JP3964759B2 - Shampoo composition - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗髪時には良好な泡立ちとすべりの良い泡質を有し、また乾燥後の毛髪のツヤ、柔軟性、まとまり性に優れ、かつ安定性にも優れるシャンプー組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
ヘアリンス、ヘアコンディショナー等の毛髪処理剤においては、毛髪にツヤや柔軟性を付与することを目的として、系のpHを低くすることが行われている。しかし、毛髪洗浄剤では通常ツヤや柔軟性の付与は目的とされないため、毛髪洗浄剤のpHを低くすることは試みられていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者らは、毛髪洗浄剤に上記のようなツヤ、柔軟性、まとまり性を付与する機能を持たせるべく、有機酸を用いた低pHの毛髪洗浄剤について研究を行った。その結果、洗浄系においても低pHとすることで、ツヤ、柔軟性、まとまり性を向上できることが判明した。しかし、洗浄系における低pH領域では安定性が悪く、泡性能が劣化したり、すすぎ時の滑らかさが無くなるなどの使用感の悪化という問題があることがわかった。
【0004】
そこで、本発明は、安定性に優れ、かつ毛髪にツヤ、柔軟性、まとまり性を効果的に付与することができ、洗髪時には良好な泡立ちとすべりの良い泡質を有するシャンプー組成物を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、シャンプー組成物に無機酸を含有させて一定の低pH領域に調整し、更にカチオンポリマーを含有させることにより、上記要求を満たすシャンプー組成物が得られることを見出した。
【0006】
すなわち本発明は、次の成分(A)〜(C)
(A) 硫酸残基を有するアニオン界面活性剤 1〜 50 重量%
(B) カチオンポリマー 0.05 〜5重量%
(C) 無機 0.5 10 重量%
を含有し、水で20重量倍希釈したときの25℃におけるpHが1〜4であるシャンプー組成物を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
成分(A)の硫酸系アニオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルケニルエーテル硫酸塩、アルキル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩等が挙げられ、特に次の一般式(a1)又は(a2)で表されるものが好ましい。
【0008】
RO(CH2CH2O)nSO3M (a1)
R'OSO3M (a2)
【0009】
〔式中、Rは炭素数10〜18のアルキル基又はアルケニル基を示し、R'は炭素数10〜18のアルキル基を示し、Mはアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、アルカノールアミン又は塩基性アミノ酸を示し、nは重量平均で1〜5の数を示す。〕
【0010】
これら成分(A)は2種以上を併用してもよく、またその含有量は、泡立ち、使用時の液性、洗浄性の点から、本発明のシャンプー組成物中の1〜50重量%が好ましく、更には5〜30重量%、特に8〜22重量%が好ましい。
【0011】
成分(B)であるカチオンポリマーとしては、例えばカチオン化セルロース誘導体、カチオン性澱粉、カチオン化グアーガム誘導体、ジアリル四級アンモニウム塩のホモポリマー、ジアリル四級アンモニウム塩/アクリルアミド共重合物、四級化ポリビニルピロリドン誘導体、ポリグリコールポリアミン縮合物、ビニルイミダゾリウムトリクロライド/ビニルピロリドン共重合体、ヒドロキシエチルセルロース/ジメチルジアリルアンモニウムクロライド共重合体、ビニルピロリドン/四級化ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体、ポリビニルピロリドン/アルキルアミノアクリレート共重合体、ポリビニルピロリドン/アルキルアミノアクリレート/ビニルカプロラクタム共重合体、ビニルピロリドン/メタクリルアミドプロピル塩化トリメチルアンモニウム共重合体、アルキルアクリルアミド/アクリレート/アルキルアミノアルキルアクリルアミド/ポリエチレングリコールメタクリレート共重合体、アジピン酸/ジメチルアミノヒドロキシプロピルエチレントリアミン共重合体(米国サンドス社製カルタレチン)、特開昭53-139734号公報、特開昭60-36407号公報に記載されているカチオン性ポリマー等が挙げられ、特にカチオン化セルロース誘導体、カチオン化グアーガム誘導体が好ましい。
【0012】
成分(B)は2種以上を併用してもよく、またその含有量は、泡のすべり、洗髪時からすすぎ時までの滑らかさの点から、本発明のシャンプー組成物中の0.05〜5重量%が好ましく、更には0.1〜3重量%、特に0.15〜1重量%が好ましい。
【0013】
成分(C)の無機酸としては、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、ピロリン酸、トリポリリン酸など縮合リン酸などが挙げられる。この中で特に、塩酸、硫酸、リン酸が好ましい。
【0014】
成分(C)は2種以上を併用してもよく、またその含有量は、泡のすべり、洗髪時からすすぎ時までの滑らかさの点から、本発明のシャンプー組成物中の0.01〜10重量%が好ましく、更には0.05〜3重量%、特に0.1〜1重量%が好ましい。
【0015】
本発明のシャンプー組成物には、さらに毛髪のツヤを向上させるため、成分(D)として、次の(d1)〜(d5)から選ばれる有機溶剤を含有させることができる。
【0016】
(d1) 一般式(1)で表される化合物
【0017】
【化3】

Figure 0003964759
【0018】
〔式中、R1は水素原子又は基R2−Ph−R3−(R2;水素原子、メチル基又はメトキシ基,R3;結合手又は炭素数1〜3の飽和若しくは不飽和の二価の炭化水素基,Ph;パラフェニレン基)を示し、Y及びZは水素原子又は水酸基を示し、p、q及びrは0〜5の整数を示す。ただし、p=q=0であるときは、Zは水素原子ではなく、またR1は水素原子及び基R2−Ph−のいずれでもない。〕
(d2) 窒素原子に炭素数1〜18のアルキル基が結合したN-アルキルピロリドン (d3) 炭素数1〜4のアルキレンカーボネート
(d4) 分子量200〜5000のポリプロピレングリコール
(d5) 一般式(2)、(3)又は(4)で表されるラクトン又は環状ケトン
【0019】
【化4】
Figure 0003964759
【0020】
〔式中、Xはメチレン基又は酸素原子を示し、R4及びR5は相異なる置換基を示し、a及びbは0又は1を示す。〕
【0021】
成分(D)である有機溶剤のうち、(d1)としては、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3-ブタンジオール、ベンジルアルコール、シンナミルアルコール、フェネチルアルコール、p-アニシルアルコール、p-メチルベンジルアルコール、フェノキシエタノール、2-ベンジルオキシエタノール、メチルカルビトール、エチルカルビトール、プロピルカルビトール、ブチルカルビトール、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、グリセリン等が挙げられる。(d2)としては、N-メチルピロリドン、N-オクチルピロリドン、N-ラウリルピロリドン等が挙げられる。(d3)としては、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート等が挙げられる。(d4)のポリプロピレングリコールとしては、分子量200〜1000のものが好ましい。(d5)において、一般式(2)〜(4)中のR4及びR5としては、直鎖、分岐鎖又は環状のアルキル基、水酸基、スルホン酸基、リン酸基、カルボキシ基、フェニル基、スルホアルキル基、リン酸アルキル基、カルボキシアルキル基等が好ましく、なかでもγ-ラクトンの場合にはγ位、δ-ラクトンの場合にはδ位(すなわちヘテロ酸素原子の隣接メチレン)に置換した、炭素数1〜6の直鎖又は分岐鎖のアルキル基、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基等が好ましい。また、化合物(2)〜(4)の水溶性を増大させたい場合には、R4又はR5としてスルホン酸基、リン酸基、カルボキシ基等の酸性基やこれらが置換したアルキル基を有するのが好ましい。(d5)のうち、ラクトンとしては、γ-ブチロラクトン、γ-カプロラクトン、γ-バレロラクトン、δ-バレロラクトン、δ-カプロラクトン、δ-ヘプタノラクトン等が挙げられるが、ラクトンの安定性の点から、γ-ラクトン、特にγ-ブチロラクトン、γ-カプロラクトンが好ましい。(d5)のうち、環状ケトンとしては、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、シクロヘプタノン、4-メチルシクロヘプタノン等が挙げられる。
【0022】
成分(D)は、2種以上を併用してもよく、またその含有量は、使用感、毛髪のツヤ、柔軟性の点から、本発明のシャンプー組成物中の0.01〜50重量%が好ましく、更には0.05〜50重量%、特に0.1〜35重量%が好ましい。
【0023】
本発明のシャンプー組成物には、更に泡性能を向上させるため、成分(A)以外のアニオン界面活性剤、非イオン界面活性剤及び両性界面活性剤から選ばれる界面活性剤を含有させてもよい。
【0024】
成分(A)以外のアニオン性界面活性剤としては、スルホン酸系(sulfonates)及びカルボン酸系(carboxylates)のものが挙げられ、例えばスルホコハク酸アルキルエステル塩、ポリオキシアルキレンスルホコハク酸アルキルエステル塩、高級脂肪酸塩、アルカンスルホン酸塩、アルキルエーテルカルボン酸又はその塩等が挙げられる。
【0025】
非イオン界面活性剤としては、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシアルキレンソルビット脂肪酸エステル類、ポリオキシアルキレングリセリン脂肪酸エステル類、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル類、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル類、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル類、ポリオキシアルキレン(硬化)ヒマシ油類、ショ糖脂肪酸エステル類、ポリグリセリンアルキルエーテル類、ポリグリセリン脂肪酸エステル類、脂肪酸アルカノールアミド、アルキルグリコシド類等が挙げられる。このうち、アルキルグリコシド類、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、脂肪酸アルカノールアミドが好ましい。脂肪酸アルカノールアミドとしては、炭素数8〜18、特に炭素数10〜16のアシル基を有するものが好ましい。また、脂肪酸アルカノールアミドとしては、モノアルカノールアミド、ジアルカノールアミドのいずれでもよく、炭素数2〜3のヒドロキシアルキル基を有するものが好ましく、例えばオレイン酸ジエタノールアミド、パーム核油脂肪酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸ジエタノールアミド、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ラウリン酸イソプロパノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド等が挙げられる。
【0026】
両性界面活性剤としては、ベタイン系界面活性剤等が挙げられる。このうち、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、脂肪酸アミドプロピルベタイン等のベタイン系界面活性剤がより好ましく、脂肪酸アミドプロピルベタインが特に好ましい。脂肪酸アミドプロピルベタインは、炭素数8〜18、特に炭素数10〜16のアシル基を有するものが好ましく、特にラウリン酸アミドプロピルベタイン、パーム核油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン等が好ましい。
【0027】
これら成分(A)以外の界面活性剤は、必要に応じて本発明のシャンプー組成物に配合することができるが、本発明のシャンプー組成物を水性液状洗浄剤の形態とする場合には、成分(A)と共に、脂肪酸アミドプロピルベタイン又は脂肪酸アルカノールアミドを併用するのが、起泡力がより良好となるだけでなく、適度な液性が得られるので特に好ましい。脂肪酸アミドプロピルベタイン又は脂肪酸アルカノールアミドを含有させる場合、その含有量は、本発明のシャンプー組成物中の0.1〜10重量%が好ましく、更には0.5〜8重量%、特に1〜6重量%が、良好な増泡効果が得られるので好ましい。
【0028】
本発明のシャンプー組成物には、乾燥後の仕上がり向上のため、更に、カチオン界面活性剤及びシリコーン類から選ばれるコンディショニング成分を配合することができる。
【0029】
カチオン界面活性剤としては、例えば、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化ジアルキルジメチルアンモニウム、塩化ジセチルジメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ジココイルジメチルアンモニウム、塩化ミリスチルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノエチルトリエチルアンモニウム、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノエチルジエチルメチルアンモニウム、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノエチルトリメチルアンモニウム、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルトリエチルアンモニウム、メチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノエチルトリメチルアンモニウム、メチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム、エチル硫酸イソアルカン酸(C14〜C20)アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム、エチル硫酸イソアルカン酸(C18〜C22)アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム、エチル硫酸イソステアリン酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム、エチル硫酸イソノナン酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム及びアルキルトリメチルアンモニウムサッカリンなどが挙げられる。
【0030】
シリコーン類としては、例えば以下に示すものが挙げられる。
【0031】
(シリコーン類-1) ジメチルポリシロキサン
例えば下記一般式で表されるものが挙げられる。
【0032】
(Me)3Si-[(Me)2SiO]d-Si(Me)3
【0033】
〔式中、Meはメチル基を示し、dは3〜20000の数を示す。〕
【0034】
(シリコーン類-2) アミノ変性シリコーン
各種のアミノ変性シリコーンが使用できるが、特に平均分子量が約3000〜100000の、アモジメチコーン(Amodimethicone)の名称でCTFA辞典(米国,Cosmetic Ingredient Dictionary)第3版中に記載されているものが好ましい。このアミノ変性シリコーンは水性乳濁液として用いるのが好ましく、市販品としては、SM 8704C(東レ・ダウコーニング・シリコーン社)、DC 929(ダウコーニング社)等が挙げられる。
【0035】
(シリコーン類-3) その他のシリコーン類
上記以外に、ポリエーテル変性シリコーン、メチルフェニルポリシロキサン、脂肪酸変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、アルコキシ変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、環状シリコーン、アルキル変性シリコーン等が挙げられる。
【0036】
これらコンディショニング成分は、2種以上を併用してもよく、またその含有量は、泡のすべり、洗髪時からすすぎ時までの滑らかさの点から、本発明のシャンプー組成物中の0.01〜5重量%が好ましく、更には0.05〜3重量%、特に0.1〜1重量%が好ましい。
【0037】
また、他のコンデショニング剤として、油剤を含有することができる。油剤としては、スクワレン、スクワラン、流動パラフィン、流動イソパラフィン、シクロパラフィン等の炭化水素類;ヒマシ油、カカオ油、ミンク油、アボガド油、オリーブ油等のグリセリド類;ミツロウ、鯨ロウ、ラノリン、カルナウバロウ等のロウ類;セチルアルコール、オレイルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、2-オクチルドデカノール、グリセリン等のアルコール類;パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ラウリン酸ヘキシル、乳酸セチル、モノステアリン酸プロピレングリコール、オレイン酸オレイル、2-エチルヘキサン酸ヘキサデシル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸トリデシル等のエステル類;カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、ヤシ油脂肪酸、イソステアリル酸、イソパルミチン酸等の高級脂肪酸類、その他イソステアリルグリセリルエーテル、ポリオキシプロピレンブチルエーテルなどが挙げられる。これらのうち、エステル類が好ましく、特に2-エチルヘキサン酸ヘキサデシル、イソノナン酸イソノニル、パルミチン酸イソプロピル等が好ましい。
【0038】
また、系のpHを調整するため無機、有機の塩基を含むことが出来る。無機塩基としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウムなどが挙げられる。また、有機塩基としては、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、モノエタノールアミンなどが挙げられる。
【0039】
本発明のシャンプー組成物には、上記成分のほか、通常のシャンプー組成物に用いられる成分を目的に応じて適宜配合できる。このような成分としては、例えば抗フケ剤;ビタミン剤;殺菌剤;抗炎症剤防腐剤;キレート剤;ソルビトール、パンテノール等の保湿剤;染料、顔料等の着色剤;ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、ポリエチレングリコール、粘土鉱物等の粘度調整剤;植物エキス類;パール化剤;香料;色素;紫外線吸収剤;酸化防止剤;その他エンサイクロペディア・オブ・シャンプー・イングリーディエンツ〔ENCYCLOPEDIA OF SHAMPOO INGREDIENTS (MICELLE PRESS)〕に記載されている成分等が挙げられる。
【0040】
本発明のシャンプー組成物は、毛髪にツヤ・柔軟性を付与すると共に刺激を抑制する観点より、毛髪に適用する際のpH(水で20重量倍希釈,25℃)が1〜4であるが、pH2〜4未満、特にpH3〜4未満であるのが好ましい。
【0041】
本発明のシャンプー組成物の形態は、液状、粉末状、ゲル状、顆粒状等、適宜選択できるが、溶剤として水又は低級アルコール、特に水を用いた液状のものが好ましい。
【0042】
また本発明のシャンプー組成物としては、ヘアシャンプー、ボディーシャンプー、ペットシャンプー等が挙げられるが、特にシャンプー組成物が好ましい。
【0043】
【実施例】
実施例1〜4及び比較例1〜4
表1に示すシャンプー組成物を調製し、毛髪補修効果及びコンディショニング効果、並びに保存による安定性を評価した。
【0044】
(洗髪方法)
髪を十分に濡らした後、シャンプー組成物5g又は10g(セミロングは5g、ロングは10g)をとり、洗髪を行った。良くすすいだ後、ドライヤーの温風で十分に乾燥させた。このようにして3週間使用した後、毛髪補修効果の評価及びコンディショニング性に関する官能評価を行った。
【0045】
(毛髪補修効果)
簡易型実体顕微鏡〔WIDE STAND MICRO;PEAK社製(10倍)〕を用い、毛髪の根元方向斜め(毛髪軸と光源からの光の照射軸との角度15〜60度)から光を照射し、毛髪軸と光の照射軸と同一平面で、かつ毛髪軸に対し垂直方向から毛髪を観察した。この方法により、観察の妨げになる毛髪表面での正反射光を除くことができ、空洞ができた毛髪はメデュラ部の多孔質構造のみが毛髪中心部に白っぽく筋状に観察される(フレグランス ジャーナル,6号,11頁,2000年)。毛髪処理の前後において空洞部の全長を測定し、次式に従って空洞消失率(空洞補修率)を求めた。
【0046】
【数1】
Figure 0003964759
【0047】
(官能評価)
パネラー5名により、下記基準に従って評価を行い、その平均値からランク分けを行った。
【0048】
・評価基準
(1)乾燥後の毛髪のツヤ
4:顕著なツヤの改善が見られる
3:ツヤの改善が見られる
2:ややツヤの改善が見られる
1:ツヤの改善が無い
0:ツヤが無くなった
【0049】
(2)乾燥後の毛髪のまとまり性
4:まとまりが非常に良い
3:まとまりが良い
2:どちらともいえない
1:まとまりがやや良くない
0:まとまりがない
【0050】
・ランク
◎:平均評価点が3.5以上
○:平均評価点が2.5以上3.5未満
△:平均評価点が1.5以上2.5未満
×:平均評価点が1.5未満
【0051】
(安定性評価)
50℃1ヵ月保存後、性能と外観から下記基準に従い評価した。
◎:変化しない
○:わずかに劣化した
△:劣化が認められる
×:著しく劣化した。
【0052】
【表1】
Figure 0003964759
【0053】
Figure 0003964759
上記シャンプー(20重量倍希釈液のpHは3.7)で洗髪した髪は、乾燥後のツヤ、まとまり性が良好であった。
【0054】
Figure 0003964759
上記シャンプー(20重量倍希釈液のpHは3.5)で洗髪した髪は、乾燥後のツヤ、まとまり性が良好であった。
【0055】
Figure 0003964759
上記シャンプー(20重量倍希釈液のpHは3.7)で洗髪した髪は、乾燥後のツヤ、まとまり性が良好であった。
【0056】
Figure 0003964759
上記シャンプー(20重量倍希釈液のpHは3.9)で洗髪した髪は、乾燥後のツヤ、まとまり性が良好であった。
【0057】
Figure 0003964759
上記シャンプー(20重量倍希釈液のpHは4.0)で洗髪した髪は、乾燥後のツヤ、まとまり性が良好であった。
【0058】
【発明の効果】
本発明のシャンプー組成物は、洗髪時には良好な泡立ちとすべりの良い泡質を有し、また乾燥後の毛髪のツヤ、柔軟性、まとまり性に優れ、かつ安定性にも優れる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a shampoo composition which has good foaming and slippery foam quality at the time of shampooing, is excellent in gloss, flexibility and cohesiveness of hair after drying, and is excellent in stability.
[0002]
[Prior art]
In hair treatment agents such as hair rinses and hair conditioners, the pH of the system is lowered for the purpose of imparting gloss and flexibility to the hair. However, since the hair cleansing agent is not usually intended to give gloss or flexibility, no attempt has been made to lower the pH of the hair cleansing agent.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
The present inventors have studied a low pH hair cleaning agent using an organic acid in order to give the hair cleaning agent the function of imparting the above gloss, flexibility and cohesiveness. As a result, it was found that the gloss, flexibility, and cohesion can be improved by setting the pH to low in the cleaning system. However, it has been found that the stability is poor in the low pH region in the cleaning system, and the foam performance is deteriorated and there is a problem that the feeling of use is deteriorated such that the smoothness at the time of rinsing is lost.
[0004]
Therefore, the present invention provides a shampoo composition that has excellent stability, can effectively impart gloss, flexibility, and coherence to hair, and has good foaming and slippery foam quality during hair washing. For the purpose.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The present inventor has found that a shampoo composition satisfying the above requirements can be obtained by adding an inorganic acid to the shampoo composition to adjust to a certain low pH region and further containing a cationic polymer.
[0006]
That is, the present invention includes the following components (A) to (C):
(A) Anionic surfactant having a sulfate residue 1 to 50 % by weight
(B) Cationic polymer 0.05 to 5% by weight
(C) Inorganic acid 0.5 to 10 % by weight
And a shampoo composition having a pH of 1 to 4 at 25 ° C. when diluted 20 times by weight with water.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Examples of the component (A) sulfate-based anionic surfactant include polyoxyethylene alkyl ether sulfate, polyoxyethylene alkenyl ether sulfate, alkyl sulfate, polyoxyalkylene alkyl phenyl ether sulfate, etc. Those represented by the general formula (a1) or (a2) are preferred.
[0008]
RO (CH 2 CH 2 O) n SO 3 M (a1)
R'OSO 3 M (a2)
[0009]
[Wherein, R represents an alkyl group or alkenyl group having 10 to 18 carbon atoms, R ′ represents an alkyl group having 10 to 18 carbon atoms, and M represents an alkali metal, alkaline earth metal, ammonium, alkanolamine or base. N represents a number of 1 to 5 on a weight average. ]
[0010]
Two or more of these components (A) may be used in combination, and the content thereof is 1 to 50% by weight in the shampoo composition of the present invention in terms of foaming, liquid properties during use, and detergency. More preferably, it is 5 to 30% by weight, particularly 8 to 22% by weight.
[0011]
Examples of the cationic polymer as component (B) include cationized cellulose derivatives, cationic starch, cationized guar gum derivatives, diallyl quaternary ammonium salt homopolymers, diallyl quaternary ammonium salt / acrylamide copolymers, and quaternized polyvinyl. Pyrrolidone derivative, polyglycol polyamine condensate, vinyl imidazolium trichloride / vinyl pyrrolidone copolymer, hydroxyethyl cellulose / dimethyl diallylammonium chloride copolymer, vinyl pyrrolidone / quaternized dimethylaminoethyl methacrylate copolymer, polyvinyl pyrrolidone / alkyl Amino acrylate copolymer, polyvinyl pyrrolidone / alkylamino acrylate / vinyl caprolactam copolymer, vinyl pyrrolidone / methacrylamidopropyl chloride Limethylammonium copolymer, alkylacrylamide / acrylate / alkylaminoalkylacrylamide / polyethylene glycol methacrylate copolymer, adipic acid / dimethylaminohydroxypropylethylenetriamine copolymer (Cartaretin, manufactured by Sandos, USA), JP-A-53-139734 And cationic polymers described in JP-A-60-36407, and cationized cellulose derivatives and cationized guar gum derivatives are particularly preferable.
[0012]
Ingredient (B) may be used in combination of two or more, and the content thereof is 0.05 to 5% by weight in the shampoo composition of the present invention in terms of foam sliding and smoothness from washing to rinsing. %, More preferably 0.1 to 3% by weight, and particularly preferably 0.15 to 1% by weight.
[0013]
Examples of the inorganic acid of component (C) include condensed phosphoric acid such as hydrochloric acid, sulfuric acid, nitric acid, phosphoric acid, pyrophosphoric acid, and tripolyphosphoric acid. Of these, hydrochloric acid, sulfuric acid, and phosphoric acid are particularly preferable.
[0014]
Two or more kinds of component (C) may be used in combination, and the content thereof is 0.01 to 10% by weight in the shampoo composition of the present invention in terms of foam slippage and smoothness from the time of shampooing to the time of rinsing. %, More preferably 0.05 to 3% by weight, and particularly preferably 0.1 to 1% by weight.
[0015]
The shampoo composition of the present invention may contain an organic solvent selected from the following (d1) to (d5) as the component (D) in order to further improve the gloss of the hair.
[0016]
(d1) Compound represented by general formula (1)
[Chemical 3]
Figure 0003964759
[0018]
[Wherein R 1 represents a hydrogen atom or a group R 2 —Ph—R 3 — (R 2 ; a hydrogen atom, a methyl group or a methoxy group, R 3 ; a bond or a saturated or unsaturated group having 1 to 3 carbon atoms. Valent hydrocarbon group, Ph (paraphenylene group), Y and Z each represent a hydrogen atom or a hydroxyl group, and p, q, and r each represent an integer of 0 to 5. However, when p = q = 0, Z is not a hydrogen atom, and R 1 is neither a hydrogen atom nor a group R 2 —Ph—. ]
(d2) N-alkylpyrrolidone having a C1-C18 alkyl group bonded to a nitrogen atom (d3) C1-C4 alkylene carbonate
(d4) Polypropylene glycol with a molecular weight of 200-5000
(d5) Lactone or cyclic ketone represented by the general formula (2), (3) or (4)
[Formula 4]
Figure 0003964759
[0020]
[Wherein, X represents a methylene group or an oxygen atom, R 4 and R 5 represent different substituents, and a and b represent 0 or 1. ]
[0021]
Among the organic solvents as component (D), (d1) includes ethylene glycol, propylene glycol, 1,3-butanediol, benzyl alcohol, cinnamyl alcohol, phenethyl alcohol, p-anisyl alcohol, p-methylbenzyl Examples include alcohol, phenoxyethanol, 2-benzyloxyethanol, methyl carbitol, ethyl carbitol, propyl carbitol, butyl carbitol, triethylene glycol monoethyl ether, triethylene glycol monobutyl ether, and glycerin. Examples of (d2) include N-methylpyrrolidone, N-octylpyrrolidone, N-laurylpyrrolidone and the like. Examples of (d3) include ethylene carbonate and propylene carbonate. The polypropylene glycol (d4) preferably has a molecular weight of 200 to 1000. In (d5), R 4 and R 5 in the general formulas (2) to (4) are linear, branched or cyclic alkyl groups, hydroxyl groups, sulfonic acid groups, phosphoric acid groups, carboxy groups, and phenyl groups. , A sulfoalkyl group, an alkyl phosphate group, a carboxyalkyl group, etc. are preferable. In particular, in the case of γ-lactone, the γ-position is substituted, and in the case of δ-lactone, the δ-position (that is, the methylene adjacent to the hetero oxygen atom) is substituted. C1-C6 linear or branched alkyl groups such as methyl, ethyl, propyl, isopropyl and butyl groups are preferred. When it is desired to increase the water solubility of the compounds (2) to (4), R 4 or R 5 has an acidic group such as a sulfonic acid group, a phosphoric acid group or a carboxy group, or an alkyl group substituted with these. Is preferred. Among (d5), examples of the lactone include γ-butyrolactone, γ-caprolactone, γ-valerolactone, δ-valerolactone, δ-caprolactone, δ-heptanolactone, and the like, from the viewpoint of lactone stability. Γ-lactone, particularly γ-butyrolactone and γ-caprolactone are preferred. Among (d5), examples of the cyclic ketone include cyclopentanone, cyclohexanone, cycloheptanone, 4-methylcycloheptanone and the like.
[0022]
Ingredient (D) may be used in combination of two or more, and its content is preferably 0.01 to 50% by weight in the shampoo composition of the present invention from the viewpoint of feeling of use, gloss of hair and flexibility. Further, 0.05 to 50% by weight, particularly 0.1 to 35% by weight is preferable.
[0023]
In order to further improve the foam performance, the shampoo composition of the present invention may contain a surfactant selected from an anionic surfactant other than the component (A), a nonionic surfactant and an amphoteric surfactant. .
[0024]
Examples of anionic surfactants other than component (A) include sulfonates and carboxylates, such as sulfosuccinic acid alkyl ester salts, polyoxyalkylene sulfosuccinic acid alkyl ester salts, and higher grades. Examples include fatty acid salts, alkane sulfonates, alkyl ether carboxylic acids or salts thereof.
[0025]
Nonionic surfactants include polyoxyalkylene sorbitan fatty acid esters, polyoxyalkylene sorbite fatty acid esters, polyoxyalkylene glycerin fatty acid esters, polyoxyalkylene fatty acid esters, polyoxyalkylene alkyl ethers, polyoxyalkylene alkyl. Examples include phenyl ethers, polyoxyalkylene (cured) castor oils, sucrose fatty acid esters, polyglycerin alkyl ethers, polyglycerin fatty acid esters, fatty acid alkanolamides, alkyl glycosides, and the like. Of these, alkyl glycosides, polyoxyalkylene alkyl ethers, polyoxyethylene sorbitan fatty acid esters, polyoxyethylene hydrogenated castor oil, and fatty acid alkanolamides are preferred. As the fatty acid alkanolamide, those having an acyl group having 8 to 18 carbon atoms, particularly 10 to 16 carbon atoms are preferable. The fatty acid alkanolamide may be either a monoalkanolamide or a dialkanolamide, and preferably has a hydroxyalkyl group having 2 to 3 carbon atoms, such as oleic acid diethanolamide, palm kernel oil fatty acid diethanolamide, coconut oil. Examples include fatty acid diethanolamide, lauric acid diethanolamide, polyoxyethylene coconut oil fatty acid monoethanolamide, coconut oil fatty acid monoethanolamide, lauric acid isopropanolamide, and lauric acid monoethanolamide.
[0026]
Examples of amphoteric surfactants include betaine surfactants. Of these, betaine surfactants such as alkyldimethylaminoacetic acid betaine and fatty acid amidopropyl betaine are more preferred, and fatty acid amidopropyl betaine is particularly preferred. The fatty acid amidopropyl betaine is preferably one having an acyl group having 8 to 18 carbon atoms, particularly 10 to 16 carbon atoms, and in particular, lauric acid amidopropyl betaine, palm kernel oil fatty acid amidopropyl betaine, coconut oil fatty acid amidopropyl betaine and the like. preferable.
[0027]
Surfactants other than these components (A) can be blended in the shampoo composition of the present invention as necessary, but when the shampoo composition of the present invention is in the form of an aqueous liquid detergent, the components It is particularly preferable to use fatty acid amidopropyl betaine or fatty acid alkanolamide together with (A) because not only foaming power is improved, but also an appropriate liquid property is obtained. When fatty acid amide propyl betaine or fatty acid alkanolamide is contained, the content thereof is preferably 0.1 to 10% by weight, more preferably 0.5 to 8% by weight, particularly 1 to 6% by weight in the shampoo composition of the present invention. It is preferable because a good foam increasing effect can be obtained.
[0028]
In order to improve the finish after drying, the shampoo composition of the present invention may further contain a conditioning component selected from cationic surfactants and silicones.
[0029]
Examples of the cationic surfactant include lauryl trimethyl ammonium chloride, cetyl trimethyl ammonium chloride, cetyl trimethyl ammonium bromide, stearyl trimethyl ammonium chloride, stearyl trimethyl ammonium bromide, lauryl trimethyl ammonium bromide, dialkyldimethyl ammonium chloride, dicetyl chloride. Dimethyl ammonium, distearyl dimethyl ammonium chloride, dicocoyl dimethyl ammonium chloride, myristyl dimethyl benzyl ammonium chloride, stearyl dimethyl benzyl ammonium chloride, ethyl lanolin sulfate fatty acid aminopropyl ethyl dimethyl ammonium, ethyl sulfate lanolin fatty acid amino ethyl triethyl ammonium, ethyl lanolin sulfate fatty acid Aminoethyldiethylmethylammo Um, ethyl lanolin fatty aminoethyl trimethylammonium sulfate, ethyl lanolin fatty acid aminopropyl triethylammonium sulfate, methyl sulfate lanolin fatty acid aminoethyl trimethylammonium, lanolin fatty acid aminopropyl ethyl dimethyl ammonium methyl sulfate, ethyl sulfate isoalkanes acid (C 14 ~C 20) mentioned aminopropyl dimethylammonium, ethyl isoalkanes acid (C 18 ~C 22) aminopropyl dimethylammonium sulfate, ethyl isostearate aminopropyl dimethylammonium sulfate, ethyl sulfate, isononanoic acid aminopropyl ethyl dimethyl ammonium and alkyl trimethyl ammonium saccharine It is done.
[0030]
Examples of silicones include the following.
[0031]
(Silicone-1) Dimethylpolysiloxane Examples include those represented by the following general formula.
[0032]
(Me) 3 Si-[(Me) 2 SiO] d -Si (Me) 3
[0033]
[In formula, Me shows a methyl group and d shows the number of 3-20000. ]
[0034]
(Silicones-2) Amino-modified silicones Various amino-modified silicones can be used, but the average molecular weight is about 3000 to 100,000, especially in the third edition of the CTFA Dictionary (US, Cosmetic Ingredient Dictionary) under the name Amodimethicone. What is described is preferred. This amino-modified silicone is preferably used as an aqueous emulsion. Examples of commercially available products include SM 8704C (Toray Dow Corning Silicone) and DC 929 (Dow Corning).
[0035]
(Silicones-3) Other silicones Besides the above, polyether modified silicone, methylphenylpolysiloxane, fatty acid modified silicone, alcohol modified silicone, alkoxy modified silicone, epoxy modified silicone, fluorine modified silicone, cyclic silicone, alkyl modified silicone Etc.
[0036]
Two or more of these conditioning components may be used in combination, and the content thereof is 0.01 to 5% by weight in the shampoo composition of the present invention in terms of foam sliding and smoothness from the time of shampooing to rinsing. %, More preferably 0.05 to 3% by weight, and particularly preferably 0.1 to 1% by weight.
[0037]
Moreover, an oil agent can be contained as another conditioning agent. Oils include hydrocarbons such as squalene, squalane, liquid paraffin, liquid isoparaffin, cycloparaffin; glycerides such as castor oil, cacao oil, mink oil, avocado oil, olive oil; beeswax, whale wax, lanolin, carnauba wax, etc. Waxes; alcohols such as cetyl alcohol, oleyl alcohol, stearyl alcohol, isostearyl alcohol, 2-octyldodecanol, glycerin; isopropyl palmitate, isopropyl myristate, octyldodecyl myristate, hexyl laurate, cetyl lactate, monostearin Esters such as propylene glycol acid, oleyl oleate, hexadecyl 2-ethylhexanoate, isononyl isononanoate, tridecyl isononanoate; capric acid, lauric acid, myristic Examples thereof include higher fatty acids such as acid, palmitic acid, stearic acid, behenic acid, oleic acid, coconut oil fatty acid, isostearyl acid and isopalmitic acid, and other isostearyl glyceryl ethers and polyoxypropylene butyl ethers. Of these, esters are preferable, and hexadecyl 2-ethylhexanoate, isononyl isononanoate, isopropyl palmitate, and the like are particularly preferable.
[0038]
In addition, inorganic and organic bases can be included to adjust the pH of the system. Examples of the inorganic base include sodium hydroxide, potassium hydroxide, calcium hydroxide and the like. Examples of the organic base include triethanolamine, diethanolamine, and monoethanolamine.
[0039]
In addition to the above components, the shampoo composition of the present invention can be appropriately mixed with components used in ordinary shampoo compositions according to the purpose. Such components include, for example, anti-dandruff agents; vitamins; bactericides; anti-inflammatory agents, antiseptics; chelating agents; moisturizers such as sorbitol and panthenol; colorants such as dyes and pigments; hydroxyethyl cellulose, methyl cellulose, polyethylene Viscosity modifiers such as glycols and clay minerals; plant extracts; pearlizing agents; fragrances; pigments; UV absorbers; antioxidants; other ENCYCLOPEDIA OF SHAMPOO INGREDIENTS (MICELLE PRESS )] And the like.
[0040]
The shampoo composition of the present invention has a pH (diluted 20 times by weight at 25 ° C.) of 1 to 4 when applied to hair from the viewpoint of imparting gloss and flexibility to the hair and suppressing irritation. The pH is preferably less than 2 to 4, particularly preferably less than 3 to 4.
[0041]
The form of the shampoo composition of the present invention can be appropriately selected from a liquid form, a powder form, a gel form, a granule form and the like, but a liquid form using water or a lower alcohol, particularly water, as a solvent is preferable.
[0042]
Examples of the shampoo composition of the present invention include hair shampoos, body shampoos, pet shampoos and the like, with shampoo compositions being particularly preferred.
[0043]
【Example】
Examples 1-4 and Comparative Examples 1-4
The shampoo composition shown in Table 1 was prepared, and the hair repair effect and conditioning effect, and the stability by storage were evaluated.
[0044]
(Hair washing method)
After the hair was sufficiently wetted, 5 g or 10 g of shampoo composition (5 g for semi-long and 10 g for long) was taken and washed. After rinsing well, it was thoroughly dried with warm air from a dryer. Thus, after using for 3 weeks, the sensory evaluation regarding evaluation of a hair repair effect and conditioning property was performed.
[0045]
(Hair repair effect)
Using a simple stereomicroscope [WIDE STAND MICRO; manufactured by PEAK (10x)], irradiate light from the base of the hair obliquely (angle 15-60 degrees between the hair axis and the light irradiation axis from the light source), The hair was observed from the direction perpendicular to the hair axis and the same plane as the hair axis and the light irradiation axis. By this method, specularly reflected light on the hair surface that obstructs observation can be removed, and only the porous structure of the medulla part is observed as whitish and streak-like hair in the center of the hair (fragrance journal). , No. 6, p. 11, 2000). The total length of the cavity was measured before and after the hair treatment, and the cavity disappearance rate (cavity repair rate) was determined according to the following formula.
[0046]
[Expression 1]
Figure 0003964759
[0047]
(sensory evaluation)
Evaluation was performed according to the following criteria by five panelists, and ranking was performed based on the average value.
[0048]
·Evaluation criteria
(1) Hair gloss after drying 4: Significant improvement in gloss is seen 3: Improvement in gloss is seen 2: Slight improvement in gloss is seen 1: No improvement in gloss 0: No gloss 0049
(2) Hair cohesion after drying 4: Very good cohesion 3: Good cohesion 2: Not good 1: Neither cohesion is not good 0: No cohesion
-Rank ◎: Average evaluation score of 3.5 or more ○: Average evaluation score of 2.5 or more and less than 3.5 △: Average evaluation score of 1.5 or more and less than 2.5 ×: Average evaluation score of less than 1.5
(Stability evaluation)
After storage at 50 ° C for one month, the performance and appearance were evaluated according to the following criteria.
A: No change B: Slightly deteriorated B: Deterioration is observed X: Remarkably deteriorated
[0052]
[Table 1]
Figure 0003964759
[0053]
Figure 0003964759
The hair washed with the above shampoo (pH of the 20-fold diluted solution was 3.7) had good gloss after drying and good cohesion.
[0054]
Figure 0003964759
The hair washed with the above shampoo (pH of the 20-fold diluted solution was 3.5) was excellent in gloss and unity after drying.
[0055]
Figure 0003964759
The hair washed with the above shampoo (pH of the 20-fold diluted solution was 3.7) had good gloss after drying and good cohesion.
[0056]
Figure 0003964759
The hair washed with the above shampoo (pH of diluted solution 20 times by weight is 3.9) was excellent in gloss and unity after drying.
[0057]
Figure 0003964759
The hair washed with the above shampoo (pH of diluted solution 20 times by weight was 4.0) had good gloss after drying and unity.
[0058]
【The invention's effect】
The shampoo composition of the present invention has good foaming and slippery foam quality at the time of shampooing, and is excellent in gloss, flexibility and cohesiveness of hair after drying, and also in stability.

Claims (4)

次の成分(A)〜(D)
(A) 硫酸残基を有するアニオン界面活性剤 1〜50重量%
(B) カチオン化グアーガム誘導体 0.05〜5重量%
(C) リン酸 0.5〜10重量%
(D) 次の (d1) (d5) から選ばれる有機溶剤
(d1) 一般式 (1) で表される化合物
Figure 0003964759
〔式中、R 1 は水素原子、低級アルキル基、又は基R 2 Ph −R 3 −(R 2 ;水素原子、メチル基又はメトキシ基,R 3 ;結合手又は炭素数1〜3の飽和若しくは不飽和の二価の炭化水素基, Ph ;パラフェニレン基)を示し、Y及びZは水素原子又は水酸基を示し、p、q及びrは0〜5の整数を示す。ただし、p=q=0であるときは、Zは水素原子ではなく、またR 1 は水素原子及び基R 2 Ph −のいずれでもない。〕
(d2) 窒素原子に炭素数1〜 18 のアルキル基が結合した N- アルキルピロリドン
(d3) 炭素数1〜4のアルキレンカーボネート
(d4) 分子量 200 5000 のポリプロピレングリコール
(d5) 一般式 (2) (3) 又は (4) で表されるラクトン又は環状ケトン
Figure 0003964759
〔式中、Xはメチレン基又は酸素原子を示し、R 4 及びR 5 は相異なる置換基を示し、a及びbは0又は1を示す。〕
を含有し、水で20重量倍希釈したときの25℃におけるpHが1〜4であるシャンプー組成物。
Next ingredient (A) ~ (D)
(A) Anionic surfactant having a sulfate residue 1 to 50% by weight
(B) Cationized guar gum derivative 0.05-5% by weight
(C) Phosphoric acid 0.5-10% by weight
(D) Organic solvent selected from the following (d1) to (d5)
(d1) Compound represented by general formula (1)
Figure 0003964759
Wherein, R 1 represents a hydrogen atom, a lower alkyl group, or a group R 2 - Ph -R 3 - ( R 2; hydrogen atom, methyl group or methoxy group, R 3; a bond or a saturated 1 to 3 carbon atoms Or an unsaturated divalent hydrocarbon group, Ph (paraphenylene group), Y and Z each represent a hydrogen atom or a hydroxyl group, and p, q, and r each represent an integer of 0 to 5. However, when p = q = 0, Z is not hydrogen atom, and R 1 is a hydrogen atom and radicals R 2 - Ph - neither. ]
(d2) N- alkylpyrrolidone having a C1- C18 alkyl group bonded to a nitrogen atom
(d3) C1-C4 alkylene carbonate
(d4) Polypropylene glycol having a molecular weight of 200 to 5000
(d5) Lactone or cyclic ketone represented by general formula (2) , (3) or (4)
Figure 0003964759
[Wherein, X represents a methylene group or an oxygen atom, R 4 and R 5 represent different substituents, and a and b represent 0 or 1. ]
A shampoo composition having a pH of 1 to 4 at 25 ° C. when diluted 20 times by weight with water.
更に、成分(A)以外のアニオン界面活性剤、非イオン界面活性剤及び両性界面活性剤から選ばれる界面活性剤を含有する請求項記載のシャンプー組成物。Furthermore, component (A) other than the anionic surfactant, nonionic surfactant and shampoo compositions according to claim 1, further comprising a surfactant selected from amphoteric surfactants. 更に、脂肪酸アミドプロピルベタイン又は脂肪酸アルカノールアミドを含有する請求項1又は2記載のシャンプー組成物。Furthermore, the shampoo composition of Claim 1 or 2 containing a fatty-acid amide propyl betaine or a fatty-acid alkanolamide. 更に、シリコーン類及びカチオン活性剤から選ばれるコンディショニング剤を含有する請求項1〜のいずれかに記載のシャンプー組成物。Furthermore, the shampoo composition in any one of Claims 1-3 containing the conditioning agent chosen from silicones and a cationic activator.
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