支持腕３ａ，３ａは、ディスクロータ２の外側をディスクロータ軸と平行に跨いで、キャリパボディ５のブリッジ部５ｃを挟むように配設されている。キャリパ支持腕３ａのそれぞれには、ピン挿通孔がキャリパボディ５の作用部５ａ側に開口して穿設されている。
【０００９】
キャリパボディ５は、ディスクロータ２の両側部に対向配置される作用部５ａ及び反作用部５ｂと、これらをディスクロータ２の外側を跨いで連結するブリッジ部５ｃとからなっている。作用部５ａには、シリンダ孔８がディスクロータ２側に開口して設けられ該シリンダ孔８にピストン９がピストンシールを介して液密且つ移動可能に内挿されている。シリンダ孔８の底部とピストン９との間には、液圧室１０が画成され、また、反作用部５ｂには反力爪５ｄが一体に形成されている。
【００１０】
作用部５ａの前記シリンダ孔８の底部の外周壁のディスクロータ回入側及びディスクロータ回出側には、スライドピン取り付け腕５ｅ，５ｅが突出して設けられる。スライドピン取り付け腕５ｅ，５ｅの先端には、スライドピン挿通孔がそれぞれ形成され、該スライドピン挿通孔に、前記キャリパ支持腕３ａに穿設されたピン挿通孔を摺動するスライドピン４，４が螺着される。さらに、スライドピン取り付け腕５ｅ，５ｅの先端には、ディスク半径方向外側へ突出する突起５ｆ，５ｆが形成されている。
【００１１】
シリンダ孔８の底部の外周壁のディスクロータ半径方向外側には、ブリーダボス部１１が突設されている。ブリーダボス部１１にはブリーダ孔１２が、液圧室１０に連通して開口形成され、このブリーダ孔１２にブリーダスクリュ１３が螺着される。ブリーダスクリュ１３は、六角頭部１３ａ及びおねじ１３ｂと、六角頭部１３ａから突出する排気管１３ｃと、おねじ１３ｂから突出する小径軸部とから成っていて、ブリーダスクリュ１３の内部には、排気管１３ｃの端面と小径軸部の外周面とに開口する通孔１３ｄが形成されている。また、ブリーダスクリュ１３のブリーダボス部１１から突出する排気管１３ｃと六角頭部１３ａとおねじ１３ｂの先端部分には、ゴム製のカバー１４が被着されている。
【００１２】
ディスクロータ２の車体外側には、図２の想像線に示されるように、タイヤＴがホイールディスク１５に挿通したボルトをホイールハブに螺着することによって車体に取り付けられ、このタイヤＴの取り付けによって、ディスクロータ２がホイールディスク１５の略中心線上に配設され、キャリパボディ５がホイールディスク１５内に収容配置される。また、キャリパボディ５とホイールディスク１５との間には、僅かなホイールクリアランスが設定される。
【００１３】
本形態例のディスクブレーキ１は、以上のように構成されており、運転者の制動操作によって、液圧マスタシリンダで昇圧された作動液が液圧室１０に供給されると、ピストン９がシリンダ孔８をディスクロータ２方向へ前進し、作用部側の摩擦パッド６をディスクロータ２の一側面に摺接させる。次に、この摺接によって発生した制動反力によって、キャリパボディ５は、スライドピン４，４に案内されながら作用部方向へ移動し、反力爪５ｄが反作用部側の摩擦パッド６ディスクロータ２の他側面へ摺接して制動作用が行われる。
【００１４】
また、液圧マスタシリンダから液圧室１０までのブレーキ系統内の作動液に混入したエアを抜く場合には、ブリーダスクリュ１３を緩め方向に回し、ブリーダスクリュ１３の小径軸部先端をブリーダボス部１１の開口面から離間させる。これによって、通孔１３ｄを介して液圧室１０内の作動液とこれに混入するエアとを外部に排出させることができる。
【００１５】
上述のようなディスクブレーキ１を搭載した車両が、寒冷地で使用される場合等では、ホイールディスク１５内に氷雪１６が付着することがあり、また、この氷雪１６を一晩放置させると冷え固まって氷塊状になっていた。これら氷雪１６や氷塊によって、ホイールクリアランスが狭められた状態で車両を発車させると、車輪の回転に伴って、氷雪１６や氷塊がスライドピン取り付け腕５ｅ，５ｅの先端から突出する突起５ｆ，５ｆに衝突して砕け、ホイールディスク１５から落下する。これによって、氷雪１６や氷塊が効果的にホイールディスク１５から除去され、ブリーダスクリュ１３の排気管１３ｃや六角頭部１３ａが、氷雪１６や氷塊と衝突して損傷する虞がない。また、ホイールディスク１５内に付着して固まった泥等も、車両走行中に突起５ｆ，５ｆと衝突して落下するので、ブリーダスクリュ１３が泥の固まり等で損傷したり汚れたりすることを防止することができる。
【００１６】
図４は、本発明の第２形態例を示すもので、第１形態例と同一の箇所には同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【００１７】
キャリパボディ５の作用部５ａの両側部には、第１形態例と同様にスライドピン取り付け腕５ｅ，５ｅが突出して設けられ、該スライドピン取り付け腕５ｅ，５ｅの先端には、ディスク半径方向外側へ突出する突起５ｇ，５ｇが形成されている。この突起５ｇ，５ｇと、ブリーダスクリュ１３とは、ディスクロータ２の中心Ｏから、突起５ｇの先端までの距離Ｌ１が、ディスクロータ２の中心Ｏからブリーダスクリュ１３の排気管１３ｃの先端までの距離Ｌ２よりも大きくなるように設定されている。
【００１８】
これにより、車両の発車時にホイールディスク１５内に付着した氷雪１６や泥等が、突起５ｇ，５ｇによって効果的にホイールディスク１５から除去され、氷雪１６や泥等がブリーダスクリュ１３の排気管１３ｃや六角頭部１３ａに衝突することをより確実に防止することができる。
【００１９】
なお、上述の第１、第２形態例では、各スライドピン取り付け腕の先端に突起を１つ設けているが、複数の突起を設けることもできる。さらに、前記突起５ｆ，５ｆ又は突起５ｇ、５ｇと前記ブリーダスクリュ１３とはディスクロータの軸線方向と直交する同一線上に配置に配置されている。
【００２３】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ホイールディスク内に氷雪や泥などが付着することがあっても、付着した氷雪や泥などを、スライドピン取り付け腕の先端に設けた突起によって、効果的に除去することができるので、ブリーダスクリュが氷雪や泥等の固まりによって損傷したり汚れたりすることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１形態例を示すピンスライド型ディスクブレーキの要部断面正面図
【図２】図１のＩＩ−ＩＩ断面図
【図３】本発明の第１形態例を示すピンスライド型ディスクブレーキの平面図
【図４】本発明の第２形態例を示すピンスライド型ディスクブレーキの要部断面正面図
【符号の説明】
１…ディスクブレーキ、２…ディスクロータ、３…キャリパブラケット、４…スライドピン、５…キャリパボディ、５ａ…作用部、５ｂ…反作用部、５ｃ…ブリッジ部、５ｄ…反力爪、５ｅ…スライドピン取り付け腕、５ｆ，５ｇ…突起、６…摩擦パッド、８…シリンダ孔、９…ピストン、１２…ブリーダ孔、１３…ブリーダスクリュ、１３ａ…六角頭部、１３ｂ…おねじ、１３ｃ…排気管、１３ｄ…通孔、１５…ホイールディスク、１６…氷雪、Ｏ…ディスクロータの中心、Ｌ１…ディスクロータの中心から突起の先端までの距離、Ｌ２…ディスクロータの中心からブリーダスクリュの先端までの距離[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a caliper body of a pin slide type disc brake for a vehicle, and more particularly to a caliper body in which a bleeder hole is formed in an outer wall of a disk rotor in a radial direction of an action portion and a bleeder screw is screwed into the bleeder hole.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in a pin slide type vehicle disc brake, a caliper body is attached to a caliper bracket fixed to a vehicle body so as to be movable in a disc rotor axial direction via a pair of slide pins. A slide pin mounting arm is extended from the disk insertion side wall and the disk outlet side wall to the action part of the caliper body, and slides in the pin insertion hole formed in the caliper bracket on the mounting arm. A slide pin is screwed. In addition, a bleeder boss portion projects from the disk rotor radial outer wall of the working portion, and a bleeder hole for discharging mixed air in the working fluid is formed in the bleeder boss portion so as to communicate with the cylinder hole. A bleeder screw is screwed into the bleeder hole (see, for example, Patent Document 1).
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent No. 3271034 (page 1 to page 3)
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, when the caliper body formed as described above is disposed in the wheel disc of the tire, only a slight wheel clearance is set between the caliper body and the wheel disc due to space limitations. For this reason, for example, when snow or the like adheres to the wheel disc and the wheel clearance is narrowed, when the wheel rotates when the vehicle starts, the adhering ice and snow is applied to the bleeder screw protruding from the disc rotor radial outer wall of the caliper body. There was a risk that the bleeder screw could be damaged by collision.
[0005]
Therefore, the present invention has a simple structure, and even if icy and snow adheres to the wheel disk, the icy snow and the like can be effectively removed and the bleeder screw can be prevented from being damaged. An object of the present invention is to provide a caliper body for a disc brake for a sliding vehicle.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-mentioned object, the present invention provides a bottom portion of a cylinder hole provided on the working portion disposed on one side portion of the disk rotor so as to open to the disk rotor side, and a liquid tight seal through the piston hole to the cylinder hole. Further, a bleeder boss is formed in which a bleeder hole is formed so as to communicate with a hydraulic pressure chamber defined between the movably inserted piston and discharge mixed air in the brake system from the hydraulic pressure master cylinder to the hydraulic pressure chamber. Are protruded outward in the disk rotor radial direction on the outer peripheral wall of the bottom of the cylinder hole, and a bleeder screw is screwed into the bleeder hole. For a pin slide type vehicle in which a slide pin mounting arm having a slide pin insertion hole at the tip is extended in parallel with the one side of the disk rotor on the rotor delivery side. In the caliper body of Isukubureki, the a tip portion of both the mounting arms, so as to form respectively a projection projecting to the disc rotor radially outwardly, and these projections the bleeder screw on the same line perpendicular to the axial direction of the disc rotor arrangement, and the distance from the center of the disc rotor to a tip of the projection, is characterized in that is set larger than the distance from the center of the disc rotor to a tip of the bleeder screw.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. 1 to 3 show a first embodiment of the present invention. A disc brake 1 includes a disc rotor 2 that rotates in the direction of arrow A when the vehicle is running, and a vehicle body on one side of the disc rotor 2. A caliper bracket 3 that is fixedly mounted, a caliper body 5 that is supported by the caliper bracket 3 so as to be slidable in the axial direction of the disk rotor via a pair of slide pins 4, 4, and the disk rotor 2. And a pair of friction pads 6, 6.
[0008]
A pair of caliper support arms 3a, 3a is provided on the disk rotor retraction side and the disk rotor retraction side of the caliper bracket 3, and the caliper support arms 3a, 3a are parallel to the disk rotor shaft on the outside of the disk rotor 2. The caliper body 5 is disposed so as to sandwich the bridge portion 5c. Each of the caliper support arms 3 a is formed with a pin insertion hole that opens to the action portion 5 a side of the caliper body 5.
[0009]
The caliper body 5 includes an action part 5 a and a reaction part 5 b that are arranged opposite to both sides of the disk rotor 2, and a bridge part 5 c that connects these parts across the outside of the disk rotor 2. A cylinder hole 8 is provided in the acting portion 5a so as to open to the disk rotor 2 side, and a piston 9 is inserted into the cylinder hole 8 via a piston seal so as to be liquid-tight and movable. A hydraulic chamber 10 is defined between the bottom of the cylinder hole 8 and the piston 9, and a reaction force claw 5d is formed integrally with the reaction portion 5b.
[0010]
Slide pin mounting arms 5e and 5e protrude from the disk rotor retraction side and the disk rotor retraction side of the outer peripheral wall at the bottom of the cylinder hole 8 of the action portion 5a. Slide pin insertion holes 5e, 5e are formed with slide pin insertion holes at the tips thereof, and slide pins 4, 4 slide through the pin insertion holes formed in the caliper support arm 3a. Is screwed. Further, projections 5f and 5f projecting outward in the radial direction of the disk are formed at the tips of the slide pin mounting arms 5e and 5e.
[0011]
A bleeder boss portion 11 projects from the outer peripheral wall of the bottom of the cylinder hole 8 in the radial direction of the disk rotor. A bleeder hole 12 is formed in the bleeder boss portion 11 so as to communicate with the hydraulic chamber 10, and a bleeder screw 13 is screwed into the bleeder hole 12. The bleeder screw 13 includes a hexagonal head 13a and a male screw 13b, an exhaust pipe 13c protruding from the hexagonal head 13a, and a small-diameter shaft portion protruding from the male screw 13b. A through hole 13d is formed in the end surface of the exhaust pipe 13c and the outer peripheral surface of the small diameter shaft portion. A rubber cover 14 is attached to the exhaust pipe 13c protruding from the bleeder boss portion 11 of the bleeder screw 13, the hexagonal head portion 13a, and the distal end portion of the male screw 13b.
[0012]
As shown by the imaginary line in FIG. 2, the tire T is attached to the vehicle body by screwing a bolt inserted into the wheel disc 15 into the wheel hub, and the tire T is attached to the outside of the vehicle body of the disc rotor 2. The disc rotor 2 is disposed substantially on the center line of the wheel disc 15, and the caliper body 5 is accommodated in the wheel disc 15. Further, a slight wheel clearance is set between the caliper body 5 and the wheel disc 15.
[0013]
The disc brake 1 of the present embodiment is configured as described above, and when the hydraulic fluid boosted by the hydraulic master cylinder is supplied to the hydraulic chamber 10 by the driver's braking operation, the piston 9 becomes the cylinder. The hole 8 is advanced in the direction of the disk rotor 2, and the friction pad 6 on the working portion side is brought into sliding contact with one side surface of the disk rotor 2. Next, due to the braking reaction force generated by this sliding contact, the caliper body 5 moves toward the action part while being guided by the slide pins 4, 4, and the reaction force claw 5 d is a friction pad 6 on the reaction part side 6 disk rotor 2. A braking action is performed in sliding contact with the other side surface.
[0014]
Further, when the air mixed in the hydraulic fluid in the brake system from the hydraulic master cylinder to the hydraulic chamber 10 is removed, the bleeder screw 13 is turned in the loosening direction, and the tip of the small diameter shaft portion of the bleeder screw 13 is moved to the bleeder boss portion 11. Separated from the opening surface. As a result, the hydraulic fluid in the hydraulic chamber 10 and the air mixed therein can be discharged to the outside through the through hole 13d.
[0015]
When a vehicle equipped with the disc brake 1 as described above is used in a cold region, ice and snow 16 may adhere to the wheel disc 15, and when the ice and snow 16 is left to stand overnight, the ice and snow 16 are cooled and set. It was in the form of ice lump. When the vehicle is started in a state where the wheel clearance is narrowed by the ice and snow 16 and the ice blocks, the ice and snow 16 and the ice blocks are projected to the protrusions 5f and 5f protruding from the tips of the slide pin mounting arms 5e and 5e as the wheels rotate. It crashes and crashes and falls from the wheel disc 15. As a result, the ice and snow 16 and the ice block are effectively removed from the wheel disk 15, and the exhaust pipe 13c and the hexagonal head 13a of the bleeder screw 13 do not collide with the ice and snow 16 and the ice block and are not damaged. Further, mud and the like adhering to the wheel disk 15 collide with the protrusions 5f and 5f and fall while the vehicle is running, so that the bleeder screw 13 is prevented from being damaged or soiled by the mud lump. can do.
[0016]
FIG. 4 shows a second embodiment of the present invention. The same reference numerals are given to the same portions as those of the first embodiment, and the detailed description thereof is omitted.
[0017]
Similar to the first embodiment, slide pin mounting arms 5e and 5e are provided on both sides of the working portion 5a of the caliper body 5 so as to protrude from the distal end of the slide pin mounting arms 5e and 5e. Protrusions 5g and 5g projecting to the right are formed. The protrusions 5g and 5g and the bleeder screw 13 are such that the distance L1 from the center O of the disk rotor 2 to the tip of the protrusion 5g is the distance from the center O of the disk rotor 2 to the tip of the exhaust pipe 13c of the bleeder screw 13. It is set to be larger than L2.
[0018]
Thereby, the ice and snow 16 and mud adhering in the wheel disk 15 at the time of departure of the vehicle are effectively removed from the wheel disk 15 by the projections 5g and 5g, and the ice and snow 16 and mud and the like are removed from the exhaust pipe 13c of the bleeder screw 13 and It can prevent more reliably that it collides with the hexagon head 13a.
[0019]
In the first and second embodiments described above, one protrusion is provided at the tip of each slide pin mounting arm, but a plurality of protrusions may be provided. Further, the protrusions 5f and 5f or protrusions 5g and 5g and the bleeder screw 13 are arranged on the same line perpendicular to the axial direction of the disk rotor .
[0023]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, even if ice or snow or mud adheres to the wheel disk, the adhering ice or snow or mud is effective by the protrusion provided at the tip of the slide pin mounting arm. Therefore, the bleeder screw can be prevented from being damaged or soiled by a lump of ice or snow or mud.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional front view of an essential part of a pin slide type disc brake showing a first embodiment of the present invention. FIG. 2 is a cross-sectional view taken along the line II-II in FIG. FIG. 4 is a plan view of a main part of a pin slide type disc brake showing a second embodiment of the present invention.
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Disc brake, 2 ... Disc rotor, 3 ... Caliper bracket, 4 ... Slide pin, 5 ... Caliper body, 5a ... Action part, 5b ... Reaction part, 5c ... Bridge part, 5d ... Reaction force nail, 5e ... Slide pin Mounting arm, 5f, 5g ... projection, 6 ... friction pad, 8 ... cylinder hole, 9 ... piston, 12 ... bleeder hole, 13 ... bleeder screw, 13a ... hexagon head, 13b ... male screw, 13c ... exhaust pipe, 13d ... through hole, 15 ... wheel disc, 16 ... ice and snow, O ... center of the disc rotor, L1 ... distance from the center of the disc rotor to the tip of the protrusion, L2 ... distance from the center of the disc rotor to the tip of the bleeder screw

Claims

A bottom portion of a cylinder hole provided on the disk rotor side at an action portion provided on one side of the disk rotor and a piston inserted in the cylinder hole in a fluid-tight and movable manner through a piston seal. A bleeder boss portion having a bleeder hole that communicates with a hydraulic chamber defined therebetween and discharges mixed air in the brake system from the hydraulic master cylinder to the hydraulic chamber, and has an outer peripheral wall at the bottom of the cylinder hole. And a slider pin inserted at the tip of the outer peripheral wall of the bottom of the cylinder hole on the disk rotor inlet side and the disk rotor outlet side. A caliper body of a pin slide type vehicle disc brake in which a slide pin mounting arm having a hole extends in parallel with one side of the disc rotor. There are, said the tip portions of both the mounting arms, to form a projection projecting to the disc rotor radially outwardly, and these projections the bleeder screw arranged on the same line perpendicular to the axial direction of the disc rotor, said disk rotor A caliper body for a pin slide type vehicle disc brake, characterized in that a distance from the center of the projection to the tip of the protrusion is set larger than a distance from the center of the disc rotor to the tip of the bleeder screw .