JP3927917B2 - Waste treatment system - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、廃棄物処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
廃棄物の処理システムの一例として、廃棄物を熱分解して生成される熱分解ガス及び熱分解残渣中の可燃物を燃焼し、この燃焼熱により熱分解ガスに同伴される不燃物の粉粒体、及び熱分解残渣に含まれる不燃物の粉粒体を溶融させてスラグ化することにより、建材や舗装材の骨材として有効利用するものがある。
【0003】
すなわち、熱分解残渣には、熱分解カーボンなどの可燃物と、ガラス、陶器片、コンクリート片などの瓦礫の不燃物が含まれていることから、熱分解カーボンなどの可燃物を例えば篩などで分別して燃焼溶融における燃料として用いている。このとき、熱分解残渣に粉砕などにより生じた不燃物の粉粒体が混じっていると、それらの不燃物の粉粒体は、熱分解カーボンなどの可燃物の粉粒体に混じって分別されて溶融スラグ化される。
【0004】
このような熱分解残渣の分別装置として、流動式分別装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置は、硅砂を流動媒体とする層に空気を噴射して流動層を形成し、その流動層に熱分解残渣を供給して粉粒体のカーボン及び不燃物と比較的大きな形状の金属や瓦礫とを分別するものである。この流動分別によれば、篩で分別する場合に比べて、金属や瓦礫に付着しているカーボンを分離させることができるのでカーボンの回収率が良い。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−219417号公報(第2−3頁、第1、第6図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、硅砂を流動媒体として用いると、燃焼溶融炉内における不燃物の溶融が十分に行われない場合があるということが判った。不燃物の溶融が十分でないと溶融状態におけるスラグの粘性が高くなり溶融スラグの形状が悪くなるため、骨材としての十分な強度が得られない。
【0007】
この不燃物の溶融不良の原因を検討した結果、本発明者らは、流動媒体用の硅砂の一部が熱分解カーボンなどに同伴して燃焼溶融炉に供給されることが原因であるという知見を得た。つまり、SiO2を主成分とする硅砂が燃焼溶融炉に供給されることで、燃焼溶融炉内の不燃物中のSiO2の割合が増え、不燃物が溶ける一つの目安となるCaOとSiO2の比が適正範囲から外れる。このCaOとSiO2の比は塩基度と呼ばれ、この塩基度が適正な範囲から外れるにつれて不燃物の溶融温度が高くなることが溶融不良の原因となる。例えば、塩基度が0.4〜1.0の範囲のとき、不燃物の溶融温度は最高でも1300℃であり、燃焼溶融炉の燃焼温度を1300℃にすることで良好に溶融できるが、塩基度がこの範囲から外れて溶融温度が上がると溶融不良が生じるのである。
【0008】
そこで、本発明は、流動分別により分別した粉粒体を原料として溶融スラグを生成する場合において、流動媒体として用いた硅砂が原因となる溶融スラグの強度低下を改善することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、流動媒体として、硅砂の代わりに溶融スラグを用いることを特徴とする。これにより、流動分別する際に、溶融スラグが粉粒体に同伴されても、この溶融スラグは不燃物と同じ割合でCaOとSiO2が含まれているから、不燃物の塩基度を変化させることはない。したがって、不燃物の溶融温度が変わらないから燃焼溶融炉内で不燃物の溶融不良を防止できるので、硅砂が原因となる溶融スラグの強度の低下を改善できる。
【0010】
具体的に廃棄物処理システムは、燃焼溶融炉で製造される塩基度CaO/SiO2が0.4〜1.0の溶融スラグを粉砕し、この溶融スラグを流動分別槽に供給する構成とする。ここで、溶融スラグの粒径は、流動分別槽内の気流によって排出されない程度に大きく、また、流動分別槽内で良好に流動できる程度に小さく形成し、例えば、0.5〜1mm程度に調整することが好ましい。
【0011】
この場合において、スラグの固化、粉砕、供給は、種々の公知の装置を用いて行い、例えば、燃焼溶融炉から排出されたスラグを、水を張った水槽に落下させて冷却して固化し、水槽内の溶融スラグをコンベアで流動分別槽に搬送し、その途中で溶融スラグを2軸の対面ローラなどで粉砕するような構成にできる。ここで、例えば、溶融スラグが貯留されるホッパなどの貯留槽と、弁やスクリューフィーダなどの供給手段を設けた構成とすることが好ましい。これにより、例えば、分別槽内に供給する溶融スラグの量を調整することができる。この供給量は、常にある程度の量の溶融スラグが分別槽内に滞留するように、例えば、分別槽内の溶融スラグの摩耗による消耗具合などから適宜設定する。また、流動媒体として、別系統の廃棄物処理システムで製造された溶融スラグを用いることもできる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1に、本発明に係る廃棄物処理システムの一実施形態の全体構成図を示す。図示のように、廃棄物1は適当な大きさに粉砕されて熱分解反応器2に投入される。熱分解反応器2は、例えば、横置きの回転ドラムを用いて形成され、一端から投入される廃棄物1を低酸素雰囲気で加熱して熱分解しながら他端に移送し、他端から熱分解ガス3と熱分解残渣4を排出する。熱分解ガス3は、燃焼溶融炉5に供給されて燃焼される。熱分解残渣4には、熱分解により生成されたカーボンなどの可燃物と、廃棄物1に含まれていた金属片、ガラス、陶器、コンクリート片等の不燃物が含まれている。これらのうち熱分解カーボンは、燃焼させることにより熱を回収できることから、他の熱分解残渣から分離して溶融燃焼炉5で燃焼することが好ましい。そこで、熱分解残渣4は流動式分別装置6に導かれて、熱分解カーボンと他の不燃物とに分別されるようになっている。
【0013】
すなわち、流動式分別装置6は、流動媒体23が滞留する分別槽24を備えて構成されている。分別槽24内の下部には散気ヘッダ管25が挿入されて配設され、この散気ヘッダ管25には、例えば、押込送風機などにより外部空気が供給されるようになっている。このように構成されることから、分別槽24内の流動媒体は、散気ヘッダ管25から噴出される空気により流動化される。このとき、流動層に投入された熱分解残渣中の紛粒体7は、散気ヘッダ管25から噴出される空気によって分別槽25の上部空間に吹き飛ばされる。また、熱分解残渣中の比較的粗粒の金属類などに付着している紛粒体7は、流動媒体23によって掻き剥がされて分別槽24の上部空間に吹き飛ばされる。これらの粉粒体7には、熱分解カーボンの他に不燃物の粉粒体が含まれており、この熱分解カーボンを含む粉粒体7は分別層24の上部から燃焼溶融炉5に供給されるようになっている。
【0014】
一方、分別槽24の底部にはスクリューフィーダ26が設置され、散気ヘッダ管25から噴出される空気で吹き飛ばされなかった比較的粗粒の熱分解残渣は、分別槽24内の流動層の下部に落ちてスクリューフィーダ26により分別槽24内から排出され、鉄やアルミなどの金属などの不燃物はさらに分別されて有価物として回収される。
【0015】
燃焼溶融炉5では、熱分解ガス3及び粉粒体7の熱分解カーボンが燃焼処理される。この燃焼熱により、熱分解ガス3に同伴された不燃物の粉粒体が溶融されて、炉壁を伝って炉底部から例えば水槽内に落下して溶融スラグ8として排出される。燃焼溶融炉5の燃焼排ガス9は、熱回収装置10に導かれて熱回収される。この熱回収装置9は、例えば、熱分解反応器2の熱分解熱源として用いる気体(例えば、空気)を加熱する熱交換器、及び発電等に用いる蒸気を発生する廃熱ボイラ等を含んで構成することができる。熱回収装置10から排出される排ガス11は、バグフィルタなどから構成される集塵装置12に導かれ、排ガス11に含まれる飛灰が捕集される。集塵装置12から排出される排ガス13は、脱塩剤14が添加されてバグフィルタにより構成される脱塩装置15に導かれる。脱塩装置15においては、バグフィルタの濾布面に脱塩剤14の層が形成され、その脱塩剤層を通過する排ガス16中の塩素分及び硫黄分が脱塩剤14と反応して排ガス13から分離される。脱塩装置15を通過した排ガス16は誘引送風機17を介して煙突18から大気中に排出される。
【0016】
次に、本実施形態の特徴部に係る構成を説明する。本実施形態では、燃焼溶融炉5から排出された溶融スラグ8が粉砕されて流動式分別装置6に供給されるようになっている。すなわち、燃焼溶融炉5から排出された溶融スラグ8は、その一部が粉砕機19に導かれるようになっている。粉砕機19は、固形物を砕く公知の装置、例えば、2軸の対面ローラなどを用いて構成され、溶融スラグ8が、例えば、0.5〜1mm程度の粒径になるように調整されている。粉砕機19で粉砕された溶融スラグの粒体20は、貯留ホッパ21に供給されるようになっている。貯留ホッパ21の底部には排出口が設けられ、この排出口にスクリューフィーダ22が取り付けられている。スクリューフィーダ22から排出された溶融スラグの粒体20は、流動式分別装置6の分別槽24内に供給されるようになっている。
【0017】
このように構成することで、燃焼溶融炉5から排出された溶融スラグ8は、粉砕されて粒体20となり流動分別槽57に投入される。これにより、溶融スラグを流動式分別装置6の流動媒体23として利用できる。
【0018】
以上のように、本実施形態によれば、硅砂の代わりに溶融スラグの粒体20を流動媒体23として用いることより、硅砂が原因となる溶融スラグ8の強度の低下を回避することができる。すなわち、流動媒体として用いた溶融スラグの粒体20が、例えば流動により砕けて粉粒体7に同伴されても、粒体20は粉粒体7中の不燃物と同じ割合でCaOとSiO2が含まれているから、燃焼溶融炉5に供給される不燃物の塩基度を変化させることはない。したがって、不燃物の溶融温度が上がることを防止でき、燃焼溶融炉5内における不燃物の溶融不良を防止できる。結果、スラグは全体的に均一に溶けるので、溶融スラグ8の強度低下を防止できる。
【0019】
また、本実施形態では、燃焼溶融炉5で一度溶けた溶融スラグ8を流動媒体に用いるので、これらが粉粒体7に同伴して燃焼溶融炉5に供給されても比較的容易に溶融することができる。また、溶融スラグ8には、例えば鉛などの重金属類が封入されるようになっているが、本実施形態によれば、これらの重金属類をさらに安定して封入することができ、安全性をさらに高めることができる。
【0020】
なお、本発明者の知見によれば、硅砂は、CaOが2%未満、SiO2が98%以上含まれており、溶融スラグ8は、処理する廃棄物の種類に応じて変化するが、一般に、CaOが17〜27%、SiO2が29〜53%の範囲で含まれている。この溶融スラグ8の組成は、塩基度に置きかえると例えば、0.4〜1.0の範囲となる。実際に、これらの溶融スラグの粒体20を流動媒体23として用いて廃棄物処理プラントを運転しても燃焼溶融炉5における不燃物の溶け残りなどの不具合は発生しなかった。
【0021】
また、本実施形態では、分別槽24は散気ヘッダ管方式のものであったが、散気板方式もしくは散気床方式のものでも同様の作用効果を得ることができる。散気板方式の場合、1枚の散気板を分別槽24の底部に傾斜させて取り付け、分別槽24の底部の片側からスクリューフィーダで熱分解残渣を排出するように構成してもよいし、また、2枚の散気板を分別槽24の底部中央で低くなるよう傾斜させて取り付け、分別槽24の底部の中央からスクリューフィーダで熱分解残渣を排出するように構成してもよい。
【0022】
また、粉砕機19により粉砕される溶融スラグgの粒径は、噴出空気に飛ばされない程度に大きく、良好に流動できる程度に小さく形成し、例えば、0.5〜1mm程度に調整するとしたが、この粒径の調整は溶融スラグ8を磨砕することにより行うことができる。
【0023】
また、本実施形態のスクリューフィーダ22は、流動式分別装置6の分別槽24内に供給する溶融スラグの粒体20の供給量を調整することができる。この供給量は、常にある程度の量の溶融スラグ20が槽内に滞留するように、例えば、分別槽内の溶融スラグ20の摩耗具合などから適宜設定するようにする。
【0024】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、流動分別により分別した粉粒体を原料として溶融スラグを生成する場合において、流動媒体として用いた硅砂が原因となる溶融スラグの強度低下を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用してなる廃棄物処理プラントの一実施形態の分別工程を説明する詳細図である。
【符号の説明】
2 熱分解反応器
5 燃焼溶融炉
6 流動式分別装置
19 粉砕機
21 貯留ホッパ
22 スクリューフィーダ
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a waste treatment system.
[0002]
[Prior art]
As an example of a waste treatment system, combustibles in pyrolysis gas and pyrolysis residue generated by pyrolyzing waste, and incombustible particles entrained in the pyrolysis gas by this combustion heat There are some which are effectively used as an aggregate of building materials and paving materials by melting incombustible powders contained in the body and pyrolysis residue into slag.
[0003]
That is, the pyrolysis residue contains combustible materials such as pyrolytic carbon and rubble incombustible materials such as glass, ceramic pieces, and concrete pieces. They are separated and used as fuel in combustion melting. At this time, if the pyrolysis residue is mixed with non-combustible particles produced by pulverization, the non-combustible particles are mixed with combustible particles such as pyrolytic carbon and separated. To make molten slag.
[0004]
As such a thermal decomposition residue separation device, a fluid type separation device has been proposed (see, for example, Patent Document 1). In this apparatus, air is injected into a bed containing cinnabar as a fluid medium to form a fluidized bed, and a pyrolysis residue is supplied to the fluidized bed to form granular carbon and non-combustible materials, relatively large-sized metals, It separates rubble. According to this flow fractionation, the carbon recovery rate is good because the carbon adhering to the metal and rubble can be separated as compared with the case of fractionation with a sieve.
[0005]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 2002-219417 (page 2-3, FIGS. 1 and 6)
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, it has been found that when cinnabar sand is used as a fluid medium, incombustible materials may not be sufficiently melted in the combustion melting furnace. If the incombustible material is not sufficiently melted, the viscosity of the slag in the molten state is increased and the shape of the molten slag is deteriorated, so that sufficient strength as an aggregate cannot be obtained.
[0007]
As a result of examining the cause of the poor melting of the incombustible material, the present inventors have found that the cause is that a part of the cinnabar sand for the fluidized medium is supplied to the combustion melting furnace along with pyrolytic carbon. Got. That is, by supplying silica sand containing SiO2 as a main component to the combustion melting furnace, the ratio of SiO2 in the incombustible material in the combustion melting furnace increases, and the ratio of CaO and SiO2 that serves as one standard for melting the incombustible material is Out of the proper range. This ratio of CaO and SiO2 is called basicity, and the melting temperature of the incombustible material increases as the basicity goes out of the proper range, which causes poor melting. For example, when the basicity is in the range of 0.4 to 1.0, the melting temperature of the incombustible material is 1300 ° C. at the maximum, and it can be melted well by setting the combustion temperature of the combustion melting furnace to 1300 ° C. If the degree is out of this range and the melting temperature rises, poor melting occurs.
[0008]
Then, this invention makes it a subject to improve the intensity | strength fall of the molten slag caused by the dredged sand used as a fluid medium, when producing | generating a molten slag by using the granular material classified by the flow separation as a raw material.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, the present invention is characterized by using molten slag as a fluid medium instead of dredged sand. As a result, even when molten slag is entrained in the granular material during flow separation, the molten slag contains CaO and SiO2 in the same proportion as the incombustible material, so that the basicity of the incombustible material is changed. There is no. Accordingly, since the melting temperature of the incombustible material does not change, poor melting of the incombustible material can be prevented in the combustion melting furnace, so that the decrease in the strength of the molten slag caused by dredged sand can be improved.
[0010]
Specifically, the waste treatment system is configured to pulverize molten slag having a basicity CaO / SiO2 of 0.4 to 1.0 manufactured in a combustion melting furnace and supply the molten slag to a fluid separation tank. Here, the particle size of the molten slag is large enough not to be discharged by the airflow in the flow separation tank, and small enough to flow well in the flow separation tank, and is adjusted to, for example, about 0.5 to 1 mm. It is preferable to do.
[0011]
In this case, solidification, pulverization, and supply of slag are performed using various known devices, for example, slag discharged from a combustion melting furnace is dropped into a water tank filled with water, cooled and solidified, The molten slag in the water tank can be conveyed to the flow separation tank by a conveyor, and the molten slag can be crushed by a biaxial facing roller or the like in the middle. Here, for example, a storage tank such as a hopper in which the molten slag is stored and a supply unit such as a valve and a screw feeder are preferably provided. Thereby, for example, the amount of molten slag supplied into the separation tank can be adjusted. This supply amount is appropriately set so that, for example, a certain amount of molten slag stays in the separation tank, for example, from the degree of wear due to wear of the molten slag in the separation tank. Moreover, the molten slag manufactured with the waste processing system of another system | strain can also be used as a fluid medium.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 shows an overall configuration diagram of an embodiment of a waste treatment system according to the present invention. As shown in the figure, the waste 1 is pulverized to an appropriate size and charged into the pyrolysis reactor 2. The pyrolysis reactor 2 is formed by using, for example, a horizontal rotating drum, and heats the waste material 1 fed from one end to the other end while heating and pyrolyzing it in a low oxygen atmosphere, and heat from the other end. The cracked gas 3 and the pyrolysis residue 4 are discharged. The pyrolysis gas 3 is supplied to the combustion melting furnace 5 and burned. The pyrolysis residue 4 includes combustible materials such as carbon generated by pyrolysis and non-combustible materials such as metal pieces, glass, ceramics, and concrete pieces contained in the waste 1. Among these, pyrolytic carbon can recover heat by being burned. Therefore, it is preferable that the pyrolytic carbon is separated from other pyrolysis residues and burned in the melting combustion furnace 5. Therefore, the pyrolysis residue 4 is guided to a fluid type separation device 6 so as to be separated into pyrolytic carbon and other non-combustible materials.
[0013]
That is, the fluid type separation device 6 includes a separation tank 24 in which the fluid medium 23 stays. A diffuser header pipe 25 is inserted and disposed in the lower part of the separation tank 24, and external air is supplied to the diffuser header pipe 25 by, for example, a forced blower. With this configuration, the fluid medium in the separation tank 24 is fluidized by the air ejected from the diffuser header pipe 25. At this time, the powder 7 in the pyrolysis residue charged into the fluidized bed is blown off into the upper space of the separation tank 25 by the air ejected from the diffuser header pipe 25. In addition, the powder body 7 adhering to relatively coarse-grained metals in the pyrolysis residue is scraped off by the fluid medium 23 and blown off into the upper space of the separation tank 24. In addition to pyrolytic carbon, these granular materials 7 include incombustible granular materials. The granular material 7 containing pyrolytic carbon is supplied to the combustion melting furnace 5 from the upper part of the separation layer 24. It has come to be.
[0014]
On the other hand, a screw feeder 26 is installed at the bottom of the separation tank 24, and the relatively coarse pyrolysis residue that has not been blown away by the air ejected from the diffuser header pipe 25 is below the fluidized bed in the separation tank 24. And is discharged from the separation tank 24 by the screw feeder 26, and non-combustible materials such as metals such as iron and aluminum are further separated and collected as valuable materials.
[0015]
In the combustion melting furnace 5, the pyrolysis gas 3 and the pyrolysis carbon of the granular material 7 are subjected to combustion treatment. With this combustion heat, the incombustible particulates entrained in the pyrolysis gas 3 are melted, fall along the furnace wall from the bottom of the furnace into, for example, a water tank, and are discharged as molten slag 8. The combustion exhaust gas 9 from the combustion melting furnace 5 is guided to the heat recovery device 10 and recovered. The heat recovery device 9 includes, for example, a heat exchanger that heats a gas (for example, air) used as a heat decomposition heat source of the heat decomposition reactor 2, a waste heat boiler that generates steam used for power generation, and the like. can do. The exhaust gas 11 discharged from the heat recovery device 10 is guided to a dust collector 12 including a bag filter and the fly ash contained in the exhaust gas 11 is collected. The exhaust gas 13 discharged from the dust collector 12 is guided to a desalinator 15 to which a desalting agent 14 is added and configured by a bag filter. In the desalting apparatus 15, a layer of the desalting agent 14 is formed on the filter cloth surface of the bag filter, and the chlorine and sulfur components in the exhaust gas 16 passing through the desalting agent layer react with the desalting agent 14. Separated from the exhaust gas 13. The exhaust gas 16 that has passed through the desalinator 15 is discharged into the atmosphere from the chimney 18 via the induction blower 17.
[0016]
Next, the structure which concerns on the characteristic part of this embodiment is demonstrated. In the present embodiment, the molten slag 8 discharged from the combustion melting furnace 5 is crushed and supplied to the fluid separation device 6. That is, a part of the molten slag 8 discharged from the combustion melting furnace 5 is guided to the pulverizer 19. The pulverizer 19 is configured by using a known device for pulverizing solids, for example, a biaxial facing roller, and the molten slag 8 is adjusted to have a particle diameter of, for example, about 0.5 to 1 mm. Yes. The molten slag particles 20 pulverized by the pulverizer 19 are supplied to a storage hopper 21. A discharge port is provided at the bottom of the storage hopper 21, and a screw feeder 22 is attached to the discharge port. The molten slag particles 20 discharged from the screw feeder 22 are supplied into the separation tank 24 of the fluid type separation device 6.
[0017]
By comprising in this way, the molten slag 8 discharged | emitted from the combustion melting furnace 5 is grind | pulverized, becomes the granule 20, and is thrown into the flow separation tank 57. FIG. Accordingly, the molten slag can be used as the fluid medium 23 of the fluid type separation device 6.
[0018]
As described above, according to the present embodiment, since the molten slag particles 20 are used as the fluid medium 23 instead of the cinnabar, a decrease in the strength of the molten slag 8 caused by the cinnabar can be avoided. That is, even if the molten slag particles 20 used as the fluid medium are crushed by the flow and are accompanied by the particles 7, the particles 20 are composed of CaO and SiO2 at the same ratio as the incombustibles in the particles 7. Since it is contained, the basicity of the incombustible material supplied to the combustion melting furnace 5 is not changed. Therefore, it is possible to prevent the melting temperature of the incombustible material from rising and to prevent the incombustible material from being poorly melted in the combustion melting furnace 5. As a result, since the slag melts uniformly as a whole, it is possible to prevent a decrease in strength of the molten slag 8.
[0019]
Moreover, in this embodiment, since the molten slag 8 once melted in the combustion melting furnace 5 is used as the fluid medium, even if these are accompanied by the powder 7 and supplied to the combustion melting furnace 5, they are relatively easily melted. be able to. In addition, heavy metals such as lead are enclosed in the molten slag 8, for example, but according to the present embodiment, these heavy metals can be more stably sealed, and safety is improved. It can be further increased.
[0020]
According to the inventor's knowledge, the sand contains less than 2% CaO and 98% or more of SiO2, and the molten slag 8 varies depending on the type of waste to be treated. CaO is contained in a range of 17 to 27% and SiO2 in a range of 29 to 53%. The composition of the molten slag 8 is, for example, in the range of 0.4 to 1.0 when the basicity is replaced. Actually, even when the waste treatment plant was operated using these molten slag granules 20 as the fluidized medium 23, problems such as undissolved unburned matter in the combustion melting furnace 5 did not occur.
[0021]
Moreover, in this embodiment, although the separation tank 24 was a diffused header pipe type, the same effect can be obtained even if it is a diffused plate type or diffused floor type. In the case of the diffuser plate method, a single diffuser plate may be inclined and attached to the bottom of the separation tank 24, and the pyrolysis residue may be discharged from one side of the bottom of the separation tank 24 with a screw feeder. Alternatively, two diffuser plates may be attached so as to be lowered at the bottom center of the separation tank 24, and the pyrolysis residue may be discharged from the center of the bottom part of the separation tank 24 with a screw feeder.
[0022]
In addition, the particle size of the molten slag g pulverized by the pulverizer 19 is large enough not to be blown by the blown air and small enough to flow well, for example, adjusted to about 0.5 to 1 mm. The adjustment of the particle size can be performed by grinding the molten slag 8.
[0023]
Moreover, the screw feeder 22 of this embodiment can adjust the supply amount of the granular material 20 of the molten slag supplied into the separation tank 24 of the fluid type separation apparatus 6. This supply amount is appropriately set based on, for example, the degree of wear of the molten slag 20 in the separation tank so that a certain amount of the molten slag 20 always stays in the tank.
[0024]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, in the case where molten slag is generated using the granular material separated by flow separation as a raw material, the strength reduction of molten slag caused by dredged sand used as a fluid medium is improved. Can do.
[Brief description of the drawings]
BRIEF DESCRIPTION OF DRAWINGS FIG. 1 is a detailed diagram for explaining a separation process of an embodiment of a waste treatment plant to which the present invention is applied.
[Explanation of symbols]
2 Pyrolysis reactor 5 Combustion melting furnace 6 Fluid type separation device 19 Pulverizer 21 Storage hopper 22 Screw feeder

Claims (3)

廃棄物を加熱して熱分解ガスと熱分解残渣に分解する熱分解反応器と、槽内の流動媒体を気流により流動させて前記熱分解残渣中の可燃性及び不燃性の粉粒体を分別する流動分別槽と、前記熱分解ガスと前記流動分別槽から排出される粉粒体とを燃焼させて前記不燃性の粉粒体を溶融してスラグ化する燃焼溶融炉とを備えた廃棄物処理システムにおいて、
前記燃焼溶融炉から排出される塩基度CaO/SiO2が0.4〜1.0の前記スラグを粉砕し、前記流動媒体として用いることを特徴とする廃棄物処理システム。
A pyrolysis reactor that heats waste to decompose it into pyrolysis gas and pyrolysis residue, and separates flammable and non-flammable particles in the pyrolysis residue by flowing the fluid medium in the tank with air flow Waste comprising: a fluidized separation tank that burns the pyrolysis gas and the powder discharged from the fluidized separation tank to melt the incombustible powder and slag it In the processing system,
A waste treatment system, wherein the slag having a basicity CaO / SiO2 of 0.4 to 1.0 discharged from the combustion melting furnace is pulverized and used as the fluid medium.
廃棄物を加熱して熱分解ガスと熱分解残渣に分解する熱分解反応器と、槽内の流動媒体を気流により流動させて前記熱分解残渣中の可燃性及び不燃性の粉粒体を分別する流動分別槽と、前記熱分解ガスと前記流動分別槽から排出される粉粒体とを燃焼させて前記不燃性の粉粒体を溶融してスラグ化する燃焼溶融炉とを備えた廃棄物処理システムにおいて、
別系統の廃棄物処理システムで製造された塩基度CaO/SiO2が0.4〜1.0のスラグを粉砕し、前記流動媒体として用いることを特徴とする廃棄物処理システム。
A pyrolysis reactor that heats waste to decompose it into pyrolysis gas and pyrolysis residue, and separates flammable and non-flammable particles in the pyrolysis residue by flowing the fluid medium in the tank with air flow Waste comprising: a fluidized separation tank that burns the pyrolysis gas and the powder discharged from the fluidized separation tank to melt the incombustible powder and slag it In the processing system,
A waste treatment system characterized in that slag having a basicity CaO / SiO2 of 0.4 to 1.0 produced by a separate waste treatment system is pulverized and used as the fluid medium.
前記溶融スラグを貯留する貯留槽と、該貯留槽内の前記溶融スラグを前記流動分別槽内に供給する供給手段とを備えてなることを特徴とする請求項1または2に記載の廃棄物処理システム。The waste treatment according to claim 1 or 2, further comprising: a storage tank for storing the molten slag; and a supply unit that supplies the molten slag in the storage tank to the flow separation tank. system.
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