JP3964339B2 - Joinery frame design method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建具枠の設計方法に係り、引違い窓、辷り出し窓、はめ殺し窓、ドア等の各種建具に用いられる建具枠の設計方法に関する。
【0002】
【背景技術】
建物の開口に設けられる建具としては、引き違い窓、縦辷り出し窓、横辷り出し窓、上げ下げ窓、内開き窓、はめ殺し窓、玄関ドア、勝手口ドア等の様々なものが利用されている。
これらの建具は、上枠、下枠および左右の縦枠を四周枠組みして形成された建具枠と、この建具枠に対して開閉可能な障子や、はめ殺しとされた障子、ガラスとを組み合わせて構成されている。
【0003】
この際、各建具枠は、通常、上枠および下枠にビスホールを形成し、上下枠の端面に縦枠を当接させ、この縦枠に形成された穴を介して前記ビスホールにビスをねじ込むことで、枠組みされている。
そして、各建具枠における上下枠や縦枠の構造は、建具の種類に応じてそれぞれ相違していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来は、連結用のビスホールは、各建具枠の構造に応じて、最適な位置に形成していた。つまり、各建具枠の構造が相違すると、その形成位置も各建具枠で異なる位置に設けていた。
【0005】
このため、ビスホールを有する上枠や下枠をアルミの押出成形で製造する際に用いられるプレス金型等の製造設備は、各建具毎に専用のものを用いなければならなかった。このため、異なる種類の建具枠を製造する度に、金型等を交換したりしなければならず、製造効率が低下するとともに、製造設備費が嵩み、建具枠の種類を多くすると、生産性が低下しコストが高くなるという問題があった。
また、このような上枠および下枠と縦枠とを前記ビスホールを用いて接合する際に、ビスホールの形成位置が異なるために、ビスのねじ込み位置も相違し、建具枠の組立施工作業性が低下するという問題があった。
【0006】
本発明の第1の目的は、建具枠の製造コストを低減でき、かつ組立時などの施工作業性を向上できる建具枠の設計方法を提供することにある。
【0007】
また、従来は、各種の建具枠で枠の構造が異なるため、枠の外形形状なども相違していた。このため、プレス金型等の製造設備は、各建具毎に専用のものを用いなければならなかった。従って、異なる種類の建具枠を製造する度に、金型等を交換したりしなければならず、製造効率が低下するとともに、製造設備費が嵩み、建具枠の種類を多くすると、生産性が低下しコストが高くなるという同様の問題があった。
さらに、各種の建具枠において、建具枠に隣接して配置される外壁等との納まりも相違し、建具の種類に応じて外壁材の寸法も異なるために、施工作業性が低下するという問題があった。
【0008】
本発明の第2の目的は、建具枠の製造コストを低減でき、かつ施工作業性を向上できる建具枠の設計方法を提供することにある。
【0009】
さらに、従来より、縦枠の室外側端縁には、連窓を形成する際に、方立を係合するための折り返し部が形成されている。この折り返し部は、縦枠と外壁との間のシール部の目隠しにもなるため、その見付け寸法を例えば10mm程度と大きくしていた。
【0010】
ところで、近年では、断熱性能の向上などを目的として、外壁材の厚さ寸法も大きくなっている。このため、従来に比べて、外壁表面から縦枠の室外側先端までの見込み寸法も小さくなっており、外壁材と縦枠との隙間の開口寸法も小さくなり、この隙間にシール材やバックアップ材を充填し難くいという問題が生じた。
また、下枠においても、段窓形成用の無目に係合する折り返し部が形成されていることがあるが、この折り返し部においても外壁材と下枠との隙間開口寸法が小さくなり、この隙間にシール材やバックアップ材を充填し難くいという同様の問題があった。
【0011】
本発明の第3の目的は、縦枠や下枠部分のシール作業性を向上できて施工作業性を向上できる建具枠の設計方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の建具枠の設計方法は、上枠、下枠および左右の縦枠を四周枠組みして形成された建具枠の設計方法であって、上枠および下枠の各躯体取付片の室外側に形成される縦枠との接合用のビスホールの、上枠および下枠にそれぞれ設定される枠基準位置に対する形成位置を、種類の異なる各建具枠における上枠同士および下枠同士でそれぞれ同一とすることを特徴とするものである。
より具体的には、本発明の建具枠の設計方法は、上枠、下枠および左右の縦枠を四周枠組みして形成された建具枠の設計方法であって、上枠および下枠の各躯体取付片の室外側に縦枠との接合用のビスホールを形成するとともに、前記上枠の高さ方向の枠基準位置である枠上面部から前記ビスホールの中心位置までの高さ寸法H1を、種類の異なる他の建具枠に対して上枠同士で同一とし、前記上枠の見込み方向の枠基準位置である枠室外面部から前記ビスホールの中心位置までの見込み寸法L1を前記各上枠で同一とし、前記下枠の高さ方向の枠基準位置である下枠下端部から前記ビスホールの中心位置までの高さ寸法H2を、種類の異なる他の建具枠に対して下枠同士で同一とし、下枠の見込み方向の枠基準位置である枠室外面部から前記ビスホールの中心位置までの見込み寸法L2を前記各下枠で同一とし、上枠および下枠にそれぞれ設定される前記各枠基準位置に対する前記ビスホールの形成位置を、種類の異なる各建具枠における上枠同士および下枠同士でそれぞれ同一とすることを特徴とするものである。
【0013】
本発明においては、少なくとも躯体取付片の室外側に形成されたビスホールが上枠同士および下枠同士でそれぞれ同一位置に形成されているので、ビスホールを形成する部分の金型を共通にでき、その分、製造設備費を低減できて建具枠の製造コストを低減できる。
また、ビスホールの形成位置が同一であれば、ビスのねじ込み位置も同一になって建具枠の組立施工時の作業性を向上できる。
【0014】
さらに、各建具枠同士を無目を用いて接合して段窓を構成する際に用いられる無目補強板は、上下枠の躯体取付片の室外側のビスホールを用いてビス止めされるが、この室外側のビスホールの位置が各建具枠で同一であれば、1種類の無目補強板を容易すればよく、その製造コストを低減できるとともに、ビス止めなどの施工作業性も向上できる。
【0015】
この際、上枠および下枠の各躯体取付片の室内側に形成される縦枠との接合用のビスホールの、前記各枠基準位置に対する形成位置を、種類の異なる各建具枠における上枠同士および下枠同士でそれぞれ同一とされていることが好ましい。
より具体的には、上枠、下枠および左右の縦枠を四周枠組みして形成された建具枠の設計方法であって、上枠および下枠における各躯体取付片の室外側に縦枠との接合用のビスホールを形成するとともに、前記上枠の高さ方向の枠基準位置である枠上面部から前記ビスホールの中心位置までの高さ寸法H1を、種類の異なる他の建具枠に対して、上枠同士で同一とし、前記上枠の見込み方向の枠基準位置である枠室外面部から前記ビスホールの中心位置までの見込み寸法L1を前記各上枠で同一とし、前記下枠の高さ方向の枠基準位置である下枠下端部から前記ビスホールの中心位置までの高さ寸法H2を、種類の異なる他の建具枠に対して、下枠同士で同一とし、下枠の見込み方向の枠基準位置である枠室外面部から前記ビスホールの中心位置までの見込み寸法L2を前記各下枠で同一とし、上枠および下枠にそれぞれ設定される前記各枠基準位置に対する前記ビスホールの形成位置を、種類の異なる各建具枠における上枠同士および下枠同士でそれぞれ同一とすることが好ましい。
【0016】
躯体取付片の室外側に位置するビスホールのみでなく、室内側に位置するビスホールの形成位置も各上枠同士あるいは下枠同士でそれぞれ同一にされていれば、それらの穴を加工するための設備機器も共通にできて、製造コストを低減できるとともに、組立施工時の作業性もより一層向上できる。
【0017】
なお、各ビスホールの形成位置は、すべての建具枠において同一であることが好ましいが、少なくとも躯体取付片の室外側に設けられるビスホールの形成位置が同一であればよく、躯体取付片の室内側のビスホールは、建具枠の種類に応じて2〜3箇所の形成位置に集約してもよい。例えば、引違い窓は、2枚の障子をガイドするレールなどが形成される点で上下枠の納まりが制限されるため、引違い窓における躯体取付片室内側のビスホール位置は専用の位置に設定し、他の辷り出し窓、内開き窓、はめ殺し窓等のある程度ビスホールの形成位置が調整可能な建具枠同士においては、躯体取付片室内側のビスホール位置を同一にすることで、躯体取付片室内側のビスホール位置を2カ所に集約してもよい。
【0018】
さらに、本発明の建具枠の設計方法は、各枠の少なくとも躯体取付片の室外側に位置する部分の外周面側の外形形状および寸法を、前記種類の異なる各建具枠における上枠同士、下枠同士および縦枠同士でそれぞれ同一とすることが好ましい。
枠の少なくとも躯体取付片の室外側に位置する部分の外周面側の外形形状および寸法が同一であれば、建具枠に隣接して配置される外壁材等との納まりが各建具において共通となり、外壁材の寸法等も同一にでき、施工作業性も向上することができる。
【0019】
また、建具枠の設計方法としては、各枠の少なくとも躯体取付片の室内側に位置する部分において躯体側の部材、例えばまぐさ、窓台、柱や額縁、さらには各種シール材やバックアップ材等の部材に接する部分の外形形状および寸法を、前記種類の異なる各建具枠における上枠同士、下枠同士および縦枠同士でそれぞれ同一とすることが好ましい。
各枠の躯体取付片の室内側において、少なくとも躯体側の部材に接する部分の外形形状および寸法が同一であれば、躯体側との納まりが各建具において共通となり、躯体や額縁等の室内側に設けられる化粧材も各建具で同一にでき、施工作業性をより一層向上することができる。
その上、躯体側に接する部分の外形形状、寸法を同一にしているため、躯体に接していない部分は、各建具で異ならせることができる。このため、構造の異なる各建具枠を設計する際に、枠の外周全体を同一形状、寸法にする場合に比べて、構造の異なる各建具枠を容易に設計、製造することができる。
【0020】
また、前記種類の異なる各建具枠において、少なくとも各縦枠の室外側端部には、外周側に向かって折り返された折り返し部が形成されているとともに、この折り返し部の見付け寸法は縦枠の肉厚寸法の5倍以下に設定されていてもよい。特に、肉厚寸法の4倍以下と最小限の寸法に設定されていることがより好ましい。
なお、縦枠の肉厚は通常、0.8〜1.2mm程度であるため、前記折り返し部の見付け寸法は、4.0〜6.0mm程度以下(例えば4mmや5mm程度)に設定すればよい。
【0021】
さらに、前記種類の異なる各建具枠において、少なくとも各下枠の室外側端部には、下方に向かって折り返された折り返し部が形成されているとともに、この折り返し部の見付け寸法は下枠の肉厚寸法の5倍以下に設定されていてもよい。この下枠の肉厚も、通常は0.8〜1.2mm程度であるため、前記折り返し部の見付け寸法も4.0〜6.0mm程度以下に設定すればよい。
【0022】
このように各折り返し部の見付け寸法を最小限の寸法に抑えれば、外壁材と各枠との隙間の開口寸法も比較的大きく維持でき、この隙間へのシール材やバックアップ材の充填作業を容易に行うことができて施工作業性を向上できる。
【0023】
ここで、建具枠は、上枠、下枠および左右の縦枠を四周枠組みして形成された建具枠であって、躯体取付片の室外側に形成されかつ上枠および下枠にそれぞれ設定される枠基準位置に対する形成位置が、種類の異なる他の建具枠に対して、上枠同士および下枠同士でそれぞれ同一とされた縦枠との接合用のビスホールが各々設けられているものでもよい。
例えば、建具枠は、上枠、下枠および左右の縦枠を四周枠組みして形成された建具枠であって、前記上枠および下枠には、躯体取付片の室外側に形成された縦枠との接合用のビスホールが各々設けられ、前記上枠の高さ方向の枠基準位置である枠上面部から前記ビスホールの中心位置までの高さ寸法H1は、種類の異なる他の建具枠に対して上枠同士で同一とされ、前記上枠の見込み方向の枠基準位置である枠室外面部から前記ビスホールの中心位置までの見込み寸法L1は前記各上枠で同一とされ、前記下枠の高さ方向の枠基準位置である下枠下端部から前記ビスホールの中心位置までの高さ寸法H2は、種類の異なる他の建具枠に対して下枠同士で同一とされ、下枠の見込み方向の枠基準位置である枠室外面部から前記ビスホールの中心位置までの見込み寸法L2は前記各下枠で同一とされ、上枠および下枠にそれぞれ設定される前記各枠基準位置に対する形成位置が、種類の異なる他の建具枠に対して、上枠同士および下枠同士でそれぞれ同一とされているものでもよい。
【0024】
この際、躯体取付片の室内側に形成された縦枠との接合用のビスホールの前記枠基準位置に対する形成位置も、前記種類の異なる他の建具枠に対して、上枠同士および下枠同士でそれぞれ同一とされていてもよい。
また、各枠の少なくとも躯体取付片の室外側に位置する部分の外周面側の外形形状および寸法は、前記種類の異なる他の建具枠に対して、上枠同士、下枠同士および縦枠同士でそれぞれ同一とされていてもよい。
また、各枠の少なくとも躯体取付片の室内側に位置する部分において躯体側の部材、例えばまぐさ、窓台、柱や額縁、さらには各種シール材やバックアップ材等の部材に接する部分の外形形状および寸法は、前記種類の異なる他の建具枠に対して、上枠同士、下枠同士および縦枠同士でそれぞれ同一とされていてもよい。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図面においては図面を見やすくするために、窓枠や障子等の主要な構成部材には断面を示すハッチングを省略して記載している。
【0026】
本実施形態は、図1,2に示す引違い窓1、図3,4に示す縦辷り出し窓100、図5,6に示すはめ殺し窓200、図7,8に示す勝手口ドア300の各建具枠に本発明を適用したものである。
【0027】
図1,2に示す引違い窓1は、図1に示すように、下枠に断熱部材が設けられたアルミ形材断熱窓枠2と、各框がアルミ材と樹脂製断熱性部材との複合材で構成されたアルミ樹脂複合障子6とを組み合わせて構成されている。
【0028】
アルミ形材断熱窓枠2は、上枠11、下枠12と左右両端の縦枠13とを四角枠状に接合して形成されている。
上枠11および左右両端の縦枠13は、それぞれ非鉄金属であるアルミを押出成形によって一体成形したアルミ形材で構成されている。
【0029】
下枠12は、アルミ押出形材からなる室外部材12Aおよび室内部材12Bと、これらの各部材を連結するウレタン樹脂等で形成された断熱部材12Cとで構成されている。
なお、本実施形態では、ウレタン樹脂を各室内外部材12A,12B間に注入して硬化させることで断熱部材12Cとしているが、合成樹脂製の帯板状の断熱部材を各部材12A,12B間にそれぞれ1枚以上配置し、各部材12A,12Bをかしめて連結させることで、断熱部材12Cを構成してもよい。
【0030】
これらの上枠11、下枠12、縦枠13には、各枠11,12,13が取り付けられるまぐさ7、窓台8、柱9の室外面に当接する躯体取付片11D,12D,13Dが形成されている。そして、これらの躯体取付片11D,12D,13Dを釘やビスによってまぐさ7、窓台8、柱9に取り付けることで、アルミ形材断熱窓枠2は建物躯体側に取り付けられている。
また、上枠11、下枠12、縦枠13と建物の外壁材5との間には、バックアップ材26および充填材27が充填されてシールされている。
【0031】
上枠11の下面には、外レール16が垂設され、この外レール16の室内側つまり窓枠2の開口内周面には断熱性を有する樹脂や合成木材等で形成された断熱性カバー71が取り付けられている。上枠11は、額縁81まで設けられていないが、断熱性カバー71は額縁81まで延長されており、上枠11の室内側露出面部を被覆している。
なお、露出面部とは、窓枠2の開口内周面においてアルミ樹脂複合障子6を閉めた際に室内側に露出する部分(見えがかり部)を意味する。また、合成木材とは、熱可塑性樹脂等の合成樹脂と、木粉とを混合溶融して成形されたものを意味する。また、木粉とは、木材を粉砕して得られるものに限らず、椰子殻、コーヒーかす、古紙、廃材などのセルロース系材料を粉砕等で粉状にしたものを含むものである。
【0032】
上枠11には、内レール17用の部材が配置されている。この内レール17は、断熱性カバー71を介してまぐさ7にねじ込まれたビス等で断熱性カバー71に取り付けられている。これにより、内レール17部分は室内側に露出するが、断熱性カバー71が介在されていることで上枠11からの熱の伝導が抑えられている。
【0033】
一方、下枠12の前記室外部材12Aの上面には、外、内の各下レール18,19が立設されている。また、上枠11の室外側および下枠12の室外部材12Aには網戸レール20がそれぞれ設けられている
【0034】
アルミ形材断熱窓枠2内に配置されるアルミ樹脂複合障子6は、室外側に配置されて外レール16,18でガイドされる外障子6Aと、室内側に配置されて内レール17,19でガイドされる内障子6Bとを備えている。このため、前記断熱部材12Cは、内障子6Bの室内側に沿って配置されている。
【0035】
外障子6Aは、上框61と、下框63と、竪框65と、外召合せ框(竪框)67とを四角枠状に組んで構成されている。また、内障子6Bは、上框62と、下框64と、竪框66と、内召合せ框(竪框)68とを四角枠状に組んで構成されている。そして、各框61〜68の内周面には、複層ガラス29がガスケット30を介して嵌合されている。
【0036】
各框61〜66,68は、それぞれアルミ形材製の室外部材61A〜66A,68Aと、ポリ塩化ビニル樹脂等の合成樹脂や合成木材等で形成されて断熱性を有する室内部材61B〜66B,68Bとを接合して構成されている。外召合せ框67は、アルミ製の形材で構成されている。
【0037】
なお、各框61〜66,68の室外部材61A〜66A,68Aには、複層ガラス29の室外側を保持するガラス保持辺が形成され、室内部材61B〜66B,68Bには複層ガラス29の室内側を保持するガラス保持辺が形成されている。このため、各障子6A,6Bでは、断熱性を有する室内部材61B〜66B,68Bが室内側に露出し、アルミ製の室外部材61A〜66A,68Aは室内側に露出しないので、断熱性能や防露性能が向上されている。
なお、室外部材61A〜66A,68Aの内面には、図示しない断面L字形状の金属製の脱落防止具が設けられ、火災時に各室内部材61B〜66B,68Bが燃えてしまっても、複層ガラス29が外れて室内側に落下しないようになっている。
【0038】
また、各上框61,62には、前記各レール16,17を挟み込む摺動片31が嵌入され、各下框63,64には、前記各レール18,19上を転動する戸車32が回転自在に支持されている。
また、これらの障子6A,6Bの室外側には、網戸レール20でガイドされた網戸33がレール20に沿って移動可能に配置される。
【0039】
窓枠2の下枠12および縦枠13には、上枠11における断熱性カバー71と同様に、各障子6A,6Bを閉めた際に室内側に露出する露出面部を被覆する断熱性カバー72〜75がそれぞれ取り付けられている。
【0040】
断熱性カバー72は、下枠12の室内部材12Bにビス止めされ、内レール19の室内側面から断熱部材12Cの上方を介して室内部材12Bの上面部分まで、つまり室内側に露出する露出面部を被覆している。
断熱性カバー73は、下枠12の内レール19の室外側に配置されて前記内レール19にビス等で取り付けられている。他の断熱性カバー72は下枠12の全長に渡って設けられているのに対し、断熱性カバー73は外障子6Aを閉めた際に外障子6Aが配置される部分、つまり下枠12の全長の約半分の部分に配置されている。
【0041】
断熱性カバー74は、一方の縦枠13において内障子6Bの戸先側の竪框66と対向した位置に設けられたガイド片の部分から室内側の部分に配置され、縦枠13を介して柱9にねじ込まれたビス等で縦枠13に取り付けられている。これにより、断熱性カバー74は、縦枠13において内障子6Bを閉めた際に室内側に露出する露出面部を被覆している。
【0042】
断熱性カバー75は、他方の縦枠13において外障子6Aの戸先側の竪框65の室内面にほぼ沿った位置から室内側部分に配置され、縦枠13を介して柱9にねじ込まれたビス等で縦枠13に取り付けられている。これにより、断熱性カバー75も、外障子6Aを閉めた際に室内側に露出する露出面部を被覆している。
【0043】
図3,4に示す縦辷り出し窓100は、アルミ形材断熱窓枠102と、室外側に開かれるアルミ樹脂複合障子106とを組み合わせて構成されている。
【0044】
アルミ形材断熱窓枠102は、引違い窓1のアルミ形材断熱窓枠2と同様に、上枠111、下枠112と左右両端の縦枠113とを四角枠状に接合して形成されている。
上枠111および左右両端の縦枠113は、非鉄金属であるアルミを押出成形によって一体成形したアルミ形材で構成されている。
また、下枠112は、非鉄金属であるアルミ押出形材製の室外部材112Aおよび室内部材112Bと、これらの室外部材112Aおよび室内部材112Bを連結するウレタン樹脂製(樹脂注入方式やかしめ方式によるものなど)の断熱部材112Cとで構成されている。
【0045】
これらの上枠111、下枠112、縦枠113にも、まぐさ7、窓台8、柱9の室外面に当接してビス止めされる躯体取付片111D,112D,113Dが形成されている。
なお、縦辷り出し窓100においても、上枠111、下枠112、縦枠113と外壁材5との間には、バックアップ材26および充填材27が充填されてシールされている。
【0046】
上枠111の下面の室内側部分には、断熱性カバー171が取り付けられている。同様に、下枠112の室内部材112Bの上面には、断熱性カバー172が取り付けられ、縦枠113の室内面には断熱性カバー173が取り付けられている。
【0047】
各断熱性カバー171〜173には、アルミ樹脂複合障子106が当接される室内側戸当たり部がそれぞれ一体に形成されている。そして、この室内側戸当たり部には、障子106の室内面に当接し、かつ四周連続するシール材(気密材)125が取り付けられている。
これらの各断熱性カバー171〜173は、障子106の内周面から各額縁81〜83の内周面まで延長され、枠111〜113において障子106を閉めた際に室内側に露出する露出面部を被覆している。
【0048】
また、各枠111〜113の室外側近傍には、アルミ樹脂複合障子106が当接する室外側戸当たり部が一体に形成されている。そして、これらの室外側戸当たり部にも、四周連続するシール材(気密材)126が取り付けられている。
【0049】
アルミ樹脂複合障子106は、上框131、下框132、および左右の竪框133を四周框状に組んで構成されている。そして、各框131〜133の内周面には、複層ガラス29が複層ガスケット30を介して嵌合されている。
【0050】
各框131〜133は、それぞれアルミ製の室外部材131A〜133Aと、ポリ塩化ビニル樹脂等の合成樹脂や合成木材等で形成されて断熱性を有する室内部材131B〜133Bとで構成されている。
そして、これらの各框131〜133において、室外部材131A〜133Aがそれぞれ室外側戸当たり部のシール材126に当接され、室内部材131B〜133Bが室内側戸当たり部のシール材125に当接するように構成されている。
【0051】
アルミ樹脂複合障子106は、上框131と窓上枠111との間および下框132と窓下枠112との間にそれぞれ配置されて取り付けられたステンレス製の辷り出しアーム(4バーヒンジや6バーヒンジ)140により、窓枠102に対して開閉可能に設けられている。
一方の竪框133には、カムラッチハンドル146が取り付けられている。
【0052】
図5,6に示すはめ殺し(FIX)窓200は、アルミ形材断熱窓枠202に、複層ガラス29を保持させることで構成されている。
アルミ形材断熱窓枠202は、上枠211、下枠212と左右両端の縦枠213とを四角枠状に接合して形成されている。
【0053】
上枠211および左右両端の縦枠213は、非鉄金属であるアルミを押出成形によって一体成形したアルミ形材で構成されている。
また、下枠212は、非鉄金属であるアルミ押出形材製の室外部材212Aおよび室内部材212Bと、これらの室外部材212Aおよび室内部材212Bを連結するウレタン樹脂製(樹脂注入方式やかしめ方式によるものなど)の断熱部材212Cとで構成されている。
【0054】
これらの上枠211、下枠212、縦枠213にも、まぐさ7、窓台8、柱9の室外面にビス止めされる躯体取付片211D〜213Dが形成されている。
なお、はめ殺し窓200においても、各枠211〜213と外壁材5との間には、バックアップ材26および充填材27が充填されてシールされている。
【0055】
上枠211および縦枠213と、下枠212の室外部材212Aとには、複層ガラス29の室外面に当接する室外側保持片211E〜213Eが一体に形成されている。この室外側保持片211E〜213Eには、複層ガラス29の室外面に当接し、かつ四周連続するシール材226が取り付けられている。
【0056】
また、上枠211および縦枠213と下枠212の室内部材212Bとには、複層ガラス29の押縁を兼ねた断熱性カバー271〜273が取り付けられている。なお、縦枠213に取り付けられる断熱性カバー273は、縦枠213にビス止めされた断熱性カバー本体273Aと、断熱性カバー本体273Aに対して着脱可能に取り付けられかつビス止め部分を被覆する被覆部273Bとで構成されている。
また、これらの各断熱性カバー271〜273には、複層ガラス29の室内面に当接し、かつ四周連続するシール材225が取り付けられている。
【0057】
各断熱性カバー271〜273は、ガラス29の内周面から各額縁81〜83の内周面まで延長され、枠211〜213において室内側に露出する露出面部を被覆している。
【0058】
図7,8に示すドア300は、ドア枠302と、ドア本体306とを組み合わせて構成されている。
【0059】
ドア枠302は、前記各窓1,100,200と同様に、上枠311、下枠312と左右両端の縦枠313とを四角枠状に接合して形成されている。上枠311および左右両端の縦枠313は、アルミ押出形材で構成されている。
また、下枠312は、アルミ押出形材製の室外部材312Aおよび室内部材312Bと、これらを連結するウレタン樹脂製(樹脂注入方式やかしめ方式によるものなど)の断熱部材312Cとで構成されている。
【0060】
これらの上枠311、下枠312、縦枠313にも、まぐさ7、窓台8、柱9の室外面にビス止めされる躯体取付片311D〜313Dが形成されている。また、ドア300においても、各枠311〜313と外壁材5との間は、バックアップ材26および充填材27でシールされている。
【0061】
また、各枠311〜313の室内側露出面には、合成樹脂や合成木材等で形成されかつ各額縁81〜83まで延長された断熱性カバー371〜373が取り付けられて枠311〜313の室内側露出面部を被覆している。また、これらの各断熱性カバー371〜373には、ドア本体306の室内面に当接し、かつ四周連続するシール材325がそれぞれ取り付けられている。
【0062】
一方、ドア本体306は、上框361、下框362、左右の竪框363からなる框枠360と、框枠360内に配置された複層ガラス29とで構成され、縦枠313に対してヒンジ367およびドアクローザ368により、ドア枠302に対して開閉可能に設けられている。
【0063】
各框361〜363は、それぞれアルミ製の室外部材361A〜363Aと、合成樹脂や合成木材等で形成された室内部材361B〜363Bとを接合して構成されている。
また、一方の竪框363には、レバーハンドル350が設けられている。
【0064】
これらの各窓1,100,200およびドア300の建具枠である窓枠2,102,202,302においては、上枠11,111,211,311(以下、上枠11〜311と記す)および下枠12,112,212,312(以下、下枠12〜312と記す)に縦枠13,113,213,313(以下縦枠13〜313と記す)との接合用のビスホール41,42,43,44が形成されている。
【0065】
すなわち各上枠11〜311の躯体取付片11D、111D、211D、311D(以下、躯体取付片11D〜311Dと記す)の室外側には、室外側ビスホール41がそれぞれ形成され、室内側には室内側ビスホール42がそれぞれ形成されている。
同様に、各下枠12〜312の躯体取付片12D、112D、212D、312D(以下、躯体取付片12D〜312Dと記す)の室外側には、室外側ビスホール43がそれぞれ形成され、室内側には室内側ビスホール44がそれぞれ形成されている。
なお、各ビスホール41〜44の大きさは同一とされ、同じ直径のビスをねじ込むことができるようにされている。
【0066】
そして、室外側ビスホール41は、各上枠11〜311において同一位置に形成されている。すなわち、図9(A)、(B)や、図10(C),(D)に示すように、上枠11〜311の基準位置つまり高さ方向の基準位置である枠上面部51からビスホール41の中心位置までの高さ寸法H1(例えば5.3mm)は、各上枠11〜311において同一とされている。
また、上枠11〜311の見込み方向の基準位置である枠室外面部52からビスホール41の中心位置までの見込み寸法L1(例えば14mm)も、各枠11,111,211,311において同一とされている。
【0067】
同様に、室外側ビスホール43は、各下枠12〜312において同一位置に形成されている。すなわち、図11(A)、(B)や、図12(C),(D)に示すように、下枠の基準位置つまり高さ方向の基準位置である下枠下端部53(躯体取付片12D〜312Dの下端部)からビスホール43の中心位置までの高さ寸法H2(例えば27.2mm)は、各下枠12〜312において同一とされている。また、下枠12〜312の見込み方向の基準位置である枠室外面部54からビスホール43の中心位置までの見込み寸法L2(例えば19.3mm)も、各下枠12〜312において同一とされている。
【0068】
さらに、各室内側ビスホール42,44は、各窓100,200、ドア300の上枠111,211,311および下枠112,212,312において、同一とされている。
【0069】
すなわち、ビスホール42のビスホール41からの高さ寸法H3(例えば9.7mm)は、各上枠111,211,311で同一とされ、このため枠上面部51からビスホール42の中心位置までの高さ寸法(H1+H3、例えば5.3+9.7=15mm)も各上枠111,211,311で同一とされている。
また、ビスホール42のビスホール41からの見込み寸法L3(例えば46.6mm)も、各上枠111,211,311で同一とされている。さらに、ビスホール42の中心位置から各上枠111,211,311の額縁81の室外面に接する室内側端面55までの見込み寸法L4(例えば10.4mm)も各上枠111,211,311で同一とされている。
【0070】
なお、上枠11のビスホール41の中心からビスホール42の中心までの見込み寸法L5や、ビスホール42の中心から額縁81の室外面に接する断熱性カバー71の室内側端面55までの寸法L6は、それぞれL3,L4とは相違する。但し、各上枠11〜311の見込み寸法Lは、各上枠11〜311で同一になるように設定されている。すなわち、L=L1+L3+L4=L1+L5+L6となるようにされている。例えば、L1+L3+L4=14+46.6+10.4=71mmの場合、例えばL5=37mm、L6=20mmとされて、L1+L5+L6=14+37+20=71mmとなるように設定されている。
【0071】
下枠12〜312においても、ビスホール44のビスホール43からの高さ寸法H4(例えば14.6mm)は、各下枠112,212,312で同一とされ、このため下枠下端部53からビスホール44の中心位置までの高さ寸法(H2+H4、例えば27.2+14.6=41.8mm)も各下枠112,212,312で同一とされている。
また、ビスホール44のビスホール43からの見込み寸法L7(例えば41.3mm)も、各下枠112,212,312で同一とされている。さらに、ビスホール44の中心位置から各下枠112,212,312の額縁82の室外面に接する室内側端面56までの見込み寸法L8(例えば10.4mm)も各下枠112,212,312で同一とされている。
【0072】
なお、下枠12のビスホール43の中心からビスホール44の中心までの見込み寸法L9や、ビスホール44の中心から額縁82の室外面に接する室内側端面56までの寸法L10も、それぞれL7,L8とは相違する。但し、各下枠12〜312の見込み寸法が同一になるように、つまりL2+L7+L8=L2+L9+L10となるようにされている。例えば、L2+L7+L8=19.3+41.3+10.4=71mmの場合、例えばL9=31.7mm、L10=20mmとされて、L2+L9+L10=19.3+31.7+20=71mmとなるように設定されている。
【0073】
なお、下枠12におけるビスホール43,44間の高さ寸法H5は適宜設定すればよく、例えば、本実施形態では13.5mmに設定されている。
【0074】
また、各枠の主要外形形状および寸法もそれぞれ同一とされている。
すなわち、各窓1,100,200およびドア300の各上枠11〜311の主な外形形状(図9,10の二点鎖線500に沿った部分)および寸法は同一とされている。
この二点鎖線500に沿った部分は、躯体側の部材に接する部分であり、具体的にはバックアップ材26,充填材27に接する枠上面部51部分と、まぐさ7等に接する躯体取付片11D〜311D部分と、額縁81に接する室内側端面55部分等の形状および寸法が同一とされている。
【0075】
同様に、各下枠12〜312の主な外形形状(図11,12の二点鎖線500に沿った部分)および寸法も同一とされている。これらも躯体等に接する部分であり、具体的にはバックアップ材26,充填材27に接する枠下面部57と、窓台8等に接する躯体取付片12D〜312D部分と、額縁82に接する室内側端面56部分等の形状および寸法が同一とされている。
【0076】
さらに、各縦枠13,113,213,313の主な外形形状(図13,14の二点鎖線500に沿った部分)および寸法も同一とされている。これらも躯体等に接する部分であり、具体的には、バックアップ材26,充填材27に接する枠側面部58と、柱9等に接する躯体取付片13D〜313D部分と、額縁83に接する室内側端面部分は、形状および寸法が同一とされている。
【0077】
そして、各上枠、下枠、縦枠の内周面側など、二点鎖線500が記載されていない部分は、窓の種類の相違による納まりの相違等に応じて各窓毎に設計されている。
【0078】
各下枠12〜312や、各縦枠13〜313の室外側端部には、段窓や連窓を形成する際の係合用の折り返し部91、92が形成されている。
段窓は、図15,16に示すように、無目600を挟んで上下に2つのサッシ窓(例えば縦辷り出し窓100同士)を配置して接合することで形成される。この際、下枠12,112,212,312の折り返し部91は、無目600の室外側端部の溝部601に係合される。
【0079】
この無目600を無目600の下側に配置されるサッシ窓の上枠(例えば上枠111)に2カ所(上面および室内面)でビス止めした後、溝部601を無目600の上側に配置されるサッシ窓の下枠(例えば下枠112)の折り返し部91に係合させ、さらに下枠の室内面にビス止めすることで、各サッシ窓の下枠および上枠が連結されて段窓が構成される。
【0080】
なお、無目600に連結される下枠112および上枠111の躯体取付片111D,112Dは、無目600に干渉するために切断されている。
また、無目600がビス止めされる下枠112の室内部材112Bは、断熱部材112Cを介して室外部材112Aと連結されて室外側と熱伝導が生じないように構成されている。このため、無目600の室内部材112Bに連結される室内部材600Bは、断熱部材600Cを介して室外部材600Aに連結され、熱伝導が生じないように構成されている。
【0081】
また、段窓の場合には、上側のサッシ窓の荷重を支持する無目600を補強するため、各サッシ窓の縦枠に跨って無目補強板610が取り付けられる。無目補強板610は、上下枠の室外側ビスホール41,43と無目600のビスホール602とに、縦枠および無目補強板610に形成された穴603,611を介してねじ込められるビスにより固定される。
【0082】
連窓は、図17に示すように、方立700を挟んで左右に2つのサッシ窓(例えば引違い窓1と縦辷り出し窓100)を配置して接合することで構成される。この際、縦枠13〜313の折り返し部92には、方立700の室外側端部の溝部701が係合されている。
また、縦枠13〜313の室内側端部にも折り返し部93が形成されており、この折り返し部93には方立700の室内側端部に形成された溝部702が係合されている。
【0083】
この方立700を左右に隣接配置されたサッシ窓の縦枠(例えば縦枠13、113)間に配置し、各折り返し部92,93を各溝部701,702に係合し、さらに方立700の室内側端部を前記折り返し部93にビス止めすることで、各サッシ窓の縦枠同士が連結されて連窓が構成される。
なお、方立700に連結される縦枠13,113の躯体取付片13D,113Dも、方立700に干渉しない位置まで切断されている。
【0084】
また、連窓の場合には、方立700を固定するビスを被覆するため、各縦枠13,113の断熱性カバー74、173間に、合成樹脂、合成木材等で形成されたカバー材710が、室内面に露出しないように側方からねじ込まれたビスで固定されている。
さらに、連窓の場合には、方立700の上下端面において躯体室外側に露出する室外側部分を塞ぐため、方立700のビスホール703を利用してカバープレート720がビス止めされている。
【0085】
この無目600や方立700と係合する各折り返し部91、92の見付け寸法は、縦枠13、113や下枠12,112の肉厚(約1mm)の5倍以内とされ、無目600や方立700との係合に必要な最小寸法とされている。具体的には、図11,12に示す折り返し部91の見付け寸法H6は約5mmとされ、図13,14に示す折り返し部92の見付け寸法W6は約4mmとされている。
【0086】
このような本実施形態によれば、次のような効果がある。
1)各上枠に形成される室外側ビスホール41の形成位置および大きさを種類の異なる各建具枠の上枠11〜311において同一としたので、各枠11〜311をアルミの押出成形によって製造する際に、金型において前記室外側ビスホール41形成部分を共通にできる。このため、プレス金型等の製造設備の投資を最小限にすることができるとともに、生産効率も向上することができる。
同様に、各下枠に形成される室外側ビスホール43の形成位置および大きさも各下枠12〜312で同一としたので、この点でもプレス金型等の製造設備の投資を最小限にすることができるとともに、生産効率も向上することができる。
【0087】
2)引違い窓1以外の縦辷り出し窓100、はめ殺し窓200、ドア300では、室内側ビスホール42,44の形成位置および大きさも同一としたので、プレス金型等の製造設備の投資をより小さくできるとともに、生産効率もより向上することができる。
【0088】
3)各上枠同士、下枠同士、縦枠同士で、枠の外周面側の主要な部分を同一形状、寸法に形成したので、この点でも同一金型を利用できて設備投資を減少でき、生産効率も向上できる。
特に、縦枠13〜313の外周面は、殆ど同一形状、寸法であるため、設備投資をより一層減少できる。
【0089】
4)各縦枠13〜313は、断面が見込み方向に延長された平板体の窓枠外周面に躯体取付片13D〜313Dや折り返し部92,93を形成し、窓枠内周面に各窓の種類に応じた突起等を成形し、さらに引違い窓1のように段差を設けた方がよい場合には、断熱性カバー74,75を利用して構成するようにしている。このため、基本となる平板体およびその外周面側の躯体取付片13D〜313Dや折り返し部92,93を、図示しない内開き窓等も含めて共通化でき、その分、製造設備の投資をより一層低減でき、生産性も向上できる。
【0090】
5)室外側ビスホール41,43の形成位置が、各上枠11〜311同士や下枠12〜312同士で同一であるため、ビスのねじ込み位置も同一になって建具枠の組立施工時の作業性を向上できる。
同様に、引違い窓1以外の縦辷り出し窓100、はめ殺し窓200、ドア300では、室内側ビスホール42,44の形成位置も同一であるため、これらの建具枠を組み立てる場合には建具枠の組立施工時の作業性をより一層向上できる。
【0091】
6)各枠の外周面側の躯体やバックアップ材26、充填材27などに接する部分の形状、寸法を同一としたので、躯体側への取付構造や充填材27等の納まり構造を共通化でき、額縁81〜83やバックアップ材26等の部品を共通化できるとともに、窓枠の取付作業も共通にできて施工作業性を向上できる。
また、窓枠に隣接して配置される外壁材5などの寸法を共通にでき、その分、外壁材5の種類も少なくできて施工作業性も向上することができる。
【0092】
7)室外側ビスホール41,43の位置が各上枠同士、下枠同士で同一なため、段窓を構成する際に利用する無目補強板610に形成される穴611を各ビスホール41,43に対しては1つずつにすることができ、無目補強板610の製造コストを低減できかつ施工作業性も向上できる。
すなわち、各枠においてビスホール41,43の形成位置が異なると、無目補強板610に形成される穴611の位置も異なることになる。このため、例えば、上下に配置される窓枠の組み合わせに応じた複数種類の無目補強板をそれぞれ用意するか、1つの無目補強板に各枠のビスホール位置に対応して複数の穴を形成しなければならない。この際、各枠の組み合わせ毎の無目補強板を用意する場合には、各サッシ窓の組み合わせ(無目上側と下側との違いも含む)を考慮しなければならず、多数種類の無目補強板を準備しなければならず、コストが嵩むとともに、無目補強板の選択作業が煩雑になる。また、1つの無目補強板に複数の穴を形成した場合には、各孔が重ならないようにビスホール位置を設定しなければならず、かつ穴加工の工数が増えて生産性が低下し、コストも高くなるとともに、使用時にどの穴を利用すればよいかが分かりにくく、組立作業性が低下する。これに対し、本実施形態では、ビスホール41,43の位置が同一で、無目補強板610に形成される穴611も各ビスホール41,43に対しては1つずつでよいため、無目補強板610は1種類でよく、かつ穴加工が少ないため無目補強板610の生産性も向上できてコストも低減でき、さらに組立作業性も向上できるという効果がある。
【0093】
8)下枠12〜312や縦枠13〜313の折り返し部91、92の見付け寸法H6、W6を枠肉厚寸法の5倍以下と最小限にしたので、バックアップ材26の挿入作業や充填材27の充填作業を容易に行うことができ、作業性を向上でき、十分な水密性能を容易に得ることができる。
例えば、縦枠13〜313において、折り返し部92の見付け寸法W6が10mm程度もあると、外壁材5と折り返し部92との寸法(外壁材5および縦枠13〜313の隙間の開口寸法)が小さくなり、バックアップ材26の挿入作業や充填材27の充填作業が煩雑になる。これに対し、前記実施形態のように、折り返し部92の見付け寸法W6が約4mm程度と小さければ、外壁材5と縦枠13〜313との隙間の寸法が同一であっても、その開口寸法は見付け寸法W6が10mmの場合に比べて大きくでき、バックアップ材26の挿入作業や充填材27の充填作業が簡単にできて施工作業性を向上できる。下枠12〜312の場合も同様に、折り返し部91の見付け寸法H6を小さくすることで、施工作業性を向上できる。
【0094】
9)また、例えば、前記下枠12〜312の室外側ビスホール43の下側に設けられた連結部分(枠下面部57)を無くし、折り返し部91がビスホール43が形成された上面部から始まるように構成した場合には、外壁材5の上端面から前記ビスホール43部分までバックアップ材26を配置しなければならず、例えば2つのバックアップ材26を積層などしなければならず挿入作業性が低下するとともに、隙間部分の容積が大きいために充填材27の充填量も増えて充填作業性も低下する。これに対し、前記実施形態のように、下枠12〜312の連結部分(枠下面部57)を設ければ、隙間寸法を小さくでき、バックアップ材26も1つ挿入すればよいし、充填材27の充填量も少なくでき、施工作業性も向上できる。
【0095】
10)各窓枠2,102,202,302の外周面の形状および寸法が殆ど同一であるため、改装時に他の窓枠に交換することも容易に行うことができ、ライフスタイルの変化に応じて建具を交換することも簡単に行うことができる。
【0096】
11)各窓枠2,102,202,302の見込み寸法を共通化しているので、サッシ窓を取り付ける躯体側の構成(納まり)、例えばサッシ窓内部の造作材に対する取付構造や、外壁材に対する取付構造等をどの窓枠2,102,202,302でも共通にすることができる。このため、どのサッシ窓を設置する場合でも、設計や施工が簡単になって作業性を向上でき、コストも低減することができる。
【0097】
12)各窓枠2,102,202,302の外周面において躯体に接していない部分は、各建具で異ならせているため、構造の異なる各建具枠2,102,202,302を設計する際に、枠の外周全体を同一形状、寸法にする場合に比べて、構造の異なる各建具枠を容易に設計、製造することができる。
【0098】
13)種類の異なる各窓枠製造用の金型で共通化できる部分が多く、各金型費用を低減できるため、従来、コスト的に見合わなかったロット数が少ないサッシ窓用の金型を作成することが可能となる。このため、様々な種類の窓枠を安価に提供することができ、サッシ窓のバリエーションを非常に多くすることができ、商品ラインアップを充実させて顧客の様々な要望に対応することができる。
【0099】
14)各窓枠や障子には、断熱性のカバーなどを設けているので、断熱性能を向上させることができ、結露の発生も通常の窓に比べて抑えることができ、より快適な住空間を形成することができる。
【0100】
なお、本発明は、前述の実施形態に限定されない。
例えば、窓枠としては、アルミなどの非鉄金属やステンレス等のみで構成された一般的な窓枠でもよいし、下枠が上下枠と同様な金属と樹脂カバーとで構成されたものでもよいし、上下枠が下枠と同様に室内外部材を断熱材で連結したタイプのものでもよい。
さらに、窓枠は、合成樹脂や合成木材等の断熱部材のみで構成されたものでもよい。
同様に、障子としても、框がアルミなどの非鉄金属やステンレス等のみで構成された一般的な障子でもよいし、合成樹脂や合成木材等の断熱部材のみで構成されたものでもよいし、各框が下枠と同様に室内外部材を断熱材で連結したタイプのものでもよい。
【0101】
また、合成樹脂や合成木材で構成された断熱性カバーや室内部材を、木等の他の断熱部材で構成してもよい。
【0102】
さらに、前記実施形態では、引違い窓1の上枠11、下枠12の室内側ビスホール42,44の形成位置を他の窓とは相違させていたが、これらの室内側ビスホール42,44の形成位置を他の窓と同一にしてもよい。
特に、前記実施形態では、窓枠2の見込み寸法が比較的小さい(70mm程度)ために、見込み方向に2枚の障子6を備える引違い窓1では、納まりが難しくなり、室内側ビスホール42,44の位置が他の窓とは異なっていたが、各窓枠2の見込み寸法をより大きく(例えば80mm程度に)できれば、室内側ビスホール42,44の形成位置も各窓1,100,200およびドア300で同一に設計することが可能となる。
【0103】
さらに、本発明の建具としては、前記実施形態の引違い窓1、縦辷り出し窓100、はめ殺し窓200、ドア300に限らず、例えば、横辷り出し窓、内開き窓、外開き窓、片引き窓、上げ下げ窓等の各種サッシ窓や、玄関、浴室等の各種出入り口に設けられるドアや引き戸に適用してもよい。
【0104】
また、前記各障子やドア本体には、複層ガラスを配置していたが、単板ガラスを配置してもよく、これらも断熱性能などを考慮して設定すればよい。
【0105】
【発明の効果】
このような本発明によれば、少なくとも躯体取付片の室外側に形成されるビスホールの形成位置等を各種の建具枠で同一にすることで、建具枠の製造コストを低減でき、かつ組立時などの施工作業性を向上することができる。
また、各枠の少なくとも躯体取付片の室外側に位置する部分の外周面側の外形形状等を、各枠同士でそれぞれ同一にすることで、建具枠の製造コストを低減でき、かつ施工作業性を向上することができる。
さらに、縦枠や下枠の連段窓用の折り返し部の見付け寸法を枠肉厚寸法の5倍以下と小さくすることにより、縦枠や下枠部分のシール作業性を向上できて施工作業性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である引違い窓を示す縦断面図である。
【図2】図2に示す引違い窓の横断面図である。
【図3】本発明の実施形態である縦辷り出し窓を示す縦断面図である。
【図4】図3に示す縦辷り出し窓の横断面図である。
【図5】本発明の実施形態であるはめ殺し窓を示す縦断面図である。
【図6】図5に示すはめ殺し窓の横断面図である。
【図7】本発明の実施形態である勝手口ドアを示す縦断面図である。
【図8】図7に示すドアの横断面図である。
【図9】(A)は引違い窓用の上枠を示す縦断面図であり、(B)は縦辷り出し窓用の上枠を示す縦断面図である。
【図10】(C)ははめ殺し窓用の上枠を示す縦断面図であり、(D)は勝手口ドア用の上枠を示す縦断面図である。
【図11】(A)は引違い窓用の下枠を示す縦断面図であり、(B)は縦辷り出し窓用の下枠を示す縦断面図である。
【図12】(C)ははめ殺し窓用の下枠を示す縦断面図であり、(D)は勝手口ドア用の下枠を示す縦断面図である。
【図13】(A)は引違い窓用の縦枠を示す横断面図であり、(B)は縦辷り出し窓用の縦枠を示す横断面図である。
【図14】(C)ははめ殺し窓用の縦枠を示す横断面図であり、(D)は勝手口ドア用の縦枠を示す横断面図である。
【図15】段窓の接合部分の要部を示す斜視図である。
【図16】段窓の接合部分の要部を示す縦断面図である。
【図17】連窓の接合部分の要部を示す横断面図である。
【符号の説明】
1…引違い窓、100…縦辷り出し窓、200…はめ殺し窓、300…勝手口ドア、2,102,202…建具枠であるアルミ形材断熱窓枠、302…建具枠であるドア枠、5…外壁材、6、106…アルミ樹脂複合障子、306…ドア本体、7…まぐさ、8…窓台、9…柱、11,111,211,311…上枠、12,112,212,312…下枠、13,113,213,313…縦枠、11D、111D、211D、311D、12D、112D、212D、312D、13D、113D、213D、313D…躯体取付片、26…バックアップ材、27…充填材、29…複層ガラス、41,43…室外側ビスホール、42,44…室内側ビスホール、51…枠上面部、52…枠室外面部、53…下枠下端部、54…枠室外面部、55…室内側端面、56…室内側端面、57…枠下面部、58…枠側面部、71〜75、171〜173、271〜273、371〜373…断熱性カバー、81〜83…額縁、91〜93…折り返し部、500…二点鎖線、600…無目、601…溝部、602…ビスホール、603,611…穴、610…無目補強板、700…方立、701,702…溝部、703…ビスホール。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a design method for a joinery frame, and more particularly to a design method for a joinery frame used for various fittings such as a sliding window, a squeezed window, a fitting window, and a door.
[0002]
[Background]
As the fittings provided at the opening of the building, various types such as sliding windows, vertical facing windows, horizontal facing windows, raising and lowering windows, internal opening windows, slamming windows, entrance doors, doors to doors, etc. are used. Yes.
These joinery items are a combination of a joinery frame formed with a quadrilateral frame consisting of an upper frame, a lower frame, and left and right vertical frames, a shoji that can be opened and closed with respect to this joinery frame, a shoji that has been killed, and glass. Configured.
[0003]
At this time, each joiner frame usually forms a screw hole in the upper frame and the lower frame, abuts the vertical frame on the end faces of the upper and lower frames, and screws the screws into the screw holes through the holes formed in the vertical frame. That is the framework.
And the structure of the up-and-down frame and the vertical frame in each joinery frame was different according to the kind of joinery.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, conventionally, the connecting screw hole is formed at an optimum position according to the structure of each joinery frame. That is, when the structures of the joinery frames are different, the formation positions are also provided at different positions in the joinery frames.
[0005]
For this reason, the manufacturing equipment such as a press die used when manufacturing the upper frame and the lower frame having the screw holes by extrusion molding of aluminum has to be used for each fitting. For this reason, each time a different type of joinery frame is manufactured, it is necessary to exchange dies, etc., which reduces production efficiency, increases manufacturing equipment costs, and increases the number of types of joinery frames. There is a problem that the performance is lowered and the cost is increased.
Also, when joining the upper frame and the lower frame and the vertical frame using the screw holes, the screw hole forming positions are different because the screw hole forming positions are different, and the assembly frame workability is improved. There was a problem of lowering.
[0006]
A first object of the present invention is to provide a joinery frame design method that can reduce the manufacturing cost of the joinery frame and can improve the construction workability during assembly.
[0007]
Conventionally, since the frame structure is different among various joinery frames, the outer shape of the frame is also different. For this reason, manufacturing facilities such as press dies have to be used exclusively for each fitting. Therefore, each time a different type of joinery frame is manufactured, it is necessary to exchange dies, etc., resulting in a decrease in manufacturing efficiency, an increase in manufacturing equipment costs, and an increase in the number of types of joinery frames. There was a similar problem that the cost decreased and the cost increased.
Furthermore, in various joinery frames, there is a problem that construction workability is deteriorated because the storage with the outer wall and the like arranged adjacent to the joinery frame is also different, and the dimensions of the outer wall material are different depending on the type of joinery. there were.
[0008]
A second object of the present invention is to provide a joinery frame design method capable of reducing the manufacturing cost of joinery frames and improving the workability of construction.
[0009]
Further, conventionally, a folded portion for engaging a vertical is formed at the outdoor edge of the vertical frame when the continuous window is formed. Since the folded portion also serves as a blindfold of the seal portion between the vertical frame and the outer wall, the finding dimension is increased to, for example, about 10 mm.
[0010]
By the way, in recent years, the thickness dimension of the outer wall material has been increased for the purpose of improving the heat insulation performance. For this reason, the prospective dimension from the outer wall surface to the outdoor front end of the vertical frame is also smaller than before, and the opening size of the gap between the outer wall material and the vertical frame is also reduced. There was a problem that it was difficult to fill.
In addition, the lower frame may be formed with a folded portion that engages invisible for forming a step window, but also in this folded portion, the gap opening size between the outer wall material and the lower frame is reduced, and this There was a similar problem that it was difficult to fill the gap with a sealing material or a backup material.
[0011]
The third object of the present invention is to provide a design method for a joinery frame that can improve the workability of sealing a vertical frame and a lower frame part and improve the workability of construction.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
The design method of a joinery frame of the present invention is a design method of a joinery frame formed by quadrangularly forming an upper frame, a lower frame, and left and right vertical frames, and the outdoor side of each frame mounting piece of the upper frame and the lower frame The formation positions of the screw holes for joining with the vertical frame formed on the frame reference position set on the upper frame and the lower frame are the same between the upper frames and the lower frames in the different types of joinery frames, respectively. It is characterized by doing.
More specifically, the design method of a joinery frame of the present invention is a design method of a joinery frame formed by quadrangling an upper frame, a lower frame, and left and right vertical frames, and each of the upper frame and the lower frame A screw hole for joining to the vertical frame is formed on the outdoor side of the housing mounting piece, and a height dimension H1 from the frame upper surface portion, which is a frame reference position in the height direction of the upper frame, to the center position of the screw hole, The upper frames are the same for other types of fixture frames of different types, and the expected dimension L1 from the frame room outer surface portion, which is the frame reference position in the expected direction of the upper frame, to the center position of the screw hole is the same for each upper frame. And the height dimension H2 from the lower frame lower end portion which is the frame reference position in the height direction of the lower frame to the center position of the screw hole is the same between the lower frames with respect to other joinery frames of different types, Front from the frame room outer surface, which is the frame reference position in the prospective direction of the lower frame The expected dimension L2 to the center position of the screw hole is made the same in each lower frame, and the formation position of the screw hole with respect to each frame reference position set in each of the upper frame and the lower frame is the upper frame in each different type of fitting frame It is characterized in that they are the same in each other and in the lower frames.
[0013]
In the present invention, at least the bis holes formed on the outside of the housing mounting piece are formed at the same positions in the upper frames and the lower frames, respectively, so that the mold of the part forming the bis holes can be made common, The manufacturing equipment cost can be reduced and the manufacturing cost of the joinery frame can be reduced.
Further, if the screw hole forming position is the same, the screw screwing position is also the same, and the workability at the time of assembling the joinery frame can be improved.
[0014]
Furthermore, the jointless reinforcement plate used when joining each joinery frame with each other with no eyes to configure the corrugated window is screwed using a screw hole on the outside of the frame mounting piece of the upper and lower frames, If the position of this outdoor door screw hole is the same for each joinery frame, it is sufficient to facilitate one type of seamless reinforcing plate, the manufacturing cost can be reduced, and workability such as screwing can be improved.
[0015]
At this time, the formation positions of the screw holes for joining with the vertical frame formed on the indoor side of the respective housing mounting pieces of the upper frame and the lower frame with respect to the respective frame reference positions, the upper frames in the different types of fitting frames It is preferable that the lower frames are the same.
More specifically, it is a design method of a joinery frame formed by quadrangularly forming an upper frame, a lower frame, and left and right vertical frames, and a vertical frame is provided on the outdoor side of each frame mounting piece in the upper frame and the lower frame. The height dimension H1 from the upper surface of the frame, which is the frame reference position in the height direction of the upper frame, to the center position of the screw hole is formed with respect to other types of joinery frames. The upper frames are the same, the expected dimension L1 from the frame chamber outer surface portion, which is the frame reference position in the expected direction of the upper frame, to the center position of the screw hole is the same for each upper frame, and the height direction of the lower frame The height reference H2 from the lower end of the lower frame, which is the frame reference position, to the center position of the screw hole is the same between the lower frames relative to other types of joinery frames, and the frame reference in the prospective direction of the lower frame The center of the screw hole from the outer surface of the frame chamber which is the position The expected dimension L2 until the installation is the same for each lower frame, and the formation positions of the screw holes with respect to the respective frame reference positions set for the upper frame and the lower frame are the upper frames and lower It is preferable that the frames be the same.
[0016]
Equipment for processing the holes if the upper and lower frames have the same position for forming not only the screw holes located on the outside of the housing mounting piece but also the indoor side. Equipment can be shared, manufacturing costs can be reduced, and workability during assembly can be further improved.
[0017]
In addition, although it is preferable that the formation position of each screw hole is the same in all the joinery frames, it is sufficient that the formation position of the screw hole provided at least on the outdoor side of the frame mounting piece is the same, and the position of the indoor side of the frame mounting piece is the same. The screw holes may be gathered at two to three formation positions depending on the type of joinery frame. For example, the sliding window is limited to fit the upper and lower frames in that a rail that guides two shojis is formed, so the screw hole position on the inside of the housing mounting piece in the sliding window is set to a dedicated position. In addition, in the case frames that can adjust the position of the screw holes, such as other opening windows, inner opening windows, and slashing windows, the position of the screw holes on the inside of the frame mounting pieces is the same. The room-side screw hole positions may be consolidated at two locations.
[0018]
Furthermore, the design method of the joinery frame of the present invention is such that the outer shape and dimensions of the outer peripheral surface side of at least the frame mounting piece of each frame are the same as the upper frames of the different joinery frames. It is preferable that the frames and the vertical frames are the same.
If the outer shape and dimensions of the outer peripheral surface side of the portion located at the outdoor side of at least the frame attachment piece of the frame are the same, the fitting with the outer wall material arranged adjacent to the joinery frame is common to each joinery, The dimensions and the like of the outer wall material can be made the same, and the construction workability can be improved.
[0019]
In addition, as a design method of the joinery frame, at least a part of each frame located on the indoor side of the frame attachment piece is a member on the frame side, such as a lintel, a window sill, a pillar, a frame, and various sealing materials and backup materials. It is preferable that the outer shape and the dimension of the portion in contact with the member are the same between the upper frames, the lower frames, and the vertical frames in the different types of fitting frames.
If the outer shape and dimensions of at least the part in contact with the member on the frame side are the same on the indoor side of the frame mounting piece of each frame, the fitting with the frame side is common in each fitting, and it is on the indoor side such as the frame and the frame. The decorative material provided can be the same for each joinery, and construction workability can be further improved.
In addition, since the outer shape and dimensions of the portion in contact with the housing are the same, the portion not in contact with the housing can be different for each fitting. For this reason, when designing each joinery frame having a different structure, it is possible to easily design and manufacture each joinery frame having a different structure as compared with the case where the entire outer periphery of the frame has the same shape and size.
[0020]
Further, in each of the different types of joinery frames, at least the outer end of each vertical frame is formed with a folded portion that is folded back toward the outer peripheral side. You may set to 5 times or less of a wall thickness dimension. In particular, it is more preferable that the minimum dimension is set to 4 times or less the wall thickness dimension.
In addition, since the thickness of the vertical frame is usually about 0.8 to 1.2 mm, the finding dimension of the folded portion is set to about 4.0 to 6.0 mm or less (for example, about 4 mm or 5 mm). Good.
[0021]
Further, in each of the different types of joinery frames, at least at the outdoor end portion of each lower frame, a folded portion that is folded downward is formed, and the found dimension of the folded portion is the thickness of the lower frame. You may set to 5 times or less of a thickness dimension. Since the thickness of the lower frame is also usually about 0.8 to 1.2 mm, the finding size of the folded portion may be set to about 4.0 to 6.0 mm or less.
[0022]
In this way, if the locating size of each folded portion is kept to a minimum size, the opening size of the gap between the outer wall material and each frame can be kept relatively large, and the filling work of the sealing material and backup material into this gap can be performed. It can be performed easily and the workability can be improved.
[0023]
Here, the joinery frame is a joinery frame that is formed by quadrangling the upper frame, the lower frame, and the left and right vertical frames, and is formed on the outer side of the frame mounting piece and set to the upper frame and the lower frame, respectively. For other joinery frames of different types, the formation position with respect to the frame reference position may be provided with screw holes for joining with the vertical frames that are the same between the upper frames and the lower frames, respectively. .
For example, the joinery frame is a joinery frame formed by quadrangularly forming an upper frame, a lower frame, and left and right vertical frames, and the upper frame and the lower frame are vertically formed on the outdoor side of the frame mounting piece. Screw holes for joining to the frame are provided, and the height dimension H1 from the upper surface of the frame, which is the frame reference position in the height direction of the upper frame, to the center position of the screw hole is different from that of other joinery frames of different types. On the other hand, the upper frames are the same, and the expected dimension L1 from the frame chamber outer surface portion, which is the frame reference position in the expected direction of the upper frame, to the center position of the screw hole is the same for each upper frame. The height dimension H2 from the lower frame lower end, which is the frame reference position in the height direction, to the center position of the screw hole is the same between the lower frames with respect to other types of joinery frames, and the expected direction of the lower frame The center of the screw hole from the outer surface of the frame room which is the frame reference position Estimated dimension L2 until placement is the same for each lower frame, and the upper frame and the lower frame are formed with respect to each frame reference position, and the upper frames In addition, the lower frames may be the same.
[0024]
At this time, the formation positions of the screw holes for joining with the vertical frame formed on the indoor side of the frame mounting piece with respect to the frame reference position are also the upper frames and the lower frames with respect to the other joinery frames of different types. Each may be the same.
In addition, the outer shape and size of the outer peripheral surface side of the portion located at the outdoor side of at least the frame mounting piece of each frame are the upper frames, the lower frames, and the vertical frames with respect to the other joinery frames of different types. Each may be the same.
In addition, the outer shape of the portion of each frame that is in contact with the member on the housing side, for example, the lintel, window stand, column, frame, and various sealing materials, backup materials, etc. Further, the upper frame, the lower frame, and the vertical frame may be the same with respect to other joinery frames of different types.
[0025]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. In addition, in each drawing, in order to make the drawing easy to see, the main structural members such as the window frame and the shoji are omitted from the hatching indicating the cross section.
[0026]
1 and 2, the sliding
[0027]
As shown in FIG. 1, the sliding
[0028]
The aluminum shape heat insulating window frame 2 is formed by joining an
The
[0029]
The
In this embodiment, the
[0030]
These
Further, a
[0031]
An
In addition, an exposed surface part means the part (visible part) exposed to the indoor side when the aluminum resin
[0032]
A member for the
[0033]
On the other hand, on the upper surface of the
[0034]
The aluminum resin
[0035]
The
[0036]
Each of the cages 61-66, 68 is made of aluminum-shaped
[0037]
The
The inner surfaces of the
[0038]
In addition, sliding
In addition, a
[0039]
In the
[0040]
The
The
[0041]
The
[0042]
The
[0043]
The
[0044]
Similar to the aluminum shape heat insulating window frame 2 of the sliding
The
The
[0045]
The
Also in the vertical extending
[0046]
A
[0047]
Each of the
Each of these
[0048]
Further, in the vicinity of the outdoor side of each of the
[0049]
The aluminum resin
[0050]
Each of the
And in each of these flanges 131-133,
[0051]
The aluminum resin
A cam latch handle 146 is attached to one of the
[0052]
5 and 6 is configured by holding a
The aluminum shape heat insulating
[0053]
The
The
[0054]
The
Also in the
[0055]
Outdoor holding
[0056]
Further,
In addition, a sealing
[0057]
Each of the
[0058]
A
[0059]
The
The
[0060]
The
[0061]
Further, heat-insulating
[0062]
On the other hand, the door
[0063]
Each of the
In addition, a
[0064]
In the
[0065]
That is, the outdoor side screw holes 41 are respectively formed on the outdoor sides of the
Similarly, outdoor screw holes 43 are formed on the outdoor sides of the
The screw holes 41 to 44 have the same size so that screws having the same diameter can be screwed in.
[0066]
And the outdoor
In addition, the prospective dimension L1 (for example, 14 mm) from the frame chamber
[0067]
Similarly, the outdoor
[0068]
Further, the indoor side screw holes 42 and 44 are the same in the
[0069]
That is, the height dimension H3 (for example, 9.7 mm) of the
Further, the expected dimension L3 (for example, 46.6 mm) of the
[0070]
The estimated dimension L5 from the center of the
[0071]
Also in the
Further, the expected dimension L7 (for example, 41.3 mm) of the
[0072]
The estimated dimension L9 from the center of the
[0073]
The height dimension H5 between the screw holes 43 and 44 in the
[0074]
The main outer shape and dimensions of each frame are also the same.
That is, the main outer shapes (portions along the two-
The portion along the two-
[0075]
Similarly, the main outer shapes (portions along the two-
[0076]
Further, the main outer shapes (portions along the two-
[0077]
And the part where the two-
[0078]
Folded
As shown in FIGS. 15 and 16, the stepped window is formed by arranging and joining two sash windows (for example, vertical facing windows 100) on the upper and lower sides with the eyeless 600 in between. At this time, the folded
[0079]
After screwing the intangible 600 to the upper frame (for example, the upper frame 111) of the sash window disposed on the lower side of the invisible 600, the
[0080]
Note that the
Further, the
[0081]
In the case of a corrugated window, in order to reinforce the seamless 600 that supports the load of the upper sash window, a seamless reinforcing
[0082]
As shown in FIG. 17, the continuous window is configured by arranging and joining two sash windows (for example, the sliding
Further, folded
[0083]
This vertical 700 is disposed between the vertical frames (for example,
Note that the
[0084]
Further, in the case of a continuous window, a
Further, in the case of a continuous window, the
[0085]
The finding dimensions of the folded
[0086]
According to this embodiment, there are the following effects.
1) Since the formation position and size of the outdoor bis-
Similarly, since the formation position and size of the outdoor bis-
[0087]
2) Since the vertical position of the
[0088]
3) Since the main parts on the outer peripheral surface side of the upper frame, lower frame, and vertical frame are formed in the same shape and size, the same mold can be used in this respect, and the capital investment can be reduced. Production efficiency can also be improved.
In particular, since the outer peripheral surfaces of the
[0089]
4) Each of the
[0090]
5) Since the formation positions of the outdoor screw holes 41 and 43 are the same between the
Similarly, in the vertical extending
[0091]
6) Since the shape and dimensions of the portions on the outer peripheral surface side of each frame that are in contact with the casing, the
In addition, the dimensions of the
[0092]
7) Since the positions of the outdoor screw holes 41 and 43 are the same between the upper frames and the lower frames, the
That is, if the positions where the screw holes 41 and 43 are formed in each frame are different, the positions of the
[0093]
8) Since the finding dimensions H6 and W6 of the folded
For example, in the
[0094]
9) Further, for example, the connecting portion (frame lower surface portion 57) provided on the lower side of the
[0095]
10) Since the shape and dimensions of the outer peripheral surface of each of the
[0096]
11) Since the prospective dimensions of the
[0097]
12) The portions of the outer peripheral surfaces of the
[0098]
13) Since there are many parts that can be shared by different types of window frame manufacturing molds, each mold cost can be reduced. It becomes possible to create. For this reason, various types of window frames can be provided at a low cost, variations in sash windows can be greatly increased, and the product lineup can be enhanced to meet various customer demands.
[0099]
14) Since each window frame and shoji are provided with heat-insulating covers, etc., the heat insulation performance can be improved, and the occurrence of condensation can also be suppressed compared to ordinary windows, resulting in a more comfortable living space. Can be formed.
[0100]
The present invention is not limited to the above-described embodiment.
For example, the window frame may be a general window frame composed only of a non-ferrous metal such as aluminum or stainless steel, or a lower frame composed of the same metal and resin cover as the upper and lower frames. The upper and lower frames may be of a type in which indoor and outdoor members are connected by a heat insulating material in the same manner as the lower frame.
Furthermore, the window frame may be composed of only a heat insulating member such as synthetic resin or synthetic wood.
Similarly, as a shoji, the shoji may be a general shoji made of only non-ferrous metal such as aluminum or stainless steel, or may be made of only a heat insulating member such as synthetic resin or synthetic wood. The bag may be of the type in which indoor and outdoor members are connected by a heat insulating material in the same manner as the lower frame.
[0101]
Moreover, you may comprise the heat insulating cover and indoor member comprised with synthetic resin or synthetic wood with other heat insulation members, such as a tree.
[0102]
Furthermore, in the said embodiment, although the formation position of the indoor side screw holes 42 and 44 of the
In particular, in the above-described embodiment, the expected size of the window frame 2 is relatively small (about 70 mm). Therefore, the sliding
[0103]
Furthermore, the fittings of the present invention are not limited to the sliding
[0104]
Moreover, although double-glazed glass was arrange | positioned at each said shoji and a door main body, single plate glass may be arrange | positioned and these should just set in consideration of heat insulation performance etc.
[0105]
【The invention's effect】
According to the present invention, the manufacturing cost of the joinery frame can be reduced and the assembly cost can be reduced by making the formation positions of the screw holes formed at least on the outdoor side of the frame attachment piece the same in various joinery frames. The workability of the construction can be improved.
Also, by making the outer shape of the outer peripheral surface side of each frame located at the outer side of at least the frame mounting piece the same for each frame, the manufacturing cost of the joinery frame can be reduced, and the construction workability can be reduced. Can be improved.
In addition, the workability of the vertical frame and the lower frame can be improved by reducing the size of the folding part for the continuous windows of the vertical frame and the lower frame to less than 5 times the frame thickness. Can be improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing a sliding window according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view of the sliding window shown in FIG.
FIG. 3 is a longitudinal sectional view showing a vertical window that is an embodiment of the present invention.
4 is a cross-sectional view of the vertical extension window shown in FIG. 3. FIG.
FIG. 5 is a longitudinal sectional view showing a fitting window which is an embodiment of the present invention.
6 is a cross-sectional view of the fitting kill window shown in FIG. 5. FIG.
FIG. 7 is a longitudinal sectional view showing a front door that is an embodiment of the present invention.
8 is a cross-sectional view of the door shown in FIG.
9A is a longitudinal sectional view showing an upper frame for a sliding window, and FIG. 9B is a longitudinal sectional view showing an upper frame for a vertical window.
10 (C) is a longitudinal sectional view showing an upper frame for a fitting window, and FIG. 10 (D) is a longitudinal sectional view showing an upper frame for a front door.
11A is a longitudinal sectional view showing a lower frame for a sliding window, and FIG. 11B is a longitudinal sectional view showing a lower frame for a vertical window.
12 (C) is a longitudinal sectional view showing a lower frame for a fitting window, and FIG. 12 (D) is a longitudinal sectional view showing a lower frame for a front door.
13A is a cross-sectional view showing a vertical frame for a sliding window, and FIG. 13B is a cross-sectional view showing a vertical frame for a vertical window.
14 (C) is a cross-sectional view showing a vertical frame for a fitting window, and FIG. 14 (D) is a cross-sectional view showing a vertical frame for a front door.
FIG. 15 is a perspective view showing a main part of a joint portion of a step window.
FIG. 16 is a longitudinal sectional view showing the main part of the joint portion of the step window.
FIG. 17 is a cross-sectional view showing the main part of the joint portion of the continuous window.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (6)
上枠および下枠における各躯体取付片の室外側に縦枠との接合用のビスホールを形成するとともに、
前記上枠の高さ方向の枠基準位置である枠上面部から前記ビスホールの中心位置までの高さ寸法H1を、種類の異なる他の建具枠に対して、上枠同士で同一とし、
前記上枠の見込み方向の枠基準位置である枠室外面部から前記ビスホールの中心位置までの見込み寸法L1を前記各上枠で同一とし、
前記下枠の高さ方向の枠基準位置である下枠下端部から前記ビスホールの中心位置までの高さ寸法H2を、種類の異なる他の建具枠に対して、下枠同士で同一とし、
下枠の見込み方向の枠基準位置である枠室外面部から前記ビスホールの中心位置までの見込み寸法L2を前記各下枠で同一とし、
上枠および下枠にそれぞれ設定される前記各枠基準位置に対する前記ビスホールの形成位置を、種類の異なる各建具枠における上枠同士および下枠同士でそれぞれ同一とすることを特徴とする建具枠の設計方法。A method for designing a joinery frame formed by a four-round frame of an upper frame, a lower frame, and left and right vertical frames,
While forming a screw hole for joining to the vertical frame on the outdoor side of each housing mounting piece in the upper frame and the lower frame,
The height dimension H1 from the frame upper surface portion, which is the frame reference position in the height direction of the upper frame, to the center position of the screw hole is made the same between the upper frames with respect to other joinery frames of different types,
Estimated dimension L1 from the frame chamber outer surface portion that is the frame reference position in the estimated direction of the upper frame to the center position of the screw hole is the same for each upper frame,
The height dimension H2 from the lower frame lower end part which is the frame reference position in the height direction of the lower frame to the center position of the screw hole is made the same between the lower frames with respect to other joinery frames of different types,
The prospective dimension L2 from the outer surface of the frame chamber, which is the frame reference position in the prospective direction of the lower frame, to the center position of the screw hole is the same for each lower frame,
A fitting frame characterized in that the formation positions of the screw holes with respect to the respective frame reference positions set respectively on the upper frame and the lower frame are the same between the upper frames and the lower frames in the different types of fitting frames. Design method.
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