JP3941202B2 - Airbag cover - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エアバッグ装置において、折畳まれたエアバッグを覆うように配されるエアバッグカバーに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来より、自動車のエアバッグ装置は、ステアリングホイールの中央部やインストルメントパネル内に収納部を設け、この収納部内にガス発生器であるインフレータと折畳まれたエアバッグとを収納し、この折畳まれたエアバッグを覆うようにエアバッグカバーを配して構成されている。
【0003】
上記エアバッグカバーは、一般に、薄肉状の破断部を備え、エアバッグの展開時にその展開圧力によって該破断部が破断し、これによりエアバッグを車室内に膨出させるよう構成されている。
【0004】
従来、かかるエアバッグカバーにおいて、薄肉状の破断部内に破断部の形成方向に沿って断続的にかつ破断部の幅よりも幅狭な凹部を形成することにより、成形時における樹脂材料の流れを良くする、即ち成形性を向上するとともに、破断部を良好に破断させる、即ち破断性能を向上することが提案されている(特公平6−9950号公報)。
【0005】
また、破断部内に台形や円弧形等の凹穴を間隔をおいてかつ破断部の中心と凹穴の中心がずれた位置に配列することにより、成形性と破断性能を向上することが提案されている(特開平5−162599号公報)。
【0006】
また、凸状の盛上り部とこの盛上り部の内部に反対側から進入した凹状の谷部とにより薄肉状の破断部を形成し、この谷部の谷底頂部の鋭さを初期破断個所から終期破断個所に至るにしたがって次第に鈍化されることにより、成形性及び破断性能を向上させるとともに、破断順序を規制することが提案されている(特開平3−193547号公報)。同公報には、また、破断部の肉厚を初期破断個所から終期破断個所に至るにしたがって次第に増大させることにより破断順序を規制することも提案されている。
【0007】
このように、エアバッグカバーにおいては、その成形性と破断性能を両立するために種々の検討がなされている。エアバッグカバーは通常樹脂材料を射出形成することにより得られるが、薄肉状の破断部においては注入された樹脂材料の流れが阻害されてしまう。そのため、成形性を良好にするためには破断部の肉厚をある程度以上厚くする必要があるが、破断部の肉厚を厚くすると破断性が低下してしまう。このように、成形性の向上と破断性能の維持とは通常両立しない関係にあるため、エアバッグカバーにおいては、これらを両立して、外観に優れ、信頼性の高い破断性能を有するものが求められている。
【0008】
そこで、本発明は、成形性を高めることにより外観品質の向上及び安定化を図るとともに、信頼性の高い破断性能を有するエアバッグカバーを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1のエアバッグカバーは、エアバッグの展開により破断してエアバッグを車両室内に膨出させる薄肉状の破断部を備えるエアバッグカバーであって、前記破断部は、エアバッグカバー本体に設けた凹溝により薄肉状に形成されて、その形成方向に沿って肉厚の薄い部分と厚い部分とが交互に繰返されており、この薄い部分と厚い部分との間の肉厚が破断部の形成方向に沿って連続的に変化しており、前記破断部近傍の肉厚が、破断部の前記肉厚の厚い部分ほど厚く形成されるとともに、前記破断部の両側が、少くとも該破断部の前記肉厚の薄い部分を含むその近傍区間において、エアバッグカバー本体の一般肉厚部から該破断部に向って徐々に肉厚が薄くなるように形成されたことを特徴とする。
【0010】
請求項1のエアバッグカバーでは、破断部の肉厚を変化させて肉厚の厚い部分と薄い部分とを交互に連続的に配しているため、成形時において樹脂材料が破断部を流れるときに、上記肉厚の厚い部分から薄い部分に樹脂材料を良好にまわり込ませることができ、樹脂材料の良好な流れが確保される。このように成形性に優れるため、エアバッグカバーの外観品質の向上を図るとともに外観品質の安定性を確保することができる。また、肉厚の薄い部分を部分的に設けているため、破断部の破断性を損なうこともない。
また、破断部の肉厚の変化に対応させて破断部近傍の肉厚を変化させることにより、上記肉厚の厚い部分でも応力を集中させるために必要な溝深さを確保することができる。更に、破断部の両側の少くとも前記肉厚の薄い部分を含むその近傍区間において、エアバッグカバー本体の一般肉厚部から該破断部に向って徐々に肉厚が薄くなるように形成しており、このようにして破断部に向って一般肉厚部の厚みを徐々に変化させたことにより、一般肉厚部から破断部への肉厚の変化、特に一般肉厚部との肉厚差の大きい上記肉厚の薄い部分での肉厚変化を小さくすることができ、外観品質を向上することができる。
【0011】
破断部の肉厚変化の繰返し回数は、エアバッグカバー構成材料の成形時における流れ性やカバーの形状に応じて適宜に設定することができる。そのため、かかる繰返し回数を変更することにより、カバー材料やカバー形状の選択範囲の拡大を図ることができる。かかる繰返し回数は、請求項2記載のように、1つの破断部に対して、前記肉厚の厚い部分が2個以上、前記肉厚の薄い部分が3個以上設けられるよう設定することが好ましい。
【0012】
請求項3記載のエアバッグカバーは、請求項1において、前記破断部がエアバッグカバー本体に設けた凹溝により薄肉状に形成されており、この凹溝の断面形状が、前記肉厚の厚い部分ほど溝底部が鋭い形状に形成されていることを特徴とする。
【0013】
このように、破断部の肉厚の厚い部分ほど凹溝の先端形状が鋭く、薄い部分ほど鈍くなるように、破断部の肉厚変化に応じて凹溝の先端形状を変化させることにより、破断部を均一に破断させることができる。
【0014】
請求項4記載のエアバッグカバーは、請求項1において、前記破断部が、エアバッグカバーの略中央部を延びる第1破断部と、この第1破断部の両端で当該第1破断部と交わる一対の第2破断部とよりなり、前記第1破断部において前記肉厚の薄い部分と厚い部分とが交互に繰返して形成されており、少なくとも前記第1破断部の中央部及び両端部に前記肉厚の薄い部分が配置されていることを特徴とする。
【0015】
このように、エアバッグカバーの略中央部を延びる第1破断部の中央部と、第1破断部の両端部、即ち第2破断部と交わる部分とに、上記肉厚の薄い部分を設けることにより、破断部を破断させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
【0021】
図1は本発明の1実施形態に係るエアバッグカバー10の斜視図、図2は同エアバッグカバー10の背面図、図3,4,5はそれぞれ図2のIII−III線,IV−IV線、V−V線に相当するエアバッグカバー10の縦断面図であり、図4ではエアバッグ装置全体の断面を示している。
【0022】
このエアバッグカバー10は、図4に示す助手席用エアバッグ装置1に用いられるものであり、インストルメントパネル2の上面に形成された矩形の開口部3を塞いで、その下方のエアバッグケース4内に配されたエアバッグ6の上面を覆うように配設される。
【0023】
すなわち、インストルメントパネル2の開口部3の下方に近接させて、上方に開口するエアバッグケース4が固設され、このケース4の内部にインフレータ5と折畳まれたエアバッグ6が収納され、この折畳まれたエアバッグ6の上面を覆ってインストルメントパネル2の開口部3を塞ぐように、略矩形をなすエアバッグカバー10が配される。
【0024】
このエアバックカバー10は、ポリオレフィン系又はポリスチレン系と一部合成ゴムをブレンドした熱可塑性樹脂の射出成形品であり、インストルメントパネル2の開口部3を塞いでその上面と概略面一に配されるカバー本体12と、このカバー本体12の裏面において周縁部から突設されエアバッグケース4の開口縁部にリテーナ7を介して取付けられる取付部14とが一体に形成されている。
【0025】
カバー本体12の裏面には、車両衝突時に、インフレータ5の発するガスによりエアバッグ6が展開しようとしたとき、そのバッグ内圧力によって破断して、エアバッグ6を車室内に膨出させるための破断部16が設けられている。
【0026】
この破断部16は、図1,2に示すように、カバー本体12の裏面側に設けた凹溝18により薄肉状に形成されており、エアバッグカバー10の略中央部を車両幅方向に延びるよこ破断部16aと、このよこ破断部16aの両端と連結されエアバッグカバー10の左右両側部において車両前後方向に延びる左右一対のたて破断部16b,16bとよりなる略H字状をなす。なお、たて破断部16b,16bは、取付部14の左右のサイド壁の内側において当該サイド壁に沿って設けられている。
【0027】
図3に示すように、よこ破断部16aは、その形成方向に沿って肉厚の薄い部分20(肉厚=t1)と厚い部分22(肉厚=t2>t1)とが交互に繰返されて形成されている。ここでは、よこ破断部16aの中央部と、たて破断部16aと交わる部分である両端部との、計3個所に薄い部分20が配され、その間の2個所に肉厚の厚い部分22が配されている。
【0028】
そして、上記薄い部分20と厚い部分22の間の肉厚がよこ破断部16aの形成方向に沿って連続的に変化している。この実施形態では、特に、よこ破断部16aの肉厚はその全域において形成方向に沿って連続的に変化している。
【0029】
また、図6,7に示すように、よこ破断部16aを形成する凹溝18は、肉厚の薄い部分20ほど溝底部に相当する先端の形状が鈍く、厚い部分22ほど溝底部に相当する先端の形状が鋭く形成されている。この実施形態では、図6に示すように、肉厚の薄い部分20では、凹溝18は幅広な断面略台形状に形成されており、図7に示すように、肉厚の厚い部分22では、凹溝18は幅狭な断面楔形状に形成されている。
【0030】
図4に示すように、よこ破断部16aの前後両側は、カバー本体12の一般肉厚部24(肉厚=t0)から該よこ破断部16aに向って徐々に肉厚が薄くなるように形成されている。すなわち、よこ破断部16aの両側には、凹溝18の開口縁から漸次に肉厚が厚くなるように傾斜してカバー本体12の一般肉厚部24に至る傾斜部26が形成されている。
【0031】
この傾斜部26の形成幅は、図4に示すように、破断部16aの肉厚の薄い部分20では広く(形成幅=A1)、図5に示すように、破断部16aの肉厚の厚い部分22では狭く(形成幅=A2<A1)設定されており、図1,2に示すように、この形成幅がよこ破断部16aの形成方向に沿って連続的に変化するように形成されている。これにより、よこ破断部16aの近傍における破断部両側の肉厚、即ち凹溝18の下端開口縁における肉厚は、図7に示すよこ破断部16aの肉厚が厚い部分22ほど厚く、図6に示すよこ破断部16aの肉厚の薄い部分20ほど薄く形成されている(t4>t3)。
【0032】
ここで、よこ破断部16aに関する上記した各寸法の一例を示せば、次のような値を採用することができる。
【0033】
カバー本体12の一般肉厚部24の肉厚t0=3.3〜3.7mmの場合、破断部16aの肉厚の薄い部分20の肉厚t1=0.6〜1.0mm、肉厚の厚い部分22の肉厚t2=1.3〜1.7mm、破断部16a近傍の肉厚は、肉厚の薄い部分20でt3=1.8〜2.2mm、厚い部分22でt4=2.5〜2.9mm、傾斜部26の形成幅は、肉厚の薄い部分20でA1=39〜41mm、厚い部分22でA2=23〜24mmである。
【0034】
以上のように構成された本実施形態のエアバッグカバー10であると、よこ破断部16aの肉厚を変化させて、肉厚の厚い部分22と薄い部分20とを交互に連続的に配しているため、成形時において樹脂材料がよこ破断部16aを流れるときに、上記肉厚の厚い部分22から薄い部分20に樹脂材料を良好にまわり込ませることができ、樹脂材料の良好な流れが確保される。このように成形性に優れるため、エアバッグカバー10の外観品質の向上を図るとともに外観品質の安定性を確保することができる。
【0035】
また、よこ破断部16aの肉厚の厚い部分22ほど凹溝18の先端形状が鋭く、薄い部分20ほど鈍くなるように、よこ破断部16aの肉厚変化に応じて凹溝18の先端形状を変化させているので、よこ破断部16aを均一に破断させることができる。
【0036】
また、よこ破断部16aの両側に傾斜部26を設けて一般肉厚部24から破断部16aに至るまでの肉厚を徐々に変化させているので、一般肉厚部24から破断部16aへの急激な肉厚変化をなくすことができ、外観品質を向上することができる。
【0037】
また、よこ破断部16aにおける肉厚の薄い部分20を、よこ破断部16aの中央部及びたて破断部16bに交わる部分に設定しているため、よこ破断部16aを確実に破断させるとともに、その破断力を良好にたて破断部16bに導いて破断部16全体の破断性能を向上させることができる。
【0038】
さらに、よこ破断部16aにおける肉厚の厚い部分22ほど破断部16a近傍の肉厚が厚くなるように、破断部16aの肉厚変化に対応させて破断部16a近傍の肉厚を変化させることにより、上記肉厚の厚い部分22でも確実に応力を集中させるために必要な凹溝18の深さ確保することができる。
【0039】
なお、よこ破断部16aにおける肉厚変化の繰返し回数は、エアバッグカバー10を構成する樹脂材料の射出成形時における流れ性やカバー形状に応じて適宜に設定してもよく、このように繰返し回数を変更することにより、カバー材料やカバー形状の選択範囲の拡大を図ることができる。
【0040】
上記実施形態では、たて破断部16bの肉厚を一定の肉厚に設定しているが、たて破断部16bについても肉厚を変化させて、肉厚の薄い部分と厚い部分とが破断部16bの形成方向に沿って交互に繰返して配されるように構成してもよい。その場合、たて破断部16bの中央部、即ちよこ破断部16aと交わる部分と、たて破断部16bの両端部とに、上記肉厚の薄い部分が配されるように構成することが好ましい。
【0041】
また、上記実施形態では、よこ破断部16aの肉厚をその全域で連続的に変化させているが、肉厚の薄い部分20や厚い部分22で比較的短い区間肉厚を一定に保持するとともに、これら肉厚の薄い部分20と厚い部分22の間を肉厚を連続的に変化させて繋ぐように構成してもよい。
【0042】
また、上記実施形態においては、よこ破断部16aの両側において、一定の傾斜度を有する傾斜部26の幅を、破断部16aの肉厚の薄い部分20ほど広くすることにより、即ち傾斜部26の形成幅を変化させることにより、破断部16a近傍の肉厚を変化させているが、これに代えて、傾斜部26の形成幅は一定とし、破断部16aの肉厚の薄い部分20ほど傾斜度、即ち肉厚の変化を大きくすることにより、破断部16a近傍の肉厚を変化させてもよい。
【0043】
さらに、一般肉厚部24との肉厚差が大きい破断部16aの肉厚の薄い部分20を含むその近傍区間でのみ上記傾斜部26を設け、肉厚の厚い部分22を含むその近傍区間では傾斜部26を設けないように構成することもできる。
【0044】
なお、上記実施形態においては、インストルメントパネルに配される助手席用エアバッグ装置に用いるエアバッグカバーについて説明したが、本発明は、ステアリングホイールの中央部に配される運転席用エアバッグ装置におけるエアバッグカバー等、種々のエアバッグ装置に適用することができる。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のエアバッグカバーであると、破断部の肉厚を変化させて肉厚の厚い部分と薄い部分とを交互に連続的に配しているため、樹脂材料により成形する際に、上記肉厚の厚い部分から薄い部分に樹脂材料を良好にまわり込ませることができ、成形性に優れ、よって、エアバッグカバーの外観品質の向上を図るとともに外観品質の安定性を確保することができる。また、肉厚の薄い部分を部分的に設けているため、破断部の破断性を損なうこともなく、信頼性の高い破断性能が得られる。
【0046】
特に、請求項3記載のように、破断部の肉厚の厚い部分ほど凹溝の先端形状が鋭く、薄い部分ほど鈍くなるように、破断部の肉厚変化に応じて凹溝の先端形状を変化させることにより、破断部を均一に破断させることができ、破断部の破断性能を一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態に係るエアバッグカバーの斜視図である。
【図2】同エアバッグドアの背面図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】図2のIV−IV線断面に相当するエアバッグ装置の縦断面図である。
【図5】図2のV−V線断面図である。
【図6】図4における破断部の拡大断面図である。
【図7】図5における破断部の拡大断面図である。
【符号の説明】
10……エアバッグカバー
12……カバー本体
16……破断部
16a…よこ破断部
16b…たて破断部
18……凹溝
20……破断部の肉厚の薄い部分
22……破断部の肉厚の厚い部分
24……一般肉厚部
26……傾斜部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an airbag cover arranged to cover a folded airbag in an airbag device.
[0002]
[Prior art and problems to be solved by the invention]
2. Description of the Related Art Conventionally, an airbag apparatus for an automobile is provided with a storage portion in the center portion of the steering wheel or in an instrument panel, and an inflator that is a gas generator and a folded airbag are stored in the storage portion. An airbag cover is arranged to cover the folded airbag.
[0003]
The airbag cover is generally provided with a thin-walled rupture portion, and the rupture portion is ruptured by the deployment pressure when the airbag is deployed, so that the airbag is inflated into the vehicle interior.
[0004]
Conventionally, in such an airbag cover, the flow of the resin material at the time of molding is formed by forming a recessed portion intermittently along the direction in which the rupture portion is formed in the thin rupture portion and narrower than the width of the rupture portion. It has been proposed to improve, that is, improve the formability and to break the fractured portion well, that is, to improve the breaking performance (Japanese Patent Publication No. 6-9950).
[0005]
In addition, it is proposed to improve the formability and rupture performance by arranging trapezoidal and arcuate concave holes in the fractured part at a distance and the center of the fractured part and the center of the concave hole are shifted. (JP-A-5-162599).
[0006]
Further, a thin rupture portion is formed by the convex bulge portion and the concave valley portion that has entered from the opposite side into the bulge portion, and the sharpness of the valley bottom top portion of the valley portion is changed from the initial rupture point to the end. It has been proposed to improve the moldability and breaking performance by gradually slowing down as it reaches the breaking point, and to regulate the breaking order (JP-A-3-193547). In the same publication, it is also proposed to regulate the order of breakage by gradually increasing the thickness of the breakage portion from the initial breakage point to the final breakage point.
[0007]
Thus, in the airbag cover, various studies have been made in order to achieve both formability and breaking performance. The airbag cover is usually obtained by injection-molding a resin material, but the flow of the injected resin material is hindered at the thin-walled fracture portion. Therefore, in order to improve the moldability, it is necessary to increase the thickness of the fractured portion to some extent, but if the thickness of the fractured portion is increased, the fracture property is lowered. As described above, since the improvement in formability and the maintenance of the breaking performance are usually incompatible with each other, the airbag cover is required to have both of these, an excellent appearance, and a reliable breaking performance. It has been.
[0008]
Accordingly, an object of the present invention is to provide an airbag cover having improved rupture performance while improving the appearance quality and improving the stability by improving moldability.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
Airbag cover according to
[0010]
In the airbag cover of
Further, by changing the thickness in the vicinity of the rupture portion in accordance with the change in the thickness of the rupture portion, it is possible to ensure the groove depth necessary for concentrating stress even in the thick portion. Furthermore, in the vicinity section including at least the thin part on both sides of the broken part, the thickness is gradually reduced from the general thick part of the airbag cover body toward the broken part. Thus, by gradually changing the thickness of the general thickness portion toward the fracture portion, the change in thickness from the general thickness portion to the fracture portion, particularly the thickness difference from the general thickness portion. It is possible to reduce the change in thickness at the thin portion where the thickness is large, and to improve the appearance quality.
[0011]
The number of repetitions of the wall thickness change at the fracture portion can be appropriately set according to the flowability at the time of forming the airbag cover constituent material and the shape of the cover. Therefore, the selection range of the cover material and the cover shape can be expanded by changing the number of repetitions. Preferably, the number of repetitions is set such that two or more thick portions and three or more thin portions are provided for one broken portion as described in
[0012]
The airbag cover according to claim 3 is the airbag cover according to
[0013]
Thus, by changing the tip shape of the groove according to the thickness change of the break portion, the tip shape of the groove is sharper as the thicker portion of the break portion is sharper and the tip shape of the groove is duller as the thin portion is broken. The part can be broken uniformly.
[0014]
The airbag cover according to
[0015]
As described above, the thin portion is provided at the center portion of the first breakage portion extending substantially at the center portion of the airbag cover and at both ends of the first breakage portion, that is, at the portion intersecting with the second breakage portion. Thus, the broken portion can be broken.
[0020]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0021]
FIG. 1 is a perspective view of an
[0022]
The airbag cover 10 is used in the passenger
[0023]
That is, an
[0024]
The airbag cover 10 is a thermoplastic resin injection-molded product obtained by blending a polyolefin-based or polystyrene-based material with a part of synthetic rubber. The airbag cover 10 closes the opening 3 of the
[0025]
When the airbag 6 is about to be deployed by the gas generated by the
[0026]
As shown in FIGS. 1 and 2, the
[0027]
As shown in FIG. 3, the
[0028]
And the thickness between the said
[0029]
Moreover, as shown in FIGS. 6 and 7, the
[0030]
As shown in FIG. 4, the front and rear sides of the
[0031]
The formation width of the
[0032]
Here, if an example of each dimension mentioned above regarding the horizontal fracture | rupture
[0033]
When the thickness t0 of the
[0034]
In the
[0035]
In addition, the tip shape of the
[0036]
In addition, since the
[0037]
In addition, since the
[0038]
Further, by changing the thickness in the vicinity of the breaking
[0039]
It should be noted that the number of repetitions of the wall thickness change in the
[0040]
In the above embodiment, the thickness of the vertically broken
[0041]
Moreover, in the said embodiment, although the thickness of the weft fracture | rupture
[0042]
Moreover, in the said embodiment, by making the width | variety of the
[0043]
Further, the
[0044]
In the above-described embodiment, the airbag cover used in the passenger seat airbag device disposed on the instrument panel has been described. However, the present invention relates to a driver seat airbag device disposed in the center of the steering wheel. The present invention can be applied to various airbag devices such as an airbag cover.
[0045]
【The invention's effect】
As described above, in the airbag cover of the present invention, the thick part and the thin part are alternately and continuously arranged by changing the thickness of the fractured portion, so the molding is made of the resin material. In this case, the resin material can be satisfactorily wrapped from the thick part to the thin part, and the moldability is excellent, so that the appearance quality of the airbag cover is improved and the stability of the appearance quality is improved. Can be secured. In addition, since the thin portion is partially provided, a highly reliable breaking performance can be obtained without impairing the breaking property of the broken portion.
[0046]
In particular, as described in claim 3, the tip shape of the groove is changed according to the change in the thickness of the break portion so that the thicker portion of the break portion has a sharper tip shape and the thinner the portion becomes dull. By changing, the fracture portion can be uniformly fractured, and the fracture performance of the fracture portion can be further enhanced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of an airbag cover according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a rear view of the airbag door.
3 is a cross-sectional view taken along line III-III in FIG.
4 is a longitudinal sectional view of the airbag device corresponding to the section taken along the line IV-IV in FIG. 2;
5 is a cross-sectional view taken along line VV in FIG.
6 is an enlarged cross-sectional view of a broken portion in FIG.
7 is an enlarged cross-sectional view of a broken portion in FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (4)
前記破断部は、エアバッグカバー本体に設けた凹溝により薄肉状に形成されて、その形成方向に沿って肉厚の薄い部分と厚い部分とが交互に繰返されており、この薄い部分と厚い部分との間の肉厚が破断部の形成方向に沿って連続的に変化しており、
前記破断部近傍の肉厚が、破断部の前記肉厚の厚い部分ほど厚く形成されるとともに、前記破断部の両側が、少くとも該破断部の前記肉厚の薄い部分を含むその近傍区間において、エアバッグカバー本体の一般肉厚部から該破断部に向って徐々に肉厚が薄くなるように形成された
ことを特徴とするエアバッグカバー。An airbag cover comprising a thin-walled rupture portion that breaks when the airbag is deployed and inflates the airbag into the vehicle compartment,
The rupture portion is formed in a thin shape by a concave groove provided in the airbag cover body, and a thin portion and a thick portion are alternately repeated along the forming direction, and the thin portion and the thick portion are repeated. The wall thickness between the parts is continuously changing along the direction of formation of the fracture part ,
The thickness of the vicinity of the rupture portion is formed so that the thicker portion of the rupture portion is thicker, and both sides of the rupture portion are at least in the vicinity section including the thin portion of the rupture portion. An airbag cover formed so that the thickness gradually decreases from the general thickness portion of the airbag cover main body toward the fracture portion .
前記第1破断部において前記肉厚の薄い部分と厚い部分とが交互に繰返して形成されており、
少なくとも前記第1破断部の中央部及び両端部に前記肉厚の薄い部分が配置されていることを特徴とする請求項1記載のエアバッグカバー。The rupture portion is composed of a first rupture portion that extends substantially in the center of the airbag cover, and a pair of second rupture portions that intersect the first rupture portion at both ends of the first rupture portion,
The thin portion and the thick portion are alternately and repeatedly formed in the first fracture portion,
The airbag cover according to claim 1, wherein the thin portion is disposed at least at a central portion and both end portions of the first break portion.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00924898A JP3941202B2 (en) | 1998-01-21 | 1998-01-21 | Airbag cover |
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