JP3939691B2 - Wiper pivot mounting structure - Google Patents
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Description
この発明は、車両用ワイパー装置のワイパーピボットが取り付けられる部位周辺の車体構造に関する。 The present invention relates to a vehicle body structure around a portion to which a wiper pivot of a vehicle wiper device is attached.
近年、車両用ワイパー装置として、ワイパーピボットに外力(衝撃荷重)が作用した際にこれを吸収し、衝突物への被害を最小限に抑えるよう構成されたものが多く採用されている。これは、車体に取り付けられたワイパーピボットに所定置以上の外力が作用した場合に、該ワイパーピボットが車内側に脱落するように構成されたものである(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、上述のようなワイパー装置を備えていても、車両の車体レイアウト上、ワイパーピボットの脱落方向前方に充分なスペースが確保されず、ワイパーピボットの脱落ストロークの確保が困難な場合があるため、このような場合でもワイパーピボットの脱落を許容できるような構造が要望されている。
そこでこの発明は、ワイパーピボットの脱落ストロークの確保が困難な場合でもワイパーピボットの脱落を許容できるワイパーピボット取り付け部構造を提供する。
However, even with the wiper device as described above, on the vehicle body layout of the vehicle, sufficient space is not secured in front of the wiper pivot drop direction, and it may be difficult to secure the wiper pivot drop stroke. Even in such a case, a structure that allows the wiper pivot to fall off is desired.
Accordingly, the present invention provides a wiper pivot mounting portion structure that allows the wiper pivot to drop even when it is difficult to ensure the wiper pivot drop stroke.
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、上方に位置するほど前方に位置するように傾斜する軸線(例えば実施例の軸線G)に沿って車内側に脱落可能なワイパーピボット(例えば実施例のワイパーピボット22)と、該ワイパーピボットの脱落方向前方に略水平な平坦部(例えば実施例の平坦部13)を形成する車体部材(例えば実施例のダッシュアッパーパネル12)とを有し、前記平坦部における前記軸線と交差する部位には、車幅方向に長いスリット(例えば実施例のスリット114)を有するスリット形成部(例えば実施例のスリット形成部115)が設けられ、前記ワイパーピボットの下端部が前記平坦部まで達した際、該ワイパーピボットの下端部が前記スリットを起点として前記スリット形成部を拡開させつつ車内側へ没入することで、前記ワイパーピボットの脱落を許容することを特徴とする。
As a means for solving the above-mentioned problems, the invention described in claim 1 is a wiper pivot that can be dropped to the inside of a vehicle along an axis (e.g., an axis G of the embodiment) that is inclined to be positioned forward as it is positioned upward. Yes e.g. a wiper pivot 22) of the embodiment, a substantially horizontal flat portion falling forward of said wiper pivot and (eg vehicle body member forming a flat portion 13) of example (e.g. example dash
この構成によれば、車体レイアウト上、ワイパーピボットが自身に加わった衝撃荷重によって車内側に脱落した際に、ワイパーピボットの脱落方向前方に位置する車体部材にワイパーピボットが達することがあっても、その車体部材に設けられた変位許容部によりワイパーピボットの車内側への脱落(変位)が許容されると共に、この変位許容部においてもワイパーピボットに加わった衝撃エネルギーの一部が吸収される。
また、前記変位許容部がスリット形成部からなるものであれば、変位許容部が簡易な構成となる。
According to this configuration, when the wiper pivot falls to the inside of the vehicle due to the impact load applied to the wiper pivot on the vehicle body layout, even if the wiper pivot reaches the vehicle body member positioned in the forward direction of the wiper pivot removal, The displacement allowance provided on the vehicle body member allows the wiper pivot to drop out (displace) toward the inside of the vehicle, and the displacement allowance also absorbs part of the impact energy applied to the wiper pivot.
Further, if the displacement allowance portion is a slit forming portion, the displacement allowance portion has a simple configuration.
請求項1に記載した発明によれば、車体レイアウト上、ワイパーピボットの脱落ストロークが充分に確保されていない場合でも、衝撃吸収性能の向上を図ることができる。
また、変位許容部をスリット形成部のように簡易な構成とすることで、車体の部品点数及び重量を軽減できる。
According to the first aspect of the present invention, it is possible to improve the impact absorbing performance even when the dropout stroke of the wiper pivot is not sufficiently secured in the vehicle body layout.
Moreover, the number of parts and the weight of the vehicle body can be reduced by adopting a simple configuration such as the slit forming portion.
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きの記載は車両における向きと同一のものとする。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. In the following description, descriptions of directions such as front, rear, left and right are the same as the directions in the vehicle.
図1に示すように、この実施例の自動車等の車両1は、その車体2の前部に位置するエンジンルームを上方から覆うフード3と、フード3の後縁近傍からルーフ4に向かって緩やかに立ち上がるフロントウインドウガラス5とを有する。フード3の両側にはそれぞれフロントフェンダー6,6が配設され、それらの後方にはフロントドア7,7(左側のみ図示)が配設される。ルーフ4の前部両端は左右のフロントピラー8,8により支持され、両フロントピラー8,8の下端部周辺は、フロントウインドウガラス5の下縁に沿って車幅方向に延びるカウルトップ10により連結される。
As shown in FIG. 1, a vehicle 1 such as an automobile according to this embodiment includes a
カウルトップ10の車幅方向中央寄り及び右端寄りの部位には、アシスタント側(助手席側、つまり車両左側)のワイパーアーム25用のワイパーピボット22及びドライバー側(運転席側、つまり車両右側)のワイパーアーム25用のワイパーピボット22がそれぞれ設けられる。各ワイパーピボット22,22は、衝撃荷重等の外力が作用した際にこれを吸収し、衝突物への被害を最小限に抑える衝撃吸収構造を有するものである。
The
ここで、以下の説明はアシスタント側のワイパーアーム25用のワイパーピボット22が取り付けられる部位について行うが、ドライバー側のワイパーアーム25用のワイパーピボット22が取り付けられる部位も同様の構成を有するものとしてその説明は省略する。
図2に示すように、カウルトップ10は、上方に向かって凸形とされる鋼板製のウインドシールドパネル(車体部材)11と、下方に向かって凸形とされる同じく鋼板製のダッシュアッパーパネル12とを備え、これらが適宜接合されて一体のボックス構造が形成される。カウルトップ10の断面形状は、車体骨格としての剛性、及びカウルトップ10の下方(エンジンルームR内)に配設されるウインドウウォッシャ装置18等の補機類とのレイアウトの関係等を加味して決定される。カウルトップ10の内部の空間部Fは雨水等の樋になると共に、車室内のエアコンの吸気経路等として利用される。
Here, the following explanation will be made with respect to the part where the
As shown in FIG. 2, the
カウルトップ10には、その上部にフロントウインドウガラス5の下縁部が接着材及びシール材を介して接合され、かつその上部から前部に渡って、フロントウインドウガラス5の下縁部とフード3の後縁部との間隙を閉塞する樹脂製のカウルトップガーニッシュ16が取り付けられる。カウルトップガーニッシュ16の前側フランジ部16aにはフード3の後縁部に密接するウェザーストリップ17が取り付けられ、エンジンルームR内への雨水等の浸入を防いでいる。
A lower edge portion of the
カウルトップ10の上部であってフロントウインドウガラス5の下縁部よりも前側の部位には、ワイパーピボット22が支持されている。ワイパーピボット22は、ピボットシャフト23及びこれが挿通されるピボットホルダ24を有し、このピボットホルダ24の任意部位がカウルトップ10に結合されることで、ワイパーピボット22がカウルトップ10に保持される。ワイパーピボット22は、その軸線(ピボットシャフト23の軸線)Gが、前下がりのフロントウインドウガラス5の面と略垂直となるよう配置される。つまり、ワイパーピボット22の軸線Gは、上方に位置するほど前方に位置するように傾斜している。
A
ピボットシャフト23の上端部は、カウルトップガーニッシュ16の挿通孔から車外側に露出し、この上端部にワイパーアーム25の基端部が結合される。また、ピボットシャフト23の下端部には、カウルトップ10内に配設されるリンク機構26の先端部が連結される。リンク機構26の基端部は不図示のワイパーモータに連結されており、このワイパーモータの駆動により、リンク機構26及びピボットシャフト23を介してワイパーアーム25が作動する。
The upper end portion of the
ワイパーピボット22は、衝撃荷重等の所定値以上の外力が作用した際には、概ね軸線Gに沿ってカウルトップ10から脱落し車内側(ここではカウルトップ10内側)に没入することで、衝突エネルギーを吸収するようになっている。具体的には、ワイパーピボット22にカウルトップ10による保持力を超える車内側への外力が加わると、カウルトップ10とピボットホルダ24との結合が解除され、ワイパーピボット22が概ね軸線に沿ってカウルトップ10から脱落すると共に車内側へ没入しつつ衝撃エネルギーを吸収する。
When an external force of a predetermined value or more such as an impact load is applied, the
ここで、ダッシュアッパーパネル12の底部には略水平な平坦部13が形成されており、この平坦部13がワイパーピボット22の下方に位置している。
また、図3を併せて参照して説明すると、平坦部13のワイパーピボット22の軸線Gと交差する部位、つまりワイパーピボット22の脱落方向前方に位置する部位には、例えば上面視で車幅方向に長い長円形状の長孔14が形成され、この長孔14には、例えばポリプロピレン等の比較的柔軟に弾性変形可能な樹脂材料からなるキャップ(変位許容部)15が嵌合装着されている。
Here, a substantially horizontal
Further, with reference to FIG. 3 as well, a portion that intersects the axis G of the
キャップ15は、長孔14の周縁に沿う長円形状の外周形状を有する扁平状の部材であり、長孔14への装着状態では、キャップ15の平坦部13の上面からの突出量が抑えられ、かつキャップ15の上面と平坦部13の上面とが略平行になるように設けられる。ここで、カウルトップ10の下部を構成するダッシュアッパーパネル12に平坦部13が形成されるのは、エンジンルームR内の補機類(ウインドウウォッシャ装置18等)とのレイアウト上、及びカウルトップ10内の空間部Fが雨水等の樋として利用されること等の理由からであり、その結果、平坦部13の上面(ここではキャップ15の上面)とワイパーピボット22の下端との軸線G方向での間隔Hが、ワイパーピボット22の衝撃吸収のための脱落ストロークよりも狭く設定される。
The
次に、図4を参照して作用について説明する。
まず、ワイパーピボット22に車内側への外力(衝撃荷重)が加わると、ワイパーピボット22がその軸線Gに沿って脱落すると共に没入しながら衝撃エネルギーが吸収されていく。その際、ワイパーピボット22の下端部とその下方(脱落方向前方)に位置するダッシュアッパーパネル12の平坦部13との間隔が、ワイパーピボット22の脱落ストロークよりも狭いことから、衝撃吸収段階でワイパーピボット22の下端部が平坦部13まで達することがある。このとき、平坦部13のワイパーピボット22の脱落方向前方に長孔14が形成されると共にこの長孔14に弾性変形可能なキャップ15が装着されていることから、ワイパーピボット22の下端部が柔軟に受け止められ、さらに車内側に没入することとなる。
このため、ワイパーピボット22の脱落ストロークの間で荷重が急激に立ち上がるようなこともなく、ワイパーピボット22を車内側へスムーズに脱落及び没入させて衝撃エネルギーを吸収させると共に、キャップ15が弾性変形することによってもワイパーピボット22に作用する衝撃エネルギーの一部が吸収される。
Next, the operation will be described with reference to FIG.
First, when an external force (impact load) to the inside of the vehicle is applied to the
For this reason, the load does not rise suddenly during the dropping stroke of the
上記実施例によれば、車体レイアウト上、ワイパーピボット22の下端部と、その脱落方向前方に位置するダッシュアッパーパネル12の平坦部13との間隔が、ワイパーピボット22の脱落ストロークよりも狭く、ワイパーピボット22の脱落ストロークが充分に確保できないような場合でも、ワイパーピボット22の衝撃吸収性能の向上を図ることができる。
According to the above-described embodiment, the distance between the lower end portion of the
なお、この実施例において、図5に示すキャップ(変位許容部、脱落部材)15aように、衝撃吸収段階にあるワイパーピボット22の下端部がキャップ15aまで達した場合に、ワイパーピボット22の衝撃エネルギーによってキャップ15aが長孔14から脱落するように構成してもよい。これにより、ワイパーピボット22の脱落を確実に許容することができる。そして、ワイパーピボット22を車内側へスムーズに脱落及び没入させて衝撃エネルギーを吸収させると共に、キャップ15aが脱落することによってもワイパーピボット22に作用した衝撃エネルギーの一部が吸収されるので、衝撃吸収性能の向上を図ることができる。
In this embodiment, the impact energy of the
次に、この発明の第二実施例について説明する。この第二実施例は上記第一実施例と基本構成を同一としており、以下の説明は主に第一実施例との相違点について行う。なお、図2と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。 Next, a second embodiment of the present invention will be described. The second embodiment has the same basic configuration as that of the first embodiment, and the following description will be mainly made on differences from the first embodiment. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the part same as FIG. 2, and description is abbreviate | omitted.
図6,図7に示すように、カウルトップ10のダッシュアッパーパネル12の平坦部13には、ワイパーピボット22の軸線Gと交差する部位(ワイパーピボット22の脱落方向前方に位置する部位)に、例えば上面視で車幅方向に長いスリット114を有するスリット形成部115が設けられる。なお、スリット114には、カウルトップ10内からの水漏れや錆を防止するために、カウルトップ10内側からシール材119が塗布される。そして、スリット形成部115の上面(ここでは平坦部13の上面)とワイパーピボット22の下端との軸線G方向での間隔H’は、ワイパーピボット22の脱落ストロークよりも狭く設定されている。
As shown in FIGS. 6 and 7, the
次に、図8を参照して作用について説明する。
まず、ワイパーピボット22に加わった車内側への衝撃エネルギーが、ワイパーピボット22がその軸線Gに沿って脱落すると共に没入することで吸収される際に、ワイパーピボット22の下端部が平坦部13まで達することがあるが、このとき、平坦部13のワイパーピボット22の脱落方向前方にスリット形成部115が設けられることから、ワイパーピボット22の下端部がスリット114を起点としてスリット形成部115を拡開(変形)させつつさらに車内側へ没入することとなる。
このため、ワイパーピボット22を車内側へスムーズに脱落及び没入させて衝撃エネルギーを吸収させると共に、スリット形成部115が変形することによってもワイパーピボット22に作用する衝撃エネルギーの一部が吸収される。
Next, the operation will be described with reference to FIG.
First, when the impact energy applied to the inside of the vehicle applied to the
For this reason, the
上記第二実施例によれば、車体レイアウト上、ワイパーピボット22の脱落ストロークが充分に確保されていないような場合でも、ワイパーピボット22の脱落方向前方に位置するダッシュアッパーパネル12の平坦部13にスリット形成部115という簡易な構成の変位許容部を設けることで、ワイパーピボット22の衝撃吸収性能の向上を図ることができる。
According to the second embodiment, even when the dropout stroke of the
次に、この発明の第三実施例について説明する。この第三実施例も上記第一実施例と基本構成を同一としており、以下の説明は主に第一実施例との相違点について行う。なお、図2と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。 Next, a third embodiment of the present invention will be described. The third embodiment also has the same basic configuration as that of the first embodiment, and the following description will be mainly made on differences from the first embodiment. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the part same as FIG. 2, and description is abbreviate | omitted.
図9,図10に示すように、カウルトップ10のダッシュアッパーパネル12の平坦部13には、ワイパーピボット22の軸線Gと交差する部位(ワイパーピボット22の脱落方向前方に位置する部位)に、例えば下方に向かって凸形の断面半円筒状をなし、上面視で車幅方向に長い長円形状に沿って延びるビード214を有するビード形成部(変位許容部、伸張可能部)215が設けられる。このビード形成部215は、ビード214の凹凸分だけ平坦部13の面直方向で容易に伸張するものである。そして、ビード形成部215の上面(ここでは平坦部13の上面)とワイパーピボット22の下端との軸線G方向での間隔H”は、ワイパーピボット22の脱落ストロークよりも狭く設定されている。
As shown in FIGS. 9 and 10, the
次に、図11を参照して作用について説明する。
まず、ワイパーピボット22に加わった車内側への衝撃エネルギーが、ワイパーピボット22がその軸線Gに沿って脱落すると共に没入することで吸収される際に、ワイパーピボット22の下端部が平坦部13まで達することがあるが、このとき、平坦部13のワイパーピボット22の脱落方向前方に設けられたビード形成部215をワイパーピボット22の下端部が押圧することで、ビード形成部215が引き伸ばされ平坦部13の面直方向下側に向かって伸張するので、ワイパーピボット22がさらに車内側へ没入することとなる。
このため、ワイパーピボット22を車内側へスムーズに脱落及び没入させて衝撃エネルギーを吸収させると共に、ビード形成部215が伸張することによってもワイパーピボット22に作用する衝撃エネルギーの一部が吸収される。
Next, the operation will be described with reference to FIG.
First, when the impact energy applied to the inside of the vehicle applied to the
For this reason, the
上記第三実施例によれば、第二実施例と同様、ワイパーピボット22の脱落ストロークが充分に確保されていないような場合でも、ワイパーピボット22の脱落方向前方に位置するダッシュアッパーパネル12の平坦部13に伸張可能部215という簡易な構成の変位許容部を設けることで、ワイパーピボット22の衝撃吸収性能の向上を図ることができる。
According to the third embodiment, as in the second embodiment, the flatness of the dash
なお、第三実施例において、図12に示すように、例えば上方に向かって凸形の台座214aを有する台座形成部(変位許容部、伸張可能部)215aであっても、台座214aの周囲の段差分だけ平坦部13の面直方向で容易に伸張するので、ワイパーピボット22をスムーズに脱落及び没入させることができる。また、平坦部13に対する凹凸は上方及び下方のどちらでもよいが、その突出方向及び突出量を、ビード形成部215又は台座形成部215aの上面とワイパーピボット22の下端との間隔等を加味した上で決定すれば、前記衝撃吸収性能のより一層の向上を図ることができる。
In the third embodiment, as shown in FIG. 12, for example, even if a pedestal forming part (displacement allowing part, extendable part) 215a having a
そして、この発明は上記各実施例に限られるものではなく、例えば、第一実施例におけるキャップ15,15aは、ワイパーピボット22で押圧されることで塑性変形又は破損するようなものでもよく、平坦部13に対して接着や溶接により接合されるものでもよい。
また、第二実施例におけるスリット114をC字形状やX字形状等とすれば、ワイパーピボット22が突き抜け易く、スムーズに脱落及び没入させることができる。このとき、任意箇所にビード等を形成することによる脆弱部を設ければ、スリット形成部115の変形のし易さの調整や変形箇所を特定等を行うことが可能となり、前記衝撃吸収性能のより一層の向上を図ることができる。ここで、前記脆弱部としては孔やスリット等でもよく、同様に、板厚差や強度差を持たせてもよい。
さらに、各実施例において、変位許容部として、ワイパーピボット22と直接接触せず、他の部材を介する等によりワイパーピボット22の脱落及び没入を許容するような構成としてもよい。そして、各実施例の構成は一例であり、各部材の形状や材質はもちろん、この発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることはいうまでもない。
The present invention is not limited to the above embodiments. For example, the
Further, if the
Furthermore, in each embodiment, the displacement allowance portion may be configured not to directly contact the
22 ワイパーピボット
12 ダッシュアッパーパネル(車体部材)
15 キャップ(変位許容部)
15a キャップ(変位許容部、脱落部材)
115 スリット形成部(変位許容部)
215 ビード形成部(変位許容部、伸張可能部)
215a 台座形成部(変位許容部、伸張可能部)
22
15 Cap (displaceable part)
15a Cap (Displacement allowance part, drop-off member)
115 Slit formation part (Displacement allowance part)
215 Bead forming part (displaceable part, extendable part)
215a pedestal forming part (displaceable part, extendable part)
Claims (1)
該ワイパーピボットの脱落方向前方に略水平な平坦部を形成する車体部材とを有し、
前記平坦部における前記軸線と交差する部位には、車幅方向に長いスリットを有するスリット形成部が設けられ、
前記ワイパーピボットの下端部が前記平坦部まで達した際、該ワイパーピボットの下端部が前記スリットを起点として前記スリット形成部を拡開させつつ車内側へ没入することで、前記ワイパーピボットの脱落を許容することを特徴とするワイパーピボット取り付け部構造。 A wiper pivot that can be dropped inside the vehicle along an axis that is inclined so as to be positioned forward as it is positioned above ;
A vehicle body member that forms a substantially horizontal flat portion in front of the wiper pivot in the drop-off direction ,
In the portion that intersects the axis in the flat portion, a slit forming portion having a long slit in the vehicle width direction is provided,
When the lower end portion of the wiper pivot reaches the flat portion, the lower end portion of the wiper pivot enters the inside of the vehicle while expanding the slit forming portion starting from the slit, thereby removing the wiper pivot. Wiper pivot attachment structure characterized by allowing.
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