JP3946636B2 - 遠距離通信ネットワーク内の干渉分析精度を定量化するためのシステムおよび方法 - Google Patents
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Description
本出願は米国特許出願第09/426,139号、名称「アップリンク/ダウンリンク干渉減の同定システムおよび方法」、アリ.アール.シャー(Ali R. Shah)およびホッサム.ヘミミー(Hossam H'mimy)、1999年10月22日出願(関連特許)に関連し、共通に譲渡されており、その全体は此処に挙げることで参照されている。
【0002】
(技術分野)
本発明は一般的に無線遠距離通信ネットワークおよびその応用に関し、特に遠距離通信ネットワーク内のセルの中での干渉分析の方法並びにシステムに関する。更に詳細には本発明はトラヒック/外乱事象相関に基づく、干渉分析の精度推定の方法並びにシステムに関する。
【0003】
(背景技術)
本発明の範囲を制限することなく、その背景を無線遠距離通信ネットワーク内でのアップリンク/ダウンリンク干渉の同定、分析および定量化に関連して、一例として説明する。
今日、移動体技術は無線および有線通信の両分野において、急速な技術的進歩を促進している。特に無線業界は急速に成長している業界であり、日常的に進歩、改善および技術的躍進が行われている。多くの移動体または無線遠距離通信システム、その中でも欧州GSMシステムは、いくつかの進歩発展の世代を経ており、システム設計者はそのようなシステムの、システム改良および選択自由な加入者サービスを含む更なる改善に関心を寄せている。
【0004】
ほとんどの無線遠距離通信システムはセルラ電話ネットワークとして実現されており、此処では基地トランシーバ局(BTS : Base Transceiver Station)、または基地局のグループが電話交換機でサービスされている。この交換機は一般的に移動体通信交換局(MSC)と呼ばれている。基地局は互いに0.5から20キロメートルの距離を置いて配置されている。各基地局には多数の双方向音声および制御チャンネルが割り当てられている。音声チャンネルは近接して配置されている移動局との間で音声信号を送信し、また制御情報をもこれらの移動局との間で送信するが、これは通常音声通信リンクを確立する目的で行われる。
【0005】
典型的なセルラ電話ネットワークはまた、相互接続された複数のMSCを含み、これらはゲートウェイ移動体交換局(GMSC : Gateway Mobile Switching Center)と連係して動作し、此処を通してセルラ電話ネットワークは従来型公衆電話交換網(PSTN)と相互接続する。加えて、少なくとも1つのホーム位置レジスタ(HLR)がそのセルラ電話ネットワークの中で動作している。このHLRはネットワーク加入者情報を格納しており、この情報にはネットワーク内での現在の移動局の識別された位置が含まれる。
【0006】
1台の移動局への呼入力に応答して、MSCはHLRにその移動局の現在の位置を決定するための問い合わせを行う。HLRはその移動局の現在位置を「調べ」(look up)、現在サービスしているMSCに接続してその呼の事前経路決めを行い、暫定位置ディレクトリ番号を検索する、これはその呼が遠距離通信ネットワークを通して当該移動局に届くように回送するために使用される。MSCはその中に当該移動局が配置されているセルにサービスを行っている基地局に対して、その移動局を呼び出すように指令する。その呼び出しに応答して、移動局はチャンネルの割り当てを要求し、ネットワークはサービス中のMSCを通し、割り当てられたチャンネルを介してその呼を終端させる。
【0007】
移動体加入者の発した呼は干渉の影響を受ける可能性があり、これは無線障害事象を引き起こし、続いてネットワークの効率を制限する。従って、ネットワーク内で無線障害事象の源となったりその影響を受けるそれらのセルを識別することが重要である。ネットワーク内部の干渉は、しばしば特定ネットワーク・セル・サイト内の呼活動の結果である。障害の発生源であるセルは「侵害者」(offender)と呼ばれる。無線障害事象は典型的にセルラ呼の間に発生し、ダウンリンク(基地局から移動局へ)またはアップリンク(移動局から基地局)のいずれでも発生する。この障害事象はいくつかのタイプの干渉に限定することが可能であり、同一チャンネル干渉、隣接チャンネル干渉または外部干渉を含む。
【0008】
いつセルが障害を受けたかを決定するための種々の方法が存在する。典型的に、信号強度と音声品質の測定値との比較が、伝送チャンネルのビット誤り率(BER : Bit Error Rate)を決定するために採用されている。十分な信号強度が劣化音声品質と連続した時間(通常は秒で測定される)相関されるとき、その呼は「障害を受けた」と考えられる。その様な障害発生源の識別および分析に失敗すると、チャンネル品質が劣化し、また装置が封印される結果となり、これは呼を処理できなくなることを意味する。
【0009】
加えて、無線遠距離通信ネットワーク内で障害を受けたセルを識別するためのいくつかの方法およびシステムが現在存在している。最も広く用いられている方法の1つに、ダウンリンク干渉予測ツール、または予測方法が有り、これはモデル予測アルゴリズムを使用する。その様なツールは指定されたネットワーク対象領域内で干渉が存在する可能性の有る場所を予測する。この予測は続いて周波数およびセル計画、特に初期ネットワーク設計で用いられる。その様な予測の正当性は、用いられた伝搬モデルおよび地域データの解像度の精度を含む多くの要因に依存している。その様なツールはダウンリンク干渉の原因となるセルを同定する際の助けにはなるが、総合すると予測に依存するためしばしば不正確となる。すなわち、その様な予測ツールは更に経験的な測定方法を通して決定されるほどには、対象領域内の干渉の「実」発生源を常に説明するものではない。
【0010】
障害を受けたり障害を与えているセルを同定するために用いられる別の方法には、現地保守要員によるドライブ試験が含まれる。このドライブ試験は、特定の受障害セルに対する全ての隣接/同一チャンネル送信機の電源を切り、続いて各送信機の調子を個別に上げていくことで実施できる。ドライブ試験チームは、その間領域内を自動車で移動しその車を運転している領域内で干渉を観察し測定する。この方法は本質的に労働集約的であり、現地保守要員による連続した測定を必要とするのでコストがかさむ。加えて、ドライブ試験のやり方は、有用な場合も有るが移動局の型式の変化は考慮に入れておらず、いくつかの潜在的侵害者が調査できる程度に限定される。
【0011】
関連出願(米国特許出願第09/426,139号)は費用対効果に優れた、ネットワーク内干渉発生源の同定および分析方法を提案しており、これはネットワークに関して利用可能な定性的データを使用している。基本的にこの関連出願は、トラヒック/障害事象の相関を集約して分析し、特定の受障害セルに対して可能性のある侵害者セルの領域を狭めるための技術を開示している。1つのセル内の障害事象とそれを取り囲む複数のセル内のトラヒック事象(または呼活動)を関係付けることにより、そのネットワーク内での干渉を分析する1つの方法が与えられる。関連出願の相関技術は有用ではあるが、その様なトラヒック/障害「相関」技術の精度を定量化するための方法は知られていない。ある種の相関が干渉要因とは無関係にネットワーク内で自然に発生することが知られている。その様な自然に発生する相関は、そのネットワーク内で障害源を確実に同定できると言う点に関して、誤った自信感を与えかねない。従って、誤整合の影響を考慮に入れる方法は有益であろう。必要なことは、1つまたは複数の侵害セル内の呼活動が、指定されたセル内の干渉の考えられる原因と確認するために、誤った事象相関の確率を推定する方法である。
【0012】
(発明の開示)
本発明は、遠距離通信ネットワーク内のランダム整合から発生する誤事象相関の確率を定量化するための方法およびシステムを与える。本発明によりネットワーク運用管理者は誤事象相関の確率を用いて、1つまたは複数の侵害セル内の呼活動が、指定されたセル内の干渉の考えられる原因と確認するために、ネットワーク設計に際して、または性能を改善するために使用することが可能である。
【0013】
1つの実施例では、遠距離通信ネットワーク内の複数セルの中で干渉分析を実施する方法が開示されている。任意の指定されたセルおよび複数の隣接するセルに対して、この方法は複数のトラヒック/障害事象相関を隣接セル内の呼活動および指定されたセル内の障害活動の関数として計算するステップを含む。
【0014】
この方法は更に、ランダム整合から生じる誤事象相関の確率を定量化するステップを含む。1つの実施例において、推定アルゴリズムまたは「検出器」が定義されている。最初に各侵害セルのチャンネル利用状況に障害を受けている各セルのチャンネル上の障害事象の件数が時間の関数として乗算される。次に時間の関数としての各侵害セルのチャンネル利用状況と、障害を受けている各セルのチャンネル上の障害事象の件数の積が、全時間に渡り、全ての侵害−受障害チャンネル対および侵害−受障害セル組み合わせに対して合計される。
【0015】
この方法はまた、ランダム整合が生じる平均比率を定めるステップを含み、これは侵害者の利用状況と受障害セルのチャンネル上の障害の件数との積の、全ての時間に渡る合計値に比例する。この2つの量の比率は、多量のデータに渡って合計される場合、ランダム整合の発生に関する値として、20より大きな定数となる。すなわち、ランダム整合の数が20より大きい場合、整合の件数は侵害者の利用状況と受障害セルのチャンネル上の障害の数の積の、全時間に渡る合計値に等しい量に、ほぼ等しくなる。
【0016】
システム定数の発見により、任意の侵害−受障害セル関係に対して、ランダム整合の平均件数は、侵害者の利用状況と受障害セルのチャンネル上の障害の件数との積に比例するランダム整合の平均発生比率に、時間の関数としての各侵害セルのチャンネルの利用状況と、時間の関数としての各受障害セルのチャンネル上の障害事象の件数との積を、全時間に渡り、全ての侵害−受障害チャンネル対と侵害−受障害セルの組み合わせに対して合計したものとを乗算することにより計算される、と主張することが出来る。従って、ランダム整合の平均件数とランダム整合の件数間の差の確率が計算され、平均値からの差の割合をx軸に、また累積分布関数比率値がy軸にプロットされ、これは平均値からの百分率差の累積分布関数を与える。従って、平均値からの差が或る閾値を超えるとき、確認侵害者の可能性は増加する。すなわち、累積分布関数(CDF)が呼事象記録(CER:Call Event Recording)と無線障害記録(RDR:Radio Disturbance Recording)との相関がランダム現象によるものでは無い可能性を与える場合、それらはセル間での実際の因果関係の結果である。そうすることで、この方法はまた平均からの百分率差のCDFの値を同定し、その侵害者を真の侵害セルとして百分率信頼水準を用いて確認するステップを含む。すなわち、侵害者を真の侵害セル確率として、平均からの百分率差の累積分布関数を用いて確認する百分率信頼水準が計算される。
【0017】
この方法は更に、誤事象相関の確率を用いて、1つまたは複数の侵害セル内の呼活動が、指定されたセル内での干渉の原因と思われることを確認するステップを含む。すなわち、干渉分析の精度をトラヒック/障害事象相関に基づいて推定する際に、侵害者を真の干渉セルとして確認する百分率信頼水準を判定閾値と比較し、その干渉関係が真であると決定する。
【0018】
本発明の技術的特長は、ドライブ試験手法に比較して労働集約的でない、ネットワーク内の受障害セルを同定する方法である。干渉源は最短時間で、ネットワーク内に既に含まれる障害データを用いて同定される。加えて、雑音係数が干渉源を決定する際に考慮される。
【0019】
別の技術的特長には、干渉源の更に正確な同定および分析が含まれる。本発明の方法およびシステムは、予測は使用せずに、記録された障害事象に基づく経験的測定を使用し、ランダム整合から生じる誤事象相関の確率を定量化している。
【0020】
本発明を、その特徴および特長を含めて更に完全に理解するために、添付図と共に本発明の以下の詳細な説明が参照される。
【0021】
複数の図中で対応する番号および記号は、断りの無い限り詳細説明の中で対応する部品を参照している。
【0022】
(発明を実施するための最良の形態)
本発明の種々の実施例の製造方法および使用方法が以下に詳細に説明されているが、本発明は広範囲の特定の状況の中で実施出来る多くの応用可能な発明的概念を与えることは理解されよう。此処に説明されている特定の実施例は、単に本発明の特定の製造および使用方法を図示するものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
【0023】
本発明をより良く理解するために、図1を参照すると、此処には全体として10で示され、その中で本発明の好適な実施例が実現される遠距離通信ネットワークが示されている。遠距離通信ネットワーク10は交換システム(SS)22および基地局システム(BSS)40を含む。これらのシステムの各々は多数の機能ユニットを含み、これは情報を処理し機能的遠距離通信ネットワーク10の運転を遂行する。機能ユニット自体は種々の遠距離通信ハードウェア機器を用いて実現される。
【0024】
SS22はビジター・ロケーション・レジスタ(VLR)30、ホーム・ロケーション・レジスタ(HLR)28、認証センタ(AUC)24、機器確認レジスタ(EIR)26、および移動体通信交換局(MSC)27を含む。BSS40は基地局コントローラ(BSC)46および基地トランシーバ局(BTS)44を含む。運用保守センタ(OMC)48はSS22およびBSC46内に存在する機器に接続されている。図1の点線は情報伝送を表し、一方実線は呼接続と情報伝送の両方を表す。
【0025】
図1に図示される遠距離通信ネットワーク10は、隣接する複数の無線セルのネットワークとして実現可能であり、これらは共にサービス領域を完全に網羅する。このサービス領域とは指定された遠距離通信供給者によってサービスされる地理的領域であって、その中で供給者がそのサービスを提供する用意が出来ている領域である。各々のセルは一組の無線チャンネル上で動作するBTS44を含む。これらのチャンネルは隣接するセルで使用されるチャンネルとは異なっているが、それは干渉を避けるためである。
【0026】
各々のBSC46はBTS44の1つのグループを制御する。BSC46は良く知られている遠距離通信機能を制御し、例えば「ハンドオーバ」および電力制御である。多数のBSC(例えばBSC46)がMSC27でサービスされており、これは公衆電話交換網(PSTN)18との間の呼を制御する。MSC27はまた統合ディジタル通信網(ISDN)12、公衆地上移動電話網(PLMN)20、回線切替公衆データ・ネットワーク(CSPDN)16、および種々のプライベート・ネットワーク、例えばパケット切替公衆データ・ネットワーク(PSPDN)14との間の呼をも制御する。
【0027】
各ユニットは、移動局(MS)42と、例えばPSTN18の様な固定ネットワーク内の加入者との間の音声接続を行うように能動的に関与している。MS42で終端する電話呼を達成するのは非常に難しいので、遠距離通信ネットワーク10内に配置されている多数のデータベースがMS42を追跡している。これらのデータベースで最も重要なのはHLR28である。使用者が無線遠距離通信ネットワーク、例えば図1に示されている遠距離通信ネットワーク10に加入すると、その使用者はHLR28に登録される。HLR28は加入者情報、例えば付帯サービスおよび認証パラメータを収納している。
【0028】
MS42の位置を記述するデータ、例えばそのMS42が現在滞在している領域(すなわち、MSC領域)がHLR28の中に含まれている。MSC領域は単一MSC27がカバーしている遠距離通信ネットワーク10の部分を表している。呼を図1に示されている遠距離通信ネットワーク内の移動体加入者に回送するために、ネットワークを通る経路が、その加入者が現在配置されているMSC領域内のMSC27へ接続される。従ってMS42の位置を表すデータは、MS42が遠距離通信ネットワーク10の中でセルからセルへ移動すると能動的に変更される。MS42は位置情報を、MSC27およびVLR30を経由して関連するHLR28へ送り、これでMS42が呼を受け取ることを可能とする。AUC24がHLR28に接続されており、HLR28に認証パラメータおよびセキュリティー目的で使用される暗号鍵を提供する。
【0029】
更に、VLR30はMSC領域内に現在配置されている全ての移動局、例えばMS42に関する情報を含むデータベースである。MS42が新たなMSC領域内に移動すると、その特定の領域内のMSC27に接続されているVLR30はMS42に関するデータをHLR28から要求する。同時にHLR28には、その中にMS42が滞在しているMSC領域の位置が与えられる。後でMS42から呼を発したいと所望する場合、VLR30は呼が発せられる度にHLR28に問い合わせを行うことなく呼を設定するのに必要な全ての情報を、それ自体で持つことになる。従って、VLR30は分散HLR28として機能する。この様にして、VLR30はまたそのMSC領域内でのMS42の位置に関する詳細情報も含む。
【0030】
固定ネットワークPSTN18内の個々の加入者が、ある加入者に呼を発したいと希望すると、PSTN18内の交換機がその呼を、一般的に「ゲートウェイ」機能として知られている機能を装備したMSC27に接続する。遠距離通信工業界では、「ゲートウェイ」機能を有するMSC27はゲートウェイMSC(GMSC)と呼ばれる。図1の遠距離通信ネットワーク10内のMSC27はGMSCとして実現されているはずである。GSM遠距離通信ネットワーク内のほとんどのMSCはGMSCとして機能する。GMSCは検索されたMS42の位置を見つけなければならないが、これはそのMS42が登録されているHLR28に問い合わせることで行える。次にHLR28は現在のMSC領域のアドレスを回答する。その後、GMSCはその呼を正しいMSC27に再回送することが出来る。呼がそのMSC27に届くと、VLR30はそのMS42の詳細位置に関する追加情報を持つことになる。
【0031】
図1に図示される遠距離通信ネットワーク10は、AMPS/TDMAまたはGSM型ネットワークとして実現されるはずである。従って、本発明はGSMネットワーク規格を背景として説明し図示されているが、当業者は本発明がまた、南北アメリカで使用されているAMPS/TDMAを含む他の規格およびネットワークに基づいて実現されることも理解されよう。GSMネットワーク規格は、此処に説明されるように、単に図示の目的でのみ提示されており、本発明の特徴を制限するものではない。
【0032】
図2は全体として50で示されている、遠距離通信ネットワーク10内のダウンリンク同一チャンネル干渉を図示するブロック図である。関連出願(米国特許第09/426,139号)によれば、干渉源(すなわち侵害セル)は、例えば図1に図示され説明されているように、ネットワーク内で同定される。遠距離通信ネットワーク10の侵害セル内で発生する呼事象、および遠距離通信ネットワーク10内の受障害セル内で発生する障害事象は、最初に互いに関連付けて記録される。続いて呼事象を処理することで分析が行われ、その後これらの事象が障害事象と相関を取られる。時間相関により「侵害セル」と「受障害セル」のリストが生成される。この相関は次に、可能性のある障害源と関連付けられるべき隣接または同一チャンネル・セル内の干渉を知覚することを可能とする。予測ツールとは対照的に、その後統計的方法を用いて確定的な障害源を決定する。これは遠距離通信ネットワーク10内の干渉を同定し分析するための、より正確な方法およびシステムを可能とする。
【0033】
無線基地局52,54,58および56が、図2の中に移動局60(すなわちセルラ電話機)と共に図示されている。当業者は図2の移動局60が図1の移動局42に類似していることは理解されよう。図2に示されている例の中で無線基地局52,54,58は周波数G1,G2およびG3で送信している。基地局56はG1で送信しており、従ってそれは基地局52と同一チャンネルを用いている。移動局60は現在G1を使用し、基地局52からサービスされていて、これは搬送波信号「C」を送信する。一方、基地局56は同一周波数を再使用し、移動局60に対して干渉を作り出している。
【0034】
移動局60は基地局からの情報を受信するために周波数G1を利用する。移動局60は基地局52から周波数G1で送信された搬送波「C」と、これもまた周波数G1の同一チャンネル無線基地局(すなわち基地局56)から送信された干渉「I」を受信する。干渉に関与している無線基地局は「侵害者」と呼ぶことが可能であり、一方それが存在しているセルは「侵害セル」と言える。同一チャンネル障害の影響を受けている移動局60は、此処では専門用語を用いて「受障害者」で「受障害セル」に属していると言う。これは基地局が移動局に障害を与えている、ダウンリンク干渉の一例である。アップリンク干渉が如何にして発生するか、すなわち如何にして侵害セルの移動局がそのアップリンク上での無線基地局受信機に障害を与えるかを理解することは極めて容易である。
【0035】
しかしながら障害源は同一チャンネル無線基地局に限定されるものではない。別の障害源を隣接チャンネルの複数の基地局内に見出すことが可能で、これらもやはり内部障害源と考えられる。此処で説明される本発明は、関連出願と同様に、遠距離通信ネットワーク10内での可能性のある全ての干渉源を同定するように機能する。当業者は「障害」および「干渉」という用語が、互いに交換可能で用いられることは理解されよう、またこれらの用語は此処では交換可能なように用いられている。
【0036】
ダウンリンク・チャンネル上の「無線障害」または「障害事象」もまた呼に関して検出され、これは十分な信号強度が__秒間以上の劣化音声品質と相関が取られる場合である。時間の長さは、用いられるハードウェアおよび測定方法に依存する。音声品質はC/I(すなわち、搬送波対干渉比率)またはBER(すなわち、ビット誤り率)で測定される。
【0037】
ダウンリンク干渉源は下記の方法で分析できる。まず始めに、潜在的障害源が呼事象記録を障害事象記録と相関を取ることにより検出できる。続いて確定干渉源が伝搬を考慮して確認される。その後、全ての障害事象が呼事象と相関を取られたか否かを確認するためにテストが実施される。全ての障害事象と呼事象との相関が首尾良く終了すると、障害分布が各々の受障害セルに対して計算される。次に干渉が存在する商業範囲に基づいて改善が提言される。システムに対する長期的改善も、障害分布に基づいて提言できる。しかしながら、全ての障害事象と呼事象との相関が上手く取れなかった場合、外部干渉源が同定される。代替手法は、受障害セルを同定し、続いて遠距離通信ネットワーク10全体よりも、これらの同定された受障害セルに集中する。
【0038】
本発明の好適な実施例において、一度初期干渉分析が実施されると、トラヒック/障害事象相関に基づく干渉分析の精度が、後ほど説明する推定アルゴリズム、または「検出器」を用いて推定される。従って、本発明は例えばTDMA/GSMシステムの中で展開する事が可能であり、また図1の遠距離通信ネットワーク10の様な無線ネットワーク内のアップリンク/ダウンリンク障害を同定する関連出願の方法およびシステム、またはその他の類似の相関分析と共に利用できる。
【0039】
図3は潜在的干渉源を検出するための第1ステップを図示する。侵害セル72内で生じる呼事象(トラヒック)記録(SER)80、また「セル事象記録」とも呼ばれる、及び、遠距離通信ネットワーク10の受障害セル76内で生じる無線障害記録(RDR)82は、互いに連係して実施される。RDR82は、遠距離通信ネットワーク10内の音声品質に影響する無線障害事象78を監視するように設計された機構である。従って、ネットワーク内の無線チャンネル干渉の程度はRDR82で測定される。ネットワーク側からのネットワーク干渉と、ほとんどの場合遠距離通信ネットワーク10外部の発生源からやって来る外部無線干渉とが測定できる。記録されたデータは、障害事象78の位置を特定したりその原因を訂正する際に、ネットワーク運用管理者にとって有益であろう。
【0040】
RDR82が障害78を測定する一方で、CER80は潜在的侵害セル72に関する呼開始および終了時刻を識別する。呼のタイムスタンプはCER80内で、潜在的同一チャンネル(または隣接チャンネル)移動局42に対する試行(音声チャンネル占拠事象)を開始する。記録された呼事象80は、続いて記録された障害事象82と相関を取られる。受障害セル76と侵害セル72の遠距離通信ネットワーク10内での分布が、次に時間の関数として計算され、侵害セル72内の呼事象80と受障害セル76の中で結果としてそれに続いて生じる障害事象78との統計的相関値が得られる。これは受障害セル76内の障害事象78の潜在的発生源を同定するために実行される。すなわち、その中の移動局の開始/停止時刻と障害との相関が統計的に有意なセルが、潜在的侵害者と考えられる。
【0041】
干渉分析を行う方法から収集する最も重要なデータ成分は、封印の開始時刻である。機器84の封印は、受障害セル74内のBTS44へ送信する、侵害セル72内の隣接チャンネル移動局42により生じる。従って、侵害セル72内の移動局42の信号は受障害セル74内のBTS44と干渉するが、それはたとえ遠く離れていてもその信号が特定の受障害セル74に達することが出来るためである。それ故、信号が或る閾値を超えているとき、そのチャンネルに載せられている任意の呼、またはその機器は通過しようとはしないが、それは既に存在している信号が増加して、多すぎるためである。
【0042】
同一チャンネル/隣接チャンネル干渉信号から生じる干渉は、搬送波対干渉(C/I)比を許容できないレベルまで低下させる。このC/I比は、遠距離通信ネットワーク10内の設備の関数として、予め定められた許容レベル以下に下がるので、呼が行なわれることを許可する理由は無い。その結果、干渉のせいで許容できない呼を行うより、機器84を封印するほうがより良い解決方法である。この結果ネットワーク資源の使用が最小限となる。最初に、例えば隣接チャンネル干渉を原因とする無線干渉源が同定される。これによりネットワーク運用管理者は、ネットワーク10がカバーしている領域の何処にその様な障害限が配置されているかを決定することができる。本発明は、トラヒック/障害事象相関に基づく干渉分析の精度を推定するための方法およびシステムを提供する。誤事象相関の確率を用いて、1つまたは複数の侵害セル内の呼活動が、指定されたセル内の干渉の原因らしい事を確定する。その結果、ネットワーク運用管理者は障害源の決定を更に精度良く行え、結果として更に効率的で廉価なネットワーク計画及び設計改善を行える。
【0043】
図4は、遠距離通信ネットワーク内のアップリンク/ダウンリンク干渉を同定するための方法並びにシステムを実現するための処理ステップを図示する、上位論理流れ図を図示する。当業者には図4が、此処に図示し説明されているように、所望の結果に導く首尾一貫したステップ手順を表していることが分かるであろう。
【0044】
従って、図4のステップ90に示されるように、遠距離通信ネットワーク10内の呼事象(またはセル・トラヒック事象)が識別される。ステップ92に図示されているように、遠距離通信ネットワーク10内の障害事象もまた識別される。その後、ステップ94に記述されているように、時間の関数として実施される呼事象記録と障害事象記録(すなわち、識別された障害事象)との相関を取ることにより、潜在的障害源が検出される。ステップ96において、確定障害源が伝搬要件または伝搬モデルを用いて検証される。更に、計算された信号減衰量が、認知された障害を発生するには遠く離れすぎていることを示している全ての隣接チャンネル・セルがそれ以降の分析から除かれる。その後、ステップ98で示されるように、テストを実施して全ての障害事象が呼事象と相関が取られたか否かを判定する。
【0045】
全ての障害事象の相関が終わっていない場合、ステップ100で外部干渉の潜在的発生源(同一チャンネルまたは隣接チャンネル)を同定する試みがなされる。この時点で検出された障害事象が、侵害セルに関連する移動局に影響を与えている全てでは無く、それはその他の干渉源もまたその様な障害事象の原因となり得るからである。全ての障害源の相関が取られていない場合、潜在的外部干渉源がステップ100に示されるように調べられなければならない。
【0046】
その後、ステップ102に示されるように、内部干渉源がダウンリンク上で相互性を用いて同定される。侵害セルの移動局が受障害セルに対するアップリンク上に干渉を引き起こす場合、相互性の規則により、受障害セルも侵害セルの移動局に対してダウンリンク上に障害を与える可能性がある。従って、アップリンク上で障害を受けるセルは、彼らの侵害セルのダウンリンク上に障害を与える点に関して考えると、潜在的候補である。
【0047】
最後に、ステップ104に示されるように、障害分布が生成される。受障害および侵害セルの、遠距離通信ネットワーク10内部での、時間の関数としての分布が計算され、侵害セル内の呼事象とそれに続いて受障害セル内で結果として生じる障害との統計的相関が得られる。その様な計算および分布を用いて、受障害セル内の封印機器を封印する原因となった潜在的障害源を同定する。しかしながら、全ての障害事象の相関が取られると、ステップ98、ステップ102に示されるように障害源が同定され、これによってステップ100に示される操作の実施が省略される。ステップ102に示される機能を実施した後、ステップ104で障害分布が生成される。
【0048】
図5は、呼事象と無線障害事象との時間相関を図示するグラフ110である。図4の流れ図に関する初期操作の中で、潜在的障害源が識別される。この検索処理では、呼事象記録からの音声チャンネル確保事象を障害事象記録の開始および停止時刻と相関を取る。従って、相関は障害事象と音声チャンネル確保時刻スタンプとを利用して実施される。隣接チャンネル情報は、この段階で考慮される。図5はこの型式の時刻事象相関を図示する。障害事象は十分な信号強度を有する、高いBERに関連している。BERと信号強度(SS)閾値は、ネットワーク要求に基づいて変化し得る。これに代わって、待機チャンネル上のSSを測定して、待機チャンネル上のSSが或る閾値を超えると常に障害事象を定義することが可能である。ネットワーク内の障害事象を定義するためのその他の方法を利用することも可能であろうが、全て本発明の範囲に含まれる。
【0049】
実際に障害事象を発生させる可能性のある障害源が検証される。この検証は自由空間経路損失要件を用いて実施される。すなわち、確定障害源を検証するために、図6に図示され全体として120で示されているように、伝搬要件(すなわち、伝搬モデル)が利用される。計算された信号減衰量が、認知された障害を生成するには遠く離れすぎていることを示す、全ての同一チャンネル・セルはそれ以降の分析から除外される。伝搬モデルは地理的位置、アンテナ方向、アンテナ高さ、有効放射電力等々を考慮に入れる。
【0050】
従って、各受障害セルに対して侵害者となり得る潜在的セルを同定するために、相関マトリクスが利用できる。下記の表1参照:
【表1】
【0051】
表1は受障害セル76と潜在的侵害セル72のリストを図示する。最初、このリストは受障害セル76に関して生成される。続いて、相関および検証処理工程により、このリストを反転して受障害セル76ではなく侵害セル72で順位付けされた別のマトリクスを生成できる。
【0052】
表1内の各列の定義が下記の表2に示されている:
【表2】
【0053】
本発明の特定の実施例は、干渉問題を具備したセルの識別を含み、これは良好な信号強度に対して高いBER(すなわち、1%以上)を有するセルを検索することで実施される。典型的に5%未満のサンプルが、−100dBM以下の信号強度を有する。高いBERを有する、その様なセルを識別した結果、その様なセルのリストが編集される。これらのセルは関連するMSC42を介して識別される。次に、これらのセル内のどの機器が干渉問題を持っているかを、編集されたセル・リスト内に含まれているセルを観測して決定される。加えて、1%より大きなBERと−100dBMより大きな信号強度を有する全ての呼に対する開始および終了時刻が識別される。
【0054】
識別された遠距離通信事象(例えば、開始および終了時刻)が多すぎる場合、より大きなデルタ値を用いて再相関を実施できる。従って各受障害セル76内で高いBERを有する機器のリストには、開始および終了時刻を含む障害事象の一覧に加えて、BER分布および信号強度分布が与えられる。その後、高いBERを有する機器に関連したチャンネル番号が識別される。チャンネル番号のリストがまた、その様なチャンネル番号の分布を示すデータと共に、決定されその中にその様なチャンネル番号が配置されているセルも含む。
【0055】
次に、此処に説明するように隣接/同一チャンネル障害分析が、先に受障害機器に対して識別された開始および終了時刻に関して実施される。先に識別されたチャンネル番号を与えられることにより、その中で進行中の呼が障害事象と完全に重なり合っていた隣接チャンネルが識別される。この計算の結果として、受障害および侵害セル72,76の表が生成され、これは各々の受障害および侵害関係に対して相関がいくつ発見されたかの測定を含む。潜在的侵害セル72で生成された障害分布もまた生成される。この隣接チャンネル障害分析は複数の隣接チャンネルに対して繰り返すことが可能で、隣接チャンネル侵害者を具備した表も生成でき、これは受障害および侵害セルの表に類似している。
【0056】
これらの計算の結果として、可能性の高い侵害セル72が、最も多数の相関数を有するものとして識別できる。加えて、受障害セルのダウンリンク信号が侵害者のアップリンクと干渉する可能性があるかの判定を行うことも可能である。従って、ダウンリンク上の潜在的侵害者のリストを編集することができる。この情報は短期的および長期的勧告、同様に推定アルゴリズムを介して干渉分析の精度を、本発明の好適な実施例で示されているように、トラヒック/障害事象相関に基づいて推定することに利用可能である。
【0057】
図7を参照すると、相互性の概念が図示されており全体として130で示されている。ダウンリンク134上の内部干渉源がまた、この相互性の概念を用いて識別される。すなわち、侵害セル72の移動局42が干渉、または障害事象をアップリンク132上で受障害セル76に対してを引き起こす場合、相互性の規則に基づいて、受障害セル76が侵害セル72の移動局42に対してダウンリンク134上に障害を与える可能性がある。従って、アップリンク132上で障害を受けるセル76は、彼らの侵害セル72にダウンリンク134上で障害を与えると考えられる潜在的候補である。
【0058】
更に、障害事象の全てが侵害セル72の移動局42に起因するものではない。外部源もまたその様な干渉の容疑者たりうる。従って、全ての干渉源の相関が取れなかった場合、次に外部干渉の可能性を考慮する。
【0059】
遠距離通信ネットワーク、例えば遠距離通信ネットワーク10のセルの中でアップリンク/ダウンリンク干渉分析を実行する場合、最も関心の高い値は表1及び2に示されるようにDISFACフィールドであって、これはデータ・セットの中で侵害者セルが指定されたセルの中で、例えば受障害セルの中で何回障害の原因と見なされたかを示している。受障害セルは此処では「標的」セルとも言える。従って、1つの実施例において、本発明は重要性そして/または正当性を判定する方法を提供しており、これは複数のトラヒック/障害事象相関を、隣接セル内での呼活動と指定されたセル内の障害活動の関数として計算する結果として与えられる。
【0060】
更に別の実施例において、本発明は例えば表1内の測定値の精度を計算するための方法を提供しており、これはランダム「誤」整合の確率を、推定アルゴリズムまたは「検出器」を用いて推定することによりなされる。この確率は相関の回数「DISFAC」が経験的重要性を持っているか否かの指標である。1つの例において、ランダム整合推定は下記の表を計算する:
【表3】
此処で量は次のように定義される:
【表4】
【0061】
表3および4を参照すると、CELL Aに障害を与えているCELL XのDISFAC(=500)は、CELL Bに障害を与えているCELL CのDISFAC値(=150)より高いことは明らかである。これをRANDDISFACAVG値と比較すると、第2事例での整合が誤整合の予測値よりも非常に大きいことが判別できる。言葉を変えれば、CELL XがCELL Aに障害を与える確率(60.88%)に比較して、CELL CがCELL Bに障害を与える確率(96.05%)のほうが高い。
【0062】
ランダム整合の確率を計算するために、Sumutildist とUtildist に関係する量が比較される。Sumutildist侵害者、受障害)は全時間に渡り、全ての「侵害者−受障害」チャンネル対に対して、侵害者−受障害セル組み合わせに対して、侵害者の利用状況および受障害セルの障害事象の件数が合計される。従って式は下記となる:
此処で、
【0063】
一度Sumutildist(侵害者、受障害)の値が計算されると、RANDDISFAC とSUMTILDISTの平均比率が計算される。すなわち、ランダム整合、またはRANDDISFACの発生は、1)侵害者の利用状況;2)受障害セル上での障害件数、とに比例する。従って、RANDDISFAC とSUMTILDISTの平均比率は次のように定義される:
【0064】
これは次に、2つの量の比率は全ての無線ネットワークに対して一定であることを示唆している。これは経験的に下記の表に示されている:
【表5】
【0065】
この2つの量は大量のデータに渡って合計されると、20より大きな一定のRANDDISFAC 値を生成する。例えば、ランダム整合の数が20より大きい場合、多かれ少なかれ、整合の数は量Sumutildist(侵害者、受障害)に等しい。
【0066】
システム定数、αavgを発見することにより、任意の侵害者−受障害セルの関係に対して、「ランダム整合の平均数」、またはRANDDISFACは次のように計算される:
【0067】
図8を参照すると、此処にはRANDDISFACAVGとRANDDISFACとの間の差の確率が示されており、これは次式に基づいている:
此処で
である。
【0068】
図8に示されるように、平均値からの差が或る閾値を超えると、確定侵害者の確率は増大する。すなわち、累積分布関数(CDF)がCER−RDR相関がランダムな現象によるものではない可能性を示すとき、それらはセル間の実際の因果関係の結果である。
【0069】
図9は本発明の好適な実施例に基づき、本発明の方法およびシステムを実現するための処理ステップを図示する、上位論理流れ図140を図示する。当業者には理解されようが、図9は此処に図示し説明されている様に所望の結果を導き出す、首尾一貫した手順を表している。これらのステップは物理量の物理的取り扱いを必要とする。通常、必ず必要と言うわけではないが、これらの量は格納、伝送、結合、比較および別の方法で操作する事の出来る電気的または磁気的信号の形式を取る。
【0070】
当業者にとって簡便であると判明しているのは、これらの信号をビット、数値、要素、シンボル、文字、用語、件数などで参照することである。しかしながら、心に留めておかなければならないのは、これらおよび類似の全ての用語は、しかるべき物理量と関連付けられており、これらの量に適用された単に便宜的なラベルに過ぎないことである。
【0071】
更に実施される操作は、しばしば「指名」(designating)、「配達」(delivering)または「伝達」(conveying)という用語で参照されており、これらは一般的に人間運転員が実施する精神的な操作と関連している。その様な人間運転員の能力は、本発明の一部を形成し、此処に説明されている操作のほとんどの場合は、必要でも無いし、所望されてもいない。此処に示されるように、これらの操作は一義的に機械操作である。本発明の好適な実施例の操作を実行するために有用な機械には、汎用ディジタル・コンピュータまたはその他の類似の機器の様な、データ処理システムが含まれる。全ての事例で、コンピュータを運用する際の操作方法と、計算方法そり自体との区別は心に留めておかなければならない。
【0072】
本発明は電気的またはその他の(例えば、機械的、化学的)物理信号を処理して、その他の所望の物理信号を生成するための方法手順に関し、コンピュータまたはマイクロ・コンピュータを介して実現出来る。しかしながら、移動局のコンピュータ・メモリ、またはセルラ電話加入者ユニットの中に、これらの方法手順を実行する命令を保持する必要は無い。その様な命令は無線電話基地局のコンピュータ・メモリ位置または、この様な基地局がそこから命令を受信する、中央無線放送センタ内に保持できる。此処に説明されている方法を実施するかは、個々の無線電話システム設計者の裁量にゆだねられており、それはセルラ方式またはその他の方式を問わない。
【0073】
当業者には理解されるように、此処に説明されている方法はプログラム製品(例えば、コンピュータ・メモリ内に存在する制御プログラム)として実現できる。このプログラム製品は、CPU上で実行された際に図9の論理流れ図に示されている演算を遂行する命令を含む。本発明は全機能を具備した遠距離通信ネットワーク10を想定して説明されているが、当業者は本発明がプログラム製品として種々の形式で分散できることも理解されよう。本発明は実際に分散を実施するために利用される信号搬送媒体の個別の型式に無関係に、等しく適用される。信号搬送媒体の例には、例えばフロッピー(登録商標)・ディスク・ドライブおよびCD ROMの様な記録可能型式の媒体、および例えばディジタルおよびアナログ通信リンクの様な伝送型式の媒体が含まれる。
【0074】
本発明の好適な実現方法には、此処に説明されている1つまたは複数の方法を、マイクロコンピュータのメモリ内に常駐するプログラム製品として実行する実現方法が含まれる。これに代わって、本発明の好適な実現方法は、MSC(例えば、図1のMSC27)に配置されているマイクロコンピュータ・メモリの中に常駐するプログラム製品を含むことが出来る。MSC27はセルラ電話ネットワーク内のシステム動作を制御し、これによって呼の管理、請求諸情報の追跡、およびセルラ加入者の所在確認を行う。従って、このプログラム製品は、此処に説明される方法およびシステムを実行するための命令セットを含む。マイクロコンピュータが要求するまで、命令セットはコンピュータ・プログラム製品として別のコンピュータ・メモリの中に格納されていても構わない。例えば、命令セットをマイクロコンピュータに付属しているディスク・ドライブ(これは、ディスク・ドライブ内で究極的に使用するための、例えば光ディスクまたはフロッピー(登録商標)・ディスクの様な取り外し可能メモリを含む場合もある)内のコンピュータ・プログラム製品として格納されていても構わない。
【0075】
コンピュータ・プログラム製品はまた、別のコンピュータに格納し必要な場合に、使用者のワークステーションに内部または外部ネットワークにより送信する事も可能である。当業者には理解されるであろうが、命令セットの物理的格納装置は、それが格納されている媒体を物理的に変化させて、媒体がコンピュータ読み取り可能な情報を運ぶようにしている。この変化は電気的、磁気的、化学的、またはその他の物理的変化である。本発明を、命令、シンボル、文字または類似のもので記述するのが便利であるが、読者はこれらの用語並びに類似の用語の全てが適切な物理的要素と関連付けられていることを想起すべきである。
【0076】
本発明の推定アルゴリズムが図9に「検出器」として記述されている。まず始めに、ステップ142および144において、呼事象記録(CER)、またはセル・トラヒック事象、そして遠距離通信ネットワーク10内の無線障害記録(RDR)が識別される。その後、ステップ146で、DISFACが、それぞれステップ142および144のCERおよびRDRから計算される。データ・セットの中で侵害者セルが何度、受障害または標的セル内の障害の考えられる原因と見なされたかを示す、DISFACが本発明の好適な実施例の中で第1位の関心事項である。次にステップ148で、RANDDISFACAVGまたはランダム整合の乱数がまた、それぞれステップ142および144で識別されたCERおよびRDRを用いて計算される。
【0077】
一度、DISFACおよびRANDDISFACAVGに関連する量が、それぞれステップ146および148で計算されると、2つの量の差がステップ150で計算される。先に説明した累積分布関数(CDF)を用いて、次にCont_to_affirm 確率がステップ152で計算される。すなわち、RANDDISFACAVGとRANDDISFAC間の差の確率が図5に示されており、下記の式に基づいている:
此処で
である。
【0078】
最後に、ステップ154で、図5のCDFからのCont_to_affirm 確率が判定閾値と比較され、その干渉関係が真であるかが判定される。従って、平均値からの差が或る閾値を超えると、確定侵害者の確率が増加する。すなわち、累積分布関数(CDF)が、CER−RDR相関がランダム現象よるものでは無い可能性を示す場合、それらはセル間の実際の因果関係の結果である。
【0079】
当業者は理解されるように、此処に記載されている本発明は、遠距離通信ネットワーク内のアップリンクおよびダウンリンク干渉源を識別するための方法およびシステムを説明している。侵害無線基地局出力電力を下げるか、または周波数計画を変えることにより、干渉は緩和できる。此処に記述される方法およびシステムは測定に基づいており、予測ツールよりも優位性を与える。加えて、此処に提示されている方法及びシステムは「スイッチ統計」を利用しているので、コストの掛かるドライブ試験手順は含まれていない。要約すれば、此処に記載されている方法およびシステムを用いることにより、遠距離通信ネットワークの性能が改善される。
【0080】
本発明を図に示す実施例を参照して説明してきたが、この説明は制限的な意味を意図しているものではない。図示された実施例また同様に本発明のその他の実施例の種々の改変および組み合わせも、当業者には本説明を参照することにより明らかであろう。従って、添付の特許請求の範囲は、全てのその様な改変または実施例を含むことを意図している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、その中で本発明の好適な実施例が実現される遠距離通信ネットワークを示す。
【図2】 図2は、遠距離通信ネットワーク内のダウンリンク同一チャンネル干渉を図示する。
【図3】 図3は、本発明の1つの実施例に基づく、呼事象記録(CER)および無線障害記録(RDR)相関を図示する。
【図4】 図4は、遠距離通信ネットワーク内でアップリンク/ダウンリンク干渉の同定方法およびシステムを実施するための処理ステップを図示する、上位論理フロー図である。
【図5】 図5は、本発明の1つの実施例に基づく、呼事象と無線障害事象の時間相関を図示するグラフである。
【図6】 図6は、本発明の1つの実施例に基づく、障害の確定発生源を確認するステップを図示する。
【図7】 図7は、遠距離通信ネットワーク内のダウンリンク干渉を同定する際の、相互主義の概念を図示する。
【図8】 図8は、本発明の好適な実施例に基づく、「平均からの%差」の累積分布関数をグラフ形式で図示する。
【図9】 図9は、本発明の方法およびシステムを実現するための処理ステップを図示する、上位論理フロー図である。
Claims (24)
- 遠距離通信ネットワークのセルの中で干渉分析を行うための方法であって:
任意の指定されたセルと複数の隣接セルに対して、複数のトラヒック/障害事象相関を前記侵害隣接セル内の呼活動と前記指定されたセル内の障害活動の関数として計算し;
ランダム整合の結果発生する誤事象相関の確率を定量化するための推定アルゴリズムを定義し、該アルゴリズムは各々の侵害セルのチャンネルの時間の関数としての利用状況と、各受障害セルの障害事象の時間の関数としての件数とを乗算する、前記推定アルゴリズムと;
誤事象相関の確率を用いて、1つまたは複数の侵害セル内の呼活動が前記指定されたセル内の干渉の原因であると確認する、以上のステップを含む、前記方法。 - 請求項1記載の方法において、前記乗算ステップに続いて、各々の侵害セルのチャンネルの時間の関数としての利用状況と、各受障害セルの障害事象の時間の関数としての件数との積を全ての侵害−受障害チャンネル対と侵害−受障害セルの組み合わせに対して、全時間に渡り合計するステップを含む、前記方法。
- 請求項2記載の方法において、前記合計ステップに続いて、侵害セルの利用状況と受障害セルのチャンネル上での障害件数との積の全時間にわたる合計に比例する、ランダム整合発生の平均比率を定義するステップを含む、前記方法。
- 請求項3記載の方法において、前記定義ステップが更に2つの量の平均比率を大量のデータに関して合計し、結果として20よりも大きな値となるランダム整合の発生定数を生成するステップを含む、前記方法。
- 請求項4記載の方法において、前記合計ステップに続いて、任意の侵害−受障害セルの関係に対して、侵害セルの利用状況と受障害セルのチャンネル上での障害件数との積の全時間にわたる合計に比例する、ランダム整合発生の平均比率と、時間の関数としての各侵害セルのチャンネルの利用状況と時間の関数としての各受障害セルのチャンネル上での障害事象の件数を、全ての侵害−受障害チャンネル対と侵害−受障害セル組み合わせに対して、全時間に渡って合計した値とを乗算することによりランダム整合の平均件数を計算するステップを含む、前記方法。
- 請求項5記載の方法において、前記計算ステップに続いて、ランダム整合の平均件数とランダム整合の件数との間の差の確率を計算するステップを含む、前記方法。
- 請求項6記載の方法において、前記計算ステップが更に、平均値からの差のパーセンテージをx軸に、そして累積分布関数のパーセンテージをy軸にプロットし、平均値からのパーセンテージ差の累積分布関数を生成するステップを含む、前記方法。
- 請求項1記載の方法において、前記使用するステップが更に、パーセンテージ確信レベルを比較して、干渉関係が真であるか否かを判定する判定閾値を用いて、侵害セルを真の干渉セルと確定するステップを含む、前記方法。
- 遠距離通信ネットワークのセルの中で干渉分析を行うためのシステムであって:
任意の指定されたセルと複数の隣接セルに対して、複数のトラヒック/障害事象相関を前記侵害隣接セル内の呼活動と前記指定されたセル内の障害活動の関数として計算するための手段と;
ランダム整合の結果発生する誤事象相関の確率を定量化するための推定アルゴリズムで、該アルゴリズムは、各々の侵害セルのチャンネルの時間の関数としての利用状況と、各受障害セルの障害事象の時間の関数としての件数とを乗算する、前記推定アルゴリズムと;
誤事象相関の確率を用いて、1つまたは複数の侵害セル内の呼活動が前記指定されたセル内の干渉の原因であると確認するための手段、とを含む、前記システム。 - 請求項9記載の方法において、前記乗算するための手段が更に、各々の侵害セルのチャンネルの時間の関数としての利用状況と、各受障害セルの障害事象の時間の関数としての件数との積を全ての侵害−受障害チャンネル対と侵害−受障害セルの組み合わせに対して、全時間に渡り合計するための手段とを含む、前記システム。
- 請求項10記載のシステムにおいて、前記合計するための手段が更に、侵害セルの利用状況と受障害セルのチャンネル上での障害件数との積の全時間にわたる合計に比例する、ランダム整合発生の平均比率を定義するための手段を含む、前記システム。
- 請求項11記載のシステムにおいて、前記定義するための手段が更に2つの量の平均比率を大量のデータに関して合計し、結果として20よりも大きな値となるランダム整合の発生定数を生成する手段を含む、前記システム。
- 請求項12記載のシステムにおいて、前記合計するための手段が更に、任意の侵害−受障害セルの関係に対して、侵害セルの利用状況と受障害セルのチャンネル上での障害件数との積の全時間にわたる合計に比例する、ランダム整合発生の平均比率と、時間の関数としての各侵害セルのチャンネルの利用状況と時間の関数としての各受障害セルのチャンネル上での障害事象の件数を、全ての侵害−受障害チャンネル対と侵害−受障害セル組み合わせに対して、全時間に渡って合計した値とを乗算することによりランダム整合の平均件数を計算するための手段を含む、前記システム。
- 請求項13記載のシステムにおいて、前記計算するための手段が更に、ランダム整合の平均件数とランダム整合の件数との間の差の確率を計算するための手段を含む、前記システム。
- 請求項14記載のシステムにおいて、前記計算するための手段が更に、平均値からの差のパーセンテージをx軸に、そして累積分布関数のパーセンテージをy軸にプロットし、平均値からのパーセンテージ差の累積分布関数を生成する手段を含む、前記システム。
- 請求項9記載のシステムにおいて、前記使用するための手段が更に、パーセンテージ確信レベルを比較して、干渉関係が真であるか否かを判定する判定閾値を用いて、侵害セルを真の干渉セルと確定する手段を含む、前記システム。
- 遠距離通信ネットワークにおいて、該ネットワークのセルの中で干渉分析を行うためのプログラム製品であって:
任意の指定されたセルと複数の隣接セルに対して、複数のトラヒック/障害事象相関を前記侵害隣接セル内の呼活動と前記指定されたセル内の障害活動の関数として計算するための、コンピュータに駐在する命令手段と;
ランダム整合の結果発生する誤事象相関の確率を定量化するための、推定アルゴリズムを定義するためのコンピュータに駐在する命令手段で、前記推定アルゴリズムは、各々の侵害セルのチャンネルの時間の関数としての利用状況と、各受障害セルの障害事象の時間の関数としての件数とを乗算する、前記命令手段と;
誤事象相関の確率を用いて、1つまたは複数の侵害セル内の呼活動が前記指定されたセル内の干渉の原因であると確認するためのコンピュータに駐在する命令手段、とを含む、前記プログラム製品。 - 請求項17記載の方法において、前記アルゴリズムが更に、各々の侵害セルのチャンネルの時間の関数としての利用状況と、各受障害セルの障害事象の時間の関数としての件数との積を全ての侵害−受障害チャンネル対と侵害−受障害セルの組み合わせに対して、全時間に渡り合計するためのコンピュータに駐在する命令手段とを含む、前記プログラム製品。
- 請求項18記載のプログラム製品において、前記合計するためのコンピュータに駐在する命令手段が更に、侵害セルの利用状況と受障害セルのチャンネル上での障害件数との積の全時間にわたる合計に比例する、ランダム整合発生の平均比率を定義するためのコンピュータに駐在する命令手段を含む、前記プログラム製品。
- 請求項19記載のプログラム製品において、前記定義するためのコンピュータに駐在する命令手段が更に2つの量の平均比率を大量のデータに関して合計し、結果として20よりも大きな値となるランダム整合の発生定数を生成するコンピュータに駐在する命令手段を含む、前記プログラム製品。
- 請求項20記載のプログラム製品において、前記合計するためのコンピュータに駐在する命令手段が更に、任意の侵害−受障害セルの関係に対して、侵害セルの利用状況と受障害セルのチャンネル上での障害件数との積の全時間にわたる合計に比例する、ランダム整合発生の平均比率と、時間の関数としての各侵害セルのチャンネルの利用状況と時間の関数としての各受障害セルのチャンネル上での障害事象の件数を、全ての侵害−受障害チャンネル対と侵害−受障害セル組み合わせに対して、全時間に渡って合計した値とを乗算することによりランダム整合の平均件数を計算するためのコンピュータに駐在する命令手段を含む、前記プログラム製品。
- 請求項21記載のプログラム製品において、前記計算するためのコンピュータに駐在する命令手段が更に、ランダム整合の平均件数とランダム整合の件数との間の差の確率を計算するためのコンピュータに駐在する命令手段を含む、前記プログラム製品。
- 請求項22記載のプログラム製品において、前記計算するためのコンピュータに駐在する命令手段が更に、平均値からの差のパーセンテージをx軸に、そして累積分布関数のパーセンテージをy軸にプロットし、平均値からのパーセンテージ差の累積分布関数を生成するコンピュータに駐在する命令手段を含む、前記プログラム製品。
- 請求項17記載のプログラム製品において、前記使用するためのコンピュータに駐在する命令手段が更に、パーセンテージ確信レベルを比較して、干渉関係が真であるか否かを判定する判定閾値を用いて、侵害セルを真の干渉セルと確定するコンピュータに駐在する命令手段を含む、前記プログラム製品。
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