JP3940132B2 - ドアクローザ - Google Patents

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本発明は、錠機能を備え、かつ施錠時にドアを無理に開放しようとすると警報を発するようにしたドアクローザに関する。
ピッキングによる空き巣狙い犯罪の増加に対して、特に犯人の侵入経路となる割合が高い玄関のドアに二つの錠を取り付ける1ドア2ロックが推奨され、既設住宅でもシリンダー錠をドアに追加設置するケースが増加しているが、シリンダー錠の取り付けは、ドアやドア枠に孔を開けるなどの加工が必要な上、賃貸住宅では借り主による取り付けに制約を受ける場合も多い。
ところで、ドアに設置されているドアクローザを施錠装置として用い得るようにしたものがあり(特許文献1参照)、かかるドアクローザは、ドアやドア枠に孔を開けるなどの加工を新たに行うことなく、既設のドアクローザが取り付けられている螺子孔を利用して交換することが可能であるため、賃貸住宅において取り付けに制約を受けず、簡単に1ドア2ロックが実現される。
この錠機能を備えたドアクローザは、ドアの開閉に連動して摺動するピストンが嵌装されたシリンダの内部に、電磁石と、該電磁石で作動するアマチュアとからなる電磁石装置を収納しており、電磁石の励磁によって作動するアマチュアでボールを作動油の通口に押し付けて該通口を閉鎖することにより、作動油の移動を阻止してドアを固定するように構成されている。また、電磁石装置によるドアの施錠と解錠は、室内側に設けた一つのスイッチのオン,オフ操作によって行うようになっている。
特開昭55−152281号公報
上述した先行技術にあっては、シリンダの内部に電磁石装置を収納するものであるため、その構造上、製作が困難であることが予想される上、施錠状態を維持するには、電磁石への通電を維持しなければならず、通電が止まると電磁石の励磁作用が消失してアマチュアが待機位置に戻り解錠してしまう。このため、停電時や、侵入を図る者が屋外で電線をショートさせてブレーカーを切ったりすると、解錠状態になり、錠として機能しないという問題点があった。また、施錠状態においてバールなどを用いてドアを破壊して侵入する行為があった場合に、これを報知することができなかった。さらに、ドアの施錠と解錠は、室内側に設けた一つのスイッチのオン,オフ操作によって行うものであり、在宅時にのみ施錠が可能であって、外出時に室外から施錠できないため、空き巣狙い犯罪には全く有用性がなかった。
本発明は、かかる従来の問題点を解消し得る錠機能を備えたドアクローザを提供することを目的とするものである。
本発明は、ドアとドア枠の、その何れか一方にケーシングが取り付けられ、他方にリンク機構の一端を取り付けて他端を前記ケーシングに配設された回転軸に連結し、ドアの開放操作によりリンク機構を介して回転する回転軸によって、該回転軸にギア機構を介して連繋されたピストンを進出作動させて復帰用スプリングを圧縮し、ドアの開放操作を止めると、復帰用スプリングの弾発力によりピストンを後退作動させて回転軸を逆回転させ、ドアを閉鎖するドアクローザにおいて、作動油が充填され、前記回転軸にギア機構を介して連繋された第一ピストンが進退可能に嵌装されて、該第一ピストンの進出作動により作動油を送出する第一シリンダ部と、該第一シリンダ部から送出された作動油が供給され、その油圧により進出作動して復帰用スプリングを圧縮する第二ピストンが進退可能に嵌装された第二シリンダ部と、前記第一シリンダ部と第二シリンダ部とを連通する油通路に介装されて、該油通路を開閉し、かつその開放位置と閉鎖位置を自己保持するロック弁機構と、該ロック弁機構の開閉作動を制御する制御装置とを備えていることを特徴とするドアクローザである。
ここで、前記ロック弁機構としては、二方コックの弁軸をサーボモータで所定角度に亘って選択的に往復回動させるものや、通電によりスプールを開放位置と閉鎖位置とに選択的に移動させ、非通電時には永久磁石によってその移動位置を保持する自己保持型ソレノイドを備えた電磁弁が好適に用いられる。
上記構成において、制御装置は、リモコン送信機からの遠隔操作信号を受信してロック弁機構の開閉作動を制御するように構成されたものが提案される。
また、ケーシング内に圧縮気体ボンベが収納され、ケーシングの壁面に形成された外部と連通する排気口にエアホーンが配設されるとともに、復帰用スプリングより強い弾発力を備えた退避用スプリングによって退避位置に付勢され、ロック弁機構による油通路の遮断時に、第一シリンダ部から送出された作動油の油圧により進出作動する、先端に先鋭部を備えた警報作動ピストンが、その先鋭部を前記圧縮気体ボンベに臨ませて設けられている構成が提案される。
さらに、第一ピストンの後端部が進退可能に嵌装される第三シリンダ部を備え、該第三シリンダ部に、第一ピストンの進出作動時にのみ負圧で開放して第三シリンダ部内に空気を供給する逆止弁が設けられているとともに、第一ピストンの後退作動時に第三シリンダ部内の空気を排出する排気量調整弁を備えた複数の排気孔が、第一ピストンの進退方向に沿って配設され、かつ複数の排気孔は、第一ピストンの後退作動に伴って少なくとも一つの排気孔を残して第一ピストンで塞がれるように設けられている構成が提案される。
本発明は、上述したように、作動油が充填され、前記回転軸にギア機構を介して連繋された第一ピストンが進退可能に嵌装されて、該第一ピストンの進出作動により作動油を送出する第一シリンダ部と、該第一シリンダ部から送出された作動油が供給され、その油圧により進出作動して復帰用スプリングを圧縮する第二ピストンが進退可能に嵌装された第二シリンダ部と、前記第一シリンダ部と第二シリンダ部とを連通する油通路に介装されて、該油通路を開閉し、かつその開放位置と閉鎖位置を自己保持するロック弁機構と、該ロック弁機構の開閉作動を制御する制御装置とを備えてなることを特徴とするドアクローザであるから、ドアを閉じた状態において、制御装置によりロック弁機構を閉鎖位置に変換して油通路を遮断すると、第一ピストンの進出作動に伴う第一シリンダ部からの作動油の送出が阻止され、第一ピストンが進出作動しなくなる。従って、ドアを開こうとしてもリンク機構の一端に連結された回転軸に連繋されている第一ピストンが進出作動しないため、ドアは開かず、施錠状態となる。ここで、油通路を遮断する閉鎖位置に変換されているロック弁機構は、非通電時でも、その閉鎖位置を自己保持することにより、停電時や、侵入を図る者が屋外で電線をショートさせてブレーカーを切ったりしても、解錠されることがなく、施錠状態を維持させることができる。
そして、前記制御装置が、リモコン送信機からの遠隔操作信号を受信してロック弁機構の開閉作動を制御するものとした構成にあっては、屋外からの施錠及び解錠操作が可能となり、外出時における空き巣狙い犯罪に対応し得るものとなる。
また、ケーシング内に圧縮気体ボンベが収納され、ケーシングの壁面に形成された外部と連通する排気口にエアホーンが配設されるとともに、復帰用スプリングより強い弾発力を備えた退避用スプリングによって退避位置に付勢され、ロック弁機構による油通路の遮断時に、第一シリンダ部から送出された作動油の油圧により進出作動する、先端に先鋭部を備えた警報作動ピストンが、その先鋭部を前記圧縮気体ボンベに臨ませて設けられている構成にあっては、施錠状態において、ドアをバールなどで無理にこじ開けようとすると、ドアの回動により回転する回転軸に連繋されている第一ピストンが進出し、これに伴って第一シリンダ部から送出される作動油の油圧によって警報作動ピストンが進出作動して、その先端の先鋭部が圧縮気体ボンベに孔をあける。これにより、該圧縮気体ボンベから気体が噴出し、エアホーンを通して外部に放出されるため、該エアホーンから大音量の警報音が発生し、異常事態を報知することで不法侵入を阻止することができる。
さらに、第一ピストンの後端部が進退可能に嵌装される第三シリンダ部を備え、該第三シリンダ部に、第一ピストンの進出作動時にのみ負圧で開放して第三シリンダ部内に空気を供給する逆止弁が設けられているとともに、第一ピストンの後退作動時に第三シリンダ部内の空気を排出する排気量調整弁を備えた複数の排気孔が、第一ピストンの進退方向に沿って配設され、かつ複数の排気孔は、第一ピストンの後退作動に伴って少なくとも一つの排気孔を残して第一ピストンで塞がれるように設けられている構成にあっては、通常のドアクローザとしての使用時において、ドアを開いて手を離すと、第二シリンダ部内で圧縮された復帰用スプリングの弾発力によって、油通路を介して第一シリンダ部に戻される作動油の油圧により、第一ピストンが後退作動して回転軸を逆回転させ、ドアを閉鎖方向に回動させる。この時、第一ピストンの後端部によって圧縮される第三シリンダ部内の空気は、ドアの開度が大きいうちは、複数の排気孔から排出されることにより、ドアは速い速度で閉鎖方向に回動するが、ドアが閉まる直前には、一つの排気孔を残して他の排気孔が第一ピストンで塞がれ、一つの排気孔だけで排気が行われることにより、ドアの閉じる速度が遅くなる。これにより、ドアに指を挟むなどの事故を防止することができる。
本発明の一実施例を、図1〜図7に基づいて説明する。
ドアクローザ1は、図1(イ),(ロ)に示すように、ケーシング2と該ケーシング2の回転軸3に一端が連結されたリンク機構4とからなり、この実施例では、ケーシング2がドア5に取り付けられ、リンク機構4の他端がドア枠6に回転可能に軸支されている。
ケーシング2の内部には、図2,図3に示すように、第一ピストン7が進退可能に嵌装された第一シリンダ部8と、第二ピストン9が進退可能に嵌装された第二シリンダ部10が設けられており、両シリンダ部8,10は油通路11により連通されている。第一ピストン7の前部側の第一シリンダ部8内と、前記油通路11内と、第二ピストン9の後部側の第二シリンダ部10内には、全体で一定量の作動油12が充填されている。また、第二ピストン9の前部側の第二シリンダ部10内には、該第二ピストン9を後部側に付勢する圧縮バネからなる復帰用スプリング13が配設されている。
前記回転軸3は、ケーシング2内でその下端近傍部にピニオン14を備えており、該ピニオン14が第一ピストン7に形成されたラック15と噛合されている。そして、該ピニオン14とラック15とによって、回転軸3の回転と第一ピストン7の進退作動とを連繋するギア機構16が構成されている。また、ケーシング2の上方に突出された回転軸3の上端部には、図4に示すように、リンク機構4の一端が連結されている。これにより、図1(イ)に示すドア5の閉鎖状態から、図1(ロ)に示すように該ドア5を開放すると、リンク機構4を介して回転する回転軸3によって、ピニオン14が回転し、その回転によってピニオン14に噛合されたラック15を介して第一ピストン7が進出作動する。そして、図3に示すように、第一ピストン7の進出作動により作動油12が送出されると、該作動油12が油通路11を介して第二シリンダ部10内に供給され、その油圧によって第二ピストン9が進出作動するとともに、該第二ピストン9の前部側に配設されている復帰用スプリング13が圧縮される。また、このようにドア5を開放した状態において、該ドア5から手を離すと、圧縮されている復帰用スプリング13の弾発力によって第二ピストン9が後退作動し、第二シリンダ部10内に供給されていた作動油12が油通路11を介して第一シリンダ部8に戻され、図2に示すように、その油圧により第一ピストン7が後退作動する。この時、前記ラック15とピニオン14とからなるギア機構16により回転軸3が逆回転され、リンク機構4を介してドア5が閉鎖方向に回動されて、該ドア5を自動的に閉鎖し得るようになっている。
前記第一シリンダ部8と第二シリンダ部10とを連通する油通路11には、該油通路11を開閉するためのロック弁機構17が配設されている。該ロック弁機構17は、図5に示すように、二方コック18と、該二方コック18の弁軸19を所定角度に亘って選択的に往復回動させるサーボモータ20とからなり、この実施例では、該サーボモータ20の駆動軸21と弁軸19とを伝導ベルト22によって連繋するようにしている。油通路11内に配設された二方コック18の弁軸19には、作動油12の流通を許容する切欠部23が形成されており、サーボモータ20による所定角度の回動駆動によって、図6に示すように、弁軸19で油通路11を遮断する状態と、図2,図3に示すように、切欠部23によって作動油12の流通を許容する状態とに選択的に変換される。ここで、弁軸19の変換駆動は、サーボモータ20を正逆回転させる通電時にのみ行われ、非通電時にはサーボモータ20が回転しない。これにより、弁軸19はその開放位置と閉鎖位置を自己保持することとなる。このロック弁機構17の開閉作動は制御装置24(図5参照)によって制御される。この制御装置24は、図示しない携帯可能なリモコン送信機からの遠隔操作信号を受信して前記ロック弁機構17の開閉作動を制御する機能を備えている。また、ケーシング2内には、図5に示すように、制御装置24に電力を供給する充電池25と、外部から供給される交流電流を直流電流に換えるAC/DC変換器26とが内蔵されている。尚、制御装置24の電源は、乾電池としてもよく、この場合には、前記充電池25とAC/DC変換器26を除去することができ、屋内の配線工事も不要となる。また、サーボモータ20の駆動軸21と弁軸19とを伝導ベルト22によって連繋するようにしているが、弁軸19の上端部にサーボモータ20の駆動軸21を直接連結させることにより、伝導ベルト22を除去することも可能である。
また、ケーシング2内には圧縮気体ボンベ27が収納され、ケーシング2の壁面に形成された外部と連通する排気口28にエアホーン29が配設されている。ここで、圧縮気体ボンベ27は、圧搾空気や圧搾窒素を充填したものが用いられる。また、エアホーン29は、空気圧を利用した警笛器であり、電磁式に比して大音量のものが用いられる。油通路11には、前記二方コック18の弁軸19と第一シリンダ部8間に位置させて、警報作動ピストン30が進退可能に配設されている。該警報作動ピストン30は、上述した復帰用スプリング13より強い弾発力を備えた圧縮バネからなる退避用スプリング31によって油通路11側の退避位置に付勢されており、図6に示すロック弁機構17の弁軸19による油通路11の遮断時に、第一シリンダ部8から作動油12が送出されると、その油圧により退避用スプリング31の付勢に抗して進出作動するようになっている。また、該警報作動ピストン30は、その先端に先鋭部32を備えており、該先鋭部32が前記圧縮気体ボンベ27に望むように設けられている。
また、ケーシング2内には、前記第一ピストン7の後端部が進退可能に嵌装された第三シリンダ部33が配設されており、該第三シリンダ部33に、第一ピストン7の進出作動時にのみ負圧で開放して第三シリンダ部33内に空気を供給する逆止弁34が設けられている。さらに、該第三シリンダ部33には、第一ピストン7の後退作動時に第三シリンダ部33内の空気を排出する排気量調整弁35を備えた複数の排気孔36が、第一ピストン7の進退方向に沿って配設され、かつ複数の排気孔36は、第一ピストン7の後退作動に伴って、図2に示すように、少なくとも一つの排気孔36を残して第一ピストン7で塞がれるように設けられている。尚、図示した例では、排気孔36が二個設けられているが、該排気孔36は三個以上としてもよい。
かかる構成にあって、ドア5を閉じた状態において、制御装置24によりロック弁機構17の弁軸19を閉鎖位置に変換し、図6に示すように、油通路11を遮断すると、第一ピストン7の進出作動に伴う第一シリンダ部8からの作動油12の送出が阻止され、第一ピストン7が進出作動しなくなる。従って、ドア5を開こうとしてもリンク機構4の一端に連結された回転軸3に連繋されている第一ピストン7が進出作動しないため、ドア5は開かず、施錠状態とすることができる。ここで、油通路11を遮断する閉鎖位置に変換されているロック弁機構17は、非通電時でも、その閉鎖位置を自己保持することにより、停電時や、侵入を図る者が屋外で電線をショートさせてブレーカーを切ったりしても、解錠されることがなく、施錠状態が維持される。
そして、前記制御装置24が、リモコン送信機からの遠隔操作信号を受信してロック弁機構17の開閉作動を制御するものであるため、屋外からの施錠及び解錠操作が可能であり、外出時における空き巣狙い犯罪に対応し得るものとなる。
また、施錠状態において、ドア5をバールなどで無理にこじ開けようとすると、ドア5の回動により回転する回転軸3に連繋されている第一ピストン7が進出し、これに伴って第一シリンダ部8から送出される作動油12の油圧によって警報作動ピストン30が進出作動して、図7に示すように、その先端の先鋭部32が圧縮気体ボンベ27に孔をあける。これにより、該圧縮気体ボンベ27から高圧気体が噴出し、エアホーン29を通して外部に放出されるため、該エアホーン29から大音量の警報音が発生し、異常事態を報知することで不法侵入を阻止することができる。尚、圧縮気体ボンベ27が圧搾窒素を充填したものである場合には、警報音の発生に加えて、気化熱による冷却作用を介してドアクローザ1の可動部分やドアヒンジを凍結させてドア5の回動を不能にすることもできる。
さらに、ドアクローザ1としての通常の使用時において、ドア5を開いて手を離すと、図3に示すように、第二シリンダ部10内で圧縮された復帰用スプリング13の弾発力によって、油通路11を介して第一シリンダ部8に戻される作動油12の油圧により、第一ピストン7が後退作動して回転軸3を逆回転させ、ドア5を閉鎖方向に回動させるのであるが、この時、第一ピストン7の後端部によって圧縮される第三シリンダ部33内の空気は、ドア5の開度が大きいうちは、複数の排気孔36から排出されることにより、ドア5は速い速度で閉鎖方向に回動するが、ドア5が閉まる直前には、図2に示すように、一つの排気孔36を残して他の排気孔36が第一ピストン7で塞がれ、一つの排気孔36だけで排気が行われることにより、ドア5の閉じる速度を遅くすることができる。これにより、ドア5に指を挟むなどの事故を防止することができる。
尚、上記実施例では、ロック弁機構17を、二方コック18の弁軸19をサーボモータ20で所定角度に亘って選択的に往復回動させるように構成したが、これに代えて、通電によりスプールを開放位置と閉鎖位置とに選択的に移動させ、非通電時には永久磁石によってその移動位置を保持する自己保持型ソレノイドを備えた電磁弁としてもよい。また、上記実施例では、ドアクローザ1のケーシング2をドア5に取り付けているが、これに代えて、ケーシング2をドア枠6に取り付け、リンク機構4の一端をドア5に軸支するように構成することも可能である。
ドアクローザ1の作用状態を示し、(イ)はドア5を閉じた状態、(ロ)はドア5を開いた状態の平面図である。 ドア5を閉じた状態のドアクローザ1の横断面図である。 ドア5を開いた状態のドアクローザ1の横断面図である。 ケーシング2の内部を外観で示したドアクローザ1の縦断正面図である。 ケーシング2の内部を外観で示したドアクローザ1の横断面図である。 油通路11の遮断状態を示すドアクローザ1の横断面図である。 警報作動ピストン30の作動状態を示すドアクローザ1の横断面図である。
符号の説明
1 ドアクローザ
2 ケーシング
3 回転軸
4 リンク機構
5 ドア
6 ドア枠
7 第一ピストン
8 第一シリンダ部
9 第二ピストン
10 第二シリンダ部
11 油通路
12 作動油
13 復帰用スプリング
16 ギア機構
17 ロック弁機構
24 制御装置
27 圧縮気体ボンベ
28 排気口
29 エアホーン
30 警報作動ピストン
31 退避用スプリング
32 先鋭部
33 第三シリンダ部
34 逆止弁
35 排気量調整弁
36 排気孔

Claims (2)

  1. ドアとドア枠の、その何れか一方にケーシングが取り付けられ、他方にリンク機構の一端を取り付けて他端を前記ケーシングに配設された回転軸に連結し、ドアの開放操作によりリンク機構を介して回転する回転軸によって、該回転軸にギア機構を介して連繋されたピストンを進出作動させて復帰用スプリングを圧縮し、ドアの開放操作を止めると、復帰用スプリングの弾発力によりピストンを後退作動させて回転軸を逆回転させ、ドアを閉鎖するドアクローザにおいて、
    作動油が充填され、前記回転軸にギア機構を介して連繋された第一ピストンが進退可能に嵌装されて、該第一ピストンの進出作動により作動油を送出する第一シリンダ部と、
    該第一シリンダ部から送出された作動油が供給され、その油圧により進出作動して復帰用スプリングを圧縮する第二ピストンが進退可能に嵌装された第二シリンダ部と、
    前記第一シリンダ部と第二シリンダ部とを連通する油通路に介装されて、該油通路を開閉し、かつその開放位置と閉鎖位置を自己保持するロック弁機構と、
    該ロック弁機構の開閉作動を制御する制御装置と
    を備えているものであり、
    ケーシング内に圧縮気体ボンベが収納され、ケーシングの壁面に形成された外部と連通する排気口にエアホーンが配設されるとともに、復帰用スプリングより強い弾発力を備えた退避用スプリングによって退避位置に付勢され、ロック弁機構による油通路の遮断時に、第一シリンダ部から送出された作動油の油圧により進出作動する、先端に先鋭部を備えた警報作動ピストンが、その先鋭部を前記圧縮気体ボンベに臨ませて設けられていることを特徴とするドアクローザ。
  2. ドアとドア枠の、その何れか一方にケーシングが取り付けられ、他方にリンク機構の一端を取り付けて他端を前記ケーシングに配設された回転軸に連結し、ドアの開放操作によりリンク機構を介して回転する回転軸によって、該回転軸にギア機構を介して連繋されたピストンを進出作動させて復帰用スプリングを圧縮し、ドアの開放操作を止めると、復帰用スプリングの弾発力によりピストンを後退作動させて回転軸を逆回転させ、ドアを閉鎖するドアクローザにおいて、
    作動油が充填され、前記回転軸にギア機構を介して連繋された第一ピストンが進退可能に嵌装されて、該第一ピストンの進出作動により作動油を送出する第一シリンダ部と、
    該第一シリンダ部から送出された作動油が供給され、その油圧により進出作動して復帰用スプリングを圧縮する第二ピストンが進退可能に嵌装された第二シリンダ部と、
    前記第一シリンダ部と第二シリンダ部とを連通する油通路に介装されて、該油通路を開閉し、かつその開放位置と閉鎖位置を自己保持するロック弁機構と、
    該ロック弁機構の開閉作動を制御する制御装置と
    を備えているものであり、
    第一ピストンの後端部が進退可能に嵌装される第三シリンダ部を備え、該第三シリンダ部に、第一ピストンの進出作動時にのみ負圧で開放して第三シリンダ部内に空気を供給する逆止弁が設けられているとともに、第一ピストンの後退作動時に第三シリンダ部内の空気を排出する排気量調整弁を備えた複数の排気孔が、第一ピストンの進退方向に沿って配設され、かつ複数の排気孔は、第一ピストンの後退作動に伴って少なくとも一つの排気孔を残して第一ピストンで塞がれるように設けられていることを特徴とするドアクローザ。
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