JP3958219B2 - 撮像装置及び輪郭補正方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像装置及び輪郭補正方法に係り、特に、感度の異なる画像信号を出力することができる撮像素子を備えた撮像装置と、当該撮像装置における輪郭補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、CCD(Charge Coupled Device、電荷結合素子)、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージ・センサ等の撮像素子の高解像度化に伴い、デジタルカメラの需要が急増している。
【0003】
ところで、現在広く普及しているデジタルカメラ等の撮像装置における撮像素子のダイナミックレンジは、写真フィルムに比べると一般的に狭い。このため、高輝度の被写体を撮影する場合には、受光量がダイナミックレンジを超え、撮像素子の出力信号が飽和してしまい、被写体の情報が欠落してしまう場合があった。
【0004】
このような問題を解決するため、従来、撮影により得られた高感度の画像信号と低感度の画像信号とを合成することにより、ダイナミックレンジの拡大を図る技術がある(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
この技術では、マスクを用いて、1つの画像中で部分毎に高感度の画像を低感度の画像に置き換えて合成画像を生成している。
【0006】
しかしながら、この技術では、画像の各画素について着目すると、高感度の画像信号と低感度の画像信号の何れか一方のみを用いているので、必ずしもダイナミックレンジを有効に拡大できるとは限らない、という問題点があった。
【0007】
そこで、この問題点を解決するために、画像の各画素毎に高感度の画像信号と低感度の画像信号とを合成して用いる技術が考えられる。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−307963号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この技術では、低感度の画像信号はS/N比(信号対雑音比、Signal to Noise Ratio)が悪いため、合成する低感度の画像信号の高感度の画像信号に対する割合が大きくなるほど合成によって得られる合成信号にノイズが発生しやすくなる。
【0010】
このため、上記割合が大きな場合に、上記合成信号により示される被写体像の輪郭部を強調する輪郭補正を行った場合、当該輪郭部のノイズが強調されてしまい、被写体像の画質が低下する、という問題点があった。
【0011】
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、感度の異なる画像信号を合成して用いるときの輪郭補正に起因する画質の低下を防止することのできる撮像装置及び輪郭補正方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の撮像装置は、被写体を第1の感度で撮像して被写体像を示す第1画像信号を出力すると共に、前記被写体を第1の感度より低い第2の感度で撮像して前記被写体像を示す第2画像信号を出力する撮像素子と、前記第1画像信号と前記第2画像信号とを合成して合成信号を生成する合成手段と、輪郭補正の度合いを示す予め設定された補正係数を用いて前記合成信号により示される被写体像に対して輪郭補正処理を行う輪郭補正手段と、前記合成手段により合成される前記第2画像信号の前記第1画像信号に対する割合が大きくなるほど小さな値となるように前記補正係数を設定する設定手段と、を備えている。
【0013】
請求項1に記載の撮像装置によれば、撮像素子により、被写体が第1の感度で撮像されて被写体像を示す第1画像信号が出力されると共に、上記被写体が第1の感度より低い第2の感度で撮像されて上記被写体像を示す第2画像信号が出力され、合成手段により、上記第1画像信号と上記第2画像信号とが合成されて合成信号が生成される。これによって、撮像素子のダイナミックレンジを拡大することができる。
【0014】
なお、上記合成手段により合成される第1画像信号及び第2画像信号は、アナログ信号でもデジタル信号でもよい。また、上記撮像素子には、CCD、CMOSイメージ・センサ等の固体撮像素子を含めることができる。
【0015】
また、本発明では、輪郭補正手段により、輪郭補正の度合いを示す予め設定された補正係数が用いられて上記合成信号により示される被写体像に対して輪郭補正処理が行われる。
【0016】
ここで、本発明では、合成手段により合成される第2画像信号の第1画像信号に対する割合が大きくなるほど小さな値となるように設定手段により上記補正係数が設定される。
【0017】
すなわち、本発明では、合成信号に対して行う輪郭補正処理を、補正の度合いを示す補正係数を用いて行うものとすると共に、この補正係数を、合成される第2画像信号(低感度側の画像信号)の第1画像信号(高感度側の画像信号)に対する割合が大きくなるほど小さな値となるように設定しており、これによって当該割合が大きくなるほど発生しやすくなるノイズの輪郭補正による強調の度合いを的確に抑制できるようにし、この結果として輪郭補正に起因する被写体像の画質の低下を防止することができるようにしている。
【0018】
このように、請求項1に記載の撮像装置によれば、撮像素子によって被写体を第1の感度で撮像して被写体像を示す第1画像信号を出力すると共に、上記被写体を第1の感度より低い第2の感度で撮像して上記被写体像を示す第2画像信号を出力し、合成手段により上記第1画像信号と上記第2画像信号とを合成して合成信号を生成し、輪郭補正手段によって輪郭補正の度合いを示す予め設定された補正係数を用いて上記合成信号により示される被写体像に対して輪郭補正処理を行うに際し、合成手段により合成される上記第2画像信号の上記第1画像信号に対する割合が大きくなるほど小さな値となるように上記補正係数を設定しているので、感度の異なる画像信号を合成して用いるときの輪郭補正に起因する画質の低下を防止することができる。
【0019】
一方、本発明の設定手段は、必ずしも上記割合に応じて連続的に補正係数を設定する必要はなく、請求項2に記載の発明のように、前記割合に応じて前記補正係数を段階的に設定するものとすることもできる。
【0020】
一方、上記目的を達成するために、請求項3記載の輪郭補正方法は、被写体を第1の感度で撮像して被写体像を示す第1画像信号を出力すると共に、前記被写体を第1の感度より低い第2の感度で撮像して前記被写体像を示す第2画像信号を出力する撮像素子と、前記第1画像信号と前記第2画像信号とを合成して合成信号を生成する合成手段と、を備えた撮像装置の輪郭補正方法であって、前記合成手段により合成される前記第2画像信号の前記第1画像信号に対する割合が大きくなるほど小さな値となるように輪郭補正の度合いを示す補正係数を設定し、前記補正係数を用いて前記合成信号により示される被写体像に対して輪郭補正処理を行うものである。
【0021】
従って、請求項3に記載の輪郭補正方法によれば、請求項1記載の発明と同様に作用するので、請求項1記載の発明と同様に、感度の異なる画像信号を合成して用いるときの輪郭補正に起因する画質の低下を防止することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、以下では、本発明をデジタルカメラに適用した場合について説明する。
【0023】
まず、図1を参照して、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の構成を説明する。同図に示されるように、このデジタルカメラ10には、光学レンズ12と、光学レンズ12を通過する光量を調整する絞り14と、光の通過時間を調整するシャッタ16と、光学レンズ12、絞り14及びシャッタ16を通過した被写体像を示す入射光に基づき、被写体を高感度及び低感度のそれぞれの受光素子により撮像して被写体像を示すR(赤)、G(緑)、B(青)3色のカラーアナログ画像信号を出力する撮像素子としてのCCD18と、が設けられている。
【0024】
CCD18には、CCD18により入力された高感度及び低感度の信号に対して所定のアナログ信号処理を施すアナログ信号処理部20と、アナログ信号処理部20から入力された高感度及び低感度のアナログ信号をそれぞれデジタルデータに変換するアナログ/デジタル変換器(以下、「A/D変換器」という。)22と、が順に接続されている。なお、A/D変換器22から出力された高感度のデジタルデータを以下では「高感度データ」といい、低感度のデジタルデータを以下では「低感度データ」という。
【0025】
また、デジタルカメラ10には、光学レンズ12を駆動するための駆動部24と、絞り14を駆動するための駆動部26と、シャッタ16を駆動するための駆動部28と、CCD18に対する撮影時のタイミング制御を行うCCD制御部30と、シャッタスイッチ等の各種操作スイッチにより構成されたカメラ操作部72と、が設けられている。
【0026】
A/D変換器22から出力された高感度データ及び低感度データ(R、G、B信号のデジタルデータ)は、制御回路60(詳細は後述)に入力されると共に、デジタル信号処理回路34に入力される。
【0027】
デジタル信号処理回路34は、YC処理回路36と、YC処理回路37と、合成手段としての合成処理回路40と、Knee処理回路42と、ホワイトバランス(WB)調整処理回路44と、ガンマ処理回路46と、YC処理回路49と、輪郭補正手段としての輪郭補正回路47と、メモリ48と、記録制御部50と、表示制御部52と、を含んで構成されている。
【0028】
YC処理回路36は、A/D変換器22から入力されたR、G、Bの高感度データに対して全ての画素でR、G、B3面のデータが揃うように補間処理した後に、当該3面分のデータを用いて輝度信号Yとクロマ信号Cr、Cbを生成する。同様に、YC処理回路37は、A/D変換器22から入力されたR、G、Bの低感度データに対して全ての画素でR、G、B3面のデータが揃うように補間処理した後に、当該3面分のデータを用いて輝度信号Yとクロマ信号Cr、Cbを生成する。
【0029】
一方、合成処理回路40は、A/D変換器22から入力されたR、G、Bの高感度データ及び低感度データを色毎に後述するように合成して合成データ(本発明の「合成信号」に相当。)として出力する。
【0030】
Knee処理回路42は、入力されたR、G、Bの各合成データにおける高輝度側の入出力特性を、予め設定されたR、G、B毎のKnee特性に応じて変更する。WB調整処理回路44は、入力されたR、G、Bの各合成データの各々にゲインを乗算して増減するための3つの乗算器(図示省略)を含んで構成されており、R、G、Bの各合成データは、各乗算器にそれぞれ入力される。更に、乗算器には、ホワイトバランスを制御するためのゲイン値Rg、Gg、Bgが制御回路60より入力され、乗算器の各々はこれら2入力を乗算する。この乗算によりホワイトバランスが調整されたR’、G’、B’の各合成データはガンマ処理回路46に入力される。
【0031】
ガンマ処理回路46は、ホワイトバランスが調整されたR’、G’、B’の各合成データが所定のガンマ特性となるように入出力特性を変更し、また、10ビットの信号が8ビットの信号となるように変更し、YC処理回路49に出力する。
【0032】
YC処理回路49は、ガンマ処理回路46から入力されたR’、G’、B’の各合成データに対して全ての画素でR、G、B3面のデータが揃うように補間処理した後に、当該3面分のデータを用いて輝度信号Yとクロマ信号Cr、Cbを生成する。
【0033】
輪郭補正回路47は、YC処理回路49から入力された輝度信号Yに対して、YC処理回路36及びYC処理回路37の各々から入力された輝度信号Yに基づいて演算された、輪郭補正の度合いを示すゲイン(本発明の「補正係数」に相当。)を用いて輪郭補正処理を行い、メモリ48に格納する。
【0034】
なお、YC処理回路49において生成されたクロマ信号Cr、Cbもメモリ48に格納される。
【0035】
一方、記録制御部50は、スマートメディアとして構成された記録メディア80をデジタルカメラ10に装着するための役割を有するものであり、合成処理回路40により合成されて各種処理後にメモリ48に記憶された合成データ(輝度信号Y及びクロマ信号Cr、Cb)を当該メモリ48から読み出して記録メディア80に記録する処理を行う。また、表示制御部52は、メモリ48に記憶された合成データを読み出し、当該合成データを用いた液晶ディスプレイ(以下、「LCD」という。)82への画像表示のための処理を行う。
【0036】
上記構成に加え、デジタルカメラ10は、CPU(中央演算処理装置)62と、ROM64と、RAM66と、を備えたマイクロ・コンピュータで構成された制御回路60を備えている。
【0037】
制御回路60は、デジタルカメラ10全体の動作を制御する。また、ROM64には、CPU62で実行される各種処理ルーチンのプログラムが記憶されている。
【0038】
更に、デジタルカメラ10は、被写体までの距離を検出する測距センサ32を備えている。測距センサ32で検出された被写体までの距離を示す信号は、制御回路60に入力される。シャッタスイッチが半押しされると、制御回路60により、測距センサ32で得られた被写体までの距離に基づいてAF(Auto Focus、自動合焦)機能が働いて合焦制御される。
【0039】
ここで、本実施の形態に係るCCD18の構造について説明する。CCD18には、図2に示すようなハニカムCCDを採用することができる。
【0040】
このCCD18の撮像部は、図2に示すように、1画素の1色について1つずつ割り当てられると共に、所定の配列ピッチ(水平配列ピッチ=Ph(μm)、垂直配列ピッチ=Pv(μm))で、かつ隣接する受光素子PD1が垂直方向及び水平方向にずらされて2次元配置された複数の受光素子PD1と、この受光素子PD1の前面に形成された開口部APを迂回するように配置され、かつ受光素子PD1からの信号(電荷)を取り出して垂直方向に転送する垂直転送電極VELと、垂直方向最下に位置する垂直転送電極VELの垂直方向下側に配置され、垂直転送電極VELから転送されてきた信号を外部へ転送する水平転送電極HELと、を備えている。なお、同図に示す例では、開口部APを八角形のハニカム形状に形成している。
【0041】
ここで、水平方向に直線状に並んで配置された複数の垂直転送電極VELにより構成される垂直転送電極群には、各々垂直転送駆動信号V1、V2、・・・、V8の何れか1つを同時に印加することができるように構成されている。なお、同図に示す例では、1段目の垂直転送電極群に対して垂直転送駆動信号V3が、2段目の垂直転送電極群に対して垂直転送駆動信号V4が、3段目の垂直転送電極群に対して垂直転送駆動信号V5が、4段目の垂直転送電極群に対して垂直転送駆動信号V6が、5段目の垂直転送電極群に対して垂直転送駆動信号V7が、6段目の垂直転送電極群に対して垂直転送駆動信号V8が、7段目の垂直転送電極群に対して垂直転送駆動信号V1が、8段目の垂直転送電極群に対して垂直転送駆動信号V2が、各々印加できるように構成されている。
【0042】
一方、各受光素子PD1は隣接する1つの垂直転送電極VELに対し転送ゲートTGを介して電気的に接続されるように構成されている。同図に示す例では、各受光素子PD1が右下に隣接する垂直転送電極VELに転送ゲートTGを介して接続されるように構成されている。
【0043】
なお、同図において‘R’が記入された受光素子PD1の前面に形成された開口部APは赤色の光を透過する色分離フィルタ(カラーフィルタ)で覆われており、‘G’が記入された受光素子PD1の前面に形成された開口部APは緑色の光を透過する色分離フィルタで覆われており、‘B’が記入された受光素子PD1の前面に形成された開口部APは青色の光を透過する色分離フィルタで覆われている。すなわち、‘R’が記入された受光素子PD1は赤色光を、‘G’が記入された受光素子PD1は緑色光を、‘B’が記入された受光素子PD1は青色光を、各々受光し、受光した光量に応じたアナログ信号を各々出力する。
【0044】
CCD18は、更に、上述の受光素子PD1に比較して低感度な受光素子PD2を備えている。受光素子PD2は図2に示される如く、複数の受光素子PD1間に設けられている。この受光素子PD2も受光素子PD1と同様に、その前面に受光素子PD1の開口部より面積が小さい開口部APが形成され、隣接する1つの垂直転送電極VELに対して転送ゲートTGにより電気的に接続されている。また、この受光素子PD2には、その前面に形成された開口部APに、受光素子PD1と同様にR、G、B何れかのカラーフィルタが装着されている。このように、受光素子PD2の受光面積を受光素子PD1の受光面積より小さくしているので、受光素子PD1に比較して低感度なR、G、B信号が得られる。
【0045】
なお、受光素子PD2の転送ゲートTGが接続される電極は、隣接する受光素子PD1の転送ゲートTGが接続される電極とは異なるように設けられている。また、本実施の形態においては、先に受光素子PD1の電荷を読み出してから受光素子PD2の電荷を読み出すようにしている。
【0046】
次に、図3を参照して、本実施の形態に係る輪郭補正回路47の構成について説明する。同図に示すように、輪郭補正回路47は、予め定められた高周波数帯域を通過させるバンド・パス・フィルタ(以下、「BPF」という。)47Aと、乗算器47Bと、加算器47Cと、ゲイン演算回路47Dと、を含んで構成されている。
【0047】
ゲイン演算回路47Dは、YC処理回路36及びYC処理回路37の各々から入力された輝度信号Yに基づいて輪郭補正の度合いを示すゲインを演算する。
【0048】
BPF47Aは、入力端がYC処理回路49の輝度信号Yを出力する出力端に接続されており、YC処理回路49から出力された輝度信号Yから所定高周波帯域の成分を抽出して乗算器47Bに出力する。例えば、YC処理回路49から出力された輝度信号Yが図4(A)に示すような状態である場合、BPF47Aから乗算器47Bに、図4(B)に示すような輝度信号Yのエッジの位置に対応するパルス(以下、「エッジ・パルス」という。)が出力される。すなわち、BPF47Aは、輝度信号Yにより示される被写体像の輪郭を抽出する役割を有している。
【0049】
乗算器47Bでは、BPF47Aから入力されたエッジ・パルスに対してゲイン演算回路47Dにより演算されたゲインを乗算して、一方の入力端がYC処理回路49の輝度信号Yを出力する出力端に接続された加算器47Cの他方の入力端に出力する。
【0050】
従って、加算器47Cでは、YC処理回路49から出力された輝度信号Yに対して、乗算器47Bによって増幅されたエッジ・パルスが加算されて、一例として図4(C)に示すような、被写体像の輪郭が強調された状態の輝度信号Yが生成され、メモリ48に記憶される。
【0051】
すなわち、本実施の形態に係る輪郭補正回路47は、YC処理回路49によって生成された合成データの輝度信号Yに対して行う輪郭補正処理を、補正の度合いを示すゲインを用いて行うものとして構成されている。
【0052】
以下、このような構成のデジタルカメラ10の撮影時における作用を詳細に説明する。
【0053】
まず、光学レンズ12、絞り14、及びシャッタ16を通過した被写体像を示す入射光は、CCD18の感度の異なる受光素子PD1及びPD2の双方により受光され、被写体像を示すアナログ画像信号としてアナログ信号処理部20に出力される。また、ユーザがデジタルカメラ10にて被写体を撮影するためにカメラ操作部72のシャッタスイッチを半押しすると、このとき測距センサ32から入力された信号に基づいて被写体までの距離Tが導出され、駆動部24の制御の下にAF機能が働いて合焦制御される。
【0054】
アナログ信号処理部20は、CCD18から入力された高感度及び低感度の双方のアナログ画像信号に対して所定のアナログ信号処理を施す。これらのアナログ画像信号は、A/D変換器22により各々高感度データ及び低感度データに変換される。A/D変換器22から出力された高感度データ及び低感度データは、デジタル信号処理回路34及び制御回路60に入力される。
【0055】
デジタル信号処理回路34では、高感度データがYC処理回路36に入力されて、当該高感度データに基づいて輝度信号Yとクロマ信号Cr、Cbが前述したように生成され、このうちの輝度信号Yが輪郭補正回路47のゲイン演算回路47Dに出力される。同様に、低感度データがYC処理回路37に入力されて、当該低感度データに基づいて輝度信号Yとクロマ信号Cr、Cbが前述したように生成され、このうちの輝度信号Yが輪郭補正回路47のゲイン演算回路47Dに出力される。
【0056】
ゲイン演算回路47Dでは、YC処理回路36から入力された輝度信号Yの値high[Y]とYC処理回路37から入力された輝度信号Yの値low[Y]とを用いて、画素毎でかつ色毎に次の(1)式によりゲインを算出する。
【0057】
【数1】
Figure 0003958219
【0058】
ここで、ゲイン係数k1は値high[Y]と値low[Y]との合成比に応じて変動するゲインを制御するための係数であり、デジタルカメラ10の製造者又はユーザによって予め設定されるものである。また、ゲインk2は上記合成比に応じて変動するゲインとは独立に輪郭補正の度合いを制御するためのゲインであり、これもデジタルカメラ10の製造者又はユーザによって予め設定されるものである。従って、合成処理回路40による合成処理の影響を輪郭補正に反映させたくない場合には、k1=0とすることによりk2のみ傾き、通常の処理と同様の輪郭補正が実行される。
【0059】
そして、輪郭補正回路47では、算出された当該ゲインが乗算器47Bに入力され、YC処理回路49から出力された輝度信号Yに対して、当該ゲインに応じた度合いの輪郭補正が行われてメモリ48に記憶されることになる。
【0060】
すなわち、輪郭補正回路47では、輪郭補正の度合いを示すゲインを、合成処理回路40により合成される低感度データの高感度データに対する割合が大きくなるほど小さな値となるように設定しており、これによって当該割合が大きくなるほど発生しやすくなるノイズの輪郭補正による強調の度合いを的確に抑制できるようにし、この結果として輪郭補正に起因する被写体像の画質の低下を防止することができるようにしている。
【0061】
一方、合成処理回路40では、A/D変換器22から入力された高感度データ及び低感度データを、真数加算方式を用いて次の(2)式に示すように合成する。
【0062】
【数2】
Figure 0003958219
【0063】
ここで、Sは、高感度信号と低感度信号の比(感度比)を示すものであり、その値は1以上となる。thは、画像形成において合成データdataの合成開始レベルを示す閾値である。また、highは、高感度データの値であり、whは、高感度データの重みを示す値である。lowは、低感度データの値であり、wlは、低感度データの重みを示す値である。なお、上記(2)式を簡略化するために、本実施の形態では、重みwhと重みwlの合計値を1とするものとされている。
【0064】
なお、上記閾値thは、高感度データにより示される階調値が当該値未満であれば当該高感度データにより示される被写体像に白とびが発生しないと見なすことのできる値として、実際のCCD18を用いた実験や、CCD18の設計仕様に基づくコンピュータ・シミュレーション等によって予め得られた値等を適用する。
【0065】
図5は、このとき、合成処理回路40によって、被写体からの光を受光して得られた高感度データと、その高感度データに低感度データを上述のように合成して得られた合成データとの関係を示した図である。図中の細線が合成前の高感度データであり、太線が合成処理により得られた合成データである。また、被写体輝度において、X1は合成処理を行わない場合に表現可能な被写体輝度の最大値を示しており、X2は合成後に表現可能となった被写体輝度の最大値を示している。この場合の撮影対象である被写体の輝度X2はX1のレベルより高い。なお、本図は、R、G、B何れか1色についてのデータを示している。
【0066】
図から明らかなように、上述した合成処理により表現可能な被写体輝度のレベルはX1からX2まで拡大されている。このため、被写体がX1のレベルより高い輝度を有する場合には、合成処理を施すことにより好適にダイナミックレンジが拡大され、表現可能な領域を拡大することができる。
【0067】
合成処理回路40により得られた合成データはKnee処理回路42に出力され、Knee処理回路42での予め設定されたKnee特性に応じた処理後、WB調整処理回路44及びガンマ処理回路46で所定の処理が行われた後、当該合成データに基づいてYC処理回路49によって前述したように輝度信号Y及びクロマ信号Cr、Cbが生成され、当該輝度信号Yは輪郭補正回路47に出力され、クロマ信号Cr、Cbはメモリ48の所定領域に記憶される。
【0068】
そして、輪郭補正回路47では、YC処理回路49から入力された輝度信号Yに対して前述したように高感度データの輝度信号Y及び低感度データの輝度信号Yに基づきゲイン演算回路47Dで算出されたゲインを用いた輪郭補正処理が行われ、メモリ48の所定領域に記憶される。
【0069】
そして、表示制御部52は、メモリ48に記憶された各種処理後の合成データ(輝度信号Y及びクロマ信号Cr、Cb)を用いたLCD82への画像表示のための処理を実行する。また、記録制御部50は、カメラ操作部72のシャッタスイッチが全押しされたときに制御回路60から入力された指示信号に応じて、メモリ48に記憶された合成データの記録メディア80への記録を行う。これによって撮影がなされる。
【0070】
ここで、参考までに、本実施の形態に係るデジタルカメラ10のKnee処理回路42におけるR、G、B毎のKnee特性の決定方法について、図6に示される4象限グラフを参照しつつ説明する。なお、図6における第1象限は合成処理回路40により得られる合成データ(同図では、「12bitQL」と表記)の受光光量に対する特性を示す領域であり、第2象限はKnee処理回路42で用いられるKnee特性を示す領域であり、第3象限はWB調整処理回路44で用いられるゲイン値の特性を示す領域であり、第4象限はWB調整処理回路44から出力される合成データの受光光量に対する特性を示す領域である。また、同図における各象限内の破線で示される折線は‘G’に対応するものであり、実線で示される折線は‘R’に対応するものである。更に、ここでは、合成処理回路40により得られる‘G’及び‘R’の合成データの受光光量に対する特性が同図▲1▼であり、撮影シーンに応じて制御回路60により定められたWB調整処理回路44における‘G’及び‘R’のゲイン値の特性が各々同図▲3▼及び▲6▼であるものとして説明する。
【0071】
まず、デジタルカメラ10の設計者は、‘G’のKnee特性を同図▲2▼のように決定する。
【0072】
従って、合成処理回路40から出力されると共に同図▲1▼で示される特性とされた‘G’の合成データは、Knee処理回路42において同図▲2▼で示される‘G’のKnee特性に応じたKnee処理が行われた後、WB調整処理回路44において同図▲3▼で示される‘G’のゲイン値特性に応じたWB調整処理が行われることになり、当該WB調整処理回路44から出力される‘G’の合成データの受光光量に対する特性は同図▲4▼に示されるものに一意的に決定される。
【0073】
ここで、WB調整処理回路44から出力された合成データにより示されるグレーの被写体像はR=G=Bとなっている、と仮定し、WB調整処理回路44から出力される‘R’の合成データの受光光量に対する特性が同図▲4▼で示される‘G’のものと同一であるものとして(同図▲5▼)、当該特性と、合成処理回路40により得られる‘R’の合成データの受光光量に対する特性(同図▲1▼の実線側)と、同図▲6▼で示される‘R’のゲイン値の特性と、を用いることにより‘R’のKnee特性を同図▲7▼で示されるものとして一意的に決定する。
【0074】
また、上記と同様に‘B’のKnee特性を一意的に決定する。
【0075】
以上詳細に説明したように、本実施の形態に係るデジタルカメラ10は、CCD18によって被写体を第1の感度で撮像して被写体像を示す高感度の画像信号を出力すると共に、上記被写体を第1の感度より低い第2の感度で撮像して上記被写体像を示す低感度の画像信号を出力し、合成処理回路40により上記高感度の画像信号に基づく高感度データと上記低感度の画像信号に基づく低感度データとを合成して合成データを生成し、輪郭補正回路47によって輪郭補正の度合いを示す予め設定されたゲインを用いて上記合成データにより示される被写体像に対して輪郭補正処理を行うに際し、合成処理回路40により合成される低感度データの高感度データに対する割合が大きくなるほど小さな値となるように上記ゲインを設定しているので、感度の異なる画像信号を合成して用いるときの輪郭補正に起因する画質の低下を防止することができる。
【0076】
なお、本実施の形態では、図7(A)に示すように、輪郭補正回路47をYC処理回路49とメモリ48との間に介在させた場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、図7(B)に示すように、輪郭補正回路47’をWB調整処理回路44とメモリ48との間に、YC処理回路49と並列的に介在させる形態とすることもできる。
【0077】
この場合、同図に示されるように、BPF47Aの入力端は、YC処理回路49と同様の構成とされたYC処理回路47Eを介してガンマ処理回路46の入力端に接続される。従って、この場合は、ガンマ処理前の合成データの輝度信号Yにより示される被写体像の輪郭が抽出され、これに基づいてガンマ処理後の合成データの輝度信号Yに対して輪郭補正が行われることになる。この場合も、本実施の形態と同様の効果を奏することができる。
【0078】
また、本実施の形態では、輪郭補正に用いるゲインを、合成される低感度データの高感度データに対する割合が大きくなるほど小さな値となるように、(1)式を用いて連続的に設定する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、上記ゲインを上記割合に応じて段階的に設定する形態とすることもできる。
【0079】
この場合の形態例としては、ゲイン演算回路47Dにおいて、上記割合の採り得る範囲を複数に分割し、各分割領域に対応する上記ゲインの値を予め記憶しておき、当該ゲインの値の設定時に、上記割合が属する分割領域に対応するゲインの値を適用する形態を例示することができる。この場合も、本実施の形態と同様の効果を奏することができる。
【0080】
また、本実施の形態では、輪郭補正回路47において本発明の補正係数としてのゲインを設定する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、制御回路60において当該ゲインを設定する形態とすることもできる。
【0081】
この場合、制御回路60において、A/D変換器22から入力された高感度データの輝度信号Yの値high[Y]と、低感度データの輝度信号Yの値low[Y]を導出し、これらの値と、予め設定されたゲイン係数k1及びゲインk2とを用いて、上記(1)式により当該ゲインを算出する。この場合も、本実施の形態と同様の効果を奏することができる。
【0082】
また、本実施の形態では、合成処理回路40によって、A/D変換器22から入力された高感度データ及び低感度データを、ホワイトバランス調整やガンマ補正を行う前に合成する例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、合成前にホワイトバランス調整及びガンマ補正を高感度データ及び低感度データのそれぞれに対して行い、その後に対数加算方式により合成処理する形態とすることもできる。
【0083】
図8は、この形態に係るデジタル信号処理回路34Bの構成を示している。デジタル信号処理回路34Bは、高感度データ側のホワイトバランスを調整する高感度側WB(ホワイトバランス)調整処理回路72と、低感度データ側のホワイトバランスを調整する低感度側WB調整処理回路74と、高感度側WB調整処理回路72に接続された高感度データ側のガンマ補正を行う高感度側γ処理回路76と、低感度側WB調整処理回路74に接続された低感度データ側のガンマ補正を行う低感度側γ処理回路78と、合成手段としての合成処理回路80と、本実施の形態と同様の構成とされたYC処理回路49、輪郭補正回路47、メモリ48、記録制御部50及び表示制御部52と、を含んで構成されている。
【0084】
図8の構成によれば、合成処理回路80による合成処理の前に、高感度データ及び低感度データは、高感度側WB調整処理回路72及び低感度側WB調整処理回路74によりそれぞれの特性に応じたホワイトバランス調整が行われ、更に高感度側γ処理回路76及び低感度側γ処理回路78によりそれぞれガンマ補正が行われて合成処理回路80に入力される。合成処理回路80では、入力された高感度データ及び低感度データを、対数加算方式を用いて次の(3)式に示すように合成する。
【0085】
【数3】
Figure 0003958219
【0086】
ここで、thは、高感度データと低感度データが1対1の割合で加算される閾値である。また、highは高感度データの値であり、lowは低感度データの値である。更に、pは、加算データ全体に対するゲイン(通常は0.8〜0.9程度の値。)であり、これによってダイナミックレンジの制御を行う。このゲインpが小さいほどダイナミックレンジは広く、大きいほどダイナミックレンジは狭くなる。具体的には、コントラストの高いシーン(真夏の晴天等)では0.8、曇りや日陰では0.86、室内蛍光灯下では0.9といったようにシーンに応じてこの値を変化させることにより、8ビット階調値を有効に使用することが可能となる。
【0087】
図9には、ゲインpによってダイナミックレンジが変化する様子が示されている。なお、ここで適用したゲインpの範囲における最小値に対応するものが破線で示されたものであり、最大値に対応するものが2点鎖線で示されたものである。
【0088】
同図に示すように、この場合、ゲインpの値を小さくするほどダイナミックレンジは広くなることになる。
【0089】
なお、この場合も、輪郭補正回路47は本実施の形態と同様に作用するため、本実施の形態と同様の効果を奏することができる。
【0090】
また、本実施の形態では、高感度の受光素子PD1と低感度の受光素子PD2の各々を設け、高感度信号及び低感度信号を得る例について説明したが、図10に示されるように、1つの受光素子PDの受光領域をチャネルストッパ94により高感度の受光を行う受光面積が広い高感度受光領域92と低感度の受光を行う受光面積が狭い低感度受光領域90とに分割し、それぞれの領域により高感度信号及び低感度信号が得られるような構成としてもよい。なお、受光素子PDにはチャネルストッパ94が設けられているため、高感度で受光された信号と低感度で受光された信号とが混合されずに、双方の信号を別々に受光することができる。
【0091】
また、本実施の形態では、合成データの輝度信号Yに対して輪郭補正を行う場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、合成データに対して輪郭補正を行う形態とすることもできる。この場合は、本実施の形態で必要とされたYC処理回路36、YC処理回路37及びYC処理回路49は必要がなくなる。また、この場合、ゲイン演算回路47Dでは、上記(1)式における値high[Y]及びlow[Y]を各々高感度データ及び低感度データに置き換えた演算式によりゲインを算出することになる。この場合も、本実施の形態と同様の効果を奏することができる。
【0092】
また、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の構成(図1参照)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
【0093】
更に、本発明は上記デジタルカメラに限られるものではなく、様々な撮像装置に適用可能である。
【0094】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明によれば、撮像素子によって被写体を第1の感度で撮像して被写体像を示す第1画像信号を出力すると共に、上記被写体を第1の感度より低い第2の感度で撮像して上記被写体像を示す第2画像信号を出力し、合成手段により上記第1画像信号と上記第2画像信号とを合成して合成信号を生成し、輪郭補正手段によって輪郭補正の度合いを示す予め設定された補正係数を用いて上記合成信号により示される被写体像に対して輪郭補正処理を行うに際し、合成手段により合成される上記第2画像信号の上記第1画像信号に対する割合が大きくなるほど小さな値となるように上記補正係数を設定しているので、感度の異なる画像信号を合成して用いるときの輪郭補正に起因する画質の低下を防止することができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係るデジタルカメラの構成を示すブロック図である。
【図2】実施の形態に係るデジタルカメラで適用されているCCDの構成を示す概略図である。
【図3】実施の形態に係る輪郭補正回路47の構成を示すブロック図である。
【図4】実施の形態に係る輪郭補正回路47の動作の説明に供する波形図である。
【図5】合成前の高感度データと、合成処理されて得られた合成データとの関係を示すグラフである。
【図6】実施の形態に係るKnee処理回路42におけるR、G、B毎のKnee特性の決定方法の説明に供する4象限グラフである。
【図7】輪郭補正回路の他の構成例を示すブロック図である。
【図8】デジタル信号処理回路の他の構成例を示すブロック図である。
【図9】高感度データ及び低感度データを対数加算方式で合成する場合に適用される(3)式において、ゲインpによりダイナミックレンジが変化する様子を示す光量対合成データ(最終画像8bitQL)のグラフである。
【図10】高感度と低感度の信号の双方を受光することができる受光素子が設けられたCCDの構成を示す概略図である。
【符号の説明】
10 デジタルカメラ
18 CCD(撮像素子)
40 合成処理回路(合成手段)
47 輪郭補正回路(輪郭補正手段)
47D ゲイン演算回路(設定手段)

Claims (3)

  1. 被写体を第1の感度で撮像して被写体像を示す第1画像信号を出力すると共に、前記被写体を第1の感度より低い第2の感度で撮像して前記被写体像を示す第2画像信号を出力する撮像素子と、
    前記第1画像信号と前記第2画像信号とを合成して合成信号を生成する合成手段と、
    輪郭補正の度合いを示す予め設定された補正係数を用いて前記合成信号により示される被写体像に対して輪郭補正処理を行う輪郭補正手段と、
    前記合成手段により合成される前記第2画像信号の前記第1画像信号に対する割合が大きくなるほど小さな値となるように前記補正係数を設定する設定手段と、
    を備えた撮像装置。
  2. 前記設定手段は、前記割合に応じて前記補正係数を段階的に設定する
    請求項1記載の撮像装置。
  3. 被写体を第1の感度で撮像して被写体像を示す第1画像信号を出力すると共に、前記被写体を第1の感度より低い第2の感度で撮像して前記被写体像を示す第2画像信号を出力する撮像素子と、前記第1画像信号と前記第2画像信号とを合成して合成信号を生成する合成手段と、を備えた撮像装置の輪郭補正方法であって、
    前記合成手段により合成される前記第2画像信号の前記第1画像信号に対する割合が大きくなるほど小さな値となるように輪郭補正の度合いを示す補正係数を設定し、
    前記補正係数を用いて前記合成信号により示される被写体像に対して輪郭補正処理を行う
    輪郭補正方法。
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