JP3961741B2

JP3961741B2 - Wet sheet

Info

Publication number: JP3961741B2
Application number: JP2000158372A
Authority: JP
Inventors: 公紀重田
Original assignee: Daiwabo Co Ltd; Daiwabo Holdings Co Ltd
Current assignee: Daiwabo Co Ltd; Daiwabo Holdings Co Ltd
Priority date: 2000-05-29
Filing date: 2000-05-29
Publication date: 2007-08-22
Anticipated expiration: 2020-05-29
Also published as: JP2001336056A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、眼鏡、ＯＡ機器、家具、自動車などの製品、セラミック製品、プラスチック製品、金属製品など対物、あるいは皮脂、化粧品、その他の汚れの付着した肌など対人の清掃、拭き取りや、肌に保湿成分や制汗成分などの機能剤を付与するのに好適な、液体含浸性に優れるとともにべたつき感が少なく、かつ使用時の耐久性、触感、手持ち感に優れた湿潤性不織布に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来からウェットティッシュや使い捨ておしぼりなどにはレーヨン等の親水性繊維または親水性繊維と熱接着性複合繊維の混綿からなる繊維ウェブに高圧水流処理を施した不織布、あるいは前記不織布を機能的な改善を施した様々な不織布が提案されている。例えば、特開平１１−４９６４１号公報には、セルロース系繊維が５０重量％以上からなり、平均繊度３デニール以下、反射率４５％以上の水流交絡不織布からなる皮膚洗浄用シートが提案され、特開平１０−１４０４５８号公報には、スパンボンド不織布とパルプ繊維を水流交絡させた後、クレープ処理を施すことにより、不織布の伸び率に異方性を持たせて拭き取り性を高めた複合シートが提案され、特開平１０−７７５６０号公報には、天然繊維および／または再生繊維と、合成短繊維とが５０／５０〜９０／１０の割合で混繊し、三次元交絡して比容積を１３cc/g以上とすることにより、湿潤時においても嵩高性を有する不織布が提案され、特開平１０−２８０２６３号公報、特開平１１−２１７７５７号公報には、分割型複合繊維と吸水性繊維とを混綿し、構成繊維同士を三次元交絡させたワイパー用不織布が提案されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記湿潤性不織布は、以下の問題点が挙げられる。例えば、特開平１１−４９６４１号公報では、セルロース系繊維が５０重量％、好ましくは７０重量％以上含有するため、湿潤時にへたりボリューム感がないだけでなく、含浸させた液体が不織布全面を湿らせることとなり、べたつき感があり、拭き取り後も液体が肌に必要以上に残存し、使用者が不快感を与える。特開平１０−１４０４５８号公報では、クレープ処理により見掛け上ボリューム感を出しているものの、不織布自体にボリュームがなく保液量に劣るだけでなく、スパンボンド不織布とパルプ繊維という比較的硬いシートを使用しているため、柔軟性にも劣り、対人には不向きである。特開平１０−７７５６０号公報、特開平１０−２８０２６３号公報、および特開平１１−２１７７５７号公報では、主としてランダムカードを用いて不織布の機械方向および機械方向に直交する方向における引張強力がバランスよくなるように調整されているが、一般にランダムウェブは繊維長が比較的短いため繊維同士が絡合しにくく、ワイパーとして使用したときに繊維が脱落し易い。また、ランダムウェブを用いたとしても繊維配向が機械方向に配向する傾向が強く、機械方向の引張強力の方が機械方向に直交する方向に比べ強くなるため、市販されている湿潤シートのパッケージでは、湿潤シートを容器から取り出すときに不織布のＣＤ方向から引っ張り、取り出すことが多く、ＣＤ方向の湿潤時引張強さが大きくないと、あるいは湿潤時伸び率が小さくないと、湿潤シートが容易に切れたり、伸びたりして取り扱い性が悪い。
本発明はかかる実情を鑑みてなされたものであり、液体含浸性に優れるとともにべたつき感が少なく、かつ使用時の耐久性、触感、手持ち感に優れた湿潤性不織布を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、合成短繊維および親水性短繊維が混綿され、構成繊維同士が三次元的に絡合されてなる不織布に液体を含浸した湿潤シートであって、前記合成短繊維または前記親水性短繊維の繊維長が４５〜７０ｍｍであり、前記不織布は、混綿された繊維ウェブがクロスレイヤーにより機械方向に対し斜め方向に折り重なるように集積されており、前記不織布の機械方向をＭＤ方向とし、ＭＤ方向に直交する方向をＣＤ方向としたとき、単位目付あたりのＣＤ方向の湿潤時引張強さとＭＤ方向の湿潤時引張強さとの比（ＣＤ方向／ＭＤ方向）を１．５〜２．５とし、かつＣＤ方向の湿潤時伸び率とＭＤ方向の湿潤時伸び率との比（ＣＤ方向／ＭＤ方向）を０．６〜１．２とすることにより、液体含浸性に優れるとともにべたつき感が少なく、かつ使用時の耐久性、触感、手持ち感に優れた湿潤シートが得られることが判り、本発明に至った。
【０００５】
本発明の湿潤シートにおいて、単位目付あたりのＣＤ方向の湿潤時引張強さが１．２〜２．５N／5cm・(g/m²)であることが好ましい。
【０００６】
本発明の湿潤シートにおいて、合成短繊維および親水性短繊維の混綿比率（質量比率）は、合成短繊維／親水性短繊維で８０／２０〜５０／５０であることが好ましい。さらに、合成短繊維は、異なる２成分からなる分割型複合短繊維であることが好ましい。
以下、本発明の内容を具体的に説明する。
【０００７】
【発明の実施の形態】
本発明に用いられる合成短繊維としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル系繊維、ナイロン６，ナイロン６６などのポリアミド系繊維、アクリル系繊維、ポリエチレン、ポリプロピレンなどからなるポリオレフィン系繊維、あるいはそれらの樹脂を２成分以上組み合わせた複合繊維などが１種類、または２種類以上用いられ、特に、ポリエステル系樹脂あるいはポリオレフィン系樹脂からなる疎水性合成短繊維が使用時のべたつき感や使用後の過剰な液体残存量を抑制する点で好ましい。その繊維断面の形態も特に限定されず、円形、異形、中空などいずれであってもよい。またその繊度は、３dtex以下であることが不織布にしたときの触感が柔らかく、保液性に優れる点で好ましい。なかでも、合成短繊維として異なる２成分からなる分割型複合短繊維を用いると、後述する三次元的絡合処理により、各々の成分に分割されて、繊度が１dtex未満、好ましくは０．５dtex未満の極細繊維が発現し、その触感と保液性の点で特に好ましい。前記分割型複合繊維に用いられる樹脂の構成としては、ポリエチレンテレフタレート／ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート／ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート／エチレン−プロピレン共重合体、ポリプロピレン／ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート／ナイロンなどが好ましく用いられる。
【０００８】
また、前記合成短繊維は、必要に応じて熱接着を施してもよいが、三次元的な絡合のみの方がその触感の柔らかさを与えることができ、好ましい。熱接着を施すのであれば、例えば、前記合成繊維として低融点成分と高融点成分とからなる鞘芯型複合繊維や分割型複合繊維を用い、後述する三次元絡合処理後、熱風や熱ロールなどにより熱接着を施すとよい。
【０００９】
本発明に用いられる親水性短繊維としては、パルプ、コットン、シルク、ウールなどの天然繊維、レーヨン、キュプラ、テンセルなどの再生繊維などが１種類、または２種類以上用いられる。なかでも、レーヨン繊維が取り扱い性、汎用性の観点から好ましく用いられる。その繊度は、３dtex以下であることが不織布にしたときの触感が柔らかく、保液性に優れる点で好ましい。
【００１０】
本発明において、前記合成短繊維および親水性短繊維は混綿されて繊維ウェブとなす。混綿比率は特に限定はされないが、使用時のべたつき感や使用後の液体残存量を考慮すると、合成短繊維／親水性短繊維で８０／２０〜５０／５０（質量比率）であることが好ましい。
【００１１】
また、前記合成短繊維および／または親水性短繊維の繊維長は、繊維ウェブを形成できる範囲であれば特に限定はされないが、２５〜１００mmからなるステープル繊維が好ましい。より好ましくは、４５〜７０mmである。繊維長が４５mm未満であると、三次元的な絡合性に劣るだけでなく、所望の湿潤時引張強さが得られず、繊維長が７０mmを超えると、触感が硬くなるだけでなく、三次元的な絡合性に劣り、ボリューム感に劣るからである。
【００１２】
そして、本発明の湿潤性不織布は、前記構成繊維からなる三次元的に絡合された不織布の機械方向をＭＤ方向とし、ＭＤ方向に直交する方向をＣＤ方向としたとき、単位目付あたりのＣＤ方向の湿潤時引張強さ（ＪＩＳ−Ｌ−１９１３の６．３．２（湿潤時）に準ずる）とＭＤ方向の湿潤時引張強さとの比が１．５〜２．５とする。より好ましくは、１．７〜２．３である。また、本発明においてはＣＤ方向の湿潤時伸び率とＭＤ方向の湿潤時伸び率との比が０．６〜１．２、より好ましくは０．８〜１．１５の範囲を満たすことが必要である。湿潤時引張強さは、繊維の配向状態を示す指標であり、湿潤時伸び率は、繊維の絡合状態を示す指標となる。本発明によれば、繊維配向はＣＤ方向寄りに配向しているので、ＣＤ方向／ＭＤ方向の湿潤時引張強さの比は大きいが、繊維同士の絡合性が良好であるため、ＣＤ方向／ＭＤ方向の湿潤時伸び率の比は均等となる。そして、上記範囲を満たすことにより、繊維同士の絡合性が良好であってボリューム感があり、耐久性、手持ち感に優れ、従来の湿潤シートのパッケージングでも取り扱い性に優れた湿潤性不織布となる。
【００１３】
また、単位目付あたりのＣＤ方向の湿潤時引張強さは、１．２〜２．５N／5cm・(g/m²)であることが好ましい。より好ましくは、１．４〜２．１N／5cm・(g/m²)である。ＣＤ方向の湿潤時引張強さが１．２N／5cm・(g/m²)未満であると、使用時に容易に変形してしまい、取り扱い性が悪く、また手持ち感に劣り、２．５N／5cm・(g/m²)を超えると、触感が硬くなるからである。
【００１４】
さらに、ＣＤ方向の湿潤時伸び率は、４０〜１００％であることが好ましい。より好ましくは、４５〜９０％である。ＣＤ方向の湿潤時伸び率が４０％未満であると、触感が硬くなり、１００％を超えると、使用時に容易に変形してしまい、取り扱い性が悪く、また手持ち感に劣るからである。
【００１５】
本発明の湿潤性不織布の目付は、４０〜１３０g/m²であることが好ましい。目付が４０g/m²未満であると、厚みが薄くなり過ぎ、湿潤時引張強さも劣り、手持ち感が得られないばかりか地合も悪くなり、１３０g/m²を超えると、使用者の取り扱い性が悪く、コスト高となるからである。
【００１６】
次に、本発明の湿潤性不織布の製造方法について説明する。まず、前記合成短繊維および親水性短繊維を所望の範囲で混綿し、繊維ウェブを作製する。このとき繊維ウェブの繊維配向をＣＤ方向への配向量を調整しておくと、所望の湿潤時引張強さの比が得られる。具体的にはクロスレイヤーを用いて、排出されたカードウェブを後述する水流絡合処理装置に対して進行方向（ＭＤ方向）に配置されたコンベア上に集積させると、コンベア上には機械方向に対し斜め方向に折り重なるようにカードウェブが集積され、このときのカードウェブの排出速度とコンベア速度とクロスレイヤーのカードウェブ振り落とし速度などを調整することによって、得られる。
【００１７】
得られた繊維ウェブは、ニードルパンチ装置、水流絡合装置などの公知の三次元的絡合処理装置により、三次元的に絡合される。特に、ニードルパンチ処理により予備絡合を施した後、水流絡合処理するのが好適である。その条件は、最終的に得ようとする不織布の目付や剛軟性などに応じて設定すればよい。例えば、まず、繊維ウェブをニードルパンチ装置を用いて予備絡合される。ニードルパンチ処理の条件としては、パンチ密度１０〜２０本／cm²で処理するとよい。次いで、孔径０．０５〜０．５mmのオリフィスが０．５〜１．５mmの間隔で設けられたノズルから、水圧４〜１５MPaの柱状水流を不織布の表裏面側からそれぞれ１〜４回ずつ噴射するとよい。より好ましくは、水圧を６〜１２MPaの高圧で処理すると、繊維同士の絡合性が向上し、所望の不織布の湿潤時引張強さの比および湿潤時伸び率の比が得られる。また、合成短繊維として分割型複合繊維を使用するのであれば、分割性を考慮し、水圧を８〜１５MPaとするとよい。水流絡合処理後は、水分を除去するために乾燥させる。このとき、前記合成短繊維として熱接着性繊維を用いた場合、乾燥後または乾燥と同時に熱接着性繊維のみ溶融する温度で熱処理を行うとよい。
【００１８】
このようにして得られた不織布には、目的に応じて、水、エチレングリコール、プロピレングリコールなどの湿潤剤、アルコール類、抗菌剤、防かび剤、香料など薬剤等の所望の液体を公知の方法によって付与させるとよい。液体の保液率としても、その目的に応じて適宜設定すればよいが、不織布質量に対して通常１００〜３００mass％で湿潤させるとよい。
【００１９】
【実施例】
以下、本発明の内容を実施例を挙げて説明する。なお、得られた不織布の厚み、湿潤時引張強さ、湿潤時伸び率は、以下の方法で測定した。
【００２０】
［厚み］
厚み測定機（商品名：THICKNESS GAUGE モデルH（株）大栄科学精器製作所製）を用い、試料１cm²あたり１８０ｇの荷重を加えた状態で測定した。
【００２１】
［湿潤時引張強さ、湿潤時伸び率］
ＪＩＳ−Ｌ−１９１３の６．３．２（湿潤時）に準じ、幅５cm、長さ１５cmの試料片をつかみ間隔１０cmで把持し、定速伸長型引張試験機を用いて引張速度３０cm／分で伸長し、切断時の荷重値および伸び率をそれぞれ湿潤時引張強さ、湿潤時伸び率とした。
【００２２】
［実施例１］
合成短繊維として、第１成分をポリエチレンテレフタレートとし、第２成分を高密度ポリエチレンとし、放射状に８分割配置された繊度２．２dtex、繊維長５１mmの分割型複合短繊維を用い、親水性短繊維として繊度１．７dtex、繊維長４０mmのレーヨン繊維（ダイワボウレーヨン（株）製）を用い、混綿比率を合成短繊維／親水性短繊維＝６０／４０とし準備した。次に、上記繊維群をセミランダムカード機を用いてカードウェブを排出し、クロスレイヤーを用いて、排出されたカードウェブを後述する水流絡合処理装置に対して進行方向（ＭＤ方向）に配置されたコンベア上に集積して繊維ウェブを作製した。
【００２３】
次いで、得られた繊維ウェブをニードルパンチ装置を用い、パンチ密度１４．５本／cm²、針深度８mmで予備絡合させた後、水流絡合処理装置を用い、孔径０．１mmのオリフィスが０．６mm間隔で設けられているノズルから繊維ウェブの表面側に水圧５MPa、１０MPaの柱状水流をそれぞれ１回ずつ、裏側にも同様の処理を施し、構成繊維を絡合させるとともに分割型複合短繊維を分割発現させて、熱風貫通型乾燥機を用いて１００℃で乾燥することにより、湿潤性不織布を得た。
【００２４】
［実施例２］
合成短繊維として、第１成分をポリプロピレンとし、第２成分をエチレン−ビニルアルコール共重合体とし、放射状に１６分割配置された繊度３．３dtex、繊維長４５mmの分割型複合短繊維（大和紡績（株）製、ＤＦ−２）を用い、親水性短繊維として繊度１．７dtex、繊維長４０mmのレーヨン繊維（ダイワボウレーヨン（株）製）を用い、混綿比率を合成短繊維／親水性短繊維＝５０／５０とした以外は実施例１と同様の方法で、湿潤性不織布を得た。
【００２５】
［比較例１］
実施例１の混綿繊維群をセミランダムカード機を用いてカードウェブを排出し、繊維ウェブを作製し、水流絡合処理装置を用い、孔径０．１mmのオリフィスが０．６mm間隔で設けられているノズルから繊維ウェブの表面側に水圧４MPa、６MPaの柱状水流をそれぞれ１回ずつ、裏側にも同様の処理を施し、構成繊維を絡合させるとともに分割型複合短繊維を分割発現させて、熱風貫通型乾燥機を用いて１００℃で乾燥することにより、不織布を得た。
【００２６】
そして、実施例１、２および比較例１の不織布に不織布質量に対して水を２００mass％含浸させた湿潤シートを下記の項目により評価した。
【００２７】
［触感性］
試料を手で握り、そのときの触感をモニター１０名によって評価した。
○：手持ち感があり、柔らかい。
△：柔らかいが手持ち感がない。
×：硬い。
【００２８】
［取り扱い性］
市販の湿潤シートのパッケージ（ピジョン（株）製、商品名おしりナップ）に試料を詰め替え、その取り出し性を評価した。
○：取り出し性が良好である。
△：若干横伸びがある。
×：横伸びが大きく取り出し性が悪い。
上記実施例１、２および比較例１の物性を表１に示す。
【００２９】
【表１】

【００３０】
【発明の効果】
本発明の湿潤性不織布は、合成短繊維および親水性短繊維を混綿し、三次元的絡合してなる不織布であって、ＣＤ方向とＭＤ方向との湿潤時引張強さの比を１．５〜２．５とし、かつＣＤ方向とＭＤ方向との湿潤時伸び率の比を０．６〜１．２とすることにより、液体含浸性に優れるとともにべたつき感が少なく、かつ使用時の耐久性、触感、手持ち感に優れた湿潤性不織布を得ることができる。また、合成短繊維／親水性短繊維の混綿比率を８０／２０〜５０／５０（質量比率）とすることにより、使用時のべたつき感が少なく、使用後にも適度な液体残存量を得ることができる。さらに、合成短繊維として異なる２成分からなる分割型複合短繊維を用いると、触感が柔らかく、保液性、液体含浸性に優れた湿潤性不織布を得ることができる。
本発明の湿潤性不織布は、眼鏡、ＯＡ機器、家具、自動車などの製品、セラミック製品、プラスチック製品、金属製品など対物、あるいは皮脂、化粧品、その他の汚れの付着した肌など対人の清掃、拭き取りや、肌に保湿成分や制汗成分などの機能剤を付与するのに好適である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention cleans, wipes and moisturizes human skin such as glasses, OA equipment, furniture, automobiles, etc., ceramic products, plastic products, metal products, and other objects such as sebum, cosmetics, and other contaminated skin. The present invention relates to a wettable nonwoven fabric that is suitable for imparting functional agents such as ingredients and antiperspirant ingredients, has excellent liquid impregnation properties, has little stickiness, and is excellent in durability, tactile sensation, and hand feeling during use.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, for wet tissues and disposable towels, non-woven fabrics that have been subjected to high-pressure water flow treatment on hydrophilic fiber such as rayon, or fiber webs made of mixed fibers of hydrophilic fibers and heat-adhesive composite fibers, or functional improvements to the nonwoven fabrics. Various non-woven fabrics have been proposed. For example, Japanese Patent Laid-Open No. 11-49641 proposes a skin cleansing sheet comprising a hydroentangled nonwoven fabric comprising cellulosic fibers of 50% by weight or more, an average fineness of 3 denier or less, and a reflectance of 45% or more. No. 10-140458 proposes a composite sheet in which the spunbond nonwoven fabric and the pulp fiber are hydroentangled and then subjected to a crepe treatment to give the nonwoven fabric an anisotropy and thereby improve the wiping property. JP-A-10-77560 discloses that natural fibers and / or recycled fibers and synthetic short fibers are mixed at a ratio of 50/50 to 90/10, and three-dimensionally entangled to obtain a specific volume of 13 cc / g. By doing the above, a nonwoven fabric having bulkiness even when wet is proposed. Japanese Patent Application Laid-Open No. 10-280263 and Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-217757 include split-type composite fibers and A non-woven fabric for wipers in which water-absorbing fibers are mixed and the constituent fibers are three-dimensionally entangled has been proposed.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, the wettable nonwoven fabric has the following problems. For example, in Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-49641, since the cellulosic fiber is contained in an amount of 50% by weight, preferably 70% by weight or more, not only does it feel dull and wet, but the impregnated liquid wets the entire surface of the nonwoven fabric. The liquid remains on the skin more than necessary even after wiping, and the user feels uncomfortable. In Japanese Patent Application Laid-Open No. 10-140458, although the crepe treatment gives an apparent volume feeling, the nonwoven fabric itself does not have a volume and is inferior in the amount of liquid retention, and a relatively hard sheet of spunbond nonwoven fabric and pulp fibers is used. Therefore, it is inflexible and unsuitable for people. In JP-A-10-77560, JP-A-10-280263, and JP-A-11-217757, a random card is mainly used so that the tensile strength in the machine direction of the nonwoven fabric and the direction perpendicular to the machine direction is balanced. However, since a random web generally has a relatively short fiber length, the fibers are not easily entangled with each other, and the fibers easily fall off when used as a wiper. In addition, even if a random web is used, the fiber orientation tends to be oriented in the machine direction, and the tensile strength in the machine direction is stronger than the direction perpendicular to the machine direction. When the wet sheet is taken out from the container, it is often pulled out from the CD direction of the nonwoven fabric, and the wet sheet is easily cut if the wet tensile strength in the CD direction is not large or the wet elongation is not small. Or the handleability is poor.
The present invention has been made in view of such circumstances, and an object of the present invention is to provide a wettable nonwoven fabric that has excellent liquid impregnation properties, little stickiness, and excellent durability, tactile sensation, and hand feeling during use. .
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, a synthetic sheet and a hydrophilic short fiber are mixed and a wet sheet in which a liquid is impregnated with a nonwoven fabric in which constituent fibers are three-dimensionally entangled with each other, the synthetic short fiber or the above The fiber length of the hydrophilic short fibers is 45 to 70 mm, and the nonwoven fabric is accumulated so that the mixed fiber webs are folded in an oblique direction with respect to the machine direction by a cross layer, and the machine direction of the nonwoven fabric is MD direction. When the direction perpendicular to the MD direction is the CD direction, the ratio (CD direction / MD direction) of the wet tensile strength in the CD direction and the wet tensile strength in the MD direction per unit basis weight is 1.5-2. and .5, and by the ratio of the CD direction of the wet elongation and MD direction wet elongation rate (CD direction / MD direction) and 0.6-1.2, tackiness is excellent in the liquid impregnating property Less, and durability, feel, that is excellent wet sheet hand feeling obtained understood in use, leading to the present invention.
[0005]
In the wet sheet of the present invention, the wet tensile strength in the CD direction per unit weight is preferably 1.2 to 2.5 N / 5 cm · (g / m ² ).
[0006]
In the wet sheet of the present invention, the blend ratio (mass ratio) of the synthetic short fibers and the hydrophilic short fibers is preferably 80/20 to 50/50 in terms of synthetic short fibers / hydrophilic short fibers . Et al of synthetic short fiber is preferably a splittable composite short fiber comprising two different components.
The contents of the present invention will be specifically described below.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The synthetic short fibers used in the present invention include polyester fibers such as polyethylene terephthalate and polybutylene terephthalate, polyamide fibers such as nylon 6 and nylon 66, acrylic fibers, polyolefin fibers made of polyethylene, polypropylene, etc. 1 type, or 2 or more types of composite fibers in which two or more of these resins are combined are used, and in particular, a hydrophobic synthetic short fiber made of polyester resin or polyolefin resin is sticky when used or excessive after use. This is preferable in that the amount of remaining liquid is suppressed. The form of the cross section of the fiber is not particularly limited, and may be any shape such as circular, irregular, hollow. Further, the fineness is preferably 3 dtex or less from the viewpoint of soft touch when made into a nonwoven fabric and excellent liquid retention. In particular, when a split type composite short fiber composed of two different components is used as a synthetic short fiber, it is divided into each component by a three-dimensional entanglement process described later, and the fineness is less than 1 dtex, preferably less than 0.5 dtex. This is particularly preferable in terms of feel and liquid retention. As the resin used for the split type composite fiber, polyethylene terephthalate / polyethylene, polyethylene terephthalate / polypropylene, polyethylene terephthalate / ethylene-propylene copolymer, polypropylene / polyethylene, polyethylene terephthalate / nylon, and the like are preferably used.
[0008]
Further, the synthetic short fiber may be heat-bonded as necessary, but only three-dimensional entanglement is preferable because it can provide softness of touch. If heat bonding is performed, for example, a sheath core type composite fiber or a split type composite fiber composed of a low melting point component and a high melting point component is used as the synthetic fiber, and after the three-dimensional entanglement process described later, hot air or a hot roll It is advisable to apply heat bonding.
[0009]
As the hydrophilic short fibers used in the present invention, one kind or two or more kinds of natural fibers such as pulp, cotton, silk and wool, and regenerated fibers such as rayon, cupra and tencel are used. Among these, rayon fibers are preferably used from the viewpoints of handleability and versatility. The fineness is preferably 3 dtex or less from the viewpoint of soft touch when made into a nonwoven fabric and excellent liquid retention.
[0010]
In the present invention, the synthetic short fibers and the hydrophilic short fibers are mixed to form a fiber web. The mixed cotton ratio is not particularly limited, but it is preferably 80/20 to 50/50 (mass ratio) of synthetic short fibers / hydrophilic short fibers in consideration of stickiness at the time of use and the residual amount of liquid after use. .
[0011]
The fiber length of the synthetic staple fiber and / or the hydrophilic staple fiber is not particularly limited as long as the fiber web can be formed, but staple fibers of 25 to 100 mm are preferable. More preferably, it is 45-70 mm. When the fiber length is less than 45 mm, not only is the three-dimensional entanglement inferior, but the desired wet tensile strength cannot be obtained, and when the fiber length exceeds 70 mm, the tactile sensation becomes hard, This is because the three-dimensional entanglement is inferior and the volume is inferior.
[0012]
And the wettable nonwoven fabric of the present invention has a CD per unit basis weight when the machine direction of the three-dimensionally entangled nonwoven fabric composed of the constituent fibers is the MD direction and the direction perpendicular to the MD direction is the CD direction. The ratio of wet tensile strength in the direction (according to 6.3.2 (when wet) of JIS-L-1913) and wet tensile strength in the MD direction is 1.5 to 2.5. More preferably, it is 1.7 to 2.3. In the present invention, the ratio of the wet elongation in the CD direction to the wet elongation in the MD direction needs to satisfy the range of 0.6 to 1.2, more preferably 0.8 to 1.15. It is. The tensile strength when wet is an index indicating the orientation state of the fiber, and the elongation when wet is an index indicating the entangled state of the fiber. According to the present invention, since the fiber orientation is oriented closer to the CD direction, the ratio of wet tensile strength in the CD direction / MD direction is large, but the entanglement between the fibers is good, so the CD direction The ratio of wet elongation in the / MD direction is uniform. And, by satisfying the above range, the wettability non-woven fabric has good entanglement between fibers, has a sense of volume, is excellent in durability and hand feeling, and has excellent handling properties even in conventional wet sheet packaging. Become.
[0013]
The wet tensile strength in the CD direction per unit weight is preferably 1.2 to 2.5 N / 5 cm · (g / m ² ). More preferably, it is 1.4 to 2.1 N / 5 cm · (g / m ² ). When the tensile strength when wet in the CD direction is less than 1.2 N / 5 cm · (g / m ² ), it easily deforms during use, the handling property is poor, and the hand feeling is inferior. This is because if it exceeds 5 cm · (g / m ² ), the tactile sensation becomes hard.
[0014]
Further, the wet elongation in the CD direction is preferably 40 to 100%. More preferably, it is 45 to 90%. This is because if the wet elongation in the CD direction is less than 40%, the tactile sensation becomes hard, and if it exceeds 100%, it is easily deformed during use, the handleability is poor, and the hand feeling is poor.
[0015]
Basis weight of the wet nonwoven fabric of the present invention is preferably 40~130g / m ^2. If the basis weight is less than 40 g / m ² , the thickness will be too thin, the tensile strength when wet will be inferior, the feeling of holding will not be obtained, and the texture will also deteriorate, and if it exceeds 130 g / m ² , This is because the property is poor and the cost is high.
[0016]
Next, the manufacturing method of the wettable nonwoven fabric of this invention is demonstrated. First, the synthetic short fiber and the hydrophilic short fiber are mixed in a desired range to produce a fiber web. At this time, by adjusting the fiber orientation of the fiber web in the CD direction, a desired wet tensile strength ratio can be obtained. Specifically, using a cross layer, when the discharged card web is accumulated on a conveyor arranged in the traveling direction (MD direction) with respect to the water entanglement processing apparatus described later, the conveyor is arranged in the machine direction. On the other hand, the card webs are stacked so as to be folded in an oblique direction, and the card web is obtained by adjusting the card web discharge speed, the conveyor speed, the cross-layer card web swing-off speed, and the like.
[0017]
The obtained fiber web is entangled three-dimensionally by a known three-dimensional entanglement processing device such as a needle punch device or a water entanglement device. In particular, it is preferable to perform the water entanglement process after the preliminary entanglement by the needle punch process. The condition may be set according to the basis weight or stiffness of the nonwoven fabric to be finally obtained. For example, first, the fiber web is pre-entangled using a needle punch device. As a condition for the needle punching process, it is preferable to process with a punch density of 10 to 20 pieces / cm ² . Next, a columnar water flow having a water pressure of 4 to 15 MPa is sprayed from the front and back sides of the nonwoven fabric 1 to 4 times each from a nozzle provided with orifices having a hole diameter of 0.05 to 0.5 mm at intervals of 0.5 to 1.5 mm. Good. More preferably, when the water pressure is treated at a high pressure of 6 to 12 MPa, the entanglement between the fibers is improved, and the desired ratio of the tensile strength when wet and the ratio of the elongation when wet are obtained. In addition, if split-type composite fibers are used as the synthetic short fibers, the water pressure is preferably 8 to 15 MPa in consideration of splitability. After the water flow entanglement treatment, it is dried to remove moisture. At this time, when a heat-adhesive fiber is used as the synthetic short fiber, heat treatment may be performed at a temperature at which only the heat-adhesive fiber is melted after drying or simultaneously with drying.
[0018]
In the nonwoven fabric obtained in this manner, a desired liquid such as a wetting agent such as water, ethylene glycol or propylene glycol, a drug such as an alcohol, an antibacterial agent, a fungicide, or a fragrance is used according to a known method. It is good to give by. The liquid retention rate may be set as appropriate depending on the purpose, but it is usually good to wet at 100 to 300 mass% with respect to the mass of the nonwoven fabric.
[0019]
【Example】
Hereinafter, the contents of the present invention will be described with reference to examples. In addition, the thickness of the obtained nonwoven fabric, the tensile strength at the time of wetness, and the elongation at the time of wetness were measured with the following method.
[0020]
[Thickness]
Using a thickness measuring machine (trade name: THICKNESS GAUGE Model H, manufactured by Daiei Kagaku Seiki Seisakusho Co., Ltd.), measurement was performed with a load of 180 g per 1 cm ^{2 of} the sample.
[0021]
[Tensile strength when wet, elongation when wet]
In accordance with JIS-L-1913 6.3.2 (when wet), a sample piece having a width of 5 cm and a length of 15 cm is gripped at a spacing of 10 cm, and a tensile speed of 30 cm / min is used using a constant speed extension type tensile tester. The load value and elongation rate at the time of cutting were taken as the tensile strength when wet and the elongation rate when wet, respectively.
[0022]
[Example 1]
As the synthetic short fiber, the first component is polyethylene terephthalate, the second component is high-density polyethylene, and the split short composite fiber with a fineness of 2.2 dtex and a fiber length of 51 mm arranged radially is used. A rayon fiber (manufactured by Daiwabo Rayon Co., Ltd.) having a fineness of 1.7 dtex and a fiber length of 40 mm was used, and a blended cotton ratio of synthetic short fiber / hydrophilic short fiber = 60/40 was prepared. Next, the card web is discharged from the above fiber group using a semi-random card machine, and the discharged card web is disposed in the traveling direction (MD direction) with respect to the water entanglement processing device described later using a cross layer. The fiber web was produced by accumulating on the conveyor.
[0023]
Next, the obtained fiber web was pre-entangled at a punch density of 14.5 pieces / cm ² and a needle depth of 8 mm using a needle punch device, and then an orifice having a pore diameter of 0.1 mm was formed using a hydroentanglement processing device. A columnar water flow with a water pressure of 5 MPa and 10 MPa is applied once from the nozzles provided at intervals of 0.6 mm to the surface side of the fiber web, and the same processing is applied to the back side to intertwin the constituent fibers and split-type composite short A wettable nonwoven fabric was obtained by dividing the fiber and drying at 100 ° C. using a hot-air through-type dryer.
[0024]
[Example 2]
As synthetic short fibers, the first component is polypropylene and the second component is an ethylene-vinyl alcohol copolymer, and is a split type composite short fiber having a fineness of 3.3 dtex and a fiber length of 45 mm arranged radially (Daiwa Spinning ( DF-2) is used, rayon fiber (manufactured by Daiwabo Rayon Co., Ltd.) having a fineness of 1.7 dtex and a fiber length of 40 mm is used as the hydrophilic short fiber, and the mixed cotton ratio is synthetic short fiber / hydrophilic short fiber = A wettable nonwoven fabric was obtained in the same manner as in Example 1 except that the ratio was 50/50.
[0025]
[Comparative Example 1]
A card web is discharged from the mixed cotton fiber group of Example 1 using a semi-random card machine, a fiber web is prepared, and orifices with a hole diameter of 0.1 mm are provided at intervals of 0.6 mm using a hydroentanglement processing device. A columnar water flow with a water pressure of 4 MPa and 6 MPa is applied to the surface side of the fiber web once from the nozzle, and the same processing is applied to the back side to entangle the constituent fibers and to divide and express the split-type composite short fibers. The nonwoven fabric was obtained by drying at 100 degreeC using a penetration type dryer.
[0026]
And the wet sheet which impregnated 200 mass% of water with respect to the nonwoven fabric mass in the nonwoven fabric of Examples 1, 2 and Comparative Example 1 was evaluated by the following items.
[0027]
[Tactile]
The sample was grasped by hand, and the tactile sensation at that time was evaluated by 10 monitors.
○: Hand-held and soft.
Δ: Soft but not hand-held
X: Hard.
[0028]
[Handling]
The sample was refilled in a commercially available wet sheet package (trade name: Nashiri Nap, manufactured by Pigeon Co., Ltd.), and the removal property was evaluated.
○: Good take-out property.
Δ: There is some lateral elongation.
X: The lateral elongation is large and the take-out property is poor.
The physical properties of Examples 1 and 2 and Comparative Example 1 are shown in Table 1.
[0029]
[Table 1]

[0030]
【The invention's effect】
The wettable non-woven fabric of the present invention is a non-woven fabric formed by blending synthetic short fibers and hydrophilic short fibers and entangled three-dimensionally, and the ratio of tensile strength when wet in the CD direction and MD direction is 1. 5 to 2.5, and the ratio of the elongation ratio when wet in the CD direction to the MD direction is 0.6 to 1.2, so that the liquid impregnation property is excellent and the stickiness is low, and the durability during use A wettable non-woven fabric excellent in properties, touch and hand feeling can be obtained. Moreover, by setting the blend ratio of synthetic short fibers / hydrophilic short fibers to 80/20 to 50/50 (mass ratio), there is little stickiness at the time of use, and an appropriate liquid remaining amount can be obtained even after use. it can. Furthermore, when a split composite short fiber composed of two different components is used as the synthetic short fiber, a wettable nonwoven fabric having a soft touch and excellent liquid retention and liquid impregnation properties can be obtained.
The wettable non-woven fabric of the present invention can be used for cleaning, wiping off humans such as glasses, OA equipment, furniture, automobiles, products such as ceramic products, plastic products, metal products, sebum, cosmetics, and other contaminated skin. It is suitable for imparting functional agents such as a moisturizing component and an antiperspirant component to the skin.

Claims

A wet sheet in which a synthetic short fiber and a hydrophilic short fiber are mixed and a nonwoven fabric formed by three-dimensionally intertwining constituent fibers is impregnated with a liquid, and the fiber length of the synthetic short fiber or the hydrophilic short fiber Is 45 to 70 mm, and the non-woven fabric is accumulated so that the mixed fiber webs are folded in an oblique direction with respect to the machine direction by a cross layer, and the machine direction of the non-woven fabric is MD direction and orthogonal to the MD direction. When the direction is the CD direction, the ratio (CD direction / MD direction) of the wet tensile strength in the CD direction and the wet tensile strength in the MD direction per unit basis weight is 1.5 to 2.5, and CD A wet sheet characterized in that the ratio (CD direction / MD direction) of the wet extension in the MD direction and the wet extension in the MD direction is 0.6 to 1.2.

The wet sheet according to claim 1, wherein the wet tensile strength in the CD direction per unit weight is 1.2 to 2.5 N / 5 cm · (g / m ² ).

The wet sheet according to claim 1 or 2, wherein the blend ratio (mass ratio) of the synthetic short fiber and the hydrophilic short fiber is 80/20 to 50/50 of the synthetic short fiber / hydrophilic short fiber.

The wet sheet according to any one of claims 1 to 3 , wherein the synthetic short fibers are split composite short fibers composed of two different components.