JP3947117B2 - 車両周辺画像処理システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、過去の鳥瞰図画像と現在の鳥瞰図画像とを合成して合成鳥瞰図画像を生成して表示するように構成された車両周辺画像処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、車両の後部に設置されている後方カメラにより車両後方の状況を撮影し、撮影された画像を座標変換して鳥瞰図(上空から見た平面図)画像を生成し、過去の鳥瞰図画像と現在の鳥瞰図画像とを合成して合成鳥瞰図画像を生成して表示するものがある(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−87160号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した特許文献1に記載したものでは、後方カメラにより撮影された画像の輝度が大き過ぎたり小さ過ぎたり(画像が暗過ぎる明過ぎたり)、後方カメラにより撮影された画像の特徴量が少なすぎたり、車速が大き過ぎたり(車速が速過ぎたり)している状態では、過去の鳥瞰図画像と現在の鳥瞰図画像とを適切に合成することができず、不適切な(不正確な)情報をユーザに提供することになるという問題がある。
【0005】
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、過去の鳥瞰図画像と現在の鳥瞰図画像とを合成して合成鳥瞰図画像を生成して表示するものにおいて、不適切な情報をユーザに提供することを未然に回避すると共に、必要最低限の情報をユーザに提供することにより、ユーザの運転を適切に支援することができる車両周辺画像処理システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載した車両周辺画像処理システムによれば、撮影手段が車両周辺を撮影すると、鳥瞰図画像生成手段は、撮影手段により撮影された画像を座標変換して鳥瞰図画像を生成し、鳥瞰図画像記憶手段は、鳥瞰図画像生成手段により生成された鳥瞰図画像を記憶する。また、車両移動状態検出手段が車両の移動状態を検出すると、鳥瞰図画像移動手段は、車両移動状態検出手段により検出された車両の移動状態に基づいて鳥瞰図画像記憶手段に記憶されている過去の鳥瞰図画像を回転移動または平行移動させ、合成鳥瞰図画像生成手段は、鳥瞰図画像移動手段により回転移動または平行移動された過去の鳥瞰図画像と、撮影手段により撮影された画像が鳥瞰図画像生成手段により座標変換されて生成された現在の鳥瞰図画像とを合成して合成鳥瞰図画像を生成する。
【0007】
そして、表示制御手段は、撮影手段により撮影された画像の輝度の大小、撮影手段により撮影された画像の特徴量の多少および車速の大小のうち少なくとも1つを判定して車両の移動量を計算可能であるか否かを判定し、車両の移動量を計算可能でない旨を検出すると、合成鳥瞰図画像生成手段により生成された合成鳥瞰図画像を表示手段に表示させるのではなく、撮影手段により撮影された画像をそのまま表示手段に表示させる。
【0008】
これにより、撮影手段により撮影された画像の輝度が大き過ぎたり小さ過ぎたり、撮影手段により撮影された画像の特徴量が少なすぎたり、車速が大き過ぎたりしている状態では、合成鳥瞰図画像を表示させないことにより、不適切な情報をユーザに提供することを未然に回避することができると共に、撮影手段により撮影された画像(元々の画像)をそのまま表示手段に表示させることにより、必要最低限の情報をユーザに提供することができ、ユーザの運転を適切に支援することができる。
【0009】
請求項2に記載した車両周辺画像処理システムによれば、撮影手段が車両周辺を撮影すると、鳥瞰図画像生成手段は、撮影手段により撮影された画像を座標変換して鳥瞰図画像を生成し、鳥瞰図画像記憶手段は、鳥瞰図画像生成手段により生成された鳥瞰図画像を記憶する。また、車両移動状態検出手段が車両の移動状態を検出すると、鳥瞰図画像移動手段は、車両移動状態検出手段により検出された車両の移動状態に基づいて鳥瞰図画像記憶手段に記憶されている過去の鳥瞰図画像を回転移動または平行移動させ、合成鳥瞰図画像生成手段は、鳥瞰図画像移動手段により回転移動または平行移動された過去の鳥瞰図画像と、撮影手段により撮影された画像が鳥瞰図画像生成手段により座標変換されて生成された現在の鳥瞰図画像とを合成して合成鳥瞰図画像を生成する。
【0010】
そして、表示制御手段は、撮影手段により撮影された画像の輝度の大小、撮影手段により撮影された画像の特徴量の多少および車速の大小のうち少なくとも1つを判定して車両の移動量を計算可能であるか否かを判定し、車両の移動量を計算可能でない旨を検出すると、合成鳥瞰図画像生成手段により生成された合成鳥瞰図画像を表示手段に表示させるのではなく、撮影手段により撮影された画像が鳥瞰図画像生成手段により座標変換されて生成された現在の鳥瞰図画像をそのまま表示手段に表示させる。
【0011】
これにより、撮影手段により撮影された画像の輝度が大き過ぎたり小さ過ぎたり、撮影手段により撮影された画像の特徴量が少なすぎたり、車速が大き過ぎたりしている状態では、合成鳥瞰図画像を表示させないことにより、不適切な情報をユーザに提供することを未然に回避することができると共に、撮影された画像が座標変換されて生成された現在の鳥瞰図画像をそのまま表示させることにより、必要最低限の情報をユーザに提供することができ、ユーザの運転を適切に支援することができる。
【0012】
請求項3に記載した車両周辺画像処理システムによれば、撮影手段が車両周辺を撮影すると、鳥瞰図画像生成手段は、撮影手段により撮影された画像を座標変換して鳥瞰図画像を生成し、鳥瞰図画像記憶手段は、鳥瞰図画像生成手段により生成された鳥瞰図画像を記憶する。また、車両移動状態検出手段が車両の移動状態を検出すると、鳥瞰図画像移動手段は、車両移動状態検出手段により検出された車両の移動状態に基づいて鳥瞰図画像記憶手段に記憶されている過去の鳥瞰図画像を回転移動または平行移動させ、合成鳥瞰図画像生成手段は、鳥瞰図画像移動手段により回転移動または平行移動された過去の鳥瞰図画像と、撮影手段により撮影された画像が鳥瞰図画像生成手段により座標変換されて生成された現在の鳥瞰図画像とを合成して合成鳥瞰図画像を生成する。
【0013】
そして、表示制御手段は、撮影手段により撮影された画像の輝度の大小、撮影手段により撮影された画像の特徴量の多少および車速の大小のうち少なくとも1つを判定して車両の移動量を計算可能であるか否かを判定し、車両の移動量を計算可能でない旨を検出すると、合成鳥瞰図画像生成手段により生成された合成鳥瞰図画像を表示手段に表示させるのではなく、画像の表示を中止する。
【0014】
これにより、撮影手段により撮影された画像の輝度が大き過ぎたり小さ過ぎたり、撮影手段により撮影された画像の特徴量が少なすぎたり、車速が大き過ぎたりしている状態では、合成鳥瞰図画像を表示させることなく、画像の表示を中止することにより、不適切な情報をユーザに提供することを未然に回避することができ、ユーザの運転を適切に支援することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
(第1実施例)
以下、本発明の第1実施例について、図1ないし図4を参照して説明する。尚、この第1実施例は、本発明でいう請求項1に対応する。まず、図2は、車両周辺画像処理システムの構成を概略的に示している。車両周辺画像処理システム1は、車両2の後方の状況を撮影する後方カメラ3(本発明でいう撮影手段)と、車室4内の例えばダッシュボード上に配置された車載モニタ5(本発明でいう表示手段)と、画像処理を行う画像処理ユニット6とを備えて構成されている。
【0016】
図1は、車両周辺画像処理システム1の機能ブロック図を示している。車両周辺画像処理システム1は、機能ブロックとして、システム全体の動作を制御するCPU7(本発明でいう車両移動状態検出手段、鳥瞰図画像移動手段、合成鳥瞰図画像生成手段、表示制御手段)と、後方カメラ3と、鳥瞰図画像生成回路8(本発明でいう鳥瞰図画像生成手段)と、第1の画像メモリ9(本発明でいう鳥瞰図画像記憶手段)と、第2の画像メモリ10と、表示用画像メモリ11と、車載モニタ5と、ハンドル角信号入力回路12と、車速信号入力回路13と、ヨーレイト信号入力回路14と、超音波センサ信号入力回路15と、シフトポジション信号入力回路16とを備えて構成されている。
【0017】
鳥瞰図画像生成回路8は、後方カメラ3から画像が入力されると、入力された画像を座標変換して鳥瞰図画像を生成し、生成された鳥瞰図画像を第1の画像メモリ9に出力する。第1の画像メモリ9は、鳥瞰図画像生成回路8から鳥瞰図画像が入力されると、入力された鳥瞰図画像を現在の鳥瞰図画像として一時的に記憶する。
【0018】
第2の画像メモリ10は、第1の画像メモリ9から鳥瞰図画像が転送されると、転送された鳥瞰図画像を過去の鳥瞰図画像として記憶する。表示用画像メモリ11は、第1の画像メモリ9に記憶されている現在の鳥瞰図画像と第2の画像メモリ10に記憶されている過去の鳥瞰図画像とが合成された合成鳥瞰図画像を表示用画像として記憶する。車載モニタ5は、表示用画像メモリ11に表示用画像として記憶されている合成鳥瞰図画像を表示する。
【0019】
ハンドル角信号入力回路12は、ユーザのハンドル操作に関するデータをCPU7に入力させる。車速信号入力回路13は、車速に関するデータをCPU7に入力させる。ヨーレイト信号入力回路14は、車両2の旋回状況に関するデータをCPU7に入力させる。超音波センサ信号入力回路15は、車両2の周辺に存在する障害物の有無を検出し、障害物の有無に関するデータや障害物と車両2との間の距離などに関するデータをCPU7に入力させる。シフトポジション信号入力回路16は、ユーザのシフトレバー操作に関するデータをCPU7に入力させる。
【0020】
尚、上記した構成では、CPU7、鳥瞰図画像生成回路8、第1の画像メモリ9、第2の画像メモリ10、表示用画像メモリ11、ハンドル角信号入力回路12、車速信号入力回路13、ヨーレイト信号入力回路14、超音波センサ信号入力回路15およびシフトポジション信号入力回路16は、それらの全体または一部を一体化して1つのLSIで構成することも可能である。また、鳥瞰図画像を生成する専用の画像処理回路として鳥瞰図画像生成回路8を備える代わりに、CPU7がソフトウェア的に鳥瞰図画像を生成することも可能である。また、車載モニタ5は、ナビゲーション装置のディスプレイで兼用することも可能である。
【0021】
ここで、鳥瞰図画像生成回路8が鳥瞰図画像を生成する手順について簡単に説明する。尚、前提条件として、後方カメラ3は、オートフォーカス機能を有すると共に、その取付け高さや取付け角度が予め設定されているものとする。また、地面は、平面であることを計算上の前提条件としている。ここでは、後方カメラ3により撮影された画像を画素単位に分解し、車両2の後端を基準線として各画素までの距離および幅方向位置を算出し、各画素の鳥瞰変換後の位置座標を算出する。そして、算出された位置座標に基づいて各画素を再配置する。これにより、後方カメラ3により撮影された画像から鳥瞰図画像を生成することができる。
【0022】
尚、このようにして鳥瞰変換を行うことにより、鳥瞰図画像では、画素と画素との間に隙間が生じたり、画素と画素とが重なったりする場合が想定されるが、車両2を車庫入れするときなどでは、車載モニタ5に表示される画像が多少間引きされた様な画像であったとして、後方カメラ3により撮影された元々の画像(生の画像)が表示されるよりも、操作性が良いものである。
【0023】
次に、上記した構成の作用について、図3および図4を参照して説明する。
CPU7は、第1の画像メモリ9、第2の画像メモリ10および表示用画像メモリ11を初期化すると共に、各種のパラメータを初期化する(ステップS1)。次いで、CPU7は、後方カメラ3により撮影された画像が鳥瞰図画像生成回路8で座標変換されて鳥瞰図画像が生成され、鳥瞰図画像が第1の画像メモリ9に記憶された旨を検出すると(ステップS2)、鳥瞰図画像が第2の画像メモリ10に記憶されているか否かを判定する(ステップS3)。
【0024】
ここで、CPU7は、鳥瞰図画像が第2の画像メモリ10に記憶されている旨を検出すると(ステップS3にて「YES」)、ハンドル角信号入力回路12から入力されているデータ、車速信号入力回路13から入力されているデータ、ヨーレイト信号入力回路14から入力されているデータおよび超音波センサ信号入力回路15から入力されているデータに基づいてパラメータを計算する(ステップS4)。
【0025】
次いで、CPU7は、画像の輝度の大小、画像の特徴量の多少および車速の第大小を判定することにより、車両2の移動量を計算可能であるか否かを判定する(ステップS5)。ここで、CPU7は、後方カメラ3により撮影された画像の輝度が大き過ぎたり小さ過ぎたりすることがなく(輝度が所定範囲内であり)、後方カメラ3により撮影された画像の特徴量が少なすぎたりすることがなく(特徴量が所定量以上であり)、車速が大き過ぎたりすることがなく(車速が所定速度未満であり)、車両2の移動量を計算可能である旨を検出すると(ステップS5にて「YES」)、車両2の移動量を正常に計算できたか否かを判定する(ステップS6)。
【0026】
次いで、CPU7は、車両2の移動量を正常に計算できた旨を検出すると(ステップS6にて「YES」)、第2の画像メモリ10から過去の鳥瞰図画像として記憶されている鳥瞰図画像を読出し(ステップS7)、読出された鳥瞰図画像を車両2の移動状態に基づいて回転移動または平行移動させる画像処理を行う(ステップS8)。このとき、CPU7は、車両2がカーブして移動していれば、第2の画像メモリ10に記憶されている鳥瞰図画像を回転移動させる画像処理を行うことになり、車両2が直進して移動していれば、第2の画像メモリ10に記憶されている鳥瞰図画像を平行移動させる画像処理を行うことになる。
【0027】
次いで、CPU7は、第1の画像メモリ9から現在の鳥瞰図画像として記憶されている鳥瞰図画像を読出し(ステップS9)、第2の画像メモリ10から読出されて画像処理が行われた過去の鳥瞰図画像と、第1の画像メモリ9から読出された現在の鳥瞰図画像とを合成して合成鳥瞰図画像を生成する(ステップS10)。
【0028】
そして、CPU7は、このようにして生成された合成鳥瞰図画像を表示用画像メモリ11に出力させて車載モニタ5に表示させ(ステップS11)、その合成鳥瞰図画像を第2の画像メモリ10に過去の鳥瞰図画像として記憶させ(ステップS12)、上記したステップS2に戻り、ステップS2以降の処理を繰返して行う。
【0029】
これに対して、CPU7は、後方カメラ3により撮影された画像の輝度が大き過ぎたり小さ過ぎたり(輝度が所定範囲外であり)、後方カメラ3により撮影された画像の特徴量が少なすぎたり(特徴量が所定量未満であり)、車速が大き過ぎたりし(車速が所定速度以上であり)、車両2の移動量を計算可能でない旨を検出すると(ステップS5にて「NO」)、後方カメラ3により撮影された画像(元々の画像)をそのまま車両図形17の後方の表示領域に表示させ(ステップS13)、上記したステップS2に戻り、ステップS2以降の処理を繰返して行う。
【0030】
以上に説明した一連の処理により、CPU7は、図4に示すように、後方カメラ3により撮影された画像をそのまま車両図形17の後方の表示領域(図4では「P」にて示す領域)に表示させ、過去の鳥瞰図画像を車両図形17の側方の表示領域(図4では「Q1」,「Q2」にて示す領域)に表示させる。
【0031】
尚、CPU7は、鳥瞰図画像が第2の画像メモリ10に記憶されていない旨を検出すると(ステップS3にて「NO」)、第1の画像メモリ9に現在の鳥瞰図画像として記憶されている鳥瞰図画像を第2の画像メモリ10に転送させ(ステップS14)、上記したステップS2に戻り、ステップS2以降の処理を繰返して行う。
【0032】
また、CPU7は、車両2の移動量を正常に計算できなかった旨を検出すると(ステップS6にて「NO」)、第2の画像メモリ10から読出されて画像処理が行われた鳥瞰図画像と、第1の画像メモリ9から読出された鳥瞰図画像とを合成して合成鳥瞰図画像を生成することなく、第1の画像メモリ9に現在の鳥瞰図画像として記憶されている鳥瞰図画像をそのまま車両図形17の後方の表示領域に表示させ(ステップS15)、上記したステップS2に戻り、ステップS2以降の処理を繰返して行う。
【0033】
以上に説明したように第1実施例によれば、車両周辺画像処理システム1において、後方カメラ3により撮影された画像の輝度が大き過ぎたり小さ過ぎたり、後方カメラ3により撮影された画像の特徴量が少なすぎたり、車速が大き過ぎたりしている状態では、合成鳥瞰図画像を表示しないように構成したので、不適切な情報をユーザに提供することを未然に回避することができると共に、その一方で、後方カメラ3により撮影された画像をそのまま表示するように構成したので、必要最低限の情報をユーザに提供することができ、ユーザの運転を適切に支援することができる。
【0034】
(第2実施例)
次に、本発明の第2実施例について、図5を参照して説明する。尚、この第2実施例は、本発明でいう請求項2に対応する。ここでは、上記した第1実施例と同一部分については説明を省略し、異なる部分について説明する。
【0035】
この第2実施例では、CPU7は、後方カメラ3により撮影された画像の輝度が大き過ぎたり小さ過ぎたり、後方カメラ3により撮影された画像の特徴量が少なすぎたり、車速が大き過ぎたりし、車両2の移動量を計算可能でない旨を検出すると(ステップS5にて「NO」)、車両2の移動量を正常に計算できなかった旨を検出した場合と同様にして、第1の画像メモリ9に現在の鳥瞰図画像として記憶されている鳥瞰図画像をそのまま車両図形17の後方の表示領域に表示させる(ステップS15)。
【0036】
以上に説明したように第2実施例によれば、車両周辺画像処理システム1において、後方カメラ3により撮影された画像の輝度が大き過ぎたり小さ過ぎたり、後方カメラ3により撮影された画像の特徴量が少なすぎたり、車速が大き過ぎたりしている状態では、合成鳥瞰図画像を表示しないように構成したので、不適切な情報をユーザに提供することを未然に回避することができると共に、その一方で、後方カメラ3により撮影された画像が座標変換されて生成された現在の鳥瞰図画像をそのまま表示するように構成したので、必要最低限の情報をユーザに提供することができ、ユーザの運転を適切に支援することができる。
【0037】
(第3実施例)
次に、本発明の第3実施例について、図6を参照して説明する。尚、この第3実施例は、本発明でいう請求項3に対応する。ここでも、上記した第1実施例と同一部分については説明を省略し、異なる部分について説明する。
【0038】
この第3実施例では、CPU7は、後方カメラ3により撮影された画像の輝度が大き過ぎたり小さ過ぎたり、後方カメラ3により撮影された画像の特徴量が少なすぎたり、車速が大き過ぎたりし、車両2の移動量を計算可能でない旨検出すると(ステップS5にて「NO」)、画像の表示を中止する(ステップS21)。
【0039】
以上に説明したように第3実施例によれば、車両周辺画像処理システム1において、後方カメラ3により撮影された画像の輝度が大き過ぎたり小さ過ぎたり、後方カメラ3により撮影された画像の特徴量が少なすぎたり、車速が大き過ぎたりしている状態では、合成鳥瞰図画像を表示するのではなく、画像の表示を中止するように構成したので、不適切な情報をユーザに提供することを未然に回避することができ、ユーザの運転を適切に支援することができる。
【0040】
(その他の実施例)
本発明は、上記した実施例にのみ限定されるものではなく、以下のように変形または拡張することができる。
第1実施例、第2実施例および第3実施例のうち幾つかを組合わせた構成であっても良く、つまり、後方カメラ3により撮影された画像をそのまま表示する処理、後方カメラ3により撮影された画像が座標変換されて生成された現在の鳥瞰図画像をそのまま表示する処理および画像の表示を中止する処理のうちいずれかを選択可能な構成であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例を示す機能ブロック図
【図2】 システムの全体構成を概略的に示す図
【図3】 フローチャート
【図4】 車載モニタの表示画面の一例を示す図
【図5】 本発明の第2実施例を示すフローチャート
【図6】 本発明の第3実施例を示すフローチャート
【符号の説明】
図面中、1は車両周辺画像処理システム、2は車両、3は後方カメラ(撮影手段)、5は車載モニタ(表示手段)、7はCPU(車両移動状態検出手段、鳥瞰図画像移動手段、合成鳥瞰図画像生成手段、表示制御手段)、8は鳥瞰図画像生成回路(鳥瞰図画像生成手段)、9は第1の画像メモリ(鳥瞰図画像記憶手段)である。

Claims (3)

  1. 車両周辺を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段により撮影された画像を座標変換して鳥瞰図画像を生成する鳥瞰図画像生成手段と、
    前記鳥瞰図画像生成手段により生成された鳥瞰図画像を記憶する鳥瞰図画像記憶手段と、
    車両の移動状態を検出する車両移動状態検出手段と、
    前記車両移動状態検出手段により検出された車両の移動状態に基づいて前記鳥瞰図画像記憶手段に記憶されている過去の鳥瞰図画像を回転移動または平行移動させる鳥瞰図画像移動手段と、
    前記鳥瞰図画像移動手段により回転移動または平行移動された過去の鳥瞰図画像と、前記撮影手段により撮影された画像が前記鳥瞰図画像生成手段により座標変換されて生成された現在の鳥瞰図画像とを合成して合成鳥瞰図画像を生成する合成鳥瞰図画像生成手段とを備えた車両周辺画像処理システムであって、
    前記撮影手段により撮影された画像の輝度の大小、前記撮影手段により撮影された画像の特徴量の多少および車速の大小のうち少なくとも1つを判定して車両の移動量を計算可能であるか否かを判定し、車両の移動量を計算可能でない旨を検出したときに、前記合成鳥瞰図画像生成手段により生成された合成鳥瞰図画像を表示手段に表示させるのではなく、前記撮影手段により撮影された画像をそのまま前記表示手段に表示させる表示制御手段を備えたことを特徴とする車両周辺画像処理システム。
  2. 車両周辺を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段により撮影された画像を座標変換して鳥瞰図画像を生成する鳥瞰図画像生成手段と、
    前記鳥瞰図画像生成手段により生成された鳥瞰図画像を記憶する鳥瞰図画像記憶手段と、
    車両の移動状態を検出する車両移動状態検出手段と、
    前記車両移動状態検出手段により検出された車両の移動状態に基づいて前記鳥瞰図画像記憶手段に記憶されている過去の鳥瞰図画像を回転移動または平行移動させる鳥瞰図画像移動手段と、
    前記鳥瞰図画像移動手段により回転移動または平行移動された過去の鳥瞰図画像と、前記撮影手段により撮影された画像が前記鳥瞰図画像生成手段により座標変換されて生成された現在の鳥瞰図画像とを合成して合成鳥瞰図画像を生成する合成鳥瞰図画像生成手段とを備えた車両周辺画像処理システムであって、
    前記撮影手段により撮影された画像の輝度の大小、前記撮影手段により撮影された画像の特徴量の多少および車速の大小のうち少なくとも1つを判定して車両の移動量を計算可能であるか否かを判定し、車両の移動量を計算可能でない旨を検出したときに、前記合成鳥瞰図画像生成手段により生成された合成鳥瞰図画像を表示手段に表示させるのではなく、前記撮影手段により撮影された画像が前記鳥瞰図画像生成手段により座標変換されて生成された現在の鳥瞰図画像をそのまま前記表示手段に表示させる表示制御手段を備えたことを特徴とする車両周辺画像処理システム。
  3. 車両周辺を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段により撮影された画像を座標変換して鳥瞰図画像を生成する鳥瞰図画像生成手段と、
    前記鳥瞰図画像生成手段により生成された鳥瞰図画像を記憶する鳥瞰図画像記憶手段と、
    車両の移動状態を検出する車両移動状態検出手段と、
    前記車両移動状態検出手段により検出された車両の移動状態に基づいて前記鳥瞰図画像記憶手段に記憶されている過去の鳥瞰図画像を回転移動または平行移動させる鳥瞰図画像移動手段と、
    前記鳥瞰図画像移動手段により回転移動または平行移動された過去の鳥瞰図画像と、前記撮影手段により撮影された画像が前記鳥瞰図画像生成手段により座標変換されて生成された現在の鳥瞰図画像とを合成して合成鳥瞰図画像を生成する合成鳥瞰図画像生成手段とを備えた車両周辺画像処理システムであって、
    前記撮影手段により撮影された画像の輝度の大小、前記撮影手段により撮影された画像の特徴量の多少および車速の大小のうち少なくとも1つを判定して車両の移動量を計算可能であるか否かを判定し、車両の移動量を計算可能でない旨を検出したときに、前記合成鳥瞰図画像生成手段により生成された合成鳥瞰図画像を表示手段に表示させるのではなく、画像の表示を中止する表示制御手段を備えたことを特徴とする車両周辺画像処理システム。
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