JP3946531B2 - Game machine - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、パチンコ機に代表されるように、遊技球の入賞により賞球を払出す遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の遊技機として、たとえば図16および図17に示すパチンコ機が知られている。図16は従来のパチンコ機の正面説明図であり、図17は図16に示すパチンコ機における賞球払出のための電気的構成をブロックで示す説明図である。
パチンコ機500に設けられた操作ハンドル501を操作して発射された遊技球が第1種始動口502、あるいは、両翼を開放した普通電動役物503に入賞すると、特別図柄表示器504が画面上の横方向3個所において複数の特別図柄(たとえば、0〜9)を上下方向にスクロール表示する。そして、所定時間経過後に上記3個所におけるスクロールが停止し、そのときの3つの停止図柄が大当り図柄(たとえば、図16に示すように777)の場合に大当りが発生し、扉式の開閉部材505が開作動し、大入賞口506が開口する。
【0003】
図17に示すように、パチンコ機500には、主基板510および払出制御基板520が備えられている。主基板510には、メインCPU511、カウンタ512、ROM513およびRAM514が搭載されており、払出制御基板520には、サブCPU521、カウンタ522、ROM523およびRAM524が搭載されている。主基板510に搭載されたメインCPU511は、ROM513に記録されたコンピュータプログラムに従って遊技の主制御を行い、払出制御基板520に搭載されたサブCPU521は、ROM523に記録されたコンピュータプログラムに従って賞球の払出しを制御する。
そして、入賞口に遊技球が入賞すると、入賞検出スイッチ509がONする。
メインCPU511は、入賞検出スイッチ509のONを検出すると、RAM514に入賞数「1」を記憶し、ラインL1を介して払出制御基板520に賞球の払出しを指示する。サブCPU521は、賞球払出モータ530を駆動し、賞球払出モータ530が賞球を払出す。その払出された賞球は、賞球払出センサ531により検出され、その検出信号はラインL2を介して主基板510へ出力され、ラインL3を介して払出制御基板520へ出力される。
【0004】
主基板510に搭載されたカウンタ512および払出制御基板520に搭載されたカウンタ522は、それぞれ賞球払出センサ531から出力された検出信号に基いて、払出された賞球数を計数する。たとえば、払出すべき賞球数が15個である場合は、カウンタ512,522は、それぞれ「15」をセットし、検出信号を入力する毎に「15」から「1」を減算する。そして、メインCPU511は、カウンタ512の計数値が「0」になると、RAM514に記憶されている入賞数から「1」を減算し、まだ入賞数が記憶されている場合は、サブCPU521に対して次の賞球の払出しを指示する。また、サブCPU521は、カウンタ522の計数値が「0」になったときに賞球払出モータ530を停止させる。
ここで、カウンタ522の計数値が「0」になり、賞球払出モータ530が停止したが、何らかの原因により、カウンタ512の計数値が「0」になっていない場合は、その計数値を未払い数としてRAM514に記憶する。そして、その未払い数が所定数(たとえば、50)を超えた場合は、賞球の払出しに異常が発生したとして、賞球払出モータ530を停止し、特別図柄表示器504の画面に「賞球払出異常」などの表示を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、未払いの賞球が発生する原因としては、以下に記載する原因があるものと推定される。
(1)ラインL2に流れる検出信号がノイズの影響を受け、個々に検出信号であると判定できる程度に大きく波形割れしたため、カウンタ512が1個の賞球を誤って複数個と計数してしまった。(2)ラインL2に流れる検出信号がノイズの影響を受け、細かく波形割れしたため、カウンタ512が計数できなかった。(3)ラインL3に流れる検出信号がノイズの影響を受け、個々に検出信号であると判定できる程度に大きく波形割れしたため、カウンタ522が1個の賞球を誤って複数個と計数してしまった。(4)ラインL3に流れる検出信号がノイズの影響を受け、細かく波形割れしたため、カウンタ522が計数できなかった。(5)主基板510に製造上のばらつきにより、たとえば信号入力検知レベルの個体差が存在するため、ラインL2から取込む検出信号のエッジが不安定な場合に、主基板510がエッジ検出に失敗し、計数できなかった。(6)払出制御基板520に製造上のばらつきにより、たとえば信号入力検知レベルの個体差が存在するため、ラインL3から取込む検出信号のエッジが不安定な場合に、払出制御基板520がエッジ検出に失敗し、計数できなかった。
つまり、前記原因としては、大きく分けて、ラインL2,L3に侵入するノイズによる検出信号の変化による原因と、主基板510および払出制御基板520の個体差による原因との2種類が存在すると考えられる。
しかし、前記従来のパチンコ機500では、未払い数が所定数を超えたときに賞球払出モータ530を停止し、賞球払出異常などの表示を行うだけであり、未払い数が発生する原因が、ラインL2,L3に侵入するノイズによる検出信号の変化によるものか、あるいは、主基板510および払出制御基板520の個体差によるものかを区別することができないという問題がある。
また、賞球の未払いが発生した場合の対策として、賞球払出モータ530を停止させる対策しか採れないという問題もある。
【0006】
そこでこの発明は、賞球の払出し状態が異常となった原因が、ラインに侵入するノイズによるものか、あるいは、主基板および払出制御基板の個体差によるものかの区別をすることが可能であり、かつ、賞球の払出し状態が異常となった場合に、賞球の払出しを停止しないで対策を採ることができる遊技機を実現することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段・作用および効果】
この発明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、遊技球の入賞を検出する入賞検出手段と、この入賞検出手段により、前記遊技球の入賞が検出された場合に賞球の払出しを指示する賞球払出コマンドを送信するコマンド送信手段と、このコマンド送信手段から送信された前記賞球払出コマンドを受信し、その賞球払出コマンドにより示される賞球数に対応する賞球を払出す賞球払出手段と、この賞球払出手段により払出された賞球を検出したときに検出信号を前記コマンド送信手段および賞球払出手段へ同時に出力する賞球検出手段とを備えており、前記コマンド送信手段および前記賞球払出手段は、前記賞球検出手段から出力された前記検出信号を受信したときに、前記賞球払出手段により払出された賞球の払出数を計数する機能をそれぞれ有する遊技機であって、前記コマンド送信手段は、前記賞球払出手段へ送信した賞球払出コマンドにより示される賞球数と、自身が計数した賞球の払出数とが一致したときに計数終了コマンドを前記賞球払出手段へ送信し、前記賞球払出手段は、前記コマンド送信手段から受信した賞球払出コマンドにより示される賞球数と自身が計数した賞球の払出数とが一致すると判定したタイミングから、前記賞球払出手段が賞球を連続して払出したときに前記賞球検出手段から出力される前記検出信号の出力間隔を示す時間が経過する前に、前記計数終了コマンドを前記コマンド送信手段から受信しなかったと判定した場合に、賞球を払出す速度を減速する大きさを決定する減速カウンタに1を加算し、前記減速カウンタの値の大きさに対応して前記賞球を払出す速度の減速の大きさを大きくし、前記減速カウンタの値が所定値に達した場合は、前記賞球の払出しを停止する機能を備えたという技術的手段を用いる。
【0008】
コマンド送信手段および賞球払出手段は、賞球検出手段から出力された検出信号を受信したときに、賞球払出手段により払出された賞球の払出数を計数する機能をそれぞれ有するため、本来であれば、コマンド送信手段および賞球払出手段は、同じタイミングで賞球の払出数の計数を終了することになり、賞球払出手段は、コマンド送信手段から受信した賞球払出コマンドにより示される賞球数と自身が計数した賞球の払出数とが一致すると判定したタイミングから、賞球払出手段が賞球を連続して払出したときに賞球検出手段から出力される検出信号の出力間隔を示す時間が経過する前にコマンド送信手段から計数終了コマンドを受信することになる。
したがって、賞球払出手段が、賞球数と自身が計数した賞球の払出数とが一致すると判定したタイミングから、賞球払出手段が賞球を連続して払出したときに賞球検出手段から出力される検出信号の出力間隔を示す時間が経過する前に、コマンド送信手段から計数終了コマンドを受信しない場合は、ノイズの影響による検出信号の変化により、あるいは、コマンド送信手段および賞球払出手段の個体差により、賞球払出手段が賞球を過剰に計数した、あるいは、コマンド送信手段が賞球を過小に計数したということが原因と考えられるが、この段階では、どの原因かが分からない。
【0009】
そこで、賞球払出手段は、コマンド送信手段から計数終了コマンドを、賞球数と自身が計数した賞球の払出数とが一致すると判定したタイミングから、賞球払出手段が賞球を連続して払出したときに賞球検出手段から出力される検出信号の出力間隔を示す時間が経過する前に受信しなかったと判定した場合は、賞球を払出す速度を減速する。これにより、遊技球の賞球検出手段の検出領域を通過する速度が遅くなり、賞球検出手段が賞球を検出している時間が長くなるため、その分、検出信号のエッジも安定するので、コマンド送信手段または賞球払出手段の個体差による検出信号のエッジ検出の甘さが存在する場合であっても、それをカバーすることができる。
したがって、賞球の払出し速度を減速することにより、次の賞球払出しの際に、賞球払出手段がコマンド送信手段から計数終了コマンドを、賞球数と自身が計数した賞球の払出数とが一致すると判定したタイミングから、賞球払出手段が賞球を連続して払出したときに賞球検出手段から出力される検出信号の出力間隔を示す時間が経過する前に受信した場合は、前回受信できなかった原因、あるいは、賞球の払出しを行っている途中で計数終了コマンドを受信した原因が、コマンド送信手段または賞球払出手段の個体差によるものであったと結論付けることができる。しかも、賞球の払出しを停止しないで、払出し速度を減速することにより、賞球の払出異常を解決することができる。
【0014】
特に、計数終了コマンドをコマンド送信手段から受信しなかったと判定した場合、あるいは、賞球の払出しを行っている途中で計数終了コマンドをコマンド送信手段から受信したと判定した場合に、賞球を払出す速度を減速する大きさを決定する減速カウンタに1を加算し、減速カウンタの値の大きさに対応して賞球を払出す速度の減速の大きさを大きくすることができる。
したがって、賞球の払出し速度を減速し、賞球検出手段による賞球の検出時間を長くすることにより、賞球検出手段から出力される検出信号のエッジを改善しても尚、コマンド送信手段または賞球払出手段が検出信号のエッジ検出に失敗するような場合には、さらに賞球の払出し速度を減速することにより、上記検出信号のエッジをより一層安定したものにすることができるため、コマンド送信手段または賞球払出手段が検出信号のエッジ検出に失敗するおそれを少なくすることができる。
また、減速カウンタの値が所定値に達した場合は、賞球の払出しを停止することができる。
つまり、減速カウンタの値が所定値に達したということは、賞球の払出しに関して定常的な原因があると推定することができるため、そのような場合には賞球の払出しを停止する。
したがって、賞球の払出しの異常が継続することにより、遊技者または遊技店に不利益が拡大するおそれがない。
【0016】
つまり、コマンド送信手段から受信した賞球払出コマンドにより示される賞球数に対応する賞球の払出しを終了してから所定期間、計数終了コマンドをコマンド送信手段から受信しなかったとする判定、あるいは、コマンド送信手段から受信した賞球払出コマンドにより示される賞球数に対応する賞球の払出しを行っている途中で、その払出しの終了を示す計数終了コマンドをコマンド送信手段から受信したとする判定を行った回数が所定回数に達した場合に賞球を払出す速度を減速することができる。
したがって、上記の判定回数が所定回数に達していない場合は、賞球の払出しの異常は、単発的なノイズの影響によるものと推定し、上記の判定回数が所定回数に達した場合は、賞球の払出しの異常は、コマンド送信手段または賞球払出手段の個体差のように、定常的なものが原因であると推定することができるため、単発的な原因の場合には賞球の払出し速度を減速しないようにすることができるし、定常的な原因の場合には賞球の払出し速度を減速することにより、その原因を解決することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る遊技機の実施形態について図を参照して説明する。なお、以下に記載する各実施形態では、この発明に係る遊技機として第1種のパチンコ機を例に挙げて説明する。
[全体の主要構成]
まず、この実施形態のパチンコ機の主要構成について図1を参照して説明する。図1は、そのパチンコ機の外観を示す斜視説明図である。
パチンコ機1には、前枠2が開閉可能に備えられており、その前枠2には、ガラス枠4が開閉可能に取付けられている。前枠2の右側には、ガラス枠4開閉用の鍵を差し込む鍵穴3が設けられている。ガラス枠4の内部には、遊技盤5が設けられており、前枠2の右側下方には、遊技球を遊技盤5へ発射する発射装置(図示省略)を操作するための発射ハンドル15が回動可能に取付けられている。
ガラス枠4の下方には、賞球や貸球が供給される賞球・貸球供給口6aが形成されており、この賞球・貸球供給口6aの供給側には、その賞球・貸球供給口6aから供給された賞球や貸球を溜めておくための上受け皿6が取り付けられている。上受け皿6の下方には、上受け皿6の収容可能数を超えて流下した賞球や上受け皿球抜きレバー6bの操作により上受け皿6から排出された遊技球などを排出する排出口7aが形成されている。排出口7aの排出側には、その排出口7aから排出された遊技球を収容しておくための下受け皿7が設けられている。また、遊技盤5の上方には、枠ランプ9が設けられており、下受け皿7の左側には、灰皿7bが設けられている。
【0024】
[遊技盤5の主要構成]
次に、遊技盤5の主要構成についてそれを示す図2の正面説明図を参照して説明する。
遊技盤5の略中央には、センターケース30が備えられている。センターケース30には、天入賞口31と、3個のLEDからなる普通図柄表示装置34と、この普通図柄表示装置34の始動可能な回数を4個のLEDにより表示する普通図柄記憶表示LED35と、複数の特別図柄や背景画像などを液晶で表示する特別図柄表示器32aとが備えられている。センターケース30の両側上方には、LEDにより装飾された装飾風車46がそれぞれ設けられている。右側の装飾風車46の右斜め下方には、普通図柄表示装置34を作動させるための普通図柄作動右ゲート25が設けられており、左側の装飾風車46の左斜め下方には、同じく普通図柄作動左ゲート26が設けられている。センターケース30の両側下方には、風車24がそれぞれ設けられており、右側の風車24の下方には、右入賞口12が設けられており、左側の風車24の下方には、左入賞口13が設けられている。右入賞口12の右方には、右袖入賞口22が設けられており、左入賞口13の左方には、左袖入賞口23が設けられている。
センターケース30の下方には、特別図柄表示器32aにより特別図柄の変動を開始させる機能を有する第1種始動口27が設けられており、この第1種始動口27の下部には、普通図柄表示装置34の停止図柄が当たり図柄となった場合に両翼を開放する普通電動役物28が設けられている。両翼を開放した普通電動役物28は、第1種始動口27と同様に特別図柄表示器32aにより特別図柄の変動を開始させる機能を備えている。なお、特別図柄表示器32aの始動可能な回数(以下、特別図柄始動記憶数と称する)は、特別図柄表示器32aの画面に表示される。
【0025】
センターケース30の下方には、特別図柄表示器32aの3個所の表示領域における確定図柄が大当り図柄となった場合に作動する変動入賞装置40が設けられている。この変動入賞装置40には、大当りの発生時に開放動作して大入賞口41を開口する板状の開閉部材43が扉式に開閉可能に取り付けられている。変動入賞装置40の右側には、右下入賞口14が設けられており、変動入賞装置40の左側には、左下入賞口44が設けられている。
また、変動入賞装置40の内部には、開閉部材43を連続して開放動作させる機能を有する特定領域と、この特定領域を通過した遊技球を検出する特定領域スイッチ(図6に符号42aで示す)が設けられている。
また、遊技盤5には、発射された遊技球を遊技領域へ案内するレール16が取付けられており、遊技盤5の上部には、上部左右の両コーナーをLEDなどにより装飾するコーナー飾り11が設けられており、遊技盤5の左右には、LEDなどにより装飾するサイド飾り20がそれぞれ設けられている。さらに、遊技盤5には、入賞しなかった遊技球をアウト球として回収するアウト口45が設けられている。そして、遊技盤5には、多くの釘(図示省略)が打ち込まれており、遊技盤5に発射された遊技球は、釘の間を乱舞しながら落下し、各入賞口や第1種始動口27に入賞したり、普通図柄作動ゲート25,26を通過したり、あるいはアウト口45から回収されたりする。
【0026】
[裏セットの主要構造]
次に、パチンコ機1の裏セットの主要構造についてそれを示す図3を参照して説明する。
パチンコ機本体93の裏セット機構板90の上部には、タンク66が設けられている。タンク66は、賞球や貸球となる遊技球を貯留するものであり、図示しない島の上部に設置された球供給路から遊技球の供給を受ける。タンク66の下部には、タンクレール67が取付けられている。タンクレール67はやや右下がりに傾斜しており、その右端には、遊技球誘導レール68が連結されている。つまり、タンク66に貯留されている遊技球は、タンクレール67を転がって遊技球誘導レール68へ案内される。遊技球誘導レール68の下方には、賞球ユニット62が設けられており、賞球ユニット62の下方には、貸球ユニット63が設けられている。遊技球誘導レール68の内部には、図示しないが上下方向に3条のレールが形成されている。3条のレールのうち2条は、賞球ユニット62に連結しており、1条は貸球ユニット63に連結している。
遊技球誘導レール68の内部には、賞球切れ検出スイッチ64,65と、貸球切れ検出スイッチ61とが設けられている。賞球切れ検出スイッチ64,65および貸球切れ検出スイッチ61は、球詰まり、あるいは、ゴミなどの混入による球の流れの異常などを検出する。また、賞球切れ検出スイッチ64,65および貸球切れ検出スイッチ61は、それぞれ対応するレール内に押板を傾動自在に設けており、レール内を流下する遊技球によって押されている押板が押される前の位置に復帰するとスイッチング動作し、球切れを検出する。
また、裏セット機構板90の下部には、下受け皿7が賞球で満杯になった場合に排出口7a(図1)の奥上方まで達した賞球を収容する満杯樋69が設けられており、その満杯樋69には、満杯検出スイッチ72が設けられている。満杯検出スイッチ72は、満杯樋69内に押板を傾動自在に設けており、満杯樋69に収容された賞球によって押板が押されるとスイッチング動作し、満杯を検出する。
【0027】
(賞球ユニット62の構造)
ここで賞球ユニット62の構造について図4および図5を参照して説明する。
図4(A)は、賞球ユニット62の内部構造を示す説明図であり、図4(B)は、図4(A)のA−A矢視断面説明図である。図5は、図4に示す賞球ユニットからハウジング62dを取り除いた状態を示す説明図である。図5(A)は、賞球を払出す2つの出口のうち、一方の出口から賞球が払出される様子を示す説明図であり、図5(B)は、他方の出口から賞球が払出される様子を示す説明図である。
賞球ユニット62には、ハウジング62dが備えられており、そのハウジング62dには、払出すべき賞球Pを集合して配列させるための集合樋62eが設けられている。この集合樋62eは、前記2条のレールと連通している。また、ハウジング62dには、賞球払出モータ62cが設けられており、そのモータシャフト62fの先端には、集合樋62eに配列された賞球Pを下方へ送り出すための送り出し部材62gが取付けられている。
送り出し部材62gは、ウォームギヤ形状に形成されており、賞球払出モータ62cが回転すると、送り出し部材62gが回転し、賞球Pが下方に送り出される。図5(A)に示すように、送り出し部材62gの半回転につき1個の賞球Pが送り出され、図5(B)に示すように、もう半回転すると、さらに1個の賞球Pが送り出される。つまり、送り出し部材62gの1回転につき2個の賞球が払出される。賞球ユニット62から払出された賞球Pは、上受け皿6(図1)に排出される。
【0028】
送り出し部材62gの右側には、送り出し部材62gによって送り出される賞球を検出する賞球払出センサ62aが設けられており、送り出し部材62gの左側には、送り出し部材62gによって送り出される賞球を検出する賞球払出センサ62bが設けられている。
送り出し部材62gが半回転したときに送り出された賞球は、一方の賞球払出センサによって検出され、もう半回転したときに送り出された賞球は、もう一方の賞球払出センサによって検出される。つまり、送り出し部材62gによって送り出された賞球は、賞球払出センサ62a,62bによって交互に検出される。
また、図7に示すように、賞球払出センサ62a,62bは、それぞれ主基板100および払出制御基板200に電気的に接続されている。
つまり、賞球払出センサ62a,62bから出力される賞球払出センサ信号は、主基板100および払出制御基板200にそれぞれ取込まれる。
【0029】
[パチンコ機1の電気的構成]
次に、パチンコ機1の主な電気的構成についてそれをブロックで示す図6を参照して説明する。
パチンコ機1には、主基板100が設けられており、この主基板100には、マイクロプロセッサ110が搭載されている。マイクロプロセッサ110には、大当りか否かの判定、入賞の判定、大入賞口41への入賞数の計数、大当りの遊技におけるラウンドの制御などの遊技の主な制御を実行するメインCPU112と、払出された賞球数を計数する払出カウンタ113と、メインCPU112が各種制御などを実行するためのコンピュータプログラムなどが記録されたROM114と、払出カウンタ113の計数値、遊技球が第1種始動口27を通過したことの検出結果や入賞などの遊技中に発生する各種データ、ROM114から読出されたコンピュータプログラムなどを一時的に格納するRAM116とが搭載されている。
主基板100には、次に記載するものが電気的に接続されている。遊技球が第1種始動口27または両翼を開放した普通電動役物28に入賞したことを検出する第1種始動口スイッチ27a、特別図柄制御装置32、LEDやランプ類を制御するランプ制御装置300、電源基板74、賞球の払出しなどを制御する払出制御基板200、遊技中の効果音などを制御する音声制御装置79、入賞、リーチパターン、大当りの発生、大当り図柄などに関する遊技盤情報をパチンコホールの管理室などに設けられたコンピュータ(図示省略)へ送信するための遊技枠情報端子基板52、盤面中継基板51、遊技枠中継基板53である。
【0030】
払出制御基板200には、主基板100から送出される制御コマンドを入力して動作するマイクロプロセッサ210が搭載されており、マイクロプロセッサ210には、賞球の払出しなどを制御するサブCPU212と、払出された賞球数を計数する払出カウンタ213と、サブCPU212が賞球の払出しなどの制御を実行するための各種制御プログラムが記録されたROM214と、払出カウンタ213の計数値、サブCPU212が各種制御プログラムを実行する際にROM214から読出された制御プログラムや遊技中に発生する入賞数や賞球数などの各種データを一時的に格納するRAM216とが搭載されている。
また、払出制御基板200には、電源基板74、発射モータ15eを駆動するための発射モータ駆動基板15c、遊技枠情報端子基板52および払出中継基板55が電気的に接続されている。発射モータ駆動基板15cには、発射モータ駆動基板15cから発射モータ15eへ駆動信号を出力させるための発射スイッチ15dが接続されている。
遊技枠中継基板53には、満杯検出スイッチ72、賞球切れ検出スイッチ64,65およびセンサ中継基板54が電気的に接続されている。センサ中継基板54は、賞球ユニット62に備えられた賞球払出センサ62a,62bおよび払出中継基板55と電気的に接続されている。払出中継基板55には、貸球切れ検出スイッチ61、賞球払出モータ62cおよび貸球ユニット63が電気的に接続されている。
【0031】
盤面中継基板51には、普通電動役物28を駆動する普通電動役物ソレノイド28a、普通図柄表示装置34、普通図柄作動右ゲート25を通過した遊技球を検出する右ゲートスイッチ25a、普通図柄作動左ゲート26を通過した遊技球を検出する左ゲートスイッチ26a、大入賞口41に入賞した遊技球を検出する大入賞口スイッチ41a、右袖入賞口22に入賞した遊技球を検出する右袖入賞口スイッチ22a、左袖入賞口23に入賞した遊技球を検出する左袖入賞口スイッチ23a、右入賞口12に入賞した遊技球を検出する右入賞口スイッチ12a、左入賞口13に入賞した遊技球を検出する左入賞口スイッチ13a、右下入賞口14に入賞した遊技球を検出する右下入賞口スイッチ14a、左下入賞口44に入賞した遊技球を検出する左下入賞口スイッチ44a、天入賞口31に入賞した遊技球を検出する天入賞口スイッチ31aおよび大入賞口中継基板50である。
大入賞口中継基板50には、特定領域スイッチ42a、特定領域を変化させる部材を駆動する特定領域ソレノイド42bおよび開閉部材43を駆動する大入賞口ソレノイド41bが電気的に接続されている。電源基板74は、CR接続基板56と電気的に接続されており、CR接続基板56には、プリペイドカードの残りの度数を表示する度数表示基板やプリペイドカードを読取る装置などを備える遊技機外装置部分71と電気的に接続されている。電源基板74は、AC24V(50Hz/60Hz)の主電源70から電源の供給を受け、各基板および装置へ必要電源を供給する。
【0032】
[賞球払出モータ駆動回路]
次に、賞球払出モータ駆動回路について図7を参照して説明する。
図7は、賞球払出モータ駆動回路およびその周辺の接続関係をブロックで示す説明図である。
なお、この実施形態では、賞球払出モータとしてA相〜D相を有する4相ステッピングモータを使用する。
賞球払出モータ駆動回路80は、CPU81と、RAM82と、ROM83と、パルス生成回路84と、駆動回路85とを備える。CPU81は、主基板100および払出制御基板200と電気的に接続されており、駆動回路85は、賞球払出モータ62cと電気的に接続されている。駆動回路85は、パルス生成回路84と電気的に接続されており、パルス生成回路84はCPU81と電気的に接続されている。賞球払出モータ62cは、直流32V電源74aから駆動電源の供給を受ける。
CPU81は、ラインL1を介して主基板100から送信されてきたコマンドを受信し、その受信したコマンドを解析し、その解析結果に基づいて駆動パルスの周期を決定し、その決定した周期をパルス生成回路84に指示する。パルス生成回路84は、指示された周期の駆動パルス信号を生成して駆動回路85へ出力する。駆動回路85は、入力した駆動パルス信号を賞球払出モータ62cのA相〜D相に順次印加する。これにより、賞球払出モータ62cのA相〜D相は、順次励磁され、駆動パルス信号の周期に対応した回転速度で回転する。
そして、賞球払出モータ62cにより払出された賞球は、賞球払出センサ62aまたは賞球払出センサ62bによって検出され、賞球払出センサ62aまたは賞球払出センサ62bの検出信号は、ラインL2を介して主基板100へ、ラインL3を介して払出制御基板200へそれぞれ送信される。
【0033】
[駆動パルス信号の周期]
次に、駆動パルス信号の周期について図8を参照して説明する。
図8は、図7に示すパルス生成回路84が賞球払出モータ62cの回転速度をV1〜V3に制御する場合に生成する駆動パルスの説明図である。
パルス生成回路84において生成する駆動パルスは、賞球払出モータ62cの回転速度に対応して異なる。通常時の回転速度はV1であり、周期はTである。
また、賞球の払出しが異常になった時の回転速度はV2であり、周期は1.5Tである。
つまり、賞球の払出しが異常になった時の賞球払出モータ62c(図4)の回転速度を通常時の1/1.5に減速することにより、賞球払出センサ62a,62bによる賞球の検出精度を高くする。なお、V1は、たとえば15個の賞球を2秒で払出す回転速度であり、V2は、15個の賞球を3秒で払出す回転速度である。
【0034】
[入賞テーブルの構成]
次に、入賞テーブルの構成について、それを示す図14を参照して説明する。
入賞テーブルTa1は、賞球数1〜15に対応するアドレス01H〜0FH(16進数)を有する計15の書換可能な入賞数記憶領域M1を有する。たとえば、メインCPU112が大入賞口スイッチ41a(図6)のONを検出すると、賞球数15のアドレス0FHの入賞数記憶領域M1に入賞数「1」が格納される。入賞数は、入賞のあるごとに加算され、たとえば、図14に示す例では、アドレス0FHの入賞数記憶領域M1が「00001001」(2進数)であるから、入賞数は「9」である。そして、払出カウンタ113の計数値が「15」から「0」になると、アドレス0FHの入賞数記憶領域M1から「1」を減算し、入賞数記憶領域M1は「0000100」となる。なお、入賞テーブルTa1は、主基板100に電源が供給され、メインCPU112が動作可能になったときにROM114からRAM116に読込まれる。
【0035】
[計数値と未払い数]
次に、払出カウンタ113の計数値と賞球の未払い数について図15を参照して説明する。図15は、計数値と賞球の未払い数との関係の一例を示す説明図である。
払出カウンタ113は、たとえば15個の賞球数を計数する場合は、賞球払出センサ62a,62bから送信される検出信号のエッジを検出する毎に「15」から「1」ずつ減算して行く。ここで、たとえば賞球払出モータ62cにより6個目の賞球が払出され、その賞球を検出した賞球払出センサから主基板100へ送信された検出信号がノイズの影響を受けて変化してしまい、払出カウンタ113が検出信号のエッジを検出できなかったとする。この場合、図15に示すように、払出カウンタ113の計数値は、6個目の計数を失敗して1個分飛ばした状態になるため、賞球の払出し個数が15個に達したときに計数値は「1」になったまま停止した状態になる。
【0036】
[遊技の主な流れ]
次に、遊技の主な流れについて図9ないし図13を参照して説明する。
図9は、メインCPU112が実行する第1種始動口処理の流れを示すフローチャートである。図10は、メインCPU112が実行する特別図柄制御の流れを示すフローチャートである。図11は、メインCPU112が実行する払出制御コマンド送信処理の流れを示すフローチャートである。図12は、サブCPU212が実行する払出制御コマンド受信処理の流れを示すフローチャートである。図13は、サブCPU212が実行する払出制御の流れを示すフローチャートである。
【0037】
(第1種始動口処理)
メインCPU112は、第1種始動口スイッチ27a(図6)がONしたか否かを判定し(図9のステップ(以下、Sと略す)10)、ONしたと判定すると(S10:Yes)、特別図柄始動記憶数U1が「4」未満であるか否かを判定する(S12)。ここで、「4」未満であると判定すると(S12:Yes)、特別図柄始動記憶数U1に「1」を加算し(S14)、大当りカウンタがカウントしたカウント値を1つ取得し(S16)、その取得したカウント値をRAM116に一時的に格納する(S18)。
なお、大当りカウンタとは、大当りかハズレかを決定するための数、たとえば0〜255の計256をカウントするカウンタである。また、上記の第1種始動口処理は、ROM114に格納されたコンピュータプログラムにより実行される。
【0038】
(特別図柄制御)
メインCPU112は、特別図柄制御装置32を制御するための制御コマンドを特別図柄制御装置32へ出力しているか否か、つまり特別図柄が変動中であるか否かを判定し(図10のS20)、変動中でないと判定すると(S20:No)、特別図柄始動記憶数U1が「1」以上であるか否かを判定する(S22)。
ここで、特別図柄始動記憶数U1が「1」以上であると判定すると(S22:Yes)、特別図柄始動記憶数U1から「1」を減算する(S24)。続いてメインCPU112は、第1種始動口処理のS18(図9)においてRAM116に一時的に格納したカウント値を読出す(S26)。続いてメインCPU112は、確変が設定されていることを示す確変フラグがセットされているか否か(確変フラグ=1か0か)を判定する(S28)。確変とは、大当りが発生する確率が高い確率に設定されている遊技状態に変化していることをいう。
【0039】
ここで、確変フラグがセットされている場合は(S28:Yes)、大当り値テーブルの高確率時に設定されている大当り値を参照し(S30)、S26で読出したカウント値と同一の大当り値が設定されているか否かに基いて、大当りか否かを判定する(S32)。たとえば、S26で読出したカウント値が「7」、「17」、「77」、「177」および「277」の5個の中のいずれかであった場合は、大当りと判定する(S32:Yes)。
また、確変フラグがセットされていない場合は(S28:No)、大当り値テーブルの通常確率時に設定されている大当り値を参照し(S34)、S26で読出したカウント値と同一の大当り値が設定されているか否かに基いて、大当りか否かを判定する(S32)。たとえば、S26で読出したカウント値が「7」であった場合は、大当りと判定する(S32:Yes)。
【0040】
続いてメインCPU112は、大当りと判定した場合は(S32:Yes)、大当りの発生を示す大当りフラグをセットし(S36)、大当り図柄テーブルを参照して大当り図柄を選択する(S38)。続いてメインCPU112は、その選択した大当り図柄が確変図柄であるか否かを判定する(S40)。ここで、確変図柄である場合は(S40:Yes)、確変フラグをセットする(S42)。
またメインCPU112は、大当りではないと判定した場合は(S32:No)、ハズレ図柄テーブルを参照してハズレ図柄を選択する(S44)。
なお、大当り図柄テーブルは、複数の乱数、たとえば「0」〜「9」と複数の大当り図柄、たとえば「000」〜「999」とをそれぞれ対応付けて構成されており、メインCPU112が選択した乱数に対応付けられている大当り図柄を選択する。また、ハズレ図柄テーブルも、複数の乱数、たとえば「0」〜「9」と複数のハズレ図柄、たとえば「0」〜「9」とをそれぞれ対応付けて構成されており、メインCPU112が選択した乱数に対応付けられているハズレ図柄を選択する。さらに、確変図柄とは、大当りの遊技が終了した次の遊技が確変に変化することが約束される大当り図柄を意味し、たとえば、「000」〜「999」の大当り図柄のうち、奇数の大当り図柄が確変図柄に設定される。
【0041】
続いてメインCPU112は、変動パターン決定テーブルを参照して特別図柄の変動パターンを選択する(S46)。変動パターン決定テーブルは、たとえば複数の乱数と変動パターンとを対応付けて構成されており、メインCPU112が選択した乱数に対応付けられている変動パターンを選択する。変動パターンとしては、特別図柄表示器32aにおいて3個所で確定表示される特別図柄のうち、2個所に同じ特別図柄が確定表示された場合に、残る1個所で同じ特別図柄が表示され、大当りになるか否か遊技者をやきもきさせる演出を行う、いわゆるリーチパターン、リーチパターン以外の通常停止パターンなどが設定されている。
続いてメインCPU112は、特別図柄の変動表示の開始を指示する変動開始コマンドを特別図柄制御装置32へ送信し(S48)、特別図柄の変動開始から変動停止までの時間を示す変動時間の計測を開始する(S50)。
そしてメインCPU112は、計測時間がタイムアップすると(S52:Yes)、特別図柄の変動停止を指示する変動停止コマンドを特別図柄制御装置32へ送信し(S54)、計測時間をリセットする(S56)。
なお、上記の特別図柄制御は、ROM114に格納されたコンピュータプログラムにより実行される。
【0042】
(払出制御コマンド送信処理)
最初に、メインCPU112は、初期設定として、払出カウンタ113の計数値と、賞球払出センサがONした回数との誤差を「0」にセットする(図11のS60)。続いて、入賞テーブルTa1(図14)に入賞数が格納されているか否かを判定し(S62)、格納されている場合は(S62:Yes)、その入賞数が格納されている記憶領域に対応する賞球数の払出しの指示を示す賞球コマンドを払出制御基板200のサブCPU212へ送信する(S64)。
続いて、賞球払出センサから送信された検出信号の受信間隔を計測するタイマをセットする(S68)。つまり、賞球払出センサから所定時間経過しても検出信号が送信されてこない場合は、賞球の払出しに異常が発生したとみなす判定を行うためのタイマをセットする。
続いて、S68においてセットしたタイマの計測時間がタイムアップしたか否かを判定し(S70)、タイムアップしていない場合は(S70:No)、賞球払出センサ62a,62bから送信された検出信号を受信したか否か、つまり賞球の払出しが行われたか否かを判定する(S72)。
【0043】
ここで、賞球の払出しが行われたと判定すると(S72:Yes)、S66においてセットした計数値から「1」を減算し(S74)、S68においてセットしたタイマをリセットする(S76)。続いて計数値が「0」になったか否かを判定し(S78)、「0」になっていない場合は(S78:No)、S68に戻り、再びタイマをセットし(S68)、賞球の払出しを監視する(S70、S72)。そして、S70〜S76を繰り返し、計数値が「0」になったと判定すると(S78:Yes)、計数が終了したことを示す計数終了コマンドを払出制御基板200のサブCPU212へ送信する(S80)。
また、S70においてタイムアップしたと判定した場合は(S70:Yes)、タイマをリセットし(S82)、誤差を検出する(S84)。たとえば、図15に示したように、払出カウンタ113が、6個目の賞球の計数を失敗すると、賞球の払出し個数が15個になった時点で計数値は「1」のままであるため、誤差「1」が検出される。この誤差「1」は、RAM116に格納される。
【0044】
続いて、今までに検出され、RAM116に格納されている誤差の合計を算出し(S86)、その合計が50以上であるか否かを判定する(S88)。ここで、50以上であると判定すると(S88:Yes)、賞球異常を報知する(S90)。たとえば、特別図柄表示器32aの画面に「賞球異常」などのメッセージを表示したり、パチンコ機1の所定個所に設けられた賞球異常報知用のLEDを点灯または点滅させる。また、賞球異常を報知するための信号を遊技枠情報端子基板52からパチンコホールの管理室などに設けられたホールコンピュータへ送信し、そのホールコンピュータが備えるモニタの画面に「賞球異常」などのメッセージを表示する。このとき、賞球異常が発生したパチンコ機1の台番号とメッセージとを対応付けて表示することにより、どのパチンコ機に賞球異常が発生したのかを容易に知ることができる。
また、誤差の合計が50未満である場合は(S88:No)、S62に戻り、入賞テーブルTa1に入賞数が格納されている場合は(S62:Yes)、前述のS64〜S88を実行する。
以上のように、払出制御コマンド送信処理では、払出カウンタ113の計数値が「0」になったときにのみ、計数終了コマンドがサブCPU212へ送信される。
なお、上記の払出制御コマンド送信処理は、ROM114に格納されたコンピュータプログラムにより実行される。
【0045】
(払出制御コマンド受信処理)
サブCPU212は、メインCPU112から送信される制御コマンドを受信すると(図12のS100)、その受信した制御コマンドが賞球コマンドであるか否かを判定し(S102)、賞球コマンドである場合は(S102:Yes)、メインCPU112から賞球払出しの指示を受けたことを示す払出開始フラグをセットし(S104)、メインCPU112から計数終了コマンドを受信したことを示す計数終了フラグをリセットする(S106)。続いて、S100において受信した制御コマンドは計数終了コマンドであるか否かを判定し(S108)、計数終了コマンドである場合は(S108:Yes)、計数終了フラグをセットし(S110)、払出開始フラグをリセットする(S112)。
なお、上記の払出制御コマンド受信処理は、ROM214に格納されたコンピュータプログラムにより実行される。
【0046】
(払出制御)
サブCPU212は、払出制御コマンド受信処理(図12)のS104において払出開始フラグがセットされているか否かを判定し(図13のS120)、セットされていると判定すると(S120:Yes)、払出制御コマンド受信処理のS100において受信した賞球コマンドにより示される賞球数を払出カウンタ213の計数値としてセットする(S122)。続いて、賞球払出モータ62cを駆動する駆動回路へ駆動信号を出力しているか否かに基づいて、所定個数の賞球を払出している途中であるか否かを判定し(S124)、途中ではないと判定すると(S124:No)、上記駆動回路へ駆動信号を出力し、賞球払出モータ62cを駆動する(S128)。
【0047】
続いて、賞球払出センサ62a,62bがONする間隔を計測するタイマをリセットし(S130)、そのタイマをセットする(S132)。続いて、そのタイマの計測時間がタイムアップしたか否かを判定し(S134)、タイムアップしていない場合は(S134:No)、賞球払出センサがONしたか否かを判定する(S136)。ここで、ONしたと判定すると(S136:Yes)、払出カウンタ213の計数値から「1」を減算し(S138)、タイマをリセットする(S140)。続いて、計数値が「0」になったか否かを判定し(S142)、「0」になっていない場合は(S142:No)、再びタイマをセットし(S132)、S134〜S142を実行する。
また、タイムアップしたと判定した場合は(S134:Yes)、S154へスキップし、賞球払出モータ62cの回転速度を減速する大きさを決定する減速カウンタに「1」を加算する。この実施形態では、減速カウンタが「1」の場合は、賞球払出モータ62cを駆動する駆動パルスの周期Tを1.5Tに長くすることにより、賞球払出モータ62cの回転速度V1をV2に減速する(図8)。
【0048】
続いて、減速カウンタが「3」以上になっているか否かを判定し(S156)、なっていない場合は(S156:No)、賞球払出モータ62cを回転速度V2にて駆動する(S128)。これにより、賞球払出モータ62cによる賞球の払出速度が遅くなるため、賞球が賞球払出センサ62a,62bを通過する時間が長くなり、その分、賞球払出センサ62a,62bから出力される検出信号が安定になる。したがって、払出カウンタ113,213が検出信号のエッジの検出を失敗する確率を低くすることができる。
また、再度、タイムアップしたと判定された場合は(S134:Yes)、減速カウンタにさらに「1」が加算され(S154)、賞球払出モータ62cへ出力する駆動パルスの周期は、2Tに長くなり、回転速度は、V3に減速される(図8)。これにより、賞球払出モータ62cによる賞球の払出速度がより一段と遅くなるため、賞球が賞球払出センサ62a,62bを通過する時間がより一層長くなり、その分、賞球払出センサ62a,62bから出力される検出信号がさらに安定化する。したがって、払出カウンタ113,213が検出信号のエッジの検出を失敗する確率をさらに低くすることができる。
【0049】
そして、払出カウンタ213の計数値が「0」になると(S142:Yes)、賞球払出モータ62cの駆動を停止し(S144)、その停止から計数終了フラグがメインCPU112から送信されてくるまでの時間を計測するタイマをセットする(S146)。
続いて、払出制御コマンド受信処理(図12)のS110において計数終了フラグがセットされているか否かを判定し(S148)、セットされていないと判定すると(S148:No)、S146においてセットしたタイマの計測時間がタイムアップしたか否かを判定する(S150)。ここで、タイムアップしたと判定すると(S150:Yes)、減速カウンタに「1」を加算する(S152)。
【0050】
つまり、払出カウンタ113および払出カウンタ213は、共に同じ賞球払出センサ62a,62bから出力される検出信号に基づいて、払出された賞球の計数を行うため、計数を終了するタイミングは略一致するはずであるが、ノイズの影響などにより、払出カウンタ113に入力される検出信号が細かく波形割れしてしまい、払出カウンタ113が計数に失敗したり、あるいは、払出カウンタ213に入力される検出信号が個々に計数可能な程度に大きく波形割れしていまい、払出カウンタ213が過剰に計数してしまうことがある。また、主基板100または払出制御基板200の入力検知レベルなどの個体差により、払出カウンタ113,213の計数の精度が微妙に異なり、検出信号のエッジ検出に失敗することがある。
このような症状が発生すると、払出カウンタ113の計数が終了するタイミングが、払出カウンタ213が計数を終了するタイミングよりも遅れてしまうことになる。
【0051】
そこで、そのような症状になった場合は、原因がノイズによるものか、あるいは賞球センサの個体差によるものか、特定できない状態ではあるが、まず、賞球払出モータ62cの回転速度を減速することにより賞球の払出し速度を遅くすることにより、賞球が賞球払出センサにより検出される時間を長くし、それにより検出信号を安定化させ、払出カウンタが検出信号のエッジを検出し易い状況を作り出す。これにより、上記症状が改善されれば、原因は、賞球払出センサの個体差にあったものと推定することができる。また、その原因であった場合は、賞球払出モータの回転速度を減速した状態を継続すれば、上記症状が発生することもないため、正確な賞球の払出しを継続することができる。
したがって、賞球の重複した計数による賞球不足により遊技者が不利益を被ったり、あるいは、賞球の計数落としによる賞球過剰によりパチンコホールが不利益を被ったりするおそれをなくすことができる。
また、上記症状が改善されない場合は、減速カウンタが「3」以上になり(S156:Yes)、賞球払出モータ62cが停止するため(S158)、遊技者およびパチンコホールが被る不利益の拡大を阻止することができる。
【0052】
なお、この実施形態では、賞球払出センサ62a,62bによる賞球の検出間隔が70msであるとすると、払出カウンタが計数に失敗した場合には、計数間隔に70msの空白時間が発生することになるから、払出カウンタ213が計数を終了したタイミングから計測して70ms経過してもメインCPU112から計数終了コマンドが送信されてこない場合は、払出カウンタ113が、少なくとも1つ以上の賞球の計数に失敗していることになる。このため、S146においてセットするタイマには、70msをセットすればよいことになる。
上記の払出制御は、ROM214に格納されたコンピュータプログラムにより実行される。
【0053】
[実施形態の効果]
(1)以上のように、第1実施形態に係るパチンコ機1を使用すれば、主基板100の払出カウンタ113および払出制御基板200の払出カウンタ213が、賞球払出センサ62a,62bから出力される検出信号に基づいて、払出された賞球数をそれぞれ計数する場合において、払出制御基板200が賞球の払出制御を終了してから所定時間経過しても、主基板100から計数を終了したことを示す計数終了コマンドが送信されてこない、あるいは、払出制御基板200が賞球の払出制御をしている途中で主基板100から計数終了コマンドを受信したなどの症状が発生した場合に、賞球払出モータ62cの回転速度を減速することにより賞球の払出速度を遅くすることができる。
したがって、賞球の払出速度を遅くすることにより、上記症状が改善されれば、原因は、賞球払出センサ62a,62bの特性の個体差にあったものと推定することができる。また、その原因であった場合は、賞球払出モータ62cの回転速度を減速した状態を継続すれば、上記症状が発生することもないため、正確な賞球の払出しを継続することができる。
つまり、賞球の重複した計数による賞球不足により遊技者が不利益を被ったり、あるいは、賞球の計数落としによる賞球過剰によりパチンコホールが不利益を被ったりするおそれをなくすことができる。
また、上記症状が改善されない場合は、賞球払出モータ62cを停止することができるため、遊技者およびパチンコホールが被る不利益の拡大を阻止することができる。
【0054】
(2)特に、賞球を払出す速度を減速してもなお前記症状が発生する場合は、賞球を払出す速度をさらに減速することができる。
したがって、賞球払出センサ62a,62bから出力される検出信号をより一層安定したものにすることができるため、主基板100または払出制御基板200が検出信号のエッジ検出に失敗する確率をより一層低くすることができる。
(3)また、賞球払出モータ62cの回転速度を3段階にわたって減速することになった場合は、賞球の払出しを停止することができる。
つまり、賞球払出モータ62cの回転速度を2段階にわたって減速してもなお前記症状が改善されないということは、賞球の払出しに関して定常的な原因があると推定することができるため、そのような場合には賞球の払出しを停止する。
したがって、賞球の払出しの異常が継続することにより、遊技者または遊技店に不利益が拡大するおそれがない。
【0055】
<他の実施形態>
(1)払出制御基板200が賞球の払出制御を終了してから所定時間経過しても、主基板100から計数を終了したことを示す計数終了コマンドが送信されてこない時間が長い場合は、賞球払出モータ62cの回転速度を減速しないで停止させ、賞球払出異常の報知を行うこともできる。つまり、計数終了コマンドが送信されてこない場合は、主基板100と払出制御基板200とを接続するラインが断線している、あるいは、そのラインと各基板との接続個所が接続不良になっているなどの原因が考えられるため、そのような場合は、賞球払出モータ62cの回転速度を減速しても解決できないので、賞球払出モータ62cを停止させ、賞球払出異常の報知を行う。
たとえば、払出制御(図13)のS146においてタイマにセットする時間として、第1の時間(たとえば、70ms)および第2の時間(たとえば、500ms)の2種類をセットし、第1の時間が経過してから第2の時間の計測を開始するまでに計数終了フラグがセットされていると判定した場合は、減速カウンタに「1」を加算し、第2の時間を経過しても計数終了フラグがセットされていないと判定した場合は、賞球払出モータ62cを停止させる。
【0056】
(2)前記実施形態では、前記症状が発生した場合は、直ちに賞球払出モータ62cの回転速度を減速する場合を説明したが、所定期間に発生した前記症状の発生回数を計数し、その計数値が所定値に達した場合に、回転速度を減速することもできる。
(3)賞球払出モータ62cの回転速度を減速することにより、前記症状が改善された場合は、その後、所定期間前記症状が発生しない場合は、減速する前の回転速度に復帰させることもできる(復帰手段)。また、その復帰した後に前記症状が発生した場合は、再度、回転速度を減速することもできる。
(4)賞球払出モータ62cの回転速度を減速させた回数、あるいは、実際の回転速度を表示する表示手段を設けることもできる。たとえば、特別図柄表示器32aの画面に表示したり、回数または回転速度に対応した個数のLEDを点灯または点滅させることにより表示することができる。また、それらの表示をパチンコホールの管理室などに設けられたホールコンピュータのモニタ画面にて行うこともできる。
【0057】
[各請求項と実施形態との対応関係]
第1種始動口スイッチ27aおよび各種入賞口スイッチが、請求項1に記載の入賞検出手段に対応し、主基板100がコマンド送信手段に対応する。払出制御基板200および賞球払出モータ62cが賞球払出手段に対応し、賞球払出センサ62a,62bが、賞球検出手段に対応する。
そして、サブCPU212が実行する払出制御(図13)のS120〜S152が、請求項1に記載の機能に対応する
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係るパチンコ機の外観を示す斜視説明図である。
【図2】図1に示すパチンコ機1に備えられた遊技盤5の主要構成を示す説明図である。
【図3】図1に示すパチンコ機1に備えられた裏セットの主要構造を示す説明図である。
【図4】図4(A)は、賞球ユニット62の内部構造を示す説明図であり、図4(B)は、図4(A)のA−A矢視断面説明図である。
【図5】図5は、図4に示す賞球ユニットからハウジング62dを取り除いた状態を示す説明図である。図5(A)は、賞球を払出す2つの出口のうち、一方の出口から賞球が払出される様子を示す説明図であり、図5(B)は、他方の出口から賞球が払出される様子を示す説明図である。
【図6】図1に示すパチンコ機1の電気的構成をブロックで示す説明図である。
【図7】賞球払出モータ駆動回路およびその周辺の接続関係をブロックで示す説明図である。
【図8】図7に示すパルス生成回路84が賞球払出モータ62cの回転速度をV1〜V3に制御する場合に生成する駆動パルスの説明図である。
【図9】メインCPU112が実行する第1種始動口処理の流れを示すフローチャートである。
【図10】メインCPU112が実行する特別図柄制御の流れを示すフローチャートである。
【図11】メインCPU112が実行する払出制御コマンド送信処理の流れを示すフローチャートである。
【図12】サブCPU212が実行する払出制御コマンド受信処理の流れを示すフローチャートである。
【図13】サブCPU212が実行する払出制御の流れを示すフローチャートである。
【図14】入賞テーブルの構成を示す説明図である。
【図15】計数値と賞球の未払い数との関係の一例を示す説明図である。
【図16】従来のパチンコ機の正面説明図である。
【図17】図16に示すパチンコ機における賞球払出のための電気的構成をブロックで示す説明図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機(遊技機)
62a,62b 賞球払出センサ(賞球検出手段)
62c 賞球払出モータ(賞球払出手段)
100 主基板(コマンド送信手段)
200 払出制御基板(賞球払出手段)
[0001]
[Industrial application fields]
  This invention is a game in which a prize ball is paid out by winning a game ball, as represented by a pachinko machine.In machineRelated.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as this type of gaming machine, for example, pachinko machines shown in FIGS. 16 and 17 are known. FIG. 16 is an explanatory front view of a conventional pachinko machine, and FIG. 17 is an explanatory diagram showing in block form an electrical configuration for paying out a prize ball in the pachinko machine shown in FIG.
When a game ball launched by operating an operation handle 501 provided in the pachinko machine 500 wins the first type starting port 502 or the ordinary electric accessory 503 with both wings open, a special symbol display 504 is displayed on the screen. A plurality of special symbols (for example, 0 to 9) are scroll-displayed in the vertical direction at the three horizontal directions. Then, after the predetermined time has elapsed, the scrolling at the three locations stops, and when the three stop symbols at that time are big hit symbols (for example, 777 as shown in FIG. 16), a big hit occurs, and the door-type opening / closing member 505 Is opened, and the special winning opening 506 is opened.
[0003]
As shown in FIG. 17, the pachinko machine 500 includes a main board 510 and a payout control board 520. A main CPU 510, a counter 512, a ROM 513, and a RAM 514 are mounted on the main board 510, and a sub CPU 521, a counter 522, a ROM 523, and a RAM 524 are mounted on the payout control board 520. The main CPU 511 mounted on the main board 510 performs main control of the game according to the computer program recorded in the ROM 513, and the sub CPU 521 mounted on the payout control board 520 pays out the winning ball according to the computer program recorded in the ROM 523. To control.
When a game ball wins a winning opening, a winning detection switch 509 is turned ON.
When the main CPU 511 detects the ON of the winning detection switch 509, the main CPU 511 stores the winning number "1" in the RAM 514, and instructs the payout control board 520 to pay out the winning ball via the line L1. The sub CPU 521 drives a prize ball payout motor 530, and the prize ball payout motor 530 pays out a prize ball. The paid-out prize ball is detected by a prize-ball payout sensor 531, and the detection signal is output to the main board 510 via the line L2, and is output to the payout control board 520 via the line L3.
[0004]
A counter 512 mounted on the main board 510 and a counter 522 mounted on the payout control board 520 count the number of prize balls paid out based on detection signals output from the prize ball payout sensor 531. For example, when the number of prize balls to be paid out is 15, the counters 512 and 522 respectively set “15” and subtract “1” from “15” every time a detection signal is input. Then, when the count value of the counter 512 reaches “0”, the main CPU 511 subtracts “1” from the number of winnings stored in the RAM 514. Instructs the payout of the next prize ball. Further, the sub CPU 521 stops the prize ball payout motor 530 when the count value of the counter 522 becomes “0”.
Here, if the count value of the counter 522 becomes “0” and the prize ball payout motor 530 stops, but the count value of the counter 512 is not “0” for some reason, the count value is not paid. The number is stored in the RAM 514. If the unpaid number exceeds a predetermined number (for example, 50), the prize ball payout motor 530 is stopped and the prize symbol ball 504 is displayed on the screen of the special symbol display 504, assuming that an abnormality has occurred in the prize ball payout. “Discharge abnormal” is displayed.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, it is presumed that there is a cause described below as a cause of occurrence of unpaid prize balls.
(1) Since the detection signal flowing in the line L2 is affected by noise and cracks so as to be able to be determined as an individual detection signal, the counter 512 erroneously counts one prize ball as a plurality. It was. (2) Since the detection signal flowing in the line L2 is affected by noise and finely broken in the waveform, the counter 512 cannot count. (3) Since the detection signal flowing in the line L3 is affected by noise and cracked so as to be able to be determined as an individual detection signal, the counter 522 mistakenly counted one prize ball as a plurality. It was. (4) Since the detection signal flowing in the line L3 is affected by noise and finely broken in the waveform, the counter 522 cannot count. (5) Due to manufacturing variations in the main board 510, for example, there are individual differences in the signal input detection level, so the main board 510 fails to detect an edge when the edge of the detection signal fetched from the line L2 is unstable. And could not be counted. (6) Due to manufacturing variations in the payout control board 520, for example, there are individual differences in the signal input detection level, so that the payout control board 520 detects the edge when the edge of the detection signal fetched from the line L3 is unstable. Failed to count.
That is, the cause can be broadly classified into two types: a cause caused by a change in detection signal due to noise entering the lines L2 and L3, and a cause caused by individual differences between the main board 510 and the payout control board 520. .
However, in the conventional pachinko machine 500, when the unpaid number exceeds a predetermined number, the prize ball payout motor 530 is merely stopped and a prize ball payout abnormality or the like is displayed. There is a problem that it cannot be distinguished whether the detection signal changes due to noise entering the lines L2 and L3 or due to individual differences between the main board 510 and the payout control board 520.
In addition, there is a problem that only a countermeasure for stopping the prize ball payout motor 530 can be taken as a countermeasure when the unpaid prize ball occurs.
[0006]
Therefore, the present invention makes it possible to distinguish whether the award ball payout state is abnormal due to noise entering the line or due to individual differences between the main board and the payout control board. An object of the present invention is to realize a gaming machine capable of taking measures without stopping the payout of prize balls when the prize ball payout state becomes abnormal.
[0007]
[Means, actions and effects for solving the problems]
  In order to achieve the above object, according to the first aspect of the present invention, in the first aspect of the present invention, a winning detection means for detecting a winning of a game ball and a prize when the winning of the gaming ball is detected by the winning detection means. A command transmission means for transmitting a prize ball payout command for instructing the payout of the ball, and the prize ball payout command transmitted from the command transmission means are received, and a prize corresponding to the number of prize balls indicated by the prize ball payout command is received. A prize ball payout means for paying out a ball; and a prize ball detection means for simultaneously outputting a detection signal to the command transmission means and the prize ball payout means when a prize ball paid out by the prize ball payout means is detected. And the command transmission means and the prize ball payout means count the number of prize balls paid out by the prize ball payout means when the detection signal output from the prize ball detection means is received. The command transmission means matches the number of prize balls indicated by the prize ball payout command transmitted to the prize ball payout means and the number of prize balls paid out by itself. Sometimes a counting end command is transmitted to the prize ball payout means, and the prize ball payout means includes the number of prize balls indicated by the prize ball payout command received from the command transmission means and the number of prize balls paid out by itself. Before the elapse of a time indicating the output interval of the detection signal output from the prize ball detecting means when the prize ball paying means continuously delivers prize balls. If it is determined that an end command has not been received from the command transmission meansTogether1 is added to a deceleration counter that determines the magnitude of the speed at which the prize ball is paid out, and the magnitude of deceleration of the speed at which the prize ball is dispensed is increased in accordance with the magnitude of the value of the deceleration counter. When the value of the deceleration counter reaches a predetermined value, a technical means that has a function of stopping payout of the prize ball is used.
[0008]
  The command transmission means and the prize ball payout means each have a function of counting the number of prize balls paid out by the prize ball payout means when receiving the detection signal output from the prize ball detection means. If there is, the command transmission means and the prize ball payout means end counting the number of prize balls paid out at the same timing, and the prize ball payout means receives the prize ball payout command received from the command transmission means. From the timing when it is determined that the number of balls and the number of prize balls paid out by the player match, the output interval of the detection signal output from the prize ball detection means when the prize ball dispensing means pays out the winning balls continuously. The count end command is received from the command transmission means before the indicated time elapses.
  Therefore, from the timing at which the prize ball paying means pays out the prize balls continuously from the timing when the prize ball paying means judges that the number of the prize balls and the number of prize balls paid by itself match, If the count end command is not received from the command transmission means before the time indicating the output interval of the output detection signal elapsesIfThe prize ball paying means counts the prize balls excessively due to the change of the detection signal due to the influence of noise or the individual difference between the command sending means and the prize ball paying means, or the command sending means makes the prize ball too small. The cause is thought to have been counted, but at this stage, it is not known which cause.
[0009]
  Therefore, the winning ball paying means continuously receives the winning ball from the timing at which the counting end command is received from the command transmitting means, and the winning ball paying means determines that the winning ball number and the number of winning balls counted by itself match. When it is determined that the signal has not been received before the time indicating the output interval of the detection signal output from the prize ball detection means when the payout has passedIfReduce the speed of paying out the prize balls. As a result, the speed of the game ball passing through the detection area of the prize ball detection means becomes slow, and the time during which the prize ball detection means detects the prize ball becomes long, so the edge of the detection signal is also stabilized accordingly. Even if there is a lack of edge detection of the detection signal due to individual differences of the command transmission means or the prize ball payout means, it can be covered.
  Therefore, by reducing the prize ball payout speed, the prize ball paying means sends the counting end command from the command sending means when the next prize ball is paid out, the number of prize balls and the number of prize balls dispensed by itself. Received from the timing when the winning ball is received before the time indicating the output interval of the detection signal output from the winning ball detecting means when the winning ball paying means continuously pays out the winning balls.IfIt can be concluded that the cause of the failure to receive the previous time or the reason for receiving the counting end command during the payout of the prize ball is due to individual differences in the command transmission means or the prize ball payout means. . In addition, it is possible to solve the prize ball payout abnormality by reducing the payout speed without stopping the prize ball payout.
[0014]
  In particular, when it is determined that the counting end command has not been received from the command transmitting means, or when it is determined that the counting end command has been received from the command transmitting means while paying out the prize ball, the winning ball is paid out. 1 is added to the deceleration counter that determines the magnitude of the speed at which the speed is to be decelerated, and the magnitude of deceleration of the speed at which the prize ball is dispensed is increased in accordance with the magnitude of the value of the deceleration counter.can do.
  Therefore, even if the edge of the detection signal output from the prize ball detection means is improved by reducing the prize ball payout speed and extending the prize ball detection time by the prize ball detection means, the command transmission means or If the prize ball payout means fails to detect the edge of the detection signal, the edge of the detection signal can be made more stable by further reducing the payout speed of the prize ball. The possibility that the transmission means or the prize ball payout means will fail to detect the edge of the detection signal can be reduced.
  Further, when the value of the deceleration counter reaches a predetermined value, the payout of prize balls can be stopped.
  That is, when the value of the deceleration counter has reached the predetermined value, it can be estimated that there is a steady cause for the payout of the prize ball. In such a case, the payout of the prize ball is stopped.
  Therefore, there is no possibility that the disadvantage will be extended to the player or the game store due to the continued abnormality of the prize ball payout.
[0016]
That is, it is determined that the counting end command has not been received from the command transmitting means for a predetermined period after the paying out of the winning balls corresponding to the number of winning balls indicated by the winning ball payout command received from the command transmitting means, or Determination that the counting end command indicating the end of the payout is received from the command transmitting means while paying out the winning balls corresponding to the number of winning balls indicated by the winning ball payout command received from the command transmitting means. It is possible to reduce the speed at which the prize balls are paid out when the number of performed times reaches a predetermined number.
Therefore, if the above-mentioned number of determinations has not reached the predetermined number, it is estimated that the award ball payout abnormality is due to the influence of a single noise, and if the above number of determinations reaches the predetermined number, Since the ball payout abnormality can be estimated to be caused by a steady state such as individual differences in command sending means or prize ball payout means, in the case of a single cause, the payout of prize balls The speed can be prevented from being reduced, and in the case of a steady cause, the cause can be solved by reducing the payout speed of the prize ball.
[0023]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of a gaming machine according to the present invention will be described with reference to the drawings. In each embodiment described below, the first type pachinko machine will be described as an example of the gaming machine according to the present invention.
[Overall main configuration]
First, the main configuration of the pachinko machine of this embodiment will be described with reference to FIG. FIG. 1 is a perspective explanatory view showing the appearance of the pachinko machine.
The pachinko machine 1 is provided with a front frame 2 that can be opened and closed, and a glass frame 4 is attached to the front frame 2 so as to be opened and closed. On the right side of the front frame 2, a key hole 3 is provided for inserting a key for opening and closing the glass frame 4. A game board 5 is provided inside the glass frame 4, and a firing handle 15 for operating a launching device (not shown) for launching a game ball to the game board 5 is provided below the right side of the front frame 2. It is pivotally mounted.
Below the glass frame 4, a prize ball / rental supply port 6a for supplying prize balls or rental balls is formed. The prize ball / rental supply port 6a has a prize ball / rental supply port 6a on the supply side. An upper tray 6 is provided for collecting prize balls and balls supplied from the ball rental supply port 6a. Below the upper tray 6, there is formed a discharge port 7 a that discharges prize balls that have flowed beyond the capacity of the upper tray 6 and game balls discharged from the upper tray 6 by operating the upper tray ball removal lever 6 b. Has been. On the discharge side of the discharge port 7a, a lower tray 7 is provided for storing game balls discharged from the discharge port 7a. A frame lamp 9 is provided above the game board 5, and an ashtray 7 b is provided on the left side of the lower tray 7.
[0024]
[Main configuration of game board 5]
Next, the main structure of the game board 5 is demonstrated with reference to the front explanatory drawing of FIG. 2 which shows it.
A center case 30 is provided in the approximate center of the game board 5. The center case 30 includes a winning symbol 31, a normal symbol display device 34 composed of three LEDs, and a normal symbol memory display LED 35 for displaying the number of times that the normal symbol display device 34 can be started by four LEDs. A special symbol display 32a that displays a plurality of special symbols, background images, and the like with liquid crystal is provided. A decorative windmill 46 decorated with LEDs is provided above both sides of the center case 30. A normal symbol operation right gate 25 for operating the normal symbol display device 34 is provided diagonally to the lower right of the right decorative windmill 46, and a normal symbol operation is also performed diagonally to the left of the left decorative windmill 46. A left gate 26 is provided. A windmill 24 is provided below each side of the center case 30, a right winning opening 12 is provided below the right windmill 24, and a left winning opening 13 is provided below the left windmill 24. Is provided. A right sleeve winning port 22 is provided to the right of the right winning port 12, and a left sleeve winning port 23 is provided to the left of the left winning port 13.
Below the center case 30, there is provided a first type starting port 27 having a function of starting the variation of the special symbol by the special symbol indicator 32a, and a normal symbol is provided below the first type starting port 27. An ordinary electric accessory 28 is provided that opens both wings when the stop symbol of the display device 34 becomes a winning symbol. The ordinary electric accessory 28 with both wings open has a function of starting the variation of the special symbol by the special symbol indicator 32a, like the first type starting port 27. The number of times that the special symbol display 32a can be started (hereinafter referred to as the special symbol start memory number) is displayed on the screen of the special symbol display 32a.
[0025]
Below the center case 30, there is provided a variable winning device 40 that operates when the determined symbols in the three display areas of the special symbol indicator 32a become jackpot symbols. A plate-like opening and closing member 43 that opens when the big hit occurs and opens the big winning opening 41 is attached to the variable winning device 40 so as to be openable and closable. A lower right prize opening 14 is provided on the right side of the variable prize winning device 40, and a lower left prize opening 44 is provided on the left side of the variable prize winning device 40.
Further, inside the variable winning device 40, a specific area having a function of continuously opening and closing the opening / closing member 43, and a specific area switch (indicated by reference numeral 42a in FIG. 6) for detecting a game ball passing through the specific area. ) Is provided.
The game board 5 is provided with rails 16 for guiding the launched game balls to the game area. On the upper part of the game board 5, there are corner decorations 11 for decorating the upper left and right corners with LEDs or the like. Side decorations 20 that are decorated with LEDs or the like are respectively provided on the left and right sides of the game board 5. Further, the game board 5 is provided with an out port 45 for collecting game balls that have not won a prize as out balls. A lot of nails (not shown) are driven into the game board 5, and the game balls fired on the game board 5 fall while fluctuating between the nails, and each winning opening and first type start A winning is made to the mouth 27, the normal symbol operating gates 25 and 26 are passed, or the mouth 27 is collected.
[0026]
[Main structure of back set]
Next, the main structure of the back set of the pachinko machine 1 will be described with reference to FIG.
A tank 66 is provided above the back set mechanism plate 90 of the pachinko machine body 93. The tank 66 stores game balls to be prize balls or rental balls, and receives supply of game balls from a ball supply path installed on an upper portion of an island (not shown). A tank rail 67 is attached to the lower part of the tank 66. The tank rail 67 is inclined slightly downward to the right, and a game ball guide rail 68 is connected to the right end thereof. That is, the game balls stored in the tank 66 roll on the tank rail 67 and are guided to the game ball guide rail 68. A prize ball unit 62 is provided below the game ball guide rail 68, and a ball rental unit 63 is provided below the prize ball unit 62. Inside the game ball guide rail 68, three rails are formed in the vertical direction (not shown). Two of the three rails are connected to the prize ball unit 62, and one is connected to the ball rental unit 63.
Inside the game ball guide rail 68, there are provided out-of-prize ball detection switches 64, 65 and a out-of-rent ball detection switch 61. The winning ball cut detection switches 64 and 65 and the rental ball running detection switch 61 detect a ball clogging or an abnormality in the flow of the ball due to dust or the like. In addition, each of the winning ball cut detection switches 64 and 65 and the rental ball cut detection switch 61 is provided with a push plate that can be tilted in the corresponding rail, and the push plate pushed by the game ball flowing down in the rail is provided. When returning to the position before being pushed, a switching operation is performed to detect a broken ball.
In addition, a full bowl 69 is provided at the lower part of the back set mechanism plate 90 to receive a prize ball that reaches the upper part of the discharge port 7a (FIG. 1) when the lower tray 7 is full of prize balls. The full pot 69 is provided with a full detection switch 72. The full detection switch 72 is provided with a push plate that can be tilted in the full bowl 69, and when the push plate is pushed by a prize ball accommodated in the full bowl 69, the full detection switch 72 performs a switching operation to detect fullness.
[0027]
(Structure of prize ball unit 62)
Here, the structure of the prize ball unit 62 will be described with reference to FIGS. 4 and 5. FIG.
4A is an explanatory view showing the internal structure of the prize ball unit 62, and FIG. 4B is an explanatory cross-sectional view taken along the line AA in FIG. 4A. FIG. 5 is an explanatory view showing a state in which the housing 62d is removed from the prize ball unit shown in FIG. FIG. 5 (A) is an explanatory view showing a state in which a prize ball is paid out from one of the two exits for paying out a prize ball. FIG. 5 (B) is a diagram showing a prize ball from the other exit. It is explanatory drawing which shows a mode that it pays out.
The prize ball unit 62 is provided with a housing 62d, and the housing 62d is provided with a collecting rod 62e for collecting and arranging the prize balls P to be paid out. The collecting rod 62e communicates with the two rails. The housing 62d is provided with a prize ball payout motor 62c, and a delivery member 62g for delivering the prize balls P arranged in the collecting rod 62e downward is attached to the tip of the motor shaft 62f. Yes.
The delivery member 62g is formed in a worm gear shape. When the prize ball payout motor 62c rotates, the delivery member 62g rotates and the prize ball P is delivered downward. As shown in FIG. 5 (A), one prize ball P is delivered per half rotation of the delivery member 62g, and as shown in FIG. Sent out. That is, two prize balls are paid out per one rotation of the feeding member 62g. The prize ball P paid out from the prize ball unit 62 is discharged to the upper tray 6 (FIG. 1).
[0028]
A prize ball payout sensor 62a for detecting a prize ball sent out by the delivery member 62g is provided on the right side of the delivery member 62g, and a prize for detecting a prize ball delivered by the delivery member 62g is provided on the left side of the delivery member 62g. A ball payout sensor 62b is provided.
The prize ball sent out when the delivery member 62g is half-rotated is detected by one prize ball payout sensor, and the prize ball sent out when the other half-turn is rotated is detected by the other prize ball payout sensor. . That is, the prize balls sent out by the delivery member 62g are alternately detected by the prize ball payout sensors 62a and 62b.
Further, as shown in FIG. 7, the prize ball payout sensors 62a and 62b are electrically connected to the main board 100 and the payout control board 200, respectively.
That is, the winning ball payout sensor signals output from the winning ball payout sensors 62a and 62b are taken into the main board 100 and the payout control board 200, respectively.
[0029]
[Electric configuration of pachinko machine 1]
Next, the main electrical configuration of the pachinko machine 1 will be described with reference to FIG.
The pachinko machine 1 is provided with a main board 100, and a microprocessor 110 is mounted on the main board 100. The microprocessor 110 has a main CPU 112 that executes main control of the game such as determination of whether or not a big win, determination of a winning, counting of the number of winnings to the big winning opening 41, control of a round in the big winning game, and a payout The payout counter 113 for counting the number of prize balls received, the ROM 114 in which a computer program for the main CPU 112 to execute various controls and the like, the count value of the payout counter 113, and the game ball are the first type start port 27 A RAM 116 for temporarily storing various data generated during a game such as a detection result of passing the game, winnings, and the like, a computer program read from the ROM 114, and the like are mounted.
The following is electrically connected to the main board 100. A first-type start port switch 27a for detecting that a game ball has won the first-type start port 27 or an ordinary electric accessory 28 having both wings open, a special symbol control device 32, and a lamp control device for controlling LEDs and lamps. 300, a power supply board 74, a payout control board 200 for controlling the payout of a winning ball, a voice control device 79 for controlling sound effects during the game, game board information relating to winnings, reach patterns, occurrence of jackpots, jackpot symbols, etc. These are a game frame information terminal board 52, a board surface relay board 51, and a game frame relay board 53 for transmission to a computer (not shown) provided in a pachinko hall management room or the like.
[0030]
The payout control board 200 is equipped with a microprocessor 210 that operates by inputting a control command sent from the main board 100. The microprocessor 210 includes a sub CPU 212 that controls the payout of prize balls, and the like. A payout counter 213 for counting the number of prize balls received, a ROM 214 in which various control programs for the sub CPU 212 to execute control such as payout of prize balls are recorded, a count value of the payout counter 213, and various controls by the sub CPU 212. A control program read from the ROM 214 when executing the program and a RAM 216 for temporarily storing various data such as the number of winnings and the number of winning balls generated during the game are mounted.
The payout control board 200 is electrically connected to a power supply board 74, a launch motor drive board 15c for driving the launch motor 15e, a game frame information terminal board 52, and a payout relay board 55. A launch switch 15d for outputting a drive signal from the launch motor drive substrate 15c to the launch motor 15e is connected to the launch motor drive substrate 15c.
The game frame relay board 53 is electrically connected to a full detection switch 72, winning ball break detection switches 64 and 65 and a sensor relay board 54. The sensor relay board 54 is electrically connected to the prize ball payout sensors 62 a and 62 b and the payout relay board 55 provided in the prize ball unit 62. The payout relay board 55 is electrically connected with a lent out detection switch 61, a prize ball payout motor 62c, and a renting unit 63.
[0031]
The board relay board 51 includes a normal electric accessory solenoid 28a for driving the normal electric accessory 28, a normal symbol display device 34, a right gate switch 25a for detecting a game ball that has passed through the normal symbol operating right gate 25, and a normal symbol operation. A left gate switch 26a that detects a game ball that has passed through the left gate 26, a big winning port switch 41a that detects a gaming ball that has won a prize winning port 41, and a right sleeve winning that detects a gaming ball that has won a right sleeve winning port 22 Mouth switch 22a, left sleeve winning port switch 23a for detecting a game ball won in the left sleeve winning port 23, right winning port switch 12a for detecting a game ball won in the right winning port 12, and a game winning in the left winning port 13 A left winning port switch 13a for detecting a ball, a right lower winning port switch 14a for detecting a gaming ball winning in a lower right winning port 14, and a gaming ball winning in a lower left winning port 44 are detected. Lower left winning opening switch 44a to a top winning opening switch 31a and winning opening relay board 50 for detecting the game balls won on the top winning opening 31.
A special area switch 42 a, a specific area solenoid 42 b that drives a member that changes the specific area, and a special prize opening solenoid 41 b that drives the opening / closing member 43 are electrically connected to the special prize opening relay board 50. The power supply board 74 is electrically connected to the CR connection board 56, and the CR connection board 56 includes a frequency display board for displaying the remaining frequency of the prepaid card, a device for reading the prepaid card, and the like. The portion 71 is electrically connected. The power supply board 74 is supplied with power from the main power supply 70 of AC 24 V (50 Hz / 60 Hz), and supplies necessary power to each board and apparatus.
[0032]
[Prize ball payout motor drive circuit]
Next, the prize ball payout motor drive circuit will be described with reference to FIG.
FIG. 7 is an explanatory diagram showing, in block form, a winning ball payout motor drive circuit and its peripheral connection relationship.
In this embodiment, a four-phase stepping motor having A-phase to D-phase is used as the prize ball payout motor.
The winning ball payout motor drive circuit 80 includes a CPU 81, a RAM 82, a ROM 83, a pulse generation circuit 84, and a drive circuit 85. The CPU 81 is electrically connected to the main board 100 and the payout control board 200, and the drive circuit 85 is electrically connected to the prize ball payout motor 62c. The drive circuit 85 is electrically connected to the pulse generation circuit 84, and the pulse generation circuit 84 is electrically connected to the CPU 81. The prize ball payout motor 62c is supplied with drive power from a direct current 32V power supply 74a.
The CPU 81 receives a command transmitted from the main board 100 via the line L1, analyzes the received command, determines the drive pulse period based on the analysis result, and generates the determined period as a pulse. Instruct the circuit 84. The pulse generation circuit 84 generates a drive pulse signal having an instructed period and outputs it to the drive circuit 85. The drive circuit 85 sequentially applies the input drive pulse signal to the A-phase to D-phase of the prize ball payout motor 62c. As a result, the A-phase to D-phase of the prize ball payout motor 62c are sequentially excited and rotate at a rotation speed corresponding to the cycle of the drive pulse signal.
The winning balls paid out by the winning ball payout motor 62c are detected by the winning ball payout sensor 62a or the winning ball payout sensor 62b. To the main board 100 and to the payout control board 200 via the line L3.
[0033]
[Period of drive pulse signal]
Next, the period of the drive pulse signal will be described with reference to FIG.
FIG. 8 is an explanatory diagram of drive pulses generated when the pulse generation circuit 84 shown in FIG. 7 controls the rotational speed of the prize ball payout motor 62c to V1 to V3.
The drive pulse generated in the pulse generation circuit 84 differs according to the rotational speed of the prize ball payout motor 62c. The normal rotation speed is V1 and the period is T.
Further, the rotational speed when the prize ball payout becomes abnormal is V2, and the cycle is 1.5T.
In other words, the prize ball by the prize ball dispensing sensors 62a and 62b is reduced by reducing the rotational speed of the prize ball dispensing motor 62c (FIG. 4) when the prize ball dispensing becomes abnormal to 1 / 1.5 of the normal time. Increase detection accuracy. V1 is a rotational speed at which 15 prize balls are paid out in 2 seconds, for example, and V2 is a rotational speed at which 15 prize balls are paid out in 3 seconds.
[0034]
[Composition of winning table]
Next, the configuration of the winning table will be described with reference to FIG.
The winning table Ta1 has a total of 15 rewritable winning number storage areas M1 having addresses 01H to 0FH (hexadecimal) corresponding to the number of winning balls 1 to 15. For example, when the main CPU 112 detects ON of the big winning opening switch 41a (FIG. 6), the winning number “1” is stored in the winning number storage area M1 of the address 0FH with the number 15 of winning balls. The number of winnings is incremented every time there is a winning. For example, in the example shown in FIG. 14, the winning number storage area M1 at address 0FH is “00001001” (binary number), so the number of winnings is “9”. When the count value of the payout counter 113 changes from “15” to “0”, “1” is subtracted from the winning number storage area M1 of the address 0FH, and the winning number storage area M1 becomes “0000100”. The winning table Ta1 is read from the ROM 114 to the RAM 116 when power is supplied to the main board 100 and the main CPU 112 becomes operable.
[0035]
[Count value and number of outstanding payments]
Next, the count value of the payout counter 113 and the unpaid number of prize balls will be described with reference to FIG. FIG. 15 is an explanatory diagram showing an example of the relationship between the count value and the number of unpaid prize balls.
For example, when counting the number of 15 winning balls, the payout counter 113 subtracts “1” from “15” each time an edge of a detection signal transmitted from the winning ball payout sensors 62a and 62b is detected. . Here, for example, the sixth prize ball is paid out by the prize ball payout motor 62c, and the detection signal transmitted from the prize ball payout sensor that detects the prize ball to the main board 100 changes due to the influence of noise. Therefore, it is assumed that the payout counter 113 cannot detect the edge of the detection signal. In this case, as shown in FIG. 15, the count value of the payout counter 113 is in a state in which the sixth count has failed and it has been skipped by one, so when the number of payout balls reaches 15 The count value stays at “1” and stops.
[0036]
[Main game flow]
Next, the main flow of the game will be described with reference to FIGS.
FIG. 9 is a flowchart showing the flow of the first type start port process executed by the main CPU 112. FIG. 10 is a flowchart showing the flow of special symbol control executed by the main CPU 112. FIG. 11 is a flowchart showing the flow of a payout control command transmission process executed by the main CPU 112. FIG. 12 is a flowchart showing a flow of payout control command reception processing executed by the sub CPU 212. FIG. 13 is a flowchart showing a flow of payout control executed by the sub CPU 212.
[0037]
(Type 1 start port processing)
The main CPU 112 determines whether or not the first type start port switch 27a (FIG. 6) is turned on (step (hereinafter abbreviated as S) 10 in FIG. 9), and if it is determined that it is turned on (S10: Yes), It is determined whether or not the special symbol start memory number U1 is less than “4” (S12). Here, if it is determined that it is less than “4” (S12: Yes), “1” is added to the special symbol start storage number U1 (S14), and one count value counted by the jackpot counter is acquired (S16). The acquired count value is temporarily stored in the RAM 116 (S18).
The big hit counter is a counter that counts a number for determining whether a big hit or a loss, for example, a total of 256 from 0 to 255. The first type start port process is executed by a computer program stored in the ROM 114.
[0038]
(Special design control)
The main CPU 112 determines whether or not a control command for controlling the special symbol control device 32 is output to the special symbol control device 32, that is, whether or not the special symbol is changing (S20 in FIG. 10). If it is determined that it is not changing (S20: No), it is determined whether or not the special symbol start storage number U1 is “1” or more (S22).
If it is determined that the special symbol start memory number U1 is “1” or more (S22: Yes), “1” is subtracted from the special symbol start memory number U1 (S24). Subsequently, the main CPU 112 reads the count value temporarily stored in the RAM 116 in S18 (FIG. 9) of the first type start port process (S26). Subsequently, the main CPU 112 determines whether or not a probability variation flag indicating that probability variation is set is set (whether the probability variation flag = 1 or 0) (S28). Probability refers to a change to a gaming state in which the probability that a big hit will occur is set to a high probability.
[0039]
When the probability variation flag is set (S28: Yes), the big hit value set at the time of high probability in the big hit value table is referred to (S30), and the big hit value that is the same as the count value read in S26 is obtained. Based on whether it is set or not, it is determined whether or not it is a big hit (S32). For example, if the count value read in S26 is any one of the five values “7”, “17”, “77”, “177”, and “277”, it is determined that it is a big hit (S32: Yes) ).
If the probability variation flag is not set (S28: No), the jackpot value set at the normal probability in the jackpot value table is referred to (S34), and the same jackpot value as the count value read in S26 is set. It is determined whether or not it is a big hit based on whether or not it is made (S32). For example, when the count value read in S26 is “7”, it is determined as a big hit (S32: Yes).
[0040]
Subsequently, when the main CPU 112 determines that it is a big hit (S32: Yes), it sets a big hit flag indicating the occurrence of the big hit (S36), and selects the big hit symbol with reference to the big hit symbol table (S38). Subsequently, the main CPU 112 determines whether or not the selected jackpot symbol is a probability variation symbol (S40). Here, if it is a probability variation symbol (S40: Yes), a probability variation flag is set (S42).
If the main CPU 112 determines that the game is not a big hit (S32: No), the main CPU 112 selects a lost symbol with reference to the lost symbol table (S44).
The jackpot symbol table is configured by associating a plurality of random numbers, for example, “0” to “9” with a plurality of jackpot symbols, for example, “000” to “999”, and the random number selected by the main CPU 112. The jackpot symbol associated with is selected. The lose symbol table is also configured by associating a plurality of random numbers, for example, “0” to “9” with a plurality of lose symbols, for example, “0” to “9”, and the random number selected by the main CPU 112. Select the lost symbol associated with. Furthermore, the probable change symbol means a big win symbol that promises that the next game after the big hit game has been changed to be probable, for example, an odd big hit among the big hit symbols from “000” to “999”. The symbol is set as the probability variation symbol.
[0041]
Subsequently, the main CPU 112 refers to the variation pattern determination table and selects a variation pattern of a special symbol (S46). The variation pattern determination table is configured by associating a plurality of random numbers and variation patterns, for example, and selects a variation pattern associated with the random number selected by the main CPU 112. As the variation pattern, when the same special symbol is confirmed and displayed at two locations among the special symbols that are confirmed and displayed at three locations on the special symbol display 32a, the same special symbol is displayed at the remaining one location, A so-called reach pattern, a normal stop pattern other than the reach pattern, or the like, which performs an effect that motivates the player as to whether or not to become, is set.
Subsequently, the main CPU 112 transmits a variation start command for instructing the start of variation display of the special symbol to the special symbol control device 32 (S48), and measures the variation time indicating the time from the variation start of the special symbol to the variation stop. Start (S50).
Then, when the measurement time is up (S52: Yes), the main CPU 112 transmits a fluctuation stop command for instructing the special symbol to be changed to the special symbol control device 32 (S54), and resets the measurement time (S56).
The special symbol control is executed by a computer program stored in the ROM 114.
[0042]
(Discharge control command transmission process)
First, as an initial setting, the main CPU 112 sets the error between the count value of the payout counter 113 and the number of times the prize ball payout sensor is turned ON to “0” (S60 in FIG. 11). Subsequently, it is determined whether or not the number of winnings is stored in the winning table Ta1 (FIG. 14) (S62). If it is stored (S62: Yes), the number of winnings is stored in the storage area where the number of winnings is stored. A prize ball command indicating an instruction to pay out the corresponding prize ball number is transmitted to the sub CPU 212 of the payout control board 200 (S64).
Subsequently, a timer for measuring the reception interval of the detection signal transmitted from the prize ball payout sensor is set (S68). That is, if a detection signal is not transmitted even after a predetermined time elapses from the prize ball payout sensor, a timer for determining that an abnormality has occurred in the prize ball payout is set.
Subsequently, it is determined whether or not the measurement time of the timer set in S68 has expired (S70). If the time has not expired (S70: No), the detection transmitted from the winning ball payout sensors 62a and 62b is detected. It is determined whether or not a signal has been received, that is, whether or not a prize ball has been paid out (S72).
[0043]
If it is determined that the prize ball has been paid out (S72: Yes), "1" is subtracted from the count value set in S66 (S74), and the timer set in S68 is reset (S76). Subsequently, it is determined whether or not the count value is “0” (S78). If it is not “0” (S78: No), the process returns to S68, the timer is set again (S68), and the prize ball Is paid out (S70, S72). Then, S70 to S76 are repeated, and if it is determined that the count value has become “0” (S78: Yes), a count end command indicating that the count has ended is transmitted to the sub CPU 212 of the payout control board 200 (S80).
If it is determined in S70 that the time is up (S70: Yes), the timer is reset (S82) and an error is detected (S84). For example, as shown in FIG. 15, if the payout counter 113 fails to count the sixth prize ball, the count value remains “1” when the number of prize balls to be paid out becomes 15. Therefore, the error “1” is detected. This error “1” is stored in the RAM 116.
[0044]
Subsequently, the total of errors detected so far and stored in the RAM 116 is calculated (S86), and it is determined whether the total is 50 or more (S88). If it is determined that the number is 50 or more (S88: Yes), a prize ball abnormality is notified (S90). For example, a message such as “abnormal prize ball” is displayed on the screen of the special symbol display 32a, or a prize ball abnormality notification LED provided at a predetermined location of the pachinko machine 1 is lit or blinked. In addition, a signal for notifying the prize ball abnormality is transmitted from the game frame information terminal board 52 to a hall computer provided in a pachinko hall management room or the like, and a “prize ball abnormality” or the like is displayed on the monitor screen of the hall computer. Message is displayed. At this time, it is possible to easily know which pachinko machine has a prize ball abnormality by displaying the number of the pachinko machine 1 where the prize ball abnormality has occurred and the message in association with each other.
If the total error is less than 50 (S88: No), the process returns to S62, and if the number of winnings is stored in the winning table Ta1 (S62: Yes), S64 to S88 described above are executed.
As described above, in the payout control command transmission process, the count end command is transmitted to the sub CPU 212 only when the count value of the payout counter 113 becomes “0”.
The payout control command transmission process is executed by a computer program stored in the ROM 114.
[0045]
(Receipt control command reception processing)
Upon receiving the control command transmitted from the main CPU 112 (S100 in FIG. 12), the sub CPU 212 determines whether or not the received control command is a prize ball command (S102). (S102: Yes), a payout start flag indicating that a prize ball payout instruction has been received from the main CPU 112 is set (S104), and a count end flag indicating that a count end command has been received from the main CPU 112 is reset (S106). ). Subsequently, it is determined whether or not the control command received in S100 is a count end command (S108). If it is a count end command (S108: Yes), a count end flag is set (S110), and a payout start is started. The flag is reset (S112).
The payout control command reception process is executed by a computer program stored in the ROM 214.
[0046]
(Discharge control)
The sub CPU 212 determines whether or not the payout start flag is set in S104 of the payout control command reception process (FIG. 12) (S120 in FIG. 13), and determines that it is set (S120: Yes), the payout The number of prize balls indicated by the prize ball command received in S100 of the control command reception process is set as the count value of the payout counter 213 (S122). Subsequently, based on whether or not a drive signal is output to the drive circuit that drives the prize ball payout motor 62c, it is determined whether or not a predetermined number of prize balls are being paid out (S124). If it is determined that it is not (S124: No), a drive signal is output to the drive circuit, and the winning ball payout motor 62c is driven (S128).
[0047]
Subsequently, a timer for measuring the interval at which the prize ball payout sensors 62a and 62b are turned on is reset (S130), and the timer is set (S132). Subsequently, it is determined whether or not the time measured by the timer has expired (S134). If the timer has not expired (S134: No), it is determined whether or not the prize ball payout sensor has been turned on (S136). ). Here, if it is determined that it is ON (S136: Yes), “1” is subtracted from the count value of the payout counter 213 (S138), and the timer is reset (S140). Subsequently, it is determined whether or not the count value has become “0” (S142). If it is not “0” (S142: No), the timer is set again (S132), and S134 to S142 are executed. To do.
If it is determined that the time is up (S134: Yes), the process skips to S154, and “1” is added to the deceleration counter that determines the magnitude of the speed reduction of the prize ball payout motor 62c. In this embodiment, when the deceleration counter is “1”, the rotational speed V1 of the prize ball payout motor 62c is set to V2 by increasing the cycle T of the drive pulse for driving the prize ball payout motor 62c to 1.5T. Decelerate (FIG. 8).
[0048]
Subsequently, it is determined whether or not the deceleration counter is equal to or greater than “3” (S156). If not (S156: No), the winning ball payout motor 62c is driven at the rotational speed V2 (S128). . As a result, the payout speed of the prize ball by the prize ball payout motor 62c is slowed down, so that the time required for the prize ball to pass through the prize ball payout sensors 62a and 62b is lengthened, and the prize balls are output from the prize ball payout sensors 62a and 62b. The detected signal becomes stable. Therefore, the probability that the payout counters 113 and 213 fail to detect the edge of the detection signal can be reduced.
If it is determined that the time is up again (S134: Yes), “1” is further added to the deceleration counter (S154), and the cycle of the drive pulse output to the prize ball payout motor 62c is extended to 2T. Thus, the rotation speed is reduced to V3 (FIG. 8). As a result, the payout speed of the prize ball by the prize ball payout motor 62c is further slowed down, so that the time for the prize ball to pass through the prize ball payout sensors 62a and 62b is further increased. The detection signal output from 62b is further stabilized. Therefore, the probability that the payout counters 113 and 213 fail to detect the edge of the detection signal can be further reduced.
[0049]
When the count value of the payout counter 213 becomes “0” (S142: Yes), the driving of the prize ball payout motor 62c is stopped (S144), and from the stop until the count end flag is transmitted from the main CPU 112. A timer for measuring time is set (S146).
Subsequently, in S110 of the payout control command reception process (FIG. 12), it is determined whether the count end flag is set (S148). If it is determined that it is not set (S148: No), the timer set in S146 is determined. It is determined whether or not the measurement time has expired (S150). If it is determined that the time is up (S150: Yes), “1” is added to the deceleration counter (S152).
[0050]
That is, the payout counter 113 and the payout counter 213 both count out the prize balls that have been paid out based on the detection signals output from the same prize ball payout sensors 62a and 62b. Although the detection signal input to the payout counter 113 is finely broken due to the influence of noise or the like, the payout counter 113 fails to count or the detection signal input to the payout counter 213 is not detected. Waveform breaks large enough to allow individual counting, and the payout counter 213 may count excessively. In addition, due to individual differences such as the input detection level of the main board 100 or the payout control board 200, the counting accuracy of the payout counters 113 and 213 is slightly different, and edge detection of the detection signal may fail.
When such a symptom occurs, the timing at which the counting of the payout counter 113 ends is delayed from the timing at which the payout counter 213 ends counting.
[0051]
Therefore, when such a symptom occurs, it is not possible to determine whether the cause is due to noise or due to individual differences of the prize ball sensors, but first, the rotational speed of the prize ball payout motor 62c is reduced. By slowing down the winning ball payout speed, the time for which the winning ball is detected by the winning ball payout sensor is lengthened, thereby stabilizing the detection signal, and the payout counter can easily detect the edge of the detection signal. To produce. Thus, if the above symptoms are improved, it can be estimated that the cause is due to individual differences of the prize ball payout sensors. In addition, if it is the cause, if the state in which the rotational speed of the prize ball payout motor is decelerated is continued, the above-described symptom does not occur, so that the accurate prize ball can be paid out.
Therefore, it is possible to eliminate the possibility that the player suffers a disadvantage due to a shortage of prize balls due to overlapping counting of prize balls, or that the pachinko hall suffers a disadvantage due to excessive prize balls due to counting down of the prize balls.
If the above symptom is not improved, the deceleration counter becomes “3” or more (S156: Yes), and the prize ball payout motor 62c stops (S158), so that the disadvantage suffered by the player and the pachinko hall is increased. Can be blocked.
[0052]
In this embodiment, if the winning ball detection interval by the winning ball payout sensors 62a and 62b is 70 ms, when the payout counter fails to count, a blank time of 70 ms occurs in the counting interval. Therefore, when the counting end command is not transmitted from the main CPU 112 even after 70 ms have elapsed from the timing when the payout counter 213 finishes counting, the payout counter 113 counts at least one prize ball. It will be a failure. For this reason, 70 ms may be set in the timer set in S146.
The above payout control is executed by a computer program stored in the ROM 214.
[0053]
[Effect of the embodiment]
(1) As described above, when the pachinko machine 1 according to the first embodiment is used, the payout counter 113 of the main board 100 and the payout counter 213 of the payout control board 200 are output from the prize ball payout sensors 62a and 62b. When counting the number of prize balls that have been paid out based on the detected signal, the counting from the main board 100 is completed even if a predetermined time has elapsed after the payout control board 200 finishes the prize ball payout control. Is not transmitted, or when a symptom such as receiving a count end command from the main board 100 while the payout control board 200 is performing payout control of the prize ball occurs. By reducing the rotation speed of the ball payout motor 62c, the payout speed of the prize ball can be reduced.
Therefore, if the above symptoms are improved by slowing down the prize ball payout speed, it can be estimated that the cause is due to individual differences in the characteristics of the prize ball payout sensors 62a and 62b. Further, if it is the cause, if the state in which the rotational speed of the prize ball payout motor 62c is decelerated is continued, the above-mentioned symptom does not occur, so that the correct prize ball can be paid out.
That is, it is possible to eliminate the possibility that the player suffers a disadvantage due to a shortage of prize balls due to overlapping counting of prize balls, or that the pachinko hall suffers a disadvantage due to excessive prize balls due to counting down of the prize balls.
Further, when the above symptoms are not improved, the prize ball payout motor 62c can be stopped, so that the disadvantages experienced by the player and the pachinko hall can be prevented.
[0054]
(2) In particular, when the symptom still occurs even when the speed at which the prize ball is dispensed is reduced, the speed at which the prize ball is dispensed can be further reduced.
Accordingly, since the detection signals output from the prize ball payout sensors 62a and 62b can be made more stable, the probability that the main board 100 or the payout control board 200 fails to detect the edge of the detection signal is further reduced. can do.
(3) When the rotational speed of the prize ball payout motor 62c is decelerated over three stages, the prize ball payout can be stopped.
That is, the fact that the above symptoms are not improved even if the rotational speed of the prize ball payout motor 62c is decelerated over two stages can be estimated that there is a steady cause for the prize ball payout. In such a case, the payout of prize balls is stopped.
Therefore, there is no possibility that the disadvantage will be extended to the player or the game store due to the continued abnormality of the prize ball payout.
[0055]
<Other embodiments>
(1) Even when a predetermined time elapses after the payout control board 200 finishes the payout control of the prize ball, when the time when the count end command indicating that the count is finished is not transmitted from the main board 100 is long, The rotation speed of the prize ball payout motor 62c can be stopped without decelerating, and a prize ball payout abnormality can be notified. That is, when the count end command is not transmitted, the line connecting the main board 100 and the payout control board 200 is disconnected, or the connection point between the line and each board is poorly connected. In such a case, the problem cannot be solved even if the rotational speed of the prize ball payout motor 62c is reduced. Therefore, the prize ball payout motor 62c is stopped to notify the prize ball payout abnormality.
For example, two types of the first time (for example, 70 ms) and the second time (for example, 500 ms) are set as the time set in the timer in S146 of the payout control (FIG. 13), and the first time has elapsed. If it is determined that the count end flag has been set before the measurement of the second time is started, “1” is added to the deceleration counter, and the count end flag is set even if the second time has elapsed. When it is determined that is not set, the prize ball payout motor 62c is stopped.
[0056]
(2) In the above embodiment, the case has been described in which when the symptom occurs, the rotational speed of the prize ball payout motor 62c is immediately decelerated. When the numerical value reaches a predetermined value, the rotational speed can be reduced.
(3) If the symptom is improved by decelerating the rotational speed of the prize ball payout motor 62c, then if the symptom does not occur for a predetermined period, the rotational speed before the deceleration can be restored. (Return means). In addition, when the symptom occurs after the return, the rotational speed can be reduced again.
(4) Display means for displaying the number of times the rotational speed of the prize ball payout motor 62c has been decelerated, or the actual rotational speed may be provided. For example, it can be displayed on the screen of the special symbol display 32a, or can be displayed by turning on or blinking a number of LEDs corresponding to the number of times or the rotation speed. These displays can also be performed on a monitor screen of a hall computer provided in a pachinko hall management room or the like.
[0057]
[Correspondence between each claim and embodiment]
  The first type start port switch 27a and various winning port switches correspond to the winning detection means according to claim 1, and the main board 100 corresponds to the command transmission means. The payout control board 200 and the prize ball payout motor 62c correspond to the prize ball payout means, and the prize ball payout sensors 62a and 62b correspond to the prize ball detection means.
  And S of payout control (FIG. 13) which sub CPU212 performs120~ S152 isCorresponding to the function of claim 1.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory perspective view showing an appearance of a pachinko machine according to an embodiment of the present invention.
2 is an explanatory diagram showing a main configuration of a game board 5 provided in the pachinko machine 1 shown in FIG.
3 is an explanatory view showing a main structure of a back set provided in the pachinko machine 1 shown in FIG. 1. FIG.
4A is an explanatory diagram showing the internal structure of the prize ball unit 62, and FIG. 4B is a cross-sectional explanatory diagram taken along the line AA in FIG. 4A.
FIG. 5 is an explanatory view showing a state where a housing 62d is removed from the prize ball unit shown in FIG. 4; FIG. 5 (A) is an explanatory view showing a state in which a prize ball is paid out from one of the two exits for paying out a prize ball. FIG. 5 (B) is a diagram showing a prize ball from the other exit. It is explanatory drawing which shows a mode that it pays out.
FIG. 6 is an explanatory diagram showing in block form the electrical configuration of the pachinko machine 1 shown in FIG. 1;
FIG. 7 is an explanatory diagram showing, in block form, a winning ball payout motor drive circuit and its peripheral connection relationship.
FIG. 8 is an explanatory diagram of drive pulses generated when the pulse generation circuit 84 shown in FIG. 7 controls the rotation speed of the prize ball payout motor 62c to V1 to V3.
FIG. 9 is a flowchart showing a flow of a first type start port process executed by the main CPU 112;
FIG. 10 is a flowchart showing a flow of special symbol control executed by the main CPU 112;
FIG. 11 is a flowchart showing a flow of payout control command transmission processing executed by the main CPU 112;
12 is a flowchart showing a flow of payout control command reception processing executed by a sub CPU 212. FIG.
FIG. 13 is a flowchart showing a flow of payout control executed by a sub CPU 212;
FIG. 14 is an explanatory diagram showing a configuration of a winning table.
FIG. 15 is an explanatory diagram showing an example of the relationship between the count value and the number of unpaid prize balls.
FIG. 16 is a front explanatory view of a conventional pachinko machine.
FIG. 17 is an explanatory diagram showing in block form an electrical configuration for paying out a prize ball in the pachinko machine shown in FIG. 16;
[Explanation of symbols]
1 Pachinko machine (game machine)
62a, 62b Prize ball payout sensor (prize ball detection means)
62c Prize ball dispensing motor (prize ball dispensing means)
100 Main board (command transmission means)
200 payout control board (prize ball payout means)

Claims (1)

遊技球の入賞を検出する入賞検出手段と、
この入賞検出手段により、前記遊技球の入賞が検出された場合に賞球の払出しを指示する賞球払出コマンドを送信するコマンド送信手段と、
このコマンド送信手段から送信された前記賞球払出コマンドを受信し、その賞球払出コマンドにより示される賞球数に対応する賞球を払出す賞球払出手段と、
この賞球払出手段により払出された賞球を検出したときに検出信号を前記コマンド送信手段および賞球払出手段へ同時に出力する賞球検出手段とを備えており、
前記コマンド送信手段および前記賞球払出手段は、前記賞球検出手段から出力された前記検出信号を受信したときに、前記賞球払出手段により払出された賞球の払出数を計数する機能をそれぞれ有する遊技機であって、
前記コマンド送信手段は、
前記賞球払出手段へ送信した賞球払出コマンドにより示される賞球数と、自身が計数した賞球の払出数とが一致したときに計数終了コマンドを前記賞球払出手段へ送信し、
前記賞球払出手段は、
前記コマンド送信手段から受信した賞球払出コマンドにより示される賞球数と自身が計数した賞球の払出数とが一致すると判定したタイミングから、前記賞球払出手段が賞球を連続して払出したときに前記賞球検出手段から出力される前記検出信号の出力間隔を示す時間が経過する前に、前記計数終了コマンドを前記コマンド送信手段から受信しなかったと判定した場合に、賞球を払出す速度を減速する大きさを決定する減速カウンタに1を加算し、前記減速カウンタの値の大きさに対応して前記賞球を払出す速度の減速の大きさを大きくし、前記減速カウンタの値が所定値に達した場合は、前記賞球の払出しを停止する機能を備えたことを特徴とする遊技機。
A winning detection means for detecting a winning of a game ball;
Command sending means for sending a winning ball payout command for instructing paying out a winning ball when winning of the game ball is detected by the winning detection means;
A prize ball payout means for receiving the prize ball payout command transmitted from the command transmission means and paying out a prize ball corresponding to the number of prize balls indicated by the prize ball payout command;
A prize ball detecting means for simultaneously outputting a detection signal to the command transmitting means and the prize ball paying means when a prize ball paid out by the prize ball paying means is detected;
The command transmission means and the prize ball payout means each have a function of counting the number of prize balls paid out by the prize ball payout means when receiving the detection signal output from the prize ball detection means. A gaming machine having
The command transmission means includes
When the prize ball number indicated by the prize ball payout command transmitted to the prize ball payout means matches the prize ball payout number counted by itself, a counting end command is sent to the prize ball payout means,
The prize ball payout means is:
From the timing when it is determined that the number of prize balls indicated by the prize ball payout command received from the command transmission means matches the number of prize balls paid by itself, the prize ball payout means has continuously paid out the prize balls. payment before the time showing the output interval of the detection signal outputted from the prize ball detection means has elapsed, the counting end command to the case where it is determined that has not been received from the command transmitting unit, the winning balls when 1 is added to the deceleration counter that determines the magnitude of the speed to decelerate, the magnitude of deceleration of the speed at which the prize ball is dispensed is increased in accordance with the magnitude of the value of the deceleration counter, A gaming machine having a function of stopping payout of the prize ball when the value reaches a predetermined value.
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