JP3966188B2 - Sphygmomanometer - Google Patents

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晋一 文室
浩一 岡田
毅 湯浅
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンパクトで家庭用として最適な血圧計に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、生体(腕・手首)における血圧値を、オシロメトリック法を用いて測定する際に、腕・手の細い人、太い人に対しても、精度を安定して測定するためには、カフ帯の空気袋の容積を一定にするために、カフ帯を被験者の測定部位に予め一定の強さで巻き付ける必要がある。
【0003】
しかし、家庭用の安価な血圧計では、被験者自らが測定部位にカフ帯を巻き付ける必要のあるカフ帯分離型が大半である(例えば、特許文献1参照)。従って、被験者のカフ帯の巻き付け方によっては測定精度に影響が生じやすい。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−124127号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
また、被験者の巻き付けのバラツキをなくすために、オシロメトリック方式の自動巻き取り機構搭載の自動血圧計もあるが、サイズ的にも構造的にも家庭で使用するには適切なものではない。
【0006】
本発明は、上記問題を解消するためになされたもので、コンパクトで家庭用として最適な血圧計を提供することを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、カフ帯の自動巻き取り機構を有する血圧計において、
生体挿入用ブロックの内面に保持されたカフ帯の両端部が自動巻き取り機構に連結されていることを特徴とする血圧計を提供するものである。
【0008】
上記カフ帯の両端部は、巻き取り機構の巻き取り円筒部に連結されている構成とすることが好ましい。
【0009】
上記生体挿入用ブロック内に、生体置き台が設けられている構成とすることが好ましい。
【0010】
上記生体挿入用ブロックにロック部が設けられるとともに、上記巻き取り機構に、巻き取り初期位置と巻き取り上限位置とで上記ロック部でロックされる被ロック部が設けられている構成とすることが好ましい。
【0011】
上記血圧計は、血圧計本体と生体挿入用ブロックとに分割されて、血圧計本体に対して、生体挿入用ブロックが回動可能に支持されている構成とすることが好ましい。
【0012】
上記血圧計は、血圧計本体と生体挿入用ブロックとに分割されて、血圧計本体に対して、生体挿入用ブロックが着脱可能に支持されている構成とすることが好ましい。
【0013】
上記カフ帯の巻き取り量から生体周長を検知する手段が設けられている構成とすることが好ましい。
【0014】
巻き取り時に、上記カフ帯の締め付けを解除可能な緊急解除部材が設けられている構成とすることが好ましい。
【0015】
上記血圧計から表示手段および/または操作手段が分離されて、この表示手段および/または操作手段は、有線または無線で血圧計と接続されている構成とすることが好ましい。
【0016】
上記カフ帯に、カフ帯を緩め方向に引っ張るバネ部材が設けられている構成とすることが好ましい。
【0017】
上記カフ帯の巻き取り機構がモータであるとき、カフ帯が生体を締め付ける時のモータの電流変化量、またはこの電流変化量とカフ帯の内圧の変化量を検出して、締め付け量を制御する構成とすることが好ましい。
【0018】
上記カフ帯の内面に、距離感知センサが設けられている構成とすることが好ましい。
【0019】
【発明の作用および効果】
本発明においては、カフ帯は、片端部ではなくて両端部が巻き取られるから、カフ帯の巻き取り時間が短縮できるとともに、巻き取り径を減らすことができるので、血圧計を家庭用としてコンパクトにすることが可能となる。なお、カフ帯の両端部は、同一方向に巻き取る場合に限られず、反対方向に巻き取る場合も含まれるものである。
【0020】
請求項2であれば、カフ帯は、両端部が同時に同一方向に均等に巻き取られるから、カフ帯の巻き取り時間が半減できるとともに、巻き取り径を半減できるので、血圧計を家庭用として、よりコンパクトにすることが可能となる。
【0021】
請求項3であれば、生体置き台で被験者の腕等をしっかりと固定することができるから、カフ帯の巻き取り時に被験者の腕等が引っ張られなくなるので、巻き取りがスムーズになるとともに、巻き戻しもスムーズになる。
【0022】
請求項4であれば、巻き取り上限位置で被ロック部がロック部でロックされることにより、上限位置を認識することができるとともに、カフ帯が測定可能な周長の最小時で巻き取りを停止して、必要以上に巻き取り続けることを防ぐことができるとともに、巻き取り初期位置で被ロック部がロック部でロックされることにより、初期位置を認識することができる。また、ロック部と被ロック部とで機械的に停止させることができるので、位置センサ等を設ける必要がない。
【0023】
請求項5であれば、生体挿入用ブロックを回動させることで、身長の異なる被験者が測定する際や高さの異なる椅子や机で測定する際に、常に安定姿勢で測定することができる。
【0024】
請求項6であれば、生体挿入用ブロックを着脱可能にすることで、生体周長の異なる被験者が測定する際に、生体挿入用ブロックを交換することができ、カフ幅による判定精度の誤差を抑えることができる。
【0025】
請求項7であれば、カフ帯の巻き取り量から被験者の生体周長を検知することにより、生体周長に応じた血圧測定アルゴリズム(テーブル等)により血圧判定することができるので、より高精度な血圧判定を行うことができる。
【0026】
請求項8であれば、カフ帯の巻き取り時に、予期せぬ誤動作が発生したような緊急時に、被験者がカフ帯による腕等の締め付けを解除できるので、安全性が向上するようになる。
【0027】
請求項9であれば、左右いずれの腕等で血圧測定した際にも、表示手段(操作手段)と逆側に配置することができるので、表示手段が見やすく、操作手段が操作しやすくなる。
【0028】
請求項10であれば、血圧測定終了時のカフ帯の巻き付け解除の際に、バネ部材でカフ帯が引っ張られて迅速に緩められるようになる。
【0029】
請求項11であれば、被測定者の腕等にカフ帯を最適な締め付け量で巻き付けることにより、より高精度かつ信頼性(再現性)の高い血圧測定を行うことができる。
【0030】
請求項12であれば、距離感知センサでカフ帯と被験者の腕等との間の距離を検知して、被測定者の腕等にカフ帯を最適な締め付け量で巻き付けることにより、より高精度かつ信頼性(再現性)の高い血圧測定を行うことができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0032】
図1は、第1実施形態の血圧計1Aの生体挿入用ブロック2の斜視図である。
【0033】
血圧計1Aは、生体挿入用ブロック2と血圧計本体3(図7参照)とで構成されている。
【0034】
上記生体挿入用ブロック2は、図5(a)に断面を示すように、被験者(生体)の腕や手首等4が挿入可能な円筒状の剛体で構成されていて、その下部には、引き出し口2aが形成されている。
【0035】
上記生体挿入用ブロック2の内面には、カフ帯5が円筒状を維持するように保持されていて、このカフ帯5の両端部5a,5bは、上記引き出し口2aから外部の同一方向〔図5(a)では右側〕に引き出されている。
【0036】
上記カフ帯5には圧迫用と計測用の空気袋が収納され、この空気袋は、上記血圧計本体3に内蔵された加圧手段と排気手段とに接続されて、圧縮空気が給排されるようになる。また、上記血圧計本体3には、制御演算回路が内蔵されて、この制御演算回路で加圧手段と排気手段との圧縮空気の給排タイミングを制御するとともに、計測用の空気袋で捉えられた脈波信号を圧力センサで電気信号に変換して、この電気信号を血圧値等に演算処理するようになる。
【0037】
この演算処理された血圧値等は、表示手段(図15参照)15で表示されるとともに、記憶手段で記憶されるようになる。
【0038】
上記引き出し口2aから生体挿入用ブロック2の外部に引き出されたカフ帯5の両端部5a,5bは、自動巻き取り機構6に連結されている。この自動巻き取り機構6は、図2に示したようなモータで巻き取り円筒部7を回転させて、カフ帯5を同時に同一方向に巻き取るものに限られず、例えば、シリンダでカフ帯の両端部を同時に同一方向に引っ張るような機構も含むものである。
【0039】
第1実施形態の血圧計1Aであれば、被験者が腕等4を生体挿入用ブロック2内に挿入して、血圧計本体3の電源釦3c(図11参照)を押すと、先ず自動巻き取り機構6が作動して、カフ帯5の両端部5a,5bが同時に巻き取られる(シリンダであれば引っ張られる)から、片端部5a(若しくは5b)だけを巻き取る場合に比して、カフ帯5の巻き取り時間が短縮できるとともに、巻き取り径(シリンダであればストローク)を減らすことができるので、血圧計1Aを家庭用としてコンパクトにすることが可能となる。
【0040】
このように、あらゆる腕等4の太さの被験者に対しても、カフ帯5を適切な強さで、測定部位に自動的に巻き付けることができる。
【0041】
その後、カフ帯5の空気袋に圧縮空気を給排することにより、上述したような信号処理がなされて、測定された血圧値等が表示されるようになる。
【0042】
図5(a)では、カフ帯5の両端部5a,5bを同時に同一方向に巻き取る場合を示したが、図5(b)に示すように、カフ帯5の両端部5a,5bを反対方向〔図5(b)では左側と右側〕に引き出し、両端部5a,5bをそれぞれ自動巻き取り機構6に連結して、同時に反対方向に巻き取ることもできる。なお、必ずしも同時に巻き取る必要はなく、時差をつけて巻き取ることも可能である。
【0043】
図2は、第2実施形態の血圧計1Bの生体挿入用ブロック2の斜視図である。
【0044】
上記生体挿入用ブロック2の外部には、上記引き出し開口2aに対応して、モータで回転される巻き取り円筒部7が設けられ、この巻き取り円筒部7の外面にカフ帯5の両端部5a,5bが連結されている。
【0045】
第2実施形態の血圧計1Bであれば、巻き取り円筒部7の回転により、カフ帯5の両端部5a,5bが均等に巻き取られるから、片端部5a(若しくは5b)だけを巻き取る場合に比して、カフ帯5の巻き取り時間が半減できるとともに、巻き取り径を半減できるので、血圧計1Bを家庭用として、よりコンパクトにすることが可能となる。
【0046】
図3は、第3実施形態の血圧計1Cの生体挿入用ブロック2の斜視図である。
【0047】
上記生体挿入用ブロック2の内下部には、被験者の腕等4の置き台8が設けられている(図5参照)。
【0048】
第3実施形態の血圧計1Cであれば、置き台8に腕等4を置けば、腕等4をしっかりと固定することができるから、カフ帯5の巻き取り時に被験者の腕等4が引っ張られて、引き出し口2aに腕等4や袖部分が挟み込まれるおそれが無くなる。この結果、カフ帯5の巻き取りと巻き戻しがスムーズに行えるようになる。
【0049】
図4は、第4実施形態の血圧計1Dの生体挿入用ブロック2の斜視図である。
【0050】
上記生体挿入用ブロック2の外下部に、図6に詳細に示すように、巻き取り円筒部7の下方に側出する側出部2bを設けて、この側出部2bに突起状のロック部2cを一体形成する。
【0051】
また、上記巻き取り円筒部7の外面に、巻き取り初期位置と巻き取り上限位置とでロック部2cにロックされる被ロック部7aが一体形成されている。ここで、巻き取り初期位置とは、巻き取り円筒部7が右回転Rして、巻き取り円筒部7の被ロック部7aがロック部2cの右面に当て止められてロック(ストップ)されている図6の状態である。さらに、巻き取り上限位置とは、巻き取り円筒部7が左回転Lして、巻き取り円筒部7の被ロック部7aがロック部2cの左面に当て止められてロック(ストップ)されている状態である。
【0052】
第3実施形態の血圧計1Dであれば、巻き取り上限位置で被ロック部7aがロック部2cでロックされることにより、上限位置を認識することができるとともに、ロック部2cの位置を適当に設定しておけば、カフ帯5が測定可能な周長の最小時で巻き取りを停止して、必要以上に巻き取り続けることを防ぐことができる。
【0053】
また、巻き取り初期位置で被ロック部7aがロック部2cでロックされることにより、初期位置を認識することができる。また、ロック部2cと被ロック部7aとで機械的に停止させることができるので、位置センサ等を設ける必要がない。
【0054】
図7は、第5実施形態の血圧計1Eの斜視図である。
【0055】
上記血圧計1Eは、血圧計本体3と生体挿入用ブロック2とに分割されて、血圧計本体3に対して、生体挿入用ブロック2が上下回動可能に支持されている(矢印C参照)。
【0056】
具体的には、図8を参照すれば、血圧計本体3に側出アーム部3aを設け、この側出アーム部3aの血圧計本体3側に固定ヒンジピン9を取付けるとともに、側出アーム部3aの立ち上がり部3bに可動ヒンジピン10を設ける。この可動ヒンジピン10は、ねじ部10aによって出没操作することが可能になっている。
【0057】
第5実施形態の血圧計1Eであれば、各ヒンジピン9,10を中心にして、生体挿入用ブロック2を血圧計本体3に対して上下回動させることで、身長の異なる被験者が測定する際や高さの異なる椅子や机で測定する際に、常に安定姿勢で測定することができる。
【0058】
図8は、第6実施形態の血圧計1Fの斜視図である。
【0059】
上記血圧計1Fは、図7の血圧計1Eと同様に、血圧計本体3と生体挿入用ブロック2とに分割されて、図8(b)に示すように、血圧計本体3に側出アーム部3aを設け、この側出アーム部3aの血圧計本体3側に固定ヒンジピン9を取付けるとともに、側出アーム部3aの立ち上がり部3bに可動ヒンジピン10を設ける。この可動ヒンジピン10は、ねじ部10aによって出没操作することが可能になっている。
【0060】
第6実施形態の血圧計1Fであれば、第5実施形態の血圧計1Eと同様に、各ヒンジピン9,10で生体挿入用ブロック2を血圧計本体3に対して回動させることで、身長の異なる被験者が測定する際や高さの異なる椅子や机で測定する際に、常に安定姿勢で測定することができる。なお、第6実施形態の血圧計1Fは、必ずしも生体挿入用ブロック2を回動させる構成である必要はない。
【0061】
そして、可動ヒンジピン10のねじ部10aを緩めると、血圧計本体3に対して、生体挿入用ブロック2を取り外すことが可能になっている〔図8(a)の状態〕。
【0062】
したがって、生体挿入用ブロック2を血圧計本体3に対して着脱可能にすることで、腕周長等の異なる被験者が測定する際に、生体挿入用ブロック2を適当なサイズのものに交換することができ、どのような腕周長の被験者であってもカフ幅による判定精度の誤差を抑えることができる。
【0063】
図9は、第7実施形態の血圧計1Gの生体挿入用ブロック2の側面図である。
【0064】
この血圧計1Gには、カフ帯5の巻き取り量から腕周長等を検知する手段12が設けられている。
【0065】
具体的には、巻き取り円筒部7のモータのON−OFF時間を計測して、カフ帯5の巻き付け開始から巻き付け完了までの時間を計測することにより、カフ帯5の巻き取り量を検知し、結果として被験者の腕周長等を検知することができる。
【0066】
第7実施形態の血圧計1Gであれば、カフ帯5の巻き取り量から被験者の腕周長等を検知することにより、腕周長等に応じた血圧測定アルゴリズム(テーブル等)により血圧判定することができるので、より高精度な血圧判定を行うことができる。
【0067】
また、カフ帯5の巻き取り量(被験者の腕周長等)に応じた複数種類の血圧判定ソフトを準備して、腕周長等に応じた血圧判定ソフトを使い分けることにより、より高精度な血圧判定を実現することができる。
【0068】
図10は、第8実施形態の血圧計1Hの生体挿入用ブロック2の側面図である。
【0069】
上記生体挿入用ブロック2の引き出し口2aには、常時は、カフ帯5の上側となる端部5aの引き出し口2aの部分を押え付ける緊急解除部材13が設けられている(二点鎖線a参照)。
【0070】
この緊急解除部材13は、緊急時には、矢印Uのように手操作で上揺動させることができ、これによって、カフ帯5の締め付けが解除可能となる。
【0071】
第8実施形態の血圧計1Hであれば、カフ帯5の巻き取り時に、予期せぬ誤動作が発生したような緊急時に、被験者が緊急解除部材13を手操作で上揺動させれば、カフ帯5による腕等4の締め付けを直ちに解除できので、安全性が向上するようになる。
【0072】
図11は、第9実施形態の血圧計1Iの斜視図である。
【0073】
この血圧計1Iは、血圧計11から表示手段15〔操作手段(電源釦3c等)も含む〕が分離されて、この表示手段等15は、電線16による有線または無線で血圧計本体3と接続されている。
【0074】
第9実施形態の血圧計1Iであれば、左右いずれの腕等4で血圧測定した際にも、表示手段等15を動かして逆側に配置することができるので、被験者は、表示手段等15が見やすくなり、操作もしやすくなる。
【0075】
図12は、第10実施形態の血圧計1Jの生体挿入用ブロック2の側面図である。
【0076】
上記カフ帯5に、カフ帯5を緩め方向に引っ張る一対のバネ部材17が張設されている。
【0077】
第10実施形態の血圧計1Jであれば、血圧測定終了時のカフ帯5の巻き付け解除の際に、バネ部材17でカフ帯5が引っ張られて迅速に緩められるようになる。
【0078】
図9(第7実施形態と兼用)は、第11実施形態の血圧計1Kの生体挿入用ブロック2の側面図である。
【0079】
この血圧計1Kには、カフ帯5が腕等4を締め付ける時の巻き取り円筒部7のモータの電流変化量、またはこの電流変化量とカフ帯の内圧の変化量を検出して、締め付け量を制御する手段18が設けられている。
【0080】
具体的には、カフ帯5の巻き付けの際、巻き取り円筒部7のモータの電流を検知することにより、被験者の腕等4に対する適切な巻き付け状態を検知することができる。
【0081】
すなわち、巻き取り円筒部7のモータは、被験者の腕等4にカフ帯5をぴったりと巻き付けるに従ってモータ電流値が徐々に大きくなり、モータロック状態において、さらに電流値が増大する。このようなモータ電流値の変化を検知することにより、カフ帯5の巻き付け状態を検知し、最適な巻き付けを制御することが可能となる。
【0082】
第11実施形態の血圧計1Kであれば、被測定者の腕等4にカフ帯5を最適な締め付け量で巻き付けることにより、より高精度かつ信頼性(再現性)の高い血圧測定を行うことができる。
【0083】
また、モータ電流値と併せて、若干空気を入れたカフ帯5の内圧を検知することにより、被験者の腕等4に対するより適切な巻き付け状態を検知することができる。
【0084】
図13は、第12実施形態の血圧計1Lの生体挿入用ブロック2の側面図である。
【0085】
上記カフ帯5の内面に、例えば円周上3等分位置に距離感知センサ19が貼付けて設けられている。
【0086】
第12実施形態の血圧計1Lであれば、距離感知センサ19でカフ帯5と被験者の腕等4との間の距離を検知して、被測定者の腕等4にカフ帯5を最適な締め付け量で巻き付けることにより、より高精度かつ信頼性(再現性)の高い血圧測定を行うことができる。
【0087】
図14は、第1参考例の血圧計1Mの斜視図である。
【0088】
土台となる生体置き台21が設けられ、この置き台21の上面に、被験者の腕等4を置くための半円状に窪ませた窪み部21aが形成されている。
【0089】
上記カフ帯5の下半分5Aは、上記窪み部21aに沿って固定されるとともに、カフ帯5の上半分5Bは、フリーな状態となっていて、この上半部5Bの先端には、メカニカルファスナーの雌係止部(雄係止部でも可)22aが取付けられ、上記生体置き台21の側面には、メカニカルファスナーの雄係止部(雌係止部でも可)22bが取付けられている。
【0090】
ここで、メカニカルファスナーとは、フック状の雄係止部とループ状の雌係止部とが対をなして、両者を強く圧迫すると雄係止部と雌係止部とが相互に外れにくいように係止されるとともに、雄係止部と雌係止部とを手で強く引き剥がすと雄係止部と雌係止部との係止が外れるものをいい、面ファスナーとも呼ばれている。なお、カフ帯5の上半分5Bの先端を生体置き台21に係止する手段としては、メカニカルファスナーに限られるものではなく、要するに着脱可能に係止(結合)できるものであれば良い。
【0091】
第1参考例の血圧計1Mであれば、被験者は、置き台21の上に片方の腕等4を置いて、上半分5Bのカフ帯5を他方の手で持って、腕等4に巻き付けながら、雌係止部22aを置き台21の雄係止部22bに係止することで、カフ帯5を腕等にしっかり確実に巻き付けることができる。
【0092】
図15は、第2参考例の血圧計1Nであり、(a)は斜視図、(b)は断面図である。
【0093】
生体挿入用ブロック2が設けられて、この生体挿入用ブロック2の内面下部には凹部2dが形成されている。上記カフ帯5は、円筒状に形成されて、生体挿入用ブロック2の内面に保持されている。
【0094】
上記生体挿入用ブロック2内下部には、カフ帯5の内側に位置して、被験者の腕等4の置き台23が上下動可能に設けられている。
【0095】
第2参考例の血圧計1Nであれば、生体挿入用ブロック2に保持されたカフ帯5に対して置き台23が下動することで、この置き台23でカフ帯5の下部分5cが凹部2d内に引っ張り込まれることになり、カフ帯5が腕等4を締め付けるので、巻き取り機構6等が不要で、コンパクトになる。
【0096】
図16は、第3参考例の血圧計1Oであり、(a)は斜視図、(b)は断面図である。
【0097】
生体挿入用ブロック2が設けられて、この生体挿入用ブロック2の内面に、拡縮径可能な外郭剛体部24が設けられ、この外郭剛体部24の内面に、カフ帯5が保持されている。
【0098】
上記外郭剛体部24は、例えば撮影レンズの絞り機構のように拡縮径作動するように構成されている。
【0099】
第3参考例の血圧計1Oであれば、生体挿入用ブロック2の内面の外郭剛体部24が縮径することで、カフ帯5が締め付け方向に縮径されることになり、カフ帯5が腕等4を締め付けるので、巻き取り機構6等が不要で、コンパクトになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の生体挿入用ブロックの斜視図である。
【図2】 第2実施形態の生体挿入用ブロックの斜視図である。
【図3】 第3実施形態の生体挿入用ブロックの斜視図である。
【図4】 第4実施形態の生体挿入用ブロックの斜視図である。
【図5】 生体挿入用ブロックであり、(a)は断面図、(b)はカフ帯の両端部を異なる方向に巻き取る例の断面図である。
【図6】 ロック部の側面図である。
【図7】 第5実施形態の血圧計であり、(a)は斜視図、(b)は側面図である。
【図8】 第6実施形態の血圧計であり、(a)は斜視図、(b)はヒンジ部の拡大断面図である。
【図9】 第7実施形態と第11実施形態の生体挿入用ブロックの側面図である。
【図10】 第8実施形態の生体挿入用ブロックの側面図である。
【図11】 第9実施形態の血圧計の斜視図である。
【図12】 第10実施形態の生体挿入用ブロックの側面図である。
【図13】 第12実施形態の生体挿入用ブロックの側面図である。
【図14】 第1参考例の血圧計の斜視図である。
【図15】 第2参考例の血圧計であり、(a)は斜視図、(b)は生体挿入用ブロックの側面断面図である。
【図16】 第3参考例の血圧計であり、(a)は斜視図、(b)は生体挿入用ブロックの側面断面図である。
【符号の説明】
1A〜1O 血圧計
2 生体挿入用ブロック
2c ロック突起
3 血圧計本体
4 腕等
5 カフ帯
5a,5b 両端部
6 自動巻き取り機構
7 巻き取り円筒部
7a 被ロック部
8 置き台
9 固定ヒンジピン
10 可動ヒンジピン
12 腕周長等の検知手段
13 緊急解除部材
15 表示手段
17 バネ部材
18 締め付け量制御手段
19 距離感知手段
21,23 置き台
24 外郭剛体部
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a sphygmomanometer that is compact and optimal for home use.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, when measuring blood pressure values in living bodies (arms / wrists) using the oscillometric method, cuffs have been used in order to stably measure the accuracy of thin and thick people. In order to make the band air bag volume constant, it is necessary to wrap the cuff band around the measurement site of the subject with a certain strength in advance.
[0003]
However, most of inexpensive sphygmomanometers for home use have a cuff band separation type in which the subject himself / herself needs to wrap the cuff band around the measurement site (see, for example, Patent Document 1). Therefore, measurement accuracy is likely to be affected depending on how the subject's cuff is wound.
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 7-124127
[Problems to be solved by the invention]
There is also an automatic sphygmomanometer equipped with an oscillometric automatic winding mechanism in order to eliminate variations in the winding of the subject, but it is not suitable for home use in terms of size and structure.
[0006]
The present invention has been made to solve the above problems, and an object of the present invention is to provide a sphygmomanometer that is compact and optimal for home use.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the present invention provides a sphygmomanometer having an automatic winding mechanism of a cuff belt,
A sphygmomanometer is provided in which both ends of a cuff belt held on the inner surface of a living body insertion block are connected to an automatic winding mechanism.
[0008]
It is preferable that both ends of the cuff belt are connected to the winding cylindrical portion of the winding mechanism.
[0009]
It is preferable that a living body table is provided in the living body insertion block.
[0010]
The living body insertion block is provided with a locking portion, and the winding mechanism is provided with a locked portion that is locked by the locking portion at the winding initial position and the winding upper limit position. preferable.
[0011]
The sphygmomanometer is preferably divided into a sphygmomanometer body and a living body insertion block, and the living body insertion block is rotatably supported with respect to the sphygmomanometer body.
[0012]
The sphygmomanometer is preferably divided into a sphygmomanometer body and a living body insertion block, and the living body insertion block is detachably supported on the sphygmomanometer body.
[0013]
It is preferable to adopt a configuration in which means for detecting the circumference of the living body is provided from the winding amount of the cuff band.
[0014]
It is preferable that an emergency release member that can release the tightening of the cuff belt is provided at the time of winding.
[0015]
It is preferable that display means and / or operation means are separated from the sphygmomanometer, and the display means and / or operation means are connected to the sphygmomanometer by wire or wirelessly.
[0016]
The cuff band is preferably provided with a spring member that loosens the cuff band and pulls it in the direction.
[0017]
When the winding mechanism of the cuff belt is a motor, the amount of current change of the motor when the cuff belt tightens the living body, or the amount of current change and the amount of change in the internal pressure of the cuff belt is detected to control the tightening amount. A configuration is preferable.
[0018]
It is preferable that a distance detection sensor is provided on the inner surface of the cuff belt.
[0019]
Operation and effect of the invention
In the present invention, since the cuff belt is wound up at both ends instead of one end, the winding time of the cuff belt can be shortened and the winding diameter can be reduced, so the sphygmomanometer is compact for home use. It becomes possible to. It should be noted that both ends of the cuff belt are not limited to winding in the same direction, and include cases where winding is performed in the opposite direction.
[0020]
If it is Claim 2, since both ends will be simultaneously wound up in the same direction equally, the cuff belt can halve the winding time of the cuff belt and the winding diameter can be halved. It becomes possible to make it more compact.
[0021]
If it is Claim 3, since a test subject's arm etc. can be firmly fixed with a living body stand, since a test subject's arm etc. will not be pulled at the time of winding up a cuff belt, while winding up becomes smooth, winding up The return is also smooth.
[0022]
If it is Claim 4, while a to-be-locked part is locked by a lock part in a winding upper limit position, while being able to recognize an upper limit position, winding is carried out at the time of the minimum circumference which can measure a cuff belt. It can stop and prevent winding more than necessary, and it can recognize an initial position by locking a to-be-locked part by a lock part in the winding initial position. Further, since the locking portion and the locked portion can be mechanically stopped, there is no need to provide a position sensor or the like.
[0023]
If it is Claim 5, it can always measure with a stable posture, when a subject with different height measures, or when measuring with a chair or a desk with different height by rotating the living body insertion block.
[0024]
If it is Claim 6, when the test subject with different living body circumference measures by making the living body insertion block removable, the living body insertion block can be exchanged, and the error in the determination accuracy due to the cuff width Can be suppressed.
[0025]
According to the seventh aspect, the blood pressure can be determined by a blood pressure measurement algorithm (such as a table) corresponding to the living body circumference by detecting the living body circumference of the subject from the winding amount of the cuff belt, so that the accuracy is higher. Blood pressure can be determined.
[0026]
According to the eighth aspect, the safety can be improved because the subject can release the tightening of the arm or the like by the cuff belt in an emergency in which an unexpected malfunction occurs during winding of the cuff belt.
[0027]
According to the ninth aspect, even when the blood pressure is measured with either the left or right arm, the display means (operating means) can be disposed on the opposite side, so that the display means is easy to see and the operating means is easy to operate.
[0028]
According to the tenth aspect, when the cuff band is unwrapped at the end of blood pressure measurement, the cuff band is pulled by the spring member so that it can be quickly loosened.
[0029]
According to the eleventh aspect, the blood pressure can be measured with higher accuracy and higher reliability (reproducibility) by wrapping the cuff band around the arm of the measurement subject with the optimum tightening amount.
[0030]
According to the twelfth aspect, the distance detection sensor detects the distance between the cuff belt and the arm of the subject, and wraps the cuff belt around the arm of the measurement subject with the optimum tightening amount. In addition, blood pressure can be measured with high reliability (reproducibility).
[0031]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0032]
FIG. 1 is a perspective view of the living body insertion block 2 of the sphygmomanometer 1A of the first embodiment.
[0033]
The sphygmomanometer 1A includes a living body insertion block 2 and a sphygmomanometer body 3 (see FIG. 7).
[0034]
The living body insertion block 2 is formed of a cylindrical rigid body into which the subject's (living body) arm, wrist, etc. 4 can be inserted as shown in a cross section in FIG. A mouth 2a is formed.
[0035]
The cuff strip 5 is held on the inner surface of the living body insertion block 2 so as to maintain a cylindrical shape, and both end portions 5a and 5b of the cuff strip 5 are connected to the outside in the same direction [see FIG. 5 (a), right side].
[0036]
The cuff belt 5 stores compression and measurement air bags, which are connected to pressurization means and exhaust means built in the sphygmomanometer body 3 to supply and discharge compressed air. Become so. The sphygmomanometer body 3 has a built-in control arithmetic circuit, which controls the supply / exhaust timing of the compressed air between the pressurizing means and the exhaust means, and is captured by a measurement air bag. The obtained pulse wave signal is converted into an electric signal by a pressure sensor, and this electric signal is processed into a blood pressure value or the like.
[0037]
The calculated blood pressure value and the like are displayed on the display means (see FIG. 15) 15 and stored in the storage means.
[0038]
Both end portions 5a and 5b of the cuff belt 5 drawn out of the living body insertion block 2 from the drawing port 2a are connected to the automatic winding mechanism 6. This automatic winding mechanism 6 is not limited to the one that rotates the winding cylindrical portion 7 with a motor as shown in FIG. 2 and simultaneously winds the cuff band 5 in the same direction. A mechanism that simultaneously pulls the parts in the same direction is also included.
[0039]
In the case of the sphygmomanometer 1A of the first embodiment, when the subject inserts the arm or the like 4 into the living body insertion block 2 and presses the power button 3c (see FIG. 11) of the sphygmomanometer body 3, automatic winding is first performed. Since the mechanism 6 is actuated so that both ends 5a and 5b of the cuff strip 5 are wound up at the same time (if the cylinder is pulled), the cuff strip is compared with the case where only one end 5a (or 5b) is wound up. 5 can be shortened and the winding diameter (stroke if a cylinder) can be reduced, so that the sphygmomanometer 1A can be made compact for home use.
[0040]
In this way, the cuff band 5 can be automatically wound around the measurement site with appropriate strength even for subjects having a thickness of 4 such as arms.
[0041]
Thereafter, the compressed air is supplied to and discharged from the air bag of the cuff belt 5 to perform the signal processing as described above, and the measured blood pressure value and the like are displayed.
[0042]
5 (a) shows a case where both ends 5a, 5b of the cuff belt 5 are simultaneously wound in the same direction, but both ends 5a, 5b of the cuff belt 5 are opposite as shown in FIG. 5 (b). It is also possible to draw out in the direction (left and right in FIG. 5B) and connect both ends 5a and 5b to the automatic winding mechanism 6 respectively and wind in the opposite direction at the same time. It is not always necessary to wind up at the same time, and it is possible to wind up with a time difference.
[0043]
FIG. 2 is a perspective view of the living body insertion block 2 of the sphygmomanometer 1B of the second embodiment.
[0044]
Outside the living body insertion block 2, a take-up cylindrical portion 7 that is rotated by a motor is provided corresponding to the drawer opening 2a, and both end portions 5a of the cuff belt 5 are provided on the outer surface of the take-up cylindrical portion 7. , 5b are connected.
[0045]
In the case of the sphygmomanometer 1B according to the second embodiment, both ends 5a and 5b of the cuff belt 5 are evenly wound by the rotation of the winding cylindrical part 7, and therefore only one end 5a (or 5b) is wound. Compared to the above, since the winding time of the cuff belt 5 can be halved and the winding diameter can be halved, the sphygmomanometer 1B can be made more compact for home use.
[0046]
FIG. 3 is a perspective view of the biological insertion block 2 of the sphygmomanometer 1C according to the third embodiment.
[0047]
A table 8 for the subject's arms 4 and the like is provided in the lower part of the living body insertion block 2 (see FIG. 5).
[0048]
In the case of the sphygmomanometer 1C of the third embodiment, the arm 4 can be firmly fixed by placing the arm 4 on the pedestal 8, so that the arm 4 of the subject is pulled when the cuff belt 5 is wound. Thus, there is no possibility that the arm 4 or the sleeve part is caught in the drawer opening 2a. As a result, the cuff belt 5 can be smoothly wound and rewound.
[0049]
FIG. 4 is a perspective view of the living body insertion block 2 of the sphygmomanometer 1D of the fourth embodiment.
[0050]
As shown in detail in FIG. 6, a side protruding portion 2 b that protrudes below the winding cylindrical portion 7 is provided on the outer lower portion of the living body insertion block 2, and a protruding lock portion is provided on the side protruding portion 2 b. 2c is integrally formed.
[0051]
Further, a locked portion 7 a that is locked to the lock portion 2 c at the initial winding position and the upper winding upper limit position is integrally formed on the outer surface of the winding cylindrical portion 7. Here, the winding initial position means that the winding cylindrical portion 7 rotates R to the right, and the locked portion 7a of the winding cylindrical portion 7 is locked against the right surface of the locking portion 2c. It is the state of FIG. Furthermore, the winding upper limit position is a state in which the winding cylindrical portion 7 is rotated to the left L, and the locked portion 7a of the winding cylindrical portion 7 is locked against the left surface of the lock portion 2c and locked (stopped). It is.
[0052]
In the sphygmomanometer 1D according to the third embodiment, the locked portion 7a is locked by the lock portion 2c at the winding upper limit position so that the upper limit position can be recognized and the position of the lock portion 2c is appropriately set. If it is set, it is possible to prevent the cuff belt 5 from being wound up at the minimum circumference that can be measured and to keep winding up more than necessary.
[0053]
Further, the locked portion 7a is locked by the lock portion 2c at the initial winding position, whereby the initial position can be recognized. Further, since the locking portion 2c and the locked portion 7a can be mechanically stopped, there is no need to provide a position sensor or the like.
[0054]
FIG. 7 is a perspective view of a sphygmomanometer 1E according to the fifth embodiment.
[0055]
The sphygmomanometer 1E is divided into a sphygmomanometer body 3 and a living body insertion block 2, and the sphygmomanometer block 2 is supported so as to be rotatable up and down with respect to the sphygmomanometer body 3 (see arrow C). .
[0056]
Specifically, referring to FIG. 8, the blood pressure monitor main body 3 is provided with a side arm portion 3a, a fixed hinge pin 9 is attached to the blood pressure meter main body 3 side of the side arm arm 3a, and the side arm portion 3a. The movable hinge pin 10 is provided at the rising portion 3b. The movable hinge pin 10 can be moved in and out by a screw portion 10a.
[0057]
In the case of the sphygmomanometer 1E according to the fifth embodiment, when the subjects having different heights measure by rotating the living body insertion block 2 up and down with respect to the sphygmomanometer body 3 around the hinge pins 9 and 10, respectively. When measuring with chairs and desks with different heights, it is always possible to measure in a stable posture.
[0058]
FIG. 8 is a perspective view of a sphygmomanometer 1F of the sixth embodiment.
[0059]
The sphygmomanometer 1F is divided into a sphygmomanometer body 3 and a living body insertion block 2 in the same manner as the sphygmomanometer 1E of FIG. 7, and as shown in FIG. The fixed hinge pin 9 is attached to the blood pressure monitor main body 3 side of the side arm 3a, and the movable hinge pin 10 is provided to the rising portion 3b of the side arm 3a. The movable hinge pin 10 can be moved in and out by a screw portion 10a.
[0060]
In the case of the sphygmomanometer 1F of the sixth embodiment, similarly to the sphygmomanometer 1E of the fifth embodiment, the living body insertion block 2 is rotated with respect to the sphygmomanometer body 3 by the hinge pins 9 and 10 so as to be tall. When a subject having a different height measures or when measuring with a chair or desk having a different height, the measurement can always be performed in a stable posture. Note that the sphygmomanometer 1F of the sixth embodiment is not necessarily configured to rotate the living body insertion block 2.
[0061]
When the screw portion 10a of the movable hinge pin 10 is loosened, the living body insertion block 2 can be removed from the sphygmomanometer main body 3 (state shown in FIG. 8A).
[0062]
Therefore, by making the living body insertion block 2 detachable from the sphygmomanometer body 3, the living body insertion block 2 can be replaced with an appropriate size when subjects with different arm circumferences measure. Therefore, the test accuracy error due to the cuff width can be suppressed even if the subject has any arm circumference.
[0063]
FIG. 9 is a side view of the living body insertion block 2 of the sphygmomanometer 1G of the seventh embodiment.
[0064]
The sphygmomanometer 1G is provided with means 12 for detecting the arm circumference from the amount of winding of the cuff belt 5.
[0065]
Specifically, the amount of winding of the cuff belt 5 is detected by measuring the ON-OFF time of the motor of the winding cylindrical portion 7 and measuring the time from the start of winding of the cuff belt 5 to the completion of winding. As a result, the arm circumference of the subject can be detected.
[0066]
In the case of the sphygmomanometer 1G of the seventh embodiment, blood pressure is determined by a blood pressure measurement algorithm (such as a table) corresponding to the arm circumference by detecting the arm circumference of the subject from the amount of winding of the cuff belt 5. Therefore, it is possible to perform blood pressure determination with higher accuracy.
[0067]
Further, by preparing a plurality of types of blood pressure determination software corresponding to the amount of winding of the cuff belt 5 (the subject's arm circumference, etc.), and using different blood pressure determination software according to the arm circumference, etc., more accurate Blood pressure determination can be realized.
[0068]
FIG. 10 is a side view of the living body insertion block 2 of the sphygmomanometer 1H according to the eighth embodiment.
[0069]
An emergency release member 13 is provided at the drawer port 2a of the living body insertion block 2 so as to press the portion of the drawer port 2a of the end portion 5a on the upper side of the cuff belt 5 (see the two-dot chain line a). ).
[0070]
In an emergency, the emergency release member 13 can be swung up manually as indicated by an arrow U, whereby the tightening of the cuff belt 5 can be released.
[0071]
In the case of the sphygmomanometer 1H according to the eighth embodiment, if the subject manually swings the emergency release member 13 in an emergency where an unexpected malfunction occurs when the cuff band 5 is wound, the cuff Since the tightening of the arm 4 by the belt 5 can be immediately released, the safety is improved.
[0072]
FIG. 11 is a perspective view of a sphygmomanometer 1I according to the ninth embodiment.
[0073]
This sphygmomanometer 1I is separated from the sphygmomanometer 11 by display means 15 (including operation means (power button 3c etc.)), and this display means etc. 15 is connected to the sphygmomanometer main body 3 by wire or wirelessly by an electric wire 16. Has been.
[0074]
With the sphygmomanometer 1I of the ninth embodiment, when the blood pressure is measured with either the left or right arm 4 or the like, the display means 15 can be moved and placed on the opposite side. Becomes easier to see and operate.
[0075]
FIG. 12 is a side view of the biological insertion block 2 of the sphygmomanometer 1J according to the tenth embodiment.
[0076]
A pair of spring members 17 that stretch the cuff band 5 in the loosening direction are stretched on the cuff band 5.
[0077]
With the sphygmomanometer 1J of the tenth embodiment, the cuff band 5 is pulled by the spring member 17 and quickly released when the cuff band 5 is unwrapped at the end of blood pressure measurement.
[0078]
FIG. 9 (also used in the seventh embodiment) is a side view of the living body insertion block 2 of the sphygmomanometer 1K according to the eleventh embodiment.
[0079]
The sphygmomanometer 1K detects the amount of change in current of the motor of the winding cylindrical portion 7 when the cuff belt 5 tightens the arm 4 or the like, or the amount of change in current and the amount of change in the internal pressure of the cuff belt to detect the tightening amount. Means 18 for controlling the above are provided.
[0080]
Specifically, when the cuff band 5 is wound, by detecting the current of the motor of the winding cylindrical portion 7, it is possible to detect an appropriate winding state around the arm 4 of the subject.
[0081]
That is, the motor of the winding cylindrical portion 7 gradually increases in motor current value as the cuff band 5 is tightly wound around the subject's arm 4 or the like, and the current value further increases in the motor lock state. By detecting such a change in the motor current value, it is possible to detect the winding state of the cuff belt 5 and control the optimal winding.
[0082]
In the case of the sphygmomanometer 1K according to the eleventh embodiment, the blood pressure measurement with higher accuracy and higher reliability (reproducibility) is performed by winding the cuff band 5 around the arm 4 or the like 4 of the measurement subject with an optimum tightening amount. Can do.
[0083]
Further, by detecting the internal pressure of the cuff belt 5 in which a little air is put together with the motor current value, a more appropriate winding state around the arm 4 of the subject can be detected.
[0084]
FIG. 13 is a side view of the living body insertion block 2 of the sphygmomanometer 1L according to the twelfth embodiment.
[0085]
A distance detection sensor 19 is attached to the inner surface of the cuff belt 5 at, for example, a position equally divided into three on the circumference.
[0086]
In the sphygmomanometer 1L according to the twelfth embodiment, the distance sensor 19 detects the distance between the cuff band 5 and the arm 4 of the subject, and the cuff band 5 is optimally applied to the arm 4 of the subject. By winding with the tightening amount, blood pressure can be measured with higher accuracy and higher reliability (reproducibility).
[0087]
FIG. 14 is a perspective view of a sphygmomanometer 1M of the first reference example .
[0088]
A living body table 21 serving as a base is provided, and on the upper surface of the table 21, a hollow portion 21 a that is recessed in a semicircular shape for placing the arm 4 or the like of the subject is formed.
[0089]
The lower half 5A of the cuff band 5 is fixed along the hollow portion 21a, and the upper half 5B of the cuff band 5 is in a free state. A female locking portion (a male locking portion) 22a of a fastener is attached, and a male locking portion (a female locking portion) 22b of a mechanical fastener is attached to the side surface of the living body table 21. .
[0090]
Here, the mechanical fastener means that the hook-shaped male locking portion and the loop-shaped female locking portion make a pair, and if the two are strongly pressed, the male locking portion and the female locking portion are not easily separated from each other. And when the male locking portion and the female locking portion are strongly peeled off by hand, the locking between the male locking portion and the female locking portion is released. Yes. The means for locking the tip of the upper half 5B of the cuff belt 5 to the living body table 21 is not limited to a mechanical fastener, and may be anything that can be detachably locked (coupled).
[0091]
In the case of the sphygmomanometer 1M of the first reference example , the subject places one arm 4 on the table 21, holds the cuff 5 of the upper half 5B with the other hand, and wraps around the arm 4 etc. However, by locking the female locking portion 22a to the male locking portion 22b of the pedestal 21, the cuff belt 5 can be securely wound around the arm or the like.
[0092]
FIG. 15 shows a sphygmomanometer 1N of the second reference example , where (a) is a perspective view and (b) is a cross-sectional view.
[0093]
A living body insertion block 2 is provided, and a recessed portion 2d is formed in the lower part of the inner surface of the living body insertion block 2. The cuff band 5 is formed in a cylindrical shape and is held on the inner surface of the living body insertion block 2.
[0094]
In the lower part of the living body insertion block 2, a pedestal 23 for the subject's arm 4 and the like is provided so as to be vertically movable, located inside the cuff belt 5.
[0095]
In the case of the sphygmomanometer 1N of the second reference example, the table 23 moves downward with respect to the cuff band 5 held by the living body insertion block 2, so that the lower portion 5c of the cuff band 5 is moved by the table 23. Since the cuff strip 5 is pulled into the recess 2d and the arm 4 or the like is tightened, the take-up mechanism 6 or the like is unnecessary and the size is reduced.
[0096]
FIG. 16 shows a blood pressure monitor 1O of the third reference example , where (a) is a perspective view and (b) is a cross-sectional view.
[0097]
A living body insertion block 2 is provided, and an outer shell rigid body portion 24 capable of expanding and contracting is provided on the inner surface of the living body insertion block 2, and the cuff band 5 is held on the inner surface of the outer shell rigid body portion 24.
[0098]
The outer rigid body portion 24 is configured to operate with an increasing / decreasing diameter like, for example, a diaphragm mechanism of a photographing lens.
[0099]
In the case of the sphygmomanometer 1O of the third reference example, the diameter of the outer rigid body portion 24 on the inner surface of the living body insertion block 2 is reduced, so that the cuff band 5 is reduced in the tightening direction. Since the arm or the like 4 is tightened, the winding mechanism 6 or the like is unnecessary, and the size is reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a living body insertion block according to a first embodiment.
FIG. 2 is a perspective view of a living body insertion block according to a second embodiment.
FIG. 3 is a perspective view of a living body insertion block according to a third embodiment.
FIG. 4 is a perspective view of a living body insertion block according to a fourth embodiment.
5A and 5B are biological insertion blocks, where FIG. 5A is a cross-sectional view, and FIG. 5B is a cross-sectional view of an example in which both ends of a cuff belt are wound in different directions.
FIG. 6 is a side view of a lock portion.
7 is a sphygmomanometer according to a fifth embodiment, (a) is a perspective view, and (b) is a side view. FIG.
8 is a sphygmomanometer according to a sixth embodiment, (a) is a perspective view, and (b) is an enlarged cross-sectional view of a hinge portion. FIG.
FIG. 9 is a side view of living body insertion blocks according to seventh and eleventh embodiments.
FIG. 10 is a side view of a living body insertion block according to an eighth embodiment.
FIG. 11 is a perspective view of a sphygmomanometer according to a ninth embodiment.
FIG. 12 is a side view of a living body insertion block according to a tenth embodiment.
FIG. 13 is a side view of a living body inserting block according to a twelfth embodiment.
FIG. 14 is a perspective view of a sphygmomanometer of a first reference example .
FIG. 15 is a sphygmomanometer of a second reference example , (a) is a perspective view, and (b) is a side sectional view of a living body insertion block.
FIG. 16 is a sphygmomanometer of a third reference example , (a) is a perspective view, and (b) is a side sectional view of a living body insertion block.
[Explanation of symbols]
1A to 1O Sphygmomanometer 2 Biological insertion block 2c Lock projection 3 Sphygmomanometer body 4 Arm etc. 5 Cuff bands 5a, 5b Both ends 6 Automatic winding mechanism 7 Winding cylindrical part 7a Locked part 8 Stand 9 Fixed hinge pin 10 Movable Hinge pin 12 Arm circumference detection means 13 Emergency release member 15 Display means 17 Spring member 18 Tightening amount control means 19 Distance sensing means 21, 23 Stand 24 Outer rigid body

Claims (12)

カフ帯の自動巻き取り機構を有する血圧計において、
生体挿入用ブロックの内面に保持されたカフ帯の両端部が自動巻き取り機構に連結されていることを特徴とする血圧計。
In a sphygmomanometer having a cuff belt automatic winding mechanism,
A sphygmomanometer, characterized in that both ends of the cuff belt held on the inner surface of the living body insertion block are connected to an automatic winding mechanism.
上記カフ帯の両端部は、上記巻き取り機構の巻き取り円筒部に連結されている請求項1記載の血圧計。  The sphygmomanometer according to claim 1, wherein both end portions of the cuff belt are connected to a winding cylindrical portion of the winding mechanism. 上記生体挿入用ブロック内に、生体置き台が設けられている請求項1記載の血圧計。  The sphygmomanometer according to claim 1, wherein a living body stand is provided in the living body insertion block. 上記生体挿入用ブロックにロック部が設けられるとともに、上記巻き取り機構に、巻き取り初期位置と巻き取り上限位置とで上記ロック部でロックされる被ロック部が設けられている請求項1記載の血圧計。  The lock part is provided in the said living body insertion block, and the to-be-locked part locked by the said lock part is provided in the said winding mechanism in the winding-up initial position and winding-up upper limit position. Sphygmomanometer. 上記血圧計は、血圧計本体と生体挿入用ブロックとに分割されて、血圧計本体に対して、生体挿入用ブロックが回動可能に支持されている請求項1記載の血圧計。  The sphygmomanometer according to claim 1, wherein the sphygmomanometer is divided into a sphygmomanometer body and a living body insertion block, and the living body insertion block is rotatably supported with respect to the sphygmomanometer body. 上記血圧計は、血圧計本体と生体挿入用ブロックとに分割されて、血圧計本体に対して、生体挿入用ブロックが着脱可能に支持されている請求項1記載の血圧計。  The sphygmomanometer according to claim 1, wherein the sphygmomanometer is divided into a sphygmomanometer body and a living body insertion block, and the living body insertion block is detachably supported on the sphygmomanometer body. 上記カフ帯の巻き取り量から生体周長を検知する手段が設けられている請求項1記載の血圧計。  The sphygmomanometer according to claim 1, further comprising means for detecting the circumference of the living body from the winding amount of the cuff band. 巻き取り時に、上記カフ帯の締め付けを解除可能な緊急解除部材が設けられている請求項1記載の血圧計。  The sphygmomanometer according to claim 1, further comprising an emergency release member capable of releasing the tightening of the cuff belt during winding. 上記血圧計から表示手段および/または操作手段が分離されて、この表示手段および/または操作手段は、有線または無線で血圧計と接続されている請求項1記載の血圧計。  The sphygmomanometer according to claim 1, wherein display means and / or operation means are separated from the sphygmomanometer, and the display means and / or operation means are connected to the sphygmomanometer by wire or wirelessly. 上記カフ帯に、カフ帯を緩め方向に引っ張るバネ部材が設けられている請求項1記載の血圧計。  The sphygmomanometer according to claim 1, wherein the cuff band is provided with a spring member that loosens the cuff band in a loosening direction. 上記カフ帯の巻き取り機構がモータであるとき、カフ帯が生体を締め付ける時のモータの電流変化量、またはこの電流変化量とカフ帯の内圧の変化量を検出して、締め付け量を制御する請求項1記載の血圧計。  When the winding mechanism of the cuff belt is a motor, the amount of current change of the motor when the cuff belt tightens the living body, or the amount of current change and the amount of change in the internal pressure of the cuff belt is detected to control the tightening amount. The blood pressure monitor according to claim 1. 上記カフ帯の内面に、距離感知センサが設けられている請求項1記載の血圧計。  The sphygmomanometer according to claim 1, wherein a distance detection sensor is provided on an inner surface of the cuff band.
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