JP3943177B2 - 布状体の接合補助具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、有端状の布状体を、該帯体の両端部に形成された複数のループを噛み合わせて共通孔を形成し、形成された共通孔に接合用ピンを挿通することによって無端状に形成するのに使用する布状体接合補助具に関する。
特には、フェルトやカンバス、抄紙網等の製紙用布や不織布製造用ベルト、汚泥脱水機用等の脱水ろ布の接合補助具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、製紙機械に使用されるフェルトやカンバス等や汚泥脱水機に使用される脱水ろ布は機械の構造や便宜上の点から、両端部にループを形成して有端状に製造され、有端状のまま機械のロール間に掛け入れられ、機械上で両端部を突き合わせ、ループを噛み合わせて形成された共通孔に接合用ピンを挿通して無端状にして使用されることが多い。
【0003】
通常、ループは端部の経糸を折り返して形成したり、金属製のフックを取り付けたりして、周知の手段で形成される。共通孔に接続用ピンを挿通させるためには、例えばロール上等で、端部を突き合わせ、ループを噛み合わせた状態で接続ピンを挿通するまで保持しておく必要がある。
【0004】
しかし、保持しておくには大勢の人で布状体の自重に逆らって引っ張って保持しなくてはならず、作業は極めて困難であった。また、紙の生産性向上のために製紙機械が広巾になるに伴って布状体も広巾になったり、紙の品質向上のために布状体の構造が多重になったりして重量が増加したため、作業はますます困難になってきていた。さらに、接続部のマークを紙につけないために、できるだけループを小さくするようになり、接続ピンの挿通も困難になって作業に長時間を要していた。
【0005】
そこで、接続ピンを挿通するまで、両端部をループを噛み合わせて突き合わせた状態で保持しておくための接合補助具が提案された。例えば、特開昭52−144474号はファスナを取り付けたテープを布状体の両端に縫いつけておき、ファスナを閉じることによって、両端を突き合わせた状態に保持し、接続ピンを挿通した後テープを除去するというものである。
【0006】
実公昭59−9040号は針を備えた2個のブロックをバネで連結したもので、布状体の両端にブロックを針を刺して取り付け、バネの力で両端を突き合わせた状態に保持するものである。
【0007】
しかし、特開昭52−144474号のものはテープを布状体に縫いつける位置決めが難しく、テープを縫いつける時にミシンの傷が布状体の全巾についてしまい、また、製作が面倒で高価になってしまうという欠点があった。
【0008】
実公昭59−9040号のものは、構造が簡単で安価に作成でき、持ち運び、使いまわしが可能という利点はあるものの、バネを使用しているために両端部を突き合わせる位置の微調整が困難で、位置が決定するまでブロックの着脱を数回繰り返さなくてはならず、かんと時間を要した。また、その際に布状体に多くの傷をつけてしまうという欠点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来技術の問題点に鑑み、構造が簡単で安価に作成でき、持ち運び、使いまわしが可能で、両端部を突き合わせる位置の微調整が可能な接合補助具を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の目的を達成するために、複数の針が配設された第1ブロックと第2ブロックを使用し、第1ブロックに帯状体を配設し、第2ブロックには第1ブロックの帯状体を通して第2ブロック側に折り返すための折り返し部材を配設し、折り返してきた帯状体と第1ブロックとを任意の位置で接続可能に形成した。
【0011】
帯状体と第1ブロックの接続は、特に限定されず、ズボンのベルトのようにベルトに小さな間隔で孔を設け、第1ブロックには孔に層通させて固定するピン状のものを設けても良いし、インシュロックタイを使用しても良いが、ベルベットファスナを用いるのが接続、取り外しが簡単で、ブロック間の微調整も可能で、安価で、強度も十分で好ましい。
【0012】
針は、布状体に刺し込むことが可能で、引っ張り強度に耐え得れば良く、金属性の針をブロックに埋め込んだりして配設できる。布状体から抜けにくいように力がかかる方向に斜めに傾けて設けるのが好ましい。帯状体も特に限定されず、引っ張り強度に耐え得れば良いが、前述したようにベルベットファスナ自体を用いるのが好ましい。
【0013】
上記のように構成されているため、第1ブロックと第2ブロックを布状体の両端部近傍にそれぞれ刺し込んで固定し、第1ブロックに配設された帯状体を、第2ブロックに配設された折り返し部材に通して折り返し、2つのブロックを引き寄せ、任意の位置で折り返した帯状体を第1ブロックと接続させることにより、布状体の両端部を共通孔が形成できる位置に引き寄せつつ、接合用ピンを挿通する間、該位置に保持しておくことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態を実施例にもとづき図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例である接合補助具を示す側面図である。
図1において、第1ブロック1に針3を埋め込んで固着する。針3はブロックが布状体から抜けにくいように力がかかる方向に傾斜をつけて埋め込み固着する。また、帯状体4を強力に固着する。また、ベルベットファスナ6を上面に固着する。
【0015】
一方、第2ブロック2には、針3を第1ブロックと同様に埋め込んで固着し、折り返し部材5を帯状体4に対向してコの字型に突出するように強力に固着する。本実施例では、ブロックを上下に3分割で構成し、これに針3と折り返し部材5の形状に合わせた溝を形成し、この溝に針3、折り返し部材5を接着剤と共に羽目合わせ、3分割したブロックをネジ(図示せず)で上下から締め込むことにより、針3、折り返し部材5のブロックからの離脱を防止した。ベルベットファスナ6は接着剤と前記のネジで固着した。勿論これに限定されるものではなく、簡単に離脱しないように固着されていれば良い。
第1ブロック1に固着された帯状体4は、第2ブロック2に固着された折り返し部材5に通して折り返され、折り返された帯状体4は第1ブロック1に固着されているベルベットファスナ6に接続される。本実施例では帯状体4はベルベットファスナ6でもある。
【0016】
図2は、図1に示した実施例の、下側の針3が突出している側からみた平面図である。
本実施例では、第1ブロック1、第2ブロック2の形状は共に円形とし、針3は第1ブロック1、第2ブロック2ともに5本ずつ、傾斜をつけて配設し、折り返し部材5はコの字型のものを使用した。勿論これに限定されるものではなく、ブロックの形状は四角形等でも良く、針3は何本配設しても良いし、必ずしも傾斜をつける必要はない。折り返し部材5は帯状体4を通して折り返すことが可能であれば良い。
【0017】
図3は、本発明の接合補助具の使用方法を説明する説明図である。
従来と同様に、布状体7は製紙機械に掛け入れられ、ロール上等で、突き合わされる。この時に、図に示されているように、一方の布状体7の端部に第1ブロック1の針3を刺し込んで布状体7に一時的に接続し、もう一方の布状体7の端部に第2ブロック2の針3を刺し込んで布状体7に一時的に接続する。
そして、第1ブロック1の帯状体4を第2ブロック2の折り返し部材5に通して折り返し、第1ブロック1の方向に引き寄せ、布状体7の間隔を調整し、両端のループ8が噛み合って共通孔9が形成されたところで帯状体4と第1ブロック1を接続して、共通孔9が形成された状体に保持する。そして、この共通孔9に接続ピンを挿通し、挿通した後、第1ブロック1、第2ブロック2を取り外すのである。なお、本発明の接合補助具は、布状体の巾に応じて、複数設置して使用する。
【0018】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているため、以下に記載されているような効果を奏する。
布状体の両端部を突き合わせる位置の微調整が可能で、構造が簡単で、安価に作成でき、持ち運び、使いまわしが可能である。
【0019】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である接合補助具を示す側面図である。
【図2】図1に示した実施例の、下側の針3が突出している側からみた平面図である。
【図3】本発明の接合補助具の使用方法を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 第1ブロック
2 第2ブロック
3 針
4 帯状体
5 折り返し部材
6 ベルベットファスナ
7 布状体
8 ループ
9 共通孔

Claims (2)

  1. 有端状の布状体を、該布状体の両端部に形成された複数のループを噛み合わせて共通孔を形成し、形成された共通孔に接合用ピンを挿通することによって無端状に形成するのに使用する布状体接合補助具であって、
    複数の針が配設された第1ブロックと第2ブロックとからなり、
    第1ブロックには帯状体を配設し、
    第2ブロックには第1ブロックの帯状体を通して第2ブロック側に折り返すための折り返し部材を配設し、
    折り返してきた帯状体と第1ブロックとを任意の位置で接続可能に形成したことを特徴とする布状体接合補助具。
  2. 帯状体をベルベットファスナの片側とし、ベルベットファスナのもう片方を第1ブロックに配設することによって折り返してきた帯状体と第1ブロックとを任意の位置で接続可能に形成した請求項1記載の布状体接合補助具。
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