JP3953978B2 - Cleansing fee and cleansing method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、サンスクリーン剤やマスカラなどの落ちにくい化粧料を簡便にきちんと落とすことができ、クレンジング後に水での洗顔等を必要とせず、肌にやさしく、感触にもすぐれたクレンジング料およびクレンジング方法に関する。
さらに詳しくは、沸点の異なる揮発性溶媒を複数組み合わせた上で、特定の界面活性剤により低沸点の揮発性溶媒の揮発速度をコントロールすることで、低沸点の揮発性溶媒がサンスクリーン剤やマスカラなどの樹脂成分を効率的に溶解し、同時に中沸点、高沸点の揮発性溶媒と界面活性剤が溶解した成分の周りを取り囲み、ティッシュペーパーやコットンに肌からすばやく移行することで効果的なクレンジング効果を得ることが可能なクレンジング料およびクレンジング方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
従来のクレンジング料は、含有する油や多価アルコールに化粧料を馴染ませて肌から取り除く、もしくは界面活性剤に化粧料を取り込ませて水洗にて取り除く原理を用いている。樹脂成分やフッ素系成分が多用されていない時代の化粧料を落とすにはこの原理でも十分に通用したが、ここ数年は樹脂成分やフッ素系成分を多用した化粧料が増加しており、それに伴いこれらの原理ではクレンジングしてもその効果が十分に得られない問題が発生するようになった。原理的な一番の問題は、これらの樹脂成分やフッ素系成分が、クレンジング料に使用される油、界面活性剤に溶けず、逆に肌への付着を強める場合があることである。そのため、クレンジングで化粧料が落とせたように見えていても、顔料分のみがとれただけで樹脂成分などは肌に残り、クレンジング料中の油分がその上を覆うことで落ちたように感じている場合もある。従って、これらの樹脂成分やフッ素系成分をきちんと落とすためには新しいクレンジングの原理から開発する必要があることになる。
ところで、これらの樹脂成分やフッ素系成分はトルエン、キシレン、ヘキサンといった有機溶剤中で合成される場合が多く、実際大半の成分はこれらの溶剤によく溶解する。従って、これらの溶剤で直接肌を洗浄できれば効果的なクレンジングが可能となる。しかしながら残念なことにこれらの溶剤は人体に各種の障害を与えるため、化粧料での使用はできない。その代わりに化粧料に配合可能な溶剤として、従来噴射剤として用いられている石油エーテル、ジメチルエーテルなどは揮発性が高いが使用は可能であり、これらの噴射剤は樹脂成分やフッ素系成分の溶解性にも富んでいる。
【0003】
従来、これらの噴射剤を配合し圧力缶吐出容器を用いたスプレー、フォームなどの製剤が各種知られている(特許文献1〜5)。これらの文献を見ても、噴射剤成分の揮発性溶媒をクレンジング成分として利用していないことは明らかであり、当然揮発性溶媒を複数組み合わせてクレンジング能力を強化する試みはされていない。一方、有機シリコーン樹脂を配合して泡安定性を高めた製剤が知られている(特許文献6)。同公報実施例4と比較例2との比較では、LPGの量は同じで、有機シリコーン樹脂の量の違いで洗浄力に差がでることが示されているが、揮発性溶媒はLPGと水だけであること、さらにこの方法では有機シリコーン樹脂が肌に残ってしまい、クレンジング後に洗顔操作が必要になることから簡便なクレンジングが行えず、また最近の持続性に優れた化粧料に対してはクレンジング能力が不足している問題があった。また、水性エアゾール洗顔料がエステティック施術時のブラシ洗浄時に良く用いられ、リラクゼーション効果や皮膚の汚れを毛穴から取り除くという2つの効果に極めて有用であるとの記載がある(特許文献7)。しかしながら、この水性エアゾール洗顔料は皮脂などの一般的な皮膚の汚れには対応できるが、最近の持続性に優れた化粧料に対してはクレンジング能力が不足している問題がある。
【0004】
【特許文献1】
特開昭50−140505号公報
【特許文献2】
特開昭62−116699号公報
【特許文献3】
特開昭63−216816号公報
【特許文献4】
特開平1−79108号公報
【特許文献5】
特開平8−20795号公報
【特許文献6】
特開平3−133915号公報
【特許文献7】
特開2002−241262号公報
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明人らは、上記の問題点を解決するために鋭意検討を行った結果、沸点の異なる揮発性溶媒を複数組み合わせた上で、特定の界面活性剤により低沸点の揮発性溶媒の揮発速度をコントロールすることで、低沸点の揮発性溶媒がサンスクリーン剤やマスカラなどの樹脂成分を効率的に溶解し、同時に中沸点、高沸点の揮発性溶媒と界面活性剤が溶解した成分の周りを取り囲み、ティッシュペーパーやコットンに肌からすばやく移行することで効果的なクレンジング効果を得ることが可能なクレンジング料およびクレンジング方法が得られることを見出した。より具体的にはクレンジングしたい持続性化粧料の樹脂成分は低沸点の揮発性溶媒に溶解し、さらに顔料成分などと共に中沸点、高沸点の揮発性溶媒に取り囲まれると考えられる。一方、精製水などの水溶性成分は一般的に撥水性である持続性成分とは馴染まず、肌または毛と揮発性溶媒との間の層に移行し、肌や毛に持続性化粧料の成分が再付着することを妨げると考えられる。この時、ティッシュペーパーやコットンを使用していると、肌上で形成される揮発性溶媒、持続性化粧料、界面活性剤、水からなる組成物は大変不安定であるため、組成物はティッシュペーパーなどの表面に急速に移行して安定化する。これにより、本発明のクレンジング方法でクレンジングを行った肌は大変清浄で、効果的な洗浄効果が得られる。さらに、こうしてクレンジングした後の肌には水分と安全性に優れる糖系の界面活性剤しか残らないため、後洗顔は必要なく、ローションを使用したようなさっぱりとした感触が得られる。
【0006】
すなわち、本発明は、下記成分(A)〜(D)を含み、圧力缶吐出容器に充填されていることを特徴とするクレンジング料にある。
(A)1気圧での沸点が10℃未満の揮発性溶媒であって、プロパン(沸点−42℃)、ブタン(沸点−0.5℃)、ジメチルエーテル(沸点−25.1℃)、イソブタン(沸点−11.7℃)、LPGから選ばれる1種又は2種以上;4〜25質量%
(B)1気圧での沸点が30〜99.9℃の範囲にある揮発性溶媒であって、ジエチルエーテル(沸点34.5℃)、エタノール(沸点78.3℃)、イソオクタン(沸点99.2℃)から選ばれる1種又は2種以上;5〜30質量%
(C)1気圧での沸点が100〜250℃の範囲にある揮発性溶媒であって、水(沸点100℃)を必須として、水、イソドデカン(沸点177℃)、イソへキサデカン(沸点240℃)、メチルトリメチコン(沸点190℃)、テトラキストリメチルシロキシシラン[tetrakis(trimethylsiloxy)silane](沸点222℃)、デカメチルシクロペンタシロキサン(沸点210℃)から選ばれる2種以上;40〜90質量%
(D)蔗糖アルキルエステルから選ばれる界面活性剤の1種又は2種以上;0.05〜2質量%
【0013】
第2の本発明は、上記クレンジング料をティッシュペーパーまたはコットンにとり、30秒以内に適用部位をティッシュペーパーまたはコットンで拭くことでクレンジング動作を完了することを特徴とするクレンジング方法にある。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明のクレンジング料は、
(A)1気圧での沸点が10℃未満の揮発性溶媒の1種又は2種以上
(B)1気圧での沸点が30〜99.9℃の範囲にある揮発性溶媒の1種又は2種以上
(C)1気圧での沸点が100〜250℃の範囲にある揮発性溶媒の2種以上
(D)デキストリン脂肪酸エステル以外のアルキル糖エーテル、アルキル糖エステルから選ばれる界面活性剤の1種又は2種以上
を含む。
【0015】
本発明で用いる1気圧での沸点が10℃未満の揮発性溶媒は、プロパン(沸点−42℃)、ブタン(沸点−0.5℃)、ジメチルエーテル(沸点−25.1℃)、イソブタン(沸点−11.7℃)、LPGから選ばれる1種又は2種以上である。尚、従来噴射剤として用いられる窒素ガス、炭酸ガスはクレンジング効果を有しないことから、配合は可能であるものの本発明の揮発性溶媒には含めない。
【0016】
本発明で用いる1気圧での沸点が30〜99.9℃の範囲にある揮発性溶媒は、ジエチルエーテル(沸点34.5℃)、エタノール(沸点78.3℃)、イソオクタン(沸点99.2℃)、イソプロピルアルコール(沸点82℃)、プロピルアルコール(沸点97.2℃)等が挙げられるが、特にジエチルエーテル(沸点34.5℃)、エタノール(沸点78.3℃)、イソオクタン(沸点99.2℃)から選ばれる1種又は2種以上であり、好ましくはエタノールが安全性、刺激性などの観点から好ましい。
【0017】
本発明で用いる1気圧での沸点が100〜250℃の範囲にある揮発性溶媒は、水(沸点100℃)、イソドデカン(沸点177℃)、イソへキサデカン(沸点240℃)、メチルトリメチコン(沸点190℃)、テトラキストリメチルシロキシシラン[tetrakis(trimethylsiloxy)silane](沸点222℃)、デカメチルシクロペンタシロキサン(沸点210℃)から選ばれる2種以上である。この内、水(精製水)を配合していることを必須とする。水は化粧料の肌への再付着を抑制する効果に優れ、かつクレンジング時の油性感を抑制する効果に優れる。
【0018】
本発明で用いるデキストリン脂肪酸エステル以外のアルキル糖エーテル、アルキル糖エステルからなる界面活性剤は、安価で揮発性溶媒の揮発性のコントロール能力が高い蔗糖アルキルエステルであり、アルキル鎖の長さとしては、炭素数6〜22の範囲のものを使用することができる。尚、デキストリン脂肪酸エステルはフォーム剤型に多用される活性剤であるが、我々の検討では、デキストリン脂肪酸エステルを使用するとクレンジング能力が低くなってしまい本発明の効果が得られなかった。
【0019】
本発明では、上記の各成分についての配合量は、
(A)1気圧での沸点が10℃未満の揮発性溶媒
(B)1気圧での沸点が30〜99.9℃の範囲にある揮発性溶媒
(C)1気圧での沸点が100〜250℃の範囲にある揮発性溶媒
(D)デキストリン脂肪酸エステル以外のアルキル糖エーテル、アルキル糖エステルからなる界面活性剤
の順で、クレンジング料の総量に対する質量比率がそれぞれ4〜25%,5〜30%,40〜90%,0.05〜2%の範囲にあることが好ましい。この範囲であれば、効果的にクレンジングが行え、かつ拭き取り後の肌の感触がさっぱりしていて、違和感を与えないメリットがある。
【0020】
また、本発明では、クレンジングの方法にも特徴がある。
前記クレンジング料をティッシュペーパーまたはコットンにとり、圧力容器から吐出後の30秒以内に皮膚、まつげ、毛髪の適用部位をティッシュペーパーまたはコットンで拭くことでクレンジング動作を完了させることにより、クレンジング効果を効果的に高めることができる。もし、前記クレンジング料を肌に馴染ませただけで水洗してしまうと、落とそうとしていた化粧料中の樹脂成分が水をきらって肌に再付着し、きちんと落とせない問題が発生する。また、動作を完了させるまでの時間は低沸点の揮発性溶媒[上記成分(A)]の効果が残っている内に行うことが必要であり、好ましくは15秒以内である。もし30秒を超えてしまうと、低沸点の揮発性溶媒が揮発してしまい、中沸点の揮発性溶媒[上記成分(B)]がクレンジングの主体となってしまう。この場合中沸点の揮発性溶媒だけでは樹脂成分を十分に溶解させる力がないため、クレンジングの効果は減少してしまう。従って、本発明の化粧方法では、上記クレンジング料をティッシュペーパーまたはコットンにとった後、できるだけすばやくクレンジング操作をすることが好ましい。尚、ティッシュペーパーの代わりに例えば樹脂製の油とり紙のように油を保留する力のあるシートや不織布などを用いてクレンジングすることも可能である。
【0021】
本発明のクレンジング料は、ストリーム状、フォーム状(泡状)等に吐出させる機構を有する圧力缶吐出容器に充填されるが、特にフォーム状に吐出させる機構を有するバルブとステム及びノズル等を装着した圧力缶吐出容器が、低沸点の揮発性溶媒が揮発し難く、ふきとり作業もし易く、本発明の目的効果が得られ易いので好ましい。圧力缶としては通常エアゾール容器に使用しているものを使用でき、容器材質としてはアルミニウム、ブリキ、鉄、ステンレス等の金属、ポリエチレンテレフタレート、アクリル樹脂等の合成樹脂、ガラス等の材質を用い、必要によって腐食防止の内面コート処理を行った耐圧容器が用いられる。
【0022】
【実施例】
以下、実施例および比較例によって本発明を更に詳細に説明する。
【0023】
実施例および比較例の各組成物の各種特性に対する評価方法を以下に示す。
【0024】
[官能特性評価]
専門パネラーを各評価品目ごとに20名ずつ用意し(但し、品目によりパネラーが重複する場合もある)、各評価項目において優れていると判断したパネラーの数から、表1に示す分類によって評価を行った。
【0025】
【0026】
実施例1 クレンジングフォーム
表2の処方と製造方法に従ってクレンジングフォームを作成した。尚、配合量の単位は質量%である。
【0027】
【0028】
[製造方法]
成分(B)、成分(C)、成分(D)とその他成分を混合し、溶解液を作製する。圧力缶容器(フォーム状吐出アルミニウム缶)に溶解液を充填しバルブにて密閉した後、成分(A)を充填し、吐出ノズルを装着し、目的とするクレンジングフォームを得た。
【0029】
実施例2
フッ素化シリコーン樹脂1質量%および超微粒子顔料を17質量%配合したサンスクリーン剤を使用し、1時間後に実施例1のクレンジングフォームをティッシュペーパーに10円玉大の大きさにとり、直後にクレンジング(拭き取り操作)を行った(15秒以内)。
【0030】
実施例3
フッ素化シリコーン樹脂8質量%および顔料を33質量%配合したレジャー用色移り防止型リクイドファンデーションを使用し、1時間後に実施例1のクレンジングフォームをティッシュペーパーに10円玉大の大きさにとり、直後にクレンジング(拭き取り操作)を行った(15秒以内)。
【0031】
実施例4
アクリル酸アルキルコポリマー(樹脂)を21質量%、ステアリン酸を6質量%、ミツロウを6質量%、ポリビニルアルコールを1質量%配合したウォータープルーフタイプのレジャー用マスカラを使用し、1時間後に実施例1のクレンジングフォームをティッシュペーパーに10円玉大の大きさにとり、直後にクレンジング(拭き取り操作)を行った(15秒以内)。
【0032】
比較例1
実施例1の蔗糖ラウリン酸エステルの代わりにデキストリンパルミチン酸エステルを用いた他は全て実施例1と同様にして製品を得た。
【0033】
比較例2
実施例1のエタノールの代わりに精製水を用いた他は全て実施例1と同様にして製品を得た。[成分(B)を配合しない場合]
【0034】
比較例3
実施例1のデカメチルシクロペンタシロキサン、メチルトリメチコンの代わりに精製水を用いた他は全て実施例1と同様にして製品を得た。[成分(C)を1種類のみ使用した場合]
【0035】
比較例4
実施例1の精製水、メチルトリメチコンの代わりにデカメチルシクロペンタシロキサンを用いた他は全て実施例1と同様にして製品を得た。[成分(C)を1種類のみ使用した場合でかつ水を用いない場合]
【0036】
比較例5
実施例1の蔗糖ラウリン酸エステルの代わりにポリエーテル変性シリコーンを用いた他は全て実施例1と同様にして製品を得た。[成分(D)を規定外の界面活性剤に変更した場合)
【0037】
比較例6
実施例2で用いたクレンジングフォーム(実施例1)の代わりに、比較例1で作製したクレンジングフォームを用いた他は全て実施例2と同様にしてクレンジング操作を行った。
【0038】
比較例7
実施例3で用いたクレンジングフォーム(実施例1)の代わりに、比較例2で作製したクレンジングフォームを用いた他は全て実施例3と同様にしてクレンジング操作を行った。
【0039】
比較例8
実施例3で用いたクレンジングフォーム(実施例1)の代わりに、比較例3で作製したクレンジングフォームを用いた他は全て実施例3と同様にしてクレンジング操作を行った。
【0040】
比較例9
実施例3で用いたクレンジングフォーム(実施例1)の代わりに、比較例4で作製したクレンジングフォームを用いた他は全て実施例3と同様にしてクレンジング操作を行った。
【0041】
比較例10
実施例4で用いたクレンジングフォーム(実施例1)の代わりに、比較例5で作製したクレンジングフォームを用いた他は全て実施例4と同様にしてクレンジング操作を行った。
【0042】
比較例11
実施例3で用いたクレンジングフォーム(実施例1)を直接ファンデーションの上に塗布し、指で馴染ませてから洗顔フォーム(弱酸性タイプ)を用いて洗顔した。
【0043】
表3に実施例および比較例の評価結果を示す。
【0044】
【0045】
表3の結果から、本発明の各実施例は各比較例と比べて化粧料がきちんと落とせており、使用が簡便で、使用感、安全性に優れていることがわかる。本評価試験では化粧料としてレジャー用のサンスクリーン剤、ファンデーション、マスカラを用いた。これらの化粧料は樹脂成分の配合量が多く、一般的なクレンジング料では極めて落としにくいとされている製品である。本発明の実施例を評価したパネラーもこれらの化粧料が簡単にきれいに落とせるので驚いた程であった。これに対して、比較例6は蔗糖ラウリン酸エステルの代わりにデキストリンパルミチン酸エステルを用いた場合であるが、他の構成成分が一緒でも性能が大幅に低下した。比較例7はエタノールの代わりに精製水を用いた例であるが、成分(B)を抜いただけでクレンジングの能力が大幅に低下していることがわかる。比較例8はデカメチルシクロペンタシロキサン、メチルトリメチコンの代わりに精製水を用いた例[成分(C)を1種類のみ使用した場合]であるが、性能が低下していることがわかる。比較例9は精製水、メチルトリメチコンの代わりにデカメチルシクロペンタシロキサンを用いた例[成分(C)を1種類のみ使用した場合でかつ水を用いない場合]であるが、泡にならないため取扱いが悪く評価が悪い結果となった。比較例10は蔗糖ラウリン酸エステルの代わりにポリエーテル変性シリコーンを用いた例であるが、他の構成成分が一緒でも性能が大幅に低下した。比較例11はティッシュを用いずに直接塗布した場合の例であるが、手間がかかっている割にメイクがきちんと落とせていない部位が見られ、評価が悪くなってしまった。
これらの結果から、沸点の異なる揮発性溶媒を複数組み合わせた上で、特定の界面活性剤により低沸点の揮発性溶媒の揮発速度をコントロールすることで、低沸点の揮発性溶媒がサンスクリーン剤やマスカラなどの樹脂成分を効率的に溶解し、同時に中沸点、高沸点の揮発性溶媒と界面活性剤が溶解した成分の周りを取り囲み、ティッシュペーパーやコットンに肌からすばやく移行することで効果的なクレンジング効果を得ることが可能なクレンジング料およびクレンジング方法が得られていることが考えられる。
【0046】
表3の結果より、本発明の実施例は比較例と比べて、サンスクリーン剤やマスカラなどの落ちにくい化粧料を簡便にきちんと落とすことができ、クレンジング後に水での洗顔を必要とせず、肌にやさしく、感触にもすぐれたクレンジング料およびクレンジング方法が得られることは明らかである。
【0047】
【発明の効果】
以上のことから、本発明は、
(A)1気圧での沸点が10℃未満の揮発性溶媒であって、プロパン(沸点−42℃)、ブタン(沸点−0.5℃)、ジメチルエーテル(沸点−25.1℃)、イソブタン(沸点−11.7℃)、LPGから選ばれる1種以上;4〜25質量%
(B)1気圧での沸点が30〜99.9℃の範囲にある揮発性溶媒であって、ジエチルエーテル(沸点34.5℃)、エタノール(沸点78.3℃)、イソオクタン(沸点99.2℃)から選ばれる1種以上;5〜30質量%
(C)1気圧での沸点が100〜250℃の範囲にある揮発性溶媒であって、水(沸点100℃)を必須として、水、イソドデカン(沸点177℃)、イソへキサデカン(沸点240℃)、メチルトリメチコン(沸点190℃)、テトラキストリメチルシロキシシラン[tetrakis(trimethylsiloxy)silane](沸点222℃)、デカメチルシクロペンタシロキサン(沸点210℃)から選ばれる2種以上;40〜90質量%
(D)蔗糖アルキルエステルからなる界面活性剤;0.05〜2質量%
を含み、圧力缶吐出容器に充填されていることを特徴とすることで、サンスクリーン剤やマスカラなどの落ちにくい化粧料を簡便にきちんと落とすことができ、クレンジング後に水での洗顔を必要とせず、肌にやさしく、感触にもすぐれたクレンジング料およびクレンジング方法が得られることは明らかである。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention can easily and properly remove cosmetics such as sunscreen agents and mascara, and does not require cleansing with water after cleansing, is gentle on the skin, and has a good feel. About.
More specifically, by combining a plurality of volatile solvents having different boiling points and controlling the volatilization rate of the low-boiling volatile solvent with a specific surfactant, the low-boiling volatile solvent is converted into a sunscreen agent or a mascara. Efficient cleansing by efficiently dissolving resin components such as medium- and high-boiling volatile solvents and surfactants, and quickly moving from tissue to tissue paper or cotton The present invention relates to a cleansing fee and a cleansing method capable of obtaining an effect.
[0002]
[Background Art and Problems to be Solved by the Invention]
Conventional cleansing materials use the principle that cosmetics are blended into the oil or polyhydric alcohol contained therein and removed from the skin, or the cosmetics are incorporated into a surfactant and removed by washing. Although this principle was sufficient for removing cosmetics from a period when resin components and fluorine-based components were not frequently used, cosmetics using a large amount of resin components and fluorine-based components have increased in recent years. Along with these principles, there has been a problem that even if cleansing, the effect cannot be obtained sufficiently. The biggest problem in principle is that these resin components and fluorine-based components do not dissolve in oils and surfactants used in cleansing materials and may intensify adhesion to the skin. Therefore, even if it appears that the cosmetic has been removed by cleansing, the resin component remains on the skin just by removing only the pigment, and the oil in the cleansing feels like it has fallen by covering it. There may be. Therefore, in order to remove these resin components and fluorine-based components properly, it is necessary to develop from a new cleansing principle.
By the way, these resin components and fluorine-based components are often synthesized in an organic solvent such as toluene, xylene, and hexane. In fact, most of the components are well dissolved in these solvents. Accordingly, effective cleansing is possible if the skin can be washed directly with these solvents. Unfortunately, however, these solvents give various obstacles to the human body and cannot be used in cosmetics. Instead, petroleum ether and dimethyl ether, which are conventionally used as propellants, can be used as solvents that can be incorporated into cosmetics, but they can be used. These propellants can dissolve resin components and fluorine-based components. It is rich in nature.
[0003]
Conventionally, various preparations such as sprays and foams containing these propellants and using a pressure can discharge container are known (Patent Documents 1 to 5). From these documents, it is clear that the volatile solvent of the propellant component is not used as a cleansing component, and no attempt is made to enhance the cleansing ability by combining a plurality of volatile solvents. On the other hand, the formulation which mix | blended the organosilicone resin and improved foam stability is known (patent document 6). Comparison between Example 4 of the publication and Comparative Example 2 shows that the amount of LPG is the same and the difference in the amount of organic silicone resin results in a difference in cleaning power. However, the volatile solvent is LPG and water. In addition, this method leaves the organosilicone resin on the skin and requires cleansing after cleansing, so simple cleansing is not possible, and for recent cosmetics with excellent sustainability There was a problem with lack of cleansing ability. Further, there is a description that an aqueous aerosol cleanser is often used at the time of brush cleaning at the time of esthetic treatment, and is extremely useful for two effects of removing a relaxation effect and skin dirt from pores (Patent Document 7). However, this aqueous aerosol cleanser can cope with general skin dirt such as sebum, but there is a problem that cleansing ability is insufficient for recent cosmetics with excellent durability.
[0004]
[Patent Document 1]
JP 50-140505 A [Patent Document 2]
JP 62-116699 A [Patent Document 3]
Japanese Patent Laid-Open No. 63-216816 [Patent Document 4]
JP-A-1-79108 [Patent Document 5]
Japanese Patent Laid-Open No. 8-20795 [Patent Document 6]
JP-A-3-133915 [Patent Document 7]
Japanese Patent Laid-Open No. 2002-241262
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies to solve the above problems, the present inventors have combined a plurality of volatile solvents having different boiling points and then volatilized the low boiling point volatile solvent with a specific surfactant. By controlling the low boiling point volatile solvent efficiently dissolves resin components such as sunscreen agents and mascara, and at the same time around the components where the medium and high boiling point volatile solvents and surfactants are dissolved. It was found that a cleansing material and a cleansing method capable of obtaining an effective cleansing effect by quickly moving from skin to tissue paper or cotton. More specifically, it is considered that the resin component of the long-lasting cosmetic material to be cleansed is dissolved in a low-boiling volatile solvent and is surrounded by a medium-boiling and high-boiling volatile solvent together with the pigment component. On the other hand, water-soluble ingredients such as purified water are generally not compatible with long-lasting ingredients that are water-repellent and migrate to a layer between the skin or hair and volatile solvents, and It is believed to prevent the components from reattaching. At this time, if tissue paper or cotton is used, the composition composed of volatile solvent, persistent cosmetic, surfactant, and water formed on the skin is very unstable. It quickly shifts to the surface of paper and stabilizes. Thereby, the skin cleansed with the cleansing method of the present invention is very clean, and an effective cleaning effect is obtained. Furthermore, since only a sugar-based surfactant excellent in moisture and safety is left on the skin after cleansing in this way, there is no need for a face wash, and a refreshing feel like using a lotion is obtained.
[0006]
That is, this invention is the cleansing material characterized by including the following component (A)-(D) and being filled in the pressure can discharge container.
(A) A volatile solvent having a boiling point of less than 10 ° C at 1 atm , propane (boiling point -42 ° C), butane (boiling point -0.5 ° C), dimethyl ether (boiling point -25.1 ° C), isobutane ( Boiling point-11.7 ° C.), one or more selected from LPG ; 4-25% by mass
(B) A volatile solvent having a boiling point in the range of 30 to 99.9 ° C at 1 atm , diethyl ether (boiling point 34.5 ° C), ethanol (boiling point 78.3 ° C), isooctane (boiling point 99.99 ° C). 1 type or 2 types or more selected from 2 ° C ; 5 to 30% by mass
(C) A volatile solvent having a boiling point in the range of 100 to 250 ° C. at 1 atm . Water (boiling point 100 ° C.) is essential, water, isododecane (boiling point 177 ° C.), isohexadecane (boiling point 240 ° C.) ), Methyltrimethicone (boiling point 190 ° C.), tetrakistrimethylsiloxysilane [tetrakis (trimethylsilyl) silane] (boiling point 222 ° C.), decamethylcyclopentasiloxane (boiling point 210 ° C.) ; 40 to 90% by mass
(D) One or more surfactants selected from sucrose alkyl esters ; 0.05 to 2 % by mass
[0013]
A second aspect of the present invention is a cleansing method characterized in that the cleansing operation is completed by taking the cleansing material on tissue paper or cotton and wiping the application site with tissue paper or cotton within 30 seconds.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The cleansing fee of the present invention is
(A) One or two or more volatile solvents having a boiling point of less than 10 ° C. at 1 atm (B) One or two volatile solvents having a boiling point of 30 to 99.9 ° C. at 1 atm (C) Two or more volatile solvents having a boiling point at 1 atm of 100 to 250 ° C. (D) One type of surfactant selected from alkyl sugar ethers and alkyl sugar esters other than dextrin fatty acid esters Or 2 or more types are included.
[0015]
Volatile solvents having a boiling point of less than 10 ° C at 1 atm used in the present invention are propane (boiling point -42 ° C), butane (boiling point -0.5 ° C), dimethyl ether (boiling point -25.1 ° C), isobutane (boiling point). -11.7 ° C.), Ru der one or more selected from the LPG. In addition, since nitrogen gas and carbon dioxide gas conventionally used as a propellant do not have a cleansing effect, they can be blended but are not included in the volatile solvent of the present invention.
[0016]
Volatile solvents having a boiling point of 30 to 99.9 ° C. at 1 atm used in the present invention are diethyl ether (boiling point 34.5 ° C.), ethanol (boiling point 78.3 ° C.), isooctane (boiling point 99.2 ° C.). ), Isopropyl alcohol (boiling point 82 ° C.), propyl alcohol (boiling point 97.2 ° C.), etc., particularly diethyl ether (boiling point 34.5 ° C.), ethanol (boiling point 78.3 ° C.), isooctane (boiling point 99). Ri der one or more selected from .2 ° C.), preferably ethanol safety, preferred from the viewpoint of irritation.
[0017]
The volatile solvent having a boiling point in the range of 100 to 250 ° C. used in the present invention is water (boiling point 100 ° C.), isododecane (boiling point 177 ° C.), isohexadecane (boiling point 240 ° C.), methyltrimethicone ( boiling point 190 ° C.), tetraquistrimethylsiloxysilane [tetrakis (trimethylsiloxy) silane] (boiling point 222 ° C.), Ru der 2 or more selected from decamethylcyclopentasiloxane (boiling point 210 ° C.). Of these, it is essential to add water (purified water). Water is excellent in the effect of suppressing the reattachment of the cosmetic to the skin, and excellent in the effect of suppressing the oily feeling during cleansing.
[0018]
Alkyl sugar ethers other than dextrin fatty acid ester used in the present invention, the surfactant consisting of an alkyl sugar esters, volatile control capabilities of the volatile solvent at low cost a high sucrose alkyl esters, as the length of the alkyl chain, The thing of the C6-C22 range can be used. Dextrin fatty acid ester is an active agent frequently used in the foam dosage form, but in our study, when dextrin fatty acid ester is used, cleansing ability is lowered and the effect of the present invention cannot be obtained.
[0019]
In the present invention, the blending amount for each of the above components is
(A) Volatile solvent having a boiling point of less than 10 ° C at 1 atm (B) Volatile solvent having a boiling point of 30 to 99.9 ° C at 1 atm (C) Boiling point at 1 atm of 100 to 250 Volatile solvent in the range of ° C (D) Alkyl sugar ethers other than dextrin fatty acid esters, surfactants consisting of alkyl sugar esters, in the order of 4 to 25% and 5 to 30% by mass ratio to the total amount of cleansing material , 40 to 90%, preferably 0.05 to 2%. Within this range, cleansing can be performed effectively, and the skin feel after wiping is refreshed, and there is an advantage that it does not give a sense of incongruity.
[0020]
The present invention is also characterized by a cleansing method.
The cleansing effect is effectively achieved by taking the cleansing material onto tissue paper or cotton and wiping the skin, eyelashes, and hair application sites with tissue paper or cotton within 30 seconds after discharge from the pressure vessel. Can be increased. If the cleansing material is just washed into the skin and washed with water, the resin component in the cosmetic that was about to be removed will re-adhere to the skin, causing a problem that it cannot be properly removed. The time until the operation is completed needs to be performed while the effect of the low boiling point volatile solvent [the component (A)] remains, and is preferably within 15 seconds. If it exceeds 30 seconds, the low boiling point volatile solvent volatilizes, and the medium boiling point volatile solvent [the component (B)] becomes the main body of cleansing. In this case, since the medium boiling point volatile solvent alone does not have sufficient power to dissolve the resin component, the cleansing effect is reduced. Therefore, in the makeup method of the present invention, it is preferable to perform the cleansing operation as quickly as possible after taking the cleansing material on tissue paper or cotton. In addition, it is also possible to cleanse using a sheet or non-woven fabric having a power of retaining oil, such as a resin oil collecting paper, instead of tissue paper.
[0021]
The cleansing material of the present invention is filled in a pressure can discharge container having a mechanism for discharging in the form of a stream, foam (foam), etc. In particular, a valve having a mechanism for discharging in the form of a foam, a stem and a nozzle are mounted The pressure can discharge container is preferable because the volatile solvent having a low boiling point does not easily volatilize, the wiping operation is easy, and the object effect of the present invention is easily obtained. The pressure cans that are normally used for aerosol containers can be used, and the materials for the containers are metals such as aluminum, tinplate, iron, and stainless steel, synthetic resins such as polyethylene terephthalate and acrylic resins, and materials such as glass. A pressure-resistant container that has been subjected to an inner surface coating treatment for preventing corrosion is used.
[0022]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to Examples and Comparative Examples.
[0023]
Evaluation methods for various properties of the compositions of Examples and Comparative Examples are shown below.
[0024]
[Evaluation of sensory characteristics]
Prepare 20 expert panelists for each evaluation item (however, panelists may overlap depending on the item), and evaluate according to the classification shown in Table 1 based on the number of panelists judged to be excellent in each evaluation item. went.
[0025]
[0026]
Example 1 Cleansing foam A cleansing foam was prepared according to the formulation and manufacturing method shown in Table 2. The unit of the blending amount is mass%.
[0027]
[0028]
[Production method]
A component (B), a component (C), a component (D), and another component are mixed and a solution is produced. The pressure can container (foamed discharge aluminum can) was filled with the solution and sealed with a valve, then filled with component (A), and equipped with a discharge nozzle to obtain the desired cleansing foam.
[0029]
Example 2
A sunscreen agent containing 1% by mass of a fluorinated silicone resin and 17% by mass of an ultrafine pigment was used, and after 1 hour, the cleansing foam of Example 1 was taken on a tissue paper to a size of 10 yen coin, and immediately after cleansing ( (Wiping operation) was performed (within 15 seconds).
[0030]
Example 3
Using a leisurely color-shifting liquid foundation containing 8% by mass of a fluorinated silicone resin and 33% by mass of a pigment, the cleansing foam of Example 1 was taken up to a size of 10 yen coin on tissue paper after 1 hour. Cleansing (wiping operation) was performed (within 15 seconds).
[0031]
Example 4
A waterproof type leisure mascara containing 21% by mass of an alkyl acrylate copolymer (resin), 6% by mass of stearic acid, 6% by mass of beeswax, and 1% by mass of polyvinyl alcohol was used. The cleansing foam was taken on a tissue paper to a size of 10 yen coin, and immediately after that, cleansing (wiping operation) was performed (within 15 seconds).
[0032]
Comparative Example 1
A product was obtained in the same manner as in Example 1 except that dextrin palmitate was used instead of sucrose laurate in Example 1.
[0033]
Comparative Example 2
A product was obtained in the same manner as in Example 1 except that purified water was used instead of ethanol in Example 1. [When component (B) is not blended]
[0034]
Comparative Example 3
A product was obtained in the same manner as in Example 1 except that purified water was used instead of decamethylcyclopentasiloxane and methyltrimethicone in Example 1. [When only one type of component (C) is used]
[0035]
Comparative Example 4
A product was obtained in the same manner as in Example 1 except that decamethylcyclopentasiloxane was used instead of purified water and methyltrimethicone in Example 1. [When only one component (C) is used and no water is used]
[0036]
Comparative Example 5
A product was obtained in the same manner as in Example 1 except that polyether-modified silicone was used in place of the sucrose laurate of Example 1. [When component (D) is changed to a non-standard surfactant)
[0037]
Comparative Example 6
A cleansing operation was performed in the same manner as in Example 2 except that the cleansing foam produced in Comparative Example 1 was used instead of the cleansing foam used in Example 2 (Example 1).
[0038]
Comparative Example 7
The cleansing operation was performed in the same manner as in Example 3 except that the cleansing foam produced in Comparative Example 2 was used instead of the cleansing foam used in Example 3 (Example 1).
[0039]
Comparative Example 8
A cleansing operation was performed in the same manner as in Example 3 except that the cleansing foam produced in Comparative Example 3 was used instead of the cleansing foam used in Example 3 (Example 1).
[0040]
Comparative Example 9
A cleansing operation was performed in the same manner as in Example 3 except that the cleansing foam produced in Comparative Example 4 was used instead of the cleansing foam used in Example 3 (Example 1).
[0041]
Comparative Example 10
A cleansing operation was performed in the same manner as in Example 4 except that the cleansing foam produced in Comparative Example 5 was used instead of the cleansing foam used in Example 4 (Example 1).
[0042]
Comparative Example 11
The cleansing foam (Example 1) used in Example 3 was applied directly onto the foundation, and after being familiarized with fingers, the face was washed using a facial cleansing foam (weakly acidic type).
[0043]
Table 3 shows the evaluation results of Examples and Comparative Examples.
[0044]
[0045]
From the results in Table 3, it can be seen that each example of the present invention has a cosmetic that is properly removed compared to each comparative example, is easy to use, and has excellent usability and safety. In this evaluation test, a leisure sunscreen agent, foundation, and mascara were used as cosmetics. These cosmetics are products that have a large amount of resin components and are considered to be extremely difficult to remove with a general cleansing material. The panelists who evaluated the examples of the present invention were also surprised because these cosmetics can be removed easily and cleanly. In contrast, Comparative Example 6 was a case where dextrin palmitate was used instead of sucrose laurate, but the performance was greatly reduced even when other components were used together. Although the comparative example 7 is an example using purified water instead of ethanol, it turns out that the ability of cleansing has fallen significantly only by removing component (B). Comparative Example 8 is an example in which purified water is used instead of decamethylcyclopentasiloxane and methyltrimethicone [when only one type of component (C) is used], but it can be seen that the performance is reduced. Comparative Example 9 is an example using decamethylcyclopentasiloxane in place of purified water and methyltrimethicone [when only one type of component (C) is used and no water is used], but it does not become foam. The handling was bad and the evaluation was bad. Comparative Example 10 is an example in which polyether-modified silicone was used in place of sucrose laurate, but the performance was greatly reduced even when other components were used together. Comparative Example 11 is an example of direct application without using a tissue. However, although it took time and effort, a part where makeup was not properly removed was seen, resulting in poor evaluation.
From these results, by combining a plurality of volatile solvents having different boiling points and controlling the volatilization rate of the low-boiling volatile solvent with a specific surfactant, the low-boiling volatile solvent becomes a sunscreen agent or Efficiently dissolves resin components such as mascara, and at the same time surrounds components with dissolved medium and high boiling volatile solvents and surfactants, and is effective by quickly moving from tissue to tissue paper or cotton It is considered that a cleansing fee and a cleansing method capable of obtaining a cleansing effect have been obtained.
[0046]
From the results of Table 3, the examples of the present invention can easily and properly remove hard-to-remove cosmetics such as sunscreen agents and mascara, and do not require cleansing with water after cleansing. It is clear that cleansing materials and cleansing methods that are gentle and have a good feel are obtained.
[0047]
【The invention's effect】
From the above, the present invention
(A) A volatile solvent having a boiling point of less than 10 ° C at 1 atm , propane (boiling point -42 ° C), butane (boiling point -0.5 ° C), dimethyl ether (boiling point -25.1 ° C), isobutane ( Boiling point-11.7 ° C.), one or more selected from LPG ; 4-25% by mass
(B) A volatile solvent having a boiling point in the range of 30 to 99.9 ° C at 1 atm , diethyl ether (boiling point 34.5 ° C), ethanol (boiling point 78.3 ° C), isooctane (boiling point 99.99 ° C). 1 type or more chosen from 2 degreeC; 5-30 mass%
(C) A volatile solvent having a boiling point in the range of 100 to 250 ° C. at 1 atm . Water (boiling point 100 ° C.) is essential, water, isododecane (boiling point 177 ° C.), isohexadecane (boiling point 240 ° C.) ), Methyltrimethicone (boiling point 190 ° C.), tetrakistrimethylsiloxysilane [tetrakis (trimethylsilyl) silane] (boiling point 222 ° C.), decamethylcyclopentasiloxane (boiling point 210 ° C.) ; 40 to 90% by mass
(D) Surfactant comprising sucrose alkyl ester ; 0.05-2% by mass
, And filled in a pressure can discharge container, it can easily and properly remove hard-to-remove cosmetics such as sunscreens and mascara, and does not require cleansing with water after cleansing It is clear that cleansing materials and cleansing methods that are gentle to the skin and excellent in touch can be obtained.
Claims (2)
(A)1気圧での沸点が10℃未満の揮発性溶媒であって、プロパン(沸点−42℃)、ブタン(沸点−0.5℃)、ジメチルエーテル(沸点−25.1℃)、イソブタン(沸点−11.7℃)、LPGから選ばれる1種又は2種以上;4〜25質量%
(B)1気圧での沸点が30〜99.9℃の範囲にある揮発性溶媒であって、ジエチルエーテル(沸点34.5℃)、エタノール(沸点78.3℃)、イソオクタン(沸点99.2℃)から選ばれる1種又は2種以上;5〜30質量%
(C)1気圧での沸点が100〜250℃の範囲にある揮発性溶媒であって、水(沸点100℃)を必須として、水、イソドデカン(沸点177℃)、イソへキサデカン(沸点240℃)、メチルトリメチコン(沸点190℃)、テトラキストリメチルシロキシシラン[tetrakis(trimethylsiloxy)silane](沸点222℃)、デカメチルシクロペンタシロキサン(沸点210℃)から選ばれる2種以上;40〜90質量%
(D)蔗糖アルキルエステルから選ばれる界面活性剤の1種又は2種以上;0.05〜2質量% A cleansing material comprising the following components (A) to (D) and filled in a pressure can discharge container.
(A) A volatile solvent having a boiling point of less than 10 ° C at 1 atm , propane (boiling point -42 ° C), butane (boiling point -0.5 ° C), dimethyl ether (boiling point -25.1 ° C), isobutane ( Boiling point-11.7 ° C.), one or more selected from LPG ; 4-25% by mass
(B) A volatile solvent having a boiling point in the range of 30 to 99.9 ° C at 1 atm , diethyl ether (boiling point 34.5 ° C), ethanol (boiling point 78.3 ° C), isooctane (boiling point 99.99 ° C). 1 type or 2 types or more selected from 2 ° C ; 5 to 30% by mass
(C) A volatile solvent having a boiling point in the range of 100 to 250 ° C. at 1 atm . Water (boiling point 100 ° C.) is essential, water, isododecane (boiling point 177 ° C.), isohexadecane (boiling point 240 ° C.) ), Methyltrimethicone (boiling point 190 ° C.), tetrakistrimethylsiloxysilane [tetrakis (trimethylsilyl) silane] (boiling point 222 ° C.), decamethylcyclopentasiloxane (boiling point 210 ° C.) ; 40 to 90% by mass
(D) One or more surfactants selected from sucrose alkyl esters ; 0.05 to 2 % by mass
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