JP3967580B2 - 像サーチ装置 - Google Patents

像サーチ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3967580B2
JP3967580B2 JP2001345579A JP2001345579A JP3967580B2 JP 3967580 B2 JP3967580 B2 JP 3967580B2 JP 2001345579 A JP2001345579 A JP 2001345579A JP 2001345579 A JP2001345579 A JP 2001345579A JP 3967580 B2 JP3967580 B2 JP 3967580B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical system
image
imaging
prism
objective
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001345579A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002228944A (ja
Inventor
守康 金井
Original Assignee
ペンタックス株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ペンタックス株式会社 filed Critical ペンタックス株式会社
Priority to JP2001345579A priority Critical patent/JP3967580B2/ja
Publication of JP2002228944A publication Critical patent/JP2002228944A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3967580B2 publication Critical patent/JP3967580B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Lenses (AREA)
  • Endoscopes (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、対物光学系により形成される像のうち任意の領域を観察者に観察させるための像サーチ装置に、関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、医療に用いられるある種の内視鏡装置には、内視鏡内部の対物光学系により形成される広角な像内の一部領域を拡大して表示するとともに、当該拡大表示される領域を前記広角な像内で任意に移動可能にすることによって、広角な像内で観察対象領域をサーチする像サーチ装置が、組み込まれている。このような像サーチ装置が組み込まれた内視鏡装置は、例えば特開平8−332169号や特開平10−174673号等に、開示されている。
【0003】
特開平8−332169号に記載された内視鏡装置では、対物光学系からの光束が、半透明鏡等を介して広角観察用のリレー光学系と拡大観察用の拡大光学系とに分岐されている。対物光学系によって形成される像は、リレー光学系を介してほぼ等倍で再結像されて、第1の撮像素子によって撮像される。同時に、対物光学系によって形成される像は、拡大光学系を介して、第1の撮像素子によって撮像される像よりも拡大されて再結像される。そして、第1の撮像素子によって撮像された画像内における目標物(観察対象)の位置が制御部により検出され、その位置に応じて第2の撮像素子が拡大光学系による拡大像の像面内で移動されることにより、拡大像内における特定の目標物が第2の撮像素子によって撮像される。
【0004】
また、特開平10−174673号に記載された内視鏡装置では、撮像素子の位置は固定されており、内視鏡内部の対物光学系からの光束が頂角可変プリズムを介して拡大光学系に入射する。そして、目標物の位置に応じて頂角可変プリズムの頂角が制御されることにより、対物光学系によって形成される像が拡大光学系の視野に対して上下左右に移動され、対物光学系によって形成される像の中の目標物が拡大して撮像される。この公報には、頂角可変プリズムの代わりに2枚の平面鏡を備えた内視鏡装置も、示されている。この内視鏡装置では、2枚の平面鏡は、内視鏡内部の対物光学系からの光束を2回90°反射させることによりシフトさせて拡大光学系に入射させるように、配置されている。そして、一方の平面鏡は、対物光学系の光軸方向に直交する回転軸に取り付けられ、他方の平面鏡は、その回転軸が向く方向と対物光学系の光軸方向とに直交する回転軸に取り付けられている。そして、目標物の位置に応じて2枚の平面鏡が適宜回転されることにより、対物光学系によって形成される像が拡大光学系の視野に対して上下左右に移動され、対物光学系によって形成される像の中の目標物が拡大して撮像される。
【0005】
このように、この種の内視鏡装置は、拡大光学系による拡大像に対して、それよりも小さい撮像素子の撮像領域が上下左右に移動する構成、或いは、拡大光学系による視野に対して、それよりも大きい対物光学系によって形成される像が上下左右に移動する構成を有しているために、オペレータは、対物光学系によって形成される像の中から拡大して観察すべき対象領域を任意にサーチすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、拡大光学系による拡大像よりも小さい撮像領域を有する撮像素子が移動する構成によると、その撮像素子の移動領域を確保せねばならないために、装置全体が大型化してしまう。また、対物光学系からの光束を頂角可変プリズムで偏向することにより対物光学系によって形成される像を拡大光学系による視野に対して移動させる構成によると、頂角可変プリズムを構成する面が偏芯するので、拡大光学系によって再結像される像には偏芯収差が生じてしまう。さらに、2枚の平面鏡を回転させることによって対物光学系によって形成される像を拡大光学系による視野に対して移動させる構成によると、対物光学系の像面が拡大光学系の光軸に直交する面から傾いてしまうと同時に、像が像面内で若干回転してしまう。
【0007】
以上に説明した像サーチ装置は、内視鏡以外にも、例えば、監視カメラに組み込まれ得る。その場合には、遠隔操作によって、撮像素子,頂角可変プリズム又は回転平面鏡が変位されることになる。従って、その場合においても、上述した内視鏡の場合と同様の問題を生ずる。
【0008】
本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、その課題は、対物光学系によって形成される像の中から観察すべき対象領域を任意にサーチすることを可能にするために、再結像光学系の視野に対して対物光学系によって形成される像を移動させるにも拘わらず、その像に偏芯収差を生じさせることなく、再結像光学系の光軸に直交する面内でのその像の平行移動のみ許容する像サーチ装置を、提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために構成された本発明による像サーチ装置は、対物光学系と、少なくとも4つの反射面を有する像反転光学系と、前記像反転光学系を透過した前記対物光学系からの光束が入射され、前記対物光学系によって形成される像の一部を再結像する第1再結像光学系と、前記対物光学系の光軸に対して直交する方向へ前記像反転光学系を移動させる移動機構とを備えたことを、特徴とする。
【0010】
このように構成されると、移動機構により像反転光学系が移動された場合には、対物光学系によって形成される像の像面が第1再結像光学系の光軸に直交する状態を維持したまま、その像の形成される位置が第1再結像光学系の光軸に直交する方向へシフトされる。このため、第1再結像光学系の視野に対して対物光学系による像が移動されても、第1再結像光学系によって再結像された像は、偏芯収差を持つことも、像面内で回転することもなく、第1再結像光学系の光軸に直交する方向から傾くこともない。
【0011】
なお、本発明による像サーチ装置は、硬性内視鏡や軟性内視鏡に組み込まれても良いし、監視カメラに組み込まれても良い。
【0012】
また、像反転光学系を移動させる移動機構は、手動により駆動される構成を有するものであっても良いし、電動により駆動される構成を有するものであっても良い。
【0013】
また、本発明による像サーチ装置に組み込まれる像反転光学系は、ダハ面を有するペシャンプリズムであっても良いし、ダハ面を有するアッベケーニッヒプリズムであっても良いし、第1型ポロプリズムであっても良いし、第2型ポロプリズムであっても良いし、これらのプリズムの反射面と等価な位置に配置された複数のミラーであっても良いし、4面以上の反射面を有するその他の像反転光学系であっても良い。何れの場合も、像反転光学系全体が対物光学系の光軸に直交する方向へ移動されたときには、対物光学系によって形成される像が、像面内で平行移動される。
【0014】
さらに、本発明による像サーチ装置は、対物光学系によって形成される像を第1再結像光学系のみで再結像させる構成であっても良いし、対物光学系からの光束を分岐して、一方の光束を第1再結像光学系を透過させてこの光学系によって像を再形成するとともに、他方の光束を第2の再結像光学系を透過させて異なる画角の像を形成させる構成であって良い。前者のように第1再結像光学系のみで像を再形成する場合には、第1再結像光学系によって形成される像を撮像する撮像デバイスを備えても良い。一方、後者のように第1再結像光学系及び第2再結像光学系によって夫々像を再結像する場合には、第1再結像光学系によって形成される像を撮像する第1の撮像デバイスと,第2再結像光学系によって形成される像を撮像する第2の撮像デバイスとを備えても良い。
【0015】
また、対物光学系からの光束を分岐する分岐部材としては、半透明鏡が採用され得るが、像反転光学系がポロプリズムの反射面と等価な位置に配置された4つの反射面からなる場合には、そのうち第1の反射面が半透明の反射面として構成されても良い。後者の場合は、この半透明の反射面を透過した光束が第2再結像光学系に導かれる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
【0017】
【実施形態1】
第1実施形態は、本発明による像サーチ装置を内視鏡装置1に組み込んだものである。図1に示されるように、第1実施形態による内視鏡装置1は、患者の腹壁に嵌め込まれたトラカール等を介して体腔内に挿入される硬性内視鏡10と,この硬性内視鏡10が取り付けられる像分離装置20と,この像分離装置20の内部に組み込まれる光学系によりリレーされる像を撮像する撮像デバイスとしての第1及び第2CCDカメラ30,40とを、有する。
【0018】
第1及び第2CCDカメラ30,40は、一般的な固体撮像素子(CCD)を利用した動画撮影用のカメラであり、撮像面に入射する光束を画像信号としての電気信号に変換して、その画像信号に適宜処理を施し、夫々に接続された第1及び第2のモニタ2,3へ出力する。
【0019】
硬性内視鏡10は、体腔内の像を形成してリレーするための対物光学系と、体腔内を照明するために図示せぬ光源装置からの照明光を先端部へ導く図示せぬライトガイドとを、直線状の管の内部に有している。対物光学系は、対物レンズ群11と複数のリレーレンズ12とから構成されている。対物レンズ群11は、広い範囲(例えば、120°以上の画角)の視野の像を形成可能なレトロフォーカス型の対物レンズとして、構成されている。この対物レンズ群11により形成される体腔内部の像は、結像面11iに結像する。この結像面11i上の像は、各リレーレンズ12により夫々の結像面12iに順次結像されてリレーされ、最終のリレーレンズ12の結像面12iに結像される。
【0020】
像分離装置20は、その内部に、半透明鏡21,折り返しミラー22,ペシャンプリズム24,フォーカスレンズ25,第1乃至第3レンズ群26a〜26cからなる第1再結像光学系26,及び、第2再結像光学系23を、有している。半透明鏡21は、硬性内視鏡10内部の対物光学系からの光束の光路上に配置され、この光束の一部を反射し、残りの光束を透過させる。この半透明鏡21により反射される光束の光路上には、折り返しミラー22が配置されている。従って、半透明鏡21によって折り曲げられる対物光学系の光軸Axは、折り返しミラー22によって更にクランク状に折り曲げられ、第2再結像光学系23を同軸に通過して、像分離装置20に取り付けられた第2CCDカメラ40の撮像領域の中心を垂直に貫く。
【0021】
以上のように配置されているために、半透明鏡21によって反射された光束は、折り返しミラー22によって反射され、第2再結像光学系23を透過し、第2CCDカメラ40の撮像面に入射する。この第2CCDカメラ40は、第2再結像光学系23によりリレーされた硬性内視鏡10内の対物光学系(対物レンズ群11及び複数のリレーレンズ12)による像を撮像すると、画像信号を出力する。この画像信号に基づいて、第2モニタ3には、その像が映し出される。
【0022】
一方、半透明鏡21を透過する光束の光路上では、像反転光学系としてのペシャンプリズム24が、対物光学系の光軸Axに直交するX方向とこのX方向及び光軸Axに直交するY方向とに平行移動可能に保持されている。図2は、このペシャンプリズム24の斜視図である。図1及び図2に示すように、ペシャンプリズム24は、三角柱の一側面にこの側面から突出するダハ面241f,241gが(その稜線241hが底面と平行な状態で)形成されたのと等価な形状を有するダハプリズム241と、このダハプリズム241におけるダハ面241f,241g以外の一側面241dに対してその一側面242bが平行に近接するように配置された四角柱状の補助プリズム242とから、構成されている。このペシャンプリズム24の半透明鏡21を通過した対物光学系の光軸Axは、補助プリズム242の一側面242aからその内部に垂直に入り、この側面242aに隣接する2つの側面242b,242cの内面によって2回折り曲げられ、補助プリズム242の側面242bとダハプリズム241の側面241dとを垂直に通過する。その後、光軸Axは、ダハプリズム241内で側面241eとダハ面241f,241gと側面241dの内面によって各々折り曲げられ、側面241eから外部へ垂直に(補助プリズム242に入る前の光軸Axと平行な方向に)出る。なお、ペシャンプリズム24に入る前の光軸Axの延長線は、像分離装置20に取り付けられた第1CCDカメラ30の撮像領域の中心を垂直に貫いている。ペシャンプリズム24に入る前の光軸Axがペシャンプリズム24から出た後の光軸Axと同軸になるペシャンプリズム24の位置を、以下、初期位置という。
【0023】
フォーカスレンズ25は、初期位置にあるペシャンプリズム24から出た後の対物光学系の光軸Axと同軸に、配置されている。このフォーカスレンズ25は、その光軸に沿って移動可能に保持されている。このフォーカスレンズ25の駆動源としては、DCサーボモータやステッピングモータ等を有する図示せぬフォーカシング用アクチュエータが用いられる。
【0024】
第1再結像光学系26の第1乃至第3レンズ群26a〜26cも、初期位置にあるペシャンプリズム24から出た後の光軸Axに対して同軸となるように、フォーカスレンズ25と第1CCDカメラ30との間に配置されている。第1再結像光学系26を構成する第3レンズ群26cは、固定されているが、第1及び第2レンズ群26a,26bは、それらの光軸に沿って移動可能に保持されている。これら第1及び第2レンズ群26a,26bが光軸方向に移動される。これにより、第1再結像光学系26の倍率は、任意に調整される。これら第1及び第2レンズ群26a,26bの駆動源としては、DCサーボモータやステッピングモータ等を有する図示せぬズーミング用アクチュエータが用いられる。
【0025】
以上のように配置されているために、半透明鏡21を透過した光束は、ペシャンプリズム24を介してフォーカスレンズ25と第1再結像光学系26とを順次透過し、第1CCDカメラ30の撮像面に入射する。このとき、ペシャンプリズム24は、硬性内視鏡10内の対物光学系(対物レンズ群11及び複数のリレーレンズ12)により形成される像を倒立させ、第1再結像光学系26は、ペシャンプリズム24により倒立された対物光学系による像の一部領域を所定の倍率に拡大して、第1CCDカメラ30の撮像面上に再結像させる。そして、第1CCDカメラ30は、この第1再結像光学系26による像を撮像して、画像信号を出力する。この画像信号に基づいて、その像が第1モニタ2に映し出される。
【0026】
なお、ペシャンプリズム24は、移動機構27によって駆動されるXYステージ27aにより、XY面内で移動される。この移動機構27は、例えばDCサーボモータやステッピングモータ等からなる駆動用アクチュエータ及びこの駆動用アクチュエータの駆動力を伝達するギア機構を、Xステージ及びYステージの各々について有し、各ステージを独立に駆動する。また、この移動機構27は、十字方向に可到なジョイスティックを有する図示せぬ操作装置に接続されている。そして、この図示せぬ操作装置のジョイスティックが作業者によって操作されることにより、そのジョイスティックの倒し込み量及び倒し込み方向に応じた信号が移動機構27に通知され、その通知を受けた移動機構27がXステージ及びYステージをジョイスティックの操作量及び操作方向に応じて駆動し、移動機構27によって駆動されるXYステージ27aがペシャンプリズム24をXY面内で移動する。なお、上記の図示せぬ操作装置は、回転可能に保持されたトラックボールが操作者によって回転されることによりそのトラックボールの回転量及び回転方向に応じた信号を出力するタイプのものであっても良いし、X方向に対応するレバーとY方向に対応するレバーとを備えて各レバーの倒し込み量に応じた信号を出力するタイプのものであっても良い。
【0027】
このペシャンプリズム24が初期位置からXY面内で移動された際には、ペシャンプリズム24から出た対物光学系の光軸Axが、第1再結像光学系26の光軸に対してシフトされる。図2には、対物光学系の光軸Axがペシャンプリズム24によってシフトされる様子も示されている。この図2に示すように、ペシャンプリズム24を通過する前後の光軸Axが互いに同軸となる初期位置から、入射端面としての側面24aに対して光軸AxをX方向における正の方(図2では左方)へ距離wだけ移動させた場合、射出端面としての側面24eに対しては光軸AxはX方向における負の方に距離wだけ移動する。これは、一定位置にある対物光学系の光軸Axに対してペシャンプリズム24をX方向における負の方(図2では右方)に距離wだけ移動させた場合に相当し、ペシャンプリズム24から出た後の対物光学系の光軸Ax’は、ペシャンプリズム24に入る前の光軸Ax’に対して、距離2wだけX方向における負の向きにシフトされる。逆に、ペシャンプリズム24をX方向における正の方へ移動した場合には、対物光学系の光軸Axは、X方向における正の向きに、ペシャンプリズム24の移動量の2倍の量だけシフトされる。また、このペシャンプリズム24をY方向(図2では上下方向)に移動したときにも同様に、ペシャンプリズム24から出た後の対物光学系の光軸Ax”は、ペシャンプリズム24に入る前の光軸Ax”に対して、ペシャンプリズム24が移動された向きに、ペシャンプリズム24の移動量の2倍の量だけシフトされる。
【0028】
このようにしてペシャンプリズム24がXY面内でシフトされると、ペシャンプリズム24から出た後の対物光学系の光軸Ax”が、第1再結像光学系26の光軸Bxを含む直線上からシフトされる。このときの様子を図3に示している。ペシャンプリズム24から出た後の対物光学系の光軸Axと第1再結像光学系26の光軸Bxとが同軸となるペシャンプリズム24の初期位置においては、対物光学系の光軸上を進む光線は、ペシャンプリズム24から射出された後でも、第1再結像光学系26の光軸Bx上を進行し、第1CCDカメラ30の撮像面の中心に入射する。この状態から、図3に示すように、ペシャンプリズム24がXY面内で移動されると、ペシャンプリズム24から出た後の光軸Axは、第1再結像光学系26の光軸Bxからシフトされる。従って、対物光学系の光軸Ax上を進む光線は、ペシャンプリズム24から射出された後は、第1再結像光学系26の光軸Bxからシフトした状態で第1再結像光学系26に入射し、第1CCDカメラ30の撮像面の中心からシフトした位置に入射する。
【0029】
このように、ペシャンプリズム24が初期位置にある時に第1再結像光学系26の光軸Bx上を進行して第1CCDカメラ30の撮像面の中心に達していた光線が、ペシャンプリズム24がXY面内でシフトされることによって、この撮像面における光軸Bxが貫く箇所からずれるので、第1CCDカメラ30が撮像する像の範囲がシフトする。図1は、ペシャンプリズム24が初期位置から若干ズレた状態において、第2モニタ3に映し出された映像中の一部領域が所定倍率で拡大されて第1モニタ2に映し出されている例を、示している。図1において、第2モニタ3の映像中の四角形の破線枠で囲った範囲が、ペシャンプリズム24が初期位置にある時の第1CCDカメラ30の撮影領域を示す。
【0030】
なお、硬性内視鏡10の対物光学系は、その対物レンズ群11が広角な視野を有するとともに、対物レンズ群11による像を各リレーレンズ12でリレーする構成となっているために、大きな像面湾曲を持つ。そのため、上述したようにペシャンプリズム24をXY面内で移動させることによって、対物光学系によって形成される像の像面を第1再結像光学系26の視野に対してXY方向にシフトさせた場合、第1再結像光学系26の光軸Bx上において、第1CCDカメラ30の撮像面と共役な点に対して像が移動する。これにより、第1CCDカメラ30の映像には多少ピンぼけが生じることがある。これに対しては、対物光学系の光軸Axが第1再結像光学系26の光軸Bxからシフトした量に応じて、光軸Bx上において、対物光学系の像面に対して第1再結像光学系26に関して撮像面と等価な面が合致するように、図示せぬフォーカシング制御回路が、移動機構27と同期して上記フォーカシングアクチュエータを駆動すれば良い。
【0031】
以上に示したように、第1実施形態の内視鏡装置1によれば、互いの光軸が平行となるように配置された対物光学系と第1再結像光学系26との間に、像反転光学系であるペシャンプリズム24が配置されるとともに、このペシャンプリズム24が各光軸に直交するXY面内で平行移動可能に保持されているので、硬性内視鏡10内の対物光学系により形成される像を、第1再結像光学系26の視野、即ち、第1CCDカメラ30の撮像領域に対して平行にシフトさせることができる。従って、第1再結像光学系26により形成された像は、偏芯収差を伴わず、第1再結像光学系26の光軸に直交する面から傾かず、その像面内で回転せずに、第1CCDカメラ30によって撮像される。
【0032】
以上に示した第1実施形態の内視鏡装置1の変形例として、ペシャンプリズム24を他の像反転プリズム,例えば、ダハ面を有するアッベケーニッヒプリズム243(図4)や、直角プリズムを2個組み合わせた第1型ポロプリズム244(図5)等のプリズムに置き換えたものが、考えられ得る。これらの場合でも、アッベケーニッヒプリズム243や第1型ポロプリズム244がXY面内で移動されることに伴って、プリズム243,244から出た後の光軸Axは、第1再結像光学系26の光軸Bxに対してシフトされる。
【0033】
即ち、図4及び図5に示すように、何れのプリズム243,244を採用した場合でも、これらのプリズム243,244から出た後の対物光学系の光軸Axは、これらのプリズム243,244が移動した方向へシフトされる。そのときの光軸Axのシフト量は、プリズム243,244が移動した距離(w)の2倍(2w)である。このとき、これらプリズム243,244を介して観察される像も、これらプリズム243,244の移動する方向に相対的にシフトされ、第1再結像光学系26の結像面(第1CCDカメラ30の撮像面)では、第1再結像光学系26によって形成された拡大像が、これらプリズム243,244の移動する向きとは逆の向きへ移動する。
【0034】
なお、第1型ポロプリズム244が採用された場合には、このプリズム244を通過する前後の光軸Axは、同軸とならない。他方、ペシャンプリズム24やアッベケーニッヒプリズム243が採用された場合には、これらプリズム24,243に導入される前の光軸とこれらプリズム24,243から導出された後の光軸とを同軸にすることが可能であるので、内視鏡装置1全体を小型化できる。
【0035】
【実施形態2】
第2実施形態は、本発明による像サーチ装置を内視鏡装置50に組み込んだものである。第2実施形態による内視鏡装置50は、第1実施形態の内視鏡装置1と比較して、ペシャンプリズム24を第2型ポロプリズム28に置き換えるとともに、半透明鏡21の代わりに部分反射面として形成された第2型ポロプリズム28の第1面を用いた他は、第1実施形態の内視鏡装置1と同様の構成を有している。そこで、以下、第1実施形態の内視鏡装置1と同様の構成の部分については、その説明を省略する。
【0036】
第2実施形態の内視鏡装置50では、図6に示すように、像分離装置20に取り付けられた硬性内視鏡10内の対物光学系とフォーカスレンズ25との間に、第2型ポロプリズム28が、配置されている。この第2型ポロプリズム28は、1個の直角プリズム282と,その直角プリズム282の約半分の大きさの一個の直角プリズム283と、この直角プリズム283とほぼ同じ大きさの二つの直角プリズムを組み合わせた大きさのビームスプリッター281とから、構成されている。なお、ビームスプリッター281を構成する2つの直角プリズムのうちの一方の直角プリズムの斜面には、可視光を50%の反射率で反射させる金属薄膜が蒸着されており、ビームスプリッター281は、その直角プリズムともう一方の直角プリズムの斜面同士を貼り合わせることによって直方体として形成されている。従って、ビームスプリッター281内の接合面では、入射される光束の一部が反射するとともに、残りの光束が透過する。
【0037】
このビームスプリッター281は、像分離装置20に取り付けられた硬性内視鏡10の後方に配置されている。そして、硬性内視鏡10の内部の対物光学系から出てビームスプリッター281を透過する光束の光路上には、折り返しミラー291が配置されている。ビームスプリッター281を通過する対物光学系の光軸Axは、この折り返しミラー291で折り曲げられた後、更に折り返しミラー292によってクランク状に折り曲げられ、第2再結像光学系23の光軸上を通って第2CCDカメラ40の撮像領域の中心を貫く。そして、対物光学系により形成された像は、第2再結像光学系23によって第2CCDカメラ40の撮像面上に再結像される。
【0038】
一方、このビームスプリッター281の反射面では、対物光学系の光軸Axは直角に折り曲げられる。このビームスプリッター281で折り曲げられてY方向(図7の紙面に直交する方向)に沿って直角プリズム282に導入される光軸Axは、互いに直角に接する2つの側面の内側によって2回折り曲げられて光軸Axに直交する面内で180°偏向された後、直角プリズム283に導入される。そして、直角プリズム283の側面の内側によって直角に折り曲げられた光軸Axは、ビームスプリッター281に入る前の光軸Axと平行な方向に出る。なお、第2型ポロプリズム28が初期位置にある時には、この第2型ポロプリズム28から出た対物光学系の光軸Axは、フォーカスレンズ25及び第1再結像光学系26の光軸と同軸に配置され、第1CCDカメラ30の撮像面の中心を貫いている。
【0039】
この第2型ポロプリズム28は、移動機構27によって駆動されるXYステージ27aによりXY面内で移動される。このとき、図7の斜視図に示すように、一定位置にある対物光学系の光軸Axに対して第2型ポロプリズム28をX方向における負の向き(図7では右方)に距離wだけ移動させた場合、第2型ポロプリズム28から出た後の対物光学系の光軸Ax’は、第2型ポロプリズム28に入る前の光軸Ax’に対し、距離2wだけX方向における負の向きにシフトされる。逆に、第2型ポロプリズム28をX方向における正の向きに移動した場合には、対物光学系の光軸Axは、X方向における正の向きに、第2型ポロプリズム28の移動量の2倍の量だけシフトされる。また、この第2型ポロプリズム28をY方向(図7では上下方向)に移動したときにも同様に、第2型ポロプリズム28を通過した後の対物光学系の光軸Ax”は、第2型ポロプリズム28を通過する前の光軸Ax”に対して、第2型ポロプリズム28が移動された向きに、第2型ポロプリズム28の移動量の2倍の量だけシフトされる。
【0040】
このように、第2型ポロプリズム28がXY面内でシフトされると、対物光学系の光軸Axが、第1再結像光学系26の光軸Bxを含む直線上からシフトされる。このとき、第1実施形態の内視鏡装置1と同様に、第1CCDカメラ30の撮像面を含む平面上に第1再結像光学系26によって形成される像はシフトされ、そのシフトの向きは、第2型ポロプリズム28が移動される向きと逆の向きになる。また、このときの第1再結像光学系26の視野に対しては、第2型ポロプリズム24を介して観察される対物光学系によって形成される像は、第2型ポロプリズム24の移動方向へ相対移動される。
【0041】
以上に示したように、第2実施形態の内視鏡装置50によっても、像反転光学系である第2型ポロプリズム28が光軸Axに対して直交するXY面内で平行移動されるので、硬性内視鏡10内の対物光学系により形成される像を、第1再結像光学系26の観察視野、即ち、第1CCDカメラ30の撮像領域に対して相対的にシフトさせることができる。従って、第1再結像光学系26により形成された像は、偏芯収差を伴わず、第1再結像光学系26の光軸に直交する面から傾かず、その像面内で回転せずに、第1CCDカメラ30によって撮像される。
【0042】
【実施形態3】
第3実施形態は、本発明による像サーチ装置を監視カメラ60に組み込んだものである。図8に示されるように、第3実施形態による監視カメラ60は、第1実施形態における像分離装置20に相当する本体62と、この本体62の前面にマウントされたレンズ鏡筒61と、本体の後面に夫々マウントされた撮像デバイスとしての第1及び第2CCDカメラ30,40とを、有する。図1と図8とを見比べれば明らかなように、第3実施形態による監視カメラ60内の構成は、第1実施形態による内視鏡装置1とほぼ共通する。従って、以下においては、監視カメラ60の構成のうち、第1実施形態による内視鏡装置1と共通する構成については、共通する参照番号を付す代わりに、その説明を省略する。
【0043】
レンズ鏡筒61は、その内部に、120°程度の画角を有する広角レンズである対物光学系65を、保持している。この対物光学系65により、監視対象空間の像が形成される。
【0044】
本体62は、その内部に、アッベケーニッヒプリズム63,折り返しミラー64,折り返しミラー22,フォーカスレンズ25,第1再結像光学系26、及び、第2再結像光学系23を、有している。
【0045】
像反転光学系としてのアッベケーニッヒプリズム63は、対物光学系65の光軸Axに直交するX方向とこのX方向及び光軸Axに直交するY方向とに平行移動可能に保持されている。図9は、このアッベケーニッヒプリズム63の斜視図である。図8及び図9に示すように、本実施形態に用いられるアッベケーニッヒプリズム63は、図4に示されるアッベケーニッヒプリズム243の基本的形状から若干変形した形状を、有する。具体的には、このアッベケーニッヒプリズム63は、入射端面63dに直交してその内部に入ってきた対物光学系65の光軸Axを120°の角度で折り曲げる第1反射面63a,第1反射面63aによって折り曲げられた光軸Axを更に折り曲げるために入射面63dを通過する際の光軸Axの方向と平行な稜線を有するダハ面として形成された第2反射面63b,及び、第2反射面63bによって折り曲げられた光軸Axを120°の角度で折り曲げて入射面63dを通過する際の光軸Axの方向と平行にする第3反射面63cを、基本的構成として有している。なお、このアッベケーニッヒプリズム63は、製造の簡略化のために、第3反射面63cの延長面によって、第1反射面63aを含む第1プリズム631と第2反射面63bを含む第2プリズム632とに分割されている。さらに、第1プリズム631は、第1反射面63aが部分反射面として形成され、この第1反射面63aに三角プリズム633が貼り付けられることによって、ビームスプリッタとして構成されている。
【0046】
本実施形態では、対物光学系65の光軸Axに対して、フォーカスレンズ25及び第1再結像光学系26の光軸が、X方向(図8における上下方向)へ平行にシフトしている。アッベケーニッヒプリズム63によって折り曲げられた対物光学系65の光軸Axをフォーカスレンズ25及び第1再結像光学系26の光軸に一致させるアッベケーニッヒプリズム63の位置を、以下、初期位置という。
【0047】
以上のように配置されているために、対物光学系65を透過した光束は、アッベケーニッヒプリズム63,フォーカスレンズ25及び第1再結像光学系26を順次透過し、第1CCDカメラ30の撮像面に入射する。このとき、アッベケーニッヒプリズム63は、対物光学系65により形成される像を倒立させ、第1再結像光学系26は、アッベケーニッヒプリズム63により倒立された対物光学系65による像の一部領域を所定の倍率に拡大して、第1CCDカメラ30の撮像面上に再結像させる。そして、この第1再結像光学系26による像は、第1CCDカメラ30によって撮像され、この第1カメラ30に接続される第1モニタ2に映し出される。
【0048】
アッベケーニッヒプリズム63の全体は、移動機構27によって駆動されるXYステージ27aにより、XY面内で移動される。アッベケーニッヒプリズム63が初期位置からXY方向に移動された際には、アッベケーニッヒプリズム63から導出される対物光学系65の光軸Axが、アッベケーニッヒプリズム63が移動された向きへ、アッベケーニッヒプリズム63の移動量の2倍の量だけ、第1再結像光学系26の光軸にからシフトされる。図8は、アッベケーニッヒプリズム63が初期状態から若干ズレた状態において、第2モニタ3に映し出された映像中の一部領域が所定倍率で拡大されて第1モニタ2に映し出されている例を、示している。図8において、第2モニタ3の映像中の四角形の破線枠で囲った範囲が、初期状態での第1CCDカメラ30の撮影領域を示す。
【0049】
折り返しミラー64は、アッベケーニッヒプリズム63の第1反射面63aを透過した光束の光路上に配置されており、この第1反射面63aを通過した対物光学系65の光軸Axを90°折り曲げる。この折り返しミラー64により反射される光束の光路上には、更に、折り返しミラー22が配置されている。従って、第1反射面63aを通過した対物光学系65の光軸Axは、折り返しミラー22によってクランク状に折り曲げられ、第2再結像光学系23を同軸に通過して、第2CCDカメラ40の撮像領域の中心を垂直に貫く。
【0050】
以上のように配置されているために、第1反射面63aを通過した光束は、二つの折り返しミラー64,22によって反射され、第2再結像光学系23を透過し、第2CCDカメラ40の撮像面に入射する。この第2CCDカメラ40は、第2再結像光学系23によりリレーされた対物光学系65による像を撮像し、第2CCDカメラ40に接続される第2モニタ3には、その像が映し出される。
【0051】
以上に示したように、第3実施形態の監視カメラ60によれば、互いの光軸が平行となるように配置された対物光学系65と第1再結像光学系26との間に、像反転光学系であるアッベケーニッヒプリズム63が配置されるとともに、このアッベケーニッヒプリズム63が各光軸に直交するXY面内で平行移動可能に保持されているので、対物光学系65により形成される像を、第1再結像光学系26の視野、即ち、第1CCDカメラ30の撮像領域に対して平行に相対的にシフトさせることができる。従って、第1再結像光学系26により形成された像は、偏芯収差を伴わず、第1再結像光学系26の光軸に直交する面から傾かず、その像面内で回転せずに、第1CCDカメラ30によって撮像される。
【0052】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明による像サーチ装置は、対物光学系によって形成される像の中から観察すべき対象領域を任意にサーチすることを可能にするために、第1再結像光学系の視野に対して対物光学系によって形成される像を移動させる場合でも、その像に偏芯収差を生じさせることなく、第1再結像光学系の光軸に直交する面内でのその像の平行移動のみを許容する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である内視鏡装置の光学構成及び内部構成を概略的に示す説明図である。
【図2】第1実施形態に用いられるペシャンプリズムの拡大斜視図である。
【図3】ペシャンプリズムをX方向における正の方へ移動したときの対物光学系の光軸の状態を示した説明図である。
【図4】第1実施形態の変形例に用いられるアッベケーニッヒプリズムの斜視図である。
【図5】第1実施形態の変形例に用いられる第1型ポロプリズムの斜視図である。
【図6】本発明の第2実施形態である内視鏡装置の光学構成及び内部構成を概略的に示す説明図である。
【図7】第2実施形態に用いられる第2型ポロプリズムの拡大斜視図である。
【図8】本発明の第3実施形態である内視鏡装置の光学構成及び内部構成を概略的に示す説明図である。
【図9】 第3実施形態に用いられるアッベケーニッヒプリズムの拡大斜視図である。
【符号の説明】
1,50 内視鏡装置
2,3 モニタ
10 硬性内視鏡
11 対物レンズ群
12 リレーレンズ
23 第2結像光学系
24 ペシャンプリズム
25 フォーカスレンズ
26 第1結像光学系
27 移動機構
27a XYステージ
28 第2型ポロプリズム
30,40 CCDカメラ
60 監視カメラ
63 アッベケーニッヒプリズム
65 対物光学系
243 アッベケーニッヒプリズム
244 第1型ポロプリズム

Claims (16)

  1. 対物光学系と、
    少なくとも4つの反射面を有する像反転光学系と、
    前記像反転光学系を透過した前記対物光学系からの光束が入射され、前記対物光学系によって形成される像の一部を再結像する第1の再結像光学系と、
    前記対物光学系の光軸に対して直交する方向へ前記像反転光学系を移動させる移動機構と
    を備えたことを特徴とする像サーチ装置。
  2. 前記像反転光学系を構成する複数の反射面は、互いに傾斜した二対の反射面を含み、
    前記二対の反射面は、一方の対の反射面同士の延長面の交線が他方の対の反射面同士の交線に対して直交する方向を向くように、配置されている
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の像サーチ装置。
  3. 前記第1の再結像光学系は、光軸に沿って平行移動可能に保持されたズームレンズを含む
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項に記載の像サーチ装置。
  4. 前記像反転光学系と前記第1の再結像光学系との間に、前記第1の再結像光学系の光軸に沿って平行移動可能に保持されたフォーカスレンズを、更に備えた
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第3項の何れかに記載の像サーチ装置。
  5. 前記第1の再結像光学系により形成される像を撮像する撮像デバイスを、更に備えた
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第4項の何れかに記載の像サーチ装置。
  6. 前記対物光学系からの光束の一部を反射させるとともに残りの光束を透過させる分岐部材と、
    前記分岐部材により分岐された前記対物光学系からの光束が入射され、前記対物光学系によって形成される像を再結像する第2の再結像光学系とを、更に備えた
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第5項の何れかに記載の像サーチ装置。
  7. 前記第1の再結像光学系により形成される像を撮像する第1撮像デバイスと、
    前記第2の再結像光学系により形成される像を撮像する第2撮像デバイスとを、更に備えた
    ことを特徴とする特許請求の範囲第6項記載の像サーチ装置。
  8. 前記像反転光学系は、ダハ面を有するペシャンプリズムである
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の像サーチ装置。
  9. 前記像反転光学系は、ダハ面を有するアッベケーニッヒプリズムである
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の像サーチ装置。
  10. 前記像反転光学系は、第1型ポロプリズムである
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の像サーチ装置。
  11. 前記像反転光学系は、第2型ポロプリズムである
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の像サーチ装置。
  12. 前記像反転光学系は、第2型ポロプリズムが有する4つの反射面と等価な位置に配置される4つの反射面のうちの最も入射側にある第1の反射面が分岐部材として形成された構成を有している
    ことを特徴とする特許請求の範囲第6項記載の像サーチ装置。
  13. 前記第1の再結像光学系により形成される像を撮像する第1の撮像デバイスと、
    前記第2の再結像光学系により形成される像を撮像する第2の撮像デバイスとを、更に備えた
    ことを特徴とする特許請求の範囲第12項記載の像サーチ装置。
  14. 前記対物光学系は、120°以上の視野角を有する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の像サーチ装置。
  15. 前記対物光学系は、内視鏡に組み込まれている
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の像サーチ装置。
  16. 前記対物光学系は、監視カメラに組み込まれている
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の像サーチ装置。
JP2001345579A 2000-11-14 2001-11-12 像サーチ装置 Expired - Fee Related JP3967580B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001345579A JP3967580B2 (ja) 2000-11-14 2001-11-12 像サーチ装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000346439 2000-11-14
JP2000-346439 2000-11-14
JP2001345579A JP3967580B2 (ja) 2000-11-14 2001-11-12 像サーチ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002228944A JP2002228944A (ja) 2002-08-14
JP3967580B2 true JP3967580B2 (ja) 2007-08-29

Family

ID=26603926

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001345579A Expired - Fee Related JP3967580B2 (ja) 2000-11-14 2001-11-12 像サーチ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3967580B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004000506A (ja) * 2002-04-22 2004-01-08 Pentax Corp 内視鏡システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002228944A (ja) 2002-08-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6930705B2 (en) Image search device
US6717752B2 (en) Image search device
US8284482B2 (en) Stereoscopic microscope
US7050225B2 (en) Superimposing microscope having image pickup
EP0662625A2 (en) Microscope
JP2001108916A (ja) 硬性鏡光学系
US4673262A (en) Compact finder
JP3967580B2 (ja) 像サーチ装置
JP2004109488A (ja) 実体顕微鏡
JP2002245442A (ja) 像サーチ装置
US5847866A (en) Lens-barrel optical system and microscope apparatus
JPH0876030A (ja) 屈曲した覗き方向を有する立体内視鏡
JP2004219734A (ja) 実体顕微鏡
JP3033857B2 (ja) 実体顕微鏡
JP3609874B2 (ja) 立体視内視鏡
JP3998939B2 (ja) 光軸シフト光学系及び光軸分岐素子
JP3454851B2 (ja) 実体顕微鏡
JP4398003B2 (ja) 手術用顕微鏡
JP3668257B2 (ja) 複数視野方向型内視鏡
JP4261275B2 (ja) 像シフト装置
JP3479123B2 (ja) 複数画像立体視装置
JP2001264633A (ja) 光学系および光学装置
CN117270190A (zh) 镜筒装置和显微镜系统
JP4499223B2 (ja) 手術用顕微鏡
JP2024092409A (ja) 手術用顕微鏡システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070306

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070424

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070522

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070531

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110608

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees