JP3939878B2 - 合成樹脂製中空容器の把手体とそれを用いた把手付きの合成樹脂製中空容器 - Google Patents
合成樹脂製中空容器の把手体とそれを用いた把手付きの合成樹脂製中空容器 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本願発明は、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂を2軸延伸ブロー成形した把手付きの中空容器に係わり、特に、PET樹脂を射出成形して別体に成形したPET樹脂製の把手を、PET樹脂からなるプリフォームをブロー成形する際に、容器本体の胴部にインサート成形をすることにより一体に成形してなる把手付きの大型中空容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、生活水準が向上するのに従って、生活習慣も変化してきて、酒やジュースその他の清涼飲料物が日常的に大量に消費されるようになり、これ等を収容する容器も使い捨て型の安価で大量生産が容易な合成樹脂製の容器が使用されるようになり、その形状も次第に大型のものとなるのに伴って、その重量も次第に重いものとなって容器の持ち運びが不便になると同時に、容器から小さな容器にその内容物を注いで移す場合にも不便さを感ずるようになった。
【0003】
このような大型で重量のある容器を持ち易くするには、容器に把手を付ける必要があるが、従来から使用されている洗剤や石油等を収容した大型の把手付き容器は、一般にポリエチレンや塩化ビニール等の熱可塑性樹脂から成形した容器であるから、容器をブロー成形する際に、把手部分も容器本体と同時に成形することができる。
【0004】
しかし、上記のようなポリエチレンや塩化ビニール等からなる容器は、洗剤や石油等を収容して使用するのには適しているが、ジュースやその他の飲料のように殺菌加熱を必要とする飲食物の容器として使用するのには、可塑剤等の人体に有害な添加物が溶出したり、また、加熱により容器が変形したりするので不適当である。
そこで、近年は、飲食物を充填した容器を加熱殺菌する必要がある容器としては、最近は専ら加熱殺菌温度に耐え得るポリエチレンテレフタレート樹脂を用いてブロー成形した容器が、広く使用されるようになってきている。
【0005】
更には、PET樹脂からなる容器は、可塑剤を添加しないでもブロー成形ができることから、有害な添加物質の溶出する恐れもなくて、食品を収容する容器として安全性やガスバリヤー性に富んでいて、従来品よりも優れた透明性や機械的な強度等をも備えているので、現在は色々な用途に多用されている。
特に、ジュース等の飲料品は容器に充填してから高温下で殺菌することが必要であることから、それ等の用途に使用される容器としては耐熱性が要求されるが、PET樹脂容器の場合には、ブロー成形した後でヒートセットを行うことにより耐熱性を付与することが可能であることから、ジュース等の飲料容器として必要不可欠なものになってきている。
【0006】
しかし、このように耐熱性と安全性を備えたPET樹脂容器をブロー成形するのに、ポリエチレンや塩化ビニール樹脂容器の場合のように把手と容器本体とを一体に同時成形して、把手付きのPET樹脂容器とすることはPET樹脂の特性からして非常に困難なことである。
従って、現在使用されているPET樹脂製の大型中空容器にあっては、異種材料樹脂を用いて射出成形等により別体に成形しておいた把手を、PET樹脂からなるプリフォームをブロー金型にセットして中空容器にブロー成形する際に同時にインサート成形を行って、容器の胴壁面に組付ける方法が取られてきた。
【0007】
ところで、従来から使用されているPET樹脂からなる把手付きの大型中空容器として典型的なものとしては、特開平2−191156号公報に記載されたようなものが広く知られている。
その概略は図9に示すように、握り板部52とその両端から横方向に突出せしめた嵌着部53とから概略コの字状に形成した把手体51の嵌着部の先端に外方向に突起54を設けた形状のものをポリプロピレン樹脂等の射出成形により別体に成形しおいて、PET樹脂を射出成形したプリフォームをブロー成形型により中空容器にブロー成形する際に、前記把手体51を容器本体50の胴部上部側壁面に形成される把手取付け用の凹部55に同時にインサート成形を行って取付けて、前記把手体51の突起54が前記把手取付け凹部55の上下面の最奥部に係合せしめて、前記握り板部52の外側面が容器胴部の外側面と同一面となるように把手体51が装着されてなる把手付きの中空容器に成形したものである。
【0008】
ところで、上記のようなコの字形をした把手体51は、構造が簡単であるから容易に、且つ、安価に成形することができて、また、それを容器の胴壁部に取付けることも簡単である。
しかし、このような把手体を取り付けた容器は、運搬途中の荷崩れや使用時の不注意等による落下事故等で、把手が取り付けられた側が床面に衝突するような格好で容器が落下した場合には、握り板部52面が衝撃力を受けて両端が開くように撓むので、その衝撃力が嵌着部53の突起54面に集中することになって、容器の当該部分にひび割れが発生し易いという問題があった。
【0009】
そこで、このような欠点を改良したものが色々と考えられているが、その一例としては、特開平7−223254号公報に記載するようなものがある。
それらの容器は、概略的に図8に示したように、容器本体60の胴部に形成される把手取付け凹部67の上下面に把手体61を組付けるために、板状の把手部62の上下端部に連設した一対の組付き板63a,63bの前端部間に板片状をした組付き梁板65により連結して概略楕円形にした環状の把手体61に、前記上組付き板63aの前端部に上向きの突片64aを突設すると共に、下組付き板63bの前端部に下向きの突片64bを突設した構造にポリプロピレン樹脂等を射出成形したものである。
【0010】
上記のような構造に成形した把手体61は、周知のブロー成形装置の金型内に保持した状態で、PET樹脂からなるプリフォームをブロー金型内で中空容器にブロー成形すると同時にインサート成形して、容器本体60の胴部上部側壁面に形成される取り付け凹部67の上下面に、前記把手体61の組付き板に設けた上向きの突片64aと下向きの突片64bとを嵌合して固定して把手付きの大型容器に成形されたものである。
【0011】
このように成形された把手付きの大型容器は、把手体61と容器本体60との間にガタ付くこともなく、把手体が抜け出ることがないように組付けられており、また、上下の組付き板63a,63b間に組付き梁板65が連結されているので、容器が床面に把手部62側から落下して、把手部に直接衝撃力を受けた場合にも、上下組付き板に外向きの強い力が作用して間隔が変形することもないので、組付け部分で容器にひび割れが発生するようなこともなく、非常に安全性に優れた把手付きの大型容器である。
【0012】
ところが、近年、大量消費に伴って大量に排出される容器等の廃棄物の処理が社会問題となるようになって、資源の有効利用が求められるようになって、全国の自治体に於いては、使用済みとなった各種容器やその他の物品の回収と再資源化が行われるようとしている。
そこで、このような自治体の要望に応えるべく使用済みとなって回収された大量のPET樹脂容器を、産業資源として有効に再利用化(リサイクル)できるようにするには、回収した廃棄物から不純物を含まない純然たるPET樹脂のみを取り出すことが必須の要件であり、異物が混入したPET樹脂は再生材料としての価値が無いものになる。
【0013】
しかし、現在使用されている各種のPET樹脂容器入りの製品には、印刷された色々なラベルが貼られていたり、密封用の蓋に金属が用いられていたり、また、把手体にはポリプロピレン等の異なる材質の樹脂が用いられていたりして、産業資源としてのリサイクルを考慮して製造されている各種の製品に比べれば、多くの問題があって、資源としての円滑なリサイクル化を阻んでいる。
【0014】
回収したPET樹脂に異物が混入すると、再生材料としての価値が無くなるので、純然たるPET樹脂のみを取り出して回収する手段としては、ラベル付きのPET樹脂容器からインクや紙等を分離するには、苛性ソーダで溶解して分離することにより可能であり、また、ポリプロピレンや金属を分離するには比重により分離することが可能であるが、そのためには大がかりな設備は必要になるので、零細なリサイクル業者にとっては設備に費用がかかり過ぎて、純粋なPET樹脂のみを回収することは不可能な状況になっている。
【0015】
以上のような問題点を解決するには、把手付きのPET樹脂容器を形成するに際して、把手体に容器本体と同じ材質のPET樹脂を使用して、更には、密封蓋体やその他の部分にもPET樹脂を使用して、容器全体をPET樹脂により成形するのが最適であり、また、ラベルには、容器本体から剥がし易いタックラベルを使用する等の手段を採ると、設備が少ない業者であってもリサイクルが可能になり、産業資源としての再利用が可能なように、容器の全ての部分をPET樹脂で成形する容器の開発が必要である。
【0016】
そこで、現在、把手付きのPET樹脂製の大型容器で最も多く使用されているポリプロピレン(PP)樹脂製の一般的な形状をした把手体をPET樹脂により射出成形した後、該PET樹脂製の把手体を従来のブロー成形方法に従ってインサート成形して、大型容器に取り付ける試作を行ってみた。
まず、図8に示す容器に用いたのと同じ構造の概略コの字形をした把手体を、PET樹脂の射出成形により成形した後、該把手体を従来同様にブロー成形装置の金型にセットしてから、PET樹脂からなるプリフォームをブロー成形すると同時にインサート成形を行って、容器本体の胴部に把手体を取り付けてみたところ、以下のような問題点が発生した。
【0017】
(1)PET樹脂からなる把手体をブロー成形によりインサート成形して容器胴部に取り付けた結果、把手体とプリフォームとが接触する部分から破裂して、ほとんどの容器が裂けてしまった。(ガラス転移点以上に加熱されたPET樹脂は、相互に溶着性が出て把手体とプリフォームと間の滑りが非常に悪くなるためであり、120 ℃近くまで加熱されたプリフォームは接着剤で付けたようになる。)(2)PET樹脂相互の滑りが非常に悪いために、成形できた容器でも、成形途中に把手体とプリフォームとが接触した部分に当たり傷ができて、容器に成形された場合には数倍に拡大されて、外観的に不良なものになった。
(3)ブロー成形する際に、把手体の取り付け突起部の内側の上側面は賦形性が悪いが、下側面は賦形性が良くなるために、この下側部分は窪んで図10に示したようにノッチ部59が発生すると共に、落下時の衝撃力により矢印で示すように変形して、この部分より割れが発生した。
【0018】
このように、現在使用されているPP樹脂製等の異種材質からなる把手体を、単にPET樹脂に代えて成形しただけのものを、従来と同様の方法でPET樹脂のプリフォームをブロー成形してインサート成形により容器胴部に取り付けようとしても、ブロー成形時に容器壁が破裂したり、把手体とプリフォームとの擦れ傷が発生したりして、更に、容器が落下した際には、衝撃により容器壁に亀裂が発生する等の問題が起こることが分かった。
【0019】
そこで、上記したような問題点が発生する原因について検討した結果、以下のような理由によることが分かった。
(1)の滑りが悪くなる原因について
従来の構造をした把手体は、突起部が組付き板から垂直に立ち上がっているので、その高さが高すぎると、突起部の隅角部分から穴あきが発生した。
また、穴あきが発生する場所は、突起部の左右の位置には関係がなくて、成形条件により突起部の上側より破裂したり、下側より破裂したりした。
(2)のプリフォームに当たり傷ができる原因について
膨張変形するプリフォームが把手体に接触してから延伸される量が大きいと、成形時に容器が破裂し易くなる。即ち、容器の径方向の寸法が大きくなると、把手体にプリフォームが接した後で延伸される量が多くなるため、容器が破裂し易くなるからである。
また、成形型内の把手体とプリフォームとの距離が近いと擦れ傷が発生し安くて、距離が遠くなるとプリフォームが延伸されてから把手に組付けられるので、薄肉になって破裂し易くなる他に、把手の取り付け強度も低下する。即ち、両者の間の距離を近づけると破裂はしにくくなるが、距離が近過ぎると成形時に擦れ傷が発生する。
(3)落下時の亀裂の原因について
把手体の構造がコの字形をしている場合、落下して把持体部で衝撃力を受けると、把手体の両端が開くように変形して突起部に力が集中するので、当該部分から亀裂が発生し易くなり、また、落下衝撃のバックリングが把持部の裏側に発生するので突起部から亀裂が発生し易い。
【0020】
上記の原因に基づいて、図8や図9に示すのと同じ構造をした把手体をPET樹脂の射出成形により成形したものを、単に従来と同じブロー成形方法によりインサート成形した場合には、把手体と容器本体とが同じPET樹脂であるから、膨張変形する容器本体の胴壁部と把手体との間の滑りが悪くて破裂し易いので、プリフォームの滑りを良くするために以下のようなことを試みた。
(a)把手体の表面を滑らかに仕上げるように種々の表面処理を行ったり、あるいは、把手体の表面にシリコン等の潤滑剤を塗布したりしたが、しかし、成形性としての効果は認められず、また、潤滑剤を塗布したものは、把手体の取り付け強度にバラツキが見られると共に強度の低下も認められた。
(b)把手体の取り付け突起部の高さを低くしたり、小さくしてみたが、しかし、把手体の取り付け強度が低下して、かえって抜け易くなるので実用的でないことが分かった。
【0021】
そこで、プリフォームと把手体との間の滑りを良くするために、PET樹脂からなる把手体の構造に関して色々と検討してみた結果、その改善策である幾つかの発明を、出願人は先に特願平11−24466号として既に提案している。
上記発明の基本的なものは、図7に示したように、把手板12’の上下端部に一対の組付け腕板13’,13’を設けてコの字状に形成すると共に該取り付け腕板に組付け突起部14’を外向きに突設した把手体11’に於いて、前記取り付け腕板13’から立ち上げる組付け突起部14’の端縁を円弧状の滑らかな形状をした隅角部がない形に形成して、該突起部の表面はプリフォームの外周面と同心円状となるように合わせた曲面に形成すると共に、該表面に多数の平行な凹溝14d’を形成して、且つ、該突起部の裏側となる前記組付け板間13’を補強梁15’でブリッジ状に連結して把手体11’を構成したものである。
【0022】
このような構造にPET樹脂を用いて成形した把手体11’は、従来のように組付け片の突起部の上部及び下部には隅角部がないので、延伸ブロー成形されるプリフォームに組付け片による傷の発生が無くなって、また、突起部の表面はプリフォームと接触する面積が小さくなっいてるので、従来品に比べて抵抗が少なくて成形性が良くなり、ブロー成形時に容器の胴部が破裂するのを防ぐことができて、また、成形した容器の落下時の衝撃力による破損を防ぐこともできる。
【0023】
そして、上記把手体11’は、その取り付け突起部14’の表面がプリフォームの外周と同心円状になるような曲面に形成しているので、図7に示すように、プリフォームPと把手体取り付け部の突起部14’との間の距離を一定に保つように成形型内に保持できると共に、該突起部の表面を色々な形状にして表面積を小さくすることはできるが、突起部の表面の周縁部には平坦な縁取り面を設けているので、プリフォームと間の摩擦抵抗や擦れ傷を小さくするには限度があり、また、成形には細心の注意を必要とするので、本願発明は、上記の発明に更に改良を加えて、もつと簡単に上記発明の目的と効果を達成することができるような構造にした把手体に関するものである。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】
本願発明は、PET樹脂を射出成形して形成してなる把手体が装着されたブロー成形金型内に、ブロー成形可能な温度に加熱、軟化せしめたPET樹脂から形成してなるプリフォームを装填して、該プリフォームを中空容器にブロー成形すると同時に、前記把手体を容器にインサート成形することにより、PET樹脂製の容器本体にPET樹脂からなる把手体を取り付けた大型中空容器をブロー成形する際に、取り付けられる把手体の構造を延伸膨張されるプリフォームとの間の滑りを良くした形状にして、ブロー成形時に容器が破裂しないようにすると共に、容器本体の胴壁面に把手体による擦り傷が発生しないようにブロー成形することができて、また、成形された把手付きの容器は、強い外力が加わっても把手体が容器本体から抜けることがなくて、且つ、落下した場合に落下衝撃により容器の壁面に亀裂が入らないように取り付け可能にした把手体を提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】
上記したような問題点を解決して目的を達成するために、本願の発明は、PET樹脂からなる把手体の構造を、その組付け板に垂設する突起部の立ち上がりの縁部を円弧状に湾曲した滑らかな形状に形成すると共に、プリフォームと突起部とが接触する面に凹溝を設けたり、梨地状をした凹凸面に形成して接触面積が小さくなるように形成して、プリフォームと把手体との間の滑りを良くする。
更に、前記突起部がプリフォームに接触する側の半面の縁部を、裏側の半面の縁部よりも僅かに高くした段差状に形成された構造にして、プリフォームが接触する抵抗を小さくした取り付け突起部を有する把手体を構成する。
【0026】
また、落下時の衝撃による把手部のバックリングにより容器の壁面に亀裂が入らないようにするために、把手体の組付け板間に補強梁をブリッジ状に設けて環状構造にして、組付け板が変形しないようにする。
そして、プリフォームと把手体との間での擦れに基づく容器面の擦り傷が発生しないようにするために、両者の間隔を適当な距離だけ遠ざけて、できるだけ均一な距離になるように成形型内にセットしてインサート成形する。
【0027】
【発明の実施の態様】
本願発明は、例えば図4に示すように、手で掴む把手板22の上下端部に一対の組付け板23a,23bを設けてコの字状に形成して、該取り付け板に突起部24a,24bを外向きに突設すると共に、組付け板23a,23b間に補強梁25をブリッジ状に設けて構成した把手体21に於いて、前記組付け板23から立ち上がる突起部24の周縁部24cを滑らかな円弧状に形成すると共に、該突起部表面に細い多数の凹溝24dを縦方向に平行に設けて表面積が小さくなるようにした把手体21をPET樹脂の射出成形により成形する。
【0028】
然して、上記のように成形してなる把手体21を、図1に示すようにして、ブロー成形金型10内に装着した後、PET樹脂により成形したプリフォームPをブロー成形可能な温度に加熱、軟化したものを、前記成形金型に装填してから通常のブロー成形操作を行うことにより、前記把手体21が容器の胴壁部にインサート成形されたPET樹脂からなる大型中空容器を成形する。
このようにして成形した把手付き中空容器は、成形性が良よくなりブロー成形時に容器の胴部が破裂するのを防ぐことができて、また、落下衝撃による容器の破損を防ぐこともできるが、成形した容器壁にも把手体による擦れ傷が発生するものがあり、未だ完璧であるとは言えず工夫の余地がある。
【0029】
【実施例】
そこで、本願の発明であるPET樹脂からなる把手付きの大型中空容器に関するいくつかの実施例を示して、以下に図面を参照しつつ説明する。
実施例1.
本願発明の把手体は、図6に示すように、手で掴む把手板22’部分の上下端部に一対の組付け板23’,23’を設けてコの字状に形成して、該取り付け板に突起部24’を外向きに突設すると共に、該組付け板23’間に補強梁25’をブリッジ状に設けて構成する把手体21’に於いて、前記突起部24’が組付け板23’から立ち上がる周縁部24c’を円弧状の滑らかな形状にすると共に、該突起部表面に縦方向に平行な多数の細い凹溝24d’を設けてプリフォームに接する表面積をできるだけ小さくした構造の把手体21’を、PET樹脂の射出成形により成形する。
【0030】
上記のように成形してなる把手体21’を、図1に示すように、ブロー成形金型10内にに装着した後、該成形金型にPET樹脂を用いて成形したプリフォームPをブロー成形可能な温度に加熱、軟化して装填してから通常のブロー成形操作を行って、前記把手体21’が容器の胴壁部にインサート成形されて、容器にPET樹脂からなる把手体を取り付けた大型中空容器を成形する。
【0031】
このようにして成形した把手付き中空容器は、把手体の組付け片の突起部の端縁が滑らかな円弧状に形成されているので、プリフォームが延伸ブローされる際に、組付け片から受ける抵抗が小さくて、成形性が良いので、ブロー成形時に容器の胴部が破裂するのを防ぐことができた。
しかし、前記把手体の突起部の上下端には、多数の凹溝の角部があるために、成形した容器壁には該凹溝の角部による擦れ傷が発生して、容器としての見栄えが良くなくて、また、落下時の衝撃力による破損がないとは言い切れない。
【0032】
実施例2.
図4に示すように、把手板22の上下端部に一対の組付け板23a,23bを設けてコの字状に形成すると共に、該取り付け板に突起部24a,24bを外向きに突設し、前記組付け板23a,23b間には補強梁25がブリッジ状に設けて構成した把手体21に於いて、前記突起部24a,24bが組付け板23a,23bから立ち上がる縁部24cを円弧状に湾曲した滑らかな面に形成すると共に、該突起部の前面はプリフォームPの外形面に合わせた湾曲面に形成して、更に、前記突起部の湾曲面には平行な多数の細い凹溝24dを縦方向に形成することにより、プリフォームに接する表面積を小さくすると共に、該湾曲面の補強梁に接する側の縁部を平坦な面24eに縁取りした構造の把手体21を、PET樹脂を射出成形して成形した。
【0033】
このようにして成形した把手体21を、実施例1と同様にして図1に示すように、ブロー成形型10にセットした後、該成形型内にPET樹脂を射出成形したプリフォームPを装着してからブロー成形操作を行って、把手体21を中空容器の胴部にインサート成形して把手付きの大型中空容器を成形した。
その結果、ブロー成形時に容器が破裂することは殆どなくなり、また、把手体による擦れ傷の発生は実施例1に比べて非常に少なくなったが、しかし、幾分か容器の壁面に発生するのが認められた。
その原因としては、組付け突起部24がプリフォームに接する表面積を小さくしたので、ブロー成形時にプリフォームが滑り易くはなったが、プリフォームが最初に突起面に接してから延伸される際の抵抗がまだ若干大きいのではないかと考えられる。
【0034】
実施例3.
把手体の取り付け突起部の形状を、図5に示すように、前記突起部24の縁部の前端面24gが後端面24hより僅かに高くなった構造にするために、実施例1及び実施例2に於ける把手体21,21’を成形したのと同じような構造をした成形金型を、割り型の接合面24kを挟んで前記突起部24の前半分の上端縁面24gが後半分の上端縁面24hより僅かに高くなるような構造に形成しておいて、該成形金型内にPET樹脂を射出成形することにより、図5に示すような把手体21を成形した。
続いて、該把手体21を、実施例1及び実施例2と同様にブロー成形金型内にセットしてから、プリフォームを延伸成形した中空容器の胴部にインサート成形を行って、PET樹脂からなる把手付きの大型中空容器を成形した。
【0035】
その結果、把手体の突起部の表面に接しながら膨張延伸したプリフォームは、ブロー成形時に破裂することもなく中空容器に成形されて、また、把手体による壁面の擦れ傷もほとんど認められずに、実例例1及び実施例2に於いて成形したものよりも良い結果を得ることができた。
その理由としては、把手体の突起部面に接触して延伸されるプリフォームは、突起部24の先端縁部の前半面24gを越えたところで後半面24hには接することなく、突起部の縁部から離れた状態で膨張変形するので、傷が付くこともなく成形される結果、擦り傷がない良い壁面になったものと考えられる。
【0036】
実施例4.
実施例2と同様にしてPET樹脂を射出成形して把手体11を成形した後、該把手体の突起部14a,14bの表面にサンドブラスト加工を施して、図3に示すように、突起部面を梨地状14fに仕上げた把手体11を成形した。
そして、該把手体11を図1に示すようにブロー成形型にセットした後、実施例1と同様にして、中空容器の胴部にインサート成形して把手付きの大型中空容器に成形した。
【0037】
その結果、ブロー成形時に容器が破裂することがほとんど無くなると共に、把手体による容器壁面の擦れ傷もほとんどなくなり、実施例2に於ける場合よりも更に良い結果を得ることができた。また、実施例1で用いた把手体についても同様にサンドブラスト加工を施してみたところ、実施例1に於ける場合よりも良い結果が得られた。
その理由としては、把手体の突起部の表面が凹溝14dに加えて梨地状に小さな凹凸状面14f形成されていて、その小さな凸状面にプリフォームが接して延伸成形されるので、摩擦抵抗力が非常に小さくなって成形し易くなっているものと考えられる。
【0038】
実施例5.
実施例3に於いて成形した把手体21(12)に関しても、その突起部24(14)の表面に実施例4と同様にサンドブラスト加工を施して梨地状に小さな凹凸形成してから、図1に示すようにブロー成形型にセットした後、実施例1と同様にして、中空容器の胴部にインサート成形して把手付きの大型中空容器に成形した。
その結果、ブロー成形時に容器が破裂することもなく、また、容器壁面の擦れ傷もなくなり、実施例3に於ける場合よりも更に良い結果を得ることができた。このことから、把手体の突起部の構造を、前半分の上端縁面が後半分の上端縁面より僅かに高くなるようして、突起部の縁部に延伸されるプリフォームが接触する時間を短くするのと同時に、突起部の表面にプリフォームが接触する面積を少なくすることにより、延伸されるプリフォームに対する抵抗を一段と小さくなって、両者間の滑り性がよくなり、延伸成形性が高められることが分かった。
【0039】
以上のような実験結果から、把手体の組付組付け突起部の端面が円弧状に形成することにより、急激に延伸膨張されるプリフォームの隅角部での擦れ傷をなくして破裂を防止することができ、また、該突起部の表面を凹凸状に形成してプリフォームとの接触面積を少なくすることにより、摩擦抵抗による破裂を無くすことができ、更に、前記突起部の前面形状をプリフォームと同心状の湾曲した面に形成することにより、突起部と延伸されるプリフォームとの距離を適正な均一なものに保持することができて、擦れ傷及び破裂の発生を防止することができて、また、前記突起部の背面に過延伸を防止する壁部を設けることにより破裂を防止することができるとの結論を得ることができた。
【0040】
尚、上記した実施例に於いては、把手体の取り付け突起部の表面を梨地状に仕上げるのに、サンドブラスト加工法を用いた説明をしたが、本願発明は、サンドブラスト法に限られるものではなくて、火炎加工法や放電加工等を用いることも可能であり、また、射出成形金型のキャビティー面を梨地状に形成していて、射出成形と同時に、前記把手体の突起部表面を梨地状に仕上げるようにしても良いことは言うまでもない。
【0041】
【発明の効果】
本願発明のような構造をした把手体は、延伸膨張するプリフォームに接する容器への組付け部である突起部を、滑らかで摩擦抵抗が非常に小さい形状にしたので、把手体と容器本体とが同一の樹脂材料から構成される場合であっても、把手体の突起部とプリフォームとが即座に接着したり、プリフォームに擦り傷ができたりすることもなく、特に、ポリエチレンテレフタレート樹脂を用いてブロー成形する際に、容器の破裂を発生することなしに把手付きの中空容器を成形することが可能になった。
【0042】
また、本願発明は、把手体と容器本体とを同一の樹脂材料を用いて成形することができるようにしたので、回収した使用済の容器を再利用するのに分別するための工程と設備が必要でなくなるので、リサイクルの費用を低減することができて、資源としての再利用を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の把手体をインサート成形する縦断面図である。
【図2】図1に示す成形金型の横断面図である。
【図3】本願発明の把手体の第一実施例を示す斜視図(a)と平面図(b)である。
【図4】本願発明の把手体の別の実施例を示す背面図である。
【図5】本願発明の把手体の取り付け突起部を説明する拡大図である。
【図6】本願発明の把手体の他の実施例を示す背面図である。
【図7】本願発明の先行技術を示す斜視図(a)と平面図(b)である。
【図8】本願発明の把手体の先行例を示す図である。
【図9】周知の把手付きの大型中空容器を示す図である。
【図10】図9に示す把手体を設けた容器壁の説明図である。
【符号の簡単な説明】
11.11’.21.21’. 把手体
13.13a.13b.組付け板
14.14a.14b.14’.突起部
14d.14d’.凹溝
14f.梨地
14g.24g.突起部前面
14h.24h.突起部後面
14k.24k.接合面
15.25.補強梁
12.12’.22.22’. 把手板
23.23a.23b.23’.組付け板
24.24a.24b.24’.突起部
24c.24c’.周縁部
24d.24d’.凹溝
Claims (8)
- 把手板の上端部及び下端部に一対の組付け腕板を設けて概略コの字状に形成して、該組付け腕板に組付け突起部を外向きに突設すると共に該突起部の裏側となる前記組付け板間に補強梁を設けて環状に連結して、合成樹脂製中空容器の胴部側壁面に組付け可能に形成した熱可塑性合成樹脂からなる把手体であって、前記取り付け腕板から立ち上げた組付け突起部の周縁部の端面を円弧状をした滑らかな形状にすると共に、前記組付け突起部の前面を縦方向に平行な多数の凹溝状を設けた凹凸面に形成にして、プリフォームとの接触面積を小さくするように形成してなることを特徴とするブロー成形に適した合成樹脂製中空容器の把手体。
- 把手板の上端部及び下端部に一対の組付け腕板を設けて概略コの字状に形成して、該組付け腕板に組付け突起部を外向きに突設すると共に該突起部の裏側となる前記組付け板間に補強梁を設けて環状に連結して、合成樹脂製中空容器の胴部側壁面に組付け可能に形成した熱可塑性合成樹脂からなる把手体であって、前記取り付け腕板から立ち上げた組付け突起部の周縁部の端面を円弧状をした滑らかな形状に形成して、前記組付け突起部の前面を縦方向に平行な多数の凹溝状を設けた凹凸面に形成にして、プリフォームとの接触面積を小さくするように形成すると共に、その内側の端縁部に平坦な縁取り面を形成してなることを特徴とする合成樹脂中空容器の把手体。
- 把手板の上端部及び下端部に一対の組付け腕板を設けて概略コの字状に形成して、該組付け腕板に組付け突起部を外向きに突設すると共に該突起部の裏側となる前記組付け板間に補強梁を設けて環状に連結して、合成樹脂製中空容器の胴部側壁面に組付け可能に形成した熱可塑性合成樹脂からなる把手体であって、前記取り付け腕板から立ち上げた組付け突起部の周縁部の端面を円弧状をした滑らかな形状に形成して、前記組付け突起部前面を縦方向に平行な多数の凹溝状を設けた凹凸面に形成にして、プリフォームとの接触面積を小さくするように形成すると共に、その内側の端縁部に平坦な縁取り面を形成して、該突起部の前面の平坦面は梨地状に加工されてなることを特徴とする合成樹脂中空容器の把手体。
- 前記組付け突起部は、その縁部の前端面が後端面より僅かに高くなるように形成されてなることを特徴とする請求項1または3に記載する合成樹脂中空容器の把手体。
- 前記組付け突起部の前面は、プリフォームの中心線に対して外向きに傾斜した面に形成されてなることを特徴とする請求項1または4に記載する合成樹脂中空容器の把手体。
- 前記組付け突起部の前面は、プリフォーム面に対向するような湾曲面に形成してなることを特徴とする請求項1乃至5に記載する合成樹脂中空容器の把手体。
- 前記請求項1乃至6に記載する把手体は、ポリエチレンテレフタレート樹脂を射出成形して形成されてなることを特徴とする合成樹脂中空容器の把手体。
- 前記請求項7に記載するポリエチレンテレフタレート樹脂製の把手体をブロー成形法によりインサート成形されてなるポリエチレンテレフタレート樹脂からなる把手付き中空容器。
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