JP3968592B2 - 歯槽骨又は顎骨の延長具の構成品のキット - Google Patents

歯槽骨又は顎骨の延長具の構成品のキット Download PDF

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Description

この発明は、歯槽骨又は顎骨(6)の延長具に関するものである。
加齢に伴い歯槽骨又は顎骨(6)の吸収(退縮・萎縮)が生じて、図示なき人工歯根を埋入する際に歯槽骨又は顎骨が薄く又は歯が陥没して埋入困難な場合に於いて、骨延長を行い骨を厚く又は高くする歯槽骨又は顎骨の延長具が必要である。
この部が欠歯のとき食物の噛合い不良から健康体が保たれなく、食物も美味しくない。
単なるむし歯等では骨内にインプラントを植立てする為に発想されたネジ式の植立法を利用したインプラント手法での対応(非特許文献1)があるが、上記の対応時は不可である。
この改善策法として歯槽骨又は顎骨(6)の延長法があり、その仕組みはプレートのシリンダーにネジを螺合した手法での歯槽骨又は顎骨の延長具である(例えば、特許文献1参照)。
又、市販のパンフレットに方式のことなるプレートとネジの組合せのものがある(例えば、特許文献/特許文献米国特許5769850参照)。
丸橋賢ほか著「インプラントで安心」社団法人/農山漁村文化協会 2001年3月 第1印刷発行−頁145 特開2003−135478号公報
人工歯根を埋め込む際に、土台である歯槽骨又は顎骨(6)が浅薄で埋入スペースがない治療者は少なくない。このような治療者は、従来の人工歯根の装着が不可能の為にあきらめざるを得なかった。
本発明は、骨同士(骨の切断面)を密着状態から日々少しずつ引き離すと骨同士の間に新生骨が形成される特性を利用することにある。
この為、図5に示す該当の骨吸収により、歯槽骨又は顎骨(6)が陥没したり萎縮したりしている所に図6に図示の様に図示なき治療用カッター又は骨切りソーで切断(7D)を行って実施する。図6のB−B断面部に図1の様に歯槽骨又は顎骨(6)にキリ(ホール・ソー)であけた孔にネジ(1)をセットする。
ネジの先端は、めりこみ防止の為に平坦面で端部はネジの倒れをなくする為に4ヶの切欠溝(1B)を形成している。
尚、下顎歯槽骨又は下顎骨ロ(6B)にあけたキリ孔は、ネジ外径より0.6ミリ大きく(隙間0.3ミリ)、下顎歯槽骨又は下顎骨イ(6A)のキリ孔は、ネジの有効径とほぼ同寸法で加工され、その後にネジ(1)をねじ込む。
下顎歯槽骨又は下顎骨(イ)にネジセット後、下顎歯槽骨又は下顎骨(ロ)をネジに挿入する。その後にネジに固定板付/スリップナット(10A)をねじ込ませる。そうして固定板付/スリップナットのプレートA(3A)を歯槽骨又は顎骨の端部に折り曲げなじませて成形し、その後にビス(5)を、プレートA(3A)の孔(3C)をガイドにして歯槽骨又は顎骨にねじ込み固定する。
ネジ(1)のドライバー溝(1A)に図示なきドライバーで押さえ、スリップナットA(2A)を専用スパナー(ピン付)にて回すことにより、歯槽骨又は顎骨(6B)の切欠き部(7)の骨形成寸法(△H)に隙間(△H1)をネジにて徐々に大きく変化させる事が出来る。
事例では、1日の骨延長量に合わせが容易に管理が出来る様にナット(2)を90度回す毎で0.1ミリ変化をさせる様に設定されている。
即ち、歯槽骨又は顎骨(6B)が図1では上側へ(△H1)移動して切欠き部(7)に隙間が出来る。他方、連結具(15)をネジ(1)に螺合させその後に連結具の耳(15B)部の矩形状の孔(15C)に矩形断面のステンレス鋼の硬線材のワイヤー(14)を通し使用するネジ(1)のふらつき(倒れ)をなくす為、事例では治療歯の近傍の両側の下歯(8)に固定したブラケット(13)で両側からワイヤーを引っ張っておく。
本発明は、歯槽骨又は顎骨に吸収(退縮・萎縮)が生じて人工歯根の埋入が困難な時に、垂直、水平、斜め等の自由な方向に歯槽骨又は顎骨(6)を延長して新歯槽骨又は新顎 の形成を図り、この形成と同時に、ワイヤー、ネジ等の利用により歯槽骨又は顎骨の矯正を行って、人工歯根の埋入土台の安定的かつ迅速な形成を行う。
図3に示す延長具に図4の連結具(15)を併用することで下記の色々な効果をより発揮する。
イ)歯の延長具の構成がシンプルである為に治療時の装着、脱着に違和感が少ない。
ロ)歯槽骨又は顎骨を厚くする部(所)の向き(方向性)に自由度がある。
ハ)延長具の装着・取外し時に上皮(粘膜9)の剥離面が少なく治療が容易。
ニ)上皮(粘膜)の剥離面が少ない為に骨組織への血液の供給を欠乏させない。
ホ)装着又は取外し時は、ナット(2)のローレットの回動のみで対応が可能。
へ)ネジ(M2×0.4)のピッチは、1日の骨延長量に合わせて設定されている。即ち、実例では90度回転で0.1ミリ進むので視覚的に延長量の管理が容易。
ト)延長具に付属品の連結具(15)と矩形断面のワイヤー(14)を併用する事で骨形成と同時に歯槽骨又は顎骨の矯正(*)も可能となる。
即ち、図9に図示の様に矩形断面のワイヤーの特異な曲げ部(14A)と連結具の矩形孔(15C)の組合せにて歯槽骨又は顎骨の矯正(*約2〜5ミリ)が可能となる。
尚、従来の様に歯槽骨材又は顎骨材の強度のないものに小ネジ(例、M2)だけの取付け方法では、すぐグラツキが生じ、不快感と感染のおそれがあったが、本発明はそれらを解消し信頼性が高い。
又、植立及び撤去も歯槽骨又は顎骨(6)にねじ込みのビス(5)と本発明のスリップナット(10A)と螺合のネジ(1)の回動にて左右、上下、斜めの治療の向きを選ばずに取扱いの自由度が大きい。
歯槽骨又は顎骨に図示なき人工歯根を埋め込む際、歯槽骨又は顎骨が浅薄で埋入が困難な場合に骨延長を行い骨を厚く又は高くする事が可能となる。プレートA(3A)は薄く生体適合性の高い素材の純チタン、チタン合金(JIS規格60種)の超塑性材などを使用している。
それ故、プレートA(3A)を歯槽骨又は顎骨(6)に装着する時は、生体へのなじみ性が簡易に得られるようになっている。
尚、本発明は前述の実施例に限定されなく、上顎歯槽骨又は上顎骨にも同様に対応可能であり、また係止用のビス(5)は、3〜4個以上あってもよい。これに伴いプレートAは長くする。
治療者に人工歯根を埋入の際、歯槽骨又は顎骨が浅薄で埋入困難な時に骨延長を行い、その後にインプラントでスクリュータイプを選択した形状品を植込み、その後に図示なきアバットメントをジョイントして、アバットメントに人工歯を装着する。
よって、前記対応のための本発明の歯槽骨又は顎骨の延長具は、固定板付/スリップナット(10A)とネジ(1)との構成部品にて図1に示す様に歯槽骨又は顎骨(6)に切断(7D)を設けることより骨延長を行うのに簡易に対応する。
また本発明に使用品の材質としては、生体に対して利害のない、例えばチタン合金、ステンレス、コバルトクローム合金等で塑性変形可能材を使用する事が好ましい。
以下、歯科治療の工程における本発明の歯槽骨又は顎骨の延長具の使用を図面にもとづいて実施例を順に説明する。
図1は、本発明の歯槽骨又は顎骨の延長具の使用における治療開始時の下顎前歯の模式図である。これを便宜上、使用例1としておく。
図2は、図1のC−C切断部の端面図(模式図)を示している。
図3から図4は、歯槽骨又は顎骨の延長具の主な構成部品を示している。
図5から図6は、前歯の治療前及び治療開始時の一部を示している。
図7から図8は、下歯を例の治療(の使用)例2及び(使用)例3を示している。
これらの治療のために使用する固定板付/スリップナット(10A)は、図3(d)に示す様にナット(2)と筒付固定板(3)の部品から構成されている。
このスリップナット(10)の内側にはナットA(2A)に螺合するネジ(1)が嵌合している。このネジの先端部には切欠溝(1B)が外周に4ヶ所設けられている。他端部にはネジ(1)を回動させる為のドライバー溝(1A)が設けられている。
ナットA(2A)は内側にメネジ(2C)があり端部にはナットを回動させる為の孔(2E)が円周に4ヶある。
内径(2D)は、プレートA(3A)の外径(3D)と回動(摺動嵌合)する様になっている。
図3(d)の筒付固定板/スリップナット(10A)は、ナット(2)の内径(2D)に筒付固定板(3)の外径(3D)を挿入し、その後にナットA(2A)の外側端のK部を図の様な形状に「へら加工」にて成形する。この際ナットA(2A)と筒付固定板のプレートA(3A)とは、軽く回動する程度の径での隙間嵌合で軸方向にはガタ(0.1ミリ隙間)をつけて成形されている。
尚、治療時は筒付固定板のプレートA(3A)を歯槽骨又は顎骨(6)に装着し、図2の如く状況に応じプレートA(3A)を適宜な形状で折り曲げ使用するが折り曲げをより容易にする為にプレートA(3A)にぬすみ孔(3E)を設けている。一方、
歯槽骨又は顎骨(6)の切断面(7D)に於ける新生骨の形成具合の調節の為にネジの大きさは、M2×0.4ミリ程度のものを使用している。又、ビス(5)はM1.4×0.3ミリのものを使用している。ネジ(1)の端部には円周上4ヶの切欠溝(1B)を他端部にはドライバー溝(1A)を設けている。
尚、下顎歯槽骨又は下顎骨ロ(6B)にあけたキリ孔は、ネジ外径より0.6ミリ大きく(隙間0.3ミリ)、下顎歯槽骨又は下顎骨イ(6A)のキリ孔は、ネジの有効径と同寸法で加工され、その後にネジ(1)をねじ込む。
筒付固定板(3)のプレートA(3A)の板厚(T)は、約0.8ミリで筒部の内径(3F)とネジ径とは隙間を0.2ミリに設定し、端部の外径は4.4ミリでナット内径(2D)とは0.05ミリの隙間を有している。
又、プレートA(3A)の外側のC部が、円錐面を有しているのは、ナットA(2A)のへら加工部(K)を容易に成形する為である。
固定板(3)の筒部の肉厚(T)は0.8ミリ程度で端部に凸起部(3G)を設けているのは、歯槽骨又は顎骨(6)に埋入み後、時間の経過後にすぐに脱着しない為に設けたものである。
尚、ナットの外径部に「あや目又は平目」のローレット(2G)を設けているのは、本発明の取付け・脱着時の手動での容易化と作業が短時間で出来る為である。
筒付固定板(3)のプレートA(3A)の加工は、精密鋳造で製作容易な形状にしている。尚、本品はチタン、又はチタン合金などで超塑性化の為に軟質状態品にして使用する。
ドライバーピン用孔(2E)は、円周上に4ヶに限定でなく3〜6ヶにてもよい。ネジ(1)、ビス(5)はチタンバラジウム合金(JIS規格12種)等を使用する。
プレートA(3A)は、前記の様にチタン合金の超塑性材料化品を用いるため、容易に治療時に図1に示すように歯槽骨又は顎骨(6)に装着し、図の様に現物合わせにて平板の形状から馴染ませて成形し、その後に歯槽骨又は顎骨の両側でビス(5)にてプレートA(3A)を固定する。
尚、歯槽骨又は顎骨(6)にプレートA(3A)を装着する時に余り強度を必要としなく作業性困難な場所には曲げやすくした為に図3(b)に図示する様にプレートA(3A)の付け根部にぬすみ(3E)を設けている。
一方、これらの歯槽骨又は顎骨の延長具に使用のネジ(1)を歯槽骨又は顎骨(6A)に据置きした時にネジの直立性を維持するためにネジに嵌合する連結具(15)を用いる。
連結具は、図4に示す様に内側にネジ(1)に嵌合するネジ(15A)を設け、外部にある耳(15B)部には、矩形孔(15C)を持っている。
この矩形孔に矩形又は正方形断面を持つステンレス鋼線材のワイヤー(14)を通して使用する。
この連結具を図1の様に最適な位置にセットしワイヤー(14)を連結具の孔(15C)に通した後に下歯の両側歯に接着剤等で固定化されたブラケットA(13A)、ブラケットB(13B)に前記のワイヤーの端部を縛り最適力でワイヤー(14)を両側から引っ張り、ネジ(1)を固定化保持する。
治療日時の経過に伴いネジ(1)を図示なきドライバーにて回りの防止(ネジを固定化)を行い、ナット(2)を緩め(左に回す)ていくと歯槽骨又は顎骨(6B)を上側に移動させ水平ゾーン(△H1)の隙間を大きくさせていく。
尚、その都度にワイヤーは、強度アップを必要としたときに矩形断面の大きいサイズを目的に応じて変えて使用する。図4、図9は、第1使用例の連結具(15)である。
図9に使用のワイヤーは、連結具に通す前の姿は真直ぐなもので、連結具に通した後に矯正に必要な方向にする為に図の様にワイヤーにたるみ(余裕部)の曲げ部(14A)は治療歯の両側で手細工を施すことでネジ(1)の倒れを必要方向に矯正させる為のもの。
このワイヤーで、たるみ(余裕)を持たせる状態で保持させる時は強度アップの矩形断面のワイヤーを選択した使い方をする。
ワイヤー(14)は、ネジ(1)に螺合する連結具(15)の耳(15)部に設けた矩形孔(15C)との組合せとから歯槽骨又は顎骨の骨形成と同時に矯正をする事が出来る。
尚、新生骨の初期の形成(未成熟状況)時から歯槽骨又は顎骨の矯正を行い、或る程度成熟した骨までになるには約3ヶ月を要する。この要領で数ヶ月から半年で所定の寸法・形状になるまで徐々に繰り返して歯槽骨又は顎骨の向き及び位置を補正・調整(塑性)を行っていく。
骨延長は、一日当たり360度1回転を2回(0.8ミリ/日)のネジ調節を目安で対応していく。
図10は、第2実施例の連結具(16)である。円筒形(16B)の外部に板(16D)を固着し、この板に中空パイプ(16C)又はワイヤー係合ピース(16E)を結合したものである。尚、この際に使用のワイヤー(14)の断面形状は、矩形に限定しなくてもよく図1と同様の使い方をする。連結具の構成の材質は、ステンレス材等を使用する。
次に、本発明の歯槽骨又は顎骨の延長具の構成品のキットを用いた例を示す。
図1は、本発明の実施例の代表的な歯槽骨又は顎骨の延長具の構成品のキットを使用 例1を示した。
図7は延長具の使用法の使用例2、図8は延長具の構成品のキットを使用した例3である。
尚、図9は、延長具のネジ(1)に螺合の連結具の矩形孔(15C)に挿入する強度の大の矩形断面の大きいワイヤー(14)に特異な湾曲した曲げ方(使い方)によりネジ軸に横方向の力をさせる事で歯槽骨又は顎骨(骨形成をしながら)の向きの矯正をする例を示した。
まず、延長具の構成品のキットの使用例を説明する前に関係する各部の名称とその場所を定義・解説しておく。
図5は、該当する治療部分に延長具の構成品のキットを使用する前の前歯の場所の概要を示すものである。
図6は、治療をする下での延長具の構成品のキットの使用開始時の事例を示している。図6のB−B断面部を図1の代表例として本発明の使用法を解説している。
また、図7は下顎での延長具の構成品のキットの使用と、ネジ(1)を水平方向に使用した時の例2である。
図8は、延長具の構成品のキットを使用し、ネジ(1)を斜方向から用いた時の使用例3である。
治療者に人工歯根を埋入の際に、歯槽骨又は顎骨が、陥没して薄くまたは浅くて埋入困難な時に骨延長を行い、その為に、歯槽骨又は顎骨(6)を治療用カッター等にて切断(7D)して、そのかさあげの所(ΔH1)に骨形成を行い、その後に人工歯根を埋入し植立する。
図6は切断部(7)が水平ゾーン(7A)にての例である。
図7は、垂直ゾーンの例を示した。図8は斜めに骨延長を行う場合を示した。
治療者に人工歯根を埋入の際、歯槽骨又は顎骨が陥没し薄く埋入困難な時に骨延長を行い、その後にインプラントでスクリュータイプを選択した形状品を植込み、その後に図示なきアバットメントをジョイントして、アバットメントに人工歯を装着する。
よって、前記対応の為の本発明の歯槽骨又は顎骨の延長具は、固定板付スリップナット(10A)とネジ(1)との構成部品にて図1に示す様に歯槽骨又は顎骨(6)に切断部(7)を設けることにより骨延長を行って対応することが出来る。
この際、延長具の構成品のキットを用いた治療の期間時に、延長具に使用のネジ(1)の位置及びふらつき等の安定化の為にネジの端部に連結具(15)を嵌合させ、所定の位置にて矩形断面のステンレス鋼等の硬線材のワイヤー(14)を連結具の耳(15B)部の矩形孔(15C)と係合させ連結具の耳の両側にて特異なワイヤー曲げ部(14A)を細工することにより、ワイヤーの両側に牽引力(アンバランスな力)を生じさせる。このことによってネジ(1)軸に作用力が働き、新生骨の形成(歯槽骨又は顎骨の延長)と同時に、歯槽骨又は顎骨の向きを矯正することができる(図9でワイヤーの特異な曲げ部(14A)を図示)。
尚、ワイヤーの両端部は治療歯の両側の歯に固着したブラケットA(13A)、ブラケットB(13B)に装着または巻き付けられて固定される。(図9はこれを図示化した)
プレートA(3A)はチタン、チタン合金等で精密鋳造にて成形するので外径又は係止部のプレートA(3A)の孔(3C)、バカ孔(長い孔)(3E)及び凸起部(3G)等の各角部は、製造時に全てが「Rかど」になるので、患者又は取扱者の肌に柔らかに干渉作用する。
歯列及び歯並びが悪いと食欲が減退したり、咀嚼(そしゃく)能力が低下したりする。歯が健康的になると自然に食事が美味しくなり食べ物、食事への関心が高まる。又優れた審美的外形により生活全般の維持、増進が出来る。他方、人体に害を与える農薬や人工的に手を加えた色彩、味添加の加工食なども必要なくなる。
歯科治療の負担を軽減する事により、国民全員が健康の保持も出来て、且つ治療費の削減と患者の治療時間の短縮等も可能になり、目に見えぬ費用の経済効果分を別分野の産業の国内投資も可能となる。
本発明の歯槽骨又は顎骨の延長具の構成品(キット)の使用例1 (図5(b)の矢視Y−Y部/下顎の歯の正面図) 本発明の歯槽骨又は顎骨の延長具の構成品(キット)の使用例1 (図1C−C断面部の端面図) 本発明の図2に使用の歯槽骨又は顎骨の延長具の主な構成品 (a)平(上)面図/図3(c)のA視 (b)底面図/図3(c)のB視 (c)断面A−A/図3(a)にて (d)固定板付/スリップナット(10A) (e)ナット(2) (f)筒付固定板(3) 本発明の連結具(15)の(第1実施例)の斜視図 (a)水平(横)断面図 (b)垂直(縦割)断面図 延長具の構成品のキット使用前の下顎の前歯の外観/局部視 (a)前歯の外観の正面図 (b)図5(a)の矢視X−X(上側からの矢視) 図5(b)の矢視Y−Yの下顎の前歯の外観/局部視 図6の断面B−B部に於ける/本発明の延長具の構成品のキットの使用例 図6の断面B−B部に於ける/本発明の延長具の構成品のキットの使用例3 本発明の使用例1の特異なワイヤー(14)の使い方 (→歯槽骨又は顎骨の矯正をする為のワイヤー曲げ部(14A)の事例) 本発明の連結具(16)の(第2実施例)の斜視図 (a)平面図 (b)一部欠断面/側面図
符号の説明
10A 固定板付/スリップナット
1 ネジ
1A ドライバー溝 1B 切欠溝 1C スパナー取付部
2 ナット
2A ナットA 2C メネジ 2D 内径 2E ドライバーピン用孔
2F 外径 2G ローレット
3 筒付固定板
3A プレートA 3C 孔 3D 外径 3E バカ孔 3F 内径
3G 凸起部又は、ラッパ状 3H 摺動内径 3J 筒
5 ビス
6 歯槽骨 又は 顎骨
6A 下顎歯槽骨又は下顎骨(イ) 6B 下顎歯槽骨又は下顎骨(ロ)
7 切断部 又は、切欠き部
7A 水平ゾーン 7B 垂直ゾーン 7C 隙間ゾーン
7D 切断面 又は、切欠き 7E 切断面
8 下歯
8A 下歯(イ) 8B 下歯(ロ) 8U 上歯
9 上皮(粘膜)
(11) 人工歯根
(12) インプラント
13 ブラケット
13A ブラケットA 13B ブラケットB
14 ワイヤー
14A ワイヤー曲げ部
15 (第1実施例の)連結具
15A ネジ 15B 耳 15C 矩形孔
16 (第2実施例の)連結具
16A ネジ 16B 円筒形 (16C 中空パイプ)
16D 板 16E ワイヤー係合ピース
C 円錐面
H 治療前/下顎寸法
△H 骨形成(ゾーン)寸法
△H1 水平ゾーン △H2 垂直ゾーン △H3 斜歯ゾーン
K へら加工部 又は、折曲げ加工部

Claims (2)

  1. 歯槽骨又は顎骨(6)の吸収(退縮、萎縮)が生じて人工歯根の埋入が困難な場合に、骨量の増加を図り歯槽骨又は顎骨の延長を行って歯槽骨又は顎骨を厚く又は高く形成する為に、治療予定部分の歯槽骨又は顎骨を治療用カッター等にて切断(7D)し分割して、対応する切断部に用いる延長具の構成品が固定板付/スリップナット、ブラケット、ワイヤー、連結具からなるキットであって、
    イ)固定板付/スリップナット(10A)は、ナット(2)と筒付固定板(3)の組合せの一体化でナットと筒付固定板の両者の回動は自由である。
    ロ)ナット(2)とネジ(1)とは螺合するが、ネジの端面は歯槽骨又は顎骨(6A)の分割の受部となり、他方の歯槽骨又は顎骨(6B)にはネジ(1)が貫通している。
    ハ)固定板付/スリップナット(10A)のプレートA(3A)は、歯槽骨又は顎骨(6)の端面の形状になじませた形状に成形することが可能である。
    ニ)ビス(5)は、プレートA(3A)の孔(3C)を通し歯槽骨又は顎骨(6)にねじ込むものである
    ホ)ワイヤー(14)取付け用のブラケット(13)を治療歯の近傍歯に固着させ、
    ヘ)骨形成に使用するネジ(1)にワイヤーを取付ける連結具(15)のネジを螺合させ、
    ト)連結具に設けられた凸起の耳(15B)部にある矩形孔(15C)に四辺形の断面を持つワイヤー(14)を係合させる。
    以上の構成をもって対応することを特徴とする歯槽骨又は顎骨の延長具の構成品のキット。
  2. 歯槽骨又は顎骨(6)の吸収(退縮、萎縮)が生じて人工歯根の埋入が困難な場合に、骨量の増加を図り歯槽骨又は顎骨の延長を行って歯槽骨又は顎骨を厚く又は高く形成する為に、治療予定部分の歯槽骨又は顎骨を治療用カッター等にて切断(7D)し分割して、対応する切断部に用いる延長具の構成品が固定板付/スリップナット、ブラケット、ワイヤー、連結具からなるキットであって、
    イ)固定板付/スリップナット(10A)は、ナット(2)と筒付固定板(3)の組合せの一体化でナットと筒付固定板の両者の回動は自由である。
    ロ)ナット(2)とネジ(1)とは螺合するが、ネジの端面は歯槽骨又は顎骨(6A)の分割の受部となり、他方の歯槽骨又は顎骨(6B)にはネジ(1)が貫通している。
    ハ)固定板付/スリップナット(10A)のプレートA(3A)は、歯槽骨又は顎骨(6)の端面の形状になじませた形状に成形することが可能である。
    ニ)ビス(5)は、プレートA(3A)の孔(3C)を通し歯槽骨又は顎骨(6)にねじ込むものである。
    ホ)ワイヤー(14)取付け用のブラケット(13)を治療歯の近傍歯に固着させ、
    ヘ)骨形成に使用するネジ(1)にワイヤーを取付ける連結具(16)のネジを螺合させ、
    ト)連結具に設けたワイヤー係合ピース(16E)にワイヤー(14)を係合させる。
    以上の構成をもって対応することを特徴とする歯槽骨又は顎骨の延長具の構成品のキット。
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