JP3962001B2 - マルチキャリア通信装置 - Google Patents
マルチキャリア通信装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3962001B2 JP3962001B2 JP2003338572A JP2003338572A JP3962001B2 JP 3962001 B2 JP3962001 B2 JP 3962001B2 JP 2003338572 A JP2003338572 A JP 2003338572A JP 2003338572 A JP2003338572 A JP 2003338572A JP 3962001 B2 JP3962001 B2 JP 3962001B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pilot
- signal
- frequency
- subcarrier
- communication apparatus
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
IEEE802.11a,"High speed Physical Layer (PHY) in the 5GHz band,"1999
このように従来の技術ではパイロットサブキャリアが配置される周波数が固定であり、受信装置の周波数特性によっては受信が不可能になってしまう場合がある。
本発明は、受信装置の周波数特性に依存せず、最適な受信を可能にするマルチキャリア通信装置を提供することを目的とする。
(第1の実施形態)
図1(A)は、本発明の第1の実施形態に係るマルチキャリア通信装置のブロック図である。また、図1(B)は、図1(A)のマルチキャリア通信装置から送信された信号を受信する受信装置のブロック図である。
本実施形態のマルチキャリア通信装置は、図1(A)に示すように、無線受信部101、サブキャリア復調部102、品質測定部103、パイロット選択部104、サブキャリア変調部105、パイロット付加部106、無線送信部107を少なくとも備えている。
本実施形態で使用される無線パケットは、プリアンブル部、ヘッダ部、データ部を含んでいる。プリアンブル部は受信装置が時間同期や周波数同期を取るために使用され、ヘッダ部にはデータ部の変調方式やデータ部の長さなどが示されている。無線パケットを検知した受信装置は時間同期及び周波数同期を取り、無線パケットを正確に受信できる準備を行う。なお、時間同期及び周波数同期の方法は公知の技術なので説明を省略する。
品質測定部103は、除算器1031a、1031b、1031c、1031dと電力計算器1032a、1032b、1032c、1032dを備えている。除算器及び電力計算器は、サブキャリアの数だけ設置されている。除算器は、各サブキャリアの受信信号を送信側と受信側で既知である信号(ユニークワード信号)で割算する。電力計算器は、除算器が計算した値に基づいて、伝送路応答値を計算する。詳細は、以下の通りである。
rf = hfsf + nf・・・・・・・[1]
ただし、hfは伝送路応答であり、nfは雑音成分である。通常、プリアンブル部は受信装置が同期を取るために、既知の信号であるsfが使用される。よって既知の信号sfを使用して除算器1031aから1031dで計算を行うことにより、各サブキャリアにおける伝送路応答の推定値は次式の数式[2]で表され、推定が可能である。
最初にj=0番目のサブキャリアの配置について決定する(S1)。jはパイロットサブキャリアに対応し、この例ではパイロットサブキャリアの総数が4個なので、jは0から3まで取り得る。パイロットサブキャリアの初期値が数式p=14×j−21によって計算される(S2)。最初のj=0のステップでは初期値としてj=0、すなわち、p=−21がセットされる(S2)。サブキャリア番号fにpの値がセットされる(S3)。次に初期値である−21番目のサブキャリアの伝送路応答の電力値を閾値Thと比較する(S4)。すなわち、
図4の流れ図によって決定されたパイロットサブキャリアと、従来の方法で決定されたパイロットサブキャリアと、受信レベルとの関係を図5を参照して説明する。図5は、本実施形態と従来のサブキャリア配置を示した図である。
図5の例では、従来技術で決定されたパイロットサブキャリアは、パイロットサブキャリアの周波数のうち最も低い周波数よりも1つ高い周波数を有するパイロットサブキャリア(−7)以外の3つのパイロットサブキャリアは、受信レベルがほとんど0である。したがって、図5に示した従来のサブキャリア配置では同期を取ることが不可能になってしまう。すなわち受信装置は通信をすることが不可能になってしまう。 一方、本実施形態によるサブキャリア配置によれば、図4の流れ図によって、受信レベルがある閾値Th以上である周波数にパイロットサブキャリアを配置するので、受信装置が同期を取れる確率が格段に向上すると期待される。ここで、受信装置が同期を取ることが可能な受信レベルを閾値にThに設定してその閾値以上でなければ、パイロットサブキャリアとして採用しない。
本発明の第2の実施形態は、パイロット選択部104の動作のみが第1の実施形態と異なる。第1の実施形態と同様な部は同一の番号を付し、その説明を省略する。第2の実施形態のパイロット選択部104の動作で異なる点は、第1の実施形態で図4を参照して示したパイロット選択部104の動作の後、パイロットサブキャリアの間の距離がある閾値以上であった場合、そのパイロットサブキャリア間に新たなパイロットサブキャリアを追加する点である。
パイロットサブキャリア間に新たなパイロットサブキャリアを追加することを図6を参照して説明する。図6は、本発明の第2の実施形態に係るマルチキャリア通信装置のパイロット選択部104での動作を示す流れ図である。
ステップS13で、jがNより大きい場合はすべてのパイロットサブキャリアの周波数が決定されたと判定された場合は、新たなパラメタkを導入し、k=0と設定し(S14)、0番目と1番目のパイロットサブキャリアの距離の測定を開始する。ここでこの例では、ステップS1からステップS13の手順によって、パイロットサブキャリアとして−21番目、−6番目、5番目、24番目のサブキャリアを使用することが決定されたとする。
Dk = |Pilotk − Pilotk+1| ・・・[4]
で定義される。すると、k=0のパイロットサブキャリア(−21番目)とk=1のパイロットサブキャリア(−6番目)の距離D0は15と計算される(S15)。
p=[(Pilotk+1−Pilotk)/2] ・・・[5]
と設定する。ここで、[ ]はガウス記号を表し、[x]は実数xをこえない最大の整数を示す。距離D0が15である場合はp=7となる。
本発明の第3の実施形態は、ヘッダ付加部108が新たに加わっている点が第1の実施形態と異なる。その他は、第1の実施形態と同様である。
第3の実施形態の構成を図7を参照して説明する。図7は、本発明の第3の実施形態に係るマルチキャリア通信装置のブロック図である。第1の実施形態と同様な部は同一の番号を付し、その説明を省略する。
ヘッダ付加部108は、パイロット選択部104で決定されたパイロットサブキャリア番号、例えば第1の実施形態の具体例で説明した、−21、−6、5、24番目のサブキャリアがパイロットサブキャリアであることを示す指示を無線パケットの中のヘッダ部内のパイロットサブキャリアフィールドに記述する。そして、パイロット選択部104は、パイロット付加部106の出力信号の無線パケットのヘッダ部に上記のパイロットサブキャリアの位置を示す指示が記述された無線パケット信号を無線送信部107に出力する。
本発明の第4の実施形態は、第1のマルチキャリア通信装置から第2のマルチキャリア通信装置への通信に使用する周波数と、第2のマルチキャリア通信装置から第1のマルチキャリア通信装置への通信に使用する周波数が異なる場合も対応することができるマルチキャリア通信装置を提供するものである。
マルチキャリア通信装置200では、パイロット要求信号付加部201が本実施形態に特有の部である。また、マルチキャリア通信装置300では、ヘッダ解析部301及びパイロット要求信号解析部302が本実施形態に特有の部である。
パイロット要求信号付加部201は、パイロット選択部104が選択したパイロットサブキャリア及びデータサブキャリアの配置にしたがってマルチキャリア通信装置300がマルチキャリア通信装置200に無線パケットを送信するように要求するための信号をヘッダ部に付加する。選択されたパイロットサブキャリア及びデータサブキャリアの配置は、無線パケットのヘッダ部内のパイロットサブキャリア要求フィールドに、パイロットサブキャリアの周波数を示すパイロットサブキャリア番号が記述されることによってマルチキャリア通信装置300に伝達される。例えば−21、−6、5、24番目のサブキャリアがパイロットサブキャリアと決定された場合には、ヘッダ内のパイロットサブキャリア要求フィールドには−21、−6、5、24番目を示す値が書き込まれる。
そして、そのヘッダ部が付加された無線パケットが無線送信部107において所定の処理が行われ、マルチキャリア通信装置200からマルチキャリア通信装置300へ送信される。
本発明の第5の実施形態は、送信する内容によってパイロットサブキャリアの配置の決定方法を変化させることを可能にするマルチキャリア通信装置を提供するものである。
第5の実施形態で第1から第4の実施形態と異なる点は、第5の実施形態のマルチキャリア通信装置400がパイロットパターン発生器401と切り替え部402と切り替え指示部403とを備えていることである。上述した他の実施形態と同様な部は同一の番号を付し、その説明を省略する。
サブキャリア変調部105がサブキャリアごとに変調を施す送信データの送信先が複数のマルチキャリア通信装置あてである場合、切り替え指示部403はパイロットパターン発生器401からの信号をパイロット付加部106及びヘッダ付加部108に出力するように切り替え部402を切り替える指示を出力する。具体的には、例えば送信データが、多数のマルチキャリア通信装置との通信を確立したり、確立を保持したりするための制御データである場合が該当する。
一方、送信データの送信先が単一のマルチキャリア通信装置あてである場合、切り替え指示部403はパイロット選択部104からの信号をパイロット付加部106及びヘッダ付加部108に出力するように切り替える指示を出力する。また、本実施形態では第3の実施形態で示したように品質測定部103及びパイロット選択部104の結果に基づくパイロットサブキャリア配置の例を示したが、その他の実施形態に基づくパイロットサブキャリアの配置方法も可能である。
なお、本発明の実施形態ではサブキャリアを全てパイロットシンボルとして使用するパイロットサブキャリアについて説明したが、本発明の実施形態はサブキャリア内にパイロットシンボルとデータシンボルを時間的に分割して配置する方法にも適用可能である。
Claims (6)
- 受信信号として信号を受信する受信手段と、
前記受信信号の受信品質を周波数に対して測定する測定手段と、
前記受信品質に基づいて、パイロット信号の周波数を決定する決定手段と、
前記パイロット信号を含む信号を送信信号として送信する送信手段を具備し、
前記決定手段は、前記決定された周波数が複数ある場合に、隣接する周波数間で差の絶対値を計算し該差の絶対値がある値より大きい場合は、隣接する周波数の間に新たなパイロット信号の周波数を設定することを特徴とするマルチキャリア通信装置。 - 前記測定手段は、前記受信信号の受信レベルに基づいて伝送路応答を計算することにより前記受信品質を測定することを特徴とする請求項1に記載のマルチキャリア通信装置。
- 受信信号として信号を受信する受信手段と、
前記受信信号の受信品質を周波数に対して測定する測定手段と、
前記受信品質に基づいて、パイロット信号の周波数を決定する決定手段と、
前記パイロット信号を含む信号を送信信号として送信する送信手段を具備し、
前記測定手段は、前記受信信号の受信レベルに基づいて伝送路応答を計算し、
前記決定手段は、前記伝送路応答の大きさがある値よりも大きな周波数を探し出し、該周波数を前記パイロット信号の周波数と決定することを特徴とするマルチキャリア通信装置。 - 前記決定された周波数の信号がパイロット信号であることを無線パケットに記述する記述手段をさらに具備することを特徴とする請求項3に記載のマルチキャリア通信装置。
- 前記決定された周波数を有するパイロット信号で送信するように送信先の通信装置に要求するための情報を無線パケットに記述する記述手段と、
該情報を含む無線パケットを前記送信先の通信装置に送信する送信手段とをさらに具備することを特徴とする請求項3または請求項4に記載のマルチキャリア通信装置。 - 複数のパイロット信号をある周波数帯域にどのように配置するかを示す周波数パターンの互いに異なる周波数パターンを複数発生する発生手段と、
前記決定手段による前記周波数に基づいてパイロット信号を生成するか、前記周波数パターンに基づいてパイロット信号を生成するかの指示を出力する指示手段と、
前記指示に基づいて、パイロット信号を生成する生成手段とをさらに具備することを特徴とする請求項3から請求項5のいずれか1項に記載のマルチキャリア通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003338572A JP3962001B2 (ja) | 2003-09-29 | 2003-09-29 | マルチキャリア通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003338572A JP3962001B2 (ja) | 2003-09-29 | 2003-09-29 | マルチキャリア通信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005109743A JP2005109743A (ja) | 2005-04-21 |
JP3962001B2 true JP3962001B2 (ja) | 2007-08-22 |
Family
ID=34534049
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003338572A Expired - Fee Related JP3962001B2 (ja) | 2003-09-29 | 2003-09-29 | マルチキャリア通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3962001B2 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4657888B2 (ja) * | 2005-10-31 | 2011-03-23 | シャープ株式会社 | 送信機及び送信方法 |
JP4615436B2 (ja) * | 2005-12-27 | 2011-01-19 | シャープ株式会社 | 無線送信機、無線受信機、無線通信システム、無線送信方法及び無線受信方法 |
CA2657171A1 (en) * | 2006-07-28 | 2008-01-31 | Qualcomm Incorporated | Data encoding method and apparatus for flash-type signaling |
JP4812567B2 (ja) * | 2006-09-05 | 2011-11-09 | 京セラ株式会社 | パイロット信号の割り当て方法およびそれを利用した無線装置 |
KR20090083957A (ko) * | 2006-12-07 | 2009-08-04 | 인터디지탈 테크날러지 코포레이션 | 트레이닝 신호와 정보 비트들을 할당하기 위한 무선 통신 방법 및 장치 |
US20090323515A1 (en) * | 2007-02-09 | 2009-12-31 | Katsutoshi Ishikura | Ofdm transmittter and ofdm receiver |
KR20100025586A (ko) | 2007-08-02 | 2010-03-09 | 후지쯔 가부시끼가이샤 | 이동 무선 통신 시스템에서의 파일럿 배치 방법 및 이것을 적용하는 송수신 장치 |
US8363740B2 (en) | 2008-05-29 | 2013-01-29 | Sony Corporation | Pilot allocation in multi-carrier systems with frequency notching |
JP5138761B2 (ja) * | 2010-11-22 | 2013-02-06 | シャープ株式会社 | 送信機及び送信方法 |
JP6729152B2 (ja) | 2016-08-04 | 2020-07-22 | 富士通オプティカルコンポーネンツ株式会社 | 光伝送システムおよび光送信器 |
-
2003
- 2003-09-29 JP JP2003338572A patent/JP3962001B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005109743A (ja) | 2005-04-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11277871B2 (en) | Initial access channel for scalable wireless mobile communication networks | |
KR101791987B1 (ko) | 무선 통신 시스템에서 프리앰블 전송 방법 및 장치 | |
US10764006B2 (en) | Method and apparatus for generating pilot tone in orthogonal frequency division multiplexing access system, and method and apparatus for estimating channel using it | |
US7532681B2 (en) | Wireless communication apparatus | |
US7706352B2 (en) | Multicarrier pilot structure for reliable frame detection | |
JP4388120B2 (ja) | 直交周波数分割多元接続方式を使用する無線通信システムにおける初期動作モードを検出する方法 | |
JP5065389B2 (ja) | Ofdm通信環境におけるアップリンクアクセス要求 | |
US20060034385A1 (en) | Wireless communication apparatus and method for estimating number of antennas | |
US9185571B2 (en) | Employing reference signals in communications | |
US7912092B2 (en) | Systems and methods for transmitting a transmission time interval signal with staggered reference signals | |
US20080130626A1 (en) | Channel estimation | |
US20060029017A1 (en) | Method and system for transmitting training information in a block transmission system | |
JP2008172541A (ja) | 基地局装置、通信端末装置、通信システム及び通信方法 | |
JP3962001B2 (ja) | マルチキャリア通信装置 | |
US20060034397A1 (en) | Method and apparatus for transmitting and receiving preamble signal in a wireless communication system | |
CN111669783A (zh) | 信息发送、信息接收方法及装置 | |
US7693129B1 (en) | Method and system for frame and frequency synchronization in packet-based orthogonal frequency division multiplexing | |
JP2009232238A (ja) | 位相トラッキング回路、無線受信機、信号処理方法、及び信号処理に用いるプログラム | |
EP1994701A1 (en) | Identification of maximum cyclic deley in an ofdm system based on coherence bandwith of the channel | |
KR20040035291A (ko) | 주파수영역에 파일럿 톤을 삽입한 다중 반송파 송신시스템 및 그의 파일럿 삽입방법 | |
US20110280190A1 (en) | Wireless communication device | |
JP2000101496A (ja) | 周波数ダイバーシチィ受信機及びシステム | |
JP4812567B2 (ja) | パイロット信号の割り当て方法およびそれを利用した無線装置 | |
JP2000358010A (ja) | Ofdm復調装置 | |
CN115022923A (zh) | 一种Wi-Fi到ZigBee的高性能并发通信方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060831 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061219 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070208 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070515 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070517 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |