JP3966079B2 - 光学情報読取装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バーコードや二次元コード等の光学情報を読取り、情報の処理を行うことが可能な携帯型の光学情報読取装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
近年、携帯型のバーコードリーダ等の光学情報読取器に、読取ったデータの収集や処理等の機能を付加した、バーコードハンディターミナル(BHT)と称される装置が供されてきている。また、この種の光学情報読取器においては、把持部(ガングリップ)を有したハンドヘルド型(ガンタイプ)のものが、操作性の面で好まれるようになってきている。
【0003】
そこで、この種の光学情報読取装置の第1の従来例として、特開平11−328121号公報には、PDAのケース内にバーコード読取ユニットを一体的に組込んでBHTを構成すると共に、ガングリップを取付けたものが示されている。また、第2の従来例として、特開平10−269339号公報には、BHTにグリップ部を着脱可能に取付けるようにした構成のものが示されている。
【0004】
しかしながら、上記第1の従来例にあっては、PDAにバーコードリーダの機能を組込むため、開発コスト,製品コストの高いものとなって実際の商品化は難しく、また、ユーザがバーコードリーダの機能を使用せずに、PDA単体として使用したい場合に、大型で取扱いに不便なものとなる欠点があった。そして、上記した第2の従来例では、BHT自体が比較的高価なものとなっていると共に、BHTからグリップ部を取外して使用する場合に、BHT自体の携帯性や操作性において必ずしも扱いやすいものではなかった。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、光学情報の読取り及びそのデータの処理等を可能とした装置であって、安価で、且つ、操作性,取扱い性に優れる光学情報読取装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、小型で光学情報の読取り操作性に優れたハンドヘルド型の光学情報読取器(ガンスキャナ)と、小型,安価でありながら機能面に優れる(豊富なソフトウエアや周辺機器を利用できる)市販のPDA等の携帯情報端末器とを着脱自在に組合せる構成とすることにより、各々を単体として使用できることは勿論、組合せて使用することを着想した。この場合、光学情報読取器と携帯情報端末器との間での交信を行う交信手段を設けると共に、携帯情報端末器が結合されている状態で、光学情報読取器の読取りデータをその交信手段によって携帯情報端末器に送信することにより、いわゆるハンディターミナルとしての機能を実現することができ、全体として使いやすく安価な装置とすることができることを確認し、本発明を成し遂げたのである。
【0007】
即ち、本発明の請求項1の光学情報読取装置は、ハンドヘルド型の光学情報読取器と、携帯情報端末器と、それらを結合させる受台とを具備し、更に光学情報読取器に、携帯情報端末器が結合されていることを検出する結合検出手段と、携帯情報端末器との間で交信を行う交信手段と、外部の情報処理装置と交信するための外部有線通信手段と、該光学情報読取器全体を制御する制御部とを設けると共に、前記結合検出手段を、前記交信手段が有する1又は複数の信号端子が所定の電気的特性を示すときに、前記携帯情報端末器が結合されていると判断するように構成し、その結合検出手段が携帯情報端末器の結合を検出していることを条件に、読取りデータを交信手段を介して携帯情報端末器に送信するように構成し、前記交信手段が有する第2のバッファと、前記外部有線通信手段が有する第1のバッファとを第1のバスラインにより接続し、その第1のバスラインの途中部に、当該光学情報読取器の読取りデータ送信用の第2のバスラインを接続すると共に該第2のバスラインに第3のバッファを挿設し、それら第1〜第3のバッファが前記制御部によりオンオフ制御されるように構成し、前記制御部は、前記第2及び第3のバッファをオンし且つ第1のバッファをオフすることにより、前記光学情報読取器と前記携帯情報端末器との間の交信を可能とし、或いは、前記第1及び第3のバッファをオンし且つ第2のバッファをオフすることにより、該光学情報読取器と前記外部の情報処理装置との間での交信を可能とする通常使用モードと、前記第1及び第2のバッファをオンすることにより、前記第1のバスラインを通して前記携帯情報端末器と前記外部の情報処理装置との間での直接的な交信を可能とするバス使用モードとを切替える切替手段として機能するところに特徴を有する。
【0008】
これによれば、光学情報読取器と携帯情報端末器とを受台により結合することにより、それらを組合せたいわゆるハンディターミナルとして使用することができる。この際、結合検出手段により、携帯情報端末器が結合されているかどうかが検出されるので、光学情報読取器は、単独で使用されるかハンディターミナルとして使用されるかどうかを自ら判断することができ、ハンディターミナルとして使用される場合には、光学情報読取器の読取りデータを交信手段を介して携帯情報端末器に入力して所望の処理等を行うことができる。
【0009】
また、光学情報読取器は、ハンドヘルド型なので、組合せたものについても光学情報の読取りの操作性に優れたものとなる。これに対し、光学情報読取器と携帯情報端末器とを分離した状態で、光学情報読取器を単独で使用することができ、この場合、光学情報読取器は小型,軽量で済んで取扱い性に優れ、またハンドヘルド型であるので、操作性に優れたものとなる。一方、携帯情報端末器についても、単独で使用することができることは勿論である。
【0010】
この場合、光学情報読取器自体を安価に済ませることができることは勿論、携帯情報端末器についても、市販のPDA等を使用することができ、やはり安価に済ませることができ、ひいては全体としても安価に構成することができるのである。ちなみに、現在のBHTの価格は、10〜20万円程度であるのに対し、市販のPDAや光学情報読取器(バーコードリーダ)の価格は、共に3〜5万円程度であり、市販のPDAを用いれば、価格面での大幅なメリットを得ることができるのである。
【0013】
上記結合検出手段として、交信手段が有する1又は複数の信号端子が所定の電気的特性を示すときに、携帯情報端末器が結合されていると判断するように構成することができ、この場合の電気的特性として、電圧又はインピーダンスを用いることができる。これによれば、結合の検出をソフトウエア的な構成により行うことができるので、センサ等の特別な装置が不要で、安価に済ませることができる。
【0015】
ところで、上記光学情報読取器を単独で使用する場合には、読取りデータを外部の情報処理装置(パソコン等)に送信して処理する必要があり、そのために光学情報読取器に外部有線通信手段が設けられる。この場合、交信手段が有する第2のバッファと、外部有線通信手段が有する第1のバッファとを第1のバスラインにより接続し、その第1のバスラインの途中部に、当該光学情報読取器の読取りデータ送信用の第2のバスラインを接続すると共に該第2のバスラインに第3のバッファを挿設し、それら第1〜第3のバッファが前記制御部によりオンオフ制御されるように構成することができる。これにより、第1及び第2のバスラインを、光学情報読取器と携帯情報端末器との交信、あるいは、光学情報読取器と外部の情報処理装置との交信に使用することができることに加えて、第1のバスラインを、携帯情報端末器が外部の情報処理装置と直接的に交信するために使用することも可能となる。従って、携帯情報端末器と外部の情報処理装置との間の別途の通信手段を設けずに済み、光学情報読取器の外部有線通信手段を有効に利用することができる。
【0017】
そして、前記制御部を、前記第2及び第3のバッファをオンし且つ第1のバッファをオフすることにより、前記光学情報読取器と前記携帯情報端末器との間の交信を可能とし、或いは、前記第1及び第3のバッファをオンし且つ第2のバッファをオフすることにより、該光学情報読取器と前記外部の情報処理装置との間での交信を可能とする通常使用モードと、前記第1及び第2のバッファをオンすることにより、前記第1のバスラインを通して前記携帯情報端末器と前記外部の情報処理装置との間での直接的な交信を可能とするバス使用モードとを切替える切替手段として機能させることができ、光学情報読取器の有する外部有線通信手段を、該光学情報読取器と携帯情報端末器とで安定して共用することができる。
【0018】
また、切替手段を、携帯情報端末器から情報送信要求を受けたときに、バス使用モードに切替えるように構成すれば(請求項2の発明)、必要に応じてバス使用モードとすることができる。バス使用モードにおいて外部有線通信手段の交信状態を監視し、所定時間以上交信がないときに、携帯情報端末器の使用終了と判断して通常使用モードに切替えるように構成しても良く(請求項3の発明)、これにより、バス使用モードの終了を自動的に判断して通常使用モードに戻すことができる。
【0019】
上記受台に、数字キーを備えた操作部を設け、その数字キーにより入力された数値データを携帯情報端末器に入力するように構成することもできる(請求項4の発明)。これによれば、携帯情報端末器が数字キー(テンキー)を有していないタイプのものであっても、ユーザが容易に数値データを入力することが可能となる。
【0020】
携帯情報端末器が、外部の情報処理装置と交信する無線通信手段を備えるものであるときには、交信手段を介して光学情報読取器から受信した情報を、無線通信手段により外部の情報処理装置に送信できるように構成することもできる(請求項5の発明)。これにより、携帯情報端末器が有する無線通信手段を、より有効に利用することができるようになる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施例について、図面を参照しながら説明する。
(1)基本構成
まず、光学情報読取装置1の基本構成について、図1ないし図5を参照しながら説明する。図1は、光学情報読取装置1の外観を示し、図2は、この光学情報読取装置1の電気的構成を概略的に示している。尚、図2では、信号の流れを細線の矢印、電気の流れを太線の矢印で示している。
【0022】
この光学情報読取装置1は、光学情報読取器たるハンドヘルド型のバーコードリーダ2(ガンスキャナ)と、携帯情報端末器たる市販のPDA3と、このPDA3を載置状に保持すると共に前記バーコードリーダ2に結合させる受台4とを分離可能に組合せて構成され、その組合せ状態で、バーコードの読取り及び読取ったデータの処理,収集等を行うことが可能な、いわゆるバーコードハンディターミナル(BHT)として機能するようになっている。
【0023】
そのうち、まず、バーコードリーダ2は、前後方向(図1などで左右方向)にやや長い矩形箱状をなす本体部5の下面側に、その後部側から下方やや斜め後方に延びる把持部(ガングリップ)6を一体的に有して構成されている。前記把持部6の前面上部側には、トリガキー7が設けられている。また、前記本体部5の前面部には読取窓5aが設けられ、内部には読取手段たる画像読取部8(図2にのみ図示)が設けられている。図示はしないが、この画像読取部8は、光学情報たるバーコードB(図1(b),図3参照)に対して横方向に延びる細長い照明光を照射する照明部、バーコードBからの反射光を撮像するための結像レンズ及びCCDセンサ等からなる周知構成を備えている。
【0024】
また、前記本体部5の上面部には、後述する受台4を着脱可能に結合するための嵌合部(図示せず)が設けられていると共に、交信手段の一部を構成する有線通信用のコネクタ9(図1(a)参照)が設けられている。尚、このバーコードリーダ2は、図1(b)及び図3に示すように、離れた位置(例えば30mm以上)のバーコードBの読取りが可能とされ、また、その際の読取範囲が光表示されるようになっている。
【0025】
そして、図2に示すように、このバーコードリーダ2内には、マイコンを主体として構成され全体の制御を行う制御部10が設けられている。この制御部10には、前記画像読取部8が接続されていると共に、前記トリガキー7の信号が入力されるようになっている。この制御部10には、前記コネクタ9を介して前記PDA3との間で有線通信にて交信を行う交信手段たる通信用I/F11が接続され、前記画像読取部8により読取ったデータが前記PDA3に出力されるようになっている。
【0026】
また、このバーコードリーダ2内には、二次電池12が設けられており、前記制御部10により制御される電源制御部13を介して各部に駆動電源を供給するようになっている。本実施例では、外部(前記PDA3)に対して電源を供給するための電源I/F14も設けられている。尚、詳しく図示はしないが、本実施例では、前記コネクタ9の一部の端子を電源用とすることにより、前記電源I/F14は、前記コネクタ9を介して外部に電源を供給するようになっている。つまり、1個のコネクタ9が通信用(信号用)及び電源用に共用されるようになっている。
【0027】
さらに、このバーコードリーダ2には、例えばパソコン等の外部の情報処理装置15との間で交信するための外部有線通信手段として機能すると共に、ACアダプタ16を介して外部から駆動(あるいは充電)用の電源供給を受けるための接続ケーブルI/F17が設けられている。この接続ケーブルI/F17は、前記把持部6の下端部に図示しないコネクタを有しており、図3に示すように、ケーブル18を介して、外部の情報処理装置15(及びACアダプタ16)と接続されるようになっている。
【0028】
このとき、後の作用説明でも述べるように、接続ケーブルI/F17により、バーコードリーダ2の読取りデータを前記外部情報処理装置15に送信することができることは勿論、前記PDA3のデータを、接続ケーブルI/F17を介して外部情報処理装置15に送信(及び受信)することができるようになっている。また、これも後述するように、バーコードリーダ2(制御部10)は、PDA3が結合されているかどうかを検出する機能(結合検出手段)を備えており、その検出に応じて読取りデータの送信等を制御するようになっている。
【0029】
一方、前記PDA3は、図3,図4にも示すように、全体として薄形の矩形状をなし、その表面(正面)には、例えばLCDからなる表示部19が設けられていると共に、その下側に位置して、複数の操作キーを有する操作部20が設けられている。また、図1(a)に示すように、PDA3の下面部には、前記バーコードリーダ2と交信を行うための有線通信用のコネクタ21が設けられている。尚、このPDA3としては、市販の各種のPDAから用途等に適したものを選んで用いることができる。
【0030】
図2に示すように、このPDA3内には、マイコンを主体として構成され全体の制御や各種のデータ処理を行うための制御部22が設けられている。この制御部22は、前記表示部19の表示制御を行うと共に、前記操作部20の操作信号が入力されるようになっている。また、この制御部22には、各種のプログラムやデータを記憶する記憶部23が接続されている。そして、前記制御部22には、前記バーコードリーダ2から出力されたデータを前記コネクタ21を介して入力するための交信手段を構成する通信用I/F24が接続されていると共に、図4に示すようにパソコン等の外部情報処理装置15との間での通信を行うための外部通信用I/F25が接続されている。
【0031】
また、このPDA3内には、二次電池26が設けられており、前記制御部22により制御される電源制御部27を介して各部に駆動電源を供給するようになっている。さらに本実施例では、外部から電源供給を受けるための電源I/F28も設けられている。これにて、PDA3は、入力されたデータの各種の処理、記憶、表示、外部へのデータ出力等を行うようになっている。尚、本実施例では、前記コネクタ9と同様に、前記電源I/F28は、前記コネクタ21を介して外部から電源供給を受けるようになっており、コネクタ21が通信用(信号用)及び電源用に共用されるようになっている。
【0032】
これに対し、前記受台4は、次のように構成されている。即ち、この受台4は、図1等に示すように、前記PDA3が載置される載置板部4aの基端側(図1で右端側)に、受容部4bを有すると共に、先端側に、脱落防止部(図示せず)を有して構成される。前記載置板部4aは、前記PDA3のうち上端側部分を除く部位を受支える大きさの平板状をなし、前記受容部4bは、図4にも示すように、載置板部4aの上面側に、前記PDA3の下部が差込まれることにより、該PDA3の下部の正面及び背面、左右の側面及び下面を受けて拘束するポケット状に構成されている。
【0033】
図示はしないが、前記脱落防止部は、前記載置板部4aに対して回動可能に取付けられ、受容部4bに差込まれたPDA3の上部を係止して脱落を防止する係止位置と、その係止を解いてPDA3の下部の受容部32に対する差込み及び抜出しを自在とする解放位置との間を移動させることができるようになっている。これにて、PDA3は、受台4に着脱可能に保持されるようになっており、その保持状態では、図4に示すように、その表示部19及び操作部20が露出するようなっている。
【0034】
また、前記脱落防止部は、前記載置板部4aの下面側に一杯に回動させた状態で、受台4ひいてはPDA3を水平な台上に斜めに立てるための支持脚として機能するようになっている。そして、図1(a)に示すように、前記受容部4bの奥部(内部)には、第1のコネクタ29が設けられており、PDA3の下部を受容部4bに差込んだ状態で、PDA3のコネクタ21がその第1のコネクタ29に差込み接続されるようになっている。
【0035】
さらに、この受台4(載置板部4a)の下面部には、図1(a)に示すように、第2のコネクタ30が設けられていると共に、前記バーコードリーダ2の本体部5の上面の嵌合部と嵌合する図示しない被嵌合部が設けられている。これにて、例えば前後方向へのスライドによりそれら嵌合部と被嵌合部とが嵌合することによって、バーコードリーダ2と受台4(PDA3)とが着脱可能に結合されるようになっている。このとき、図1(a)に示すように、受台4の第2のコネクタ30が、バーコードリーダ2のコネクタ9に差込み接続されるようになっている。
【0036】
さて、この受台4は、図2に示すように、上記第1のコネクタ29及び第2のコネクタ30を備えると共に、それらを接続する信号線を備えており、もって、バーコードリーダ2とPDA3との結合状態で、それらの間での交信が可能とさるようになっている。このとき、本実施例では、第1のコネクタ29と第2のコネクタ30との間に、それらの間の入出力信号を変換する信号変換回路31が設けられている。これにて、バーコードリーダ2とPDA3との間で通信仕様が異なっていてもそれらの間の交信が可能とされるようになっている。
【0037】
さらに、この受台4には、前記バーコードリーダ2の電源I/F14と接続される電源I/F32が設けられていると共に、前記PDA3の電源I/F28とを接続される電源I/F33が設けられている。このとき、本実施例では、電源I/F32と電源I/F33との間が、例えばDC−DCコンバータからなる電圧変換回路34を介して接続されている。また、前記電源I/F33には、外部から前記PDA3に対する電源供給を受ける(図4参照)ためのACアダプタ35が接続可能とされている。
【0038】
これにて、電源I/F32を介して前記バーコードリーダ2から受台4自体の駆動用の電源供給を受けることができると共に、電源I/F32を介してバーコードリーダ2から供給された電力を、PDA3の定格に応じた電圧に変換した上で、電源I/F33を介してPDA3に供給することができるようになっている。尚、図2では詳しく図示されていないが、バーコードリーダ2から受台4への電源供給は、コネクタ9及び30を利用して行われ、受台4からPDA3への電源供給は、コネクタ29及び21を利用して行われるようになっている。
【0039】
そして、前記バーコードリーダ2PDA3が結合されていることを検出する結合検出手段が、次のように構成されている。即ち、図5に示すように、バーコードリーダ2の制御部10は、そのソフトウエア的構成により、電源ON時において、前記通信用I/F11からテスト信号aを送信するように構成されている。一方、PDA3の制御部22は、やはりそのソフトウエア的構成により、前記通信用I/F24を介してテスト信号aを受信すると、所定の応答信号bを通信用I/F24から送信するようになっている。そして、バーコードリーダ2の制御部10は、テスト信号aを送信してから一定時間T以内に、通信用I/F11を介して応答信号bを受信したときに、PDA3が結合されていると判断するように構成されているのである。
【0040】
またこのとき、次の作用説明でも述べるように、バーコードリーダ2の制御部10は、PDA3の結合を検出していることを条件に、画像読取部8による読取りデータを通信用I/F11から該PDA3に送信するように構成されている。これに対し、制御部10は、PDA3の結合を検出していない場合には、読取りデータを、接続ケーブルI/F17からケーブル18を介して外部情報処理装置15に送信するようになっている。さらに、バーコードリーダ2の制御部10は、前記PDA3から情報送信要求を受けたときに、その情報送信要求に含まれるデータを、接続ケーブルI/F17から外部情報処理装置15に送信するようになっている。
【0041】
次に、上記構成の作用について述べる。上記構成においては、上述のように、PDA3を受台4に結合し(保持させ)、受台4をバーコードリーダ2に結合することにより、光学情報読取装置1を構成することができる。この際、PDA3を受台4に結合するにあたっては、ユーザは、受台4の受容部4bにPDA3の下部を差込むようにし、その後、脱落防止部を係止位置に移動させるといった簡単な作業を行うだけで、容易にPDA3を受台4に保持させることができる。この場合、PDA3側に結合のための特別な構成を付加することもなく、比較的簡単な構成で済ませながらも確実に結合することができる。さらに、受台4をバーコードリーダ2に結合するにあたっても、被嵌合部を嵌合部にスライドにより嵌合させるという比較的簡単な構成で済み、またその結合作業も容易である。
【0042】
しかも、受容部4bに対するPDA3の差込みにより、第1のコネクタ29とコネクタ21とがいわば自動的に接続され、また、バーコードリーダ2に対する受台4の嵌合により、第2のコネクタ30とコネクタ9とがいわば自動的に接続されるというように、機械的結合だけでなく、電気的な接続も同時に行われるので、それらコネクタ間の結合作業を別途に行う必要もない。
【0043】
この光学情報読取装置1は、バーコードリーダ2上にPDA3が受台4を介して載置された如き状態に連結されると共に、通信用I/F11,コネクタ9,第2のコネクタ30,第1のコネクタ29,コネクタ21,通信用I/F24からなる交信手段によりバーコードリーダ2とPDA3との間のデータ通信が可能に接続され、いわゆるバーコードハンディターミナルとして構成される。これにより、図1(b)に示すように、光学情報読取装置1のバーコードリーダ2によりバーコードBを読取り、その読取りデータをPDA3に送信して処理,蓄積等を行うことができる。尚、この読取り時には、ユーザは、バーコードリーダ2の把持部6を握って操作すれば良く、操作しやすいものとなり、また、離れた位置のバーコードBの読取りも容易となる。
【0044】
この場合、上述のように、バーコードリーダ2の制御部10は、テスト信号aの送信後、一定時間T以内に応答信号bを受信したときに、PDA3が結合されていると判断し、PDA3の結合を検出していることを条件に、読取りデータをPDA3に送信するように構成されているので、PDA3に対して確実にデータを送信することができる。さらに、前記受台4の第1のコネクタ29と第2のコネクタ30との間には信号変換回路31が設けられているので、バーコードリーダ2とPDA3との間で通信仕様が異なっている場合でも通信が可能となる。
【0045】
また、図3に示すように、バーコードリーダ2の接続ケーブルI/F17を介して光学情報読取装置1を外部情報処理装置15に接続して使用することができる。この場合、上述のように、PDA3からバーコードリーダ2に対して情報送信要求を送信することに基づき、PDA3のデータを、バーコードリーダ2を介して外部情報処理装置15に送信することができる。この外部情報処理装置15からのデータを、バーコードリーダ2を介してPDA3に入力することも可能である。
【0046】
尚、このとき、光学情報読取装置1を構成するバーコードリーダ2及びPDA3並びに受台4の駆動電源としては、バーコードリーダ2及びPDA3が内蔵する電池12及び26を用いることができ、この場合、バーコードリーダ2の電池12から電源I/F14,電源I/F32を介して受台4(信号変換回路31)を駆動電源を供給することができる。さらには、もしPDA3側の電池26の容量が不足した場合には、バーコードリーダ2の電池12によりPDA3を駆動することも可能である。
【0047】
また、図3に示すように、バーコードリーダ2にACアダプタ16を介して外部電源が接続されている場合には、その外部電源により、バーコードリーダ2、受台4、PDA3を全て駆動(及び電池12,26を充電)することも可能とされている。このとき、受台4に電圧変換回路34が設けられているので、バーコードリーダ2から供給された電力を、PDA3の定格に応じた電圧に変換した上でPDA3に供給することができる。
【0048】
一方、本実施例に係る光学情報読取装置1は、バーコードリーダ2とPDA3とを分離して、各々を単独で使用することも可能である。バーコードリーダ2にあっては、図3に示すように、単独でバーコードBの読取りを行い、読取ったデータを外部情報処理装置15に送信して処理することができる。この場合、制御部10が、PDA3が結合されていないと判断することに基づき、読取ったデータを、接続ケーブルI/F17を介して外部情報処理装置15に確実に送信することができる。尚、この際も、ユーザは把持部6を持ってバーコードリーダ2を操作することができ、良好な操作性を得ることができる。
【0049】
これに対し、PDA3は、単独であるいは受台4に保持された状態で使用することが可能となる。この場合、図4に示すように、受台4を通常のPDA3のクレードルとして機能させるようにし、PDA3は、受台4に保持された状態で、受台4に接続されたACアダプタ35を介して駆動電源(あるいは電池26の充電電源)を得ることができる。さらには、PDA3を、外部通信用I/F25を介して外部情報処理装置15と接続して使用することも可能である。
【0050】
このように本実施例によれば、小型でバーコードBの読取り操作性に優れたハンドヘルド型のバーコードリーダ2と、小型,安価でありながら機能面に優れる(豊富なソフトウエアや周辺機器を利用できる)市販のPDA3とを着脱自在に組合せる構成とすることにより、各々を単体として使用できることは勿論、それらを組合せて、バーコードBの読取り及びそのデータの処理等を可能としたいわゆるハンディターミナルとして使用することができる。この場合、バーコードリーダ2とPDA3とを結合して使用する場合にあっても、それらを分離して各々を単独で使用する場合にあっても、取扱い性、操作性に優れたものとなる。
【0051】
そして、バーコードリーダ2自体を安価に済ませることができることは勿論、受台4についてもさほどコストのかからないものとなり、さらには、市販のPDA3を使用することができるので、全体として安価な装置として構成することができるものである。また、特に本実施例では、受台4に信号変換回路31を設けるようにしたので、バーコードリーダ2とPDA3との間で通信仕様が異なっていてもそれらの間の交信が可能となり、バーコードリーダ2と例えば市販の各種のPDAとの組合せが可能となって、機能等の異なる複数種類の装置を容易に構成することができるといった利点を得ることができる。
【0052】
(2)結合検出手段の具体的構成
図6は、本発明の実施例における結合検出手段の具体的構成を示している。尚、上記基本構成にて説明したものと同一部分については、同一符号を付し、以下、特徴となる点についてのみ述べることとする。
【0053】
まず、図6に示す構成においては、バーコードリーダ2に設けられる結合検出手段として、コネクタ9の複数の信号端子(2個のみ図示)のうち特定の信号端子S1(PDA3側の信号端子P1から所定電流の信号が入力される端子)の電気的特性この場合電圧(電位)をコンパレータ41により検出し、制御部10は、そのコンパレータ41からの接続検出信号に基づいて、PDA3が結合されたかどうかを判断するように構成されている。
【0054】
この場合、コネクタ9の各端子に、受台4(コネクタ29,30)を介してPDA3のコネクタ21の各端子が接続されていれば、信号端子S1の電圧が一定レベル以上となり、接続されていない場合には、信号端子S1の電圧が一定レベル未満であることを利用して、PDA3の結合を検出するものである。これによれば、PDA3の結合の検出を、主としてソフトウエア的構成により行うことができるので、センサ等の特別な装置が不要で、安価に済ませることができる。尚、信号端子の示す所定の電気的特性として、インピーダンスを用いて結合検出手段を構成しても良い。
【0055】
は、結合検出手段の別の例(参考例)を示している。ここでは、結合検出手段として、バーコードリーダ2の本体部5の上面部に、例えば反射型光電センサからなる結合センサ42を設けるようにしていると共に、前記PDA3の裏面側の対応する位置に、例えば銀色のテープ等からなる反射部43を設けるようにしている。また、図示はしないが、受台4(載置板部4a)には、それらに対応する位置に孔(開口)が設けられている。
【0056】
この場合、結合センサ42は、投光部42a及び受光部42bを有し、PDA3がバーコードリーダ2に対して所定の位置関係(正しく結合された位置)にあるときに、結合センサ42と反射部43とが上下に対向し、結合センサ42が作動状態を示す信号を出力するようになっている。制御部10は、その結合センサ42の信号により、PDA3が結合されているかどうかを判断するように構成されている。これにより、バーコードリーダ2にPDA3が結合されているかどうかを、結合センサ42により確実に検出することが可能となる。
【0057】
尚、上記した結合センサとしては、磁気を利用した非接触式のセンサ(近接センサ等)を採用しても良く、また、非接触式でなくとも、マイクロスイッチ等も採用することができる。さらには、図示はしないが、結合検出手段としては、PDA3の電源ON時に、PDA3からバーコードリーダ2に向けてテスト信号を送信するように構成し、バーコードリーダ2は、そのテスト信号を受信したときに、PDA3が結合されていると判断するように構成することも可能である。
【0058】
(3)光学情報読取器の通信(信号線)部分に関する構成
図8及び図9は、本発明の実施例におけるバーコードリーダ2の通信(信号線)部分に関する電気的構成を示し、通信系がいわばバス構造とされていてバーコードリーダ2とPDA3とでそのバスを共用するようになっている。
【0059】
即ち、バーコードリーダ2には、受台4を介してPDA3と交信するための交信手段(有線通信手段)たる第1の通信用I/F51が設けられていると共に、外部情報処理装置15と交信するための外部有線通信手段としての第2の通信用I/F52が設けられており、それらが第1のバスライン53により接続されている。尚、ここでは、バーコードリーダ2は、電源I/F54(図8参照)に接続されたACアダプタ16を介して外部から電源供給を受けることができるようになっている。
【0060】
このとき、図9(a)に示すように、詳細には、前記第1の通信用I/F51は、コネクタ55及び第2のバッファ56(図9(b)ではBF2と表示)を有し、前記第2の通信用I/F52は、コネクタ57及び第1のバッファ58(図9(b)ではBF1と表示)を有している。そして、制御部10と前記第1のバスライン53の途中部(第2のバッファ56と第1のバッファ58との間)が、第2のバスライン59により接続されていると共に、その第2のバスライン59に挿設されて信号線制御部60が設けられている。この信号線制御部60は、双方向バッファから構成されており、以下、第3のバッファ60(図9(b)ではBF3と表示)という。
【0061】
上記第1,第2,第3のバッファ58,56,60は、制御部10によりオン,オフ制御されるようになっている。これにて、第1及び第2のバスライン53及び59を、バーコードリーダ2の制御部10が、前記PDA3との交信あるいは外部情報処理装置15と交信に使用する通常使用モードと、第1のバスライン53を、PDA3が外部情報処理装置15と直接的に交信するために使用させるバス使用モードとの実行が可能とされており、前記制御部10がそれらモードを切替える切替手段として機能するのである。
【0062】
具体的には、図9(b)に示すように、バーコードリーダ2にPDA3が接続されていることを検出しているとき、及び、バーコードリーダ2とPDA3との間で交信(読取りデータの送信)を行うときには、第1のバッファ58がオフされ、第2及び第3のバッファ56及び60がオンされるようになっている。これにて、バーコードリーダ2とPDA3との間の交信が可能となる。
【0063】
また、バーコードリーダ2に外部情報処理装置15が接続されているとき(PDA3が接続されていないとき)、及び、バーコードリーダ2と外部情報処理装置15との間で交信(読取りデータの送信)を行うときには、第2のバッファ56がオフされ、第1及び第3のバッファ58及び60がオンされる。これにて、通常使用モードとされ、バーコードリーダ2と外部情報処理装置15との間の交信が可能となる。
【0064】
これに対し、制御部10は、例えばPDA3から外部との情報送信要求を受けたときに、第1及び第2のバッファ58及び56をオンし、第1のバスライン53をPDA3に使用させるバス使用モードに切替えるようになっている。これにて、PDA3と外部情報処理装置15との間での直接的な交信を行うことができる。尚、このとき、図9(b)に「※」で示すように、このバス使用モードでは、制御部10が第3のバッファ60の受信側のみをオンにして、第1のバスライン53の使用状態(交信状態)を監視(モニタ)し、所定時間以上交信がないときに、使用終了と判断して通常使用モードに切替えるようになっている。
【0065】
このような構成によれば、バーコードリーダ2の有する第1のバスライン53を、PDA3が外部情報処理装置15との間での直接的な交信を行うために使用させることを可能とし、通常使用モードとバス使用モードとの切替えを行うように構成したので、第1のバスライン53をバーコードリーダ2とPDA3とで安定して共用することができ、しかも必要に応じてバーコードリーダ2の使用の形態に応じたモードに切替えることができるものである。
【0066】
(4)他の実施例
図10及び図11は、本発明の第2の実施例を示すもので、上記実施例と異なるところは、受台61(受容部61a)の表面部に、数字キー(テンキー)を備えた操作部62を設けた点にある。この場合、図11に示すように、操作部62から入力された数値データは、第1のコネクタ29を介してPDA3に入力されるようになっており、従って、PDA3は、受け台61との結合により、自らが元々有する操作部20に、受台61の有する操作部62を付加して、操作部としての機能を拡張した形態とされる。
【0067】
これにより、PDA3の操作部20が数字キー(テンキー)を有していないタイプのものであっても、PDA3に対し、操作部62により、ユーザが容易に数値データを入力することが可能となり、例えば光学情報読取装置1を商品の棚卸しに使用する場合などに個数等を容易に入力することができる等、ユーザにとってより使いやすいものとすることができる。
【0068】
12は、本発明の第3の実施例を示しており、この実施例では、PDA3が有している無線通信手段(アンテナ71のみ図示)により、外部情報処理装置15に接続された無線通信ユニット72を介して外部情報処理装置15と通信を行うようになっている。この場合、無線通信手段としては、無線LANや、携帯電話のモジュール等を採用することができる。
【0069】
図13は、本発明の第4の実施例を示しており、光学情報読取器として、上記第1の実施例のバーコードリーダ2に代えて、ハンドヘルド型の二次元コードリーダ81を採用したものである。この二次元コードリーダ81も、本体部82の下部に把持部83を一体に有し、本体部82内にCCDエリアセンサなどからなる読取手段を備えていて、光学情報としての二次元コードCをやや離れた位置から読取ることができるようになっている。尚、この場合、二次元コードリーダ81の視野を、やや斜め下向きとすることが望ましい。
【0070】
その他、本発明は上記し且つ図面に示した各実施例に限定されるものではなく、例えばバーコードリーダ2の画像読取部8(読取手段)の構成としてはレーザ光を走査するタイプのものであっても良く、また、携帯情報端末器としても、市販のPDA3に限定されるものでもなく、データの処理及び入出力が可能な小型の情報端末装置であれば各種のものを適用できる。外部情報処理装置としても、各種のものを採用することができる。
【0071】
そして、受台の構成としても、携帯情報端末器の出し入れが可能に構成すれば、比較的単純な箱状(枠状)に構成することも可能であり、外形(大きさ)の異なる複数種類の携帯情報端末器に対応した複数種類の受台4を製作し、その際、それら受台4とバーコードリーダ2との嵌合構造を共通化させるようにすれば、1種類のバーコードリーダ2に対して複数種類の携帯情報端末器を組合せることが容易となる等、本発明は要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示すもので、光学情報読取装置の外観を示す側面図(a)及び斜視図(b)
【図2】 光学情報読取装置の電気的構成(基本構成)を概略的に示すブロック図
【図3】 光学情報読取装置及びバーコードリーダ単体が外部情報処理装置と通信を行う様子を示す図
【図4】 PDAを受台に保持させた状態で外部情報処理装置と接続した様子を示す図
【図5】 テスト信号の送信に対して応答信号を受信した様子を示す図
【図6】 ネクタの端子の電気的な接続の様子を示す図
【図7】 参考例に係る結合センサの配置の様子を示す側面図
【図8】 実施例におけるバーコードリーダの電気的構成を示すブロック図
【図9】 切替手段の詳細な構成(a)及び各バッファの制御の様子(b)を示す図
【図10】 本発明の第2の実施例を示すもので、PDAを受台に保持させた状態の正面図
【図11】 受台の電気的構成を示すブロック図
【図12】 本発明の第3の実施例を示すもので、PDAと外部情報処理装置との間で無線通信を行う様子を示す図
【図13】 本発明の第4の実施例を示す図1(b)相当図
【符号の説明】
図面中、1は光学情報読取装置、2はバーコードリーダ(光学情報読取器)、3はPDA(携帯情報端末器)、4,61は受台、5,82は本体部、6,83は把持部、8は画像読取部(読取手段)、9,55はコネクタ、10は制御部(結合検出手段,切替手段)、11は通信用I/F(交信手段)、15は外部情報処理装置、17は接続ケーブルI/F(外部有線通信手段)、19は表示部、20は操作部、21はコネクタ、22は制御部、24は通信用I/F、29は第1のコネクタ、30は第2のコネクタ、31は信号変換回路、32,33は電源I/F、34は電圧変換回路、41はコンパレータ(結合検出手段)、42は結合センサ、53は第1のバスライン、56は第2のバッファ、57はコネクタ、58は第1のバッファ、59は第2のバスライン、60は第3のバッファ(信号線制御部)、62は操作部、71はアンテナ(無線通信手段)、81は二次元コードリーダ(光学情報読取器)を示す。

Claims (5)

  1. 光学情報を読取りそのデータを出力する機能を備えたハンドヘルド型の光学情報読取器と、
    情報を入力し、該情報を処理して出力する機能を備えた携帯情報端末器と、
    前記光学情報読取器と前記携帯情報端末器とを結合させる受台とを具備してなる光学情報読取装置であって、
    前記光学情報読取器は、前記携帯情報端末器が結合されていることを検出する結合検出手段と、前記携帯情報端末器との間で交信を行う交信手段と、外部の情報処理装置と交信するための外部有線通信手段と、該光学情報読取器全体を制御する制御部とを備え
    前記結合検出手段は、前記交信手段が有する1又は複数の信号端子が所定の電気的特性を示すときに、前記携帯情報端末器が結合されていると判断するように構成されていると共に、前記光学情報読取器は、この結合検出手段が前記携帯情報端末器の結合を検出していることを条件に、前記読取りデータを前記交信手段を介して該携帯情報端末器に送信するように構成されており、
    前記交信手段は第2のバッファを有し、前記外部有線通信手段は第1のバッファを有し、それら第2のバッファと第1のバッファとが第1のバスラインにより接続され、前記第1のバスラインの途中部に、当該光学情報読取器の読取りデータ送信用の第2のバスラインが接続されると共に該第2のバスラインに第3のバッファが挿設され、それら第1〜第3のバッファは前記制御部によりオンオフ制御されるように構成され、
    前記制御部は、前記第2及び第3のバッファをオンし且つ第1のバッファをオフすることにより、前記光学情報読取器と前記携帯情報端末器との間の交信を可能とし、或いは、前記第1及び第3のバッファをオンし且つ第2のバッファをオフすることにより、該光学情報読取器と前記外部の情報処理装置との間での交信を可能とする通常使用モードと、前記第1及び第2のバッファをオンすることにより、前記第1のバスラインを通して前記携帯情報端末器と前記外部の情報処理装置との間での直接的な交信を可能とするバス使用モードとを切替える切替手段として機能することを特徴とする光学情報読取装置。
  2. 前記切替手段は、前記携帯情報端末器から情報送信要求を受けたときに、バス使用モードに切替えるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の光学情報読取装置。
  3. 前記切替手段は、バス使用モードにおいて前記外部有線通信手段の交信状態を監視し、所定時間以上交信がないときに、前記携帯情報端末器の使用終了と判断して通常使用モードに切替えるように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の光学情報読取装置。
  4. 前記受台は、数字キーを備えた操作部を有し、前記数字キーにより入力された数値データを前記携帯情報端末器に入力するように構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の光学情報読取装置。
  5. 前記携帯情報端末器は、外部の情報処理装置と交信する無線通信手段を備え、前記交信手段を介して前記光学情報読取器から受信した情報を、前記無線通信手段により前記外部の情報処理装置に送信することが可能に構成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の光学情報読取装置。
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