JP3954950B2 - 凧 - Google Patents
凧 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3954950B2 JP3954950B2 JP2002296887A JP2002296887A JP3954950B2 JP 3954950 B2 JP3954950 B2 JP 3954950B2 JP 2002296887 A JP2002296887 A JP 2002296887A JP 2002296887 A JP2002296887 A JP 2002296887A JP 3954950 B2 JP3954950 B2 JP 3954950B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bone
- main
- central
- main wing
- kite
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Toys (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、飛行特性を改善した凧に関し、特に、その組立方法を改善した凧に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
古来より種々の凧が考案され、用いられているが、近年、流体力学、特に、航空力学を設計に取り入れることにより、飛行特性を改善した凧が提案されている(例えば、特開2000−262772号公報参照)。
【0003】
図11〜図13に、特開2000−262772号公報に開示されている凧を示す。
この凧20は、中心骨21、主翼主骨22、主翼前縁骨23、主翼補強骨24、主翼中間縦骨25、尾翼骨26、主翼延長骨27、主翼細骨28、凧紙29を主要構成部材とし、中心骨21と主翼主骨22は、主翼主骨継手33によって、また、中心骨21と主翼補強骨24は、主翼補強骨継手34によって取り付けられている。32は、主翼中間補強骨を、31、32は、それぞれ、主翼、尾翼を示すものである。
【0004】
そして、この凧20は、組み立てるに際して、まず、凧紙29の中心対称軸に中心骨21を配置する。次に、水平方向の主翼主骨22を主翼31の主要部に配置する。中心骨21と主翼主骨22、図13(a)に示すような樹脂製の主翼主骨継手33を使って連結し、中心骨21を中心に屈曲できる構造とする。主翼補強骨24も同様にして、主翼補強骨継手34を使って組み立てる。骨材は組み立て次第、凧紙29に接着し、相互に固定していく。
【0005】
残りの骨材も同様に接着していき、骨組みが完成したら、図12に示すように、左右の主翼主骨22をバネ35とバネ継手36、36で上反角θをもたせて組み立てる。図13(b)では、バネ継手36を鈍角に折り曲げて使用しているが、鋭角に折り曲げて使用する場合もある。
【0006】
各継手には骨材をはめ込んで固定する複数の穴、又は溝が設けられている。溝は断面が略U字形であるが、入口が少しせまい馬蹄形にして骨材を固定できるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記特開2000−262772号公報に開示されている凧20は、飛行特性は改善されてはいるものの、凧紙への骨の貼り付けなどの組立に一定の熟練が必要で、特に骨の位置のズレは飛行特性に大きな影響を与える問題となる。
また、高い高度の飛行中に強風の影響により羽根がばたつき飛行安定性が低下したり墜落するなどの問題もある。
さらに、長期間の使用によって骨の端部が凧紙を突き抜け、そこから凧紙が破れることがあり、飛行中においては墜落の大きな原因となる等の問題があった。
【0008】
本発明はかかる問題点に鑑み、その組立を簡便かつ容易に行えるようにし、強風による羽根のばたつきを抑制し飛行特性の向上を図るとともに、骨の端部による凧紙の破損を予防することのできる凧を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本第1発明の凧は、凧紙に、凧の対称軸となる中心骨と、前記中心骨に直交する主翼の主要部に配置された主翼主骨と、前記中心骨と主翼主骨との交点より下方で前記中心骨に取り付けるとともに中心骨及び主翼主骨に傾斜して形成する主翼補強骨とを配設して構成する凧において、あらかじめ凧紙に前記各骨を配置する箇所を印刷しておき、該表示に従って各骨の幅とほぼ同一幅の両面テープを配設して、前記各骨を貼り付けるようにし、かつ、凧の対称軸上に取り付ける凧糸取付部分を上下2箇所に設け、上方の凧糸取付部分を前記中心骨と主翼主骨との交点より上方に、下方の凧糸取付部分を前記主翼補強骨と中心骨の交点よりも下方に設定したことを特徴とする。
【0010】
この凧は、凧紙にあらかじめ凧を構成する各骨の配置位置を印刷するとともに、骨の取付用を両面テープをもってするようにしたから、初心者であっても簡便かつ正確に凧の組立をすることができる。
【0011】
また、同じ目的を達成するため、本第2発明の凧は、凧紙に、凧の対称軸となる中心骨と、前記中心骨に直交する主翼の主要部に配置された主翼主骨と、前記中心骨と主翼主骨との交点より下方で前記中心骨に取り付けるとともに中心骨及び主翼主骨に傾斜して形成する主翼補強骨とを配設して構成する凧において、あらかじめ凧紙の前記各骨を配置する箇所に接着剤を塗布するとともに、剥離紙を配設しておき、剥離紙を剥がして、前記各骨を貼り付けるようにし、かつ、凧の対称軸上に取り付ける凧糸取付部分を上下2箇所に設け、上方の凧糸取付部分を前記中心骨と主翼主骨との交点より上方に、下方の凧糸取付部分を前記主翼補強骨と中心骨の交点よりも下方に設定したことを特徴とする。
【0012】
この凧は、剥離紙を剥がし、各骨を接着剤の上に載せるだけでよく、さらに簡便に組立が行えるとともに、各骨は接着剤により強固に取り付けることができる。
【0013】
また、同じ目的を達成するため、本第3発明の凧は、凧紙に、凧の対称軸となる中心骨と、前記中心骨に直交する主翼の主要部に配置された主翼主骨と、前記中心骨と主翼主骨との交点より下方で前記中心骨に取り付けるとともに中心骨及び主翼主骨に傾斜して形成する主翼補強骨とを配設して構成する凧において、あらかじめ凧紙の前記各骨のうちの主要な骨を配置する箇所を空間部を有する2重構造とし、該2重構造の空間部に骨を挿入して、装着するようにし、かつ、凧の対称軸上に取り付ける凧糸取付部分を上下2箇所に設け、上方の凧糸取付部分を前記中心骨と主翼主骨との交点より上方に、下方の凧糸取付部分を前記主翼補強骨と中心骨の交点よりも下方に設定したことを特徴とする。
【0014】
この凧は、凧紙の主要な骨を配置する2重構造の空間部に骨を挿入して、装着するようにしたから、初心者であっても簡便かつ正確に凧の組立をすることができる。
【0015】
そして、本第1〜第3発明の凧は、凧の対称軸上に取り付ける凧糸取付部分を上下2箇所に設け、上方の凧糸取付部分を前記中心骨と主翼主骨との交点より上方に、下方の凧糸取付部分を前記主翼補強骨と中心骨の交点よりも下方に設定したことにより、上下2カ所に存在する凧糸取付部分の間隔が大きくなり、凧を引く凧糸の張力によって引っ張り応力が増加し、その引っ張り応力により中心部の強度を補い、凧の中心部の強度を増すことができる。
【0016】
この場合において、主翼主骨の端部の材質を、中央部分の材質に比して、強度、剛性が低い材質とすることができる。
【0017】
これにより、上空で強風に煽られた際でも、主翼主骨の端部が折れることなく飛行安定性を向上させることができる。
【0018】
また、主翼主骨の端部において該主翼主骨と交差する縦骨を備え、該縦骨は、下方端部の材質を、主要部分の材質に比して強度、剛性が低い材質とすることができる。
【0019】
これにより、縦骨端部の強風による破損を防止することができる。
【0020】
また、凧紙には、骨の端部位置に、保護テープを貼り付けることができる。
【0021】
これにより、長期間の使用によっても、骨の端部が凧紙を突き抜け凧紙を破損することがない。
【0022】
また、凧紙には、凧の対称軸に対して対となるように面ファスナーを貼り付けることができる。
【0023】
これにより、垂直尾翼を簡便に尾翼に構成することができる。
【0024】
さらに、凧に、強制的な推力を付与する推力付与手段を配設することができる。
【0025】
これにより、無風状態においても凧を一定の高度まで浮上させることができる。
【0026】
この場合において、推力付与手段を、ゴム風船とすることができる。
【0027】
これにより、推力付与手段を設けることによって生じる余分な加重を最小限に抑えることができる。
【0028】
この場合において、推力付与手段を、ゴム等によって駆動されるプロペラとすることができる。
【0029】
これにより、推力付与手段による推力の付与を長時間に亘って凧に作用せしめることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の凧の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0031】
図1〜図10に、本発明の凧の実施例を示す。
【0032】
この凧1は、従来例と同様、凧の対称軸となる中心骨4、主翼の主要部となる空力中心の近傍に配置された主翼主骨5、板骨9、主翼補強骨6を主要構成部材とし、中心骨4と平行にかつ、板骨9の両端部から中心骨をはさんで対称に縦骨7を、尾翼12の側方外縁部分の形状保持のための尾翼骨10を、主翼11端部の上方外縁部分の形状保持のために主翼細骨13を、主翼11の中間部分を補強する主翼中間補強骨14をそれぞれ、凧紙2にあらかじめ印刷された骨配置箇所3に対し各骨の幅とほぼ同一幅の両面テープを使って貼り付けるようにしたもので、骨配置箇所3は図に示すように破線や薄い実線をもって示し、両面テープをあらかじめ貼り付けておくようにしてもよい。
【0033】
この場合において、骨の配置箇所3に、図2に示すように、接着剤Sを塗布し、その上に剥離紙Pを配設するようにしてもよい。
【0034】
また、主要な骨、特に限定されるものではないが、本実施例においては、中心骨4及び主翼主骨5の配置箇所3に、図3〜図4に示すように、テープ17を融着又は接着することによって、空間部18を有する2重構造とし、この2重構造の空間部18に骨4、5を挿入して、装着するようにしてもよい。
たことを特徴とする。
【0035】
次に、図5は主翼11の端部拡大図で、主翼主骨5の端部(図例では左側)の素材を縦骨7を境に強度及び剛性の低い材質としたもので、例えば中央部分の主翼主骨5aの材質を木材・カーボンと言った強度・剛性の高いものを使用し、端部の主翼主骨5bの材質をポリプロピレン(以下、PP材)等を使用する。
この際、中央部分の主翼主骨5aと端部の主翼主骨5bには図6に示す重複部分lを設けて取り付けることが好ましい
【0036】
また、縦骨7を全領域に亘り、強度・剛性の高い材質を使用した場合、該縦骨7を境に羽根が左右でばたつきを起こすため、縦骨7も同様にして強度・剛性の高い材質を使用した縦骨7aとPP材などを使用した縦骨7bに分割して構成する。主要部と端部の境は、主翼主骨5においては縦骨7を境にし、また縦骨7においては図5に示す一点鎖線(概ね縦骨を三等分した下方1/3が端部)を境にする。
【0037】
この際、図7に示すように、縦骨7bを中空円筒のPP材(例えば家庭で利用されるストローなど)を使用するとともに、縦骨7aを該縦骨7bの内筒に挿入可能な径の円筒部材(例えばカーボンファイバなど)を使用し、図に示す如く縦骨7aを縦骨7bの内筒に挿入して構成する。
これにより、縦骨7aが該縦骨7bの中に固定されずに挿入されているので、翼の後縁部の振動が発生した際、縦骨7aと該縦骨7bが相対的に運動し、相互の摩擦で振動エネルギーを吸収することができる。
【0038】
次に凧糸取付部分8について説明する。従来の凧糸取付部分8’は、図8において破線部分で示すように上下2カ所に設け、凧糸の端部を中心骨4に結びつける等の方法で取り付ける基準となる箇所である。
凧糸取付部分8’の下側は、破線で示す主翼補強骨6’の上側に位置し、主翼11を補強する役割は、主翼補強骨6’のみでなされていた。
本発明における凧では、主翼補強骨6を従来に比して小さくし、下方の凧糸取付部分8を主翼補強骨6よりも下げ、凧糸取付部8、8間を大きく取りその引っ張り応力により中心部の強度を補うようにしたものである。
【0039】
図9に示す15は、凧紙2上に取り付ける各骨の端部位置に相当する箇所にあらかじめ貼り付けた保護テープを示し、強度上、フィラー(繊維)入りのテープを使用することが好ましい。
【0040】
さらに、尾翼12に中心骨4を対称軸として配設した面ファスナー16によって図10に示す如く形状を構成し、凧の垂直尾翼とすることができる。
また、面ファスナーを凧の顔(図例のように凧の形状が鳥の場合では鳥の顔となる)の部分に配設することにより、組立後の凧の完成品が立体的となり見栄えが良好となる。
【0041】
また、無風状態での凧の浮揚に際しては、凧に強制的な推力を付与する推力付与手段を配設することができる。
【0042】
この、推力付与手段は、ゴム風船やゴム等によって駆動されるプロペラの他、凧を上空に向けて浮揚せしめる推力を凧に与えるものであればよい。
【0043】
以上、本発明の凧について、その実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
【0044】
【発明の効果】
以上の如く本発明によるときは、各骨の配置位置をあらかじめ凧紙に印刷し、各骨の固定方法に両面テープを用いるようにしたから、初心者であっても簡単に凧の組立をすることができる。
【0045】
また、各骨の配置位置にあらかじめ接着剤を塗布するとともに、剥離紙を配設するときは、剥離紙を剥がして各骨を取り付けるのみでよく、さらに簡便かつ短時間で凧の組立が完成する。
【0046】
また、凧紙の主要な骨を配置する2重構造の空間部に骨を挿入して、装着するときは、初心者であっても簡便かつ正確に凧の組立をすることができる。
【0047】
そして、特に、凧の対称軸上に取り付ける凧糸取付部分を上下2箇所に設け、上方の凧糸取付部分を前記中心骨と主翼主骨との交点より上方に、下方の凧糸取付部分を前記主翼補強骨と中心骨の交点よりも下方に設定したことにより、上下2カ所に存在する凧糸取付部分の間隔が大きくなり、凧を引く凧糸の張力によって引っ張り応力が増加し、その引っ張り応力により中心部の強度を補い、凧の中心部の強度を増すことができるとともに、主翼補強骨を従来に比して短いものとすることができるので、凧の軽量化と材料費の低減を図ることができる。
【0048】
また、主翼主骨の端部の材質を、中央部分の材質に比して、強度、剛性が低い材質とするときは、上空での強風によっても縦骨を境に主翼主軸の骨が折れることがなく風力によってたわむようになるから、飛行安定性に優れた凧となる。
【0049】
また、縦骨は、下方端部の材質を、主要部分の材質に比して強度、剛性が低い材質とし、下方端部を中空円筒、主要部分を該中空部に挿入するときはフリクションによるダンピング効果によって羽根のばたつきを効果的に吸収することができる。
【0050】
また、凧紙上の骨の端部が位置する箇所に、あらかじめ保護テープを貼り付けるときは長期間の使用によっても凧紙が破損することがないとともに、上空において強風の影響によって凧の羽根がたわんだ際も、骨の端部が凧紙を破ることはない。
【0051】
凧の対称軸に対して対となるように面ファスナーを貼り付けるときは、飛行させる際には簡便に垂直尾翼を構成することができ、部屋で壁に掛け装飾用として飾る際には面ファスナーの接離によって平面状態に戻して壁に掛けることができる。また、面ファスナーを凧の顔に該当する箇所に取り付けるときは、凧の顔が立体的に表現され、飛行中においても見栄えの良い凧とすることができる。
【0052】
さらに、凧に強制的な推力を付与する推力付与手段を配設するときは、無風状態や室内においても凧を浮揚させることができる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の凧の実施例を示す正面図である。
【図2】 接着剤と剥離紙の関係を説明する斜視図である。
【図3】 主要な骨を配置する箇所を空間部を有する2重構造とした凧の実施例を示す正面図である。
【図4】 (a)は、図3のA−A線断面図、(b)は、図3のB−B線断面図である。
主翼の拡大説明図である。
【図5】 主翼の拡大説明図である。
【図6】 図5におけるM部分の拡大図である。
【図7】 縦骨の構成を説明する斜視図である。
【図8】 凧糸取付部分を説明する凧の正面図である。
【図9】 保護テープの配置箇所を説明する凧の正面図である。
【図10】 面ファスナーを利用した尾翼構成を説明する斜視図である。
【図11】 従来の凧の正面図である。
【図12】 同凧にバネを取り付けた状態を示す斜視図である。
【図13】 同凧の骨組みに用いる継手の構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 凧
2 凧紙
3 骨配置箇所
4 中心骨
5 主翼主骨
7 縦骨
8 凧糸取付部分
14 主翼補強骨
15 保護テープ
16 面ファスナー
17 テープ
18 空間部
S 接着剤
P 剥離紙
Claims (10)
- 凧紙に、凧の対称軸となる中心骨と、前記中心骨に直交する主翼の主要部に配置された主翼主骨と、前記中心骨と主翼主骨との交点より下方で前記中心骨に取り付けるとともに中心骨及び主翼主骨に傾斜して形成する主翼補強骨とを配設して構成する凧において、あらかじめ凧紙に前記各骨を配置する箇所を印刷しておき、該表示に従って各骨の幅とほぼ同一幅の両面テープを配設して、前記各骨を貼り付けるようにし、かつ、凧の対称軸上に取り付ける凧糸取付部分を上下2箇所に設け、上方の凧糸取付部分を前記中心骨と主翼主骨との交点より上方に、下方の凧糸取付部分を前記主翼補強骨と中心骨の交点よりも下方に設定したことを特徴とする凧。
- 凧紙に、凧の対称軸となる中心骨と、前記中心骨に直交する主翼の主要部に配置された主翼主骨と、前記中心骨と主翼主骨との交点より下方で前記中心骨に取り付けるとともに中心骨及び主翼主骨に傾斜して形成する主翼補強骨とを配設して構成する凧において、あらかじめ凧紙の前記各骨を配置する箇所に接着剤を塗布するとともに、剥離紙を配設しておき、剥離紙を剥がして、前記各骨を貼り付けるようにし、かつ、凧の対称軸上に取り付ける凧糸取付部分を上下2箇所に設け、上方の凧糸取付部分を前記中心骨と主翼主骨との交点より上方に、下方の凧糸取付部分を前記主翼補強骨と中心骨の交点よりも下方に設定したことを特徴とする凧。
- 凧紙に、凧の対称軸となる中心骨と、前記中心骨に直交する主翼の主要部に配置された主翼主骨と、前記中心骨と主翼主骨との交点より下方で前記中心骨に取り付けるとともに中心骨及び主翼主骨に傾斜して形成する主翼補強骨とを配設して構成する凧において、あらかじめ凧紙の前記各骨のうちの主要な骨を配置する箇所を空間部を有する2重構造とし、該2重構造の空間部に骨を挿入して、装着するようにし、かつ、凧の対称軸上に取り付ける凧糸取付部分を上下2箇所に設け、上方の凧糸取付部分を前記中心骨と主翼主骨との交点より上方に、下方の凧糸取付部分を前記主翼補強骨と中心骨の交点よりも下方に設定したことを特徴とする凧。
- 主翼主骨の端部の材質を、中央部分の材質に比して、強度、剛性が低い材質としたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の凧。
- 主翼主骨の端部において該主翼主骨と交差する縦骨を備え、該縦骨は、下方端部の材質を、主要部分の材質に比して強度、剛性が低い材質としたことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の凧。
- 凧紙には、骨の端部位置に、保護テープを貼り付けたことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の凧。
- 凧紙には、凧の対称軸に対して対となるように面ファスナーを貼り付けたことを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載の凧。
- 凧に、強制的な推力を付与する推力付与手段を配設したことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の凧。
- 推力付与手段が、ゴム風船であることを特徴とする請求項8記載の凧。
- 推力付与手段が、ゴム等によって駆動されるプロペラであることを特徴とする請求項8記載の凧。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002296887A JP3954950B2 (ja) | 2002-10-10 | 2002-10-10 | 凧 |
US10/320,662 US20030111578A1 (en) | 2001-12-18 | 2002-12-17 | Kite and selling method of kite |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002296887A JP3954950B2 (ja) | 2002-10-10 | 2002-10-10 | 凧 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004129811A JP2004129811A (ja) | 2004-04-30 |
JP3954950B2 true JP3954950B2 (ja) | 2007-08-08 |
Family
ID=32286725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002296887A Expired - Fee Related JP3954950B2 (ja) | 2001-12-18 | 2002-10-10 | 凧 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3954950B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TW201503831A (zh) | 2013-07-11 | 2015-02-01 | Agrofresh Inc | 用於揮發性化合物之濕度活化的調配物 |
JP7178699B2 (ja) * | 2018-12-28 | 2022-11-28 | 株式会社森久エンジニアリング | 凧 |
JP2020109514A (ja) * | 2020-01-20 | 2020-07-16 | 中松 義郎 | 手元から飛ばす撮影システム |
-
2002
- 2002-10-10 JP JP2002296887A patent/JP3954950B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004129811A (ja) | 2004-04-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10443562B2 (en) | Vortex generator for a wind turbine | |
US6425794B1 (en) | Impact-absorbing wing connection system for model aircraft | |
US4485991A (en) | Rollable airfoil | |
JP3954950B2 (ja) | 凧 | |
WO1989005263A1 (en) | Improved stunt kite dihedral wing | |
JP7178699B2 (ja) | 凧 | |
US6764047B2 (en) | Model airplane hinge construction | |
US6016998A (en) | Kite stability and weight | |
US7182666B2 (en) | Wing-attachment mechanism for a model airplane | |
US3250500A (en) | Kite construction | |
WO1999059866A1 (en) | An improved kite | |
US6290179B1 (en) | Airplane kites and method | |
US3794275A (en) | Detachable lift spoiler for stationary aircraft | |
US11084580B2 (en) | Adjustable shape kite | |
CN221049945U (zh) | 一种仿生蝴蝶扑翼飞行器 | |
US4018408A (en) | Concave parabolic arch kite | |
JP5058772B2 (ja) | 凧 | |
US3767145A (en) | Kites | |
CN214986058U (zh) | 扑翼柔性机翼 | |
US2157448A (en) | Model airplane or glider | |
JP3592127B2 (ja) | 凧とその部品およびそれらの製造方法 | |
KR100424783B1 (ko) | 항공기 날개의 리딩 에지 결합구조 | |
CN208559334U (zh) | 地铁列车司机室导流罩固定结构 | |
CN212870917U (zh) | 一种直升机充气仿真靶标 | |
KR200199488Y1 (ko) | 고무동력을 이용한 모형비행기 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041203 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060912 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061113 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070403 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070427 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3954950 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110511 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110511 Year of fee payment: 4 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110511 Year of fee payment: 4 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120511 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130511 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |