JP3953543B2 - Decorative sheet - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、家具、壁面、床面等の表面に対して意匠の賦与及び表面保護の目的に使用される建材用化粧シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、建材用の化粧シートにおいて、意匠性及び表面保護性を高めるために、印刷模様と凹凸模様を同調させた化粧シートが種々提案されている。
例えば、特公昭58ー14312号公報には、着色熱可塑性シートの表面に印刷模様を設け、該熱可塑性シートの印刷模様面に透明な熱可塑性シートを積層し、該積層シートの透明な熱可塑性シート側から凹凸模様をエンボス加工し、その凹凸模様の凹部に着色剤を充填した化粧シートが開示されている。
【0003】
そして、前記着色剤がフェノール系樹脂、尿素系樹脂、メラミン系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂から選ばれた熱硬化性樹脂をビヒクルの構成材料とする塗料若しくはインキ、又は紫外線硬化塗料若しくは紫外線硬化インキからなることも開示されている。
更に、基材の上に熱可塑性樹脂を厚膜コートし、その厚膜コート層にエンボス加工を施した化粧シートが開示されている。
【0004】
また、特開平3ー174279号公報には、プラスチック基材シートの上に電離放射線硬化型の塗料を塗布し、塗膜が未硬化の状態で電離放射線を照射して、ゲル分率が10〜90重量%になるように塗膜を半硬化させ、この半硬化膜の表面にエンボス加工を施した後、再度電離放射線を照射して塗膜を完全に硬化させた化粧シートの製造方法が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特公昭58ー14312号公報に開示された化粧シートでは、熱可塑性シートのラミネートに十分な熱が必要なため、ラミネート時のライン速度が上がらず、又、熱可塑性シートがポリ塩化ビニルシートの場合、薄膜化しても50μm程度が限界であった。
また、紙に熱可塑性シートをラミネートした積層材はエンボス加工を行うことは困難であった。
また、基材の上に熱可塑性樹脂を厚膜コートし、その厚膜コート層にエンボス加工を施した化粧シートでは、製造時に、熱可塑性樹脂の溶媒として溶剤が使用されているため、この溶剤を除去するには、十分な乾燥が必要である。
そのため、短時間で乾燥しようとして加熱温度を上げると熱による基材の変形が生じ、又、加熱温度を下げると乾燥時間が長くなり生産性が低下する問題があった。
【0006】
更に、特開平3ー174279号公報に開示された化粧シートは、電離放射線を2回に分けて照射するため、生産効率が低下する問題があった。
本発明は、以上の問題点を解消するために、絵柄と同調した凹凸模様を形成して意匠性を高め、且つ柔軟で強靱な塗膜を形成し、曲げ加工等後加工適性に優れた化粧シートを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、種々検討した結果、化粧シートの構成を以下のようにした。プラスチックシート(又はフィルム)からなる基材上に絵柄が形成され、更にその上に、ゴム成分を含有し20%以上200%以下の引張伸度を有する硬化した電離放射線硬化性樹脂層が積層されている化粧シートにおいて、該電離放射線硬化性樹脂層は、その硬化後に凹凸模様が形成されたことを特徴とする化粧シートにした。そして、前記硬化した電離放射線硬化性樹脂層の引張伸度を20〜200%にするために、重合平均分子量が1000〜10000のプレポリマー及び単官能モノマーを主成分とする電離放射線硬化性樹脂組成物を使用した。また、熱可塑性樹脂、又はゴム成分を添加することにより、硬化後の電離放射線硬化性樹脂層に可撓性をもたせて、エンボス加工、曲げ加工等の加工適性に優れた化粧シートにした。更に、硬化後の電離放射線硬化性樹脂層にエンボス加工により凹凸模様を形成して意匠性を高め、その上に表面保護層を形成することにより、表面保護性に優れた意匠性の高い化粧シートにした。凹凸模様の形成は、シートを表面温度120℃〜180℃に加熱し、表面温度室温〜80℃のエンボスロールで形成する。
【0008】
【発明の実施の形態】
化粧シートのエンボス加工適性、曲げ加工適性、Vカット加工適性、又は表面の強度、耐汚染性、耐薬品性等の物性は、基材の表面に形成した硬化後の電離放射線硬化性樹脂層の引張伸度に深い関係があり、その引張伸度が20%〜200%のものが優れた物性を示すことを見い出した。
そのため、本発明では、木目などの絵柄を印刷した基材の上に、硬化後の電離放射線硬化性樹脂層の引張伸度が20〜200%になるような電離放射線硬化性樹脂層を積層し、その表面に凹凸模様を形成した化粧シートとした。
【0009】
そして、前記硬化後の電離放射線硬化性樹脂層の引張伸度を20〜200%の範囲にするために、基材に塗布する電離放射線硬化性樹脂(硬化前)を、重合平均分子量が1000〜10000の範囲のプレポリマー及び単官能モノマーを主成分する組成にした。
また、本発明においては、硬化した電離放射線硬化性樹脂層のエンボス加工適性や曲げ加工適性を向上させるために、前記電離放射線硬化性樹脂に熱可塑性樹脂、又はゴム成分を添加した樹脂組成物を使用し、その樹脂層の厚さを20〜50μmとした。
更に、前記化粧シートの耐汚染性、耐擦傷性、耐摩耗性を向上するために、表面に保護層を形成した。
【0010】
以下、図面を参照にしながら本発明を詳細に説明する。
本発明は、図1に示すように、プラスチックシート(又はフィルム)や紙等の基材11に、木目等の絵柄12を印刷し、その上に電離放射線硬化性樹脂層13を形成した後、電離放射線を照射して電離放射線硬化性樹脂層13を硬化させる。
次に、硬化した電離放射線硬化性樹脂層13面に、エンボス加工により凹凸模様14を形成し、その凹凸模様の凹部に着色インキ15を充填し、更に、その表面に保護層16を形成して化粧シートとした。
また、表面に保護層を設けない化粧シートとして、図2に示すように、基材11にベタ印刷層17を形成した後に木目等の絵柄12を印刷し、その上に硬化した電離放射線硬化性樹脂層13を形成した後、硬化した電離放射線硬化性樹脂層13面にエンボス模様を形成したものもある。
【0011】
一例として、上記化粧シートを、電離放射線硬化性樹脂として電子線硬化性樹脂を用いて製造する場合について説明する。
図3(a)に示すように、基材11として着色(又は透明な)ポリ塩化ビニルシートを用い、その着色ポリ塩化ビニルシートの上に、グラビアインキを用いて、多色刷りのグラビア印刷により木目模様の絵柄12を印刷する。
前記印刷シートの印刷側の全面に、図3(b)に示すように、電子線硬化性樹脂を3本リバースロールコート方式等により塗布して、電子線硬化性樹脂層13を形成する。
勿論、前記電子線硬化性樹脂は塗膜形成後、その塗膜に電子線を照射して硬化した塗膜の引張伸度が20%〜200%の範囲になるように、樹脂組成を選定する必要がる。
【0012】
更に、図3(c)に示すように、その塗布面に、電子線加速装置を用いて、電子線18を照射して(加速電圧は100〜300keVで、照射線量は0.1〜15Mrad程度)、塗膜を硬化させ、厚さ20〜50μmの電子線硬化性樹脂層13を形成する。
【0013】
次に、図4(a)に示すように、硬化された電子線硬化性樹脂層を形成したシート3(電子線硬化性樹脂層形成シート)を、ドラム加熱型エンボス機を用いて、エンボスロール22と圧胴23との間を通して、図4(b)に示すように、電子線硬化性樹脂層面に凹凸模様14を形成する。
電子線硬化性樹脂層形成シート3にエンボス加工により凹凸模様を形成するには、先ず、電子線硬化性樹脂層形成シート3を、表面温度を120〜180℃の範囲内で、所定の温度に設定した加熱ドラム21に接触させて加熱し、その後に、木目模様を形成したエンボスロール22の表面温度を室温〜80℃の範囲内で所定の温度に設定し、エンボスロール22と圧胴23との圧力を5〜20kg/cm2 、通過スピードを10〜30m/分とする条件でエンボス加工を行って、図4(b)に示すような凹凸模様形成シート3aを作製する。
【0014】
エンボス加工により得られたエンボス模様形成シート3aのエンボス模様面の全面に、図5(a)に示すように、着色インキ15をナイフコート法により塗布し、その後凹部以外の表面からはワイピング法によりインキを除去して、図5(b)に示すように、エンボス模様の凹部だけに着色インキ15を充填する。
【0015】
更に、図5(c)に示すように、上記凹部に着色インキを充填した化粧シートの表面に、表面保護インキを用いてグラビア印刷方式で保護層を形成して、保護層を有する化粧シートを作製する。
保護層としては、用途に応じて、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、電離放射線硬化性樹脂等の中から適宜選定される。
【0016】
本発明の基材しては、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニリデン、アイオノマーなどのプラスチックフィルム、不織布、薄紙、紙間強化紙、晒クラフト紙、チタン紙、ソレターン紙、樹脂含浸紙、板紙、石膏ボード紙等の紙類、前記プラスチックフィルムと紙類の複合シート等が使用できる。
【0017】
本発明の電離放射線硬化性樹脂層を形成する電離放射線硬化性樹脂としては、電離放射線により架橋重合反応等を起こして固体化するポリマー、プレポリマー又はモノマーが使用される。
単量体の例としては、(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリロニトリル、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸エステル等の(メタ)アクリロイル基を有する化合物からなるラジカル重合系化合物、(但し、(メタ)アクリロイル基とは、アクリロイル基又はメタアクリロイル基の意味で用いたものであり、以下(メタ)は同様の意味を有するものとする。)、エポキシ、環状エーテル、環状アセタール、ラクトン、ビニルモノマー、環状シロキサンとアリールジアゾニウム塩、ジアリールヨードニウム塩等の組み合わせからなるカチオン重合系化合物、チオール基を有する化合物、例えば、トリメチロールプロパントリチオグリコレート、トリメチロールプロパントリチオプロピレート、ペンタエリスリトールテトラチオグリコールとポリエン化合物からなるポリエン・チオール系化合物等がある。
【0018】
また、プレポリマー、オリゴマーとしては、ウレタン(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート等のアクリレート、シロキサン等の珪素樹脂、不飽和ポリエステル、エポキシ等が挙げられる。
【0019】
上記電離放射線硬化性樹脂に電離放射線を照射して硬化した樹脂層は、引張伸度が20〜200%の範囲のものが使用できる。
引張伸度が20%未満では、建材の部材加工で行われているVカット加工やラッピング加工等に適合できない。
また、引張伸度が200%を超えるとシートの表面強度、耐汚染性、耐薬品性の低下が顕著になり、やはり建材として使用できない。
【0020】
前記電離放射線硬化性樹脂層に凹凸模様を形成する方法として、加熱加圧によるエンボス方式が使用される。
このエンボス加工適性があり、且つ柔軟性のある電離放射線硬化性樹脂層を形成するためには、電離放射線硬化性樹脂として、重合平均分子量が1000〜10000の範囲のプレポリマーと単官能モノマーを主成分とするものが使用される。
【0021】
ここで使用されるプレポリマーとしては、前述したウレタン(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
また、単官能モノマーとしては、低粘度であること、プレポリマーと相溶性がよいこと、揮発性が小さいこと、反応性が高いこと、皮膚刺激性が小さいこと等の点を考慮して選定される。
例えば、ラウリルアクリレート、2ーエチルヘキシルアクリレート、2ーヒドロキシエチルアクリレート、1−6ヘキサンジオールモノアクリレート、ジシクロペンタジエンアクリレート等が挙げられる。
【0022】
電離放射線硬化性樹脂の反応促進剤として、ラジカル発生剤や脱酸素剤を添加してもよい。また、紫外線による硬化の場合は、前記電離放射線硬化性樹脂に光重合開始剤として、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、アセトフェノン、ベンゾフェノン、ミヒラーケトン、ジフェニールサルファイド、ジベンジルサルファイド、ジエチルオキサイト、トリフェニルビイミダゾール、イソプロピル−N,N−ジメチルアミノベンゾエート、等の1種又は2種以上を電離放射線硬化性樹脂100重量部に対して0.1〜10重量部を添加して使用することもできる。
【0023】
また、上記電離放射線硬化性樹脂にはエンボス適性を向上させるために、熱可塑性樹脂を添加してもよい。
例えば、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸ブチル等のアクリル系樹脂、アクリロニトリル、アクリルアミド、エチレンービニルアルコール共重合体、エチレンー酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル等の単体及び共重合体、これらの2種以上の混合物等が挙げられる。
また、塗布適性の向上のために、炭酸カルシウム、シリカ、アルミナ等の充填剤や減粘剤、レベリング剤、着色剤、光輝性顔料等を添加してもよい。
【0024】
更に、上記電離放射線硬化性樹脂には曲げ加工適性を向上させるために、ゴム成分を添加してもよい。
例えば、天然ゴム、イソプレン、スチレン・ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、ブチルゴム、アクリルゴム、エピクイロルヒドリンゴム、シリコーンゴム、ウレタンゴム等がある。
【0025】
そして、本発明の電離放射線硬化性樹脂層が最上層となる場合は、表面の汚染防止性を賦与するために、電離放射線硬化性樹脂にワックス、シリコーン、フッ素系樹脂化合物、シリコーンアクリレート、フッ化アクリレート等の反応性化合物を添加することもできる。
【0026】
本発明においては、フィルム基材に塗布された電離放射線硬化性樹脂を含む樹脂組成物を完全に硬化させる方法として、電離放射線を使用する。
電離放射線とは、電磁波又は荷電粒子線のうち分子を重合或いは架橋しうるエネルギー量子を有するものを意味し、これに属するものとしては紫外線、可視光線、電子線、X線等があるが、通常は、紫外線や電子線が使用される。
そのため、電離放射線照射装置としては、通常、紫外線照射装置や電子線照射装置が使用される。
【0027】
紫外線照射装置としては、例えば、超高圧水銀灯、高圧水銀灯、低圧水銀灯、カーボンアーク、ブラックライトランプ、メタルハライドランプ等の光源が使用される。
電子線源としては、コックロフトワルト型、バンデグラフ型、共振変圧器型、絶縁コア変圧器型或いは直線型、ダイナミトロン型、高周波型等の各種電子線加速器を用いる。
そして、電子線を照射する場合、加速電圧100〜1000KeV、好ましくは100〜300KeVで照射し、照射線量としては、通常、0.1〜15Mrad(メガラド)程度である。
【0028】
上記電離放射線硬化性樹脂を基材に塗布する場合、上記電離放射線硬化性樹脂に、用途に応じて、前述した各種樹脂、添加物、又は溶剤等を添加して電離放射線硬化性樹脂組成物を作成し、その樹脂組成物を各種塗布方法により基材に塗布する。
その塗布方法としては、グラビアコート、グラビアリバースコート、ロールコート、コンンマコート等が使用される。
【0029】
塗布するときの電離放射線硬化性樹脂樹脂組成物の粘度としては、1000cp(センチポアズ)以下が好ましい。
前記樹脂組成物としては、揮発性溶剤を含む溶剤タイプと揮発性溶剤を含まない無溶剤型樹脂組成物のいずれも使用することができる。
無溶剤型樹脂組成物の場合、常温では粘度が1000cp以上になる場合は、40〜70℃程度に加温して樹脂組成物の粘度を1000cp以下に下げて塗布する方法がとられている。
前記電離放射線硬化性樹脂組成物を塗布して塗膜を形成し、その塗膜に電離放射線を照射して硬化させた場合、その硬化塗膜の厚さは、20〜50μmが好ましい。
【0030】
本発明の化粧シートにおいて、基材に印刷絵柄を設ける場合は、グラビア印刷、凹版印刷、オフセット印刷、活版印刷、フレキソ印刷、シルクスクリーン印刷、静電印刷、インクジェット印刷等が使用できる。
また、別途離型性シートの表面に印刷により絵柄模様層を形成して転写シートを作成し、その転写シートを用いて転写印刷法によって基材に印刷絵柄を形成することもできる。
【0031】
絵柄模様層を形成するインキとしては、種々のインキが使用され、着色剤、体質顔料、結着剤、硬化剤、添加剤、溶剤等からなる組成物をインキ化したものが使用される。
尚、結着剤としては、特に制限はなく、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、又は電離放射線硬化性樹脂等が通常使用される。
また、絵柄模様としては、木目、石目、布目等の天然物を模写したもの、文字、記号、線画やベタ印刷のある図、又は各種抽象柄模様から適宜選択して使用する。
【0032】
本発明の化粧シートに凹凸模様を形成する方法として、通常、加熱加圧によるエンボス法が使用される。
このエンボス法は、凹凸模様を有するエンボスロールを用いて、化粧シートの表面に凹凸模様を形成する方法である。
本発明においては、シート基材に絵柄模様層、電離放射線硬化性樹脂の硬化層を形成した後、加熱ドラム又は加熱ヒーターで前記化粧シート基材を120〜180℃の範囲で所定の温度に加熱し、表面温度が常温乃至80℃のエンボスロールを用いて、該エンボスロールと圧胴によって基材を加圧して、基材の表面に凹凸模様を形成し、更に基材を冷却して凹凸模様を有する化粧シートを作製する。また、エンボスロールとして、凸状の模様を形成したエンボスロールを用いて、化粧シート基材の表面に加熱加圧することにより、化粧シート基材表面に凹状の模様を形成することもできる。
【0033】
前記エンボス加工により基材表面に凹凸模様を形成した化粧シートは、ワイピング法により、表面の凹部に着色剤を充填して意匠性を高める場合がある。
ワイピング法は、ドクターブレードコート法又はナイフコート法にて、凹部を含む表面全域に着色剤インキを塗布し、凹部以外の表面から着色インキを拭き取り、凹部だけに着色剤を充填する方法である。
前記着色剤を含有するインキとしては、有機顔料、無機顔料、光輝性顔料の顔料と熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、電離放射線硬化性樹脂等の結着用樹脂、樹脂を溶解するための溶剤からなるインキ、又はエマルジョン型の水系タイプインキが使用される。
【0034】
本発明の化粧シートの表面に保護層を形成する場合、その保護層として、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、電離放射線硬化性樹脂等が使用される。
熱可塑性樹脂及び電離放射線硬化性樹脂は上記の樹脂が使用できるが、熱硬化性樹脂としては、エポキシ化合物とアミン系硬化剤からなるエポキシ系、ポリオール化合物とイソシアネート化合物からなるウレタン系のものが使用できる。
また、表面保護層には、シリカ、アルミナ等の無機系の微粒子、プラスチックビーズ等の有機系の微粒子を艶消し剤及び表面強化剤として添加してもよい。
更に、防湿性、耐候性、湿潤性、耐汚染性のために、シリコーン化合物、フッ素化合物等を添加してもよい。
【0035】
【実施例】
以下、実施例に基づいて、図面を参照にして本発明を詳しく説明する。
(参考例1)
図3(a)に示すように、基材11として厚さ100μmの着色ポリ塩化ビニルシート(理研ビニル工業(株)製「W−500」)を用い、その着色ポリ塩化ビニルシートの上に、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体系のグラビアインキ(昭和インク工業(株)製「化Xインキ」)を用いて、3色刷りのグラビア印刷により木目模様の絵柄12を印刷した。前記印刷シートの印刷側の全面に、図3(b)に示すように、下記組成の電子線硬化性樹脂を40℃に加温した状態で、3本リバースロールコート方式により塗布して、電子線硬化性樹脂層13を形成した。更に、図3(c)に示すように、その塗布面に、電子線加速装置を用いて、加速電圧175keVで、照射線量5Mradを照射して塗膜を硬化させ、厚さ30μmの電子線硬化性樹脂層13を形成した。
☆電子線硬化性樹脂組成物の組成
・ウレタンアクリレート(重合平均分子量:4500) 57重量部
・2−エチルヘキシルアクリレート 43重量部
【0036】
次に、図4(a)に示すように、硬化された電子線硬化性樹脂層を形成したシート3を、ドラム加熱型エンボス機を用いて、木目の導管模様を形成したエンボスロール22と圧胴23との間を通して、図4(b)に示すように、電子線硬化性樹脂層面に木目導管の凹凸模様14を形成した。
エンボス加工は、先ず、電子線硬化性樹脂層形成シート3を表面温度160℃のドラム21に接触させ、その後に、表面温度を70℃にしたエンボスロール22と圧胴23との圧力を10kg/cm2 、通過スピードを20m/分とする条件で行った。
【0037】
エンボス加工により得られたエンボス模様を形成した化粧シートのエンボス模様面の全面に、図5(a)に示すように、アクリルポリオール、ヘキサメチレンジイソシアネートと着色剤からなるワイピングインキ(着色インキ15)(昭和インク工業(株)製「PW−001」)をナイフコート法により塗布し、その後凹部以外の表面からはワイピング法によりインキを除去して、図5(b)に示すように、エンボス模様の凹部だけに着色インキ15を充填した。
【0038】
更に、図5(c)に示すように、上記凹部に着色インキを充填した化粧シートの表面に、アクリルポリオール、ヘキサメチレンジイソシアネートと艶消し剤からなる表面保護インキ(昭和インク工業(株)製「OP−81」)を、54線/インチ、版深40μmのヘリオ版を用いてグラビア印刷方式で、膜厚3μmの保護層16を形成した。
ここで得られた化粧シートの電子線硬化性樹脂の硬化塗膜の引張伸度は70%であった。
【0039】
(参考例2)
基材11として紙間強化紙(三興製紙(株)製「FIX−30」)の表面に、図6(a)に示すように、アクリル樹脂・硝化綿の混合系グラビアインキ(ザ・インクテック(株)製「HAT」)を用いて、ベタ印刷及び多色の絵柄印刷を行って、ベタ印刷層17及び木目模様の絵柄12を形成した。次に、前記木目模様印刷紙の印刷面に、下記組成の電子線硬化性樹脂を用いて、40℃に加温した状態で、3本リバースロールコート方式により塗布し、図6(b)に示すように、電子線硬化性樹脂層12を形成した。その電子線硬化性樹脂層12に、電子線加速装置を用いて、加速電圧175keVで、照射線量5Mradを照射して塗膜を硬化させ、厚さ30μmの電子線硬化性樹脂の硬化塗膜を形成した。
☆電子線硬化性樹脂の組成
・ウレタンアクリレート(重合平均分子量:4500) 57重量部
・2−エチルヘキシルアクリレート 33重量部
・シリコーンアクリレート 3重量部
・ポリブチルメタクリレート 7重量部
【0040】
更に、硬化された電子線硬化性樹脂層を形成した印刷紙を、参考例1と同じドラム加熱型エンボス機を用いて、先ず、表面温度120℃のドラムに接触させた後、表面温度を50℃にしたエンボスロール22と圧胴23との圧力を10kg/cm2、通過スピード20m/分の条件で通過させて、図6(c)に示すように、木目導管の凹凸模様14を有する化粧シートを作製した。ここで得られた化粧シートの電子線硬化性樹脂の硬化塗膜の引張伸度は100%であった。
【0041】
(参考例3)基材11としてエンボス模様を形成した厚さ50μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡(株)製「クリスパーG1123」)のエンボス面に、ウレタン樹脂系グラビアインキ(ザ・インクテック(株)製「ALFA」)を用いて、ベタ印刷及び多色印刷にて木目模様をグラビア印刷した。次に、前記木目模様印刷フィルムの印刷面に、下記組成の電子線硬化性樹脂組成物を溶剤で適度に希釈して、グラビアリバースコート方式により塗布し、80℃で乾燥して溶剤を除去後、参考例2と同様に電子線を照射して、厚さ30μmの電子線硬化性樹脂硬化膜を形成した。
☆電子線硬化性樹脂組成物の組成
・ウレタンアクリレート(重合平均分子量:2000) 30重量部
・2−エチルヘキシルアクリレート 30重量部
・1,6−ヘキサンジオールジアクリレート 5重量部
・ブチルゴム単官能アクリレート付加物 15重量部
・シリカ(平均粒径10μm) 5重量部
・トルエン 15重量部
【0042】
更に、前記電子線硬化性樹脂層の硬化塗膜を形成したフィルムを、参考例1と同じドラム加熱型エンボス機を用いて、先ず、表面温度150℃のドラムに接触させた後、表面温度を50℃にしたエンボスロール22と圧胴23との圧力を10kg/cm2 、通過スピード30m/分の条件で通過させて、木目導管の凹凸模様を有する化粧シートを作製した。ここで得られた化粧シートの電子線硬化性樹脂層の硬化塗膜は、引張伸度が150%であった。
【0043】
尚、上記の引張伸度は、未処理ポリエチレンテレフタレートフィルム上に電子線硬化性樹脂を塗布し、電子線で硬化後に塗膜の厚さが100μmになるようにし、塗膜が硬化後にポリエチレンテレフタレートフィルムを剥離し、厚さ100μmの硬化塗膜について、室温(約25℃)で、JIS−K−6732に準拠して引張試験を行い、破断時の伸度を測定して、各電子線硬化性樹脂の硬化塗膜の引張伸度としたものである。
【0044】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように、基材上に、20〜200%の引張伸度を有する電離放射線硬化性樹脂層を形成することにより、エンボス加工、曲げ加工等の後加工に優れ、且つ表面硬度も十分な化粧シートを得ることができた。
また、電離放射線硬化性樹脂の組成を変えることにより、以下のような効果が得られた。
電離放射線硬化性樹脂を、重合平均分子量が1000〜10000のプレポリマーと単官能モノマーからなる主成分とすることにより、硬化後の塗膜が20〜200%の引張伸度を有する化粧シートを得ることができた。
また、電離放射線硬化性樹脂に、熱可塑性樹脂を添加することにより、エンボス加工適性が向上し、ゴム成分を添加することにより、曲げ加工適性が向上した化粧シートが得られた。
また、電離放射線硬化性樹脂層を電子線等で硬化後に、エンボス加工で表面に凹凸模様を形成することにより、複雑な工程を経ることなく、意匠性に優れた化粧シートを得ることができた。
更に、凹凸模様を有する電離放射線硬化性樹脂層の面に表面保護層を形成することにより、表面の強靱性が向上し、意匠性に優れ、且つ強靱性のある化粧シートが得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表面に保護層を設けた化粧シートの一例を示す模式断面図である。
【図2】表面に凹凸模様を有する化粧シートの模式断面図である。
【図3】本発明の化粧シートを作製するときの説明図で、
(a) 基材に絵柄を印刷した図である。
(b) 絵柄を印刷した基材に電子線硬化性樹脂層を形成した図である。
(c) 基材に絵柄印刷、電子線硬化性樹脂層を形成後に電子線を照射した図である。
【図4】電子線硬化性樹脂層にドラム加熱型エンボス機を用いてエンボス加工を行うときの説明図で、
(a) 電子線硬化性樹脂層形成シートを加熱ドラムで加熱し、エンボスロールでエンボス加工を行うときの模式図である。
(b) 凹凸模様形成シートの拡大断面図である。
【図5】凹凸模様を形成した化粧シートに保護層を形成するときの説明図で、
(a) 凹凸模様形成シートの表面に着色インキを塗布した図である。
(b) 凹部以外の着色インキを除去して凹部に着色インキを充填した図である。
(c) 凹部に着色インキを充填した表面に保護層を形成した図である。
【図6】表面に保護層を設けない化粧シートを作製するときの説明図で、
(a) 基材にベタ印刷及び絵柄印刷をしたときの拡大断面図である。
(b) 印刷層の上に電子線硬化性樹脂層を形成した図である。
(c) 電子線硬化性樹脂層を電子線照射により硬化後、凹凸模様を形成した図である。
【符号の説明】
1 表面に保護層を有する化粧シート
2 保護層のない化粧シート
3 電子線硬化性樹脂層形成シート
3a 凹凸模様形成シート
11 基材
12 絵柄
13 電子線硬化性樹脂層(電離放射線硬化性樹脂層)
14 凹凸模様
15 着色インキ
16 保護層
17 ベタ印刷層
18 電子線
21 加熱ドラム
22 エンボスロール
23 加圧ロール[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a decorative sheet for building materials used for the purpose of design and surface protection for furniture, wall surfaces, floor surfaces and the like.
[0002]
[Prior art]
In recent years, various decorative sheets that synchronize a printed pattern and a concavo-convex pattern have been proposed in order to enhance designability and surface protection in decorative sheets for building materials.
For example, in Japanese Patent Publication No. 58-14312, a printed pattern is provided on the surface of a colored thermoplastic sheet, and a transparent thermoplastic sheet is laminated on the printed pattern surface of the thermoplastic sheet. A decorative sheet is disclosed in which a concavo-convex pattern is embossed from the sheet side, and a concave portion of the concavo-convex pattern is filled with a colorant.
[0003]
The colorant is a paint or ink containing a thermosetting resin selected from phenolic resins, urea resins, melamine resins, epoxy resins, polyester resins, and polyurethane resins, or ultraviolet rays. It is also disclosed that it comprises a curable paint or an ultraviolet curable ink.
Furthermore, a decorative sheet is disclosed in which a thermoplastic resin is thickly coated on a base material and the thick film coat layer is embossed.
[0004]
In JP-A-3-174279, an ionizing radiation curable coating is applied on a plastic substrate sheet, and the gel fraction is 10 to 10 by irradiating with ionizing radiation in an uncured state. Disclosed is a method for producing a decorative sheet in which a coating film is semi-cured to 90% by weight, the surface of this semi-cured film is embossed, and then irradiated again with ionizing radiation to completely cure the coating film. Has been.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, the decorative sheet disclosed in Japanese Examined Patent Publication No. 58-14312 requires sufficient heat for lamination of the thermoplastic sheet, so that the line speed at the time of lamination does not increase, and the thermoplastic sheet is a polyvinyl chloride sheet. In this case, the limit was about 50 μm even when the film thickness was reduced.
Further, it has been difficult to emboss a laminated material in which a thermoplastic sheet is laminated on paper.
In addition, in a decorative sheet in which a thermoplastic resin is coated on a base material with a thick film and the thick film coat layer is embossed, a solvent is used as a solvent for the thermoplastic resin at the time of manufacture. In order to remove water, sufficient drying is required.
Therefore, if the heating temperature is increased in order to dry in a short time, the base material is deformed by heat, and if the heating temperature is decreased, the drying time becomes longer and the productivity is lowered.
[0006]
Furthermore, the decorative sheet disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 3-174279 has a problem that the production efficiency is lowered because ionizing radiation is irradiated in two portions.
In order to solve the above-mentioned problems, the present invention forms a concavo-convex pattern in synchronism with a pattern to improve design, and forms a flexible and tough coating film, which is excellent in suitability for post-processing such as bending. The purpose is to provide a sheet.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
As a result of various studies to solve the above-described problems, the present invention has the following configuration of the decorative sheet. Plastic sheet (or film) The pattern on the base material consisting of But Formation And Furthermore, it contains a rubber component and contains 20% or more. Top 2 Cured ionizing radiation curable resin layer having a tensile elongation of 00% or less But Laminated The decorative sheet is characterized in that the ionizing radiation curable resin layer has a concavo-convex pattern formed after curing. I made it. And in order to make the tensile elongation of the cured ionizing radiation curable resin layer 20 to 200%, an ionizing radiation curable resin composition mainly composed of a prepolymer having a polymerization average molecular weight of 1000 to 10,000 and a monofunctional monomer. The thing was used. Further, by adding a thermoplastic resin or a rubber component, the ionizing radiation curable resin layer after curing was made flexible, and a decorative sheet having excellent processability such as embossing and bending was obtained. Furthermore, a highly decorative decorative sheet with excellent surface protection by forming a concavo-convex pattern by embossing on the ionizing radiation curable resin layer after curing to enhance the design and forming a surface protective layer thereon. I made it. The concavo-convex pattern is formed by heating the sheet to a surface temperature of 120 ° C. to 180 ° C. and using an embossing roll having a surface temperature of room temperature to 80 ° C.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The embossing suitability, bending workability, V-cutting workability of the decorative sheet, or the physical properties such as surface strength, stain resistance, chemical resistance, etc. of the ionizing radiation curable resin layer after curing formed on the surface of the substrate It has been found that the tensile elongation is deeply related, and that the tensile elongation of 20% to 200% exhibits excellent physical properties.
Therefore, in the present invention, an ionizing radiation curable resin layer is laminated on a substrate printed with a pattern such as wood grain so that the tensile elongation of the ionizing radiation curable resin layer after curing is 20 to 200%. A decorative sheet having a concavo-convex pattern formed on the surface thereof was obtained.
[0009]
And, in order to make the tensile elongation of the ionizing radiation curable resin layer after curing in the range of 20 to 200%, the ionizing radiation curable resin (before curing) applied to the substrate has a polymerization average molecular weight of 1000 to 1000. The composition was mainly composed of prepolymer and monofunctional monomer in the range of 10,000.
In the present invention, in order to improve the embossing suitability and bending workability of the cured ionizing radiation curable resin layer, a resin composition obtained by adding a thermoplastic resin or a rubber component to the ionizing radiation curable resin is used. The thickness of the resin layer was 20 to 50 μm.
Furthermore, a protective layer was formed on the surface in order to improve the stain resistance, scratch resistance and abrasion resistance of the decorative sheet.
[0010]
Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
In the present invention, as shown in FIG. 1, after printing a
Next, a concavo-
Further, as a decorative sheet having no protective layer on the surface, as shown in FIG. 2, the ionizing radiation curable material having a solid print layer 17 formed on the substrate 11 and then printed with a
[0011]
As an example, a case where the decorative sheet is manufactured using an electron beam curable resin as an ionizing radiation curable resin will be described.
As shown in FIG. 3 (a), a colored (or transparent) polyvinyl chloride sheet is used as the base material 11, and gravure ink is used on the colored polyvinyl chloride sheet to perform grain printing by multi-color gravure printing. The
As shown in FIG. 3B, three electron beam curable resins are applied on the entire printing side of the printing sheet by a reverse roll coating method or the like to form the electron beam
Of course, the resin composition of the electron beam curable resin is selected so that the tensile elongation of the coating film cured by irradiating the coating film with an electron beam is in the range of 20% to 200% after the coating film is formed. I need it.
[0012]
Furthermore, as shown in FIG.3 (c), the application surface is irradiated with the electron beam 18 using an electron beam acceleration apparatus (acceleration voltage is 100-300 keV, irradiation dose is about 0.1-15 Mrad). ), The coating film is cured to form an electron beam
[0013]
Next, as shown to Fig.4 (a), the sheet | seat 3 (electron beam curable resin layer forming sheet) in which the cured electron beam curable resin layer was formed is embossed using a drum heating type embossing machine. As shown in FIG. 4 (b), the concave /
In order to form an uneven pattern on the electron beam curable resin layer forming sheet 3 by embossing, first, the surface temperature of the electron beam curable resin layer forming sheet 3 is set to a predetermined temperature within a range of 120 to 180 ° C. The surface temperature of the embossing roll 22 on which the wood grain pattern is formed is set to a predetermined temperature within a range of room temperature to 80 ° C., and the embossing roll 22 and the impression cylinder 23 are heated. The pressure of 5-20 kg / cm 2 Then, embossing is performed under the condition that the passing speed is 10 to 30 m / min, and a concavo-convex pattern forming sheet 3a as shown in FIG.
[0014]
As shown in FIG. 5 (a), the
[0015]
Further, as shown in FIG. 5 (c), a decorative layer having a protective layer is formed by forming a protective layer by a gravure printing method using surface protective ink on the surface of the decorative sheet in which colored ink is filled in the concave portion. Make it.
The protective layer is appropriately selected from a thermoplastic resin, a thermosetting resin, an ionizing radiation curable resin, and the like according to the application.
[0016]
The substrate of the present invention includes polyvinyl chloride, polyethylene, polypropylene, polyethylene terephthalate, polycarbonate, polyvinyl alcohol, polyvinylidene chloride, ionomer and other plastic films, nonwoven fabric, thin paper, inter-paper reinforced paper, bleached kraft paper, titanium paper Further, paper such as solenoid paper, resin-impregnated paper, paperboard and gypsum board paper, composite sheets of the plastic film and paper, and the like can be used.
[0017]
As the ionizing radiation curable resin for forming the ionizing radiation curable resin layer of the present invention, a polymer, a prepolymer, or a monomer that is solidified by causing a crosslinking polymerization reaction or the like by ionizing radiation is used.
Examples of the monomer include a radical polymerization compound composed of a compound having a (meth) acryloyl group such as (meth) acrylamide, (meth) acrylonitrile, (meth) acrylic acid, (meth) acrylic acid ester, etc. (Meth) acryloyl group is used in the meaning of acryloyl group or methacryloyl group, and the following (meth) shall have the same meaning.), Epoxy, cyclic ether, cyclic acetal, lactone, vinyl Monomer, cationic polymerization compound comprising a combination of cyclic siloxane and aryl diazonium salt, diaryl iodonium salt, compound having thiol group, for example, trimethylolpropane trithioglycolate, trimethylolpropane trithiopropylate, pentaerythritol tetrathio Glico There polyene thiol-based compounds comprising a polyene compound.
[0018]
In addition, examples of the prepolymer and oligomer include acrylates such as urethane (meth) acrylate, polyester (meth) acrylate, and epoxy (meth) acrylate, silicon resins such as siloxane, unsaturated polyester, and epoxy.
[0019]
As the resin layer cured by irradiating the ionizing radiation curable resin with ionizing radiation, one having a tensile elongation of 20 to 200% can be used.
If the tensile elongation is less than 20%, it cannot be adapted to V-cut processing, lapping processing, etc., which are performed in building material processing.
On the other hand, if the tensile elongation exceeds 200%, the surface strength, stain resistance, and chemical resistance of the sheet are significantly lowered and cannot be used as a building material.
[0020]
As a method of forming a concavo-convex pattern on the ionizing radiation curable resin layer, an embossing method by heating and pressing is used.
In order to form the ionizing radiation curable resin layer having the embossing suitability and flexibility, a prepolymer having a polymerization average molecular weight in the range of 1000 to 10,000 and a monofunctional monomer are mainly used as the ionizing radiation curable resin. What is used as an ingredient is used.
[0021]
Examples of the prepolymer used here include urethane (meth) acrylate, polyester (meth) acrylate, and epoxy (meth) acrylate described above.
The monofunctional monomer is selected in consideration of low viscosity, good compatibility with the prepolymer, low volatility, high reactivity, low skin irritation, etc. The
Examples include lauryl acrylate, 2-ethylhexyl acrylate, 2-hydroxyethyl acrylate, 1-6 hexanediol monoacrylate, dicyclopentadiene acrylate, and the like.
[0022]
A radical generator or oxygen scavenger may be added as a reaction accelerator for the ionizing radiation curable resin. In the case of curing with ultraviolet rays, the ionizing radiation curable resin has a photopolymerization initiator as a photopolymerization initiator such as benzoin, benzoin methyl ether, acetophenone, benzophenone, Michler ketone, diphenyl sulfide, dibenzyl sulfide, diethyl oxide, triphenylbiimidazole. , Isopropyl-N, N-dimethylaminobenzoate or the like can be used by adding 0.1 to 10 parts by weight to 100 parts by weight of ionizing radiation curable resin.
[0023]
In addition, a thermoplastic resin may be added to the ionizing radiation curable resin in order to improve embossability.
For example, acrylic resins such as polyethylene, polystyrene, polymethyl methacrylate, polybutyl methacrylate, acrylonitrile, acrylamide, ethylene-vinyl alcohol copolymer, ethylene-vinyl acetate copolymer, polyvinyl chloride, polyvinyl acetate, etc. And a copolymer, a mixture of two or more of these, and the like.
In order to improve the coating suitability, fillers such as calcium carbonate, silica, and alumina, thickeners, leveling agents, colorants, glitter pigments, and the like may be added.
[0024]
Furthermore, a rubber component may be added to the ionizing radiation curable resin in order to improve bending workability.
For example, natural rubber, isoprene, styrene / butadiene rubber, chloroprene rubber, nitrile rubber, butyl rubber, acrylic rubber, epichlorohydrin rubber, silicone rubber, urethane rubber and the like.
[0025]
When the ionizing radiation curable resin layer of the present invention is the uppermost layer, the ionizing radiation curable resin is added with wax, silicone, a fluororesin compound, silicone acrylate, fluoride, in order to impart antifouling properties to the surface. Reactive compounds such as acrylates can also be added.
[0026]
In the present invention, ionizing radiation is used as a method for completely curing a resin composition containing an ionizing radiation curable resin applied to a film substrate.
The ionizing radiation means an electromagnetic wave or a charged particle beam having an energy quantum capable of polymerizing or cross-linking molecules. Examples of the ionizing radiation include ultraviolet rays, visible rays, electron beams, X-rays, etc. UV and electron beams are used.
Therefore, as the ionizing radiation irradiation device, an ultraviolet irradiation device or an electron beam irradiation device is usually used.
[0027]
As the ultraviolet irradiation device, for example, a light source such as an ultra high pressure mercury lamp, a high pressure mercury lamp, a low pressure mercury lamp, a carbon arc, a black light lamp, a metal halide lamp, or the like is used.
As the electron beam source, various electron beam accelerators such as a Cockloftwald type, a bandegraph type, a resonant transformer type, an insulated core transformer type, a linear type, a dynamitron type, and a high frequency type are used.
And when irradiating an electron beam, it irradiates with acceleration voltage 100-1000 KeV, Preferably it is 100-300 KeV, and as an irradiation dose, it is about 0.1-15 Mrad (mega rad) normally.
[0028]
When the ionizing radiation curable resin is applied to a substrate, the ionizing radiation curable resin composition is added to the ionizing radiation curable resin by adding the above-described various resins, additives, or solvents depending on the application. The resin composition is prepared and applied to the substrate by various application methods.
As the coating method, gravure coating, gravure reverse coating, roll coating, comma coating, etc. are used.
[0029]
The viscosity of the ionizing radiation curable resin resin composition when applied is preferably 1000 cp (centipoise) or less.
As the resin composition, any of a solvent type containing a volatile solvent and a solventless resin composition containing no volatile solvent can be used.
In the case of a solventless resin composition, when the viscosity becomes 1000 cp or more at room temperature, a method of heating the resin composition to about 40 to 70 ° C. and reducing the viscosity of the resin composition to 1000 cp or less is used.
When the ionizing radiation curable resin composition is applied to form a coating film, and the coating film is irradiated with ionizing radiation and cured, the thickness of the cured coating film is preferably 20 to 50 μm.
[0030]
In the decorative sheet of the present invention, when a printed pattern is provided on the substrate, gravure printing, intaglio printing, offset printing, letterpress printing, flexographic printing, silk screen printing, electrostatic printing, inkjet printing, and the like can be used.
In addition, it is possible to separately form a pattern layer by printing on the surface of the releasable sheet to create a transfer sheet, and use the transfer sheet to form a printed pattern on the substrate by a transfer printing method.
[0031]
Various inks are used as the ink for forming the pattern layer, and inks obtained by forming a composition comprising a colorant, extender pigment, binder, curing agent, additive, solvent, and the like are used.
The binder is not particularly limited, and a thermoplastic resin, a thermosetting resin, an ionizing radiation curable resin, or the like is usually used.
In addition, the pattern is appropriately selected from a natural product such as wood, stone, and cloth, a character, a symbol, a line drawing, a figure with solid printing, or various abstract patterns.
[0032]
As a method for forming a concavo-convex pattern on the decorative sheet of the present invention, an embossing method by heating and pressing is usually used.
This embossing method is a method of forming a concavo-convex pattern on the surface of a decorative sheet using an embossing roll having a concavo-convex pattern.
In the present invention, after a pattern layer and a cured layer of ionizing radiation curable resin are formed on the sheet substrate, the decorative sheet substrate is heated to a predetermined temperature in the range of 120 to 180 ° C. with a heating drum or a heater. Then, using an embossing roll having a surface temperature of room temperature to 80 ° C., the substrate is pressed with the embossing roll and the impression cylinder to form a concavo-convex pattern on the surface of the substrate, and the substrate is further cooled to form a concavo-convex pattern. A decorative sheet having the above is prepared. Moreover, a concave pattern can also be formed on the decorative sheet base material surface by applying heat and pressure to the surface of the decorative sheet base material using an emboss roll formed with a convex pattern as the embossing roll.
[0033]
The decorative sheet having a concavo-convex pattern formed on the surface of the substrate by the embossing may enhance the design by filling a colorant into the concave portion of the surface by a wiping method.
The wiping method is a method in which a colorant ink is applied to the entire surface including the concave portion by a doctor blade coating method or a knife coating method, the colored ink is wiped from the surface other than the concave portion, and only the concave portion is filled with the colorant.
Examples of the ink containing the colorant include organic pigments, inorganic pigments, pigments of glitter pigments, thermoplastic resins, thermosetting resins, binder resins such as ionizing radiation curable resins, and solvents for dissolving the resins. Or an emulsion-type water-based ink.
[0034]
When a protective layer is formed on the surface of the decorative sheet of the present invention, a thermoplastic resin, a thermosetting resin, an ionizing radiation curable resin, or the like is used as the protective layer.
The above resins can be used as the thermoplastic resin and ionizing radiation curable resin, but as the thermosetting resin, an epoxy type composed of an epoxy compound and an amine curing agent, or a urethane type composed of a polyol compound and an isocyanate compound is used. it can.
Further, inorganic fine particles such as silica and alumina, and organic fine particles such as plastic beads may be added to the surface protective layer as a matting agent and a surface reinforcing agent.
Furthermore, a silicone compound, a fluorine compound, or the like may be added for moisture resistance, weather resistance, wettability, and stain resistance.
[0035]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in detail based on examples with reference to the drawings.
( reference Example 1)
As shown in FIG. 3 (a), a colored polyvinyl chloride sheet having a thickness of 100 μm (“W-500” manufactured by Riken Vinyl Industry Co., Ltd.) is used as the base material 11, and on the colored polyvinyl chloride sheet, Using a gravure ink of a vinyl chloride / vinyl acetate copolymer system (“Chemical X Ink” manufactured by Showa Ink Industry Co., Ltd.), a
☆ Composition of electron beam curable resin composition
-Urethane acrylate (polymerization average molecular weight: 4500) 57 parts by weight
・ 43 parts by weight of 2-ethylhexyl acrylate
[0036]
Next, as shown in FIG. 4 (a), the sheet 3 on which the cured electron beam curable resin layer is formed is pressed against the embossing roll 22 on which the wood conduit pattern is formed using a drum heating embossing machine. As shown in FIG. 4 (b), an
In the embossing, first, the electron beam curable resin layer forming sheet 3 is brought into contact with the drum 21 having a surface temperature of 160 ° C., and then the pressure of the embossing roll 22 and the impression cylinder 23 having a surface temperature of 70 ° C. is 10 kg / cm 2 , Under the condition that the passing speed was 20 m / min.
[0037]
As shown in FIG. 5 (a), a wiping ink (colored ink 15) composed of acrylic polyol, hexamethylene diisocyanate and a colorant is formed on the entire embossed pattern surface of the decorative sheet on which the embossed pattern obtained by embossing is formed. "PW-001" manufactured by Showa Ink Industries Co., Ltd.) was applied by a knife coat method, and then the ink was removed from the surface other than the recesses by a wiping method. As shown in FIG. Only the concave portion was filled with the
[0038]
Further, as shown in FIG. 5 (c), a surface protective ink (made by Showa Ink Industry Co., Ltd.) made of acrylic polyol, hexamethylene diisocyanate and a matting agent is provided on the surface of the decorative sheet in which the concave ink is filled with colored ink. The protective layer 16 having a film thickness of 3 μm was formed by a gravure printing method using a helio plate of 54 lines / inch and a plate depth of 40 μm.
The tensile elongation of the cured coating film of the electron beam curable resin of the decorative sheet obtained here was 70%.
[0039]
( reference Example 2)
As shown in FIG. 6 (a), on the surface of a paper-reinforced paper ("FIX-30" manufactured by Sanko Paper Co., Ltd.) as a base material 11, a mixed gravure ink (the ink) Using “HAT” manufactured by Tech Co., Ltd.), solid printing and multicolor pattern printing were performed to form a solid print layer 17 and a
☆ Composition of electron beam curable resin
-Urethane acrylate (polymerization average molecular weight: 4500) 57 parts by weight
・ 33 parts by weight of 2-ethylhexyl acrylate
・ 3 parts by weight of silicone acrylate
・ 7 parts by weight of polybutyl methacrylate
[0040]
Furthermore, a printed paper on which a cured electron beam curable resin layer is formed, reference Using the same drum heating embossing machine as in Example 1, first, the drum was brought into contact with a drum having a surface temperature of 120 ° C., and then the pressure of the embossing roll 22 and the impression cylinder 23 having a surface temperature of 50 ° C. was set to 10 kg / cm. 2 Then, the sheet was passed under the condition of a passing speed of 20 m / min, and as shown in FIG. The tensile elongation of the cured coating film of the electron beam curable resin of the decorative sheet obtained here was 100%.
[0041]
( Reference example 3 ) Urethane resin gravure ink (“ALFA” manufactured by The Inktec Co., Ltd.) on the embossed surface of a polyethylene terephthalate film (“Chrisper G1123” manufactured by Toyobo Co., Ltd.) having a thickness of 50 μm formed with an embossed pattern as the substrate 11 ) Was used for gravure printing of solid and multicolor printing. Next, an electron beam curable resin composition having the following composition is appropriately diluted with a solvent on the printed surface of the wood grain pattern printing film, applied by a gravure reverse coating method, and dried at 80 ° C. to remove the solvent. The electron beam was irradiated in the same manner as in Reference Example 2 to form an electron beam curable resin cured film having a thickness of 30 μm.
☆ Composition of electron beam curable resin composition
・ Urethane acrylate (polymerization average molecular weight: 2000) 30 parts by weight
・ 30 parts by weight of 2-ethylhexyl acrylate
・ 5 parts by weight of 1,6-hexanediol diacrylate
・ Butyl rubber
・ Silica (average particle size 10 μm) 5 parts by weight
・
[0042]
Furthermore, a film formed with a cured coating film of the electron beam curable resin layer, reference Using the same drum heating embossing machine as in Example 1, first, the drum was brought into contact with a drum having a surface temperature of 150 ° C., and then the pressure of the embossing roll 22 and the impression cylinder 23 having a surface temperature of 50 ° C. was set to 10 kg / cm. 2 Then, the sheet was passed under the condition of a passing speed of 30 m / min to prepare a decorative sheet having an uneven pattern of a wood grain conduit. The cured coating film of the electron beam curable resin layer of the decorative sheet obtained here had a tensile elongation of 150%.
[0043]
The tensile elongation is as follows: an electron beam curable resin is applied on an untreated polyethylene terephthalate film, the thickness of the coating film is 100 μm after curing with an electron beam, and the polyethylene terephthalate film is cured after the coating film is cured. The cured coating film having a thickness of 100 μm was subjected to a tensile test in accordance with JIS-K-6732 at room temperature (about 25 ° C.), and measured for elongation at break. This is the tensile elongation of the cured coating film of the resin.
[0044]
【The invention's effect】
As described above, the present invention is excellent in post-processing such as embossing and bending by forming an ionizing radiation curable resin layer having a tensile elongation of 20 to 200% on a substrate, and A decorative sheet having sufficient surface hardness could be obtained.
Moreover, the following effects were acquired by changing the composition of ionizing radiation-curable resin.
By using an ionizing radiation curable resin as a main component consisting of a prepolymer having a polymerization average molecular weight of 1000 to 10,000 and a monofunctional monomer, a decorative sheet having a tensile elongation of 20 to 200% is obtained after curing. I was able to.
Further, by adding a thermoplastic resin to the ionizing radiation curable resin, embossing suitability was improved, and by adding a rubber component, a decorative sheet with improved bending workability was obtained.
In addition, after curing the ionizing radiation curable resin layer with an electron beam or the like, by forming an uneven pattern on the surface by embossing, it was possible to obtain a decorative sheet excellent in design without going through a complicated process .
Furthermore, by forming a surface protective layer on the surface of the ionizing radiation curable resin layer having a concavo-convex pattern, the toughness of the surface was improved, and a decorative sheet having excellent design properties and toughness was obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view showing an example of a decorative sheet provided with a protective layer on the surface of the present invention.
FIG. 2 is a schematic cross-sectional view of a decorative sheet having an uneven pattern on the surface.
FIG. 3 is an explanatory diagram when producing the decorative sheet of the present invention,
(A) It is the figure which printed the pattern on the base material.
(B) It is the figure which formed the electron beam curable resin layer in the base material which printed the pattern.
(C) It is the figure which irradiated the electron beam after forming pattern printing and an electron beam curable resin layer in a base material.
FIG. 4 is an explanatory diagram when embossing is performed on an electron beam curable resin layer using a drum heating type embossing machine;
(A) It is a schematic diagram when an electron beam curable resin layer forming sheet is heated with a heating drum and embossing is performed with an embossing roll.
(B) It is an expanded sectional view of a concavo-convex pattern formation sheet.
FIG. 5 is an explanatory diagram when a protective layer is formed on a decorative sheet having a concavo-convex pattern;
(A) It is the figure which applied the coloring ink to the surface of the uneven | corrugated pattern formation sheet.
(B) It is the figure which removed colored inks other than a recessed part and filled the recessed part with colored ink.
(C) It is the figure which formed the protective layer on the surface which filled the recessed part with colored ink.
FIG. 6 is an explanatory diagram for producing a decorative sheet without a protective layer on the surface;
(A) It is an expanded sectional view when carrying out solid printing and pattern printing on the base material.
(B) It is the figure which formed the electron beam curable resin layer on the printing layer.
(C) It is the figure which formed the uneven | corrugated pattern after hardening the electron beam curable resin layer by electron beam irradiation.
[Explanation of symbols]
1. A decorative sheet having a protective layer on the surface
2 Decorative sheet without protective layer
3 Electron beam curable resin layer forming sheet
3a Uneven pattern forming sheet
11 Base material
12 designs
13 Electron beam curable resin layer (ionizing radiation curable resin layer)
14 Uneven pattern
15 Colored ink
16 Protective layer
17 Solid printing layer
18 electron beam
21 Heating drum
22 Embossing roll
23 Pressure roll
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