JP3973538B2

JP3973538B2 - fishing rod

Info

Publication number: JP3973538B2
Application number: JP2002317841A
Authority: JP
Inventors: 英二菅谷; 太西川
Original assignee: ダイワ精工株式会社
Priority date: 2002-10-31
Filing date: 2002-10-31
Publication date: 2007-09-12
Anticipated expiration: 2022-10-31
Also published as: JP2004147581A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、釣竿に関し、特にその表面に形成された塗装層を備えた釣竿に関する。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、釣竿の操作性を向上させるために、釣竿の握り部等の手で操作する部位に滑り止めを設けることが行われている。
このような釣竿の滑り止めとして種々の手段が採用されており、例えば合成樹脂系塗料に熱可塑性合成樹脂製細粒子の滑り止め材を混合して釣竿の所要部位に塗装し、釣竿の外周面と滑り止め材とを合成樹脂塗料で被覆するものがある（例えば特許文献１参照）。
また、釣竿の握り部表面に、互いに近似した特性値を有する弾性樹脂バインダー及び球状弾性樹脂製粒子からなる塗膜層を形成するものもある（例えば特許文献２参照）。
【０００３】
【特許文献１】
特公昭６３−２９４２１号公報（第１，２頁、第２図）
【０００４】
【特許文献２】
実開平１−１４９９５３号公報（第１頁）
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献１に記載の釣竿は、滑り止め材が合成樹脂塗料で被覆されているため、滑り止め効果は合成樹脂系塗料内で細粒子が形成する凹凸の程度によって大きく影響される。このような塗料内の細粒子の重なり状態あるいは細粒子の偏在状態を制御することは極めて困難であり、したがって、所要の滑り止め効果を得ることは困難である。
また、特許文献２に記載の釣竿の場合は、弾性樹脂バインダーと樹脂粒子との特性値が近似するとしても、優れた滑り止め効果を確実に得ることができるものでもない。
【０００６】
特に、滑り易い釣竿を長時間にわたって握持する場合には、無用の力を作用させるために疲れやすく、また、操作性が悪い。
本発明は、このような事情に基づいてなされたもので、握持したときに好適な感触を得ることができると共に、長時間にわたって使用する場合でも手が疲れ難く、滑り止め効果およびその耐久性の高い釣竿を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の釣竿は、竿管の表面に形成された塗装層を備え、この塗装層は、樹脂で形成された母材中に、この母材よりも柔らかい無数の滑り止め粒子を混入させ、これらの滑り止め粒子の一部を母材から突出させた不規則形状の凹凸面で形成される外面を有することを特徴とする。
【０００８】
【発明の実施の形態】
図１の（Ａ）は、本発明の好ましい実施形態による釣竿１０の全体を示す。本実施形態における釣竿１０は、小径竿管を順に大径の竿管内に収容する例えば振出式の釣竿として形成してあり、図１に示すように、先端から順に穂先竿である小径竿管１２と、例えば３本である複数本の中竿管１４と、最も大径の元竿管１６とを有し、釣人が握持する握り部１８をこの元竿管１６の竿尻側に形成してある。この釣竿１０は、例えば海釣用に適した釣竿として形成してあり、元竿管１６に形成したリールシート２０に、釣糸を収容するスピニングリールを魚釣用リール８として取り付けてある。このスピニングリールに代えて、図示しない両軸リールを用いることも可能である。
【０００９】
本実施形態の釣竿１０は、炭素繊維等の強化繊維にエポキシ樹脂等の合成樹脂を含浸した繊維強化プリプレグ（以下の説明では、単にプリプレグと称する）を周方向、軸方向あるいは軸線に対して適宜角度に傾斜した偏向方向に引き揃えて巻回し、これらの複数の本体層を積層した中空竿管から形成してある。これに代え、特に小径竿管１２については、このような中空構造に限らず、釣竿を大きく撓ませることが可能な中実構造に形成することもできる。勿論、このような竿管は、振出式の他にも、並継ぎ式あるいは印籠継ぎ式等の他の適宜の継合形式を採用することもできる。
【００１０】
更に、この釣竿１０には、竿管の外面に釣り糸が付着するのを防止する釣糸ガイド２２が、魚釣用リール８と同じ側で、釣竿１０の穂先に向けて所定間隔をおいて固定され、穂先竿１２の先端には、トップガイド２４が固定されている。これらの釣糸ガイド２２には、各竿管の先端側に固定される固定ガイドと、竿管に遊嵌され、大径の竿管から振出したときに、その中間部のガイド止まり位置２６（１つのみを示す）に保持可能な遊動ガイドとが設けられている
【００１１】
このような釣竿１０の表面部には、操作する際に手で握持する部位に、滑り止めを施してある。
図１の（Ａ）に示す釣竿１０の場合には、握り部１８、リールシート２０の周部、各遊動ガイド２２のガイド止まり位置２６、及び、隣接する竿管の嵌合部２８の前後部位すなわち大径竿管の先端側部位２８ａと小径竿管の後端側部位２８ｂとに設けてある。図１の（Ｂ）に拡大して示すように、この釣竿１０の握り部１８は、元竿管１６の竿尻部に例えば柔軟性部材を嵌合して形成したもので、この柔軟性部材の外周部に滑り止め３０を形成してある。また、図１の（Ｃ）に示すように、竿管と一体に握り部１８を形成した場合には、例えば元竿管１６である竿管に滑り止め３０を直接形成してもよい。この他にも、例えば尻栓１７に形成することもできる。
【００１２】
このような滑り止め３０は、握り部１８の握持性および釣竿１０の操作性を高める。また、リールシート２０の周部に設けた場合には魚釣用リール８の着脱を容易とし、ガイド止まり位置２６に設けた場合には遊動ガイド２２の回動および前後動を防止する。また、嵌合部２８の前後部位に設けた滑り止め３０は竿管の振出操作および収納操作を容易とし、尻栓１７に設ける場合には、この尻栓１７の着脱性を向上させる。特に、水で濡れた状態あるいは魚のヌメリで滑り易い状態にあっても、これらの各部位の操作を容易に行うことができる。
【００１３】
図２および図３は、このような滑り止めのうち、元竿管１６の握り部１８に直接形成した滑り止め３０を拡大して示す。
図２に示すように、滑り止め３０の外面は、黒色で示す凸部と白色で示す凹部とを有する不規則形状の凹凸面を形成しており、この凹凸面は、図３に示すように、元竿管１６の表面に形成した塗装層３２の外面で形成される。凹凸面を形成するため、塗装層３２は、天然ゴム、ウレタンゴム、クロロプレンゴム、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、アクリルウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、フッ素樹脂、あるいは、ポリエチレン樹脂等の基材となる元竿管１６との密着性の高い母材３４中に無数の滑り止め粒子３６を混入させて形成してあり、これらの滑り止め粒子３６の一部が母材３４の表面から突出して図２に示す凸部を形成する。
【００１４】
これらの母材３４中に混入する滑り止め粒子３６は、エラストマー、ゴム（天然、合成）あるいはコルク等の母材３４よりも硬度の低い柔らかな材質を有し、その外側に滑らかな面を持たない、例えば溶岩塊、ごつごつした岩石、あるいは千切れた木片のような鋭くかつ不規則な凹凸状外形を有するのが好ましい。また、これらの滑り止め粒子３６の大きさは、ほぼ１００μｍ〜５００μｍの範囲に形成するのが好ましい。滑り止め粒子３６がこの範囲よりも小さすぎると母材３４から突出する部分が少なり、滑り止め効果が小さく、逆に、大きすぎると、手に与える刺激が強すぎることになるためである。
【００１５】
塗装層３２を形成する場合は、このような滑り止め粒子３６を混入した母材３４を例えば元竿管１６である基材の表面に、例えば１００〜３００μｍ程度の厚さに形成する。このように膜厚が厚くても滑り止め粒子３６が緩衝材料的な役目もするので、塗膜が破壊しにくい。耐久性を向上する効果が得られる。
【００１６】
母材３４が硬化した後、この塗装層３２の表面を研磨することにより、滑り止め粒子３６の表面を覆う母材３４を除去し、滑り止め粒子３６が突出した凹凸面を形成する。滑り止め粒子３６は、その外面が不規則な凹凸状であるため、母材３４と噛合って強固なアンカー効果が得られる。このため、塗装層３２の表面を研磨する際あるいは使用中に、これらの滑り止め粒子３６が母材３４から脱落することはない。なお、滑り止め粒子３６が母材３４から突出する場合の他、母材３４の表面から凹設された状態に研磨してもよく、握持した際の手肌の食い込みによる握持性向上と、滑り止め粒子３６とのなじみにより更に握持し易くなる。へこみの段差は、手の食い込み具合を考えると１０〜１５０μｍ程度が好ましい。この場合でも、この塗装層３２の外面が不規則形状の凹凸面に形成される。
【００１７】
このような滑り止め３０を形成する塗装層３２の表面は、母材３４よりも柔らかい滑り止め粒子３６が露出しているため、手で触れた際に好適な感触を得ることができる。そして、このような凹凸面により、握持した手が確実に滑り止め３０を保持するため、無用の力を加える必要がなく、長時間にわたって使用する場合でも手の疲れが抑制される。更に、不規則形状の外形を持つ滑り止め粒子３６がこれよりも硬質の母材３４中に保持されているため、これらの滑り止め粒子３６が長期間にわたって滑り止め効果を維持する優れた耐久性を備える。そして、仮に、滑り止め粒子３６が脱落した場合であっても、母材３４中の凹部が塗装層３２の外面の凹凸面を維持する。
【００１８】
なお、塗装層３２は、元竿管１６等の基材に直接形成することに代え、この間に図示しない１層あるいは複数層の下地層を設けてもよい。このような下地層を設けることにより、密着性を向上させ、あるいは、デザイン上のバリエーションを拡大することができる。また、塗装層３２の外面に図示しない撥水層を設けてもよい。この場合の撥水層は、塗装層３２の凹凸を維持するものであれば適宜の材料を用いて適宜の方法で形成することができる。このような撥水層を設けることにより、滑り止め３０に水滴が付着するのを防止し、凹凸面との相乗効果で滑り止め効果を更に向上させることができる。
【００１９】
図４は、塗装層３２の母材３４を、元竿管１６の表面に予め刷毛塗りし、この母材３４の硬化前に滑り止め粒子３６をこの母材３４にまぶしたものである。刷毛塗りにより、母材３４の表面に形成される大きな凹凸と、母材３４の表面から突出する滑り止め粒子３６の鋭く且つ不規則の凹凸状外形とが、滑り止め効果をさらに増大する。この場合も、母材３４から露出した滑り止め粒子３６が、密集した凸部を突出させることにより、手に好適な感触を与える。この際、エアー圧等を利用し、滑り止め粒子３６を勢いよく母材に衝突させると、粒子がわずかに凹んで配設される。
【００２０】
なお、滑り止め粒子３６の外面の凹凸により、手が痛くなる程に鋭い凹凸面が形成される場合には、例えばシゴキ塗装等により、塗装層３２の外面がある程度平滑になるようにして、滑り止め粒子３６をまぶしてもよい。
【００２１】
図５は、塗装層３２の外面側に滑り止め粒子３６を集中させて配置し、これらの滑り止め粒子３６を母材３４から露出させたものである。このような塗装層３２は、母材３４を塗布した後、滑り止め粒子３６を振掛けることで、母材３４の外面側に滑り止め粒子３６を集中配置することができる。これとは逆に、層状に展開した滑り止め粒子３６の集合体上に、塗装層３２を押え付けあるいは転動させてもよい。
【００２２】
母材３４が硬化した後、この塗装層３２の外面を研磨することにより、母材３４の表面から滑り止め粒子３６がほぼ均等に突出した滑り止め３０を形成することができる。この場合、滑り止め粒子３６の露出した頂面は平坦に形成することができる。
【００２３】
図６は、元竿管１６に嵌合した柔軟性部材等の拡径部材３８に設けた滑り止め３０を示す。このような拡径部材３８は、例えば、コルク、発泡剤、合成樹脂、あるいは糸等の柔軟性部材の他にも、繊維強化樹脂、金属、硬質合成樹脂等の硬質部材で形成することができる。このような拡径部材３８は、所定形状に成形されている場合には、接着等により基材に固定される。また、テープ状の長尺部材を基材に巻回して形成してもよい。
【００２４】
図７は、基本的には図３に示す滑り止めと同様であるが、滑り止め粒子３６の頂部すなわち母材３４から露出した頂部に凹凸を形成したものである。このような滑り止め粒子３６の頂部の凹凸は、例えば＃１００〜＃８００番程度の粗さのサンドペーパーで研磨することにより、形成することができる。滑り止め粒子３６が母材３４の外面に形成する凹凸と、各滑り止め粒子３６の頂部に形成される微細な凹凸との組み合わせにより、滑り止め効果を向上させることができる。
【００２５】
図８は、母材３４内に混入された状態の滑り止め粒子３６を示す。これらの滑り止め粒子３６は母材３４内に密集状態に配置されており、様々な外形形状を有する。これらの滑り止め粒子３６は上述のような塊状のものだけでなく、不規則な外形形状を有するものであれば、平坦状のものであってもよい。いずれの場合も、比較的大きな粒径を有することにより、例えばシゴキ塗装する際、凸部あるいは角部が基材の表面から離隔する方向に立ち上げられ、これにより塗装層３２の外面を凹凸面とする。
【００２６】
このような滑り止め３０を形成する滑り止め粒子３６は、上述のように不規則な凹凸状外形を形成するものであれば、適宜の手段で形成することができる。例えば、上述のようなエラストマー、ゴムあるいはコルク等を磨り潰し、あるいは微細に圧壊するなどの手段で形成してもよい。また、冷凍して粉砕してもよい。
【００２７】
なお、上述では、基材として元竿管１６について説明したが、このような基材は、滑り止め３０を設ける部位によって、元竿管１６の他、中竿管１４、リールシート２０、あるいは尻栓１７であることは明らかである。
【００２８】
【発明の効果】
以上明らかなように、本発明によれば、釣竿の表面が母材よりも柔らかい無数の滑り止め粒子の一部を母材から突出させた不規則形状の凹凸面で形成されることにより、手で触れた際に好適な感触を与えることができると共に、長時間にわたって使用する場合でも手が疲れ難く、滑り止め効果およびその耐久性の高い釣竿が形成される。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の好ましい実施形態による釣竿を示し、（Ａ）は釣竿の全体図、（Ｂ）はその一部の拡大図、（Ｃ）は、（Ａ）に示す釣竿の握り部の変形例の説明図。
【図２】図１の釣竿の滑り止めの表面を拡大した図。
【図３】図１の釣竿の滑り止めの拡大断面図。
【図４】母材が凹凸を形成した滑り止めの拡大断面図。
【図５】滑り止め粒子を母材の表面部に集中させた滑り止めの拡大断面図。
【図６】拡径部材に形成した滑り止めの拡大断面図。
【図７】滑り止め粒子の露出した頂部に凹凸を形成した滑り止めの拡大断面図。
【図８】種々の外形を持つ滑り止め粒子の説明図。
【符号の説明】
１０…釣竿、３２…塗装層、３４…母材、３６…滑り止め粒子。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a fishing rod, and more particularly to a fishing rod having a coating layer formed on the surface thereof.
[0002]
[Prior art]
In general, in order to improve the operability of a fishing rod, a non-slip is provided in a portion operated by a hand such as a grip portion of a fishing rod.
Various means have been adopted as anti-slip for such fishing rods. For example, a synthetic resin paint is mixed with a non-slip material made of thermoplastic synthetic resin fine particles and coated on the required part of the fishing rod, and the outer peripheral surface of the fishing rod. And a non-slip material are coated with a synthetic resin paint (for example, see Patent Document 1).
Moreover, the grip surface of the fishing rod, also (for example, see patent document 2) which forms a coating layer made of an elastic resin binder, and the spherical elastic resin particles having a characteristic value approximating each other.
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Examined Patent Publication No. 63-29421 (Pages 1, 2 and 2)
[0004]
[Patent Document 2]
Japanese Utility Model Publication No. 1-149953 (Page 1)
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the anti-slip material is covered with the synthetic resin paint in the fishing rod described in Patent Document 1, the anti-slip effect is greatly influenced by the degree of unevenness formed by the fine particles in the synthetic resin paint. It is extremely difficult to control the overlapping state of fine particles in the coating material or the uneven distribution state of fine particles, and thus it is difficult to obtain a required anti-slip effect.
Further, in the case of the fishing rod described in Patent Document 2, even if the characteristic values of the elastic resin binder and the resin particles are approximate, an excellent anti-slip effect cannot be reliably obtained.
[0006]
In particular, when gripping a slippery fishing rod for a long time, it is easy to get tired because of unnecessary force, and the operability is poor.
The present invention has been made based on such circumstances, and can obtain a suitable feel when grasped, and it is hard to get tired even when used for a long time, and has an anti-slip effect and its durability. The purpose is to provide a high fishing rod.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The fishing rod of the present invention that achieves the above object includes a coating layer formed on the surface of a rod tube, and this coating layer is innumerable anti-slip particles softer than the base material in the base material formed of resin. It is characterized by having an outer surface formed of an irregularly shaped uneven surface in which a part of these anti-slip particles are protruded from the base material .
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1A shows the entire fishing rod 10 according to a preferred embodiment of the present invention. The fishing rod 10 according to the present embodiment is formed as, for example, a swing-type fishing rod that sequentially accommodates small-diameter rods in large-diameter rods. As shown in FIG. 1, the small-diameter rod 12 is a tip rod in order from the tip. And, for example, there are a plurality of middle rod tubes 14 that are three and a main shaft 16 having the largest diameter, and a grip portion 18 that is held by the angler is formed on the buttock side of the main rod tube 16. It is. The fishing rod 10 is formed as a fishing rod suitable for sea fishing, for example, and a spinning reel that accommodates a fishing line is attached as a fishing reel 8 to a reel sheet 20 formed on a main rod tube 16. Instead of this spinning reel, it is also possible to use a double-axis reel (not shown).
[0009]
The fishing rod 10 of this embodiment is a fiber reinforced prepreg (hereinafter simply referred to as a prepreg) in which a reinforcing fiber such as carbon fiber is impregnated with a synthetic resin such as an epoxy resin. It is formed from a hollow soot tube in which a plurality of main body layers are laminated by being wound in the direction of deflection inclined at an angle. Instead of this, the small-diameter rod pipe 12 is not limited to such a hollow structure, but may be formed in a solid structure that can bend the fishing rod greatly. Of course, in addition to the swinging-out type, other appropriate joining types such as a side-by-side type or a seal-and-joint type can be adopted for such a soot tube.
[0010]
Further, a fishing line guide 22 for preventing the fishing line from adhering to the outer surface of the rod is fixed to the fishing rod 10 on the same side as the fishing reel 8 at a predetermined interval toward the tip of the fishing rod 10. A top guide 24 is fixed to the tip of the tip ridge 12. These fishing line guides 22 are fixed guides that are fixed to the distal end side of each rod, and are loosely fitted to the rods, and when they are swung out from the large-diameter rods, the guide stop positions 26 (1 (Only one is shown) and a floating guide that can be held.
The surface portion of the fishing rod 10 is provided with a non-slip at a portion to be gripped by hand when operating.
In the case of the fishing rod 10 shown in FIG. 1A, the grip portion 18, the peripheral portion of the reel seat 20, the guide stop position 26 of each floating guide 22, and the front and rear portions of the fitting portion 28 of the adjacent rod pipe. That is, it is provided at the front end side portion 28a of the large diameter rod and the rear end side portion 28b of the small diameter rod. As shown in FIG. 1B in an enlarged manner, the grip portion 18 of the fishing rod 10 is formed by fitting a flexible member to the butt portion of the main rod tube 16, for example. An anti-slip 30 is formed on the outer peripheral portion of each of the two. As shown in FIG. 1C, when the grip 18 is formed integrally with the soot tube, for example, the anti-slip 30 may be directly formed on the soot tube that is the main soot tube 16. In addition, for example, it can also be formed in the bottom plug 17.
[0012]
Such an anti-slip 30 improves the grip of the grip portion 18 and the operability of the fishing rod 10. Further, when it is provided at the peripheral portion of the reel seat 20, the fishing reel 8 is easily attached and detached, and when it is provided at the guide stop position 26, the swing guide 22 is prevented from rotating and moving back and forth. Further, the anti-slip 30 provided at the front and rear portions of the fitting portion 28 facilitates the swinging-out operation and the storing operation of the soot tube, and improves the detachability of the bottom plug 17 when provided on the bottom plug 17. In particular, even in a wet state with water or a slippery state due to fish, these parts can be easily operated.
[0013]
FIG. 2 and FIG. 3 show an enlarged view of the anti-slip 30 formed directly on the grip portion 18 of the marshal pipe 16 among such anti-slip.
As shown in FIG. 2, the outer surface of the anti-slip 30 forms an irregularly shaped irregular surface having a convex portion shown in black and a concave portion shown in white. The outer surface of the paint layer 32 formed on the surface of the main pipe 16 is formed. In order to form an uneven surface, the coating layer 32 is made of natural rubber, urethane rubber, chloroprene rubber, epoxy resin, urethane resin, acrylic urethane resin, polyester resin, fluororesin, polyethylene resin, or the like. An infinite number of non-slip particles 36 are mixed in a base material 34 having high adhesion to the base material 16, and a part of these anti-slip particles 36 protrude from the surface of the base material 34 to project as shown in FIG. Forming part.
[0014]
The non-slip particles 36 mixed in the base material 34 are made of a soft material having a hardness lower than that of the base material 34 such as elastomer, rubber (natural, synthetic) or cork, and have a smooth surface on the outside thereof. Preferably, it has a sharp and irregular contour, such as no lava mass, rugged rock, or chopped piece of wood. Moreover, it is preferable that the size of these anti-slip particles 36 is formed in a range of approximately 100 μm to 500 μm. Slip particles 36 are portions protruding from the base material 34 is too small than this range Shonari, small slip effect, conversely, too large, because that will stimulate give hand is too strong.
[0015]
When the coating layer 32 is formed, the base material 34 mixed with such anti-slip particles 36 is formed on the surface of the base material that is, for example, the main tube 16 to a thickness of, for example, about 100 to 300 μm. In this way, even if the film thickness is large, the anti-slip particles 36 also function as a buffer material, so that the coating film is difficult to break. The effect of improving durability is obtained.
[0016]
After the base material 34 is cured, the surface of the coating layer 32 is polished to remove the base material 34 covering the surface of the anti-slip particles 36, thereby forming an uneven surface from which the anti-slip particles 36 protrude. Since the non-slip particles 36 have irregular irregularities on the outer surface, the anti-slip particles 36 mesh with the base material 34 to obtain a strong anchor effect. For this reason, when the surface of the coating layer 32 is polished or in use, the anti-slip particles 36 do not fall off the base material 34. In addition to the case where the non-slip particles 36 protrude from the base material 34, the anti-slip particles 36 may be polished into a recessed state from the surface of the base material 34, and the gripping property is improved by the biting of the hand skin when gripped. The gripping with the non-slip particles 36 makes the gripping easier. The step of the dent is preferably about 10 to 150 μm in consideration of how the hand bites. Even in this case, the outer surface of the coating layer 32 is formed as an irregularly shaped uneven surface.
[0017]
Since the surface of the coating layer 32 forming the anti-slip 30 has anti-slip particles 36 that are softer than the base material 34, a suitable feel can be obtained when touched by hand. And since such a rough surface ensures that the gripped hand holds the anti-slip 30, there is no need to apply unnecessary force, and hand fatigue is suppressed even when used for a long time. Further, since the non-slip particles 36 having an irregularly shaped outer shape are held in the base material 34 that is harder than the non-slip particles 36, the non-slip particles 36 maintain excellent anti-slip effect over a long period of time. Is provided. Even if the anti-slip particles 36 fall off, the recesses in the base material 34 maintain the uneven surface on the outer surface of the coating layer 32.
[0018]
In addition, instead of directly forming the coating layer 32 on the base material such as the main pipe 16, a single layer or a plurality of base layers (not shown) may be provided therebetween. By providing such a base layer, adhesion can be improved, or variations in design can be expanded. Further, a water repellent layer (not shown) may be provided on the outer surface of the coating layer 32. In this case, the water repellent layer can be formed by an appropriate method using an appropriate material as long as the unevenness of the coating layer 32 is maintained. By providing such a water repellent layer, it is possible to prevent water droplets from adhering to the anti-slip 30 and to further improve the anti-slip effect by a synergistic effect with the uneven surface.
[0019]
In FIG. 4, the base material 34 of the coating layer 32 is brushed on the surface of the main tube 16 in advance, and the base material 34 is coated with anti-slip particles 36 before the base material 34 is cured. By brushing, the large unevenness formed on the surface of the base material 34 and the sharp and irregular uneven outer shape of the antislip particles 36 protruding from the surface of the base material 34 further increase the antiskid effect. Also in this case, the anti-slip particles 36 exposed from the base material 34 give a suitable feel to the hand by projecting dense convex portions. At this time, when the non-slip particles 36 are vigorously collided with the base material by using air pressure or the like, the particles are arranged to be slightly recessed.
[0020]
When the uneven surface on the outer surface of the anti-slip particle 36 is so sharp that the hand becomes painful, the outer surface of the coating layer 32 is smoothed to some extent by, for example, scouring. Stop particles 36 may be applied.
[0021]
In FIG. 5, the non-slip particles 36 are concentrated on the outer surface side of the coating layer 32, and these anti-slip particles 36 are exposed from the base material 34. In such a coating layer 32, the anti-slip particles 36 can be concentrated on the outer surface side of the base material 34 by applying the anti-slip particles 36 after applying the base material 34. On the contrary, the coating layer 32 may be pressed or rolled on the aggregate of the non-slip particles 36 developed in a layered manner.
[0022]
After the base material 34 is cured, the anti-slip 30 in which the anti-slip particles 36 protrude from the surface of the base material 34 almost uniformly can be formed by polishing the outer surface of the coating layer 32. In this case, the exposed top surface of the anti-slip particles 36 can be formed flat.
[0023]
FIG. 6 shows the anti-slip 30 provided on the diameter-expanding member 38 such as a flexible member fitted to the main pipe 16. Such a diameter-expanding member 38 can be formed of a hard member such as a fiber reinforced resin, a metal, or a hard synthetic resin in addition to a flexible member such as a cork, a foaming agent, a synthetic resin, or a thread. . When the diameter-expanding member 38 is formed into a predetermined shape, it is fixed to the base material by adhesion or the like. Moreover, you may form by winding a tape-shaped elongate member around a base material.
[0024]
FIG. 7 is basically the same as the anti-slip shown in FIG. 3 except that the tops of the anti-slip particles 36, that is, the tops exposed from the base material 34 are formed with irregularities. Such unevenness at the top of the anti-slip particles 36 can be formed by polishing with sandpaper having a roughness of, for example, # 100 to # 800. The anti-slip effect can be improved by a combination of the unevenness formed on the outer surface of the base material 34 by the anti-slip particles 36 and the fine unevenness formed on the top of each anti-slip particle 36.
[0025]
FIG. 8 shows the anti-slip particles 36 mixed in the base material 34. These anti-slip particles 36 are densely arranged in the base material 34 and have various outer shapes. These anti-slip particles 36 are not limited to the above-mentioned lump shape, but may be flat as long as they have an irregular outer shape. In any case, by having a relatively large particle size, for example, when applying swordfish, the protrusions or corners are raised in a direction separating from the surface of the base material, thereby making the outer surface of the coating layer 32 uneven. And
[0026]
The anti-slip particles 36 forming the anti-slip 30 can be formed by any appropriate means as long as they form an irregular uneven outer shape as described above. For example, it may be formed by means such as grinding or finely crushing the elastomer, rubber, cork or the like as described above. Moreover, you may freeze and grind | pulverize.
[0027]
In the above description, the main tube 16 has been described as the base material. However, depending on the portion where the anti-slip 30 is provided, such a base material can be used as well as the intermediate tube 14, the reel sheet 20, or the hip. Obviously, it is a plug 17.
[0028]
【The invention's effect】
As apparent from the above, according to the present invention, the surface of the fishing rod is formed of irregular irregular surfaces in which a part of innumerable anti-slip particles softer than the base material are projected from the base material. In addition to being able to give a suitable feel when touched with, the hand is less likely to get tired even when used for a long time, and a non-slip effect and a highly durable fishing rod are formed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows a fishing rod according to a preferred embodiment of the present invention, in which (A) is an overall view of the fishing rod, (B) is an enlarged view of a part thereof, and (C) is a gripping portion of the fishing rod shown in (A). Explanatory drawing of a modification.
FIG. 2 is an enlarged view of a non-slip surface of the fishing rod of FIG.
3 is an enlarged cross-sectional view of the anti-slip of the fishing rod of FIG. 1. FIG.
FIG. 4 is an enlarged cross-sectional view of an anti-slip in which a base material has irregularities formed thereon.
FIG. 5 is an enlarged cross-sectional view of an anti-slip in which anti-slip particles are concentrated on the surface of the base material.
FIG. 6 is an enlarged cross-sectional view of a non-slip formed on a diameter-expanding member.
FIG. 7 is an enlarged cross-sectional view of an anti-slip in which irregularities are formed on the exposed top of the anti-slip particles.
FIG. 8 is an explanatory diagram of non-slip particles having various external shapes.
[Explanation of symbols]
10 ... Fishing rod, 32 ... Paint layer, 34 ... Base material, 36 ... Anti-slip particles.

Claims

A coating layer formed on the surface of the fishing rod is provided, and this coating layer mixes innumerable anti-slip particles softer than the base material into a base material made of resin, and a part of these anti-slip particles. A fishing rod having an outer surface formed of an irregularly shaped irregular surface that protrudes from a base material.

The slip particles, fishing rod according to claim 1, characterized in that it has a irregular uneven contour having no smooth surface on the outside.

Fishing rod according to mixing ratio of slip particles put in the base material, to claim 1 or 2, characterized in that larger than rod tube side at the outer surface side of the paint layer.