JP3929204B2 - 循環ポンプユニット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、吸収冷温水機などに代表される冷温水機に使用する冷温水循環ポンプ又は冷却水循環ポンプに係り、特に変流量制御を導入することで省エネルギー化を図る際に有効な循環ポンプユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
空調設備に使用される冷温水機の循環ポンプを可変速制御に変更し、いわゆる変流量型に切り替えることでポンプの搬送動力を低減し、省エネルギー化を図る動きが活発化している。
【0003】
変流量型ではない空調システムのうち、冷温水系の最も一般的な従来例を図4に示す。図4に示すように、冷温水ポンプ1によって昇圧された冷温水は、冷温水機2を流れた後に往ヘッダ3を介して空調機4に流れ、その後、還ヘッダ5を介して冷温水ポンプ1に戻るように構成されている。冷温水ポンプ1には動力盤6より動力が供給される。また冷温水機2は制御盤2aを備えている。
冷温水ポンプ1は、固定速で運転されており、冷温水機2内を流れる冷温水の流量は、空調機4及び冷温水機2の負荷とは無関係にほぼ一定である。
冷温水機2がガス吸収冷温水機の場合、冷温水機の冷温水出口温度が一定となるように、主に燃焼ガス量を調整している。
【0004】
冷水循環の場合、冷温水機2の出口温度は例えば7℃であり、この冷水は空調機側での熱交換に伴って温度上昇し、100%負荷の場合に12℃程度になって冷温水機2へ戻る。空調機4の負荷が小さい場合(例えば50%負荷)には、7℃で冷温水機2から出た冷水は例えば10℃程度で戻って来ることになるため、燃焼ガス量を減らしても出口温度を7℃に保つことができる。
【0005】
図6は図4に示す空調システムにおける負荷率(%)と循環ポンプ流量(%)との関係(図6(a))および負荷率(%)と消費エネルギー(%)との関係(図6(b))を示すグラフである。図6に示すように、負荷の大小と冷温水機のガスの消費量はほぼ比例関係にある。ところが、冷温水ポンプは負荷の大小とは無関係に固定速(固定流量)で運転されるため、その消費電力も不変である。
【0006】
これに対して、冷温水循環ポンプを可変速制御(即ち、変流量型)する場合は、例えば冷温水機の入口・出口の温度を両方ともに一定(従って、出入口温度差一定)にし、負荷が小さい場合には、ポンプの流量を負荷にほぼ比例させて減じることで省エネルギーを図る。
一般に循環ポンプは実揚程がゼロか極めてゼロに近い値となる。この場合、流量はポンプ回転数の1乗に比例し、揚程(配管損失に対応する)は回転数の2乗に比例する。故にポンプの消費電力(軸動力に比例)は、回転数の3乗に比例すると同時に流量の3乗に比例することになる。
【0007】
図5は変流量型の空調システムの構成を示す図である。図5に示すように、図4に示す固定流量型の空調システムに対して往ヘッダ3と還ヘッダ5とを接続するバイパス弁Vpを具備したバイパス管7が付加されている。なお、バイパス弁は、空調機側で流量が絞られた場合に、冷温水機にとっての最低流量(50%)を確保するように働く。また液温センサ8、流量センサ9、周波数変換器(インバータ)10、別途の制御盤11が付加されている。
【0008】
図7は変流量制御を行った場合の負荷率(%)と循環ポンプ流量(%)との関係(図7(a))および負荷率(%)と消費エネルギー(%)との関係(図7(b))を示すグラフである。但し、図7では冷温水機の効率などを考慮して下限流量を50%流量にした場合を示す。図7(b)に示すように、変流量制御を行った場合のポンプの消費電力(消費エネルギー)の推移は図6(b)に比べて減少している。
図7(b)でハッチングで示される部分は図6(b)の例に比較した省エネルギー量に相当する。つまり、変流量型は、冷温水循環ポンプの消費電力を低減できる分、固定流量型に比べて極めて省エネルギーとなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
図5から明らかなように、固定流量型のシステムを変流量型に変更する場合には、次の部品が新たに必要となる。
▲1▼ 冷温水機2の冷温水入口温度を検出する液温センサ8と、液温センサ8からの信号を別途に設ける制御盤11へ伝える信号線12a。
▲2▼ 冷温水機2に流れる冷温水の流量を検出する流量センサ9と、流量センサ9からの信号を別途に設ける制御盤11へ伝える信号線12b。
▲3▼ 往ヘッダ3と還ヘッダ5をつなぐバイパス管7と、バイパス管7に設けられ制御信号に基づきバルブの開度が調節されるバイパス弁Vpと、別途に設ける制御盤11からバイパス弁Vpへ制御信号を伝えるための信号線12c。
▲4▼ モータポンプの回転数を変化させるための周波数変換器(インバータ)10と、別途に設ける制御盤11から周波数変換器10へ増減速信号などを伝えるための信号線12d、及び周波数変換器10の故障信号などを上記新設制御盤11へ伝えるための信号線12e。
▲5▼ 上記▲1▼〜▲4▼の信号を制御し、且つ、冷温水機2の既設制御盤2aとポンプON−OFF信号などのやり取りをするための制御盤11。
【0010】
また、制御信号をうまく連継させて、機能させるためのシステム設計及び部品選定を行う必要があるとともに、上記▲1▼〜▲5▼の部品を各々適切に据付・施工する必要がある。
以上の通り、固定流量型の空調システムを変流量型の空調システムへ変更するには費用と手間が掛かり、容易ではない。このため、省エネルギー化の推進を阻害する要因となっていた。
【0011】
本発明は、上記問題点に鑑み、空調設備などに使用される冷温水機の循環ポンプシステムを、いわゆる変流量型に切り替える際に好適な循環ポンプユニットを提供することを技術的課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため本発明は、ポンプと、ポンプから冷温水機に取扱液を圧送するための吐出管と、冷温水機から戻った取扱液を空調機又は冷却塔などの機器に導くための中継管と、空調機又は冷却塔などの機器から戻った取扱液をポンプへ導くための吸込管を備えたことを特徴とするものである。
即ち、(発明が解決しようとする課題)の項に記載した▲1▼〜▲5▼を標準装備した独立ポンプユニットとして構成されるため、ポンプユニットは予め工場で製作することができ、現場での作業は簡単になり、工期の短縮も可能となる。
【0013】
空調システムの所定範囲(図1のPU部分)をユニット化することにより、現場での実質的な施工範囲は、簡単な配管工事及び冷温水機制御盤との信号線の布設工事のみとなる。
また、変流量型の制御の主体をポンプユニットに設けているため、既存の空調設備を変更することなく、変流量型の空調システムによる省エネルギー化を市場に浸透させることができる。
【0014】
また本発明の1態様は、ポンプを据付けるためのユニットベース及び配管類を支える枠体と、ポンプ及び配管類との固定部を断熱材で熱的に絶縁処理した絶縁部とを備えたことを特徴とするものである。
一般にこの種のポンプ及び配管類には取扱液の熱が大気に逃げないように、保温材が巻き付けられる。また、夏場に、冷水循環運転を行なうと、ポンプ及び配管類の表面が結露してしまうため、この観点からも保温材の巻き付けが行われる。
ところで、ポンプと、ユニットベースが直接接触していたり、配管類と枠体が直接接触していたりすると、取扱液の熱がユニットベースや枠体に伝わってしまうため、上記の保温材をユニット全体に巻き付ける必要が生じる。そこで、本発明の1態様では、ユニットベース及び枠体と、ポンプ及び配管類との固定部を断熱材で熱的に絶縁処理することにより、取扱液の熱がユニットベース等に伝わらないようにしたものである。即ち、ユニットベースとポンプの取付部には後述の防振ゴムのような断熱材を介し、枠体と配管類の固定部には木材等によって作られた枕木付固定金具を設けることで、熱的絶縁処理を行っている。
この結果、保温材はポンプと配管類にだけ巻き付ければ良く、且つ、この作業は、工場でユニットを製作する際に行えるため、その分、現場での保温工事の手間が少なくて済み、工期も短縮できる。
【0015】
また本発明の1態様は、ポンプとユニットベースの間にゴム等の弾性材を介在させるとともに、ポンプと配管類の接続部にゴム等の弾性材からなるフレキシブルジョイントを介在させたことを特徴とするものである。
ポンプの振動がユニットベースや配管類に伝わると、思わぬ機械的共振が生じて、不適合を生じる場合がある。特にポンプを可変速制御する場合には、加振力の大きさと周波数が変化するため、いずれかの回転数において、共振が生じてしまう可能性がある。
そこで、本発明の1態様では、ポンプとユニットベースの取付部に、防振ゴムを介在させるとともに、ポンプと配管類の接続部にフレキシブルジョイントを設けたものである。この結果、空調システムの変流量型への変更に際して生じる振動トラブルを防止できる。
【0016】
また本発明の1態様は、前記吐出管と中継管と吸込管の中心軸の方向を同一とし、各配管の両端部にユニット外の配管との接続が可能なフランジ部を設け、各配管の中心軸が同一平面内に納まるようにしたことを特徴とするものである。
本循環ポンプユニットは冷温水機側配管と空調機側配管の間に据付けられる。従って、冷温水機側の冷温水出入口と、空調機側の冷温水出入口はユニットの異なる側面に設けられ、且つ各々の側の入口と出口は同一平面内に配置されていると配管施工が比較的やり易い。そして、冷温水機側配管と空調機側配管に対するユニットの据付方向の自由度が高い程、不特定多数の現場に対応し易い。
【0017】
また本発明の1態様は、前記ポンプが周波数変換器を実装しており、且つ、液温センサがポンプ内に設けられていることを特徴とするものである。そして、ポンプは全周流インライン型のキャンドモータポンプからなる。
インバータと液温センサを実装したポンプとして、出願人は先に「特願平10−161326号」を出願している。この発明のポンプは取扱液の温度が設定温度で一定となるように自動可変速運転する機能を内蔵している。
このポンプを使用すれば、ユニットに別途に液温センサを設ける必要がなく、変流量型の空調システムを容易に実現できる。即ち、冷水循環においては、例えば設定温度を12℃とし、温水循環においては、例えば設定温度を55℃にする。
この冷温水機入口温度一定方式は、冷却水の循環ポンプにも使用できる。例えば冬場には、冷却塔から戻る冷却水の温度は、必要以上に低い値になっていることがある。このような場合、冷却水の循環量を低減しても十分に冷温水機は冷却できるため、ポンプの消費電力を抑えて省エネルギーを図ることができる。
【0018】
また、このポンプはモータおよびインバータが取扱液による水冷構造になっているため、前述の保温材をポンプ全体に巻き付けることも可能であり、結果として同時に静音化も達成される。
ところで、変流量型の制御方法の一つに往ヘッダと還ヘッダの圧力の違い(差圧)を一定に保つ方式がある。
つまり、各々の空調機側で電磁弁などによって流量が絞られた場合に両ヘッダの差圧が大きくなるため、この値が規定値に合致するようにポンプの回転数を減じる方式である。
この制御方法を用いる場合には、バイパス管のバイパス弁の前後の差圧を検出する差圧センサなどを設け、この信号をユニットの制御盤に導いてポンプの回転数を制御すればよい。この差圧一定方式は、前述の冷温水機入口温度一定方式と組み合わせても良いし、単独で行っても良い。単独で行う場合には、前述の液温センサは不要となり、その替わりに差圧センサを適宜設ければよい。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る循環ポンプユニットの一実施形態を図1乃至図3を参照して説明する。
図1は本発明に係る循環ポンプユニットの基本構成を示す図である。図1に示すように、冷温水ポンプ1によって昇圧された冷温水は、冷温水機2を流れた後に往ヘッダ3を介して空調機4に流れ、その後、還ヘッダ5を介して冷温水ポンプ1に戻るように構成されている。冷温水ポンプ1には動力盤6より動力が供給される。また冷温水機2は制御盤2aを備えている。また往ヘッダ3と還ヘッダ5とを接続するバイパス弁Vpを具備したバイパス管7が設けられている。バイパス弁Vpはバイパス管7に流れる取扱液の流量を調節する機能を有する。
【0020】
また、冷温水機2の冷温水入口温度を検出する液温センサ8と、冷温水機2に流れる冷温水の流量を検出する流量センサ9と、モータポンプの回転数を変化させるための周波数変換器(インバータ)10とが設けられいる。そして、液温センサ8、流量センサ9、バイパス弁Vp、および周波数変換器10を制御するとともに冷温水機2の制御盤とポンプON−OFF信号などのやり取りをするための制御盤11が設けられている。液温センサ8、流量センサ9、バイパス弁Vp、および周波数変換器10と制御盤11とは、それぞれ信号線12a,12b,12c,12d,12eにより接続されている。
【0021】
前記冷温水ポンプ1、液温センサ8、流量センサ9、バイパス弁Vp、周波数変換器10、および制御盤11を含む図1のPU部分は、1つの独立した循環ポンプユニットとして構成されている。即ち、(発明が解決しようとする課題)の項に記載した▲1▼〜▲5▼を標準装備した独立ポンプユニットとして構成されているため、ポンプユニットは予め工場で製作することができ、現場での作業は簡単になり、工期の短縮も可能となる。
図1のPU部分をユニット化することにより、現場での実質的な施工範囲は、簡単な配管工事及び冷温水機制御盤との信号線の布設工事のみとなる。また、変流量型の制御の主体をポンプユニットに設けているため、既存の空調設備を変更することなく、変流量型の空調システムによる省エネルギー化を市場に浸透させることができる。
【0022】
図2は、図1に示す循環ポンプユニットPUの機械的構成を示す図であり、図2(a)は正面図、図2(b)は平面図、図2(c)は側面図である。
図2(a)に示すように、循環ポンプユニットPUはユニットベース20と、枠体21とを備えている。周波数変換器10を実装した冷温水ポンプ1は、ユニットベース20に固定されている。冷温水ポンプ1とユニットベース20との間には防振ゴム22が介在されている。枠体21の上部には吸込管23および吐出管24が固定されている。また枠体21の上部には中継管25が固定されている。吸込管23、吐出管24および中継管25は、枕木付固定金具26を介して枠体21に固定されている。
【0023】
即ち、ユニットベース20とポンプ1の取付部には防振ゴム22のような断熱材を介し、枠体21と配管類の固定部には木材等によって作られた枕木付固定金具26を設けることで、熱的絶縁処理を行っている。
この結果、保温材はポンプと配管類にだけ巻き付ければ良く、且つ、この作業は、工場でユニットを製作する際に行えるため、その分、現場での保温工事の手間が少なくて済み、工期も短縮できる。
【0024】
吸込管23の一端は閉止フランジ27により閉止され、他端は開口され、開口端は還ヘッダ側に接続されるようになっている。吐出管24の一端は閉止フランジ28により閉止され、他端は開口され、開口端は冷温水機側に接続されるようになっている。また中継管25の両端は開口され、一方の開口端は往ヘッダ側に接続されるようになっており、他方の開口端は冷温水機側に接続されるようになっている。中継管25と吸込管23とは、バイパス弁Vpを具備したバイパス管7によって接続されている。
【0025】
前記吸込管23と冷温水ポンプ1の吸込口とは、ゴム等の弾性体からなるフレキシブルジョイント29およびベント管30等を介して接続されている。また吐出管24と冷温水ポンプ1の吐出口とは、フレキシブルジョイント29、ベント管30、逆止弁Vc等を介して接続されている。また吐出管24には、液温センサ8および流量センサ9が設けられている。また制御盤11は枠体21に固定されている。
【0026】
図2(a)乃至図2(c)には示していないが、冷温水ポンプ1および、吸込管23、吐出管24、中継管25、バイパス管7を含む各種配管類には保温材が巻き付けられている。
また、前述したように冷温水ポンプ1とユニットベース20の取付部に防振ゴム22を介在させるとともに、冷温水ポンプ1と配管類の接続部にフレキシブルジョイント29を設けている。この結果、空調システムの変流量型への変更に際して生じる振動トラブルを防止できる。
【0027】
さらに、本循環ポンプユニットPUにおいては、吐出管23と吸込管24と中継管25の中心軸の方向が同一方向に設定されており、各配管23,24,25の接続側の端部にはフランジ部23f,24f,25fが設けられている。そして、各配管23,24,25の中心軸は同一平面に位置するようになっている。図2(b)に示すように、本ポンプユニットPUは冷温水機側配管と空調機側配管の間に据付けられる。従って、冷温水機側の冷温水出入口と、空調機側の冷温水出入口はユニットの異なる側面に設けられ、且つ各々の側の入口と出口は同一平面内に配置されていると配管施工が比較的やり易い。そして、冷温水機側配管と空調機側配管に対するユニットの据付方向の自由度が高い程、不特定多数の現場に対応し易い。
【0028】
図3は、図1および図2に示すポンプユニットPUで使用される冷温水ポンプ1の詳細構造を示す断面図である。冷温水ポンプ1は全周流インライン型のキャンドモータポンプから構成されている。
図3に示すように、冷温水ポンプ1は、ポンプケーシング101と、このポンプケーシング101内に収容されたキャンドモータ106と、このキャンドモータ106の主軸107の端部に固定された羽根車108とを備えている。ポンプケーシング101はポンプケーシング外筒102と、このポンプケーシング外筒102の両端にケーシングフランジ161,162によってそれぞれ接続された吸込ケーシング103と、吐出ケーシング104とからなっている。ケーシングフランジ161,162は外筒102に吸込ケーシング103及び吐出ケーシング104を固定するためのルーズ型のリング状ケーシングフランジを構成している。ポンプケーシング外筒102、吸込ケーシング103および吐出ケーシング104はステンレススチール等からなる板金によって形成されている。
【0029】
外筒102の外側面には、ブラケット145が取付けられている。そして、ブラケット145には周波数変換器組立体150が取付けられている。周波数変換器組立体150は、ブラケット145に取付けられるベース146と、ベース146に取付けられるカバー147と、ベース146及びカバー147によって囲まれる周波数変換器(インバータ)10と、制御回路149とから構成されている。周波数変換器10と制御回路149とは信号線181によって接続されている。
【0030】
前記ブラケット145およびベース146には、キャンドモータ106と周波数変換器10をリード線182によって電気的に接続するための穴145aおよび146aが形成されている。ブラケット145、ベース146及びカバー147は、それぞれアルミ合金からなる熱良導体にて構成されている。
【0031】
一方、キャンドモータ106は、固定子113と、この固定子113の外周部に設けられたモータフレーム外胴114と、モータフレーム外胴114の両開放端に溶接固定されるモータフレーム側板115,116と、固定子113の内周部に嵌着され上記モータフレーム側板115,116に溶接固定されるキャン117とを備えている。また固定子113内に回転可能に収容されている回転子118は主軸107に焼き嵌め固定されている。モータフレーム外胴114と外筒102との間には環状空間(流路)140が形成されている。
【0032】
また、キャンドモータ106のモータフレーム側板116には、流体を半径方向外方から内方に導くガイド部材111が保持されている。そして、ガイド部材111には羽根車108を収容する内ケーシング112が固定されている。また、ガイド部材111の外周部には、シール部材185が介装されている。
【0033】
ガイド部材111の内端にはライナリング176が設けられ、このライナリング176は羽根車108の前面部(吸込マウス側)と摺動するようになっている。内ケーシング112は概略ドーム形状を有し、キャンドモータ106の主軸107の軸端を覆いかくす形状になっている。この内ケーシング112は羽根車108から吐出された流体を案内するガイドベーン又はボリュートからなる案内装置112aを有している。また、内ケーシング112は先端部に空気抜き穴112bを有している。
【0034】
モータフレーム外胴114にはターミナルケース120が溶接によって固定されており、このターミナルケース120を介してモータフレーム外胴114内のコイルからリード線182を外部に引出し、ブラケット145の穴145a、ベース146のリード線取出穴146aを介してベース146及びカバー147内の周波数変換器(インバータ)148に接続している。前記外筒102には穴102aが形成されており、この穴102aにターミナルケース120が挿入されている。ターミナルケース120内には、温度検出素子であるサーミスタ151が設置されている。そして、サーミスタ151はゴム製のブッシュ152によって固定されている。サーミスタ151は制御部149に信号線183によって接続されている。
【0035】
次に羽根車108側の軸受周辺部について説明する。
軸受ブラケット121には、ラジアル軸受122と、固定側スラスト軸受123が設けられている。ラジアル軸受122の端面は、固定側スラスト摺動部材としての機能も付与されている。ラジアル軸受122と固定側スラスト軸受123を挟んで両側には、回転側スラスト摺動部材である回転側スラスト軸受124と回転側スラスト軸受125が設けられている。回転側スラスト軸受124は、スラストディスク126に固定され、このスラストディスク126はキーを介して主軸107に固定されている。回転側スラスト軸受125は、スラストディスク127に固定され、このスラストディスク127はキーを介して主軸107に固定されている。
【0036】
前記軸受ブラケット121はモータフレーム側板116に設けられたインローに弾性材からなるOリング129を介して挿入されている。なお、図中131はラジアル軸受122と摺動部を形成するスリーブである。
【0037】
次に反羽根車108側の軸受周辺部について説明する。
軸受ブラケット132には、ラジアル軸受133が設けられている。図中134はラジアル軸受133と摺動部を形成するスリーブであり、スリーブ134は座金135に当接し、この座金135は主軸107の端部に設けられたネジおよびダブルナット136によって固定されている。軸受ブラケット132は、モータフレーム側板115に設けられたインローに弾性材からなるOリング137を介して挿入されている。
【0038】
また、モータフレーム外胴114にはステー143が溶接されており、このステー143と外筒102とは溶接により固定されている。キャンドモータ106の回転数は、周波数変換器10によって商用電源の周波数より高い周波数に変換することにより4000rpm以上に設定されている。
【0039】
吐出ケーシング104には吐出ノズル170が溶接によって固定されている。吐出ノズル170は、外径及び肉厚が大きい環状部材からなっている。吐出ノズル170はケーシング本体と同材質のステンレススチール等からなり、その前端面が相手側フランジ(図示せず)とのシール面170sになっている。一方、吐出ノズル170に固定される吐出フランジ171は、ケーシング本体とは異なった材料、例えば、鋳鉄(FC)等からなり、吐出ノズル170に螺合されている。吐出フランジ171は、図3に示すように上部が一部面取りされている。また吐出フランジ171には据付用の脚171Lが一体に形成されている。
【0040】
また吐出ノズル170には、圧力取出用パイプ172の先端部が螺合されている。圧力取出用パイプ172にはプラグ173が着脱可能に取り付けられている。圧力取出用パイプ172は、吐出フランジ171の最大外径部を避けた面取り位置に取り付けられている。プラグ173を取り外して圧力取出用パイプ172に圧力ゲージを取り付ければ、吐出圧を測定することができる。
【0041】
また、図3に示すように、ケーシング本体を構成する吸込ケーシング103にも同様に吸込ノズル174が固定され、吸込ノズル174に吸込フランジ175が固定されている。吸込フランジ175には脚175Lが一体に形成されている。吐出フランジ171及び吸込フランジ175の外径はケーシングフランジ161,162の内径よりも大きくなっている。脚171L,175Lとユニットベース20との間には防振ゴム22が介在されている。
【0042】
図3に示す全周流型ポンプの作用を簡単に説明すると、吸込ケーシング103に接続された吸込ノズル174より吸い込まれた流体は、吸込ケーシング103を通って外筒102とキャンドモータ106のモータフレーム外胴114との間に形成された環状流路140に流入し、この流路140を通ってガイド部材111に案内されて羽根車108内に導かれる。羽根車108から吐出された流体は、案内装置112aを経て吐出ケーシング104に接続された吐出ノズル170より吐出される。
【0043】
全周流型ポンプのターミナル部には、温度検出素子であるサーミスタ151が配設されており、このサーミスタ151はゴム製のブッシュ152で固定されている。ゴム製のブッシュ152は、周波数変換器10の発熱をサーミスタ151に伝えにくくする効果がある。従って、ポンプ内の取扱液の温度を正確に捉えることができる。ターミナル部は、モータ固定子113と周波数変換器10の中間に位置し、且つ、流路に面しているため、ポンプ内の取扱液の温度を正確に検知できる。また、ターミナル部を構成するターミナルケース120は、金属製(ステンレス鋼の薄板)であり、比較的良好にポンプ内の取扱液の温度をターミナルケース120の内側にあるサーミスタ151に伝えることができる。
即ち、ターミナル部に設けた温度検出素子であるサーミスタ151は、取扱液の温度を比較的正確に捉えてこれを信号化し、周波数変換器10の制御部149に導く。
周波数変換器10とその制御部149とからなる周波数変換器組立体150には、基準温度を段階的に切替えできるスイッチが設けてあり、例えば、55℃・・・−12℃などの値を選択できるようになっている。
【0044】
図3に示す構造の全周流型インラインポンプを冷温水ポンプとして使用することにより、ユニットに別途に液温センサを設ける必要がなく、変流量型の空調システムを容易に実現できる。即ち、冷水循環においては、例えば設定温度を12℃とし、温水循環においては、例えば設定温度を55℃にする。その結果、ポンプユニットは取扱液の設定温度を維持するように増減速運転を行い、水温が12℃(冷水循環)又は55℃(温水循環)付近で一定となる。
この冷温水機入口温度一定方式は、冷却水の循環ポンプにも使用できる。例えば冬場には、冷却塔から戻る冷却水の温度は、必要以上に低い値になっていることがある。このような場合、冷却水の循環量を低減しても十分に冷温水機は冷却できるため、ポンプの消費電力を抑えて省エネルギーを図ることができる。
【0045】
また、図3に示す全周流型インラインポンプはモータ106および周波数変換器10が取扱液による水冷構造になっているため、前述の保温材をポンプ全体に巻き付けることも可能であり、結果として同時に静音化も達成される。
ところで、変流量型の制御方法の一つに往ヘッダ3と還ヘッダ5の圧力の違い(差圧)を一定に保つ方式がある。つまり、各々の空調機側で電磁弁などによって流量が絞られた場合に両ヘッダの差圧が大きくなるため、この値が規定値に合致するようにポンプの回転数を減じる方式である。
この制御方法を用いる場合には、バイパス管7のバイパス弁Vpの前後の差圧を検出する差圧センサなどを設け、この信号をポンプユニットPUの制御盤11に導いてポンプの回転数を制御すればよい。この差圧一定方式は、前述の冷温水機入口温度一定方式と組み合わせても良いし、単独で行っても良い。単独で行う場合には、前述の液温センサは不要となり、その替わりに差圧センサを適宜設ければよい。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、所定の機器を標準装備した独立ポンプユニットとして構成されるため、ポンプユニットは予め工場で製作することができ、現場での作業は簡単になり、工期の短縮も可能となる。
空調システムの所定範囲(図1のPU部分)をユニット化することにより、現場での実質的な施工範囲は、簡単な配管工事及び冷温水機制御盤との信号線の布設工事のみとなる。
また、変流量型の制御の主体をポンプユニットに設けているため、既存の空調設備を変更することなく、変流量型の空調システムによる省エネルギー化を市場に浸透させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る循環ポンプユニットの基本構成を示す図である。
【図2】図2は、図1に示す循環ポンプユニットの機械的構成を示す図であり、図2(a)は正面図、図2(b)は平面図、図2(c)は側面図である。
【図3】図1および図2に示すポンプユニットで使用される冷温水ポンプの詳細構造を示す断面図である。
【図4】従来の変流量型ではない空調システムのうち、冷温水系の最も一般的な例を示す図である。
【図5】従来の変流量型の空調システムの構成を示す図である。
【図6】図4に示す空調システムにおける負荷率(%)と循環ポンプ流量(%)との関係(図6(a))および負荷率(%)と消費エネルギー(%)との関係(図6(b))を示すグラフである。
【図7】変流量制御を行った場合の空調システムにおける負荷率(%)と循環ポンプ流量(%)との関係(図7(a))および負荷率(%)と消費エネルギー(%)との関係(図7(b))を示すグラフである。
【符号の説明】
1 冷温水ポンプ
2 冷温水機
2a 冷温水機の制御盤
3 往ヘッダ
4 空調機
5 還ヘッダ
6 動力盤
7 バイパス管
8 液温センサ
9 流量センサ
10 周波数変換器(インバータ)
11 制御盤
12a,12b,12c,12d,12e 信号線
20 ユニットベース
21 枠体
22 防振ゴム
23 吸込管
23f,24f,25f フランジ部
24 吐出管
25 中継管
26 枕木付固定金具
27,28 閉止フランジ
29 フレキシブルジョイント
30 ベント管
101 ポンプケーシング
102 ポンプケーシング外筒
103 吸込ケーシング
104 吐出ケーシング
106 キャンドモータ
107 主軸
108 羽根車
112 内ケーシング
113 固定子
114 モータフレーム外胴
115,116 モータフレーム側板
117 キャン
118 回転子
120 ターミナルケース
121,132 軸受ブラケット
122,133 ラジアル軸受
123 固定側スラスト軸受
124,125 回転側スラスト軸受
126,127 スラストディスク
129,137 Oリング
131,134 スリーブ
135 座金
136 ダブルナット
140 環状空間(流路)
143 ステー
145 ブラケット
145a 穴
146 ベース
146a リード線取出穴
147 カバー
149 制御部
150 周波数変換器組立体
151 サーミスタ
152 ゴム製ブッシュ
161,162 ケーシングフランジ
170 吐出ノズル
171 吐出フランジ
171L 脚
174 吸込ノズル
175 吸込フランジ
175L 脚
176 ライナリング
181 信号線
PU ポンプユニット
Vc 逆止弁
Vp バイパス弁

Claims (9)

  1. ポンプと、ポンプから冷温水機に取扱液を圧送するための吐出管と、冷温水機から戻った取扱液を空調機又は冷却塔などの機器に導くための中継管と、空調機又は冷却塔などの機器から戻った取扱液をポンプへ導くための吸込管を備えたことを特徴とする循環ポンプユニット。
  2. 前記中継管と吸込管をつなぐバイパス管と、バイパス管に流れる取扱液の流量を調節するためのバイパス弁を備えたことを特徴とする請求項1に記載の循環ポンプユニット。
  3. ポンプを据付けるためのユニットベースと、ポンプを駆動するモータの回転数を変化させる周波数変換器と、周波数変換器に回転数の制御信号を送る制御手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の循環ポンプユニット。
  4. 取扱液の温度を検出して検出信号を発生する液温センサと、取扱液の流量を検出して検出信号を発生する流量センサとを備えたことを特徴とする請求項3に記載の循環ポンプユニット。
  5. ポンプを据付けるためのユニットベース及び配管類を支える枠体と、ポンプ及び配管類との固定部を断熱材で熱的に絶縁処理した絶縁部とを備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の循環ポンプユニット。
  6. ポンプとユニットベースの間にゴム等の弾性材を介在させるとともに、ポンプと配管類の接続部にゴム等の弾性材からなるフレキシブルジョイントを介在させたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の循環ポンプユニット。
  7. 前記吐出管と中継管と吸込管の中心軸の方向を同一とし、各配管の両端部にユニット外の配管との接続が可能なフランジ部を設け、各配管の中心軸が同一平面内に納まるようにしたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の循環ポンプユニット。
  8. 前記ポンプが周波数変換器を実装しており、且つ、液温センサがポンプ内に設けられていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の循環ポンプユニット。
  9. 前記ポンプが全周流インライン型のキャンドモータポンプであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の循環ポンプユニット。
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