JP3960898B2 - Spatial structures and dome roofs - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空間に架け渡される空間構造物及びドーム屋根に関する。
【0002】
【従来の技術】
図33に示すようなアーチ状の屋根トラス100では、上弦材102と下弦材104にピン108で束材106が連結され(束材が剛結されることもある)、且つ上弦材102と下弦材104とを一体化させるために、剛性の大きい斜材110で連結している。
【0003】
すなわち、従来の屋根トラス100では、屋根架構130の斜材110の剛性を小さくして斜材110を変形させ、屋根架構130を変形させるような設計思想は存在しなかった。
【0004】
一方、このような屋根トラスにおいても、風や地震等の外乱による振動を抑制する技術として、図34に示すように、屋根トラス112の架構132と支柱114との間に振動エネルギーを吸収するダンパー116を設けたものがある(特許文献1)。
【0005】
しかし、この方法では、屋根トラス112が囲う内部空間が損なわれ、また、ダンパー116が配置されていない架構132の振動を低減することができない。
【0006】
また、図35及び図36に示すように、空間構造物としてのドーム屋根118に制振装置120を直接取付けたものもある(特許文献2参照)。しかし、空間構造物は一般骨組構造物と異なり、高次の固有周期まで外乱の影響を受けるため、単一の固有周期に対して制振装置120の付加質量122を同調させても、制振効果は限定される。
【0007】
また、冒頭で述べたように、通常の設計方法であれば、特許文献1においても、ドーム屋根118の上弦材124と下弦材126とを一体化させるために、剛性の大きい斜材128が用いられていると考えられる。しかし、このような剛性の高いドーム屋根118では、制振装置120を直接取付けても大きな制振効果は期待できない。
【0008】
【特許文献1】
特開平11−270623号公報
【特許文献2】
特開平8−105854号公報(図9、図10)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は係る事実を考慮し、風や地震等の外乱によって生じる振動を自己低減する空間構造物及び屋根ドームを提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、空間に架け渡され両端部が支承される上弦材と、前記上弦材と所定の間隔を開けて配置されると共に、空間に架け渡され両端部が支承される下弦材と、前記上弦材と前記下弦材に設けられた連結部へ回転可能に連結される斜材と、前記上弦材と前記下弦材の間へ回転可能に連結され軸力を発揮する束材と、を備え、前記上弦材と前記下弦材の平均の軸剛性をKc、斜材の軸剛性をKbとしたとき、Kb/Kc=βが前記連結部の変形回転を許容する大きさとされ、斜材を分割して減衰装置で連結したことを特徴としている。
【0011】
請求項1に記載の発明では、空間に架け渡され両端部が支承される上弦材及び下弦材、この上弦材と下弦材に設けられた連結部(回転角変形部)へ斜材を回転可能に連結し、また、上弦材と下弦材の間へ軸力を発揮する束材を回転可能に連結することで、空間構造物が構築されている。
【0012】
この斜材の軸剛性は、上弦材と下弦材の平均軸剛性をKc、斜材の軸剛性をKbとしたとき、Kb/Kc=βが、連結部の変形回転を許容する大きさに設定されている。
【0013】
このように、βの値を連結部の変形回転を許容する大きさとすることで、梁成、及び空間構造物のライズの大きさに関わらず、空間構造物の固有周期が大きく長周期側に遷移する。すなわち、斜材の変形を許容し、この斜材の変形を利用することで、分割した斜材を連結した減衰装置が有効に機能して大きな振動低減効果を得ることができる。
【0014】
請求項2に記載の発明は、前記減衰装置と並列に配置したばね材と共に前記斜材を連結したことを特徴としている。
【0015】
請求項2に記載の発明では、所定の減衰係数を持つばね材を介在させることで、安定した構造物とすることができる。
【0016】
請求項3に記載の発明は、前記βが0.1以下であることを特徴としている。
【0017】
空間構造物の固有周期の値は、スパンや載荷荷重によって異なった値を示すが、βを0.1以下として、1次固有周期を1.0s以上となるように設定すれば、地震等の外乱(周期が非常に短い)に対して免震効果を発揮させることができる。
【0018】
請求項4に記載の発明では、前記上弦材と前記下弦材を連結する束材を設け、前記上弦材、前記下弦材、及び前記束材で構成される枠体の連結部に前記斜材を連結したことを特徴としている。
【0019】
請求項5に記載の発明は、前記斜材をケーブルとして、このケーブルにプレテンションを導入したことを特徴としている。
【0020】
請求項5に記載の発明では、斜材をケーブルとすることで、座屈の心配がなくなる。また、プレテンションを導入することで、圧縮方向の力を減衰装置へ伝えることができる。
【0021】
請求項6に記載の発明は、空間に架け渡され両端部が支承される上弦材と、前記上弦材と所定の間隔を開けて配置されると共に、空間に架け渡され両端部が支承される下弦材と、前記上弦材に設けた第1連結部に2本の第1アームの一端部をそれぞれ回転可能に連結し、前記下弦材に設けた第2連結部に2本の第2アームの一端部をそれぞれ回転可能に連結すると共に、前記第1アームの他端部と前記第2アームの他端部を回転可能に連結したトグルブレースと、前記第1アームの他端部と第2アームの他端部の間に取付けられた減衰装置と、を有することを特徴としている。
【0022】
請求項6に記載の発明では、上弦材の第1連結部には、2本の第1アームの一端部がそれぞれ回転可能に連結されている。また、下弦材の第2連結部には、2本の第2アームの一端部がそれぞれ回転可能に連結されている。
【0023】
そして、第1アームの他端部と第2アームの他端部を回転可能に連結することで、第1連結部及び第2連結部の変位量を、第1アームの他端部と第2アームの他端部の回転移動量に変えるトグルブレースが構成される。
【0024】
トグルブレースを構成することで、第1連結部及び第2連結部の変位量が第1アームの他端部と第2アームの他端部の部位で幾何学上拡大される。従って、第1アームの他端部と第2アームの他端部の連結部の間に減衰装置を取付けることで、大きな減衰効果を発揮させることができる。
【0025】
請求項7に記載の発明は、前記減衰装置と並列に前記第1アームの他端部と第2アームの他端部の間にばね材を配置したことを特徴としている。
【0026】
請求項7に記載の発明では、所定の減衰係数を持つばね材を介在させることで、安定した構造物とすることができる。
【0027】
また、トグルブレースの場合、斜材の軸剛性に相当する剛性は、ばね材の剛性とアームの取付角度によって決めることができる。このため、仮に、請求項1の斜材とアームに同一の部材を使用した場合、座屈長さは約半分、部材数が2倍となるので、トグルブレースは斜材の約8倍の座屈強度を発揮することができる。
【0028】
請求項8に記載の発明は、前記第1アーム及び第2アームをケーブルとして、このケーブルにプレテンションを導入したことを特徴としている。
【0029】
請求項9に記載の発明は、請求項1〜請求項8の何れかに記載の空間構造物を複数組み合わせてドーム屋根を構成し、該ドーム屋根の頂点を中心とする同心円上又は同心楕円上に沿って、前記減衰装置が位置するように構成したことを特徴としている。
【0030】
請求項9に記載の発明では、空間構造物を複数組み合わせてドーム屋根を構成している。そして、ドーム屋根の頂点を中心とする同心円上又は同心楕円上に沿って、減衰装置が位置するように配置している。
【0031】
ドーム屋根のような立体モードでは、固有モードの特定が難しい。しかし、頂点を含む軸回り、すなわち、同心円上又は同心楕円上に変形が大きい箇所が確率的に大きいことが解析で判明した。
【0032】
そこで、ドーム屋根の全体に減衰機構を設けるのではなく、振動を吸収する減衰装置を同心円上又は同心楕円上に沿って配置することで、最小の建設コストで必要な振動低減機能を持たせることができる。
【0033】
請求項10に記載の発明は、前記ドーム屋根の主要固有モードの節部となる位置に減衰装置を配置したことを特徴としている。
【0034】
請求項10に記載の発明では、同心円上又は同心楕円上であり且つドーム屋根の主要固有モードの節部となる位置に減衰装置を配置している。
【0035】
ここで、主要固有モードとは、ドーム屋根の1次固有周期、2次固有周期、及び3次固有周期を指しており、例えば、一次固有周期の場合では、ドーム屋根の頂点が節部となるため、ここに減衰機構を配置すればよいことになる。
【0036】
このように、節部に減衰機構を配置することで、対称モード及び逆対称モードにおいても、概ね複数モードで節部がラップするので、高次モードに至るまで制振効果を発揮することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】
図1に示すように、第1形態に係るドーム屋根を構成する空間構造物としての平行弦トラスアーチ10は、空間に架け渡された鋼製の上弦材12及び下弦材14の両端部が支柱32にピン18で支承されている。上弦材12と下弦材14の間には軸力だけ発揮する束材16がピン20で連結されている。なお、本形態では、ピン20により束材16が連結された構造を説明するが、束材16を剛結しても本発明の効果を奏することができる。
【0038】
また、図2及び図3に示すように、上弦材12、下弦材14、及び束材16で構成されるトラスユニット22の連結部のピン20には、鋼製の斜材26が回転可能に連結され側面視にてX字状に配置されている。
【0039】
斜材26の中央部は切断され、減衰装置としてのダンパー28のシリンダー28Aとロッド28Bがピン24で連結されている。つまり、図3(B)に示すように、地震等の外乱によりトラスユニット22が変形したとき、斜材26の軸方向の変形をダンパー28で吸収する構成である。なお、図1では、斜材26が3箇所にしか図示されていないが、図示を省略しただけで、全てのトラスユニット22に配置されている。
【0040】
また、斜材は鋼棒でなく、ケーブルにターンバックル等でプレテンションを導入したものでもよい。これにより、斜材の座屈の心配がなくなり、また、プレテンションを導入することで、圧縮方向の力をダンパー28へ伝えることもできる。
【0041】
ここで、斜材26の軸剛性をKb、上弦材12と下弦材14の平均軸剛性をKc、斜材26の断面積をAb、弦材(上弦材12と下弦材14)の断面積をAc、斜材の弦材に対する取付角度がθのとき、Kb/Kc=(Ab/Ac)×cosθ=β≦0.2とすることにより、トラスユニット22の連結部の変形回転が許容される。
【0042】
これにより、トラスユニット22の弦材長さL、梁成h、及びトラスアーチ10のライズrの大きさに関わらず、トラスアーチ10の固有周期が大きく長周期側に遷移する。
【0043】
以上のことを証明するため、固有周期の推移傾向として示したのが図4〜図6である。
【0044】
図4に示すように、トラスアーチ10のライズr=h/l=0(r=(天頂部の高さと支承部の高さの差/スパン長))では、対称モードと逆対称モードともβ≦0.1で固有周期が長周期側へ遷移し、図5に示すように、トラスアーチ10のライズr=0.3では、対称モードと逆対称モードともβ≦0.1で固有周期が長周期側へ遷移し、図6に示すように、トラスアーチ10のライズr=0.5では、対称モードと逆対称モードともβ≦0.1で固有周期が長周期側へ遷移している。
【0045】
このように、β≦0.2よりもβ≦0.1の方が、斜材26にダンパー28を組み込んだとき、斜材26の変形が大きく振動低減効果が大きいことが分かる。また、トラスアーチ10の固有周期の値は、スパン長や載荷荷重によって異なった値を示すが、β≦0.1として、一次固有周期を1.0s以上となるように設定すれば、地震等の外乱に対して免震効果を発揮させることができる。
【0046】
以上のように、斜材と弦材の軸剛性比βをβ≦0.2、好ましくはβ≦0.1として、ここに減衰機構を設けることで、風や地震等の外乱によって生じる振動を自己低減することができる。
【0047】
なお、図4(B)、図5(B)、図6(B)に示す○は逆対称1次モード、△は逆対称2次モード、□は逆対称3次モード、◇は逆対称4次モード、●は逆対称5次モードを示す。また、図4(C)、図5(C)、図6(C)に示す○は対称1次モード、△は対称2次モード、□は対称3次モード、◇は対称4次モード、●は対称5次モードを示す。
【0048】
次に、第2形態に係る空間構造物としてのトラスアーチを説明する。
【0049】
図7に示すように、第2形態のトラスアーチ200では、上弦材12、下弦材14、及び束材16で構成されるトラスユニット22の連結部のピン204には、ダンパー24で連結された鋼製の斜材202が回転可能に連結され側面視にてX字状となっていない。このように、斜材202を配置してもトラスアーチを構成することは可能であり、部材点数の削減につながる。
【0050】
次に、第3形態に係る空間構造物としてのトラスアーチを説明する。
【0051】
図8に示すように、第3形態のトラスアーチ206では束材がなく、ダンパー24で連結された鋼製の斜材208だけで、トラスが構成されており、さらにシンプルな構成とされている。
【0052】
このトラスアーチ206の場合、例えば、図7に示す束材を備えたトラスアーチと組み合わせてドーム屋根を設計することができ、また、単独のトラスアーチとする場合は、斜材208をばね材で連結する。
【0053】
次に、第4形態に係る空間構造物としてのトラスアーチを説明する。
【0054】
図9に示すように、第3形態のトラスアーチのトラスユニット210では、斜材26がダンパー24とばね材212で連結されている。このように、所定の減衰係数を持つばね材21を介在させることで、安定した構造物とすることができる。
【0055】
また、図10に示すように、ピン18の近くにあるトラスユニット214を、束材16の中央に斜材216を連結し、斜材216とダンパー218が三角形状を描くように構成することもできる。このように、支承部に近いトラスユニット214の上弦材12と下弦材14を直接ダンパー218とばね219で連結することで、大きな制振効果を得ることができる。
【0056】
次に、第5形態に係る空間構造物としてのトラスアーチを説明する。
【0057】
図11に示すように、トラスアーチ34の基本構造は第1形態のトラスアーチ10と同じ平行弦トラスアーチであり、トラスユニット22には斜材に変えてトグル機構を構成するトグルブレース36が配置されている。
【0058】
図12及び図13に示すように、トグルブレース36の2本の第1アーム部材38の一端は、トラスユニット22の連結部に連結ピン40を介して回転可能に取付けられ、挟角が2θとなっている。また、連結ピン40と対角線上にある連結ピン42には、第2アーム部材44の一端が回転可能に取付けられ、挟角が2θとなっている。
【0059】
また、第1アーム部材38と第2アーム部材44の他端部は、連結シャフト46でそれぞれ回動可能に連結され、トラスユニット22の両面に菱形のトグルを構成している。さらに、連結シャフト46の間には、ダンパー48のシリンダー48Aとロッド48Bが回転可能に連結されている。
【0060】
図13(B)に示すように、トグルブレース36の特徴として、連結シャフト46が互いに接近すると、連結ピン40における2つの第1アーム部材38がなす角度と連結ピン42における2つの第2アーム部材44がなす角度が小さくなり、また、連結シャフト46が互いに離間すると、連結ピン40における2つの第1アーム部材38がなす角度と連結ピン42における2つの第2アーム部材44がなす角度が大きくなる。
【0061】
なお、図11には、トグルブレース36が3箇所にしか図示されていないが、全てのトラスユニット22に配置されている。
【0062】
次に、トラスアーチ34に地震等による外力が作用したとき、本形態に係るトグルブレース36がどのように機能するかを説明する。
【0063】
地震等によって、図13(A)に示すトラスアーチ34のトラスユニット22が右方向へ水平変形すると、図13(B)に示すように(実際の挙動を強調して描いている)、右側の束材16は右へ傾き、トラスユニット22に設けられた連結ピン40と対角線上にある連結ピン42が相対変位して間隔が狭くなる(図面上手前のトグルブレースの説明である)。
【0064】
これにより、連結ピン40を中心として第1アーム部材38が回動して第1アーム部材38同士がなす角度が大きくなる。また、連結ピン42を中心として第2アーム部材44が回動して第2アーム部材44同士がなす角度が大きくなるこのため、第1アーム部材38と第2アーム部材44とを連結する連結シャフト46同士の間隔が広くなる。
【0065】
この連結シャフト46の変位量は、菱形のトグル機構の幾何学的特性により連結ピン40と連結ピン42の相対変位量より増幅されている。このため、連結ピン46に連結されたダンパー48のロッド48Bが伸長し、効率良く熱に変換されて吸収され、トラスユニット22の変位が制限されることで、トラスアーチ34の振動が減衰される。
【0066】
なお、効率良くとは、連結ピン40と連結ピン44の相対変位量が小さくても、連結シャフト46が大きく変位しダンパー48の変位量が大きくなるため、振動エネルギーの吸収効率が良いということである。
【0067】
また、トラスユニット22の裏面側に設けられたトグルブレース36においては、第1アーム部材38と第2アーム部材44とを連結する連結シャフト46同士の間隔が狭くなり、ダンパー48のロッド48Bが伸縮してトラスアーチ34の振動を減衰する。
【0068】
このように、第5形態では、斜材に替えてトグルブレースとすることで、大きな減衰効果を発揮させることができる。つまり、図13に示すアームの取付角度をθとしたとき、幾何学的なトグル変形拡大倍率α=1/tanθとなり、等価減衰係数の倍率αcは、αc=α2=(1/tanθ)2 となる。
【0069】
例えば、θ=17.5°、ダンパーの減衰係数C=0.02t/kine(市販品のダンパーの性能)としたとき、等価減衰係数CeqはC×αc=0.02×(1/tan17.5)2 =0.20t/kineと、10倍になる。
【0070】
また、トグルブレース36では、第1アーム部材38と第2アーム部材44の軸剛性と座屈に対する安全性を分離して考えることができる。すなわち、トグルブレース36の場合、図14に示すように、コイルばね50を自由状態で連結シャフト46の間に架け渡し、第1アーム部材38と第2アーム部材44との姿勢(菱形形状)を保持するように配置すると、斜材の軸剛性に相当する剛性は、コイルばね50の剛性とアームの取付角度θによって決めることができる。
【0071】
このため、斜材18と第1アーム部材38と第2アーム部材44に同一の部材を使用した場合、座屈長さは約半分、部材数が2倍となるので、トグルブレース36は斜材18の約8倍の座屈強度を発揮することができる。
【0072】
なお、本形態では、束材16を使用したが、束材が必ずしも必要でなく、上弦材12,下弦材14,及びトグルブレース36だけでトラスアーチを構成し、束材を有するトラスアーチと組み合わせてドーム屋根を設計することもできる。
【0073】
また、図15及び図16に示すように、第1アーム部材220と第2アーム部材222で平行四辺形状のトグルブレース228を構成してもよい。トグルブレース228の連結ピン230は、ばね材224で連結されており、トグルブレース228は所定のばね剛性を備える。さらに、連結ピン40とピン230には、ダンパー226のシリンダー226Aとロッド226Bが回転可能に連結されている。
【0074】
この構成では、図13に示すように、1つのトラスユニットの表裏に2つのトグルブレースを形成するのではなく、2つのトラスユニットに亘ってトグルブレースを構成することで、バランスを保っている。
【0075】
すなわち、図14に示すように、例えば、矢印方向の力が作用すると、左側のトグルブレース228は閉じようとし、右側のトグルブレース228は開こうとして、左右のバランスを保つ。
【0076】
また、図17に示すように、ピン18に直接支承されるトラスユニットにトグル機構を設けてもよい。すなわち、上弦材に相当するトグル部材240と下弦材に相当するトグル部材242の連結部をピン18で支承する構成である。
【0077】
このトグル材240,242のピン244,246は、ダンパー248及びコイルばね250で連結されており、主にコイルばね250のばね剛性で、トグル部材240、242の姿勢(菱形形状)が保持されている。
【0078】
この構成では、図17(B)に示すように、水平方向及び上下方向の振動に対して減衰力を発揮できるため、ピンに支承されるトラスユニットの構成としては好ましいものとなっている。
【0079】
以上説明した第1形態〜第5形態では、全てのトラスユニットに斜材又はトグルブレースを配置してトラスアーチを制振させる場合について示したが、トラスアーチの主要固有モードの節部となる位置に配置してもよい。
【0080】
図18(A)〜(H)は、トラスアーチの1次固有周期モードから8次固有周期モードでどの部位が節部となるかを示した図であり、節部が明瞭に現われている図18(D)で見ると、凹に湾曲した部分と凸に湾曲した部分の中間部分(中立部分)が節部Nとなっている。
【0081】
すなわち、この節部Nにあたるトラスユニット又はこの節部Nを含む周辺の複数のトラスユニットに斜材又はトグルブレースを配置することで、最小の建設コストで、トラス屋根に必要な自己振動低減機能を持たせることができる。
【0082】
次に、図19に示す、一般建築モデル(Basic)、従来の制振モデル(Basic+C:0.02)、本発明の斜材にダンパーを取付けたモデル(LS−Brace+C:0.02)、トグルブレースにダンパーを取付けたモデル(LS−Brace+C:0.2)、及びモードの節部にトグルブレースにダンパーを取付けたモデル(LS−Brace+C:0.2N)を比較した解析モデルをを説明する。
【0083】
ここで、トラスアーチのスパンを50m、ライズを0.3、トラスユニットの長さを3.6m,梁成を1.8m、常時荷重を70kgf/m2とし、斜材の取付角度θ=35°、トグルブレースのアームの取付角度θ=17.5°、ダンパー取付長d=126.9cm、ダンパーの減衰係数C=0.02とした。
【0084】
また、図20に示すように、入力位置Iへ水平方向へ1ガル、又は上下方向へ1ガルの外乱入力により、節点1、2、3において直接周波数応答解析を行った。
【0085】
この結果、Basic(β=0.35、ダンパーなし)では、図21に示す水平動の地震では、それぞれの節点1、2、3で水平方向及び上下方向とも応答倍率が大きく、また、図22に示す上下動の地震では、それぞれの節点1、2、3で水平方向及び上下方向とも応答倍率が大きい。
【0086】
Basic+C:0.02(β=0.35、等価減衰係数が0.02のダンパーあり)では、図23に示す水平動の地震では、それぞれの節点1、2、3で水平方向及び上下方向とも応答倍率が大きく、また、図24に示す上下動の地震では、それぞれの節点1、2、3で水平方向及び上下方向とも応答倍率が大きく、振動が減衰されているとは言い難い。すなわち、一般建築にダンパー等の減衰部材を設けても効果が小さいことが分かる。
【0087】
LS−Brace+C:0.02(β=0.007、等価減衰係数が0.02のダンパーあり)では、図25に示す水平動の地震では、それぞれの節点1、2、3で水平方向及び上下方向とも応答倍率が小さく、また、図26に示す上下動の地震では、それぞれの節点1、2、3で水平方向及び上下方向とも応答倍率が小さくなっており、振動が減衰されている。
【0088】
さらに、LS−Brace+C:0.2(β=0.007、トグル機構で等価減衰係数0.2となる)では、図27に示す水平動の地震では、それぞれの節点1、2、3で水平方向及び上下方向とも応答倍率が非常に小さく、また、図28に示す上下動の地震では、それぞれの節点1、2、3で水平方向及び上下方向とも応答倍率が非常に小さくなっており、振動が大きく減衰されている。
【0089】
また、LS−Brace+C:0.2N(β=0.007、トグル機構で等価減衰係数0.2となる)では、図29に示す水平動の地震では、それぞれの節点1、2、3で水平方向及び上下方向とも応答倍率が非常に小さく、また、図30に示す上下動の地震では、それぞれの節点1、2、3において、周波数10Hzの部分で水平方向及び上下方向とも応答倍率が部分的に高くなっているが、Basic+C:0.02と比較すると、遙かに振動が大きく減衰されている。
【0090】
ところで、上述したトラスアーチのモデルで節部を特定する場合と、ドーム屋根のような立体モードで特定され節部とでは発生する部位が異なる。これは、代表的な固有モードの特定が困難であり、また、節部がある範囲に跨って発生するからである。
【0091】
そこで、本発明では、円形のドーム屋根250の1次固有周期モードから4次固有周期モードでどの部位が節部となるかを、図31に示すように解析して節部の範囲を求めている。
【0092】
2次固有周期モードのように、対称モードであれば、節部の箇所は頂点を中心点とした同心円上に存在するが、3次固有周期モードのように、逆対称モードの節部は、頂点を含む軸回りに閉じた領域として所定の間隔で出現する。
【0093】
そこで、同心円上に沿って、モード1に対応する箇所に斜材及びダンパー、トグルブレス及びダンパーから構成される制振装置252を、モード2,3,4に対応する箇所に制振装置254を、全モードに対応する箇所に制振装置256を配置することで、最小の建設コストで必要な振動低減機能を持たせることができる。
【0094】
また、節部に制振装置を配置することで、対称モード及び逆対称モードにおいても、概ね複数モードで節部がラップするので、高次モードに至るまで制振効果を発揮することができる。
【0095】
なお、本実施例では、円形のドーム屋根を例にとって説明しているが、楕円形のドーム屋根でも同じことが言える。
【0096】
【発明の効果】
以上のように、本発明は上記構成としたので、風や地震等の外乱によって生じる振動を自己低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1形態に係る空間構造物の正面図である。
【図2】第1形態に係る空間構造物のトラスユニットの一部平面図である。
【図3】第1形態に係る空間構造物のトラスユニットの正面図である。
【図4】トラスユニットの斜材のβと空間構造物の固有周期の推移との関係を示すグラフである。
【図5】トラスユニットの斜材のβと空間構造物の固有周期の推移との関係を示すグラフである。
【図6】トラスユニットの斜材のβと空間構造物の固有周期の推移との関係を示すグラフである。
【図7】第2形態に係る空間構造物の正面図である。
【図8】第2形態に係る空間構造物の正面図である。
【図9】第3形態に係る空間構造物のトラスユニットの正面図である。
【図10】第4形態に係る空間構造物の正面図である。
【図11】第5形態に係る空間構造物の正面図である。
【図12】第5形態に係る空間構造物のトラスユニットの一部平面図である。
【図13】第5態に係る空間構造物のトラスユニットの正面図である。
【図14】第5態に係る空間構造物のトラスユニットのダンパーにコイルばねを取付けた状態を示す正面図である。
【図15】トグルブレースの中にコイルばねを設けたトラスユニットの正面図である。
【図16】トグルブレースの中にコイルばねを設けたトラスユニットの正面図である。
【図17】第5形態に係る空間構造物が支承される部分のトラスユニットの変形例である。
【図18】空間構造物の固有モードと節部の関係を示す説明図である。
【図19】空間構造物の解析モデルの条件を示した表である。
【図20】解析モデルにおける外乱の入力位置とデータの出力位置を示した説明図である。
【図21】一般建築モデルに水平動の地震を入力したときの応答倍率と振動周波数の関係を示したグラフである。
【図22】一般建築モデルに上下動の地震を入力したときの応答倍率と振動周波数の関係を示したグラフである。
【図23】従来の制振モデルに水平動の地震を入力したときの応答倍率と振動周波数の関係を示したグラフである。
【図24】従来の制振モデルに上下動の地震を入力したときの応答倍率と振動周波数の関係を示したグラフである。
【図25】斜材にダンパーを取付けたモデルに水平動の地震を入力したときの応答倍率と振動周波数の関係を示したグラフである。
【図26】斜材にダンパーを取付けたモデルに上下動の地震を入力したときの応答倍率と振動周波数の関係を示したグラフである。
【図27】トグルブレースにダンパーを取付けたモデルに水平動の地震を入力したときの応答倍率と振動周波数の関係を示したグラフである。
【図28】トグルブレースにダンパーを取付けたモデルに上下動の地震を入力したときの応答倍率と振動周波数の関係を示したグラフである。
【図29】節部にトグルブレースにダンパーを取付けたモデルにダンパーを取付けたモデルに水平動の地震を入力したときの応答倍率と振動周波数の関係を示したグラフである。
【図30】節部にトグルブレースにダンパーを取付けたモデルに上下動の地震を入力したときの応答倍率と振動周波数の関係を示したグラフである。
【図31】ドーム屋根の固有モードと節部の関係を示す説明図である。
【図32】ドーム屋根に取付けた制振装置の位置を示す説明図である。
【図33】従来の平行弦トラスアーチを示す正面図である。
【図34】従来の平行弦トラスアーチに制振装置を取付けた状態を示す正面図である。
【図35】従来のドーム屋根の平面図である。
【図36】従来のドーム屋根に制振装置が取付けられた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
12 上弦材
14 下弦材
16 束材
22 トラスユニット(枠体)
26 斜材
28 ダンパー(減衰装置)
36 トグルブレース
48 ダンパー(減衰装置)
N 節部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a space structure that spans a space and a dome roof.
[0002]
[Prior art]
In the arch-
[0003]
That is, in the
[0004]
On the other hand, in such a roof truss, as a technique for suppressing vibration due to disturbance such as wind and earthquake, as shown in FIG. 34, a damper that absorbs vibration energy between the
[0005]
However, in this method, the internal space surrounded by the
[0006]
Moreover, as shown in FIG.35 and FIG.36, there also exists what attached the
[0007]
Further, as described at the beginning, in the case of a normal design method, in
[0008]
[Patent Document 1]
JP 11-270623 A
[Patent Document 2]
JP-A-8-105854 (FIGS. 9 and 10)
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
This invention considers the fact concerned, and makes it a subject to provide the space structure and roof dome which self-reduces the vibration which arises by disturbances, such as a wind and an earthquake.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
According to the first aspect of the present invention, the upper chord member spanned in the space and supported at both ends thereof, the upper chord member and the upper chord member are arranged at a predetermined interval, and are spanned in the space and supported at both ends. To the connecting part provided in the lower chord material and the upper chord material and the lower chord material To be rotatable With diagonal materials joined together, A bundle member that is rotatably connected between the upper chord member and the lower chord member and exhibits an axial force; Where Kc is the average axial stiffness of the upper chord member and the lower chord member and Kb is the axial stiffness of the diagonal member, and Kb / Kc = β is set to a size that allows deformation and rotation of the connecting portion. It is characterized in that the materials are divided and connected by a damping device.
[0011]
In the first aspect of the invention, the upper chord material and the lower chord material, which are spanned in the space and supported at both ends, and the diagonal material to the connecting portion (rotation angle deformation portion) provided on the upper chord material and the lower chord material. It is connected so that it can rotate, and a bundle that exerts an axial force between the upper chord material and the lower chord material is also connected rotatably. In this way, a spatial structure is constructed.
[0012]
The axial stiffness of the diagonal member is set such that Kb / Kc = β allows deformation and rotation of the connecting portion when the average axial stiffness of the upper chord member and the lower chord member is Kc and the axial stiffness of the diagonal member is Kb. Has been.
[0013]
In this way, by setting the value of β to a size that allows deformation and rotation of the connecting portion, the natural period of the spatial structure is large and the long period side is increased regardless of the size of the beam formation and the rise of the spatial structure. Transition. That is, by allowing the deformation of the diagonal material and utilizing the deformation of the diagonal material, the damping device connecting the divided diagonal materials functions effectively, and a large vibration reduction effect can be obtained.
[0014]
The invention according to
[0015]
In the invention described in
[0016]
The invention described in
[0017]
The value of the natural period of the spatial structure is different depending on the span and loading load. However, if β is set to 0.1 or less and the primary natural period is set to 1.0 s or more, an earthquake or the like The seismic isolation effect can be demonstrated against disturbance (very short period).
[0018]
According to a fourth aspect of the present invention, a bundle member for connecting the upper chord member and the lower chord member is provided, and the diagonal member is provided at a connecting portion of a frame body constituted by the upper chord member, the lower chord member, and the bundle member. It is characterized by being connected.
[0019]
The invention according to
[0020]
In the invention according to
[0021]
According to the sixth aspect of the present invention, the upper chord member spanned in the space and supported at both ends thereof, the upper chord member and the upper chord member are arranged at a predetermined interval, and are spanned in the space and supported at both ends. One end of two first arms is rotatably connected to the lower chord material and the first connecting portion provided on the upper chord material, and the two second arms are connected to the second connecting portion provided on the lower chord material. A toggle brace that rotatably connects one end to the other end of the first arm and the other end of the second arm, and the other end of the first arm and the second arm. And an attenuator mounted between the other end portions.
[0022]
In the invention according to
[0023]
And the other end part of the 1st arm and the other end part of the 2nd arm are connected so that rotation is possible, and the amount of displacement of the 1st connecting part and the 2nd connecting part is changed to the other end part of the 1st arm and the 2nd. A toggle brace that changes to the rotational movement amount of the other end of the arm is formed.
[0024]
By configuring the toggle brace, the displacement amount of the first connecting portion and the second connecting portion is geometrically expanded at the other end portion of the first arm and the other end portion of the second arm. Therefore, a large damping effect can be exhibited by attaching an attenuation device between the other end portion of the first arm and the connecting portion of the other end portion of the second arm.
[0025]
The invention described in claim 7 is characterized in that a spring material is disposed between the other end of the first arm and the other end of the second arm in parallel with the damping device.
[0026]
In the invention according to claim 7, a stable structure can be obtained by interposing a spring material having a predetermined damping coefficient.
[0027]
In the case of a toggle brace, the rigidity corresponding to the axial rigidity of the diagonal member can be determined by the rigidity of the spring member and the mounting angle of the arm. For this reason, if the same member is used for the diagonal member and the arm of
[0028]
The invention described in
[0029]
The invention according to claim 9 is a concentric circle or concentric ellipse centering on the apex of the dome roof by combining a plurality of spatial structures according to any one of
[0030]
In the invention described in claim 9, the dome roof is configured by combining a plurality of space structures. And it arrange | positions so that an attenuation | damping apparatus may be located along the concentric circle centering on the vertex of a dome roof or a concentric ellipse.
[0031]
In a three-dimensional mode such as a dome roof, it is difficult to specify an eigenmode. However, it was found by analysis that a portion having a large deformation around the axis including the vertex, that is, on a concentric circle or a concentric ellipse is probabilistically large.
[0032]
Therefore, instead of providing a damping mechanism for the entire dome roof, a damping device that absorbs vibration is arranged along a concentric circle or a concentric ellipse, so that the necessary vibration reduction function can be provided at the minimum construction cost. Can do.
[0033]
The invention described in
[0034]
In the tenth aspect of the present invention, the attenuation device is arranged at a position that is concentric or concentric and is a node of the main eigenmode of the dome roof.
[0035]
Here, the main natural mode refers to the primary natural period, the secondary natural period, and the tertiary natural period of the dome roof. For example, in the case of the primary natural period, the top of the dome roof is a node. Therefore, a damping mechanism may be disposed here.
[0036]
Thus, by arranging the damping mechanism at the node, the node wraps generally in a plurality of modes even in the symmetric mode and the anti-symmetric mode, so that the vibration damping effect can be exhibited until reaching the higher order mode. .
[0037]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
As shown in FIG. 1, the parallel
[0038]
As shown in FIGS. 2 and 3, a steel
[0039]
A central portion of the
[0040]
Further, the diagonal member is not a steel bar, but may be a cable in which pretension is introduced by a turnbuckle or the like. Thereby, there is no worry about the buckling of the diagonal material, and the force in the compression direction can be transmitted to the
[0041]
Here, the axial stiffness of the
[0042]
As a result, the natural period of the
[0043]
In order to prove the above, FIGS. 4 to 6 show the transition tendency of the natural period.
[0044]
As shown in FIG. 4, at the rise r = h / l = 0 of the truss arch 10 (r = (difference between the height of the zenith and the height of the support / span length)), β ≦ As shown in FIG. 5, when the rise r = 0.3 of the
[0045]
Thus, it can be seen that when β ≦ 0.1 than when β ≦ 0.2, when the
[0046]
As described above, the axial rigidity ratio β of the diagonal material and the chord material is set to β ≦ 0.2, preferably β ≦ 0.1, and the vibration generated by disturbance such as wind or earthquake is provided by providing a damping mechanism here. Self-reduction.
[0047]
In FIG. 4B, FIG. 5B, and FIG. 6B, ◯ is the reverse symmetric primary mode, Δ is the reverse symmetric secondary mode, □ is the reverse symmetric tertiary mode, and ◇ is the reverse symmetric 4 The next mode, ● indicates the inverse symmetric fifth-order mode. 4 (C), FIG. 5 (C), and FIG. 6 (C), ◯ is a symmetric primary mode, Δ is a symmetric secondary mode, □ is a symmetric tertiary mode, ◇ is a symmetric quaternary mode, Indicates a symmetric fifth-order mode.
[0048]
Next, a truss arch as a spatial structure according to the second embodiment will be described.
[0049]
As shown in FIG. 7, in the
[0050]
Next, a truss arch as a spatial structure according to the third embodiment will be described.
[0051]
As shown in FIG. 8, the
[0052]
In the case of this
[0053]
Next, a truss arch as a spatial structure according to the fourth embodiment will be described.
[0054]
As shown in FIG. 9, in the
[0055]
Also, as shown in FIG. 10, the
[0056]
Next, a truss arch as a spatial structure according to the fifth embodiment will be described.
[0057]
As shown in FIG. 11, the basic structure of the
[0058]
As shown in FIGS. 12 and 13, one end of the two
[0059]
Further, the other end portions of the
[0060]
As shown in FIG. 13B, the
[0061]
In FIG. 11, the
[0062]
Next, how the
[0063]
When the
[0064]
Thereby, the
[0065]
The displacement amount of the connecting
[0066]
“Efficient” means that even if the relative displacement amount of the connecting
[0067]
Further, in the
[0068]
Thus, in the fifth embodiment, a large damping effect can be exhibited by using toggle braces instead of diagonal materials. That is, when the arm mounting angle shown in FIG. 13 is θ, the geometric toggle deformation magnification α = 1 / tan θ, and the magnification αc of the equivalent attenuation coefficient is αc = α. 2 = (1 / tanθ) 2 It becomes.
[0069]
For example, when θ = 17.5 ° and damper damping coefficient C = 0.02 t / kine (commercial damper performance), the equivalent damping coefficient Ceq is C × αc = 0.02 × (1 / tan17. 5) 2 = 0.20 t / kine, which is 10 times larger.
[0070]
In the
[0071]
For this reason, when the same member is used for the
[0072]
In this embodiment, the
[0073]
As shown in FIGS. 15 and 16, the
[0074]
In this configuration, as shown in FIG. 13, the balance is maintained by forming the toggle braces across the two truss units, rather than forming two toggle braces on the front and back of one truss unit.
[0075]
That is, as shown in FIG. 14, for example, when a force in the direction of the arrow is applied, the
[0076]
In addition, as shown in FIG. 17, a toggle mechanism may be provided in the truss unit that is directly supported by the
[0077]
The
[0078]
In this configuration, as shown in FIG. 17B, a damping force can be exerted against vibrations in the horizontal direction and the vertical direction, so that the configuration of the truss unit supported by the pin is preferable.
[0079]
In the first to fifth embodiments described above, the case where the diagonal members or toggle braces are arranged in all the truss units to suppress the truss arch is shown. However, the truss arch is arranged at the position corresponding to the node of the main eigenmode of the truss arch. May be.
[0080]
18 (A) to 18 (H) are diagrams showing which part becomes a node portion from the first natural period mode to the eighth natural period mode of the truss arch. FIG. 18 shows the nodes clearly appearing. When viewed in (D), an intermediate portion (neutral portion) between the concavely curved portion and the convexly curved portion is a node portion N.
[0081]
That is, by arranging diagonal members or toggle braces on the truss unit corresponding to the node N or a plurality of peripheral truss units including the node N, the truss roof has a self-vibration reducing function necessary for the minimum construction cost. be able to.
[0082]
Next, as shown in FIG. 19, a general building model (Basic), a conventional vibration suppression model (Basic + C: 0.02), a model in which a damper is attached to the diagonal member of the present invention (LS-Blace + C: 0.02), toggle An analysis model comparing a model in which a damper is attached to a brace (LS-Blace + C: 0.2) and a model in which a damper is attached to a toggle brace at a node of a mode (LS-Brace + C: 0.2N) will be described.
[0083]
Here, the span of the truss arch is 50 m, the rise is 0.3, the length of the truss unit is 3.6 m, the beam is 1.8 m, and the constant load is 70 kgf / m. 2 The mounting angle θ of the diagonal member is 35 °, the mounting angle θ of the toggle brace arm is 17.5 °, the damper mounting length d is 126.9 cm, and the damper damping coefficient C is 0.02.
[0084]
Further, as shown in FIG. 20, the frequency response analysis was directly performed at the
[0085]
As a result, in Basic (β = 0.35, no damper), in the horizontal motion earthquake shown in FIG. 21, the response magnification is large in the horizontal and vertical directions at the
[0086]
In Basic + C: 0.02 (with a damper with β = 0.35, equivalent damping coefficient of 0.02), in the horizontal motion earthquake shown in FIG. The response magnification is large, and in the vertical motion earthquake shown in FIG. 24, it is difficult to say that the vibration is damped because the response magnification is large in the horizontal and vertical directions at the
[0087]
When LS-Brace + C: 0.02 (β = 0.007, with damper with equivalent damping coefficient of 0.02), the horizontal motion shown in FIG. The response magnification is small in both directions, and in the vertical motion earthquake shown in FIG. 26, the response magnification is small in both the horizontal and vertical directions at the
[0088]
Furthermore, at LS-Brace + C: 0.2 (β = 0.007, the equivalent damping coefficient is 0.2 by the toggle mechanism), the horizontal motion earthquake shown in FIG. The response magnification is very small both in the vertical direction and in the vertical direction, and in the vertical motion earthquake shown in FIG. 28, the response magnification is very small in the horizontal direction and the vertical direction at each of the
[0089]
In addition, at LS-Brace + C: 0.2N (β = 0.007, the equivalent damping coefficient is 0.2 by the toggle mechanism), the horizontal motion earthquake shown in FIG. The response magnification is very small both in the vertical direction and in the vertical direction. In the vertical motion earthquake shown in FIG. 30, the response magnification is partially in the horizontal direction and the vertical direction at the frequency of 10 Hz at each of the
[0090]
By the way, the site | part which generate | occur | produces with the case where a node part is specified with the model of the above-mentioned truss arch and the node part specified by solid mode like a dome roof differs. This is because it is difficult to specify a typical eigenmode, and the node portion extends over a certain range.
[0091]
Therefore, in the present invention, as shown in FIG. 31, the range of the nodal portion is obtained by analyzing which part of the
[0092]
In the case of a symmetric mode, as in the second-order natural period mode, the location of the node is on a concentric circle with the vertex at the center point, but like in the third-order natural period mode, the node in the anti-symmetric mode is Appears at predetermined intervals as a closed region around the axis including the vertex.
[0093]
Therefore, along the concentric circle, a
[0094]
Further, by arranging the vibration damping device at the node portion, the node portion wraps generally in a plurality of modes even in the symmetric mode and the anti-symmetric mode, so that the vibration damping effect can be exhibited up to the higher order mode.
[0095]
In this embodiment, a circular dome roof is described as an example, but the same applies to an elliptical dome roof.
[0096]
【The invention's effect】
As described above, since the present invention is configured as described above, vibrations caused by disturbances such as wind and earthquake can be reduced by themselves.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a space structure according to a first embodiment.
FIG. 2 is a partial plan view of the truss unit of the space structure according to the first embodiment.
FIG. 3 is a front view of the truss unit of the space structure according to the first embodiment.
FIG. 4 is a graph showing a relationship between β of the diagonal member of the truss unit and the transition of the natural period of the spatial structure.
FIG. 5 is a graph showing the relationship between β of the diagonal member of the truss unit and the transition of the natural period of the spatial structure.
FIG. 6 is a graph showing a relationship between β of the diagonal member of the truss unit and the transition of the natural period of the spatial structure.
FIG. 7 is a front view of the space structure according to the second embodiment.
FIG. 8 is a front view of a space structure according to a second embodiment.
FIG. 9 is a front view of a truss unit for a space structure according to a third embodiment.
FIG. 10 is a front view of a space structure according to a fourth embodiment.
FIG. 11 is a front view of a space structure according to a fifth embodiment.
FIG. 12 is a partial plan view of the truss unit of the space structure according to the fifth embodiment.
FIG. 13 is a front view of the truss unit of the space structure according to the fifth aspect.
FIG. 14 is a front view showing a state in which a coil spring is attached to a damper of a truss unit of a spatial structure according to a fifth state.
FIG. 15 is a front view of a truss unit in which a coil spring is provided in a toggle brace.
FIG. 16 is a front view of a truss unit in which a coil spring is provided in a toggle brace.
FIG. 17 is a modification of the truss unit at the portion where the space structure according to the fifth embodiment is supported.
FIG. 18 is an explanatory diagram showing the relationship between the eigenmodes of the spatial structure and the nodes.
FIG. 19 is a table showing conditions for an analysis model of a spatial structure.
FIG. 20 is an explanatory diagram showing a disturbance input position and a data output position in an analysis model;
FIG. 21 is a graph showing the relationship between response magnification and vibration frequency when a horizontal motion earthquake is input to a general building model.
FIG. 22 is a graph showing the relationship between response magnification and vibration frequency when a vertical motion earthquake is input to a general building model.
FIG. 23 is a graph showing the relationship between response magnification and vibration frequency when a horizontal motion earthquake is input to a conventional vibration suppression model.
FIG. 24 is a graph showing the relationship between response magnification and vibration frequency when a vertical motion earthquake is input to a conventional vibration suppression model.
FIG. 25 is a graph showing the relationship between response magnification and vibration frequency when a horizontal motion earthquake is input to a model in which a damper is attached to a diagonal member.
FIG. 26 is a graph showing a relationship between response magnification and vibration frequency when a vertical motion earthquake is input to a model in which a damper is attached to a diagonal member.
FIG. 27 is a graph showing a relationship between response magnification and vibration frequency when a horizontal motion earthquake is input to a model in which a damper is attached to a toggle brace.
FIG. 28 is a graph showing the relationship between response magnification and vibration frequency when a vertical motion earthquake is input to a model in which a damper is attached to a toggle brace.
FIG. 29 is a graph showing a relationship between a response magnification and a vibration frequency when a horizontal motion earthquake is input to a model in which a damper is attached to a toggle brace at a node portion.
FIG. 30 is a graph showing a relationship between response magnification and vibration frequency when a vertical motion earthquake is input to a model in which a damper is attached to a toggle brace at a node.
FIG. 31 is an explanatory diagram showing a relationship between a natural mode of a dome roof and a node portion.
FIG. 32 is an explanatory diagram showing the position of the vibration damping device attached to the dome roof.
FIG. 33 is a front view showing a conventional parallel string truss arch.
FIG. 34 is a front view showing a state in which a vibration damping device is attached to a conventional parallel string truss arch.
FIG. 35 is a plan view of a conventional dome roof.
FIG. 36 is a perspective view showing a state in which a vibration damping device is attached to a conventional dome roof.
[Explanation of symbols]
12 Upper chord material
14 Lower chord material
16 Bundles
22 truss unit (frame)
26 diagonal
28 Damper (Attenuator)
36 Toggle braces
48 Damper (Attenuator)
N section
Claims (10)
前記上弦材と所定の間隔を開けて配置されると共に、空間に架け渡され両端部が支承される下弦材と、
前記上弦材と前記下弦材に設けられた連結部へ回転可能に連結される斜材と、
前記上弦材と前記下弦材の間へ回転可能に連結され軸力を発揮する束材と、
を備え、
前記上弦材と前記下弦材の平均の軸剛性をKc、斜材の軸剛性をKbとしたとき、Kb/Kc=βが前記連結部の変形回転を許容する大きさとされ、斜材を分割して減衰装置で連結したことを特徴とする空間構造物。Upper chord material spanned in space and supported at both ends,
A lower chord material that is arranged at a predetermined interval from the upper chord material, spans the space and is supported at both ends,
An oblique member rotatably connected to a connecting portion provided on the upper chord member and the lower chord member,
A bundle member that is rotatably connected between the upper chord member and the lower chord member and exerts an axial force ;
With
When the average axial stiffness of the upper chord material and the lower chord material is Kc and the axial stiffness of the diagonal material is Kb, Kb / Kc = β is set to a size that allows deformation and rotation of the connecting portion, and the diagonal material is divided. Spatial structure characterized by being connected by a damping device.
前記上弦材と所定の間隔を開けて配置されると共に、空間に架け渡され両端部が支承される下弦材と、
前記上弦材に設けた第1連結部に2本の第1アームの一端部をそれぞれ回転可能に連結し、前記下弦材に設けた第2連結部に2本の第2アームの一端部をそれぞれ回転可能に連結すると共に、前記第1アームの他端部と前記第2アームの他端部を回転可能に連結したトグルブレースと、
前記第1アームの他端部と第2アームの他端部の間に取付けられた減衰装置と、を有することを特徴とする空間構造物。Upper chord material spanned in space and supported at both ends,
A lower chord material that is arranged at a predetermined interval from the upper chord material, spans the space and is supported at both ends,
One end portions of two first arms are rotatably connected to a first connecting portion provided on the upper chord material, and one end portions of two second arms are respectively connected to a second connecting portion provided on the lower chord material. A toggle brace that is rotatably connected and that rotatably connects the other end of the first arm and the other end of the second arm;
A spatial structure comprising: an attenuation device attached between the other end of the first arm and the other end of the second arm.
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