JP3941628B2 - Electric vacuum cleaner - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的な電気掃除機は、吸口から吸い込んだ含塵空気を掃除機本体に導き、この掃除機本体内の集塵部を通して除塵し、除塵によって清浄になった空気を掃除機本体外に排気する構成である。集塵部は、紙フィルタによる濾過によって塵埃を捕捉して除塵し、または、サイクロン分離筒による遠心分離によって塵埃を捕捉して除塵する構成である。
【0003】
サイクロン分離式の集塵部を備えた電気掃除機は、特開2001−29288号公報に記載されている。この電気掃除機における集塵部は、1つのサイクロン分離筒による遠心分離によって塵埃を捕捉して除塵する構成である。
【0004】
また、電気掃除機におけるサイクロン分離式の集塵部として、特表平10−511880号公報に記載された塵埃分離装置は、サイクロン分離筒を外側分離筒と内側分離筒の2重構造に構成し、外側分離筒内で粗大塵を遠心分離して除塵し、内側分離筒内で微細塵を遠心分離して除塵することを提案している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
一般家庭で使用する電気掃除機は、小型で取り扱い易いことが重要であり、集塵部の小型化と捕捉した塵埃廃棄操作の簡易化が必要である。
【0006】
1つのサイクロン分離筒によって塵埃を捕捉する集塵部は、粗大塵と微細塵を一緒に捕捉しているので、捕捉塵埃を廃棄するときに微細塵が飛散し易く、塵埃廃棄操作が面倒である。また、塵埃捕捉(集塵=除塵)性能を高めようとすると、サイクロン分離筒が長くなって大型化してしまう。
【0007】
内外2重分離筒構造のサイクロン分離式の塵埃分離装置(集塵部)は、外側分離筒と内側分離筒を一体的に組み合わせた構成であることから、小型で取り扱い易い形態に構成することが困難である。一般的な家庭における使用では、粗大塵が多量に捕捉されて該粗大塵を廃棄するための操作頻度が高くなるが、内外2重分離筒構造の集塵部は、粗大塵を捕捉している外側分離筒のみを取り出して該粗大塵のみを廃棄操作することができない。
サイクロン分離筒内に塵埃が流入し、塵埃が遠心分離され、集塵ケースに流入する際に、このサイクロン分離筒内の表面や、集塵ケースの内面に塵埃が衝突、こすれることにより、サイクロン分離筒内の表面や、集塵ケースの内面を傷つけている。
【0008】
本発明の1つの目的は、小型で取り扱い易いサイクロン分離式の集塵部を備えた電気掃除機を提案することにある。
【0009】
本発明の他の目的は、小型で塵埃捕捉(集塵)性能が高いサイクロン分離式の集塵部を備えた電気掃除機を提案することにある。
【0010】
本発明の更に他の目的は、捕捉した微細塵を飛散しないように確実に保持しておくことができるサイクロン分離式の集塵部を備えた電気掃除機を提案することにある。
本発明の更に他の目的は、サイクロン分離筒内に流入した塵埃によるサイクロン分離筒内の表面や集塵ケースの内面の傷つきを防止することができるサイクロン分離式の集塵部を備えた電気掃除機を提案することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、下ケースと上ケースを有し内部に電動送風機を内蔵した掃除機本体と、前記掃除機本体を床面に走行させるために該掃除機本体に設けた走行車輪と、前記掃除機本体にホースを接続するために該掃除機本体に設けたホース接続口部と、前記掃除機本体に設けられ内筒を有するサイクロン分離筒と、前記掃除機本体に設けられ前記サイクロン分離筒で分離された塵埃を収容する集塵ケースとを備えた電気掃除機において、
前記サイクロン分離筒は、床移動掃除状態で該サイクロン分離筒の中心軸が略鉛直方向を向くように配置され、前記ホース接続口部と連通して前記サイクロン分離筒の下部より含塵空気を流し入れる入口管と、前記サイクロン分離筒の下部に設けられ該サイクロン分離筒で除塵された空気を排気する排気口と、前記サイクロン分離筒の下部に設けられ前記排気口からの空気を流す連絡通路と、前記サイクロン分離筒の上部に設けられ該サイクロン分離筒の側面に配置された前記集塵ケースに至る連通口とを備え、
前記入口管は、前記掃除機本体の幅方向中央に位置するように配置し、
このサイクロン分離筒は、その中心軸を前記掃除機本体の幅方向中央からずらして前記掃除機本体に配置し、
前記集塵ケースは、前記掃除機本体の幅方向中央に対して前記サイクロン分離筒の中心軸心とは幅方向の反対側に位置するように前記掃除機本体に配置し、
前記サイクロン分離筒と前記集塵ケースは、並んだ状態に前記掃除機本体に縦置きに設置されて前記入口管が前記ホース接続口部と連通し、
前記内筒には、前記入口管付近の一部を除いてその側面に開口部と網フィルターを設けたことを特徴とする。
【0012】
また、サイクロン分離筒の下部より含塵空気を流し入れる入口管を設け、このサイクロン分離筒から除塵した空気を排気する排気口を前記サイクロン分離筒下部に設け、このサイクロン分離筒の上部に、サイクロン分離筒の側面に置いた集塵ケースに至る連通口を設けるとともに、前記入口管付近に、電動送風機が停止した場合に入口管を塞ぎ、電動送風機を運転した場合には、前記サイクロン分離筒の内面の一部と内筒の間を塞ぐように設置した弁を設けたことを特徴とする。
【0013】
また、吸口から吸い込んだ含塵空気を遠心分離により除塵するサイクロン分離筒を備えた電気掃除機において、前記サイクロン分離筒の内表面または集塵ケースの内表面にクリヤー系UV硬化型コーティング処理したことを特徴とする。
【0014】
前記サイクロン分離筒に含塵空気を流し入れる入口管と連通するホース継手内の流路を、該ホース継手と連通するホースの中心軸から片側に寄せるとともに、流路面積を縮小して前記入口管に連通したことを特徴とする。
【0015】
また、排気口が形成された内筒を有するサイクロン分離筒と、このサイクロン分離筒に形成した連通口により該サイクロン分離筒と連通する集塵ケースとを有し、この集塵ケースにはフィルターを内蔵し、このフィルターを通過した空気と前記排気口から流出した空気とが合流する流路構成を有することを特徴とする。
【0016】
また、前記フィルタ−を開閉することにより、前記集塵ケースに溜まった塵埃を廃棄することができることを特徴とする。
さらに、前記サイクロン分離筒と、前記集塵ケースを着脱自在としたことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施の形態を示す電気掃除機の外観斜視図である。図2は、その掃除機本体の斜視図である。図3は、その掃除機本体の上蓋を開いた状態を示す斜視図である。図4は、その掃除機本体の集塵ケースを取り除いた状態を示す斜視図である。図5は、その掃除機本体の集塵ケースとサイクロン分離器を取り除いた状態を示す斜視図である。図6は、上蓋と上ケースを取り除いた横平面図である。図7は、その掃除機本体内の空気の流れを示す模式図である。
【0018】
この実施の形態における電気掃除機は、図1に示すように、掃除機本体1とホース2と手元操作管3と伸縮継ぎ手管4と吸口5を備え、掃除機本体1と手元操作管3をホース2で接続し、この手元操作管3に伸縮継ぎ手管4を介して吸口5を接続して使用する。
【0019】
掃除機本体1は、電動送風機(後述する)を内蔵し、この電動送風機の吸気力によって吸口5から吸気することによって該吸気流に乗せて塵埃を吸い込み、吸い込んだ含塵空気を伸縮継ぎ手管4と手元操作管3とホース2を介して掃除機本体1に吸い込ませ、サイクロン分離式の集塵部(後述する)で除塵(集塵)した後に機外に排気する。
【0020】
掃除機本体1は、図2〜図6に示すように、下ケース101と上蓋102の間にサイクロン分離筒104と集塵ケース105を着脱可能に装着し、下ケース101と上ケース150の間に第2の補助フィルター112と電動送風機107とコードリール110とを内蔵する。
【0021】
この掃除機本体1は、図7に示すように、含塵空気をホース2を介して入口管115より、サイクロン分離筒104に流し入れて旋回させることにより遠心分離作用で塵埃を分離して、上部の連通口117を通して集塵ケース105に塵埃を搬送し、サイクロン分離筒104からの排気は内筒131を通って、サイクロン分離筒104の下部に設けた連絡通路120に排気される。また、一部の空気は集塵ケース105に流れ込み、第1の補助フィルター106によって塵埃を捕捉する。集塵ケース105の排気は第1の補助フィルター106の後方の連絡口146から第2の補助フィルター112を通って電動送風機107に吸込ませる。この時、サイクロン分離筒104からの排気も合せて電動送風機107に吸込ませる。この電動送風機107からの排気をフィルター108を介して、一部は排気流路(図示せず)を介し、一部はコードリール110に流してこれらを冷却し、その後に機外に放出させる。
【0022】
下ケース101は、この掃除機本体1を床面に走行させるための走行車輪208と案内車輪(図示せず)を備え、サイクロン分離筒104と集塵ケース105を独立して着脱可能に並べて縦置きに装着し、更に、第2の補助フィルター108を並べて設置する。
【0023】
上蓋102は、上ケース150の上側後部に転回可能に取り付け、閉じた状態でサイクロン分離筒104の入口管115とホース接続口部116とが気密状態に当接し、サイクロン分離筒104の連通口117と集塵ケース105の上部開口118とが気密状態に当接するように付勢し、また、サイクロン分離筒104の下部の連絡通路120と集塵ケース105の下部に設けた連絡通路145とが気密状態に当接し、連絡口146と第2の補助フィルターが収納されるフィルターケース113との間を気密状態に当接するように付勢する。サイクロン分離筒104の軸方向は、床移動掃除状態において鉛直方向を向いているが、鉛直方向でなく斜め方向に傾いていてもかまわない。
【0024】
上蓋102を上に開けると、サイクロン分離筒104と集塵ケース105とが下ケース101から少し浮きあがる。この状態で集塵ケース105の上部の取っ手123を持って、集塵ケース105を分離して取り出すことができ、集塵ケース105内の第1の補助フィルター106を開けることによって、集塵ケース105内の塵埃を廃棄する。
【0025】
さらに、サイクロン分離筒104の内部が汚れた場合には、上部の取っ手125を持って、下ケース101から持ち上げ、サイクロン分離筒104を分解して清掃することができる。
ここで、サイクロン分離筒104の内表面または集塵ケース105の内表面にクリヤー系UV硬化型コーティング処理している。このため、前記サイクロン分離筒104内に塵埃が流入し、塵埃が遠心分離され、前記集塵ケース105に流入する際に、このサイクロン分離筒104内の表面や集塵ケースの内面に塵埃が衝突してこすれた場合でも、表面に傷が入りにくく、汚れを付着しにくくするととともに耐擦性,耐汚染性を向上させることができる。このため、サイクロン分離筒104の外筒135や集塵ケース105を透明のプラスチック材で製作した場合でも、塵埃のたまり具合を目視で確認することができる。
【0026】
また、サイクロン分離筒104や、集塵ケース105を帯電防止樹脂剤を用いて成型したり、表面に帯電防止剤を塗布することにより、前記サイクロン分離筒104や、集塵ケース105に塵埃が付着しにくくなり、清掃回数を減らすことができる。
【0027】
次に、図6を参照して、電気掃除機本体1内部の配置について説明する。図6は上ケース150と上蓋102を取り外した状態の平面図である。ホース接続口部116は上方から見て本体1の幅方向の中央にあり、サイクロン分離筒104の中心軸は幅方向の中央からずらして位置し、サイクロン分離筒104の略接線方向に空気を流入させる入口管115とホース接続口部116が直線状になるように配置されている。また、集塵ケース105はサイクロン分離筒104の中心軸とは幅方向の反対側に設置される。同様に、電動送風機107はサイクロン分離筒104の中心軸とは幅方向の反対側に設置され、その前面には第2の補助フィルター112が設けられている。コードリール110は電動送風機107の横に設置され、幅方向でサイクロン分離筒104の中心軸を同じ方向に設置されている。
【0028】
このように配置したことで、本体の長さを短くでき、小型軽量を達成できる。また、サイクロン分離筒104の入口部分に曲りなどを設ける必要が無いため、損失を小さくすることができる効果が得られる。
【0029】
ここで、サイクロン分離筒104と集塵ケース105の詳細について、図8から図13と、図15,図16を参照して説明する。図8はサイクロン分離筒104の外観斜視図、図9は集塵ケース105の外観斜視図、図10は図6のA−A断面図、図11はサイクロン分離筒104の入口管115の部分を含む断面図、図12はサイクロン分離筒104と集塵ケース105の連通口117を含む断面図、図13は集塵ケース105を排気側から見たときの側面図である。図15はサイクロン分離筒104の入口管115部分と弁137を含む断面図である。図16はサイクロン分離筒104の入口管115の部分とホース継手200を含む断面図である。
【0030】
サイクロン分離筒104の外筒135にはその空気取り入れ口である入口管115が、このサイクロン分離筒104の中心軸方向長さの中央より下部に設けられ、略円筒形をなすサイクロン分離筒104の略接線方向に空気が入るように設置されている。サイクロン分離筒104の中央より上部に連通口117が設けられ、集塵ケース105に塵埃とともに空気を流入させる。サイクロン分離筒104の下部には内筒131が設けられ、下部の連絡通路120につながっている。内筒131は隔壁132と筒部134とで構成され、筒部134には網フィルター133として樹脂繊維性の網を筒部134と一体にインサート成型により構成している。網フィルター133は図10に示すように、側面の円筒部分に構成してもよく、また、筒部の上平面と側面の円筒部分を合せて構成してもかまわない。ここでは、前記網フィルター133は、前記内筒131の側面の円筒部分全周に設けるのではなく、前記入口管115付近のおよそ90度程度は、前記網フィルター113と開口部を設けていない。このため、前記入口管115から髪の毛などの細い塵埃が流入しても、前記網フィルター133に直接当たることを防げ、刺さったりして絡み付くことを防ぐことができる。さらに、前記入口管115から針などの尖った塵埃が流入した場合にも、前記網フィルター133に直接当たることが無いので、前記網フィルター133が破れ、塵埃が流出することを防げる。
また、網フィルター133は前記内筒131の内向きに力を受けるので、前記網フィルターの内径側に内筒のリブ136を設ければ良い。
ここで、網フィルター133に帯電防止処理を施すと、前記網フィルター133に付着した塵埃が離れやすく、清掃が容易にできる。
ここで、図16に示すように、サイクロン分離筒104に含塵空気を流し入れる入口管115と連通するホース継手200内の流路を、該ホース継手200と連通するホース2の中心軸202から、ホース継手リブ201により片側に寄せるとともに、流路面積を縮小して前記入口管115に連通している。
なお、ホース継手リブ201はその上流側には、テーパ部を介して流路を狭めているので、流れの剥離の影響を受けることが無いので、損失の増加の抑制でき、かつ乱れの少ない流れがサイクロン分離筒104内に入るので、前記サイクロン分離筒104の遠心分離作用をより効果的に促進することができる。
このため、入口管115で急縮小による損失を増加させることなくホース2からの空気の流速を増速することができるので、前記サイクロン分離筒104内の流速を向上でき、該サイクロン分離筒104内で旋回することにより塵埃を遠心分離する作用が強くなり、捕塵効率を向上することができる。
また、前記入口管115を長くすることなく、入口管115の流速を向上できるので、掃除機本体1の小型化にもつながる。
また、サイクロン分離筒104に含塵空気を流し入れる入口管115と連通するホース継手200内の流路を、該ホース継手200と連通するホース2の中心軸202から、ホース継手リブ201により片側に寄せる方向は、外筒135の外径側に入口管115が配置できるように前記ホース継手リブ201を配置するのが、前記サイクロン分離筒104内の流速をより向上できるので望ましい。ここでは、ホース継手リブ201は略鉛直方向に設けている。
なお、前記ホース継手200に空間部203を設け、サイクロン分離筒104の入口管115側端部を開口とすれば、成型も容易にできる。さらに、このホース継手200の空間部203と入口管115側の接合部の気密を取るように連通させれば、前記空間部203への塵埃の侵入を防ぐことができる。
また、サイクロン分離筒104の外筒135にはその空気取り入れ口である入口管115が、このサイクロン分離筒104の中心軸方向長さの中央より下部に設けられているので、前記入口管115に連通するホース接続口部116も、サイクロン分離筒104の中心軸方向長さの中央より下部に配置することができる。このため、前記ホース接続口部116は、掃除機本体1の下部に配置することができるので、前記掃除機本体1を、前記ホース2を介して手元操作管3で引き回した場合、前記掃除機本体1が転倒しにくく、安定して引き回す事ができる。さらに、前記ホース接続口部116を前記掃除機本体1の下側に配置できるので、上蓋102に前記ホース接続口部116を配置する必要が無く、集塵ケース105や、サイクロン分離筒104を前記掃除機本体1から取出す時に、前記ホース2を取り付けたままでも容易に、前記上蓋102を開閉することができる。
【0031】
サイクロン分離筒104は外筒135と内筒131と連絡通路120を形成する部材とに分離され、それぞれが着脱自在に嵌着し、それぞれの部材は気密を保って当接している。なお、気密状態の当接を実現するために、当接部間には弾性シール部材を介在させると良い。サイクロン分離筒104の清掃は、外筒135と内筒131と連絡通路120を形成する部材をそれぞれ別々に分離して行うことにより可能である。
【0032】
集塵ケース105には、サイクロン分離筒104の連通口117に対向する位置に上部開口118が設けられ、両者は気密状態を保って当接している。集塵ケース105の排気側には、フィルター枠140に取り付けられた第1の補助フィルター106が設けられている。フィルター枠140はその両面が開口となっていて、下部に設けた軸部を中心として回動するように設けられ、フィルター枠140が閉まったときには、集塵ケース105の本ケース141とフィルター枠140は気密状態を保って当接している。
【0033】
ゴミ捨て時には、集塵ケース105上部の取っ手123を持って、集塵ケース105を持ち上げ、フィルター枠140を止めているクランプ部と一体になっているレバー142を手前に引いて、フィルター枠140を開いて行う。第1の補助フィルター106の清掃は、フィルター枠140から第1の補助フィルター106を取り出して洗うなどして行うことができる。
【0034】
補助フィルター106は発泡性の洗える素材のプラスチックでできたスポンジ、あるいは、洗える不織布、あるいは、洗えるろ紙材などを用いるのが望ましい。
【0035】
第1の補助フィルター106や第2の補助フィルター112に帯電防止処理を施すと、前記第1の補助フィルター106や第2の補助フィルター112に付着した塵埃が離れやすく、清掃が容易にできるようになる。
【0036】
集塵ケース105の下部には連絡通路145と連絡口146が一体に設けられている。従って、この集塵ケース105は、本ケース141と連絡通路145とフィルター枠140の下部の部分の連絡口146とに分けられるが、両者の接合する部分は気密を保って当接するようになっている。また、サイクロン分離筒104の連絡通路120とも気密を保って当接している。
【0037】
フィルター枠140は電動送風機107の前に設けられた第2の補助フィルター112を収納するフィルターケース113とも気密を保って当接している。
以上説明してきた、気密状態の当接を実現するために、当接部間には弾性シール部材を介在させると良い。
【0038】
このように構成した掃除機本体1は、電動送風機107を運転すると、その吸気力によって、サイクロン分離筒104の入口管115から該サイクロン分離筒104内に含塵空気が流入して該サイクロン分離筒104内で旋回することにより塵埃を遠心分離して該サイクロン分離筒104内の上の方に持ち上げ、集塵ケース105側に搬送する。除塵された空気は、サイクロン分離筒104の内筒131から網フィルター133を通って連絡通路120に流れ出る。この網フィルター133は、繊維塵や、紙などの塵埃が吹き抜けるのを防止するように機能する。
【0039】
連絡通路120からの空気は連絡通路145、連絡口146を介して、第2の補助フィルター112へと流れる。
【0040】
サイクロン分離筒104の連通口117からの塵埃を含んだ空気は集塵ケース105の上部に設けられた上部開口118より集塵ケース105に流入し、第1の補助フィルター106で空気中の塵埃がせき止められ、第1の補助フィルター106の手前で堆積していく。補助フィルターを通過した空気は第2の補助フィルター側に流れていく。
【0041】
第1の補助フィルター106の除塵性能はそのフィルター材の能力で決定されるが、μmオーダーの塵埃までを分離できる能力を持たせると良い。しかし、除塵能力を高くしすぎると目詰まりも早くなり易いので、全体の除塵能力との兼ね合いで決定するのが望ましい。
【0042】
掃除機本体1内に入ってきた塵埃は、そのほとんどが集塵ケース105内に溜められるので、ごみ捨ては集塵ケース105を掃除機本体1からとり取り出して除塵すれば良い。ごみ捨ては集塵ケース105より塵埃があふれないうちに行うのが望ましい。このため、集塵ケース105には、図9に示すように上部開口118に対抗する位置にごみ捨てライン155を設けておき、使用者がこれを参考にしてごみ捨てを行えるようにしている。ごみ捨てラインは、水平あるいは鉛直を向いているのではなく、集塵ケース105内にごみが溜まっていく時には、上部開口118に近接した部分が最後にごみで埋まるので、ごみのたまり具合から斜めに設定している。
【0043】
なお、この実施の形態では、掃除機本体1内の空気の流れを図7に示すように2つの経路に分けているので、集塵ケース105内の塵埃には空気の流れ方向に圧力差を生じ、この圧力差によって塵埃が常時圧縮される。この圧力差は、溜められた塵埃が多くなるほど大きくなるので、塵埃が多くなればなるほど圧縮量が多くなるという特徴を併せ持っている。従って、集塵ケース105内により多くの塵埃を溜めることができるので、ごみ捨ての周期を長くすることができる。
集塵ケース105内の塵埃は、第1の補助フィルター106の手前で層状に堆積していき、かつ微細な粉塵も一緒に堆積していく。このため、繊維塵の間に粉塵がまぎれ込んでいくので、ごみ捨て時に粉塵が舞い上がりにくくなるという効果も得られる。
【0044】
さらに、サイクロン分離器104の排気側の流量が、集塵ケース105を空気が通過しないときに比べて、少なくなるので、サイクロン分離器104の抵抗を小さくできる。従って、掃除機の吸込仕事率をより大きくすることができるという特徴を持っている。
また、サイクロン分離筒104内で、サイクロン分離筒104の入口管115から該サイクロン分離筒104内に含塵空気が流入して該サイクロン分離筒104内で旋回することにより塵埃を遠心分離して該サイクロン分離筒104内の上の方に持ち上げ、集塵ケース105側に搬送する。この際、前記サイクロン分離筒104から、前記集塵ケース105を通じて第1の補助フィルター106から排気される空気の流れが有るため、前記サイクロン分離筒104で遠心分離された塵埃は、前記集塵ケース105側へ流入しやすくなり、塵埃は前記集塵ケース105側へ瞬間分離されるので、捕塵効率を高くできる。
さらに、前記サイクロン分離筒104で遠心分離され、前記集塵ケース105側へ搬送された塵埃は、前記サイクロン分離筒104へ逆流しにくいので、前記集塵ケース105側へ搬送された塵埃が再飛散すること無く、捕塵効率を高くすることができる。
さらに、内筒131の網フィルター133に塵埃が付着した場合には、サイクロン分離筒104から除塵した空気を排気する第2の排気口である連絡口146から排気される空気風量が減少するため、第1の補助フィルター106を通過した前記集塵ケース105からの排気口である第1の排気口144の空気風量が増加する。このため、前記内筒131の前記網フィルター133に付着した塵埃は、集塵ケース105に搬送されるという特徴をもつ。
また、前記集塵ケース105から、第1の補助フィルター106を通過した前記集塵ケース105からの排気口である第1の排気口144の断面積を、サイクロン分離筒104から除塵した空気を排気する第2の排気口である連絡口146の断面積より大きくしている。このため、第1の補助フィルター106の断面積を大きくすることができ、前記第1の補助フィルター106を通過する空気の流速を小さくすることができる。このため、前記第1の補助フィルター106からの塵埃の吹き抜けを低減できる。さらに、前記第1の補助フィルター106を空気が通過する際の圧力損失を低減できるので、掃除機の吸込仕事率をより大きくすることができるという特徴を持っている。
ここで、サイクロン分離筒104の連通口117の下流側端部119をR形状としたり、滑り性の良い(低摩擦係数)の部材を貼りつけることにより、前記下流側端部119での塵埃のひっかりを防止することができる。また、前記下流側端部119の上方側を集塵ケース105からの排気口である第1の排気口144側に傾けた場合(連通口117の開口部を上方の方が広くした場合)、連通口117の下流側端部119に塵埃が引っかかったとしても、塵埃は前記下流側端部119の上方側へ移動し、この移動中にサイクロン分離筒104から集塵ケース105への空気の流れによって、前記連通口117の下流側端部119から引き剥がされやすくできる。
【0045】
また、集塵ケース105内に溜まる塵埃の量が増えると、集塵ケース105を通過するときの抵抗が増えるので、集塵ケース内を流れる流量が低下する。従って、臭いを発生させ易い塵埃が多いときにはその部分を通過する空気の量が減り、臭いを掃除機外に出しにくくなるという効果もある。
【0046】
また、連絡通路145,連絡口146内が汚れたときも、集塵ケース105を取り出した状態で簡単に清掃することができる。
【0047】
また、サイクロン分離器104の入口管115と内筒131を下に設けたので、上部にサイクロン分離筒104の連通口117と集塵ケース105の上部開口118を設けることができ、集塵ケース105に入った塵埃は、重力で下に落ちるので、サイクロン分離筒104へのこぼれを防止できる。
また、集塵ケース105の上部開口118は、前記集塵ケース105の前方に配置しているので、掃除機本体1を立てて収納する時には、前記集塵ケース105の上部開口118は、前記集塵ケース105の上方に配置していることとなるので、前記集塵ケース105に入った塵埃が、前記サイクロン分離筒104へこぼれるのを防止できる。
【0048】
また、集塵ケース105をサイクロン分離筒104の側面に配置しているので、掃除機本体1の高さを高くすることなく、サイクロン分離筒104の長さ方向を長くできるので、旋回流によるごみの分離能力を高くできるという特徴を持っている。
【0049】
なお、図15に示すように、入口管115付近に、電動送風機107が停止した場合に入口管115を塞ぎ、前記電動送風機107を運転した場合には、前記サイクロン分離筒104の外筒135の内面の一部と内筒の間を塞ぐように設置した弁137を設けている。
このため、指輪など流体力を受けにくく、重い塵埃は、前記弁137に衝突し旋回を停止する。このため、前記外筒135の内壁面の傷つきや破損を防ぐことができる。
さらに、電動送風機107の運転を停止し、サイクロン分離筒104を取出した時の塵埃のこぼれを防止することができる。
また、流体力を受けにくく重い塵埃はサイクロン分離筒104から、集塵ケース105に入らないので、前記集塵ケース105の第1の補助フィルター106を破ることが無く、前記集塵ケース105から塵埃が抜けるのを防ぐことができる。
【0050】
なお、図14に示すようにサイクロン分離筒104と集塵ケース105を一体に設けても良く、この場合、ゴミ捨て時に手で持つ質量は大きくなり、取り扱い性は低下するが、サイクロン分離筒104と集塵ケース105との間、連絡通路120と連絡通路145間が一体となって構成されるので、完全な気密が保たれるので、漏れなどによる損失の増加を抑えることができ、吸込仕事率をより高くすることができる。
【0051】
また、連絡通路120、連絡通路145、および連絡口146を下ケース101と当接する別部材の部品で構成しても良いが、連絡通路内が汚れたときに簡単に清掃ができないという面はあるものの、全体の気密を保つ個所を減らすことができる。また、気密を保つ方向を上下方向にすることができるので、気密が保ち易い特徴を持たせることができる。
【0052】
【発明の効果】
本発明は、上向きに旋回流を発生させるサイクロン分離筒と、この側面に内部にフィルターを有する集塵ケースを配置して、掃除機本体に装着したことにより、小型で取り扱い易いサイクロン分離式の集塵部を実現することができる。
【0053】
また、サイクロン分離筒の中心軸を本体の中心より片側に寄せて、その反対側に電動送風機を配置したことにより本体を短くできる。
【0054】
また、下側から空気を吸い込み、下側に排気するサイクロン分離筒と、排気の一部をフィルターを有する集塵ケース内に流すことにより、小型で塵埃捕捉(集塵)性能が高く、集塵容量の大きいサイクロン分離式の集塵部を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す電気掃除機の外観斜視図である。
【図2】図1に示した電気掃除機における掃除機本体の斜視図である。
【図3】図1に示した電気掃除機における掃除機本体の上蓋を開いた状態を示す斜視図である。
【図4】図1に示した電気掃除機における掃除機本体の上蓋を開いて、集塵ケースを取り外した状態を示す斜視図である。
【図5】図1に示した電気掃除機における掃除機本体内の上蓋を開いて、集塵ケースとサイクロン分離筒とを取り外した状態を示す斜視図である。
【図6】掃除機本体における上ケースと上蓋を取り外した状態を示す平面図である。
【図7】空気の流れを示す模式図である。
【図8】サイクロン分離筒104の外観斜視図である。
【図9】集塵ケース105の外観斜視図である。
【図10】図6のA−A断面を示す断面図である。
【図11】サイクロン分離筒104の入口管115の部分を含む断面図である。
【図12】サイクロン分離筒104と集塵ケース105の連通口117を含む断面図である。
【図13】集塵ケース105を排気側から見たときの側面図である。
【図14】サイクロン分離筒104と集塵ケース105が一体となったときの外観斜視図である。
【図15】サイクロン分離筒104の入口管115部分と弁137を含む断面図である。
【図16】サイクロン分離筒104の入口管115の部分とホース継手200を含む断面図である。
【符号の説明】
1…掃除機本体、101…下ケース、102…上蓋、103…集塵部、104…サイクロン分離筒、105…集塵ケース、106…第1の補助フィルター、107…電動送風機、112…第2の補助フィルター、115…入口管、117…連通口、120…連絡通路、131…内筒、145…連絡通路、146…連絡口、150…上ケース。
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vacuum cleaner.
[0002]
[Prior art]
General vacuum cleaners guide the dust-containing air sucked from the suction port to the main body of the vacuum cleaner, remove the dust through the dust collecting part in the main body of the vacuum cleaner, and exhaust the air purified by the dust removal outside the main body of the vacuum cleaner. It is a configuration. The dust collecting unit is configured to capture and remove dust by filtration using a paper filter, or to capture and remove dust by centrifugal separation using a cyclone separation cylinder.
[0003]
A vacuum cleaner provided with a cyclone separation type dust collecting part is described in JP-A-2001-29288. The dust collecting part in this vacuum cleaner is configured to capture and remove dust by centrifugation using a single cyclone separating cylinder.
[0004]
In addition, as a cyclone separation type dust collecting unit in a vacuum cleaner, a dust separation device described in JP-T-10-511880 has a double structure of an outer separation tube and an inner separation tube. It is proposed that coarse dust is centrifuged to remove dust in the outer separation cylinder, and fine dust is centrifuged to remove dust in the inner separation cylinder.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
It is important that the vacuum cleaner used in a general household is small and easy to handle, and it is necessary to reduce the size of the dust collecting unit and simplify the operation of discarding the captured dust.
[0006]
The dust collection part that captures dust with one cyclone separation cylinder captures both coarse dust and fine dust together. Therefore, when discarding the captured dust, the fine dust is easily scattered and the dust disposal operation is troublesome. . Moreover, if it is going to improve the dust capture | acquisition (dust collection = dust removal) performance, a cyclone separation cylinder will become long and will enlarge.
[0007]
The cyclone separation type dust separation device (dust collecting part) having an inner / outer double separation cylinder structure is a configuration in which the outer separation cylinder and the inner separation cylinder are integrally combined. Have difficulty. In general household use, a large amount of coarse dust is trapped and the frequency of operation for discarding the coarse dust increases, but the dust collecting part of the inner and outer double separation cylinder structure captures the coarse dust. Only the outer separation cylinder cannot be taken out and only the coarse dust cannot be discarded.
When dust flows into the cyclone separation cylinder, and the dust is centrifuged and flows into the dust collection case, the dust collides with and rubs against the surface inside the cyclone separation cylinder and the inner surface of the dust collection case. The surface inside the cylinder and the inner surface of the dust collection case are damaged.
[0008]
One object of the present invention is to propose a vacuum cleaner having a cyclone-separated dust collecting portion that is small and easy to handle.
[0009]
Another object of the present invention is to propose a vacuum cleaner having a cyclone separation type dust collecting part which is small and has high dust capturing (dust collecting) performance.
[0010]
Still another object of the present invention is to propose an electric vacuum cleaner equipped with a cyclone separation type dust collecting part that can reliably hold captured fine dust so as not to be scattered.
Still another object of the present invention is to provide an electric cleaning device equipped with a cyclone separation type dust collecting part capable of preventing the surface of the cyclone separation cylinder and the inner surface of the dust collecting case from being damaged by dust flowing into the cyclone separation cylinder. It is to propose a machine.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
The present invention includes a vacuum cleaner main body having a lower case and an upper case and having an electric blower built therein, a traveling wheel provided in the vacuum cleaner main body for running the vacuum cleaner main body on a floor surface, and the vacuum cleaner A hose connection opening provided in the main body of the vacuum cleaner for connecting a hose to the main body, a cyclone separating cylinder provided in the main body of the vacuum cleaner and having an inner cylinder, and separated by the cyclone separating cylinder provided in the main body of the vacuum cleaner In a vacuum cleaner provided with a dust collection case for storing the collected dust,
The cyclone separating cylinder is arranged such that the center axis of the cyclone separating cylinder faces in a substantially vertical direction in a floor moving cleaning state, and dust-containing air is poured from the lower part of the cyclone separating cylinder in communication with the hose connection port. An inlet pipe, an exhaust port provided at the lower part of the cyclone separation cylinder for exhausting the air removed from the cyclone separation cylinder, a communication passage provided at the lower part of the cyclone separation cylinder for flowing air from the exhaust port, A communication port provided at the upper part of the cyclone separation cylinder and connected to the dust collecting case disposed on a side surface of the cyclone separation cylinder;
The inlet pipe is disposed so as to be located in the center in the width direction of the cleaner body,
This cyclone separating cylinder is arranged in the cleaner body by shifting its central axis from the center in the width direction of the cleaner body,
The dust collecting case is arranged in the cleaner body so as to be located on the opposite side of the center axis of the cyclone separating cylinder with respect to the center in the width direction of the cleaner body,
The cyclone separation cylinder and the dust collection case are installed vertically in the cleaner body in a state where they are arranged, and the inlet pipe communicates with the hose connection port,
The inner cylinder is provided with an opening and a mesh filter on a side surface except for a part near the inlet pipe.
[0012]
In addition, an inlet pipe for flowing dust-containing air from the lower part of the cyclone separation cylinder is provided, and an exhaust port for exhausting the dust removed from the cyclone separation cylinder is provided in the lower part of the cyclone separation cylinder. In addition to providing a communication port leading to a dust collection case placed on the side of the cylinder, close the inlet pipe when the electric blower stops near the inlet pipe, and when the electric blower is operated, the inner surface of the cyclone separation cylinder A valve installed so as to close a part between the inner cylinder and the inner cylinder is provided.
[0013]
In addition, in a vacuum cleaner equipped with a cyclone separating cylinder that removes dust-containing air sucked from the suction port by centrifugation, a clear UV curable coating treatment is applied to the inner surface of the cyclone separating cylinder or the inner surface of the dust collecting case. It is characterized by.
[0014]
The flow path in the hose joint that communicates with the inlet pipe that flows dust-containing air into the cyclone separation cylinder is moved to one side from the central axis of the hose that communicates with the hose joint, and the flow area is reduced to the inlet pipe. It is characterized by communication.
[0015]
In addition, a cyclone separation cylinder having an inner cylinder in which an exhaust port is formed, and a dust collection case communicating with the cyclone separation cylinder by a communication port formed in the cyclone separation cylinder, a filter is provided in the dust collection case. It has a flow path configuration in which air that has been built in and that has passed through the filter and air that has flowed out of the exhaust port merge.
[0016]
Further, the dust collected in the dust collecting case can be discarded by opening and closing the filter.
Furthermore, the cyclone separating cylinder and the dust collecting case are detachable.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is an external perspective view of a vacuum cleaner showing an embodiment of the present invention. FIG. 2 is a perspective view of the cleaner body. FIG. 3 is a perspective view showing a state in which the upper cover of the cleaner body is opened. FIG. 4 is a perspective view showing a state where the dust collecting case of the cleaner body is removed. FIG. 5 is a perspective view showing a state where the dust collecting case and the cyclone separator of the cleaner body are removed. FIG. 6 is a horizontal plan view with the upper lid and the upper case removed. FIG. 7 is a schematic diagram showing the flow of air in the cleaner body.
[0018]
As shown in FIG. 1, the electric vacuum cleaner in this embodiment includes a vacuum cleaner body 1, a hose 2, a hand operation tube 3, an expansion joint tube 4, and a suction port 5, and the vacuum cleaner body 1 and the hand operation tube 3 are connected to each other. A hose 2 is used for connection, and a suction port 5 is connected to the local operation pipe 3 via an expansion joint pipe 4 for use.
[0019]
The vacuum cleaner body 1 incorporates an electric blower (described later), and sucks in dust from the intake flow by suctioning from the suction port 5 by the suction force of the electric blower. Then, the vacuum cleaner main body 1 is sucked through the hand control tube 3 and the hose 2, and dust is collected (collected) by a cyclone separation type dust collection unit (described later), and then exhausted outside the machine.
[0020]
As shown in FIGS. 2 to 6, the vacuum cleaner main body 1 has a cyclone separating cylinder 104 and a dust collecting case 105 detachably mounted between the lower case 101 and the upper lid 102, and between the lower case 101 and the upper case 150. The second auxiliary filter 112, the electric blower 107, and the cord reel 110 are incorporated.
[0021]
As shown in FIG. 7, the vacuum cleaner main body 1 separates dust by centrifugal action by flowing dust-containing air from the inlet pipe 115 through the hose 2 into the cyclone separating cylinder 104 and turning it. The dust is conveyed to the dust collecting case 105 through the communication port 117, and the exhaust from the cyclone separation cylinder 104 passes through the inner cylinder 131 and is exhausted to the communication passage 120 provided at the lower part of the cyclone separation cylinder 104. Part of the air flows into the dust collection case 105 and is captured by the first auxiliary filter 106. The exhaust from the dust collection case 105 is sucked into the electric blower 107 through the second auxiliary filter 112 from the communication port 146 behind the first auxiliary filter 106. At this time, the exhaust from the cyclone separating cylinder 104 is also sucked into the electric blower 107. Exhaust air from the electric blower 107 passes through the filter 108, partly through an exhaust passage (not shown), partly flows through the cord reel 110, cools them, and then releases them outside the apparatus.
[0022]
The lower case 101 includes a traveling wheel 208 and a guide wheel (not shown) for causing the cleaner body 1 to travel on the floor surface, and the cyclone separating cylinder 104 and the dust collecting case 105 are detachably arranged side by side. In addition, the second auxiliary filter 108 is installed side by side.
[0023]
The upper lid 102 is attached to the upper rear portion of the upper case 150 so as to be able to rotate. When the upper lid 102 is closed, the inlet pipe 115 of the cyclone separation cylinder 104 and the hose connection port 116 abut against each other in an airtight state. And the upper opening 118 of the dust collecting case 105 are in contact with each other in an airtight state, and the communication passage 120 at the bottom of the cyclone separation cylinder 104 and the communication passage 145 provided at the lower portion of the dust collection case 105 are airtight. Abutting on the state, the communication port 146 and the filter case 113 in which the second auxiliary filter is accommodated are urged so as to abut on the airtight state. The axial direction of the cyclone separating cylinder 104 is oriented in the vertical direction in the floor moving cleaning state, but may be inclined in an oblique direction instead of the vertical direction.
[0024]
When the upper lid 102 is opened upward, the cyclone separating cylinder 104 and the dust collecting case 105 are slightly lifted from the lower case 101. In this state, the dust collecting case 105 can be separated and taken out by holding the handle 123 at the top of the dust collecting case 105, and the dust collecting case 105 is opened by opening the first auxiliary filter 106 in the dust collecting case 105. Discard the dust inside.
[0025]
Furthermore, when the inside of the cyclone separation cylinder 104 is dirty, the upper handle 125 can be held and lifted from the lower case 101, and the cyclone separation cylinder 104 can be disassembled and cleaned.
Here, the inner surface of the cyclone separating cylinder 104 or the inner surface of the dust collecting case 105 is subjected to a clear UV curable coating treatment. For this reason, when dust flows into the cyclone separation cylinder 104, the dust is centrifuged and flows into the dust collection case 105, the dust collides with the surface inside the cyclone separation cylinder 104 or the inner surface of the dust collection case. Even when it is rubbed, it is difficult for scratches to be made on the surface, making it difficult for dirt to adhere, and improving abrasion resistance and contamination resistance. For this reason, even when the outer cylinder 135 and the dust collection case 105 of the cyclone separation cylinder 104 are made of a transparent plastic material, it is possible to visually confirm the accumulation of dust.
[0026]
Further, the cyclone separating cylinder 104 and the dust collecting case 105 are molded using an antistatic resin agent, or dust is attached to the cyclone separating cylinder 104 and the dust collecting case 105 by applying an antistatic agent to the surface. The number of cleanings can be reduced.
[0027]
Next, with reference to FIG. 6, arrangement | positioning inside the vacuum cleaner main body 1 is demonstrated. FIG. 6 is a plan view of the state where the upper case 150 and the upper lid 102 are removed. The hose connection port 116 is located at the center in the width direction of the main body 1 when viewed from above, the center axis of the cyclone separation cylinder 104 is shifted from the center in the width direction, and air flows in the substantially tangential direction of the cyclone separation cylinder 104. The inlet pipe 115 and the hose connection port 116 are arranged in a straight line. The dust collection case 105 is installed on the opposite side of the width direction from the center axis of the cyclone separation cylinder 104. Similarly, the electric blower 107 is installed on the opposite side of the center axis of the cyclone separating cylinder 104 in the width direction, and a second auxiliary filter 112 is provided on the front surface thereof. The cord reel 110 is installed beside the electric blower 107, and the central axis of the cyclone separating cylinder 104 is installed in the same direction in the width direction.
[0028]
By arranging in this way, the length of the main body can be shortened, and a small size and light weight can be achieved. Further, since there is no need to provide a bend at the inlet portion of the cyclone separation cylinder 104, an effect of reducing loss can be obtained.
[0029]
Here, details of the cyclone separating cylinder 104 and the dust collecting case 105 will be described with reference to FIGS. 8 to 13 and FIGS. 15 and 16. 8 is an external perspective view of the cyclone separating cylinder 104, FIG. 9 is an external perspective view of the dust collecting case 105, FIG. 10 is a cross-sectional view taken along the line AA of FIG. FIG. 12 is a sectional view including the cyclone separating cylinder 104 and the communication port 117 of the dust collecting case 105, and FIG. 13 is a side view of the dust collecting case 105 viewed from the exhaust side. FIG. 15 is a sectional view including the inlet pipe 115 portion of the cyclone separating cylinder 104 and the valve 137. FIG. 16 is a cross-sectional view including the inlet pipe 115 portion of the cyclone separating cylinder 104 and the hose joint 200.
[0030]
The outer cylinder 135 of the cyclone separation cylinder 104 is provided with an inlet pipe 115 as an air intake port below the center of the cyclone separation cylinder 104 in the central axial direction, and the cyclone separation cylinder 104 having a substantially cylindrical shape. It is installed so that air can enter in the direction of tangential line. A communication port 117 is provided above the center of the cyclone separation cylinder 104 to allow air to flow into the dust collecting case 105 together with dust. An inner cylinder 131 is provided at the lower part of the cyclone separation cylinder 104 and is connected to the lower communication passage 120. The inner cylinder 131 is constituted by a partition wall 132 and a cylinder part 134, and a resin fiber net is formed in the cylinder part 134 as a net filter 133 by insert molding integrally with the cylinder part 134. As shown in FIG. 10, the mesh filter 133 may be configured as a cylindrical portion on the side surface, or may be configured by combining the upper flat surface of the cylindrical portion and the cylindrical portion on the side surface. Here, the mesh filter 133 is not provided on the entire circumference of the cylindrical portion on the side surface of the inner cylinder 131, and the mesh filter 113 and the opening are not provided at about 90 degrees near the inlet pipe 115. For this reason, even if fine dust such as hair flows from the inlet pipe 115, it can be prevented from directly hitting the net filter 133, and can be prevented from getting stuck and entangled. Further, even when sharp dust such as a needle flows from the inlet pipe 115, it does not directly hit the mesh filter 133, so that the mesh filter 133 is broken and dust can be prevented from flowing out.
Further, since the mesh filter 133 receives a force inward of the inner cylinder 131, an inner cylinder rib 136 may be provided on the inner diameter side of the mesh filter.
Here, when the antistatic treatment is applied to the mesh filter 133, dust adhering to the mesh filter 133 is easily separated and cleaning is easy.
Here, as shown in FIG. 16, a flow path in the hose joint 200 that communicates with the inlet pipe 115 that flows dust-containing air into the cyclone separation cylinder 104 is separated from the central axis 202 of the hose 2 that communicates with the hose joint 200. The hose joint rib 201 moves toward one side, and the flow passage area is reduced to communicate with the inlet pipe 115.
In addition, since the hose joint rib 201 narrows the flow path through the taper portion on the upstream side thereof, it is not affected by the separation of the flow, so that an increase in loss can be suppressed and the flow is less turbulent. Enters the cyclone separation cylinder 104, and thus the centrifugal action of the cyclone separation cylinder 104 can be more effectively promoted.
For this reason, since the flow velocity of air from the hose 2 can be increased without increasing the loss due to sudden reduction at the inlet pipe 115, the flow velocity in the cyclone separation cylinder 104 can be improved, and the cyclone separation cylinder 104 can be improved. The action of centrifuging the dust becomes stronger by turning at, and the dust collection efficiency can be improved.
Moreover, since the flow velocity of the inlet pipe 115 can be improved without lengthening the inlet pipe 115, the vacuum cleaner body 1 can be reduced in size.
In addition, the flow path in the hose joint 200 that communicates with the inlet pipe 115 that flows dust-containing air into the cyclone separation cylinder 104 is brought to one side by the hose joint rib 201 from the central axis 202 of the hose 2 that communicates with the hose joint 200. Regarding the direction, it is desirable to arrange the hose joint rib 201 so that the inlet pipe 115 can be arranged on the outer diameter side of the outer cylinder 135 because the flow velocity in the cyclone separation cylinder 104 can be further improved. Here, the hose joint rib 201 is provided in a substantially vertical direction.
In addition, if the space part 203 is provided in the said hose coupling 200 and the inlet pipe 115 side edge part of the cyclone separation cylinder 104 is made into an opening, shaping | molding can also be performed easily. Furthermore, if the space 203 of the hose joint 200 and the joint on the inlet pipe 115 side are communicated so as to be airtight, the intrusion of dust into the space 203 can be prevented.
Further, an inlet pipe 115 as an air intake port is provided in the outer cylinder 135 of the cyclone separation cylinder 104 below the center of the cyclone separation cylinder 104 in the central axial direction. The hose connection port 116 that communicates with the cyclone separating cylinder 104 can also be disposed below the center of the length in the central axis direction. For this reason, since the said hose connection port part 116 can be arrange | positioned in the lower part of the cleaner body 1, when the said cleaner body 1 is drawn around by the hand operation tube 3 via the said hose 2, the said cleaner The main body 1 is not easily toppled and can be stably routed. Furthermore, since the hose connection port 116 can be disposed on the lower side of the cleaner body 1, it is not necessary to dispose the hose connection port 116 on the upper lid 102, and the dust collecting case 105 and the cyclone separating cylinder 104 are disposed on the upper cover 102. When taking out from the cleaner body 1, the upper lid 102 can be easily opened and closed even with the hose 2 attached.
[0031]
The cyclone separating cylinder 104 is separated into an outer cylinder 135, an inner cylinder 131, and members forming the communication passage 120, and each is detachably fitted, and the respective members are in contact with each other while keeping airtightness. It should be noted that an elastic seal member may be interposed between the contact portions in order to realize an airtight contact. The cyclone separation cylinder 104 can be cleaned by separately separating the members that form the outer cylinder 135, the inner cylinder 131, and the communication passage 120, respectively.
[0032]
The dust collection case 105 is provided with an upper opening 118 at a position facing the communication port 117 of the cyclone separation cylinder 104, and both are in contact with each other while maintaining an airtight state. On the exhaust side of the dust collection case 105, a first auxiliary filter 106 attached to the filter frame 140 is provided. Both sides of the filter frame 140 are open, and are provided so as to rotate about a shaft portion provided at the bottom. When the filter frame 140 is closed, the main case 141 of the dust collecting case 105 and the filter frame 140 are provided. Are in contact with each other while maintaining an airtight state.
[0033]
When throwing away the trash, hold the handle 123 above the dust collection case 105, lift the dust collection case 105, pull the lever 142 that is integrated with the clamp part holding the filter frame 140 forward, and remove the filter frame 140. Open and do. The cleaning of the first auxiliary filter 106 can be performed by removing the first auxiliary filter 106 from the filter frame 140 and washing it.
[0034]
As the auxiliary filter 106, it is desirable to use a sponge made of foamable and washable plastic, a washable non-woven fabric, or a washable filter paper material.
[0035]
When antistatic treatment is applied to the first auxiliary filter 106 and the second auxiliary filter 112, the dust adhering to the first auxiliary filter 106 and the second auxiliary filter 112 is easily separated and can be easily cleaned. Become.
[0036]
A communication passage 145 and a communication port 146 are integrally provided at the lower part of the dust collection case 105. Accordingly, the dust collecting case 105 is divided into the main case 141, the communication passage 145, and the communication port 146 in the lower part of the filter frame 140, but the part where both are joined comes into contact with each other while maintaining airtightness. Yes. Further, the communication path 120 of the cyclone separating cylinder 104 is also in contact with the airtight state.
[0037]
The filter frame 140 is also in contact with a filter case 113 that houses the second auxiliary filter 112 provided in front of the electric blower 107 while maintaining airtightness.
In order to realize the airtight contact described above, an elastic seal member may be interposed between the contact portions.
[0038]
When the electric blower 107 is operated, the cleaner main body 1 configured as described above causes dust-containing air to flow into the cyclone separation cylinder 104 from the inlet pipe 115 of the cyclone separation cylinder 104 by the suction force of the electric blower 107. By rotating in 104, the dust is centrifuged and lifted upward in the cyclone separating cylinder 104 and conveyed to the dust collecting case 105 side. The dust-removed air flows out from the inner cylinder 131 of the cyclone separation cylinder 104 to the communication passage 120 through the net filter 133. The mesh filter 133 functions to prevent blowout of fiber dust or paper dust.
[0039]
Air from the communication passage 120 flows to the second auxiliary filter 112 through the communication passage 145 and the communication port 146.
[0040]
Air containing dust from the communication port 117 of the cyclone separation cylinder 104 flows into the dust collecting case 105 through an upper opening 118 provided at the upper part of the dust collecting case 105, and dust in the air is collected by the first auxiliary filter 106. It is stopped and deposited before the first auxiliary filter 106. The air that has passed through the auxiliary filter flows toward the second auxiliary filter.
[0041]
The dust removal performance of the first auxiliary filter 106 is determined by the ability of the filter material, but it is preferable to have the ability to separate up to μm order dust. However, if the dust removal capability is too high, clogging is likely to be accelerated, so it is desirable to determine the balance with the overall dust removal capability.
[0042]
Most of the dust that has entered the vacuum cleaner body 1 is stored in the dust collection case 105. Therefore, the dust collection case 105 may be taken out of the vacuum cleaner body 1 and removed. It is desirable to dispose of the trash before dust overflows from the dust collection case 105. For this reason, as shown in FIG. 9, the dust collection case 105 is provided with a waste disposal line 155 at a position facing the upper opening 118 so that the user can discard the waste with reference to this. The garbage disposal line does not face horizontally or vertically, but when the dust accumulates in the dust collection case 105, the part close to the upper opening 118 is filled with the garbage at the end. It is set.
[0043]
In this embodiment, since the air flow in the cleaner body 1 is divided into two paths as shown in FIG. 7, a pressure difference is applied to the dust in the dust collecting case 105 in the air flow direction. This pressure difference causes the dust to be constantly compressed. Since this pressure difference increases as the amount of accumulated dust increases, it also has a feature that the amount of compression increases as the amount of dust increases. Therefore, more dust can be stored in the dust collection case 105, and therefore the cycle of waste disposal can be lengthened.
The dust in the dust collection case 105 accumulates in layers before the first auxiliary filter 106, and fine dust also accumulates together. For this reason, since dust is interspersed between fiber dusts, it is also possible to obtain an effect that it is difficult for dust to rise when throwing away garbage.
[0044]
Furthermore, since the flow rate on the exhaust side of the cyclone separator 104 is smaller than when the air does not pass through the dust collecting case 105, the resistance of the cyclone separator 104 can be reduced. Therefore, it has the feature that the suction power of the vacuum cleaner can be further increased.
Further, in the cyclone separation cylinder 104, dust-containing air flows into the cyclone separation cylinder 104 from the inlet pipe 115 of the cyclone separation cylinder 104 and swirls in the cyclone separation cylinder 104, whereby the dust is centrifuged and the dust is separated. It is lifted upward in the cyclone separating cylinder 104 and conveyed to the dust collecting case 105 side. At this time, since there is a flow of air exhausted from the first auxiliary filter 106 from the cyclone separation cylinder 104 through the dust collection case 105, the dust centrifuged in the cyclone separation cylinder 104 is collected in the dust collection case. It becomes easy to flow in to the 105 side, and dust is instantly separated to the dust collecting case 105 side, so that the dust collection efficiency can be increased.
Further, since the dust that has been centrifuged in the cyclone separation cylinder 104 and conveyed to the dust collection case 105 side is unlikely to flow back to the cyclone separation cylinder 104, the dust conveyed to the dust collection case 105 side is scattered again. The dust collection efficiency can be increased without doing so.
Furthermore, when dust adheres to the net filter 133 of the inner cylinder 131, the amount of air flow exhausted from the communication port 146, which is the second exhaust port for exhausting the air removed from the cyclone separation cylinder 104, is reduced. The air volume of the first exhaust port 144 that is the exhaust port from the dust collecting case 105 that has passed through the first auxiliary filter 106 increases. For this reason, the dust adhering to the mesh filter 133 of the inner cylinder 131 is transported to the dust collecting case 105.
Further, the air collected from the cyclone separation cylinder 104 is exhausted from the cross-sectional area of the first exhaust port 144 that is an exhaust port from the dust collection case 105 that has passed through the first auxiliary filter 106 from the dust collection case 105. It is larger than the cross-sectional area of the communication port 146 that is the second exhaust port. For this reason, the cross-sectional area of the first auxiliary filter 106 can be increased, and the flow velocity of the air passing through the first auxiliary filter 106 can be reduced. For this reason, the blow-through of dust from the first auxiliary filter 106 can be reduced. Further, since the pressure loss when air passes through the first auxiliary filter 106 can be reduced, the suction power of the vacuum cleaner can be further increased.
Here, the downstream end 119 of the communication port 117 of the cyclone separation cylinder 104 is formed into an R shape, or a member having a good sliding property (low friction coefficient) is attached, so that the dust at the downstream end 119 is removed. You can prevent accidents. In addition, when the upper side of the downstream end 119 is tilted toward the first exhaust port 144, which is an exhaust port from the dust collecting case 105 (when the opening of the communication port 117 is wider on the upper side), Even if dust catches on the downstream end 119 of the communication port 117, the dust moves upward above the downstream end 119, and air flows from the cyclone separation cylinder 104 to the dust collecting case 105 during this movement. Thus, it can be easily peeled off from the downstream end 119 of the communication port 117.
[0045]
Further, when the amount of dust accumulated in the dust collection case 105 increases, the resistance when passing through the dust collection case 105 increases, so the flow rate flowing in the dust collection case decreases. Therefore, when there is a large amount of dust that is likely to generate odor, the amount of air passing through that portion is reduced, and there is also an effect that it is difficult to remove the odor outside the vacuum cleaner.
[0046]
Further, when the inside of the communication passage 145 and the communication port 146 becomes dirty, it can be easily cleaned with the dust collecting case 105 taken out.
[0047]
In addition, since the inlet pipe 115 and the inner cylinder 131 of the cyclone separator 104 are provided below, the communication port 117 of the cyclone separator cylinder 104 and the upper opening 118 of the dust collecting case 105 can be provided in the upper part, and the dust collecting case 105 Since the dust that has entered falls down due to gravity, spillage into the cyclone separation cylinder 104 can be prevented.
Further, since the upper opening 118 of the dust collection case 105 is disposed in front of the dust collection case 105, the upper opening 118 of the dust collection case 105 is disposed when the vacuum cleaner body 1 is stood up and stored. Since it is disposed above the dust case 105, it is possible to prevent dust that has entered the dust collection case 105 from spilling into the cyclone separation cylinder 104.
[0048]
Further, since the dust collecting case 105 is arranged on the side surface of the cyclone separating cylinder 104, the length direction of the cyclone separating cylinder 104 can be increased without increasing the height of the vacuum cleaner main body 1. It has the feature that the separation ability of can be increased.
[0049]
As shown in FIG. 15, when the electric blower 107 stops near the inlet pipe 115 and the electric blower 107 is operated, the outer pipe 135 of the cyclone separation cylinder 104 is closed. A valve 137 is provided so as to block between a part of the inner surface and the inner cylinder.
For this reason, it is hard to receive fluid force, such as a ring, and heavy dust collides with the valve 137 and stops turning. For this reason, damage and breakage of the inner wall surface of the outer cylinder 135 can be prevented.
Furthermore, it is possible to prevent dust from spilling when the operation of the electric blower 107 is stopped and the cyclone separating cylinder 104 is taken out.
In addition, since heavy dust that is hard to receive fluid force does not enter the dust collection case 105 from the cyclone separation cylinder 104, the first auxiliary filter 106 of the dust collection case 105 is not broken, and dust is collected from the dust collection case 105. Can be prevented from coming off.
[0050]
As shown in FIG. 14, the cyclone separating cylinder 104 and the dust collecting case 105 may be provided integrally. In this case, the mass held by hand when the trash is thrown away becomes large, and the handling property is lowered. Since the communication passage 120 and the communication passage 145 are integrally configured between the dust collection case 105 and the dust collection case 105, perfect airtightness is maintained, so that an increase in loss due to leakage or the like can be suppressed, and suction work can be suppressed. The rate can be made higher.
[0051]
In addition, the communication passage 120, the communication passage 145, and the communication port 146 may be formed of separate members that come into contact with the lower case 101. However, it is possible to reduce the number of places that keep the whole airtight. Moreover, since the direction which maintains airtightness can be made into an up-down direction, the characteristic which is easy to maintain airtightness can be given.
[0052]
【The invention's effect】
According to the present invention, a cyclone separating cylinder that generates a swirling flow upward, and a dust collecting case having a filter inside is disposed on the side surface and attached to the main body of the vacuum cleaner. A dust part can be realized.
[0053]
Moreover, the main body can be shortened by bringing the central axis of the cyclone separating cylinder toward one side from the center of the main body and arranging the electric blower on the opposite side.
[0054]
In addition, a cyclone separation cylinder that sucks air from the lower side and exhausts it to the lower side, and a part of the exhaust gas flows in a dust collection case with a filter, making it compact and high in dust collection (dust collection) performance. A large-capacity cyclone separation type dust collecting section can be realized.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an external perspective view of a vacuum cleaner showing an embodiment of the present invention.
2 is a perspective view of a vacuum cleaner main body in the electric vacuum cleaner shown in FIG. 1. FIG.
3 is a perspective view showing a state in which an upper cover of the main body of the vacuum cleaner in the electric vacuum cleaner shown in FIG. 1 is opened. FIG.
4 is a perspective view showing a state where the upper cover of the vacuum cleaner main body in the electric vacuum cleaner shown in FIG. 1 is opened and the dust collecting case is removed. FIG.
5 is a perspective view showing a state in which the upper cover in the vacuum cleaner main body of the electric vacuum cleaner shown in FIG. 1 is opened and the dust collecting case and the cyclone separating cylinder are removed. FIG.
FIG. 6 is a plan view showing a state where an upper case and an upper lid are removed from the cleaner body.
FIG. 7 is a schematic diagram showing the flow of air.
8 is an external perspective view of a cyclone separation cylinder 104. FIG.
9 is an external perspective view of the dust collecting case 105. FIG.
10 is a cross-sectional view taken along the line AA of FIG.
11 is a cross-sectional view including a portion of an inlet pipe 115 of a cyclone separating cylinder 104. FIG.
12 is a sectional view including a cyclone separating cylinder 104 and a communication port 117 of the dust collecting case 105. FIG.
13 is a side view of the dust collecting case 105 as viewed from the exhaust side. FIG.
14 is an external perspective view when the cyclone separating cylinder 104 and the dust collecting case 105 are integrated. FIG.
15 is a sectional view including the inlet pipe 115 portion of the cyclone separating cylinder 104 and the valve 137. FIG.
16 is a cross-sectional view including a portion of an inlet pipe 115 of a cyclone separating cylinder 104 and a hose joint 200. FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Vacuum cleaner main body, 101 ... Lower case, 102 ... Upper lid, 103 ... Dust collection part, 104 ... Cyclone separation cylinder, 105 ... Dust collection case, 106 ... First auxiliary filter, 107 ... Electric blower, 112 ... Second Auxiliary filter, 115 ... inlet pipe, 117 ... communication port, 120 ... communication passage, 131 ... inner cylinder, 145 ... communication passage, 146 ... communication port, 150 ... upper case.

Claims (4)

下ケースと上ケースを有し内部に電動送風機を内蔵した掃除機本体と、前記掃除機本体を床面に走行させるために該掃除機本体に設けた走行車輪と、前記掃除機本体にホースを接続するために該掃除機本体に設けたホース接続口部と、前記掃除機本体に設けられ内筒を有するサイクロン分離筒と、前記掃除機本体に設けられ前記サイクロン分離筒で分離された塵埃を収容する集塵ケースとを備えた電気掃除機において、
前記サイクロン分離筒は、
床移動掃除状態で該サイクロン分離筒の中心軸が略鉛直方向を向くように配置され、
前記ホース接続口部と連通して前記サイクロン分離筒の下部より含塵空気を流し入れる入口管と、
前記サイクロン分離筒の下部に設けられ該サイクロン分離筒で除塵された空気を排気する排気口と、
前記サイクロン分離筒の下部に設けられ前記排気口からの空気を流す連絡通路と、
前記サイクロン分離筒の上部に設けられ該サイクロン分離筒の側面に配置された前記集塵ケースに至る連通口とを備え、
前記入口管は、前記掃除機本体の幅方向中央に位置するように配置し、
このサイクロン分離筒は、その中心軸を前記掃除機本体の幅方向中央からずらして前記掃除機本体に配置し、
前記集塵ケースは、前記掃除機本体の幅方向中央に対して前記サイクロン分離筒の中心軸心とは幅方向の反対側に位置するように前記掃除機本体に配置し、
前記サイクロン分離筒と前記集塵ケースは、並んだ状態に前記掃除機本体に縦置きに設置されて前記入口管が前記ホース接続口部と連通し、
前記内筒には、
前記入口管付近の一部を除いてその側面に開口部と網フィルターを設けたことを特徴とする電気掃除機。
A vacuum cleaner body having a lower case and an upper case with an electric blower built in, a running wheel provided in the vacuum cleaner body for running the vacuum cleaner body on the floor, and a hose on the vacuum cleaner body A hose connection port provided in the vacuum cleaner body for connection, a cyclone separation cylinder provided in the vacuum cleaner body and having an inner cylinder, and dust separated in the cyclone separation cylinder provided in the vacuum cleaner body. In a vacuum cleaner equipped with a dust collection case to house,
The cyclone separating cylinder is
Arranged so that the center axis of the cyclone separating cylinder is in a substantially vertical direction in a floor moving cleaning state,
An inlet pipe that is in communication with the hose connection port and flows dust-containing air from the lower part of the cyclone separation cylinder;
An exhaust port that is provided at a lower portion of the cyclone separation cylinder and exhausts the air removed by the cyclone separation cylinder;
A communication passage provided at a lower portion of the cyclone separation cylinder and for flowing air from the exhaust port;
A communication port provided at the upper part of the cyclone separation cylinder and connected to the dust collecting case disposed on a side surface of the cyclone separation cylinder;
The inlet pipe is disposed so as to be located in the center in the width direction of the cleaner body,
This cyclone separating cylinder is arranged in the cleaner body by shifting its central axis from the center in the width direction of the cleaner body,
The dust collecting case is arranged in the cleaner body so as to be located on the opposite side of the center axis of the cyclone separating cylinder with respect to the center in the width direction of the cleaner body,
The cyclone separating cylinder and the dust collecting case are installed vertically in the cleaner body in a lined state, and the inlet pipe communicates with the hose connection port,
In the inner cylinder,
An electric vacuum cleaner, wherein an opening and a mesh filter are provided on a side surface except for a part near the inlet pipe.
請求項1において、
前記入口管付近には、前記電動送風機が停止した場合に前記入口管を塞ぎ、前記電動送風機が運転した場合には前記サイクロン分離筒の内面の一部と前記内筒との間を塞ぐように動作する弁を設けたことを特徴とする電気掃除機。
In claim 1,
In the vicinity of the inlet pipe, when the electric blower stops, the inlet pipe is closed, and when the electric blower is operated, a part of the inner surface of the cyclone separation cylinder and the inner cylinder are closed. An electric vacuum cleaner provided with an operating valve.
請求項1または2において、
前記サイクロン分離筒の内表面または集塵ケースの内表面に、クリヤー系UV硬化型コーティング処理を施したことを特徴とする電気掃除機。
In claim 1 or 2,
A vacuum cleaner characterized in that a clear UV curable coating treatment is applied to an inner surface of the cyclone separating cylinder or an inner surface of a dust collecting case.
請求項1乃至3の何れか1項において、
前記集塵ケースには、
該集塵ケース内に流入した含塵空気から塵埃を分離するフィルタを備え、
前記連絡通路を通過した空気は、前記フィルタを通過した空気と合流して前記電動送風機に吸引されることを特徴とする電気掃除機。
In any one of Claims 1 thru | or 3,
In the dust collection case,
A filter for separating dust from the dust-containing air flowing into the dust collecting case;
The air that has passed through the communication passage merges with the air that has passed through the filter and is sucked into the electric blower.
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