JP3934142B2 - 決算データ処理システム - Google Patents

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Description

本発明は、連結対象会社の決算データを処理する決算データ処理システム、決算データ処理方法、および決算データ処理プログラムに関する。
連結決算書あるいは連結財務諸表を作成するのに、例えば特許文献1に記載されているようなコンピュータシステムを利用することができる。このシステムでは、各連結関係会社の個別財務諸表がその会社独自の会計システムにより作成される。作成された個別財務諸表は地域統括サーバに送信される。地域統括サーバは、受信した個別財務諸表から対応する地域の連結財務諸表を作成し本体サーバに送信する。本体サーバは、各地域統括サーバからの財務諸表を連結する。これによって、企業グループ全体に対する連結財務諸表が作成される。
連結関係会社には、親会社の他、連結対象となった子会社や関連会社が含まれる。連結対象となる子会社や関連会社は、親会社が直接または間接的に所有している株式や業務内容などに基づいて定められる。
企業グループの活動がグローバルに行われるようになるのに連れて、国内の子会社だけでなく海外子会社も連結対象会社に含まれることが多くなる。海外子会社の決算データは通常その会社が属する地域や国の通貨で作成される。親会社と海外子会社とで会計上の通貨が異なる場合、連結決算のために換算が必要となる。特許文献1に記載のシステムでは、本体サーバに為替データベースが用意され、そのデータベースに記憶された為替レートを用いて換算が行われる。例えば親会社が米国にあり、連結対象会社がメキシコにあれば、その連結対象会社の決算データについて、ペソからUSドルへの換算が行われることになる。
このようなコンピュータシステムは、財務会計上の決算を行うためだけでなく、管理会計上の決算を行うのにも利用することができる。管理会計上の決算を行う場合、経営環境の変動などを考慮するため、決算の対象期間は短い方がよい。管理会計上の決算は月次で行われることが多いが、コンピュータシステムを用いれば、日次や週次での決算も不可能ではない。一方、財務会計上の決算は原則的に年次で行われる。1ヶ月や1週間のような比較的短期間での決算も管理会計上行うのであれば、その決算のデータから、1年や半年のような比較的長期間での決算のデータを得るようにするのが効率的である。会計期間を区分した区分期間毎の決算データを処理することによって、その会計期間に対する決算データを得ることができる。
連結決算のために、その会計期間における各区分期間の連結対象会社の決算データを得る場合に、親会社と連結対象会社とで会計上の通貨が異なっているときには、各区分期間の決算データについてその区分期間に対応した為替レートで基本的に換算を行えばよい。区分期間の単位が1ヶ月であれば、連結対象会社の通貨から親会社の通貨への換算を各月で行う。
為替レートの変動により為替差損益が生じれば、その損益については別途調整を行う。天災などによる損失やインフレ見合いについても、区分期間の決算データとして取り扱うことができないので別途調整が必要である。当期の区分期間の決算データは、前期の区分期間の決算データと前期の調整分のデータに基づくことになる。
特開2001−222656号公報
調整分のデータのうちインフレ見合いのような調整分のデータは、その調整分に対応する会計期間が終了した後でも、政府の補正指導などにより変更されることがある。上述の通り、当期の区分期間の決算データは前期の調整分のデータに基づくので、前期が終了した後に連結対象会社の調整分のデータについて変更があれば、当期の最初からその変更があるまでの連結対象会社のデータについてその変更に応じた再計算を行わなければならない。
また各区分期間について順次換算を行っていると、再計算を行うデータについては既に換算が行われているので、その換算もし直さなければならない。変更が複数回あれば、その度に再計算だけでなく換算のやり直しが生じる。区分期間が短ければ、それだけ計算が増える。
本発明は、このような従来の技術における課題を解決するためになされたものであり、連結対象会社の調整分のデータに変更があっても、その変更に伴う計算の増加を抑えることのできる決算データ処理システム、決算データ処理方法、および決算データ処理プログラムを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために本発明は、連結対象会社の決算データから親会社との連結決算に用いる連結用データを作成するためのコンピュータを備えたシステムを提供する。このシステムのコンピュータは、カレンダー上の月である通常月と、最後の通常月の後に加えられたカレンダー上にない月である調整月とを含む会計期間の各月の決算データとして、月初残高および月末残高を含む連結対象会社の月次の決算データを連結対象会社のコンピュータからネットワークを介して受信し、記憶装置に記憶する手段、記憶装置に予め格納した、親会社と連結対象会社とを含むそれぞれの会社について会計期間の最初の通常月および最後の通常月を示すデータに従って、親会社の会計期間中に連結対象会社の会計期間が終了するか否かを判定する会計期間判定手段、そして記憶装置に予め格納した親会社と連結対象会社の通貨に関するデータに従って、親会社と連結対象会社とで会計上の通貨が異なるか否かを判定する通貨判定手段を備える。
更にそのコンピュータは、親会社の一会計期間の各月に対する月次の連結用データを、当該会計期間の最初の月から、その月に対応する連結対象会社の月次の決算データを用いて、月ごとに順次作成する際に、作成する連結用データが親会社の調整月のデータか親会社の通常月のデータかを判定する月度判定手段、親会社の一会計期間の各月に対する月次の連結用データを月ごとに順次作成する際に、会計期間判定手段により親会社の会計期間中に連結対象会社の会計期間が終了すると判定され、かつ、通貨判定手段により、親会社と連結対象会社とで会計上の通貨が異なると判定され、かつ、月度判定手段により、作成する連結用データが親会社の通常月のデータであると判定された場合、当該通常月に対応する連結対象会社の月次の決算データを元データとして、該元データの月初残高および月末残高それぞれに対する換算額である月初換算額および月末換算額を含む当該通常月の連結用データを作成して記憶装置に記録するため、元データの月初残高に対する当該通常月の為替レートによる換算額と、当該通常月の前月における連結用データの月末換算額との差を為替差損益として求めるとともに、元データの月初残高と月末残高の差である移動分に対する当該通常月の為替レートによる換算額を算出し、当該通常月の前月における連結用データの月末換算額に、算出した換算額を加算することにより、当該通常月における連結用データの月末換算額を定めて、当該通常月の前月における連結用データの月末換算額を月初換算額として含み、定めた月末換算額を月末換算額として含む当該通常月における連結用データを作成する手段、そして親会社の一会計期間の各月に対する月次の連結用データを月ごとに順次作成する際に、会計期間判定手段により親会社の会計期間中に連結対象会社の会計期間が終了すると判定され、かつ、通貨判定手段により、親会社と連結対象会社とで会計上の通貨が異なると判定され、かつ、月度判定手段により、作成する連結用データが親会社の調整月のデータであると判定された場合、記憶装置に記憶された連結対象会社の月次の決算データのうち、親会社の一会計期間中に始まる連結対象会社の会計期間における最初の通常月から親会社の調整月の前月までの各月のデータの月初残高および月末残高それぞれに対し、連結対象会社の調整月の決算データの月初残高と月末残高の差である移動分を加算して連結対象会社の月次の決算データを洗い替えするとともに、当該親会社の調整月の連結用データを作成して記憶装置に記録するため、連結対象会社の調整月における月次の決算データを元データとして、該元データの月初残高と月末残高の差である移動分に対する連結対象会社の調整月の前月に対応する親会社の通常月の為替レートによる換算額を算出し、親会社の調整月の前月における連結用データの月末換算額に、算出した換算額を加算することにより、親会社の調整月における連結用データの月末換算額を定めて、親会社の調整月の前月における連結用データの月末換算額を月初換算額として含み、定めた月末換算額を月末換算額として含む親会社の調整月における連結用データを作成する手段を備える。
他の観点では、本発明は、連結対象会社の決算データから親会社との連結に用いる連結用データを作成するため、記憶装置を備えたコンピュータにより実施される方法を提供する。この決算処理方法は、そのコンピュータが、カレンダー上の月である通常月と、最後の通常月の後に加えられたカレンダー上にない月である調整月とを含む会計期間の各月に対する会計年月のデータについて、月初残高および月末残高を含む月次の決算データを連結対象会社のコンピュータからネットワークを介して受信し、前記連結用データの元データとして前記記憶装置に記憶する手順、前記コンピュータが、前記記憶装置に予め格納した、親会社と連結対象会社とを含むそれぞれの会社について会計期間の最初の通常月および最後の通常月を示すデータに従って、親会社の会計期間中に連結対象会社の会計期間が終了するか否かを判定する会計期間判定手順、前記コンピュータが、前記記憶装置に予め格納した親会社と連結対象会社の通貨に関するデータに従って、親会社と連結対象会社とで会計上の通貨が異なるか否かを判定する通貨判定手順を備える。
更に、前記コンピュータが、親会社の一会計期間の各月に対する月次の連結用データを、当該会計期間の最初の月から、その月に対応する連結対象会社の月次の決算データを用いて、月ごとに順次作成する際に、作成する連結用データが親会社の調整月のデータか親会社の通常月のデータかを判定する月度判定手順、親会社の一会計期間の各月に対する月次の連結用データを月ごとに順次作成する際に、会計期間判定手順において、親会社の会計期間中に連結対象会社の会計期間が終了すると判定され、かつ、通貨判定手順において、親会社と連結対象会社とで会計上の通貨が異なると判定され、かつ、月度判定手順において、作成する連結用データが親会社の通常月のデータであると判定された場合、コンピュータが、当該通常月に対応する連結対象会社の月次の決算データを元データとして、該元データの月初残高および月末残高それぞれに対する換算額である月初換算額および月末換算額を含む当該通常月の連結用データを作成して記憶装置に記録するため、元データの月初残高に対する当該通常月の為替レートによる換算額と、当該通常月の前月における連結用データの月末換算額との差を為替差損益として求めるとともに、元データの月初残高と月末残高の差である移動分に対する当該通常月の為替レートによる換算額を算出し、当該通常月の前月における連結用データの月末換算額に、算出した換算額を加算することにより、当該通常月における連結用データの月末換算額を定めて、当該通常月の前月における連結用データの月末換算額を月初換算額として含み、定めた月末換算額を月末換算額として含む当該通常月における連結用データを作成する手順、そして親会社の一会計期間の各月に対する月次の連結用データを月ごとに順次作成する際に、会計期間判定手順において、親会社の会計期間中に連結対象会社の会計期間が終了すると判定され、かつ、通貨判定手順において、親会社と連結対象会社とで会計上の通貨が異なると判定され、かつ、月度判定手順において、作成する連結用データが親会社の調整月のデータであると判定された場合、コンピュータが、記憶装置に記憶された連結対象会社の月次の決算データのうち、親会社の一会計期間中に始まる連結対象会社の会計期間における最初の通常月から親会社の調整月の前月までの各月のデータの月初残高および月末残高それぞれに対し、連結対象会社の調整月の決算データの月初残高と月末残高の差である移動分を加算して連結対象会社の月次の決算データを洗い替えするとともに、当該親会社の調整月の連結用データを作成して記憶装置に記録するため、連結対象会社の調整月における月次の決算データを元データとして、該元データの月初残高と月末残高の差である移動分に対する連結対象会社の調整月の前月に対応する親会社の通常月の為替レートによる換算額を算出し、親会社の調整月の前月における連結用データの月末換算額に、算出した換算額を加算することにより、親会社の調整月における連結用データの月末換算額を定めて、親会社の調整月の前月における連結用データの月末換算額を月初換算額として含み、定めた月末換算額を月末換算額として含む親会社の調整月における連結用データを作成する手順を備える。
さらに別の観点では、本発明は決算データ処理方法の手順をコンピュータに実行させるための決算データ処理プログラム、およびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することができる。
このような構成を採用することにより、本発明では、連結対象会社の調整分のデータに変更があっても、その変更に伴う計算の増加を抑えることができる。さらに為替差損益の調整を計算上他の調整と明確に区別することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。この実施の形態において、本発明は、親会社と連結対象会社との年次の連結決算を行うためのコンピュータシステムとして具体化される。年次の連結決算を行うために、このシステムは、会計期間を区分した区分期間毎の連結対象会社の決算データを処理する。ここでは、1年の会計期間を1ヶ月で区分し、連結対象会社の月次の決算データをその連結決算に利用する。
本実施の形態におけるシステムは親会社に設置されている。図1に示すように、このシステム100には、連結対象会社のシステム200がWAN(Wide Area Network)300を通じて接続されている。連結対象会社は、連結対象となった子会社や関連会社である。子会社や関連会社のデータは、ネットワークを通じて親会社のシステム100へ送信される。
親会社のシステム100では、コンピュータ101に、ユーザの利用する端末102がLAN(Local Area Network)103を通じて接続されている。コンピュータ101や端末102には、CPU(Central Processing Unit)やRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、通信装置などを有した一般的な汎用コンピュータを利用することができる。
コンピュータ101上では、ウェブサーバやデータベースサーバなどのプログラムが動作する。ウェブサーバは、端末102上のウェブクライアントからの要求に応じて、データベースサーバが管理しているデータベースにアクセスするためのインターフェイス画面をそのウェブクライアントに送信することができる。ウェブクライアントからの要求に応じた検索要求をデータベースサーバへ行ったり、そのデータベースサーバによる検索結果に基づいたウェブページを生成したりするために、別途CGI(Common Gateway Interface)プログラムやその他のプログラムを用いるようにしてもよい。ユーザは、そのインターフェイス画面を用いてデータの入力や編集、閲覧などを行う。
さらにコンピュータ101上では、記憶装置104に格納された決算データを処理するための決算データ処理プログラムが動作する。このプログラムは、コンピュータ101、さらには親会社のシステム100を決算データ処理システムとして機能させる。図2は決算データ処理システムの機能ブロック図である。
この決算データ処理システムにおいて、決算データ通信部1は、連結対象会社の決算データ、またはその連結対象会社の会計期間に対する調整分のデータをその連結対象会社のシステム200からWAN300を介して受信する。ここでは、決算データ処理プログラムの指令に従って、コンピュータ101が通信装置を用いてデータを受信すると、その受信したデータを記憶装置104に格納する。
会計期間判定部2は、親会社の会計期間中に連結対象会社の会計期間が終了するか否かを判定する。コンピュータ101は、その判定のため、決算データ処理プログラムの指令に従って記憶装置104から連結対象データベース105のデータを読み出し、そのデータに従って親会社に対する連結対象会社を特定する。図3は連結対象データベースの構成の一例を示す図である。この例では、親会社の会社コードに、企業グループを表す集約コードとその企業グループに含まれる連結対象会社の会社コードとを関連付けている。また会計期間の判定のため、コンピュータ101は、記憶装置104上の会計期間データベース106から会計期間に関するデータを読み出す。図4に示すように、会計期間データベース106では、会社コードに会計年度、開始月および終了月が関連付けられている。図4のレコードは、「00000001」という会社コードによって識別される会社について、会計年度が2003年であれば、開始月が2003年4月であり終了月が2004年3月であることを示している。親会社の2003年度の会計期間が2003年4月から2004年3月までであり、連結子会社の2003年度の会計期間が2003年1月から2003年12月までであれば、コンピュータ101は、その親会社の会計期間中にその連結対象会社の会計期間が終了すると判定する。また、連結子会社の2003年度の会計期間も2003年4月から2004年3月までであれば、その親会社の会計期間とその連結対象会社の会計期間が一致すると判定する。
通貨判定部3は、親会社と連結対象会社とで会計上の通貨が異なるか否かを判定する。コンピュータ101はこの判定のため、決算データ処理プログラムの指令に従って記憶装置104上の為替レートデータベース107から通貨に関するデータを読み出す。図5は為替レートデータベースの構成の一例を示す図である。この例では、会社コードに、その会社での会計上の通貨と親会社の会計上の通貨とを関連付けている。図5のレコードで、「C0000001」という会社コードによって識別される会社の通貨はメキシコペソであり、親会社の通貨はUSドルとなっている。このとき、コンピュータ101は、親会社と連結対象会社とで会計上の通貨が異なると判定する。
決算データ処理部4は、親会社の会計期間中に連結対象会社の会計期間が終了する場合で親会社と連結対象会社とで会計上の通貨が異なる場合に、親会社の会計期間中に始まる連結対象会社の会計期間に含まれる区分期間の決算データについては、親会社のその会計期間中に終了する連結対象会社の会計期間に対する調整分のデータを反映していない状態で、連結対象会社の通貨から親会社の通貨への換算処理をする。
この実施の形態では、その換算処理を行うため決算データ処理部4において、処理実行判定部5が、親会社の会計期間中に連結対象会社の会計期間が終了する場合に、親会社の会計期間中の連結対象会社の決算データを全て処理したかどうかを判定する。親会社の会計期間中に連結対象会社の会計期間が終了する場合、親会社のその会計期間には、その会計期間中に終了する連結対象会社の会計期間の一部とそれに続いて始まる連結対象会社の会計期間の一部とが重なる。上述の例では、親会社の2003年度の会計期間には、連結子会社の同年度の会計期間と次年度の会計期間とが重なる。親会社の2003年度の会計期間が2003年4月から2004年3月までであれば、親会社の会計期間中の連結対象会社の決算データは、2003年4月から2004年3月までのいずれかの月の決算データである。この場合、コンピュータ101は、決算データ処理プログラムの指令に従って記憶装置104にアクセスし、2003年4月から2004年3月までの各月の決算データを処理したかどうかを判定する。決算データを月単位で逐次処理していれば、その期間の最後の月である2004年3月の連結対象会社の決算データを処理したかどうかで判定をすることができる。コンピュータ101は、2004年3月の決算データを既に処理していれば、親会社の会計期間中の連結対象会社の決算データを全て処理したと判定し、2004年3月の決算データをまだ処理していなければ、親会社の会計期間中の連結対象会社の決算データを全て処理していないと判定する。
決算データ換算部6は、親会社の会計期間中の連結対象会社の決算データを全て処理していない場合に、親会社と連結対象会社とで会計上の通貨が異なれば、処理対象の決算データについて、そのデータに対応する為替レートで換算処理をする。この換算処理は、勘定科目に応じた為替レートを用いて行うようにしてもよい。コンピュータ101は、その換算をするために、記憶装置104上の為替レートデータベース107と勘定科目別レートデータベース108を用いることができる。
為替レートデータベース107では、会社コードにその会社での会計上の通貨と親会社の会計上の通貨とが関連付けられている他、レートの種類を識別するレート識別コードや、そのコードで識別されるレートの具体的な値、そのレートの有効開始日、有効期限も関連付けられている。ユーザは、端末102を用いて、この為替レートデータベース107にアクセスすることができる。図6は為替レートデータベースにアクセスするためのインターフェイス画面の一例である。ユーザの指示を受けると、端末102上のウェブクライアントはコンピュータ101上のウェブサーバにそのインターフェイス画面を要求する。この要求は連結子会社の指定を含む。ウェブサーバは、指定された連結子会社を条件としてデータベースサーバに検索要求を行う。データベースサーバは、記憶装置104の為替レートデータベース107から、指定された連結子会社に対応する為替レートを検索し、その検索結果をウェブサーバに返す。ウェブサーバは、データベースサーバからの検索結果に基づいて、図6のようなウェブページを生成し、要求元のウェブクライアントに送信する。このウェブページをインターフェイス画面として、ユーザは、レコードの参照や編集、追加、削除を行う。図6の例では、メキシコペソからUSドルへの為替レートが2001年12月15日から2002年1月1日までの各日について表示されている。
図7は勘定科目別レートデータベースの構成の一例を示す図である。この例では、会社コードに、勘定科目を識別するコードとレート識別コードとを関連付けている。勘定科目別レートデータベース108にユーザがアクセスする場合には、図8に示すようなインターフェイス画面が表示される。この画面では、勘定科目コードおよび対応する勘定科目名が示されている。また「為替レート種別」として、各勘定科目に対応するレート識別コードおよび為替レートの種類名も示されている。
コンピュータ101は、決算データ処理プログラムの指令に従って勘定科目別レートデータベース108を参照することにより、処理対象データに含まれる各勘定科目のデータに適用するレート識別コードを特定する。会社コード、特定したレート識別コードおよび処理対象期間に対応するレートを為替レートデータベース107から得る。そして、コンピュータ101は、得られた為替レートを用いて換算処理を行う。このような換算処理は、区分期間毎に行えばよい。日々レートや平均レートなど為替レートが複数種類あり、さらに勘定科目毎にその勘定科目に適用する為替レートが異なる場合でも、区分期間毎に一括して換算処理を行えばよい。勘定科目に応じた為替レートを用いることによって、換算処理を日々行う必要はなくなる。
ユーザが月次の決算データに対する換算処理の指示するときには、図9に示すようなインターフェイス画面を用いることができる。この画面において、「事業場コード」の欄は連結対象会社を指定したり連結対象会社および親会社を確認したりするのに用いられる。「基軸通貨」の欄は、変換元の通貨と変換先の通貨をユーザが確認するのに用いられる。この画面の実行ボタン401をユーザが押すと、コンピュータ101は換算処理を実行する。この換算処理によって、連結用のデータが作成される。コンピュータ101は、記憶装置104上の連結用データ変換データベース109を参照して、作成した連結用データを適当なレコードに記録する。図10は連結用データ変換データベースの構成の一例を示す図である。この例では、会社コードに変換元会社コードや連結決算ステータスが関連付けられている。会社コードも変換元会社コードも同じ連結対象会社に割り当てられたコードである。連結対象会社の会計上の通貨を用いた決算データを扱うときのコードが変換元会社コードである。ここでの会社コードは、その決算データに対応する換算データを扱うときのコードである。連結決算ステータスは、連結決算を行うための換算処理の状況を示すのに用いられる。連結決算ステータスは、例えば「0」から「4」までの1桁の数字で与えられる。「1」は年度末決算締め暫定、「2」は年度末決算締め再オープン、「3」は年度末決算締め確定、「4」は年度末決算締め最終計算を示す。月次の決算データについて換算処理を行っている場合には、連結決算ステータスとして「0」が与えられる。
図2の決算データ更新部7は、親会社の会計期間中の連結対象会社の決算データを全て処理してから、親会社のその会計期間中に終了する連結対象会社の会計期間に対する調整分のデータを反映することによって、親会社のその会計期間中に始まる連結対象会社の会計期間に含まれる区分期間の決算データを連続的に更新する。親会社の会計期間が2003年度であれば、上述の通り、親会社のその会計期間には、連結対象会社の2003年度および2004年度の会計期間が重なる。連結対象会社の2003年度の会計期間は、親会社の2003年度の会計期間中に終了する。親会社のその会計期間中に、連結対象会社の2003年度の会計期間について、天災による損失計上やインフレ見合いなどのための調整が行われる。連結対象会社の2004年3月の決算データを処理していれば、コンピュータ101は、決算データ処理プログラムの指令に従って記憶装置104にアクセスし、連結対象会社の2004年1月から3月までの各月の決算データにその調整分のデータを反映することで、それらの月の決算データをまとめて更新する。連結対象会社の2004年3月の決算データを処理していなければ、コンピュータ101は、その更新を行わない。決算データに換算処理が必要な場合には、2003年4月から2004年3月までの全ての月の決算データに対して換算処理が済んでから、連結対象会社の2003年度に対する調整分のデータを反映することになる。このため、連結対象会社の調整分のデータに変更があっても、その換算処理をし直す必要がない。また、親会社の会計期間が終了するまで連結対象会社の調整分のデータの確定を待つことができるので、調整分のデータが数回変更されるような場合でも、変更の度に再計算や換算をし直す必要がなくなる。さらに、親会社の会計期間中に始まる連結対象会社の会計期間に含まれる区分期間であって親会社のその会計期間の区分期間と重なる区分期間の決算データの換算処理に調整分のデータを用いないので、親会社の会計期間中に終了する連結対象会社の会計期間の期末と次の会計期間の期首との換算額の差は為替差損益によるものだけとなる。このため、為替差損益の調整を他の調整と明確に区別することも可能となる。
調整分データ換算部8は、親会社の会計期間中の連結対象会社の決算データを全て処理した場合に、親会社と連結対象会社とで会計上の通貨が異なれば、決算データ更新部7が反映した調整分のデータについて、そのデータに対応する為替レートで換算処理をする。ここでは、コンピュータ101が決算データ処理プログラムの指令に従って記憶装置104にアクセスし、決算データ更新部7が反映した調整分のデータに対して、決算データと同様に換算処理を行い、そのデータを記憶装置104に格納する。
合算部9は、決算データ処理部4により処理された連結対象会社の決算データを親会社の決算データに合算する。ここでは、コンピュータ101が連結対象会社の決算データおよび親会社の決算データを記憶装置104から読み出し、連結対象会社の決算データを親会社の決算データに合算する。連結対象会社の決算データについて換算処理が行われている場合には、その換算処理されたデータを親会社の決算データに合算する。
このような決算データ処理システムにおいて、調整分のデータは、会計期間の最後にカレンダー上にない区分期間を調整処理期間として調整のために加えることで、データ処理上、各区分期間の決算データと同様に扱うことができる。
調整区分期間のデータを調整分のデータとして扱う場合、処理実行判定部5は、連結対象会社のデータを処理する対象の区分期間が調整区分期間になると、親会社の会計期間中の連結対象会社の決算データを全て処理したと判定する。また決算データ更新部7は、親会社の会計期間中に終了する連結対象会社の会計期間に含まれる区分期間の決算データにその調整区分期間のデータを反映する。
この実施の形態では、調整分のデータを処理するための調整月を13月と呼び、カレンダー上の1月から12月を通常月と呼ぶ。上述の例では、連結対象会社の会計期間が1月から同年度の12月までであるので、13月は12月の後に続く。親会社については、会計期間が4月から翌年の3月までであるので、13月は3月の後に続ける。このシステムでは、親会社の調整月は12月の後に続けない。
通常月のデータ入力から調整月のデータ入力にユーザが移行するような場合には、図11に示すような移行画面402を用いることができる。この画面402は、2003年2月の仕訳データの入力から2002年13月のデータ入力に移行するときのものである。連結対象会社の2002年度の会計期間が終了した後に、その会計年度の調整分が変更されたような場合には、この例のように、2003年度に移行してから2002年13月度のデータ入力を行う必要が生じる。2002年13月度のデータ入力に移行しても、移行前の処理対象期間は2003年2月度であるから、入力された13月度のデータは2003年度の月次データに反映されない。
ユーザが昨年度の13月のデータを反映する指示をする場合には、図11の指示画面403を用いることができる。この例でユーザがこの画面403を参照できるのは、2003年3月までの換算処理が少なくとも終了しているときである。2002年13月度のデータに基づいて2003年1月度から3月度のデータを更新することによって、コンピュータ101は2002年度の調整分のデータを2003年度の月次データに反映する。この更新は、調整分のデータが確定してから行えばよく、変更の度に繰り返す必要はない。
その繰り返しを避けるため、決算データ処理部4に調整分データ確定判定部10をさらに備えるようにしてもよい。調整分データ確定判定部10は、親会社の会計期間中に終了する連結対象会社の会計期間に対する調整分のデータを確定しているかどうかを判定する。決算データ更新部7は、親会社の会計期間中に終了する連結対象会社の会計期間に対する調整分のデータが確定している場合に、親会社のその会計期間中に始まる連結対象会社の会計期間に含まれる区分期間の決算データに、その確定した調整分のデータを反映する。
このような決算データ処理やそれに続く連結決算の処理はコンピュータ101が自動的に行うことができる。図12は調整月を設けた場合について処理の流れを示す図である。
コンピュータ101のCPUは、決算データ処理の指示をユーザから受けると、親会社と連結対象会社の会計期間を比較する(S101)。親会社の会計期間中に連結対象会社の会計期間が終了する場合、処理対象の月が親会社の調整月にあたるか否かを判定する(S102)。処理対象の月が親会社の調整月にあたる場合、連結対象会社の年度頭から当月までのデータに連結対象会社の昨年度の調整月分を反映する(S103)。
ここで当月は、親会社の年度末月に対応する月である。連結対象会社の年度末月が12月であり親会社の年度末月が3月であれば、連結対象会社の1月から3月までのデータに昨年度の調整月分が反映される。この反映の具体的な処理の流れを図13に示す。CPUは連結対象会社の昨年度の調整月についてデータが入力されているかどうかを確認する(S201)。データが入力されていれば、連結対象会社の年度頭に近い月からデータを読み出す(S202)。読み出したデータの月初残に調整月の移動分を加算して月初残を更新する(S203)。さらに月末残に調整月の移動分を加算して月末残を更新する(S204)。読み出したデータが当月のデータでなければ(S205)、次月のデータを読み出し、月初および月末残の更新を各月について繰り返す。連結対象会社の昨年度の調整月のデータが入力されていないか、連結対象会社の年度頭から当月までの各月のデータの更新が完了すると、反映の処理は終了する。
このようにして更新を行うか、親会社と連結対象会社とで会計期間が一致するか、処理対象の月が親会社の調整月にあたらない場合、コンピュータ101のCPUは、図12に示すように、親会社の会計月に相当する連結対象会社のデータを処理対象に設定し、そのデータをメモリのワークエリアに読み込む(S104)。そして、親会社と連結対象会社の通貨を比較する(S105)。親会社と連結対象会社とで通貨が異なる場合、勘定科目および仕訳日に応じた為替レートで、読み込んだデータについて換算を行う(S106)。さらに月初および月末残の換算額から為替差損益を調整する処理を行う(S107)。親会社の会計期間中に連結対象会社の会計期間が終了していても、通常月には調整分のデータが反映されないので、通常月間での為替差損益の調整は容易になる。このようにして換算処理を終えた場合、その換算データを親会社の決算データに加え、親会社と連結対象会社とで通貨が同じ場合、読み込んだ連結対象会社の決算データを親会社の決算データに加えることによって、コンピュータ101のCPUは連結決算処理を行う(S108)。
このような処理では、図14に示すように通常月のデータは月毎に換算することができる。親会社の会計期間については処理上2004年3月の後に13月が配置されているので、連結対象会社の13月のデータは親会社の会計期間の期末に換算される。実線で示すように、連結対象会社の2003年13月のデータは親会社の2003年度の期末に換算され、破線で示すような2003年12月と2004年1月との間の換算は行われない。
図15から図21に示した具体的な数値を用いて決算データ処理の手順を具体的に説明する。図中の数値は説明のための架空の値である。
図15に示すように、メキシコにある連結対象会社の2003年12月度の月初および月末残が両方とも100ペソであったとする。2003年12月の為替レートが0.1であれば、USドルへの換算額はそれぞれ10ドルである。処理対象の月が2004年1月である場合、その月の決算データについては2003年13月度のデータを反映していない状態で換算処理が行われる。処理対象の月が2003年12月から2004年1月へ移るとき、2003年13月度のデータには月初および月末残とも、2003年12月度の月末残の値が設定される。2004年1月度に−20ペソの移動があると、2004年1月度の月末残の値は80ペソとなる。2004年1月の為替レートが0.15であれば、2004年1月度の月初および月末残の換算額は10ドルおよび7ドルとなる。2004年1月度の月末残は80ペソであるので、2004年2月度の移動が−10ペソであれば、2004年1月度の月初および月末残は80ペソおよび70ペソとなる。2004年2月の為替レートが0.15であれば、それらの換算額は7ドルおよび5.5ドルとなる。
図16に示すように、2004年2月度の決算が締められてから、連結対象会社の2003年13月度の移動分が−7ペソに確定したとする。2003年13月度のデータが入力されても、2004年1月度および2月度のデータには反映されない。その後、処理対象の月が2004年3月度に移っても反映は行われない。図17に示すように、2004年3月度の移動が−5ペソであれば、2004年3月度の月初および月末残は70ペソおよび65ペソとなる。その月の為替レートが0.2であれば、それらの換算額は5.5ドルおよび4.5ドルとなる。
図18に示すように、処理対象の月が親会社の2003年13月度にあたる月になると、連結対象会社の2003年13月度の移動分が反映される。それに伴う更新によって、2003年13月度の月末残は93ペソとなる。図19に示すように、さらに2003年1月度から3月度について連続的に更新が行われる。
図20に示すように、その更新の後、2003年13月度のデータについて換算処理が行われる。これによって、2003年度の連結決算を行うための換算処理が終了する。
図21に示すように、連結対象会社の2004年4月度の移動が+15ペソであれば、更新によって連結対象会社の2004年3月度の月末残は58ペソとなっているので、連結対象会社の2004年度の月初および月末残は58ペソおよび73ペソとなる。2004年4月の為替レートが0.1であれば、それらの換算額は3.8ドルおよび5.3ドルとなる。親会社の会計年度が次年度に移行すると、処理対象期間が親会社の会計期間中に終了する会計期間に含まれることになり、このように前期の会計期間に対する調整分のデータが反映された決算データについて換算処理が行われる。その結果、親会社の前期末と当期初とで換算額が整合する。
このように本実施の形態における決算データ処理システムでは、連結対象会社の調整分のデータに変更があっても、その変更に伴う計算の増加を抑えることができる。さらに為替差損益の調整とその他の調整とを計算上明確に区別することができる。
上述の実施の形態で利用した決算データ処理プログラムは、インターネットなどの電気通信回線を用いたり、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納したりすることで、関係者や第三者に提供することができる。例えばプログラムの指令を電気信号や光信号、磁気信号などで表現し、その信号を搬送波に載せて送信することで、同軸ケーブルや銅線、光ファイバのような伝送媒体でそのプログラムを提供することができる。またコンピュータ読取可能な記録媒体としては、CD−ROMやDVD−ROMなどの光学メディアや、フレキシブルディスクのような磁気メディア、フラッシュメモリやRAMのような半導体メモリを利用することができる。
なお、この実施の形態は、本発明の技術的範囲を制限するものではなく、既に記載したもの以外でも、その範囲内で種々の変形や応用が可能である。例えば日次や週次、月次の決算データから四半期や半期、年次の連結決算を同様に行うことができる。
本発明にかかる決算データ処理システム、決算データ処理方法、および決算データ処理プログラムは、連結対象会社の調整分のデータに変更があっても、その変更に伴う計算の増加を抑えることができるという効果を有し、連結決算などに有用である。
実施の形態における決算データ処理システムのハードウェア構成を説明するための図 決算データ処理システムの機能ブロック図 連結対象データベースの構成の一例を説明するための図 会計期間データベースの構成の一例を説明するための図 為替レートデータベースの構成の一例を説明するための図 為替レートデータベースに対するインターフェイス画面の一例を示す図 勘定科目別レートデータベースの構成の一例を説明するための図 勘定科目別レートデータベースに対するインターフェイス画面の一例を示す図 換算処理を指示するためのインターフェイス画面の一例を示す図 連結用データ変換データベースの構成の一例を説明するための図 移行画面および更新指示画面の例を説明するための図 実施の形態における決算データ処理の手順を説明するためのフローチャート 実施の形態における決算データ処理の手順を説明するための他のフローチャート 換算処理を具体的に説明するための図 換算処理を具体的に説明するための他の図 換算処理を具体的に説明するためのさらに他の図 換算処理を具体的に説明するためのさらに他の図 換算処理を具体的に説明するためのさらに他の図 換算処理を具体的に説明するためのさらに他の図 換算処理を具体的に説明するためのさらに他の図 換算処理を具体的に説明するためのさらに他の図
符号の説明
1 決算データ通信部
2 会計期間判定部
3 通貨判定部
4 決算データ処理部
5 処理実行判定部
6 決算データ換算部
7 決算データ更新部
8 調整分データ換算部
9 合算部
10 調整分データ確定判定部
100 親会社のシステム
101 サーバコンピュータ
102 ユーザ端末
103 LAN
104 記憶装置
105 連結対象データベース
106 会計期間データベース
107 為替レートデータベース
108 勘定科目別レートデータベース
109 連結用データ変換データベース
200 連結対象会社のシステム
300 WAN

Claims (4)

  1. 連結対象会社の決算データから親会社との連結決算に用いる連結用データを作成するためのコンピュータを備えたシステムであって、
    前記コンピュータは、
    記憶装置、
    カレンダー上の月である通常月と、最後の通常月の後に加えられたカレンダー上にない月である調整月とを含む会計期間の各月の決算データとして、月初残高および月末残高を含む連結対象会社の月次の決算データを連結対象会社のコンピュータからネットワークを介して受信し、前記記憶装置に記憶する手段
    前記記憶装置に予め格納した、親会社と連結対象会社とを含むそれぞれの会社について会計期間の最初の通常月および最後の通常月を示すデータに従って、親会社の会計期間中に連結対象会社の会計期間が終了するか否かを判定する会計期間判定手段、そして
    前記記憶装置に予め格納した親会社と連結対象会社の通貨に関するデータに従って、親会社と連結対象会社とで会計上の通貨が異なるか否かを判定する通貨判定手段、
    を備え、更に、
    親会社の一会計期間の各月に対する月次の連結用データを、当該会計期間の最初の月から、その月に対応する連結対象会社の月次の決算データを用いて、月ごとに順次作成する際に、作成する連結用データが親会社の調整月のデータか親会社の通常月のデータかを判定する月度判定手段、
    親会社の前記一会計期間の各月に対する月次の連結用データを月ごとに順次作成する際に、
    前記会計期間判定手段により親会社の会計期間中に連結対象会社の会計期間が終了すると判定され、かつ、前記通貨判定手段により、親会社と連結対象会社とで会計上の通貨が異なると判定され、かつ、前記月度判定手段により、作成する連結用データが親会社の通常月のデータであると判定された場合、
    当該通常月に対応する連結対象会社の月次の決算データを元データとして、該元データの月初残高および月末残高それぞれに対する換算額である月初換算額および月末換算額を含む当該通常月の連結用データを作成して前記記憶装置に記録するため、元データの月初残高に対する当該通常月の為替レートによる換算額と、当該通常月の前月における連結用データの月末換算額との差を為替差損益として求めるとともに、元データの月初残高と月末残高の差である移動分に対する当該通常月の為替レートによる換算額を算出し、当該通常月の前月における連結用データの月末換算額に、算出した換算額を加算することにより、当該通常月における連結用データの月末換算額を定めて、当該通常月の前月における連結用データの月末換算額を月初換算額として含み、定めた月末換算額を月末換算額として含む当該通常月における連結用データを作成する手段、そして
    親会社の前記一会計期間の各月に対する月次の連結用データを月ごとに順次作成する際に、
    前記会計期間判定手段により親会社の会計期間中に連結対象会社の会計期間が終了すると判定され、かつ、前記通貨判定手段により、親会社と連結対象会社とで会計上の通貨が異なると判定され、かつ、前記月度判定手段により、作成する連結用データが親会社の調整月のデータであると判定された場合、
    前記記憶装置に記憶された連結対象会社の月次の決算データのうち、親会社の前記一会計期間中に始まる連結対象会社の会計期間における最初の通常月から親会社の調整月の前月までの各月のデータの月初残高および月末残高それぞれに対し、連結対象会社の調整月の決算データの月初残高と月末残高の差である移動分を加算して連結対象会社の月次の決算データを洗い替えするとともに、当該親会社の調整月の連結用データを作成して前記記憶装置に記録するため、連結対象会社の調整月における月次の決算データを元データとして、該元データの月初残高と月末残高の差である移動分に対する連結対象会社の調整月の前月に対応する親会社の通常月の為替レートによる換算額を算出し、親会社の調整月の前月における連結用データの月末換算額に、算出した換算額を加算することにより、親会社の調整月における連結用データの月末換算額を定めて、親会社の調整月の前月における連結用データの月末換算額を月初換算額として含み、定めた月末換算額を月末換算額として含む親会社の調整月における連結用データを作成する手段
    を備えた決算データ処理システム。
  2. 連結対象会社の決算データから親会社との連結に用いる連結用データを作成するため、記憶装置を備えたコンピュータにより実施される方法であって、
    前記コンピュータが、カレンダー上の月である通常月と、最後の通常月の後に加えられたカレンダー上にない月である調整月とを含む会計期間の各月に対する会計年月のデータについて、月初残高および月末残高を含む月次の決算データを連結対象会社のコンピュータからネットワークを介して受信し、前記連結用データの元データとして前記記憶装置に記憶する手順
    前記コンピュータが、前記記憶装置に予め格納した、親会社と連結対象会社とを含むそれぞれの会社について会計期間の最初の通常月および最後の通常月を示すデータに従って、親会社の会計期間中に連結対象会社の会計期間が終了するか否かを判定する会計期間判定手順、
    前記コンピュータが、記記憶装置に予め格納した親会社と連結対象会社の通貨に関するデータに従って、親会社と連結対象会社とで会計上の通貨が異なるか否かを判定する通貨判定手順
    を備え、更に、
    前記コンピュータが、親会社の一会計期間の各月に対する月次の連結用データを、当該会計期間の最初の月から、その月に対応する連結対象会社の月次の決算データを用いて、月ごとに順次作成する際に、作成する連結用データが親会社の調整月のデータか親会社の通常月のデータかを判定する月度判定手順、
    親会社の前記一会計期間の各月に対する月次の連結用データを月ごとに順次作成する際に、
    前記会計期間判定手順において、親会社の会計期間中に連結対象会社の会計期間が終了すると判定され、かつ、前記通貨判定手順において、親会社と連結対象会社とで会計上の通貨が異なると判定され、かつ、前記月度判定手順において、作成する連結用データが親会社の通常月のデータであると判定された場合、
    前記コンピュータが、当該通常月に対応する連結対象会社の月次の決算データを元データとして、該元データの月初残高および月末残高それぞれに対する換算額である月初換算額および月末換算額を含む当該通常月の連結用データを作成して前記記憶装置に記録するため、元データの月初残高に対する当該通常月の為替レートによる換算額と、当該通常月の前月における連結用データの月末換算額との差を為替差損益として求めるとともに、元データの月初残高と月末残高の差である移動分に対する当該通常月の為替レートによる換算額を算出し、当該通常月の前月における連結用データの月末換算額に、算出した換算額を加算することにより、当該通常月における連結用データの月末換算額を定めて、当該通常月の前月における連結用データの月末換算額を月初換算額として含み、定めた月末換算額を月末換算額として含む当該通常月における連結用データを作成する手順、そして
    親会社の前記一会計期間の各月に対する月次の連結用データを月ごとに順次作成する際に、
    前記会計期間判定手順において、親会社の会計期間中に連結対象会社の会計期間が終了すると判定され、かつ、前記通貨判定手順において、親会社と連結対象会社とで会計上の通貨が異なると判定され、かつ、前記月度判定手順において、作成する連結用データが親会社の調整月のデータであると判定された場合、
    前記コンピュータが、前記記憶装置に記憶された連結対象会社の月次の決算データのうち、親会社の前記一会計期間中に始まる連結対象会社の会計期間における最初の通常月から親会社の調整月の前月までの各月のデータの月初残高および月末残高それぞれに対し、連結対象会社の調整月の決算データの月初残高と月末残高の差である移動分を加算して連結対象会社の月次の決算データを洗い替えするとともに、当該親会社の調整月の連結用データを作成して前記記憶装置に記録するため、連結対象会社の調整月における月次の決算データを元データとして、該元データの月初残高と月末残高の差である移動分に対する連結対象会社の調整月の前月に対応する親会社の通常月の為替レートによる換算額を算出し、親会社の調整月の前月における連結用データの月末換算額に、算出した換算額を加算することにより、親会社の調整月における連結用データの月末換算額を定めて、親会社の調整月の前月における連結用データの月末換算額を月初換算額として含み、定めた月末換算額を月末換算額として含む親会社の調整月における連結用データを作成する手順
    を備えた決算データ処理方法。
  3. 請求項2記載の決算データ処理方法の手順をコンピュータに実行させるための決算データ処理プログラム。
  4. 請求項3記載の決算データ処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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