JP3971091B2 - Magnetic detection device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば、印刷物などの紙葉類の印刷に使用する印刷インキに含まれる微量の磁性体を非接触で検知する磁性体検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、紙葉類の印刷に使用する印刷インキに含まれる磁性体を検知することにより、紙葉類を識別する方法は広く知られている。従来、この紙葉類の印刷に使用された印刷インキに含まれる磁性体の検知には、S字形のコアの中央部に1次コイルを巻装し、微小な間隙に設定した2箇所の開口部側のそれぞれに2次コイルを巻装して、一方の開口部上に紙葉類を通過させて2つの2次コイルによる誘起電圧の差を出力する差動コイル形トランス方式や、コイルを設けた環状のコアの一部に微小な間隙を設けて、その間隙上を通過する際の環状コアのインピーダンスの変化を検知する方式などがある。
【0003】
また、磁性体に対して非接触式の状態で検知する方法としては、たとえば、特開昭59−141058号公報に開示されたように、2個のコの字形のコアを所定間隙をもって対向させるとともに、それぞれのコアにコイルを巻装して、その各コイルを直列に接続することにより、上記間隙上を磁性体が通過する際のインピーダンスの変化を検出する方法がある。
【0004】
また、たとえば、特開平9−236642号公報に開示されたように、解放端のそれぞれにコイルを巻装した一対のJ字形コアを、それぞれのコアの長い解放端同士、短い解放端同士を所定間隙をもって対向させ、解放端同士のそれぞれのコイルを直列に接続したコイル1、2のインピーダンスの差を検出して、間隙を通過する磁性体を検知する方法がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、差動コイル形トランス方式や環状コア・インピーダンス方式では、磁性体がコアの間隙上を接触しながら通過するときに検知信号が最大となり、コアと磁性体との距離が離れると信号は急激に減少する。したがって、磁性体が揺動しながら通過すると、それに伴って検知信号も変動してしまう。また、コアの間隙以上に磁性体の距離が離れると、検知信号はほとんど零になってしまう。
【0006】
このように、コアと磁性体との間隙の影響を受け易く、また、紙葉類を高速で搬送する場合には、紙葉類の振動も激しくなるため、安定した検知信号を得ることが困難である。
【0007】
また、前述した特開昭59−141058号公報に開示された非接触検知方式では、コの字形コアの対向部のどちらか、あるいは両方に磁性体がある場合に検知信号が得られる。しかし、磁性体の量が均一の場合、対向部の両方に磁性体があるときの検知信号は、対向部の片方にのみある場合の倍の大きさになるなど、磁性体の量の特定は困難であった。また、磁性体が対向部のどちらにあっても検知信号が得られるため、場所の特定はできなかった。さらには、周囲温度の変化によりコアの透磁率が変わるため、検知信号が変化し易かった。
【0008】
また、前述した特開平9−236642号公報に開示された磁性体検知装置においては、J字形コアの製作工程が複雑なことや、J字形コアの固定方法に特殊な加工を必要とするため、製作費用が嵩むなどの問題があった。
【0009】
そこで、本発明は、コアと磁性体との距離が変化しても検知信号の変動が少なく、磁性体の量に比例した検知信号が得られ、場所の特定が可能で、温度変化に対しても安定で、製作が容易な磁性体検知装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の磁性体検知装置は、一方の各端部を被検知物が通過するための所定間隙を持って相対向させた板状の同一形状でかつ直線状の一対のコアと、この一対のコアの相対向する各端部にそれぞれ巻装された各コイルを直列接続してなる第1のコイルと、前記一対のコアの相対向する各端部とは反対側の各端部にそれぞれ巻装された各コイルを直列接続してなる第2のコイルと、前記一対のコアの相対向する各端部とは反対側の各端部側をそれぞれ囲繞するもので、互いに相対向する部分の間隔が当該一対のコアの相対向する端部間の間隙よりも大に設定されている磁性体で形成された一対の磁気カバーと、前記第1のコイルからの検知信号と前記第2のコイルからの検知信号を処理する処理回路とを具備している。
また、本発明の磁性体検知装置は、一方の各端部を被検知物が通過するための所定間隙を持って相対向させた板状の同一形状でかつ直線状の一対のコアと、この一対のコアの相対向する各端部にそれぞれ巻装された各コイルを直列接続してなる第1のコイルと、前記一対のコアの相対向する各端部とは反対側の各端部にそれぞれ巻装された各コイルを直列接続してなる第2のコイルとを有して構成された検知部群を、各コアの相対向する端部を結ぶ線が前記被検知物の通過方向と直交する方向に一直線に複数並設した検知部群と、この検知部群の各一対のコアの相対向する各端部とは反対側の各端部側をそれぞれ囲繞するもので、互いに相対向する部分の間隔が当該一対のコアの相対向する端部間の間隙よりも大に設定されている磁性体で形成された一対の磁気カバーと、前記検知部群の各第1のコイルからの検知信号と各第2のコイルからの検知信号を処理する処理回路とを具備している。
【0011】
なお、前記一対のコアはアモルファス箔を積層して構成することが好ましい。また、前記コアと前記磁気カバーとの間隔は、前記一対のコアの相対向する端部間の間隙よりも大に設定すること、前記一対のコアの相対向する端部の面と前記磁気カバーの開口端との間隔は、前記一対のコアの相対向する端部間の間隙よりも大に設定すること、前記板状の一対のコアは、その長手方向の幅が前記被検知物の通過方向と直交する方向に平行となるように配設することがそれぞれ好ましい。
【0012】
また、上記のように構成された検知部を、その各コアの相対向する端部を結ぶ線が被検知物の通過方向と直交する方向に一直線に複数並設して磁性体検知装置を構成する場合、前記複数の検知部の各コア同士の間隔を、前記一対のコアの相対向する端部間の間隙よりも大に設定すること、前記板状の同一形状でかつ直線状の一対のコアは、その長手方向の幅が前記被検知物の通過方向と直交する方向に平行となるように配設することが好ましい。
【0013】
このように構成された本発明によれば、一対のコアの各一端を対向させ、その対向部と反対側の各端部にそれぞれ設けたコイルを直列に接続しているため、対向間隙内での磁性体の位置によるコイルのインピーダンス値の変動は小さく、非接触での検知が可能となる。
【0014】
また、一対のコアを対向させた間隙部は、磁性体に感応して検知信号を出力するが、反対側の各端部は磁性体から距離が離れるため、ほとんど感応しない。したがって、それぞれのコイル同士のインピーダンスの差を検知することにより、温度による変動が相殺され、磁性体の量に比例した信号を得ることができる。
【0015】
また、コアの形状が単純なため、コアの製作が容易となり、装置への組込みも単純な構成にすることができ、製作費も安くすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0017】
まず、第1の実施の形態について説明する。
【0018】
図1は、第1の実施の形態に係る、たとえば、印刷物などの紙葉類の印刷に使用する印刷インキに含まれる微量の磁性体を非接触で検知する磁性体検知装置の構成を概略的に示すものである。図1において、1は検知部で、板状の一対のコア2,3、コイル4a,4b、コイル5a,5bおよび磁気カバー6,7から構成されている。8は磁性体粉末を含有した印刷インキで印刷された印刷物(たとえば、有価証券)などの紙葉類であり、図示矢印E方向に搬送されるものとする。
【0019】
コア2,3は、たとえば、アモルファス箔を積層して構成されていて、一方の各端部を紙葉類8が通過するための所定間隙Gを持って相対向配設されている。この場合、コア2,3は、その長手方向の幅b(図2参照)が紙葉類8の通過方向Eと直交する方向に平行となるように配設される。
【0020】
コア2,3の対向部には、それぞれコイル4a,4bが巻装されているとともに、その対向部と反対側には、それぞれコイル5a,5bが巻装されている。そして、対向部のコイル4a,4bを直列に接続して第1のコイル100が構成され、対向部と反対側のコイル5a,5bを直列に接続して第2のコイル200が構成されている。
【0021】
磁気カバー6,7は、磁性体によって構成されていて、少なくともコア2,3の対向部と反対側のコイル5a,5bの部分を囲繞するように設けられており、これにより外部からの磁力線の影響を受けないようになっている。
【0022】
第1のコイル100を付勢した際にコイル4a,4bに発生する磁力線は、コア2,3が相対向する間隙Gでは、たとえば、図示矢印Aの方向に一致させいてる。第2のコイル200においても同様にして、コイル5aでは図示矢印B1,B2、コイル5bでは図示矢印C1,C2の方向に一致させ、第1のコイル100および第2のコイル200を付勢することにより、矢印A、矢印C1、磁気カバー7を通って図示矢印D1、さらに磁気カバー6を通って矢印B1の経路と、矢印A、矢印C2、磁気カバー7、図示矢印D2、磁気カバー6を通って矢印B2の経路で磁力線が通る環状磁路を形成する。
【0023】
コア2,3の対向間隙G内に磁性粉などを含む磁気インキで印刷された紙葉類8が挿入されると、間隙G内の磁力線の分布が変化するため、第1のコイル100および第2のコイル200のインピーダンスが変化する。ただし、磁力線D1,D2の磁路の間隙は、コア2,3の対向部よりも広いため、磁束の漏洩が大きく、環状磁束の磁力線D1,D2の量が減少し、紙葉類8による磁力線の変化は少なく、第2のコイル200のインピーダンス変化も小さい。したがって、紙葉類8の印刷インキ内の磁性粉は、コア2,3の対向部2a,3aの間隙G内にある部分が第1のコイル100によって検知される。
【0024】
もし、紙葉類8が矢印Eの方向に移動すれば、紙葉類8の移動方向に分布する磁気インキは、対向部2a,3aの間隙G内で磁気インキ量の変化に伴う第1のコイル100のインピーダンス変化として検知できる。
【0025】
一方、検知部1の周囲温度が変化すると、コア2およびコア3の透磁率が変化し、第1のコイル100および第2のコイル200のインピーダンスが変化する。第1のコイル100と第2のコイル200の周囲温度は概略同一であることから、温度変化によるインピーダンスの変化の増減も同じである。したがって、第1のコイル100と第2のコイル200のインピーダンスの差を取れば、温度によるインピーダンスの変化分は消去され、磁性体によるインピーダンスの変化分のみを取出すことができる。
【0026】
次に、コア2,3の対向部2a,3aの間隙G内で紙葉類8の位置変動による影響について述べる。紙葉類8が間隙Gの中間にある場合は、コイル4aとコイル4bのインピーダンスの変化量は同じであるが、紙葉類8がコア2の対向部2aに近づくと、コイル4aのインピーダンスは増大し、コイル4bのインピーダンスは減少する。また、紙葉類8がコア3の対向部3aに近づくと、コイル4bのインピーダンスは増大し、コイル4aのインピーダンスは減少する。
【0027】
しかし、第1のコイル100はコイル4aとコイル4bとを直列に接続しているために、2つのコイル4aと4bのインピーダンスの増加量と減少量が打ち消し合い、結果として変化量は小さくなる。したがって、紙葉類8がコア2,3の対向部2a,3aの間隙G内で揺動しても、検知信号への影響は小さい。
【0028】
以上、検知部1の構成とその動作について述べたが、磁路内での磁力線の方向A,D1,D2およびB1,B2とC1,C2が反対であっても、また、磁力線A,D1,D2の向きに対して磁力線B1,B2とC1,C2の両方あるいは片方が反対の向きであっても、本発明の効果は維持される。
【0029】
また、コア2,3は、アモルファス箔以外の磁性材料で構成することも可能であるが、アモルファス箔のような高透磁率の材料を用いることにより、磁力線の広がりを小さくできるため、コア対向部2a,3aの間隙Gを大きく取ることができる。
【0030】
なお、コア2,3と磁気カバー6,7との間隙wは、コア対向部2a,3aの間隙G以上とすること、また、コア2,3の対向部2a,3aと磁気カバー6,7の端部との間隔pは、コア対向部2a,3aの間隙G以上とすること、さらには、上下の磁気カバー6,7の端部間の間隔kは、コア対向部2a,3aの間隙G以上であることが、コア対向部2a,3aの間隙G内の磁性体の検知感度を妨げないために好ましい。
【0031】
図2は、コア2,3の外形を詳細に示すものである。コア2,3の横幅(長手方向の幅)bは、厚さ(短手方向の幅)tの2倍以上の大きさに設定して、紙葉類8の移動方向Eと直行する方向に一定の幅を持たせ、厚さtを薄くして磁力線の厚みを小さくし、磁性体の移動方向分布の変化を精度よく検知するものである。
【0032】
コイル4a,4bは、コア対向部2a,3aに近い位置に巻装されており、これによりコア対向部2a,3aの間隙G内の磁力線の変動を感度よく検知することができるようになっている。コア対向部2a,3aとコア解放部2b,3bとの間隙、すなわち、コア2,3の長さLは間隙G以上にすることがコア解放部2b,3bの影響を小さくできるため好ましい。
【0033】
図3は、図1に示した検知部1の信号処理回路を概略的に示すものである。図3において、13は検知部1の第1のコイル100および第2のコイル200を構成要素としたブリッジ回路で、R1,R2はブリッジ回路13構成用の辺抵抗、VR1,VR2はブリッジ回路13のバランス調整用の可変抵抗器である。また、14は発振回路で、ブリッジ回路13を付勢するための信号を発生する。15はブリッジ回路13の出力を差動増幅する差動アンプ、16は位相同期検波回路、17は位相設定回路、18は低域通過用のフィルタ回路である。
【0034】
ブリッジ回路13では、差動アンプ15の出力波形の振幅ができるだけ小さくなるように、可変抵抗器VR1,VR2を調整しておく。第1のコイル100のインピーダンスが変化すると、差動アンプ15の出力波形と振幅が変化する。位相同期検波回路16は、位相設定回路17で設定された位相のもとで、差動アンプ15の出力信号を検波、整流する。
【0035】
位相設定回路17は、発振回路14の入力波形に対して設定された位相だけずれた信号を位相同期検波回路16に送るもので、その設定位相は、たとえば、検知部1内に被検知物が置かれたときに検波、整流された出力信号が最大になるように設定する。なお、この位相設定においては、検知信号に対して有害となる雑音成分信号が最小になるようにしてもよい。
【0036】
低域通過用のフィルタ回路18は、位相同期検波回路16で検波、整流された信号から高周波成分を除去して、検知信号を出力する。なお、このフィルタ回路18には、出力信号の電圧レベルを変える機能を持たせてもよい。
【0037】
図4は、図1に示した検知部1の信号処理回路の他の実施の形態を概略的に示すものである。図4において、19は検知部1の第1のコイル100および第2のコイル200を構成要素としたブリッジ回路で、R1,R2はブリッジ回路19構成用の辺抵抗、VR1,VR2はブリッジ回路19のバランス調整用の可変抵抗器である。20は矩形波を発生する矩形波発振回路、21はブリッジ回路19の出力を差動増幅する差動アンプ、22,23はサンプルホールド回路、24は周波数低減回路、25は差動アンプ、26は低域通過用のフィルタ回路である。
【0038】
周波数低減回路24は、矩形波発振回路20の出力波形を例えば1/100の周波数の矩形波に低減し、その低減した矩形波によりブリッジ回路19を付勢する。ブリッジ回路19では、差動アンプ21の出力波形の振幅が最適な状態になるように、可変抵抗器VR1,VR2を調整しておく。
【0039】
周波数低減回路24は、たとえば、10進カウンタ回路などにより構成して、低減波形を発生するとともにパルスカウント結果を出力する機能を利用して、位相設定をパルスのカウント数で行ない、設定位相に相当するタイミングで、サンプリングパルスをサンプルホールド回路22,23に出力する。
【0040】
差動アンプ21の正側の出力波形をサンプルホールド回路22でサンプルし、次のサンプリングパルスまでサンプルした電圧を保持する。差動アンプ21の負側の出力波形のサンプリングは、サンプルホールド回路23で行ない、同様にサンプルした電圧を保持する。
【0041】
差動アンプ25は、サンプルホールド回路22,23から得られる正側、負側のサンプル電圧の差を求めて、共通のバイアス電圧成分を取り除き、低域通過用のフィルタ回路26により高周波成分を除去して、検知信号を出力する。なお、このフィルタ回路26には、出力信号の電圧レベルを変える機能を持たせてもよい。
【0042】
次に、第2の実施の形態について説明する。
【0043】
図5は、第2の実施の形態に係る磁性体検知装置の構成を模式的に示すものである。第2の実施の形態に係る磁性体検知装置は、図1に示した検知部1を、その各コアの相対向する端部を結ぶ線がほぼ平行になるように、紙葉類8の幅方向に複数個(本例では5個)並設してなるものであり、前述した第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0044】
図5において、9,10はコア2,3を挟持して支える支持具で、非磁性体から構成されている。各検知部1のコア2,3同士の間隔sは、隣接する検知部1同士の干渉を小さくするために、コア2,3の対向部間隙Gに対し、同じかそれ以上が好ましい。
【0045】
図6は、図5における矢印J−Jに沿う断面を模式的に示している。図6において、支持具9,10は、それぞれ凹部9a,9b,10a,10bが設けらていて、この凹部9a,9b,10a,10b内にコイル4a,4b,5a,5bの部分を収納した状態でコア2,3を挟持支持している。なお、支持具9,10の凹部9a,9b,10a,10bとコア2,3との隙間には、樹脂などを充填することにより固定してもよい。
【0046】
上記第2の実施の形態によれば、紙葉類8の幅方向(搬送方向と直交方向)のほぼ全面にわたって検知することができるとともに、検知場所の特定が可能となる。
【0047】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することが可能である。
【0048】
たとえば、図1に示した検知部1において、コア2,3にそれぞれ励磁コイルを設けて、それらを直列に接続し、この直列接続した励磁コイルを付勢して、第1のコイル100と第2のコイル200の出力の差を差動アンプで得るか、第1のコイル100と第2のコイル200を差動接続して誘起電圧の差として位相同期検波することにより、同様の作用効果が得られる。
【0049】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、コアと磁性体との距離が変化しても検知信号の変動が少なく、磁性体の量に比例した検知信号が得られ、場所の特定が可能で、温度変化に対しても安定で製作が容易な磁性体検知装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る磁性体検知装置の構成を概略的に示す側面図。
【図2】コアの外形を示す斜視図。
【図3】検知部の信号処理回路を概略的に示す構成図。
【図4】検知部の信号処理回路の他の実施の形態を概略的に示す構成図。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る磁性体検知装置の構成を一部省略して模式的に示す正面図。
【図6】図5における矢印J−Jに沿う断面を模式的に示す断面図。
【符号の説明】
1……検知部
2,3……コア
4a,4b,5a,5b……コイル
100……第1のコイル
200……第2のコイル
6,7……磁気カバー
8……紙葉類(印刷物)
13,19……ブリッジ回路
14……発振回路
15,21,25……差動アンプ
16……位相同期検波回路
17……位相設定回路
18,26……フィルタ回路
20……矩形波発振回路
22,23……サンプルホールド回路
24……周波数低減回路[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a magnetic material detection device that detects a small amount of magnetic material contained in a printing ink used for printing a paper sheet such as a printed material in a non-contact manner.
[0002]
[Prior art]
For example, a method for identifying a paper sheet by detecting a magnetic material contained in a printing ink used for printing the paper sheet is widely known. Conventionally, in order to detect the magnetic substance contained in the printing ink used for printing this paper sheet, a primary coil is wound around the center of the S-shaped core, and two openings are set at a minute gap. A differential coil type transformer system, in which a secondary coil is wound around each of the section sides, a paper sheet is passed through one opening, and the difference between the induced voltages of the two secondary coils is output, There is a method in which a minute gap is provided in a part of the provided annular core, and a change in impedance of the annular core is detected when passing through the gap.
[0003]
Further, as a method for detecting the magnetic body in a non-contact state, for example, as disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 59-141058, two U-shaped cores face each other with a predetermined gap. In addition, there is a method of detecting a change in impedance when a magnetic material passes through the gap by winding a coil around each core and connecting the coils in series.
[0004]
Further, for example, as disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 9-236642, a pair of J-shaped cores in which a coil is wound around each of the open ends, the long open ends of each core, and the short open ends are predetermined. There is a method of detecting a magnetic material passing through the gap by detecting a difference in impedance between the
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the differential coil type transformer method and the annular core impedance method, the detection signal becomes maximum when the magnetic material passes while contacting the gap between the cores, and when the distance between the core and the magnetic material increases, the signal suddenly increases. To decrease. Therefore, when the magnetic body passes while swinging, the detection signal also fluctuates accordingly. Also, if the distance of the magnetic material is more than the gap between the cores, the detection signal becomes almost zero.
[0006]
In this way, it is easy to be affected by the gap between the core and the magnetic material, and when a paper sheet is conveyed at high speed, the vibration of the paper sheet becomes intense, making it difficult to obtain a stable detection signal. It is.
[0007]
In the non-contact detection method disclosed in the above-mentioned Japanese Patent Application Laid-Open No. 59-141058, a detection signal is obtained when there is a magnetic substance in one or both of the opposed parts of the U-shaped core. However, if the amount of magnetic material is uniform, the detection signal when there is a magnetic material on both of the opposing parts will be twice as large as when it is only on one side of the opposing part. It was difficult. Further, since the detection signal can be obtained regardless of whether the magnetic body is in the facing portion, the location cannot be specified. Furthermore, since the magnetic permeability of the core changes due to a change in ambient temperature, the detection signal is likely to change.
[0008]
In addition, in the magnetic body detection device disclosed in the above-mentioned JP-A-9-236642, the manufacturing process of the J-shaped core is complicated, and a special process is required for the fixing method of the J-shaped core. There were problems such as increased production costs.
[0009]
Therefore, in the present invention, even if the distance between the core and the magnetic material changes, the detection signal hardly fluctuates, a detection signal proportional to the amount of the magnetic material can be obtained, the location can be specified, and the temperature can be changed. Another object of the present invention is to provide a magnetic body detection device that is stable and easy to manufacture.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The magnetic body detection device of the present invention includes a pair of identical, straight plate-like cores that face each other with a predetermined gap through which each detected object passes , and the pair of A first coil formed by connecting each coil wound around each opposite end of the core in series and each end opposite to the opposite ends of the pair of cores, respectively. The second coil formed by connecting the mounted coils in series and the ends opposite to the opposing ends of the pair of cores, respectively , A pair of magnetic covers formed of a magnetic material whose interval is set to be larger than a gap between opposite ends of the pair of cores, a detection signal from the first coil, and the second coil And a processing circuit for processing a detection signal from.
In addition, the magnetic body detection device of the present invention includes a pair of identical and straight cores having a plate-like shape opposite to each other with a predetermined gap through which each detected object passes. A first coil formed by serially connecting coils wound at opposite ends of the pair of cores and ends opposite to the opposite ends of the pair of cores. A detection unit group having a second coil formed by connecting each coil wound in series with each other, and a line connecting opposite ends of each core is a passage direction of the detected object A plurality of detection units arranged in a straight line in a direction perpendicular to each other, and surrounding each end side opposite to the opposite ends of each pair of cores of this detection unit group, opposite each other It is formed of a magnetic material in which the interval between the portions to be formed is set larger than the gap between the opposite ends of the pair of cores A pair of magnetic cover which is, and a processing circuit for processing a detection signal from the detection signal and the second coil from each first coil of the sensing portion group.
[0011]
The pair of cores are preferably formed by stacking amorphous foils. The gap between the core and the magnetic cover is set to be larger than the gap between the opposing ends of the pair of cores, the surfaces of the opposing ends of the pair of cores and the magnetic cover The gap between the opening ends of the pair of cores is set to be larger than the gap between the opposing ends of the pair of cores, and the pair of plate-like cores has a longitudinal width passing through the object to be detected. It is preferable to dispose them so as to be parallel to the direction orthogonal to the direction.
[0012]
In addition, a plurality of detection units configured as described above are arranged in a straight line in a direction perpendicular to the passing direction of the detection object to form a magnetic substance detection device. In this case, the interval between the cores of the plurality of detection units is set to be larger than the gap between the opposing ends of the pair of cores , and the pair of straight and straight shapes in the plate shape. The core is preferably arranged so that its longitudinal width is parallel to a direction orthogonal to the direction of passage of the detected object.
[0013]
According to the present invention configured as described above, each end of the pair of cores is opposed to each other, and the coils provided at the respective ends opposite to the opposed portions are connected in series. The fluctuation of the impedance value of the coil due to the position of the magnetic material is small, and non-contact detection is possible.
[0014]
In addition, the gap between the pair of cores facing each other outputs a detection signal in response to the magnetic material, but each end on the opposite side is far away from the magnetic material, and thus hardly senses. Therefore, by detecting the impedance difference between the coils, fluctuation due to temperature is canceled out, and a signal proportional to the amount of the magnetic material can be obtained.
[0015]
In addition, since the core shape is simple, the core can be easily manufactured, can be incorporated into the apparatus, and the manufacturing cost can be reduced.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0017]
First, the first embodiment will be described.
[0018]
FIG. 1 schematically illustrates the configuration of a magnetic material detection device according to the first embodiment that detects a small amount of magnetic material contained in a printing ink used for printing a paper sheet such as a printed material in a non-contact manner. It is shown in In FIG. 1,
[0019]
The
[0020]
[0021]
The
[0022]
The lines of magnetic force generated in the
[0023]
When the
[0024]
If the
[0025]
On the other hand, when the ambient temperature of the
[0026]
Next, the influence of the position variation of the
[0027]
However, since the
[0028]
The configuration and operation of the
[0029]
The
[0030]
The gap w between the
[0031]
FIG. 2 shows the outer shape of the
[0032]
The
[0033]
FIG. 3 schematically shows a signal processing circuit of the
[0034]
In the
[0035]
The
[0036]
The low-
[0037]
FIG. 4 schematically shows another embodiment of the signal processing circuit of the
[0038]
The
[0039]
The
[0040]
The output waveform on the positive side of the
[0041]
The
[0042]
Next, a second embodiment will be described.
[0043]
FIG. 5 schematically shows the configuration of the magnetic body detection device according to the second embodiment. The magnetic body detection apparatus according to the second embodiment is configured so that the width of the
[0044]
In FIG. 5,
[0045]
FIG. 6 schematically shows a cross section taken along the arrow JJ in FIG. In FIG. 6, the
[0046]
According to the second embodiment, detection can be performed over almost the entire surface of the
[0047]
Note that the present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications can be made without departing from the spirit of the present invention.
[0048]
For example, in the
[0049]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, even if the distance between the core and the magnetic material changes, the detection signal hardly fluctuates, a detection signal proportional to the amount of the magnetic material can be obtained, and the location can be specified. It is possible to provide a magnetic body detection device that is stable against temperature changes and easy to manufacture.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view schematically showing a configuration of a magnetic body detection device according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view showing an outer shape of a core.
FIG. 3 is a configuration diagram schematically illustrating a signal processing circuit of a detection unit.
FIG. 4 is a configuration diagram schematically illustrating another embodiment of a signal processing circuit of a detection unit.
FIG. 5 is a front view schematically showing a part of the configuration of a magnetic body detection device according to a second embodiment of the present invention.
6 is a cross-sectional view schematically showing a cross section taken along an arrow JJ in FIG. 5;
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
13, 19 ...
Claims (7)
この一対のコアの相対向する各端部にそれぞれ巻装された各コイルを直列接続してなる第1のコイルと、
前記一対のコアの相対向する各端部とは反対側の各端部にそれぞれ巻装された各コイルを直列接続してなる第2のコイルと、
前記一対のコアの相対向する各端部とは反対側の各端部側をそれぞれ囲繞するもので、互いに相対向する部分の間隔が当該一対のコアの相対向する端部間の間隙よりも大に設定されている磁性体で形成された一対の磁気カバーと、
前記第1のコイルからの検知信号と前記第2のコイルからの検知信号を処理する処理回路と、
を具備したことを特徴とする磁性体検知装置。 A pair of identical and straight cores in the shape of a plate opposed to each other with a predetermined gap through which each detected object passes;
A first coil formed by connecting in series each of the coils wound around the opposing ends of the pair of cores;
A second coil formed by connecting in series each coil wound on each end opposite to the opposite ends of the pair of cores;
Each of the ends of the pair of cores opposite to the opposite ends of the pair of cores is surrounded , and the interval between the opposing portions of the pair of cores is larger than the gap between the opposing ends of the pair of cores. A pair of magnetic covers formed of a magnetic material set to a large size ;
A processing circuit for processing the detection signal from the first coil and the detection signal from the second coil;
A magnetic substance detection device comprising:
この検知部群の各一対のコアの相対向する各端部とは反対側の各端部側をそれぞれ囲繞するもので、互いに相対向する部分の間隔が当該一対のコアの相対向する端部間の間隙よりも大に設定されている磁性体で形成された一対の磁気カバーと、
前記検知部群の各第1のコイルからの検知信号と各第2のコイルからの検知信号を処理する処理回路と、
を具備したことを特徴とする磁性体検知装置。 A pair of identical and straight cores that are opposed to each other with a predetermined gap through which to-be-detected objects pass, and the opposite ends of the pair of cores. A first coil formed by connecting each wound coil in series and each coil wound at each end of the pair of cores opposite to the opposite ends are connected in series. A plurality of detectors each having a second coil formed in a straight line in a direction perpendicular to the passing direction of the object to be detected. Group,
Each of the pair of cores of the detection unit group surrounds the opposite end portions of the pair of cores, and the interval between the mutually facing portions is the opposite end portion of the pair of cores. A pair of magnetic covers formed of a magnetic material set larger than the gap between them,
A processing circuit for processing a detection signal from each first coil and a detection signal from each second coil of the detection unit group;
Magnetic material detecting apparatus characterized by comprising a.
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