JP3937609B2 - イヤーパッド - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、バーチカルタイプのヘッドホンのハウジングに装着するイヤーパッドに関する。詳しくは、ドライバーユニットを内蔵するハウジングを覆う被覆部と、ハウジングの側面側より挿入するための開口部とを備える構成とすることによって、バーチカルタイプのヘッドホンのハウジングに容易に装着できるようにしたイヤーパッドに係るものである。
【0002】
【従来の技術】
軽量タイプのヘッドホンには、一般に、ドライバーユニットが内蔵されたハウジングを耳にのせて使用する耳のせタイプのヘッドホンと、ドライバーユニットが外耳道に正対するように上記ハウジングを耳内に挿入して使用するバーチカルタイプのヘッドホンがある。
【0003】
図10は、耳のせタイプのヘッドホンの一例を示している。このヘッドホン10は、ドライバーユニット(図示せず)を内蔵する左右のハウジング11L、11Rと、これらハウジング11L、11Rをそれぞれ支持する左右のハンガー12L、12Rと、これらハンガー12L、12Rを摺動自在に固定するヘッドバンド13と、音響機器に接続するためのプラグ14と、このプラグ14よりハウジング11L、11Rに内蔵されたドライバーユニットに音声信号を供給するケーブル15とから構成されている。
【0004】
この場合、ハンガー12L、12Rは、それぞれハウジング11L、11Rをドライバーユニットの背面側に対応する部位で支持する構成となっている。そして、ハウジング11L、11Rには、図11に示すように、正面側および側面周囲を覆うようにイヤーパッド16L、16Rが装着されている。なお、図11において、17Lは、ドライバーユニットである。ハウジング11L、11Rをイヤーパッド16L、16Rで被覆することで、耳への装着感の向上、外部への音漏れ防止等が図られている。
【0005】
次に、図9は、バーチカルタイプのヘッドホンの一例を示している。このヘッドホン20は、ドライバーユニット(図示せず)を内蔵する左右のハウジング21L、21Rと、これらハウジング21L、21Rをそれぞれ支持する左右のハンガー22L、22Rと、これらハンガー22L、22Rを摺動自在に固定するヘッドバンド23と、音響機器に接続するためのプラグ24と、このプラグ24よりハウジング21L、21Rに内蔵されたドライバーユニットに音声信号を供給するケーブル25とから構成されている。
【0006】
上述したように、バーチカルタイプのヘッドホンは、ドライバーユニットが外耳道に正対するようにハウジングを耳内に挿入して使用するものであり、ハンガー22L、22Rを、ドライバーユニットの側面に対応する部位で支持する構成となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述したバーチカルタイプのヘッドホン20のハウジング21L、21Rに装着するイヤーパッドは従来存在していない。上述したように、ハウジング21L、21Rの側面がそれぞれハンガー22L、22Rで支持される構成となっているため、ハウジング11L、11Rの背面がそれぞれハンガー12L、12Rで支持される構成の図10に示す耳のせタイプのヘッドホン10におけるイヤーパッド16L、16Rと同様のイヤーパッドを装着することはできない。
【0008】
ハウジング21L、21Rにイヤーパッドが装着されていない場合、例えば、バーチカルタイプのヘッドホン20を航空機内で乗客サービスとして使用する場合、上述したようにハウジング21L、21Rを直接耳内に挿入して使用するものであるため、衛生面での問題が生じる。また、ハウジング21L、21Rにイヤーパッドが装着されていない場合、装着感が低下するという不都合もある。
【0009】
そこで、この発明では、バーチカルタイプのヘッドホンのハウジングに容易に装着し得るイヤーパッドを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るイヤーパッドは、ドライバーユニットが外耳道に正対するようにドライバーユニットを内蔵するハウジングを耳内に挿入して使用するバーチカルタイプのヘッドホンに使用されるイヤーパッドであって、ハウジングの正面側に配されるシート状の第1の部材と、ハウジングの背面側に配されるシート状の第2の部材とを備え、第1及び第2の部材が、外周縁部を互いに接着されて袋状の被覆部を成し、被覆部で接着された部分以外を非接着部とすると、当該非接着部がハウジングを挿入するための開口部を構成することを特徴とするイヤーパッドである。
【0011】
この発明において、イヤーパッドは開口部を有する袋状のものとなる。ハウジングをその開放されている側面側より開口部を通してイヤーパッドの内部に挿入することで、イヤーパッドをハウジングに容易に装着し得る。
【0012】
ヘッドホンを使用する都度、イヤーパッドを交換することで、バーチカルタイプのヘッドホンの衛生面での管理が容易となる。また、ハウジングにイヤーパッドを装着することで、バーチカルタイプのヘッドホンの装着感が向上する。
【0013】
また、上記イヤーパッドはドライバーユニットの正面側または背面側に対向する一部分を切り欠いても構わない。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照しながら、この発明の実施の形態について説明する。図1Aおよび図1Bは、それぞれ実施の形態としてのイヤーパッド30の斜視図および平面図を示している。このイヤーパッド30は、バーチカルタイプのヘッドホンのハウジングに装着されるものである。
【0015】
このイヤーパッド30は、ヘッドホンのドライバーユニットが内蔵されたハウジングを覆う被覆部52cと、ハウジングを開放されている側面側より挿入するための開口部52bとを有している。被覆部52cは、ドライバーユニットの正面側に配される第1の部材52c1とその背面側に配される第2の部材52c2とからなり、開口部52bを除く部位の外周縁52aがある面寸法で接着された構成となっている。
【0016】
ここで、イヤーパッド30の被覆部52cの素材としては、例えばウレタンフォームなどの多泡性物質が使用されている。ウレタンフォームの有する特性は弾力・伸縮性、感触性に富んでいることである。この特性はヘッドホンのイヤーパッドの素材に用いるのに大変適している。すなわち弾力・伸縮性はパッドの装着性を高めるものであり、感触性はイヤーパッドが耳の肌への感触性を向上させるものである。
【0017】
次に、上述したイヤーパッド30の製造方法について説明する。図2はイヤーパッド30の製造工程を示している。イヤーパッド30の製造工程は大きく分けて二つの工程からなる。すなわち、接着切断工程Aを経て、中央切断工程Bに移る。各工程について以下に詳細を説明する。
【0018】
(A)接着切断工程(図2A参照)
ウレタンフォームなどの素材シート51を上下に2枚重ね合わせて、受け治具としてのベース60の上に載せ、上方より接着工具40で押圧し、外周縁51aとなるべき箇所を接着しながら略楕円形状のパッド52を切断して得る。
【0019】
ここで接着工具40は図3に示すように、中空形状で下面外側に切断刃40aが形成されていると共に、その内側に平坦な接着面40bが形成されている。図4には接着されたパッド52の外周縁52aを拡大して図示するものである。図に示すように、切断された素材シート51の外周縁の端部より、接着工具40の接着面40bに相当する接着面の寸法をもって、上下の素材シート51が接着される。この接着工具40による接着は、高周波ウエルダー(超音波接着)や加熱(熱融着)などにより行われる。また実際のイヤーパッドの量産時においては、図5にパッド52の切断跡53を示すように、多数個のパッド52が同時に製造されるように、幅の広い素材シート51が用いられる。
【0020】
(B)中央切断工程(図2B参照)
接着切断工程で製造されたパッド52を、その長手方向を左右にして、その中心で左右対称に切断する。切断されたパッドは一対で左右のイヤーパッド30、30となる。
【0021】
図6は、上述の製造方法によって製造されたイヤーパッド30をバーチカルタイプのヘッドホンのハウジング21Lに装着する際の様子を示している。図6に示すように、ヘッドホンのハウジング21Lをその開放されている側面側よりイヤーパッド30の開口部52bを通して内部に挿入することで、人の手で容易に装着できる。図7は、装着後の状態を示している。なお、図6、図7は左側のみを示している。
【0022】
上述したように、この発明によるイヤーパッドは、ヘッドホンのハウジングを挿入するために、その一端が開口されていて、袋状に形成されている。また、弾力・伸縮性を有する素材が用いられているため、ヘッドホンのハウジングに人の手で容易に装着できると共に、同じく取り外しも容易に行うことができる。
【0023】
なお、上述の実施の形態においてイヤーパッド30は、ハウジング21の正面側および背面側を全面的に被覆するものであるが、ハウジング21に内蔵されるドライバーユニットの正面側または背面側に対向する一部分を切り欠くことも考えられる。図8に示すイヤーパッド30aは、ハウジング21Rに内蔵されるドライバーユニットの正面側に対向する一部分に切り欠き部54を設けたものである。このイヤーパッド30aは、ドライバーユニットの正面側に対向する部分に切り欠き部54を設けることにより、ドライバーユニットより発生される音声が、イヤーパッド30aの素材に阻害されることなく、直接的に外耳道内に放射されるので高音域の品質を落とすことがなくなるという利益がある。
【0024】
また、上述した実施の形態においては、イヤーパッド30の形状を半楕円形状としたものであるが、これに限定されるものではなく、ハウジングの形状に、合わせたものとするを可とする。
【0025】
【発明の効果】
この発明によれば、ドライバーユニットを内蔵するハウジングを覆う被覆部と、ハウジングの側面側より挿入するための開口部とを備える構成としたイヤーパッドであり、バーチカルタイプのヘッドホンのハウジングに容易に装着できる。イヤーパッドをハウジングに装着することにより、耳への装着感が向上する。またヘッドホンの不特定多数の利用の場合においては、ヘッドホンを使用の都度、イヤーパッドを交換することで、衛生管理面での管理が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のイヤーパッドの外観を示す図である。
【図2】イヤーパッドの製造工程を説明する図である。
【図3】接着工具の切断刃の部分を拡大して示す図である。
【図4】イヤーパッドの外周縁部分を拡大して示す図である。
【図5】イヤーパッドの量産時に使用する素材シートを説明する図である。
【図6】この発明のイヤーパッドをハウジングに装着する際の様子を示す図である。
【図7】ハウジングに装着されたイヤーパッドの外観を示す図である。
【図8】切り欠き部を設けたイヤーパッドの外観を示す図である。
【図9】従来のバーチカルタイプのヘッドホンの外観を示す図である。
【図10】従来の耳のせタイプのヘッドホンの外観を示す図である。
【図11】従来の耳のせタイプのヘッドホンのハウジング部を拡大して示す図である。
【符号の説明】
10 耳のせタイプのヘッドホン
11,21 ハウジング
16,30 イヤーパッド
20 バーチカルタイプのヘッドホン
40 接着工具
40a 切断刃
40b 接着面
51 素材シート
52 パッド
52a 外周縁
52b 開口部
52c 被覆部
54 切り欠き部

Claims (1)

  1. ドライバーユニットが外耳道に正対するように上記ドライバーユニットを内蔵するハウジングを耳内に挿入して使用するバーチカルタイプのヘッドホンに使用されるイヤーパッド であって、
    上記ハウジングの正面側に配されるシート状の第1の部材と、
    上記ハウジングの背面側に配されるシート状の第2の部材とを備え、
    上記第1及び第2の部材が、外周縁部を互いに接着されて袋状の被覆部を成し、
    上記被覆部で接着された部分以外を非接着部とすると、
    当該非接着部が上記ハウジングを挿入するための開口部を構成することを特徴とするイヤーパッド。
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