JP2003127035A - インクカートリッジの製造装置 - Google Patents

インクカートリッジの製造装置

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JP2003127035A
JP2003127035A JP2001322440A JP2001322440A JP2003127035A JP 2003127035 A JP2003127035 A JP 2003127035A JP 2001322440 A JP2001322440 A JP 2001322440A JP 2001322440 A JP2001322440 A JP 2001322440A JP 2003127035 A JP2003127035 A JP 2003127035A
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道也 塚原
Koji Suda
幸治 須田
Hisashi Koike
尚志 小池
Mutsuhiko Ota
睦彦 太田
Satoshi Shinada
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造スペースの使用効率を高めるとともに、
カートリッジ製造上の高速化および組付工程における順
序変更作業の簡素化を図る。 【解決手段】 インクカートリッジ1の容器本体2を所
定の回動位置に移送可能な回転テーブル721〜725
と、これら各回転テーブル721〜725の周囲に配設
され容器本体2にカートリッジ組付部品を組み付けるた
めの複数の組付装置726〜736とを備え、回転テー
ブル721〜725間に、容器本体2を直線方向に移送
するための移送手段801〜804を配設した構成とさ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録装置用のヘッ
ドにインクを供給するためのインクカートリッジの製造
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット式記録装置は、一般にキ
ャリッジ上に搭載されて記録用紙の幅方向に移動する記
録ヘッドと、この記録ヘッドの移動方向と直交する方向
に記録用紙を相対的に移動させる紙送り手段とを備えて
いる。このようなインクジェット式記録装置において、
記録用紙に対する印刷は、印刷データに基づいて記録ヘ
ッドからインク滴を吐出させることにより行われる。そ
して、キャリッジ上に例えばブラック,イエロー,シア
ンおよびマゼンタの各インクが貯留されたインクカート
リッジを搭載し、記録ヘッドからの各インクの吐出割合
を変えることにより、フルカラー印刷を可能としてい
る。
【0003】従来、この種のインクカートリッジには、
上下二つのケース(カートリッジ本体,蓋体)を含み、
多数のカートリッジ組付部品から構成されたものが提案
されている。そして、前記インクカートリッジの製造
は、多数の組付装置によってカートリッジ本体内に所定
のカートリッジ組付部品を組み付けることにより行われ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記したイ
ンクカートリッジの製造装置においては、多数の組付装
置が単一直線状の製造ラインに沿って配置されているた
め、カートリッジ本体の移送距離が特定の方向に相当に
大きくなり、製造スペースの使用効率が悪いという課題
があった。また、多数の組付装置が単一直線状の製造ラ
インに沿って配置されることは、この製造ライン上にお
けるカートリッジ本体の移送をカートリッジ組付部品の
組付終了まで停止する必要が生じ、カートリッジ製造上
の高速化を図ることができないという課題があった。さ
らに、単一直線状の製造ラインに沿って組付装置が配置
されるため、組付工程の順序を変更する場合に製造ライ
ン全体を変更する必要が生じ、その変更作業を煩雑にす
るという課題もあった。
【0005】本発明は、このような技術的課題を解決す
るためになされたもので、製造スペースの使用効率を高
めることができるとともに、カートリッジ製造上の高速
化および組付工程における順序変更作業の簡素化を図る
ことができるインクカートリッジの製造装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ためになされた本発明に係るインクカートリッジの製造
装置は、カートリッジ本体内に複数のカートリッジ組付
部品を組み付けてなるインクカートリッジの製造装置に
おいて、前記カートリッジ本体を所定の回動位置に移送
可能な少なくとも二つの回転テーブルと、これら各回転
テーブルの周囲に配設され、前記カートリッジ本体に前
記カートリッジ組付部品を組み付けるための複数の組付
装置とを備え、前記回転テーブル間に、前記カートリッ
ジ本体を直線方向に移送するための移送手段を配設した
ことを特徴とする。このように構成されているため、回
転テーブル上においては円周方向に沿ってカートリッジ
本体が移送され、また回転テーブル間は直線方向に沿っ
てカートリッジ本体が移送される。
【0007】したがって、従来のようにはカートリッジ
本体の移送距離が特定の方向に大きくならず、製造スペ
ースの使用効率を高めることができる。また、各回転テ
ーブル上においてカートリッジ本体内にカートリッジ組
付部品を組み付けることができるため、各回転テーブル
毎に独立してカートリッジ本体を移送することができ、
カートリッジ製造上の高速化を図ることができる。さら
に、各回転テーブル上においてカートリッジ本体内にカ
ートリッジ組付部品を組み付け可能であるため、回転テ
ーブルを交換することにより組付工程の順序を変更する
ことができ、その変更作業の簡素化を図ることもでき
る。
【0008】ここで、前記インクカートリッジの製造ラ
インを平面I字状のラインとし、このラインの始端・終
端位置に前記回転テーブルが配置されていることが望ま
しい。このように構成されているため、回転テーブル間
におけるカートリッジ本体の移送が平面I字状の製造ラ
イン上に沿って行われる。また、前記インクカートリッ
ジの製造ラインを平面V字状のラインあるいは平面W字
状のラインとし、このラインの始端・終端位置および折
曲位置に前記回転テーブルが配置されていることが望ま
しい。このように構成されているため、回転テーブル間
におけるカートリッジ本体の移送が平面V字状あるいは
平面W字状の製造ライン上に沿って行われる。
【0009】さらに、前記回転テーブルが前記移送手段
に分離可能に連結されていることが望ましい。このよう
に構成されているため、回転テーブルを移送手段から分
離させて交換することにより、組付工程の順序を変更す
ることができる。そして、前記移送手段が、前記カート
リッジ本体を反転させてその移送方向端部の前後を替え
る反転装置を含むことが望ましい。このように構成され
ているため、反転装置によってカートリッジ本体を反転
させ、各回転テーブル上におけるカートリッジ本体の向
きを一致させることができる。
【0010】また、前記回転テーブルが、部品組付済み
のカートリッジ本体を検査するための検査工程用の回転
テーブルを含むことが望ましい。このように構成されて
いるため、カートリッジ本体を組付工程から検査工程に
迅速に移送することができる。さらに、前記移送手段の
側方に、前記カートリッジ本体内にインクを注入するた
めのインク注入機が配設されていることが望ましい。こ
のように構成されているため、インク注入機によるイン
クの注入が回転テーブル間において行われる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用されたインク
カートリッジの製造装置につき、図に示す実施の形態に
基づいて説明する。このインクカートリッジの製造装置
の説明に先立ち、インクカートリッジにつき、図1〜図
4を用いて説明する。図1は、インクカートリッジの全
体を分解して示す斜視図である。図2(a)および
(b)は、インクカートリッジの外観を示す斜視図であ
る。図3は、インクカートリッジの内部構造を斜め上方
から見た斜視図である。図4は、インクカートリッジの
内部構造を示す背面図である。
【0012】図2(a)および(b)に示すインクカー
トリッジ1は、一方側に開口する平面ほぼコ字状のカー
トリッジ本体としての容器本体(下ケース)2と、この
容器本体2の開口部を封止する蓋体(上ケース)3とを
有し、その内部がインク流路系および空気流路系(共に
後述)から大略構成されている。
【0013】前記容器本体2の下方部には、記録ヘッド
のインク供給針(共に図示せず)に接続可能なインク供
給口4およびこのインク供給口4の側方に並列する第一
開口部(開放孔)85(図3に図示),第二開口部(図
示せず)が設けられている。前記第一開口部85はイン
ク収容室(インクタンク室)11に連通され、また前記
第二開口部86は前記インク収容室11およびインクエ
ンド室(後述)に連通されている。
【0014】前記インク供給口4は、インクエンド室
(バッファ室,差圧弁収容室)に連通されている。この
インク供給口4内には、図1に示すように、ゴム等から
なる略円柱状のシール部材200が装着されている。こ
のシール部材200の中央部には、軸線方向に開口する
貫通孔200aが設けられている。また、前記インク供
給口4内には、前記インク供給針の挿抜によって前記貫
通孔200aを開閉するスプリング受け(弁体)201
が配設され、さらにこのスプリング受け201を前記シ
ール部材200に付勢する圧縮コイルスプリング202
が弾装されている。
【0015】前記容器本体2の上方側部にはカートリッ
ジホルダに着脱可能な係止部材5,6が一体に設けられ
ている。そして、図2(a)に示すように一方の係止部
材5の下方部には回路基板(IC基板)7が配設され、
他方の係止部材6の下方部には同図(a)および(b)
に示すようにバルブ収容室8が配設されている。なお、
前記回路基板7は、インクに関する情報データ、例えば
色種,顔料/染料系インクの種別,インク残量,シリア
ル番号,有効期限および対象機種等のデータを書き込み
可能に保存した記憶素子を有している。
【0016】また、図1において、符号88は前記容器
本体2の上面部にインクカートリッジの種類毎に異なる
形状を成すブロック87に対応して貼付される識別用の
ラベル、89は前記インク供給口4を封止するためのフ
ィルム、90は前記第一開口部85,第二開口部86を
封止するためのフィルム、91はインク充填済みのイン
クカートリッジ1を包むための減圧パックである。
【0017】次に、前記した容器本体2内の「インク流
路系」と「空気流路系」につき、図1〜図4を用いて説
明する。 「インク流路系」前記インクカートリッジ1には、図1
に示すように、前記容器本体2の正面側に内フィルム
(遮気性フィルム)56を介して前記蓋体3を接合する
ことにより、また前記容器本体2の背面側にカバーフィ
ルムとしての外フィルム(遮気性フィルム)57を介し
て保護ラベル83を接合することにより内部空間が形成
されている。この内部空間は、図3に示すように、前記
記録ヘッドに対するインク供給口側が若干下方となるよ
うに延在する仕切壁10によって上下に分割形成されて
いる。この内部空間の下部領域は、前記記録ヘッドの接
続状態において大気中に開放するインク収容室11とさ
れている。
【0018】前記インク収容室11には、各高さ位置が
互いに異なる二つの中間壁300,301が配設されて
いる。一方の中間壁300は、前記インク収容室11の
片側側面部と所定の間隔をもって配置されている。他方
の中間壁301は、前記インク収容室11の底面部に対
向し、前記中間壁300のインク供給口側に配置されて
いる。この中間壁301は、インク注入方向(上下)に
並列する二つの空間部11a,11bに前記インクタン
ク室11を隔成している。また、この中間壁301に
は、前記第一開口部85の軸線と同一の軸線をもつ貫通
孔301aが設けられている。
【0019】前記内部空間の上部領域は、前記仕切壁1
0を底面部とする枠部14によって区画されている。前
記枠部14の内部空間は、前記記録ヘッド112に接続
するインクエンド室(一部)を構成し、このインクエン
ド室の正面側が連通口15aを有する垂直壁15によっ
て左右に分割形成されている。この分割形成された内部
空間の一方側領域はバッファ室(インク収容室)16と
され、また他方側領域は負圧発生手段収容室(インク収
容室)17とされている。
【0020】前記バッファ室16には、前記インク収容
室11に連通する連通流路18が接続されている。この
連通流路18は、上下位置に連通口18a(下方の連通
口のみ図示)を有している。そして、この連通流路18
は、前記容器本体2の背面に開口して上下方向に延在す
る凹部18c(図4に図示)およびこの凹部18cの開
口を閉塞して封止する遮気性フィルム(外フィルム5
7)によって形成されている。また、この連通流路18
の上流側には、前記インク収容室11内に連通する上下
二つの連通口19a,19bを有する隔壁19が設けら
れている。一方の連通口19aは、前記インク収容室1
1内の下方領域にに開口する位置に配置されている。他
方の連通口19bは、前記インク収容室11内の上方領
域に開口する位置に配置されている。
【0021】一方、前記負圧発生手段収容室17には、
横長の仕切壁22および環状の仕切壁24によって、図
1に示す差圧弁52(膜弁)を収容する差圧弁収容室3
3(図4に図示)と、同じく図1に示すフィルタ55
(不織布フィルタ)を収容するフィルタ室34(図3に
図示)とが形成されている。このフィルタ室34と前記
差圧弁室33を隔成する仕切壁25には、前記フィルタ
55を通過したインクを前記フィルタ室34から前記差
圧弁収容室33に導く貫通孔25aが設けられている。
【0022】前記仕切壁24の下部には前記仕切壁10
との間に連通口26aを有する仕切壁26が、またその
側方には前記枠部14との間に連通口27aを有する仕
切壁27が設けられている。そして、前記仕切壁27と
前記枠部14との間には、前記連通口27aに連通し、
かつ上下方向に延在する連通路28が設けられている。
この連通路28の上方部には、前記フィルタ室34に領
域31を介して連通する貫通孔29が連設されている。
【0023】前記貫通孔29は、前記仕切壁27に連続
する仕切壁(環状壁)30によって形成されている。前
記領域31は、前記仕切壁22,24,30および仕切
壁30aによって形成されている。この領域31は、前
記容器本体2の一方端部(前記貫通孔29に連通する部
分)が深く、他方端部(前記フィルタ室34に連通する
部分)が浅く形成されている。
【0024】前記差圧弁収容室33には、エラストマー
等の弾性変形可能な差圧弁としての膜弁52が収容され
ている。この膜弁52は、図1に示すように、貫通孔5
2cを有し、圧縮コイルスプリング50によってフィル
タ室側に付勢され、かつその外周縁が環状の厚肉部52
aを介して容器本体2に超音波溶着によって固定されて
いる。
【0025】前記フィルタ室34には、インクを通過さ
せ、かつ塵埃等を捕捉する前記フィルタ55が配置され
ている。このフィルタ室34の開口部は前記内フィルム
56によって、また前記差圧弁収容室33の開口部は前
記外フィルム57によって封止されている。そして、イ
ンク供給口4内の圧力が低下すると、膜弁52が圧縮コ
イルスプリング50の付勢力に抗して弁座部25bから
離れる(貫通孔52cが開口する)ため、フィルタ55
を通過したインクは貫通孔52cを通過し、凹部35に
よって形成された流路を経てインク供給口4に流れ込む
ように構成されている。また、インク供給口4内のイン
ク圧力が所定の値に上昇すると、膜弁52が圧縮コイル
スプリング50の付勢力によって弁座部25bに着座
し、インクの流通を遮断するように構成されている。こ
のような動作を繰り返すことにより、一定の負圧を維持
しながらインクがインク供給口4に供給される。
【0026】「空気流路系」前記容器本体2の背面部に
は、図4に示すように、流路抵抗を高くする蛇行溝36
および大気中に開口する幅広な凹溝37(斜線部)が、
さらには前記インク収容室11(図3に図示)に至る平
面ほぼ矩形状の凹部38(空間部)が設けられている。
前記凹部38内には枠部39およびリブ40が設けら
れ、これらに通気性フィルム84(図1に図示)を張設
して大気通気室が形成されている。また、前記凹部38
の底面部(壁部)には貫通孔41が設けられ、前記バッ
ファ室16の仕切壁42(図3に図示)によって区画さ
れた細長い領域43に連通されている。この領域43は
貫通孔44を有し、仕切壁603によって区画された連
通溝45およびこの連通溝45に開口する貫通孔46を
介して大気開放室501(図3に図示)に連通されてい
る。この大気開放室501の開口部は、図1に示す前記
内フィルム(遮気性フィルム)502によって封止され
ている。さらに大気開放室501は、開口60を介して
インク収容室11に連通されている。この開口60は大
気弁65および板バネ62によって常時閉鎖され、また
開口60の容器本体2の背面側はフィルム61によって
空間を形成するように封止されている。
【0027】次に、本実施形態に係るインクカートリッ
ジ1の製造装置につき、図1および図5に基づいて説明
する。図5(a)〜(c)は、本発明の実施形態に係る
インクカートリッジの製造装置を示す平面図である。本
実施形態におけるインクカートリッジの製造装置は、図
5(a)に示す第一装置701および同図(b)に示す
第二装置702,第三装置703と同図(c)に示す第
四装置704とからなるため、これらを「第一装置」お
よび「第二装置」と「第三装置」と「第四装置」とに分
けて説明する。
【0028】「第一装置」第一装置701は、図5
(a)に矢印で示す方向(時計方向)に回動して前記容
器本体2を所定の回動位置に移送可能な回転テーブル7
11と、前記容器本体2にカートリッジ組付部品を組み
付けるための組付装置712〜714とを有している。
前記組付装置712〜714は、前記回転テーブル71
1の周囲に固定されている。なお、同図(a)中符号7
15は、前記組付装置712〜714によるカートリッ
ジ組付部品の組付後に組付高さを検査するための高さ検
査装置である。
【0029】前記組付装置712は、前記回転テーブル
711の部品取り込み位置A0 側に配置されており、前
記回転テーブル711上の前記容器本体2(インク供給
口4)内に前記圧縮コイルスプリング202を組み込む
ように構成されている。前記組付装置713は、前記両
組付装置712,714間に配置されており、前記回転
テーブル711上の前記容器本体2内に前記コイルスプ
リング202のスプリング受け(弁体)201を組み込
むように構成されている。なお、前記スプリング受け2
01の組込後にはその作動検査を行う。
【0030】前記組付装置714は、主副二つの組込装
置714a,714bからなり、前記回転テーブル71
1の部品取り出し位置B0 側に配置されている。そし
て、前記回転テーブル711上の容器本体2に対し、前
記シール部材200を二回に分けて組み込むように構成
されている。すなわち、副組込装置714bによって前
記シール部材200の一部が前記容器本体2内に押し込
まれ、その後に主組込装置714aによって前記シール
部材200の全体が全体が容器本体2内に押し込まれ
る。
【0031】「第二装置」第二装置702は、図5
(b)に示すように、前記容器本体2(シール部材20
0組込済み)を所定の回動位置に移送可能な回転テーブ
ル721〜725と、前記容器本体2にカートリッジ組
付部品を組み付けるための組付装置726〜736とを
有し、前記第一装置701と前記第三装置703間の製
造ライン800上に配置されている。前記製造ライン8
00は、二つのV字部800a,800bを有する平面
W字状のラインによって構成されている。
【0032】前記回転テーブル721〜725は、前記
製造ライン800の始端・終端位置および折曲位置に配
置され、かつ後述する移送手段に分離可能に連結されて
いる。すなわち、前記回転テーブル721はライン始端
位置に、前記回転テーブル725はライン終端位置にそ
れぞれ配置されている。また、前記回転テーブル722
〜724はライン折曲位置に配置されている。そして、
前記回転テーブル721〜725のうち回転テーブル7
21,723,725は反時計方向に回動し、回転テー
ブル722,724は時計方向に回動するように構成さ
れている。
【0033】前記回転テーブル721〜725のうち互
いに隣り合う二つの回転テーブル間には、前記容器本体
2を直線方向にテーブル間移送する移送手段801〜8
04が配設されている。このうち移送手段801,80
2,804は、前記容器本体2を反転させてその移送方
向端部の前後を替える反転装置801a,802a,8
04aを有している。また、移送手段803は、前記容
器本体2を反転させてその表裏面部を替える反転装置8
03aを有している。
【0034】前記組付装置726,727は前記回転テ
ーブル721の周囲に、前記組付装置728,729は
前記回転テーブル722の周囲にそれぞれ固定されてい
る。また、前記組付装置730,731は前記回転テー
ブル723の周囲に、前記組付装置732〜734は前
記回転テーブル724の周囲にそれぞれ固定されてい
る。そして、前記組付装置735,736は前記回転テ
ーブル725の周囲に固定されている。
【0035】前記組付装置726は、前記回転テーブル
721の部品取り込み位置A1 側に配置されており、前
記回転テーブル721上の前記容器本体2(負圧発生手
段収容室17)内に前記膜弁52を組み込む(挿入す
る)ように構成されている。前記組付装置727は、二
つの溶着装置(超音波溶着機)727a,727bから
なり、前記回転テーブル721の部品取り出し位置B1
側に配置されている。そして、前記回転テーブル721
上の前記容器本体2に対して膜弁52の周縁を溶着する
ように構成されている。
【0036】前記組付装置728は、前記回転テーブル
722の部品取り込み位置A2 側に配置されており、前
記スプリング受け203と前記ばね50とを一体化して
前記回転テーブル722上の容器本体2内に組み込むよ
うに構成されている。前記組付装置729は、組込装置
729aおよび溶着装置729bからなり、前記回転テ
ーブル722の部品取り出し位置B2 側に配置されてい
る。そして、前記回転テーブル722上の前記容器本体
2に対し、前記組込装置729aによって前記加圧フィ
ルム61を組み込み、これを前記溶着装置729bによ
って溶着するように構成されている。
【0037】前記組付装置730は、組込装置730a
および溶着装置730bからなり、前記回転テーブル7
23の部品取り込み位置A3 側に配置されている。そし
て、前記回転テーブル723上の前記容器本体2に対
し、前記組込装置730aによって前記通気性フィルム
84(切断済み)を組み込み、これを前記溶着装置73
0bによって溶着するように構成されている。
【0038】前記組付装置731は、主副二つの溶着装
置731a,731bからなり、前記回転テーブル72
3の部品取り出し位置B3 側に配置されている。そし
て、前記回転テーブル723上の容器本体2に対し、前
記外フィルム57を二回に分けて溶着するように構成さ
れている。すなわち、副溶着装置731bによって前記
外フィルム57の一部が前記容器本体2に溶着され、そ
の後に主溶着装置731aによって前記外フィルム57
の全体(被溶着部)が溶着される。この後、回転テーブ
ル723の部品取り出し位置B3 で前記反転装置803
aによって前記容器本体2の表裏面部が反転する。
【0039】前記組付装置732は、前記回転テーブル
724の部品取り込み位置A4 側に配置されており、前
記回転テーブル724上の前記容器本体2内に前記フィ
ルタ55を組み込むように構成されている。前記組付装
置733は、前記両組付装置732,734間に配置さ
れており、前記回転テーブル724上の前記容器本体2
内に前記大気弁65を組み込むように構成されている。
【0040】前記組付装置734は、組込装置734a
および取付(かしめ)装置734bからなり、前記回転
テーブル724の部品取り出し位置B4 側に配置されて
いる。そして、前記回転テーブル724上の容器本体2
内に前記弾性部材62を組み込み、これをかしめ固定す
るように構成されている。すなわち、前記板バネ62が
前記容器本体2に対し、前記組込装置734aによって
組み込まれ、その後に前記取付装置734bによってか
しめ固定される。
【0041】前記組付装置735は、主副二つの溶着装
置735a,735bからなり、前記回転テーブル72
5の部品取り込み位置A5 側に配置されている。そし
て、前記回転テーブル725上の容器本体2に対し、前
記内フィルム502を二回に分けて溶着するように構成
されている。すなわち、副溶着装置735bによって前
記内フィルム502の一部が前記容器本体2に溶着さ
れ、その後に主溶着装置735aによって前記内フィル
ム502の全体(被溶着部)が溶着される。
【0042】前記組付装置736は、主副二つの溶着装
置736a,736bからなり、前記回転テーブル72
5の部品取り出し位置B5 側に配置されている。そし
て、前記回転テーブル725上の容器本体2に対し、前
記内フィルム56を二回に分けて溶着するように構成さ
れている。すなわち、副溶着装置736bによって前記
内フィルム56の一部が前記容器本体2に溶着され、そ
の後に主溶着装置736aによって前記内フィルム56
の全体が溶着される。
【0043】「第三装置」第三装置703は、図5
(b)に矢印で示す方向(時計方向)に回動して前記容
器本体2(内フィルム56など溶着済み)を所定の回動
位置に移送可能な回転テーブル737と、前記容器本体
2のリーク等を検査するための検査装置738と、この
検査装置738によるカートリッジ検査後に前記IC基
板7を組み付けるための組付装置739とを有してい
る。
【0044】前記回転テーブル737は、検査工程用の
テーブルからなり、前記製造ライン800の延長線80
0cの端部に配置され、かつ後述する移送手段に分離可
能に連結されている。前記延長線(製造ライン)800
c上には、前記容器本体2に前記蓋体3を組み込むため
の組込装置805および前記容器本体2を直線方向にテ
ーブル間移送する移送手段806が配設されている。こ
の移送手段806は、前記容器本体2の方向を変換可能
な方向変換装置806aを有している。
【0045】前記検査装置738は、前記回転テーブル
737の部品取り込み位置A6 側に配置されており、イ
ンク・空気流路のリークおよび大気開放弁のシールと差
圧弁の作動圧確認等との検査を実施するように構成され
ている。前記組付装置739は、組込装置739aおよ
び取付装置739bからなり、前記回転テーブル737
の部品取り出し位置B6 側に配置されている。そして、
前記容器本体2に前記IC基板7を組み込み、その後に
前記容器本体2の一部をかしめて前記IC基板7を固定
するように構成されている。
【0046】「第四装置」第四装置704は、図5
(c)に示すように、時計方向に回動して前記容器本体
2(IC基板7組付済み)を所定の回動位置に移送可能
な回転テーブル741,742と、前記容器本体2にカ
ートリッジ組付部品を組み付けるための組付装置743
〜746と、前記容器本体2内にインクを注入するため
のインク注入機747とを有している。
【0047】前記回転テーブル741,742は、前記
製造ライン807の始端・終端部に配置され、かつ後述
する移送手段に分離可能に連結されている。前記インク
注入機747は、前記両回転テーブル741,742間
の製造ライン807に沿って配設されている。前記製造
ライン807上には、前記容器本体2を直線方向にテー
ブル間移送する移送手段808が配設されている。この
移送手段808は、前記容器本体2を反転させてその上
下端部を(インク供給口4が上になるように)替える反
転装置808aを有している。
【0048】前記組付装置743,744は、前記回転
テーブル741の周囲に配設されている。このうち組付
装置743は、前記回転テーブル741の部品取り込み
位置A7 側に配置されており、前記容器本体2に前記ブ
ロック87を組み込むように構成されている。一方、組
付装置744は、前記回転テーブル741の部品取り出
し位置B7 側に配置されており、前記容器本体2に前記
ラベル88を貼り付けてそのコードを照合確認するよう
に構成されている。なお、図5(c)中符号748は、
前記容器本体2における前記外フィルム57にトリミン
グ処理を施す処理装置である。また、符号749は、前
記ブロック87を照合確認する照合装置である。
【0049】前記組付装置745,746は、前記回転
テーブル742の周囲に配設されている。このうち組付
装置745は、前記回転テーブル742の部品取り込み
位置A8 側に配置されており、前記容器本体2にフィル
ム90を溶着して前記第一開口部85および前記第二開
口部86を封止するように構成されている。一方、組付
装置746は、前記組付装置745における部品取り込
み位置A8 と反対側に配置されており、前記容器本体2
にフィルム89を溶着して前記インク供給口4を封止す
るように構成されている。なお、前記組付装置746の
部品取り出し位置側には、前記パック91による封止後
に重量等を確認するための検査装置750が配設されて
いる。
【0050】次に、本実施形態におけるインクカートリ
ッジの製造方法につき、図1および図5(a)〜(c)
を用いて説明する。本実施形態におけるインクカートリ
ッジの製造方法は、図5(a)に示す第一装置701に
よる第一工程および同図(b)に示す第二装置702,
第三装置703による第二工程,第三工程と同図(c)
に示す第四装置704による第四工程とが順次実施され
るため、これら「第一工程」および「第二工程」と「第
三工程」と「第四工程」とについて順次説明する。
【0051】「第一工程」先ず、回転テーブル711を
図5(a)に矢印で示す方向(時計方向)に回動させて
部品取り込み位置A0 から組付装置712まで容器本体
2を移送し、この移送を所定の位置で停止して組付装置
712によって容器本体2内に圧縮コイルスプリング2
02を組み込む。この場合、部品取り込み位置A0 には
容器本体2が供給されているものとする。次に、回転テ
ーブル711を時計方向にさらに回動させて組付装置7
12から組付装置713まで容器本体2(圧縮コイルス
プリング202組込済み)を移送し、この移送を所定の
位置で停止して組付装置713によって容器本体2内に
スプリング受け201を組み込む。
【0052】そして、スプリング受け(弁体)201の
作動検査をした後、回転テーブル711を時計方向にさ
らに回動させて組付装置713から組付装置714まで
容器本体2(スプリング受け201組込済み)を移送
し、この移送を所定の位置で停止して組付装置714に
よって容器本体2内にシール部材200を組み込む。こ
の場合、副組込装置714bによってシール部材200
の一部が容器本体2内に押し込まれ、その後に主組込装
置714aによってシール部材200の全体が容器本体
2内に押し込まれる。この後、高さ検査装置715によ
ってカートリッジ組付部品の組付高さを検査し、回転テ
ーブル711を時計方向にさらに回動させて組付装置7
14から部品取り出し位置B0 に移送する。
【0053】「第二工程」本第二工程は、組付工程〜
組付工程が順次実施されるため、これら<組付工程
>および<組付工程>と<組付工程>と<組付工程
>と<組付工程>とについて順次説明する。 <組付工程>先ず、回転テーブル721を図5(b)
に矢印で示す方向(反時計方向)に回動させて部品取り
込み位置A1 から組付装置726まで容器本体2を移送
し、この移送を所定の位置で停止して組付装置726に
よって容器本体2内に膜弁52を組み込む。この場合、
回転テーブル721の部品取り込み位置A1 には容器本
体2(シール部材200組込済み)がその正面部をテー
ブル側に対向させて供給されている。
【0054】次に、回転テーブル721を反時計方向に
さらに回動させて組付装置726から組付装置727ま
で容器本体2(膜弁52組込済み)を移送し、この移送
を所定の位置で停止して組付装置727(溶着装置72
7a,727b)によって容器本体2内に膜弁52を溶
着する。そして、回転テーブル721を反時計方向にさ
らに回動させて組付装置727から部品取り出し位置B
1 まで容器本体2を移送した後、この部品取り出し位置
1 から移送手段801によって回転テーブル722の
部品取り込み位置A2 まで移送する。この場合、容器本
体2が回転テーブル722の部品取り込み位置A 2 で反
転装置801aによって反転し、その移送方向端部の前
後が替わる。
【0055】<組付工程>先ず、回転テーブル722
を図5(b)に矢印で示す方向(時計方向)に回動させ
て部品取り込み位置A2 から組付装置728まで容器本
体2(膜弁52溶着済み)を移送し、この移送を所定の
位置で停止して組付装置728によってスプリング受け
203とばね50とを一体化した状態で容器本体2内に
組み込む。次に、回転テーブル722を時計方向にさら
に回動させて組付装置728から組付装置729まで容
器本体2(スプリング受け203,ばね50組込済み)
を移送した後、この移送を所定の位置で停止して組込装
置729aによって容器本体2内に加圧フィルム61を
組み込んでから、これを溶着装置729bによって容器
本体2内に溶着する。
【0056】そして、回転テーブル722を時計方向に
さらに回動させて組付装置729から部品取り出し位置
2 まで容器本体2を移送した後、この部品取り出し位
置B 2 から移送手段802によって回転テーブル723
の部品取り込み位置A3 まで移送する。この場合、容器
本体2が回転テーブル723の部品取り込み位置A3
反転装置802aによって反転し、その移送方向端部の
前後が替わる。
【0057】<組付工程>先ず、回転テーブル723
を図5(b)に矢印で示す方向(反時計方向)に回動さ
せて部品取り込み位置A3 から組付装置730まで容器
本体2(加圧フィルム溶着済み)を移送し、この移送を
所定の位置で停止して切断済みの通気性フィルム84を
組込装置730aによって容器本体2内に組み込んでか
ら、溶着装置730bによって溶着する。次に、回転テ
ーブル723を反時計方向にさらに回動させて組付装置
730から組付装置731まで移送し、この移送を所定
の位置で停止して外フィルム57を組付装置731によ
って容器本体2に溶着する。この場合、副溶着装置73
1bによって外フィルム57の一部が容器本体2に溶着
され、その後に主溶着装置731aによって外フィルム
57の全部(被溶着部)が容器本体2に溶着される。
【0058】そして、回転テーブル723を反時計方向
にさらに回動させて組付装置731から部品取り出し位
置B3 まで容器本体2を移送した後、この部品取り出し
位置B3 から移送手段803によって回転テーブル72
4の部品取り込み位置A4 まで移送する。この場合、容
器本体2が回転テーブル723の部品取り出し位置B 3
で反転装置803aによって反転し、その上下端部が
(インク供給口4が上になるように)替わる。
【0059】<組付工程>先ず、回転テーブル724
を図5(b)に矢印で示す方向(時計方向)に回動させ
て部品取り込み位置A4 から組付装置732まで容器本
体(外フィルム57溶着済み)2を移送し、この移送を
所定の位置で停止して組付装置732によって容器本体
2内にフィルタ55を組み込む。次に、回転テーブル7
24を時計方向にさらに回動させて組付装置732から
組付装置733まで容器本体(フィルタ55組込済み)
2を移送し、この移送を所定の位置で停止して組付装置
733によって容器本体2内に大気弁65を組み込む。
【0060】そして、回転テーブル724を時計方向に
さらに回動させて組付装置733から組付装置734ま
で容器本体2(大気弁65組込済み)を移送し、この移
送位置で組付装置734によって容器本体2内に板バネ
62を組み込んでから、容器本体2の一部をかしめて板
バネ62を固定する。この後、回転テーブル724を時
計方向にさらに回動させて組付装置734から部品取り
出し位置B4 まで容器本体2を移送した後、この部品取
り出し位置B 4 から移送手段804によって回転テーブ
ル725の部品取り込み位置A5 まで移送する。この場
合、容器本体2が回転テーブル725の部品取り込み位
置A5で反転装置804aによって反転し、その移送方
向端部の前後が替わる。
【0061】<組付工程>先ず、回転テーブル725
を図5(b)に矢印で示す方向(反時計方向)に回動さ
せて部品取り込み位置A5 から組付装置735まで容器
本体2(大気開放弁601組付済み)を移送し、この移
送を所定の位置で停止して内フィルム502を組付装置
735によって容器本体2内に溶着する。この場合、副
溶着装置735bによって内フィルム502の一部が容
器本体2に溶着され、その後に主溶着装置735aによ
って内フィルム502の全体(被溶着部)が容器本体2
に溶着される。次に、回転テーブル725を反時計方向
にさらに回動させて組付装置735から組付装置736
まで移送し、この移送を停止して所定の位置で内フィル
ム56を組付装置736によって容器本体2に溶着す
る。この場合、副溶着装置736bによって内フィルム
56の一部が容器本体2に溶着され、その後に主溶着装
置736aによって内フィルム56の全部(被溶着部)
が容器本体2に溶着される。
【0062】そして、回転テーブル725を反時計方向
にさらに回動させて組付装置736から部品取り出し位
置B5 まで容器本体2を移送した後、組込装置805に
よって蓋体3を容器本体2内に組み込み、これを部品取
り出し位置B5 から移送手段806によって回転テーブ
ル737の部品取り込み位置A6 まで移送する。この場
合、容器本体2が回転テーブル737の部品取り込み位
置A6 で方向変換装置806aによってその方向を変換
し、検査時の姿勢が保持される。
【0063】「第三工程」先ず、回転テーブル737を
図5(b)に矢印で示す方向(時計方向)に回動させて
部品取り込み位置A6 から検査装置738まで容器本体
(内フィルム56溶着済み)2を移送し、この移送を所
定の位置で停止して検査装置738によって容器本体2
内のインク・空気流路のリークおよび大気開放弁601
のシールと差圧弁52の作動圧確認等を行う。次に、回
転テーブル737を時計方向にさらに回動させて検査装
置738から組付装置739まで容器本体2を移送し、
この移送を所定の位置で停止して組付装置739によっ
て容器本体2内にIC基板7を組み込んでから、容器本
体2の一部をかしめてIC基板7を固定する。そして、
回転テーブル737を時計方向にさらに回動させて組付
装置739から部品取り出し位置B6 まで容器本体2を
移送する。
【0064】「第四工程」本第四工程は、照合工程およ
びインク注入工程と封止(検査)工程とが順次実施され
るため、これら<照合工程>および<インク注入工程>
と<封止工程>とについて順次説明する。 <照合工程>先ず、回転テーブル741を図5(c)に
矢印で示す方向(時計方向)に回動させて部品取り込み
位置A7 から処理装置748まで容器本体2(IC基板
7取付済み)を移送し、この移送を所定の位置で停止し
て処理装置748によって外フィルム57にトリミング
処理を施す。この場合、回転テーブル741の部品取り
込み位置A7 には容器本体(IC基板7取付済み)2が
供給されているものとする。次に、回転テーブル741
を時計方向にさらに回動させて処置装置748から組付
装置743まで移送し、この移送を所定の位置で停止し
て組付装置743によって容器本体2内にブロック87
を組み込む。
【0065】そして、回転テーブル741を時計方向に
さらに回動させて処理装置743から組付装置744ま
で容器本体2を移送し、この移送を所定の位置で停止し
て組付装置744によって容器本体2にラベル88を貼
り付けてから、そのコードを照合確認する。この後、回
転テーブル741を時計方向にさらに回動させて組付装
置744から照合装置749まで移送し、この移送を所
定の位置で停止して照合装置749によってブロック8
7を照合確認してから、回転テーブル741の部品取り
出し位置B7 に移送した後、この部品取り出し位置B7
から移送手段808によってインク注入機747まで移
送する。この場合、容器本体2がインク注入機747手
前で反転装置808aによって反転し、その上下端部が
(インク供給口4が上になるように)替わる。
【0066】<インク注入工程>インク注入機747に
よって容器本体2内にインク供給口4およびインク注入
孔(第二開口部86)からインクが注入される。このイ
ンク注入は、インク注入機747のインクコードとラベ
ル88のコードとが照合され、これらコードが合致する
場合に行われる。この後、インク注入機747から移送
手段808によって回転テーブル742の部品取り込み
位置A8 まで移送する。
【0067】<封止工程>先ず、回転テーブル742を
図5(c)に矢印で示す方向(時計方向)に回動させて
部品取り込み位置A8 から組付装置745まで容器本体
(インク注入済み)2を移送し、この移送を所定の位置
で停止して組付装置745によって容器本体2にフィル
ム90を溶着して第一開口部85および第二開口部86
を封止する。次に、回転テーブル742を時計方向にさ
らに回動させて組付装置745から組付装置746まで
容器本体(フィルム90溶着済み)2を移送し、この移
送を所定の位置で停止して組付装置746によって容器
本体2にフィルム89を溶着してインク供給口4を封止
する。
【0068】そして、回転テーブル742を時計方向に
さらに回動させて組付装置746からパック封止位置ま
で容器本体2(フィルム89溶着済み)を移送し、この
移送を所定の位置で停止して容器本体2をパック91に
よって減圧封止する。この後、回転テーブル742を時
計方向にさらに回動させてパック封止位置から検査装置
750まで容器本体2(減圧封止済み)を移送し、検査
装置750によって容器本体2の重量等を検査する。
【0069】このように、回転テーブル721〜725
上においては円周方向に沿って容器本体2が移送され、
また回転テーブル721〜725間は製造ライン800
の直線方向に沿って容器本体2が移送される。したがっ
て、従来のようには容器本体2の移送距離が特定の方向
に大きくならず、製造スペースの使用効率を高めること
ができる。
【0070】また、各回転テーブル721〜725上に
おいて容器本体2内にカートリッジ組付部品を組み付け
ることができるため、各回転テーブル毎に独立して容器
本体2を移送することができ、カートリッジ製造上の高
速化を図ることができる。さらに、各回転テーブル72
1〜725上において容器本体2内にカートリッジ組付
部品を組み付け可能であるため、回転テーブル721〜
725を交換することにより組付工程の順序を変更する
ことができ、その変更作業の簡素化を図ることもでき
る。
【0071】なお、本実施形態においては、製造ライン
800を平面W字状のラインとする場合について説明し
たが、本発明はこれに限定されず、平面I字状のライ
ン,平面V字状のラインあるいはこれらの組み合わせラ
インとしてもよい。すなわち要するに、容器本体2を直
線方向に移送するための移送手段が回転テーブル間に配
設されていればよく、その平面形状は回転テーブル数に
応じて適宜変更することができる。また、本実施形態に
おいては、第二装置702と第三装置703とを連結す
る場合について説明したが、本発明はこれに限定され
ず、第一装置701〜第四装置704の全装置を連結し
てもよい。
【0072】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
係るインクカートリッジの製造装置によると、製造スペ
ースの使用効率を高めることができるとともに、カート
リッジ製造上の高速化および組付工程における順序変更
作業の簡素化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクカートリッジの全体を分解して示す斜視
図である。
【図2】(a)および(b)は、インクカートリッジの
外観を示す斜視図である。
【図3】インクカートリッジの内部構造を斜め上方から
見た斜視図である。
【図4】インクカートリッジの内部構造を示す背面図で
ある。
【図5】(a)〜(c)は、本発明の実施形態に係るイ
ンクカートリッジの製造装置を示す平面図である。
【符号の説明】
1 インク
カートリッジ 2 容器本
体 3 蓋体 4 インク
供給口 8 バルブ
収容室 11 インク
収容室 15 垂直壁 15a 連通口 16 バッフ
ァ室 17 負圧発
生手段収容室 18 連通流
路 18a 連通口 18c 凹部 19 隔壁 19a,19b 連通口 25 仕切壁 25a 貫通孔 25b 弁座部 26 仕切壁 26a 連通口 28 連通路 29 貫通孔 31 領域 33 差圧弁
収容室 34 フィル
タ室 35,38 凹部 52 膜弁 55 フィル
タ 56 内フィ
ルム 57 外フィ
ルム 85 第一開
口部 711,721〜725,737 ,741,742
回転テーブル 712〜714,726〜736,739,743〜7
46 組付装置 800 製造ラ
イン 801〜804,806,808 移送手
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小池 尚志 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 太田 睦彦 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 品田 聡 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 KB05 KB27 KC13 KC16 KC27 KC30 3C030 DA15

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カートリッジ本体内に複数のカートリッ
    ジ組付部品を組み付けてなるインクカートリッジの製造
    装置において、 前記カートリッジ本体を所定の回動位置に移送可能な少
    なくとも二つの回転テーブルと、 これら各回転テーブルの周囲に配設され、前記カートリ
    ッジ本体に前記カートリッジ組付部品を組み付けるため
    の複数の組付装置とを備え、 前記回転テーブル間に、前記カートリッジ本体を直線方
    向に移送するための移送手段を配設したことを特徴とす
    るインクカートリッジの製造装置。
  2. 【請求項2】 前記インクカートリッジの製造ラインを
    平面I字状のラインとし、このラインの始端・終端位置
    に前記回転テーブルが配置されていることを特徴とする
    請求項1に記載されたインクカートリッジの製造装置。
  3. 【請求項3】 前記インクカートリッジの製造ラインを
    平面V字状のラインとし、このラインの始端・終端位置
    および折曲位置に前記回転テーブルが配置されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載されたインクカートリッ
    ジの製造装置。
  4. 【請求項4】 前記インクカートリッジの製造ラインを
    平面W字状のラインとし、このラインの始端・終端位置
    および折曲位置に前記回転テーブルが配置されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載されたインクカートリッ
    ジの製造装置。
  5. 【請求項5】 前記回転テーブルが前記移送手段に分離
    可能に連結されていることを特徴とする請求項1乃至請
    求項4のいずれかに記載されたインクカートリッジの製
    造装置。
  6. 【請求項6】 前記移送手段が、前記カートリッジ本体
    を反転させてその移送方向端部の前後を替える反転装置
    を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれ
    かに記載されたインクカートリッジの製造装置。
  7. 【請求項7】 前記回転テーブルが、部品組付済みのカ
    ートリッジ本体を検査するための検査工程用の回転テー
    ブルを含むことを特徴とする請求項1乃至請求項6のい
    ずれかに記載されたインクカートリッジの製造装置。
  8. 【請求項8】 前記移送手段の側方に、前記カートリッ
    ジ本体内にインクを注入するためのインク注入機が配設
    されていることを特徴とする請求項1乃至請求項7のい
    ずれかに記載されたインクカートリッジの製造装置。
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