JP3940990B2 - 塀類の構築方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は家庭の庭や庭園等における仕切り塀、家屋の外塀やその装飾窓等に適した塀類の構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、家屋では中庭が外側から見えないように、あるいは中庭を装飾する目的で、中庭の周囲を仕切り壁で仕切ることが行われている。
【0003】
また、家屋では不審者の侵入を防止するとともに、隣接地との境界を明確にすべく、家屋の周囲に外壁を構築することが行われている。
【0004】
上述の仕切り壁や外壁には古くは土塀や板塀を採用していたが、最近はコンクリート製のブロック塀を用いる傾向にある。
【0005】
かかるコンクリート製のブロック塀では基礎を打設し、基礎上に中空のコンクリートブロックを所望の高さに積み重ねるとともにコンクリートブロック間をコンクリートで固着することによりブロック塀を構築し、さらに必要に応じて基礎上に適当な間隔をあけて鉄筋を予め立設しておき、コンクリートブロックを積み重ねる際にその中空部分に鉄筋を挿通するとともにコンクリートを充填することによってブロック塀を補強するようにした構造が採用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、コンクリート製のブロック塀では上下及び左右に隣接するコンクリートブロックの間をコンクリートで固着するようにしているので、コンクリートブロックの形状に起因し、平面から見た時に直線的な平面形状のブロック塀しか構築できず、例えば曲線的な平面形状のブロック塀を構築することは難しいという問題があった。
【0007】
本発明はかかる問題点に鑑み、任意の平面形状の塀類を構築できるようにした塀類の構築方法を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明に係る塀類の構築方法は、仕切り壁や外壁等の塀類を構築するにあたり、少なくとも先端部位に雄ねじが形成された複数のねじ鉄筋と、少なくとも両端部位の相互に所定の間隔をあけた位置に上記ねじ鉄筋が挿通され得る内径の挿通穴が穿設された複数のブロックとを用い、基礎構造物上に上記複数のねじ鉄筋を構築すべき塀類の平面形状に沿って相互に上記ブロック両端部位の挿通穴の間の間隔に等しい間隔をあけて並べかつ上記雄ねじを上側にして立設し、上記複数のブロックを横方向に隣接するブロックが平面から見た時に相互に構築すべき塀類の平面形状に沿った角度をなすとともに上記隣接するブロックの両端部位が相互に上下に重なるようにかつその重なり合った部位の挿通穴に上記ねじ鉄筋が挿通されるように積み重ねてゆき、上記複数の各ねじ鉄筋の雄ねじに雌ねじを螺合させて上記積み重ねた複数のブロックを相互に固定するようにしたことを特徴とする。
【0009】
本発明の特徴の1つは複数のブロックを千鳥状にかつ横方向に隣接するブロック両端の重なり合った部位の挿通穴にねじ鉄筋が挿通されるように積み重ね、ねじ鉄筋上端の雄ねじに雌ねじを螺合させて積み重ねたブロックを相互に固定するようにした点にある。
【0010】
これにより、横方向に隣接するブロックをねじ鉄筋を中心にして相互に任意の角度にすることができるので、複数のブロックを後屈すべき塀類の平面形状に沿って配列することができ、任意の平面形状、例えば曲線的な塀類を構築することができ、塀類構築の自由度を高めることができる。
【0011】
ブロックは両端部位にねじ棒の挿通し得る挿通穴が形成されていればどのような材質のブロックでもよく、例えばコンクリート製ブロックを採用することができるが、重くなって取り扱い性が悪くなるおそれがある。これに対し、コンクリート製ブロックに中空部分と挿通穴とを形成することも考えられるが、ブロック自体の強度を確保しにくい。他方、木製ブロックを採用すると、強度を維持しつつ軽量性を確保することができる。
【0012】
即ち、複数のブロックに全体が略直方体形状をなす木製ブロックを用いるようにするのがよい。
【0013】
本発明は家屋の庭や公園の仕切り塀、室内の間仕切り壁、家屋等の建築構造物の外塀に適用するとその効果が大きいが、コンクリート製のブロック塀に形成される装飾窓等、既存の手法による塀類の一部に採用することもできる。
【0014】
また、上述の方法で構築された塀類も新規かつ斬新である。即ち、本発明に係る塀類は、仕切り壁や外壁等の塀類であって、少なくとも両端部位の相互に所定の間隔をあけた位置にねじ鉄筋が挿通され得る内径の挿通穴が穿設され、横方向に隣接するブロックが平面から見た時に相互に構築すべき塀類の平面形状に沿った角度をなすとともに上記隣接するブロックの両端部位が相互に上下に重なるように基礎構造物上に積み重ねられた複数のブロックと、少なくとも先端部位に雄ねじが刻設され、上記基礎構造物上に構築すべき塀類の平面形状に沿って相互に上記ブロック両端部位の挿通穴の間の間隔に等しい間隔をあけて並べられかつ上記雄ねじを上側にして立設され、上記複数のうちの隣接するブロックの上下に重なり合った部位の挿通穴に挿通される複数のねじ鉄筋と、上記複数の各ねじ鉄筋の雄ねじに螺合されて上記積み重ねた複数のブロックを相互に固定する複数のナットと、を備えたことを特徴とする。
【0015】
この場合においても複数のブロックを平面から見た時に曲線的な形状に並べることができ、又複数のブロックとして略直方体形状をなす木製ブロックを用いることができる。
【0016】
雌ねじには例えば六角ナット等を用いることができるが、ねじ鉄筋の先端が露出するとねじ鉄筋の先端に触れて怪我をするおそれがあるので、袋ナットを用いるのがよい。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。図1ないし図5は本発明に係る塀類の構築方法の好ましい実施形態を示す。本例の構築方法では図1に示される、複数のブロック10、複数のねじ鉄筋20及び複数の袋ナット(雌ねじ)30を用いる。
【0018】
ブロック10には略直方体形状の木製ブロックが用いられ、ブロック10の両端部位にはねじ鉄筋20を挿通し得る内径tの挿通穴11が相互に所定の間隔wをあけて穿設されている。
【0019】
ねじ鉄筋20は先端部位に雄ねじ21が刻設され、袋ナット30はねじ鉄筋20の雄ねじ21に螺合されるようになっている。
【0020】
例えば、庭の仕切り塀を構築する場合,図1に示されるように、庭の地面上にコンクリート基礎(基礎構造部分)を構築すべき塀類の平面形状に沿った形状に打設し、コンクリート基礎が固化すると,その上にコンクリートを置いてから中空状をなすコンクリート製の装飾ブロック(基礎構造部分)40を構築すべき塀類の平面形状に沿った形状に並べてゆき、コンクリート基礎と装飾ブロック40とを相互に固定する。
【0021】
次に、複数の各装飾ブロック20の中空部分に2本のねじ鉄筋20を雄ねじ21を上方にしかつ相互にブロック10の挿通穴11の間隔wに等しい間隔をあけて立て、装飾ブロック40の中空部分にコンクリートを充填してねじ鉄筋20を装飾ブロック40に立設した状態で固定する。
【0022】
こうしてねじ鉄筋20が立設されると、装飾ブロック40に上に図2及び図三に示されるように木製のブロック10を隣接するブロック10の両端部位が相互に上下に重なるように、即ち千鳥状に、かつブロック10の重なり合った部位の挿通穴11にねじ鉄筋20を挿通させながら積み重ねてゆくと、横方向に隣接するブロック10が平面から見た時に相互に構築すべき塀類の平面形状に沿った角度となる。
【0023】
木製のブロック10を所定の高さまで積み上げると、最後に同一高さとした最上段の木製ブロック10上にスペーサブロック12を重ね、スペーサブロック12や最上段の木製ブロック10から突き出たねじ鉄筋20の雄ねじ21に袋ナット30を螺合して締めつけると,積み重ねた複数の木製ブロック10を相互に強固に固定することができ、こうして図5に示されるように平面円弧状の部分と直線状の部分、及び同一高さの部分と次第に傾斜した高さの部分とを含む仕切り塀を構築することができる。
【0024】
なお、塀類に傾斜部分を設ける場合にはねじ鉄筋20をその雄ねじ21が所定の高さにくるようにねじ鉄筋20の後端側を切断しておく必要があるが、全長にわたって雄ねじが刻設されたねじ鉄筋を用い、木製のブロック10の積み重ね後にねじ鉄筋の先端側を切断するようにしてもよい。
【0025】
図6は第2の実施形態を示す。図において図1ないし図4と同一符号は同一又は相当部分を示し、これは外塀の装飾窓に本例の塀類の構築方法を適用した例である。
【0026】
外壁はコンクリート製の装飾ブロック50を用いて構築され、その一部には途中から装飾ブロック50を積み重ねていない窓部位が適当な間隔をあけて形成されている。
【0027】
この窓部位の底辺に相当する装飾ブロック50には第1の実施形態と同様に、複数のねじ鉄筋20が複数の各装飾ブロック50の中空部分に雄ねじ21を上方にしかつ相互にブロック10の挿通穴11の間隔wに等しい間隔をあけて立て、装飾ブロック50の中空部分にコンクリートを充填してねじ鉄筋20を装飾ブロック50に立設した状態で固定する。
【0028】
後は、第1の実施形態と同様に、木製のブロック10を千鳥状に積み重ね、最古にスペーサブロック12を重ねて突き出たねじ鉄筋20の雄ねじ21に袋ナット30を螺合して締めつけると図6に示されるような外塀の装飾窓を構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る塀類の構築方法の好ましい実施形態において用いる木製のブロック10、ねじ鉄筋及び袋ナットを示す図である。
【図2】 上記実施形態における基礎構造部分を示す図である。
【図3】 上記実施形態における木製のブロックの積み重ね途中の状態を示す図である。
【図4】 図3と異なる部位における木製のブロックの積み重ね途中の状態を示す図である。
【図5】 構築された塀類を示す図である。
【図6】 第2の実施形態によって構築された塀類を示す図である。
【符号の説明】
10 木製のブロック
11 挿通穴
20 ねじ鉄筋
21 雄ねじ
30 袋ナット(雌ねじ)
40、50 装飾ブロック(基礎構造部分)

Claims (5)

  1. 仕切り壁や外壁等の塀類を構築するにあたり、
    少なくとも先端部位に雄ねじが形成された複数のねじ鉄筋と、少なくとも両端部位の相互に所定の間隔をあけた位置に上記ねじ鉄筋が挿通され得る内径の挿通穴が穿設された複数のブロックとを用い、
    コンクリート基礎上に複数の装飾ブロックを構築すべき塀類の平面形状に並べて固定し、上記複数の装飾ブロックの中空部分に2本のねじ鉄筋をその雄ねじを上方にしかつ相互に上記ブロックの挿通穴の間隔に等しい間隔をあけて立てるとともにコンクリートを充填してねじ鉄筋を固定し、
    上記複数のブロックを横方向に隣接するブロックが平面から見た時に相互に構築すべき塀類の平面形状に沿った角度をなすとともに上記隣接するブロックの両端部位が相互に上下に重なるようにかつその重なり合った部位の挿通穴に上記ねじ鉄筋が挿通されるように積み重ねてゆき、
    上記複数の各ねじ鉄筋の雄ねじに雌ねじを螺合させて上記積み重ねた複数のブロックを相互に固定するようにしたことを特徴とする塀類の構築方法。
  2. 上記複数のブロックに全体が略直方体形状をなす木製ブロックを用いるようにした請求項1記載の塀類の構築方法。
  3. 仕切り壁や外壁等の塀類であって、
    コンクリート基礎上に構築すべき塀類の平面形状に並べて固定される複数の装飾ブロックと
    少なくとも両端部位の相互に所定の間隔をあけた位置にねじ鉄筋が挿通され得る内径の挿通穴が穿設され、横方向に隣接するブロックが平面から見た時に相互に構築すべき塀類の平面形状に沿った角度をなすとともに上記隣接するブロックの両端部位が相互に上下に重なるように上記装飾ブロック上に積み重ねられた複数のブロックと、
    少なくとも先端部位に雄ねじが刻設され、上記装飾ブロックの中空部分に雄ねじを上方にしかつ相互に上記ブロックの挿通穴の間隔に等しい間隔をあけて立てるとともにコンクリートを充填して固定され、上記複数のうちの隣接するブロックの上下に重なり合った部位の挿通穴に挿通される複数のねじ鉄筋と、
    上記複数の各ねじ鉄筋の雄ねじに螺合されて上記積み重ねた複数のブロックを相互に固定する複数の雌ねじと、を備えたことを特徴とする塀類。
  4. 上記複数のブロックが平面から見た時に曲線的な形状に並べられている請求項3記載の塀類。
  5. 上記複数のブロックが略直方体形状をなす木製ブロックである請求項3又は4記載の塀類。
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