JP3935094B2 - データ通信制御方法およびデータ通信制御装置 - Google Patents

データ通信制御方法およびデータ通信制御装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話などの端末に係るデータ通信を制御する方法、およびデータ通信制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話などの無線端末のユーザに対して行われるサービスの1つとして、天気予報やニュース速報といった各種情報(以下、コンテンツという)を無線端末に配信するサービスがある。このサービスは、複数の無線基地局とサーバを備えたシステムにより提供され、いずれかの無線基地局の圏内(サービスエリア内)に存在する無線端末からコンテンツ要求があると、当該無線端末とサーバとの間で通信路が確立された上で、コンテンツの配信が行われる。
ここで、同一のサービスエリア内で、あまりにも多くの無線端末に対して通信路を確立すると、1台あたりの無線端末が使用できる通信帯域が狭くなってしまい、その結果、データ通信速度の低下(スループット低下)の問題が生じる。このため、従来は、サービスエリア(基地局)ごとに、接続可能な無線端末の上限台数を設定しておき、この上限台数を超えない範囲で無線端末からの接続要求を許可するように制御していた(例えば、非特許文献1参照。)。
【0003】
【非特許文献1】
松下,中川編著,寺岡他供著,「ワイヤレスLANアーテクチャ」,初版,共立出版株式会社,1996年6月,p.49−71
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のシステムでは、隣接するサービスエリアの各々において、上限台数に近い多数の無線端末に対する接続要求を許可すると、サービスエリアを超えて無線信号の干渉が生じ、正常にデータ通信(コンテンツ配信)することができなくなる問題があった。あるいは、無線信号の干渉を回避すべく、データ通信のタイミングを遅らせると、今度は、データ通信速度(あるいはスループット)が低下する問題が生じる。
以上の問題は、サービスエリア(基地局)ごとに上限台数を設定しておき、基地局ごとの上限台数の範囲内で接続要求の可否制御をする従来のシステム下では解決することができなかった。
本発明は、上記の事情を考慮してなされたものであり、データ通信速度低下(スループット低下)や信号干渉といった諸問題を回避するためのデータ通信制御方法およびデータ通信制御装置を提供し、正常にデータ通信(コンテンツ配信)できるように図ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係るデータ通信制御方法は、
複数のサービスエリアのいずれかに存在する端末から、データ通信するための接続要求があると、
(1)当該サービスエリア内において接続要求を許可している端末台数と、
(2)当該サービスエリアと信号干渉を生じる他のサービスエリア内において接続要求を許可している端末台数に補正値を乗算した数と、
を加算した値が、当該サービスエリアで予め決められる上限台数に達していないか否かを判別し、達していない場合に前記接続要求を許可することを特徴とする。
【0006】
このようなデータ通信制御方法によれば、複数のサービスエリアのいずれかに存在する端末から、データ通信するための接続要求があった場合、当該サービスエリア内において接続要求を許可している端末台数だけでなく、当該サービスエリアと信号干渉を生じる他のサービスエリア内において接続要求を許可している端末台数に補正値を乗算した数も考慮した上で、接続要求の可否が行われる。このため、接続要求を許可した後、データ通信を行った場合に、当該サービスエリアと他のサービスエリアとの間における信号干渉は生じない。
【0007】
本発明に係るデータ通信制御方法の別態様は、複数の基地局がカバーするサービスエリアのいずれかに存在する端末から、基地局を介してデータ通信するための接続要求があると、
(1)自ら接続要求を許可している端末台数と、
(2)カバーするサービスエリアと信号干渉を生じる他のサービスエリアの基地局が接続要求を許可している端末台数に補正値を乗算した数と、
を加算した値が、予め決められる上限台数に達していないか否かを判別し、
達していない場合に前記接続要求を許可するとともに、許可した旨を、信号干渉を生じる他のサービスエリアの基地局に通知することを特徴とする。
【0008】
ここで、前記基地局は、接続要求を許可した端末に係るデータ通信が終了すると、その旨を、信号干渉を生じる他のサービスエリアの基地局に通知することを特徴としてもよい。
【0009】
このようなデータ通信制御方法によれば、複数のサービスエリアのいずれかに存在する端末から、データ通信するための接続要求があった場合、当該サービスエリア内において接続要求を許可している端末台数だけでなく、当該サービスエリアと信号干渉を生じる他のサービスエリア内において接続要求を許可している端末台数に補正値を乗算した数も考慮した上で、接続要求の可否が行われる。そして、この可否判断は基地局ごとに行われる。このため、各基地局において接続要求を許可した後、データ通信を行った場合に、当該サービスエリアと他のサービスエリアとの間における信号干渉は生じない。
【0010】
また、上述したデータ通信制御方法において、前記基地局は、
(1)自ら接続要求を許可している端末台数と、
(2)カバーするサービスエリアと信号干渉を生じる他のサービスエリアの基地局が接続要求を許可している端末台数に補正値を乗算した数と、
を格納するためのメモリを有し、信号干渉を生じる他のサービスエリアの基地局から接続要求を許可した旨の通知あるいは接続要求を許可した端末に係るデータ通信が終了した旨の通知を受けると、前記メモリの内容を更新することを特徴としてもよい。
【0011】
また、上述したデータ通信制御方法において、前記基地局は、カバーするサービスエリア内に接続要求を許可した端末が存在しなくなると、その旨を、当該サービスエリアと信号干渉を生じるサービスエリアの基地局に通知することを特徴としてもよい。
【0012】
本発明に係るデータ通信制御方法の別態様は、複数のサービスエリアのいずれかに存在する端末から、データ通信するための接続要求があった場合に、当該接続要求の可否判断をするデータ通信制御方法であって、
サービスエリア内の端末から接続要求があると、
(1)当該サービスエリア内において接続要求を許可している端末台数と、
(2)当該サービスエリアと信号干渉を生じる他のサービスエリア内において接続要求を許可している端末台数に補正値を乗算した数と、
を加算した値が、当該サービスエリアを含む複数のサービスエリアごとに予め決められる上限台数に達していないか否かを判別し、
達していない場合に前記接続要求を許可することを特徴とする。
【0013】
このようなデータ通信制御方法によれば、複数のサービスエリアのいずれかに存在する端末から、データ通信するための接続要求があった場合、当該サービスエリア内において接続要求を許可している端末台数だけでなく、当該サービスエリアと信号干渉を生じる他のサービスエリア内において接続要求を許可している端末台数に補正値を乗算した数も考慮した上で、接続要求の可否が行われる。この可否判断は、当該サービスエリアを含む複数のサービスエリアごとに予め決められる上限台数に達していないか否かを判別することによって行われる。このため、接続要求を許可した後、データ通信を行った場合に、当該サービスエリアと他のサービスエリアとの間における信号干渉は生じない。
【0014】
本発明に係るデータ通信制御装置は、複数のサービスエリアのいずれかに存在する端末から、データ通信するための接続要求があった場合に、当該接続要求の可否判断をするデータ通信制御装置であって、
サービスエリア内の端末から接続要求があると、
(1)当該サービスエリア内において接続要求を許可している端末台数と、
(2)当該サービスエリアと信号干渉を生じる他のサービスエリア内において接続要求を許可している端末台数に補正値を乗算した数と、
を加算した値が、当該サービスエリアで予め決められる上限台数に達していないか否かを判別する判別部と、
前記判別部が、達していない旨を判別した場合に、前記接続要求を許可する許可部を具備することを特徴とする。
【0015】
本発明に係るデータ通信制御装置の別形態は、複数のサービスエリアのいずれかに存在する端末から、データ通信するための接続要求があった場合に、当該接続要求の可否判断をするデータ通信制御装置であって、
サービスエリア内の端末から接続要求があると、
(1)当該サービスエリア内において接続要求を許可している端末台数と、
(2)当該サービスエリアと信号干渉を生じる他のサービスエリア内において接続要求を許可している端末台数に補正値を乗算した数と、
を加算した値が、当該サービスエリアを含む複数のサービスエリアごとに予め決められる上限台数に達していないか否かを判別する判別部と、
前記判別部が、達していない旨を判別した場合に、前記接続要求を許可する許可部を具備することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施形態の説明をする。
A.第1実施形態
本発明の一実施形態に係る通信制御システム(以下、単にシステムという)100の構成ブロック図を図1に示す。このように、本システム100は、無線端末1(1−a,1−b,……)、基地局2(2−a,2−b,……)、システムサーバ3、コンテンツサーバ5を備えており、システムサーバ3およびコンテンツサーバ5はネットワーク4上に接続される。このようなシステム100の構成自体は、従来のシステムと同じ内容である。サービスエリア9(9−a,9−b,……)は、各基地局2が送出する電波により、無線端末1との間で無線通信することができる領域をいう。
以下の説明において、無線端末1−aや無線端末1−b等を特に区別する必要がない場合は、無線端末1として記載する。同様に、基地局2−aや基地局2−b等を特に区別する必要がない説明をするときは、基地局2として記載する。サービスエリア9についても同様である。
【0017】
図1では、説明の便宜のため、サービスエリア9を六角形の領域として表現している。サービスエリア9−aは、基地局2−aが送出する電波信号を受信できる領域であるが、図1では、無線端末1−aがサービスエリア9−a内に存在しているため、基地局2−aと無線端末1−aの間で無線信号の授受が可能となる。同様に、サービスエリア9−bは、基地局2−bが送出する電波信号を受信できる領域であるが、図1では、無線端末1−bがサービスエリア9−b内に存在しているため、基地局2−bと無線端末1−bの間で無線信号の授受が可能となる。
なお、図1には示していないが、複数の無線端末1がサービスエリア9−a、9−bに存在していてもよい。また、図1に示した以外のサービスエリア9や基地局2が存在していてもよい。
【0018】
無線端末1は、ユーザにより携帯され、コンテンツサーバ5に格納されるコンテンツ(データ)のダウンロード等を行う。より具体的には、無線端末1は、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistants)の各端末に通信モジュールを組み込んだ装置であり、基地局2を介し、システムサーバ3やネットワーク4上のコンテンツサーバ5との間でデータ授受を行うことができる。なお、本実施形態では、無線通信をする無線端末1を想定したが、データの通信形態は有線であってもよい。
基地局2は、自局がカバーするサービスエリア9内の無線端末との間で無線通信を行う一方、システムサーバ3との間で有線通信を行う。コンテンツ配信の際に、基地局2は、システムサーバ3からコンテンツデータを受信するとともに、無線端末1に対し、当該コンテンツデータを送信する。
【0019】
システムサーバ3は、基地局2との間で有線通信を行う一方、ネットワーク4を介してコンテンツサーバ5との間で通信を行う。システムサーバ3は、無線端末1から接続要求があると、接続要求を許可するか否かの判断を行う。そして、許可する場合に限り、無線端末1からのコンテンツ要求等を受けつける処理をする。接続要求の可否判断は、本発明の内容を特徴付けるものであり、後に詳述する。
コンテンツサーバ5は、無線端末1に配信するためのコンテンツ(データ)を各種格納しており、システムサーバ3からネットワーク4を介し接続要求があると、要求のあったコンテンツをシステムサーバ3に送信する。
以下、本システム100における各構成要素について詳説する。
【0020】
(無線端末1の構成)
無線端末1の構成を説明する。図2は、無線端末1の構成を示すブロック図である。
図2において、ROM(Read Only Memory)11は、無線端末1の各部を制御するプログラムを記憶する。CPU(Central Processing Unit)12は、プログラムの内容に従い、バス19を介して無線端末1の各部を制御する。この際、RAM(Ramdom Access Memory)13は、CPU12のワークエリアとして用いられる。
EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)14は、サーバ3からダウンロードしたコンテンツ(データ)を不揮発的に記憶する。表示部15は、たとえば液晶パネルであり、EEPROM14に記憶されたコンテンツデータの内容を表示する。操作部16には、ユーザが入力操作するための文字キーが配置されており、操作部16は、ユーザの操作に対応する信号をCPU12に出力する。
無線通信部17は、CPU12の制御下、基地局2との間で無線通信をする。無線端末1と基地局2との間の無線通信方式としては、例えば、CSMA(Carrier Sense Multiple Access)方式や、Bluetooth(登録商標)に準拠した方式が採用される。いずれにしても、通信を行う無線端末1の各々に対し、有限の通信帯域を割り当てる通信形式が採られる。このため、あまりに多数の無線端末1と基地局2との間で通信を行おうとすれば、1台あたりの無線端末1が使用できる通信帯域が制限されることになる。そして、スループット低下、あるいは、信号干渉の問題が生じ、正常に無線通信ができなくなるおそれがある。
【0021】
(基地局2の構成)
次に基地局2の構成を説明する。図3は、基地局2の構成を示すブロック図である。
図3において、ROM21は、基地局2に係る基本的な入出力プログラムを記憶する。CPU22は、バス29を介して基地局2の各部を制御する。RAM23は、CPU22のワークエリアとして用いられる。
HDD(Hard Disk Drive)24は、基地局2を介して具体的に実行される各種通信に係る制御プログラムを記憶する。CPU22の制御下において、無線通信部27は無線端末1との間で無線通信を行い、通信部28はサーバ3との間で有線通信を行う。
【0022】
(システムサーバ3の構成)
次にシステムサーバ3の構成を説明する。図4は、システムサーバ3の構成を示すブロック図である。
図4において、ROM31は、システムサーバ3に係る基本的な入出力プログラムを記憶する。CPU32は、バス39を介してシステムサーバ3の各部を制御する。RAM33は、CPU32のワークエリアとして用いられる。
HDD34は、基地局2との間で有線通信をするために必要な制御プログラムや各種コンテンツデータを記憶する。CPU22の制御下において、通信部38は基地局2との間で有線通信を行う。
【0023】
データ通信(コンテンツ配信等)を実行するための前段階として、無線端末1から接続要求があると、CPU32は、当該接続要求を許可するか否かの判断を行う。そして、この判断の際に、HDD34に格納される接続状況テーブル34Tの内容が参照される。接続状況テーブル34Tは、基地局2(サービスエリア9)ごとに、接続要求が許可された無線端末1に係る情報が格納されたテーブルである。以下、この接続状況テーブル34Tの内容について具体的に説明する。
【0024】
(無線通信状況テーブルの内容)
図5は、接続状況テーブル34Tの内容を模式的に示す図である。図5に示したように、接続状況テーブル34Tには、基地局2ごとに、接続許可上限台数、許可中端末ID、干渉エリア内基地局、といった各情報が格納される。
このうち接続許可上限台数とは、基地局2を介してスループット低下等の問題を生じることなく無線通信可能な無線端末1の台数上限値を表す情報である。ただし、この接続許可上限台数は、単体の基地局2におけるサービスエリア9において問題なく無線通信することができるという意味であり、他のサービスエリア9の無線通信状況によっては、この範囲であっても信号干渉やスループット低下といった問題が生じるおそれがある。このための対処方法は後述する。
図5に示す例では、基地局2−a、基地局2−bとも、接続許可上限台数が10台であることを示している。なお、接続許可上限台数の値は、予めシュミレーションや通信実験を行い、スループットの値等を検証することによって、予め求められている。
【0025】
次に、許可中端末IDとは、接続要求が許可された無線端末1の端末IDを表す情報であり、基地局2ごとに対応付けして格納されている。ここで端末IDとは、無線端末1の各々に一義的に割り当てられる識別情報(登録番号やその識別子等)である。このため、端末IDの情報を参照することにより、基地局2ごとに、接続要求が許可された無線端末1について知ることができる。図5に示した例では、基地局2−aを介して、1台の無線端末1(端末ID:ID−001)に対する接続要求が許可され、基地局2−bを介して、2台の無線端末1(端末ID;ID−900,ID−901)に対する接続要求が許可されていることを知ることができる。
なお、端末IDの情報は、接続要求の際に、無線端末1からシステムサーバ3に送信される。そして、当該接続要求が許可された場合には、接続状況テーブル34Tの接続許可中端末として格納される。
【0026】
次に、接続状況テーブル34Tに格納される干渉エリア内基地局とは、サービスエリア9の位置が近接する等の理由により、サービスエリア9内の無線信号が互いに干渉する、あるいは干渉する可能性が高い基地局2をいう。どの基地局2が干渉エリア内基地局に該当するかは、シュミレーションや通信実験等により予め求められられている。そして、接続状況テーブル34Tに格納されている。
図5に示した接続状況テーブル34Tにおいては、基地局2−aの干渉エリア内基地局として基地局2−bが該当する旨を示している。これから、基地局2−aのサービスエリア9−a内の無線信号と、基地局2−bのサービスエリア9−b内の無線信号とが、互いに干渉する、あるいはその可能性が高い旨を知ることができる。
【0027】
以上説明した接続状況テーブル34Tの内容に基づいて、システムサーバ3(CPU32)は、接続要求の可否判断を行う。より具体的には、ある基地局2を介した接続要求があると、CPU32は、当該基地局2の接続許可上限台数、許可中端末IDの各情報、および、干渉エリア内基地局における許可中端末IDの情報を考慮した上で、接続要求の可否判断を行う。
【0028】
(本システム100の動作について)
次に本システム100の動作内容を説明する。動作内容を分かりやすく説明するため、具体事例として、基地局2−aのサービスエリア9−aに存在する無線端末1−aから接続要求があった場合を想定し、システム100の動作内容を説明する。
図6は、本事例におけるシステム100の動作内容を示すシーケンスチャートである。以下、この図を使って説明する。
【0029】
サービスエリア9−a内に存在するユーザは、好みのコンテンツ配信を要求するための前段階として、無線端末1−aの操作部16を操作し、接続要求に係る信号を、無線端末1から基地局2−aに送信させる(ステップSa1)。
無線端末1−aから接続要求に係る信号を受信した基地局2−aは、当該接続要求に係る信号を、システムサーバ3に対して転送(有線通信)する(ステップSa2)。
【0030】
システムサーバ3(CPU32)は、無線端末1−aから接続要求を受けると、まず、当該接続要求を許可するか否かの判断を行う(ステップSa3)。
以下、この際にCPU32が行う、コンテンツ配信を許可するか否かの判断手段について説明する。まず、CPU32は、HDD34に格納される接続状況テーブル34Tの内容を参照し、基地局2−aについての接続許可上限台数X1を取得する。本事例では台数X1は「10」である。
次にCPU32は、接続状況テーブル34Tにおける接続許可中端末IDの情報から、基地局2−aを介した接続許可が既にされている無線端末1の台数X2を取得する。本事例では、基地局2−aに係る許可中端末IDとして1台分の無線端末1の端末IDが格納されているから、CPU32は、台数X2として「1」の値を取得する。
さらにCPU32は、基地局2−aの干渉エリア内基地局(本事例では基地局2−b)を介してコンテンツ配信の許可が既にされている無線端末1の台数X3を取得する。本事例では、基地局2−bに係る許可中端末IDとして2台分の無線端末1の端末IDが格納されているから、CPU32は、台数X3として「2」の値を取得する。
【0031】
以上のようにして、各パラメータX1、X2、X3の値を取得後、CPU32は、以下の演算を行う。
【0032】
X0=X1−X2−X3×α……(式1)
【0033】
上掲した式1において、X1は基地局2−aの接続許可上限台数、X2は基地局2−aで接続要求が許可されている無線端末1の台数、X3は基地局2−aの干渉エリア内基地局(基地局2−b)で接続要求が許可されている無線端末1の台数である。また、αは0から1までの範囲の定値であり、予め決められる値である。本実施形態においてはα=1であることを想定するため、X0=X1−X2−X3となる。
このように本事例では、基地局2−aにおいて接続許可することができる上限台数(接続許可上限台数)X1から、実際に基地局2−aにおいて接続許可されている無線端末1の台数X2、および、干渉エリア内基地局において接続許可されている無線端末1の台数X3を差し引いたものが、演算結果X0に相当する。言い換えると、演算値X0は、基地局2−aを介して新規に接続許可をすることができる無線端末1の台数を表している。
より具体的に説明すると、演算結果X0が「1」以上のときは、基地局2−aやその干渉エリア内基地局2−bを介した接続要求を許可した無線端末1の台数が、基地局2−aの接続許可上限台数X1に到達しない場合に相当する。すなわち、この場合は、基地局2−aを介した接続要求を許可できる余裕がある場合に相当する。
【0034】
一方、演算結果X0が「1」よりも小さい値の場合は、基地局2−aやその干渉エリア内基地局2−bを介した接続要求を許可した無線端末1の台数が、基地局2−aの接続許可上限台数X1に到達した場合に相当する。すなわち、この場合は、これ以上、基地局2−aを介した接続要求を許可すると、干渉エリア内基地局との間で信号干渉が発生、あるいは、通信速度低下(スループット低下)の問題が生じるおそれがある場合に相当する。
【0035】
以上の点を踏まえ、CPU32は、演算結果X0の値が、「1」よりも大きいか否かを考慮し、1以上であれば、無線端末1−aからの接続要求を許可し(図6:ステップSa3:YES)、1より小さければ、無線端末1−aからの接続要求を許可しないようにする(図6:ステップSa3:NO)。許可しない場合は、その旨を無線端末1−aに対して通知し、接続要求に係る制御を終了する(ステップSa31)。
すなわち、演算結果X0の値が「1」よりも小さい値の場合は、無線端末1からの新たな接続要求1は許可されることにならないため、上述したような信号干渉や通信速度低下(スループット低下)の諸問題は回避される。すでに接続要求が許可されている無線端末1に係るデータ通信(コンテンツ配信等)は、確実に行うことが担保されるのである。
【0036】
ここで、演算結果X0の値は、基地局2−aを介した接続要求が許可された無線端末1の台数のみならず、干渉エリア内基地局2−bを介した接続要求が許可された無線端末1の台数も考慮に入れられている点に本発明における特徴がある。
たとえば、基地局2−aを介した接続要求が全くなく、1台の無線端末1に対する接続要求許可がされていない状況であったとしても、干渉エリア内基地局2−bを介して多数の無線端末1に対する接続要求が許可されていた場合は、CPU32は、基地局2−aを介した新規の接続要求を許可しない。より具体的にいうと、接続状況テーブル34T(図5)において、基地局2−aの接続許可中端末IDとして、情報が何も格納されていない場合であっても、干渉エリア内基地局2−bの接続許可中端末IDとして10台分の端末IDが格納されている場合を想定する。この場合、上掲した式1を用いて、X0=10−0−10=0、と演算されるから、CPU32は、基地局2−aを介した新規の接続要求を許可しないのである。
【0037】
一方、基地局2−aの干渉エリア内基地局2−bを介して接続要求が全く許可されていないような状況であれば、CPU32は、基地局2−aにおける接続許可上限台数ギリギリまでの無線端末1に対する接続要求を許可するように制御する。
以上のように、本システム100によれば、ある基地局2を介した接続要求があった場合に、当該基地局2の干渉エリア内基地局における接続許可状況まで踏まえた上で、新規の接続要求に対する可否判断を行っている。このため、常にデータ通信(コンテンツ配信等)を確実に行うことが担保されることを条件として、接続要求の許可/非許可の判断を行うことができるのである。
【0038】
図6にもどり、動作の説明を続ける。無線端末1−aからの接続要求を許可する場合(図6のステップSa3:YES)、CPU32は、接続状況テーブル34Tを更新する(ステップSa4)。具体的には、CPU32は、無線端末1−aの端末IDを、接続状況テーブル34Tにおける基地局2−aの許可中端末IDとして格納する。この更新作業を行うと、その後、基地局2−aを介した接続要求を許可できる無線端末1の台数上限は1台分減ることになる。
【0039】
CPU32は、接続状況テーブル34Tの内容を更新後、接続要求を許可する旨を表す信号無線端末1−aに送信する。この信号は、基地局2−aを介して無線端末1−aに送信される(ステップSa5、ステップSa6)。
無線端末1−aは、接続要求の許可通知を受け取ると、かかる通知内容を無線端末1−aの表示部15に表示させる。この表示内容から、ユーザは、無線端末1を用いて、データ通信をすることが許可されたことを知る。
その後、ユーザは、実際のデータ通信要求(たとえばコンテンツ配信要求)をすべく、無線端末1−aの操作部16を操作する。すると、無線端末1は、かかる操作に応じた信号(コンテンツ配信要求)を、基地局2−aに送信する(ステップSa7)。かかる信号は、その後、基地局2−a、システムサーバ3、ネットワーク4を介して、コンテンツサーバ5に送信されることになる(ステップSa8、ステップSa9)。
このようにして、コンテンツ配信要求を受けたコンテンツサーバ5は、無線端末1との間に確立した通信路を介し、コンテンツ配信を行う(ステップSa10)。
【0040】
コンテンツ配信等のデータ通信が終了後、システムサーバ3(CPU32)は、再度、接続状況テーブル34Tの内容を更新する(ステップSa11)。より具体的には、データ配信が終了した無線端末1−aの端末IDを、接続状況テーブル34Tの接続許可中端末の欄から削除する。この更新作業後、基地局2−aを介した接続要求を許可できる無線端末1の台数上限が1台分増えることになる。
以上が、本システム100における動作の内容である。なお、上述した動作例は基地局2−aを介して接続要求があった場合を想定したが、他の基地局を介した接続要求があった場合も、システムサーバ3(CPU32)は、同様の制御を行う。
【0041】
以上説明したように、本システム100においては、データ通信のための前段階として、無線端末1から接続要求があると、システムサーバ3(CPU32)において、当該接続要求の可否判断が行われる。そして、CPU32が接続要求を許可した場合に限り、実際のデータ通信(コンテンツ配信等)が行われる。接続要求の可否判断は、接続状況テーブル34Tの内容を参照して行われ、無線端末1が存在するサービスエリア9内の通信状況だけでなく、干渉エリア内基地局を介した通信状況も考慮された上で行われる。
このため、本システム100では、従来のシステムのようなサービスエリア間における無線信号の干渉や通信速度低下(スループット低下)といった問題を生じることなく、データ通信(コンテンツ配信等)を確実に行うことができる。
【0042】
B.第2実施形態
上述実施形態では、無線端末1から接続要求があると、当該接続要求の可否判断をシステムサーバ3のCPU32が行っていた。本実施形態においては、かかる判断を、基地局2の各々のCPU22が行う点を特徴としている。すなわち、上述実施形態においては、システムサーバ3が各々の基地局2を介した接続要求に係る処理(許可/非許可の処理)を一元的に行っていたが、本実施形態においては、各々の基地局2が独立して接続要求に係る処理を行う点を特徴とする。
なお、本実施形態のシステム構成自体は、上述実施形態と同様の内容であるため、同じ構成要素には、同じ符号を付した説明を行う。
【0043】
本実施形態では、各々の基地局2のHDD24に、図7に例示する接続状況テーブル24Tが格納されている。そして、かかるテーブル内容を参照して、基地局2のCPU22は、無線端末1からの接続要求に係る処理(許可/非許可の処理)を行っている。図7は、基地局2−aのHDD24に格納された接続状況テーブル24Tを示している。
図7に示すように、接続状況テーブル24Tには、自局(基地局2−a)を介して接続要求を許可することができる無線端末1の上限台数(接続許可上限台数)、実際に自局を介した接続要求を許可した無線端末1の端末ID(許可中端末ID)に係る情報が格納されている。これらの情報により、自局(基地局2−a)を介して、最大何台の無線端末1にコンテンツ配信を許可することができるのか、実際に許可した無線端末1の台数が何台であるのかを知ることができる。
【0044】
加えて、接続状況テーブル24Tには、自局(基地局2−a)とサービスエリアが近接する等の理由により、信号干渉が生じる他の基地局(干渉エリア内基地局)に係る情報も格納されている。図7では、基地局2−aの干渉エリア内基地局は基地局2−b、基地局2−cであることを示している。そして、干渉エリア内基地局を介して接続要求が許可された無線端末1の端末ID(許可中端末ID)に係る情報が格納される。
ここで、基地局2−aの干渉エリア内基地局は、シミュレーションや通信実験により求められており、予め接続状況テーブル24Tに格納されている。そして、干渉エリア内基地局(基地局2−b、基地局2−c)における、接続要求の可否に係る情報(端末ID)は、干渉エリア内基地局(基地局2−bや基地局2−c)から基地局2−aに直接送信される。あるいは、システムサーバ3を介して送信される。
【0045】
図7では、自局(基地局2−a)を介して、1台の無線端末1(端末ID:ID−001)に対する接続要求が許可されている場合を示している。また、干渉エリア内基地局(基地局2−b、基地局2−c)のうち、基地局2−bを介して2台の無線端末1(端末ID:ID−002、ID−003)に対する接続要求が許可されている場合を示している。
【0046】
次に本実施形態に係るシステムの動作を説明する。図8は、動作の内容を示すシーケンスチャートである。具体事例として、基地局2−aのサービスエリア9−a内の無線端末1−aから接続要求があった場合を想定する。
まず、無線端末1−aから接続要求が基地局2に送信されると(ステップSb1)、これを受け、基地局2−aのCPU22は、当該接続要求を許可するか否かの判断を行う(ステップSb2)。そして、許可しない場合はコンテンツ配信を許可しない旨の通知を無線端末1−aに送信する(ステップSb21)。
【0047】
ここで基地局2−aのCPU22は、HDD24に格納される接続状況テーブル24Tの内容を参照し、無線端末1−aからの接続要求を許可するか否かの判断をする。この際にCPU22が行う判断過程は、上述実施形態においてシステムサーバ3(CPU32)が行った過程と同様のものであるが、本発明の内容を特徴付けるものであるため再度説明する。
まず、CPU22は、HDD24に格納される接続状況テーブル24T(図7参照)の内容を参照し、自局(基地局2−a)の接続許可上限台数Y1の値を取得する。本事例では台数Y1として「10」の値を取得する。
次にCPU22は、自局(基地局2−a)を介して接続要求が既に許可されている無線端末1の台数Y2を判別する。図7に示す事例において、基地局2−aに係る許可中端末IDとして1台分の無線端末1の端末IDが格納されているため、CPU22は、台数Y2として「1」の値を取得する。
さらにCPU22は、基地局2−aの干渉エリア内基地局(本事例では基地局2−b、基地局2−c)を介して接続要求が既に許可されている無線端末1の台数Y3を取得する。本事例では、基地局2−bに係る許可中端末IDとして2台分の無線端末1の端末IDが格納されているため、CPU32は、台数Y3の値として「2」を取得する。
【0048】
以上のようにして、各パラメータY1、Y2、Y3の値を取得後、CPU22は、以下の演算を行う。
【0049】
Y0=Y1−Y2−Y3×β……(式2)
【0050】
上掲した式1において、Y1は基地局2−aの接続許可上限台数、Y2は基地局2−aにおいて接続要求が許可されている無線端末1の台数、Y3は基地局2−aの干渉エリア内基地局(基地局2−b、基地局2−c)において接続要求が許可されている無線端末1の台数である。また、βは0から1までの範囲の定値であり、予め決められる値である。本実施形態においてはβ=1であることを想定するため、Y0=Y1−Y2−Y3となる。
このように本事例においては、基地局2−aにおいて接続許可することができる上限台数(接続許可上限台数)Y1から、実際に基地局2−aにおいて接続許可されている無線端末1の台数Y2、および、干渉エリア内基地局において接続許可されている無線端末1の台数Y3を差し引いたものが、演算結果Y0に相当する。言い換えると、演算値Y0は、基地局2−aを介して新規に接続許可をすることができる無線端末1の台数を表している。
【0051】
言い換えると、演算結果Y0が「1」以上のときは、基地局2−aやその干渉エリア内基地局2−bを介した接続要求を許可した無線端末1の台数が、基地局2−aの接続許可上限台数Y1に到達しない場合に相当する。すなわち、この場合は、基地局2−aを介した接続要求を許可できる余裕がある場合に相当する。
一方、演算結果Y0が「1」よりも小さい値の場合は、基地局2−aやその干渉エリア内基地局2−bを介した接続要求を許可した無線端末1の台数が、基地局2−aの接続許可上限台数Y1に到達した場合に相当する。すなわち、この場合は、これ以上、基地局2−aを介した接続要求を許可すると、干渉エリア内基地局との間で信号干渉が発生、あるいは、通信速度低下(スループット低下)の問題が生じるおそれがある場合に相当する。
【0052】
以上の点を踏まえ、CPU22は、演算結果Y0の値が、「1」よりも大きいか否かを考慮し、1以上であれば、無線端末1−aからの接続要求を許可し(図8:ステップSb2:YES)、1より小さければ、無線端末1−aからの接続要求を許可しないようにする(ステップSb2:NO)。許可しない場合は、その旨を無線端末1−aに対して通知し、接続要求に係る制御を終了する(ステップSb21)。
すなわち、演算結果Y0の値が「1」よりも小さい値の場合は、無線端末1からの新たな接続要求1は許可されることにならないため、上述したような信号干渉や通信速度低下(スループット低下)の諸問題は回避される。また、すでに接続要求が許可されている無線端末1に係るデータ通信(コンテンツ配信等)は、確実に行うことが担保されるのである。
【0053】
ここで、演算結果Y0の値は、基地局2−aを介した接続要求が許可された無線端末1の台数のみならず、干渉エリア内基地局2−bを介した接続要求が許可された無線端末1の台数も考慮に入れられている点に本発明における特徴がある。
たとえば、基地局2−aを介した接続要求が全くなく、1台の無線端末1に対する接続要求許可がされていない状況であったとしても、干渉エリア内基地局2−bを介して多数の無線端末1に対する接続要求が許可されていた場合は、CPU22は、基地局2−aを介した新規の接続要求を許可しない。
一方、基地局2−aの干渉エリア内基地局2−bを介して接続要求が全く許可されていないような状況であれば、CPU22は、基地局2−aにおける接続許可上限台数ギリギリまでの無線端末1に対する接続要求を許可するように制御する。
【0054】
以上のように、本実施形態においても、ある基地局2を介した接続要求があった場合に、当該基地局2の干渉エリア内基地局における接続許可状況まで踏まえた上で、新規の接続要求に対する可否判断を行っている。このため、常にデータ通信(コンテンツ配信等)を確実に行うことが担保されることを条件として、接続要求の許可/非許可の判断を行うことができるのである。
【0055】
図8にもどり、動作の説明を続ける。無線端末1−aからの接続要求を許可する場合(ステップSb2:YES)、CPU22は、接続状況テーブル24Tを更新する(ステップSb3)。具体的には、CPU22は、無線端末1−aの端末IDを、接続状況テーブル24Tにおける基地局2−aの許可中端末IDとして格納する。この更新作業を行うと、その後、基地局2−aを介した接続要求を許可できる無線端末1の台数上限は1台分減ることになる。
あわせて、CPU22は、干渉エリア内基地局(基地局2−b、基地局2−c)に対して、無線端末1−aの端末IDを通知する(ステップSb3)。この通知を受け、干渉エリア内基地局(基地局2−b、基地局2−c)の各々は、自己の接続状況テーブル24Tの内容を更新する(ステップSb41、ステップSb42)。すなわち、基地局2−aに係る接続許可中端末IDとして、通知された無線端末1−aの端末IDを格納するのである。この更新作業を行うと、その後、基地局2−bあるいは基地局2−cを介した接続要求を許可できる無線端末1の台数上限は1台分減ることになる。
【0056】
CPU22は、接続状況テーブル24Tの内容を更新後、接続要求を許可する旨を表す信号無線端末1−aに送信する(ステップSb5)。
無線端末1−aは、接続要求の許可通知を受け取ると、かかる通知内容を無線端末1−aの表示部15に表示させる。この表示内容から、ユーザは、無線端末1を用いて、データ通信をすることが許可されたことを知る。
その後、ユーザは、実際のデータ通信要求(たとえばコンテンツ配信要求)をすべく、無線端末1−aの操作部16を操作する。すると、無線端末1は、かかる操作に応じた信号(コンテンツ配信要求)を、基地局2−aに送信する(ステップSb6)。かかる信号は、その後、基地局2−aからシステムサーバ3に送信され(ステップSb7)、ネットワーク4を介して、コンテンツサーバ5に送信される(ステップSb8)。
このようにして、コンテンツ配信要求を受けたコンテンツサーバ5は、無線端末1との間に確立した通信路を介し、コンテンツ配信を行う(ステップSb9)。
【0057】
コンテンツ配信等のデータ通信が終了後、基地局2(CPU22)は、再度、接続状況テーブル24Tの内容を更新する(ステップSb10)。より具体的には、データ配信が終了した無線端末1−aの端末IDを、接続状況テーブル24Tの接続許可中端末の欄から削除する。この更新作業後、基地局2−aを介した接続要求を許可できる無線端末1の台数上限が1台分増えることになる。
あわせて、CPU22は、干渉エリア内基地局(基地局2−b、基地局2−c)に対して、無線端末1−aの端末IDを通知する(ステップSb3)。この通知を受け、干渉エリア内基地局(基地局2−b、基地局2−c)の各々は、自己の接続状況テーブル24Tの内容を更新する(ステップSb11、ステップSb12)。より具体的には、基地局2−aに係る接続許可中端末IDとして格納されていた無線端末1−aの端末IDを削除するのである。この更新作業を行うと、その後、基地局2−bあるいは基地局2−cを介した接続要求を許可できる無線端末1の台数上限は1台分増えることになる。
以上が、本実施形態に係る動作の内容である。なお、上述動作例は基地局2−aに係る動作内容を中心として説明したが、他の基地局2においても同様の制御が行われる。
【0058】
以上説明したように、本実施形態においては、データ通信のための前段階として、無線端末1から接続要求があると、基地局2(CPU22)において、当該接続要求の可否判断が行われる。そして、CPU22が接続要求を許可した場合に限り、実際のデータ通信(コンテンツ配信等)が行われる。接続要求の可否判断は、接続状況テーブル24Tの内容を参照して行われ、無線端末1が存在するサービスエリア9内の通信状況だけでなく、干渉エリア内基地局を介した通信状況も考慮された上で行われる。
このため、上述実施形態と同様、本実施形態においても、従来のシステムのようなサービスエリア間における無線信号の干渉や通信速度低下(スループット低下)といった問題を生じることなく、データ通信(コンテンツ配信等)を確実に行うことができる。
【0059】
C.第3実施形態
上述した各実施形態、無線端末1から接続要求があった場合において、サービスエリア9間の干渉の影響をも考慮して、接続要求の可否判断をするものであった。すなわち、無線端末1と基地局2の間の伝送路に着目し、接続要求の可否判断を行っていた。
これに対し、本実施形態においては、さらに、基地局2とシステムサーバ3の間の伝送路(基地局エントランス回線)にも着目し、無線端末1からの接続要求の可否判断を行う点に特徴がある。すなわち、本実施形態においては、複数の基地局2とシステムサーバ3の間の伝送路(基地局エントランス回線)が共有されるようにシステムが構成され、この共有伝送路(有線通信)においても、信号干渉が起こらないように制御している。
【0060】
図9は、本実施形態におけるシステム概念図を説明するための図である。システム構成の各要素は、上述した第1実施形態のものと同じであるため、同一符号を付している。また、図9では、サービスエリア9の領域形状が三角形である場合を想定しており、システムサーバ3と基地局2−a、2−b、2−c、2−d(サービスエリア9−a、9−b、9−c、9−d)との間で、1つの伝送路(基地局エントランス回線)を共有している。なお、図9には、示していない領域においても、等方的にサービスエリア9や基地局2が存在する。
【0061】
このようなシステム構成を採った場合、共有伝送路において信号の干渉が起こらないように考慮する必要がある。より具体的には、同時期に1つの共有伝送路を使用して通信可能な無線端末1の台数には上限があり、上限を超えて通信をしようとすれば、信号の干渉、あるいは、干渉を回避するためのスループット低下の問題が発生することになる。
本実施形態おいては、伝送路を共有する基地局(本事例では、基地局2−a、2−b、2−c、2−d)ごとにグルーピングを予め行っておき、グループごとに接続要求を許可する無線端末1の上限台数を設定しておく。そして、グループごとに、上限値を超えないようにして接続要求の可否判断を行うように制御する。
【0062】
本実施形態においては、上掲図5に示した接続状況テーブル34Tに加え、図10に示すようなテーブルをシステムサーバ3内に格納しておく。図10に示すように、テーブルには、伝送路を共有する基地局(本事例では、基地局2−a、2−b、2−c、2−d)ごとに設定した接続許可上限台数が格納されている。そして、システムサーバ3が、この上限台数を超えないように、無線端末1からの接続要求の可否判断を行うことにより、共有伝送路における信号干渉が生じることなく、データ通信を実行することができ、上述実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
【0063】
D.変形例
上述した各実施形態の内容は、あくまで一例であり、任意に変形を加えることができる。以下にいくつかの変形例を示す。
【0064】
(変形例1)
上述実施形態の各々においては、コンテンツを格納するためのコンテンツサーバ5をネットワーク4上に設ける構成としているが、他の構成であってもよい。たとえば図11に示すように、ネットワーク4上にコンテンツサーバ5を接続するのではなく、システムサーバ3内にコンテンツを格納するためのコンテンツメモリ31を内蔵する形態としてもよい。あるいは、ネットワークを介さずに、コンテンツサーバ5と、システムサーバ3とが接続される形態としてもよい。
【0065】
(変形例2)
ユーザにより携帯される無線端末1が、あるサービスエリア9から他のサービスエリア9に移動する場合も考えられる。このような場合にも対応できるような制御をしてもよい。
たとえば、図5に示す接続状況テーブル34Tにおいて、無線端末1(端末ID:ID−001)が、基地局2−aのサービスエリア9−aから、基地局2−bのサービスエリア9−bに移動したとする。この場合、かかる移動を検知したシステムサーバ3(CPU32)は、接続状況テーブル34Tにおいて、基地局2−aの許可中端末IDとして格納していた端末ID−001を削除する処理をを行う。そして、CPU32は、基地局2−bを介した新規の接続要求を許可するか否かの判断を行う。
【0066】
すなわち、基地局2−aを介した接続要求が許可されていたからといって、基地局2−bを介した接続要求が許可できる状況にあるとは限らない。このためCPU32は、改めて基地局2−bを介した新規のコンテンツ配信を許可するか否かの判断を行うのである。そして、許可できると判断した場合に限り、基地局2−bの許可中端末IDとして格納する処理を行う。
このような処理を行うことにより、無線端末1の位置が移動した場合であっても、上述実施形態と同様、コンテンツ配信を行う基地局および近接する他の基地局のコンテンツ配信状況に余裕があるときに限り、接続要求が許可されることになる。よって、サービスエリア間の無線信号の干渉、スループット低下といった問題を生じることなく、コンテンツ配信を確実に行うことができる。
以上は、システムサーバ3(CPU32)が、接続要求の可否判断をする場合であるが、基地局2(CPU22)が、接続要求の可否判断をする場合も同様にして適用することができる。
【0067】
(変形例3)
接続要求の可否判断において使用した演算式(上述実施形態における式1、式2)は任意に変形可能である。上述した実施形態においては補正係数α=β=1である場合を想定したが、1以外の定数であってもよい。
あるいは、干渉エリア内基地局として複数の基地局2がある場合は、基地局2のそれぞれにおいて補正係数αの値を変えるようにしてもよい。
図12は、接続要求を受けた基地局2−aに対して、干渉エリア内基地局が6つ(基地局2−b、2−c、2−d、2−e、2−f、2−g)ある場合を想定している。これらの干渉エリア内基地局のそれぞれについて、同じ補正係数α(あるいはβ)の値を用いるようにしてもよく、あるいは基地局2−aからの相対方向などにより異なる係数の値を用いてもよい。いずれにしても、予め使用する補正係数αの値を定めておけば、上述実施形態と同様に演算式を用いて、接続要求の可否判断を行う制御が可能である。
また、図13に示すように、干渉エリア内基地局が多数である場合、基準となる自局(基地局2−a)からの距離に応じて、干渉エリアE1、干渉エリアE2と領域分け(グループ分け)を行うようにしてもよい。そして、各干渉エリアごとに、補正係数αの値を定めておき、接続要求の可否判断を行うようにしてもよい。例えば、干渉エリアE1については、α=0.5とし、干渉エリアE2については、α=0.3とし、自局からの距離に応じた信号干渉の影響度合いを考慮するようにしてもよい。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、データ通信速度低下(スループット低下)や信号干渉といった諸問題を回避し、正常にコンテンツ配信等のデータ通信を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 通信制御システム100の構成ブロック図である。
【図2】 無線端末1の構成ブロック図である。
【図3】 基地局2の構成ブロック図である。
【図4】 システムサーバ3の構成ブロック図である。
【図5】 接続状況テーブル34Tの内容を模式的に示した図である。
【図6】 本実施形態に係る通信制御システム100の動作を示すシーケンス図である。
【図7】 第2実施形態の内容を説明するための図である。
【図8】 第2実施形態の内容を説明するための図である。
【図9】 第3実施形態の内容を説明するための図である。
【図10】 第3実施形態の内容を説明するための図である。
【図11】 変形例の内容を説明するための図である。
【図12】 変形例の内容を説明するための図である。
【図13】 変形例の内容を説明するための図である。
【符号の説明】
1……無線端末、11……ROM、12……CPU、13……RAM、
14……EEPROM、16……操作部、17……無線通信部、19……バス、
2……基地局、21……ROM、22……CPU、23……RAM、
24……HDD、27……無線通信部、28……通信部、29……バス、
3……サーバ、31……ROM、32……CPU、33……RAM、
34……HDD、28……通信部、39……バス、
100……通信制御システム。

Claims (12)

  1. 複数のサービスエリアのいずれかに存在する端末から、データ通信するための接続要求があると、
    (1)当該サービスエリア内において接続要求を許可している端末台数と、
    (2)当該サービスエリアと信号干渉を生じる他のサービスエリア内において接続要求を許可している端末台数に補正値を乗算した数と、
    を加算した値が、当該サービスエリアで予め決められる上限台数に達していないか否かを判別し、
    達していない場合に前記接続要求を許可することを特徴とするデータ通信制御方法。
  2. 複数の基地局がカバーするサービスエリアのいずれかに存在する端末から、基地局を介してデータ通信するための接続要求があると、
    (1)自ら接続要求を許可している端末台数と、
    (2)カバーするサービスエリアと信号干渉を生じる他のサービスエリアの基地局が接続要求を許可している端末台数に補正値を乗算した数と、
    を加算した値が、予め決められる上限台数に達していないか否かを判別し、
    達していない場合に前記接続要求を許可するとともに、許可した旨を、信号干渉を生じる他のサービスエリアの基地局に通知すること
    を特徴とするデータ通信制御方法。
  3. 請求項2に記載のデータ通信制御方法において、
    前記基地局は、接続要求を許可した端末に係るデータ通信が終了すると、その旨を、信号干渉を生じる他のサービスエリアの基地局に通知すること
    を特徴とするデータ通信制御方法。
  4. 請求項2または請求項3のいずれかに記載のデータ通信制御方法において、
    前記基地局は、
    (1)自ら接続要求を許可している端末台数と、
    (2)カバーするサービスエリアと信号干渉を生じる他のサービスエリアの基地局が接続要求を許可している端末台数に補正値を乗算した数と、
    を格納するためのメモリを有し、
    信号干渉を生じる他のサービスエリアの基地局から接続要求を許可した旨の通知あるいは接続要求を許可した端末に係るデータ通信が終了した旨の通知を受けると、前記メモリの内容を更新すること
    を特徴とするデータ通信制御方法。
  5. 請求項2に記載のデータ通信制御方法において、
    前記基地局は、カバーするサービスエリア内に接続要求を許可した端末が存在しなくなると、その旨を、当該サービスエリアと信号干渉を生じるサービスエリアの基地局に通知すること
    を特徴とするデータ通信制御方法。
  6. 複数のサービスエリアのいずれかに存在する端末から、データ通信するための接続要求があった場合に、当該接続要求の可否判断をするデータ通信制御方法であって、
    サービスエリア内の端末から接続要求があると、
    (1)当該サービスエリア内において接続要求を許可している端末台数と、
    (2)当該サービスエリアと信号干渉を生じる他のサービスエリア内において接続要求を許可している端末台数に補正値を乗算した数と、
    を加算した値が、当該サービスエリアを含む複数のサービスエリアごとに予め決められる上限台数に達していないか否かを判別し、
    達していない場合に前記接続要求を許可することを特徴とするデータ通信制御方法。
  7. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のデータ通信制御方法において、
    前記補正値は、サービスエリアごとに予め設定されることを特徴とするデータ通信制御方法。
  8. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のデータ通信制御方法において、
    前記補正値は、予め設定される0以上1以下の値であり、サービスエリア間の距離に応じた値に予め設定されることを特徴とするデータ通信制御方法。
  9. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のデータ通信制御方法において、
    前記補正値は、予め設定される0以上1以下の値であり、サービスエリア間の距離が短いほど小さい値に予め設定されることを特徴とするデータ通信制御方法。
  10. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のデータ通信制御方法において、
    前記補正値は、予め設定される0以上1以下の値であり、サービスエリアの干渉が生じる度合いに応じた値に予め設定されることを特徴とするデータ通信制御方法。
  11. 複数のサービスエリアのいずれかに存在する端末から、データ通信するための接続要求があった場合に、当該接続要求の可否判断をするデータ通信制御装置であって、
    サービスエリア内の端末から接続要求があると、
    (1)当該サービスエリア内において接続要求を許可している端末台数と、
    (2)当該サービスエリアと信号干渉を生じる他のサービスエリア内において接続要求を許可している端末台数に補正値を乗算した数と、
    を加算した値が、当該サービスエリアで予め決められる上限台数に達していないか否かを判別する判別部と、
    前記判別部が、達していない旨を判別した場合に、前記接続要求を許可する許可部と
    を具備することを特徴とするデータ通信制御方法。
  12. 複数のサービスエリアのいずれかに存在する端末から、データ通信するための接続要求があった場合に、当該接続要求の可否判断をするデータ通信制御装置であって、
    サービスエリア内の端末から接続要求があると、
    (1)当該サービスエリア内において接続要求を許可している端末台数と、
    (2)当該サービスエリアと信号干渉を生じる他のサービスエリア内において接続要求を許可している端末台数に補正値を乗算した数と、
    を加算した値が、当該サービスエリアを含む複数のサービスエリアごとに予め決められる上限台数に達していないか否かを判別する判別部と、
    前記判別部が、達していない旨を判別した場合に、前記接続要求を許可する許可部
    を具備することを特徴とするデータ通信制御装置。
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