JP3936377B1 - 電子体温計 - Google Patents

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Abstract

【課題】 外界が暗く検温表示が見難い場合に表示手段を明るくし、もって電源の消費量の節約を可能にする電子体温計を提供する。
【解決手段】 温度測定手段としてのサーミスタ16で測定した温度の測定結果に基づいて実体温の値を数値表示する表示手段としての液晶表示装置13を備える電子体温計であって、体温の測定動作の開始を伝えるスイッチ14と、体温の測定動作の開始時に外界の光量を検出する受光手段としてのフォトダイオード15と、外界の光量が所定値以下である時の体温の測定中、もしくは実体温の測定完了時に液晶表示装置13の実体温の数値表示を明るくする光源としてのLED24とを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、体温測定に際する表示手段としての液晶表示装置近傍の発光に伴う電源消費量の低減化に有利である電子体温計に関する。
従来より電子体温計には、プローブにサーミスタを用いた腋の下検温用や舌検温用等の所謂熱量の検出に基づく電子体温計や、プローブに光ファイバを用いた鼓膜検温用の所謂赤外線の検出に基づく電子体温計が一般に多く知られている。
しかしながら、電子体温計で実体温を検出しても暗所においてはその数値表示を読取ることは困難であり、そのため、その数値表示を発光させるという電子体温計が創案されて既に流通されている(例えば、非特許文献1参照)。
http://www.terumo.co.jp/press/2005/020.html
しかしながら、非特許文献1に示す電子体温計は、スイッチオンの後、外界が明るくとも検温時に逐一バックライトが点灯して表示装置が発光するので、無駄に電源の消費量が大きくなるという問題があった。
本発明は、上記従来の技術の問題を解決し、外界が暗く検温表示が見難い場合に表示手段としての表示装置を明るくし、もって電源の消費量の節約を可能にする電子体温計を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、温度測定手段で測定した温度の測定結果に基づいて実体温の値を数値表示する表示手段を備える電子体温計であって、前記体温の測定動作の開始を伝えるスイッチと、前記体温の測定動作の開始時に外界の光量を検出する受光手段と、前記外界の光量が所定値以下である時の前記体温の測定中、もしくは前記実体温の測定完了時に前記表示手段の前記実体温の数値表示を明るくする光源とを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、温度測定手段で測定した温度の測定結果に基づいて実体温の値を数値表示する表示手段を備える電子体温計であって、太陽電池と、前記太陽電池からの電力を充電するバッテリと、前記体温の測定動作の開始を伝えるスイッチと、前記体温の測定動作の開始に伴い前記バッテリの電力を利用しての前記体温の測定中、もしくは前記実体温の測定完了時に前記表示手段の前記実体温の数値表示を明るくする光源とを備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、前記体温の測定に際して、その測定温度の変化率に基づいて前記実体温を求める実温度演算手段を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、温度測定手段で測定した温度の測定結果に基づいて実体温の値を数値表示する表示手段を備える電子体温計であって、太陽電池と、前記太陽電池からの電力を充電するバッテリと、外界の光量が低く前記バッテリへの充電が途絶えた場合でも前記バッテリの電力で人間が認識し得る時間の所定の経過時間毎に前記温度測定手段に基づく温度測定を単発的に行い、その温度測定に所定値以上の変化がある時、前記温度測定の継続とともにその変化率に基づいて前記実体温を求める実体温演算手段と、前記体温の測定動作の開始に伴い前記体温の演算中、もしくは前記実体温の演算完了時に前記表示手段の前記実体温の数値表示を明るくする光源とを備えることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、前記温度測定手段を収めるプローブに、少なくとも比較的に断熱性のある着脱自在のキャップを備えることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、前記表示手段は液晶表示装置であることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、前記光源はLEDであることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、前記光源は前記表示手段の表面周囲の少なくとも一部に備えたLEDであることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、前記光源は前記表示手段の背面に備えたLEDであることを特徴とする。
本発明によれば、外界が暗く、即ち室内が夜間で暗く検温表示が見難い場合に表示手段としての表示装置を明るく照らし、もって電源の消費量の節約を可能にして使用コストを低減し得る電子体温計を提供することができる。
以下、本発明の第1の実施の形態に係る電子体温計について説明する。図1は第1の実施の形態に係る電子体温計の外観構成を示す正面図である。
図1に示すように、本例の電子体温計1のハウジング11の本体側12には、表示手段としての液晶表示装置13が装着されている。本体側12の液晶表示装置13の一方の付近には電子体温計1自体の動作の有無を操作するスイッチ14が装着されており、他方の付近には受光手段としてのフォトダイオード15が装着されている。フォトダイオード15は外界の光量に応じた電圧を出力する。
一方、ハウジング11の本体側12の先端の方向には、温度測定手段としてのサーミスタ(図2参照)16を収容するプローブ17が構成されており、プローブ17のサーミスタ16を収容する先端側は熱伝導性の良い素材からなる受熱部18が装着されている。サーミスタ16は受熱部18の内側に接触されており、受熱部18を介して体温の温度の影響を受けるとともに体温に比例する電圧抵抗となる。
次に、本例の電子体温計1のハウジング11内部の機能構成について説明する。図2は本例の電子体温計1の内部構成を示す回路構成図である。
電子体温計1は、図2に示すように、液晶表示装置(図2にLCDで示す)13、スイッチ14、フォトダイオード(図2にPDで示す)15、サーミスタ16、実温度演算手段としてのCPU21、A/D変換部(図2にA/Dで示す)22,23、光源としてのLED24、電池(図2にEで示す)25、及び、発音体としてのスピーカ(図示せず)を備える。
実温度演算手段としてのCPU21は、第1に、スイッチ14のオン操作時に電池25からの電力を得てフォトダイオード15からのA/D変換部22を介してディジタル化された出力を検出する。
CPU21は、フォトダイオード15からの出力が所定の閾値以上である時は、外界が明るく、従って使用者が、液晶表示装置13に表示された体温の計測値の数字文字を十分に目視し得るものと判断してLED24の非駆動(非発光)を維持する。
一方、CPU21は、フォトダイオード15からの出力が所定の閾値未満である時は、外界が暗く、即ち暗所であり、従って使用者が、液晶表示装置13に表示された体温の計測値の数字文字を全く目視し得ないものと判断してLED24を駆動し、LED24を発光させる。この態様はスイッチ14のオン操作の後の体温の計測継続中の間、常にLED24を発光させるという態様である。
LED24は、図3に示すように、例えば、ハウジング11の液晶表示装置13の表示領域を囲う開口26の内側の所定位置に配設するという態様がある。その開口26内には透明の樹脂もしくはガラス等の保護膜層27が装着されている。保護膜層27は液晶表示装置13の表示領域全体を保護するとともにLED24をも保護する機能を兼ねる。
LED24の発光は保護膜層27の光透過性とともに保護膜層27全体を発光させ、その保護膜層27全体の発光で液晶表示装置13の表示領域全体を明るく照らす。その結果、LED24の発光は液晶表示装置13の表示領域に表示された体温の計測値の数字文字を十分に明るく照らし出す。
但し、LED24は、図4に示すように、例えば、もう一つにはハウジング11の液晶表示装置13の表示領域のセルの背面に配設するという態様もある。その場合、LED24の発光は表示領域のセルを透過して表示領域に表示された体温の計測値の数字文字の周囲を明るくする。その光の透過で、暗所においても表示領域に表示された体温の計測値の数字文字を逆のコントラストで十分に目視させることを可能にする。
一方、CPU21は、第2に、スイッチ14のオン操作時に電池25からの電力を得てサーミスタ16からのA/D変換部23を介してディジタル化された出力を検出し、その出力の変化率を演算する。CPU21は、その変化率の演算に基づいて被検者の実体温の値を求め、その実体温の数値を液晶表示装置13の表示領域に表示させる。
CPU21は、実体温の演算が終了し実体温の数値を求めた場合、スピーカ(図示せず)を例えば間欠的に鳴動させ、かつ、フォトダイオード15からの出力が所定の閾値未満である場合は、外界が暗く、液晶表示装置13の数字文字の表示が全く目視し得ないものと判断してLED24を発光させる。この態様はスイッチ14のオン操作の後の体温の計測(演算)完了時にLED24を発光させるという所謂電源節約の態様である。
尚、本実施の形態においては、スイッチ14のオン操作の後の体温の計測(演算)継続中の間常にLED24を発光させるという態様、及び、体温の計測(演算)完了時にLED24を発光させるという所謂電源節約の態様の二通りを含めて説明したが、実際の製品化に際しては何れか一方の態様を用いることになる。
次に、本例の電子体温計1の動作の一例について説明する。尚、本例ではLED24の発光タイミングには上述の後者の態様を採用する。まず、スイッチ14をオン操作して被検者の例えば腋の下に電子体温計1のプローブ17の受熱部18をあてがって挟む。
すると、電子体温計1の実温度演算手段としてのCPU21は、電池(E)25から電力を得て、体温の温度の影響を受けるサーミスタ16からのA/D変換部23を経てディジタル化された出力を継続的に検出し、その出力の変化率を演算してゆく。
一方、CPU21は、フォトダイオード(PD)15からのA/D変換部22を経てディジタル化された出力を検出し、その出力の値が所定の閾値未満であるか否かを判定する。フォトダイオード15の出力が所定の閾値未満である場合は外界が暗く、即ち例えば室内が暗く、LED24の発光が必要になる。CPU21は、フォトダイオード15の出力が所定の閾値未満である場合は、その旨の情報(例えばフラグ=1等)を記憶しておく。
かくて、CPU21は、サーミスタ16からの出力の変化率の演算を継続した結果、被検者の実体温の演算完了に至ると、フォトダイオード15の出力が所定の閾値未満であるか否かを示す情報を認識するとともにスピーカを間欠的に鳴動させ、検温終了を告げる。
そして、CPU21は、フォトダイオード15の出力が所定の閾値未満である場合は、LED24を発光させ、もって液晶表示装置13の表示領域を明るくする。その明るさで、外界が暗くとも、被検者は液晶表示装置13の表示領域に表示された実体温の数字文字を明らかに目視することができる。
その後、スイッチ14をオフ操作すると液晶表示装置13の表示が消えるとともにLED24の発光も消える。当然にCPU21への電源投入も消え、電子体温計1自体の駆動は全て休止する。
本実施の形態においては、検温の完了時に外界が明るい場合、即ち室内が夜間でも明るい場合はLED24を駆動させず、フォトダイオード15の出力から外界が暗いことを認識した場合にのみLED24を発光させるので、電池25の消費量を節約することができ、電池25の長寿命化を図ることができる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る電子体温計について説明する。図5は本実施の形態に係る電子体温計の概観構成を示す正面図であり、図6はその電子体温計の内部構成を示す回路構成図である。.
本例の電子体温計2は、図5に示すように、ハウジング11の本体側12には、表示手段としての液晶表示装置13、及び太陽電池31が装着されている。本体側12の例えば太陽電池31の一方の付近には電子体温計2自体の動作の有無を操作するスイッチ14が装着されている。その他の外観構成は第1の実施の形態の場合と同様であり詳しい説明は省略する。
電子体温計2の内部構成は、図6に示すように、太陽電池31とスイッチ14の間、及び太陽電池31と実温度演算手段としてのCPU21との間に太陽電池31からの電力を蓄積するバッテリ(図6にBで示す)32が備えられている。CPU21はバッテリ32からの電力で駆動するが、バッテリ32はスイッチ14のオフ操作の継続中も太陽電池31からの電力を蓄積し続ける。
尚、本例の場合、フォトダイオード15は不要であるがその他の回路構成は第1の実施の形態の場合と同様であり詳しい説明は省略する。
CPU21は、スイッチ14のオン操作の後、バッテリ32から電力を得て、体温の測定動作を開始する。即ちCPU21は体温の測定動作を開始する場合、サーミスタ16からの出力を継続して検出し、その出力の変化率の演算から被検者の実体温の値を求める。
一方、CPU21は、体温の測定中、即ち実温度の演算中、もしくは実体温の測定(演算)完了時にスピーカ(図示せず)を間欠的に鳴動させるとともにLED24を発光させる。製品化に際してはその何れの態様を選定しても良い。LED24の配設構成等については図3もしくは図4に示す構成と同様で良く、即ちLED24の駆動目的は第1の実施の形態の場合と全く同様である。
次に、本例の電子体温計2の動作の一例について説明する。尚、本例ではLED24の発光タイミングには上述の後者の態様を採用する。まず、スイッチ14をオン操作して被検者の例えば腋の下に電子体温計1のプローブ17の受熱部18を宛がって挟む。
すると、電子体温計1の実温度演算手段としてのCPU21は、バッテリ32から電力を得て、体温の温度の影響を受けるサーミスタ16からのA/D変換部23を経てディジタル化された出力を継続的に検出し、その出力の変化率を演算してゆく。
かくて、CPU21は、サーミスタ16からの出力の変化率の演算を継続した結果、被検者の実体温の演算完了に至ると、スピーカを間欠的に鳴動させ検温終了を告げるとともに、LED24を発光させ、もって液晶表示装置13の表示領域を明るくする。その明るさで、外界が暗くとも、即ち室内が夜間で暗くとも被検者は液晶表示装置13の表示領域に表示された実体温の数字文字を明らかに目視することができる。
その後、スイッチ14をオフ操作すると、液晶表示装置13の表示が消えるとともにLED24の発光も消える。CPU21への電源投入も遮断されて、電子体温計1自体の駆動は全て休止する。
本実施の形態においては、太陽電池31からの電力をバッテリ32に蓄積して、バッテリ32からの電力で検温の完了時にLED24を発光させるので、仮に一時的に電力使用量が増加しても充電を常時継続することが可能であり、従って電源の電力不足が生ずることに危惧する必要はなく、しかもLED24を必要な時だけ発光させバッテリ32の消費量を節約することも可能である。
次に、本発明の第3の実施の形態に係る電子体温計について説明する。図7は本実施の形態に係る電子体温計の概観構成を示す正面図であり、図8はその電子体温計の内部構成を示す回路構成図である。
本例の電子体温計3は、図7に示すように、ハウジング11の本体側12には、表示手段としての液晶表示装置13、及び太陽電池31が装着されている。本体側12の先端側のプローブ17の先端の受熱部18側に断熱用の着脱自在のキャップ41が装着されている。尚、本例の場合、スイッチ14は不要であるが、その他の外観構成は第2の実施の形態の場合と同様であり詳しい説明は省略する。
電子体温計3の内部構成は、図8に示すように、スイッチ14がなく、太陽電池31と実温度演算手段としてのCPU21との間に太陽電池(図8にSBで示す)31からの電力を蓄積するバッテリ(図8にBで示す)32が備えられている。バッテリ32は常時外界の光に作用する太陽電池31からの電力を蓄積し続ける。その他の回路構成は図6に示す構成と同様である。
CPU21は、第1に、バッテリ32の電力で常時人間が認識し得る時間の所定の経過時間毎(例えば30秒や60秒毎等)にサーミスタ16に基づく温度測定を単発的に行い、その温度測定に所定値以上の変化がある時、温度測定の継続とともにその変化率を演算して実体温の値を求める。
CPU21は、第2に、外界の光量が低くバッテリ32への充電が途絶えた場合でもバッテリ32の電力で人間が認識し得る時間の所定の経過時間毎(例えば同じく30秒や60秒毎等)にサーミスタ16基づく温度測定を単発的に行い、その温度測定に所定値以上の変化がある時、温度測定の継続とともにその変化率を演算して実体温の値を求める。
CPU21は、第3に、受熱部18を覆うキャップ41の作用で所定の経過時間毎(例えば同じく30秒や60秒毎等)にサーミスタ16基づく温度測定を単発的に行った結果、その温度測定に変化がない場合もしくは所定値以下の変化である場合は、温度測定を即刻中止してその変化率の演算も一切実行せず、次の温度測定のタイミングを待つ。
尚、上記所定時間の経過(例えば同じく30秒や60秒等)を計数するタイマは詳しく図示しないがCPU21内にあっても良く、あるいは水晶発振器等でCPU21の外部にあっても良い。
次に、本例の電子体温計3の動作の一例について説明する。尚、本例ではLED24の発光タイミングには実温度の演算完了時という態様を採用する。まず、キャップ41の装着時は、所定時間の経過毎(例えば同じく30秒や60秒毎等)にサーミスタ16からの出力を検出してもその温度検出に変化はなく、従ってCPU21は次のタイミングまで休止する。外界が明るければバッテリ32への充電は継続し続ける。
一方、キャップ41を外して被検者の例えば腋の下に電子体温計1のプローブ17の受熱部18をあてがって挟むと、サーミスタ16にその体温の温度が伝わる。
その後、電子体温計1の実温度演算手段としてのCPU21は、上記タイミングでバッテリ32から電力を得て、体温の温度の影響を受けるサーミスタ16からのA/D変換部23を経てディジタル化された出力を単発的に検出し、その出力に変化があることを認識する。するとCPU21は、その温度検出を継続するとともにその検出温度の変化率を演算してゆく。
かくて、CPU21は、サーミスタ16からの出力の変化率の演算を継続した結果、被検者の実体温の演算完了に至ると、スピーカを間欠的に鳴動させ検温終了を告げるとともに、LED24を発光させ、もって液晶表示装置13の表示領域を明るくする。その明るさで、外界が暗くとも、即ち室内が夜間で暗くとも被検者は液晶表示装置13の表示領域に表示された実体温の数字文字を明らかに目視することができる。
その後、キャップ41を受熱部18側に装着すると、温度検出は逆に減温に向って一定温度に近づくため、CPU21は、上記第3に示す動作に移る。
本実施の形態においては、温度検出に変化がない場合もしくは所定値以下の微少な変化である場合は、所定の経過時間毎(例えば同じく30秒や60秒毎等)にサーミスタ16基づく温度測定を単発的に行うため、バッテリ32の消費量を極めて少なく節約することが可能であり、かつスイッチがなく使用に際する利便性も向上するという利点があり故障発生率をも低く抑えることが可能である。
なお、上記は実施例1におけるフォトダイオード(PD)15の代わりに、太陽電池31から光量を測定し、出力が所定の閾値以上である時は、外界が明るく、従って使用者が、液晶表示装置13に表示された体温の計測値の数字文字を十分に目視し得るものと判断してLED24の非駆動(非発光)を維持する。一方、CPU21は、太陽電池31からの出力が所定の閾値未満である時は、外界が暗く、即ち暗所であり、従って使用者が、液晶表示装置13に表示された体温の計測値の数字文字を全く目視し得ないものと判断してLED24を駆動し、LED24を発光させる態様とすると良い。
また、上記は実体温を測定する例を示したが、一定時間ごとの温度変化率から予測体温を計測し、表示しても良い。
その他、本発明を実施するための最良の構成、形態、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、以上の記載は、主に特定の実施例に関して図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施例に対し、材質、形状、数量、その他の構成において、当業者が様々な変形を加えることができる。
従って、以上に開示した材質、形状、数量などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではない。そのため、それらの材質、形状、数量などの一部もしくは全部の限定を外した記載は、本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、サーミスタを用いた熱量検出の電子体温計のみならず、赤外線検出の電子体温計にも利用することが可能であり、かつ本体部分と所謂プローブ側が分離されてコードで接続されている婦人用電子体温計に利用することが可能である。
第1の実施の形態の電子体温計の外観構成を示す正面図である。 第1の実施の形態の電子体温計の内部構成を示す回路構成図である。 LEDの配設構成の一例を説明する一部破断説明図である。 LEDの配設構成の他の一例を説明する一部破断説明図である。 第2の実施の形態の電子体温計の外観構成を示す正面図である。 第2の実施の形態の電子体温計の内部構成を示す回路構成図である。 第3の実施の形態の電子体温計の外観構成を示す正面図である。 第3の実施の形態の電子体温計の内部構成を示す回路構成図である。
符号の説明
1,2,3 電子体温計
11 ハウジング
12 本体側
13 液晶表示装置
14 スイッチ
15 フォトダイオード
16 サーミスタ
17 プローブ
18 受熱部
21 CPU
22,23 A/D変換部
24 LED
25 電池
26 開口
27 保護膜層
31 太陽電池
32 バッテリ
41 キャップ

Claims (5)

  1. 温度測定手段で測定した温度の測定結果に基づいて実体温の値を数値表示する表示手段を備える電子体温計であって、
    太陽電池と、
    前記太陽電池からの電力を充電するバッテリと、
    外界の光量が低く前記バッテリへの充電が途絶えた場合でも前記バッテリの電力で人間が認識し得る時間の所定の経過時間毎に前記温度測定手段に基づく温度測定を単発的に行い、その温度測定に所定値以上の変化がある時、前記温度測定の継続とともにその変化率に基づいて前記実体温を求める実体温演算手段と、
    前記体温の測定動作の開始に伴い前記体温の演算中、もしくは前記実体温の演算完了時に前記表示手段の前記実体温の数値表示を明るくする光源と、
    前記温度測定手段を収めるプローブに、断熱性のある着脱自在のキャップを備えることを特徴とする電子体温計。
  2. 前記表示手段は液晶表示装置であることを特徴とする請求項に記載の電子体温計。
  3. 前記光源はLEDであることを特徴とする請求項1乃至2の何れか一つに記載の電子体温計。
  4. 前記光源は前記表示手段の表面周囲の少なくとも一部に備えたLEDであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一つに記載の電子体温計。
  5. 前記光源は前記表示手段の背面に備えたLEDであることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一つに記載の電子体温計。

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