JP3933606B2 - 除湿機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、除湿機に関し、特に吸湿剤を用いて除湿を行う、乾式除湿機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の除湿機は、図1に示すように、除湿機1外部から送風機4によって取り入れられた吸湿用空気14aが、2経路を持った凝縮器3の一方の通路(以下、低温通路3aと呼ぶ)を通った後、内部にシリカゲルなどの吸湿剤26が充填され、風路を2分割された回転式の吸湿器2の一方の風路(以下、吸湿部2aと呼ぶ)を通って吸湿され、除湿機1の外部へ乾燥空気14bが放出される吸湿経路Aが構成されている。
【0003】
また、吸湿用空気14aに含まれる水分を吸収した吸湿剤26を再生するために、除湿機1外部から送風機6によって取り入れられた再生用空気7aは、再生用ヒータ5によって昇温され(7b)、吸湿器2内の吸湿剤26を乾燥させる。水分を含んだ高温の再生用空気7cは、前記凝縮器3の他方の通路(以下、高温通路3bと呼ぶ)を通ることで、低温通路3a内を通る吸湿用空気14aと熱交換されて冷却及び凝縮され、除湿機1の外部へ放出される再生経路Bが構成されている。
【0004】
凝縮器3に流入する再生用空気7cは、冷却されるため、水分が凝縮され、凝縮水19となって落下する。この時に飽和水蒸気量が少ないほうが、多くの水分を凝縮できるので、できるだけ低温に冷却した方が望ましい。また、再生経路B内に凝縮水19が溜まらないように、凝縮水19を受ける貯水部10と、貯水部10にあけられた孔10aから落下する凝縮水20を受ける貯水槽27が配されている。
【0005】
また、図2は、他の従来例を示し、再生経路Bが、循環した閉回路を構成した再生用空気循環式除湿機である。凝縮器3を通過後の再生用空気7dは、再生用ヒータ5で、昇温され、吸湿器2の再生部2bを通って吸湿剤26を再生し、凝縮器3で凝縮される。この構成によると、凝縮後の高湿度の再生用空気7dが除湿機1外へ放出されないため、前述の例と比較して除湿効果が高くなる。
【0006】
また、図3に凝縮器3の詳細を示す。凝縮器3は、図3における(a)に示すように、吸湿経路Aの低温通路3aと再生経路Bの高温通路3bとは直交しており、図3における(b)に示すような、内部が多数の通路に分割されたシート22,23が互いに直交して複数段交互に積層固着されて構成されている。シート22,23の固着面22a,23aは、極力薄く、また接触面積が大きく形成され、低温通路3aを通る吸湿用空気14aと、高温通路3bを通る再生用空気7cとの間の熱交換の効率を向上させている。
【0007】
熱交換によって冷却された再生用空気7cは、図3における(c)に示す高温通路3bの断面図のように、水分が凝縮されて、凝縮水19となり、凝縮水19は自重により高温通路3b内を落下して排出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このような構成の除湿機において、吸湿器2が吸湿用空気14aから水分を吸収する際には吸着熱が発生し、凝縮器3が、再生用空気7cを凝縮する際には凝縮熱が発生する。また、吸湿剤26を再生するためには、再生用空気7bは、約140℃以上に加熱される必要があるため、再生用ヒータ5には、送風機6により決定される風量の再生用空気7bを昇温させる電力が必要である。
【0009】
再生用空気7bの昇温時に再生用ヒータ5によって発生する余熱は、前記の吸着熱と凝縮熱とともに、除湿機1から放出されて、使用される部屋の室温を上昇させ、ユーザに不快感を与える要因となる。また、余熱分のエネルギーが再生用ヒータ5によって余分に消費されるので、除湿機1の消費電力を大きくしていた。
【0010】
また、乾式の除湿機は、コンプレッサ式除湿機などと比較し、静音であるが形状が大きくなるという欠点があった。
【0011】
また、図3における(c)に示すように、高温通路3b内を壁面に伝って成長しながら落下してきた凝縮水19は、凝縮器3の下端面30で表面張力によってある程度の重量になるまでは落下せずに留まり、大きな水滴19aとなって高温通路3bを塞でいた。
【0012】
この水滴19aによって、高温通路3bが部分的に塞がれることにより、再生用空気7cの通過面積が減少して熱交換を行う面積が少なくなり、さらに、通過面積が減少し、送風機6による風量が一定であるために再生用空気7cが凝縮器3を通過する速度が速くなることで、凝縮効率を悪化させる要因となっていた。
【0013】
また、再生用空気循環式除湿機においては、凝縮器3の貯水部10に開けられた孔10aは、再生用空気7dが閉じた再生経路Bからできる限り漏れないように、最小限の大きさに開けられている。しかし、再生経路Bにおいて、凝縮器3の高温通路3bが細管状となっているため最も通気抵抗が大きく、凝縮器3を通過後の再生用空気7dの気圧が大気圧よりも低くなり、孔10aから凝縮水19が排出されにくくなることによって再生経路Bに凝縮水19が溜まる要因となっていた。
【0014】
また、除湿機1を運転する際に、湿度は、温度に比較して体感しにくいため、ユーザが除湿効果を確認しにくかった。
【0015】
また、再生経路Bは、高湿度状態であり、除湿機1を運転停止後に、再生経路Bが室温まで低下した際には、再生経路Bのほぼ全体が露点温度に達している。再生経路Bは、高湿度の再生用空気7dの排出を少なくするために、細い経路で構成されているので(例えば吸湿経路Aの1/10)、除湿機1の運転停止後長時間放置しても乾燥しにくく、かびの発生、雑菌の繁殖、金属部の腐食などの問題があった。
【0016】
本発明は、外部へ放出される熱を低減し、消費電力の少ない除湿機を提供することを目的とする。
【0017】
また、本発明は、小型でコストパフォーマンスに優れた除湿機を提供することを目的とする。
【0018】
また、本発明は、安定した凝縮効率を得ることのできる除湿機を提供することを目的とする。
【0019】
また、本発明は、凝縮水の排出をスムーズに行うことが可能な除湿機を提供することを目的とする。
【0020】
また、本発明は、運転効果を容易に確認可能な除湿機を提供することを目的とする。
【0021】
また、本発明は、かびや雑菌の発生及び金属の腐食を防止した除湿機を提供することを目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、回転式の吸湿器と、前記吸湿器内部に充填され、水分を吸収する吸湿剤と、前記吸湿器内の風路を分割された吸湿部を通り、吸湿用空気から水分を吸収する吸湿経路と、前記吸湿器内の風路を分割された再生部を通り、前記吸湿剤を再生する再生経路と、前記再生経路内を通り再生用空気を昇温する再生用ヒータと、前記再生用空気内の水分を凝縮させて除去する凝縮器とを備えた除湿機において、前記凝縮器を通過後の前記再生経路の一部に通気抵抗を設けている。
【0033】
この構成によると、循環した再生経路において、凝縮器を通過した再生用空気は、通気抵抗を受け、凝縮器の出口付近の気圧が高くなる。
【0034】
また、前記凝縮器を通過後の前記再生経路を構成する部材が、前記再生経路内部の少なくとも一部を可視できる材料で構成されている。
【0035】
この構成によると、凝縮器を通った後の再生経路の一部は、除湿機外より視認できる状態で、除湿が行われる。
【0036】
また、前記吸湿経路の送風機を停止時に、前記再生経路の送風機と前記再生用ヒータとを運転可能としている。
【0037】
この構成によると、除湿機の運転停止後に、再生経路の送風機を運転した際に、吸湿用空気は流れずに、高温の乾燥した再生用空気が再生経路に流れる。また、前記再生経路における前記凝縮器の出口側形状を、長溝状としている。この構成によると、凝縮器の出口付近の凝縮水は、長溝部を下方に伝って、長溝の下方端部で表面張力によって留まり、適当な重量となって、凝縮器より落下する。
【0038】
【発明の実施の形態】
本発明における第1の実施形態を図4及び図5を参照して説明する。図4は、第1実施形態の構成図であり、図5は吸湿器2の部分を説明する概略図である。なお、従来例と同一の構成部材においては、同一の番号を付している。
【0039】
図において、吸湿器2は、吸湿器2の回転方向(矢印24)の前方より順に放熱区域2ba、再生区域2bb、受熱区域2bcに、風路を分割されている。再生用ヒータ5によって昇温された再生用空気7bは、吸湿器2の再生部2aの再生区域2bbを通り、吸湿剤26の再生を行う。再生区域2bbを通過した再生用空気7b2は、再生用空気7bよりも温度が下がっているが、まだ高温状態であるので、再度、吸湿器2の再生部2bにおける、受熱区域2bcを通って吸湿剤26に余熱を与える。予熱された受熱区域2bcの吸湿剤26は、吸湿器2の矢印24方向の回転に伴い前記の再生区域2bbへ移動する
【0040】
受熱区域2bcを通った再生用空気7cは、凝縮器3を通って冷却及び凝縮され、冷却された再生用空気7dは、吸湿器2の放熱区域2baを通る。再生区域2bbで加熱された吸湿剤26は、吸湿器2の回転に伴い放熱区域2baへ移動しているので、再生用空気7dは、吸湿剤26から予熱され、再生用空気7d2となって再生用ヒータ5によって昇温される。
【0041】
この構成によると、図5に示すように、再生用空気7d2が、放熱区域2baと再生区域2bbを介して吸湿剤26の熱を回収する第1の熱回収回路Dが形成されることにより、再生用空気7d2は、再生用ヒータ5で加熱される前に予め昇温されるので、再生用ヒータ5の、加熱エネルギーを低減可能となる。
【0042】
また、受熱区域2bcの吸湿剤26が、再生用空気7b2の余熱を回収して再生区域2bbに引き渡す第2の熱回収回路Eが形成されることにより、吸湿剤26が再生区域に位置する前に予め昇温されるので、吸湿剤26の再生に必要な温度まで再生空気7bを昇温させる、再生用ヒータ5の加熱エネルギーを低減可能である。
【0043】
なお、図4において、再生経路Bを循環した閉回路としているが、放熱区域2baに入る再生用空気7dを除湿機1の外部から取り入れ、凝縮器3を通過した再生用空気7dを除湿機1の外部へ放出する開回路でも同様の効果を得ることができる。
【0044】
次に、第2実施形態を図6及び図7を参照して説明する。図6は、第2実施形態の構成図であり、図7は吸湿器2及び熱交換器8の部分を説明する概略図である。なお、従来例と同一の構成部材においては、同一の番号を付している。
【0045】
同図において、吸湿器2に隣接して、吸湿器2の再生部2bから吸湿部2aの一部にかけて形成される熱交換器8が配置され、再生用ヒータ5によって昇温された再生用空気7bは、吸湿器2の再生部2bを通って吸湿剤26を再生した後、熱交換器8内の再生経路B1を通って凝縮器3へ送られる。熱交換器8は、伝熱性の高い材料で形成され、吸湿器2を通ったまだ高温状態の再生用空気7bは、熱交換器8に余熱を与える。
【0046】
吸湿経路Aから分岐した吸湿経路A2を通る吸湿用空気14cは、熱交換器8内の再生経路B1と隣接した吸湿経路A1を通って、再生経路B1からの伝導熱を与えられ、吸湿器2の再生部2bと隣接して回転方向(矢印24)の後方側に位置する受熱部2cを通り吸湿剤26に予熱を与え、受熱部2c内の吸湿剤26は回転によって再生部2bへ移動する。吸湿器2を通った吸湿用空気14dは、吸湿剤26により水分を除去されているので吸湿経路Aに戻り、除湿機1外へ放出される。
【0047】
この構成によると、昇温された再生用空気7bの余熱を熱交換器8と吸湿用空気14cを介して吸湿剤26が回収する回収回路Fが形成されることにより、吸湿剤26が再生区域に位置する前に予め昇温されるので、吸湿剤26の再生に必要な温度まで再生空気7bを昇温させる、再生用ヒータ5の加熱エネルギーを低減可能である。
【0048】
なお、図6において、吸湿経路A2が、吸湿経路Aから分岐した構成を示しているが、吸湿経路Aの一部が熱交換器8内の吸湿経路A1にかかるように構成すれば、吸湿経路A2を分岐させなくても同様の効果を期待することができる。
【0049】
次に、第3実施形態を図8及び図9を参照して説明する。図8は、第3実施形態の構成図であり、図9は吸湿器2及び回転式の熱交換器9の部分を説明する概略示図である。なお、従来例と同一の構成部材においては、同一の番号を付している。
【0050】
同図において、吸湿器2に隣接した位置に回転式の熱交換器9が配置され、再生用ヒータ5によって昇温された再生用空気7bは、吸湿器2の再生部2bを通って吸湿剤26を再生した後、熱交換器9内の受熱部9aを通って凝縮器3へ送られる。吸湿器2を通ったまだ高温状態の再生用空気7bは、熱交換器9に余熱を与える。
【0051】
吸湿経路Aから分岐した吸湿経路A2を通る吸湿用空気14cは、熱交換器9内の受熱部9aと隣接した放熱部9bを通る。熱交換器9の受熱部9aの吸湿剤26は、熱交換器9の矢印25方向の回転によって放熱部9bに移動しているため、吸湿用空気14cは熱交換器9の放熱部9bから熱を与えられ、吸湿器2の再生部2aと隣接して回転方向(矢印24)の後方側に位置する吸湿器2の受熱部2cを通り吸湿剤26に予熱を与え、吸湿器2の受熱部2c内の吸湿剤26は矢印24方向の回転によって再生部2bへ移動する。吸湿器2を通った吸湿用空気14dは、吸湿剤26により水分を除去されているので吸湿経路Aに戻り、除湿機1外へ放出される。
【0052】
この構成によると、昇温された再生用空気7bの余熱を熱交換器9と吸湿用空気14cを介して吸湿剤26が回収する熱回収回路Gが形成されることにより、吸湿剤26が再生区域に位置する前に予め昇温されるので、吸湿剤26の再生に必要な温度まで再生空気7bを昇温させる、再生用ヒータ5の加熱エネルギーを低減可能である。
【0053】
なお、図8において、吸湿経路A2が、吸湿経路Aから分岐した構成を示しているが、吸湿経路Aの一部が熱交換器9内の放熱部9aにかかるように構成すれば、吸湿経路A2を分岐させなくても同様の効果を期待することができる。
【0054】
以上の第1、第2及び第3の実施形態によると、再生用ヒータ5によって加熱された再生用空気7b及び吸湿剤26の余熱を回収することから、除湿機1外に放出される熱量が低減されるとともに、再生用ヒータ5が加熱を行うために必要な加熱エネルギーが低減され、再生用ヒータ5の消費電力を低減することができる。
【0055】
なお、第2及び第3実施形態において、熱交換器8及び熱交換器9は、必ずしも吸湿器2に隣接する必要はなく離れた位置に構成しても同様の効果を得ることが可能であるが、できるだけ近い位置に配置した方が、熱交換器8,9と吸湿器2との間の、再生経路B及び吸湿経路A2を短くでき、再生経路B及び吸湿経路A2からの放熱量を少なくできるので望ましい。
【0056】
また、第2及び第3実施形態において、再生経路B及び吸湿経路A2は、対向流としているが、必ずしも対向流とする必要はなく図13に示すように、平行流でも構成可能で、同様の効果を得ることが可能であるが、対向流とした方が、熱交換器8,9と吸湿器2との間の、再生経路B及び吸湿経路A2を短くでき、再生経路B及び吸湿経路A2からの放熱量を少なくできるので望ましい。
【0057】
また、第3実施形態において、熱交換器9と吸湿器2の回転方向を逆方向としているが、必ずしも逆方向とする必要はなく図14に示すように、同一方向でも構成可能で、同様の効果を得ることが可能であるが、逆方向とした方が、熱交換器9と吸湿器2との間の、再生経路B及び吸湿経路A2を短くでき、再生経路B及び吸湿経路A2からの放熱量を少なくできるので望ましい。
【0060】
次に、第4実施形態を図10を参照して説明する。先に説明した図3と同一の構成部材においては、同一の番号を付している。図10において、(a)は、第4実施形態における凝縮器3の斜視図を示し、(b)は、高温通路3bの縦断面図を示している。これによると、低温通路3aのシート22は、高温通路3bのシート23よりも下方に突出して積層されており、突出部3dと、厚みt,奥行きdの長溝部3cとを形成している。
【0061】
凝縮器3に流入した再生用空気7cは、凝縮されて凝縮水19を生成して高温通路3b内を成長しながら内壁面を伝って落下する。凝縮水19が高温通路3bを構成するシート23の下端面30に達すると、凝縮水19に表面張力が低温通路3aを構成するシート22の側面32との間で働くことで、凝縮水19は留まらずに、シート22の側面32を伝ってシート22の下端面31まで落下する。シート22の下端面31では、凝縮水19に、側面32及び下端面31との間で表面張力が働くため落下しにくくなり、適当時間留まって大きな凝縮水19aとなり、ある程度の自重になってから、貯水部10に落下する。
【0062】
このように、凝縮水19は、高温通路3bの下端面30で留まることが無くなるため、高温通路3bを通った再生空気7cは、下端面30と凝縮水19aとの隙間から流出し、高温通路3bを塞いで再生用空気7cの通過面積を減少させることなく常にほぼ最大に維持することが可能で、安定した凝縮効率を得ることができる。
【0063】
次に、第5実施形態を図11を参照して説明する。なお、従来例と同一の構成部材においては、同一の番号を付している。図11において、除湿機1は、再生用空気循環式に構成されており、凝縮器3を通過した後の再生経路Bの一部分を、凝縮器3の貯水部10の気圧が大気圧よりも高くなるように、他よりも細くして通気抵抗13を形成している。これによって、貯水部10の孔10aからスムーズに凝縮水20が貯水槽27に落下し、再生経路Bに凝縮水20が大量に溜まることを防止している。
【0064】
次に、第6実施形態を図12を参照して説明する。なお、従来例と同一の構成部材においては、同一の番号を付している。図12において、凝縮器3の貯水部10と、除湿機1の窓部18は、透明な材料で形成され、除湿機1外からユーザが貯水部19の内部を見られるようになっている。これによると、除湿機1の運転開始後に凝縮水19,20が溜まっていくのをユーザが視認でき、運転効果を確認できるようになる。
【0065】
次に、第7実施形態を説明する。先に述べたように、除湿機1の運転停止後の再生経路Bは、室温まで低下した際には、再生経路Bのほぼ全体が露点温度に達しており、除湿機1の運転停止後長時間放置しても乾燥しにくい。
【0066】
これに対し、除湿機1を運転停止し、吸湿用の送風機4を停止させたときに、再生用の送風機6と再生用ヒータ5とを運転可能なスイッチを設け、ユーザによってこのスイッチが入れられるかまたは吸湿器の停止後自動的に、適当時間再生用の送風機6を運転し、ユーザによりまたは自動的に停止させるようにすることで、低温通路3a内の吸湿用空気14aは送風機4が停止していることから、停留し再生経路Bとの熱交換によって高温となるため、再生経路Bの凝縮が行われなくなる。
【0067】
この状態で、送風機6と再生用ヒータ5の運転を続け、再生経路B内を乾燥させた後、送風機6と再生用ヒータ5の運転を停止させることで、除湿機内を乾燥させた状態で維持できる。
【0071】
【発明の効果】
本発明によると、再生用空気循環式除湿機において、再生経路における凝縮器出口部の気圧を大気圧よりも高く維持できるので、凝縮水の排出がスムーズに行われる。
【0072】
また、除湿効果をユーザが視認可能となる。
【0073】
また、再生経路内を乾燥した状態に維持できるので、かびの発生、雑菌の繁殖、金属部の腐食などを防止することができる。また、再生経路における凝縮器出口の有効面積は常に一定するので、安定した凝縮効率を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の乾式除湿機の構成図である。
【図2】従来の再生回路が閉回路である乾式除湿機の構成図である。
【図3】従来の乾式除湿機の凝縮器を説明する図である。
【図4】本発明の第1実施形態を示す構成図である。
【図5】本発明の第1実施形態における吸湿器を示す平面図である。
【図6】本発明の第2実施形態を示す構成図である。
【図7】本発明の第2実施形態における吸湿器を示す概略図である。
【図8】本発明の第3実施形態を示す構成図である。
【図9】本発明の第3実施形態における吸湿器を示す概略図である。
【図10】本発明の第4実施形態を示す構成図である。
【図11】本発明の第5実施形態における凝縮器を説明する図である。
【図12】本発明の第6実施形態を示す構成図である。
【図13】本発明の第2、第3の実施形態における他の経路を示す概略図である。
【図14】本発明の第3の実施形態における他の経路を示す概略図である。
【符号の説明】
1 除湿機
2 吸湿器
2a 吸湿部
2b 再生部
3 凝縮器
4 送風機(吸湿経路用)
5 再生用ヒータ
6 送風機(再生経路用)
7a,7b,7c,7d 再生用空気
8,9 熱交換器
14a,14c 吸湿用空気
14b 乾燥空気
19,20 凝縮水
22,23 シート
27 貯水漕
A 吸湿経路
B 再生経路
D,E,F,G 熱回収回路
Claims (4)
- 回転式の吸湿器と、前記吸湿器内部に充填され、水分を吸収する吸湿剤と、前記吸湿器内の風路を分割された吸湿部を通り、吸湿用空気から水分を吸収する吸湿経路と、前記吸湿器内の風路を分割された再生部を通り、前記吸湿剤を再生する再生経路と、前記再生経路内を通り再生用空気を昇温する再生用ヒータと、前記再生用空気内の水分を凝縮させて除去する凝縮器とを備えた除湿機において、
前記凝縮器を通過後の前記再生経路の一部に通気抵抗を設けたことを特徴とする除湿機。 - 前記凝縮器を通過後の前記再生経路を構成する部材が、前記再生経路内部の少なくとも一部を可視できる材料で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の除湿機。
- 前記吸湿経路の送風機を停止時に、前記再生経路の送風機と前記再生用ヒータとを運転可能としたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の除湿機。
- 前記再生経路における前記凝縮器の出口側形状を、長溝状としたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一つに記載の除湿機。
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