JP3968220B2 - 決済方法、決済用情報処理システム及び移動情報端末 - Google Patents

決済方法、決済用情報処理システム及び移動情報端末 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、第1の通貨単位が使用される国に生活拠点がある移動情報端末の利用者が第1の通貨単位とは異なる第2の通貨単位で商品の販売又はサービスの提供を行っている店舗において利用者が商品を購入するとき又はサービスを受けるときに、該利用者が購入した商品又は該利用者が受けたサービスに対する料金の支払いについて、利用者の移動情報端末を用いて決済用情報処理システムを介した決済を行う決済方法、決済用情報処理システム及び移動情報端末に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、小売店、デパート等の店舗で商品を購入したり、レストラン等の店舗で飲食物の提供等のサービスを受けたりしたとき、利用者は、これらの商品やサービスに対する料金を現金で支払ったり、クレジットカード等で支払ったりしていた。特に、近年においては、現金を持ち歩く必要がないという理由により、クレジットカードによる支払いが増えてきている。
【0003】
また特に、上記店舗が、利用者の通常の生活で使用する第1の通貨単位(例えば日本における「円」)とは異なる第2の通貨単位(例えば米国における「米国ドル」)にある場合、上記現金やクレジットカードなどで料金を支払うときには、通常、店舗が使用する上記第2の通貨単位で支払うことになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記クレジットカードの加盟店になるには、クレジットカード会社に対して通常5〜10%という高額の加盟店手数料を支払う必要があり、しかも商品等の売り上げから実際に店舗に入金されるまでの期間が3ヶ月程度の長期になるため、店舗によっては入金までの資金繰りが負担になる場合がある。
このような理由により、上記クレジットカードの加盟店にならない店舗があり、クレジットカードが使えずに現金での支払のみとなり商品の購入自体をあきらめたりするなど、クレジットカード決済を希望する利用者にとって不便であった。
【0005】
また、利用者が通常使用する第1の通貨単位とは異なる第2の通貨単位を使用する店舗で上記現金やクレジットカードなどで料金を支払うときには、その料金が、上記第1の通貨単位でどの程度の金額になるかすぐにわからないため、利用者にとって不便であった。
さらに、上記第2の通貨単位を使用する店舗で現金やクレジットカードなどで料金を支払う場合、商品購入時と決済時の為替レートに違いによって為替リスクを利用者が受けるおそれがある。
なお、上記商品の料金を、利用者が通常使用する第1の通貨単位で確認することが難しいという問題や、上記為替リスクを受けるおそれがあるという問題は、上記第2の通貨単位で商品やサービスの料金が設定されているインターネット上のネット店舗を、通常の生活で上記第1の通貨単位を使用する利用者が利用する場合にも同様に生じる問題である。
【0006】
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、移動情報端末の利用者の生活拠点がある本国で使用される第1の通貨単位とは異なる第2の通貨単位を使用する店舗においても、商品やサービスに対する料金を通常の生活で慣れ親しんでいる第1の通貨単位で確認し且つ為替リスクを回避してキャッシュレスで支払うことができ、店舗にとってはクレジットカードで支払いを受けた場合に比して売り上げた料金をより速やかに且つ店舗が使用する第2の通貨単位で回収することが可能となる決済方法、決済用情報処理システム及び移動情報端末を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、移動情報端末の利用者の生活拠点がある本国で使用される第1の通貨単位とは異なる第2の通貨単位で商品の販売又はサービスの提供を行っている店舗において該利用者が購入した商品又は提供を受けたサービスに対する料金の支払いについて、該利用者移動情報端末を用いて決済用情報処理システムを介した決済を行う決済方法であって、該移動情報端末が、該店舗の料金支払受付装置から近距離無線通信を介して、該商品又はサービスの料金に関する第2の通貨単位の料金情報を受信するステップと、該移動情報端末が、該料金支払受付装置から受信した該第2の通貨単位の料金情報を、携帯電話通信網を介して該決済用情報処理システムに送信するステップと、該決済用情報処理システムが、携帯電話通信網を介して該移動情報端末から該第2の通貨単位の料金情報を受信するステップと、決済用情報処理システムが、該移動情報端末から受信した該第2の通貨単位の料金情報と、該決済用情報処理システム内の情報記憶装置から読み出した第1の通貨単位と第2の通貨単位との間における現在の為替レート情報とに基づいて、該商品又はサービスに対する第2の通貨単位の料金を第1の通貨単位に換算した料金のデータを演算するステップと、該決済用情報処理システムが、該第1の通貨単位に換算した料金のデータを、携帯電話通信網を介して該移動情報端末に送信するステップと、該移動情報端末が、該第1の通貨単位に換算した料金のデータを、携帯電話通信網を介して該決済用情報処理システムから受信し、該移動情報端末のディスプレイに出力するステップと、該移動情報端末が、該商品又は該サービスの料金の該店舗への支払いを依頼する決済依頼情報を、携帯電話通信網を介して該決済用情報処理システムに送信するステップと、決済用情報処理システムが、該情報記憶装置から読み出した該通信事業者と該店舗との間で予め交わされた取引契約情報と、該移動情報端末から受信した該第2の通貨単位の料金情報及び該決済依頼情報とに基づいて、該商品又は該サービスの第2の通貨単位の料金を該店舗の口座へ支払う店舗決済を依頼する決済依頼情報を、該店舗の口座がある金融機関の決済管理サーバに専用回線を介して送信し、該店舗決済が完了したことを通知する決済通知情報を、該金融機関の決済管理サーバから専用回線を介して受信するステップと、該決済用情報処理システムが、該金融機関の決済管理サーバから受信した該店舗決済の決済通知情報を、携帯電話通信網を介して該移動情報端末に送信するステップと、該移動情報端末が、該決済用情報処理システムから送信された該店舗決済の決済通知情報を携帯電話通信網を介して受信し、該移動情報端末のディスプレイに出力するステップと、該決済用情報処理システムが、該金融機関の決済管理サーバから該店舗決済の決済通知情報を受信した後、該情報記憶装置から読み出した該通信事業者と該利用者との間で予め交わされた取引契約情報と、該移動情報端末から受信した該第2の通貨単位の料金情報及び該決済依頼情報とに基づいて、該商品又は該サービスの第1の通貨単位に換算した料金を該利用者の口座から該通信事業者へ支払う利用者決済を依頼する決済依頼情報を、該利用者の口座がある金融機関の決済管理サーバに専用回線を介して送信し、該利用者決済が完了したことを通知する決済通知情報を、該金融機関の決済管理サーバから専用回線を介して受信するステップとを有することを特徴とするものである。
【0008】
請求項2の発明は、求項1の決済方法において、記移動情報端末が、上記第2の通貨単位の料金情報又は上記決済依頼情報を送信する際に、当該移動情報端末の利用者の認証に用いる本人確認情報を携帯電話通信網を介して上記決済用情報処理システムに送信するステップと、該決済用情報処理システムが、該移動情報端末から携帯電話通信網を介して該本人確認情報を受信し、該移動情報端末の利用者の認証に用いる本人確認情報を該決済用情報処理システム内の情報記憶装置から読み出すステップと、決済用情報処理システムが、上記店舗決済を依頼する決済依頼情報を上記金融機関の決済管理サーバに送信する前に、該移動情報端末から受信した本人確認情報と、該決済用情報処理システム内の情報記憶装置から読み出した本人確認情報とに基づいて、該移動情報端末の利用者が本人であるか否かの認証を行うステップとを有することを特徴とするものである
【0009】
また、請求項の発明は、移動情報端末の利用者の生活拠点がある本国で使用される第1の通貨単位とは異なる第2の通貨単位で商品の販売又はサービスの提供を行っている店舗において該利用者が購入した商品又は提供を受けたサービスに対する料金の支払いについて、該利用者の移動情報端末を用いた決済を行うときの情報処理を実行する決済用情報処理システムであって、CPUと、携帯電話通信網を介して利用者の携帯電話機と通信する携帯電話通信網用通信装置と、専用回線を介して金融機関の決済管理サーバと通信する専用回線用通信装置と、情報記憶装置と、を備え、該情報記憶装置は、該通信事業者と該利用者及び該店舗との間で予め交わされた取引契約情報と、第1の通貨単位と第2の通貨単位との間における現在の為替レートに関する情報とを記憶しており、該CPUは、該携帯電話通信網用通信装置、該専用回線用通信装置及び該情報記憶装置と連携して次のA1乃至A9で特定されるすべての処理を行うことを特徴とするものである。
A1.利用者が購入した商品又は利用者が受けたサービスに対する料金に関する第2の通貨単位の料金情報を、該携帯電話通信網用通信装置を介して該利用者の移動情報端末から受信する。
A2.該移動情報端末から受信した第2の通貨単位の料金情報と、該情報記憶装置から読み出した第1の通貨単位と第2の通貨単位との間における現在の為替レートに関する情報とに基づいて、該商品又はサービスに対する第2の通貨単位の料金を第1の通貨単位に換算した料金のデータを演算する。
A3.該演算した第1の通貨単位に換算した料金のデータを、該携帯電話通信網用通信装置を介して該利用者の移動情報端末に送信する。
A4.該商品又は該サービスの料金の該店舗への支払いを依頼する決済依頼情報を、該携帯電話通信網用通信装置を介して該利用者の移動情報端末から受信する。
A5.該情報記憶装置から読み出した該通信事業者と該店舗との間で予め交わされた取引契約情報と、該移動情報端末から受信した該第2の通貨単位の料金情報及び該決済依頼情報とに基づいて、該商品又は該サービスの第2の通貨単位の料金を該通信事業者から該店舗の口座へ支払う店舗決済を依頼する決済依頼情報を、該専用回線用通信装置を介して該店舗の口座がある金融機関の決済管理サーバに送信する。
A6.該店舗決済が完了したことを通知する決済通知情報を、該専用回線用通信装置を介して該金融機関の決済管理サーバから受信する。
A7.該金融機関の決済管理サーバから受信した該店舗決済の決済通知情報を、該携帯電話通信網用通信装置を介して該移動情報端末に送信する。
A8.該金融機関の決済管理サーバから該店舗決済の決済通知情報を受信した後、該情報記憶装置から読み出した該通信事業者と該利用者との間で予め交わされた取引契約情報と、該移動情報端末から受信した該第2の通貨単位の料金情報及び該決済依頼情報とに基づいて、該商品又は該サービスの第1の通貨単位に換算した料金を該利用者の口座から該通信事業者へ支払う利用者決済を依頼する決済依頼情報を、該専用回線用通信装置を介して該利用者の口座がある金融機関の決済管理サーバに送信する。
A9.該利用者決済が完了したことを通知する決済通知情報を、該専用回線用通信装置を介して該金融機関の決済管理サーバから受信する。
【0010】
請求項の発明は、請求項の決済用情報処理システムにおいて、上記情報記憶装置は、上記取引契約情報及び上記現在の為替レートに関する情報とともに、上記利用者の認証に用いる本人確認情報を記憶したものであり、上記CPUは、上記携帯電話通信網用通信装置を介して、上記第2の通貨単位の料金情報又は上記決済依頼情報とともに、上記移動情報端末から本人確認情報を受信し、上記店舗決済を依頼する決済依頼情報を上記金融機関の決済管理サーバに送信する前に、該移動情報端末から受信した本人確認情報と、該情報記憶装置から読み出した本人確認情報とに基づいて、該移動情報端末の利用者が本人であるか否かの認証を行うことを特徴とするものである。
【0011】
また、請求項の発明は、移動情報端末の利用者の生活拠点がある本国で使用される第1の通貨単位とは異なる第2の通貨単位で商品の販売又はサービスの提供を行っている店舗において利用者が購入した商品又は提供を受けたサービスに対する料金の支払いについて、決済用情報処理システムを介した決済を行うときに用いる移動情報端末であって、CPUと、携帯電話通信網を介して決済用情報処理システムと通信する携帯電話通信網用通信装置と、近距離無線通信により上記店舗の店舗の料金支払受付装置と通信する近距離無線通信装置と、ディスプレイとを備え、該CPUは、該携帯電話通信網用通信装置、該近距離無線通信装置及びディスプレイと連携して次のB1乃至B7で特定されるすべての処理を行うことを特徴とするものである。
B1.該利用者が購入した商品又は提供を受けたサービスの料金に関する第2の通貨単位の料金情報を、該近距離無線通信装置を介して店舗の料金支払受付装置から受信する。
B2.該料金支払受付装置から受信した該第2の通貨単位の料金情報を、該携帯電話通信網用通信装置を介して該決済用情報処理システムに送信する。
B3.該第1の通貨単位と該第2の通貨単位との間における現在の為替レートに関する情報に基づいて該第2の通貨単位の該料金を該第1の通貨単位に換算した料金のデータを、携帯電話通信網用通信装置を介して該決済用情報処理システムから受信する。
B4.該決済用情報処理システムから受信した該第1の通貨単位に換算した料金のデータを、該ディスプレイに出力する。
B5.該商品又は該サービスの料金の該店舗への支払いを依頼する決済依頼情報を、携帯電話通信網用通信装置を介して該決済用情報処理システムに送信する。
B6.該商品又は該サービスの第2の通貨単位の料金を該店舗の口座へ支払う店舗決済が完了したことを通知する決済通知情報を、該携帯電話通信網用通信装置を介して該決済用情報処理システムから受信する。
B7.該決済用情報処理システムから受信した該店舗決済の決済通知情報を、該ディスプレイに出力する。
【0012】
また、請求項の発明は、請求項の移動情報端末において、上記第2の通貨単位の料金情報又は上記決済依頼情報を送信する際に、当該移動情報端末の利用者の認証に用いる本人確認情報を携帯電話通信網を介して上記決済用情報処理システムに送信することを特徴とするものである
【0013】
なお、上記「移動情報端末」には、携帯電話機のほか、PHS(Personal Handyphone Service)、自動車電話機、携帯型のコンピュータ等も含まれる。
また、上記「現在の為替レートに関する情報」は、為替レートの変更があるたびに最新の為替レートを所定の情報提供元から取得するようにしてもいいし、利用者からの決済の依頼があるたびに取得するようにしてもよい。
【0014】
請求項1及び2の決済方法、請求項3及び4の決済用情報処理システム、並びに請求項5及び6の移動情報端末では、移動情報端末の利用者の生活拠点がある本国で使用される第1の通貨単位とは異なる第2の通貨単位で商品の販売又はサービスの提供を行っている店舗において、移動情報端末の利用者が商品を購入するとき又はサービスを受けるときに、移動情報端末が、その商品又はサービスの料金に関する第2の通貨単位の料金情報を、店舗の料金支払受付装置から近距離無線通信を介して受信し、その第2の通貨単位の料金情報を、携帯電話通信網を介して決済用情報処理システムに送信する。決済用情報処理システムは、移動情報端末から受信した第2の通貨単位の料金情報と、情報記憶装置から読み出した第1の通貨単位と第2の通貨単位との間における現在の為替レートに関する情報とに基づいて、第1の通貨単位による料金のデータを演算し、携帯電話通信網を介して利用者の移動情報端末に送信する。そして、利用者の移動情報端末は、決済用情報処理システムで演算された第1の通貨単位による料金のデータを、携帯電話通信網を介して決済用情報処理システムから受信し、ディスプレイに出力する。これにより、利用者は上記店舗に支払うべき料金を、通常の生活で慣れ親しんだ生活拠点がある本国で使用される第1の通貨単位で容易に把握することができる。
【0015】
また、上記第1の通貨単位で料金を確認した後、利用者の移動情報端末が、上記商品又はサービスの料金の店舗への支払いを依頼する決済依頼情報を、携帯電話通信網を介して決済用情報処理システムに送信すると、決済用情報処理システムは、情報記憶装置から読み出した通信事業者と店舗との間で予め交わされた取引契約情報と、移動情報端末から受信した第2の通貨単位の料金情報及び決済依頼情報とに基づいて、上記商品又は該サービスの第2の通貨単位の料金を店舗の口座へ支払う店舗決済を依頼する決済依頼情報を、店舗の口座がある金融機関の決済管理サーバに専用回線を介して送信する。決済用情報処理システムは、店舗との間で予め交わされた取引契約情報を情報記憶装置に記憶しているため、上記店舗決済の決済依頼情報を所定の金融機関の決済管理サーバに送信して店舗決済の処理を速やかに開始させることができる。一方、店舗は、クレジットカードを用いた場合に比して売り上げた料金をより速やかに且つ店舗が使用する第2の通貨単位で回収することが可能となる。
【0016】
次に、金融機関の決済管理サーバでの処理が終わると、決済用情報処理システムは、上記店舗決済が完了したことを通知する決済通知情報を、金融機関の決済管理サーバから専用回線を介して受信し、その店舗決済の決済通知情報を、携帯電話通信網を介して利用者の移動情報端末に送信する。利用者の移動情報端末は、決済用情報処理システムから受信した店舗決済の決済通知情報をディスプレイに出力する。このように、上記店舗決済が完了したことを通知する決済通知情報が、店舗にいる利用者の移動情報端末で受信されディスプレイに出力されるため、店舗側は、上記商品又は該サービスの第2の通貨単位の料金が店舗の口座へ支払われる店舗決済が完了したことを確認し、利用者との間の取引を安全に進めることができる。そして、上記店舗決済が完了した後、決済用情報処理システムは、情報記憶装置から読み出した利用者との間で予め交わされた取引契約情報と、移動情報端末から受信した第2の通貨単位の料金情報及び決済依頼情報とに基づいて、上記商品又はサービスの第1の通貨単位に換算した料金を利用者の口座から通信事業者へ支払う利用者決済を依頼する決済依頼情報を、利用者の口座がある金融機関の決済管理サーバに専用回線を介して送信する。金融機関の決済管理サーバは、決済用情報処理システムから受信した決済依頼情報に基づいて、上記第1の通貨単位による利用者決済の処理を実行する。このように、上記商品又はサービスの料金の支払いについて利用者の生活拠点がある本国で使用される第1の通貨単位で決済処理が実行され、これにより、一連の商品販売又はサービス提供の料金に対する決済が完了し、クレジットカード未加入の店舗においても利用者が現金を用意することなく商品やサービスに対する料金を支払うことができる。
【0017】
特に、請求項2の決済方法、請求項4の決済用情報処理システム及び請求項6の移動情報端末では、上記店舗決済を依頼する決済依頼情報を上記金融機関の決済管理サーバに送信する前に、決済用情報処理システムに予め記憶されている本人確認情報と移動情報端末から受信した本人確認情報とに基づいて、利用者が本人であるか否かの認証を行うことにより、本人になりすました利用者が移動情報端末を操作して上記店舗決済や上記利用者決済の処理が実行されるのを未然に回避し、上記移動情報端末の不正利用による被害を防止することができる。
【0018】
請求項3及び4の決済用情報処理システムに用いるコンピュータで所定のプログラムを実行することにより、決済用情報処理システムにおける前述の決済のための情報処理を実行することができる。
【0019】
請求項5及び6の移動情報端末に用いるコンピュータで所定のプログラムを実行することにより、移動情報端末における前述の決済のための情報処理を実行することができる。
【0020】
なお、上記プログラムの受け渡しは、デジタル情報としてプログラムを記録したFD,CD−ROM等の記録媒体を用いて行なってもいいし、コンピュータネットワーク等の通信回線を用いて行なってもよい。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
〔実施形態1〕
図1は、本発明の第1の実施形態に係る決済方法の全体の枠組みを示す概念図である。本実施形態の決済方法は、通常の生活で第1の通貨単位としての日本国(以下「本国」という。)の「円」を使用している利用者10が、この本国の通貨単位とは異なる第2の通貨単位としての「米国ドル」を使用して商品を販売する店舗20で商品を購入したときに、店舗20で購入した商品の料金に関する国際的な決済を、決済支援機関を介して移動情報端末としての携帯電話機60を用いて行うものである。本実施形態における決済支援機関は、利用者10が所有する携帯電話機60による通信を管理運営し、携帯電話機60に接続するための端末識別情報と、利用者の認証に用いる本人確認情報としてのPIN(Personl Identification Number)コードの情報とを有している通信事業者50である。
【0029】
上記携帯電話機60は、店舗20に設置されている料金支払受付装置としてのPOS端末21と無線又は有線で通信可能に構成されている。例えば、携帯電話機60及びPOS端末21のそれぞれに、ブルートゥース(Bluetooth:登録商標)、ISO14443準拠の非接触ICカード用通信規格、IrDA、HomeRF等の無線通信規格を満たすデータ送受信部を設け、このデータ送受信部を介して情報のやり取りを行う。
また、上記POS端末21は、専用回線を介してPOS管理センター40に設置された管理サーバ41との間でデータの送受信ができるようになっている。
【0030】
図2及び図3はそれぞれ、本決済方法に用いられる決済用情報処理システム(以下「決済支援システム」という。)51の概略構成図及び機能ブロック図である。
この決済支援システム51は通信事業者50によって管理運営され、図2に示すように、システムバス100、CPU101、RAM102やROM103等からなる内部記憶装置、ハードディスクドライブ(HDD)や光ディスクドライブ等からなる外部記憶装置104、マウスやキーボード等からなる入力装置105、ディスプレイやプリンタ等からなる出力装置106、携帯電話通信網70を介して各利用者10の携帯電話機60と通信するための携帯電話用通信装置108、及び専用回線90を介して金融機関80の決済管理サーバ81と通信するための専用回線用通信装置109を備えている。CPU101やRAM102等の構成要素はお互いに、システムバス100を介して、データやプログラムの命令等のやり取りを行っている。この決済支援システム51を所定の手順に従って動作させるためのプログラムはROM103や外部記憶装置104に記憶されており、必要に応じてCPU101やRAM102上の作業エリアに呼び出されて実行される。
また、上記決済支援システム51は1台のコンピュータシステムで構成してもいいし、複数のサーバ機能をそれぞれ受け持つ複数台のコンピュータをネットワークで結んで構成してもよい。
【0031】
本決済支援システム51は、図2に示したハードウェア上で所定のプログラムを実行することにより、図3に示す情報記憶手段501、情報受信手段502、店舗決済処理手段503、情報送信手段504及び利用者決済処理手段505の各機能を実現している。
【0032】
上記情報記憶手段501は、上記決済支援システム51のハードディスク等からなる外部記憶装置104を用いて構成されており、携帯電話機60を所有している利用者10の利用者情報のほか、利用者10及び店舗20との間で予め交わされた取引契約情報を記憶している。
例えば、各利用者10については、図4(a)に示すように、端末識別情報としての携帯電話番号と、本人確認情報としてのPINコードと、自動引き落とし口座情報(金融機関名、支店番号、口座種別、口座番号、名義)又はクレジットカード情報(カード種別、発行会社名、カード番号、有効期限、名義)等の料金支払い取引情報と、利用パッケージプラン名、追加オプション名、適用割引種別等の利用サービス情報と、その他の利用者の氏名、住所、電話番号、メールアドレス等の情報とが関連付けられて登録されている。
また、各店舗20については、図4(b)に示すように、店舗識別情報としての店舗ID番号と、振り込み口座情報(金融機関名、支店番号、口座種別、口座番号、名義、決済通貨単位)及び引き落とし口座情報(金融機関名、支店番号、口座種別、口座番号、名義、決済通貨単位)等の取引情報と、その他の店舗の名称、国名、住所、電話番号、FAX番号等の情報とが関連付けられて登録されている。
【0033】
上記情報受信手段502は、上記決済支援システム51のCPU101、RAM102、携帯電話用通信装置108等により構成され、利用者10の携帯電話機60から携帯電話通信網70を介して、決済依頼情報とともに、商品の料金に関する料金情報を受信する機能を有している。
【0034】
上記店舗決済処理手段503は、上記決済支援システム51のCPU101、RAM102、専用回線用通信装置109等により構成され、店舗20との間で予め交わされた取引契約情報と携帯電話機60から受信した料金情報とに基づいて、外部の金融機関80の決済管理サーバ81と間で決済依頼情報や決済通知情報などのやり取りを行うことにより、店舗20に対する商品の料金の支払いについての店舗決済処理を行う機能を有している。
【0035】
上記情報送信手段504は、上記決済支援システム51のCPU101、RAM102、携帯電話用通信装置108等により構成され、利用者の携帯電話機60に携帯電話通信網70を介して、店舗20に対する決済が完了したことを通知する決済通知情報を送信する機能を有している。
【0036】
上記利用者決済処理手段505は、上記決済支援システム51のCPU101、RAM102、専用回線用通信装置109等により構成され、利用者10との間で予め交わされた取引契約情報と携帯電話機60から受信した料金情報とに基づいて、外部の金融機関80の決済管理サーバ81と間で決済依頼情報や決済通知情報などのやり取りを行うことにより、利用者10からの商品の料金の支払いについての店舗決済処理を行う機能を有している。
【0037】
図5及び図6はそれぞれ、本決済方法に用いられる携帯電話機60の概略構成図及び機能ブロック図である。
この携帯電話機60は、図5に示すように、システムバス200、CPU201、RAM202やROM203等からなる内部記憶装置、マイクや各種入力ボタン等からなる入力装置204、液晶ディスプレイ(LCD)やプリンタ等からなる出力装置205、店舗20に設置されているPOS端末21と無線通信するための近距離無線通信用通信装置206、携帯電話通信網70を介して各利用者10の携帯電話機60や上記決済支援システム51と通信するための携帯電話用通信装置207を備えている。CPU201やRAM202等の構成要素はお互いに、システムバス200を介して、データやプログラムの命令等のやり取りを行っている。この携帯電話機60を所定の手順に従って動作させるためのプログラムはROM203に記憶されており、必要に応じてCPU201やRAM202上の作業エリアに呼び出されて実行される。
【0038】
本携帯電話機60は、図5に示したハードウェア上で所定のプログラムを実行することにより、図6に示す情報記憶手段601、料金情報受信手段602、料金データ演算手段603、料金出力手段604、料金情報送信手段605及び決済通知情報受信手段606の各機能を実現している。
【0039】
上記情報記憶手段601は、上記携帯電話機60のRAM等からなる内部記憶装置を用いて構成されており、所定のタイミングで上記決済支援システム51から取得される本国の通貨単位である「円」と米国の通貨単位である「米国ドル」との間の現在の為替レートに関する情報のほか、携帯電話機60で使用される各種データを記憶している。
【0040】
上記料金情報受信手段602は、携帯電話機60のCPU201、RAM202、近距離無線通信用通信装置206等により構成され、店舗20のPOS端末21から、商品の料金に関する料金情報を受信する機能を有している。
【0041】
上記料金データ演算手段603は、携帯電話機60のCPU201、RAM202等により構成され、上記情報記憶手段601に記憶した現在の為替レートに関する情報とPOS端末21から受信した料金情報とに基づいて、本国の通貨単位である「円」による料金のデータを演算する機能を有している。
【0042】
上記料金出力手段604は、携帯電話機60のCPU201、出力装置205等により構成され、上記料金データ演算手段603の演算結果に基づいて、店舗20で購入した商品に対する料金を本国の通貨単位「円」で出力する機能を有している。この料金の出力は、携帯電話機60の液晶ディスプレイ(LCD)上に画像情報として表示することで行ってもいいし、スピーカから音声情報として出力することで行ってもよい。
【0043】
上記料金情報送信手段605は、携帯電話機60のCPU201、RAM202、携帯電話通信網用通信装置207等により構成され、携帯電話通信網70を介して決済支援機関50の決済支援システム51に、決済依頼情報とともにPOS端末21から受けた料金情報を送信する機能を有している。
【0044】
上記決済通知情報受信手段606は、携帯電話機60のCPU201、RAM202、携帯電話通信網用通信装置207等により構成され、決済支援機関50の決済支援システム51から携帯電話通信網70を介して、店舗20と決済支援機関50との間の決済が完了したことを通知する決済通知情報を受信する機能を有している。
【0045】
図7は、本実施形態の決済方法における決済手順の流れを示すフローチャートである。図7中の細い実線で囲まれたステップは利用者10の携帯電話機60での処理であり、太い実線で囲まれたステップは決済支援システム51での処理である。
まず、米国にある店舗20で商品を購入しようとする利用者10は、POS端末21が設置されている場所に行って携帯電話機60を操作し、POS端末21から近距離無線通信によって送信されてきた料金情報や購入した商品情報等を受信する(ステップ1)。POS端末21から情報を受けた携帯電話機60では、本国の通貨「円」と米国の通貨「米国ドル」との間の現在の為替レートに基づいて、本国の通貨単位「円」による料金のデータを演算する(ステップ2)。そして、この演算結果に基づいて、商品の購入料金を、本国の通貨単位「円」で携帯電話機60の液晶ディスプレイ上に表示する(ステップ3)。利用者10は、この表示を見て、現在の為替レートによると購入しようとする商品の料金が、本国の通貨単位「円」でどのくらいか確認することができる。
なお、上記本国の通貨単位「円」による料金と一緒に、購入する商品や、現地の米国の通貨単位「米国ドル」による料金を表示するようにしてもよい。
【0046】
次に、利用者10はさらに携帯電話機60を操作して決済支援機関(通信事業者)50の決済支援システム51に携帯電話通信網70を介して接続し、決済依頼情報とともに、上記POS端末21から受信した料金情報や商品情報を決済支援システム51に送信する(ステップ4)。
【0047】
決済支援システム51は、携帯電話機60から送信されてきた料金情報等を受信し(ステップ5)、受信した料金情報と、情報記憶手段501に記憶されている店舗20との間の取引情報とに基づいて、上記店舗20と取引がある外部の金融機関80と情報の送受信を行い、通信事業者(決済支援機関)50から店舗20への上記商品の料金の支払いに関する店舗決済処理を行う(ステップ6)。
【0048】
次に、決済支援システム51は、携帯電話通信網70を介して利用者10の携帯電話機60に、上記通信事業者(決済支援機関)50から店舗20への商品の料金の支払いに関する決済が完了したことを通知する決済通知情報を即座に送信する(ステップ7)。この決済通知情報は携帯電話機60で受信され(ステップ8)、携帯電話機60のディスプレイ上に表示される。この表示を見た店舗20側の担当者は、その場で商品の売買に関する取引を安全に行うことができる。
【0049】
次に、決済支援システム51は、上記店舗決済処理が完了した後、所定の期間が経過したタイミングで、携帯電話機60から受信した料金情報と、情報記憶手段501に記憶されている利用者10との間の取引情報とに基づいて、利用者10と取引がある外部の金融機関80と情報の送受信を行い、利用者10から通信事業者(決済支援機関)50への上記商品の料金の支払いに関する利用者決済処理を行う(ステップ9)。この利用者決済処理は、上記携帯電話機60のディスプレイ上で確認した本国の通貨単位「円」で行われ、従来のような商品購入時と決済時の為替レートに違いに起因した為替リスクを利用者が受けることがない。また、この利用者決済処理に関する明細は、後日、利用者10側に携帯使用料金の明細と一緒に、利用者10の自宅などに送付される。
【0050】
以上、本実施形態によれば、利用者の生活拠点がある本国(日本国)とは通貨単位が異なる米国等にある店舗においても、利用者が現金を用意することなく、商品の購入料金を通常の生活で慣れ親しんでいる本国の通貨単位「円」で確認し且つ為替リスクを回避して支払うことができる。しかも、利用者10が購入した商品の料金が店舗20側の口座に米国ドルで即座に入金されるため、店舗にとってはクレジットカードで支払いを受けた場合に比して売り上げた料金をより速やかに且つ店舗がある米国等の通貨単位で回収することが可能になる。
【0051】
なお、上記実施形態では、携帯電話機との通信が可能なPOS端末が設置された店舗で買い物等をするときに携帯電話機を使って決済する場合について説明したが、本発明は、POS端末がない小売店等の店舗で買い物する場合や、携帯電話機と通信できないPOS端末しか設置されていない店舗で買い物する場合にも適用できるものである。
この場合も、上記実施形態と同様に、店舗と、決済支援機関としての通信事業者との間で携帯電話機を用いた決済に関する取引契約を予め交わしておく。そして、通信事業者の決済支援システムに、上記取引契約の情報、具体的には、店舗識別情報としての店舗ID番号と、振り込み口座情報(金融機関名、支店番号、口座種別、口座番号、名義、決済通貨単位)及び引き落とし口座情報(金融機関名、支店番号、口座種別、口座番号、名義、決済通貨単位)等の取引情報と、その他の店舗の名称、国名、住所、電話番号、FAX番号等の情報等を互いに関連付けて登録しておく。
POS端末がない店舗や携帯電話機と通信できないPOS端末しかない店舗で商品を購入しようとする利用者は、購入代金の支払いにあたって、携帯電話機60を操作し、店舗ID番号、購入した商品情報(例えば、商品のバーコード情報や商品名)や料金情報などのデータを入力し、決済支援機関(通信事業者)50の決済支援システム51に接続してデータ送信する。このデータ入力は、予め携帯電話機に登録しておいた店舗リスト、商品リストを表示させ、これらのリストの中から選択するように行ってもよい。
この後、決済支援システムが、携帯電話機から送信されてきた料金情報等を受信した後の決済手順については、上記実施形態の図7のフローチャートを用いて説明した手順と同様に行われる。
このように、POS端末がない小売店等の店舗で買い物する場合や、携帯電話機と通信できないPOS端末しか設置されていない店舗で買い物する場合においても、利用者の生活拠点がある本国(日本国)とは通貨単位が異なる米国等にある店舗においても、利用者が現金を用意することなく、商品の購入料金を通常の生活で慣れ親しんでいる本国の通貨単位「円」で確認し且つ為替リスクを回避して支払うことができる。しかも、利用者が購入した商品の料金が店舗側の口座に米国ドルで即座に入金されるため、店舗にとってはクレジットカードで支払いを受けた場合に比して売り上げた料金をより速やかに且つ店舗がある米国等の通貨単位で回収することが可能になる。
【0052】
〔実施形態2〕
図8は、本発明の第2の実施形態に係る携帯電話機を用いた決済方法の全体の枠組みを示す概念図である。以下、前述の第1の実施形態の決済方法と同様な部分については、同じ符号を付して説明を省略する。
本実施形態の決済方法では、利用者が購入しようとしている商品の本国の通貨単位「円」での料金を演算する処理を、上記第1実施形態とは異なり、決済支援機関(通信事業者)50の決済支援システム51内で行っている。この決済支援システム51内での演算のために、POS端末21から受けた料金情報を携帯電話機60から決済支援システム51に送信し、「円」に換算した後の料金データが決済支援システム51から携帯電話機60へ送信される。
【0053】
図9は、本決済方法に用いられる決済支援システム52の機能ブロック図である。なお、この決済支援システム52のハードウェア構成としては、上記第1の実施形態で示した図2の構成と同様なものを用いることができる。
本決済支援システム52は、図2に示したハードウェア上で所定のプログラムを実行することにより、第1の実施形態における情報記憶手段501、店舗決済処理手段503及び利用者決済処理手段505の各機能のほか、料金情報受信手段506、料金データ演算手段507、料金データ送信手段508、決済依頼情報受信手段509、決済通知情報送信手段510の各機能を実現している。
【0054】
上記料金情報受信手段506は、上記決済支援システム51のCPU101、RAM102、携帯電話用通信装置108等により構成され、利用者10の携帯電話機60から携帯電話通信網70を介して、利用者が購入しようとしている商品の料金に関する料金情報を受信する機能を有している。
【0055】
上記料金データ演算手段507は、上記決済支援システム51のCPU101、RAM102等により構成され、携帯電話機60から受信した料金情報と、情報記憶手段501に記憶している為替レートに関する情報とに基づいて、本国の通貨単位「円」による料金のデータを演算する機能を有している。
【0056】
上記料金データ送信手段508は、上記決済支援システム51のCPU101、RAM102、携帯電話用通信装置108等により構成され、携帯電話通信網70を介して携帯電話機60に、本国の通貨単位「円」による料金のデータを送信する機能を有している。
【0057】
上記決済依頼情報受信手段509は、上記決済支援システム51のCPU101、RAM102、携帯電話用通信装置108等により構成され、利用者の携帯電話機60から携帯電話通信網70を介して、決済依頼情報を受信する機能を有している。
【0058】
上記決済通知情報送信手段510は、上記決済支援システム51のCPU101、RAM102、携帯電話用通信装置108等により構成され、利用者の携帯電話機60に携帯電話通信網70を介して、店舗20に対する決済が完了したことを通知する決済通知情報を送信する機能を有している。
【0059】
図10は、本決済方法に用いられる携帯電話機61の機能ブロック図である。なお、この携帯電話機61のハードウェア構成としては、上記第1の実施形態で示した図5の構成と同様なものを用いることができる。
本携帯電話機61は、図5に示したハードウェア上で所定のプログラムを実行することにより、第1の実施形態における情報記憶手段601、料金出力手段604及び決済通知情報受信手段606の各機能のほか、料金情報送信手段607、料金データ受信手段608、決済依頼情報送信手段609の各機能を実現している。
【0060】
上記料金情報送信手段607は、携帯電話機61のCPU201、RAM202、携帯電話通信網用通信装置207等により構成され、携帯電話通信網70を介して決済支援機関50の決済支援システム51に、POS端末21から受けた料金情報を送信する機能を有している。
【0061】
上記料金データ受信手段608は、携帯電話機61のCPU201、RAM202、携帯電話通信網用通信装置207等により構成され、決済支援機関50の決済支援システム51から携帯電話通信網70を介して、利用者の本国の通貨と店舗がある米国の通貨との間における現在の為替レートに関する情報に基づいて求めた本国の通貨単位「円」による料金のデータを受信する機能を有している。
【0062】
上記決済依頼情報送信手段609は、携帯電話機61のCPU201、RAM202、携帯電話通信網用通信装置207等により構成され、携帯電話通信網70を介して決済支援機関50の決済支援システム51に決済依頼情報を送信する機能を通している。
【0063】
図11は、本実施形態の決済方法における決済手順の流れを示すフローチャートである。図11中の細い実線で囲まれたステップは利用者10の携帯電話機60での処理であり、太い実線で囲まれたステップは決済支援システム52での処理である。
まず、米国にある店舗20で商品を購入しようとする利用者10は、POS端末21が設置されている場所に行って携帯電話機61を操作し、POS端末21から近距離無線通信によって送信されてきた料金情報や購入した商品情報等を受信する(ステップ1)。そして、利用者10はさらに携帯電話機61を操作して決済支援機関(通信事業者)50の決済支援システム52に携帯電話通信網70を介して接続し、上記POS端末21から受信した料金情報や商品情報を決済支援システム52に送信する(ステップ2)。
【0064】
次に、決済支援システム52は、携帯電話機61から送信されてきた料金情報等を受信し(ステップ3)、受信した料金情報と、本国の通貨「円」と米国の通貨「米国ドル」との間の現在の為替レートに基づいて、本国の通貨単位「円」による料金のデータを演算する(ステップ4)。そして、決済支援システム52は、本国の通貨単位「円」に換算した料金のデータを、携帯電話通信網70を介して携帯電話機61に送信する(ステップ5)。
【0065】
次に、利用者10は携帯電話機61を操作して決済支援システム52から上記本国の通貨単位「円」に換算した料金のデータを受信し(ステップ6)、商品の購入料金を、本国の通貨単位「円」で携帯電話機61の液晶ディスプレイ上に表示する(ステップ7)。利用者10は、この表示を見て、現在の為替レートによると購入しようとする商品の料金が、本国の通貨単位「円」でどのくらいか確認することができる。
なお、上記本国の通貨単位「円」による料金と一緒に、購入する商品や、現地の米国の通貨単位「米国ドル」による料金を表示するようにしてもよい。
【0066】
次に、利用者10はさらに携帯電話機61を操作して決済支援機関(通信事業者)50の決済支援システム52に携帯電話通信網70を介して接続し、決済依頼情報を送信する(ステップ8)。
【0067】
決済支援システム52は、携帯電話機61から送信されてきた決済依頼情報を受けた後(ステップ9)、先に受信している料金情報と、情報記憶手段501に記憶されている店舗20との間の取引情報とに基づいて、上記店舗20と取引がある外部の金融機関80と情報の送受信を行い、通信事業者(決済支援機関)50から店舗20への上記商品の料金の支払いに関する店舗決済処理を行う(ステップ10)。
【0068】
次に、決済支援システム52は、携帯電話通信網70を介して利用者10の携帯電話機61に、上記通信事業者(決済支援機関)50から店舗20への商品の料金の支払いに関する決済が完了したことを通知する決済通知情報を即座に送信する(ステップ11)。この決済通知情報は携帯電話機61で受信され(ステップ12)、携帯電話機61のディスプレイ上に表示される。この表示を見た店舗20側の担当者は、その場で商品の売買に関する取引を安全に行うことができる。
【0069】
次に、決済支援システム52は、上記店舗決済処理が完了した後、所定の期間が経過したタイミングで、携帯電話機61から受信した料金情報と、情報記憶手段501に記憶されている利用者10との間の取引情報とに基づいて、利用者10と取引がある外部の金融機関80と情報の送受信を行い、利用者10から通信事業者(決済支援機関)50への上記商品の料金の支払いに関する利用者決済処理を行う(ステップ13)。この利用者決済処理に関する明細は、後日、利用者10側に携帯使用料金の明細と一緒に、利用者10の自宅などに送付される。
【0070】
以上、本実施形態においても、上記第1の実施形態の場合と同様に、利用者の生活拠点がある本国(日本国)とは通貨単位が異なる米国等にある店舗においても、利用者が現金を用意することなく、商品の購入料金を通常の生活で慣れ親しんでいる本国の通貨単位「円」で確認して支払うことができる。しかも、利用者10が購入した商品の料金が店舗20側の口座に米国ドルで即座に入金されるため、店舗にとってはクレジットカードで支払いを受けた場合に比して売り上げた料金をより速やかに且つ店舗がある米国等の通貨単位で回収することが可能になる。
【0071】
なお、上記各実施形態においては、店舗決済処理及び利用者決済処理における決済依頼を同じ金融機関80に対して行っているが、店舗決済処理における決済依頼と利用者決済処理における決済依頼を異なる金融機関に対して行ってもよい。
【0072】
また、上記各実施形態においては、利用者が商品を購入する場合について説明したが、本発明は、航空機や列車などの各種旅客運輸、映画やコンサート等の鑑賞、レストラン等の飲食店、ホテルなどの宿泊施設等で各種サービスを受ける場合にも適用できるものである。この場合の「店舗」は、航空機や列車などのチケットやコンサートチケットを購入する窓口がある施設、レストラン、ホテルなどが該当する。
【0073】
また、上記各実施形態においては、日本における通常の生活で第1の通貨単位である「日本円」使用する利用者が、第2の通貨単位である「米国ドル」を使用する米国の店舗でショッピングする場合について説明したが、本発明は、利用者が通常使用する第1の通貨単位と店舗が使用する第2の通貨単位が互いに異なっていれば、上記通貨単位が「日本円」や「米国ドル」の場合に限定されることなく適用できるものである。
【0074】
また、上記各実施形態においては、利用者が米国に実際に行ってショッピングを行う場合について説明したが、本発明は、上記米国などに設置された上記「料金支払受付装置」としても機能するウェブサーバ上に構築されたネット店舗に、利用者がアクセスし、本国の「円」とは異なる第2の通貨単位で料金設定がされた商品を購入したり、サービスを受けたりする場合にも、同様に適用できるものである。
【0075】
また、利用者10の携帯電話機60から決済支援システム51、52に料金情報や決済依頼情報などを送信するときは、本人確認情報としてPINコードを一緒に送信し、利用者が本人であるか否かの認証を行うようにしてもよい。この場合は、本人になりすました利用者が携帯電話機を操作して上記決済処理が実行されるのを未然に回避し、携帯電話機の不正利用による被害を防止することができる。
また、上記PINコードと一緒に、あるいはPINコードの代わりに、利用者10の指紋情報、眼球の虹彩情報や網膜情報、手等の表面から読みとった血管情報、顔の形、音声の特徴や声紋、手形や掌紋等のバイオメトリクス(生物学的な特徴)に関する情報を、上記本人確認情報として用いてもよい。また、文字の書き方や筆圧、筆を離す方向などの情報や、キーボードなどから入力するときのスピード等の筆跡情報や、キーと別なキーとを押す間の間隔等の打鍵情報などを用いてもよい。
【0076】
また、上記各実施形態において、上記決済依頼のときのみに用いる専用の利用者識別コード(UID:User Identification Code)を用いるようにしてもよい。この利用者識別コード(UID)は、通信事業者50の決済支援システム51、52を用いた決済を希望する利用者からの申し込みを受け付け、申し込んだ利用者に対して与信審査を行い、所定の条件を満たす利用者に対して発行される。この通信事業者(決済支援機関)50から発行された利用者識別コード(UID)は、利用者情報として、上記決済支援システム51、52の情報記憶手段501に記憶される。
このように利用者識別コード(UID)を用いることにより、決済依頼処理を行う可能性がある利用者を前もって把握しておくことができるので、利用者の管理が容易になる。
【0077】
また、上記実施形態において、利用者の携帯電話機60、61とPOS端末21との間の情報の送受信は、暗号化システムを用いるのが好ましい。このように暗号化システムを用いることにより、情報が外部に漏れないようにすることができるため、利用者10の認証処理をさらに安全に行うことができる。
この情報の暗号化を携帯電話機60、61側で行うには、例えば、認証鍵と暗号演算アルゴリズムを格納できる指紋モジュールや、次世代移動通信システム用のSIMカードであるUSIM(Universal Subscriber Identity Module)のようなセキュアメモリーを携帯電話機60に持たせる。
【0078】
また、上記各実施形態では、決済支援機関50との間の情報の送受信に携帯電話機60を用いているが、PHSや自動車電話、携帯型のパソコンなどの他の移動情報端末を使用してもよい。
【0079】
【発明の効果】
請求項1乃至の発明によれば、移動情報端末の利用者の生活拠点がある本国で使用される第1の通貨単位とは異なる第2の通貨単位を使用する店舗においても、商品やサービスに対する料金を通常の生活で慣れ親しんでいる第1の通貨単位で確認し且つ為替リスクを回避してキャッシュレスで支払うことができる。しかも、店舗にとってはクレジットカードで支払いを受けた場合に比して売り上げた料金をより速やかに且つ店舗が使用する第2の通貨単位で回収することが可能になるという優れた効果がある。
【0080】
特に、請求項2、4及び6の発明によれば、本人になりすました利用者が移動情報端末を操作して上記決済処理が実行されるのを未然に回避し、移動情報端末の不正利用による被害を防止することができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る携帯電話機を用いた決済方法の全体の枠組みを示す概念図。
【図2】同決済方法に用いられる決済支援システムの概略構成図。
【図3】同決済方法に用いられる決済支援システムの機能ブロック図。
【図4】(a)は、同決済支援システムの情報記憶手段に記憶される利用者情報の説明図。
(b)は、同決済支援システムの情報記憶手段に記憶される店舗情報の説明図。
【図5】同決済方法に用いられる携帯電話機の概略構成図。
【図6】同決済方法に用いられる携帯電話機の機能ブロック図。
【図7】同決済方法における決済手順の流れを示すフローチャート。
【図8】本発明の第2の実施形態に係る携帯電話機を用いた決済方法の全体の枠組みを示す概念図。
【図9】同決済方法に用いられる決済支援システムの機能ブロック図。
【図10】同決済方法に用いられる携帯電話機の機能ブロック図。
【図11】同決済方法における決済手順の流れを示すフローチャート。
【符号の説明】
10 利用者
20 店舗
21 POS端末(料金支払受付装置)
40 POS管理センター
41 管理サーバ
50 通信事業者(決済支援機関)
51,52 決済支援システム
60,61 携帯電話機(移動情報端末)
70 携帯電話通信網(通信回線)
80 金融機関
81 決済管理サーバ
90 専用回線
100 システムバス
101 CPU
102 RAM
103 ROM
104 外部記憶装置
105 入力装置
106 出力装置
108 携帯電話用通信装置
109 専用回線用通信装置
200 システムバス
201 CPU
202 RAM
203 ROM
204 入力装置
205 出力装置
206 近距離無線通信用通信装置
207 携帯電話用通信装置
501 情報記憶手段
502 情報受信手段
503 店舗決済処理手段
504 情報送信手段
505 利用者決済処理手段
506 料金情報受信手段
507 料金データ演算手段
508 料金データ送信手段
509 決済依頼情報受信手段
510 決済通知情報送信手段
601 情報記憶手段
602 料金情報受信手段
603 料金データ演算手段
604 料金出力手段
605,607 料金情報送信手段
606 決済通知情報受信手段
608 料金データ受信手段
609 決済依頼情報送信手段

Claims (6)

  1. 移動情報端末の利用者の生活拠点がある本国で使用される第1の通貨単位とは異なる第2の通貨単位で商品の販売又はサービスの提供を行っている店舗において該利用者が購入した商品又は提供を受けたサービスに対する料金の支払いについて、該利用者移動情報端末を用いて決済用情報処理システムを介した決済を行う決済方法であって、
    該移動情報端末が、該店舗の料金支払受付装置から近距離無線通信を介して、該商品又はサービスの料金に関する第2の通貨単位の料金情報を受信するステップと、
    該移動情報端末が、該料金支払受付装置から受信した該第2の通貨単位の料金情報を、携帯電話通信網を介して該決済用情報処理システムに送信するステップと、
    該決済用情報処理システムが、携帯電話通信網を介して該移動情報端末から該第2の通貨単位の料金情報を受信するステップと、
    決済用情報処理システムが、該移動情報端末から受信した該第2の通貨単位の料金情報と、該決済用情報処理システム内の情報記憶装置から読み出した第1の通貨単位と第2の通貨単位との間における現在の為替レート情報とに基づいて、該商品又はサービスに対する第2の通貨単位の料金を第1の通貨単位に換算した料金のデータを演算するステップと、
    決済用情報処理システムが、該第1の通貨単位に換算した料金のデータを、携帯電話通信網を介して該移動情報端末に送信するステップと、
    該移動情報端末が、該第1の通貨単位に換算した料金のデータを、携帯電話通信網を介して該決済用情報処理システムから受信し、該移動情報端末のディスプレイに出力するステップと、
    該移動情報端末が、該商品又は該サービスの料金の該店舗への支払いを依頼する決済依頼情報を、携帯電話通信網を介して該決済用情報処理システムに送信するステップと、
    決済用情報処理システムが、該情報記憶装置から読み出した該通信事業者と該店舗との間で予め交わされた取引契約情報と、該移動情報端末から受信した該第2の通貨単位の料金情報及び該決済依頼情報とに基づいて、該商品又は該サービスの第2の通貨単位の料金を該店舗の口座へ支払う店舗決済を依頼する決済依頼情報を、該店舗の口座がある金融機関の決済管理サーバに専用回線を介して送信し、該店舗決済が完了したことを通知する決済通知情報を、該金融機関の決済管理サーバから専用回線を介して受信するステップと、
    該決済用情報処理システムが、該金融機関の決済管理サーバから受信した該店舗決済の決済通知情報を、携帯電話通信網を介して該移動情報端末に送信するステップと、
    該移動情報端末が、該決済用情報処理システムから送信された該店舗決済の決済通知情報を携帯電話通信網を介して受信し、該移動情報端末のディスプレイに出力するステップと、
    該決済用情報処理システムが、該金融機関の決済管理サーバから該店舗決済の決済通知情報を受信した後、該情報記憶装置から読み出した該通信事業者と該利用者との間で予め交わされた取引契約情報と、該移動情報端末から受信した該第2の通貨単位の料金情報及び該決済依頼情報とに基づいて、該商品又は該サービスの第1の通貨単位に換算した料金を該利用者の口座から該通信事業者へ支払う利用者決済を依頼する決済依頼情報を、該利用者の口座がある金融機関の決済管理サーバに専用回線を介して送信し、該利用者決済が完了したことを通知する決済通知情報を、該金融機関の決済管理サーバから専用回線を介して受信するステップとを有することを特徴とする決済方法
  2. 求項1の決済方法において、
    記移動情報端末が、上記第2の通貨単位の料金情報又は上記決済依頼情報を送信する際に、当該移動情報端末の利用者の認証に用いる本人確認情報を携帯電話通信網を介して上記決済用情報処理システムに送信するステップと、
    該決済用情報処理システムが、該移動情報端末から携帯電話通信網を介して該本人確認 情報を受信し、該移動情報端末の利用者の認証に用いる本人確認情報を該決済用情報処理システム内の情報記憶装置から読み出すステップと、
    決済用情報処理システムが、上記店舗決済を依頼する決済依頼情報を上記金融機関の決済管理サーバに送信する前に、該移動情報端末から受信した本人確認情報と、該決済用情報処理システム内の情報記憶装置から読み出した本人確認情報とに基づいて、該移動情報端末の利用者が本人であるか否かの認証を行うステップとを有することを特徴とする決済方法
  3. 移動情報端末の利用者の生活拠点がある本国で使用される第1の通貨単位とは異なる第2の通貨単位で商品の販売又はサービスの提供を行っている店舗において該利用者が購入した商品又は提供を受けたサービスに対する料金の支払いについて、該利用者の移動情報端末を用いた決済を行うときの情報処理を実行する決済用情報処理システムであって、
    CPUと、携帯電話通信網を介して利用者の携帯電話機と通信する携帯電話通信網用通信装置と、専用回線を介して金融機関の決済管理サーバと通信する専用回線用通信装置と、情報記憶装置と、を備え、
    該情報記憶装置は、該通信事業者と該利用者及び該店舗との間で予め交わされた取引契約情報と、第1の通貨単位と第2の通貨単位との間における現在の為替レートに関する情報とを記憶しており、
    該CPUは、該携帯電話通信網用通信装置、該専用回線用通信装置及び該情報記憶装置と連携して次のA1乃至A9で特定されるすべての処理を行うことを特徴とする決済用情報処理システム。
    A1.利用者が購入した商品又は利用者が受けたサービスに対する料金に関する第2の通貨単位の料金情報を、該携帯電話通信網用通信装置を介して該利用者の移動情報端末から受信する。
    A2.該移動情報端末から受信した第2の通貨単位の料金情報と、該情報記憶装置から読み出した第1の通貨単位と第2の通貨単位との間における現在の為替レートに関する情報とに基づいて、該商品又はサービスに対する第2の通貨単位の料金を第1の通貨単位に換算した料金のデータを演算する。
    A3.該演算した第1の通貨単位に換算した料金のデータを、該携帯電話通信網用通信装置を介して該利用者の移動情報端末に送信する。
    A4.該商品又は該サービスの料金の該店舗への支払いを依頼する決済依頼情報を、該携帯電話通信網用通信装置を介して該利用者の移動情報端末から受信する。
    A5.該情報記憶装置から読み出した該通信事業者と該店舗との間で予め交わされた取引契約情報と、該移動情報端末から受信した該第2の通貨単位の料金情報及び該決済依頼情報とに基づいて、該商品又は該サービスの第2の通貨単位の料金を該通信事業者から該店舗の口座へ支払う店舗決済を依頼する決済依頼情報を、該専用回線用通信装置を介して該店舗の口座がある金融機関の決済管理サーバに送信する。
    A6.該店舗決済が完了したことを通知する決済通知情報を、該専用回線用通信装置を介して該金融機関の決済管理サーバから受信する。
    A7.該金融機関の決済管理サーバから受信した該店舗決済の決済通知情報を、該携帯電話通信網用通信装置を介して該移動情報端末に送信する。
    A8.該金融機関の決済管理サーバから該店舗決済の決済通知情報を受信した後、該情報記憶装置から読み出した該通信事業者と該利用者との間で予め交わされた取引契約情報と、該移動情報端末から受信した該第2の通貨単位の料金情報及び該決済依頼情報とに基づいて、該商品又は該サービスの第1の通貨単位に換算した料金を該利用者の口座から該通信事業者へ支払う利用者決済を依頼する決済依頼情報を、該専用回線用通信装置を介して該利用者の口座がある金融機関の決済管理サーバに送信する。
    A9.該利用者決済が完了したことを通知する決済通知情報を、該専用回線用通信装置を介して該金融機関の決済管理サーバから受信する。
  4. 請求項の決済用情報処理システムにおいて、
    上記情報記憶装置は、上記取引契約情報及び上記現在の為替レートに関する情報とともに、上記利用者の認証に用いる本人確認情報を記憶したものであり、
    上記CPUは、上記携帯電話通信網用通信装置を介して、上記第2の通貨単位の料金情報又は上記決済依頼情報とともに、上記移動情報端末から本人確認情報を受信し、上記店舗決済を依頼する決済依頼情報を上記金融機関の決済管理サーバに送信する前に、該移動情報端末から受信した本人確認情報と、該情報記憶装置から読み出した本人確認情報とに基づいて、該移動情報端末の利用者が本人であるか否かの認証を行うことを特徴とする決済用情報処理システム。
  5. 移動情報端末の利用者の生活拠点がある本国で使用される第1の通貨単位とは異なる第2の通貨単位で商品の販売又はサービスの提供を行っている店舗において利用者が購入した商品又は提供を受けたサービスに対する料金の支払いについて、決済用情報処理システムを介した決済を行うときに用いる移動情報端末であって、
    CPUと、携帯電話通信網を介して決済用情報処理システムと通信する携帯電話通信網用通信装置と、近距離無線通信により上記店舗の店舗の料金支払受付装置と通信する近距離無線通信装置と、ディスプレイとを備え、
    該CPUは、該携帯電話通信網用通信装置、該近距離無線通信装置及びディスプレイと連携して次のB1乃至B7で特定されるすべての処理を行うことを特徴とする移動情報端末。
    B1.該利用者が購入した商品又は提供を受けたサービスの料金に関する第2の通貨単位の料金情報を、該近距離無線通信装置を介して店舗の料金支払受付装置から受信する。
    B2.該料金支払受付装置から受信した該第2の通貨単位の料金情報を、該携帯電話通信網用通信装置を介して該決済用情報処理システムに送信する。
    B3.該第1の通貨単位と該第2の通貨単位との間における現在の為替レートに関する情報に基づいて該第2の通貨単位の該料金を該第1の通貨単位に換算した料金のデータを、携帯電話通信網用通信装置を介して該決済用情報処理システムから受信する。
    B4.該決済用情報処理システムから受信した該第1の通貨単位に換算した料金のデータを、該ディスプレイに出力する。
    B5.該商品又は該サービスの料金の該店舗への支払いを依頼する決済依頼情報を、携帯電話通信網用通信装置を介して該決済用情報処理システムに送信する。
    B6.該商品又は該サービスの第2の通貨単位の料金を該店舗の口座へ支払う店舗決済が完了したことを通知する決済通知情報を、該携帯電話通信網用通信装置を介して該決済用情報処理システムから受信する。
    B7.該決済用情報処理システムから受信した該店舗決済の決済通知情報を、該ディスプレイに出力する。
  6. 請求項の移動情報端末において、
    上記CPUは、上記第2の通貨単位の料金情報又は上記決済依頼情報を送信する際に、当該移動情報端末の利用者の認証に用いる本人確認情報を、上記携帯電話通信網通信装置を介して上記決済用情報処理システムに送信することを特徴とする移動情報端末。
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