JP3957372B2 - Manufacturing method and apparatus for combination braid with rubber core - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、包装の止め具や頭髪の装飾等に用いるゴム芯入り組合せ組紐の製造方法及び製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ゴム芯と該ゴム芯を被覆する外皮組紐とで構成されるゴム芯入り組紐を所定の長さの細片に切断し、該細片を両切断端面同士で接着して形成したリングが知られている。また、美観性を向上させるために赤、青、緑等の色彩で色分けされた複数種類のゴム芯入り組紐から所定の長さに切断された複数種類の細片を所定の順番で連続的に接着して形成したゴム芯入り組合せ組紐及び該ゴム芯入り組合せ組紐の両端を接着して形成したゴム芯入り組紐リングが知られている。これらのゴム芯入り組合せ組紐及びゴム芯入り組紐リングは伸縮自在であり、頭髪を束ねたり、身体を装飾したりするのに使用される。
【0003】
細片の接着作業は、切断面に接着剤を塗布し、切断面同士を圧接し、接着剤を乾燥させる一連の工程よりなり、各工程は人間の手により行われている。前記ゴム芯入り組合せ組紐及び前記ゴム芯入り組紐リングの形成に際して、接着箇所の数だけ前記の手作業を行わなくてはならないので、一つのゴム芯入り組合せ組紐又はゴム芯入り組紐リングを形成する細片の数が多いほどに所定の順番で接着していくときに間違いが生じやすく、かつ作業回数が多くなって時間と手間がかかるという不都合があった。
【0004】
また、長尺のゴム芯入り組紐を所定の長さの細片に切断したとき、切断部の外皮組紐がほぐれてしまい、細片同士の接着が難しくなり、接着できたとしてもこのほぐれが余剰の接着剤を吸収して接着部が盛り上がり、形成されたゴム芯入り組合せ組紐又はゴム芯入り組紐リングの美観を損ねたり、使い心地が悪くなったり等の不都合があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前述のような不都合を解消するために、本発明は外皮組紐がほぐれないように複数種類の長尺のゴム芯入り組紐から切断された複数種類の細片を所定の順番で接着してゴム芯入り組合せ組紐を容易に製造する方法及び装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための本発明のゴム芯入り組合せ組紐製造方法は、複数種類の長尺のゴム芯入り組紐の所定の切断箇所に硬化剤を塗布して前記外皮組紐を硬化する硬化工程と、前記複数種類のゴム芯入り組紐を前記切断箇所にて切断して所定長さの前記複数種類の細片を形成する切断工程と、前記複数種類の細片を所定の順番に一線上に配列する配列工程と、前記配列工程で配列されたとき前記複数種類の細片の対向しあう端面の一方或いは両方に接着剤を塗布する接着剤塗布工程と、前記複数種類の細片を軸方向に互いに圧接し、更に前記接着剤を乾燥させる接着工程とよりなることを特徴とする。
【0007】
前記方法によれば、複数種類のゴム芯入り組紐から切断された複数の細片を一線上に配列して対向しあう端面の一方或いは両方に接着剤を塗布し、軸方向に互いに圧接し、さらに該接着剤を乾燥させることにより、該複数種類の細片を組み合わせて接続してゴム芯入り組合せ組紐を製造する。複数種類の細片が軸方向に互いに圧接されて複数箇所の接着が一度に行われるので、接着箇所ごとに手作業で接着剤を塗布し、圧接する場合と比較して時間と手間が省ける。
【0008】
前記ゴム芯入り組紐の切断箇所は硬化剤の塗布により外皮組紐が硬化されており、前記切断工程において該切断箇所を切断したときに該外皮組紐がほぐれない。そのため前記接着工程において前記複数種類の細片を容易に接着できるとともにほぐれ部分が発生しないので、従来のように余剰の接着剤を吸収して接合部が盛り上がることがなく、美観や使用感が損なわれずに該細片を接着してゴム芯入り組合せ組紐が製造できる。
【0009】
ここで、細片の端面に接着剤を塗布した後で該細片同士の圧接を行わなずに、逆の順序、すなわち圧接の後で細片同士の当接部に接着剤を塗布する場合を考える。この場合は接着剤が外皮組紐の表面から浸透しなくてはならないが、端面においては外皮組紐に前記硬化剤が既に含浸されているので、塗布される接着剤が該当接部に浸透しにくい。そのため、接着剤が充分に当接部に含浸されず、接着力が低下するという不都合が生じる。本発明の方法においては細片の端面に接着剤を塗布した後で圧接を行って、該細片同士の接着を行っているので、かかる不都合は生じることがなく、充分に強い接着力が得られる。
【0010】
前記硬化工程において、前記長尺の複数種類のゴム芯入り組紐を硬化剤水溶液に浸漬し、前記外皮組紐に含浸させて乾燥することにより該外皮組紐を硬化し、前記接着剤塗布工程において非水溶性接着剤を使用し、前記接着工程の後、前記連結ゴム芯入り組紐を水洗して前記硬化剤を前記外皮組紐から除去することが好ましい。
【0011】
この方法によれば、長尺の複数種類の前記ゴム芯入り組紐を硬化剤水溶液に浸漬し、前記外皮組紐に含浸させて乾燥することにより該外皮組紐を全体にわたって硬化するので、該ゴム芯入り組紐を任意の箇所で切断したときの外皮組紐のほぐれを防げるとともに、該ゴム芯入り組紐及び前記細片が全体的に硬化され、過剰な力が加えられない限り伸縮したり折れ曲がったりしないので搬送や取り扱いが容易になる。
【0012】
接合部においては外皮組紐とゴム芯とが接着剤により接着されているのでゴム芯入り組紐本来の伸縮性は失われており、該接合部の幅が大きければ完成した連結ゴム芯入り組紐を使用するときに不快感を感じやすくなる。この方法では前記外皮組紐に硬化剤が既に含浸されているので、接着剤が過剰に含浸されず、接合部の幅が該硬化剤を使用しない場合と比較して小さくなり、前記のような不都合が生じない。紐状に形成されたゴム芯入り組合せ組紐を水洗すると、前記接着剤は非水溶性なので前記硬化剤のみが前記外皮組紐から除去され、該ゴム芯入り組合せ組紐は接合部を除いて本来の伸縮性を有するようになる。
【0013】
前記ゴム芯入り組合せ組紐の製造方法を実施するためには、所定箇所に硬化剤が塗布されて前記外皮組紐が硬化された前記複数種類の長尺のゴム芯入り組紐を軸方向に搬送し、各至端部が搬送方向と逆方向に所定間隔をおいてずれて配置されかつ径方向に形成された半開口部とを有し、相互に平行に並べられた複数の搬送路と、前記半開口部側に前記複数の搬送路と平行して位置する樋状の整列路と、前記各至端部に前記ゴム芯入り組紐の先端が到達したときに各々の該ゴム芯入り組紐をその先端から順に前記所定箇所にて切断して複数種類の細片を形成する複数の切断手段と、前記複数種類の細片を前記複数の搬送路に設けられた各々の前記半開口部から前記整列路まで径方向に搬送する複数の案内搬送路と、前記複数種類の細片が前記整列路に移載されたとき、該複数の細片の対向しあう端面の一方或いは両方に接着剤を塗布する接着剤塗布手段と、前記接着剤が塗布された前記複数の細片同士を軸方向に互いに圧接させる圧接手段とからなることを特徴とする装置が好適である。
【0014】
各搬送路は所定箇所に硬化剤を塗布されて外皮組紐が硬化された複数種類の長尺のゴム芯入り組紐を1本ずつ載せ、軸方向に搬送する。切断手段はゴム芯入り組紐の先端が前記搬送路の至端部に至ると、該ゴム芯入り組紐を前記所定箇所にて切断し細片を形成する。各案内搬送路は前記細片をその径方向に前記各搬送路の半開口部から前記整列路まで搬送し、樋状の該整列路は複数種類の該細片を受け止めて一線上に並べる。前記接着剤塗布手段は細片の対向しあう端面の一方或いは両方に接着剤を塗布し、前記圧接手段は接着剤が塗布された前記複数種類の細片をその軸方向に互いに圧接する。
【0015】
複数種類の前記ゴム芯入り組紐を適切に前記搬送路に載せることにより複数種類の前記細片を接着するときの並べる順番を間違えることがなく、色彩配列の信頼性が高いゴム芯入り組合せ組紐を製造できる。また、複数種類の細片の複数箇所の接着が一度に行われるので、接着箇所ごとに手作業で接着剤を塗布し、圧接する場合と比較して時間と手間が省ける。
【0016】
前記装置において、前記複数種類の細片に前記接着剤が塗布される端面が位置する箇所から、該細片同士が圧接されたときの当接部が位置する箇所までの範囲にわたる該整列路の底部に、該接着剤による該細片と該底部との接着を回避する開口を設けることがより好ましい。前記開口を設けたことにより、前記細片に塗布された接着剤が該細片と前記整列路の底部の間に浸み込んで両者が接着することを防ぐことができ、ゴム芯入り組合せ組紐製造を連続的に滞りなく行える。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を添付の図面を用いて説明する。図1はゴム芯入り組合せ組紐及びゴム芯入り組紐リングの一部を切欠いてその構成を示す斜視図であり、図2はゴム芯入り組合せ組紐を製造する工程の流れを示す工程図であり、図3は硬化工程の説明図であり、図4は切断工程から接着工程までの説明図であり、図5は洗浄工程の説明図であり、図6は硬化剤水溶液を乾燥させるときの該硬化剤の挙動を示す説明図であり、図7は接着剤が塗布されたときの端面の様子を示す説明図であり、図8は本実施形態で用いたゴム芯入り組合せ組紐の製造装置の構造説明図である。以下の説明において、例えば1a,1b,1cと区別して表されていたものをまとめて指す場合には、添付された英文字を略して単に数字1で表すことにする。
【0018】
本実施形態の製造方法により得られるゴム芯入り組合せ組紐1aは、図1(a)示のように所定の長さに切断された3本の細片2a〜2cの切断面同士を接着部3で接着して、紐上に形成したものである。また、ゴム芯入り組紐リング1bは、図1(b)示のように連結ゴム芯入り組紐1aの両端を接着して円環状に形成したものである。各細片2a〜2cは、糸ゴムのゴム芯4及びその外皮組紐5とからなる。ゴム芯4及びその外皮組紐5は伸縮自在であり、それによりゴム芯入り組合せ組紐1a及びゴム芯入り組紐リング1bは伸縮自在である。
【0019】
次に図1示のゴム芯入り組合せ組紐1aの製造方法について説明する。図2示のように本実施形態の製造方法は硬化工程、切断工程、配列工程、接着剤塗布工程、接着工程、洗浄工程の6つの工程よりなる。硬化工程では長尺の複数種類のゴム芯入り組紐を硬化剤水溶液に浸漬して乾燥させて外皮組紐を硬化させる。切断工程では硬化されたゴム芯入り組紐を所定長さの細片に切断する。配列工程では複数種類の該細片を所定の順番で一線上に並べる。接着剤塗布工程では配列された複数種類の細片の対向しあう端面の両方に非水溶性接着剤を塗布する。接着工程では非水溶性接着剤が塗布された複数種類の細片を軸方向に圧接し、非水溶性接着剤を乾燥させてゴム芯入り組合せ組紐を形成する。洗浄工程では形成されたゴム芯入り組合せ組紐を水洗して硬化剤を外皮組紐から除去する。
【0020】
硬化工程について図3を用いて説明する。図3示のように長尺のゴム芯入り組紐6を籠状容器7に収容し、硬化剤槽8に収容されている硬化剤水溶液9に、該籠状容器7ごと浸漬する。硬化剤は、硬化後に再び水溶性を有する必要が有り、本実施形態では硬化剤水溶液9として高純度のポリビニルアルコールの3%水溶液を用いた。
【0021】
前記長尺のゴム芯入り組紐6は、硬化剤水溶液9に数分〜十数分浸漬することにより、外皮組紐5に硬化剤水溶液9が含浸される。硬化剤水溶液9が含浸された前記長尺のゴム芯入り組紐6を引き上げ、該ゴム芯入り組紐6を乾燥させる。ゴム芯入り組紐6が均一に乾燥されるために、乾燥時に該ゴム芯入り組紐6、6同士が、或いは該ゴム芯入り組紐6が他の物体と接触しないことが好ましい。そこで、図3中に示されたような乾燥装置を用いてゴム芯入り組紐6を乾燥させる。前記乾燥装置は、硬化剤槽8の上方に鉛直に設けられた中空筒状の乾燥筒10と、乾燥筒10の上部開口10aに臨んで設けられた案内ロール11と、案内ロール11の側方に設けられた一対の引上げロール12a、12bと、乾燥筒10の下部開口10bに臨んで設けられたスポンジ13よりなる。乾燥筒10は、硬化剤水溶液9から引き上げられたゴム芯入り組紐6がその中空部を通過するときに、図示しない熱風発生装置から供給される熱風を流通させて乾燥させるようになっている。また、スポンジ13には、ゴム芯入り組紐6を通過させることにより該ゴム芯入り組紐6をしごいて余分な硬化剤水溶液9を除去する貫通孔13aが開設されている。
【0022】
前記乾燥装置によれば、硬化剤水溶液9から引き上げられたゴム芯入り組紐6は、スポンジ13の貫通孔13aを通って、乾燥筒10の下部開口10bから上部開口10aに案内され、さらに案内ロール11を介して引ロール12a、12bに挟持される。そして引ロール12a、12bを図示しない駆動手段により駆動するとゴム芯入り組紐6が矢示方向に移動される。
【0023】
このときゴム芯入り組紐6は、先ず貫通孔13aでしごかれることにより余分な硬化剤水溶液9が除去され、続いて乾燥筒10内を通過する間に、該乾燥筒10の中空部に流通される熱風により乾燥される。ゴム芯入り組紐6は、乾燥筒10内ではゴム芯入り組紐6、6同士で或いは他の物体に接触しないので、均一に乾燥される。このように乾燥されたゴム芯入り組紐6は硬化剤により外皮組紐5がその全長にわたって硬化されている。
【0024】
続いて切断工程、配列工程、接着剤塗布工程、接着工程について図4を用いて説明する。これらの工程は図4に模擬的に示された装置14を用いて行われる。
【0025】
切断工程において、前記の方法により硬化された長尺の3種類のゴム芯入り組紐6a〜6cを図4(a)示のように装置14の3本の並列する搬送路15a〜15cを通じて矢示方向に搬送し、各ゴム芯入り組紐の先端が図4(b)示のように各搬送路の至端部である仕切板16a〜16cに至ると図示しない切断手段により各ゴム芯入り組紐を所定箇所17a〜17cにて切断する。
【0026】
配列工程において各ゴム芯入り組紐6a〜6cから切断された細片2a〜2cを図4(c)示のように案内搬送路18a〜18cを通って矢示方向に搬送し、図4(d)示のように整列路19に移載・整列する。接着剤塗布工程において図4(e)示のように細片の対向しあう端面22の両方に図示しない接着剤塗布手段により非水溶性接着剤を塗布する。接着工程において図4(f)示のようにピストン20が矢示方向に動いて非水溶性接着剤が塗布されたされた細片2a〜2cの一端を押し、押さえ板21が他端を押さえることで細片同士を圧接させ、該非水溶性接着剤を乾燥させる。以上の工程により3種類のゴム芯入り組紐よりなるゴム芯入り組合せ組紐1aが形成される。
【0027】
接着剤塗布工程において非水溶性接着剤を用いたのは、後述する洗浄工程においてゴム芯入り組合せ組紐を水洗するときに接着剤が水に溶けて流れて該ゴム芯入り組合せ組紐1aの接着部の接着力が低下し、ばらけてしまうことを防ぐためである。本実施形態においては非水溶性接着剤として「アロンアルファ」(東亜合成化学工業株式会社製)を用いた。また、本実施形態においては細片の対向しあう端面22の両方に非水溶性接着剤を塗布したが、どちらか一方にのみ塗布するようにしても良い。
【0028】
各ゴム芯入り組紐は外皮組紐5が硬化されているので、切断面において該外皮組紐5がほぐれず、各細片の切断面同士を圧接して接着するときにほぐれ部分が過剰な接着剤を含浸して接着部が盛り上がらず、美観を損なわずに接着できる。また、各細片2は過剰な力を加えない限り折れ曲がったりしないので、搬送・圧接が容易である。
【0029】
洗浄工程について図5を用いて説明する。本実施形態の洗浄工程において形成されたゴム芯入り組合せ組紐1aを図5示の洗浄装置を用いて水洗して外皮組紐5に含浸されている硬化剤を洗浄水に溶解させて除去する。
【0030】
図5示の洗浄装置は、洗浄水23が収容される洗浄槽24と、洗浄槽24に洗浄水23を供給する供給口25と、洗浄槽24から洗浄水23を排出する排水口26と、洗浄水23にエアレーションを行うために洗浄槽24の底部に設けられた圧縮空気口27とを備え、図示しない加温装置によりその側面から洗浄水23を加温できるようになっている。また、洗浄槽24の底部には多孔板28が備えられており、圧縮空気口27から供給される圧縮空気は多孔板28により分散されて洗浄水23中に噴出されるようになっている。
【0031】
図5示の洗浄装置によれば、洗浄槽24に収容された洗浄水23中にゴム芯入り組合せ組紐1aを投入し、圧縮空気口27から洗浄水23中に圧縮空気を噴出させてエアレーションを行って洗浄水23を攪拌する。これによりゴム芯入り組合せ組紐1aの外皮組紐に含浸されている硬化剤が効率よく洗浄水23に溶解し、除去される。なお、同時に洗浄槽24の側面から洗浄水23を加温することにより更に効率よく洗浄できる。この結果、外皮組紐5は非水溶性接着剤により接着力が保持されている接着部3を除いて、細片2本来の伸縮性を取り戻す。
【0032】
本発明者は硬化工程において硬化剤水溶液9からゴム芯入り組紐6を引き上げて乾燥させるときに、外皮組紐5内の水分が乾燥の速い部分に移動し、該水分の移動に伴われて硬化剤が移動することを見出した。前記硬化剤のように溶質が溶媒の移動に伴われて移動する現象は小径の通常の繊維を薬品により湿式処理する場合にはみられないものであり、ゴム芯4を外皮組紐5で被覆した構造のゴム芯入り組紐6に特有の現象である。
【0033】
本実施形態では前記乾燥装置を用いてゴム芯入り組紐6が迅速かつ均一に乾燥されるので、硬化剤水溶液の水分が図6中の矢示のように外皮組紐5の表面から均一に蒸発し、該水分は外皮組紐5の表面方向に移動する。従って硬化剤も前記水分に伴われて移動し、外皮組紐5内でその表面に近づくほど濃度が高く、ゴム芯4との界面に近づくほど濃度が低い濃度勾配が形成される。
【0034】
前述のように硬化剤の濃度勾配が形成されたゴム芯入り組紐6を細片2に切断したとき、その切断端面においても外皮組紐5の表面付近ほど硬化剤濃度が高く、外皮組紐5とゴム芯4との界面付近ほど硬化剤濃度が低くなっている。このような切断端面に接着剤を塗布すると、図7示のように接着剤(図中黒塗)は硬化剤により占有されている領域が小さいゴム芯4と外皮組紐5との界面付近ほどよく浸透して含浸量が多くなり、逆に硬化剤により占有されている領域が大きい外皮組紐5の表面付近ほど浸透しにくく含浸量が少なくなる。また、硬化剤により外皮組紐5内の一定割合の領域が占有されているため、接着剤が該外皮組紐5に含浸される量が該硬化剤を用いない場合と比較して抑えられ、細片2の切断面同士の接着に要する接着剤の量を節約できる。
【0035】
ゴムと繊維とでは一般に繊維のほうが接着剤が浸透しやすく強い接着力が得られる傾向がある。本実施形態の連結ゴム芯入り組紐製造方法によれば、図7示のようにゴム芯4と外皮組紐5との界面付近ほど接着剤の含浸量が多くなるので外皮組紐5、5同士ばかりでなく、ゴム芯4、4同士及びゴム芯4と外皮組紐5との間でも強い接着力を得ることができる。
【0036】
ここで、細片2の端面22に接着剤を塗布した後で圧接を行わなずに、逆の順序、すなわち圧接の後で細片2同士の当接部に接着剤を塗布する場合を考える。この場合は接着剤が外皮組紐5の表面から浸透しなくてはならないが、上述の理由により塗布される接着剤が該当接部に浸透しにくいため、接着剤が当接部に充分に含浸されず、接着力が低下するという不都合が生じる。本実施形態においては細片2の端面22に接着剤を塗布した後で圧接を行って、該細片2同士の接着を行っているので、かかる不都合は生じることがなく、充分に強い接着力が得られる。
【0037】
本実施形態においては硬化工程においてゴム芯入り組紐6をその全長にわたって硬化させたが、切断工程において切断される所定箇所のみを硬化剤により硬化させるようにしてもよい。この場合は洗浄工程を省略できる。なお、このとき使用する硬化剤は非水溶性のものであっても良いが、接着部における接着力を強固にするため、接着工程において用いる接着剤との親和性がなくてはならない。
【0038】
図4に模擬的に示され、切断工程から接着工程までを行う装置14の詳細な構造を図8を用いて説明する。図8示の連結ゴム芯入り組紐製造装置は、硬化剤により全長に渡り硬化されているゴム芯入り組紐6が軸方向に搬送される3本の搬送路15a〜15cと、ゴム芯入り組紐6から切断された細片2が移載・整列される整列路19と、搬送路15a〜15c上にある各ゴム芯入り組紐6a〜6cを所定箇所にて切断する切断刃29a〜29cと、切断刃29a〜29cにより切断されて形成された細片2a〜2cが径方向に搬送される案内搬送路18a〜18cと、細片2a〜2cが整列路19に移載・整列されるとそれらを軸方向に圧接させるピストン20及び押さえ板21と、圧接されたときの細片2の当接部に接着剤を滴下する接着剤塗布手段30とを備えている。
【0039】
搬送路15a〜15cには各々切断刃29a〜29cが下降してきたときに傷つけられないように切断刃用開口31a〜31cが開設されている。また、搬送路15a〜15cは切断刃用開口31a〜31cに至るまでは樋状であるが、細片2a〜2cが滑らかに案内搬送路18a〜18cに移送されるように切断刃用開口31a〜31c以降においてはその樋が半分開いて該案内搬送路18a〜18cに滑らかに接続されている。整列路19の底部には細片2a〜2c同士の当接部に接着剤塗布手段30が滴下した接着剤が整列路19の底部と細片2a〜2cとの間にしみ込んで両者を接着するのを避けるために開口32が開設されている。案内搬送路18a〜18cは各々仕切板16a及び16bの間、仕切板16b及び16cの間、仕切板16c及び16dの間に設けられるとともに細片2a〜2cが自重により搬送路15a〜15cから整列路19まで径方向に移動するように台33により傾斜がつけられている。仕切板16a〜16cは搬送路15a〜15cの至端部でもあり、該搬送路15a〜15c上のゴム芯入り組紐6a〜6cの先端が該仕切板16a〜16cに至ると前記所定箇所にて各切断刃29a〜29cにより切断される。なお、前記搬送路18a〜18cより搬送された細片2a〜2cが勢い余って整列路19からこぼれ落ちないように、該細片2a〜2cの案内搬送路18a〜18cによる搬送方向に向かって樋状の該整列路19の反り返りが充分に大きくされている。
【0040】
前記装置によれば、例えば赤、青、白色の3種類のゴム芯入り組紐を搬送路15a〜15cに順に載せることにより確実に赤、青、白の3色よりなるゴム芯入り組合せ組紐1aが得られる。色の配列を変えたいときは搬送路15a〜15cへ載せる順番を変えればよく、色彩配列の信頼性が高いゴム芯入り組合せ組紐1aを製造できる。本実施形態においては搬送路は3本であるが、必要に応じてその本数を変えてもよい。接着工程においては、接着剤が塗布された複数本の細片2が軸方向に圧接されて複数箇所の接着が一度に行われるので、接着箇所ごとに手作業で接着剤を塗布し、圧接する場合と比較して時間と手間が省ける。ゴム芯入り組合せ組紐1aを形成する細片2の数が多いほど、言い換えれば接着箇所が多いほど前述の効果はより顕著となる。
【0041】
前記装置において、整列路19の底部には、細片2に非水溶性接着剤が塗布される端面22が位置する箇所から、該細片2同士が圧接されたときの当接部が位置する箇所までの範囲にわたり、開口32が開設されている。開口32の幅は、細片2において前記接着剤が含浸する幅を考慮して、前記範囲よりもやや大きくされている。これにより、細片2に塗布された接着剤が該細片2と前記整列路19の底部の間に浸み込んで両者が接着されることを防ぐことができ、ゴム芯入り組合せ組紐1aの製造を連続的に滞りなく行える。
【0042】
なお、接着剤塗布工程において塗布する接着剤を細片2同士の接着に必要な最小限量に調節し、余剰な接着剤により細片2と整列路19の底部とが接着されないように注意すれば、整列路19の底部に開口32を開設しなくてもよい。
【0043】
以上ではゴム芯入り組合せ組紐1aの製造についてのみ説明してきたが、洗浄工程の前に該ゴム芯入り組合せ組紐1aの両端を接着して円環状に形成し、しかる後に洗浄工程を行うことによってゴム芯入り組紐リング1bを製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ゴム芯入り組合せ組紐及びゴム芯入り組紐リングの一部を切欠いてその構成を示す斜視図
【図2】ゴム芯入り組合せ組紐を製造する工程の流れを示す工程図
【図3】硬化工程の説明図
【図4】切断工程から接着工程までの説明図
【図5】洗浄工程の説明図
【図6】硬化剤水溶液を乾燥させるときの該硬化剤の挙動を示す説明図
【図7】接着剤が塗布されたときの端面の様子を示す説明図
【図8】本実施形態で用いたゴム芯入り組合せ組紐製造装置の構造説明図
【符号の説明】
1a・・ゴム芯入り組合せ組紐、2・・細片、4・・ゴム芯、5・・外皮組紐、6・・ゴム芯入り組紐、15・・搬送路、18・・案内搬送路、19・・整列路、20、21・・ピストン、押さえ板(圧接手段)、29・・切断刃(切断手段)、30・・接着剤塗布手段[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a manufacturing method and a manufacturing apparatus for a combination braid including a rubber core used for packaging stoppers, hair ornaments, and the like.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a ring formed by cutting a braid with rubber core composed of a rubber core and an outer braid covering the rubber core into strips of a predetermined length, and bonding the strips at both cut end surfaces. Are known. In order to improve aesthetics, a plurality of types of strips cut into a predetermined length from a plurality of types of braids with rubber cores that are color-coded in colors such as red, blue, green, etc. A rubber cored combination braid formed by bonding and a rubber cored braid ring formed by bonding both ends of the rubber core combined braid are known. These rubber cored combination braids and rubber cored braid rings are telescopic and are used to bind hair and decorate the body.
[0003]
The strip bonding operation is a series of steps in which an adhesive is applied to the cut surfaces, the cut surfaces are pressed together, and the adhesive is dried. Each step is performed by a human hand. When forming the rubber cored combination braid and the rubber cored braid ring, the above-mentioned manual operation must be performed as many times as the number of adhesion points, so that one rubber core combined braid or rubber core braid ring is formed. As the number of strips increases, mistakes are likely to occur when bonding in a predetermined order, and the number of operations increases, which takes time and labor.
[0004]
Also, when a long braided braid is cut into strips of a predetermined length, the outer braid of the cut portion will be loosened, making it difficult for the strips to adhere to each other. The adhesive part was absorbed and the bonded portion was raised, resulting in inconveniences such as deteriorating the aesthetics of the formed rubber cored combination braid or rubber cored braid ring and uncomfortable use.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
In order to eliminate the inconveniences as described above, the present invention provides a rubber core by adhering a plurality of types of strips cut from a plurality of types of long braided braids in a predetermined order so that the outer braid is not loosened. It is an object of the present invention to provide a method and an apparatus for easily manufacturing a combined braid.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The rubber cored combination braid manufacturing method of the present invention for solving the above problems includes a curing step of curing the outer braid by applying a curing agent to a predetermined cutting location of a plurality of types of long rubber cored braids. A cutting step of cutting the plurality of types of rubber-cored braids at the cutting locations to form the plurality of types of strips having a predetermined length; and arranging the plurality of types of strips in a predetermined order on a line An aligning step, an adhesive applying step of applying an adhesive to one or both of the opposing end surfaces of the plurality of types of strips arranged in the arraying step, and the plurality of types of strips in the axial direction. It is characterized by comprising a bonding step in which the adhesives are pressed against each other and the adhesive is dried.
[0007]
According to the above method, a plurality of strips cut from a plurality of types of rubber core-containing braids are arranged on a single line, and an adhesive is applied to one or both of the end faces facing each other, and are pressed against each other in the axial direction. Further, by drying the adhesive, the plurality of types of strips are combined and connected to produce a combined braid with rubber core. Since a plurality of types of strips are pressed against each other in the axial direction and a plurality of places are bonded at a time, the time and labor can be saved compared to the case where the adhesive is manually applied to each bonded position and pressed.
[0008]
The outer braid is hardened at the cut portion of the rubber core braid by applying a curing agent, and the outer braid is not loosened when the cut portion is cut in the cutting step. For this reason, the plurality of types of strips can be easily bonded in the bonding step and no loosening portion is generated, so that the excess adhesive is not absorbed and the bonded portion does not rise as in the conventional case, and the aesthetics and feeling of use are impaired. Instead, the strips can be bonded together to produce a rubber braided combined braid.
[0009]
Here, when the adhesive is applied to the end surfaces of the strips, the adhesive is not applied to the ends of the strips, and the adhesive is applied to the contact portion between the strips in the reverse order, that is, after the press-contact. think of. In this case, the adhesive must permeate from the surface of the outer braid, but since the hardener is already impregnated in the outer braid at the end face, the applied adhesive is difficult to permeate the corresponding contact portion. For this reason, the contact portion is not sufficiently impregnated with the adhesive, resulting in a disadvantage that the adhesive force is reduced. In the method of the present invention, the adhesive is applied to the end surfaces of the strips, and then the pressure strips are used to bond the strips to each other. Therefore, such inconvenience does not occur and a sufficiently strong adhesive force is obtained. It is done.
[0010]
In the curing step, the plurality of long braided braids are dipped in a curing agent aqueous solution, impregnated in the outer braid braid and dried to cure the outer braid, and in the adhesive application step, water-insoluble It is preferable to use a water-soluble adhesive, and after the bonding step, wash the braided cord with the connecting rubber core and remove the curing agent from the outer braid.
[0011]
According to this method, since the plurality of types of long braided braids are dipped in a curing agent aqueous solution, impregnated in the outer braid braid and dried to cure the entire outer braid braid, The braided braid can be prevented from loosening when the braid is cut at an arbitrary location, and the braided cord with rubber core and the strip are cured as a whole so that they do not stretch or bend unless excessive force is applied. And handling becomes easy.
[0012]
Since the outer braid and the rubber core are bonded by an adhesive at the joint, the inherent stretchability of the braid with the rubber core is lost. If the width of the joint is large, the finished braid with the connected rubber core is used. When you feel uncomfortable. In this method, since the outer braid is already impregnated with the curing agent, the adhesive is not excessively impregnated, and the width of the joint becomes smaller compared to the case where the curing agent is not used. Does not occur. When the braided rubber braided combination braid is washed with water, the adhesive is insoluble in water, so only the curing agent is removed from the outer braid braid. Have sex.
[0013]
In order to carry out the manufacturing method of the rubber cored combination braid, the plurality of types of long rubber cored braids coated with a curing agent at a predetermined location and cured of the outer braid are conveyed in the axial direction, A plurality of conveying paths that are arranged in parallel to each other, each of which has a semi-opening portion that is arranged with a predetermined interval in the opposite direction to the conveying direction at a predetermined interval and that is formed in the radial direction; A hook-shaped alignment path positioned in parallel with the plurality of transport paths on the opening side, and each of the rubber core-containing braids at the tip when the tip of the rubber-cored braid reaches the end of each end A plurality of cutting means for forming a plurality of types of strips by cutting at the predetermined locations in order, and the alignment paths from the half openings provided in the plurality of transport paths. A plurality of guide conveyance paths that convey in the radial direction and the plurality of types of strips. An adhesive application means for applying an adhesive to one or both of the opposing end faces of the plurality of strips when transferred to the road, and the strips coated with the adhesive in the axial direction It is preferable to use an apparatus characterized by comprising pressure contact means for bringing them into pressure contact with each other.
[0014]
Each conveying path carries a plurality of types of long braided rubber core braids, each of which is coated with a curing agent at a predetermined location and the outer braid braid is cured, and conveys them in the axial direction. When the leading end of the braided cord with rubber core reaches the extreme end of the transport path, the cutting means cuts the braided cord with rubber core at the predetermined location to form a strip. Each guide transport path transports the strips in the radial direction from a half opening of each transport path to the alignment path, and the bowl-shaped alignment path receives a plurality of types of strips and arranges them on a line. The adhesive application means applies an adhesive to one or both of the opposing end faces of the strips, and the pressure contact means presses the plurality of types of strips coated with the adhesive in the axial direction thereof.
[0015]
A rubber braided combination braid with high reliability in color arrangement without mistakes in the order of arrangement when adhering a plurality of types of strips by appropriately placing a plurality of kinds of braids with rubber core on the conveyance path Can be manufactured. Further, since a plurality of types of strips are bonded at a time, the time and labor can be saved as compared with the case where the adhesive is manually applied to each bonded portion and pressed.
[0016]
In the apparatus, the alignment path extends from a location where an end surface where the adhesive is applied to the plurality of types of strips to a location where a contact portion is located when the strips are pressed against each other. More preferably, an opening for avoiding adhesion between the strip and the bottom by the adhesive is provided at the bottom. By providing the opening, it is possible to prevent the adhesive applied to the strips from entering between the strips and the bottom of the alignment path and bonding them together. Manufacture can be performed continuously without any delay.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. FIG. 1 is a perspective view showing a configuration of a rubber cored combination braid and a part of a rubber cored braid ring cut out, and FIG. 2 is a process diagram showing a flow of a process for manufacturing a rubber cored combination braid. 3 is an explanatory diagram of the curing process, FIG. 4 is an explanatory diagram from the cutting process to the bonding process, FIG. 5 is an explanatory diagram of the cleaning process, and FIG. 6 is the curing when the aqueous curing agent solution is dried. 7 is an explanatory view showing the behavior of the agent, FIG. 7 is an explanatory view showing the state of the end face when the adhesive is applied, and FIG. 8 is the structure of the manufacturing apparatus of the rubber cored combination braid used in this embodiment. It is explanatory drawing. In the following description, for example, when referring to what is distinguished from 1a, 1b, 1c, for example, the attached alphabetic character is abbreviated to be simply represented by the
[0018]
A combination braid 1a with a rubber core obtained by the manufacturing method of the present embodiment is obtained by bonding the cut surfaces of three pieces 2a to 2c cut to a predetermined length as shown in FIG. And are formed on the string. Further, the braided ring 1b with a rubber core is formed in an annular shape by bonding both ends of the braided string 1a with a connected rubber core as shown in FIG. 1 (b). Each of the strips 2a to 2c includes a
[0019]
Next, the manufacturing method of the rubber cored combination braid 1a shown in FIG. 1 will be described. As shown in FIG. 2, the manufacturing method of the present embodiment includes six steps including a curing step, a cutting step, an alignment step, an adhesive application step, an adhesion step, and a cleaning step. In the curing step, a plurality of types of long braided rubber braids are immersed in an aqueous curing agent solution and dried to cure the outer braid. In the cutting step, the cured braided braid is cut into strips of a predetermined length. In the arranging step, a plurality of types of the strips are arranged on a line in a predetermined order. In the adhesive application step, a water-insoluble adhesive is applied to both of the opposing end surfaces of the plurality of types of strips arranged. In the bonding step, a plurality of types of strips coated with a water-insoluble adhesive are pressed in the axial direction, and the water-insoluble adhesive is dried to form a combined braid with rubber core. In the cleaning step, the formed combination braid with rubber core is washed with water to remove the curing agent from the outer braid.
[0020]
The curing process will be described with reference to FIG. As shown in FIG. 3, a long rubber-cored
[0021]
The
[0022]
According to the drying apparatus, the
[0023]
At this time, the
[0024]
Next, the cutting process, the arranging process, the adhesive application process, and the bonding process will be described with reference to FIG. These steps are performed using the
[0025]
In the cutting process, three types of long braided braids 6a to 6c cured by the above method are indicated through three parallel conveying
[0026]
As shown in FIG. 4C, the strips 2a to 2c cut from the
[0027]
The water-insoluble adhesive was used in the adhesive coating process because the adhesive melted in water and flowed when the rubber cored combination braid was washed in the cleaning process described later, and the bonded part of the rubber cored combination braid 1a. This is to prevent the adhesive strength of the resin from being lowered and scattered. In this embodiment, “Aron Alpha” (manufactured by Toa Gosei Chemical Co., Ltd.) was used as the water-insoluble adhesive. Moreover, in this embodiment, although the water-insoluble adhesive was apply | coated to both of the end surfaces 22 which a strip opposes, you may make it apply | coat only to any one.
[0028]
Since the
[0029]
The cleaning process will be described with reference to FIG. The combination braid 1a with rubber core formed in the cleaning step of this embodiment is washed with water using the cleaning device shown in FIG. 5, and the curing agent impregnated in the
[0030]
The cleaning apparatus shown in FIG. 5 includes a
[0031]
According to the cleaning apparatus shown in FIG. 5, the combination braid 1a with a rubber core is put into the cleaning
[0032]
When the inventor pulls the
[0033]
In this embodiment, the
[0034]
As described above, when the
[0035]
In general, rubber and fiber tend to have a strong adhesive force because the fiber is more easily penetrated by the adhesive. According to the method for manufacturing a braid with a connected rubber core according to this embodiment, the amount of adhesive impregnation increases near the interface between the
[0036]
Here, a case is considered in which the adhesive is applied to the contact portion between the
[0037]
In the present embodiment, the
[0038]
A detailed structure of the
[0039]
Cutting blade openings 31a to 31c are formed in the conveying
[0040]
According to the device, for example, by placing three types of braids with rubber cores of red, blue, and white on the
[0041]
In the apparatus, the contact portion when the
[0042]
It should be noted that the adhesive applied in the adhesive application step is adjusted to the minimum amount necessary for bonding the
[0043]
In the above, only the production of the rubber cored combination braid 1a has been described. However, the rubber core combination braid 1a is bonded to both ends before the cleaning step to form an annular shape, and then the cleaning step is performed. A cored braid ring 1b can be manufactured.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a configuration of a rubber cored combination braid and a part of a rubber cored braid ring cut out.
FIG. 2 is a process diagram showing a flow of a process for manufacturing a rubber braided combination braid.
FIG. 3 is an explanatory diagram of a curing process.
FIG. 4 is an explanatory diagram from the cutting process to the bonding process.
FIG. 5 is an explanatory diagram of a cleaning process
FIG. 6 is an explanatory diagram showing the behavior of the curing agent when the aqueous curing agent solution is dried.
FIG. 7 is an explanatory view showing a state of an end face when an adhesive is applied.
FIG. 8 is an explanatory diagram of the structure of the combined braid manufacturing apparatus with rubber core used in this embodiment.
[Explanation of symbols]
1a ·· Combination braid with rubber core, 2 ·· Strip, 4 ·· Rubber core, 5 ·· Skin braid, 6 ·· Braid with rubber core, 15 ·· Conveying path, 18 ·· Guiding conveying path, 19 · ..Alignment path, 20, 21 ..Piston, pressing plate (pressure contact means), 29..Cutting blade (cutting means), 30..Adhesive application means
Claims (2)
複数種類の長尺のゴム芯入り組紐の所定の切断箇所に硬化剤を塗布して前記外皮組紐を硬化する硬化工程と、
前記複数種類のゴム芯入り組紐を前記切断箇所にて切断して所定長さの前記複数種類の細片を形成する切断工程と、
前記複数種類の細片を所定の順番に一線上に配列する配列工程と、前記配列工程で配列されたとき前記複数種類の細片の対向しあう端面の一方或いは両方に接着剤を塗布する接着剤塗布工程と、
前記複数種類の細片を軸方向に互いに圧接し、更に前記接着剤を乾燥させる接着工程とよりなり、
前記硬化工程において、前記長尺の複数種類のゴム芯入り組紐を硬化剤水溶液に浸漬し、前記外皮組紐に含浸させて乾燥することにより該外皮組紐を硬化し、前記接着剤塗布工程において非水溶性接着剤を使用し、前記接着工程の後、前記連結ゴム芯入り組紐を水洗して前記硬化剤を前記外皮組紐から除去することを特徴とするゴム芯入り組合せ組紐の製造方法。Stretchable formed by cutting a plurality of types of braids with rubber cores composed of a rubber core and an outer braid covering the rubber cores into a plurality of types of strips and connecting the plurality of types of strips in combination. In the manufacturing method of the combination braid with rubber core,
A curing step of curing the outer braid by applying a curing agent to a predetermined cutting location of a plurality of types of long rubber core braid;
A cutting step of cutting the plurality of types of rubber core-containing braids at the cutting location to form the plurality of types of strips having a predetermined length;
An arrangement step of arranging the plurality of types of strips on a line in a predetermined order, and an adhesive for applying an adhesive to one or both of the opposing end surfaces of the plurality of types of strips when arranged in the arrangement step Agent coating process;
The plurality of types of strips are in pressure contact with each other in the axial direction, and further comprises an adhesive step of drying the adhesive,
In the curing step, the plurality of long braided braids are dipped in a curing agent aqueous solution, impregnated in the outer braid braid and dried to cure the outer braid, and in the adhesive application step, water-insoluble A method for producing a rubber braided combination braid comprising using an adhesive, and after the bonding step, washing the braid including the connecting rubber core and removing the curing agent from the outer braid.
所定箇所に硬化剤が塗布されて前記外皮組紐が硬化された前記複数種類の長尺のゴム芯入り組紐を軸方向に搬送し、各至端部が搬送方向と逆方向に所定間隔をおいてずれて配置されかつ径方向に形成された半開口部とを有し、相互に平行に並べられた複数の搬送路と、
前記半開口部側に前記複数の搬送路と平行して位置する樋状の整列路と、
前記各至端部に前記ゴム芯入り組紐の先端が到達したときに各々の該ゴム芯入り組紐をその先端から順に前記所定箇所にて切断して複数種類の細片を形成する複数の切断手段と、
前記複数種類の細片を前記複数の搬送路に設けられた各々の前記半開口部から前記整列路まで径方向に搬送する複数の案内搬送路と、前記複数種類の細片が前記整列路に移載されたとき、該複数の細片の対向しあう端面の一方或いは両方に接着剤を塗布する接着剤塗布手段と、前記接着剤が塗布された前記複数の細片同士を軸方向に互いに圧接させる圧接手段とからなり、
前記接着剤が塗布される前記複数種類の細片の端面が位置する箇所から、該細片同士が圧接されたときの当接部が位置する箇所までの範囲にわたる該整列路の底部に、該接着剤による該細片と該底部との接着を回避する開口を設けたことを特徴とするゴム芯入り組合せ組紐の製造装置。Formed by cutting a plurality of types of long braided rubber core braids composed of a rubber core and an outer braid covering the rubber core into a plurality of types of strips and connecting the plurality of types of strips in combination In the manufacturing device of the stretchable combination braid with elastic core,
The plurality of types of long braided rubber core braids coated with a curing agent at a predetermined location and cured with the outer braid braid are transported in the axial direction, and each end portion is spaced apart from the transport direction by a predetermined interval. A plurality of transport paths arranged in parallel to each other, having half-openings that are arranged offset and formed in the radial direction;
A bowl-shaped alignment path positioned in parallel with the plurality of transport paths on the half-opening side;
A plurality of cutting means for forming a plurality of types of strips by cutting each braid with rubber core in order from the tip when the tip of the braid with rubber core reaches each end portion. When,
A plurality of guide conveyance paths for conveying the plurality of types of strips in the radial direction from the half openings provided in the plurality of conveyance paths to the alignment path, and the plurality of types of strips in the alignment path When transferred, an adhesive application means for applying an adhesive to one or both of the opposing end surfaces of the plurality of strips, and the plurality of strips coated with the adhesive are mutually connected in the axial direction. It consists of pressure welding means to make pressure contact,
At the bottom of the alignment path that extends from the location where the end faces of the plurality of types of strips to which the adhesive is applied to the location where the contact portion is located when the strips are pressed against each other, An apparatus for producing a combined braid with rubber core, wherein an opening is provided to avoid adhesion between the strip and the bottom by an adhesive.
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