JP3939239B2 - 電話機 - Google Patents

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JP3939239B2
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、電話機に関し、特にたとえば任意の相手方との間で音声信号を送受信する、電話機に関する。
【0002】
【従来技術】
電話で話をするときにムード作りのためにBGMを流すことは、よく行われている。特許文献1には、かかるBGMを流すための技術が開示されている。すなわち、この技術によれば、予めオペレータがCD(Compact Disc)デッキなどの演奏曲再生手段によって再生可能な演奏曲の中から希望の曲を設定しておくと、通話時に、その曲がBGMとして流れる。そして、このBGMは、電話の音声信号にミキシングされて相手方にも送られる。これによって、オペレータおよび相手方の双方において、同じBGMを聞きながら通話をすることができる。
【0003】
【特許文献1】
特開平5−344234号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述の従来技術では、BGMとして設定可能な曲が1曲のみであるため、相手方によっては当該BGMとして設定された曲が気に入らない場合がある。たとえば、相手方が高齢者であるのに対し、BGMとして設定された曲が若年層向けのハードロックの曲である場合には、相手方にとって当該BGMが非常に耳障りとなり、相手方に対し却って不快な思いをさせてしまう。
【0005】
それゆえに、この発明の主たる目的は、相手方に応じたムード作りをすることができる、電話機を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に従う電話機は、複数の識別子にそれぞれ割り当てられた複数の可聴コンテンツを管理するコンテンツ管理情報を記憶するメモリ、少なくとも複数の識別子の1つである所望の識別子に対応する電話機との通話処理を電話着信/発信が発生したときに実行する通話処理手段、所望の識別子に割り当てられた可聴コンテンツをメモリに記憶されたコンテンツ管理情報を参照して検出する検出手段、指定された可聴コンテンツを通話処理の実行に関係なく再生する再生手段、再生手段によって再生される可聴コンテンツを検出手段によって検出された可聴コンテンツに変更する第1変更手段、再生手段によって再生される可聴コンテンツを第1変更手段によって変更される前の可聴コンテンツに変更する第2変更手段、再生手段によって再生される可聴コンテンツが検出手段によって検出された可聴コンテンツと同一であるか否かを電話着信/発信が発生したときに判別し、判別結果が肯定的であるとき再生手段によって再生される可聴コンテンツの指定を現状維持とする一方、判別結果が否定的であるとき第1変更手段を起動する第1判別手段、および第1判別手段の判別処理に関連して第1変更手段が起動されたか否かを通話処理が終了したときに判別し、判別結果が否定的であるとき再生手段によって再生される可聴コンテンツの指定を現状維持とする一方、判別結果が肯定的であるとき第2変更手段を起動する第2判別手段を備える
【0007】
【作用】
メモリは、複数の識別子にそれぞれ割り当てられた複数の可聴コンテンツを管理するコンテンツ管理情報を記憶する。通話処理手段は、少なくとも複数の識別子の1つである所望の識別子に対応する電話機との通話処理を、電話着信/発信が発生したときに実行する。所望の識別子に割り当てられた可聴コンテンツは、メモリに記憶されたコンテンツ管理情報を参照する検出手段によって検出される。再生手段は、指定された可聴コンテンツを通話処理の実行に関係なく再生する。第1変更手段は、再生手段によって再生される可聴コンテンツを検出手段によって検出された可聴コンテンツに変更し、第2変更手段は、再生手段によって再生される可聴コンテンツを第1変更手段によって変更される前の可聴コンテンツに変更する。第1判別手段は、再生手段によって再生される可聴コンテンツが検出手段によって検出された可聴コンテンツと同一であるか否かを電話着信/発信が発生したときに判別し、判別結果が肯定的であるとき再生手段によって再生される可聴コンテンツの指定を現状維持とする一方、判別結果が否定的であるとき第1変更手段を起動する。第2判別手段は、第1判別手段の判別処理に関連して第1変更手段が起動されたか否かを通話処理が終了したときに判別し、判別結果が否定的であるとき再生手段によって再生される可聴コンテンツの指定を現状維持とする一方、判別結果が肯定的であるとき第2変更手段を起動する。
【0008】
好ましくは、再生手段によって再生される可聴コンテンツは、多重手段によって送話信号に多重される。
【0009】
さらに好ましくは、多重手段によって多重される可聴コンテンツのレベルは、レベル変更手段によって通話状態と保留状態との間で変更される。
【0010】
好ましくは、可聴コンテンツは複数の音源の各々から出力される。選択手段は、複数の音源のいずれか1つを選択する。第1変更手段および第2変更手段の各々は、共通の音源から出力される可聴コンテンツの間で変更処理を行う。また、好ましくは、再生手段は、可聴コンテンツをBGMとして再生する
【0011】
【発明の効果】
この発明によれば、通話する相手方に応じたムード作りをすることができる。
【0012】
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0013】
【実施例】
図1を参照して、この実施例の電話機10は、通信回線の一部にインターネットを利用するいわゆるIP(Internet Protocol)電話サービスに対応したIP電話機であり、図示しないLAN(Local Area Network)ケーブルを介して電話回線(厳密には図示しないADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)モデム)に接続される通信コネクタ12を備えている。この通信コネクタ12は、電話機10内においてLANコントローラ14を介してメインCPU(Central Processing Unit)16に接続されている。なお、メインCPU16は、後述するDSP(Digital Signal Processor)18とともにASIC(Application Specified IC)によって一体に構成されている。
【0014】
任意の相手方から電話が掛かってくると、具体的にはLANコントローラ14を介して呼出指令を含むTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)に従う電話用パケット信号を受信すると、メインCPU16は、疑似音発生回路20を制御して、スピーカ22から呼出音を出力させる。そして、この呼出音が出力されている状態で、受話器24が上げられ、フックスイッチ26がオフフック状態になると、メインCPU16は、相手方との間で通話内容を含む電話用パケット信号の送受信を開始する。つまり、電話を掛けてきた相手方との通話が可能となる。
【0015】
具体的には、相手方からLANコントローラ14を介して通話内容を含む電話用パケット信号を受信すると、メインCPU16は、当該電話用パケット信号から通話内容を表すストリーミングデータを取り出す。取り出されたストリーミングデータ、言わば受話データは、メインCPU16によって一旦SDRAM28の受話データ保存領域28aに保存された後、上述のDSP18に入力される。
【0016】
DSP18に入力された受話データは、ADPCM(ITU−T勧告G.726)やCS−CELP(ITU−T勧告G.729)といった通信用の音声情報圧縮方式に基づいて圧縮されており、DSP18は、この圧縮された受話データをデコードして、周知のμ−law(ITU−T勧告G.711)圧伸則に従うPCM(Pulse Code Modulation)データに変換する。変換されたPCMデータは、PCMコーデック30に入力され、ここでさらに当該μ−law圧伸則に従うデコード処理を施され、アナログ電気信号である音声信号、つまり受話信号に変換される。変換後の受話信号は、アンプ回路32で増幅された後、受話器24のスピーカ24aに入力される。これによって、スピーカ24aから受話音が出力される。
【0017】
一方、受話器24のマイクロホン24bには、オペレータの音声、つまり送話音が入力される。この送話音は、マイクロホン24bによってアナログ電気信号である送話信号に変換され、変換された送話信号は、アンプ回路34によって増幅された後、PCMコーデック30に入力される。PCMコーデック30は、入力された送話信号に対して上述のμ−law圧伸則に従うエンコード処理を施してPCMデータ、言わば送話データを生成する。生成された送話データは、DMA(Direct Memory Access)方式でSDRAM28に転送され、一旦当該SDRAM28の送話データ保存領域28bに保存された後、DSP18に入力される。
【0018】
DSP18は、入力された送話データに対して上述のADPCM方式或いはCS−CELP方式に基づくエンコード処理を施す。このエンコード処理後のデータは、メインCPU16によってTCP/IPに従う電話用パケット信号に成形され、成形後の電話用パケット信号は、LANコントローラ14に入力される。LANコントローラ14は、入力された電話用パケット信号を、Ethernet(登録商標)規格に従うアクセス方式で通信コネクタ12を介して電話回線に送出する。これによって、送話データを含む電話用パケット信号が相手方に送信され、相手方において受話音となって出力される。
【0019】
なお、こちらから相手方に電話を掛けるときのダイヤル操作は、操作キー36によって行われる。すなわち、操作キー36によってダイヤル操作が成されると、メインCPU16とは別個に設けられたサブCPU38が、当該ダイヤル操作の内容をメインCPU16に伝える。メインCPU16は、サブCPU38から伝えられた内容に基づいて相手方を呼び出すための上述した呼出指令を生成し、さらにこの呼出指令を含む電話用パケット信号を生成する。生成された電話用パケット信号は、LANコントローラ14を介して相手方に送信され、これによって当該相手方が呼び出される。このとき、メインCPU16は、疑似音発生回路20を制御して、受話器24のスピーカ24aから呼出音を出力させる。
【0020】
また、いわゆる短縮ダイヤル操作によっても、相手方に電話を掛けることができる。すなわち、予め登録されている相手方であれば、操作キー36による数回のキー操作(1回〜2回のキーの押下)によって、当該相手方に電話を掛けることができる。なお、相手方の登録は操作キー36の操作によって任意に行われ、かかる相手方の情報、たとえば当該相手方の電話番号および呼称などの情報は、フラッシュメモリ40内に電話帳として記憶される。
【0021】
さらに、この実施例の電話機10は、インターネット上に開設された放送局からラジオ放送と同様の番組を受信するという言わばインターネットラジオ受信機としての機能を兼ね備えている。
【0022】
すなわち、操作キー36によって任意のチャネル(ステーション)の番組を受信する旨の操作が成されると、サブCPU38は、指定されたチャネルの受信指示をメインCPU16に与える。メインCPU16は、サブCPU38から与えられた受信指示に基づいて、指定されたチャネルの放送を受信するためのチャネル選択指令を生成する。そして、このチャネル選択指令を含むパケット信号をTCP/IPに従って生成し、生成したパケット信号をLANコントローラ14に入力する。これによって、チャネル選択指令を含むラジオ用パケット信号が指定された放送局(サーバ)に送信され、その放送局から番組の放送内容を含むTCP/IPに従うラジオ用パケット信号が電話機10に順次送られてくる。そして、このラジオ用パケット信号は、LANコントローラ14を介してメインCPU16に入力される。
【0023】
メインCPU16は、順次入力されるラジオ放送用のパケット信号から放送内容を含むストリーミングデータを取り出す。そして、取り出したストリーミングデータ、言わば放送データを、SDRAM28の放送データ保存領域28cに一旦保存した後、DSP18に入力する。
【0024】
DSP18に入力された放送データは、MP3(MPEG-1/Audio Layer3)やWMA(Windows Media Audio:Windows=登録商標)といった周知の音声情報圧縮方式に基づいて圧縮されたデータであり、DSP18は、この圧縮された放送データをデコードして、圧縮前のPCMデータを再現する。再現されたPCMデータは、D/A変換回路42に入力され、ここでアナログ電気信号である音声信号に変換される。変換された音声信号は、音源切換回路44を介してアンプ回路46に入力され、ここで増幅処理を施された後、左右のスピーカ48および50にそれぞれ入力される。これによって、各スピーカ48および50からインターネットラジオ放送の番組の音声(音楽を含む)情報、いわゆるコンテンツが、リアルタイムで出力される。このとき、操作キー36の操作によって、アンプ回路46の増幅率、つまり各スピーカ48および50の音量を調整することができる。
【0025】
なお、メインCPU16およびDSP18は、高速かつ高性能のものであり、IP電話機としての機能およびインターネットラジオ受信機としての機能の両方を見かけ上同時に実現することができる。したがって、オペレータは、この電話機10を用いて、相手方と通話しながらインターネットラジオ放送の番組を聴取することができる。
【0026】
また、この実施例の電話機10は、CD(Compact Disc)プレーヤ52およびAM/FMチューナ54を一体に備えている。そして、操作キー36の操作によって、これらCDプレーヤ52およびAM/FMチューナ54の一方を音源とするコンテンツを、スピーカ48および50から出力させることができる。
【0027】
すなわち、操作キー36によってCDプレーヤ52およびAM/FMチューナ54の一方を音源とする旨の操作が成されると、サブCPU38は、音源とされた側から出力されるアナログ音声信号がアンプ回路46に入力されるように、音源切換回路44を制御する。これによって、CDプレーヤ52およびAM/FMチューナ54の一方を音源とするコンテンツが、スピーカ48および50から出力される。このときも、操作キー36の操作によって各スピーカ48および50の音量を調整することができる。なお、このようにCDプレーヤ52またはAM/FMチューナ54が音源とされているときには、電話機10はインターネットラジオ受信機として機能することができない。
【0028】
そしてさらに、この実施例の電話機10は、音源としてのハードディスクドライブ56を内蔵している。このハードディスクドライブ56内には、図2に示すように、ルートディレクトリ(ROOT)の下に“最新MUSIC”,“オールディーズ”,“演歌”,“ポップス”,“ジャズ”などの音楽のジャンルを表す複数のフォルダが形成されている。そして、それぞれのフォルダの下に、上述のMP3やWMAなどの方式で圧縮された複数曲の音声圧縮ファイル(“mp3”や“wma”などの拡張子が付されたファイル)が記録されている。これらの音声圧縮ファイルは、たとえばCDプレーヤ52内のCDからリッピングされ、或いはインターネットからダウンロードされたものであるが、これらについての詳しい説明は省略する。
【0029】
操作キー36の操作によってこのハードディスクドライブ56を音源とする旨の操作が成されると、サブCPU38は、D/A変換回路42から出力される信号がアンプ回路46に入力されるように、音源切換回路44を制御するとともに、メインCPU16に対して再生指示を与える。メインCPU16は、サブCPU38から与えられた再生指示に従う圧縮音声ファイルをハードディスクドライブ56から読み出す。そして、読み出した圧縮音声ファイルを一旦SDRAM28の放送データ記憶領域28cに記憶した後、DSP18に順次入力する。
【0030】
DSP18は、入力された圧縮音声ファイルに格納されている圧縮音声データを順次デコードして、圧縮前のPCMデータを再現する。再現されたPCMデータは、D/A変換回路42に入力され、ここでアナログ電気信号である音声信号に変換される。そして、変換された音声信号は、音源切換回路44およびアンプ回路46を介して各スピーカ48および50に入力される。これによって、各スピーカ48および50からハードディスクドライブ56を音源とするコンテンツが出力される。
【0031】
なお、このときも操作キー36の操作によって、各スピーカ48および50の音量を調整することができる。また、このようにハードディスクドライブ56が音源とされているときは、電話機10はインターネットラジオ受信機として機能することができず、CDプレーヤ52およびAM/FMチューナ54もまた音源となり得ない。つまり、インターネットラジオ受信機としての機能,CDプレーヤ52,AM/FMチューナ54およびハードディスクドライブ56は、同時に音源となり得ず、操作キー36の操作によって選択的に音源となる。
【0032】
ところで、この実施例の電話機10は、IP電話機能によって通話が行われているときに、相手方の好みに応じたBGMを流す、というBGM機能を備えている。
【0033】
具体的には、インターネットラジオ放送の受信中に、上述した電話帳に登録されている任意の者から電話が掛かってくるか、若しくはこちらから当該電話帳に登録されている任意の者に対して電話が掛けられた場合、インターネットラジオ放送のチャネルのうちその者の好みの音楽を配信しているチャネルが受信チャネルとして設定される。そして、その受信チャネルで放送されているコンテンツが、スピーカ48および50からBGMとして流れる。
【0034】
一方、AM/FMチューナ54によってAM放送が受信されているときに、電話帳に登録されている任意の者から電話が掛かってくるか、若しくはこちらから当該電話帳に登録されている任意の者に対して電話が掛けられた場合、AM放送の放送局のうちその者の好みの放送局にチューニングされる。そして、チューニングされたAM放送局から放送中のコンテンツが、スピーカ48および50からBGMとして流れる。
【0035】
AM/FMチューナ54によってFM放送が受信されているときも同様に、電話帳に登録されている任意の者から電話が掛かってくるか、若しくはこちらから当該電話帳に登録されている任意の者に対して電話が掛けられた場合は、その者の好みのFM放送局にチューニングされる。そして、そのFM放送局から放送中のコンテンツが、スピーカ48および50からBGMとして流れる。
【0036】
また、ハードディスクドライブ56が音源とされているときに、電話帳に登録されている任意の者から電話が掛かってくるか、若しくはこちらから当該電話帳に登録されている任意の者に対して電話が掛けられた場合は、上述した複数のフォルダのうちその者の好みのジャンルに対応するフォルダが選択される。そして、選択されたフォルダに記録されている圧縮音楽ファイルに従うコンテンツが、スピーカ48および50からBGMとして流れる。
【0037】
なお、CDプレーヤ52が音源とされているときに、電話が掛かってくるか、若しくは電話が掛けられた場合は、そのまま当該CDプレーヤ52を音源とするコンテンツがBGMとして流れる。
【0038】
さらに、BGMとして流れているコンテンツは、こちら側の送話音とともに相手方にも送られる。すなわち、音源切換回路44から出力されるアナログ音声信号は、AGC(Automatic Gain Control)回路58を介してPCMコーデック30に入力される。PCMコーデック30は、メインCPU16からの制御に従ってAGC回路58から入力されるアナログ音声信号を、アンプ回路34から入力される送話信号に重畳(ミキシング)させる。そして、重畳後の言わば多重音声信号に対し上述のμ−law圧伸則に従うエンコード処理を施す。このエンコード処理によって生成されたPCMデータは、上述と同様の要領でSDRAM28に一旦保存された後、DSP18に入力される。この結果、相手方において、こちら側と同様のBGMが送話音とともに再生される。
【0039】
なお、上述のようにBGMが流れているとき、メインCPU16は、スピーカ48および50の音量が当該BGMに適した音量となるように、サブCPU38に指示を与える。メインCPU16はまた、相手方において再生されるBGMの音量も当該BGMとして適度な音量となるように、AGC回路58の増幅率を制御する。
【0040】
上述の如く相手方の好みに応じたコンテンツがBGMとして流れるようにするために、電話帳には、図3に示すような情報が記憶されている。すなわち、上述した相手方の電話番号および呼称に関する情報の他に、当該相手方の好みのインターネットラジオ放送チャネル,AM放送局,FM放送局およびハードディスクドライブ56内のフォルダ(ジャンル)に関する情報が、相手方毎に記憶されている。この電話帳の内容は、操作キー36の操作によって任意に変更することができる。
【0041】
メインCPU16は、この電話帳に記憶されている情報を参照して、相手方が登録されているか否かを判断し、登録されている場合にはその相手方を特定する。さらに、特定された相手方の好みのコンテンツを、現在有効化されている音源に応じて認識する。そして、認識したコンテンツがBGMとして流れるように、サブCPU38に指示を与えるとともに、PCMコーデック30およびAGC回路58を制御する。
【0042】
なお、かかるBGM機能は、操作キー36を構成するBGMキー36aの操作によって任意に有効化し、または無効化することができる。したがって、BGMが流れている環境下で通話を行いたい場合には、BGM機能を有効化し、BGMが流れていない静かな環境下で通話を行いたい場合には、BGM機能を無効化すればよい。
【0043】
また、インターネットラジオ受信機,CDプレーヤ52,AM/FMチューナ54およびハードディスクドライブ56のいずれも音源とされておらず、スピーカ48および50からコンテンツが出力されていないときに、相手方から電話が掛かってくるか、若しくは電話が掛けられても、BGMは流れない。さらに、スピーカ48および50からコンテンツが出力されているときに、電話帳に登録されていない者から電話が掛かってくるか、若しくは当該電話帳に登録されていない者に対して電話が掛けられた場合は、その時点で出力されているコンテンツがBGMとして流れる。
【0044】
BGMが流れている環境下での通話が終わると、電話機10は通話前の状態に戻る。たとえば、インターネットラジオ受信機が音源とされている場合は、通話前の受信チャネルに設定される。一方、AM/FMチューナ54が音源とされている場合には、通話前の放送局にチューニングされる。そして、ハードディスクドライブ56が音源とされている場合には、通話前のフォルダが選択される。なお、CDプレーヤ52が音源とされている場合は、そのまま当該CDプレーヤ52を音源とするコンテンツが出力される。そして、かかる音源の再設定とともに、スピーカ48および50の音量も通話前の大きさに戻る。
【0045】
さらに、この実施例の電話機10は、保留機能をも有している。すなわち、通話中に操作キー36を構成する保留キー36bが押下されると、サブCPU38は、その旨をメインCPU16に伝える。これに応答して、メインCPU16は、アンプ回路34からPCMコーデック30への送話信号の入力を無効化(遮断)するように、当該PCMコーデック30を制御する。そして、メインCPU16は、上述のBGMが流れているときは、AGC回路58の出力レベルが保留音に適したレベル、たとえばBGMよりも若干高めのレベルになるように、当該AGC回路58を制御する。これによって、相手方において、現在流れているBGM、つまり当該相手方の好みのコンテンツが、保留音として流れる。
【0046】
一方、BGMが流れていないときに保留キー36bが押下され保留状態となった場合には、メインCPU16は、疑似音発生回路20を制御して、スピーカ22から所定の電子音を保留音として出力させる。この保留音を出力させるための信号は、PCMコーデック30にも入力され、メインCPU16は、PCMコーデック30を制御して、当該保留音の信号に対し上述のμ−law圧伸則に従うエンコード処理を実施させる。このエンコード処理によって生成されたPCMデータ、つまり保留音のデータは、上述と同じ要領でSDRAM28の送話データ保存領域28bに一旦保存された後、DSP18に入力される。この結果、相手方において、上述の電子音が保留音として流れる。なお、この電子音を発生させるためのデータは、フラッシュメモリ40に記憶されている。また、上述の呼出音を発生させるためのデータも、フラッシュメモリ40に記憶されている。
【0047】
このような保留状態にあるときに、再度、保留キー36bが押下されると、メインCPU16は、当該保留状態を解除する。すなわち、アンプ回路34からPCMコーデック30への送話信号の入力を有効化するように、当該PCMコーデック30を制御する。そして、上述のBGMが流れているときは、AGC回路58の出力レベルがBGMに適したレベルになるように、当該AGC回路58を制御する。一方、BGMが流れていないとき、つまり上述の電子音が保留音として流れているときは、疑似音派生回路20を制御して、当該電子音の出力を停止させるとともに、AGC回路58からPCMコーデック30への信号の入力を無効化する。
【0048】
なお、この実施例の電話機10は、液晶ディスプレイ60を備えている。この液晶ディスプレイ60の表示は、サブCPU38によって制御され、サブCPU38は、通話中であるときは相手方の電話番号や通話時間などの情報を当該液晶ディスプレイ60に表示する。また、インターネットラジオ受信機,CDプレーヤ52,AM/FMチューナ54およびハードディスクドライブ56のいずれかが音源となっているときは、その旨を液晶ディスプレイ60に表示する。
【0049】
上述した一連の動作を実現するために、メインCPU16は、フラッシュメモリ40に記憶されている制御プログラムに従って図4〜図10のフロー図で示される各処理を実行する。なお、この実施例の電話機が設置された直後、いわゆる初期状態においては、上述のBGM機能は有効化されており、また後述する各フラグFa,Fb,Fc,FdおよびFeにはいずれも“0”が設定されている。
【0050】
図4を参照して、メインCPU16は、まずステップS1の通話処理を実行する。この通話処理においては、相手方との間で通話状態(呼出中を含む)にあるか否かを判断し、通話状態にあるときは、上述の如く相手方との間で電話用パケット信号の送受信を行う。
【0051】
そして、ステップS3においてBGM再生処理を行う。つまり、上述したBGM機能が有効化されているか否かを判断し、有効化されている場合には、上述のごとくスピーカ48および50からBGMを出力させるとともに、相手方に対しBGMを送信する。このBGM再生処理については、後で詳しく説明する。
【0052】
ステップS3のBGM再生処理の実行後、メインCPU16は、ステップS5の保留処理を実行する。すなわち、保留状態にあるか否かを判断し、保留状態にあるときは、スピーカ48および50からBGMまたは上述した電子音を保留音として出力させるとともに、相手方に対し当該保留音を送信する。この保留処理についても、後で詳しく説明する。
【0053】
さらに、メインCPU16は、ステップS7のサブCPU連携処理を実行する。このサブCPU連携処理においては、サブCPU38から操作キー36の操作内容を受け取ったり、或いはサブCPU38に対して電話が掛かってきたことを伝えたりするなど、当該サブCPU38との間で各種情報(指示)を交換する。
【0054】
このステップS7のサブCPU連携処理の実行後、メインCPU16は、ステップS9のインターネットラジオ受信処理を実行する。このインターネットラジオ受信処理においては、インターネットラジオ放送が受信されている状態にあるか否かを判断し、受信中の場合には、受信されたコンテンツをスピーカ48および50から出力させるべく、上述した一連の処理を実行する。
【0055】
そして、メインCPU16は、ステップS11のハードディスク制御処理を実行する。このハードディスク制御処理において、メインCPU16は、ハードディスクドライブ56が音源とされているか否かを判断し、音源とされている場合には、上述の如く当該ハードディスク56に記録されている圧縮音声ファイルに従うコンテンツをスピーカ48および50から出力させるべく、上述した一連の処理を実行する。そして、このハードディスク制御処理の実行後、メインCPU16は、ステップS1の通話処理から繰り返す。
【0056】
さて、ステップS3のBGM再生処理において、メインCPU16は、具体的には次のような処理を実行する。
【0057】
すなわち、図5を参照して、メインCPU16は、ステップS101において、外部から電話が掛かってきたか否か(着信の有無)、若しくはダイヤル操作によってこちらから電話が掛けられたか否か(発信の有無)を判断する。なお、この判断は、上述したステップS1の通話処理の処理結果に基づいて行われる。
【0058】
ステップS101において電話の着信または発信が有ったと判断すると、メインCPU16は、ステップS103に進み、何らかのコンテンツが再生(出力)されているか否か、つまりインターネットラジオ受信機,CDプレーヤ52,AM/FMチューナ54およびハードディスクドライブ56のいずれかが音源とされているか否かを判断する。この判断は、図4におけるステップS7のサブCPU連携処理の処理結果に基づいて行われる。
【0059】
このステップS103において何らのコンテンツも再生されていない場合、メインCPU16は、このBGM再生処理を終了して、次の保留処理を実行する。一方、何らかのコンテンツが再生されている場合は、ステップS103からステップS105に進み、現在再生されているコンテンツの種類を、自身に内蔵された保存手段としてのレジスタRaに記憶する。ここで、コンテンツの種類とは、インターネットラジオ放送が受信されているときは、受信チャネルのことを言う。一方、AM放送またはFM放送が受信されているときは、チューニングされているAM放送局またはFM放送局のことを言う。さらに、ハードディスクドライブ56が音源とされているときは、再生中の圧縮音声ファイルが記録されているフォルダのことを言う。そして、CDプレーヤ52が音源とされているときは、当該CDプレーヤ52自体を言う。
【0060】
そして、メインCPU16は、ステップS107において現在のスピーカ48および50の音量、つまりアンプ回路46の増幅率に関する情報を、サブCPU38から取得するとともに、取得した情報を、自身に内蔵されたレジスタRbに記憶する。
【0061】
さらに、メインCPU16は、ステップS109で上述した電話帳を参照し、電話を掛けてきた相手方または電話の呼出先となる相手方を特定する。そして、ステップS111で当該相手方が電話帳に登録されているか否かを判断し、登録されている場合には、ステップS113に進む。そして、このステップS113で、電話帳を参照し、相手方に応じたコンテンツの種類を認識する。
【0062】
ステップS113においてコンテンツの種類を認識した後、メインCPU16は、ステップS115に進み、当該ステップS113で認識したコンテンツの種類が現在スピーカ48および50から出力されているコンテンツの種類と同一であるか否かを判断する。ここで、各コンテンツが互いに同一である場合、メインCPU16は、ステップS117においてスピーカ48および50の音量がBGMに適した音量になるように、サブCPU38に伝える。
【0063】
一方、ステップS113で認識したコンテンツの種類が現在スピーカ48および50から出力されているコンテンツの種類と異なる場合、メインCPU16は、ステップS115からステップS119に進む。そして、当該ステップS113で認識した種類のコンテンツがスピーカ48および50から出力されるように、当該コンテンツの種類を変更する。そして、ステップS121において、自身に内蔵されたフラグFaに“1”を設定した後、ステップS117に進む。なお、フラグFaは、ステップS121においてコンテンツの種類が自動的に変更されたか否かを表す指標であり、当該フラグFaが“1”のときは、コンテンツの種類が自動的に変更されたことを表す。このフラグFaが“0”のときは、コンテンツの種類が自動的に変更されていないこと、換言すればステップS119が実行されていないことを表す。また、BGMが流れている環境下で当該BGMとしてのコンテンツの種類が変更された場合も、フラグFaは“0”になる。
【0064】
ステップS117においてスピーカ48および50の音量を設定した後、メインCPU16は、ステップS123においてAGC回路58の出力レベルがBGMに適したレベルになるように当該AGC回路58を制御する。そして、ステップS125でAGC回路58からPCMコーデック30への信号の入力を有効化するよう当該PCMコーデック30を制御し、さらにステップS127で自身に内蔵されたフラグFbに“1”を設定して、このBGM再生処理を終了する。なお、フラグFbは、AGC回路58からPCMコーデック30への信号の入力が有効化されているか否か、換言すれば相手方にBGMが送られているか否か、ひいてはBGMが出力されているか否かを表す指標であり、当該フラグFbが“1”のとき、BGMが出力されていることを表す。一方、フラグFbが“0”のときは、BGMが出力されていないことを表す。
【0065】
上述のステップS101において、電話の着信または発信が無い場合、メインCPU16は、図6のステップS129に進む。そして、このステップS129において、相手方との通話が終了したか否かを判断する。この判断もまた、図4に示すステップS1の通話処理の処理結果に基づいて行われる。
【0066】
ステップS129において相手方との通話が終了したと判断すると、メインCPU16は、ステップS131に進み、上述のフラグFbに“1”が設定されているか否かを判断する。ここで、フラグFbに“0”が設定されている場合、つまりBGMが出力されていない場合、メインCPU16は、このBGM再生処理を終了する。
【0067】
一方、フラグFbに“1”が設定されている場合、メインCPU16は、ステップS133に進み、AGC回路58からPCMコーデック30への信号の入力を無効化する。そして、ステップS135でフラグFaに“1”が設定されているか否かを判断し、“1”が設定されている場合、つまり現在BGMとして出力されているコンテンツが図5のステップS119で電話帳に基づいて自動的に設定されたものである場合には、ステップS137に進む。そして、このステップS137において、レジスタRaの記憶内容に基づいてコンテンツの種類を変更した後、ステップS139に進む。フラグFaに“1”が設定されていない場合には、ステップS137をスキップして、直接ステップS139に進む。
【0068】
ステップS139において、メインCPU16は、フラグFcに“0”が設定されているか否かを判断する。ここで、フラグFcは、BGMが出力されている最中にスピーカ48および50の音量が変更されたか否かを表す指標であり、当該フラグFcが“1”であるとき、スピーカ48および50の音量が変更されたことを表す。一方、フラグFcが“0”のときは、BGMが出力されている最中にスピーカ48および50の音量が変更されていないことを表す。
【0069】
ステップS139においてフラグFcに“0”が設定されている場合、つまりBGMが出力されている最中にスピーカ48および50の音量が変更されていない場合、メインCPU16は、ステップS141に進み、レジスタRbの記憶内容に基づいて当該スピーカ48および50の音量を調整する。つまり、BGMが出力される前の元の音量に戻す。そして、ステップS143において、フラグFa,FbおよびFcのそれぞれに、“0”を設定して、このBGM再生処理を終了する。ステップS139において、フラグFcに“1”が設定されている場合には、ステップS141をスキップして、直接ステップS143に進む。
【0070】
さらに、上述のステップS129において相手方との通話が終了していないと判断すると、メインCPU16は、図7のステップS145に進む。そして、このステップS145において現在通話中であるか否かを判断する。この判断もまた、図4に示すステップS1の通話処理の処理結果に基づいて行われる。
【0071】
ステップS145において通話中でないと判断した場合、メインCPU16は、このBGM再生処理を終了する。一方、通話中であると判断した場合、メインCPU16は、ステップS145からステップS147に進み、フラグFbに“1”が設定されているか否かを判断する。
【0072】
ここで、フラグFbに“1”が設定されている場合、メインCPU16は、ステップS149に進み、BGMが出力されている最中にコンテンツの種類が変更されたか否かを判断する。この判断は、図4に示すステップS3のサブCPU連携処理の処理結果に基づいて行われる。
【0073】
ステップS149においてコンテンツの種類が変更されたと判断した場合、メインCPU16は、ステップS151においてフラグFaに“0”を設定して、このBGM再生処理を終了する。これとは反対に、コンテンツの種類が変更されていない場合には、メインCPU16は、ステップS149からステップS153に進み、BGMが出力されている最中にスピーカ48および50の音量が変更されたか否かを判断する。この判断もまた、図4に示すステップS3のサブCPU連携処理の処理結果に基づいて行われる。
【0074】
ステップS153においてスピーカ48および50の音量が変更されたと判断した場合、メインCPU16は、ステップS155においてフラグFcに“1”を設定し、このBGM再生処理を終了する。一方、スピーカ48および50の音量が変更されていない場合、メインCPU16は、ステップS153からステップS157に進む。そして、このステップS157において、BGMが出力されている最中に当該BGM(コンテンツ)の再生が停止されたか否かを判断する。この判断もまた、図4に示すステップS3のサブCPU連携処理の処理結果に基づいて行われる。
【0075】
ステップS157においてBGMの再生が停止されたと判断すると、メインCPU16は、ステップS159においてAGC回路58からPCMコーデック30への信号の入力を無効化し、さらにステップS161においてフラグFa,FbおよびFcのそれぞれに“0”を設定し、このBGM再生処理を終了する。一方、BGMの再生が停止されていない場合には、メインCPU16は、ステップS157からステップS163に進む。そして、このステップS163において上述したBGMキー36aが押下されたか否かを判断する。
【0076】
このステップS163においてBGMキー36aが押下されたと判断した場合、メインCPU16は、BGM機能を無効化するべく、ステップS159に進む。一方、BGMキー36aが押下されていない場合には、このBGM再生処理を終了する。
【0077】
さらに、上述のステップS147においてフラグFbに“1”が設定されていない場合、つまりBGMが出力されていない場合、メインCPU16は、ステップS165に進む。そして、このステップS165においてBGMキー36aが押下されたか否かを判断し、BGMキー36aが押下されていないと判断した場合には、このBGM再生処理を終了する。一方、BGMキー36aが押下されたと判断した場合は、ステップS167に進む。
【0078】
ステップS167において、メインCPU16は、フラグFdに“0”が設定されているか否かを判断する。このフラグFdは、上述した保留状態にあるか否かを表す指標であり、当該フラグFdが“1”であるときは、保留状態にあることを表す。一方、フラグFdが“0”であるときには、保留状態にないことを表す。このステップS167においてフラグFdに“0”が設定されていないとき、つまり保留状態にあるときは、メインCPU16は、このBGM設定処理を終了する。つまり、保留状態にあるときは、BGMキー36aの操作は無視される。これとは反対に、フラグFdに“0”が設定されているときは、ステップS169に進む。
【0079】
ステップS169において、メインCPU16は、現在何らかのコンテンツが再生(出力)されているか否かを判断する。ここで、何らのコンテンツも再生されていない場合は、このBGM再生処理を終了する。一方、何らかのコンテンツが再生されている場合には、ステップS169からステップS171に進み、AGC回路58の出力レベルがBGMに適したレベルになるように当該AGC回路58を制御する。
【0080】
また、このときはAGC回路58からPCMコーデック30への信号の入力が無効化されている状態にあるので、メインCPU16は、ステップS173において当該信号の入力を有効化するようにPCMコーデック30を制御する。そして、ステップS179でフラグFbに“1”を設定して、このBGM再生処理を終了する。
【0081】
一方、図4におけるステップS5の保留処理において、メインCPU16は、具体的には次のような処理を実行する。
【0082】
すなわち、図8を参照して、メインCPU16は、ステップS201において、現在通話中であるか否かを判断する。この判断は、上述したように図4に示すステップS1の通話処理の処理結果に基づいて行われる。
【0083】
このステップS201において通話中であると判断すると、メインCPU16は、ステップS203に進み、保留キー36bが押下されたか否かを判断する。ここで、保留キー36bが押下されたと判断すると、メインCPU16は、ステップS205において上述したフラグFdに“1”が設定されているか否かを判断する。
【0084】
このステップS205においてフラグFdに“1”が設定されていると判断した場合、つまり現在保留状態にある場合、メインCPU16は、ステップS207に進み、フラグFeに“0”が設定されているか否かを判断する。ここで、フラグFeは、疑似音発生回路20による電子音が保留音として出力されているか否かを表す指標であり、このフラグFeが“1”のとき当該電子音が保留音として出力されていることを表す。一方、フラグFeが“0”のときは、当該保留音としての電子音が出力されていないことを表す。
【0085】
ステップS207においてフラグFeに“0”が設定されている場合、つまり保留音としての電子音が出力されていない場合、メインCPU16は、ステップS209に進み、フラグFbに“1”が設定されているか否かを判断する。ここで、フラグFbに“1”が設定されている場合、つまりBGMが出力されている場合は、ステップS211においてAGC回路58の出力レベルがBGMに適したレベルとなるように当該AGC回路58を制御する。そして、ステップS213において送話用のアンプ回路34からPCMコーデック30への送話信号の入力が有効化されるよう当該PCMコーデック30を制御する。さらに、ステップS215でフラグFdに“0”を設定した後、この保留処理を終了する。
【0086】
一方、フラグFbに“1”が設定されていない場合には、メインCPU16は、ステップS209からステップS217に進む。そして、このステップS217においてAGC回路58からPCMコーデック30への信号の入力を無効化した後、ステップS213に進む。
【0087】
さらに、ステップS207においてフラグFeに“0”が設定されていない場合、メインCPU16は、ステップS219に進む。そして、このステップS219において疑似音発生回路20を制御して保留音としての電子音の出力を停止させ、さらにステップS221においてフラグFeに“0”を設定した後、ステップS213に進む。
【0088】
また、上述のステップS205においてフラグFdに“1”が設定されていないと判断した場合、メインCPU16は、ステップS223に進み、送話用のアンプ回路34からPCMコーデック30への送話信号の入力を無効化し、さらにステップS225において現在コンテンツが再生されているか否かを判断する。この判断は、上述したように図4に示すステップS7のサブCPU連携処理の処理結果に基づいて行われる。
【0089】
ステップS225においてコンテンツが再生されていると判断した場合、メインCPU16は、ステップS227に進み、AGC回路58の出力レベルが保留音として適したレベルになるように当該AGC回路58を制御する。そして、ステップS229においてフラグFbに“1”が設定されているか否かを判断する。
【0090】
このステップS229においてフラグFbに“1”が設定されている場合、つまりBGMが出力されている場合、メインCPU16は、ステップS231に進み、フラグFdに“1”を設定して、この保留処理を終了する。一方、フラグFbに“1”が設定されていない場合は、ステップS233においてAGC回路58からPCMコーデック30への信号の入力を有効化させた後、ステップS231を経て、この保留処理を終了する。
【0091】
ステップS225においてコンテンツが再生されていないと判断した場合は、メインCPU16は、ステップS235に進む。そして、このステップS235で疑似音発生回路20を制御して保留音としての上述した電子音を出力させ、さらにステップS237においてフラグFeに“1”を設定した後、ステップS231を経て、この保留処理を終了する。
【0092】
さらに、上述のステップS203において保留キー36bが押下されていないと判断した場合、メインCPU16は、図9のステップS239に進む。そして、このステップS239においてフラグFdに“1”が設定されているか否かを判断する。ここで、フラグFdに“1”が設定されていない場合は、この保留処理を終了する。一方、フラグFdに“1”が設定されている場合、ステップS241においてコンテンツの再生が停止されたか否かを判断する。この判断は、上述したように図4に示すステップS3のサブCPU連携処理の処理結果に基づいて行われる。
【0093】
ステップS241において、コンテンツの再生が停止されていない場合、メインCPU16は、この保留処理を終了する。これとは反対に、コンテンツ再生が停止された場合、ステップS243においてフラグFeに“0”が設定されているか否かを判断する。
【0094】
このステップS243においてフラグFeに“0”が設定されていない場合、メインCPU16は、一連の保留処理を終了する。一方、フラグFeに“0”が設定されている場合は、ステップS245において疑似音発生回路20を制御して保留音としての上述した電子音を発生させ、さらにステップS247においてフラグFeに“1”を設定して、この保留処理を終了する。
【0095】
図8のステップS201において現在通話中でないと判断した場合、メインCPU16は、図10のステップS249に進む。そして、このステップS249においてフラグFdに“1”が設定されているか否かを判断する。ここで、フラグFdに“1”が設定されていない場合には、一連の保留処理を終了する。一方、フラグFdに“1”が設定されている場合には、ステップS251に進み、フラグFeに“1”が設定されているか否かを判断する。
【0096】
このステップS251においてフラグFeに“1”が設定されている場合、メインCPU16は、ステップS253において疑似音発生回路20を制御して保留音としての電子音の出力を停止させ、さらにステップS255において当該フラグFeに“0”を設定した後、ステップS257に進む。一方、フラグFeに“1”が設定されていない場合には、ステップS253およびステップS255をスキップして、直接ステップS257に進む。そして、このステップS257においてフラグFdに“0”を設定し、一連の保留処理を終了する。
【0097】
以上の説明から判るように、この実施例の電話機10によれば、インターネットラジオ受信機,CDプレーヤ52,AM/FMチューナ54およびハードディスクドライブ56のいずれかを音源とするコンテンツが再生されているとき、電話帳に登録された者から電話が掛かってくるか、若しくは当該電話帳に登録された者に対して電話が掛けられると、その相手方の好みに応じたBGMがスピーカ48および50から出力される。さらに、このBGMは、オペレータの送話音とミキシングされて相手方にも送られる。したがって、相手方に応じたムードでリラックスしながら通話を行うことができる。このことは、一般の電話回線を利用する電話通信サービスに比べて通話料金が格段に安いIP電話サービスにおいて、長電話の傾向が予想されることを鑑みると、極めて有効である。
【0098】
また、保留状態になったとき、相手方の好みに応じたコンテンツが保留音として流れる。したがって、保留状態で相手方を待たせるときに当該相手方が感じる退屈さを緩和することができる。
【0099】
さらに、BGMが流れている環境下での通話が終わると、電話機10は自動的に通話前の状態に戻る。したがって、通話が行われる度に、オペレータがわざわざ手動で通話前の状態に戻す必要はない。
【0100】
なお、この実施例では、電話機10がIP電話機である場合について説明したが、一般の電話回線を使用する電話機にも、この発明を適用することができる。
【0101】
また、音源は、インターネットラジオ受信機,CDプレーヤ52,AM/FMチューナ54およびハードディスクドライブ56に限定されるものではない。さらに、CDブレーヤ52に代えて複数枚のCDを収容できるCDチェンジャを用い、このCDチェンジャに収容されているCDのうち相手方の好みに応じたCDに収録されているコンテンツをBGMとして流してもよい。
【0102】
そして、インターネットへの接続は、有線でもよいし無線でもよい。また、受話器36とコンテンツ再生装置10本体との間も、有線式および無線式のいずれでもよい。さらに、受話器36の他に、いわゆる子機を設けてもよい。そして、操作キー36とは別に、ダイヤル操作のための専用のキーを設けてもよい。
【0103】
また、メインCPU16の他にサブCPU38を設けたが、サブCPU38を設けずに、当該サブCPU38による言わばマン・マシン・インタフェース処理についても、メインCPU16によって実行するようにしてもよい。そして、メインCPU16およびDSP18をASICによって一体に構成したが、これらを別固体として設けてもよい。さらに、DSP18を含むメインCPU16として高速かつ高性能なものを用いたが、これに代えて、比較的に低速かつ低性能なCPUおよびDSPをそれぞれ2つずつ設け、一方のCPUおよびDSPをIP電話機用の処理に用い、他方のCPUおよびDSPをインターネットラジオ受信機用の処理に用いてもよい。
【0104】
そして、スピーカ28および30に入力される音声信号の周波数特性、つまり当該スピーカ28および30の出力音の音質を調整するための音質調整回路(イコライザ)を設けてもよい。また、相手方に応じて当該音質を当該相手方の好みの音質に変更するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】図1におけるハードディスクドライブ内のファイル構成を示す図解図である。
【図3】図1における電話帳の内容を概念的に示す図解図である。
【図4】図1におけるメインCPUの動作を示すフロー図である。
【図5】図4におけるBGM再生処理の一部を示すフロー図である。
【図6】図5に続くフロー図である。
【図7】図6に続くフロー図である。
【図8】図4における保留処理の一部を示すフロー図である。
【図9】図8に続くフロー図である。
【図10】図9とは別のルートで図8に続くフロー図である。
【符号の説明】
10…電話機
14…LANコントローラ
16…メインCPU
18…DSP
40…フラッシュメモリ
44…音源切換回路
48,50…スピーカ
52…CDプレーヤ
54…AM/FMチューナ
56…ハードディスクドライブ

Claims (5)

  1. 複数の識別子にそれぞれ割り当てられた複数の可聴コンテンツを管理するコンテンツ管理情報を記憶するメモリ、
    少なくとも前記複数の識別子の1つである所望の識別子に対応する電話機との通話処理を電話着信/発信が発生したときに実行する通話処理手段、
    前記所望の識別子に割り当てられた可聴コンテンツを前記メモリに記憶されたコンテンツ管理情報を参照して検出する検出手段、
    指定された可聴コンテンツを前記通話処理の実行に関係なく再生する再生手段、
    前記再生手段によって再生される可聴コンテンツを前記検出手段によって検出された可聴コンテンツに変更する第1変更手段、
    前記再生手段によって再生される可聴コンテンツを前記第1変更手段によって変更される前の可聴コンテンツに変更する第2変更手段、
    前記再生手段によって再生される可聴コンテンツが前記検出手段によって検出された可聴コンテンツと同一であるか否かを前記電話着信/発信が発生したときに判別し、判別結果が肯定的であるとき前記再生手段によって再生される可聴コンテンツの指定を現状維持とする一方、判別結果が否定的であるとき前記第1変更手段を起動する第1判別手段、および
    前記第1判別手段の判別処理に関連して前記第1変更手段が起動されたか否かを前記通話処理が終了したときに判別し、判別結果が否定的であるとき前記再生手段によって再生される可聴コンテンツの指定を現状維持とする一方、判別結果が肯定的であるとき前記第2変更手段を起動する第2判別手段を備える、電話機。
  2. 前記再生手段によって再生される可聴コンテンツを送話信号に多重する多重手段をさらに備える、請求項1記載の電話機。
  3. 前記多重手段によって多重される可聴コンテンツのレベルを通話状態と保留状態との間で変更するレベル変更手段をさらに備える、請求項2記載の電話機。
  4. 可聴コンテンツを各々が出力する複数の音源、および
    前記複数の音源のいずれか1つを選択する選択手段をさらに備え、
    前記第1変更手段および前記第2変更手段の各々は共通の音源から出力される可聴コンテンツの間で変更処理を行う、請求項1ないし3のいずれかに記載の電話機。
  5. 前記再生手段は前記可聴コンテンツをBGMとして再生する、請求項1ないし4のいずれかに記載の電話機。
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