JP3944897B2 - インクカートリッジの製造装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録装置用のヘッドにインクを供給するためのインクカートリッジの製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
インクジェット式記録装置は、一般にキャリッジ上に搭載されて記録用紙の幅方向に移動する記録ヘッドと、この記録ヘッドの移動方向と直交する方向に記録用紙を相対的に移動させる紙送り手段とを備えている。
このようなインクジェット式記録装置において、記録用紙に対する印刷は、印刷データに基づいて記録ヘッドからインク滴を吐出させることにより行われる。
そして、キャリッジ上に例えばブラック,イエロー,シアンおよびマゼンタの各インクが貯留されたインクカートリッジを搭載し、記録ヘッドからの各インクの吐出割合を変えることにより、フルカラー印刷を可能としている。
【0003】
従来、この種のインクカートリッジには、上下二つのケース(カートリッジ本体,蓋体)を含み、多数のカートリッジ組付部品から構成されたものが提案されている。
そして、前記インクカートリッジの製造は、多数の組付装置によってカートリッジ本体内に所定のカートリッジ組付部品を組み付けることにより行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記したインクカートリッジの製造装置においては、多数の組付装置が単一直線状の製造ラインに沿って配置されているため、カートリッジ本体の移送距離が特定の方向に相当に大きくなり、製造スペースの使用効率が悪いという課題があった。
また、多数の組付装置が単一直線状の製造ラインに沿って配置されることは、この製造ライン上におけるカートリッジ本体の移送をカートリッジ組付部品の組付終了まで停止する必要が生じ、カートリッジ製造上の高速化を図ることができないという課題があった。
さらに、単一直線状の製造ラインに沿って組付装置が配置されるため、組付工程の順序を変更する場合に製造ライン全体を変更する必要が生じ、その変更作業を煩雑にするという課題もあった。
【0005】
本発明は、このような技術的課題を解決するためになされたもので、製造スペースの使用効率を高めることができるとともに、カートリッジ製造上の高速化および組付工程における順序変更作業の簡素化を図ることができるインクカートリッジの製造装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記した目的を達成するためになされた本発明に係るインクカートリッジの製造装置は、カートリッジ本体内に複数のカートリッジ組付部品を組み付けてなるインクカートリッジの製造装置において、前記カートリッジ本体を所定の回動位置に移送可能な少なくとも二つの回転テーブルと、これら各回転テーブルの周囲に配設され、前記カートリッジ本体に前記カートリッジ組付部品を組み付けるための複数の組付装置と、前記回転テーブル間に前記カートリッジ本体を直線方向に移送すると共に前記カートリッジ本体を反転させてその移送方向端部の前後を替える反転装置を有する移送手段とを備え、前記インクカートリッジの製造ラインは平面V字状または平面W字状のラインとされ、このラインの始端・終端位置および折曲位置に前記回転テーブルが配置され、前記移送手段の始端及び終端に連結された二つの回転テーブルは、互いに逆方向に回動することを特徴とする。このように構成されているため、回転テーブル上においては円周方向に沿ってカートリッジ本体が移送され、また回転テーブル間は直線方向に沿ってカートリッジ本体が移送される。尚、回転テーブル間におけるカートリッジ本体の移送は平面V字状あるいは平面W字状の製造ライン上に沿って行われる。また、反転装置によってカートリッジ本体を反転させ、各回転テーブル上におけるカートリッジ本体の向きを一致させることができる。
【0007】
したがって、従来のようにはカートリッジ本体の移送距離が特定の方向に大きくならず、製造スペースの使用効率を高めることができる。
また、各回転テーブル上においてカートリッジ本体内にカートリッジ組付部品を組み付けることができるため、各回転テーブル毎に独立してカートリッジ本体を移送することができ、カートリッジ製造上の高速化を図ることができる。
さらに、各回転テーブル上においてカートリッジ本体内にカートリッジ組付部品を組み付け可能であるため、回転テーブルを交換することにより組付工程の順序を変更することができ、その変更作業の簡素化を図ることもできる。
【0009】
さらに、前記回転テーブルが前記移送手段に分離可能に連結されていることが望ましい。このように構成されているため、回転テーブルを移送手段から分離させて交換することにより、組付工程の順序を変更することができる。
【0010】
また、前記回転テーブルが、部品組付済みのカートリッジ本体を検査するための検査工程用の回転テーブルを含むことが望ましい。
このように構成されているため、カートリッジ本体を組付工程から検査工程に迅速に移送することができる。
さらに、前記移送手段の側方に、前記カートリッジ本体内にインクを注入するためのインク注入機が配設されていることが望ましい。
このように構成されているため、インク注入機によるインクの注入が回転テーブル間において行われる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明が適用されたインクカートリッジの製造装置につき、図に示す実施の形態に基づいて説明する。このインクカートリッジの製造装置の説明に先立ち、インクカートリッジにつき、図1〜図4を用いて説明する。図1は、インクカートリッジの全体を分解して示す斜視図である。図2(a)および(b)は、インクカートリッジの外観を示す斜視図である。図3は、インクカートリッジの内部構造を斜め上方から見た斜視図である。図4は、インクカートリッジの内部構造を示す背面図である。
【0012】
図2(a)および(b)に示すインクカートリッジ1は、一方側に開口する平面ほぼコ字状のカートリッジ本体としての容器本体(下ケース)2と、この容器本体2の開口部を封止する蓋体(上ケース)3とを有し、その内部がインク流路系および空気流路系(共に後述)から大略構成されている。
【0013】
前記容器本体2の下方部には、記録ヘッドのインク供給針(共に図示せず)に接続可能なインク供給口4およびこのインク供給口4の側方に並列する第一開口部(開放孔)85(図3に図示),第二開口部(図示せず)が設けられている。
前記第一開口部85はインク収容室(インクタンク室)11に連通され、また前記第二開口部86は前記インク収容室11およびインクエンド室(後述)に連通されている。
【0014】
前記インク供給口4は、インクエンド室(バッファ室,差圧弁収容室)に連通されている。このインク供給口4内には、図1に示すように、ゴム等からなる略円柱状のシール部材200が装着されている。このシール部材200の中央部には、軸線方向に開口する貫通孔200aが設けられている。また、前記インク供給口4内には、前記インク供給針の挿抜によって前記貫通孔200aを開閉するスプリング受け(弁体)201が配設され、さらにこのスプリング受け201を前記シール部材200に付勢する圧縮コイルスプリング202が弾装されている。
【0015】
前記容器本体2の上方側部にはカートリッジホルダに着脱可能な係止部材5,6が一体に設けられている。そして、図2(a)に示すように一方の係止部材5の下方部には回路基板(IC基板)7が配設され、他方の係止部材6の下方部には同図(a)および(b)に示すようにバルブ収容室8が配設されている。
なお、前記回路基板7は、インクに関する情報データ、例えば色種,顔料/染料系インクの種別,インク残量,シリアル番号,有効期限および対象機種等のデータを書き込み可能に保存した記憶素子を有している。
【0016】
また、図1において、符号88は前記容器本体2の上面部にインクカートリッジの種類毎に異なる形状を成すブロック87に対応して貼付される識別用のラベル、89は前記インク供給口4を封止するためのフィルム、90は前記第一開口部85,第二開口部86を封止するためのフィルム、91はインク充填済みのインクカートリッジ1を包むための減圧パックである。
【0017】
次に、前記した容器本体2内の「インク流路系」と「空気流路系」につき、図1〜図4を用いて説明する。
「インク流路系」
前記インクカートリッジ1には、図1に示すように、前記容器本体2の正面側に内フィルム(遮気性フィルム)56を介して前記蓋体3を接合することにより、また前記容器本体2の背面側にカバーフィルムとしての外フィルム(遮気性フィルム)57を介して保護ラベル83を接合することにより内部空間が形成されている。この内部空間は、図3に示すように、前記記録ヘッドに対するインク供給口側が若干下方となるように延在する仕切壁10によって上下に分割形成されている。この内部空間の下部領域は、前記記録ヘッドの接続状態において大気中に開放するインク収容室11とされている。
【0018】
前記インク収容室11には、各高さ位置が互いに異なる二つの中間壁300,301が配設されている。一方の中間壁300は、前記インク収容室11の片側側面部と所定の間隔をもって配置されている。他方の中間壁301は、前記インク収容室11の底面部に対向し、前記中間壁300のインク供給口側に配置されている。この中間壁301は、インク注入方向(上下)に並列する二つの空間部11a,11bに前記インクタンク室11を隔成している。また、この中間壁301には、前記第一開口部85の軸線と同一の軸線をもつ貫通孔301aが設けられている。
【0019】
前記内部空間の上部領域は、前記仕切壁10を底面部とする枠部14によって区画されている。前記枠部14の内部空間は、前記記録ヘッド112に接続するインクエンド室(一部)を構成し、このインクエンド室の正面側が連通口15aを有する垂直壁15によって左右に分割形成されている。この分割形成された内部空間の一方側領域はバッファ室(インク収容室)16とされ、また他方側領域は負圧発生手段収容室(インク収容室)17とされている。
【0020】
前記バッファ室16には、前記インク収容室11に連通する連通流路18が接続されている。この連通流路18は、上下位置に連通口18a(下方の連通口のみ図示)を有している。そして、この連通流路18は、前記容器本体2の背面に開口して上下方向に延在する凹部18c(図4に図示)およびこの凹部18cの開口を閉塞して封止する遮気性フィルム(外フィルム57)によって形成されている。また、この連通流路18の上流側には、前記インク収容室11内に連通する上下二つの連通口19a,19bを有する隔壁19が設けられている。一方の連通口19aは、前記インク収容室11内の下方領域にに開口する位置に配置されている。他方の連通口19bは、前記インク収容室11内の上方領域に開口する位置に配置されている。
【0021】
一方、前記負圧発生手段収容室17には、横長の仕切壁22および環状の仕切壁24によって、図1に示す差圧弁52(膜弁)を収容する差圧弁収容室33(図4に図示)と、同じく図1に示すフィルタ55(不織布フィルタ)を収容するフィルタ室34(図3に図示)とが形成されている。このフィルタ室34と前記差圧弁室33を隔成する仕切壁25には、前記フィルタ55を通過したインクを前記フィルタ室34から前記差圧弁収容室33に導く貫通孔25aが設けられている。
【0022】
前記仕切壁24の下部には前記仕切壁10との間に連通口26aを有する仕切壁26が、またその側方には前記枠部14との間に連通口27aを有する仕切壁27が設けられている。そして、前記仕切壁27と前記枠部14との間には、前記連通口27aに連通し、かつ上下方向に延在する連通路28が設けられている。この連通路28の上方部には、前記フィルタ室34に領域31を介して連通する貫通孔29が連設されている。
【0023】
前記貫通孔29は、前記仕切壁27に連続する仕切壁(環状壁)30によって形成されている。
前記領域31は、前記仕切壁22,24,30および仕切壁30aによって形成されている。この領域31は、前記容器本体2の一方端部(前記貫通孔29に連通する部分)が深く、他方端部(前記フィルタ室34に連通する部分)が浅く形成されている。
【0024】
前記差圧弁収容室33には、エラストマー等の弾性変形可能な差圧弁としての膜弁52が収容されている。この膜弁52は、図1に示すように、貫通孔52cを有し、圧縮コイルスプリング50によってフィルタ室側に付勢され、かつその外周縁が環状の厚肉部52aを介して容器本体2に超音波溶着によって固定されている。
【0025】
前記フィルタ室34には、インクを通過させ、かつ塵埃等を捕捉する前記フィルタ55が配置されている。このフィルタ室34の開口部は前記内フィルム56によって、また前記差圧弁収容室33の開口部は前記外フィルム57によって封止されている。そして、インク供給口4内の圧力が低下すると、膜弁52が圧縮コイルスプリング50の付勢力に抗して弁座部25bから離れる(貫通孔52cが開口する)ため、フィルタ55を通過したインクは貫通孔52cを通過し、凹部35によって形成された流路を経てインク供給口4に流れ込むように構成されている。また、インク供給口4内のインク圧力が所定の値に上昇すると、膜弁52が圧縮コイルスプリング50の付勢力によって弁座部25bに着座し、インクの流通を遮断するように構成されている。このような動作を繰り返すことにより、一定の負圧を維持しながらインクがインク供給口4に供給される。
【0026】
「空気流路系」
前記容器本体2の背面部には、図4に示すように、流路抵抗を高くする蛇行溝36および大気中に開口する幅広な凹溝37(斜線部)が、さらには前記インク収容室11(図3に図示)に至る平面ほぼ矩形状の凹部38(空間部)が設けられている。前記凹部38内には枠部39およびリブ40が設けられ、これらに通気性フィルム84(図1に図示)を張設して大気通気室が形成されている。また、前記凹部38の底面部(壁部)には貫通孔41が設けられ、前記バッファ室16の仕切壁42(図3に図示)によって区画された細長い領域43に連通されている。この領域43は貫通孔44を有し、仕切壁603によって区画された連通溝45およびこの連通溝45に開口する貫通孔46を介して大気開放室501(図3に図示)に連通されている。この大気開放室501の開口部は、図1に示す前記内フィルム(遮気性フィルム)502によって封止されている。さらに大気開放室501は、開口60を介してインク収容室11に連通されている。この開口60は大気弁65および板バネ62によって常時閉鎖され、また開口60の容器本体2の背面側はフィルム61によって空間を形成するように封止されている。
【0027】
次に、本実施形態に係るインクカートリッジ1の製造装置につき、図1および図5に基づいて説明する。図5(a)〜(c)は、本発明の実施形態に係るインクカートリッジの製造装置を示す平面図である。
本実施形態におけるインクカートリッジの製造装置は、図5(a)に示す第一装置701および同図(b)に示す第二装置702,第三装置703と同図(c)に示す第四装置704とからなるため、これらを「第一装置」および「第二装置」と「第三装置」と「第四装置」とに分けて説明する。
【0028】
「第一装置」
第一装置701は、図5(a)に矢印で示す方向(時計方向)に回動して前記容器本体2を所定の回動位置に移送可能な回転テーブル711と、前記容器本体2にカートリッジ組付部品を組み付けるための組付装置712〜714とを有している。前記組付装置712〜714は、前記回転テーブル711の周囲に固定されている。
なお、同図(a)中符号715は、前記組付装置712〜714によるカートリッジ組付部品の組付後に組付高さを検査するための高さ検査装置である。
【0029】
前記組付装置712は、前記回転テーブル711の部品取り込み位置A0 側に配置されており、前記回転テーブル711上の前記容器本体2(インク供給口4)内に前記圧縮コイルスプリング202を組み込むように構成されている。前記組付装置713は、前記両組付装置712,714間に配置されており、前記回転テーブル711上の前記容器本体2内に前記コイルスプリング202のスプリング受け(弁体)201を組み込むように構成されている。なお、前記スプリング受け201の組込後にはその作動検査を行う。
【0030】
前記組付装置714は、主副二つの組込装置714a,714bからなり、前記回転テーブル711の部品取り出し位置B0 側に配置されている。そして、前記回転テーブル711上の容器本体2に対し、前記シール部材200を二回に分けて組み込むように構成されている。すなわち、副組込装置714bによって前記シール部材200の一部が前記容器本体2内に押し込まれ、その後に主組込装置714aによって前記シール部材200の全体が全体が容器本体2内に押し込まれる。
【0031】
「第二装置」
第二装置702は、図5(b)に示すように、前記容器本体2(シール部材200組込済み)を所定の回動位置に移送可能な回転テーブル721〜725と、前記容器本体2にカートリッジ組付部品を組み付けるための組付装置726〜736とを有し、前記第一装置701と前記第三装置703間の製造ライン800上に配置されている。前記製造ライン800は、二つのV字部800a,800bを有する平面W字状のラインによって構成されている。
【0032】
前記回転テーブル721〜725は、前記製造ライン800の始端・終端位置および折曲位置に配置され、かつ後述する移送手段に分離可能に連結されている。すなわち、前記回転テーブル721はライン始端位置に、前記回転テーブル725はライン終端位置にそれぞれ配置されている。また、前記回転テーブル722〜724はライン折曲位置に配置されている。そして、前記回転テーブル721〜725のうち回転テーブル721,723,725は反時計方向に回動し、回転テーブル722,724は時計方向に回動するように構成されている。
【0033】
前記回転テーブル721〜725のうち互いに隣り合う二つの回転テーブル間には、前記容器本体2を直線方向にテーブル間移送する移送手段801〜804が配設されている。このうち移送手段801,802,804は、前記容器本体2を反転させてその移送方向端部の前後を替える反転装置801a,802a,804aを有している。また、移送手段803は、前記容器本体2を反転させてその表裏面部を替える反転装置803aを有している。
【0034】
前記組付装置726,727は前記回転テーブル721の周囲に、前記組付装置728,729は前記回転テーブル722の周囲にそれぞれ固定されている。また、前記組付装置730,731は前記回転テーブル723の周囲に、前記組付装置732〜734は前記回転テーブル724の周囲にそれぞれ固定されている。そして、前記組付装置735,736は前記回転テーブル725の周囲に固定されている。
【0035】
前記組付装置726は、前記回転テーブル721の部品取り込み位置A1 側に配置されており、前記回転テーブル721上の前記容器本体2(負圧発生手段収容室17)内に前記膜弁52を組み込む(挿入する)ように構成されている。前記組付装置727は、二つの溶着装置(超音波溶着機)727a,727bからなり、前記回転テーブル721の部品取り出し位置B1 側に配置されている。そして、前記回転テーブル721上の前記容器本体2に対して膜弁52の周縁を溶着するように構成されている。
【0036】
前記組付装置728は、前記回転テーブル722の部品取り込み位置A2 側に配置されており、前記スプリング受け203と前記ばね50とを一体化して前記回転テーブル722上の容器本体2内に組み込むように構成されている。前記組付装置729は、組込装置729aおよび溶着装置729bからなり、前記回転テーブル722の部品取り出し位置B2 側に配置されている。そして、前記回転テーブル722上の前記容器本体2に対し、前記組込装置729aによって前記加圧フィルム61を組み込み、これを前記溶着装置729bによって溶着するように構成されている。
【0037】
前記組付装置730は、組込装置730aおよび溶着装置730bからなり、前記回転テーブル723の部品取り込み位置A3 側に配置されている。そして、前記回転テーブル723上の前記容器本体2に対し、前記組込装置730aによって前記通気性フィルム84(切断済み)を組み込み、これを前記溶着装置730bによって溶着するように構成されている。
【0038】
前記組付装置731は、主副二つの溶着装置731a,731bからなり、前記回転テーブル723の部品取り出し位置B3 側に配置されている。そして、前記回転テーブル723上の容器本体2に対し、前記外フィルム57を二回に分けて溶着するように構成されている。すなわち、副溶着装置731bによって前記外フィルム57の一部が前記容器本体2に溶着され、その後に主溶着装置731aによって前記外フィルム57の全体(被溶着部)が溶着される。この後、回転テーブル723の部品取り出し位置B3 で前記反転装置803aによって前記容器本体2の表裏面部が反転する。
【0039】
前記組付装置732は、前記回転テーブル724の部品取り込み位置A4 側に配置されており、前記回転テーブル724上の前記容器本体2内に前記フィルタ55を組み込むように構成されている。前記組付装置733は、前記両組付装置732,734間に配置されており、前記回転テーブル724上の前記容器本体2内に前記大気弁65を組み込むように構成されている。
【0040】
前記組付装置734は、組込装置734aおよび取付(かしめ)装置734bからなり、前記回転テーブル724の部品取り出し位置B4 側に配置されている。そして、前記回転テーブル724上の容器本体2内に前記弾性部材62を組み込み、これをかしめ固定するように構成されている。すなわち、前記板バネ62が前記容器本体2に対し、前記組込装置734aによって組み込まれ、その後に前記取付装置734bによってかしめ固定される。
【0041】
前記組付装置735は、主副二つの溶着装置735a,735bからなり、前記回転テーブル725の部品取り込み位置A5 側に配置されている。そして、前記回転テーブル725上の容器本体2に対し、前記内フィルム502を二回に分けて溶着するように構成されている。すなわち、副溶着装置735bによって前記内フィルム502の一部が前記容器本体2に溶着され、その後に主溶着装置735aによって前記内フィルム502の全体(被溶着部)が溶着される。
【0042】
前記組付装置736は、主副二つの溶着装置736a,736bからなり、前記回転テーブル725の部品取り出し位置B5 側に配置されている。そして、前記回転テーブル725上の容器本体2に対し、前記内フィルム56を二回に分けて溶着するように構成されている。すなわち、副溶着装置736bによって前記内フィルム56の一部が前記容器本体2に溶着され、その後に主溶着装置736aによって前記内フィルム56の全体が溶着される。
【0043】
「第三装置」
第三装置703は、図5(b)に矢印で示す方向(時計方向)に回動して前記容器本体2(内フィルム56など溶着済み)を所定の回動位置に移送可能な回転テーブル737と、前記容器本体2のリーク等を検査するための検査装置738と、この検査装置738によるカートリッジ検査後に前記IC基板7を組み付けるための組付装置739とを有している。
【0044】
前記回転テーブル737は、検査工程用のテーブルからなり、前記製造ライン800の延長線800cの端部に配置され、かつ後述する移送手段に分離可能に連結されている。前記延長線(製造ライン)800c上には、前記容器本体2に前記蓋体3を組み込むための組込装置805および前記容器本体2を直線方向にテーブル間移送する移送手段806が配設されている。この移送手段806は、前記容器本体2の方向を変換可能な方向変換装置806aを有している。
【0045】
前記検査装置738は、前記回転テーブル737の部品取り込み位置A6 側に配置されており、インク・空気流路のリークおよび大気開放弁のシールと差圧弁の作動圧確認等との検査を実施するように構成されている。
前記組付装置739は、組込装置739aおよび取付装置739bからなり、前記回転テーブル737の部品取り出し位置B6 側に配置されている。そして、前記容器本体2に前記IC基板7を組み込み、その後に前記容器本体2の一部をかしめて前記IC基板7を固定するように構成されている。
【0046】
「第四装置」
第四装置704は、図5(c)に示すように、時計方向に回動して前記容器本体2(IC基板7組付済み)を所定の回動位置に移送可能な回転テーブル741,742と、前記容器本体2にカートリッジ組付部品を組み付けるための組付装置743〜746と、前記容器本体2内にインクを注入するためのインク注入機747とを有している。
【0047】
前記回転テーブル741,742は、前記製造ライン807の始端・終端部に配置され、かつ後述する移送手段に分離可能に連結されている。
前記インク注入機747は、前記両回転テーブル741,742間の製造ライン807に沿って配設されている。前記製造ライン807上には、前記容器本体2を直線方向にテーブル間移送する移送手段808が配設されている。この移送手段808は、前記容器本体2を反転させてその上下端部を(インク供給口4が上になるように)替える反転装置808aを有している。
【0048】
前記組付装置743,744は、前記回転テーブル741の周囲に配設されている。このうち組付装置743は、前記回転テーブル741の部品取り込み位置A7 側に配置されており、前記容器本体2に前記ブロック87を組み込むように構成されている。一方、組付装置744は、前記回転テーブル741の部品取り出し位置B7 側に配置されており、前記容器本体2に前記ラベル88を貼り付けてそのコードを照合確認するように構成されている。
なお、図5(c)中符号748は、前記容器本体2における前記外フィルム57にトリミング処理を施す処理装置である。また、符号749は、前記ブロック87を照合確認する照合装置である。
【0049】
前記組付装置745,746は、前記回転テーブル742の周囲に配設されている。このうち組付装置745は、前記回転テーブル742の部品取り込み位置A8 側に配置されており、前記容器本体2にフィルム90を溶着して前記第一開口部85および前記第二開口部86を封止するように構成されている。一方、組付装置746は、前記組付装置745における部品取り込み位置A8 と反対側に配置されており、前記容器本体2にフィルム89を溶着して前記インク供給口4を封止するように構成されている。
なお、前記組付装置746の部品取り出し位置側には、前記パック91による封止後に重量等を確認するための検査装置750が配設されている。
【0050】
次に、本実施形態におけるインクカートリッジの製造方法につき、図1および図5(a)〜(c)を用いて説明する。
本実施形態におけるインクカートリッジの製造方法は、図5(a)に示す第一装置701による第一工程および同図(b)に示す第二装置702,第三装置703による第二工程,第三工程と同図(c)に示す第四装置704による第四工程とが順次実施されるため、これら「第一工程」および「第二工程」と「第三工程」と「第四工程」とについて順次説明する。
【0051】
「第一工程」
先ず、回転テーブル711を図5(a)に矢印で示す方向(時計方向)に回動させて部品取り込み位置A0 から組付装置712まで容器本体2を移送し、この移送を所定の位置で停止して組付装置712によって容器本体2内に圧縮コイルスプリング202を組み込む。この場合、部品取り込み位置A0 には容器本体2が供給されているものとする。
次に、回転テーブル711を時計方向にさらに回動させて組付装置712から組付装置713まで容器本体2(圧縮コイルスプリング202組込済み)を移送し、この移送を所定の位置で停止して組付装置713によって容器本体2内にスプリング受け201を組み込む。
【0052】
そして、スプリング受け(弁体)201の作動検査をした後、回転テーブル711を時計方向にさらに回動させて組付装置713から組付装置714まで容器本体2(スプリング受け201組込済み)を移送し、この移送を所定の位置で停止して組付装置714によって容器本体2内にシール部材200を組み込む。この場合、副組込装置714bによってシール部材200の一部が容器本体2内に押し込まれ、その後に主組込装置714aによってシール部材200の全体が容器本体2内に押し込まれる。
この後、高さ検査装置715によってカートリッジ組付部品の組付高さを検査し、回転テーブル711を時計方向にさらに回動させて組付装置714から部品取り出し位置B0 に移送する。
【0053】
「第二工程」
本第二工程は、組付工程▲1▼〜組付工程▲5▼が順次実施されるため、これら<組付工程▲1▼>および<組付工程▲2▼>と<組付工程▲3▼>と<組付工程▲4▼>と<組付工程▲5▼>とについて順次説明する。
<組付工程▲1▼>
先ず、回転テーブル721を図5(b)に矢印で示す方向(反時計方向)に回動させて部品取り込み位置A1 から組付装置726まで容器本体2を移送し、この移送を所定の位置で停止して組付装置726によって容器本体2内に膜弁52を組み込む。この場合、回転テーブル721の部品取り込み位置A1 には容器本体2(シール部材200組込済み)がその正面部をテーブル側に対向させて供給されている。
【0054】
次に、回転テーブル721を反時計方向にさらに回動させて組付装置726から組付装置727まで容器本体2(膜弁52組込済み)を移送し、この移送を所定の位置で停止して組付装置727(溶着装置727a,727b)によって容器本体2内に膜弁52を溶着する。
そして、回転テーブル721を反時計方向にさらに回動させて組付装置727から部品取り出し位置B1 まで容器本体2を移送した後、この部品取り出し位置B1 から移送手段801によって回転テーブル722の部品取り込み位置A2 まで移送する。この場合、容器本体2が回転テーブル722の部品取り込み位置A2 で反転装置801aによって反転し、その移送方向端部の前後が替わる。
【0055】
<組付工程▲2▼>
先ず、回転テーブル722を図5(b)に矢印で示す方向(時計方向)に回動させて部品取り込み位置A2 から組付装置728まで容器本体2(膜弁52溶着済み)を移送し、この移送を所定の位置で停止して組付装置728によってスプリング受け203とばね50とを一体化した状態で容器本体2内に組み込む。
次に、回転テーブル722を時計方向にさらに回動させて組付装置728から組付装置729まで容器本体2(スプリング受け203,ばね50組込済み)を移送した後、この移送を所定の位置で停止して組込装置729aによって容器本体2内に加圧フィルム61を組み込んでから、これを溶着装置729bによって容器本体2内に溶着する。
【0056】
そして、回転テーブル722を時計方向にさらに回動させて組付装置729から部品取り出し位置B2 まで容器本体2を移送した後、この部品取り出し位置B2 から移送手段802によって回転テーブル723の部品取り込み位置A3 まで移送する。この場合、容器本体2が回転テーブル723の部品取り込み位置A3で反転装置802aによって反転し、その移送方向端部の前後が替わる。
【0057】
<組付工程▲3▼>
先ず、回転テーブル723を図5(b)に矢印で示す方向(反時計方向)に回動させて部品取り込み位置A3 から組付装置730まで容器本体2(加圧フィルム溶着済み)を移送し、この移送を所定の位置で停止して切断済みの通気性フィルム84を組込装置730aによって容器本体2内に組み込んでから、溶着装置730bによって溶着する。
次に、回転テーブル723を反時計方向にさらに回動させて組付装置730から組付装置731まで移送し、この移送を所定の位置で停止して外フィルム57を組付装置731によって容器本体2に溶着する。この場合、副溶着装置731bによって外フィルム57の一部が容器本体2に溶着され、その後に主溶着装置731aによって外フィルム57の全部(被溶着部)が容器本体2に溶着される。
【0058】
そして、回転テーブル723を反時計方向にさらに回動させて組付装置731から部品取り出し位置B3 まで容器本体2を移送した後、この部品取り出し位置B3 から移送手段803によって回転テーブル724の部品取り込み位置A4 まで移送する。この場合、容器本体2が回転テーブル723の部品取り出し位置B3 で反転装置803aによって反転し、その上下端部が(インク供給口4が上になるように)替わる。
【0059】
<組付工程▲4▼>
先ず、回転テーブル724を図5(b)に矢印で示す方向(時計方向)に回動させて部品取り込み位置A4 から組付装置732まで容器本体(外フィルム57溶着済み)2を移送し、この移送を所定の位置で停止して組付装置732によって容器本体2内にフィルタ55を組み込む。
次に、回転テーブル724を時計方向にさらに回動させて組付装置732から組付装置733まで容器本体(フィルタ55組込済み)2を移送し、この移送を所定の位置で停止して組付装置733によって容器本体2内に大気弁65を組み込む。
【0060】
そして、回転テーブル724を時計方向にさらに回動させて組付装置733から組付装置734まで容器本体2(大気弁65組込済み)を移送し、この移送位置で組付装置734によって容器本体2内に板バネ62を組み込んでから、容器本体2の一部をかしめて板バネ62を固定する。
この後、回転テーブル724を時計方向にさらに回動させて組付装置734から部品取り出し位置B4 まで容器本体2を移送した後、この部品取り出し位置B4 から移送手段804によって回転テーブル725の部品取り込み位置A5 まで移送する。この場合、容器本体2が回転テーブル725の部品取り込み位置A5で反転装置804aによって反転し、その移送方向端部の前後が替わる。
【0061】
<組付工程▲5▼>
先ず、回転テーブル725を図5(b)に矢印で示す方向(反時計方向)に回動させて部品取り込み位置A5 から組付装置735まで容器本体2(大気開放弁601組付済み)を移送し、この移送を所定の位置で停止して内フィルム502を組付装置735によって容器本体2内に溶着する。この場合、副溶着装置735bによって内フィルム502の一部が容器本体2に溶着され、その後に主溶着装置735aによって内フィルム502の全体(被溶着部)が容器本体2に溶着される。
次に、回転テーブル725を反時計方向にさらに回動させて組付装置735から組付装置736まで移送し、この移送を停止して所定の位置で内フィルム56を組付装置736によって容器本体2に溶着する。この場合、副溶着装置736bによって内フィルム56の一部が容器本体2に溶着され、その後に主溶着装置736aによって内フィルム56の全部(被溶着部)が容器本体2に溶着される。
【0062】
そして、回転テーブル725を反時計方向にさらに回動させて組付装置736から部品取り出し位置B5 まで容器本体2を移送した後、組込装置805によって蓋体3を容器本体2内に組み込み、これを部品取り出し位置B5 から移送手段806によって回転テーブル737の部品取り込み位置A6 まで移送する。この場合、容器本体2が回転テーブル737の部品取り込み位置A6 で方向変換装置806aによってその方向を変換し、検査時の姿勢が保持される。
【0063】
「第三工程」
先ず、回転テーブル737を図5(b)に矢印で示す方向(時計方向)に回動させて部品取り込み位置A6 から検査装置738まで容器本体(内フィルム56溶着済み)2を移送し、この移送を所定の位置で停止して検査装置738によって容器本体2内のインク・空気流路のリークおよび大気開放弁601のシールと差圧弁52の作動圧確認等を行う。
次に、回転テーブル737を時計方向にさらに回動させて検査装置738から組付装置739まで容器本体2を移送し、この移送を所定の位置で停止して組付装置739によって容器本体2内にIC基板7を組み込んでから、容器本体2の一部をかしめてIC基板7を固定する。
そして、回転テーブル737を時計方向にさらに回動させて組付装置739から部品取り出し位置B6 まで容器本体2を移送する。
【0064】
「第四工程」
本第四工程は、照合工程およびインク注入工程と封止(検査)工程とが順次実施されるため、これら<照合工程>および<インク注入工程>と<封止工程>とについて順次説明する。
<照合工程>
先ず、回転テーブル741を図5(c)に矢印で示す方向(時計方向)に回動させて部品取り込み位置A7 から処理装置748まで容器本体2(IC基板7取付済み)を移送し、この移送を所定の位置で停止して処理装置748によって外フィルム57にトリミング処理を施す。この場合、回転テーブル741の部品取り込み位置A7 には容器本体(IC基板7取付済み)2が供給されているものとする。
次に、回転テーブル741を時計方向にさらに回動させて処置装置748から組付装置743まで移送し、この移送を所定の位置で停止して組付装置743によって容器本体2内にブロック87を組み込む。
【0065】
そして、回転テーブル741を時計方向にさらに回動させて処理装置743から組付装置744まで容器本体2を移送し、この移送を所定の位置で停止して組付装置744によって容器本体2にラベル88を貼り付けてから、そのコードを照合確認する。
この後、回転テーブル741を時計方向にさらに回動させて組付装置744から照合装置749まで移送し、この移送を所定の位置で停止して照合装置749によってブロック87を照合確認してから、回転テーブル741の部品取り出し位置B7 に移送した後、この部品取り出し位置B7 から移送手段808によってインク注入機747まで移送する。この場合、容器本体2がインク注入機747手前で反転装置808aによって反転し、その上下端部が(インク供給口4が上になるように)替わる。
【0066】
<インク注入工程>
インク注入機747によって容器本体2内にインク供給口4およびインク注入孔(第二開口部86)からインクが注入される。このインク注入は、インク注入機747のインクコードとラベル88のコードとが照合され、これらコードが合致する場合に行われる。
この後、インク注入機747から移送手段808によって回転テーブル742の部品取り込み位置A8 まで移送する。
【0067】
<封止工程>
先ず、回転テーブル742を図5(c)に矢印で示す方向(時計方向)に回動させて部品取り込み位置A8 から組付装置745まで容器本体(インク注入済み)2を移送し、この移送を所定の位置で停止して組付装置745によって容器本体2にフィルム90を溶着して第一開口部85および第二開口部86を封止する。
次に、回転テーブル742を時計方向にさらに回動させて組付装置745から組付装置746まで容器本体(フィルム90溶着済み)2を移送し、この移送を所定の位置で停止して組付装置746によって容器本体2にフィルム89を溶着してインク供給口4を封止する。
【0068】
そして、回転テーブル742を時計方向にさらに回動させて組付装置746からパック封止位置まで容器本体2(フィルム89溶着済み)を移送し、この移送を所定の位置で停止して容器本体2をパック91によって減圧封止する。
この後、回転テーブル742を時計方向にさらに回動させてパック封止位置から検査装置750まで容器本体2(減圧封止済み)を移送し、検査装置750によって容器本体2の重量等を検査する。
【0069】
このように、回転テーブル721〜725上においては円周方向に沿って容器本体2が移送され、また回転テーブル721〜725間は製造ライン800の直線方向に沿って容器本体2が移送される。
したがって、従来のようには容器本体2の移送距離が特定の方向に大きくならず、製造スペースの使用効率を高めることができる。
【0070】
また、各回転テーブル721〜725上において容器本体2内にカートリッジ組付部品を組み付けることができるため、各回転テーブル毎に独立して容器本体2を移送することができ、カートリッジ製造上の高速化を図ることができる。
さらに、各回転テーブル721〜725上において容器本体2内にカートリッジ組付部品を組み付け可能であるため、回転テーブル721〜725を交換することにより組付工程の順序を変更することができ、その変更作業の簡素化を図ることもできる。
【0071】
なお、本実施形態においては、製造ライン800を平面W字状のラインとする場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、平面I字状のライン,平面V字状のラインあるいはこれらの組み合わせラインとしてもよい。すなわち要するに、容器本体2を直線方向に移送するための移送手段が回転テーブル間に配設されていればよく、その平面形状は回転テーブル数に応じて適宜変更することができる。
また、本実施形態においては、第二装置702と第三装置703とを連結する場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、第一装置701〜第四装置704の全装置を連結してもよい。
【0072】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明に係るインクカートリッジの製造装置によると、製造スペースの使用効率を高めることができるとともに、カートリッジ製造上の高速化および組付工程における順序変更作業の簡素化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクカートリッジの全体を分解して示す斜視図である。
【図2】(a)および(b)は、インクカートリッジの外観を示す斜視図である。
【図3】インクカートリッジの内部構造を斜め上方から見た斜視図である。
【図4】インクカートリッジの内部構造を示す背面図である。
【図5】(a)〜(c)は、本発明の実施形態に係るインクカートリッジの製造装置を示す平面図である。
【符号の説明】
1 インクカートリッジ
2 容器本体
3 蓋体
4 インク供給口
8 バルブ収容室
11 インク収容室
15 垂直壁
15a 連通口
16 バッファ室
17 負圧発生手段収容室
18 連通流路
18a 連通口
18c 凹部
19 隔壁
19a,19b 連通口
25 仕切壁
25a 貫通孔
25b 弁座部
26 仕切壁
26a 連通口
28 連通路
29 貫通孔
31 領域
33 差圧弁収容室
34 フィルタ室
35,38 凹部
52 膜弁
55 フィルタ
56 内フィルム
57 外フィルム
85 第一開口部
711,721〜725,
737 ,741,742 回転テーブル
712〜714,726〜736,
739,743〜746 組付装置
800 製造ライン
801〜804,806,808 移送手段

Claims (4)

  1. カートリッジ本体内に複数のカートリッジ組付部品を組み付けてなるインクカートリッジの製造装置において、
    前記カートリッジ本体を所定の回動位置に移送可能な少なくとも二つの回転テーブルと、これら各回転テーブルの周囲に配設され、前記カートリッジ本体に前記カートリッジ組付部品を組み付けるための複数の組付装置と、前記回転テーブル間に前記カートリッジ本体を直線方向に移送すると共に前記カートリッジ本体を反転させてその移送方向端部の前後を替える反転装置を有する移送手段とを備え、
    前記インクカートリッジの製造ラインは平面V字状または平面W字状のラインとされ、 このラインの始端・終端位置および折曲位置に前記回転テーブルが配置され、
    前記移送手段の始端及び終端に連結された二つの回転テーブルは、互いに逆方向に回動することを特徴とするインクカートリッジの製造装置。
  2. 前記回転テーブルが前記移送手段に分離可能に連結されていることを特徴とする請求項1に記載されたインクカートリッジの製造装置。
  3. 前記回転テーブルが、部品組付済みのカートリッジ本体を検査するための検査工程用の回転テーブルを含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載されたインクカートリッジの製造装置。
  4. 前記移送手段の側方に、前記カートリッジ本体内にインクを注入するためのインク注入機が配設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載されたインクカートリッジの製造装置。
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