JP3941399B2 - 印刷処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷データをビットマップデータ等のイメージデータに変換して、出力へ出力することにより印刷処理を行う印刷処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
プリントサーバなどの印刷処理装置では、クライアントPCから印刷データが入力されると、この印刷データに基づいて印刷処理を行い、印刷データに応じた印刷物を出力する。
【0003】
一般にプリントサーバなどでは、印刷データをデコンポーズしてラスタイメージデータに変換し、ハードディスク等の記憶手段に一時的に保存する。この後、所定のタイミングでラスタイメージデータをハードディスクから読み出してIOT等の出力装置へ送出する。
【0004】
このとき、プリントサーバでは、ラスタイメージデータをデータ圧縮してメモリに一時保存し、さらに、圧縮データを伸張しながらIOT等の出力装置へ出力する。IOTでは、このラスターイメージデータに基づいて例えば1ライン分ずつ印刷処理を行うことにより、クライアントPCから出力された印刷データに基づいた印刷物が得られるようにしている。
【0005】
ところで、ラスタイメージデータに変換された印刷データは、バス上を伝送され、ハードディスクへの書き込み及び読出しが行われると共にデータ圧縮及び伸張処理等の各種処理が行われてIOTへ出力される。このために、IOTへ出力されるラスタイメージデータが、本来の印刷データと異なり、ページ飛びやライン飛びが生じたり、画素の欠損等の異常が生じる恐れがある。
【0006】
一方、データ保証技術としては、データのパリティやチェックサム等のように個々のデータのチェックを行う方法はあるが、データの順番やデータ量等は、システムのレジスタ等によってソフト的に管理するのみとなっている。また、これらのデータ保証方法は、データ伝送に用いるバス上や各種処理時に発生したデータ異常までも管理することは困難となっている。
【0007】
このために、例えば特開平9−136411号公報では、IOTの出力イメージを読み込むイメージ読込み手段及びイメージ読込み手段によって読み込んだ出力イメージと印刷データを比較する比較手段を設け、印刷データと出力イメージを比較することにより異常の有無を検出するようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような異常検出方法では、IOTの出力イメージを読み込むイメージ読込み手段や、出力イメージと印刷データとを比較する比較手段等を設ける必要があるために、異常を検出するためのコストが高くなってしまう。
【0009】
本発明は、上記事実に鑑みてなされたものであり、イメージ読込み手段等を設けることなく、入力された印刷データから作成したイメージデータを出力装置へ出力するときに、イメージデータの異常を検出することができる印刷処理装置を提案することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、入力された印刷データを、出力部で印刷出力するためのイメージデータに変換し、所定のタイミングで該イメージデータを前記出力部へ出力することにより印刷データに基づいた印刷処理を行う印刷処理装置であって、前記印刷データから変換した前記イメージデータに対する処理に先だって、イメージデータ毎に、イメージデータの画素の異常を検出可能とする管理データとして前記イメージデータのピクセル数を示すピクセルデータを含む管理データを付与する付与手段と、所定の処理が終了して前記イメージデータを前記出力部へ出力するときに、前記管理データに基づいてイメージデータの異常の有無を検出する検出手段と、を含むことを特徴とする。
【0011】
この発明によれば、印刷データをイメージデータに変換すると、このイメージデータに対する処理に先だって、管理データを付与する。この後に、イメージデータに対する所定の処理を行い、所定のタイミングで出力へ出力する。
【0012】
検出手段は、イメージデータを出力へ出力するときに、イメージデータに付与している管理データに基づいて、イメージデータの画素に異常が発生しているか否かを確認する。
【0013】
すなわち、本発明では、印刷データを出力装で処理可能なイメージデータに変換するときに、イメージデータの画素の異常の有無をチェック可能とする管理データを生成して、イメージデータに付加し、イメージデータと管理データを一体にして所定の処理を行い、イメージデータを出力装へ出力するときに、管理データに基づいて画素の異常の有無をチェックする。
【0014】
このときに、付与手段は、管理データとしてイメージデータのピクセル数を示すピクセルデータを含ませる。
これにより、イメージデータに対する処理中に発生するデータ異常を確実に検出することができる。
また、本発明は、入力された印刷データを、出力部で印刷出力するためのイメージデータに変換し、所定のタイミングで該イメージデータを前記出力部へ出力することにより印刷データに基づいた印刷処理を行う印刷処理装置であって、前記印刷データから変換した前記イメージデータに対する処理に先だって、イメージデータ毎に、イメージデータの画素の異常を検出可能とする管理データとして前記イメージデータ中に白から黒及び黒から白の変化が幾つあるかを示す変曲点データを含む管理データを付与する付与手段と、所定の処理が終了して前記イメージデータを前記出力部へ出力するときに、前記管理データに基づいてイメージデータの異常の有無を検出する検出手段と、を含むものであっても良い。
【0015】
また、このような本発明においては、前記付与手段が、前記管理データであることを示すヘッダーに、前記イメージデータの画素の異常を検出可能とするデータを付与するものであっても良い。
また、前記付与手段は、管理データであることを示すヘッダーと共に、少なくとも該当するイメージデータの位置情報を付与するものであっても良い。
【0016】
これにより、印刷物にページ飛びやライン飛び、ページずれやラインずれ、重複印刷等を未然に検出することができる。
【0017】
また、前記付与手段は、管理データであることを示すヘッダーと共に、少なくとも該当するイメージデータの特性を含む画像情報を付与するものであっても良い。
【0018】
これにより、印刷物上での画素ずれ等を未然に検出することができ、印刷物に形成する画像の品質低下を防止することが可能となる。
【0019】
さらに、本発明では、前記検出手段の検出結果に基づいて少なくとも異常が検出されたイメージデータの基となる印刷データに対する印刷処理を停止する停止手段を含むものであることが好ましく、これにより、異常が生じたイメージデータを用いた印刷処理を行ってしまうのを確実に防止することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。図1には、本実施の形態に係るプリントネットワーク10の概略構成を示している。このプリントネットワーク10では、プリントサーバ12とクライアントPC14とが通信回線16を介してネットワーク接続されており、プリントサーバ12では、クライアントPC14から出力された印刷データを受信すると、この印刷データに基づいた印刷処理を行う。
【0021】
図2には、プリントネットワーク10に設けられるプリントサーバ12の要部の概略を示している。なお、プリントネットワーク10及びプリントネットワーク10に設けるプリントサーバ12の基本的構成は、従来公知の構成を適用でき、本実施の形態では詳細な説明を省略する。
【0022】
プリントサーバ12は、ESS(Electronic Sub System)等のプリントコントローラ20、ハードディスク装置等の記憶装置(以下「ハードディスク装置22」という)及びIOTI/Fモジュール24等を備え、これらがバス26によって接続されている。また、プリントサーバ12は、出力として設けられているIOT(Image Output Terminal)28がIOTI/Fモジュール24を介して接続された一般的構成となっている。
【0023】
プリントサーバ12では、クライアントPC14から出力された印刷データ(例えばPDL(Page-Description Language)形式のデータ)を受信すると、この印刷データがプリントコントローラ20に入力される。プリントコントローラ20は、この印刷データをラスタイメージデータに展開し、バス26を介してハードディスク装置22へ出力する。これによりラスタイメージデータがハードディスク(HD30)にスプールされる。
【0024】
一方、IOTI/Fモジュール24には、入力I/F32、メモリ34及び圧縮/伸張部36が設けられており、これらがメインCPU38に制御される。また、IOTI/Fモジュール24には、メモリ34へのラスタイメージデータの入出力を制御するDMA(Direct Memory Access)40が設けられている。
【0025】
プリントコントローラ20は、所定のタイミングでHD30からラスタイメージデータを読み出してIOTI/Fモジュール24に送り出す。IOTI/Fモジュール24のDMA40は、入力I/F32を介して入力されるラスタイメージデータを順次メモリ34に格納する。
【0026】
このとき、メインCPU38は、プリントコントローラ20から入力されるデータ量を読み込むことにより、メモリ34の記憶領域の割り付け等を行う。
【0027】
IOTI/Fモジュール24では、このラスタイメージデータを圧縮/伸張部36によってデータ圧縮して、メモリ34に一時的に格納し、所定のタイミングでこの圧縮データを読み出して、圧縮/伸張部36で伸張しながら出力I/FであるIOTI/F42を介して、IOT28へ出力する。すなわち、データ圧縮されたラスタイメージデータを伸張しながらIOT28へ送出する。これにより、IOT28は、ラスタイメージデータに基づいて印刷処理を実行する。
【0028】
ところで、プリントコントローラ20には、管理データ付与部44が設けられている。管理データ付与部42は、印刷データを展開して得たラスターイメージデータの、1ライン分のイメージデータ54(図3参照)のそれぞれに対して、管理データを付与する。
【0029】
図3に示すように、管理データ付与部44で付与する管理データ50には、固定長の管理データ50であることを示すヘッダー52に続いて、この管理データ50に続くイメージデータ54が、何ページ目のデータであるを示すページデータ56、何ライン目であるかを示すラインデータ58が含まれている。また、この管理データ50には、イメージデータ54の画像情報として、1ラインのイメージデータ数(ピクセル数)を示すピクセルデータ60、このイメージデータ数内で黒又は白のピクセルが幾つあるかを示す黒データ(又は白データ、以下では一例として「黒データ」とする)62及び、イメージデータ54中に白、黒の変化(変曲点)が幾つあるかを示す変曲点データ64が含まれている。
【0030】
例えばプリントコントローラ20では、印刷データをラスタイメージデータに展開するときに、ページ数及びライン数をカウントする。管理データ付与部42は、このカウント値に基づいてページデータ56及びラインデータ58を設定する。
【0031】
また、管理データ付与部42では、印刷データから展開されたラスタイメージデータを読み込むと、1ライン分のピクセル数、黒のピクセル数及び変曲点数をカウントして、ピクセルデータ60、黒データ62及び変曲点データ64を設定する。
【0032】
図4には、ラスタイメージデータに基づいたラスタイメージ72の概略を示している。なお、このラスタイメージ72は、説明のための一例を示すものである。また、図4では、ひとマスを1画素(1ピクセル)とし、黒塗りのピクセルを黒ピクセルとしている。
【0033】
このラスタイメージ72では、1ライン分のピクセル数が18個であり、ここからピクセルデータ60が「18」となる。
【0034】
また、ラスタイメージ72のnライン目では、黒のピクセル数が7個であり、ここから黒データ62が「7」となる。なお、白のピクセル数が18であるため、白データを用いるときには「18」となる。
【0035】
さらに、ラスタイメージ72のnライン目では、ピクセルが白から黒又は黒から白に変化する変曲点74が5個となっていることから、変曲点データ64が「5」となる。
【0036】
このように、管理データ付与部42では、各ライン毎のイメージデータ54からピクセルデータ60、黒データ62(又は白データ)及び変曲点データ64を設定して、管理データ50を生成する。
【0037】
この後に、管理データ付与部42では、ラスタイメージデータに管理データ50を挿入する。これにより、図3に示すように、ラスタイメージデータは、1ライン分のイメージデータ54のそれぞれに管理データ50が付与される。
【0038】
イメージデータ54のそれぞれに管理データ50が付与されたラスタイメージデータは、バス26上の伝送されてHD30へ書き込まれ、さらに、HD30から読み出されると、バス26上を伝送されて、IOTI/Fモジュール24に入力される。さらに、このラスタイメージデータは、IOTI/Fモジュール24内で、データ圧縮及び伸張等の各処理がなされる。
【0039】
一方、IOTI/Fモジュール24内には、チェックモジュール66が設けられている。このチェックモジュール66は、エラーチェック部68及びサブCPU70を含んで形成され、例えばIOTI/F42に設けられて、IOTI/F42からIOT28へ出力するラスタイメージデータに対して、管理データ50に基づいたエラーチェックを行う。
【0040】
また、チェックモジュール68は、メインCPU38に接続しており、管理データ50から、ラスタイメージデータ中の何れかのラインのイメージデータ54にエラーが生じていると判定したときには、該当するラスタイメージデータ又はこのラスタイメージデータが含まれる印刷データに対する印刷処理を停止するようにしている。
【0041】
ここで、管理データ50を用いたプリントサーバ12での印刷処理を説明する。プリントサーバ12では、クライアントPC14から印刷データが入力されると、この印刷データをプリントコントローラ20に読み込む。
【0042】
プリントコントローラ20では、先ず、この印刷データをラスタイメージデータに展開し、この後に、管理データ付与部44を介して、ラスタイメージデータをハードディスク装置22へ送る。このとき、管理データ付与部44では、1ライン分のイメージデータ54毎に管理データ50を作成し、この管理データ50をラスタイメージデータに挿入する。
【0043】
例えば、この管理データ50の作成は、ラスタイメージデータから1ライン分のイメージデータ54を読み込む。これと共に、管理データ付与部44では、このイメージデータ54が、何ページ目の何ライン目であるかを読み込み、ページデータ56及びラインデータ58を設定する。
【0044】
この後、管理データ付与部44では、読み込んだイメージデータ54をスキャニングして、ピクセル数、黒のピクセル数及びピクセルが黒から白又は白から黒に変化する変曲点74の数をカウントして、ピクセルデータ60、黒データ62及び変曲点データ64を設定する。
【0045】
このようにして、設定したページデータ56、ラインデータ58、ピクセルデータ60、黒データ62及び白データ64にヘッダ52を付加して管理データ50を作成すると、この管理データ50が、該当するイメージデータの先頭となるようにラスタイメージデータに挿入する。
【0046】
これにより、ラスタイメージデータは、1ライン分のイメージデータ54毎に管理データ54が付与され、バス26を介しててハードディスク装置22へ伝送されて、HD30に書き込まれる。
【0047】
プリントコントローラ20は、ラスタイメージデータをHD30に書き込むと、所定のタイミングで、このラスタイメージデータをHD30から読み出し、バス26を介してIOTI/Fモジュール24へ送出する。これにより、管理データ50が付与されたイメージデータ54(ラスタイメージデータ)がIOTI/Fモジュール24に入力される。
【0048】
IOTI/Fモジュール24では、このラスタイメージデータを圧縮/伸張部36に入力してデータ圧縮を行うと、メモリ34に一時的に格納した後、所定のタイミングで伸張処理しながらIOTI/F42へ出力する。これにより、ラスタイメージデータがIOTI/F42からIOT28へ出力され、ラスタイメージデータに基づいた印刷処理が行われる。
【0049】
ところで、IOTI/F42には、チェックモジュール66が設けられており、IOTI/Fモジュール24では、管理データ50に基づいてラスタイメージデータの各イメージデータ54をチェックしながらIOT28へ出力するようにしている。
【0050】
ここで、図5に示すフローチャートを参照しながら、チェックモジュール66でのエラーチェックの概略を説明する。なお、本実施の形態では、一例として、印刷データの1ページ目の1ライン目から順にラスタイメージデータをIOT28へ出力するものとしている。
【0051】
チェックモジュール66では、先ず、ステップ100で初期設定を行う。この初期設定では、チェックしているイメージデータ54が何ページ目の何ライン目であるかをカウントするためのページ数N及びライン数Lをリセットする(N=0、L=0)。
【0052】
この後、伸張されたラスタイメージデータが、IOTI/F42に入力されることにより、ステップ102にページ数Nをインクリメントすると共に、ステップ104では、ライン数Lをインクリメントして、読み込むイメージデータ54のページ数Nおよびライン数Lを設定し、次のステップ106では、設定値に基づいたラインの管理データ50及びイメージデータ54を読み込む。
【0053】
次のステップ108では、先ず、ヘッダ52をチェックする。このヘッダ52としては、同期チェックが可能となる値を設定すれば、このヘッダ52が適切な値であるか否かから、同期ずれが生じているか否かの判定が可能となる。ステップ110では、このヘッダ52の値が適切であるか否かを判定する。すなわち、プリントサーバ12では、管理データ50のヘッダ52を適切に設定することにより、同期ずれの検出が可能となるようにしている。
【0054】
プリントサーバ12では、管理データ50のヘッダ52が変化していることにより同期ずれが生じていると判断し(ステップ110で否定判定)、ステップ112へ移行する。これにより、メインCPU38は、該当するラインデータを含むラスタイメージデータないし該当する印刷データに対する印刷処理を停止する。
【0055】
一方、ヘッダ52が適切であったとき(ステップ110で肯定判定)には、ステップ114へ移行し、管理データ50からページデータ56とラインデータ58を読み出し、ページデータとラインデータのそれぞれがページ数Nおよびライン数Lと一致しているか否かをチェックする(ステップ116)。
【0056】
ページシーケンスに乱れがあった時には、ページ数Nとページデータが不一致となる。このようなときには、ステップ116で否定判定されてステップ122へ移行する。これにより、メインCPU38が、印刷処理を停止して、ページ飛びや同じページのプリント等が発生している印刷物が出力されてしまうのを防止する。
【0057】
また、ライン飛びが生じると予想外のラインのイメージデータ54が入力され、ライン数Lとラインデータ58の間で不一致が生じるが、このときにも、ラインデータ58をチェックして、印刷処理を停止することにより、IOT28で印刷した時のイメージシフトや同期ずれが生じるのを防止することができる。
【0058】
ページ飛びやラインずれが生じていないときには(ステップ116で肯定判定)、ステップ118へ移行して、1ライン分のイメージデータ54からピクセル数、黒ピクセルの数及び変曲点の数をカウントし、次のステップ120では、管理データ50からピクセルデータ60、黒データ62及び変曲点データ64を読み込む。
【0059】
この後、ステップ122からステップ126では、ピクセルデータ60とピクセル数(ステップ122)、黒データ62と黒のピクセル数(ステップ124)及び変曲点データ64と変曲点数(ステップ126)のそれぞれを比較し、何れかに不一致が生じたとき(ステップ122〜126の何れかで否定判定)には、印刷処理を停止する。
【0060】
すなわち、ドットの異常やずれ、欠損等が生じると、ピクセル数、黒のピクセル数又は変曲点数の何れかに異常が生じる。このとき、管理データ50と実際のイメージデータ54のピクセル数、黒ピクセルの数及び変曲点数を比較することにより、イメージデータ54のドットの異常やずれ、欠損等を検出することができる。
【0061】
IOTI/Fモジュール24では、このようなイメージデータ54のドットの異常やずれ、欠損等を検出したとき(ステップ122〜126の何れかで否定判定)にも、ステップ112へ移行して印刷処理、すなわち、IOT28へのラスタイメージデータの送出を停止する。
【0062】
このようにして、1ライン分のイメージデータ54に対するチェックを行い、異常が生じていないと判断されたとき(ステップ122〜126で肯定判定)には、該当するイメージデータ54をIOT28に送出する。
【0063】
また、ステップ128では、チェックしたイメージデータ54が最終ラインのものか否かを確認し、最終ラインに達していないとき(ステップ128で否定判定)には、ステップ104へ移行し、次のラインのチェックを開始する。また、最終ラインに達し、ステップ128で肯定判定されると、ステップ130へ移行して、最終ページであったか否かを確認し、最終ページに達していないとき(ステップ130で否定判定)には、ステップ102へ移行して、次のページのチェックを開始する。
【0064】
このように、クライアントPC14から送られた印刷データの印刷処理を行うプリントサーバ12では、印刷データを、IOT28で処理可能なラスタイメージデータに展開し、このラスタイメージデータに対して所定の処理を施してIOT28に出力するときに、ラスタイメージデータへの展開時に、1ライン分のイメージデータ54毎に管理データ50を作成して付与すると共に、このラスタイメージデータをIOT28へ送出するときに、この管理データ50に基づいたチェックを行う。
【0065】
これにより、IOT28から出力する印刷物に、ページ飛びやライン飛び、ページやラインの重複印刷は勿論、画素の欠損や画素に異常が生じるのを確実に防止することができる。
【0066】
すなわち、プリントサーバ12では、印刷データを展開して生成したラスタイメージデータに対して、バス26上の伝送、HD30への書き込み及び読出し、データ圧縮及び展開等の各種処理を施す。
【0067】
このとき、プリントコントローラ20の内部やIOTI/Fモジュール24の内部でのメモリ管理は、スタートアドレスとバイト数を、メインCPU38等がレジスタで管理するのが一般的となっている。また、ページ数等は、プリントコントローラ20が管理するのが一般的となっており、データ数が合えば、データが正常と判断されてしまう。
【0068】
また、データの誤り検出は、パリティチェックやチェックサム等が用いられるが、多数ページのイメージデータを管理することは困難である。
【0069】
このために、イメージデータ54に異常が生じても、実質的に、この異常を検出することなく印刷処理を行ってしまうことになっている。
【0070】
これに対して、プリントサーバ12では、ラスタイメージデータの例えば1ライン分のイメージデータ54毎に、何ページ目の何ライン目のイメージデータ54であるか及び、イメージデータ54中のピクセルの欠損等の異常や、個々のピクセルの異常の有無等を判断可能な管理データ50を作成すると共に、ラスタイメージデータをIOT28へ出力するときに、この管理データ50を用いて、異常の有無をチェックするようにしている。
【0071】
これにより、プリントサーバ12では、ページ飛びやライン飛び等は勿論、画素が異常となる印刷物を出力してしまうのを未然に防止することができる。
【0072】
なお、以上説明した本実施の形態は、一例を示すものであり、本発明の構成を限定するものではない。例えば、本実施の形態では、1ライン分のイメージデータ54に管理データ50を設けたが、複数ライン分を一つのイメージデータとして管理データを付与するようにしても良い。
【0073】
また、本実施の形態では、管理データ50に、ページデータ56及びラインデータ58を用いたが、これに限らず、管理データ50によって管理するイメージデータの印刷物上の位置等を明確に示すものであれば良い。
【0074】
さらに、本実施の形態では、印刷データに基づいたイメージデータとIOT28へ出力するイメージデータとが一致しているか否かをチェックするための画像情報を示すデータとして、ピクセルデータ60、黒データ62(又は白データ)及び変曲点データ64を用いたが、これに限らず、画素の欠損や異常等を検出可能とするものであれば、任意の特性を用いることができる。
【0075】
また、本実施の形態では、プリントサーバ12を例に説明したが、本発明は、印刷データをIOT28等の出力装置へ送出する前に、印刷データに対して種々の処理を行う印刷処理装置に適用することができる。
【0076】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、印刷データをイメージデータに展開するときに、管理データを生成してイメージデータに付与し、このイメージデータを出力へ出力するときに、管理データに基づいて画素の異常の有無を検査する簡単な構成で、データ異常が生じたイメージデータを出力へ出力してしまうのを未然に防止することができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態に係るプリントネットワークの一例を示す概略図である。
【図2】 本実施の形態に適用したプリントサーバの要部を示す概略構成図である。
【図3】 管理データとイメージデータに管理データを付与したラスタメージデータの構成の一例を示すラスタイメージデータの模式図である。
【図4】 ラスタイメージデータに基づいたラスタイメージの概略を示す模式図である。
【図5】 本発明に係るイメージチェックの一例を示す流れ図である。
【符号の説明】
10 プリントネットワーク
12 プリントサーバ(印刷処理装置)
14 クライアントPC
20 プリンタコントローラ
24 IOTI/Fモジュール
28 IOT(出力部
42 IOTI/F
44 管理データ付与部(付与手段)
50 管理データ
52 ヘッダー
54 イメージデータ
56 ページデータ(位置情報)
58 ラインデータ(位置情報)
60 ピクセルデータ(画像情報)
62 黒データ(画像情報)
64 変曲点データ(画像情報)
66 チェックモジュール(検出手段)
68 エラーチェック部(検出手段)
70 サブCPU(検出手段)

Claims (2)

  1. 入力された印刷データを、出力部で印刷出力するためのイメージデータに変換し、所定のタイミングで該イメージデータを前記出力部へ出力することにより印刷データに基づいた印刷処理を行う印刷処理装置であって、
    前記印刷データから変換した前記イメージデータに対する処理に先だって、イメージデータ毎に、イメージデータの画素の異常を検出可能とする管理データとして前記イメージデータのピクセル数を示すピクセルデータを含む管理データを付与する付与手段と、
    所定の処理が終了して前記イメージデータを前記出力部へ出力するときに、前記管理データに基づいてイメージデータの異常の有無を検出する検出手段と、
    を含むことを特徴とする印刷処理装置。
  2. 入力された印刷データを、出力部で印刷出力するためのイメージデータに変換し、所定のタイミングで該イメージデータを前記出力部へ出力することにより印刷データに基づいた印刷処理を行う印刷処理装置であって、
    前記印刷データから変換した前記イメージデータに対する処理に先だって、イメージデータ毎に、イメージデータの画素の異常を検出可能とする管理データとして前記イメージデータ中に白から黒及び黒から白への変化が幾つあるかを示す変曲点データを含む管理データを付与する付与手段と、
    所定の処理が終了して前記イメージデータを前記出力部へ出力するときに、前記管理データに基づいてイメージデータの異常の有無を検出する検出手段と、
    を含むことを特徴とする印刷処理装置。
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