JP3956823B2 - アンテナの実装方法、アンテナの実装構造、およびモニタ装置 - Google Patents

アンテナの実装方法、アンテナの実装構造、およびモニタ装置 Download PDF

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    • H01Q1/3291Adaptation for use in or on road or rail vehicles characterised by the location of the antenna on the vehicle mounted in or on other locations inside the vehicle or vehicle body

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アンテナの実装方法、アンテナの実装構造、およびモニタ装置に関するもので、車両内の無線通信ネットワークシステムに用いるエレクトロマルチビジョンへのアンテナの実装に用いて好適である。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話をはじめとする無線機器の利用が盛んである。中でも、Bluetoothや無線LAN等のマイクロ波帯を利用する技術が今後広く普及することが予想される。また、このような無線機器を利用する技術をもとにした車内ネットワークの研究、開発が行われている。
【0003】
この車内ネットワークは、例えば乗員が有する携帯電話、PDA(Personal Digital Assistants)、モバイルPC等と、車内のカーナビゲーション装置、DSRC(Dedicated Short Range Communication)端末、テレマティクス端末等の情報機器との通信を仲介し、乗員の利便性を高めることがその存在目的の1つである。それゆえ、この車内ネットワークにおいて情報をやりとりする機器は、インストルメントパネル等のコクピット周辺、すなわち乗員に近い位置に集中する傾向がある。したがって、この車内ネットワーク内において無線通信を行うための無線機およびアンテナが、インストルメントパネル内のエレクトロマルチビジョン(以下EMVと記す)の内部に設置される可能性がある。エレクトロマルチビジョンとは、車内のカーナビゲーション装置、オーディオ装置、外気温センサ、走行状態検知装置等からの様々な情報を表示し、またタッチパネル形式の入力を行うことのできるモニタである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような車内ネットワークの一例として、図17に、車両1内における車内ネットワークを示す。この車内ネットワークにおいては、EMV2、携帯電話3、およびPDA4がBluetoothの規格に従って無線通信を行うようになっており、EMV2とスピーカ5は有線により通信を行うようになっている。
【0005】
図18に、本発明者らの考察によるこのEMV2の構成および組み付け方法を示す。EMV2は、EMVパネル21、液晶ディスプレイ22、前面パネルスイッチ基板(以下EMV基板と記す)23、EMV制御回路24、背面筐体25、無線通信用回路26、および車載アンテナ27を備えており、これらを図18のように重ねて組み付けることで形成されている。図18中、右側方向がこのEMV2の前面方向である。
【0006】
EMVパネル21は、乗員が入力を行うための操作ボタン31を備えており、また液晶ディスプレイ22の表示が乗員に見えるよう、EMV2の前面から見た形状が長方形である外縁と内縁とを有している。すなわち、液晶ディスプレイ22は、長方形の中央部が長方形にくり抜かれた形状、すなわち内縁を有する枠形状(額縁形状)となっている。
【0007】
液晶ディスプレイ22は、このEMVパネル21の内縁にちょうど填め込むことができるような長方形の形状を有している。また液晶ディスプレイ22は、EMV2の前面方向を表示の方向としている。
【0008】
EMV基板23は、EMVパネル21と同様の額縁形状となっており、液晶ディスプレイ22が填め込まれた状態でEMVパネル21に固定されるようになっている。またEMV基板23は多層基板であり、前面の層には回路パターンが配されており、この回路パターンによってEMVパネル21の操作ボタン31の押下を検出し、この検出に基づいて、有線によりEMV制御回路24に電気信号を出力するようになっている。またこのEMV基板23の内部の層には、全面に導体が配されている。その意味で、EMV基板23は導体板であると言える。
【0009】
EMV制御回路24は、背面筐体25に固定されるようになっている。このEMV制御回路24は、EMV基板23から乗員の入力に基づく電気信号の入力を受け、また無線通信用回路26を用いて携帯電話3およびPDA4と通信を行う。またEMV制御回路24は、この入力および通信に基づいて、必要に応じて液晶ディスプレイ22を制御して情報を表示させ、またケーブルを介してスピーカ5に音声信号を出力する。
【0010】
背面筐体25は、EMVパネル21に固定されることで、車載アンテナ27、無線通信用回路26、EMV制御回路24、EMV基板23、および液晶ディスプレイ22の背面を外部から保護するものである。
【0011】
無線通信用回路26および車載アンテナ27はEMV基板23に取り付けられている。この無線通信用回路26および車載アンテナ27が取り付けられる位置は、無線通信用回路26のEMV2の前方、すなわちEMV基板23から遠ざかる方向の一つに対する電波の入力、出力が妨げられない位置である。
【0012】
図19に、この無線通信用回路26の構成を示す。無線通信用回路26は、無線通信において、車載アンテナ27から受信した信号に対して、RF部11で増幅、フィルタリング、周波数変換、A/D変換等のアナログ処理を行い、またベースバンド部12で復調等のデジタル処理を行う。CPU13はROM14に記録されたプログラムに基いて作動し、その作動の必要に応じてRAM15に対してデータの書き込み、読み出しを行うことで、ベースバンド部12でデジタル処理された受信データに対する通信制御等のための処理を行う。またCPU13は、処理の必要に応じて導電性ケーブルを介してEMV制御回路24とデータや制御信号のやりとりを行う。また無線通信用回路26は、このCPU13から無線送信のためにベースバンド部12に出力されたデータに対して、ベースバンド部12で変調等のデジタル処理を行い、RF部11でD/A変換、増幅、周波数変換、フィルタリング等のアナログ処理を行い、その処理の結果の信号を車載アンテナ27に出力する。
【0013】
車載アンテナ27は平面アンテナから成り、EMV基板23の導体面をグラウンド面として用いる。このために、車載アンテナ27はEMV基板23の導体面と電気的接続を成す。なお、以下においては車載アンテナ27とEMV基板23の導体面との電気的接続のことを単に車載アンテナ27とEMV基板23の電気的接続と記す。
【0014】
図20に、EMV2の前方側すなわち液晶ディスプレイ22の表示面側から見たEMV基板23と、このEMV基板23に取り付けられた車載アンテナ27を示す。車載アンテナ27がEMV基板23に取り付けられる位置は、図20のようにEMV2の前方からEMV基板23を見た場合の、それに対してEMV基板23が線対称となるような線(以下EMV基板23の対称線、あるいは単に対称線と記す)上である。この対称線は、EMV基板23の内縁に関する対称線であるとも言える。このようなEMV基板23の対称線は2本ある。1つは、図20において二点鎖線でしめされた線(以下センターラインと記す)である。このセンターラインは、EMV基板23の面を上下に分ける図面左右方向への対称線である。なお、もう1つの対称線は、EMV基板23の面を左右に分ける図面上下方向の対称線(図示せず)である。
【0015】
この車載アンテナ27は、この取り付けられた点において、EMV基板23と直接電気的接続を成している。より具体的には、車載アンテナ27の裏面の接地用端子28が、EMV基板23の表面に設けられたEMV基板23の内層と導通している点に接続されている。すなわち、車載アンテナ27は車載アンテナ27とEMV基板23との電気的接点に設置されている。
【0016】
このような電気的接続により、車載アンテナ27はEMV基板23をグラウンド面とする電波の放射ができる。これによってグラウンド面の面積が増えるので、アンテナの出力性能が向上する。しかしその一方、このEMV基板23のグラウンド面としての効果は、この車載アンテナ27の電波の放射時、EMV基板23に電流が流れ込み、それによってEMV基板23から2次放射が発生し、車載アンテナ27から直接放射される電波と干渉すると見ることもできる。この干渉は以下に示すように、場合によっては車載アンテナ27の放射に悪影響を及ぼす。
【0017】
本発明者らは、以上のような車内ネットワークにおいて、車載アンテナ27が2.4GHz(Bluetoothで用いられる周波数)の電波を放射したときの、車載アンテナ27およびEMV基板23からの電波の各伝搬方向についての放射特性を実測した。図21に、この実測結果のグラフを示す。これは、電波の各方向毎への利得(垂直、水平成分合成)を太実線でプロットしたグラフである。0で示される方向が液晶ディスプレイ22の正面方向、±90で示される方向が液晶ディスプレイ22の面に平行な方向である。この図に示されるように、実線が前方部においてディップ(窪み)を形成している。これは、この部分に対応する方向における利得が低下していることを表している。このように、EMV2の前方部の利得が低下すると、携帯電話3、PDA4、等と車内ネットワークとの無線通信が阻害される可能性が高くなる。
【0018】
EMV基板23のような額縁形状の導体板ではなく、平板状の導体板をグラウンド面としたアンテナの場合、このような前方への放射の利得の低下は起こらないことが知られているので、この利得の低下はEMV基板23が内縁を有する形状となっていることによるものと考えられる。実際本発明者らは、このときのEMV基板23における電流の分布を数値計算(モーメント法)によって解析し、図20中横長の楕円で囲まれた部分に、導体板としてのEMV基板23の内縁に沿った特に強い高周波電流が流れるという結果を得た。高周波電流はダイポールアンテナとして電磁放射を行うことが知られている。従って、この内縁部の高周波電流によって放射される電波が、車載アンテナ27の放射に対して主要な影響を及ぼすと言える。
【0019】
本発明は上記点に鑑みて、内縁を有する枠状の導体板をグラウンド面として用いるアンテナにおいて、導体板の2次放射に起因する、アンテナおよび導体板の、導体板から遠ざかる方向への放射への利得の低下を抑えることを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための請求項1に記載の発明は、内縁を有する枠状の導体板(23)をグラウンド面として用いるアンテナ(27)の実装方法であって、内縁は長方形で近似でき、導体板(23)のアンテナ(27)との電気的接点を、導体板(23)の内縁に関する対称線から離れた点とすることを特徴とするアンテナの実装方法である。
【0021】
これによって、内縁が長方形で近似できる枠状の導体板(23)の対称線から離すように電気的接点の位置を定めることで、後述するように導体板(23)の内縁からの2次放射のアンテナ(27)の放射への干渉を低減することができる。したがって、導体板(23)の2次放射に起因する、アンテナ(27)および導体板(23)の、導体板(23)から遠ざかる方向への放射への利得の低下を抑えることができる。
【0022】
なお、導体板(23)のアンテナ(27)との電気的接点とは、導体板(23)とアンテナ(27)とが直接接続している点、および導体板(23)がアンテナ(27)と導通する導電性ケーブル等の媒介物と接続している点の両方を有する概念である。すなわち、ここでは接続とは直接的なものであるか間接的なものであるかに関わらない概念である。
【0023】
また、長方形で近似できるものとしては、例えば長方形の角が丸まって楕円形状のようになっているものも含む。
【0024】
また、求項1に記載のアンテナの実装方法においてさらに、電気的接点を、対称線からアンテナ(27)が送信または受信する無線電波の波長の4分の1の奇数倍の長さだけ離れている点とすることを特徴とする。
【0025】
これによって、後述するように導体板(23)の内縁からの2次放射のアンテナ(27)の放射への干渉をほぼ最大限に低減することができる。したがって、導体板(23)の2次放射に起因する、アンテナ(27)および導体板(23)の、導体板(23)から遠ざかる方向への放射への利得の低下を抑えることができる。
【0026】
なお、この請求項、および以下で参照する請求項2、3において、波長の4分の1の奇数倍とは、必ずしもこの厳密な値を満たすもののみを請求の範囲とするものではなく、例えば取り付け誤差等によるこれらの値からの若干のずれがあるものも、本発明とほぼ同等の効果を得ることができるものであれば請求の範囲内に含むものである。
【0027】
また、請求項に記載の発明は、内縁を有する枠状の導体板(23)と、導体板(23)をグラウンド面として用いるアンテナ(27)を備え、内縁は長方形で近似でき、導体板(23)は導体板(23)のアンテナ(27)との電気的接点を内縁に関する対称線から離れた点に有していることを特徴とするアンテナの実装構造である。
【0028】
これによって、請求項1と同様の効果が得られる。
【0029】
また、求項に記載のアンテナの実装構造においてさらに、導体板(23)は、電気的接点を対称線からアンテナ(27)が送信または受信する無線電波の波長の4分の1の奇数倍の長さだけ離れた点に有していることを特徴とする。
【0030】
これによって、請求項と同様の効果が得られる。
【0031】
また、請求項に記載の発明は、車内で用いられるモニタ装置であって、画像を表示する長方形で近似できるディスプレイ(22)と、ディスプレイ(22)を、その表示が視認できるように囲むパネル(21)と、ディスプレイ(22)が貫通できるように長方形で近似できる内縁が設けられた枠状の基板(23)と、車内の無線通信に用いられるアンテナ(27)とを備え、パネル(21)は操作ボタン(31)を有し、基板(23)は、操作ボタン(31)の入力を検出するための回路が設けられた層と、導体板から成る層とを有し、アンテナ(27)は導体板をグラウンド面として用い、基板(23)は導体板のアンテナとの電気的接点を内縁に関する対称線から離れた点に有していることを特徴とするモニタ装置である。
【0032】
これによって、請求項1と同様の効果が得られる。
【0033】
また、求項に記載のモニタ装置においてさらに、基板(23)は、電気的接点を対称線からアンテナ(27)が送信または受信する無線電波の波長の4分の1の奇数倍の長さだけ離れた点に有していることを特徴とする。
【0034】
これによって、請求項と同様の効果が得られる。
【0035】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0036】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明の一実施形態として、車内ネットワークの一部としてのEMVおよびEMVへのアンテナの実装方法について説明する。
【0037】
図1に、本実施形態における車内ネットワークの全体構成図を示す。この車内ネットワークは、先に説明した図17の車内ネットワークにおけるEMV2に代えて、このEMV2と構成の異なるEMV2’を有しているが、その他の構成要素は図17の車内ネットワークと同等である。以下、EMV2’とEMV2の違いについて説明する。
【0038】
図2に、EMV2’の車内への配置を模式的に示す。この図は、車内のインストルメントパネル6の正面図である。EMV2’は、インストルメントパネル6の中央部に埋め込まれるように実装される。
【0039】
このEMV2’は、図18で示したものと同様の構成要素を有している。ただし、図18とはEMV基板23から車載アンテナ27への電気的接点の位置が異なっている。図3に、このEMV2’の前方側すなわち液晶ディスプレイ22の表示面側から見たEMV基板23と、このEMV基板23に取り付けられた車載アンテナ27を示す。また前方とは、EMV基板23から遠ざかる方向であるとも言える。この図中のλとは、無線通信用回路26が車載アンテナ27を用いて送信また受信する電波の波長の1つである。本実施形態においては、この波長λは2.4GHzの電波の波長、すなわち約12cmである。図中の二点鎖線は、EMV基板23のセンタライン、すなわちEMV基板23の上下を分ける対称線である。
【0040】
車載アンテナ27は、この図3に示す位置、すなわちセンタラインからλ/4(約3cm)の長さだけ離れた点においてEMV基板23に取り付けられている。このセンタラインは、EMV基板23を上下に分ける対称線でもある。また、この車載アンテナ27はこの点においてEMV基板23と電気的に接続している。より具体的には、車載アンテナ27の裏面の接地用端子28が、EMV基板23の表面に設けられたEMV基板23の内層と導通している点に接続されている。したがって、EMV基板23の車載アンテナ27への電気的接点は、センタラインから車載アンテナ27が送信または受信する無線電波(2.4GHz)の波長の4分の1の長さだけ離れていると言える。
【0041】
以上のように車載アンテナ27とEMV基板23の電気的接点が配置された場合において、車載アンテナ27が2.4GHzの電波を放射したときの、車載アンテナ27およびEMV基板23からの電波の各伝搬方向についての放射特性の実測値のグラフを図4に示す。これは、電波の各方向毎への利得(垂直、水平成分合成)をdB単位でプロットしたグラフである。0で示される方向が液晶ディスプレイ22の正面方向、±90で示される方向が液晶ディスプレイ22の面に平行な方向である。実線が上述した実測値のプロットであり、破線が図21に示したEMV2が同様の条件で電波放射を行ったときのプロットである。
【0042】
図4中楕円で囲まれた部分、すなわちEMV2’の前方への放射の利得において、EMV2の車載アンテナ27が電波を放射した場合にできたディップの部分が、本実施形態のEMV2’の場合にはなくなっており、その結果前方への放射の利得の低下が抑えられている。
【0043】
このように、EMV基板23の車載アンテナ27への電気的接点が、センタラインから車載アンテナ27が送信または受信する無線電波(2.4GHz)の波長の4分の1の長さだけ離れていることで、内縁を有する枠状の導体板をグラウンド面として用いるアンテナにおいて、基板の2次放射に起因する、アンテナおよび基板によるEMV基板23の前方への放射への利得の低下を抑えることが可能となる。
【0044】
以下、このようにEMV基板23と車載アンテナ27との電気的接点の位置をセンタラインからλ/4だけ離したときに、電波放射の前方への利得が向上するメカニズムについて考察する。
【0045】
図5に、図3に示したEMV基板23および車載アンテナ27において、車載アンテナ27から電波を放射した場合の、EMV基板23における電流の分布を数値計算(モーメント法)によって解析した結果を示す。図5中横長の楕円で囲まれた部分に、EMV基板23の内縁に沿った、周辺に比べ特に強い高周波電流が流れるという結果を得た。具体的には、この特に強い高周波電流の最大電流値は、車載アンテナ27直下の最大電流値の1/5程度である。
【0046】
この図5と、EMV2で同じ条件の数値計算を行った場合の結果を示す図20とを比較すると、本実施形態の場合は、強い高周波電流が流れる箇所が図20の場合とずれていることがわかる。この違いを図6および図7を用いてより詳細に説明する。
【0047】
図6は、図20に示した場合においてEMV基板23の内縁に発生する高周波電流の配置を示す図である。この図6中、EMV基板23の内縁に沿った点線部分が上記した強い高周波電流が流れる箇所である。各部分で同相と付記されているものは、それぞれ電流の向きが同じとなっているものである。また、逆相と付記されている部分は、同相とされている部分と電流の向きが逆となっている。この図6に示すように、矢印によって示される強い高周波の組は、同相同士、または逆相同士で対向するように上下に位置する。なお、各組は、他の組と長さλ/2だけ左右に離れている。
【0048】
図7は、図5に示した本実施形態の場合において、EMV基板23の内縁に発生する高周波電流の配置を図6と同じ方法で示した図である。この図7においては、同相の強い高周波電流の部分の組が上下に対向するように並んでおらず、λ/2だけ左右にずれている。強い高周波電流の部分は電波を放射するダイポールアンテナと同一視できることが知られているので、以下強い高周波電流の部分をダイポールアンテナと記す。
【0049】
このような、EMV基板23の車載アンテナ27への電気的接点の位置の違いによって生ずるEMV基板23内縁の強い高周波電流の配置の違いが、車載アンテナ27の電波放射に及ぼす影響を以下定性的に説明する。
【0050】
図8に、図6における1組の同相の高周波電流を放射源とする電波放射の、EMV基板23のセンタラインを含むEMV基板23に垂直な面内80における特性を模式的に示す。ダイポールアンテナ82、83から延びている実線が、面内80における放射の指向性を示している。また、図8下部は、この面内80におけるダイポールアンテナ82、83が放射する電波の波面を示している。ダイポールアンテナ82および83からの波面はほぼ一致し、互いに強め合う関係となる。
【0051】
図9に、このようなダイポールアンテナ82、83および車載アンテナ27による電波放射の面内80における特性を模式的に示す。この図9の下部には、面内80における車載アンテナ27の放射する電波の波面と、図8で示したダイポールアンテナ82、83の放射する電波の合成波の波面を示している。この2つの波面は波源の位置が左右にずれているので、面内80において位相がずれて互いに弱め合う部分が発生する(図中楕円で囲まれた部分)。その結果、車載アンテナ27、ダイポールアンテナ82、83による放射電波の合成波の指向性に偏りが生じる。
【0052】
この場合の、面内80における合成波の指向性を角度毎の出力(dB)で示したプロットを図10に実線で示す。0°の方向がEMV2の正面方向である。破線のプロットは車載アンテナ27のみによる放射電波の指向性である。この図に示されるように、EMV2の前方、特に図中30°の周辺で、合成波の利得が車載アンテナ27単独の場合より低下する。このように、ダイポールアンテナ82、83の放射する電波の干渉が原因で、車載アンテナ27およびEMV基板23による電波放射のEMV2前方への利得が低下する。これが、EMV基板23の2次放射に起因する、車載アンテナ27およびEMV基板23の、導体板から遠ざかる方向への放射への利得の低下のメカニズムである。なお、実際にはEMV基板23の内縁のダイポールアンテナは複数組あるので、放射の指向性の実測値は図10に示したものと等しくはならないが、図21に示した様に、定性的な振る舞いは類似している。
【0053】
ここで、図7における1組の同相の高周波電流を放射源とする電波放射の面内80における特性を、図8同様の形式で図11に示す。波面の間隔は電波と等しいλであり、ダイポールアンテナ82とダイポールアンテナ83との左右のずれはλ/2である。したがって、図11下部に示す波面の通り、楕円で囲まれた部分においては、それぞれのダイポールアンテナの放射する電波の波面の位相は互いに逆になり、電波が打ち消し合うことになる。楕円で囲んだ部分以外の多くの部分においても、位相のずれによって電波が弱められる。このダイポールアンテナ82および83からの波面の位相ずれに起因する電波の弱まりは、ダイポールアンテナ82、83の左右の位置のずれが0から増大するとともに増大し、ずれがλ/2のとき最大となる。
【0054】
ダイポールアンテナ82および83からの電波が弱まると、図9および図10で示したような、車載アンテナ27、ダイポールアンテナ82、およびダイポールアンテナ83による電波の干渉による、EMV2前方への電波放射の利得の低下の効果が弱まる。
【0055】
なお、車載アンテナ27とEMV基板23との電気的接点のセンタラインからのずれと、EMV基板23内縁部のダイポールアンテナのずれの関係をモーメント法によってシミュレートした結果を図12(a)〜(d)に示す。図12(a)は電気的接点がセンタライン上にある場合、(b)はセンタラインより1cm上方に離れている場合、(c)は2cm上方に離れている場合、(d)は3cm(λ/4)上方に離れている場合を示している。これによって、センタラインと電気的接点との距離が0からλ/4まで連続的に離れていくに従って、上下の同相のダイポールアンテナのずれも0からλ/2まで連続的に変化していくことがわかる。
【0056】
以上のシミュレーションによる、それぞれの場合における電波放射の指向性をプロットしたものが図13である。この図中、破線が車載アンテナ27単独の電波放射による指向性、実線が図12(a)の場合における車載アンテナ27、ダイポールアンテナ83、84の合成波の指向性、2点鎖線が図12(d)の場合における車載アンテナ27、ダイポールアンテナ83、84の合成波の指向性である。図12(d)の場合の前方への利得は、車載アンテナ27単独の場合に比べて劣るものの、図12(a)の場合に比べて低下が抑えられていることがわかる。
【0057】
なお、請求項に記載のアンテナは車載アンテナ27に対応し、パネルはEMVパネル21に対応し、ディスプレイは液晶ディスプレイ22に対応し、基板はEMV基板23に対応し、モニタ装置はEMV2’に対応する。
【0058】
また、車載アンテナ27の位置をセンタラインからずらずことで発生する、前方への電波放射の利得の低減を抑えるという効果は、このセンタラインからのずれが厳密にλ/4である場合にのみ奏するものではなく、例えばλ/4から±1cm程度以内のずれであれば、利得の低減を抑える効果が最大に表れる場合のの70%の効果を奏することが発明者らの数値計算によって明らかになっている。
【0059】
また、電気的接点の位置とセンターラインとの距離がλ/4となっておらずとも、電気的接点がセンターラインからずれていれば、ちょうどセンタライン上に電気的接点がある場合に比べて利得の低下を抑えることができると言える。図14は、車載アンテナ27単独の場合、および図12(a)〜(d)の場合における、放射電波の−90°〜+90°までの利得の平均値をdB単位でプロットしたグラフである。横軸の左端が車載アンテナ27単独の場合であり、(a)〜(d)の文字が付された部分がそれぞれ図12の(a)〜(d)に対応している。すなわち、横軸は電気的接点のセンタラインからの距離に対応している。
【0060】
この図においては、(a)の場合、すなわち電気的接点がセンターライン上にある場合が最も利得が低下しており、(b)〜(d)の様に電気的接点がセンターラインから離れている場合は、その低下が抑えられている。
【0061】
さらに、電気的接点のセンタラインからの距離がおよそλ/4のみならず、およそλ/4の奇数倍であっても本実施形態と同様の効果を得ることができる。このことを、図15を用いて説明する。図15(a)、(b)、(c)、(d)はそれぞれ、電気的接点とセンタラインとの距離が0、λ/4、(2/4)λ、(3/4)λ離れている場合において、EMV基板23内縁に発生するダイポールアンテナ61〜65、71〜75の配置をモーメント法でシミュレートした結果を示す。奇数の符号が付されたダイポールアンテナが互いに同相の関係にあり、偶数の符号が付されたものはこれら同相のダイポールアンテナに対して逆相となっている。
【0062】
(a)→(b)→(c)→(d)のように、電気的接点とセンタラインの距離が大きくなっていくに従って、ダイポールアンテナは時計回りに内縁に沿って移動してゆき、(d)においては、同相同士、逆相同士のダイポールアンテナの左右のずれが、(b)と同様になる。例えば、(b)においてはダイポールアンテナ63とダイポールアンテナ73が互いに弱め合う位置関係にあり、(d)においてはダイポールアンテナ63とダイポールアンテナ75とが同様の弱め合う位置関係にある。したがって、電気的接点とセンタラインとの距離が(3/4)λの場合においても、電波放射の前方への利得の低減をほぼ最大限に抑えることができる。またさらに電気的接点とセンタラインとの距離を離していっても、λ/2の距離毎に同相同士、逆相同士の位置関係が(b)、(d)と同様になる。したがって、電気的接点とセンタラインとの距離がλ/4のおよそ奇数倍であっても本実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0063】
これを図14に即して説明すると、図14の(d)から電気的接点とセンターラインとの距離が大きくなっていくと、(d)をピークに平均利得は減少してゆき、その先は距離がλ/4の偶数倍のときに極小となり、また距離がλ/4の奇数倍のときに極大となると言える。
【0064】
ただしこの効果は、EMV基板23の車載アンテナ27への接点が、EMV基板23内に収まるような位置にある場合にのみ有効である。
【0065】
また、本実施形態のEMV2’においては、EMV基板23の車載アンテナ27への電気的接点に、車載アンテナ27が直接接続されているが、必ずしもこのようになっている必要はない。他の接続例の概略図を図16に示す。この図の例のように、車載アンテナ27は同軸ケーブル32を介してEMV基板23に電気的接続を成していてもよい。換言すれば、EMV基板23の車載アンテナ27への電気的接続点における、これらEMV基板23と車載アンテナ27との接続は、間接的なものであってもよい。
【0066】
また、本実施形態においては、EMV基板23における電気的接点との距離の起点となる対称線としてセンターラインを用いたが、この対称線としては、EMV基板23の面を左右に分ける図面上下方向の対称線であってもよい。
【0067】
また、本実施形態においては、無線通信用回路26とEMV制御回路24とは有線にて接続していたが、無線通信用回路26はEMV制御回路24と接続することなく、他の車内の情報機器と接続しているのみであってもよい。すなわち、無線通信用回路26および車載アンテナ27は、車内における無線通信の媒介をするものであって、かつEMV2’に取り付けられていればよいのであって、必ずしもEMV制御回路24と信号をやりとりする必要はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における車内ネットワークの全体構成図を示す。
【図2】車内前部のインストルメントパネルの模式図である。
【図3】前方から見たEMV基板23と車載アンテナ27を示す図である。
【図4】車載アンテナ27およびEMV基板23からの電波の放射特性の実測値のグラフである。
【図5】EMV基板23における電流の分布を数値計算によって解析した結果を示す図である。
【図6】EMV基板23の内縁に発生する高周波電流の配置を示す図である。
【図7】EMV基板23の内縁に発生する高周波電流の配置を示す図である。
【図8】1組の同相の高周波電流を放射源とする電波放射の面内80における特性を示す図である。
【図9】ダイポールアンテナ82、83および車載アンテナ27による電波放射の面内80の特性を示す図である。
【図10】面内80における合成波の指向性を角度毎にプロットしたグラフである。
【図11】1組の同相の高周波電流を放射源とする電波放射の面内80における特性を示す図である。
【図12】車載アンテナ27とEMV基板23との電気的接点のセンタラインからのずれと、EMV基板23内縁部のダイポールアンテナのずれの関係を示す図である。
【図13】電波放射の指向性をプロットした図である。
【図14】車載アンテナ27単独の場合、および図12(a)〜(d)の場合における、放射電波の利得の平均値を示すグラフである。
【図15】図15様々な電気的接点とセンタラインとの距離における、EMV基板23内縁に発生するダイポールアンテナの配置を示す図である。
【図16】EMV基板23と車載アンテナ27との他の接続例の概略図である。
【図17】車両1内における車内ネットワークを示す図である。
【図18】EMV2の構成および組み付け方法を示す概念図である。
【図19】無線通信用回路26の構成を示す図である。
【図20】EMV基板23と車載アンテナ27を示す図である。
【図21】車載アンテナ27およびEMV基板23からの電波の放射特性を示す図である。
【符号の説明】
1…車両、2…EMV、3…携帯電話、4…PDA、5…スピーカ、
6…インストルメントパネル、11…RF部、12…ベースバンド部、
13…CPU、14…ROM、15…RAM、21…EMVパネル、
22…液晶ディスプレイ、23…EMV基板、24…EMV制御回路、
25…背面筐体、26…無線通信用回路、27…車載アンテナ、
31…操作ボタン、32…同軸ケーブル、82、83…ダイポールアンテナ。

Claims (3)

  1. 内縁を有する枠状の導体板(23)をグラウンド面として用いるアンテナ(27)の実装方法であって、前記内縁は長方形で近似でき、前記導体板(23)の前記アンテナ(27)との電気的接点を、前記導体板(23)の前記内縁に関する対称線から前記アンテナ(27)が送信または受信する無線電波の波長の4分の1の奇数倍の長さだけ離れている点とすることを特徴とするアンテナの実装方法。
  2. 内縁を有する枠状の導体板(23)と、前記導体板(23)をグラウンド面として用いるアンテナ(27)を備え、
    前記内縁は長方形で近似でき、
    前記導体板(23)は前記導体板(23)の前記アンテナ(27)との電気的接点を前記内縁に関する対称線から前記アンテナ(27)が送信または受信する無線電波の波長の4分の1の奇数倍の長さだけ離れた点に有していることを特徴とするアンテナの実装構造。
  3. 車内で用いられるモニタ装置であって、
    画像を表示する長方形で近似できるディスプレイ(22)と、
    前記ディスプレイ(22)を、その表示が視認できるように囲むパネル(21)と、
    前記ディスプレイ(22)が貫通できるように長方形で近似できる内縁が設けられた枠状の基板(23)と、
    車内の無線通信に用いられるアンテナ(27)とを備え、
    前記パネル(21)は操作ボタン(31)を有し、
    前記基板(23)は、前記操作ボタン(31)の入力を検出するための回路が設けられた層と、導体板から成る層とを有し、
    前記アンテナ(27)は前記導体板をグラウンド面として用い、
    前記基板(23)は前記導体板の前記アンテナとの電気的接点を前記内縁に関する対称線から前記アンテナ(27)が送信または受信する無線電波の波長の4分の1の奇数倍の長さだけ離れた点に有していることを特徴とするモニタ装置。
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