JP3932607B2 - 多機能操作装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本願に係る発明は、回路部に接続された複数のスイッチの夫々についてのオン・オフ制御を、複数のスイッチに関連して配された可動操作部に対する操作に応じて行う多機能操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ビデオテープレコーダ(VTR)もしくはVTRに対する遠隔制御操作部(リモートコントロール・コマンダ)等の電子機器の分野においては、記録動作モード選択スイッチ,再生動作モード選択スイッチ,早送り動作モード選択スイッチ,巻戻し動作モード選択スイッチ,音量調節スイッチ等々の、当該電子機器に各種機能を果たさせるための複数のスイッチが設けられるとともにそれら複数のスイッチの夫々にオン状態及びオフ状態を選択的にとらせるオン・オフ制御を行うための操作部が備えられる。そして、これらの複数のスイッチ及び操作部は、電子機器に、それに複数の機能を選択的に果たさせる操作がなされるものとして、付随せしめられる多機能操作装置を形成している。
【0003】
このような多機能操作装置であって従来提案されているものにおいては、通常、複数のスイッチの夫々に対応して1個の可動操作部(例えば、操作釦とされる)が設けられている。即ち、複数のスイッチの数と同数の可動操作部が設けられていることになる。従って、多機能化が図られることによりスイッチの数が増加するに伴って可動操作部の数が増し、可動操作部が占める場所が増大する。
【0004】
それゆえ、各可動操作部が配される電子機器の部位が制限されることになり、その結果、複数の可動操作部の配置態様が乱雑になって、その都度、電子機器に望まれる機能を果たさせるための可動操作部を見つけ出すに手間取ることになり、かつ、各可動操作部が、操作性が良好でなく、操作し難いものとされてしまう虞がある。
【0005】
そこで、電子機器に複数の機能を選択的に果たさせる操作を、1個の可動操作部を用いて行うことができるようにした多機能操作装置も提案されている。このような多機能操作装置が設けれられる場合には、可動操作部の数が著しく低減せしめられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来提案されている、電子機器に複数の機能を選択的に果たさせる操作を1個の可動操作部を用いて行うことができるようにした多機能操作装置にあっては、予め用意された複数とおりの可動操作部の繰返し操作回数が、電子機器についての複数の機能に夫々割り当てられるのが一般的である。即ち、電子機器に所望の機能を果たさせるに際しては、その所望の機能に対応せしめられた回数だけ可動操作部を繰返し操作するようにされるのである。
【0007】
それゆえ、このような多機能操作装置が設けられたもとでは、各操作者は、電子機器についての複数の機能と複数とおりの可動操作部の繰返し操作回数との関係を記憶していなくてはならず、また、その都度、設定された回数だけの可動操作部の繰返し操作を正確に実行しなくてはならない。このことは、可動操作部に対する誤操作の機会がまねかれ易いことになるとともに、複数のスイッチの夫々に対応して1個の可動操作部が備えられる多機能操作装置の場合に比して、可動操作部に対する操作が煩わしいものとされるという不都合につながる。また、それに加えて、可動操作部に対する繰返し操作を連続的に行うにあたっては、可動操作部に対する操作及び可動操作部に対する操作解除を交互に行う適切なタイミングを習得しなければならないことになる。
【0008】
斯かる点に鑑み、本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項4までのいずれかに記載された発明は、例えば、電子機器に複数の機能を選択的に行わせる回路部に接続された複数のスイッチ部の夫々に対するオン・オフ制御を、1個の可動操作部を用いて行うことができ、しかも、可動操作部を予め設定された回数だけ繰返し操作することが要されず、可動操作部に対する誤操作を生じ難い比較的簡単な操作により、複数のスイッチ部の夫々にオン状態とオフ状態とを選択的にとる動作を的確に行わせることができる多機能操作装置を提供する。
【0009】
特に、本願の特許請求の範囲における請求項3に記載された発明は、1個の可動操作部を用いて少なくとも4個のスイッチ部についてのオン・オフ制御を行うことができる多機能操作装置を提供する。さらに、本願の特許請求の範囲における請求項4に記載された発明は、1個の可動操作部を用いて少なくとも5個のスイッチ部についてのオン・オフ制御を行うことができる多機能操作装置を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項4までのいずれかに記載された発明に係る多機能操作装置は、押圧操作により押圧操作方向に沿って移動せしめられるとともに、押圧操作方向に実質的に直交する方向の変位操作により変位操作方向に沿って移動せしめられる可動操作部と、可動操作部に関連して配されて回路部に接続され、可動操作部の押圧操作方向に沿う移動及び可動操作部の変位操作方向に沿う移動により夫々オン・オフ制御されて回路部に状態変化を生じさせる複数のスイッチ部とを備えて構成され、複数のスイッチ部が第1,第2及び第3のスイッチ部を含み、第1のスイッチ部が、可動操作部の押圧操作及び押圧操作の解除に応じてオン状態及びオフ状態もしくはオフ状態及びオン状態を選択的にとり、第2のスイッチ部が、可動操作部の変位操作及び変位操作の解除に応じてオン状態及びオフ状態もしくはオフ状態及びオン状態を選択的にとり、第3のスイッチ部が、可動操作部の押圧操作がなされたもとでの変位操作及び押圧操作がなされたもとでの変位操作の解除に応じてオン状態及びオフ状態もしくはオフ状態及びオン状態を選択的にとるものとされる。
【0011】
特に、本願の特許請求の範囲における請求項3に記載された発明に係る多機能操作装置は、複数のスイッチ部が、第1,第2及び第3のスイッチ部に加えて第4のスイッチ部を含み、第1のスイッチ部が、可動操作部の押圧操作及び押圧操作の解除に応じてオン状態及びオフ状態もしくはオフ状態及びオン状態を選択的にとり、第2のスイッチ部が、可動操作部の第1の向きの変位操作及び第1の向きの変位操作の解除に応じてオン状態及びオフ状態もしくはオフ状態及びオン状態を選択的にとり、第3のスイッチ部が、可動操作部の押圧操作がなされたもとでの変位操作及び押圧操作がなされたもとでの変位操作の解除に応じてオン状態及びオフ状態もしくはオフ状態及びオン状態を選択的にとり、第4のスイッチ部が、可動操作部の第1の向きとは逆の第2の向きの変位操作及び第2の向きの変位操作の解除に応じてオン状態及びオフ状態もしくはオフ状態及びオン状態を選択的にとるものとされる。
【0012】
また、本願の特許請求の範囲における請求項4に記載された発明に係る多機能操作装置は、複数のスイッチ部が、第1,第2及び第3のスイッチ部に加えて第4及び第5のスイッチ部を含み、第1のスイッチ部が、可動操作部の押圧操作及び押圧操作の解除に応じてオン状態及びオフ状態もしくはオフ状態及びオン状態を選択的にとり、第2のスイッチ部が、可動操作部の第1の向きの変位操作及び第1の向きの変位操作の解除に応じてオン状態及びオフ状態もしくはオフ状態及びオン状態を選択的にとり、第3のスイッチ部が、可動操作部の押圧操作がなされたもとでの第1の向きの変位操作及び押圧操作がなされたもとでの第1の向きの変位操作の解除に応じてオン状態及びオフ状態もしくはオフ状態及びオン状態を選択的にとり、第4のスイッチ部が、可動操作部の第1の向きとは逆の第2の向きの変位操作及び第2の向きの変位操作の解除に応じてオン状態及びオフ状態もしくはオフ状態及びオン状態を選択的にとり、第5のスイッチ部が、可動操作部の押圧操作がなされたもとでの第2の向きの変位操作及び押圧操作がなされたもとでの第2の向きの変位操作の解除に応じてオン状態及びオフ状態もしくはオフ状態及びオン状態を選択的にとるものとされる。
【0013】
上述の如くに構成される本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項4までのいずれかに記載された発明に係る多機能操作装置にあっては、1個の可動操作部を用いて少なくとも第1,第2及び第3のスイッチ部の夫々についてのオン・オフ制御を行うことができ、第1〜第3のスイッチ部の各々がそれに対するオン・オフ制御に応じて回路部に状態変化を生じさせる。そして、第1〜第3のスイッチ部の夫々についてのオン・オフ制御を行うに際しての1個の可動操作部についての操作は、可動操作部に対する押圧操作と押圧操作方向に実質的に直交する方向への変位操作と押圧操作がなされたもとでの押圧操作方向に実質的に直交する方向への変位操作とで済み、従って、可動操作部に対する誤操作を生じ難い比較的簡単な操作により、第1〜第3のスイッチ部の夫々にオン状態とオフ状態とを選択的にとる動作を的確に行わせることができる。
【0014】
また、本願の特許請求の範囲における請求項3に記載された発明に係る多機能操作装置にあっては、1個の可動操作部を用いて第1,第2,第3及び第4のスイッチ部の夫々についてのオン・オフ制御を行うことができ、第1〜第4のスイッチ部の各々がそれに対するオン・オフ制御に応じて回路部に状態変化を生じさせる。そして、第1〜第4のスイッチ部の夫々についてのオン・オフ制御を行うに際しての1個の可動操作部についての操作は、可動操作部に対する押圧操作と押圧操作方向に実質的に直交する方向における第1の向きの変位操作と押圧操作方向に実質的に直交する方向における第2の向きの変位操作と押圧操作がなされたもとでの押圧操作方向に実質的に直交する方向への変位操作とで済み、従って、可動操作部に対する誤操作を生じ難い比較的簡単な操作により、第1〜第4のスイッチ部の夫々にオン状態とオフ状態とを選択的にとる動作を的確に行わせることができる。
【0015】
さらに、本願の特許請求の範囲における請求項4に記載された発明に係る多機能操作装置にあっては、1個の可動操作部を用いて第1,第2,第3,第4及び第5のスイッチ部の夫々についてのオン・オフ制御を行うことができ、第1〜第5のスイッチ部の各々がそれに対するオン・オフ制御に応じて回路部に状態変化を生じさせる。そして、第1〜第5のスイッチ部の夫々についてのオン・オフ制御を行うに際しての1個の可動操作部についての操作は、可動操作部に対する押圧操作と押圧操作方向に実質的に直交する方向における第1の向きの変位操作と押圧操作方向に実質的に直交する方向における第2の向きの変位操作と押圧操作がなされたもとでの押圧操作方向に実質的に直交する方向における第1の向きの変位操作と押圧操作がなされたもとでの押圧操作方向に実質的に直交する方向における第2の向きの変位操作とで済み、従って、可動操作部に対する誤操作を生じ難い比較的簡単な操作により、第1〜第5のスイッチ部の夫々にオン状態とオフ状態とを選択的にとる動作を的確に行わせることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は、本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項4までのいずれかに記載された発明に係る多機能操作装置に関連する多機能操作装置の一例を模型化して示す。斯かる図1に示される例は、例えば、VTRに対する遠隔制御を行うための遠隔制御操作装置に適用される。
【0017】
図1に示される例にあっては、可動操作部11が備えられており、この可動操作部11は、押圧操作されることによって矢印DPにより示される方向に移動するとともに、押圧操作方向に実質的に直交する方向に変位操作されることによって矢印DSにより示される方向に移動する。即ち、矢印DPは、可動操作部11についての押圧操作方向を示しており、また、矢印DSは、可動操作部11についての押圧操作方向に実質的に直交する変位操作方向を示しているのである。
【0018】
可動操作部11には、基準位置が設定されていて、図1において実線により示される位置が基準位置である。そして、可動操作部11は、それに対する押圧操作が行われるとき、基準位置から矢印DPにより示される押圧操作方向に沿って図1におけるDに向かう向きに移動し、その後、それに対する押圧操作が解除されると、基準位置から移動した位置より矢印DPにより示される押圧操作方向に沿って図1におけるUに向かう向きに移動して、基準位置に戻る。
【0019】
さらに、可動操作部11は、それに対する変位操作が行われるとき、基準位置から矢印DSにより示される変位操作方向に沿って図1におけるLに向かう向きに移動し、その後、それに対する変位操作が解除されると、基準位置から移動した位置より矢印DSにより示される変位操作方向に沿って図1におけるRに向かう向きに移動して基準位置に戻る状態と、基準位置から矢印DSにより示される変位操作方向に沿って図1におけるRに向かう向きに移動し、その後、それに対する変位操作が解除されると、基準位置から移動した位置より矢印DSにより示される変位操作方向に沿って図1におけるLに向かう向きに移動して基準位置に戻る状態とを、選択的にとる。
【0020】
また、図1に示される例にあっては、可動操作部11に関連して配された3個のスイッチ部12,13及び14が備えられている。スイッチ部12は、一対の固定接点15A及び15Bと可動接触子16とを有しており、また、スイッチ部13は、一対の固定接点17A及び17Bと可動接触子18とを有しており、さらに、スイッチ部14は、一対の固定接点19A及び19Bと可動接触子20とを有している。
【0021】
スイッチ部12は、可動操作部11に押圧操作が加えられるとき、図1において一点鎖線により示される如く、押圧操作に応じて基準位置から矢印DPにより示される押圧操作方向に沿って図1におけるDに向かう向きに移動する可動操作部11が、一対の固定接点15A及び15Bから離隔した状態にある可動接触子16に当接するとともに、可動接触子16を押圧移動させて、一対の固定接点15A及び15Bに接触させることになる位置に配されている。そして、一対の固定接点15A及び15Bに接触せしめられた可動接触子16は、可動操作部11に対する押圧操作が解除されて、可動操作部11が矢印DPにより示される押圧操作方向に沿って図1におけるUに向かう向きに移動するとき、一対の固定接点15A及び15Bから離隔する状態に戻される。それにより、スイッチ部12は、可動操作部11に押圧操作が加えられるとき、オン状態とされ、可動操作部11に対する当該押圧操作が解除されるとき、オフ状態とされる。
【0022】
スイッチ部13は、可動操作部11に図1におけるLに向かう向きの変位操作が加えられるとき、図1において一点鎖線により示される如く、変位操作に応じて基準位置から矢印DSにより示される変位操作方向に沿って図1におけるLに向かう向きに移動する可動操作部11が、一対の固定接点17A及び17Bから離隔した状態にある可動接触子18に当接するとともに、可動接触子18を押圧移動させて、一対の固定接点17A及び17Bに接触させることになる位置に配されている。そして、一対の固定接点17A及び17Bに接触せしめられた可動接触子18は、可動操作部11に対する変位操作が解除されて、可動操作部11が矢印DSにより示される変位操作方向に沿って図1におけるRに向かう向きに移動するとき、一対の固定接点17A及び17Bから離隔する状態に戻される。それにより、スイッチ部13は、可動操作部11に対して図1におけるLに向かう向きの変位操作が加えられるとき、オン状態とされ、可動操作部11に対する当該変位操作が解除されるとき、オフ状態をとされる。
【0023】
さらに、スイッチ部14は、可動操作部11に図1におけるRに向かう向きの変位操作が加えられるとき、図1において一点鎖線により示される如く、変位操作に応じて基準位置から矢印DSにより示される変位操作方向に沿って図1におけるRに向かう向きに移動する可動操作部11が、一対の固定接点19A及び19Bから離隔した状態にある可動接触子20に当接するとともに、可動接触子20を押圧移動させて、一対の固定接点19A及び19Bに接触させることになる位置に配されている。そして、一対の固定接点19A及び19Bに接触せしめられた可動接触子20は、可動操作部11に対する変位操作が解除されて、可動操作部11が矢印DSにより示される変位操作方向に沿って図1におけるLに向かう向きに移動するとき、一対の固定接点19A及び19Bから離隔する状態に戻される。それにより、スイッチ部14は、可動操作部11に対して図1におけるRに向かう向きの変位操作が加えられるとき、オン状態とされ、可動操作部11に対する当該変位操作が解除されるとき、オフ状態とされる。
【0024】
スイッチ部12における一対の固定接点15A及び15B,スイッチ部13における一対の固定接点17A及び17B、及び、スイッチ部14における一対の固定接点19A及び19Bは、回路部21に接続されている。そして、スイッチ部12,13及び14の夫々は、上述の如くにオフ状態とオン状態とを選択的にとるオン・オフ制御が行われ、それにより回路部21の状態を変化させる。
【0025】
このような図1に示される例にあっては、3個のスイッチ部12,13及び14の各々のオン・オフ制御が、1個の可動操作部11が操作されることにより行われ、3個のスイッチ部12,13及び14が全てオフ状態とされる状態と、3個のスイッチ部12,13及び14のうちのいずれか1個のみがオン状態とされる状態とがとられる。その際、可動操作部11に加えられる操作は、単純な押圧操作もしくは押圧操作方向に実質的に直交する方向における変位操作で足りる。従って、可動操作部11に対する誤操作を生じ難い比較的簡単な操作により、3個のスイッチ部12,13及び14の夫々にオン状態とオフ状態とを選択的にとる動作を的確に行わせることができる。
【0026】
なお、図1に示される例にあっては、3個のスイッチ部12,13及び14の各々が、可動操作部11に押圧操作もしくは押圧操作方向に実質的に直交する方向における変位操作が加えられるときオン状態とされ、可動操作部11に対する押圧操作もしくは変位操作が解除されるときオフ状態とされているが、これらのスイッチ部12,13及び14の夫々に代えて、可動操作部11に押圧操作もしくは押圧操作方向に実質的に直交する方向における変位操作が加えられるときオフ状態とされ、可動操作部11に対する押圧操作もしくは変位操作が解除されるときオン状態とされるスイッチ部が用いられてもよい。
【0027】
図2は、本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項4までのいずれかに記載された発明に係る多機能操作装置に関連する多機能操作装置の他の例を模型化して示す。斯かる図2に示される例も、例えば、VTRに対する遠隔制御を行うための遠隔制御操作装置に適用される。
【0028】
図2に示される例にあっては、可動操作部31が備えられており、この可動操作部31は、押圧操作されることによって矢印DPにより示される方向に移動するとともに、押圧操作方向に実質的に直交する方向に変位操作されることによって矢印DSにより示される方向に移動する。即ち、矢印DPは、可動操作部31についての押圧操作方向を示しており、また、矢印DSは、可動操作部11についての押圧操作方向に実質的に直交する変位操作方向を示しているのである。
【0029】
可動操作部31には、基準位置が設定されていて、図2において実線により示される位置が基準位置である。そして、可動操作部31は、それに対する押圧操作が行われるとき、基準位置から矢印DPにより示される押圧操作方向に沿ってDに向かう向きに移動し、その後、それに対する押圧操作が解除されると、基準位置から移動した位置より矢印DPにより示される押圧操作方向に沿ってUに向かう向きに移動して、基準位置に戻る。
【0030】
また、可動操作部31は、それに対する変位操作が行われるとき、基準位置から矢印DSにより示される変位操作方向に沿ってLに向かう向きに移動し、その後、それに対する変位操作が解除されると、基準位置から移動した位置より矢印DSにより示される変位操作方向に沿ってRに向かう向きに移動して基準位置に戻る状態と、基準位置から矢印DSにより示される変位操作方向に沿ってRに向かう向きに移動し、その後、それに対する変位操作が解除されると、基準位置から移動した位置より矢印DSにより示される変位操作方向に沿ってLに向かう向きに移動して基準位置に戻る状態とを、選択的にとる。
【0031】
さらに、可動操作部31は、それに対する押圧操作が行われたもとで変位操作が行われることにより、基準位置から矢印DPにより示される押圧操作方向に沿ってDに向かう向きに移動したもとで、矢印DSにより示される変位操作方向に沿ってLに向かう向きに移動し、その後、それに対する押圧操作が行われたもとでの変位操作が解除されると、矢印DSにより示される変位操作方向に沿ってRに向かう向きに移動して、基準位置から矢印DPにより示される押圧操作方向に沿ってDに向かう向きに移動した位置に戻る状態と、矢印DSにより示される変位操作方向に沿ってRに向かう向きに移動し、その後、それに対する押圧操作が行われたもとでの変位操作が解除されると、矢印DSにより示される変位操作方向に沿ってLに向かう向きに移動して、基準位置から矢印DPにより示される押圧操作方向に沿ってDに向かう向きに移動した位置に戻る状態とを、選択的にとる。
【0032】
また、図2に示される例にあっては、可動操作部31に関連して配された3個のスイッチ部32,33及び34が備えられている。スイッチ部32は、一対の固定接点35A及び35Bと可動接触子36とを有しており、また、スイッチ部33は、一対の固定接点37A及び37Bと可動接触子38とを有しており、さらに、スイッチ部34は、一対の固定接点39A及び39Bと可動接触子40とを有している。
【0033】
スイッチ部32は、可動操作部31に押圧操作が加えられるとき、図2において一点鎖線により示される如く、押圧操作に応じて基準位置から矢印DPにより示される押圧操作方向に沿ってDに向かう向きに移動する可動操作部31が、一対の固定接点35A及び35Bから離隔した状態にある可動接触子36に当接するとともに、可動接触子36を押圧移動させて、一対の固定接点35A及び35Bに接触させることになる位置に配されている。そして、一対の固定接点35A及び35Bに接触せしめられた可動接触子36は、可動操作部31に対する押圧操作が解除されて、可動操作部31が矢印DPにより示される押圧操作方向に沿ってUに向かう向きに移動するとき、一対の固定接点35A及び35Bから離隔する状態に戻される。それにより、スイッチ部32は、可動操作部31に押圧操作が加えられるとき、オン状態とされ、可動操作部31に対する当該押圧操作が解除されるとき、オフ状態とされる。
【0034】
スイッチ部33は、可動操作部31にLに向かう向きの変位操作が加えられるとき、図2において一点鎖線により示される如く、変位操作に応じて基準位置から矢印DSにより示される変位操作方向に沿ってLに向かう向きに移動する可動操作部31が、一対の固定接点37A及び37Bから離隔した状態にある可動接触子38に当接するとともに、可動接触子38を押圧移動させて、一対の固定接点37A及び37Bに接触させることになる位置に配されている。そして、一対の固定接点37A及び37Bに接触せしめられた可動接触子38は、可動操作部31に対する変位操作が解除されて、可動操作部31が矢印DSにより示される変位操作方向に沿ってRに向かう向きに移動するとき、一対の固定接点37A及び37Bから離隔する状態に戻される。それにより、スイッチ部33は、可動操作部31に対してLに向かう向きの変位操作が加えられるとき、オン状態とされ、可動操作部31に対する当該変位操作が解除されるとき、オフ状態をとされる。
【0035】
スイッチ部34は、可動操作部31にRに向かう向きの変位操作が加えられるとき、図2において一点鎖線により示される如く、変位操作に応じて基準位置から矢印DSにより示される変位操作方向に沿ってRに向かう向きに移動する可動操作部31が、一対の固定接点39A及び39Bから離隔した状態にある可動接触子40に当接するとともに、可動接触子40を押圧移動させて、一対の固定接点39A及び39Bに接触させることになる位置に配されている。そして、一対の固定接点39A及び39Bに接触せしめられた可動接触子40は、可動操作部31に対する変位操作が解除されて、可動操作部31が矢印DSにより示される変位操作方向に沿ってLに向かう向きに移動するとき、一対の固定接点39A及び39Bから離隔する状態に戻される。それにより、スイッチ部34は、可動操作部31に対してRに向かう向きの変位操作が加えられるとき、オン状態とされ、可動操作部31に対する当該変位操作が解除されるとき、オフ状態とされる。
【0036】
上述の如くに配されたスイッチ部32,33及び34を有する図2に示される例においては、可動操作部31に対して押圧操作が行われるとともに、それに加えて、Lに向かう向きの変位操作が行われると、可動操作部31が、先ず、図2において一点鎖線により示される如くの、基準位置から矢印DPにより示される押圧操作方向に沿ってDに向かう向きに移動した位置をとり、続いて、図2において二点鎖線により示される如くの、その位置から矢印DSにより示される変位操作方向に沿ってLに向かう向きに移動した位置をとる。
【0037】
このとき、可動操作部31は、先ず、スイッチ部32における一対の固定接点35A及び35Bから離隔した状態にある可動接触子36に当接するとともに、可動接触子36を押圧移動させて、一対の固定接点35A及び35Bに接触させる。次に、スイッチ部32を可動接触子36が一対の固定接点35A及び35Bに接触した状態に維持したもとで、スイッチ部33における一対の固定接点37A及び37Bから離隔した状態にある可動接触子38に当接するとともに、可動接触子38を押圧移動させて、一対の固定接点37A及び37Bに接触させる。それにより、スイッチ部32及びスイッチ部33の両者がオン状態とされる。
【0038】
その後、可動操作部31に対する押圧操作が行われたもとでのLに向かう向きの変位操作が解除されると、可動操作部31が、図2において一点鎖線により示される如くの、基準位置から矢印DPにより示される押圧操作方向に沿ってDに向かう向きに移動した位置に戻される。それにより、スイッチ部32はオン状態に維持されるが、スイッチ部33における一対の固定接点37A及び37Bに接触していた可動接触子38が、一対の固定接点37A及び37Bから離隔する状態に戻され、スイッチ部33がオフ状態とされる。
【0039】
続いて、可動操作部31に対する押圧操作が解除されると、可動操作部31が基準位置に戻される。それにより、スイッチ部32における一対の固定接点35A及び35Bに接触していた可動接触子36が、一対の固定接点35A及び35Bから離隔する状態に戻され、スイッチ部32がオフ状態とされる。
【0040】
また、可動操作部31に対して押圧操作が行われるとともに、それに加えて、Rに向かう向きの変位操作とが行われると、可動操作部31が、先ず、図2において一点鎖線により示される如くの、基準位置から矢印DPにより示される押圧操作方向に沿ってDに向かう向きに移動した位置をとり、続いて、図2において二点鎖線により示される如くの、その位置から矢印DSにより示される変位操作方向に沿ってRに向かう向きに移動した位置をとる。
【0041】
このとき、可動操作部31は、先ず、スイッチ部32における一対の固定接点35A及び35Bから離隔した状態にある可動接触子36に当接するとともに、可動接触子36を押圧移動させて、一対の固定接点35A及び35Bに接触させる。次に、スイッチ部32を可動接触子36が一対の固定接点35A及び35Bに接触した状態に維持したもとで、スイッチ部34における一対の固定接点39A及び39Bから離隔した状態にある可動接触子40に当接するとともに、可動接触子40を押圧移動させて、一対の固定接点39A及び39Bに接触させる。それにより、スイッチ部32及びスイッチ部34の両者がオン状態とされる。
【0042】
その後、可動操作部31に対する押圧操作が行われたもとでのRに向かう向きの変位操作が解除されると、可動操作部31が、図2において一点鎖線により示される如くの、基準位置から矢印DPにより示される押圧操作方向に沿ってDに向かう向きに移動した位置に戻される。それにより、スイッチ部32はオン状態に維持されるが、スイッチ部34における一対の固定接点39A及び39Bに接触していた可動接触子40が、一対の固定接点39A及び39Bから離隔する状態に戻され、スイッチ部34がオフ状態とされる。
【0043】
続いて、可動操作部31に対する押圧操作が解除されると、可動操作部31が基準位置に戻される。それにより、スイッチ部32における一対の固定接点35A及び35Bに接触していた可動接触子36が、一対の固定接点35A及び35Bから離隔する状態に戻され、スイッチ部32がオフ状態とされる。
【0044】
スイッチ部32における一対の固定接点35A及び35B,スイッチ部33における一対の固定接点37A及び37B、及び、スイッチ部34における一対の固定接点39A及び39Bは、回路部41に接続されている。そして、スイッチ部32,33及び34の夫々は、上述の如くにオフ状態とオン状態とを選択的にとるオン・オフ制御が行われ、それにより回路部41の状態を変化させる。
【0045】
このような図2に示される例にあっては、3個のスイッチ部32,33及び34の各々のオン・オフ制御が、1個の可動操作部31が操作されることにより行われ、3個のスイッチ部32,33及び34が全てオフ状態とされる状態,3個のスイッチ部32,33及び34のうちのいずれか1個のみがオン状態とされる状態、及び、3個のスイッチ部32,33及び34のうちのスイッチ部32及び33もしくはスイッチ部32及び34がオン状態とされる状態が選択的にとられる。その際、可動操作部31に加えられる操作は、単純な押圧操作,押圧操作方向に実質的に直交する方向における変位操作、もしくは、押圧操作がなされたもとでの押圧操作方向に実質的に直交する方向における変位操作で足りる。従って、可動操作部31に対する誤操作を生じ難い比較的簡単な操作により、3個のスイッチ部32,33及び34の夫々にオン状態とオフ状態とを選択的にとる動作を的確に行わせることができる。
【0046】
なお、図2に示される例にあっては、3個のスイッチ部32,33及び34の各々が、可動操作部31に押圧操作,押圧操作方向に実質的に直交する方向における変位操作、もしくは、押圧操作がなされたもとでの押圧操作方向に実質的に直交する方向における変位操作が加えられるときオン状態とされ、可動操作部31に対する押圧操作,変位操作もしくは押圧操作がなされたもとでの変位操作が解除されるときオフ状態とされているが、これらのスイッチ部32,33及び34の夫々に代えて、可動操作部31に押圧操作,押圧操作方向に実質的に直交する方向における変位操作、もしくは、押圧操作がなされたもとでの押圧操作方向に実質的に直交する方向における変位操作が加えられるときオフ状態とされ、可動操作部11に対する押圧操作,変位操作もしくは押圧操作がなされたもとでの変位操作が解除されるときオン状態とされるスイッチ部が用いられてもよい。
【0047】
図3は、本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項4までのいずれかに記載された発明に係る多機能操作装置の一例を模型化して示す。斯かる図3に示される例も、例えば、VTRに対する遠隔制御を行うための遠隔制御操作装置に適用される。
【0048】
図3に示される例においても、図1に示される例に備えられるものと同じ可動操作部11及びスイッチ部12,13及び14が備えられていて、それらは図1と共通の符号が付されて示されており、各々についての重複説明は省略される。
【0049】
図3に示される例にあっては、可動操作部11及びスイッチ部12,13及び14に加えて、さらに2個のスイッチ部23及び24が備えられている。スイッチ部23は、一対の固定接点25A及び25Bと可動接触子26とを有しており、また、スイッチ部24は、一対の固定接点27A及び27Bと可動接触子28とを有している。
【0050】
スイッチ部23は、可動操作部11に押圧操作が加えられたもとで、さらに、図3におけるLに向かう向きの変位操作が加えられるとき、図3において一点鎖線により示される如く、押圧操作が加えられたもとでの変位操作に応じて基準位置から矢印DSにより示される変位操作方向に沿って図3におけるLに向かう向きに移動する可動操作部11が、一対の固定接点25A及び25Bから離隔した状態にある可動接触子26に当接するとともに、可動接触子26を押圧移動させて、一対の固定接点25A及び25Bに接触させることになる位置に配されている。そして、一対の固定接点25A及び25Bに接触せしめられた可動接触子26は、可動操作部11に対する押圧操作が加えられたもとでの図3におけるLに向かう向きの変位操作が解除されて、可動操作部11が矢印DSにより示される変位操作方向に沿って図3におけるRに向かう向きに移動するとき、一対の固定接点25A及び25Bから離隔する状態に戻される。それにより、スイッチ部23は、可動操作部11に対して押圧操作が加えられたもとで図3におけるLに向かう向きの変位操作が加えられるとき、オン状態とされ、可動操作部11に対する押圧操作が加えられたもとでの図3におけるLに向かう向きの変位操作が解除されるとき、オフ状態とされる。
【0051】
また、スイッチ部24は、可動操作部11に押圧操作が加えられたもとで、さらに、図3におけるRに向かう向きの変位操作が加えられるとき、図3において一点鎖線により示される如く、押圧操作が加えられたもとでの変位操作に応じて基準位置から矢印DSにより示される変位操作方向に沿って図3におけるRに向かう向きに移動する可動操作部11が、一対の固定接点27A及び27Bから離隔した状態にある可動接触子28に当接するとともに、可動接触子28を押圧移動させて、一対の固定接点27A及び27Bに接触させることになる位置に配されている。そして、一対の固定接点27A及び27Bに接触せしめられた可動接触子28は、可動操作部11に対する押圧操作が加えられたもとでの図3におけるRに向かう向きの変位操作が解除されて、可動操作部11が矢印DSにより示される変位操作方向に沿って図3におけるLに向かう向きに移動するとき、一対の固定接点27A及び27Bから離隔する状態に戻される。それにより、スイッチ部24は、可動操作部11に対して押圧操作が加えられたもとで図3におけるRに向かう向きの変位操作が加えられるとき、オン状態とされ、可動操作部11に対する押圧操作が加えられたもとでの図3におけるRに向かう向きの変位操作が解除されるとき、オフ状態とされる。
【0052】
スイッチ部12における一対の固定接点15A及び15B,スイッチ部13における一対の固定接点17A及び17B,スイッチ部14における一対の固定接点19A及び19B,スイッチ部23における一対の固定接点25A及び25B、及び、スイッチ部24における一対の固定接点27A及び27Bは、回路部29に接続されている。そして、スイッチ部12,13,14,23及び24の夫々は、上述の如くにオフ状態とオン状態とを選択的にとるオン・オフ制御が行われ、それにより回路部29の状態を変化させる。
【0053】
このような図3に示される例にあっては、5個のスイッチ部12,13,14,23及び24の各々のオン・オフ制御が、1個の可動操作部11が操作されることにより行われ、5個のスイッチ部12,13,14,23及び24が全てオフ状態とされる状態と、5個のスイッチ部12,13,14,23及び24のうちのいずれか1個のみがオン状態とされる状態と、5個のスイッチ部12,13,14,23及び24のうちのスイッチ部12及びスイッチ部23、もしくは、スイッチ部12及びスイッチ部24がオン状態とされる状態がとられる。その際可動操作部11に加えられる操作は、単純な押圧操作,押圧操作方向に実質的に直交する方向における変位操作、もしくは、押圧操作がなされたもとでの押圧操作方向に実質的に直交する方向における変位操作で足りる。従って、可動操作部11に対する誤操作を生じ難い比較的簡単な操作により、5個のスイッチ部12,13,14,23及び24の夫々にオン状態とオフ状態とを選択的にとる動作を的確に行わせることができる。
【0054】
なお、図3に示される例にあっては、5個のスイッチ部12,13,14,23及び24の各々が、可動操作部11に押圧操作,押圧操作方向に実質的に直交する方向における変位操作、もしくは、押圧操作がなされたもとでの押圧操作方向に実質的に直交する方向における変位操作が加えられるときオン状態とされ、可動操作部11に対する押圧操作,変位操作もしくは押圧操作がなされたもとでの変位操作が解除されるときオフ状態とされているが、これらのスイッチ部12,13,14,23及び24の夫々に代えて、可動操作部11に押圧操作,押圧操作方向に実質的に直交する方向における変位操作、もしくは、押圧操作がなされたもとでの押圧操作方向に実質的に直交する方向における変位操作が加えられるときオフ状態とされ、可動操作部11に対する押圧操作,変位操作もしくは押圧操作がなされたもとでの変位操作が解除されるときオン状態とされるスイッチ部が用いられてもよい。
【0055】
【発明の効果】
以上の説明から明らかな如く、本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項4までのいずれかに記載された発明に係る多機能操作装置にあっては、1個の可動操作部を用いて少なくとも第1,第2及び第3のスイッチ部の夫々についてのオン・オフ制御を行うことができ、第1〜第3のスイッチ部の各々が、それに対するオン・オフ制御に応じて、第1〜第3のスイッチ部が接続された回路部に状態変化を生じさせる。そして、第1〜第3のスイッチ部の夫々についてのオン・オフ制御を行うに際しての1個の可動操作部についての操作は、可動操作部に対する押圧操作と押圧操作方向に実質的に直交する方向への変位操作と押圧操作がなされたもとでの押圧操作方向に実質的に直交する方向への変位操作とで済み、従って、可動操作部に対する誤操作を生じ難い比較的簡単な操作により、第1〜第3のスイッチ部の夫々にオン状態とオフ状態とを選択的にとる動作を的確に行わせることができる。
【0056】
特に、本願の特許請求の範囲における請求項3に記載された発明に係る多機能操作装置にあっては、1個の可動操作部を用いて第1,第2,第3及び第4のスイッチ部の夫々についてのオン・オフ制御を行うことができ、第1〜第4のスイッチ部の各々が、それに対するオン・オフ制御に応じて、第1〜第4のスイッチ部が接続された回路部に状態変化を生じさせる。そして、第1〜第4のスイッチ部の夫々についてのオン・オフ制御を行うに際しての1個の可動操作部についての操作は、可動操作部に対する押圧操作と押圧操作方向に直交する方向における第1の向きの変位操作と押圧操作方向に実質的に直交する方向における第2の向きの変位操作と押圧操作がなされたもとでの押圧操作方向に実質的に直交する方向への変位操作とで済み、従って、可動操作部に対する誤操作を生じ難い比較的簡単な操作により、第1〜第4のスイッチ部の夫々にオン状態とオフ状態とを選択的にとる動作を的確に行わせることができる。
【0057】
また、本願の特許請求の範囲における請求項4に記載された発明に係る多機能操作装置にあっては、1個の可動操作部を用いて第1,第2,第3,第4及び第5のスイッチ部の夫々についてのオン・オフ制御を行うことができ、第1〜第5のスイッチ部の各々が、それに対するオン・オフ制御に応じて、第1〜第5のスイッチ部が接続された回路部に状態変化を生じさせる。そして、第1〜第5のスイッチ部の夫々についてのオン・オフ制御を行うに際しての1個の可動操作部についての操作は、可動操作部に対する押圧操作と押圧操作方向に実質的に直交する方向における第1の向きの変位操作と押圧操作方向に実質的に直交する方向における第2の向きの変位操作と押圧操作がなされたもとでの押圧操作方向に実質的に直交する方向における第1の向きの変位操作と押圧操作がなされたもとでの押圧操作方向に実質的に直交する方向における第2の向きの変位操作とで済み、従って、可動操作部に対する誤操作を生じ難い比較的簡単な操作により、第1〜第5のスイッチ部の夫々にオン状態とオフ状態とを選択的にとる動作を的確に行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項4までのいずれかに記載された発明に係る多機能操作装置に関連する多機能操作装置の一例を模型化して示す構成図である。
【図2】 本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項4までのいずれかに記載された発明に係る多機能操作装置に関連する多機能操作装置の他の例を模型化して示す構成図である。
【図3】 本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項4までのいずれかに記載された発明に係る多機能操作装置の一例を模型化して示す構成図である。
【符号の説明】
11 可動操作部 12,13,14,23,24 スイッチ部 15A,15B,17A,17B,19A,19B,25A,25B,27A,27B 固定接点 16,18,20,26,28 可動接触子 29 回路部

Claims (4)

  1. 押圧操作により押圧操作方向に沿って移動せしめられるとともに、上記押圧操作方向に実質的に直交する方向の変位操作により変位操作方向に沿って移動せしめられる可動操作部と、
    該可動操作部に関連して配されて回路部に接続され、上記可動操作部の上記押圧操作方向に沿う移動及び上記可動操作部の上記変位操作方向に沿う移動により夫々オン・オフ制御されて上記回路部に状態変化を生じさせる複数のスイッチ部と、
    を備え
    上記複数のスイッチ部が第1,第2及び第3のスイッチ部を含み、上記第1のスイッチ部が、上記可動操作部が押圧操作されたときオン状態もしくはオフ状態とされるとともに、上記可動操作部に対する押圧操作が解除されたときオフ状態もしくはオン状態とされ、上記第2のスイッチ部が、上記可動操作部が変位操作されたときオン状態もしくはオフ状態とされるとともに、上記可動操作部に対する変位操作が解除されたときオフ状態もしくはオン状態とされ、さらに、上記第3のスイッチ部が、上記可動操作部が押圧操作されたもとで変位操作されたときオン状態もしくはオフ状態とされるとともに、上記可動操作部に対する押圧操作されたもとでの変位操作が解除されたときオフ状態もしくはオン状態とされることを特徴とする多機能操作装置。
  2. 上記可動操作部が、該可動操作部についての基準位置が設定されていて、押圧操作もしくは変位操作が解除されるとき、上記基準位置に復帰することを特徴とする請求項1記載の多機能操作装置。
  3. 上記複数のスイッチ部が第1,第2及び第3のスイッチ部に加えて第4のスイッチ部を含み、上記第1のスイッチ部が、上記可動操作部が押圧操作されたときオン状態もしくはオフ状態とされるとともに、上記可動操作部に対する押圧操作が解除されたときオフ状態もしくはオン状態とされ、上記第2のスイッチ部が、上記可動操作部が第1の向きに変位操作されたときオン状態もしくはオフ状態とされるとともに、上記可動操作部に対する上記第1の向きの変位操作が解除されたときオフ状態もしくはオン状態とされ、上記第3のスイッチ部が、上記可動操作部が押圧操作されたもとで変位操作されたときオン状態もしくはオフ状態とされるとともに、上記可動操作部に対する押圧操作されたもとでの変位操作が解除されたときオフ状態もしくはオン状態とされ、さらに、上記第4のスイッチ部が、上記可動操作部が上記第1の向きとは反対の第2の向きに変位操作されたときオン状態もしくはオフ状態とされるとともに、上記可動操作部に対する上記第2の向きの変位操作が解除されたときオフ状態もしくはオン状態とされることを特徴とする請求項1または2記載の多機能操作装置。
  4. 上記複数のスイッチ部が第1,第2及び第3のスイッチ部に加えて第4及び第5のスイッチ部を含み、上記第1のスイッチ部が、上記可動操作部が押圧操作されたときオン状態もしくはオフ状態とされるとともに、上記可動操作部に対する押圧操作が解除されたときオフ状態もしくはオン状態とされ、上記第2のスイッチ部が、上記可動操作部が第1の向きに変位操作されたときオン状態もしくはオフ状態とされるとともに、上記可動操作部に対する上記第1の向きの変位操作が解除されたときオフ状態もしくはオン状態とされ、上記第3のスイッチ部が、上記可動操作部が押圧操作されたもとで上記第1の向きに変位操作されたときオン状態もしくはオフ状態とされるとともに、上記可動操作部に対する押圧操作されたもとでの上記第1の向きの変位操作が解除されたときオフ状態もしくはオン状態とされ、上記第4のスイッチ部が、上記可動操作部が上記第1の向きとは反対の第2の向きに変位操作されたときオン状態もしくはオフ状態とされるとともに、上記可動操作部に対する上記第2の向きの変位操作が解除されたときオフ状態もしくはオン状態とされ、さらに、上記第5のスイッチ部が、上記可動操作部が押圧操作されたもとで上記第2の向きに変位操作されたときオン状態もしくはオフ状態とされるとともに、上記可動操作部に対する押圧操作されたもとでの上記第2の向きの変位操作が解除された ときオフ状態もしくはオン状態とされることを特徴とする請求項1または2記載の多機能操作装置。
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