JP3964741B2 - NC lathe measurement and printing cylinder processing method for printing of used straight plate type gravure printing rolls - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、NC旋盤にロールを取付けてロールの概ねの数値及びニッケルメッキの厚みやセルの深さや削り代等をデータ入力すると、精密なロール計測を行ない、さらに計測結果と入力値とからにより必要な計算が行なわれて、偏心量が大き過ぎずロール母材が露出しないように落版円筒加工が適切に行なわれる見通しがあるときには、計測後に端面加工と落版円筒加工を自動的に実行でき、落版円筒加工が適切に行なわれる見通しがないときには、加工を自動的には実行しないようになっていて、偏心量が大き過ぎたり落版円筒加工を行なうとロール母材が露出してしまう不良なロールを落版円筒加工の対象から除外でき、もって、計測数値から落版円筒加工に入るべきか否かの判断を人為的に行なう必要がなく、判断に人為的な誤りが生じる余地を排除することができる、使用済み直版タイプグラビア印刷ロールの落版のためのNC旋盤による計測・落版円筒加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、地球環境の悪化を防ぐ観点から、油性インクの使用が制限され水性インキが使用されていく方向にあり、グラビア印刷ロールのセルを浅くする方向が示されており、その分、直版タイプグラビア印刷ロールのリサイクル製版の落版工程では、落版する削り深さが小さくて済むことになり、メッキを付け直す厚さも小さくて済むようになるので、時間短縮と省エネルギーの面から、落版技術の充実が重要になっている。
【0003】
使用済みの直版タイプグラビア印刷ロールのリサイクル製版は、落版工程を最初に行なう。エッチング法の全工程を示すと、脱クロム処理―落版研磨―脱脂―硫酸銅メッキ―円筒研磨―感光膜塗布―レーザー露光・潜像形成―現像―食刻―レジスト剥離―クロムメッキという工程である。又、彫刻法の全工程を示すと、脱クロム処理―落版研磨―脱脂―硫酸銅メッキ―円筒研磨―彫刻―クロムメッキという工程である。
【0004】
従来、上記の落版は、使用済みグラビア印刷ロールを塩酸溶液中に浸漬してクロムメッキを溶解除去してから、被製版ロールに粗仕上げ研磨砥石を一定圧で押し付けて約40〜50μmの研磨代となるように円筒研磨を行ないセルを削り取っていた。
【0005】
上記のように、直版タイプグラビア印刷ロールのリサイクル製版における落版工程は、使用済みのグラビア印刷ロールを脱クロム処理してから端面研磨と落版研磨を行なっている。落版研磨は、図柄があるところでは、研磨がスクリン線に対して行なわれるから研磨面積が小さいので単位面積当たりの研磨圧力が大きくなり研磨が深く進行し、又、図柄が無いところでは、研磨面積が大きいので単位面積当たりの研磨圧力が小さくなり研磨が浅く進行する。
【0006】
このため、多少なりともいびつに研磨されることは免れない。ロールが4〜5回反復使用されると、ロールの長さ方向及び周方向に異なった複数箇所でますますいびつになって許容円筒度を全面的に大きく逸脱してしまうことになる。落版工程でロールがいびつになる原因は、研磨砥石を一定圧で押し付けており、かつロール面に研磨が容易に進行する個所と進行が遅くなる箇所とがあるからである。
【0007】
いびつの度合いが大きくなり許容円筒度を逸脱した被製版ロールは、オーバーホールの真円加工に回され、NC旋盤により精密に真円加工される。加工前の硫酸銅メッキの厚みは100μm〜150μmあるが、オーバーホールの円筒加工(真円加工)は削り代が大きいので、真円加工が行なわれるとロール母材が全面露出することになる。
従って、オーバーホールの真円加工された鉄ロールの製版工程は、脱脂処理してからニッケルメッキが2〜3μm付けられ、次いで硫酸銅メッキが付けられる。又、オーバーホールの真円加工されたアルミロールの製版工程は、ジンケート法又はアノダール法によりメッキ前処理が行なわれ、次いで硫酸銅メッキが付けられる。オーバーホールの真円加工された鉄ロール及びアルミロールは、ロール母材を削ってロール母材の径が小さくなっているので、小さくなった分だけ余計に厚くなるように硫酸銅メッキを厚く付けて硫酸銅メッキを付けたときのロール径をロールを作った時のロール径になるようにする。
【0008】
上記のように、従来の直版タイプグラビア印刷ロールのリサイクル製版の落版工程には、砥石研磨が行なわれており、NC旋盤による真円加工はオーバーホール加工に採用されており、リサイクル製版の落版工程には含まれていない。
【0009】
特開平11−267915の偏心落版円筒加工方法は、軸物又はフランジ物のいずれについても、ワークの回転中心を外れる偏心円筒部形状の加工を偏心量・偏心円筒径の如何を問わず偏心円筒部外径の表面を均整に加工する目的で、ワーク保持機構と現保持機構とが相対移動可能な工作機械において、ワーク保持機構の回転軸線に直交する方向に回転工具を設け、ワークを回転させながら回転工具をワーク保持機構の回転軸線に直交する面内で、工具刃先位置をワーク回転角に対し二軸速度制御して偏心円筒を加工することが提供されている。
【0010】
そこで、特開平11−267915の偏心落版円筒加工方法をリサイクル製版の落版工程に適用しようとすると、落版円筒加工後も相変わらず偏心したままとなるので、偏心量が大きいと、動的バランスの悪さも加わってレーザー製版の画像焼付けや印刷に悪影響を及ぼすことになるから、適正なロールとして使用できない。不良なロールを落版円筒加工するのは不経済である。
それよりも、ロールの外面円筒面がロールの回転中心に対して同心円ではない偏心しているロールを真円になるように落版円筒加工するものとして、落版円筒加工の前にロール面の多点計測を行なって偏心状態を計測し、その結果、落版円筒加工を行なうとロールに偏肉を来して、動的バランスが一定以上悪くなるロール又はロール母材が露出してしまうロールについては、落版円筒加工を行なわないようにする方が経済的であり、落版円筒加工を行なわないロールについては、ロールの外面円筒面に対してチャック孔が同心になるようにオーバーホール加工するか、又は廃棄ロールとした方が賢明である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
直版タイプグラビア印刷ロールのリサイクル製版の落版工程に、砥石研磨に替えてNC旋盤による真円加工を採用することができれば、ロールが多数回反復使用されてもロールがいびつの度合いが大きくならず、オーバーホールの真円加工とは異なり、削り代を小さく抑えられるので、ロール母材が露出しない限度にNC旋盤による真円加工を行なうことができ、もって、鉄ロールにあっては脱脂処理してからニッケルメッキを付けてから硫酸銅メッキを付け、又、アルミロールにあっては、ジンケート法又はアノダール法のメッキ前処理を行なってから硫酸銅メッキを付けるという製版工程のニッケルメッキやジンケート法又はアノダール法のメッキ前処理を行なわなくて済むので望ましい。
又、直版タイプグラビア印刷ロールのリサイクル製版の落版工程に、砥石研磨に替えてNC旋盤による真円加工を採用することができれば、従来行なってきた旋盤によるオーバーホールの真円加工は不要になり、NC旋盤による真円加工では対処できないほどいびつなロールだけがオーバーホールに回すか、又は廃棄ロールとすることができ、圧倒的な割合でリサイクル可能なロールとして適合化できるので望ましい。
【0012】
本願発明は、NC旋盤にロールを取付けてロールの概ねの数値及びニッケルメッキの厚みやセルの深さや削り代等をデータ入力すると、精密なロール計測を行ない、さらに計測結果と入力値とからにより必要な計算が行なわれて、偏心量が大き過ぎずロール母材が露出しないように落版円筒加工が適切に行なわれる見通しがあるときには、計測後に端面加工と落版円筒加工を自動的に実行でき、落版円筒加工が適切に行なわれる見通しがないときには、加工を自動的には実行しないようになっていて、偏心量が大き過ぎたり落版円筒加工を行なうとロール母材が露出してしまう不良なロールを落版円筒加工の対象から除外でき、もって、計測数値から落版円筒加工に入るべきか否かの判断を人為的に行なう必要がなく、判断に人為的な誤りが生じる余地を排除することができる、使用済み直版タイプグラビア印刷ロールの落版のためのNC旋盤による計測・落版円筒加工方法を提供することを解決課題としている。
【0013】
請求項1に記載の発明は、NC旋盤の対向一対の円錐チャックコーンに使用済み直版タイプグラビア印刷ロールである被製版ロールの両端面の被チャック孔を嵌合させて該被製版ロールを両端チャックし、NC旋盤に付設された入力装置から、予め計測した該被製版ロールの長さと外径と被チャック孔の径の概ねの値、並びに少なくとも最少削り代と落版円筒加工後に残る硫酸銅メッキの厚み寸法である加工後メッキ厚の一方の入力を行なってから計測を開始し、NC旋盤のタレット式の刃物台に装備した計測用のプローブを該被製版ロールに多点タッチさせて半径を計測し、計測結果から、計測半径最大値と計測半径最小値との偏差に前記最少削り代を加算した値を最大削り代として、硫酸銅メッキの厚み寸法から落版円筒加工後に残る硫酸銅メッキの厚み寸法である加工後メッキ厚を差し引いた値である許容削り代が最大削り代よりも大きいとき、及び/又は、計測半径最大値と計測半径最小値との偏差の半分の値である偏心量が許容偏心量よりも小さいときには加工プログラムに移行して該被製版ロール面の計測半径最小値のポイントを最少削り代で削り取るように落版円筒加工を自動的に実行していき、及び、許容削り代が最大削り代よりも小さいとき、及び/又は、偏心量が許容偏心量よりも大きいときには、直ちには加工プログラムに移行しないようになっていることを特徴とする使用済み直版タイプグラビア印刷ロールの落版のためのNC旋盤による計測・落版円筒加工方法を提供するものである。
請求項2記載の発明は、NC旋盤の対向一対の円錐チャックコーンに使用済み直版タイプグラビア印刷ロールである被製版ロールの両端面の被チャック孔を嵌合させて該被製版ロールを両端チャックし、NC旋盤に付設された入力装置から、予め計測した該被製版ロールの長さと外径と被チャック孔の径の概ねの値、並びに少なくとも最少削り代と落版円筒加工後に残る硫酸銅メッキの厚み寸法である加工後メッキ厚の一方の入力を行なってから計測を開始し、NC旋盤のタレット式の刃物台に装備した計測用のプローブを該被製版ロールの周面方向及び母線方向に異なる多数の点にタッチさせて各点の半径を計測するとともに該被製版ロール端面のメッキ厚さを計測し、計測結果から、計測半径最大値と計測半径最小値との偏差に前記最少削り代を加算した値を最大削り代として算出し、硫酸銅メッキの厚み寸法から落版円筒加工後に残る硫酸銅メッキの厚み寸法である加工後メッキ厚を差し引いた値である許容削り代を算出し落版円筒加工後の直径値及び/又は円周長さを予め計算し、これら計測値と計算値を入力装置からの入力データと併せてディスプレイに表示し、計測半径最大値と計測半径最小値との偏差に前記最少削り代を加算した値を最大削り代として、硫酸銅メッキの厚み寸法から落版円筒加工後に残る硫酸銅メッキの厚み寸法である加工後メッキ厚を差し引いた値である許容削り代が最大削り代よりも大きいとき、及び/又は、計測半径最大値と計測半径最小値との偏差の半分の値である偏心量が許容偏心量よりも小さいときに自動的に加工プログラムに移行する加工自動移行の選択ボタンと、許容削り代が最大削り代よりも大きいか、又は小さいかを作業者がディスプレイの表示を見て判別してから落版円筒加工を実行する加工命令の選択ボタンのいずれかをオンするようになっていて、加工自動移行の選択ボタンをオンしておいて最大削り代が許容削り代よりも小さいとき及び加工命令の選択ボタンをオンしないでディスプレイの表示を見て加工するか、否かを判別して加工命令の選択ボタンをオンしたときに加工プログラムに移行して、該被製版ロール端面の母材面から一定の厚さの硫酸銅メッキが残るように端面加工と該被製版ロール面の計測半径最小値のポイントを最少削り代で削り取るように落版円筒加工を自動的に実行していき、及び、許容削り代が最大削り代よりも小さいとき、及び/又は、偏心量が許容偏心量よりも大きいときには、何らかの警告若しくは加工プログラムに移行しない通知を発するようになっていることを特徴とする使用済み直版タイプグラビア印刷ロールの落版のためのNC旋盤による計測・落版円筒加工方法を提供するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
本願発明の使用済み直版タイプグラビア印刷ロールの落版のためのNC旋盤による計測・落版円筒加工方法の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、NC旋盤の正面図である。このNC旋盤は、主軸に設けられた円錐チャックコーン1と、フリー回転軸に円錐チャックコーン2が同一水平線上に対向している。円錐チャックコーン1は回転駆動手段3により回転される。円錐チャックコーン2は、移動調整自在なブラケット4に設けられていて、円錐チャックコーン1に対して接近・離隔自在である。円錐チャックコーン1と円錐チャックコーン2とで使用済み直版タイプグラビア印刷ロールである被製版ロールRの両端面の被チャック孔に嵌合して該被製版ロールRを両端チャックする。該被製版ロールRに沿った水平方向にNC制御移動自在であるとともに該被製版ロールRに対して水平直径方向にNC制御移動自在である複式移動台5にタレット式の刃物台6がインデックス回転位置決めされるように設けられている。
刃物台6には、各種の切削刃物7a,7b,7c,7d,・・と、計測用の測定端子である接触式プローブ8が設けられている。NC旋盤には、各種の数値を表示すると共に加工順序や移動寸法を入力支持するためのディスプレイ9及びディスプレイ9の画面切替えや数値入力等を行なう入力装置10が備えられている。
【0015】
このNC旋盤は、接触式プローブ8を被製版ロールRに直交する水平方向に向けたときに、計測プログラムに移行できるようになっていて、接触式プローブ8の先端の球体部が被計測体に接触して僅少でも振れたとき、及び、振れないが長さ方向に僅少でも引っ込むときには振れの方向や引っ込みを判別して原点位置から該接触式プローブ8の先端の球体部の接触ポイントまでの距離をμm単位で計測できる。
【0016】
このNC旋盤は、図1に示すように、被製版ロールRを円錐チャックコーン1と円錐チャックコーン2とで両端チャックする前に、ディスプレイ9に、図2に示すデータ入力シートの画面を選択表示して、被製版ロールRについて、予め計測したロールの長さと外径と被チャック孔の径の概ねの値を入力装置10より数値入力する。なお、このNC旋盤が製版ラインに備えられる場合には、メインコンピューターからNC旋盤のコンピューターへ前記三つの数値を転送して入力するようになっていても良い。
クロムメッキの厚さと、落版円筒加工前の硫酸銅メッキの厚さと、ニッケルメッキの厚さと、最少削り代と、許容偏心量と、落版円筒加工後に残る硫酸銅メッキの許容最小厚さと、加工端面に残る硫酸銅メッキの厚さとについては、それぞれ半固定値として、例えば、8μm、130μm、2μm、48μm、30μm、20μm、60μmがディスプレイ9に図2に示すデータ入力シートの画面が表示された当初より自動入力されるようになっていて、異なる数値にしたいときは、入力装置10より変更入力できるようになっている。
ロールの偏心量は各ロールに固有のものであって計測結果の計測半径最大値と計測半径最小値との偏差の半分の値である。
これに対して、図2中に入力する許容偏心量は、計測によって算出されるロールの偏心量の大小のチェックするための閾値であってロールの偏心量が大きすぎると動的アンバランスを大きく生じて、レーザー製版の画像焼付けや印刷に悪影響を及ぼすことになる不良なロールとして落版円筒加工の対象から除外するための数値である。
なお、ロールの偏心量が許容偏心量よりも大きい場合に、不良なロールとして落版円筒加工の対象から除外するか、否かの扱いは、別の観点を含めて処理される。
許容削り代については、偏心量が大きくて落版円筒加工を行なうと最大削り代が大きくなりロール母材が露出してしまう惧れがあるロールを落版円筒加工の対象から除外するための数値である。
図2中のロール識別番号は、被製版ロールRの内部に付けられたICタグに記録されているロール識別番号を予め読みとって入力装置10より数値入力するか、又は、このNC旋盤が製版ラインに備えられる場合にはメインコンピューターからNC旋盤のコンピューターへ前記三つの数値を転送して入力するようになっていても良い。
【0017】
図2に示すデータ入力シートの画面で、チャック自動のボタンと計測自動移行のボタンと加工自動移行のボタンと計測実行のボタンは、上記の数値入力が完了した後に、タッチパネル入力方式でオン・オフすることができ、そして、計測自動移行のボタンは、チャック自動のボタンとともにオンにすることができ、加工自動移行のボタンは、計測自動移行のボタンとともにオンにすることができ、計測実行のボタンは、独立してオンにすることができる。
決定のボタンは、上記のチャック自動のボタンと計測自動移行のボタンと加工自動移行のボタンと計測実行のボタンのいずれかがオンになっているときにオンにすることができ、チャックプログラム又は計測プログラムにステップするように構成されているものとする。
【0018】
チャック自動のボタンをオンにすると、図示しないロール用ハンドリングロボットとNC旋盤との間で被製版ロールRの大きさに関する情報等の相互通信が行なわれ、NC旋盤において被製版ロールRのチャック及びチャック解除ができるように構成されているものとする。そして、作業中はチャック自動のボタンは、点滅し、チャック作業を終了すると、消灯するように構成されているものとする。
チャック自動のボタンをオンにしないときは、別の操作により、被製版ロールRのチャック及びチャック解除ができるように構成されているものとする。
【0019】
計測自動移行のボタンをオンにしておくと、チャック完了後に自動的に計測プログラムにステップして図1に示す刃物台6が回転してプローブ8が測定可能な姿勢に位置され、複式移動台5が移動して計測を行なうように構成されているものとする。そして、計測自動移行のボタンは、計測開始すると点灯から点滅に切り替わるようにように構成されているものとする。
計測実行のボタンをオンにしても同様であり、計測自動移行のボタンとの相違は、チャック作業からの自動移行の予約がないことにある。
【0020】
加工自動移行のボタンをオンにしておくと、計測終了後に自動的に加工プログラムにステップして図1に示す刃物台6が回転して切削刃物7a,7b,7c,7d,・・の中の所要の一の切削刃物が測定可能な姿勢に位置され、複式移動台5が移動して切削加工を行なうように構成されているものとする。そして、加工自動移行のボタンは、加工開始すると点灯から点滅に切り替わるように構成されているものとする。
【0021】
計測プログラムにステップすると、図1に示す刃物台6が回転してプローブ8が測定可能な姿勢に位置され、複式移動台5が移動して計測を開始し、図1に示すディスプレイ9は、直ぐに図3に示す被製版ロールRの測定ポイントを示す画面に自動的に切り替わる。
NC旋盤のコンピューター(図示しない)は、初めにプローブ8を原点位置に戻させて原点補正を行ない、次いで、原点位置に対応するスピンドルの外方位置に備えるキャリブレータの当接面に当接させて半径方向の正確な位置になるように補正し、しかる後に、プローブ8を以下の運行経路で移動させて計測を行なうように構成されている。
プローブ8は、aのポイント(クロムメッキされた面)に移動しタッチして寸法Aを計測し、次いで、aのポイントから離れてbのポイント(ロール母材の面)に移動しタッチして寸法Bを計測し、次いで、bのポイントから離れてcのポイント(ロール母材の面)に移動しタッチして寸法Cを計測し、次いで、cのポイントから離れてdのポイント(クロムメッキされた面)に移動しタッチして寸法Dを計測し、これらの数値をロール長さ関連表に随時表示するようになっている。
続いて、プローブ8は、p1のポイントに対応する位置に移動しeのポイントにタッチして半径を計測し、次いで、eのポイントから離れて待機し被製版ロールRが90度回転されたらfのポイントにタッチして半径を計測し、同様に、gのポイントにタッチして半径を計測し、次いで、hのポイントにタッチして半径を計測し、もって、p1のポイントに対応する周方向の4ヶ所の半径を計測する。
同様にして、プローブ8は、p2のポイントからp10のポイントまで順に移動して各ポイントに対応して周方向の4ヶ所の半径を計測する。
このようにして、計測した半径値を半径計測値一覧表に随時表示するようになっている。
なお、p1のポイントは端面から例えば100mm離れた位置、p1のポイントからp10のポイントまでの各ピッチは例えば150mmとされているが、この限りではない。
ロールの長さとピッチとの関係から、ロールの長さが短いと、p1のポイントからp10のポイントまでの一部は測定不能になる。
【0022】
プローブ8による上記の測定が終了すると、図1に示すディスプレイ9は、図4に示す測定結果数値一覧を示す画面に自動的に切り替わり、NC旋盤のコンピューター(図示しない)が以下のような種々の計算値をディスプレイ9に表示するように構成されているものとする。
図4中の母材端面間のロール長さは、図3中のC−Bの引算値が表示され。
又、加工端面間のロール長さは、両端面加工後の硫酸銅メッキ面間のロール長さであって、図3中のC−Bの引算値に、図4中の端面加工後の端面メッキ厚の2倍をプラスした値が表示される。
図4中の計測値平均ロール径は、図3中の半径計測値一覧表の全ての数値の平均値を2倍した値が表示され、これは、ロールの元径として扱われる。なお、計測値平均ロール径として、図3中の計測半径最大値と計測半径最小値との加算値を表示しても良い。
図4中の計測半径最大値と計測半径最小値は、図3中の半径計測値一覧表中の最大値と最小値が表示される。
図4中の端面メッキ厚は、図3中のB−Aの引算値が表示される。
図4中の端面削り代は、図4中の端面メッキ厚の値から図2中の端面加工後メッキ厚さを引いた値が算出され表示される。
図4中の加工後ロール径は、計測半径最小値の2倍の値から最小削り代の2倍の値を差し引いた値が表示される。
図4中の加工後ロール円周長さは、加工後ロール径×πの値が表示され、この表示により、製版デザイン寸法の大きさを認識できる。
図4中の許容偏差は、図4に示す測定結果表示シートの画面に切替え表示された当初より図4中の許容偏心量の2倍の値が自動入力されるようになっている。
図4中の偏差は、図3中の計測半径最大値から計測半径最小値を引き算した値が表示される。
図4中の最小削り代は、図2中の最小削り代の値が表示される。
図4中の最大削り代は、図4中の偏差と最小削り代をプラスした値が表示される。
図4中の許容削り代は、図2中の硫酸銅メッキの厚さから加工後硫酸銅メッキの厚さを差し引いた値が表示される。
【0023】
ここで、図5を参照して、ロール断面における計測結果の寸法の関連性について説明する。
いかなるロールも、一端から他端まで真円でかつ同一径であるものは存在しない。通常は、外径円の中心とチャックされるロールの回転中心とは偏心している。許容偏心量は約30μmであり、従って、許容偏差60μmである。計測の結果、計測半径最大値Rmaxと計測半径最小値Rminiとの偏差が許容偏差60μmよりも大きいときは、動的アンバランスを大きく生じて、レーザー製版の画像焼付けや印刷に悪影響を及ぼすことになる不良なロールとして取り扱って差し支えない。
なお、計測半径最大値Rmaxと計測半径最小値Rminiとは同一断面における値とは限らないので、計測半径最大値Rmaxと計測半径最小値Rminiとの加算値は、図4中の計測値平均ロール径と同一ではないが略等しい値として扱っても差し支えない。
面積が最大のセルは深さも最大である。これは、エッチングされたセルも彫刻されたセルも同じである。クロムメッキされた状態でのセルの最大深さは25μm位である。
セルを削り取るには、最小削り代をセルの最大深さよりも大きい値にする必要がある。図5では最小削り代を48μmとしている。
セルを削り取るために、計測半径最小値Rminiのポイントにおける削り代が最小となるように落版円筒加工を行なうとすると、計測半径最大値Rmaxのポイントにおける削り代が最大となり、該最大削り代は最小削り代と偏差との加算値になる。
落版前の硫酸銅メッキの厚さはロールによって異なり通常100〜200μmの範囲にある。
計測半径最大値Rmaxのポイントにおける落版円筒加工(落版加工)後の硫酸銅メッキの最小メッキ厚は例えば20μmは残したい。そうすると、計測半径最大値Rmaxのポイントにおける硫酸銅メッキの削り代は、落版前の硫酸銅メッキの厚さを100μmとするときは最大80μmであり、落版前の硫酸銅メッキの厚さを130μmとするときは最大110μmであるが、これらの値は決して大きいものではない。
なぜならば、最大削り代は最小削り代と偏差との加算値であり、仮に、最小削り代を例えば48μm、偏心量を30μmとすると、最大削り代は、48μm+60μm=108μmmになり、落版前の硫酸銅メッキの厚さが100μmであるときは計測半径最大値Rmaxの側でロール母材が完全に露出してしまい、又、落版前の硫酸銅メッキの厚さが130μmであるときは計測半径最大値Rmaxの側でロール母材がかろうじて露出しないことになり、又、最小削り代を例えば48μm、偏心量を25μmとすると、最大削り代は、48μm+50μm=98μmmになり、落版前の硫酸銅メッキの厚さが100μmであるときは計測半径最大値Rmaxの側でロール母材がかろうじて露出しないことになる。
上記の試算から、落版前の硫酸銅メッキの厚さが130μmであるときは許容偏心量を30μmとして入力すること、又、落版前の硫酸銅メッキの厚さが100μmであるときは許容偏心量を25μmとして入力することが一つの目安となる。
なお、セルの深さを20μm未満に浅版化して最大削り代を35μmにすれば、許容偏心量をさらに大きくできる計算にはなるが、そうすると、動的バランスがますます悪くなるとともに、振れ回りの度合いが大きくなりレーザー製版の画像焼付けや印刷に悪影響を及ぼすことになるので、この観点から制限する必要がある。
【0024】
そこで、NC旋盤のコンピューター(図示しない)は、計測の結果として、図4中の偏差を例えば62μmと表示して許容偏差の60μmを上回ったときは、中止のボタンが点灯し加工プログラムにはステップしないように構成されているものとする。
又、NC旋盤のコンピューター(図示しない)は、図4中の最大削り代の値が許容削り代の値を上回ったときは、露出警告の表示を点滅し加工プログラムにはステップしないように構成されているものとする。
そして、露出加工が行なわれても良いと判断して落版円筒加工を行ないたい場合には、図4中の加工命令のボタンをオンにする。すると、加工命令のボタンが点灯しかつ加工中のボタンが点滅し加工プログラムにステップするように構成されているものとする。
又、露出加工が行なわれてはいけない取り扱いとする場合には、図4中の中止のボタンをオンにする。すると、中止のボタンが点灯する。ロールのチャック解除は別のプログラム又はマニュアル操作により行なうように構成されているものとする。
最大削り代の値が許容削り代の値を上回ったとき、直ちには露出加工が実際に行なわれるとは限らない。なぜならば、最小削り代の値を例えば20μmにして露出加工にならないように安全を見ているからである。そこで、最小削り代の値を変更して計測結果の数値と合わせて再計算させたいときには、最小削り代を変更のボタンをオンにする。すると、最大削り代について再計算が行なわれ、最計算された最大削り代の値が図2の硫酸銅メッキの厚さよりも大きくなるか、否かを比較して、落版許容削り代の値を上回ったとき、露出加工にはならないか、否かを確認したいときには、最大削り代の値の方が大きくなるときには、露出警告のボタンを消灯して加工命令のボタンを点滅するように構成されているものとする。そして、加工命令のボタンをオンにすると点滅から点灯に切り替わり、加工中のボタンが点滅するように構成されているものとする。
【0025】
加工は、ロールの一端面の切削加工から行ない、ロール端に半径5mm位の丸みを付けて、計測半径最小値の側で48μmの削りとなるように一端から他端まで円筒切削加工が行なわれ、ロール他端に半径5mm位の丸みを付けて、最後に、ロールの他端面の切削加工から行なって終了する。チャック解除は自動的に行なわれても良いし、マニュアル操作により行なわれても良い。
【0026】
図6は、計測結果と、計測後の落版円筒加工と、硫酸銅メッキの肉盛りと、セルの形成と、耐刷力を付けるクロムメッキの関係を示す模式的なロール直径を通る断面図である。
(a)は計測結果に基づいた落版前のロール直径を通る断面の関係寸法を示す。
138μmの値は図2の画面中に入力した値であり、クロムメッキの厚さ8μmと硫酸銅メッキの厚さ130μmの合計値である。図2中の許容偏心量に30μm、硫酸銅メッキの厚さ130μm等を入力し、計測結果の計測半径最大値Rmaxと計測半径最小値Rminiの偏差の半分が30μmであったと仮定している。図4に示す画面で許容偏差(許容偏心量の2倍)と偏差(計測半径最大値と計測半径最小値との差)をチェックするようになっている。
この例では、ぎりぎりであるが、廃ロールとしないでリサイクル加工するものであり、直径変化を(b)〜(e)に示す。
(b)は図2の画面中の最小削り代に48μmを入力して落版円筒加工した後のロール直径を通る断面の関係寸法を示す。
クロムメッキを含め最大削り代は48μm+60μm=108μmとなる。落版円筒加工後に残る硫酸銅メッキの実最小厚さが、図4に示す落版円筒加工後に残る硫酸銅メッキの許容最小厚さ(図2の画面中で20μmに入力)を下回らないかを計測後落版円筒加工前にプログラムがチェックする。この例では、落版円筒加工後に残る硫酸銅メッキの実最小厚さは138μm−108μm=30μmとなり、許容最小厚さの20μmを上回る。
このように、偏心していて落版円筒加工が行なわれ計測半径最大値の側が大きく削ることは動的バランスを改善することになる。
(c)は硫酸銅メッキの肉盛りを80μm付けた状態を示すロール直径を通る断面の関係寸法を示す。
(d)は仕上げ研磨砥石により半径で10μm小さくなるように仕上げ研磨してからエッチング法或いは彫刻法によりセルを形成した状態を示すロール直径を通る断面の関係寸法を示す。
(e)はクロムメッキを8μm付けた状態を示すロール直径を通る断面の関係寸法を示す。クロムメッキ後の直径は、落版研磨前の直径に略等しくなる。
次回のリサイクル製版のときには、偏心量が小さくなる。
【0027】
ロール端面の切削加工は、図2の画面中に示す加工端面に残る硫酸銅メッキの厚さを例えば60μmと入力しておくと、図3の画面中に示すBとCの数値に基づいて、60μmメッキが残るように端面加工が行なわれる。図6において、(c)に示すように80μmの硫酸銅メッキが行なわれると、端面における硫酸銅メッキの厚さを電流集中の関係から80μm以上の肉盛りになり、140μmm以上に回復する。図6において、(d)に示すように10μmの仕上げ研磨のときには端面研磨は行なわない。
【0028】
直版タイプグラビア印刷ロールのリサイクル製版の落版工程に、砥石研磨に替えてNC旋盤による落版円筒加工を採用する場合、及び、従来通りにNC旋盤によるオーバーホールの落版円筒加工に採用する場合のいずれにも適用できる。
【0029】
【発明の効果】
請求項1に記載の使用済み直版タイプグラビア印刷ロールの落版のためのNC旋盤による計測・落版円筒加工方法によれば、
NC旋盤に使用済み直版タイプグラビア印刷ロールを取付けてロールの概ねの数値及びニッケルメッキの厚みやセルの深さや最小削り代等をデータ入力すると、NC旋盤のタレット式の複式刃物台に装備した計測用のプローブで精密なロール計測を行なうことができて、さらに計測結果と入力値とからにより必要な計算が行なわれて、許容削り代が最大削り代よりも大きいとき、及び/又は、偏心量が許容偏心量よりも小さいときには、ロール母材が露出しない落版円筒加工に自動的に移行することができ、最大削り代又は偏心量が大き過ぎて円筒加工を行なうとロール母材が露出する惧れがあるときには加工を自動的には実行しないようになっており、もって、計測数値から落版円筒加工に入るべきか否かの判断を人為的に行なう必要がなく、判断に人為的な誤りが生じる余地を排除することができる。
請求項2に記載の使用済み直版タイプグラビア印刷ロールの落版のためのNC旋盤による計測・落版円筒加工方法によれば、
NC旋盤に使用済み直版タイプグラビア印刷ロールを取付けてロールの概ねの数値及びニッケルメッキの厚みやセルの深さや最小削り代等をデータ入力すると、NC旋盤のタレット式の複式刃物台に装備した計測用のプローブで精密なロール計測を行なうことができて、さらに計測結果と入力値とからにより必要な計算が行なわれて、許容削り代が最大削り代よりも大きいとき、及び/又は、偏心量が許容偏心量よりも小さいときには、ロール母材が露出しない適正な落版円筒加工となることをディスプレイで確認でき、又、計測の後に加工に自動的に移行するか否かをボタン選択することができ、ロール端面の母材面から一定の厚さの硫酸銅メッキが残るように端面加工とロール面の計測半径最小値のポイントを最少削り代で削り取るように落版円筒加工を自動的に実行していき、最大削り代又は偏心量が大き過ぎて落版円筒加工を行なうとロール母材が露出する惧れがあるときには加工を自動的には実行しないで警告等を表示するようになっており、もって、計測数値から落版円筒加工に入るべきか否かの判断を人為的に行なう必要がなく、判断に人為的な誤りが生じる余地を排除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の使用済み直版タイプグラビア印刷ロールの落版のためのNC旋盤による計測・落版円筒加工方法に係るNC旋盤の正面図である。
【図2】NC旋盤に付設されるディスプレイに選択表示されるデータ入力シートの画面を示す。
【図3】NC旋盤に付設されるディスプレイに選択表示される被製版ロールの測定ポイント及び測定数値の画面を示す。
【図4】NC旋盤に付設されるディスプレイに選択表示される測定結果数値一覧を示す画面を示す。
【図5】ロール断面における計測結果の寸法の関連性を説明するための図を示す。
【図6】計測結果と、計測後の落版円筒加工と、硫酸銅メッキの肉盛りと、セルの形成と、耐刷力を付けるクロムメッキの関係を示す模式的なロール直径を通る断面図を示す。
【符号の簡単な説明】
1・・・主軸に設けられた円錐チャックコーン、2・・・フリー回転軸に円錐チャックコーン、3・・・回転駆動手段、4・・・ブラケット、R・・・被製版ロール、5・・・複式移動台、6・・・タレット式の刃物台、7a,7b,7c,7d,・・・切削刃物、8・・・接触式プローブ、9・・・ディスプレイ、10・・・入力装置、[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
In the present invention, when a roll is attached to an NC lathe and data about rough values of the roll, nickel plating thickness, cell depth, cutting allowance, etc. are input, precise roll measurement is performed. When necessary calculations are performed and there is a prospect that the cylindrical plate processing will be performed appropriately so that the eccentric amount is not too large and the roll base material is not exposed, the end face processing and the cylindrical printing plate processing are automatically executed after measurement. However, when there is no prospect that the plate cylinder processing will be performed properly, the processing is not automatically executed. If the eccentric amount is too large or the plate cylinder processing is performed, the roll base material is exposed. Therefore, it is not necessary to make an artificial decision on whether or not to enter the cylinder printing process from the measured values, and human error is made in the judgment. It can be excluded Jill room, about measurement and 落版 cylindrical working method using NC lathe for 落版 the used straight plate type gravure printing roll.
[0002]
[Prior art]
In recent years, from the viewpoint of preventing deterioration of the global environment, the use of oil-based inks has been restricted and water-based inks are being used, and the direction of shallower gravure printing roll cells has been shown. In the plate making process of the recycle plate making of gravure printing roll, the shaving depth to drop the plate is small, and the thickness to be re-plated is also small, so the plate is removed from the viewpoint of time saving and energy saving. Technology enhancement is important.
[0003]
In the recycle plate-making of the used direct plate type gravure printing roll, the plate-release process is performed first. The entire process of the etching method is as follows: dechroming treatment-depressing plate polishing-degreasing-copper sulfate plating-cylindrical polishing-photosensitive film coating-laser exposure / latent image formation-development-etching-resist stripping-chromium plating is there. In addition, the entire engraving process includes the steps of dechroming treatment-printing plate polishing-degreasing-copper sulfate plating-cylindrical polishing-engraving-chrome plating.
[0004]
Conventionally, the above-described inversion plate is obtained by immersing a used gravure printing roll in a hydrochloric acid solution to dissolve and remove the chromium plating, and then pressing a rough finish polishing grindstone on the plate-making roll at a constant pressure to polish about 40 to 50 μm. As a substitute, cylindrical polishing was performed to scrape the cell.
[0005]
As described above, in the plate-making process in the recycling plate making of the direct plate type gravure printing roll, end-face polishing and printing plate polishing are performed after dechroming the used gravure printing roll. In the case where there is a pattern, the polishing is performed on the screen wire where there is a pattern, so the polishing area is small, so the polishing pressure per unit area increases, and the polishing proceeds deeply. Since the area is large, the polishing pressure per unit area is reduced and the polishing proceeds shallowly.
[0006]
For this reason, it is inevitable that it will be polished to some extent. When the roll is used repeatedly 4 to 5 times, it becomes more and more distorted at a plurality of different places in the length direction and the circumferential direction of the roll, so that the allowable cylindricity greatly deviates entirely. The reason why the roll becomes distorted in the plate-falling process is that there are a portion where the polishing grindstone is pressed at a constant pressure and where the polishing easily proceeds on the roll surface and a portion where the progress is slow.
[0007]
The plate making roll whose degree of sag increases and deviates from the allowable cylindricity is turned to the overhaul roundness and precisely rounded by the NC lathe. The thickness of the copper sulfate plating before processing is 100 μm to 150 μm. However, since the machining allowance is large in the overhaul cylindrical processing (round processing), when the circular processing is performed, the entire roll base material is exposed.
Accordingly, in the plate making process of the overhauled rounded iron roll, nickel plating is applied by 2 to 3 μm after degreasing treatment, and then copper sulfate plating is applied. The plate making process of the overhauled aluminum roll is pre-plated by the zincate method or anodal method, and then copper sulfate plating is applied. The overhauled round iron roll and aluminum roll have the roll base material cut to reduce the diameter of the roll base material, so thicken the copper sulfate plating to make it thicker by the smaller amount. The roll diameter when the copper sulfate plating is applied is set to the roll diameter when the roll is made.
[0008]
As mentioned above, grinding plates are polished in the plate making process of the recycle plate making of the conventional straight plate type gravure printing roll, and round processing by the NC lathe is adopted for overhaul processing. It is not included in the plate process.
[0009]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-267915 describes an eccentric cylinder printing method in which an eccentric cylindrical portion is processed regardless of the eccentric amount or the eccentric cylindrical diameter, regardless of the eccentric amount or the eccentric cylindrical diameter. In order to machine the surface of the outer diameter evenly, in a machine tool where the workpiece holding mechanism and the current holding mechanism can move relative to each other, a rotating tool is provided in the direction perpendicular to the rotation axis of the workpiece holding mechanism, and the workpiece is rotated. It is provided that an eccentric cylinder is machined by controlling the bifurcating speed of the tool cutting edge position with respect to the workpiece rotation angle in a plane perpendicular to the rotation axis of the workpiece holding mechanism.
[0010]
Therefore, if the eccentric cylinder printing method disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 11-267915 is applied to the plate making process of recycled plate making, it remains eccentric even after the cylinder printing process. In addition to this, it has an adverse effect on image printing and printing of laser plate making, so it cannot be used as an appropriate roll. It is uneconomical to process a defective roll into a cylinder.
Rather, the roll cylinder is processed so that the outer cylindrical surface of the roll is not a concentric circle with respect to the rotation center of the roll and is eccentric so that it becomes a perfect circle. About rolls that measure the eccentricity by performing point measurement, and as a result, rolls that cause unevenness in rolls when exposed cylinder processing is performed, and rolls that cause the dynamic balance to deteriorate beyond a certain level or roll base materials are exposed It is more economical not to perform the plate cylinder processing. For rolls that do not perform the plate cylinder processing, is the overhaul processing performed so that the chuck hole is concentric with the outer cylindrical surface of the roll? Or a waste roll is wise.
[0011]
[Problems to be solved by the invention]
Recycling of straight plate type gravure printing rolls If the rounding process using NC lathes can be adopted instead of grinding wheel polishing in the plate making process of the plate making, even if the roll is repeatedly used many times, Unlike overhaul round machining, the machining allowance can be kept small, so that round machining can be performed with an NC lathe to the extent that the roll base material is not exposed, and iron rolls are degreased. After the nickel plating is applied, the copper sulfate plating is applied, and in the case of aluminum rolls, the nickel plating or zincate method is used in the plate making process where the copper sulfate plating is applied after the zincate or anodal plating pretreatment. Alternatively, it is desirable because it is not necessary to perform anodal plating pretreatment.
In addition, if round processing using an NC lathe can be adopted in place of grinding stone polishing in the plate-making process of recycling plate making of straight plate type gravure printing rolls, the conventional round processing of overhaul using a lathe will be unnecessary. It is desirable that only rolls that are so distorted that they cannot be dealt with by round machining with an NC lathe can be turned to overhaul or used as waste rolls and can be adapted as recyclable rolls at an overwhelming rate.
[0012]
In the present invention, when a roll is attached to an NC lathe and data about rough values of the roll, nickel plating thickness, cell depth, cutting allowance, etc. are input, precise roll measurement is performed. When necessary calculations are performed and there is a prospect that the cylindrical plate processing will be performed appropriately so that the eccentric amount is not too large and the roll base material is not exposed, the end face processing and the cylindrical printing plate processing are automatically executed after measurement. However, when there is no prospect that the plate cylinder processing will be performed properly, the processing is not automatically executed. If the eccentric amount is too large or the plate cylinder processing is performed, the roll base material is exposed. Therefore, it is not necessary to make an artificial decision on whether or not to enter the cylinder printing process from the measured values, and human error is made in the judgment. Can be excluded Jill room, and a problem to be solved is to provide a measurement and 落版 cylindrical working method using NC lathe for 落版 the used straight plate type gravure printing roll.
[0013]
According to the first aspect of the present invention, a pair of conical chuck cones of an NC lathe is fitted with chucked holes on both end surfaces of a plate-making roll that is a used straight plate type gravure printing roll, and the plate-making roll is arranged at both ends. Chuck and measured in advance from the input device attached to the NC lathe The plate made Measured after entering one of the approximate values of the roll length, outer diameter, and chucked hole diameter, and at least the minimum cutting allowance and the post-working plating thickness, which is the copper sulphate plating thickness dimension remaining after processing the cylindrical plate. The measurement probe equipped on the turret tool post of the NC lathe The plate made Touch the roll with multiple points and measure the radius. From the measurement result, the value obtained by adding the minimum cutting allowance to the deviation between the maximum measured radius value and the minimum measured radius value is the maximum cutting allowance. When the allowable cutting allowance, which is the value obtained by subtracting the post-processing plating thickness, which is the thickness dimension of the copper sulfate plating remaining after the inversion cylinder processing, is larger than the maximum cutting allowance, and / or the measurement radius maximum value and the measurement radius minimum value If the amount of eccentricity, which is half the deviation of The plate made Cylinder processing is automatically executed so that the minimum measurement radius point on the roll surface is scraped off with the minimum cutting allowance. as well as When the allowable machining allowance is smaller than the maximum machining allowance and / or the eccentric amount is larger than the allowable eccentric amount big It is intended to provide a measuring and releasing cylinder processing method using an NC lathe for releasing a used straight plate type gravure printing roll, characterized in that it is not immediately transferred to a machining program. .
According to the second aspect of the present invention, a pair of conical chuck cones of an NC lathe are fitted with chucked holes on both end surfaces of a plate-making roll that is a used straight plate type gravure printing roll so that the plate-making roll is chucked at both ends. Measured in advance from an input device attached to the NC lathe. The plate made Measured after entering one of the approximate values of the roll length, outer diameter, and chucked hole diameter, and at least the minimum cutting allowance and the post-working plating thickness, which is the copper sulphate plating thickness dimension remaining after processing the cylindrical plate. The measurement probe equipped on the turret tool post of the NC lathe The plate made Measure the radius of each point by touching many different points in the circumferential direction and generatrix direction of the roll The plate made Measure the plating thickness of the roll end face, and calculate the value obtained by adding the minimum cutting allowance to the deviation between the maximum measured radius value and the minimum measured radius value as the maximum cutting allowance from the measurement result. Calculate the allowable cutting allowance, which is the value obtained by subtracting the plating thickness after processing, which is the thickness dimension of the copper sulfate plating remaining after the inversion cylinder processing, and calculate the diameter value and / or circumferential length after the inversion cylinder processing in advance, These measured values and calculated values are displayed on the display together with the input data from the input device, and the value obtained by adding the minimum cutting allowance to the deviation between the maximum measured radius value and the minimum measured radius value is used as the maximum cutting allowance. When the allowable cutting allowance, which is the value obtained by subtracting the post-processing plating thickness, which is the thickness dimension of the copper sulfate plating remaining after the plate cylinder processing from the plating thickness dimension, is larger than the maximum cutting allowance, and / or the measurement radius maximum value Measurement radius Selection button for automatic transition to machining that automatically shifts to the machining program when the amount of eccentricity that is half the deviation from the value is smaller than the allowable amount of eccentricity, and the allowable cutting allowance is greater than the maximum cutting allowance, or The operator determines whether it is small by checking the display on the display, then turns on one of the processing command selection buttons for executing the release cylinder processing, and turns on the processing automatic transition selection button. Machining when the maximum machining allowance is smaller than the allowable machining allowance and when the machining command selection button is turned on after determining whether or not to machine by looking at the display on the display without turning on the machining command selection button. Move to the program, The plate made End face processing so that copper sulfate plating of a certain thickness remains from the base material surface of the roll end face The plate made Cylinder processing is automatically executed so that the minimum measurement radius point on the roll surface is scraped off with the minimum cutting allowance. as well as When the allowable machining allowance is smaller than the maximum machining allowance and / or the eccentric amount is larger than the allowable eccentric amount big Provide a method of measuring and releasing cylinders using an NC lathe for releasing a used straight plate type gravure printing roll, which is characterized by issuing a warning or a notification that does not shift to a machining program. To do.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of a measuring / pressing cylinder processing method using an NC lathe for releasing a used straight plate type gravure printing roll of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a front view of an NC lathe. In this NC lathe, a
The
[0015]
This NC lathe can be shifted to a measurement program when the
[0016]
As shown in FIG. 1, this NC lathe selects and displays the screen of the data input sheet shown in FIG. 2 on the display 9 before chucking the plate-making roll R with the
The thickness of the chrome plating, the thickness of the copper sulfate plating before the plate cylinder processing, the thickness of the nickel plating, the minimum cutting allowance, the allowable eccentricity, and the minimum allowable thickness of the copper sulfate plating remaining after the plate printing cylinder processing, With respect to the thickness of the copper sulfate plating remaining on the processed end face, for example, 8 μm, 130 μm, 2 μm, 48 μm, 30 μm, 20 μm, and 60 μm are displayed on the display 9 as shown in FIG. The automatic input is performed from the beginning, and when it is desired to set a different numerical value, the
The amount of eccentricity of the roll is unique to each roll, and is half the deviation between the maximum measured radius value and the minimum measured radius value.
On the other hand, the allowable eccentricity input in FIG. 2 is a threshold for checking the magnitude of the roll eccentricity calculated by measurement. If the roll eccentricity is too large, the dynamic unbalance is increased. It is a numerical value for excluding from the object of the stencil printing cylinder processing as a defective roll which occurs and adversely affects image printing and printing of laser plate making.
In addition, when the amount of eccentricity of the roll is larger than the allowable amount of eccentricity, the handling of whether or not to exclude the roll as a defective roll from the subject of the falling plate cylinder processing is processed including another viewpoint.
The allowable cutting allowance is a numerical value for excluding rolls that have a large amount of eccentricity and the maximum cutting allowance becomes large and the roll base material may be exposed when the cylinder is machined. It is.
As for the roll identification number in FIG. 2, the roll identification number recorded on the IC tag attached to the inside of the plate-making roll R is read in advance and numerically input from the
[0017]
On the data input sheet screen shown in Fig. 2, the automatic chuck button, automatic measurement transfer button, automatic operation transfer button, and measurement execution button are turned on and off using the touch panel input method after the above numerical input is completed. The automatic measurement button can be turned on together with the automatic chuck button, the automatic operation button can be turned on together with the automatic measurement button, and the measurement execution button can be turned on. Can be turned on independently.
The determination button can be turned on when any of the above-mentioned chuck automatic button, automatic measurement transfer button, automatic machining transfer button, or measurement execution button is turned on. Assume that the program is configured to step.
[0018]
When the automatic chuck button is turned on, mutual communication such as information on the size of the plate-making roll R is performed between the roll handling robot (not shown) and the NC lathe, and the chuck and chuck of the plate-making roll R on the NC lathe. It shall be comprised so that cancellation | release is possible. It is assumed that the chuck automatic button blinks during the operation, and turns off when the chuck operation is completed.
When the chuck automatic button is not turned on, it is assumed that the plate-making roll R can be chucked and released by another operation.
[0019]
When the automatic measurement shift button is turned on, after the chuck is completed, the measurement program is automatically stepped, and the
The same is true even if the measurement execution button is turned on. The difference from the automatic measurement transfer button is that there is no reservation for automatic transfer from the chuck operation.
[0020]
When the automatic machining transition button is turned on, the machining program is automatically stepped after the measurement and the
[0021]
When the measurement program is stepped, the
An NC lathe computer (not shown) first corrects the origin by returning the
The
Subsequently, the
Similarly, the
In this way, the measured radius value is displayed on the radius measurement value list as needed.
Note that the p1 point is located at a distance of, for example, 100 mm from the end surface, and the pitch from the p1 point to the p10 point is, for example, 150 mm. However, this is not restrictive.
From the relationship between the roll length and the pitch, if the roll length is short, a part from the point p1 to the point p10 cannot be measured.
[0022]
When the above-described measurement by the
As for the roll length between the end surfaces of the base material in FIG. 4, the subtracted value of CB in FIG. 3 is displayed.
Further, the roll length between the processed end faces is the roll length between the copper sulfate plated faces after the end face processing, and the subtracted value of CB in FIG. 3 is the value after the end face processing in FIG. A value obtained by adding twice the end face plating thickness is displayed.
The measured value average roll diameter in FIG. 4 is a value obtained by doubling the average value of all the numerical values in the radius measured value list in FIG. 3, and this is treated as the original diameter of the roll. In addition, you may display the addition value of the measurement radius maximum value in FIG. 3, and a measurement radius minimum value as a measurement value average roll diameter.
As the measurement radius maximum value and the measurement radius minimum value in FIG. 4, the maximum value and the minimum value in the radius measurement value list in FIG. 3 are displayed.
As for the end face plating thickness in FIG. 4, a subtracted value of B-A in FIG. 3 is displayed.
The end face cutting allowance in FIG. 4 is calculated and displayed by subtracting the end face plated thickness in FIG. 2 from the end face plating thickness value in FIG.
The post-working roll diameter in FIG. 4 is a value obtained by subtracting a value twice the minimum machining allowance from a value twice the minimum measured radius.
As the circumferential length of the roll after processing in FIG. 4, the value of roll diameter after processing × π is displayed, and the size of the plate making design dimension can be recognized by this display.
As the allowable deviation in FIG. 4, a value twice as large as the allowable eccentricity in FIG. 4 is automatically input from the beginning when it is switched and displayed on the screen of the measurement result display sheet shown in FIG. 4.
As the deviation in FIG. 4, a value obtained by subtracting the minimum measurement radius value from the maximum measurement radius value in FIG. 3 is displayed.
As the minimum machining allowance in FIG. 4, the value of the minimum machining allowance in FIG. 2 is displayed.
As the maximum machining allowance in FIG. 4, a value obtained by adding the deviation in FIG. 4 and the minimum machining allowance is displayed.
The allowable cutting allowance in FIG. 4 is a value obtained by subtracting the thickness of the processed copper sulfate plating from the thickness of the copper sulfate plating in FIG.
[0023]
Here, with reference to FIG. 5, the relationship of the dimension of the measurement result in a roll cross section is demonstrated.
There are no rolls that have a perfect circle and the same diameter from one end to the other. Usually, the center of the outer diameter circle and the center of rotation of the roll to be chucked are eccentric. The allowable eccentricity is about 30 μm, and therefore the allowable deviation is 60 μm. As a result of the measurement, when the deviation between the maximum measured radius Rmax and the minimum measured radius Rmini is larger than the
Since the measurement radius maximum value Rmax and the measurement radius minimum value Rmini are not necessarily values in the same cross section, the added value of the measurement radius maximum value Rmax and the measurement radius minimum value Rmini is the measurement value average roll in FIG. Although it is not the same as the diameter, it may be treated as a substantially equal value.
The cell with the largest area has the greatest depth. This is the same for etched and engraved cells. The maximum cell depth in the chrome-plated state is about 25 μm.
In order to scrape a cell, it is necessary to make the minimum shaving allowance larger than the maximum depth of the cell. In FIG. 5, the minimum machining allowance is 48 μm.
In order to scrape the cell, if the plate cylinder processing is performed so that the cutting allowance at the point of the measurement radius minimum value Rmini is minimized, the cutting allowance at the point of the measurement radius maximum value Rmax is maximized, and the maximum cutting allowance is Addition value of minimum cutting allowance and deviation.
The thickness of the copper sulfate plating before the release is different depending on the roll and is usually in the range of 100 to 200 μm.
For example, the minimum plating thickness of the copper sulfate plating after the falling cylinder processing (cutting plate processing) at the point of the measurement radius maximum value Rmax is desired to remain, for example, 20 μm. Then, the cutting allowance of the copper sulfate plating at the point of the measurement radius maximum value Rmax is 80 μm at the maximum when the thickness of the copper sulfate plating before the printing plate is 100 μm. When the thickness is 130 μm, the maximum is 110 μm, but these values are not large.
This is because the maximum machining allowance is an added value of the minimum machining allowance and the deviation. If the minimum machining allowance is 48 μm and the eccentricity is 30 μm, for example, the maximum machining allowance is 48 μm + 60 μm = 108 μmm. When the copper sulfate plating thickness is 100 μm, the roll base material is completely exposed on the side of the measurement radius maximum value Rmax, and when the copper sulfate plating thickness before releasing is 130 μm, the measurement is performed. The roll base material is barely exposed on the side of the maximum radius value Rmax, and if the minimum cutting allowance is 48 μm and the eccentricity is 25 μm, the maximum cutting allowance is 48 μm + 50 μm = 98 μm, and the sulfuric acid before release When the thickness of the copper plating is 100 μm, the roll base material is barely exposed on the side of the measurement radius maximum value Rmax.
Based on the above calculation, if the copper sulfate plating thickness before printing is 130 μm, enter the allowable eccentricity as 30 μm, and if the copper sulfate plating thickness before printing is 100 μm, allow it. One guideline is to input the amount of eccentricity as 25 μm.
Note that if the cell depth is reduced to less than 20 μm and the maximum machining allowance is 35 μm, the allowable eccentricity can be further increased. However, this will result in an even worse dynamic balance and run-out. This increases the degree of the image and adversely affects the image printing and printing of the laser plate making. Therefore, it is necessary to limit from this viewpoint.
[0024]
Therefore, if the NC lathe computer (not shown) displays the deviation in FIG. 4 as 62 μm and exceeds the allowable deviation of 60 μm as a result of the measurement, the stop button lights up and the machining program is stepped. It shall be configured not to.
The NC lathe computer (not shown) is configured so that when the maximum machining allowance value in Fig. 4 exceeds the allowable machining allowance value, the exposure warning display blinks and the machining program is not stepped. It shall be.
When it is determined that the exposure processing may be performed and it is desired to perform the cylinder printing, the processing command button in FIG. 4 is turned on. Then, it is assumed that the machining command button is lit and the machining button blinks to step into the machining program.
Also, when handling that should not be exposed, the stop button in FIG. 4 is turned on. Then, the cancel button lights up. It is assumed that the roll is unchucked by another program or manual operation.
When the maximum machining allowance value exceeds the allowable machining allowance value, the exposure process is not always performed immediately. This is because the minimum cutting allowance is set to 20 μm, for example, and safety is observed so that exposure processing is not performed. Therefore, when it is desired to change the value of the minimum machining allowance and recalculate it together with the numerical value of the measurement result, the button for changing the minimum machining allowance is turned on. Then, recalculation is performed for the maximum machining allowance, and it is compared whether or not the calculated maximum machining allowance value is larger than the copper sulfate plating thickness in FIG. It is configured to turn off the exposure warning button and blink the processing command button when the maximum cutting allowance value is larger, when it is desired to check whether or not the exposure processing will be performed when exceeding It shall be. It is assumed that when the machining command button is turned on, the button is switched from blinking to lighting, and the button being machined blinks.
[0025]
Machining is performed from one end surface of the roll, and the end of the roll is rounded with a radius of about 5 mm, and cylindrical cutting is performed from one end to the other end so that the cut is 48 μm on the minimum measured radius side. The other end of the roll is rounded with a radius of about 5 mm, and finally, the cutting is performed on the other end surface of the roll, and the process is finished. The chuck release may be performed automatically or manually.
[0026]
FIG. 6 is a schematic cross-sectional view through the roll diameter showing the relationship between the measurement results, the cylinder processing after the measurement, the build-up of copper sulfate plating, the formation of cells, and the chrome plating that gives printing durability. It is.
(a) shows the relative dimensions of the cross-section passing through the roll diameter before release based on the measurement results.
The value of 138 μm is the value entered in the screen of FIG. 2, and is the total value of the chromium plating thickness of 8 μm and the copper sulfate plating thickness of 130 μm. It is assumed that 30 μm, a copper sulfate plating thickness of 130 μm, and the like are input as the allowable eccentricity in FIG. 2, and half of the deviation between the measurement radius maximum value Rmax and the measurement radius minimum value Rmini is 30 μm. On the screen shown in FIG. 4, the allowable deviation (twice the allowable eccentricity) and the deviation (difference between the maximum measured radius value and the minimum measured radius value) are checked.
In this example, it is marginal, but it is recycled without using a waste roll, and changes in diameter are shown in (b) to (e).
(b) shows the relative dimensions of the cross-section passing through the roll diameter after the stencil cylinder processing by inputting 48 μm as the minimum cutting allowance in the screen of FIG.
The maximum machining allowance including chrome plating is 48 μm + 60 μm = 108 μm. Check that the actual minimum thickness of copper sulfate plating remaining after the inversion cylinder processing does not fall below the allowable minimum thickness of copper sulfate plating that remains after the inversion cylinder processing (input to 20 μm in the screen of FIG. 2). After the measurement, the program checks before processing the released cylinder. In this example, the actual minimum thickness of the copper sulfate plating remaining after the cylinder printing is 138 μm−108 μm = 30 μm, which exceeds the allowable minimum thickness of 20 μm.
As described above, the eccentricity is performed, and the plate cylinder processing is performed, and the side of the measurement radius maximum value is greatly sharpened to improve the dynamic balance.
(c) shows the relative dimensions of the cross section through the roll diameter showing a state in which the overlay of copper sulfate plating is 80 μm.
(d) shows a relational dimension of a cross section passing through a roll diameter showing a state in which a cell is formed by an etching method or an engraving method after finishing polishing so that the radius is reduced to 10 μm by a finish polishing grindstone.
(e) shows the relative dimensions of the cross section through the roll diameter showing the state in which 8 μm of chrome plating is applied. The diameter after chrome plating is approximately equal to the diameter before polishing of the printing plate.
At the next recycling plate making, the amount of eccentricity becomes small.
[0027]
For the cutting process of the roll end face, if the thickness of the copper sulfate plating remaining on the processed end face shown in the screen of FIG. 2 is input as 60 μm, for example, based on the numerical values of B and C shown in the screen of FIG. End face processing is performed so that 60 μm plating remains. In FIG. 6, when 80 μm copper sulfate plating is performed as shown in FIG. 6C, the thickness of the copper sulfate plating on the end face is increased to 80 μm or more due to current concentration and recovered to 140 μm or more. In FIG. 6, as shown in FIG. 6D, the end surface polishing is not performed at the time of the final polishing of 10 μm.
[0028]
In the case of adopting the plate cylinder processing by NC lathe instead of grinding wheel polishing in the plate making process of recycling plate making of straight plate type gravure printing roll, and when adopting the overhaul printing plate cylinder processing by NC lathe as usual It can be applied to any of the above.
[0029]
【The invention's effect】
According to the measuring / pressing plate cylinder processing method by the NC lathe for printing plate of the used straight plate type gravure printing roll according to
When a used straight type gravure printing roll is attached to the NC lathe and the rough numerical values of the roll, nickel plating thickness, cell depth, minimum machining allowance, etc. are input, the turret type dual turret of the NC lathe is equipped. Precise roll measurement can be performed with the measurement probe, and the necessary calculation is performed based on the measurement result and input value, and the allowable cutting allowance is larger than the maximum cutting allowance and / or eccentricity When the amount is smaller than the allowable eccentricity, the roll base material can be automatically transferred to the cylinder printing process where the roll base material is not exposed, and the roll base material is exposed when the maximum machining allowance or eccentricity is too large and the cylindrical processing is performed. When there is a possibility of this, machining is not performed automatically, and therefore it is not necessary to manually determine whether or not to enter release plate cylinder machining from the measured values. , It is possible to eliminate the scope for human error in judgment occurs.
According to the measuring / pressing plate cylinder processing method by the NC lathe for printing plate of the used straight plate type gravure printing roll according to
When a used straight type gravure printing roll is attached to the NC lathe and the rough numerical values of the roll, nickel plating thickness, cell depth, minimum machining allowance, etc. are input, the turret type dual turret of the NC lathe is equipped. Precise roll measurement can be performed with the measurement probe, and the necessary calculation is performed based on the measurement result and input value, and the allowable cutting allowance is larger than the maximum cutting allowance and / or eccentricity When the amount is smaller than the allowable eccentricity, it can be confirmed on the display that the roll base material will be properly exposed and the cylinder will be exposed, and a button will be selected to automatically shift to processing after measurement. It is possible to cut the point of the end surface processing and the minimum measurement radius of the roll surface with the minimum cutting allowance so that copper sulfate plating of a certain thickness remains from the base material surface of the roll end surface If the maximum cutting allowance or eccentricity is too large and there is a possibility that the roll base material will be exposed if the maximum cutting allowance or eccentricity is too large, do not automatically execute the processing. Warnings are displayed, so there is no need to make a manual decision on whether or not to enter the cylinder printing process from the measured values, and eliminate the possibility of human error in the decision. Can do.
[Brief description of the drawings]
BRIEF DESCRIPTION OF DRAWINGS FIG. 1 is a front view of an NC lathe according to a measuring / pressing cylinder processing method using an NC lathe for releasing a used straight plate type gravure printing roll of the present invention.
FIG. 2 shows a screen of a data input sheet that is selectively displayed on a display attached to the NC lathe.
FIG. 3 shows a screen of measurement points and measurement values of a plate-making roll selectively displayed on a display attached to an NC lathe.
FIG. 4 shows a screen showing a list of numerical values of measurement results selected and displayed on a display attached to the NC lathe.
FIG. 5 is a diagram for explaining the relevance of dimensions of measurement results in a roll section.
FIG. 6 is a cross-sectional view through a typical roll diameter showing the relationship between measurement results, post-measurement cylinder processing, copper sulfate plating overlay, cell formation, and chrome plating for printing durability. Indicates.
[Brief description of symbols]
DESCRIPTION OF
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