JP3943359B2

JP3943359B2 - Pneumatic tire

Info

Publication number: JP3943359B2
Application number: JP2001307845A
Authority: JP
Inventors: 正俊田中
Original assignee: Sumitomo Rubber Industries Ltd
Current assignee: Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date: 2001-10-03
Filing date: 2001-10-03
Publication date: 2007-07-11
Anticipated expiration: 2021-10-03
Also published as: JP2003112505A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、サイドウォール部での耐カット性を向上しうる空気入りタイヤに関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
４輪駆動車やスポーツユーティリティビークル（ＳＵＶ）、トラック用などの空気入りタイヤにあっては、悪路ないし不整地を走行する機会が多々ある。このような悪路走行時には、図１０に略示する如く、サイドウォール部ｂに鋭利な石ｃなどが衝突することによって、該サイドウォール部ｂにカット傷が生じタイヤ損傷を招くことがある。従来、このような不具合に対処するため、例えば図１１に示すように、サイドウォール部ｂの外壁面にこの外壁面から隆起させたプロテクタｆを設け、耐カット性を高めることが提案されている。このプロテクタは、タイヤ周方向に連続して環状でのびる複数のひだ状部ｆ１…からなる。
【０００３】
発明者らは、悪路走行時において生じるこの種のカット傷について種々調査したところ、カット傷の多くのものは、図１０に示したように、路面ｇに対して垂直方向の外力Ｙ（換言すれば、タイヤ半径方向の外力）によるものであることが判明した。ところが、従来のプロテクタｆでは、このような外力Ｙに対しては、ひだ状部ｆ１が大きく折れ曲がり、その根本に応力が集中して欠損しやすい。つまり、サイドウォール部ｂの保護効果が十分ではない。
【０００４】
本発明は、以上のような実状に鑑み案出なされたもので、プロテクターの隆起高さが最大となる最大隆起部を該プロテクタのタイヤ半径方向の外端近傍に設けかつこの最大隆起部から隆起高さが該プロテクタのタイヤ半径方向の内端に向かって漸減させることを基本として、トレッド面に対して垂直方向（タイヤ半径方向）から作用する外力から効果的にサイドウォール部を保護し、かつ重量の増大を抑制しうる空気入りタイヤを提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明のうち請求項１記載の発明は、サイドウォール部の少なくとも一方の外壁面に、この外壁面から隆起してタイヤ周方向にのびる環状の隆起部からなるプロテクタを有する空気入りタイヤであって、前記プロテクタは、隆起高さが最大となる最大隆起部を該プロテクタのタイヤ半径方向の外端近傍に有し、かつこの最大隆起部から隆起高さが該プロテクタのタイヤ半径方向の内端に向かって漸減することを特徴としている。
【０００６】
また請求項１記載の発明は、前記プロテクタが、タイヤ半径方向外側でタイヤ周方向に環状に連続する外の環状部と、そのタイヤ半径方向内側でタイヤ周方向に環状で連続する内の環状部と、外、内の環状部間を継ぐ継ぎ部を残して該プロテクタの表面を凹ませてなる凹部を具えることを特徴としている。
【０００７】
さらに請求項１の発明は、前記プロテクタが、その全表面積Ｓａと前記凹部の表面積Ｓｏとの比（Ｓｏ／Ｓａ）であるシー比が４０〜６０％であることを特徴とする。
【０００８】
また請求項２記載の発明は、前記プロテクタは、正規リムにリム組みしかつ正規内圧を充填した無負荷の正規状態におけるタイヤ軸を含むタイヤ子午線断面において、該プロテクタのタイヤ半径方向の内端とタイヤ半径方向の外端とを結ぶサイドウォール部仮想外壁面に対して、前記内端から前記最大隆起部に至るプロテクタ面基準直線が１０〜２５゜で外向きにのびることを特徴とする。
【０００９】
本明細書において「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばＪＡＴＭＡであれば標準リム、ＴＲＡであれば "Design Rim" 、或いはＥＴＲＴＯであれば "Measuring Rim" とする。また、「正規内圧」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、ＪＡＴＭＡであれば最高空気圧、ＴＲＡであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ＥＴＲＴＯであれば "INFLATION PRESSURE" とするが、タイヤが乗用車用である場合には１８０ｋＰａとする。
【００１０】
また請求項３記載の発明は、前記プロテクタは、タイヤ半径方向の内端から外端に至るタイヤ半径方向のプロテクタ長さを１５〜４０ mm としたことを特徴とする。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の一形態を図面に基づき説明する。
図１において空気入りタイヤ１は、トレッド部２からサイドウォール部３をへてビード部４のビードコア５に至るトロイド状のカーカス６と、トレッド部２の内部かつカーカス６のタイヤ半径方向外側に配されるベルト層７とを有するラジアルタイヤが例示される。
【００１２】
前記カーカス６は、１ないし複数枚のカーカスプライ６Ａで構成される。カーカスプライ６Ａは、本例ではナイロン、ポリエステル、芳香族ポリアミド、芳香族ポリエステル、レーヨン等の有機繊維からなるカーカスコードをタイヤ赤道Ｃに対して７０〜９０度傾斜させたラジアル構造をなす。またベルト層７は、２枚のベルトプライ７Ａ、７Ａからなり、該ベルトプライ７Ａは芳香族ポリアミド、芳香族ポリエステル、ナイロン、ポリエステル、レーヨン等の有機繊維及びスチールコード等からなるベルトコードを互いに交差する向きに配列しタガ効果を有してトレッド部２を補強する。なおカーカス６、ベルト層７の態様は、いずれも例示であって、これに限定されるものではない。
【００１３】
本実施形態の空気入りタイヤ１は、図２ないし図３に拡大して示すように、サイドウォール部３の少なくとも一方の外壁面３ａに、この外壁面３ａから隆起してタイヤ周方向にのびる環状の隆起部からなるプロテクタ９を具えている。本発明のプロテクタ９は、図５〜図９に示すように、タイヤ半径方向外側でタイヤ周方向に環状に連続する外の環状部１７と、そのタイヤ半径方向内側でタイヤ周方向に環状で連続する内の環状部１９と、外、内の環状部１７、１９間を継ぐ継ぎ部２０を残して該プロテクタ９の表面を凹ませてなる凹部１５を具えるが、図２〜４において、凹部１５を設けない場合について、このプロテクタ９の外輪郭形状を予め説明する。このプロテクタ９は、隆起高さｈが最大（ｈmax ）となる最大隆起部９Ｔを該プロテクタ９のタイヤ半径方向の外端９ｏの近傍に有し、かつこの最大隆起部９Ｔから隆起高さｈが該プロテクタ９のタイヤ半径方向の内端９ｉに向かって漸減することを特徴事項の一つとしている。
【００１４】
本例のプロテクタ９は、そのタイヤ半径方向の外端９ｏから前記最大隆起部９Ｔにのびかつタイヤ半径方向の外側を向く外向き面１０と、前記最大隆起部９Ｔからタイヤ半径方向の内端９ｉにのびかつタイヤ軸方向の外側を向く側面１１とを有し、断面略三角形状をなすものが例示されている。
【００１５】
前記プロテクタ９の「隆起高さ」とは、サイドウォール部の外壁面３ａに対する法線方向の高さであり、図２に示すように測定する。また該プロテクタ９が設けられた部分におけるサイドウォール部の外壁面３ａは、前記プロテクタの外端９ｏ、内端９ｉ間をそのタイヤ半径方向内外の曲線に沿って滑らかに継ぐことにより補うものとする（この滑らかに継いだ曲線を一点鎖線にて示している。）。またプロテクタ９の外端９ｏの近傍とは、プロテクタ長さＬ（後述）の中間点よりもタイヤ半径方向外側の領域を意味する。
【００１６】
プロテクタ９は、最大隆起部９Ｔをその外端９ｏの近傍に有しかつそこから隆起高さｈを前記内端９ｉに向かって漸減させているため、走行中に路面の石などから受ける半径方向の外力Ｙに対して高い曲げ剛性を発揮でき、該外力Ｙに強固に対抗することができる。従って、該プロテクタ９自身の欠損ないしは亀裂の発生を効果的に防止し、長期に亘ってサイドウォール部３の保護効果を確実なものとする。
【００１７】
なお前記最大隆起高さｈmax が小さすぎると、サイドウォール部３の保護効果が低下し、逆に大きすぎても不必要にタイヤ重量を増しかつサイドウォール部３での発熱を増大させる傾向があるため好ましくない。このような観点より、前記最大隆起高さｈmax は、２〜１５mm、より好ましくは３〜１３mm、さらに好ましくは４〜１２mmとするのが望ましい。なおこの最大隆起高さｈmax は後述の正規状態で測定する。
【００１８】
また本実施形態の空気入りタイヤ１は、正規リムＪにリム組みしかつ正規内圧を充填した無負荷の正規状態におけるタイヤ軸を含むタイヤ子午線断面（図１に示す）において、図２に拡大するように、該プロテクタ９の内端９ｉと外端９ｏとを結ぶ直線であるサイドウォール部仮想外壁面Ａが、タイヤ半径方向線Ｎに対して３０〜４５゜程度の角度αで傾くものを例示している。タイヤの負荷走行時では、サイドウォール部３が屈曲変形するため正規状態よりも前記角度αはさらに大きくなり路面の石等との接触機会が増す。従って、かかる角度αを有するタイヤにプロテクタ９を設けることが効果的である。
【００１９】
また前記正規状態において、プロテクタ９の内端９ｉから前記最大隆起部９Ｔに至るプロテクタ面基準直線Ｂは、前記サイドウォール部仮想外壁面Ａに対して１０〜２５゜、より好ましくは１０〜２０゜の角度γで外向きにのびることが望ましい。前記角度γが１０゜未満であると、サイドウォール部３の耐カット性を向上することが困難となり、逆に２５゜を超えると、プロテクタ９のゴムボリュームが増し、タイヤ重量を損ねかつ発熱しやすい傾向がある。特に好ましくは、前記正規状態において、前記プロテクタ面基準直線Ｂは、タイヤ半径方向線Ｎに対して５〜３５゜、より好ましくは５〜３０゜とすることにより、タイヤ半径方向の外力Ｙに対してより効果的に剛性を高めることができる。
【００２０】
またプロテクタ９の内端９ｉから外端９ｏまでのタイヤ半径方向の長さであるプロテクタ長さＬは、例えば１５〜４０mm、より好ましくは２０〜４０mm、さらに好ましくは２５〜４０mmに設定するのが望ましい。このプロテクタ長さＬが、１５mmを下回ると、プロテクタ９の外力Ｙに対する剛性が不足する傾向があり、逆に４０mmを超えると不必要にタイヤ重量を増しかつプロテクタによってサイドウォール部３が発熱しやすい傾向がある。
【００２１】
プロテクタ９の配設位置は、特に限定はされないが、その外端９ｏとトレッド接地端Ｔｅとの間のタイヤ半径方向距離Ｓをタイヤ断面高さＨの０．１〜０．３倍、より好ましくは０．１〜０．２５倍に設定するのが望ましい。前記距離Ｓがタイヤ断面高さＨの０．１倍未満になると、プロテクタ９の外端９ｏがトレッド接地端Ｔｅに接近しがちとなるため悪路以外の路面でも容易に路面と接触する機会が増し、走行性能を悪化させたり摩耗しやすくなる傾向がある。逆に前記距離Ｓがタイヤ断面高さＨの０．３倍を上回ると、比較的カット傷が生じやすいバットレス部近傍の保護が不足しがちとなる。
【００２２】
図４（Ａ）〜（Ｃ）には、プロテクタ９の他の形態の一例を示している。図４（Ａ）のものでは、プロテクタ９の側面１１がタイヤ軸方向外側に凸となる曲面により形成されるとともにサイドウォール部３の外壁面３ａに滑らかに接続する態様を示す。また図４（Ｂ）のものは、プロテクタ９の側面１１の内端近傍が段差部１２として形成されたものを示している。さらに図４（Ｃ）のものは、プロテクタ９の外向き面１０、側面１１がいずれも直線状で形成されたものを示す。さらに図４（Ｄ）のものは、プロテクタ９の外向き面１０、側面１１がいずれも円弧状の曲線で形成されたものを示す。
【００２３】
また図５、図６は本発明のプロテクタ９の一実施の形態を示している。プロテクタ９は、その表面を凹ませることにより該プロテクタ９の放熱を促進させる前記凹部１５が隔設される。本形態では、前記凹部１５が略三角形状をなすとともに、その一の頂点をタイヤ半径方向外側に向けた第１の凹部１５ａと、この第１の凹部１５ａと隣り合いかつ一の頂点をタイヤ半径方向内側に向けた第２の凹部１５ｂとを交互に含む。
【００２４】
このようなプロテクタ９は、タイヤ半径方向外側でタイヤ周方向に環状に連続する外の環状部１７と、そのタイヤ半径方向内側でタイヤ周方向に環状で連続する内の環状部１９と、外、内の環状部１７、１９間を本例ではトラス状に斜めにのびて継ぐ継ぎ部２０を残して該プロテクタの表面を凹ませてなる前記凹部１５が形成される。このようなプロテクタ９の外面を凹ませた前記凹部１５を形成することにより、プロテクタ９の形成に伴う重量増加を最小限に抑えることが可能となり、かつ走行中のプロテクタ９の放熱を促進できタイヤの耐久性の向上にも役立つ。また外の環状部１７に外力Ｙが作用した場合、トラス状に配された継ぎ部２０を介して内の環状部１９も外力を担持できるため、放熱性を促進しつつプロテクタ９の大幅な剛性低下を防止しうる点で好ましい。なおこのようなプロテクタ９では、凹部１５の形状によりタイヤのサイドウォール部３にアクセントを与え意匠的にも優れたものとしうる。
【００２５】
このようなプロテクタ９のＸ−Ｘ断面を図７に、同Ｙ−Ｙ断面を図８にそれぞれ示す。図８から明らかなように、このような態様であってもプロテクタ９は、隆起高さｈが最大（ｈmax ）となる最大隆起部９Ｔを該プロテクタ９のタイヤ半径方向の外端９ｏ近傍に有し、かつこの最大隆起部９Ｔから隆起高さｈがタイヤ半径方向の内端９ｉに向かって漸減する。また凹部１５の深さは特に限定されないが、好ましくは２mm以上、より好ましくはサイドウォール部３の外壁面３ａまでの深さとするのが望ましい。
【００２６】
またプロテクタ９は、その全表面積Ｓａと前記凹部１５の全表面積Ｓｏとの比（Ｓｏ／Ｓａ）であるシー比が４０〜６０％としている。より好ましくは４５〜５５％であることが望ましい。プロテクタ９の全表面積Ｓａは、凹部１５がないものとして計算されるプロテクタ９の全表面積、即ち、外向き面１０、側面１１の表面積とする。また凹部１５の全表面積Ｓｏは、該凹部の外縁が囲む面積の合計とする。前記比（Ｓｏ／Ｓａ）が４０％未満になると、凹部１５を設けたことによる軽量化と低発熱性とを効果的に実現できず、逆に６０％を超えるとプロテクタの強度が大幅に低下する傾向がある。
【００２７】
図９には、さらに本発明の他の実施形態を示す。
この形態では、プロテクタ９の前記継ぎ部２０がＸ字状に交差して形成されたものを例示している。このプロテクタ９のＺ−Ｚ断面は、図８に示したものと同形状をなす。このような継ぎ部２０は、プロテクタ９の剛性低下をより確実に防止するのに役立つ他、凹部１５への石の進入なども効果的に防止しうる。
【００２８】
【実施例】
タイヤサイズが２７５／６５Ｒ１６の乗用車用ラジアルタイヤを表１に示す仕様で試作するとともにその性能をテストした。比較例１として図１１のプロテクタをテストした。また各タイヤにおいては、プロテクタ以外の構成は同一とした。また共通条件は、下記の通りである。
・サイドウォール部仮想外壁面の角度α：３８゜
・比（距離Ｓ／タイヤ断面高さＨ）：０．１３
テスト条件は次の通りである。
【００２９】
（１）外傷の発生度合い
試供タイヤを四輪駆動車（ＳＵＶ）に装着し、岩石、採石などが散乱した悪路を約５０km走行した後、サイドウォール部に生じた外傷を目視により観察し総合的に評価した。評価は、以下の通りとした。
「○」：小さなゴム欠け、亀裂等はあるが、カーカスに達するような損傷がなく良好である。
「×」：カーカスに達する傷はないが、比較的大きなカット傷がある。
「××」：カーカスに達する傷があるが比較的小さい。
「×××」：カーカスに達する大きな傷がある。
【００３０】
（２）転がり抵抗
転がり抵抗試験機を用い、各タイヤを１６×８ＪＪのリムに装着し、内圧２００ｋＰａ、速度８０km／ｈ、荷重４．５ｋＮで転がり抵抗を測定し、比較例のタイヤを１００とした時の指数で表示した。指数は小さいほどプロテクタでの発熱も小さく良好である。
【００３１】
（３）プロテクタ重量
タイヤ１本当たりのプロテクタ重量を計算により求め、比較例を１００とする指数で表示した。数値が小さいほど軽量であることを示す。
テストの結果などを表１に示す。本発明の実施例１，２はプロテクタ重量も抑制している。
【００３２】
【表１】

【００３３】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項１ないし２記載の発明では、サイドウォール部の外壁面に設けられたプロテクタが、隆起高さが最大となる最大隆起部を該プロテクタのタイヤ半径方向の外端近傍に有し、かつこの最大隆起部から隆起高さが該プロテクタのタイヤ半径方向の内端に向かって漸減している。これにより、プロテクタは、悪路走行時に路面側から受けるタイヤ半径方向の外力に対す曲げ剛性を大としうる結果、欠損などが防止され長期に亘りサイドウォール部の耐外傷性を向上しうる。
【００３４】
また請求項１の発明では、プロテクタは、表面を凹ませることにより該プロテクタの放熱を促進させる凹部がタイヤ周方向に隔設されるため、タイヤ重量の増加を最小限に抑えつつ発熱を減じ転がり抵抗の低減に寄与しうるとともに、凹部間に継ぎ部を形成しているためプロテクタの強度低下をも防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例を示すタイヤ右半分断面図である。
【図２】そのプロテクタ部分を凹部を表すことなく外輪郭形状として示す断面図である。
【図３】そのプロテクタの斜視図である。
【図４】（Ａ）〜（Ｃ）はそのプロテクタの他の形態を示す断面図である。
【図５】本発明のプロテクタの一実施の形態を示す斜視図である。
【図６】その側面図である
【図７】そのＸ−Ｘ断面図である。
【図８】そのＹ−Ｙ断面図である。
【図９】本発明のプロテクタの他の実施の形態を示す斜視図である。
【図１０】従来の技術を説明するタイヤの走行中の断面図である。
【図１１】従来のプロテクタの断面図である。
【符号の説明】
２トレッド部
３サイドウォール部
３ａサイドウォール部の外壁面
４ビード部
５ビードコア
６カーカス
７ベルト層
９プロテクタ
９ｏプロテクタの外端
９ｉプロテクタの内端
９Ｔプロテクタの最大隆起部
１５凹部
Ａサイドウォール部仮想外壁面
Ｂプロテクタ面基準直線
Ｈタイヤ断面高さ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a pneumatic tire that can improve cut resistance at a sidewall portion.
[0002]
[Prior art and problems to be solved by the invention]
In pneumatic tires for four-wheel drive vehicles, sports utility vehicles (SUV), trucks, etc., there are many opportunities to travel on rough roads or rough terrain. When traveling on such a rough road, as shown schematically in FIG. 10, a sharp stone c or the like collides with the sidewall portion b, which may cause a cut scratch on the sidewall portion b and cause tire damage. Conventionally, in order to cope with such a problem, for example, as shown in FIG. 11, it has been proposed that a protector f raised from the outer wall surface is provided on the outer wall surface of the sidewall portion b to improve cut resistance. . This protector is composed of a plurality of pleated portions f1... Extending continuously in the tire circumferential direction.
[0003]
The inventors have conducted various investigations on this type of cut scratches that occur during rough roads. As shown in FIG. 10, many of the cut scratches are external forces Y (in other words, perpendicular to the road surface g). It was found that this was due to the external force in the tire radial direction. However, in the case of the conventional protector f, the pleated portion f1 is greatly bent with respect to such an external force Y, and stress is concentrated on the root of the fold-like portion f1 and is easily lost. That is, the protection effect of the sidewall part b is not sufficient.
[0004]
The present invention has been devised in view of the above circumstances, and a maximum bulge portion where the bulge height of the protector is maximized is provided in the vicinity of the outer end in the tire radial direction of the protector, and the bulge is formed from the maximum bulge portion. Based on the fact that the height is gradually reduced toward the inner end of the protector in the tire radial direction, the sidewall portion is effectively protected from external force acting from the direction perpendicular to the tread surface (tire radial direction), and An object of the present invention is to provide a pneumatic tire capable of suppressing an increase in weight .
[0005]
[Means for Solving the Problems]
Invention of Claim 1 among this invention is a pneumatic tire which has a protector which consists of an annular protruding part which protrudes from this outer wall surface and extends in the tire circumferential direction on at least one outer wall surface of the sidewall part. The protector has a maximum bulge portion having a maximum bulge height in the vicinity of the outer end in the tire radial direction of the protector, and a bulge height from the maximum bulge portion to an inner end in the tire radial direction of the protector. It is characterized by decreasing gradually.
[0006]
The invention according to claim 1 is characterized in that the protector includes an outer annular portion that is annularly continuous in the tire circumferential direction on the outer side in the tire radial direction, and an annular portion that is annularly continuous in the tire circumferential direction on the inner side in the tire radial direction. And a concave portion formed by denting the surface of the protector while leaving a joint portion between the outer and inner annular portions.
[0007]
Furthermore, the invention of claim 1 is characterized in that the protector has a sea ratio of 40 to 60%, which is a ratio (So / Sa) of the total surface area Sa to the surface area So of the recess.
[0008]
According to a second aspect of the present invention, in the tire meridian cross section including the tire shaft in a normal state in which the protector is assembled with a normal rim and filled with a normal internal pressure and is loaded with a normal internal pressure, the protector has an inner end in the tire radial direction of the protector. A protector surface reference straight line extending from the inner end to the maximum raised portion extends outward at 10 to 25 ° with respect to the virtual outer wall surface of the sidewall portion connecting the outer end in the tire radial direction .
[0009]
In the present specification, the “regular rim” is a rim determined for each tire in the standard system including the standard on which the tire is based. For example, a standard rim for JATMA and a “Design Rim” for TRA. Or, if ETRTO, “Measuring Rim” . In addition, “regular internal pressure” is the air pressure that each standard defines for each tire in the standard system including the standard on which the tire is based, the maximum air pressure for JATMA, and the table “TIRE LOAD LIMITS for TRA ” The maximum value described in “AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES” , “INFLATION PRESSURE” for ETRTO, but 180 kPa for tires for passenger cars.
[0010]
The invention according to claim 3, wherein the protector, the tire radial direction of the protector length reaching the outer end from the inner end in the tire radial direction, characterized in that a 15 to 40 mm.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
In FIG. 1, a pneumatic tire 1 is arranged on a toroidal carcass 6 extending from a tread portion 2 through a sidewall portion 3 to a bead core 5 of a bead portion 4, and inside the tread portion 2 and outside the carcass 6 in the tire radial direction. A radial tire having a belt layer 7 is illustrated.
[0012]
The carcass 6 includes one or more carcass plies 6A. In this example, the carcass ply 6A has a radial structure in which a carcass cord made of an organic fiber such as nylon, polyester, aromatic polyamide, aromatic polyester, or rayon is inclined by 70 to 90 degrees with respect to the tire equator C. The belt layer 7 is composed of two

belt plies

7A and 7A. The belt ply 7A crosses belt cords made of organic fibers such as aromatic polyamide, aromatic polyester, nylon, polyester, rayon, and steel cords. The tread portion 2 is reinforced with a tagging effect. Note that the modes of the carcass 6 and the belt layer 7 are merely examples, and are not limited thereto.
[0013]
The pneumatic tire 1 of the present embodiment has an annular shape that protrudes from the outer wall surface 3a and extends in the tire circumferential direction on at least one outer wall surface 3a of the sidewall portion 3, as shown in an enlarged view in FIGS. The protector 9 which consists of a protruding part of is provided. As shown in FIGS. 5 to 9, the protector 9 of the present invention has an outer annular portion 17 that is annularly continuous in the tire circumferential direction on the outer side in the tire radial direction, and is annularly continuous in the tire circumferential direction on the inner side in the tire radial direction. 2, and includes a recess 15 formed by recessing the surface of the protector 9, leaving a joint portion 20 that connects between the outer and inner

annular portions

17, 19. In the case where 15 is not provided, the outer contour shape of the protector 9 will be described in advance. This protector 9 has a maximum raised portion 9T having a maximum raised height h (hmax) in the vicinity of the outer end 9o of the protector 9 in the tire radial direction, and the raised height h is increased from the maximum raised portion 9T. One feature is that the protector 9 gradually decreases toward the inner end 9i in the tire radial direction.
[0014]
The protector 9 of this example includes an outward surface 10 extending from the outer end 9o in the tire radial direction to the maximum raised portion 9T and facing outward in the tire radial direction, and an inner end 9i in the tire radial direction from the maximum raised portion 9T. It has a side surface 11 that extends in the tire axial direction and has a substantially triangular cross section.
[0015]
The “protrusion height” of the protector 9 is the height in the normal direction with respect to the outer wall surface 3a of the sidewall portion, and is measured as shown in FIG. Further, the outer wall surface 3a of the side wall portion in the portion where the protector 9 is provided is supplemented by smoothly joining between the outer end 9o and the inner end 9i of the protector along a curve in the tire radial direction. (This smoothly connected curve is indicated by a one-dot chain line.) Further, the vicinity of the outer end 9o of the protector 9 means an area outside the intermediate point of the protector length L (described later) in the tire radial direction.
[0016]
Since the protector 9 has the maximum raised portion 9T in the vicinity of the outer end 9o and gradually raises the raised height h toward the inner end 9i, the protector 9 receives a radial direction from a stone on the road surface during traveling. High bending rigidity can be exhibited with respect to the external force Y, and the external force Y can be strongly countered. Therefore, the occurrence of defects or cracks in the protector 9 itself is effectively prevented, and the protection effect of the sidewall portion 3 is ensured over a long period of time.
[0017]
If the maximum raised height hmax is too small, the protective effect of the sidewall portion 3 is lowered, and conversely, if it is too large, the tire weight is unnecessarily increased and the heat generation in the sidewall portion 3 tends to increase. Therefore, it is not preferable. From such a viewpoint, the maximum raised height hmax is desirably 2 to 15 mm, more preferably 3 to 13 mm, and still more preferably 4 to 12 mm. The maximum raised height hmax is measured in a normal state described later.
[0018]
Further, the pneumatic tire 1 of the present embodiment is enlarged to FIG. 2 in a tire meridian cross section (shown in FIG. 1) including a tire shaft in a normal state in which the rim is assembled to the normal rim J and filled with a normal internal pressure and is loaded with a normal internal pressure. As shown, the side wall portion virtual outer wall surface A which is a straight line connecting the inner end 9i and the outer end 9o of the protector 9 is inclined with respect to the tire radial direction line N at an angle α of about 30 to 45 °. is doing. When the tire is running under load, the side wall portion 3 is bent and deformed, so that the angle α is further larger than the normal state, and the chance of contact with road stones and the like increases. Therefore, it is effective to provide the protector 9 on the tire having the angle α.
[0019]
In the normal state, the protector surface reference straight line B from the inner end 9i of the protector 9 to the maximum raised portion 9T is 10 to 25 °, more preferably 10 to 20 ° with respect to the side wall portion virtual outer wall surface A. It is desirable to extend outward at an angle γ. If the angle γ is less than 10 °, it becomes difficult to improve the cut resistance of the side wall portion 3. Conversely, if the angle γ exceeds 25 °, the rubber volume of the protector 9 increases, and the tire weight is lost and heat is generated. It tends to be easy. Particularly preferably, in the normal state, the protector surface reference straight line B is 5 to 35 °, more preferably 5 to 30 ° with respect to the tire radial direction line N, so that the external force Y in the tire radial direction is reduced. The rigidity can be increased more effectively.
[0020]
The protector length L, which is the length in the tire radial direction from the inner end 9i to the outer end 9o of the protector 9, is set to, for example, 15 to 40 mm, more preferably 20 to 40 mm, and even more preferably 25 to 40 mm. desirable. If the length L of the protector is less than 15 mm, the rigidity of the protector 9 against the external force Y tends to be insufficient. Conversely, if the protector length L exceeds 40 mm, the tire weight is unnecessarily increased and the side wall 3 tends to generate heat due to the protector. Tend.
[0021]
The position of the protector 9 is not particularly limited, but the tire radial direction distance S between the outer end 9o and the tread ground contact Te is preferably 0.1 to 0.3 times the tire cross-section height H. Is preferably set to 0.1 to 0.25 times. When the distance S is less than 0.1 times the tire cross-section height H, the outer end 9o of the protector 9 tends to approach the tread ground contact end Te, so there is an opportunity to easily contact the road surface even on road surfaces other than bad roads. There is a tendency that the running performance is deteriorated and the wear tends to be increased. On the other hand, when the distance S exceeds 0.3 times the tire cross-section height H, the protection in the vicinity of the buttress portion where cut flaws are likely to occur tends to be insufficient.
[0022]
4A to 4C show examples of other forms of the protector 9. 4A shows a mode in which the side surface 11 of the protector 9 is formed by a curved surface that protrudes outward in the tire axial direction and is smoothly connected to the outer wall surface 3a of the sidewall portion 3. FIG. FIG. 4B shows a case in which the vicinity of the inner end of the side surface 11 of the protector 9 is formed as a stepped portion 12. Furthermore, the thing of FIG.4 (C) shows that the outward surface 10 and the side surface 11 of the protector 9 were formed in linear form. Further, FIG. 4D shows that the outward face 10 and the side face 11 of the protector 9 are both formed by arcuate curves.
[0023]
5 and 6 show an embodiment of the protector 9 of the present invention. Protector 9, the recess 15 for promoting heat radiation of the protector 9 is Ru are spaced by recessing the surface. In this embodiment, the concave portion 15 has a substantially triangular shape, and a first concave portion 15a whose one apex is directed outward in the tire radial direction, and adjacent to the first concave portion 15a and one apex is a tire radius. The second recesses 15b directed inward in the direction are alternately included.
[0024]
Such a protector 9 includes an outer annular portion 17 that is annularly continuous in the tire circumferential direction on the outer side in the tire radial direction, an inner annular portion 19 that is annularly continuous in the tire circumferential direction on the inner side in the tire radial direction, In this example, the concave portion 15 is formed by denting the surface of the protector, leaving a joint portion 20 that extends obliquely between the

annular portions

17 and 19 in the present example . By forming the recess 15 by recessing the outer surface of such a protector 9, the tire can promote heat radiation of the protector 9 becomes possible to minimize the increase in weight due to the formation of the protector 9, and during travel It also helps to improve durability. Further, when an external force Y acts on the outer annular portion 17, the inner annular portion 19 can also carry an external force via the joint portion 20 arranged in a truss shape, so that the rigidity of the protector 9 is greatly increased while promoting heat dissipation. It is preferable at the point which can prevent a fall. In such a protector 9, the shape of the recess 15 can accentuate the sidewall portion 3 of the tire and can be excellent in design.
[0025]
FIG. 7 shows an XX section of such a protector 9 and FIG. 8 shows a YY section thereof. As is apparent from FIG. 8, even in such an embodiment, the protector 9 has a maximum raised portion 9T having a maximum raised height h (hmax) in the vicinity of the outer end 9o of the protector 9 in the tire radial direction. In addition, the protruding height h gradually decreases from the maximum protruding portion 9T toward the inner end 9i in the tire radial direction. The depth of the recess 15 is not particularly limited, but is preferably 2 mm or more, and more preferably a depth to the outer wall surface 3a of the sidewall portion 3.
[0026]
The protector 9 has a sea ratio of 40 to 60% , which is a ratio (So / Sa) of the total surface area Sa to the total surface area So of the recess 15 . More preferably, it is 45 to 55%. The total surface area Sa of the protector 9 is the total surface area of the protector 9 calculated as having no recess 15, that is, the surface area of the outward surface 10 and the side surface 11. The total surface area So of the recess 15 is the sum of the areas surrounded by the outer edges of the recess. If the ratio (So / Sa) is less than 40%, the weight reduction and the low heat generation due to the provision of the recess 15 cannot be effectively realized. Conversely, if the ratio (So / Sa) exceeds 60%, the strength of the protector is greatly reduced. Tend to.
[0027]
FIG. 9 shows still another embodiment of the present invention.
In this embodiment, the joint 20 of the protector 9 is illustrated as being formed to intersect in an X shape. The ZZ section of the protector 9 has the same shape as that shown in FIG. Such a joint 20 helps to prevent the rigidity of the protector 9 from being lowered more reliably, and can effectively prevent the stone from entering the recess 15.
[0028]
【Example】
A radial tire for a passenger car having a tire size of 275 / 65R16 was prototyped with the specifications shown in Table 1 and its performance was tested. As Comparative Example 1 , the protector shown in FIG. 11 was tested. In each tire, the configuration other than the protector was the same. The common conditions are as follows.
-Side wall portion virtual outer wall angle α: 38 °-Ratio (distance S / tire section height H): 0.13
The test conditions are as follows.
[0029]
(1) Degree of injury After mounting a sample tire on a four-wheel drive vehicle (SUV) and traveling about 50 km on a rough road where rocks, quarrying, etc. are scattered, visually observe the injury that occurred in the side wall. Evaluated. Evaluation was as follows.
“◯”: Although there are small rubber chips, cracks, etc., there is no damage that reaches the carcass, which is good.
“×”: There is no scratch reaching the carcass, but there is a relatively large cut.
“XX”: There is a scratch reaching the carcass, but it is relatively small.
“XXX”: There is a large scratch reaching the carcass.
[0030]
(2) Rolling resistance Using a rolling resistance tester, each tire was mounted on a 16 × 8JJ rim, and the rolling resistance was measured at an internal pressure of 200 kPa, a speed of 80 km / h, and a load of 4.5 kN. It was displayed as an index when The smaller the index, the better the heat generated by the protector.
[0031]
(3) Weight of protector The weight of the protector per tire was obtained by calculation and displayed as an index with a comparative example of 100. A smaller number indicates a lighter weight.
Table 1 shows the test results. In Examples 1 and 2 of the present invention, the weight of the protector is also suppressed.
[0032]
[Table 1]

[0033]
【The invention's effect】
As described above, in the invention according to the first or second aspect, the protector provided on the outer wall surface of the sidewall portion has the maximum raised portion where the raised height is maximum near the outer end in the tire radial direction of the protector. And the height of the protrusion gradually decreases from the maximum protrusion toward the inner end of the protector in the radial direction of the tire. As a result, the protector can increase the bending rigidity with respect to the external force in the tire radial direction received from the road surface side when traveling on a rough road. As a result, the damage can be prevented and the damage resistance of the sidewall portion can be improved over a long period.
[0034]
In the first aspect of the invention, since the concave portion for promoting the heat radiation of the protector is provided in the tire circumferential direction by denting the surface, the protector rolls to reduce heat generation while minimizing an increase in tire weight. In addition to contributing to a reduction in resistance, since the joint is formed between the recesses, it is possible to prevent a decrease in the strength of the protector.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a right half sectional view of a tire showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view showing the protector portion as an outer contour shape without representing a recess .
FIG. 3 is a perspective view of the protector.
[4] (A) ~ (C) is a sectional view showing another form status of the protector.
5 is a perspective view showing the shape condition of an embodiment of the protector of the present invention.
FIG. 6 is a side view thereof. FIG. 7 is a sectional view taken along line XX.
FIG. 8 is a YY sectional view thereof.
FIG. 9 is a perspective view showing another embodiment of the protector of the present invention.
FIG. 10 is a cross-sectional view of a running tire for explaining a conventional technique.
FIG. 11 is a cross-sectional view of a conventional protector.
[Explanation of symbols]
2 Tread portion 3 Side wall portion 3a Side wall portion outer wall surface 4 Bead portion 5 Bead core 6 Carcass 7 Belt layer 9 Protector 9o Protector outer end 9i Protector inner end 9T Maximum raised portion 15 of protector Recessed portion A Side wall virtually outside Wall surface B Protector surface reference straight line H Tire cross-section height

Claims

A pneumatic tire having a protector formed of an annular raised portion that protrudes from the outer wall surface and extends in the tire circumferential direction on at least one outer wall surface of the sidewall portion,
The protector has a maximum raised portion with a maximum raised height in the vicinity of the outer end in the tire radial direction of the protector, and the raised height extends from the maximum raised portion toward the inner end in the tire radial direction of the protector. Gradually decrease ,
The protector includes an outer annular portion that is annularly continuous in the tire circumferential direction on the outer side in the tire radial direction, an inner annular portion that is annularly continuous in the tire circumferential direction on the inner side in the tire radial direction, and an outer annular portion between the outer and inner annular portions. A recess formed by recessing the surface of the protector, leaving a joint for connecting
This protector is a pneumatic tire characterized in that a sea ratio, which is a ratio (So / Sa) of the total surface area Sa and the surface area So of the recess, is 40 to 60% .

The protector connects the inner end of the protector in the tire radial direction and the outer end of the tire in the tire radial direction in a tire meridian cross section including a tire shaft in a normal state in which a normal rim is assembled and filled with a normal internal pressure and is loaded with a normal internal pressure. 2. The pneumatic tire according to claim 1, wherein a protector plane reference straight line extending from the inner end to the maximum raised portion extends outward at 10 to 25 ° with respect to the virtual outer wall surface of the sidewall portion.

The pneumatic tire according to claim 1 or 2, wherein the protector has a protector length in a tire radial direction from an inner end to an outer end in a tire radial direction of 15 to 40 mm.