JP3930844B2 - 半導体チップ吸着ボンディングヘッド - Google Patents

半導体チップ吸着ボンディングヘッド Download PDF

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この発明は、特にレーザチップの移載、レーザチップボンディングのボンディングヘッドとして用いる半導体チップ吸着ボンディングヘッドに関するものである。
レーザチップ(GaAs)は通常のSiチップよりも機械的強度が弱い上、微小チップである為わずかな応力集中においても破壊しやすい。また、機械的にダメージを与えるとレーザチップの寿命及び信頼性に悪影響を及ぼす為、レーザへの接触を伴うハンドリングには細心の注意が必要である。
そのため、レーザチップ吸着ボンディングヘッドは衝撃荷重を低減する為にZ方向可動部分の軽量化を行う必要があった。
従来のレーザチップ吸着ボンディングヘッド構成について図面を参照しながら説明する。従来のレーザチップ吸着ヘッドは、図8のような構成が用いられていた。
従来のレーザチップ吸着ヘッドは、Z方向可動部として吸着穴26を持つコレットホルダ27とその先端に取り付いている吸着コレット32と回止めシャフト18、上下ストッパブロック30により構成させており、Z方向可動部重量は約15gfである。コレットホルダ(φ4mm)は、コレット先端の振れを防止する為に構造上取付けピッチが最大限(20〜30mmピッチ程度)に配置された2個のリニアブッシュ29により保持することで、剛性アップを図り、軸心精度を向上させて、先端振れを防止する。また、摺動部であるリニアブッシュ内径とコレットホルダ直径の隙間は0〜4μm程度であり、与圧構造となっている。
また、リニアブッシュ29を摺動部に利用している為、回転方向の動きを制限する必要があり、そのための回止め機構が構成されている。回止めは、2個のラジアルベアリング33a,33bで回止めシャフトを挟み込む構造となっており、その構造は、片側のベアリング33bと固定ベアリングシャフト34を基準として、もう一方のベアリング33aを調整するもので、調整偏芯シャフト35で回転調整し、隙間5〜10μmに調整、調整偏芯シャフトを固定する構造である。
また、吸着荷重、ボンディング荷重については、通常20gf〜100gfの範囲が必要であり、Z方向可動部重量にばね荷重を付加することで得る。圧縮ばね28は、設定するべき吸着荷重あるいは、ボンディング荷重になるように設定する。また、ばね定数は1〜10gf/mmの範囲とし、沈みこみ量によるばらつき変化を最小にする。また、Z方向可動部分の高さ保持位置はカラー31接触面で決定されている。
以上のように構成された各部位は、回転ベース36上に取付けられており、回転ベース部は主に移載、ボンディング時におけるZ方向のバッファ可動部分を担う。又、可動範囲(3〜5mm)に対して、バッファ可動部分の使用ストロークは50〜100μm程度である。
また、上記の回転ベ−ス部は、θ方向回転駆動を得るために2個のベアリングで保持された回転シャフト37と連結されており、回転中心軸はZ方向可動部を回転シャフトに取付けることで同軸構造としている。そして、θ方向回転駆動を伝達する為に、パルスモータ及びサーボモータ42のθ方向回転駆動力をカップリング40を介し、Z方向可動部ごと回転させる構造となっている。
以下、上記構成のレーザチップ吸着ボンディングヘッドの動作を示す。
レーザチップ吸着の場合、図9に示すように、レーザチップ吸着時には、吸着対象となるレーザチップ43の位置認識後、吸着コレット32がレーザチップ43の真上に移動する。その後、図10に示すように、レーザチップ吸着ボンディングヘッドは、Z方向に下降していく。下降時のスピードはレーザに接触する500〜1000μmまでは、高速で動作する。そこからレーザ上面に接触するまでは低速(1〜5mm/sec程度)で駆動させレーザチップ43上面に接触させる。接触後厚みばらつき及び設置高さばらつき分として沈みこみ量を100〜200μm程度取り、荷重印加により安定した押さえ込み吸着を可能としている。
次に、レーザチップボンディング及び高精度移載の場合、上記に述べた動作により吸着したレーザチップをボンディングする動作となるが、そのためには、レーザチップの姿勢を裏面からのカメラで認識し、姿勢を把握しておく必要がある。図11に示すように、認識はレーザチップ43の裏面からカメラ部44により認識を行う。図12に示すように、パルスモータあるいはサーボモータによりθ方向の位置補正をモニタ46の画像に従いθの補正を行う。その後、図13に示すように、レーザチップボンディング位置あるいは高精度移載位置45まで移動し、レーザチップ吸着ボンディングヘッドは、Z方向に下降していく。下降時のスピードはレーザに接触する500〜1000μmまでは、高速で動作する。そこからボンディング対象物あるいは移載部分上面に接触するまでは低速(1〜5mm/sec程度)で駆動させレーザチップ43下面を接触させる。接触後厚みばらつき及び設置高さばらつき分として沈みこみ量を100〜200μm程度取り、荷重印加により安定したレーザチップボンディングあるいは高精度移載を可能としている。
あるいは、特許文献1のような構造及び方法もとられていた。
特開平10−340931号公報
上記のような従来の構造では、以下のような課題があった。
Z方向のバッファ可動部分とθ方向回転の軸中心が別要素で構成されており、コレット先端の振れ調整が困難であり、高倍率、狭認識範囲における被認識物の認識及びθ方向補正時に画面から外れることがある。
また、コレットホルダの軸心精度を確保する為にコレットホルダとリニアブッシュは与圧を付加した状態でZ方向が可動しており、長期の使用で接触部分が磨耗し、がたの発生及び金属摩耗かす付着により、軸心精度の悪化と摺動抵抗を不安定な状態にし、レーザチップへの初期接触荷重及び、レーザチップボンディング時の初期接触荷重時に動作不良が発生していた。
また、Z方向可動部分の高さ保持位置を決定しているカラー部分と上下ストッパブロックの平面度が高すぎてリンキング現象を誘発したり、リニアブッシュの低粘度のオイルがにじみ出しカラーおよび上下ストッパブロック間にオイルが微量付着し、カラーと上下ストッパブロックを微量なオイルの表面張力で密着する現象が発生し、初期接触時に設定荷重ではなく、カラーと上下ストッパブロックの表面張力を剥離する荷重が一時的に印加され衝撃となっていた。
これにより、レーザチップの移載、レーザチップボンディング時にレーザチップに機械的なダメージを与え、レーザチップの寿命及び信頼性に悪影響を及ぼしていた。
したがって、この発明の目的は、特に、機械的ストレスに弱いレーザチップにおいて、レーザチップに機械的にダメージを与えると寿命及び信頼性にも悪影響を及ぼすため、レーザチップへの接触加圧時に衝撃を与えることがなく、高速動作時でも低衝撃荷重吸着及びボンディングが実現可能な半導体チップ吸着ボンディングヘッドを提供することである。
前記課題を解決するためにこの発明の請求項1記載の半導体チップ吸着ボンディングヘッドは、半導体チップを吸着可能な吸着コレットと、前記吸着コレットを保持したコレットホルダとを備え、軸方向のZ方向可動とθ方向回転駆動を可能とした半導体チップ吸着ボンディングヘッドであって、前記Z方向バッファ可動部分と前記θ方向回転部分に共通要素として静圧空気軸受を軸方向に分割して配置し、前記静圧空気軸受間に高圧空気を印加することにより推力を発生することが可能な受圧面部を、前記静圧空気軸受間の前記コレットホルダの軸部に設けた。
請求項2記載の半導体チップ吸着ボンディングヘッドは、請求項1記載の半導体チップ吸着ボンディングヘッドにおいて、高圧空気印加により推力発生方向が1方向である。
請求項3記載の半導体チップ吸着ボンディングヘッドは、軸方向に分割された静圧空気軸受に静圧を発生させるための高圧空気を同一の静圧空気ポートにて印加可能とする。
請求項4記載の半導体チップ吸着ボンディングヘッドは、請求項1記載の半導体チップ吸着ボンディングヘッドにおいて、軸方向に分割された静圧空気軸受に静圧を発生させるための高圧空気を別の静圧空気ポートにて印加可能とする。
請求項5記載の半導体チップ吸着ボンディングヘッドは、請求項1記載の半導体チップ吸着ボンディングヘッドにおいて、高圧空気による推力方向と反対方向に弾性体でコレットホルダに荷重印加する。
請求項6記載の半導体チップ吸着ボンディングヘッドは、請求項1記載の半導体チップ吸着ボンディングヘッドにおいて、θ方向回転時のコレットホルダの高さ方向の支持として、3個以上の奇数個で直径の統一された精密等級綱球を有し、前記精密等級綱球が脱落しないように、かつ回転可能なように保持されたリテーナリングを備えている。
請求項7記載の半導体チップ吸着ボンディングヘッドは、請求項1記載の半導体チップ吸着ボンディングヘッドにおいて、静圧空気軸受に保持されているコレットホルダの軸部が、前記静圧空気軸受を埋設したシリンダから両方向に突き出している。
請求項8記載の半導体チップ吸着ボンディングヘッドは、請求項1記載の半導体チップ吸着ボンディングヘッドにおいて、θ方向回転の駆動力伝達を行うために、摺動抵抗を上昇させることなくZ方向の可動要素を挟み込む2枚の平面静圧軸受を備えている。
この発明の請求項1記載の半導体チップ吸着ボンディングヘッドによれば、Z方向バッファ可動部分とθ方向回転部分に共通要素として静圧空気軸受を軸方向に分割して配置し、静圧空気軸受間に高圧空気を印加することにより推力を発生することが可能な受圧面部を、前記静圧空気軸受間の前記コレットホルダの軸部に設けたので、Z方向可動とθ方向回転駆動の軸心の共通化によるメカ構造のコンパクト化及び、θ方向回転可動中心の高精度化とZ方向初期可動時の摺動抵抗の安定化を可能とする。これにより、コレット先端の振れ調整が容易になり、レーザチップの移載、レーザチップボンディング時にレーザチップに機械的なダメージを与えないようにすることが可能となる。
請求項2では、高圧空気印加により推力発生方向が1方向であるので、コレットホルダにZ方向可動部荷重のキャンセル方向の推力を得ることができる。
請求項3では、軸方向に分割された静圧空気軸受に静圧を発生させるための高圧空気を同一の静圧空気ポートにて印加可能とするので、各静圧空気軸受において1のレギュレータにより調整された静圧空気によりZ方向可動部を摺動抵抗0状態で可動させることができる。
請求項4では、軸方向に分割された静圧空気軸受に静圧を発生させるための高圧空気を別の静圧空気ポートにて印加可能とするので、各静圧空気軸受において別のレギュレータにより各々調整された静圧空気によりZ方向可動部を摺動抵抗0状態で可動させることができる。
請求項5では、高圧空気による推力方向と反対方向に弾性体でコレットホルダに荷重印加するので、Z方向可動部の荷重について、自重及び高速動作時の可動部ジャンピング防止と振動減衰時間短縮を可能とする。
請求項6では、θ方向回転時のコレットホルダの高さ方向の支持として、3個以上の奇数個で直径の統一された精密等級綱球を有し、精密等級綱球が脱落しないように、かつ回転可能なように保持されたリテーナリングを備えているので、θ方向回転駆動時の転がり効果と点接触によるリンキング防止効果を得ることができる。そのため、静圧空気軸受の特徴である軸心センターリング性能を損なわないように、水平方向に対して低摺動抵抗での動作が可能となる。
請求項7では、静圧空気軸受に保持されているコレットホルダの軸部が、静圧空気軸受を埋設したシリンダから両方向に突き出しているので、同一のコレットホルダの軸部により軸方向のZ方向可動とθ方向回転駆動を可能とする。
請求項8では、θ方向回転の駆動力伝達を行うために、摺動抵抗を上昇させることなくZ方向の可動要素を挟み込む2枚の平面静圧軸受を備えているので、θ方向回転の駆動力伝達についてZ方向の可動要素が存在しても摺動抵抗をさらに0に近付けることができる。
この発明の実施の形態を図1〜図7に基づいて説明する。図1は本発明の実施形態のレーザチップ吸着ボンディングヘッドの構成を断面図である。
図1に示すように、レーザチップ吸着ボンディングヘッドの1つは、Z方向バッファ可動部分とθ方向回転部分に共通要素として摺動抵抗が0である静圧空気軸受(軸受と軸間隙間0〜10μm)を分割して配置し、静圧空気軸受間の丸軸部に段差を設け、そこに対してエアーを供給することで単動シリンダとして上方への推力を得ることか可能な上、θ方向に回転駆動可能なことを特徴としている。
この場合、Z方向可動部は、吸着穴2のあいた吸着コレット1及びコレットホルダ3と上下ストッパブロック11により構成されている。前記Z方向可動部を摺動抵抗0状態で可動させるためにコレットホルダ3は静圧空気軸受4で支持されており、静圧調整用レギュレータ7により調整された静圧用空気を静圧空気ポート20に通し供給し、静圧浮上力を得る。
また、コレットホルダ3にZ方向可動部荷重のキャンセル方向の推力を得る為に、静圧空気軸受4は2分割して配置し、その間にキャンセル圧力用レギュレータ6により調整されたキャンセル圧力用空気を推力空気ポート19により供給し、段差のついたコレットホルダのキャンセル圧力受圧部(受圧面部)5に加圧させ、キャンセル方向の推力を得る。
以上のように構成された空気軸受シリンダ8により、Z方向可動の低摺動化を図る。
次に、コレットホルダ3をθ方向回転駆動させる為に、空気軸受シリンダ8からコレットホルダ3は突き出した状態で配置され、上部に上下ストッパブロック11を固定する。上下ストッパブロック11の役割は3点あり、1点はZ軸可動部の高さ保持、もう1点は、上部のパルスモータまたはサーボモータ14からのθ軸駆動力の伝達、もう1点は、Z軸可動部のジャンピング防止と振動減衰時間短縮のための圧縮ばね設置である。
すなわち、Z軸可動部のジャンピング防止と振動減衰時間短縮のための圧縮ばね12はベアリングホルダ13と上下ストッパブロック11間に配置されている。この場合、Z方向可動部の荷重について、自重(約35gf)及び高速動作時の可動部ジャンピング防止と振動減衰時間短縮のため圧縮ばね12(約35gf)を設置した状態とし、可動部の荷重は自重とばね荷重(約70gf)を積算する構造となっており、荷重設定は、自重をキャンセルする方向にキャンセル圧力用レギュレータ6の空気圧を上昇させていきレーザチップ吸着ボンディングヘッドとして、0〜70gfまでの荷重設定が可能であることを特徴としている。
また、Z軸可動部の高さ保持部分は、Z方向の可動とθ軸方向の可動を複合した構造とする必要があり、θ方向の可動に対しては、通常Z軸が高さ規正された状態で可動するために、図2のように、精密等級鋼球10を3個あるいは5個ないし7個等の奇数個で均等角度にボールが脱落しないようにリテーナリング9でかしめて配置し、回転に対して動きを確保している。リテーナリング9によりθ方向回転時の高さ方向の支持及びあたりバッファ時の0〜5mmの剥離を行う。
θ方向回転可動は、上部に配置されたパルスモータ14の回転軸に取付けられたベアリングホルダ13上の2個のラジアルベアリング17a,17bで回止めシャフト18を挟み込む構造となっており、その構造は、図7(a)に示すように片側のベアリング17bと固定ベアリングシャフト16を基準として、もう一方のベアリング17aを調整するもので、調整偏心シャフト15で回転偏心調整し、隙間5〜10μmに調整、調整偏心シャフト15を固定する。
また、回止め構造は、図7(b)に示すようにベアリングホルダ13a上にフラットな静圧空気軸受17cを2枚向かい合わせに張り合わせ、高圧空気が噴出すように構成し、その間に隙間5〜10μm確保できるように回止めシャフト18aを配置し、摺動抵抗をさらに0に近ける構成もある。
以上のように構成されたものは、本体ベース21上に全て構成される。
以下、上記構成のレーザチップ吸着ボンディングヘッドの動作を示す。
レーザチップ吸着の場合、図3(a)に示すように、レーザチップ吸着時には、吸着対象となるレーザチップ22の位置認識後、吸着コレット1がレーザチップ22の真上に移動する。その後、図3(b)に示すように、レーザチップ吸着ボンディングヘッドは、Z方向に下降していく。下降時のスピードはレーザに接触する500〜1000μmまでは、高速で動作する。そこからレーザ上面に接触するまでは低速(1〜5mm/sec程度)で駆動させレーザチップ22上面に接触させる。接触後厚みばらつき及び設置高さばらつき分として沈みこみ量を100〜200μm程度取り、荷重印加により安定した押さえ込み吸着を可能としている。
次に、レーザチップボンディング及び高精度移載の場合、上記に述べた動作により吸着したレーザチップをボンディングする動作となるが、そのためには、レーザチップの姿勢を裏面からのカメラで認識し、姿勢を把握しておく必要がある。図4に示すように、認識はレーザチップ22の裏面からカメラ部23により認識を行い、図5に示すように、パルスモータあるいはサーボモータ14によりモニタ24の基準位置に対し補正をかけるようにθ方向の位置補正を行う。その後、図6に示すように、レーザチップボンディング位置あるいは高精度移載位置25まで移動し、レーザチップ吸着ボンディングヘッドは、Z方向に下降していく。下降時のスピードはレーザに接触する500〜1000μmまでは、高速で動作する。そこからボンディング対象物あるいは移載部分上面に接触するまでは低速(1〜5mm/sec程度)で駆動させレーザチップ下面を接触させる。接触後厚みばらつき及び設置高さばらつき分として沈みこみ量を100〜200μm程度取り、荷重印加により安定したレーザチップボンディングあるいは高精度移載を可能としている。
なお、軸方向に分割された静圧空気軸受4に静圧を発生させるための高圧空気を同一の静圧空気ポートにて印加したが、別の静圧空気ポートにて印加可能としてもよい。また、レーザチップ以外の半導体チップの吸着ボンディングヘッドとしても適用できる。
本発明にかかる半導体チップ吸着ボンディングヘッドは、半導体チップの移載、半導体チップボンディング時に半導体チップに機械的なダメージを与えないようにすることが可能となり、特に機械的ストレスに弱いレーザチップにおいて、高速動作時でも低衝撃荷重吸着及びボンディングが実現可能なレーザチップ吸着ボンディングヘッドとして用いるのに適している。
本発明の実施形態に係るレーザチップ吸着ボンディングヘッドの断面図である。 本発明の実施形態に係る高さ規正部の斜視図である。 (a),(b)は本発明の実施形態に係るレーザチップ吸着動作説明図である。 本発明の実施形態に係るレーザチップボンディング及び移載動作説明図である。 図4の次工程のレーザチップボンディング及び移載動作説明図である。 図5の次工程のレーザチップボンディング及び移載動作説明図である。 (a)は本発明の実施形態に係る回止め機構の斜視図、(b)は本発明の実施形態に係る回止め機構の別の例を示す斜視図である。 従来の技術背景に係るレーザチップ吸着ボンディングヘッドの断面図である。 従来の技術背景に係るレーザチップ吸着動作説明図である。 図9の次工程のレーザチップ吸着動作説明図である。 従来の技術背景に係るレーザチップボンディング及び移載動作説明図である。 図11の次工程のレーザチップボンディング及び移載動作説明図である。 図12の次工程のレーザチップボンディング及び移載動作説明図である。
符号の説明
1 吸着コレット
2 吸着穴
3 コレットホルダ
4 静圧空気軸受
5 キャンセル圧力受圧部
6 キャンセル圧力用レギュレータ
7 静圧調整レギュレータ
8 空気軸受シリンダ
9 リテーナリング
10 精密等級鋼球
11 上下ストッパブロック
12 圧縮ばね
13 ベアリングホルダ
13a ベアリングホルダ
14 パルスモータ及びサーボモータ
15 調整偏心シャフト
16 固定ベアリングシャフト
17a ベアリング
17b ベアリング
17c 平面静圧軸受
18 回止めシャフト
18a 回止シャフト
19 推力空気ポート
20 静圧空気ポート
21 本体ベース
22 レーザチップ
23 カメラ部
24 モニタ
25 レーザボンディング位置あるいは高精度移載位置
26 吸着穴
27 コレットホルダ
28 圧縮ばね
29 リニアブッシュ
30 上下ストッパブロック
31 カラー
32 吸着コレット
33a ベアリング
33bベアリング
34 固定ベアリングシャフト
35 調整偏心シャフト
36 回転ベース
37 回転シャフト
38 ストッパ
39 ラジアルベアリング
40 カップリング
41 本体ベース
42 パルスモータ及びサーボモータ
43 レーザチップ
44 カメラ部
45 レーザボンディング位置あるいは高精度移載位置
46 モニタ

Claims (8)

  1. 半導体チップを吸着可能な吸着コレットと、前記吸着コレットを保持したコレットホルダとを備え、軸方向のZ方向可動とθ方向回転駆動を可能とした半導体チップ吸着ボンディングヘッドであって、前記Z方向バッファ可動部分と前記θ方向回転部分に共通要素として静圧空気軸受を軸方向に分割して配置し、前記静圧空気軸受間に高圧空気を印加することにより推力を発生することが可能な受圧面部を、前記静圧空気軸受間の前記コレットホルダの軸部に設けたことを特徴とする半導体チップ吸着ボンディングヘッド。
  2. 高圧空気印加により推力発生方向が1方向である請求項1記載の半導体チップ吸着ボンディングヘッド。
  3. 軸方向に分割された静圧空気軸受に静圧を発生させるための高圧空気を同一の静圧空気ポートにて印加可能とする請求項1記載の半導体チップ吸着ボンディングヘッド。
  4. 軸方向に分割された静圧空気軸受に静圧を発生させるための高圧空気を別の静圧空気ポートにて印加可能とする請求項1記載の半導体チップ吸着ボンディングヘッド。
  5. 高圧空気による推力方向と反対方向に弾性体でコレットホルダに荷重印加する請求項1記載の半導体チップ吸着ボンディングヘッド。
  6. θ方向回転時のコレットホルダの高さ方向の支持として、3個以上の奇数個で直径の統一された精密等級綱球を有し、前記精密等級綱球が脱落しないように、かつ回転可能なように保持されたリテーナリングを備えている請求項1記載の半導体チップ吸着ボンディングヘッド。
  7. 静圧空気軸受に保持されているコレットホルダの軸部が、前記静圧空気軸受を埋設したシリンダから両方向に突き出している請求項1記載の半導体チップ吸着ボンディングヘッド。
  8. θ方向回転の駆動力伝達を行うために、摺動抵抗を上昇させることなくZ方向の可動要素を挟み込む2枚の平面静圧軸受を備えている請求項1記載の半導体チップ吸着ボンディングヘッド。
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