JP3931063B2 - 移動通信チャネル設定方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、固定的な基地局や中継局を設定せず、移動局等の無線通信装置を一時的に基地局や中継局として機能させ、ネットワークを構築するアドホックネットワーク(Adhoc Network)において、複数の無線ゾーンがオーバーラップする場合に、互いの混信を防止する上で必要なチャネル数を算出するための移動通信チャネル設定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
移動通信の使用形態には、トランシーバのように移動局同士が直接無線通信を行うものや、タクシー無線のように1つの基地局と移動局との間で通信を行うもの、あるいは自動車電話のようにサービスエリア内に多数配置した固定基地局によってセル状ゾーンを構成し、移動局が位置するゾーン内の基地局を介して通信を行うもの等がある。近年、普及が目覚ましいPHSを含む携帯電話システムは、上記三番目のシステムに属するものであるが、加入者の増加に伴いチャネル周波数の不足が顕著になり、新たな周波数帯域の割り当ての他、W−CDMAのように極めて大きなチャネル容量が得られる新たな多重変調方式が採用されている。
【0003】
更に、チャネル周波数を有効に利用するために互いに干渉しない間隔をもって同一チャネル周波数を繰り返し使用するようになっているが、そのための回線設計の良し悪しはチャネル周波数の利用率を左右し、いかに少ないチャネル数で相互干渉なくサービスエリア内を隙間なくカバーするかが重要な課題である。
【0004】
図16は、基地局が固定である従来の無線通信システムのゾーン構成を示したものである。同図において、1bはサービスエリア内に所定間隔をもって多数配置された基地局であって、それぞれの基地局1bを中心として六角形の無線ゾーン2をサービスエリアとして受け持ち、各無線ゾーン2内の移動局MTはその中心の基地局1bを介して通信を行う。なお、それぞれの無線ゾーンの半径はR2であり、各ゾーン2は、基地局1bから発射される電波が所定レベルの電界強度にて到達する範囲と定義され、通常円形となるが、隣接ゾーンと接する部分は、自ゾーンと隣接ゾーンの平均受信電界強度がほぼ等しくなる点をゾーンの境界と定義しているので、同図に示すように六角形となる。ゾーン2の六角形の各頂点は、ゾーン2内で基地局1bからの距離が最も遠い所、即ち、受信電界強度が最低となるところであり、基地局から頂点までの距離がゾーン半径R2となる。
【0005】
さて、このようにゾーン配置形(セル型とも云う)の移動通信網では、混信を避けるため互いに隣接するゾーンでは同一の周波数を使用することはできないが、周波数を効率的に利用するために、場所を変えて同じ周波数を繰返し使用することが可能である。電子情報通信学会発行「移動通信の基礎」第8章の「システム構成と制御」の項に詳述されているように、六角形のゾーン構成において繰返し数が3の場合、同図16において太い実線にて囲んだ部分が繰返しエリアとなる。即ち、1つの繰返しエリアに注目すれば、斜線ゾーンの使用周波数をF1とし、その右上のゾーン周波数をF2、右横のゾーン周波数をF3として、互いに異なる三つの周波数F1、F2、F3を割り当てれば互いに干渉することなく1つの繰返しエリアをカバーすることができ、更に、同一周波数を使用するゾーンが直接隣接しないように同様に周波数配置したエリアを繰返し配置することによって、サービス領域の全てをカバーすることができる。即ち、図16において斜線のゾーン2が隣接しないように繰返しエリアを配置すれば、当該斜線ゾーンには同一の周波数を割り当てることができる。六角形ゾーンにおいては、上述したように繰返しエリアの最少ゾーン数は3となり、F1、F2、F3の最低三つの周波数によって全てのゾーンをカバーすることができる。
【0006】
図16を使用して説明した六角形ゾーンにおいて、繰返しエリアのゾーン数が3の場合に、混信なくネットワークを構築するために必要な周波数の数を求めるフローチャートが図17である。六角形ゾーンにおける繰返しエリアのゾーン数は、3の他に4、7、9等の値をとることができ、繰返しエリア内のゾーン数が大きくなればなるほど干渉は小さくなるが、必要とする周波数の数が多くなり、その利用効率は小さくなる。同様に六角形ゾーンにおいて繰返しエリアのゾーン数が4の場合のゾーン構成を図18に、その場合の必要周波数の数を求めるフローチャートを図19に示す。なお、六角形以外のゾーン形状や繰返しエリアのゾーン数及び必要周波数に関しては、上記電子情報通信学会発行「移動通信の基礎」第8章に詳しく説明されているので、ここでの説明は省略する。
【0007】
以上説明したゾーン構成は、基地局が固定されたものであったが、近年、アドホックネットワークと称される新たなシステムが注目されている。アドホックネットワークは、従来の固定的な基地局配置に代わり、例えば、比較的距離と時間が近接した状況において、一時的に集合した移動局間でデータの送受信を行うための通信手段を提供するシステムである。その形態は種々のものが考えられるが、例えば、状況に応じて移動局のなかから選択した所要のものに基地局としての機能を持たせ、周囲の他の移動局間と通信を行うもの、あるいは、サービスゾーン中に位置する全ての移動局や固定局に無線中継機能を持たせネットワークを構築し、順次隣接する他の移動局に情報を転送しながら目的の移動局端末に情報を伝達するものである。従来の固定基地局方式のネットワークが半永久的なものであるとすれば、アドホックネットワークは、一時的に必要に応じて構築されるネットワークである。特に近年、携帯通信端末とパーソナルコンピュータとの結合によって、移動しながら各種データ通信を行う場面が多くなったが、アドホックネットワークはこのような場面においてもその利便性が有望視されている。同様のシステムはブルーツース(Bluetooth)においても提案されており、アドホックネットワークは新たな通信インフラとして、今後色々な使用形態の発掘や発展が期待されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、アドホックネットワークにおいては、状況に対応して適宜、移動局や他の一般的な固定局の中から選定した無線局を基地局として機能させ、周辺の他の局と通信回線を構成するもの、あるいはサービスゾーン中の全ての無線通信装置を連結してネットワークを構築するものであるから、従来のように基地局1bが固定であり、しかも、基地局1bが統制制御局等と別個に有線で接続されていることを前提としたゾーン構成方法は適用できない。即ち、図16乃至図18によって説明した従来のゾーン構成方法では、基地局が有線による通信系や中継用に設けられた無線系によって通信統制局等と接続されていたので、単に、隣接する基地局間の使用チャネル周波数を異なるように構成すれば良く、比較的問題は少なかった。
【0009】
しかしながら、アドホックネットワークのように、通常は一端末局として使用される移動局や固定局を基地局や中継局として機能させ、従来と同様にサービスゾーンを確保するシステムにおいては、各基地局として設定された局への通信回線も、通常使用される無線チャネル周波数を使用することになり、更に、設定した基地局間で、順次情報を転送しながら所要の基地局を介して目的とする移動局等の無線通信装置に情報を伝達することになるので、近隣の無線通信装置までの電波の到達性、混信発生の可能性の検討、多数の無線ゾーンがオーバーラップする場合の無線回線設計等、ゾーンの大きさや周波数繰返しの設計が必要であり、基地局配置には極めて複雑な回線設計が必要となる。
【0010】
この発明は上記に鑑みてなされたもので、アドホックネットワークのように、通常使用する無線チャネルを用いる無線通信装置を基地局や中継局として機能させ、これら多数の無線局を順次転送しながら目的とする無線端末装置と通信を行うシステムにおいても適用可能な移動通信チャネル設定方法を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためこの発明にかかる移動通信チャネル設定方法は、複数の無線通信装置間において順次中継することにより目的とする無線通信装置間の相互通信を確保するアドホックネットワーク構築に際し、それぞれの無線通信装置の無線ゾーンが重なり合う場合の混信を防止するために必要なチャネル数の設定処理において、当該ネットワークを各無線ゾーン中央にのみ固定基地局を配置したセル方式ネットワークと見做した上で繰返しゾーン数と必要なチャネル数を求める処理と、当該アドホックネットワークを構成する各無線通信装置間距離Dと無線ゾーン半径R2との関係に基づいて得た数値を上記必要チャネル数に乗算することによって最終的に必要なチャネル数を得る処理とを備えたことを特徴とする。
【0012】
この発明にかかる移動通信チャネル設定方法によれば、以上のような処理手順を備えたので、アドホックネットワーク無線システムのように、配置された無線通信装置の全てが基地局として機能し、互いの電波が到達する範囲が複雑にオーバーラップする場合においても、互いに干渉や混信を防止する上で必要なチャネル数を論理的に求めることができる。
【0013】
つぎの発明にかかる移動通信チャネル設定方法では、上記の発明において、無線通信装置が正三角形の網状メッシュ上に近似的に配置されており、それぞれの無線通信装置の電波が所定の電界強度をもって到達する無線ゾーンの形状が、中心から頂点までの距離が上記三角メッシュの一辺の長さと等しい正六角形となっている場合において、上記無線通信装置間距離Dと無線ゾーン半径R2との関係に基づいて得られる数を3としたことを特徴とする。
【0014】
この発明にかかる移動通信チャネル設定方法によれば、上記発明において、一般的に多用される六角形ゾーンについて具体的に処理を実行することが可能である。特に、基本的なネットワーク構成についての移動通信チャネル設定方法であり、この処理をサブルーチン化しておくことによって、種々のバリエーションに迅速に適応可能となる。
【0015】
つぎの発明にかかる移動通信チャネル設定方法では、上記の発明において、上記無線通信装置が一辺長Dの正三角形の網状メッシュ上に近似的に配置されており、上記無線ゾーン中に複数の無線通信装置が含まれ、該無線ゾーンの形状が中心から頂点までの距離をR2とする六角形であって、上記R2がDのS倍であるとき、当該ネットワークを各無線ゾーン中央にのみ固定基地局を配置したセル方式ネットワークと見做した際に必要とする上記チャネル数と、各無線通信装置間距離Dと無線ゾーン半径R2との関係に基づいて得る数値3と、Sの二乗値とを乗じて最終的に必要なチャネル数を求める処理を備えたことを特徴とする。
【0016】
この発明にかかる移動通信チャネル設定方法によれば、上記発明において、一つの無線ゾーン中に多数の無線通信装置が含まれ、それぞれの電波が複雑に重なり合う場合においても、互いに干渉や混信を防止する上で必要なチャネル数を論理的に求めることができる。
【0017】
つぎの発明にかかる移動通信チャネル設定方法によれば、上記の発明において、上記無線通信装置の少なくとも一部が不規則に配置されている場合において、無線通信装置の配置位置を正三角形の網状メッシュに近似する処理を備えたことを特徴とする。
【0018】
この発明にかかる移動通信チャネル設定方法によれば、ネットワークの対象となる無線通信装置が、不規則に配置された場合においても、これを近似的にメッシュ状に配置した上で、上記各発明にかかる処理を実行することによって、互いに干渉や混信を防止する上で必要なチャネル数を論理的に求めることができるので、実際に即した無線通信装置の配置に対して、迅速にアドホックネットワークを構築することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる移動通信チャネル設定方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0020】
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1である移動通信チャネル設定方法を説明するための図であって、アドホックネットワーク無線通信システムの無線通信装置とゾーン構成を模式的に示したネットワーク図である。図1において、白丸にて表した1aは全て等間隔に配置された移動局等の無線通信装置であって、六角形2は上記無線通信装置1aを基地局として設定した場合の無線ゾーンを示し、R2はこの無線ゾーンの半径である。なお、図1では、六角形のゾーン2の中心に位置する無線通信装置1aを基地局として、そのゾーンのみを示しているが、六角形ゾーン2の各頂点に位置するその他の無線通信装置1aについてもそれぞれが中心となる六角形のゾーンを備えている。このネットワークにおいて、六角形ゾーン2の中心と各頂点それぞれに位置する無線通信装置1aを結べば、一辺の長さDの三角メッシュ状に配置されているパタンとみなすことができる。この実施の形態においては、三角メッシュの一辺の長さDとゾーン半径R2は等しい。具体的には、無線サービスエリア内に多数点在する無線通信装置の位置を検知し、その中から基地局として機能させるものを選定した上で、同図に示すようにメッシュ状の位置を設定する場合や、サービスエリア内の全ての無線通信装置を対象に同様のメッシュを想定する場合等、種々のものが考えられる。
【0021】
なお、この実施の形態においては、次の仮定を前提として説明するが、発明の実施に際してはこれに限定されない。
【0022】
第一に、アドホックネットワークの無線通信装置1aは通常は移動するが、ここでは少なくともネットワーク構築の間は同一地点に留まり、移動しないものとする。
【0023】
第二に、ゾーン2は六角形ゾーン中心の基地局1aから電波が届く範囲、即ち、受信電界強度(受信電力)が閾値以上となる範囲と定義する。
【0024】
第三に、従来方式の場合と異なり、ある無線通信装置1aのゾーン2は、他の無線通信装置1aのゾーン2とオーバーラップすることを許容する。但し、ゾーン2は円形ではなく従来と同様六角形とする。
【0025】
第四に、無線通信装置1aのアンテナは水平面無指向性アンテナとし、六角形のオムニゾーンとする。
【0026】
第五に、同一周波数繰返しエリア内のゾーン数は、多ければ干渉が小さくなるが、ここでは必要最小限となるゾーン数とする。
【0027】
既に説明したように、図16に示す従来のネットワークでは、基地局1bが固定であり、図示を省略した統制局等と基地局1b間とは、通常の移動通信回線とは別個に有線若しくは中継用無線回線等で接続されていることが前提となっている。従って、ゾーン2がサービス領域を隙間無く覆っていれば、移動局MTはいずれかの基地局1bを介して無線通信路の設定が可能であった。しかし、図1に示すアドホックネットワークでは、基地局や中継局として機能する無線通信装置間1aへの回線接続も他の無線通信装置から送信される通常の移動通信回線用無線で行なうことを想定しているので、基地局に隣り合う無線通信装置1aは、最も遠い場合でもゾーン半径R2の地点、即ち、ゾーン2の中心の基地局から電波が届く範囲である、六角形の頂点に位置する必要がある。ゾーン2の六角形の各頂点は、ゾーン2内で基地局1bからの距離が最も遠く、受信電界強度が通信に必要な最小限の値となるところである。
【0028】
移動通信網では、周波数を効率的に利用するために、場所を変えて同じ周波数を繰返し使用するが、全装置に同一の情報を送信する以外は、混信を避けるため互いに隣接するゾーンでは同一の周波数を使用することはできない。図1に示す六角形ゾーン2において必要な周波数の数は、図16の場合と同様に3となるが、これは、以下のようにして求めることができる。
【0029】
即ち、互いに隣接するゾーンでは同一周波数の使用を禁止した場合にサービスエリア内において必要な周波数の数を求める方法は、隣接するゾーンを同一の色で彩色しないものとした場合に必要な色の数を求める彩色問題解法手段を適用することができる。彩色問題においては、各ゾーン内にゾーンを代表する点1個を設定し、隣接するゾーンに対して、ゾーン境界とただ1回交わるような線で代表点を結んで得られる双対グラフを求め、接続されている代表点を同一の色で彩色しないものとする点の塗り分けとして考えればよい。
【0030】
この方法は、岩波数学辞典「4色問題の項」に詳しく説明されているので、ここでの説明は省略するが、図1に示す六角形のゾーン2をゾーンの中心の無線通信装置1aで代表させた双対グラフは、図2の黒丸点vtd1と点線egd1とによって構成されるグラフとなる。図2において、白丸点vtと実線egは、図1の六角形ゾーン2の頂点と辺であり、点線egd1を共有する黒丸点vtd1が同一の色とならないように塗り分けるには、最低3色必要であるから、結果的に図1の六角形ゾーン2の塗り分けにも、3色必要となる。
【0031】
ところで、図1に示した六角形ゾーン2は、ゾーン中心の無線通信装置1aの電波が届く範囲であって、六角形ゾーン2の頂点の無線通信装置1aに関するゾーンは、図1には記載を省略し、また、図2においては、図1に図示されているゾーン2に対する双対グラフのみを中心の黒丸点vtd1と点線egd1により示したが、アドホックネットワークでは、更に、六角形ゾーンの各頂点に位置する無線通信装置1aに関しても同様の六角形のゾーンが存在するので、その全てを加味した上での干渉を検討する必要がある。これは、既に説明したように、六角形ゾーン2は基地局1aとして設定した全ての無線通信装置についてそれぞれを中心として設定されるべきものであるからであって、この点が、有線通信回線等で結ばれた固定的基地局からなる従来のネットワークと大きく異なり、従来の回線設計が適用できない理由である。
【0032】
そこで、この発明では、図1の六角形ゾーン2の各頂点に位置する無線通信装置1aについてもゾーンを設定し、それぞれの無線通信装置1aに関しても、図2と同様な双対グラフを描くと、図3と図4に示すとおりとなる。
【0033】
図3は、六角形ゾーンの一つおきの頂点に配置された三つの無線通信装置である斜線点vtd2と、これらを結ぶ丸点線egd2とによって構成される双対グラフであり、斜線点vtd2に位置する無線通信装置1aを中心基地局としたゾーンに対応する双対グラフである。同様に、図4は六角形ゾーンの他の頂点の白丸点vtd3と、これを結ぶ一点差線egd3とから構成される双対グラフであり、白丸点vtd3に対応する無線通信装置1aを中心としたゾーンに対応する。図2と図3と図4の双対グラフを重ねて示したのが図5である。
【0034】
既に説明したように、図2の黒丸点vtd1の塗り分けには、最低3色必要であったが、同様に、図3の斜線点vtd2と図4は白丸点vtd3の塗りわけにも、それぞれ最低3色必要である。図5に示すように、黒丸点vtd1と斜線点vtd2と白丸点vtd3は互いにゾーン半径R2の距離にあるため、それぞれの3色は更に異なる色にする必要があり、結果的に、全部で3×3=9色が必要となる。即ち、アドホックネットワークにおいて、図示した六角形ゾーンでは、相互干渉を避けるために隣接するゾーンで同一周波数を用いないようにするためには、9つの周波数が必要となる。
【0035】
図6は、この実施の形態における、必要周波数の数を求める手順をフローチャートで表したものである。図1に示した実施形態例においては、結局図5に示すように、基地局となる無線通信装置1aの全ては、隣接する無線通信装置と互いに距離R2離れた位置にあり、中心から頂点までの距離がR2となる正三角形の各頂点を順次ずらしながら連結したメッシュ上に配列したものとなる。従って、図6に示すフローのように、一辺の長さDがゾーン半径R2の三角メッシュである場合の周波数の数を求めればよい。そこで、既に図17において説明したフロー、即ち、基地局が六角形ゾーンの中心にのみ存在する場合の必要周波数の設定処理を実行し、必要な周波数の数=3を求める(ステップS11)。次に、ステップS11の結果得た数3を3倍し、9を得る(ステップS12)。なお、ステップS12において乗算した数3は、上述したように双対グラフを用いた彩色問題解法手法を利用した結果得られた値である。乗算値3は、理論的には、図16の基地局固定の場合の、ゾーン半径R2と基地局間距離Dの比D/R2の二乗が3であることに起因する。
【0036】
上記の説明では、必要周波数の数を求めたが、無線通信において電波が届くゾーン内で混信が発生しないようにするためには、周波数多重通信において異なる周波数を用いる方法の他に、時分割多重通信(TDMA)において異なる時間スロットを用いる方法、またはスペクトル拡散通信やコード多重変調(CDMA)等において異なる符号やコードを用いる方法等種々の手段が知られており、この発明では、周波数の数に限らず、これら他の方法によりチャネルを区別する場合のチャネル数の算出にも適用できる。このことは、後述する他の実施形態例においても共通して適用できる事項である。
【0037】
実施の形態2.
図7は、この発明に基づく移動通信チャネル設定方法の他の実施形態例を示す図であって、アドホックネットワーク無線通信システムの無線通信装置とゾーン構成を模式的に示したものである。同図7において、1aは全て無線通信装置であって、太い実線で示した六角形2は1つの無線ゾーンを示し、R2はこの無線ゾーンの半径、Dは無線通信装置1aの離間距離である。この実施形態例が上記図1に示したものと異なる点は、無線ゾーンの半径R2と、無線通信装置1a間の離間距離Dが異なっており、DがR2の半分となっている点である。即ち、一つの六角形無線ゾーン2の中に、19個の無線通信装置1aが属しており、図1に示す7個の無線通信装置が属する場合に比べ、はるかに多くなっている。このように多数の無線通信装置を1つの無線ゾーン含めて回線設計を行う場合としては、例えば、同一ゾーンに属する局が1つの集団として特定の情報を共有する場合や、一つの無線通信装置の通信範囲内に他の局が密集して配置されている場合等が考えられるが、この場合の回線設計は、更に複雑なものとなる。なお、この実施の形態においても、実施の形態1と同様の仮定を設定して説明するものとし、また、図7においても六角形のゾーン2の中心に位置する無線通信装置1aのゾーンのみを示しており、他の無線通信装置1aのゾーンは記載されていない点は、上記図1乃至図5に示した例と同様である。
【0038】
以下、この実施形態例において必要周波数の数を求める方法を説明する。今、図7に示した無線通信装置の配置パタンを整理し易いように分解すると、無線通信装置1aとゾーン2の配置は、上記図1にて白丸点で示した実施の形態1の無線通信装置1aをずらして重ね合わせたものとみなすことができる。即ち、図1の白丸点1aのパタンと、図8に示す黒丸点1a2のパタンと、図9に示す斜線点1a3のパタンと、図10に示す横縞点1a4のパタンとを重ね合わせると、図11に示すように白丸点1a1、黒丸点1a2、斜線点1a3、横縞点1a4の集合体となり、これは上記図7の配置パタンとなる。そこで、それぞれのパタンに関して必要な周波数を求め、合計すれば目的とする値を得ることができる。実施の形態1で示したように、図1の白丸点の塗り分けには9色必要であったので、これと同様の図8、図9、図10のそれぞれのパタンについても9色必要となる。従って、図7の塗り分けには、図11に示すように、その4倍の9×4=36色が必要となることがわかる。ここで図7が図1の4倍となるのは、図7の無線通信装置1a間の距離が図1の場合の半分となっているためである。このことを広げて考えれば、無線通信装置1a間の距離が無線ゾーン半径のS分の一である場合は、Sの二乗倍の周波数が必要となることがわかる。
【0039】
図12は、上述したように、無線通信装置1aが一辺の長さがDである三角メッシュ上に配置されており、六角形ゾーン2のゾーン半径R2と三角メッシュの一辺長Dとの比(D/R2)が1/Sの場合に、必要な周波数の数を求める手順を示したフローチャートである。
【0040】
同図12において、上記算出を行うために、先ず上記図6を用いて説明したフローによって、一辺の長さDがゾーン半径R2と同じである三角メッシュにおける必要周波数の数を求める(ステップS21)。このステップS21においては、図17にて説明したフローを実行し(図17 ステップS01)、必要周波数の数=3を求める。次に図6に示したフローに戻って(図6 ステップS12)これを3倍し、9を得る。更に、図12に戻ってこれをSの二乗倍し(ステップS22)、必要な周波数の数として36を得る。
【0041】
実施の形態3.
以上の実施形態例においては、無線通信装置1aが理想的な六角形パタン上に配列された場合を説明したが、実際のアドホックネットワーク構築に際しては、必ずしもこのように配列されるとは限らず、むしろランダムな間隔をもって配列される場合が一般的である。
【0042】
図13は、本発明の更に他の実施形態例を示す図であって、実際のアドホックネットワーク構築に際して有用な回線設定方法例として、上述した実施の形態1と実施の形態2にて示した方法を適用する例を示す。
【0043】
図13に示すように、無線通信装置1aがランダムな間隔にて点在する場合、適宜選定した無線通信装置1aを中心として半径R2の円を描き、これを無線ゾーン2とする。図13は、回線設定手順を説明するための概要図であり、全ての無線通信装置1aについてゾーン2を示しているわけではなく、例として3個のゾーンを示したものである。
【0044】
先ず、図13に示した多数の無線通信装置1aそれぞれの位置を検知する。それぞれの位置を検知する手段は、例えば、各無線通信装置にGPS(グローバル・ポジショニング・システム)装置や、現用のPHS端末装置のように位置検知機能をもった装置を付加しておけばよい。あるいは、それぞれの位置は互いの相対的位置が判明すればよいので、各無線通信装置が隣接するもの同士互いに通信した結果得る複数の受信電界強度データに基づいて比較的正確な相対的位置を知ることもできる。なお、ネットワーク構築の対象となる無線通信装置が、例えば、家庭や事務所等に設定され、その住所が予め分かっている場合は、特に位置検出手段は必要ではない。
【0045】
マップ上で各無線通信装置の位置が判明すれば、それに基づいて、例えば、図14に示すように近似的なネットワーク図を描くことができる。この際、1aは無線通信装置、R2は無線ゾーン半径であるが、無線通信装置1aの離間距離Dは、上記図13に示した実際の無線通信装置1aの配置から検知した最小のものにしておけば、余裕をもって混信を防止することができる。なお、図14に示したネットワークは近似的なものであるので、実際にはこの図に示すように各無線通信装置が整然と配列されたものにはならず、場所によっては、該当する無線通信装置が存在しないこともあり得る。この場合は例えば、その地点を迂回するルートを経て、更に隣の無線通信装置に情報を伝達する等の措置を講じればよく、このような対応は、無線装置を制御するソフトウエアによって十分対応可能であろう。また、各無線通信装置の位置がそれぞれネットワーク位置からずれる可能性も有るので、ある程度の誤差を加味した設計や、これらの誤差を補正する手段を併用することも考えられる。
【0046】
上記図14では、変形実施形態例として、無線通信装置間の距離Dは無線ゾーン半径R2の三分の一の例を示している。この例においても上記実施形態例と同様の仮定を適用した上で、必要な周波数の数を求めるものとする。
【0047】
図15は、上記図13に示す具体的なアドホックネットワーク例において、必要周波数の数を求める手順を示すフローチャートである。同図15において、先ず、上記のように無線通信装置の配置位置を検知した上で、それらを一辺の長さDの三角メッシュで近似する(ステップS31)。
【0048】
更に、上記図12に示したフローに従って、三角メッシュの一辺の長さDと六角形ゾーンの半径R2との比Sを求める(ステップS32)。この例では、DはR2の三分の一となっているので、既に説明したとおりS=3となる。
【0049】
Sの値を求めた後、一辺の長さDが(1/S)×ゾーン半径R2であり、それを一辺の長さとする三角メッシュである場合の周波数の数を求める(ステップS33)。図14に示す例ではS=3であるので、必要な周波数の数は3×3×(3×3)=81となる。なお、図15の各ステップは、既に説明した実施形態例を参照すれば処理は明らかであるので、詳細な説明は省略する。
【0050】
実施の形態4.
以上説明した実施の形態1乃至3においては、隣接するゾーン間の混信を防止する上で、必要最小限の周波数の数を求める方法を示したが、周波数に余裕がある場合は、更に多くのチャネル周波数を割り当てることによって、より一層相互干渉を少なくすることができる。即ち、上記実施の形態では、図16に示す従来例に倣って繰返しゾーンを3とし、その結果必要最低周波数を3としたが、六角形ゾーンにおいては繰返しゾーン数として4、7、9等をとり得ることは上述した通りである。そこで、図6に示したフローチャートのステップS12において、例えば図19に示す従来例に倣って繰返しゾーン数を4とし、必要周波数=4としてもよい。
【0051】
更に、繰返しゾーン数を7、9等に設定することも可能である。なお、実際のアドホックネットワーク設定処理は、無線通信装置が移動する等の状況変化を伴うことがあり、その変化に対応して頻繁にネットワーク構築をやり直す必要が考えられるので、繰返しゾーン数が3、4、7、9それぞれについての処理プログラムを作成保存しておき、必要に応じて適宜必要なフローを呼び出して実行し、目的とするネットワークを構築する方法が効率的であろう。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、アドホックネットワーク構築に際し、当該ネットワークを各無線ゾーン中央にのみ固定基地局を配置したセル方式ネットワークと見做した上で繰返しゾーン数と必要なチャネル数を求め、当該各無線通信装置間距離Dと無線ゾーン半径R2との関係に基づいて得た数値を上記必要チャネル数に乗算することによって必要なチャネル数を得ようにした移動通信チャネル設定方法であるので、従来知られていなかったアドホックネットワークにおける必要周波数の数やチャネル数を論理的に求めることが可能となる。特に、配置された無線通信装置の全てが基地局として機能するアドホックネットワークにおいても、互いに干渉や混信を防止する上で必要なチャネル数を求める基本的方法を提供することができる。
【0053】
つぎの発明によれば、上記基本的な移動通信チャネル設定方法を更に具体化し、一般的に多用される六角形ゾーンについて具体的な処理を実行する方法を提供するものであるので、この処理をサブルーチン化しておくことによって、種々のバリエーションに適応する上で有効である。
【0054】
つぎの発明によれば、ネットワークを構成する各無線通信装置の電波到達範囲内に多数の他の無線通信装置が位置する場合においても、各無線ゾーン半径R2と各無線通信装置間距離Dとから論理的に、互いの干渉を防止するために必要なチャネル数を求めることが可能となり、実際のアドホックネットワークを構成する上で極めて有効である。
【0055】
つぎの発明によれば、ネットワークを構成する無線通信装置が不規則に配置されている場合に、無線通信装置の配置位置を正三角形の網状メッシュに近似する処理を実行した上で、各フロー処理を行うようにしたので、現実に即した無線通信装置配置状況に柔軟に対応可能なアドホックネットワークにおける移動通信チャネル設定方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1である移動通信チャネル設定方法を説明するための図であって、アドホックネットワークを想定した無線通信装置配置とゾーン構成を示した模式図である。
【図2】 図1に示す六角形ゾーンをゾーンの中心の無線通信装置で代表させた双対グラフの図である。
【図3】 図1に示す六角形ゾーンをゾーンの頂点に位置する無線通信装置で代表させた双対グラフの一つを示す図である。
【図4】 図1に示す六角形ゾーンをゾーンの頂点の無線通信装置で代表させた双対グラフの他の一つを示す図である。
【図5】 図2と図3と図4の双対グラフを重ねて示した図である。
【図6】 この発明の実施の形態1である移動通信チャネル設定方法において、必要周波数の数を求める手順を示すフローチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態2である移動通信チャネル設定方法を説明するための無線通信装置とゾーン構成を模式的に示した図である。
【図8】 図7の一部を抜き出して分解した、無線通信装置の配置のパタンの一つを示す図である。
【図9】 図7の一部を抜き出して分解した、無線通信装置の配置のパタンの他の一つを示す図である。
【図10】 図7の一部を抜き出して分解した、無線通信装置の配置パタンの更に他の一つを示す図である。
【図11】 図1と図8と図9と図10の無線通信装置の配置パターンを重ねて示した図である。
【図12】 この発明の実施の形態2である移動通信チャネル設定方法において、必要周波数の数を求める手順を示すフローチャートである。
【図13】 この発明の実施の形態3である移動通信チャネル設定方法を説明するための図であって、不規則に配置された無線通信装置に対応してこの発明を適用する場合の無線通信装置とゾーンの一部を示した図である。
【図14】 図13の無線通信装置配列を、この発明の実施の形態3の近似ネットワークとして示した図である。
【図15】 この発明の実施の形態3である移動通信チャネル設定方法において、必要周波数の数を求める手順を示すフローチャートである。
【図16】 従来のセル方式無線通信システムであって、繰返しゾーン数が3の場合のゾーン構成図である。
【図17】 従来のセル方式無線通信システムにおいて、繰返しゾーン数が3の場合のゾーン数を求める手順を示すフローチャートである。
【図18】 従来のセル方式無線通信システムであって、繰返しゾーン数が4の場合のゾーン構成図である。
【図19】 従来のセル方式無線通信システムにおいて、繰返しゾーン数が4の場合のゾーン数を求める手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1a、1a2、1a3、1a4 無線通信装置、1b 基地局、2 無線ゾーン、3 繰返しエリア、R2 ゾーン半径、D 無線通信装置間距離、vt 頂点、eg 辺、vtd1、vdt2、vdt3 双対の頂点、egd1、egd2、egd3 双対の辺、MT 移動局。

Claims (4)

  1. 複数の無線通信装置間において順次中継することにより目的とする無線通信装置間の相互通信を確保するアドホックネットワーク構築に際し、それぞれの無線通信装置の無線ゾーンが重なり合う場合の混信を防止するために必要なチャネル数の設定処理において、当該ネットワークを各無線ゾーン中央にのみ固定基地局を配置したセル方式ネットワークと見做した上で繰返しゾーン数と必要なチャネル数を求める処理と、当該アドホックネットワークを構成する各無線通信装置間距離Dと無線ゾーン半径R2との関係に基づいて得た数値を上記必要チャネル数に乗算することによって最終的に必要なチャネル数を得る処理とを備えたことを特徴とする移動通信チャネル設定方法。
  2. 上記無線通信装置が正三角形の網状メッシュ上に近似的に配置されており、それぞれの無線通信装置の電波が所定の電界強度をもって到達する無線ゾーンの形状が、中心から頂点までの距離が上記三角メッシュの一辺の長さと等しい正六角形となっている場合において、上記無線通信装置間距離Dと無線ゾーン半径R2との関係に基づいて得られる数を3としたことを特徴とする請求項1に記載の移動通信チャネル設定方法。
  3. 上記無線通信装置が一辺長Dの正三角形の網状メッシュ上に近似的に配置されており、上記無線ゾーン中に複数の無線通信装置が含まれ、該無線ゾーンの形状が中心から頂点までの距離をR2とする六角形であって、上記R2がDのS倍であるとき、当該ネットワークを各無線ゾーン中央にのみ固定基地局を配置したセル方式ネットワークと見做した際に必要とする上記チャネル数と、各無線通信装置間距離Dと無線ゾーン半径R2との関係に基づいて得る数値3と、Sの二乗値とを乗じて最終的に必要なチャネル数を求める処理を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の移動通信チャネル設定方法。
  4. 上記無線通信装置の少なくとも一部が不規則に配置されている場合において、無線通信装置の配置位置を正三角形の網状メッシュに近似する処理を行った上で、請求項1〜3のいずれか一つに記載の処理を行うことを特徴とする移動通信チャネル設定方法。
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