JP3927841B2 - 自動給水式の墓用花立 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動給水式の墓用花立に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば図4に示すような墓用花立1は広く採用されている。この花立1は、横断面4角形の石柱2の上端面を被いかつ鍔部3と4隅の爪4により石柱2に対し回止めされた着脱自在のカバー5と、このカバー5の中央の孔6に嵌合する花立部7を有しかつカバー5上に着脱自在に支持された花立本体8とを備えており、カバー5と花立本体8はステンレスまたは銅で形成されている。10は供花、11は水、12は石柱2に予め設けてある上開きカップ形の中空部である。以前は中空部12に供花10を差し込むと共にその中に水を入れていたが、水の腐食、ぼうふらの発生、冬季の凍結による石柱2の破損、汚水除去などの清掃が困難・・・などの問題を解決し得る図4の墓用花立1が広く採用されてきたのである。
【0003】
しかし、図4の墓用花立1によると、風により供花10が回動して体裁がわるくなる恐れがあり、また、短期間の内に水11の減少により供花10が枯れる恐れがあった。
【0004】
風による供花の回動を防止する対策としては、実開平5−22777号「葬祭用花立ての付属具」が既に提案されており、そのものは、花立の横に起立した花の回転防止体を設け、この回転防止体の下端部を花立を囲む重量包囲体に固定したり、花立の上端部にクリップで固定したり、墓石上の支持基体に固定している。回転防止体としては、直立した棒の上端に円形部を設けたり、棒の下端近傍から縦長矩形状やハート形のループを起立させたり、逆3角形板を起立させたりしている。
しかし、それらの構造によると、回転防止体自体の回転防止構造がひ弱であるため、充分な回転防止機能の発揮を期待することは困難である。しかも、花立の清掃は困難であり、かつ花立の水の減少により花が枯れる恐れは残されている。
【0005】
墓用花立に対する自動給水装置としては、実開昭57−50273号「墓の花立て自動給水器」、実開昭62−120663号「墓所の花立における自動給水装置」が既に提案されており、それらのものは、墓石前部中央の、一般に供物台とされるべき部分に大きい水タンク(上端の給水口がねじ蓋で密封されている)を配置し、その水タンクの左右側面または前面左右の底部から側方に延びる給水管を下方へ湾曲させて左右の石柱形花立内の上端部に開放している。
ところが、これらの構造によると、墓正面の供物台が大きな水タンクで占領され、供物の置き場所がなくなる。しかも、体裁が悪くなるばかりでなく、花立への花の差し込み時に給水管が邪魔になり、給水管の位置の変動により所望の水位を保持することが困難である。また、花立の清掃は依然として困難である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、風による供花の回動を確実に防止すると共に、花の差し込みに支障を与えることなく、また供物台のスペースに影響を与えることなく、自動給水を可能にするコンパクトな墓用花立を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、上開き中空部を有する石柱の上記中空部内に保持される花立部を有する花立本体と、上記石柱に対し回止めされかつ上記花立本体の上方で花立本体の中心側へ偏倚して起立する花回動防止部と、上記偏倚により生ずる花回動防止部背後の空間に着脱自在に配置され花立本体内へ向かうノズルのみが外部へ開放した給水タンクとから成ることを特徴とする、自動給水式の墓用花立である。
【0008】
請求項2の発明は、花回動防止部を平板状に形成すると共に、その前面に供花の模様を設けた、請求項1に記載の自動給水式の墓用花立である。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明による墓用花立15の一例(3ピース式)を示す側面図で、図4中の符号と同一符号は対応部分である。石柱2の上端面上に載置されているカバー5の上壁部16は、花立部7の外径より前後方向(図1の左右方向)に長い長孔17を備え、上壁部16の右端から垂直な壁部18が一体に起立し、壁部18の上端からは花立本体8の上端縁部19を迂回するように、水平な壁部20と垂直な壁部21と水平な棚部22が一体に延び、この棚部22は壁部18よりも花立本体8の中心線C側前方へ張り出し(偏倚し)、そこから垂直な花回動防止部23が一体かつ上方に延びている。上記の偏倚は、花立部7に差し込んだ供花10の上部に、その背後から花回動防止部23が当接して、供花10に風が当たった場合にも、供花10の差込み当初の好ましい姿勢が長期間保持できるように(供花10が回動しないように)するためと、後述する給水タンク25による全体のバランスの崩れを少なくする上でも機能しており、花回動防止部23が供花10に対して常時当接するように花立本体8の中心線C側へ寄せることを意味している。
【0010】
上記の偏倚により花回動防止部23の背後(図1の右側)にできた空間に給水タンク25が配置されている。図示の給水タンク25は樹脂のブロー成型品の本体の底壁に設けた給水口26に同じく樹脂製のノズル27が液密状に螺合し、このノズル27は棚部22に明けた孔28を貫通して花立本体8の上端よりやや下側に下向きに開口している。また、図示の給水タンク25の底壁は棚部22上に当接支持されている。棚部22上における給水タンク25の安定を向上させるために、壁部21にタンク25を保持し得るステー29を設けることは好ましい。また、花回動防止部23の背面に、例えば2個(紙面の表側と裏側)のステー30を設け、これらのステー30により給水タンク25を保持するようにしてもよい。その場合は、ノズル27が27aのように長く形成される。
【0011】
図1のII矢視前面を示す図2において、花回動防止部23には、蓮の花32、葉33、つぼみ34のような、供花としてふさわしいカラーの模様が付されている。
【0012】
図1の墓用花立15を石柱2に装着する際には、例えば予め石柱2にカバー5(給水タンク25を載せていないもの)を被せておき、長孔17を利用して花立本体8を上方が図1の左方となるように傾斜させた状態で花立部7を長孔17に嵌めて上端縁部19を図1のように棚部22の下側に収容させる。その後水11を入れ、満水状態の給水タンク25を図1の姿勢まで逆転させて棚部22上に置き、ノズル27を孔28から下方へ突出させる。花立部7を利用して供花10を差し込み、供花10を花回動防止部23に押し当てて好ましい姿勢に整える。この好ましい姿勢は、風が吹いても花回動防止部23が供花10を保持しているために長期間保持される。
【0013】
水11が花に吸われて水面がノズル27の下端面より低下すると、ノズル27を通して空気が給水タンク25内に入り、給水タンク25内の水が流下し、その動作は水11がノズル27の下端面を塞ぐまで継続し、このようにして水11のレベルは常時一定に保持される。
【0014】
図3の33は本発明による2ピース式の実施例(墓用花立)を示しており、石柱2に鍔部3で嵌合するカバー5が花立本体8と一体化しており、花立本体8の上面後側にはステー部29aを有する棚部22が固着されている。この構造によると、花回動防止部23はカバー5を一体に有する花立本体8を介して石柱2に対して回止めされているので、部品点数が減り、カバー5、花立本体8、花回動防止部23を樹脂で一体成型してコストダウンと軽量化を図ることも可能となる。更に、図3に実線で示す墓用花立33からカバー5を廃止して、花立本体8に中空部12の内面に嵌合して花立本体8の回動を阻止するための多数の縦方向スリット付きの弾性噛合体34(自由状態は34a)を一体に設けることもできる。その場合は、石柱2の水平断面を円形、多角形、その他の形状ともし得る。図示の花立本体8の代わりに、花立部7の上端から上方へ行くに連れて拡開する8aのような単純な形状のものも採用可能である。
【0015】
なお、花回動防止部23として、図2に示した平板状のものの外縁に滑らかな凹凸部37を設けると、外観向上の面から好ましい。また、平板状の花回動防止部23の代わりに、網目38または多数の小孔を有する板状体を採用すると、花32などの模様の鮮明さは多少低下するが、軽量化が図れると共に、風による影響を減して花立の傾斜防止効果を高め得る利点が生ずる。更に、逆U形のワイヤー39を多数起立させて板状の花回動防止部を形成することも可能である。その場合も、軽量化と風による影響低減効果を期待することができる。花回動防止部23の前面に前方へ向かう多数の突起または突条(共に図示せず)を設けると、供花背面に対する保持機能が増大し、供花に対する回動防止効果が向上する。花回動防止部23は図1、図3のような平板状の他に、供花へ向かい凹状であってもよく、また、供花の背面形状に沿わせるべく上方へ行くに連れて後退するように傾斜していてもよい。その場合も、花回動防止効果が増し、給水タンクの形状を花回動防止部背後の空間に合わせて変えることにより給水タンクの容量を増しかつバランスの崩れを回避することも容易になる。墓石本体の左右前部に花立用の中空部12を形成しているものにおいては、その中空部の形成されている墓石本体部分が本発明の石柱に対応する部材である。また、本発明を適用する場合の石柱2の中空部12は有底である必要はない。更に、本発明による墓用花立は、全体または一部を樹脂化して、軽量化とコストダウンを図ることができる。給水タンク25の前面に吸盤(図示せず)を装着し、この吸盤により給水タンクを花回動防止部23に固着させることも可能である。
【0016】
【発明の効果】
請求項1の発明によると、花回動防止部23が花立本体8の中心側へ偏倚して設けられていることにより花回動防止部23の背後に生ずる空間を利用して、そこに給水タンク25を配置したので、給水タンク25の容量をかなり大きくしても花立全体のバランスを保持しやすく、しかも給水タンク25が供花10で隠れるようして好ましい体裁を保つことができ、上記偏倚と石柱2に対する回り止めにより花回動防止部23による花回動防止効果を長期間確保し得る利点が生ずる。風による供花の回動を確実に防止できると共に、花の差し込みに支障を与えることなく、また供物台のスペースに影響を与えることなく、自動給水を可能にするコンパクトな墓用花立を得ることができる
【0017】
請求項2の発明によると、供花10が無い場合にも、あたかも供花があるような雰囲気を作ることができ、墓が寂しくなることを可及的に防止し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による墓用花立の側面図である。
【図2】 図1のII矢視正面部分図である。
【図3】 別の実施例を示す側面図である。
【図4】 従来公知の花立の側面図である。
【符号の説明】
2 石柱
7 花立部
8 花立本体
15 墓用花立
23 花回動防止部
25 給水タンク
27 ノズル
32 花(供花の模様)
33 葉(供花の模様)
C 中心線

Claims (2)

  1. 上開き中空部を有する石柱の上記中空部内に供花を起立状態に保つために供花の下部を保持する有底筒状の花立部を有する花立本体と、上記石柱に対し回止めされかつ上記花立本体の上方で花立本体の垂直中心側へ偏倚し上記花立本体から上方へ起立して供花が上記垂直中心線周りに回ることを防止する花回動防止部と、上記偏倚により生ずる花回動防止部背後の空間に着脱自在に配置され花立本体の上端よりやや下側に下向きに開口しているノズルのみが外部へ開放した給水タンクとから成ることを特徴とする、自動給水式の墓用花立。
  2. 花回動防止部を平板状に形成すると共に、その前面に供花の模様を設けた、請求項1に記載の自動給水式の墓用花立。
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