JP3969173B2 - サーバ・複数クライアント差分通知システム - Google Patents

サーバ・複数クライアント差分通知システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はサーバ・複数クライアント差分通知システムに係り、特にウェブ(Web)サーバ機能及び差分通知機能を有するサーバ処理装置が、インターネット上に分散した多数のウェブ(Web)端末に接続されている大規模なウェブ端末同期システムにおいて、多数のウェブ端末の画面に表示する情報を、端末間で同じ内容に保つサーバ・複数クライアント差分通知システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、ラジオの放送番組がラジオ放送とインターネット上に分散した多数のウェブ端末とを連動して、詳細情報を視聴者にリアルタイム配信するような場合は、多数のウェブ端末の画面に表示する情報をリアルタイムで同期させ、端末間で同じ内容に保つようにする必要がある。このような大規模なウェブ端末同期システムにおいては、ウェブサーバ機能を有するサーバ処理装置の最新情報が、ウェブ端末に表示している情報との差異が生じたら、すべて再取得するのではなく、更新があったところだけをウェブ端末に取得させるように、サーバ処理装置の最新情報とウェブ端末が表示している情報との差異を示す差分通知を行う。
【0003】
この差分通知システムは、従来はテレビのような放送型の通信ができないインターネット上に分散したウェブ端末の自動更新を一定時間で行うか、サーバ処理装置から通知されるメタ情報をトリガーとして、それぞれウェブ端末が差分データをサーバ処理装置からダウンロードしている。
【0004】
例えば、SMIL(Synchronized Multimedia Integration Language)というメタ記述言語は、ウェブコンテンツの更新情報が記述されており、記述されたスケジュールに従ってウェブコンテンツをダウンロードして表示する。また、ストリーム連動型のウェブコンテンツでは、サーバ処理装置から各クライアントに通知されるイベントをトリガーとしてウェブコンテンツを更新することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、上記従来の差分通知システムでは、二つの問題がある。第一の問題は、複数のウェブ端末が同時に差分通知を受け取ることができず、更新タイミングがばらばらになってしまうことである。既存の方式では、差分コンテンツの取得方法はウェブ端末側に予め配信されたプログラムで定める必要があり、サーバ処理装置側で動的に変化する差分コンテンツの大きさによる場合分けができないので、差分コンテンツの大きさに依存した最適な更新方法を選択できず、更新タイミングが複数のウェブ端末間で乱れてしまう。
【0006】
第二の問題は、大きなサイズのコンテンツの更新に時間がかかることである。コンテンツのサイズが大きくなり、ウェブ端末数が多くなると、サーバ処理装置に差分取得のトランザクションがバースト的に発生してしまい、その結果、輻輳状態になり、最終的にウェブ端末毎に更新タイミングがずれてしまう。
【0007】
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、更新データの大きさから最適な更新通知方法を選択し、差分データ直接送付、HTTPダウンロード指令通知、先行HTTPダウンロード指令通知のいずれかによって、複数のウェブ端末間でリアルタイムに画面を更新して画面同期を実現することで、大きな差分データの更新から小さな差分データの更新まで一貫して行い得るサーバ・複数クライアント差分通知システムを提供することを目的とする。
【0008】
また、本発明の他の目的は、大きな差分コンテンツをサーバからウェブ端末へ通知するときも、ウェブ端末間でリアルタイムに同期し得るサーバ・複数クライアント差分通知システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の目的を達成するため、ウェブサーバ機能及び差分通知機能を有するサーバ処理装置が、複数のクライアントである複数のウェブ端末に接続されているサーバ・複数クライアント差分通知システムにおいて、サーバ処理装置は、スケジュールによって動作する第1の差分更新コマンドが格納されている第1の記憶手段と、差分更新する対象のコンテンツが格納されている第2の記憶手段と、更新指示手段により任意のタイミングで動作する第2の差分更新コマンド又は第1の記憶手段から第1の差分更新コマンドを入力する入力手段とを付属し、データ転送速度を監視する監視機能と、入力手段から入力される第1又は第2の差分更新コマンドで指定されたデータサイズと監視機能で監視されているデータ転送速度をもとに、予め用意した複数種類の更新方法の中から最適な更新方法を決定する更新方法決定機能と、更新方法決定機能により決定された更新方法を示す更新通知データを作成する更新制御機能と、更新制御機能から入力される更新通知データを、複数のウェブ端末へ転送すると共に、データ転送速度を監視機能通知して更新方法決定機能による更新方法の決定に反映させる差分通知機能と、更新制御機能により決定された更新方法に基づき、第2の記憶手段から差分対象のコンテンツが送付されて複数のウェブ端末へのダウンロードに備えるサーバ機能とを有し、複数のウェブ端末のそれぞれは、サーバ処理装置から受け取った更新通知データが示す更新方法に従って、更新通知データの差分データ又はサーバ機能からHTTPダウンロードにより差分データを取得してコンテンツを更新する手段を有する構成としたものである。
【0010】
この発明では、更新方法決定機能が監視機能からのデータ転送速度情報と、第1又は第2の更新通知データが指定するデータサイズとのトレードオフを計算して、予め用意した複数種類の更新方法の中から、多数のウェブ端末間の画面をリアルタイム同期するのに最適な更新方法を選択するようにしたため、多数のウェブ端末間で同期してウェブブラウザの画面を更新することで、第一の目的を達成できる。
【0011】
ここで、本発明における上記の更新方法決定機能は、複数種類の更新方法として、データサイズが第1の閾値より小さく、ウェブ端末の数とデータサイズとの積に相当する総通信コストが第2の閾値より小さい場合に選択される差分データ直接送付と、データサイズが第1の閾値以上で、総通信コストが第2の閾値以上の場合に選択される差分データ通常HTTPダウンロード指令通知と、第1又は第2の差分更新コマンドの更新時間が、監視機能が示すデータ転送速度から計算されるHTTPダウンロードの転送最小時間を現在の時間に足した時間よりも遅い場合に選択される差分データの先行ダウンロード指令通知及び通常HTTPダウンロード指令通知の組合せ、の3種類のうち、差分データ直接送付選択時は更新通知データの差分データをウェブ端末へ送付し、差分データ通常HTTPダウンロード指令通知又は差分データの先行ダウンロード指令通知の選択時は、第2の記憶手段から差分対象のコンテンツがサーバ処理装置へ送付されてからウェブ端末へダウンロードすることを特徴とする。
【0012】
また、本発明は上記の目的を達成するため、ウェブ端末のそれぞれは、サーバ処理装置から転送された更新通知データを受け取り、その更新通知データ中の更新方法を解析する差分更新機能と、差分データをサーバ処理装置からHTTPダウンロードで取得するダウンロード機能と、ウェブブラウザ表示手段とを有し、差分更新機能は受け取った更新通知データ中の更新方法が差分データ直接送付の場合は、更新データ中の差分データをウェブブラウザ表示手段に通知してコンテンツを更新し、更新方法が差分データ直接送付以外の場合は、HTTPダウンロード機能により、差分コンテンツをサーバ処理装置からHTTPダウンロードで取得させると共に、更新方法が差分データ通常HTTPダウンロード指令通知ならば、差分コンテンツをダウンロードした後で、ウェブブラウザ表示手段へ通知してコンテンツを更新し、すでにHTTPコンテンツキャッシュに格納されている場合は、ダウンロードせずに、HTTPコンテンツキャッシュの差分コンテンツを利用してコンテンツを更新し、更新方法が差分データ先行HTTPダウンロード指令通知ならば、差分コンテンツをダウンロードした後で、HTTPコンテンツキャッシュに格納しておく構成としたものである。
【0013】
この発明では、差分データ先行HTTPダウンロード指令通知に基づいてウェブ端末内のダウンロード機能が差分データを指定URLからHTTPダウンロードしておき、同一URLのダウンロード指令通知によって先行ダウンロードされてHTTPコンテンツキャッシュに保管されていた差分データをウェブブラウザ表示手段で表示することを可能にするようにしたため、単純な命令セットだけで差分更新を可能にでき、先行ダウンロードの終了が間に合わない場合には、ダウンロード指令通知に処理を切り替えることができる。
【0014】
すなわち、この発明では、ウェブ端末において、情報が書き換えられるより前に、ベースとなる差分情報を先行的に差分情報をHTTPダウンロードし、ウェブ端末のHTTPコンテンツキャッシュにキャッシュし、リアルタイムに書き換えられる情報を、更新時間になったらサーバ処理装置から送信する2段階の更新方法を自動的に更新方法決定機能が指定することで、第二の目的を達成できる。
【0015】
また、本発明は、上記の目的を達成するため、複数のウェブ装置のそれぞれは、差分データ先行HTTPダウンロード指令通知または差分データ通常HTTPダウンロード指令通知によって更新された差分データに関して、更新された領域の中の部分修正について差分データ直接送付を利用して修正するようにしたため、大きな通信量が必要なコンテンツでも、大きな領域を先に送付し、その中のリアルタイム性が必要な小さい部分領域の更新を瞬時に行うことを可能にできる。
【0016】
また、本発明は、上記の目的を達成するため、サーバ処理装置の差分通知機能は、複数のウェブ端末へ転送する更新通知データの更新方法が差分データ直接送付の場合には、予め通信速度が測定されている複数のウェブ端末のうち通信速度が遅いウェブ端末から順番に転送し、更新通知データの更新方法が差分データHTTPダウンロード指令通知又は差分データの先行ダウンロード指令通知の場合には、複数のウェブ端末のうち通信速度が速いウェブ端末から順番に転送するようにしたため、差分データ直接送付に関してはウェブ端末間の同期のリアルタイム性を向上することができ、また、差分データHTTPダウンロード指令通知及び差分データの先行ダウンロード指令通知では、差分データをダウンロードするサーバ処理装置内のサーバ機能の負荷を分散するとともに通信経路上のHTTPキャッシュにヒットする確立を向上させることができ、差分コンテンツの更新のリアルタイム性を向上することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の一実施の形態について図面と共に説明する。図1は本発明になるサーバ・複数クライアント差分通知システムの一実施の形態のシステム構成図、図2は図1のシステムで用いるデータの一例の構成図を示す。図1及び図2を用いて本発明の一実施の形態の構成を説明する。
【0018】
本実施の形態のサーバ・複数クライアント差分通知システムは、図1に示すように、サーバ処理装置110と、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)キャッシュ装置120と、複数のウェブ端末130とから大略構成される。サーバ処理装置110には、更新指示手段116、更新スケジュール117及びHTTPコンテンツ118が付属している。また、ウェブ端末装置130の各々にはHTTPコンテンツキャッシュ134が付属している。また、ウェブ端末装置130は図1に示すようにインターネット上に多数分散して存在する。さらに、インターネット上にはHTTPキャッシュ装置120が存在することを前提とする。サーバ処理装置110とウェブ端末装置130の間はインターネットで接続される。
【0019】
サーバ処理装置110は、更新方法決定機能111、更新制御機能112、差分通知機能113、通信コスト監視機能114及びウェブ(Web)サーバ機能115を有する。また、サーバ処理装置110に付属している、更新指示手段116、記憶装置として更新スケジュール117及びHTTPコンテンツ118のうち、更新スケジュール117には、HTTPコンテンツ118を更新する時間と更新方法を示す差分更新コマンド210が複数格納されている。
【0020】
すなわち、更新スケジュール117には時間で予め決められた、すなわち、スケジュールによって動作する差分更新コマンド210が格納されており、時間を予め決められない差分更新コマンド210は更新指示手段116から入力する。HTTPコンテンツ118には、差分更新する対象のコンテンツがHTML(Hypertext Markup Language)またはバイナリ形式で格納されている。更新指示手段116は、差分更新コマンド210を更新スケジュール117と並行して任意のタイミングで作成する入力手段である。すなわち、差分更新コマンド210は更新指示手段116により任意のタイミングで動作する。
【0021】
更新方法決定機能111は、更新スケジュール117または更新指示手段116から転送される差分更新コマンド210に基づいて、差分更新の差分情報となるHTTPコンテンツ118を取得し、通信コスト監視機能114が監視している通信コスト(これは後述するように通信速度であり、換言するとデータ転送速度である)に基づいて、最適な更新方法を決定する。
【0022】
ここで、差分更新コマンド210について説明する。差分更新コマンド210は、図2(A)に示すように、更新方法211、更新時間212、差分領域ID213、データ種類214及び差分データ215を含む。また、オプションとして、第2段階差分領域ID216、第2段階差分ファイル217を含む。更新方法211は、「自動選択」、「差分データ直接送付」、「差分データ通常HTTPダウンロード指令通知」、「差分データ先行HTTPダウンロード指令通知」、「段階的更新」がある。それぞれの方式は後述する。
【0023】
更新時間212は、サーバ処理装置110から更新通知データを送付する時間を示している。差分領域ID213は、すでにウェブ端末装置130で表示されているHTMLコンテンツの中に、更新するべき個所をIDで予め指定してあり、ウェブ端末装置130内のIDの中の一つと等しい値を示す。データ種類214は、更新情報である差分データ215の種類を示す。この種類には、テキスト(Text)属性とファイル属性とURL(Uniform Resource Locator)属性がある。
【0024】
テキスト属性では差分データ215を直接記述できる。ファイル属性、URL属性では外部ファイルに格納されたファイルを指定することができる。外部ファイル及びURLの実態は、HTTPコンテンツ118として格納されている。テキスト属性の利点は、小さいサイズの差分コンテンツを簡単に記述することができる。ファイル属性の利点は、大きなサイズの差分コンテンツを直接指定することができ、小さなサイズである場合には、差分更新コマンド210から更新する本当のデータ部分をファイルに分離することができる。URL属性はファイル属性の利点に加えて、外部のウェブサーバのコンテンツを指すことができる。第2段階差分領域ID216及び第2段階差分ファイル217は、更新方法211が「段階的更新」を示したときに利用される。
【0025】
再び図1に戻って説明するに、更新方法決定機能111は更新方法211が「自動選択」の場合に、差分更新コマンド210で指定されたデータサイズと通信コスト監視機能114で示される通信コストをもとに最適な更新方法を決定する。すなわち、データサイズが第1の閾値より小さく、ウェブ端末装置130の数とデータサイズとの積に相当する総通信コストが第2の閾値より小さい場合には「差分データ直接送付」を選択する。また、データサイズが第1の閾値以上で、上記総通信コストが第2の閾値以上の場合には「差分データ通常HTTPダウンロード指令通知」、さらにその場合に実際の更新時間までに猶予があれば「差分データ先行HTTPダウンロード指令通知」を選択する。
【0026】
「差分データ直接送付」はすべてのデータを更新通知データ220の1回の通信で送付できるので全体のスループットが速い。これに対してHTTP経由で別途ダウンロードする方式は、更新通知データ220に加え、HTTPトランザクションが必要なので、スループットが遅い。このトレードオフで速い方を選択する。
【0027】
更新制御機能112は、差分更新コマンド210から図2(B)に示す構成の更新通知データ220を作成すると共に、ウェブサーバ機能115にHTTPコンテンツ118を送付してダウンロードに備える。上記の更新通知データ220中の更新方法221は、更新方法決定機能111が指定する。また、更新通知データ220中の差分領域ID222は、差分更新コマンド210の差分領域ID213または第2段階差分領域ID216をコピーする。また、更新通知データ220中の差分データ223は、差分データ215又はHTTPコンテンツ118又は差分データのURLとされる。
【0028】
すなわち、差分更新コマンド210内のデータ種類214がテキスト属性の場合は、更新情報がテキストとして格納されているので、更新方法が「差分データ直接送付」なら差分データ215を、図2(B)に示す更新通知データ220中の差分データ223へコピーする。更新方法が「差分データ直接送付」以外なら、テキストの差分データ215をファイルに変換して、ウェブサーバ機能115に格納する。このときの差分データ223は、ウェブサーバ機能115上においた差分データのURLとなる。
【0029】
差分更新コマンド210内のデータ種類214がファイル属性の場合は、更新情報がファイルとしてHTTPコンテンツ118に格納されているので、更新方法が「差分データ直接送付」ならHTTPコンテンツ118を差分データ223へコピーする。更新方法が「差分データ直接送付」以外なら、HTTPコンテンツ118をそのままウェブサーバ機能115に格納する。このときの差分データ223は、ウェブサーバ機能115上においた差分データのURLとなる。
【0030】
差分更新コマンド210内のデータ種類214がURL属性の場合は、差分ファイルがすでにウェブサーバ上に存在する。更新方法が「差分データ直接送付」ならHTTPコンテンツ118をダウンロードして差分データ223へコピーする。更新方法が「差分データ直接送付」以外なら差分データのURLを差分データ223にコピーする。このときにURLが相対パスの場合は絶対パスに変換する。
【0031】
差分通知機能113は、更新制御機能112から入力される上記の更新通知データ220を、ウェブ端末装置130の差分更新機能131へ転送する。また、差分通知機能113は、通信コストを通信コスト監視機能114へ通知して、更新方法の決定に反映させる。差分通知機能113には多数のウェブ端末装置130が接続されており、送信する順番は、更新方法221が「差分データ直接送付」の場合には、通信速度が遅いウェブ端末装置130から順番に送付する。逆に更新方法221が「差分データ直接送付」以外の場合には、通信速度が速いウェブ端末装置130から順番に送付する。
【0032】
「差分データ直接送付」は多数のウェブ端末装置130間でなるべく同じ時間に画面を更新することができる。「差分データ直接送付」以外では、多数のウェブ端末装置130から多数のトランザクションが発生する場合に、HTTPキャッシュ装置120にキャッシュヒットすることができ、ウェブサーバ機能115の負荷が軽減されて、結果的に差分コンテンツの更新のリアルタイム性が向上する。
【0033】
ウェブ端末装置130は差分更新機能131、HTTPダウンロード機能132、ウェブブラウザ表示手段133を含み、HTTPコンテンツキャッシュ134が付属する。
【0034】
差分更新機能131は、サーバ処理装置110内の差分通知機能113から転送された更新通知データ220を受け取り、その更新通知データ220中の更新方法221が「差分データ直接送付」の場合には、差分データ223をウェブブラウザ表示手段133に通知してコンテンツを更新する。更新方法221が「差分データ直接送付」以外の場合はHTTPダウンロードなので、差分更新機能131は、HTTPダウンロード機能132に制御を移す。
【0035】
HTTPダウンロード機能132は、差分コンテンツをウェブサーバ機能115からHTTPダウンロードで取得する。差分通知機能113から転送された更新通知データ220中の更新方法221が「差分データ通常HTTPダウンロード指令通知」ならば、差分コンテンツをダウンロードした後で、HTTPダウンロード機能132は、差分更新機能131に通知して差分更新機能131がウェブブラウザ表示手段133へ通知し、コンテンツを更新する。
【0036】
なお、すでにHTTPコンテンツキャッシュ134に格納されている場合は、ウェブサーバ機能115からはダウンロードせずに、HTTPコンテンツキャッシュ134の内容を利用する。「差分データ先行HTTPダウンロード指令通知」ならば、差分コンテンツをダウンロードしたあとで、HTTPコンテンツキャッシュ134に格納しておく。
【0037】
次に、主として図3、図4のフローチャートを用いて本実施の形態における動作の流れについて説明する。図3(A)は更新方法決定機能111が更新方法を決定する動作を説明するフローチャートである。更新方法決定機能111は差分更新コマンド210が入力されると(ステップ310)、その更新方法211を判定し(ステップ311)、更新方法211が「自動選択」ではない場合には、指定に従った差分更新方法を選択する(ステップ312)。
【0038】
一方、更新方法211が「自動選択」の場合は、データ量と通信オーバーヘッドのトレードオフを計算する(ステップ313)。更新方法決定機能111は計算の結果、データサイズが小さく、総通信コストが小さい場合には「差分データ直接送付」を選択する(ステップ315)。計算の結果、データサイズが第1の閾値以上で、総通信コストが第2の閾値以上の場合には「差分データ直接送付」以外のHTTPダウンロードとする。
【0039】
ここで、「差分データ直接送付」はすべてのデータを差分通知データ220の1回の通信で送付できるので全体のスループットが速い。これに対してHTTP経由で別途ダウンロードする方式は、差分通知データ220に加え、HTTPトランザクションが必要なので、スループットが遅い。このトレードオフで合計が速い方を選択する。
【0040】
そこで、HTTPダウンロードの場合には、まず、更新まで猶予時間があるかどうかを判定する(ステップ314)。更新時間212と現在時間を比較し、時間差が同一または通信コスト監視機能114が示す通信速度がHTTPダウンロードの転送最小時間を下回っている場合には、ステップ317へ制御を移す。上回っている場合には、ステップ316へ制御を移す。
【0041】
ステップ316では差分データ先行HTTPダウンロード指令通知を行い、多数のウェブ端末装置130がHTTPダウンロードを開始する。そして、現在時間が更新時間212になった場合には、ステップ317へ制御を移す。ステップ317では、すでにHTTPコンテンツキャッシュ134に全差分情報あるいは途中までの差分情報があり、全差分情報がある場合には、すぐに画面に表示し、途中までの差分情報がある場合には、続きをダウンロードしたあとで、表示する。
【0042】
次に、更新方法決定機能111に入力された差分更新コマンド210の更新方法211が「段階的更新」であるときの動作について、図3(B)と共に説明する。更新方法決定機能111は、ステップ312で指定に従った差分更新方式を選択するが、その差分更新方式が「段階的更新」であるものとする(ステップ320)。このステップ320はベースとなる大きな差分領域を予め送付して、ベースとなる差分領域の中にリアルタイム性を要求する一部の更新領域を更新時問に転送して更新することで、大きな更新のリアルタイム性を向上することが示されている。
【0043】
差分更新コマンド210では、ベース領域を差分領域ID213、ベースデータを差分データ215が示すファイルに格納されており、ベース領域内においてリアルタイム性を要求するデータ領域を指定するIDを第2段階差分領域ID216に格納し、更新されるデータを第2段階差分ファイル217が示すファイルに格納している。
【0044】
更新方法決定機能111は、差分更新方式が「段階的更新」であるものと判定すると、ベース部分を差分データ先行HTTPダウンロード指令通知によって、各ウェブ端末装置130のHTTPコンテンツキャッシュ134に格納し(ステップ321)、更新時間212が現在時間になるまで待機する(ステップ322)。
【0045】
待機が終了するまでに、第2段階差分ファイル217が示すファイルに、第2段階差分領域ID216の更新に必要なデータを記入する。通常は、常に最新のデータを第2段階差分ファイル217が示すファイルに書き込まれる操作を行う。待機が終了すると、最新のデータをファイルから取得する(ステップ323)。続いて、ステップ321で先行通知したベース部分を表示させるために、ベース部分の差分データHTTPダウンロード指令通知を行う(ステップ324)。
【0046】
すると、各ウェブ端末装置130ではHTTPコンテンツキャッシュ134からベース領域を取得して、ウェブブラウザ表示手段133で表示する。そして、ステップ324の通知後すぐに動作し、リアルタイム更新部に対して差分データ直接送付を利用して更新通知する(ステップ325)。
【0047】
以上の流れによって、一つの差分更新コマンド210から自動的に3つの更新通知を行って、データの一部だけを更新時間の寸前で差し替えることが可能な、大きな領域の差分更新が可能となる。
【0048】
次に、更新方法決定機能111に入力された差分更新コマンド210の更新方法211が「差分データ通常HTTPダウンロード指令通知」であるときの動作について、図4(A)と共に説明する。更新方法決定機能111は、ステップ312で指定に従った差分更新方式を選択するが、その差分更新方式が「差分データ通常HTTPダウンロード指令通知」であるものとする(ステップ330)。
【0049】
すると、更新制御機能112は、差分更新コマンド210から図2(B)に示す構成の更新通知データ220を作成すると共に、ウェブサーバ機能115にHTTPコンテンツ118を送付してダウンロードに備える。上記の更新通知データ220中の更新方法221は、更新方法決定機能111が指定する。また、更新通知データ220中の差分領域ID222は、差分更新コマンド210の差分領域ID213または第2段階差分領域ID216をコピーする(ステップ331)。
【0050】
続いて、更新通知データ220中の差分データ223に、更新データのURLを格納する(ステップ332)。差分通知機能113は、更新制御機能112から入力される上記の更新通知データ220を、ウェブ端末装置130の差分更新機能131へ転送する(ステップ333)。
【0051】
差分更新機能131は、更新通知データ220を受信すると、その更新通知データ220中の更新方法221が「差分データ直接送付」以外であり、HTTPダウンロードなので、HTTPダウンロード機能132に制御を移す。これにより、HTTPダウンロード機能132は、差分コンテンツをウェブサーバ機能115からHTTPダウンロードで取得する(ステップ334)。
【0052】
このとき、すでにHTTPコンテンツキャッシュ134にすべてダウンロード済みならステップ335へ移行する。HTTPコンテンツキャッシュ134に途中までダウンロード済みであった場合には、引き続きダウンロードを行う。ステップ335ではHTTPダウンロード機能132からの通知に基づき、差分更新機能131がウェブブラウザ表示手段133へ通知し、コンテンツを更新する。
【0053】
次に、更新方法決定機能111に入力された差分更新コマンド210の更新方法211が「差分データ先行HTTPダウンロード指令通知」であるときの動作について、図4(B)と共に説明する。更新方法決定機能111は、ステップ312で指定に従った差分更新方式を選択するが、その差分更新方式が「差分データ先行HTTPダウンロード指令通知」であるものとする(ステップ340)。
【0054】
すると、更新制御機能112は、差分更新コマンド210から図2(B)に示す構成の更新通知データ220を作成すると共に、ウェブサーバ機能115にHTTPコンテンツ118を送付してダウンロードに備える。上記の更新通知データ220中の更新方法221は、更新方法決定機能111が指定する。また、更新通知データ220中の差分領域ID222は、差分更新コマンド210の差分領域ID213又は第2段階差分領域ID216をコピーする(ステップ341)。
【0055】
続いて、更新通知データ220中の差分データ223に、更新データのURLを格納する(ステップ342)。差分通知機能113は、更新制御機能112から入力される上記の更新通知データ220を、ウェブ端末装置130の差分更新機能131へ転送する(ステップ343)。差分更新機能131は、更新通知データ220を受信すると、その更新通知データ220中の更新方法221が「差分データ直接送付」以外であり、HTTPダウンロードなので、HTTPダウンロード機能132に制御を移す。これにより、HTTPダウンロード機能132は、差分データをウェブサーバ機能115からHTTPダウンロードで取得する(ステップ344)。そして、ダウンロードした差分情報をHTTPコンテンツキャッシュ134に保管する(ステップ345)。
【0056】
基本的にステップ340からステップ345までの一連の処理が終了すると、引き続き同一差分情報に対してステップ330が開始される。このときに差分データはHTTPコンテンツキャッシュ134に格納されているので、瞬時に差分を表示することができる。
【0057】
また、先行HTTPダウンロードが終了していない場合でも、現在時刻が更新時間212になった段階で、ステップ330が開始される。このとき、ステップ334では、HTTPコンテンツキャッシュ134に差分情報がないか、または一部だけダウンロードされている状態になる。この場合は、ステップ340のHTTPダウンロードのトランザクションとステップ334のHTTPトランザクションが併合され、ステップ344のHTTPトランザクションの終了はステップ334のHTTPトランザクションの終了と同じになる。
【0058】
次に、更新方法決定機能111に入力された差分更新コマンド210の更新方法211が「差分データ直接送付」であるときの動作について、図4(C)と共に説明する。更新方法決定機能111は、ステップ312で指定に従った差分更新方式を選択するが、その差分更新方式が「差分データ直接送付」であるものとする(ステップ350)。
【0059】
すると、更新制御機能112は、差分更新コマンド210から図2(B)に示す構成の更新通知データ220を作成する(ステップ351)。上記の更新通知データ220中の更新方法221は、更新方法決定機能111が指定する。
【0060】
差分通知機能113は、更新制御機能112から入力される上記の更新通知データ220を、ウェブ端末装置130の差分更新機能131へ転送する(ステップ352)。差分更新機能131は、サーバ処理装置110内の差分通知機能113から転送された更新通知データ220を受け取り、その更新通知データ220中の更新方法221が「差分データ直接送付」であるため、差分データ223をウェブブラウザ表示手段133に通知してコンテンツを更新する(ステップ353)。
【0061】
【実施例】
次に、本発明の実施例を、図5及び図6を参照して説明する。図5は差分更新対象となるHTML文書例410、差分情報のHTML文書例420、2段階差分更新の2段階目が記述されたファイルの中身430を示す。差分更新対象となるHTML文書例410の中にはDIVタグが4つあり、それぞれ一意のIDが振られている。この例ではDIVタグの中身が、差分情報のHTML文書例420の差分情報に随時更新される。なお、差分更新対象となるHTML文書例410には差分更新プログラムのスクリプト言語が挿入され、差分更新機能131とやり取りが行われる。
【0062】
図6は差分更新コマンドの一例440を示す。それぞれの行が差分更新コマンドであり、セミコロンでデータが区切られている。最初の項目から、スケジュール番号、更新方法211、更新時間212、差分領域ID213、データ種類214、差分データ215であり、段階的更新の場合には、第2段階差分領域ID216、第2段階差分ファイル217がある。
【0063】
更新方法は「DirectSend」が「差分データ直接送付」、「HttpDownload」が「差分データ通常HTTPダウンロード指令通知」、「PreDownload」が「差分データ先行HTTPダウンロード指令通知」、「DoubleStep」が「段階的更新」、「Auto」が「自動選択」を示す。
【0064】
また、図6に示す更新通知データ450は、差分更新コマンド440に対応した更新通知データの例である。それぞれの行が差分通知データであり、最初の項目から、便宜上つけた行番号、更新方法221、差分領域ID222、差分データ223となる。「PreDownload」と「DoubleStep」は複数の更新通知データを利用する。
【0065】
次に、差分更新コマンド440について順に説明する。inner1.html〜inner5.htmlは差分情報420を基本とする文書である。realtime.txtは2段階差分更新の2段階目が記述されたファイルの中身430である。
【0066】
差分更新コマンド440のスケジュール番号10は、12時00分00秒にDIVTEST1タグを<FONT>テスト成功</FONT><BR>に更新するために、差分データ直接送付を行うことを示している。更新通知データは10番である。
【0067】
差分更新コマンド440のスケジュール番号20は、12時00分10秒にDIVTEST1タグを<FONT></FONT><BR>に更新するために差分データ直接送付を行うことを示している。スケジュール番号10で記述した内容が空白になる効果がある。更新通知データは20番である。
【0068】
差分更新コマンド440のスケジュール番号30は、12時00分20秒にDIVTEST2タグをファイルdata¥inner1.htmlの中身に更新するために、差分データ通常HTTPダウンロード指令通知を行うことを示している。更新通知データは30番である。
【0069】
差分更新コマンド440のスケジュール番号40は、13時00分00秒にDIVTEST2タグをファイルdata¥inner2.htmlの中身に更新するために差分データ先行HTTPダウンロード指令通知を行うことを示している。実際の先行ダウンロードは13時00分00秒よりも前に行われ、更新通知データ41番を転送する。先行通知の開始時間は、通信コスト監視機能114からの最低通信速度から計算される転送時間に数分程度の一定の余裕を持たせて決定する。
【0070】
13時00分00秒に差分データ通常HTTPダウンロード指令通知が行われ、更新通知データ42番を転送する。41番と42番の差分領域IDと差分データは同一の内容である。
【0071】
差分更新コマンド440のスケジュール番号50は、14時00分00秒にDIVTEST2タグをファイルdata¥inner3.htmlの中身に更新するために更新方法を自動選択する。この場合はinner3.htmlのサイズが大きいので、差分データ通常HTTPダウンロード指令通知を行うことを示している。更新通知データは50番である。
【0072】
差分更新コマンド440のスケジュール番号60は、15時00分00秒にDIVTEST3タグをURL http://internet2.com/inner4.htmlの中身に更新するために、差分データ通常HTTPダウンロード指令通知を行うことを示している。絶対パスのURLなのでそのままURLを更新通知データに記述する。更新通知データは60番である。
【0073】
差分更新コマンド440のスケジュール番号70は、15時00分30秒にDIVTEST3タグをURL inner4.htmlの中身に更新するために、差分データ通常HTTPダウンロード指令通知を行うことを示している。相対パスのURLなのでパスを追加して、URLを更新通知データに記述する。更新通知データは70番である。
【0074】
差分更新コマンド440のスケジュール番号80は段階的更新である。16時00分00秒にDIVTEST4タグをURL inner5.htmlの中身、及びrealtime.txtの中身に更新する。まず、DIVTEST4タグに対して、ファイルdata¥inner5.HTMLの中身に更新するために、差分データ先行HTTPダウンロード指令通知を行う。このコマンドの発行時間はスケジュール番号40と同様の先行時間である。更新通知データは81番である。
【0075】
16時00分00秒になったら、DIVTEST4タグに対して、ファイルdata¥inner5.htmlの中身に更新するために、差分データ通常HTTPダウンロード指令通知を行う。更新通知データは82番である。82番の実行時にはすでにウェブ端末装置130のHTTPコンテンツキャッシュ134に差分データが蓄積されていることが多く、すぐに画面に反映できる。連続して、DIVTEST5タグに対して、ファイルrealtime.txtの中身に更新するために、差分データ直接送付が行われる。更新通知データは83番である。この差分通知データによって、「最新の統計データは95%」という画面が、差分情報420の中の一部に反映させることができる。
【0076】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、第一の効果は更新コンテンツの大きさに依存した最適な更新通知方法を自動的にサーバ側で選択して多数のウェブ端末間のリアルタイムな画面同期を可能にすることである。その理由は、サーバ処理装置において、更新方法決定機能が監視機能からの通信コスト情報と更新データサイズとのトレードオフを計算して、大量のウェブ端末間の画面をリアルタイム同期するのに最適な更新方法を選択することで、大量のウェブ端末間で同期してウェブブラウザの画面を更新しているからである。
【0077】
また、本発明の第二の効果は、大きな差分コンテンツをサーバから通知するときに、ウェブ端末間でリアルタイムに同期できることである。その理由は、ウェブ端末において、情報が書き換えられるより前に、ベースとなる差分情報を先行的に差分情報をHTTPダウンロードし、ウェブ端末のHTTPコンテンツキャッシュにキャッシュし、リアルタイムに書き換えられる情報を、更新時間になったらサーバ処理装置から送信する2段階の更新方法を自動的に更新方法決定機能が指定しているからである。
【0078】
更に、本発明の第三の効果は、差分データ直接送付に関してはウェブ端末間の同期のリアルタイム性を向上することができ、差分データHTTPダウンロード指令通知及び差分データの先行ダウンロード指令通知では、差分コンテンツの更新のリアルタイム性を向上することができることである。その理由は、差分データ直接送付の場合には、複数のウェブ端末のうち通信速度が遅いウェブ端末から順番に転送し、差分データHTTPダウンロード指令通知又は差分データの先行ダウンロード指令通知の場合には、複数のウェブ端末のうち通信速度が速いウェブ端末から順番に転送することにより、サーバ処理装置内のサーバ機能の負荷を分散するとともに通信経路上のHTTPキャッシュにヒットする確立を向上させることができるようにしたためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のシステム構成図である。
【図2】本発明の一実施の形態のデータ構造図である。
【図3】本発明の一実施の形態における更新通知までの処理を示すフローチャートである。
【図4】本発明の一実施の形態における更新通知移行の処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施例の文書構造である。
【図6】本発明の一実施例の差分更新コマンドと差分通知データである。
【符号の説明】
110 サーバ処理装置
111 更新方法決定機能
112 更新制御機能
113 差分通知機能
114 通信コスト監視機能
115 ウェブサーバ機能
116 更新指示手段
117 更新スケジュール
118 HTTPコンテンツ
120 HTTPキャッシュ装置
130 ウェブ(Web)端末装置
131 差分更新機能
132 HTTPダウンロード機能
133 ウェブブラウザ表示手段
134 HTTPコンテンツキャッシュ
210 差分更新コマンド
211 更新方法
212 更新時間
213 差分領域ID
214 データ種類
215 差分データ
216 第2段階差分領域ID
217 第2段階差分ファイル
220 更新通知データ
221 更新方法
222 差分領域ID
223 差分データ
410 差分更新対象となるHTML文書例
420 差分情報のHTML文書例
430 2段階差分更新の2段階目
440 差分更新コマンドの例
450 更新通知データの例

Claims (6)

  1. ウェブサーバ機能及び差分通知機能を有するサーバ処理装置が、複数のクライアントである複数のウェブ端末に接続されているサーバ・複数クライアント差分通知システムにおいて、
    前記サーバ処理装置は、
    スケジュールによって動作する第1の差分更新コマンドが格納されている第1の記憶手段と、差分更新する対象のコンテンツが格納されている第2の記憶手段と、更新指示手段により任意のタイミングで動作する第2の差分更新コマンド又は前記第1の記憶手段から前記第1の差分更新コマンドを入力する入力手段とを付属し、
    データ転送速度を監視する監視機能と、
    前記入力手段から入力される前記第1又は第2の差分更新コマンドで指定されたデータサイズと前記監視機能で監視されている前記データ転送速度をもとに、予め用意した複数種類の更新方法の中から最適な更新方法を決定する更新方法決定機能と、
    前記更新方法決定機能により決定された更新方法を示す更新通知データを作成する更新制御機能と、
    前記更新制御機能から入力される前記更新通知データを、前記複数のウェブ端末へ転送すると共に、データ転送速度を前記監視機能へ通知して前記更新方法決定機能による更新方法の決定に反映させる差分通知機能と、
    前記更新制御機能により決定された更新方法に基づき、前記第2の記憶手段から差分対象のコンテンツが送付されて前記複数のウェブ端末へのダウンロードに備えるサーバ機能と
    を有し、前記複数のウェブ端末のそれぞれは、前記サーバ処理装置から受け取った前記更新通知データが示す更新方法に従って、該更新通知データの差分データ又は前記サーバ機能からHTTPダウンロードにより差分データを取得してコンテンツを更新する手段を有することを特徴とするサーバ・複数クライアント差分通知システム。
  2. 前記更新方法決定機能は、前記複数種類の更新方法として、データサイズが第1の閾値より小さく、前記ウェブ端末の数とデータサイズとの積に相当する総通信コストが第2の閾値より小さい場合に選択される差分データ直接送付と、データサイズが前記第1の閾値以上で、前記総通信コストが前記第2の閾値以上の場合に選択される差分データ通常HTTPダウンロード指令通知と、前記第1又は第2の差分更新コマンドの更新時間が、前記監視機能が示すデータ転送速度から計算されるHTTPダウンロードの転送最小時間を現在の時間に足した時間よりも遅い場合に選択される差分データの先行ダウンロード指令通知及び通常HTTPダウンロード指令通知の組合せ、の3種類のうち、前記差分データ直接送付選択時は前記更新通知データの差分データを前記ウェブ端末へ送付し、前記差分データ通常HTTPダウンロード指令通知又は前記差分データの先行ダウンロード指令通知の選択時は、前記第2の記憶手段から差分対象のコンテンツが前記サーバ処理装置へ送付されてから前記ウェブ端末へダウンロードすることを特徴とする請求項1記載のサーバ・複数クライアント差分通知システム。
  3. 前記ウェブ端末のそれぞれは、
    前記サーバ処理装置から転送された前記更新通知データを受け取り、その更新通知データ中の更新方法を解析する差分更新機能と、
    差分データを前記サーバ処理装置からHTTPダウンロードで取得するダウンロード機能と、
    前記ウェブブラウザ表示手段と
    を有し、前記差分更新機能は受け取った前記更新通知データ中の更新方法が前記差分データ直接送付の場合は、該更新データ中の差分データを前記ウェブブラウザ表示手段に通知してコンテンツを更新し、前記更新方法が前記差分データ直接送付以外の場合は、前記HTTPダウンロード機能により、差分コンテンツを前記サーバ処理装置からHTTPダウンロードで取得させると共に、前記更新方法が前記差分データ通常HTTPダウンロード指令通知ならば、前記差分コンテンツをダウンロードした後で、前記ウェブブラウザ表示手段へ通知してコンテンツを更新し、すでにHTTPコンテンツキャッシュに格納されている場合は、ダウンロードせずに、前記HTTPコンテンツキャッシュの差分コンテンツを利用してコンテンツを更新し、前記更新方法が前記差分データ先行HTTPダウンロード指令通知ならば、前記差分コンテンツをダウンロードした後で、前記HTTPコンテンツキャッシュに格納しておくことを特徴とする請求項2記載のサーバ・複数クライアント差分通知システム。
  4. 前記複数のウェブ装置のそれぞれは、前記差分データ先行HTTPダウンロード指令通知または前記差分データ通常HTTPダウンロード指令通知によって更新された差分データに関して、更新された領域の中の部分修正について差分データ直接送付を利用して修正することを特徴とする請求項記載のサーバ・複数クライアント差分通知システム。
  5. 前記サーバ処理装置の差分通知機能は、前記複数のウェブ端末へ転送する前記更新通知データの更新方法が前記差分データ直接送付の場合には、予め通信速度が測定されている前記複数のウェブ端末のうち通信速度が遅いウェブ端末から順番に転送し、前記更新通知データの更新方法が前記差分データHTTPダウンロード指令通知又は前記差分データの先行ダウンロード指令通知の場合には、前記複数のウェブ端末のうち通信速度が速いウェブ端末から順番に転送することを特徴とする請求項記載のサーバ・複数クライアント差分通知システム。
  6. 前記更新通知データが示す差分データは、前記第1又は第2の差分更新コマンドが示す差分データをコピーした差分データ又は前記サーバ処理装置のサーバ機能上においた差分データのURL又は前記第2の記憶手段からの差分更新する対象のコンテンツであることを特徴とする請求項1記載のサーバ・複数クライアント差分通知システム。
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