JP3972593B2 - 識別情報管理装置、コンピュータデータ通信システム、及びプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワーク上に接続されたコンピュータ間において電子ファイルを転送するコンピュータ通信システムに関し、特に、受信側のコンピュータの都合により受信した電子ファイルを処理することができる識別情報管理装置、及びコンピュータデータ通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、オープンシステムにおいては、イーサネット等のLANで相互接続されたコンピュータ間でのファイル転送、リモードジョブ投入(他のコンピュータでジョブを実行させる)を行う場合、コンピュータのシステムに実装される標準のユーティリティ等が用いられている。
【0003】
具体的には、例えばUnixオペレーティングシステム等におけるftp (ファイル転送プロトコル)、rsh(リモートシェル:リモートコンピュータのシェル(shell)を起動し、引数として与えたコマンドまたはプログラムをリモートコンピュータで実行させる)等が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のファイル転送等は、受信側のコンピュータがその受信したファイルをどのように処理するか明確な仕組みが存在していなかった。
すなわち、従来のファイル転送においては、送信側のコンピュータはファイルを送信するだけであり、受信側のコンピュータにとって、そのファイルを処理するために必要な情報(例えば、処理プログラム、ファイルの形式、送信元、エラー等の連絡先等)が一切無かった。
【0005】
そして、ファイルの転送が終了した後に、送信側のコンピュータが受信側のコンピュータに対してジョブを投入したり、受信側のコンピュータがファイルの有無を監視して処理を実行したり、受信側のコンピュータの管理者(ユーザ)がファイルの有無を確信してプログラムを起動したりと千差万別であり、コンピュータ間のファイル転送が複雑になるという問題点があった。
【0006】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであって、送信側のコンピュータの送信方法が種々ある場合であっても受信側のコンピュータによって、受信した電子ファイルを直ちに処理することができる識別情報管理装置、及びコンピュータ通信システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、下記のような構成を採用した。
あるコンピュータ(送信側コンピュータ)から他のコンピュータ(受信側コンピュータ)等へ電子ファイルを転送(送信)する場合、この電子ファイルに対してネットワーク上で唯一のユニークのID(識別情報)を付ける。
【0008】
そして、このIDを付ける時に、電子ファイルの処理に必要な情報(制御ファイル)を識別情報管理サーバに登録させる。
すると、電子ファイルを受信したコンピュータ(受信側コンピュータ)は、識別情報管理サーバからのIDを使って電子ファイルの処理に必要な情報(制御ファイルの情報)を入手し、この電子ファイルを処理することができる。
【0009】
すなわち、本発明の一態様によれば、本発明の識別情報管理装置は、送信側コンピュータから送信された制御ファイルを受信する制御ファイル受信手段と、上記制御ファイル受信手段によって受信した制御ファイルに記述されている電子ファイルを識別するための識別情報を生成する識別情報生成手段と、上記識別情報生成手段によって生成された識別情報と対応付けて上記制御ファイルを格納する制御ファイル格納手段と、上記識別情報生成手段によって生成された識別情報を送信側コンピュータへ送信する識別情報送信手段と、受信側コンピュータからの要求に基づいて、上記識別情報と対応付けられた処理指示情報を処理指示情報格納手段から検索する処理指示情報検索手段と、上記処理指示情報検索手段によって検索された処理指示情報を、その処理指示情報に基づく処理を前記受信側コンピュータに実行させるために上記受信側コンピュータへ送信する制御ファイル転送手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】
また、本発明の一態様によれば、本発明のコンピュータデータ通信システムは、ネットワークを介して送信側コンピュータから受信側コンピュータへ電子ファイルを送信するコンピュータデータ通信システムであって、上記送信側コンピュータが、上記送信される電子ファイルに関する情報を記述した制御ファイルを、上記ネットワークに接続された識別情報管理サーバへ送信する制御ファイル送信手段と、上記送信される電子ファイルを識別するために上記識別情報管理サーバによって上記電子ファイルに対応付けられた識別情報を上記識別情報管理サーバから受信する識別情報受信手段と、上記識別情報受信手段によって受信した識別情報を付加した上記電子ファイルを上記受信側コンピュータへ送信する電子ファイル送信手段とを備え、上記識別情報管理サーバが、上記送信側コンピュータから送信された制御ファイルを受信する制御ファイル受信手段と、上記制御ファイル受信手段によって受信した制御ファイルに記述されている電子ファイルを識別するための識別情報を生成する識別情報生成手段と、上記識別情報生成手段によって生成された識別情報と対応付けて上記制御ファイルを格納する制御ファイル格納手段と、上記識別情報生成手段によって生成された識別情報を上記送信側コンピュータへ送信する識別情報送信手段とを備え、上記受信側コンピュータが、上記送信側コンピュータから送信された電子ファイルを受信する電子ファイル受信手段と、上記電子ファイル受信手段によって受信した電子ファイルに付加されている識別情報に基づいて、上記識別情報管理サーバに対して、上記識別情報と対応付けられた制御ファイルに応じた処理指示情報の取得を要求する処理指示情報要求手段とを備え、上記識別情報管理サーバが、さらに、上記受信側コンピュータからの要求に基づいて、上記識別情報と対応付けられた処理指示情報を処理指示情報格納手段から検索する処理指示情報検索手段と、上記処理指示情報検索手段によって検索された処理指示情報を上記受信側コンピュータへ送信する制御ファイル転送手段とを備え、上記受信側コンピュータが、さらに、上記識別情報管理サーバから送信された処理指示情報を受信する処理指示情報取得手段と、上記処理指示情報取得手段によって受信した処理指示情報に基づく処理を実行する処理指示情報実行手段と、を備えたことを特徴とする。
【0011】
また、好適には、本発明のコンピュータデータ通信システムは、上記受信側コンピュータが、上記処理指示情報実行手段により実行した結果を上記識別情報管理サーバへ送信する実行結果送信手段とを備え、上記識別情報管理サーバが、上記受信側コンピュータから送信された実行結果を受信し、上記識別情報と対応付けて実行結果格納手段に登録する実行結果登録手段とを備えたことが望ましい。
【0012】
また、好適には、本発明のコンピュータデータ通信システムは、上記受信側コンピュータが、複数のコンピュータを管理するホストコンピュータであることが望ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明が適用されるコンピュータデータ通信システムの構成図である。
【0014】
図1において、コンピュータデータ通信システム1は、送信側コンピュータ3と受信側コンピュータ4と識別情報管理サーバ5とがネットワーク2を介して接続されている。識別情報管理サーバ5は、制御ファイルデータベース6を有している。
【0015】
図2は、本発明が適用される送信側コンピュータ、受信側コンピュータ、識別情報管理サーバの回路構成図である。
図2において、送信側コンピュータ3、受信側コンピュータ4、識別情報管理サーバ5は、バス19に接続されたCPU11、入力部12、表示部13、通信制御部14、RAM15、ROM16、外部記憶装置17で構成される。
【0016】
外部記憶装置17には、プログラム、データ等が予め記憶されており、この外部記憶装置17は、磁気的記録媒体、光学的記録媒体、若しくは半導体メモリなどCPU11で読み取り可能な記録媒体18を含んだ構成である。この記録媒体18は、CD−ROM等の可搬型の媒体やハードディスク等の固定的な媒体を含む。また、この記録媒体18に格納するプログラム、データ等は、その一部若しくは全部をサーバやクライアントから通信回線などの伝送媒体を介して受信する構成にしてもよく、更に、上記記録媒体18は、ネットワーク上に構成されたサーバの記録媒体であってもよい。更に、上記プログラムを通信回線などの伝送媒体を介してサーバやクライアントへ伝送して、これらの機器にインストールするように構成してもよい。
【0017】
すなわち、後述する実施の形態のシステムを実現するフローチャートで示すソフトウェアは、プログラムコードの形態で記録したRAM15やROM16等のメモリ、記録媒体18を、送信側コンピュータ3、受信側コンピュータ4、識別情報管理サーバ5に供給し、その送信側コンピュータ3、受信側コンピュータ4、識別情報管理サーバ5のコンピュータにプログラムコードにより実現された機能を読み出して実現させることによっても達成される。
【0018】
この場合、記録媒体18から読み出されたプログラムコードにより実現された機能をコンピュータに実行させること自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体等は本発明を構成することになる。
【0019】
プログラムコードを供給するための可搬記録媒体としては、上記CD−ROMやハードディスクの他、例えば、フロッピーディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−R、DVD−ROM、DVD−RAM、磁気テープ、不揮発性のメモリーカード、ROMカード、電子メールやパソコン通信等のネットワーク接続装置(言い換えれば、通信回線)を介して記録した種々の記録媒体などを用いることができる。
【0020】
また、コンピュータがメモリ上に読み出したプログラムコードを実行することによって、後述する実施の形態の機能が実現される他、そのプログラムコードの指示に基づいて、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても後述する実施の形態の機能が実現される。
【0021】
さらに、記録媒体18から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づいて、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても後述する実施の形態の機能が実現され得る。
【0022】
図3は、第1の実施の形態を説明するための図である。
図3において、コンピュータデータ通信システム1は、ネットワーク2を介して送信側コンピュータ3から受信側コンピュータ4へ電子ファイルを送信するシステムである。
【0023】
送信側コンピュータ3は、送信される電子ファイルに関する情報を記述した制御ファイルを、ネットワーク2に接続された識別情報管理サーバ5へ送信する(▲1▼)。
また、送信側コンピュータ3は、送信される電子ファイルを識別するために識別情報管理サーバ5によって電子ファイルに対応付けられた識別情報を識別情報管理サーバ5から受信する(▲3▼)。
【0024】
また、送信側コンピュータ3は、受信した識別情報を付加した電子ファイルを受信側コンピュータ4へ送信する(▲4▼)。
識別情報管理サーバ5は、送信側コンピュータ3から送信された制御ファイルを受信する(▲1▼)。
【0025】
また、識別情報管理サーバ5は、受信した制御ファイルに記述されている電子ファイルを識別するための識別情報を生成し、生成された識別情報と対応付けて制御ファイルを格納する(▲2▼)。
また、識別情報管理サーバ5は、生成された識別情報を送信側コンピュータ4へ送信する(▲3▼)。
【0026】
また、識別情報管理サーバ5は、受信側コンピュータ4からの要求(▲5▼)に基づいて、識別情報と対応付けられた制御ファイルを制御ファイルデータベース6から検索する(▲6▼)。
また、識別情報管理サーバ5は、検索された制御ファイルを受信側コンピュータ4へ送信する(▲7▼)。
【0027】
受信側コンピュータ4は、送信側コンピュータ3から送信された電子ファイルを受信する(▲4▼)。
また、受信側コンピュータ4は、受信した電子ファイルに付加されている識別情報に基づいて、識別情報管理サーバ5に対して、識別情報と対応付けられた制御ファイルと対応して格納されている処理指示情報の取得を要求する(▲5▼)。
【0028】
また、受信側コンピュータ4は、識別情報管理サーバ5から送信された処理指示情報を受信し(▲7▼)、これに基づいた処理を実行する。
図4は、制御ファイルの例を示す図である。
図4において、例えば、(a)はftpで送信する場合で、識別情報(ID)として「00033100005674」の制御ファイルであり、この制御ファイルに対応する電子ファイルの送信元が「ホストAの田中次郎」であり、ファイルの形式が「商品発送情報」であり、上記電子ファイルの送信先が「ホストC」即ち、ホストCで固有マシン番号が決定されている受信側コンピュータ4に対して「transer server/ghi処理(送信処理)」をすることであり、エラー時の連絡先が「0123−45−6789の番号の電話」であり、状態が「終了」であり、料金が「12000円」であることを示し、図4(b)はrshを用いて送信する場合で、識別情報(ID)として 「00033100005675」の制御ファイルであることを示している。
【0029】
また、図4(c)は、処理指示情報の例であり、識別情報(ID)が「00033100005678」、電子ファイルの送信元が「ホストAの山田太郎」、ファイルの形式が「/usr/local/lib/−d:XML」、処理の種類が「abc application server/def処理」、エラー時の連絡先が「0123−45−6789の番号の電話」であることを示している。
【0030】
図5および図6は、本発明が適用されるファイル転送処理の流れを示すフローチャート(第1の実施の形態)である。
このフローチャートは、上記CPU11が読み取り可能なプログラムコードの形態で上記記録媒体18に格納されていたり、また、全ての機能を上記記録媒体18に格納する必要は無く、必要に応じて、その一部若しくは全部をWANやLANなどのネットワーク或いは上記インターネットを介して上記通信制御部14から受信して実現するようにしても良い。又、以下に説明する他のフローチャートについても同様である。
【0031】
まず、送信側コンピュータ3において、図5のステップS1で、制御ファイルを作成し、ステップS2で、作成した制御ファイルを識別情報管理サーバ5へ送信するとともに、識別情報の発行を要求する。
識別情報管理サーバ5において、ステップS3で、送信側コンピュータ3から送信された制御ファイルを受信し、ステップS4で、識別情報を作成する。そして、ステップS5で、ステップS4で作成した識別情報とステップS3で受信した制御ファイルとを対応付けて制御ファイルデータベース6に格納し、ステップS6で、識別情報を送信側コンピュータ3へ送信する。
【0032】
次に、送信側コンピュータ3において、ステップS7で、識別情報管理サーバ5から送信されてきた識別情報を受信し、ステップS8で、受信した識別情報を電子ファイルに付加して受信側コンピュータ4へ送信する。
すると、受信側コンピュータ4において、図6のステップS9で、送信側コンピュータ3から送信された識別情報付きの電子ファイルを受信し、ステップS10で、電子ファイルに付加されている識別情報に基づいて、識別情報管理サーバ5に対して制御ファイルを要求する。
【0033】
識別情報管理サーバ5は、ステップS11で、送信側コンピュータ4からの要求に基づいて、制御ファイルデータベース6に格納されている制御ファイルに応じた処理指示情報を検索し、ステップS12で、検索した処理指示情報を受信側コンピュータ4へ送信する。
【0034】
そして、受信側コンピュータ4は、ステップS13で、識別情報管理サーバ5から送信された制御ファイルを受信し、ステップS14において、これを実行する。この場合、図4の(a)及び(b)のような何れの方式の送信データであっても、図4(c)のような処理指示情報を送信することとで、この処理指示情報に基づき、受信した電子ファイルに対して「abc application server/def処理」を実行する。このように、転送方法によって電子ファイルの形式が異なっていても、識別情報管理サーバ5に一元的に管理されている、各種制御ファイルに対応する処理指示情報を送信することで転送方法の異なる電子ファイルの処理ができる。
【0035】
図7は、第2の実施の形態を説明するための図である。
この第2の実施の形態は、図3を用いて説明した第1の実施の形態に加え、以下の機能を有するだけであるので、第1の実施の形態と同じ機能については説明を省略する。
【0036】
受信側コンピュータ4は、制御ファイルの実行した結果を識別情報管理サーバ5へ送信する(▲8▼)。
すると、識別情報管理サーバ5は、受信側コンピュータ4から送信された実行結果を受信し(▲8▼)、識別情報と対応付けて制御ファイルデータベース6に登録する(▲9▼)。
【0037】
図5および図8は、本発明が適用されるファイル転送処理の流れを示すフローチャート(第2の実施の形態)である。
この第2の実施の形態は、図5および図8のステップS14までは、第1の実施の形態を同じであるので説明は省略する。
【0038】
ステップS14で制御ファイルを実行した受信側コンピュータ4は、ステップS15で、実行結果を識別情報管理サーバ5へ送信する。
すると、識別情報管理サーバ5は、受信側コンピュータ4から送信されてきた実行結果を受信し、制御ファイルデータベース6へ登録する。
【0039】
このような第2の実施の形態のようにすることで、送信側コンピュータが携帯機器のようなものであった場合に、識別情報管理サーバ5に必要な時だけ接続し、その識別情報管理サーバ5に処理され記憶されている最新情報を任意にアクセスすることができる。
【0040】
なお、例えば、上記受信側コンピュータ4は、複数のコンピュータを管理するホストコンピュータであってもよい。
上述のように、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明してきたが、本発明は、以上に述べた実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の構成または形状を取ることが出来る。
【0041】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明によれば、送信側のコンピュータの送信方法が種々ある場合であっても受信側のコンピュータによって、受信した電子ファイルを直ちに処理することができる。また、送信する電子ファイルと、この電子ファイルのデータを処理するための処理指示情報とは別々に送信されるため第3者にデータを不当に受信され処理されてしまうことも防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるコンピュータデータ通信システムの構成図である。
【図2】本発明が適用される送信側コンピュータ、受信側コンピュータ、識別情報管理サーバの回路構成図である。
【図3】第1の実施の形態を説明するための図である。
【図4】制御ファイルの例を示す図である。
【図5】本発明が適用されるファイル転送処理の流れを示すフローチャート(その1:第1および第2の実施の形態共通部分)である
【図6】本発明が適用されるファイル転送処理の流れを示すフローチャート(その2:第1の実施の形態後半)である。
【図7】第2の実施の形態を説明するための図である。
【図8】本発明が適用されるファイル転送処理の流れを示すフローチャート(その3:第2の実施の形態後半)である。
【符号の説明】
1 コンピュータデータ通信システム
2 ネットワーク
3 送信側コンピュータ
4 受信側コンピュータ
5 識別情報管理サーバ
6 制御ファイルデータベース
11 CPU
12 入力部
13 表示部
14 通信制御部
15 RAM
16 ROM
17 外部記憶装置
18 記録媒体
19 バス
Claims (5)
- ネットワークを介して接続された送信側コンピュータと受信側コンピュータとの通信を管理する識別情報管理装置において、
前記送信側コンピュータから前記受信側コンピュータへ送信された電子ファイルと前記受信側コンピュータが前記電子ファイルに対して実行する処理を記述した処理指示情報とが記述された制御ファイルを、前記送信側コンピュータから受信する制御ファイル受信手段と、
前記制御ファイル受信手段によって受信した制御ファイルに記述されている電子ファイルを識別するための識別情報を生成する識別情報生成手段と、
前記識別情報生成手段によって生成された識別情報と対応付けて前記制御ファイルを格納する制御ファイル格納手段と、
前記識別情報生成手段によって生成された識別情報を送信側コンピュータへ送信する識別情報送信手段と、
前記処理指示情報を取得するための要求として出された前記受信側コンピュータからの要求に基づいて、前記識別情報と対応付けられた前記処理指示情報を前記制御ファイル格納手段から検索する処理指示情報検索手段と、
前記処理指示情報に記述された前記受信側コンピュータが前記電子ファイルに対して実行する処理を前記受信側コンピュータに実行させるために、前記処理指示情報検索手段によって検索された前記処理指示情報を前記受信側コンピュータへ送信する制御ファイル転送手段とを備えたことを特徴とする識別情報管理装置。 - ネットワークを介して送信側コンピュータから受信側コンピュータへ電子ファイルを送信するコンピュータデータ通信システムにおいて、
前記送信側コンピュータは、
前記送信される電子ファイルに対して実行する処理が記述された制御ファイルを、前記ネットワークに接続された識別情報管理サーバへ送信する制御ファイル送信手段と、
前記送信される電子ファイルを識別するために前記識別情報管理サーバによって前記電子ファイルに対応付けられた識別情報を前記識別情報管理サーバから受信する識別情報受信手段と、
前記識別情報受信手段によって受信した識別情報を付加した前記電子ファイルを前記受信側コンピュータへ送信する電子ファイル送信手段とを備え、
前記識別情報管理サーバは、
前記送信側コンピュータから前記受信側コンピュータへ送信された電子ファイルと前記受信側コンピュータが前記電子ファイルに対して実行する処理を記述した処理指示情報とが記述された制御ファイルを、前記送信側コンピュータから受信する制御ファイル受信手段と、
前記制御ファイル受信手段によって受信した制御ファイルに記述されている電子ファイルを識別するための識別情報を生成する識別情報生成手段と、
前記識別情報生成手段によって生成された識別情報と対応付けて前記制御ファイルを格納する制御ファイル格納手段と、
前記識別情報生成手段によって生成された識別情報を前記送信側コンピュータへ送信する識別情報送信手段とを備え、
前記受信側コンピュータは、
前記送信側コンピュータから送信された電子ファイルを受信する電子ファイル受信手段と、
前記電子ファイル受信手段によって受信した電子ファイルに付加されている識別情報に基づいて、前記識別情報管理サーバに対して、前記識別情報と対応付けられた制御ファイルに応じた処理指示情報の取得を要求する処理指示情報要求手段とを備え、
前記識別情報管理サーバは、さらに、
前記処理指示情報を取得するための要求として出された、前記受信側コンピュータからの要求に基づいて、前記識別情報と対応付けられた前記処理指示情報を前記制御ファイル格納手段から検索する処理指示情報検索手段と、
前記処理指示情報に記述された前記受信側コンピュータが前記電子ファイルに対して実行する処理を前記受信側コンピュータに実行させるために、前記処理指示情報検索手段によって検索された前記処理指示情報を前記受信側コンピュータへ送信する制御ファイル転送手段とを備え、
前記受信側コンピュータは、さらに、
前記識別情報管理サーバから送信された処理指示情報を受信する処理指示情報取得手段と、
前記処理指示情報取得手段によって受信した処理指示情報に基づく処理を実行する処理指示情報実行手段と、
を備えたことを特徴とするコンピュータデータ通信システム。 - 前記受信側コンピュータは、
前記処理指示情報実行手段により実行した結果を前記識別情報管理サーバへ送信する実行結果送信手段と、
を備え、
前記識別情報管理サーバは、
前記受信側コンピュータから送信された実行結果を受信し、前記識別情報と対応付けて実行結果格納手段に登録する実行結果登録手段と、
を備えたことを特徴とする請求項2に記載のコンピュータデータ通信システム。 - 前記受信側コンピュータは、複数のコンピュータを管理するホストコンピュータであることを特徴とする請求項2または3に記載のコンピュータデータ通信システム。
- ネットワークを介して接続された送信側コンピュータと受信側コンピュータとの通信を管理する識別情報管理装置のコンピュータに、
前記送信側コンピュータから前記受信側コンピュータへ送信された電子ファイルと前記受信側コンピュータが前記電子ファイルに対して実行する処理を記述した処理指示情報とが記述された制御ファイルを、前記送信側コンピュータから受信する機能と、
前記受信した制御ファイルに記述されている電子ファイルを識別するための識別情報を生成する機能と、
前記生成された識別情報と対応付けて前記制御ファイルを制御ファイル格納手段に格納する機能と、
前記生成された識別情報を前記送信側コンピュータへ送信する機能と、
前記処理指示情報を取得するための要求として出された、前記受信側コンピュータからの要求に基づいて、前記識別情報と対応付けられた前記処理指示情報を前記制御ファイル格納手段から検索する機能と、
前記処理指示情報に記述された前記受信側コンピュータが前記電子ファイルに対して実行する処理を実行させるために、前記検索された処理指示情報を前記受信側コンピュータへ送信する機能と、
を実現させるためのプログラム。
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