JP3963307B2 - モジュールの固定・分離・捕捉装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、宇宙用補給モジュールの宇宙輸送機への固定・分離・捕捉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は、宇宙における補給モジュールの運用を示す概念図である。この図に示すように、曝露パレット1と曝露カーゴ1aからなる補給モジュールは、(1)ロケットの宇宙輸送機2(キャリア)に搭載して地上から打ち上げ、(2)宇宙ステーション3(ISS)に接近し、(3)宇宙ステーション3に近接した状態で位置決め(バーシング)する。次いで、(4)補給モジュール1,1aをキャリア2から取出し、(5)宇宙ステーション3のJEM曝露部3aに取り付ける。その後、(6)曝露パレット1に取付けられた曝露カーゴ1aの交換等を行った後、(7)補給モジュール1,1aをJEM曝露部3aから取り外し、(8)キャリア2内に挿入し、(9)宇宙ステーション3(ISS)から離脱させ、(10)補給モジュール1,1aを地上に回収又は廃棄する。なお、この図において、2aは曝露パレット1をハンドリングするためのロボットアームである。
【0003】
図8は、曝露カーゴ1aを曝露パレット1に取り付けた補給モジュールの全体斜視図である。この図に示すように、曝露パレット1は、全体がほぼ長方形の台座であり、その表面に複数の曝露カーゴ1aがカーゴ取付機構で取付けられている。各曝露カーゴ1a及び曝露パレット1には、FRGFと呼ぶロボットアーム2aの把持部材4が取付けられ、ロボットアーム2aによる移動ができるようになっている。また、曝露カーゴ1aにはPIUと呼ぶ雄連結部材と、これと嵌合するEFUと呼ぶ雌連結部材とが設けられ、PIUとEFUとの連結により、動力線及び信号線を連結できるようになっている。なお、曝露パレット1のPIUは、宇宙輸送機2内の図示しないEFUと連結する。
【0004】
図9は、補給モジュールを格納した宇宙輸送機2(キャリア)の全体斜視図である。この図に示すように、中空円筒形のキャリア2の側面(図で右側)には開口部が設けられており、補給モジュールはこの開口部を通して図中に両矢印で示すようにキャリア2の軸線に垂直に出し入れできるようになっている。また、曝露パレット1を、好ましくは、図中にBで示す4隅でキャリア2に固定し、打ち上げ時または回収/廃棄時の衝撃に耐えるようになっている。また、ロボットアーム2aによる移動では、補給モジュールをキャリア2内に完全に押し込むことが困難となるため、途中から曝露パレット1を捕捉して定位置まで引き込むための装置が例えばAで示す位置に必要となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図9に示したB点における着脱(固定と分離)、及びA点における捕捉と引き込みのために、従来は、主として火薬を用いた火工品やモータ等を用いた作動機構が提案されていた。しかし、火薬を用いた火工品、例えばロケットと衛星間の分離機構では、火薬の爆発により衝撃荷重が発生するため、宇宙輸送機2の姿勢変化や機器の損傷のおそれがあった。また、火工品の場合、衝撃的に作動するため、軌道上での捕捉・再固定のようなゆっくりとした作動には適用できない問題点があった。更に、モータ等を用いた作動機構では、軌道上での捕捉・結合のようなゆっくりとした作動には適用できるが、打ち上げ時の高Gに耐える固定はできない。また、モータ等を使用するため構造等が複雑となり、大型化、高コストとなる問題点があった。
【0006】
本発明は上述した問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、(1)打ち上げ時に、補給モジュールを宇宙輸送機2(キャリア)にガタなく確実に固定して打ち上げ時の高Gに耐えることができ、(2)軌道上で熱変形があっても確実に補給モジュールをキャリア2から分離することができ、(3)ロボットアームによって補給モジュールを宇宙ステーション3に取り付け/取り外しができ、かつ使用後にキャリア2内に再挿入でき、(4)挿入された補給モジュールを捕捉して定位置まで引き込み、再突入時の高Gに耐えるように確実に再固定ができる、モジュールの固定・分離・捕捉装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、中空円筒形の宇宙輸送機(2)の側面に開口部が設けられており、曝露パレット(1)と曝露カーゴ(1a)からなる補給モジュールを前記開口部を通して宇宙輸送機の軸線に垂直に挿入して補給モジュールを宇宙輸送機に固定し、宇宙空間でこれを分離し、かつ再挿入時にこれを捕捉し再固定するためのモジュールの固定・分離・捕捉装置において、曝露パレット(1)の一端面に取付けられた把持部材(4)と、曝露パレットを宇宙輸送機側に引き込みかつ定位置で固定する捕捉固定装置(10)と、曝露パレットの複数箇所に位置し曝露パレットと宇宙輸送機を分離可能に固定しかつ再固定可能な複数の分離固定装置(20)と、を備え、前記捕捉固定装置(10)は、曝露パレット(1)に取付られた円柱状のトラニオン(10a)と、宇宙輸送機に取付けられたトラニオン捕捉固定装置(10b)とからなり、トラニオン捕捉固定装置(10b)は、トラニオンを定位置の手前で捕捉し定位置まで移動させる捕捉アーム(12)と、該捕捉アームを定位置の手前から定位置まで旋回させて定位置で固定するトグル駆動装置(14)と、捕捉アームの定位置側への旋回を拘束して捕捉アームを待機位置に保持するアーム保持装置(16)と、捕捉位置と定位置のトラニオンを検出するトラニオン検出装置(18)とを備え、前記捕捉アーム(12)は、待機位置においてアーム保持装置(16)に付勢する状態で接触しそのガタをなくす予圧機構(13)を内蔵する、ことを特徴とするモジュールの固定・分離・捕捉装置が提供される。
【0008】
上記本発明の構成によれば、把持部材(4)をロボットアームで把持して曝露パレット(1)とこれに取付けられた曝露カーゴ(1a)を自由にハンドリングすることができる。また、捕捉固定装置(10)により、把持部材を把持して曝露パレットを宇宙輸送機側に引き込み、定位置で固定することができる。更に、複数(例えば4隅)の分離固定装置(20)により、曝露パレットの複数で宇宙輸送機を固定し、軌道上で分離し、再突入前に再固定することができる。
【0009】
【0010】
また、トグル駆動装置(14)で捕捉アーム(12)を定位置の手前から定位置まで旋回させて、円柱状のトラニオン(10a)を捕捉アーム(12)で定位置の手前で捕捉して定位置まで移動させることができる。また、アーム保持装置(16)により、打ち上げ時に捕捉アームを待機位置に保持することができる。更に、トラニオン検出装置(18)により捕捉位置と定位置のトラニオンを検出して、トグル駆動装置(14)の開始時点と終了時点を検出できる。
また、アーム保持装置(16)と捕捉アーム(12)との間の隙間(ガタ)をなくし、打ち上げ時の高Gに耐えることができる。
【0011】
前記トグル駆動装置(14)は、トグルリンク機構(14a)とこれを定位置の手前から定位置まで移動させる直動アクチュエータ(14b)からなる。この構成により、トグルリンク機構(14a)で定位置の手前から定位置までの旋回時に作動力を高めることができ、かつ定位置においてオーバーセンターに設定することにより再突入時の高Gに駆動力なしで耐えることができる。
【0012】
【0013】
また、本発明によれば中空円筒形の宇宙輸送機(2)の側面に開口部が設けられており、曝露パレット(1)と曝露カーゴ(1a)からなる補給モジュールを前記開口部を通して宇宙輸送機の軸線に垂直に挿入して補給モジュールを宇宙輸送機に固定し、宇宙空間でこれを分離し、かつ再挿入時にこれを捕捉し再固定するためのモジュールの固定・分離・捕捉装置において、曝露パレット(1)の一端面に取付けられた把持部材(4)と、曝露パレットを宇宙輸送機側に引き込みかつ定位置で固定する捕捉固定装置(10)と、曝露パレットの複数箇所に位置し曝露パレットと宇宙輸送機を分離可能に固定しかつ再固定可能な複数の分離固定装置(20)と、を備え、前記分離固定装置(20)は、曝露パレット(1)に取付られた分離ユニット(20a)と、宇宙輸送機に取付けられた固定ユニット(20b)と、分離ユニット(20a)と固定ユニット(20b)を連結する連結装置(20c)とからなり、分離ユニット(20a)は、曝露パレットの挿入方向に垂直な垂直分離面(21)とこれに平行な平行固定面(22)とを有し、該垂直分離面と平行固定面には切頭円錐形の凹孔(21a,22a)が設けられており、固定ユニット(20b)は、前記垂直分離面(21)の凹孔(21a)と嵌合する切頭円錐形の突起部(23a)を有する本体(23)と、前記平行固定面(22)の凹孔(22a)と嵌合する切頭円錐形の突出部(24b)を有する突出部材(24)と、前記突出部(24b)を前記平行固定面(22)の凹孔(22a)から外れた状態に保持し、次いで突出部(24b)を前記平行固定面(22)の凹孔(22a)に嵌合させて固定する固定装置(25)とを有し、連結装置(20c)は、前記垂直分離面(21)の凹孔(21a)と本体(23)の突起部(23a)を嵌合した状態に保持し、次いでこれを分離させるようになっている、ことを特徴とするモジュールの固定・分離・捕捉装置が提供される。
【0014】
この構成により、打ち上げ時には、連結装置(20c)により、垂直分離面(21)の凹孔(21a)と本体(23)の突起部(23a)を嵌合した状態に保持して、打ち上げ時の高Gに耐えることができる。また、打ち上げ後の軌道上では、連結装置(20c)を分離させるだけで、熱変形があっても確実に補給モジュールをキャリアから分離することができる。更に、固定装置(25)により、突出部(24b)を凹孔(22a)から外れた状態に保持し、補給モジュールの使用後に、定位置まで引き込んだ曝露パレット(1)側の凹孔(22a)に突出部(24b)を嵌合させて、再突入時の高Gに耐えるように確実に再固定することができる。
【0015】
前記固定装置(25)は、突出部材(24)を嵌合方向に付勢する圧縮バネ(25a)と、突出部(24b)を凹孔(22a)から外れた状態に保持する保持ピン(25b)と、該保持ピンを引き抜く直動アクチュエータ(25c)とからなる。この構成により、直動アクチュエータ(25c)で保持ピン(25b)を引き抜き、圧縮バネ(25a)の付勢力で突出部材(24)を嵌合方向に移動させて、定位置の曝露パレット(1)側の凹孔(22a)に突出部(24b)を嵌合させることができる。
【0016】
また、前記連結装置(20c)は、垂直分離面(21)の凹孔(21a)と本体(23)の突起部(23a)を嵌合した状態に連結するボルト(26)と、該ボルトを緩めて分離させるボルト解除アクチュエータ(27)とからなる。この構成により、ボルト解除アクチュエータ(27)でボルト(26)を緩めて分離させるだけで、熱変形があっても確実に補給モジュールをキャリアから分離することができる。
【0017】
更に、前記ボルト(26)の分離を検出するボルト分離検出装置(28)と、前記突出部(23a)と凹孔(22a)の嵌合を検出する嵌合検出装置(29)とを備える。この構成により、ボルト(26)の分離と、突出部(24b)と凹孔(22a)の嵌合を検出することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明の固定・分離・捕捉装置を備えた宇宙輸送機の断面図である。この図において、(A)は補給モジュール1が宇宙輸送機2(キャリア)に完全に格納された状態を示し、(B)は補給モジュール1が格納位置から外側に位置している状態を示している。
【0019】
図9に示したように、中空円筒形の宇宙輸送機2の側面に開口部が設けられており、曝露パレット1と曝露カーゴ1aからなる補給モジュールをこの開口部を通して宇宙輸送機2の軸線に垂直に(この図では上方から下方に)挿入して補給モジュールを宇宙輸送機2に固定するようになっている。なお、キャリア2にはガイド2bが設けられており、パレット1に設けられた図示しないローラをガイドし、パレットの挿入・引抜きがスムースにできるようになっている。
【0020】
本発明の固定・分離・捕捉装置は、ロボットアームの把持部材4、捕捉固定装置10及び分離固定装置20を備える。把持部材4は、曝露パレット1の一端面(この図で上端面)に取付けられ、図示しないロボットアームで把持して宇宙空間において、曝露パレット1とこれに固定された曝露カーゴ1aを自由にハンドリングできるようになっている。従って、無重力状態において、ロボットアームにより、補給モジュール1,1aをキャリア2から取出し、宇宙ステーション3のJEM曝露部3aに取り付け、更に、補給モジュール1,1aをJEM曝露部3aから取り外し、キャリア2内に挿入することができる。
【0021】
捕捉固定装置10は、把持部材4の再挿入時の作用線上(一点鎖線で示す)に位置し、曝露パレット1を宇宙輸送機2側に引き込みかつ定位置で再固定する。捕捉固定装置10は、この例では、曝露パレット1の中心部に設けられているが、本発明はこれに限定されず、把持部材4の再挿入時の作用線上であれば、把持部材4側に設けても、逆側に設けてもよい。
【0022】
複数(この例では4つ)の分離固定装置20は、曝露パレット1の複数箇所(この例では4隅)に位置し曝露パレット1と宇宙輸送機2を分離可能に固定しかつ再固定できるようになっている。
【0023】
図2は、本発明を構成する捕捉固定装置10の構成図である。この図において、(A)は作動前、(B)は作動後を示している。図1(B)及び図2に示すように、捕捉固定装置10は、曝露パレット1に取付られた円柱状のトラニオン10aと、宇宙輸送機2に取付けられたトラニオン捕捉固定装置10bとからなる。
【0024】
図2において、トラニオン捕捉固定装置10bは、トラニオン10aを定位置の手前で捕捉し定位置まで移動させる捕捉アーム12と、捕捉アーム12を定位置の手前から定位置まで旋回させて定位置で固定するトグル駆動装置14と、捕捉アーム12を待機位置に保持するアーム保持装置16と、捕捉位置と定位置のトラニオン10aを検出するトラニオン検出装置18とを備える。
【0025】
トグル駆動装置14は、トグルリンク機構14aとこれを定位置の手前から定位置まで移動させる直動アクチュエータ14bからなる。直動アクチュエータ14bは、この例ではパラフィンアクチュエータであり、ヒータで固体パラフィンを加熱して溶解させ、その熱膨張でトグルリンク機構14aを作動させるようになっている。なお、本発明はかかるパラフィンアクチュエータに限定されず、トグルリンク機構14aを(A)の待機位置から(B)の固定位置まで移動させる電動又は液圧の直動シリンダであってもよい。またトグルリンク機構14aは、(B)の固定位置において、2枚のリンクが直線上またはそれよりオーバーセンターして位置し、再突入時の高Gに駆動力なしで保持できるようになっている。
【0026】
アーム保持装置16は、この例では、ストッパーピン16aを引き抜く作動をするパラフィンアクチュエータであり、このストッパーピン16aの突出により、作動前の捕捉アーム12が打ち上げ時の振動等で作動側に移動しないように保持している。また、捕捉アーム12は、アーム保持装置16に付勢してそのガタをなくす予圧機構13を内蔵している。この予圧機構13は、ストッパーピン16aに付勢する圧縮バネを内蔵し、その付勢力でアーム保持装置16(ストッパーピン16a)と捕捉アーム12との間の隙間(ガタ)をなくしている。
【0027】
トラニオン検出装置18は、トラニオン10aと当接して軸方向に移動する直動ロッド19と、直動ロッド19の移動位置を検出するリミットスイッチ18a,18bとからなり、トラニオン10aが定位置の手前(図で左側)に位置する捕捉位置と定位置とを検出するようになっている。
【0028】
図3は、図2の捕捉固定装置10の作動説明図である。この図において、(A)は初期状態、(B)は捕捉位置検出状態、(C)はソフトドック状態、(D)は固定状態を示している。初期状態(A)において、アーム保持装置16のストッパーピン16aが突出しており、捕捉アーム12が打ち上げ時の振動等で作動側に移動しないように保持している。また、予圧機構13の圧縮バネの付勢力でストッパーピン16aと捕捉アーム12との間の隙間(ガタ)をなくしている。この状態で打ち上げ時から、再突入前の補給モジュールのキャリア2内への再挿入時まで、そのまま保持される。
【0029】
補給モジュールのキャリア2内への再挿入時には、図1(B)に示す状態まで、ロボットアームにより、補給モジュール1,1aをキャリア2内に挿入する。次いで、更に挿入すると、(B)に示すように、トラニオン10aが定位置の手前の捕捉まで移動し、この位置がリミットスイッチ18aで検出される。この検出により、パラフィンアクチュエータ16が作動しストッパーピン16aを引き抜く。
【0030】
次いで、ソフトドック状態(C)のように、パラフィンアクチュエータ14bが作動して、捕捉位置にあるトラニオン10aを捕捉アーム12で挟持して捕捉し、更に、そのまま捕捉アーム12が固定位置まで旋回して、固定状態(D)となり、リミットスイッチ18bでこの位置が検出される。
【0031】
図4は、本発明を構成する分離固定装置20の構成図である。図1(B)及び図4に示すように、分離固定装置20は、曝露パレット1に取付られた分離ユニット20aと、宇宙輸送機2に取付けられた固定ユニット20bと、分離ユニット20aと固定ユニット20bを連結する連結装置20cとからなる。
【0032】
図4において、分離ユニット20aは、曝露パレット1の挿入方向(図で左右方向)に垂直な垂直分離面21とこれに平行な平行固定面22とを有する。また、垂直分離面21と平行固定面22にはそれぞれ切頭円錐形の凹孔21a,22aが設けられている。
【0033】
また、固定ユニット20bは、本体23、突出部材24及び固定装置25を備える。本体23は、垂直分離面21の凹孔21aと嵌合する切頭円錐形の突起部23aを有する。また、突出部材24は、平行固定面22の凹孔22aと嵌合する切頭円錐形の突起部24bを有する。
【0034】
固定装置25は、突出部材24を嵌合方向に付勢する圧縮バネ25aと、突出部24bを凹孔22aから外れた状態に保持する保持ピン25bと、保持ピン25bを引き抜く直動アクチュエータ25cとからなる。直動アクチュエータ25cは、この例ではパラフィンアクチュエータであるが、電動又は液圧の直動シリンダであってもよい。この構成により、直動アクチュエータ25cの作動前は、突出部24bを凹孔22aから外れた状態に保持し、次いで必要な時に直動アクチュエータ25cで保持ピン25bを引き抜き突出部24bを凹孔22aに嵌合させて固定するようになっている。
【0035】
連結装置20cは、垂直分離面21の凹孔21aと本体23の突起部23aを嵌合した状態に連結するボルト26と、ボルト26を緩めて分離させるボルト解除アクチュエータ27とからなる。この図では、ボルト26が緩んだ状態を示している。なお、ボルト解除アクチュエータ27は、形状記憶合金の加熱により、形状記憶合金が元の形状に戻る作動でボルト26を緩む方向に回転駆動するボルトリトラクタであるのがよい。この構成により、連結装置20cにより、打ち上げ時に垂直分離面21の凹孔21aと本体23の突起部23aを嵌合した状態に保持して、打ち上げ時の高Gに耐えることができ、かつ軌道上で熱変形があっても確実に補給モジュールをキャリアから分離することができる。
【0036】
図4において、固定ユニット20bは、更に、ボルト26の分離を検出するボルト分離検出装置28と、突出部24bと凹孔22aの嵌合を検出する嵌合検出装置29を備える。ボルト分離検出装置28は、本体23に圧縮バネ28aで離脱方向(図で右方向)に付勢された移動板28bと、この移動板28bの離脱方向への移動を検出するリミットスイッチ28cとからなる。移動板28bには、ボルト解除アクチュエータ27の一方が固定されており、ボルト26が緩んだ状態で圧縮バネ28aの付勢力で移動板28bが離脱方向へ移動し、リミットスイッチ28cでこれを検出するようになっている。また、嵌合検出装置29は、突出部23aの突出を直接検出するリミットスイッチからなる。
【0037】
図5は、図4の分離固定装置20の分離・引抜時の作動説明図である。この図において、(A)は打上時、(B)は分離時、(C)は引抜時を示している。なお、各図において、上図は平面図、下図は連結装置20cの断面図である。打上時から軌道上での分離・引抜までの工程において、上述した固定装置25は、突出部24bが凹孔22aから外れた状態で保持され、全く作動せず、連結装置20cのみが作動する。打上時(A)には、曝露パレット1に取付られた分離ユニット20aと、宇宙輸送機2に取付けられた固定ユニット20bとを連結装置20cで連結し、垂直分離面21の凹孔21aと本体23の突起部23aを嵌合した状態に保持して、打ち上げ時の高Gに耐えるようになっている。打上後の軌道上において、分離時(B)には、ボルト解除アクチュエータ27によりボルト26を緩めて分離ユニット20aと固定ユニット20bを分離させる。また、この状態で圧縮バネ28aの付勢力で移動板28bが離脱方向へ移動し、リミットスイッチ28cでこれを検出する。この検出により、ロボットアームにより、曝露パレット1をキャリア2から更に引き抜き、キャリア2から完全に取り出すことができる。
【0038】
図6は、図4の分離固定装置20の引込・固定時の作動説明図である。この図において、(A)は捕捉・引込時、(B)は引込完了時、(C)は固定時を示している。なお、各図において、上図は平面図、下図は連結装置20cの断面図である。軌道上での捕捉・引込から固定後の再突入までの工程において、連結装置20cは、図5(B)(C)に示した分離状態を保持され、全く作動せず、固定装置25のみが作動する。軌道上での捕捉・引込時(A)までは、保持ピン25bの突出により、突出部24bを凹孔22aから外れた状態に保持している。次いで、引込完了時(B)に直動アクチュエータ25cで保持ピン25bを引き抜き、そのまま突出部24bを凹孔22aに嵌合させて固定(C)する。
【0039】
上述したように、本発明のモジュールの固定・分離・捕捉装置は、以下の特徴を有する。
(1)打ち上げ時の固定機構として、テーパを持つ凸型部品と凹型部品を組み合わせた分離固定装置20を補給モジュール(パレット)の4隅に配置した。
(2)軌道上捕捉機構として、パラフィンアクチュエータ14bにより駆動されるトグルリンク機構14aから構成される捕捉固定装置10をキャリアの中央に配置し、ロボットア−ムによって位置決めされた補給モジュール(パレット)のトラニオン10aを捕捉し、引き込めるようにした。また、捕捉可能状態、捕捉完了状態をリミットスイッチで検出できるようにした。更に、パラフィンアクチュエータ16と予圧機構13により、打ち上げ時にリンク機構14aを保持できるようにした。
(3)軌道上での再固定機構として、ピン24をスプリング25aにより穴に打ち込む機構を採用した。スプリングピン24はパラフィンアクチュエータ25c(PinPuller)により保持され、(2)の捕捉完了後にパラフィンアクチュエータが駆動され、保持が解除されることにより、穴に打ち込まれる。
(4)打ち上げ時の固定機構27と軌道上での固定機構25を一体化した。
【0040】
この構成により、以下の効果が得られる。
(1)凸型部品、凹型部品の組合せにより、補給モジュール(パレット)と輸送機(キャリア)の各軸方向の自由度を確実に固定できるとともに、分離時には軌道上で熱変形があっても確実に分離できる。また、分離時の衝撃荷重も低減される。
(2)パラフィンアクチュエータとリンク機構から構成される捕捉機構により、ロボットアームの位置決め誤差や抵抗荷重があっても、確実に補給モジュール(パレット)側のトラニオンを捕捉・引き込みできる。また、全体をコンパクトにすることができる。
(3)捕捉可能状態、捕捉完了状態の検出ができるため、ロボットアームとの協調動作により、確実な捕捉が可能となる。
(4)トグルリンク機構の採用により、大きな固定保持力を発生できる。捕捉完了時は、オーバーセンター状態となるため、外力が加わっても、捕捉用アームが逆駆動されず、捕捉状態を確実に維持できる。
(5)予圧機構とパラフィンアクチュエータにより、打ち上げ時の振動環境で、軌道上捕捉機構が損傷/劣化することを防止できる。
(6)軌道上固定機構として、ピンを打ち込むことにより、簡易な機構で確実に固定できる。また、ピン保持陽にパラフィンアクチュエータ(PinPuller)を採用したことにより全体をコンパクトにすることができる。
(7)打ち上げ時固定機構と軌道上固定機構を統合化することにより、軌道上固定時に、凸型部品と凹型部品が再び嵌まり込み、横方向の自由度を拘束できるとともに、全体をコンパクトにすることができる。
【0041】
なお、本発明は、上述した実施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々に変更できることは勿論である。
【0042】
【発明の効果】
上述したように、本発明のモジュールの固定・分離・捕捉装置は、(1)打ち上げ時に、補給モジュールを宇宙輸送機2(キャリア)にガタなく確実に固定して打ち上げ時の高Gに耐えることができ、(2)軌道上で熱変形があっても確実に補給モジュールをキャリア2から分離することができ、(3)ロボットアームによって補給モジュールを宇宙ステーション3に取り付け/取り外しができ、かつ使用後にキャリア2内に再挿入でき、(4)挿入された補給モジュールを捕捉して定位置まで引き込み、再突入時の高Gに耐えるように確実に再固定ができる、等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の固定・分離・捕捉装置を備えた宇宙輸送機の断面図である。
【図2】 本発明を構成する捕捉固定装置の構成図である。
【図3】 図2の捕捉固定装置の作動説明図である。
【図4】 本発明を構成する分離固定装置の構成図である。
【図5】 図4の分離固定装置の分離・引抜時の作動説明図である。
【図6】 図4の分離固定装置の引込・固定時の作動説明図である。
【図7】 宇宙における補給モジュールの運用を示す概念図である。
【図8】 補給モジュールの全体斜視図である。
【図9】 補給モジュールを格納した宇宙輸送機の全体斜視図である。
【符号の説明】
1 曝露パレット、1a 曝露カーゴ、2 宇宙輸送機(キャリア)、2a ロボットアーム、3 宇宙ステーション(ISS)、4 把持部材、10 捕捉固定装置、10a トラニオン、10b トラニオン捕捉固定装置、12 捕捉アーム、13 予圧機構、14 トグル駆動装置、14a トグルリンク機構、14b 直動アクチュエータ、16 アーム保持装置、18 トラニオン検出装置、20 分離固定装置、20a 分離ユニット、20b 固定ユニット、20c 連結装置、21 垂直分離面、21a,22a 凹孔、22 平行固定面、23a 突起部、23 本体、24 突出部材、24b 突出部、25 固定装置、25a 圧縮バネ、25b 保持ピン、25c 直動アクチュエータ、26 ボルト、27 ボルト解除アクチュエータ、28 ボルト分離検出装置、29 嵌合検出装置

Claims (6)

  1. 中空円筒形の宇宙輸送機(2)の側面に開口部が設けられており、曝露パレット(1)と曝露カーゴ(1a)からなる補給モジュールを前記開口部を通して宇宙輸送機の軸線に垂直に挿入して補給モジュールを宇宙輸送機に固定し、宇宙空間でこれを分離し、かつ再挿入時にこれを捕捉し再固定するためのモジュールの固定・分離・捕捉装置において、
    曝露パレット(1)の一端面に取付けられた把持部材(4)と、曝露パレットを宇宙輸送機側に引き込みかつ定位置で固定する捕捉固定装置(10)と、曝露パレットの複数箇所に位置し曝露パレットと宇宙輸送機を分離可能に固定しかつ再固定可能な複数の分離固定装置(20)と、を備え、
    前記捕捉固定装置(10)は、曝露パレット(1)に取付られた円柱状のトラニオン(10a)と、宇宙輸送機に取付けられたトラニオン捕捉固定装置(10b)とからなり、
    トラニオン捕捉固定装置(10b)は、トラニオンを定位置の手前で捕捉し定位置まで移動させる捕捉アーム(12)と、該捕捉アームを定位置の手前から定位置まで旋回させて定位置で固定するトグル駆動装置(14)と、捕捉アームの定位置側への旋回を拘束して捕捉アームを待機位置に保持するアーム保持装置(16)と、捕捉位置と定位置のトラニオンを検出するトラニオン検出装置(18)とを備え、
    前記捕捉アーム(12)は、待機位置においてアーム保持装置(16)に付勢する状態で接触しそのガタをなくす予圧機構(13)を内蔵する、ことを特徴とするモジュールの固定・分離・捕捉装置。
  2. 前記トグル駆動装置(14)は、トグルリンク機構(14a)とこれを定位置の手前から定位置まで移動させる直動アクチュエータ(14b)からなる、ことを特徴とする請求項に記載の固定・分離・捕捉装置。
  3. 中空円筒形の宇宙輸送機(2)の側面に開口部が設けられており、曝露パレット(1)と曝露カーゴ(1a)からなる補給モジュールを前記開口部を通して宇宙輸送機の軸線に垂直に挿入して補給モジュールを宇宙輸送機に固定し、宇宙空間でこれを分離し、かつ再挿入時にこれを捕捉し再固定するためのモジュールの固定・分離・捕捉装置において、
    曝露パレット(1)の一端面に取付けられた把持部材(4)と、曝露パレットを宇宙輸送機側に引き込みかつ定位置で固定する捕捉固定装置(10)と、曝露パレットの複数箇所に位置し曝露パレットと宇宙輸送機を分離可能に固定しかつ再固定可能な複数の分離固定装置(20)と、を備え、
    前記分離固定装置(20)は、曝露パレット(1)に取付られた分離ユニット(20a)と、宇宙輸送機に取付けられた固定ユニット(20b)と、分離ユニット(20a)と固定ユニット(20b)を連結する連結装置(20c)とからなり、分離ユニット(20a)は、曝露パレットの挿入方向に垂直な垂直分離面(21)とこれに平行な平行固定面(22)とを有し、該垂直分離面と平行固定面には切頭円錐形の凹孔(21a,22a)が設けられており、
    固定ユニット(20b)は、前記垂直分離面(21)の凹孔(21a)と嵌合する切頭円錐形の突起部(23a)を有する本体(23)と、前記平行固定面(22)の凹孔(22a)と嵌合する切頭円錐形の突出部(24b)を有する突出部材(24)と、前記突出部(24b)を前記平行固定面(22)の凹孔(22a)から外れた状態に保持し、次いで突出部(24b)を前記平行固定面(22)の凹孔(22a)に嵌合させて固定する固定装置(25)とを有し、
    連結装置(20c)は、前記垂直分離面(21)の凹孔(21a)と本体(23)の突起部(23a)を嵌合した状態に保持し、次いでこれを分離させるようになっている、ことを特徴とするモジュールの固定・分離・捕捉装置。
  4. 前記固定装置(25)は、突出部材(24)を嵌合方向に付勢する圧縮バネ(25a)と、突出部(24b)を前記平行固定面(22)の凹孔(22a)から外れた状態に保持する保持ピン(25b)と、該保持ピンを引き抜く直動アクチュエータ(25c)とからなる、ことを特徴とする請求項に記載の固定・分離・捕捉装置。
  5. 前記連結装置(20c)は、垂直分離面(21)の凹孔(21a)と本体(23)の突起部(23a)を嵌合した状態に連結するボルト(26)と、該ボルトを緩めて分離させるボルト解除アクチュエータ(27)とからなる、ことを特徴とする請求項に記載の固定・分離・捕捉装置。
  6. 前記ボルト(26)の分離を検出するボルト分離検出装置(28)と、前記突出部(24b)と前記平行固定面(22)の凹孔(22a)の嵌合を検出する嵌合検出装置(29)とを備える、ことを特徴とする請求項に記載の固定・分離・捕捉装置。
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